野崎「セイバー、ここベタして」 (712)
野崎くん×fate/sn
※fate側は設定無視、キャラ少ない、キャラ崩壊などの要素があります。それでもいい方はどうぞ
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野崎「原稿が早く終わった」
野崎「だが佐倉は部活、御子柴は女子と一緒に帰ってしまった」
野崎「…一人でネタ探しでもするか」
ふと思いついたレスのやつか
期待
野崎(…そういえばこっちの道は通ったことないな、何かネタが見つかるかもしれない)
しばらく歩いて…
野崎(お、こんな所に公園なんてあったのか)
野崎(…ん?砂場に何かあるな…)
野崎(…子どもの落書きか?魔法陣がある)
野崎(だがよく見たら一本足りない、付け足そう。俺は中途半端は嫌いなんだ)
ピカッ
野崎「!?」
ゴオオオオオオォ…
セイバー「…問おう、貴方が私のマスターか」
野崎「」
野崎(魔法陣の線が一本足りないから付け足した)
野崎(そしたら煙が出てきた)
野崎(煙からは鎧をつけた女の人がマスターか聞いてきた…)
野崎(…ということは…)
野崎「新種の出張型メイド喫茶か!?」
セイバー「違います」
セイバー「私はセイバーのクラスで召喚されました、セイバーとお呼びください」
野崎「は、はぁ…」
野崎(彼女も好きで言ってるわけじゃないのに…大変だな)
セイバー「一緒に聖杯を勝ち獲りましょう、マスター」
野崎「せ、聖杯?」
セイバー「何でも願いが叶います」
野崎「何でも!?」
セイバー「はい」
野崎「じゃ、じゃあ今以上に漫画が上手くなりたいというのは!?」
セイバー「可能です」
野崎(…いや、待て!そういうのは実力で叶えるものだろ!だったら…剣さんと今以上に仲良くなりたいとか!?いや、それも己のコミュニケーション能力を上げればいいこと!…だったら)
野崎「…俺の願いは…」
セイバー「…はい」
野崎「前野さんをクビにしたい!」
セイバー「よっぽど嫌いなんですね、その人のこと」
セイバー「ではこれからどうしますか、マスター」
野崎「とりあえず家に帰ろう、いつの間にか日が暮れてた」
セイバー「わかりました、ではご一緒します」
野崎「ついてくるのか!?」
セイバー「はい」
野崎(…まぁ家の前までだろう、さすがに中には…)
野崎「ただいま」
セイバー「お邪魔します」
野崎「お邪魔するのかよ!」
漫画の参考に持ち帰った演劇部の剣がマジモンのエクスカリバーだったんですねわかります
野崎「あの…いい加減にしないと警察呼びますよ?」
セイバー「け、警察!?」
野崎「いやだったら今すぐ出て行ってください」
セイバー「…私が捕まればあなたのクビにしたいという願いは叶えられませんよ?」
野崎「……………………………………」
セイバー「……」
野崎「今日はウチに泊まれ!」
セイバー「ありがとうございます!」
セイバー「そういえばマスターの名前を聞いてませんでしたね」
野崎(彼女はメイドだ。俺も対抗して…)
野崎「野崎梅太郎、梅子って呼んでね」
セイバー「改めてよろしくお願いします、ウメタロウ」
野崎「スルーされた…」
パラスちゃんが2人の中を勘違いして勝手に慌てる光景が目に浮かぶwww
野崎「所でどうやったら聖杯が手に入るんだ?」
セイバー「聖杯戦争に勝てば貰えます。私達を含む7つの陣営で争います」
野崎「戦争…」
野崎「みんな!ペンは持ったか!」
アシスタント「おーーーーー!」
野崎「佐倉はベタで目眩ましだ!」
千代「はい!」
野崎「御子柴と若松はバラとトーンで牽制してくれ!」
御子柴「おう!」
若松「はい!」
野崎「堀先輩は背景を投げてください!」
堀「よーし…ってできるか!」
野崎「こんな感じか」
セイバー「違います」
セイバー「さて、まずはどの陣営から崩しますか、ウメタロウ」
野崎「待て、ここは漁夫の利作戦というのはどうだ?」
セイバー「漁夫の利?」
