野崎「ついに俺もスマホデビューした」佐倉「えっ!?」 (16)

御子柴「おっ、それ最新のやつじゃねーか」

佐倉「うわー!! 凄い!! カッコイイ!!」

御子柴(二つの意味で言ってんだろうな)

御子柴「どうしたんだよ急に。 ガラケーで充分じゃなかったのかよ?」

野崎「いや、実は最近、剣さんがスマホに変えたんだ」

野崎「そこで俺もスマホにすれば……スマホの話についていけると思ってな。 やはりこういうのは実際に持ってないと分からないだろうから」

佐倉「野崎くんもとうとうスマホかぁ……」

野崎「そうすれば剣さんも……」





野崎『やっぱ時代はスマホですよね剣さん!!』

宮前『そうっすね、所でこの間のマミコの……』





野崎「会話が弾む!!」

御子柴「お前の脳内の会話、全然弾んでねえぞ」

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佐倉「野崎くんがスマホかぁ……」

佐倉「そういえば私の周りもスマホばかりだなぁ……」

瀬尾「どしたの千代」

佐倉「あっ!! そういえば結月はガラケーだったね!!」

瀬尾「私? うん、ガラケー」

佐倉「結月はさ、スマホに変えたいとか思ったことある?」

瀬尾「いや、ねーよ。 だって……」








瀬尾「ガラケーチョップ!!」

若松「いてっ!!」

瀬尾「こっちの方が威力あるから」

佐倉「威力はあるけどそうやって使う必要はないよね」

数日後

佐倉「私もスマホ買っちゃったーー!!」

御子柴「お前もか!?」

佐倉「うん!! 野崎くんがスマホ買ったのを見て居ても立っても居られなくて!!」










野崎「そうか、佐倉もスマホにしたのか」

佐倉「うん!!」

野崎「しかし……まだ使い始めたばかりか、なかなか慣れないな」

佐倉「わ、私も……」

御子柴「へっ……しょうがねぇな。 これだから素人は」

御子柴「俺がちゃんと教えてやるよ……俺がお前らの説明書になってやるぜ☆」

佐倉「えっと……これがフリックだっけ?」

野崎「そうそう」

御子柴「///」

御子柴「そうだお前ら、LINE始めろよ」

野崎「LINE?」

御子柴「おい、LINEも知らねえのか?」

佐倉「この間みこりんが言ってたメールみたいなやつだよ!!」

野崎「ああ、あれか」

御子柴「……なんでLINEって言うか知ってるか?」

佐倉「なんで?」

御子柴「人と人を繋ぐからだ……ま、こんなんなくても俺は全世界の子羊ちゃん達と繋がってるけどな☆」

佐倉「ダウンロードできた!!」

野崎「俺もできたぞ」

御子柴「///」

佐倉「えっと……どうやって友達を追加すればいいんだろう」

御子柴「片方がQRコードを出してもう片方が読み取ればいいんだよ」

佐倉「じゃあ私がQRコードを出す!! 野崎くんは読み取って!!」

野崎「ああ」






佐倉「はいどうぞ!」サッ

野崎「ありがとう」

御子柴(……あれ、この光景、既視感があるな)












佐倉『ファンです!!』サッ

野崎『分かった分かった』








御子柴(あ、これか)

『夢野咲子+アシスタント(3)』

野崎「よし、グループの作り方も覚えた」

佐倉「凄いよ野崎くん!!」

野崎「これからはアシスタントに関する連絡はこのグループで言うことにしよう」

佐倉「うん!!」

御子柴「試しに送ってみるか」




御子柴『おっす』





佐倉「あ!! みこりんから来た!!」





野崎『テスト』





佐倉「野崎くんも来た!!」








御子柴『こんな感じだ。 この会話はグループに入れてるやつにしか見えねえ』

野崎『なるほど、つまり俺と佐倉と御子柴にしか見えないというわけか』

佐倉『LINEって凄いんだね!!』

野崎『そうだ、この間の原稿の話なんだが』

御子柴『なんだよ?』

野崎『やっぱり剣さんに総ボツ食らった』

佐倉『やっぱり……』

御子柴『そりゃそうだろ、あれじゃあな』

野崎『そうだな……所で明日は二人とも空いてるか?』








佐倉「……普通に話さない?」

その後、家

佐倉「LINE楽しかったなぁ~……」





野崎『今度の展開のネームなんだが見てくれるか?』




佐倉「!!」

佐倉(野崎くんからLINE……しかも私個人!!?)

佐倉(なんで個人なの!? なんであのグループじゃないの!?)

佐倉(これって……もしかして……)

野崎『あ、』

野崎『すまん、グループに送るつもりが佐倉個人に送ってた』

佐倉「」

『若松博隆さんがグループに参加しました』

若松『こんにちは!!』

若松『俺もグループに入りました!!』

若松『よろしくお願いします!!!』

佐倉『あ、若松くん!!』

佐倉『よろしくね!!』

野崎『よろしく』

御子柴『よろしくな』









その後

野崎『明日は若松と御子柴の二人体勢でいくのでよろしく』

御子柴『おう』

佐倉『了解です!!』












野崎(……ん? 全員既読がついてるが若松から返事が来ないな……)














若松「zzz……」

野崎「今日のアシスタントは昨日LINEした通りで頼む」

佐倉「うん!!」









佐倉「……」

御子柴「どうしたんだよ、そんな顔して」

佐倉「LINEで色々話しちゃうから……野崎くんとの会話が減ったなぁって」

御子柴「ああなるほどな、会話が減って悲しいわけだ」

佐倉「会話を手短に済ませる野崎くんかっこいいなぁ」

御子柴「……すげえなお前」

佐倉「あ! ガラケーの充電が切れる!!」

御子柴「あれ、お前二台持ちだったのか?」

佐倉「う、うん。 こっちはね、前使ってたやつで写真保存用なの」

御子柴「へぇ、カメラ代わりかよ」

佐倉「うん!!」

佐倉「これが食事してる時の野崎くんで、これが男子更衣室の時ので……」

御子柴「盗撮用じゃねぇかよ!!」

終わり

Q.千代ちゃんは原作だとガラケーでアニメだとスマホなのは何故?

A.実は二台持ち

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