野崎「ほかの陣営が争ってあと一人になった時に倒すんだ、無駄な戦争をしなくて済む」
セイバー「成る程…しかし誰かが私達に攻めてきたら?」
野崎「安心しろ、ちゃんと対策は練っている」
セイバー「どのような対策を?」
野崎「家の前に聖杯戦争参加者立ち入り禁止の貼り紙を貼ればいい」
セイバー「物凄く怪しいんですけど」
野崎「そうだ、メイドならこれぐらいやってもらわないとな」
セイバー「…なんですか?」
野崎「セイバー、ここベタして」
セイバー「ベタ?」
野崎「マークの部分を塗るんだ」
セイバー「わかりました」
しばらくして…
セイバー「…できました!」←例のポーズ
野崎「既視感のあるポーズだな…って上手いじゃないかセイバー!」
セイバー「これぐらい朝飯前です、ほかに仕事はありませんか?」
野崎「じゃ、じゃあここに花を描いてくれ!」
セイバー「わかりました」
セイバー「できました!」
野崎「凄い!じゃあ今度はトーンを!」
セイバー「わかりました!」
セイバー「できました!」
野崎「背景を!」
セイバー「できました!」
野崎(アシスタント、彼女一人でいいんじゃないか?)
セイバー「仕事をしたらお腹がすきました」
野崎「ああ、折角やってもらったんだ。飯は俺が作る」
セイバー「ありがとうございます」
野崎「お代わりいるか?」
野崎「おつまみもあるぞ?」
野崎「飲み物は何がいい?」
セイバー(女子力高ぇ…)
佐倉家・千代の部屋
千代(今度の美術部の課題、魔法陣なんだよねー…)
千代(よし!練習でもしますか!)
カキカキカキカキ…
千代(うーん…こんな感じかな?)
ピカッ
千代「!?」
ゴオオオオオオォ…
アーチャー「あんたが俺のマスターか?」
千代「の、ののの、のののののの…」
アーチャー「…」
千代「野崎くん!?」
アーチャー(野崎)「何故俺の真名がばれた!?」
ふぁっ!?
千代「何で野崎くんがここにいるの!?何でそんな肌黒いの!?何で髪染めたの!?何でそんなコスチュームしてるの!?何でそんな武器もってるの!?」
アーチャー「お、落ち着いてくれマスター…ん?」
アーチャー(あのリボン…まさか)
アーチャー「…そのリボン、もしかして佐倉か!?」
千代「リボンで認識したの!?」
ノザキ「さらばだ、(人気がいつか下がる事を知らぬ)理想を抱いて溺死しろ」
野崎「誰かに(将来人気順位を抜かれ)負けるのはいい。けど、自分には負けられない!」
ここまで脳内再生してしまった…
>>26
さっきから喧しい
>>27
すまん、ROMってる
アーチャー「残念な事に佐倉は聖杯戦争に参加する事になった」
千代「うんうん(点目)」
アーチャー「聖杯戦争は下手をすれば命を落としかねない」
千代「うんうん(点目)」
アーチャー「しかし、聖杯戦争に勝てば何でも願いが叶う」
千代「うんうん(点目)」
アーチャー「…佐倉、話聞いてるか?」
千代「えー、何がー?(点目)」
アーチャー(余程この事実がショックなんだろう…)
千代(野崎くんかっこいいなー…)
千代「夢野先生、この漫画覚えてますか?」
アーチャー「おお、『恋しよっ』か、懐かしいな。あの時を思い出すと今でも漫画を描きたくなる…」スチャ
千代「野崎くん!矢をペン代わりに持つのはやめて!」
アーチャー「す、すまん」
千代「…所で野崎くんは何でこんな格好になったの?まさか日本で戦争が…」
アーチャー「実は…うっ!あの時を思い出すとトラウマが…」
千代「ご、ごめん!無理に言わなくていいよ!」
アーチャー「そうか…だがこれだけは言わせてくれ」
千代「何?」
アーチャー「全部前野さんのせいだ」
千代「前野さんヤベェ…」
アーチャー「所で佐倉は聖杯に何をお願いするんだ?」
千代「な、何でも願いが叶うんだよね?じゃあ、付き…」
千代(ってちょっと待って!そういうのは自分の力でやるものじゃん!それにここで付き合いたいって言ったら野崎くんに告白しているようなもんじゃん!)
千代「の…野崎くんのサインが欲しいです!」
アーチャー「それ、今すぐかなえられそうなんだが」
アーチャー「さて、今日はもう遅いし寝るか」
千代「ね、寝る!?」
千代(私が!?野崎くんと二人で!?この部屋で!?)
アーチャー(佐倉、今夜は二人きりだな)
千代(の、野崎くん、近いよ…)
アーチャー(俺たちは聖杯戦争が終わるまでの中だろ?だったらこれぐらいいいじゃないか)
千代(野崎くん…)
千代「」バタッ
アーチャー「よっぽど疲れたのか、ベッドにも入らないで寝てしまった」
次の日
アーチャー「佐倉、何処に行くんだ?」
千代「これから野崎くん家に行くんだ!良かったらアーチャーさんもくる?」
アーチャー「俺の家か、よし行ってみよう」
野崎「セイバー、今日は佐倉と御子柴がくるがいいか?」
セイバー「サクラとミコシバ?」
野崎「俺の友達でもあり、アシスタント仲間でもある」
セイバー「構いませんよ」
千代「野崎くん、こんにちはー」
野崎「おお、佐倉か」
アーチャー「いやー、懐かしいなー」
野崎「お前誰だよ」
野崎「セイバー、彼女が佐倉だ。後ろの人は知らんが…」
セイバー「こんにちは」
千代「!?の、野崎くん、この人は…?」
野崎「ああ、この人は…」
セイバー「メイドです」
千代「」バタッ
野崎「さ、佐倉!?……おいっセイバー!」
セイバー「す、すいません。自分がサーヴァントだということを忘れてました」
アーチャー「いやー、いい湯だなー」
野崎「あんたは何普通に人ん家の風呂にはいってんだ!」
野崎「…という設定なんだ」
千代「へ?設定なの?」
野崎「違うのか?」
千代「うーん…アーチャーさんの言っていることは本当ぽかったけど…」
野崎「いや、いくらなんでも現実こんなことはあり得ないだろう」
千代「そうなのかなぁ…」
御子柴「はよーっす」
野崎「お、御子柴か」
千代「みこりん」
セイバー「こんにちは」
アーチャー「こんにちは」
御子柴「」
野崎「御子柴が立ったまま気絶した!」
千代「みこりーん!」
御子柴「おい野崎!何でお前ん家にコスプレイヤーが二人いるんだよ!説明しろぉ!」
野崎「じ、実はだな…」
野崎「…という設定なんだ」
御子柴「成る程ねぇ…もしかしたら演劇部のドッキリじゃねぇの?」
千代「演劇部?でもあの人達見たことないよ?」
御子柴「あの見た目からしてあいつらは留学生だな。知らないのも当たり前だ。で、今回新人の試練として鹿島と繋がりのある俺たちにドッキリを仕掛けるという算段だろ」
千代「うーん…本当にそうかなぁ…」
御子柴「なんだよ、野崎にそっくりなやつの言うことはみんな本当だっていうのか?」
千代「ち、違うもん!あの人は本当に未来からきた野崎くんだもん!」
御子柴「まぁ見てなって。俺らがこうして話してる中、あいつらはオフ状態になって素がでるから」
アーチャー「いやー、聖杯戦争って大変そうですねー」
セイバー「大変ですよー、私なんか二回目なんですから」
アーチャー「一回目は勝てたんですか?」
セイバー「いやー、それが聖杯壊しちゃって…」
三人(全然オフになってねぇ…!)
野崎「じゃあセイバー、今日はベタ担当の佐倉と花・効果担当の御子柴がいるから背景とトーンを頼む」
セイバー「わかりました」
千代「えぇ!?セイバーさん、何でもできるんですか!?」
セイバー「はい」
御子柴「マジかよ…」
アーチャー「よし、俺も協力しよう」スチャ
千代「だから矢をペン代わりにするのはやめて!」
野崎「ほら、ペンだ。俺を名乗るぐらいならマミコぐらい描けるだろ」
アーチャー「ああ、すまないな」
カキカキカキカキ…
アーチャー「こんな感じか」
野崎「これ、マミコじゃなくて鈴木なんだが」
アーチャー「?鈴木はこっちだろ?」←若松がモデルの女子を見せながら
野崎「…あんたは料理でも作ってくれ」
野崎「そうだ、誰かセーラー服着てみないか?」
セイバー「セーラー服?」
野崎「実物見ないとどうも描きにくくてな…」チラッ
千代「わ、私は着ないよ!?」
野崎「……」チラッ
御子柴「なんで俺なんだよ!俺も着ねーぞ!」
野崎「セイバー、着てもらえるか?」
セイバー「わかりました」
千代「えぇ!?抵抗ないんですか!?」
御子柴「こんな格好してたら抵抗も糞もないだろ…」
アーチャー(見てくれさえしなかった…)
セイバー「マスターのためなら何でもします」
野崎「流石だなセイバー!お前がいてくれて良かった!」
千代(の、野崎くんの目が輝いてる…)
千代「野崎くん!トーン貼れるようになったよ!」
野崎「ありがとう佐倉!」
千代「見て見て!花も背景も描けるよ!もうみこりん達いらないね!」
野崎「ああ、そうだな!」
千代「セーラー服着てみたよ!」
野崎「おお、作業が捗る!佐倉、お前がいてくれて本当に良かった…!」
千代「私も着る!そんでトーンも花も背景も描けるようになる!」
野崎「佐倉!?」
野崎「さ、佐倉。無理しなくていいんだぞ?」
千代(野崎くんの目が悲しんでる…)
千代「うぅ…分かった」
御子柴(こりゃ佐倉の完敗だな)
セイバー「では試着してきます」
野崎「ああ」
千代「可愛くありませんように!可愛くありませんように!」
御子柴「おい佐倉、お前ヒロインのライバルみたいになってるぞ」
セイバー「試着できました」
野崎「よし、開けるぞ」
ガラッ
セイバー「どうですか?」
三人(スカートを頭にかぶってる…!)
千代「セ、セイバーさん!着直して!」
セイバー「そういう振りではなかったのですか?」
千代「違いますよ!というか男子がいる時点でそんな振りしませんって!」
セイバー「す、すみません」
バタンッ
御子柴(パンツ、モロに見てしまった…)
御子柴「…なぁ野崎、俺たちこの後どういう反応をすれば…」
野崎「……」
御子柴「…野崎?」
野崎「セーラー服にはあんな着方もあるのか」
御子柴「ねーよ」
数時間後…
御子柴「あーーーーやっと終わったー!」
野崎「みんな、今日はありがとう」
アーチャー「主に俺のスタミナ料理のお陰だな」
野崎「あんたが一番何もしてないんだが」
千代「じゃあ野崎くん、私達帰るね」
野崎「ああ、気を付けて」
アーチャー「邪魔したな」
野崎「ああ(本当に邪魔だった)」
御子柴「…よし。野崎、俺も帰るわ」
野崎「ああ、気を付けてな」
御子柴「…オイ、アンタ」
セイバー「?」
御子柴「そんなのっぽくんといるよりも俺といた方が楽しいぜ?今夜は俺ん家に泊まりなよ、子羊ちゃん☆」
セイバー「……」
御子柴「/////」
セイバー「二人だけになりましたね」
野崎「ああ」
ピンポーン
野崎「ん?誰だ」
ガチャ
野崎「はい」
都「こんばんは野崎くん」
野崎「都さん、こんばんは」
都「夜遅くごめんなさいねー。墨汁ずっと借りてたから返そうと思って…」
野崎「大丈夫ですよ」
セイバー「こんばんは」
都「あら?彼女は?」
セイバー「私はウメタロウのメイ…」
野崎「中二病のコスプレイヤーです」
都「あら、そうなのー」
都「じゃあお互い頑張りましょうねー、お休みなさーい」
野崎「はいっ、お休みなさい」
バタンッ
セイバー「どうしてですか、ウメタロウ」
野崎「…俺がメイド好きだと思われるだろ!確かにお前はアシスタントとして優秀だ、本当に感謝している。だがな、ノルマ達成のためなのか、演劇部の差し金なのか知らんがそういうのは…」
セイバー「彼女、川のような澄んだ声でしたね」
野崎「話を聞いてくれ」
次の日
野崎「セイバー、今日は佐倉と堀先輩がくるけどいいか?」
セイバー「サクラは知ってますが…ホリ先輩?」
野崎「背景担当の俺より一学年上の人だ」
セイバー「成る程」
千代「こんにちはー」
野崎「おお、佐倉か」
アーチャー「お邪魔します」
野崎「邪魔だ帰れ」
セイバー「まあまあ、いいじゃないですか、ウメタロウ」
野崎「俺はどうもあの男が苦手で…」
アーチャー「自分に負けるな、野崎梅太郎」
野崎(前野さんよりうざい…!)
堀「おーっす野崎」
野崎「どうも、堀先輩」
千代「こんにちはー」
堀「おー、佐倉も来てたのか」
セイバー「こんにちは」
堀「えっ」
アーチャー「お久しぶりです、堀先輩」
堀「初めて会うんだが」
堀「おい野崎、誰だこの人たち」
千代「!ほら野崎くん、堀先輩が知らないってことは演劇部は関係ないんだよ!やっぱり…」
野崎「いや、堀先輩は演劇部だ。しらばっくれる演技なんて簡単にできる」
千代「考え過ぎじゃないかな…」
野崎「こうなったら直接聞いてみよう」
千代「えっ!?」
野崎「…堀先輩」
堀「何だ?」
野崎「いい加減ドッキリやめませんか?」
堀「俺の台詞だ」
野崎「セイバー、今日は花とトーンを頼む」
セイバー「わかりました」
堀「おい、何そんなに仕事させてんだよ」
セイバー「いえ、大丈夫です…ほら!」
堀「うおっ!マジか!この花、御子柴が描いたみてぇだな」
千代「セイバーさん、何でもできて凄いな〜」
アーチャー「佐倉、俺だって凄いのができるぞ。見ろこのポーズ!誰にも真似できないだろう!」←deen版のあのポーズ
千代「だせぇ」
野崎「堀先輩、台本できました」
堀「おお、サンキューな」
野崎「!そうだ、折角だからセイバーも台本読んでみないか?演技上手そうだし」
セイバー「私がですか?」
堀「よし、やってみるか。まずは俺からな…」
千代(セイバーさんの演技、どんなんだろう…)
堀「…何故ですかアーサー王!」
セイバー「!?」
堀「あなたは無数の兵士を…国民を皆殺しにした!」
セイバー「…あ…あぁ…」
堀「あなたは王の器ではない!」
セイバー「わ、私は…うぅっ」
千代「セイバーさんが泣いた!?」
野崎「どうしたセイバー!?」
セイバー「全部私が…うぅっ…」
堀「えっ…お、俺か?俺のせいか?」
アーチャー「よし、ここは俺の料理で慰めてやろう!」
野崎「おい!人が泣いてるのにそんなふざけたことを…」
セイバー「いただきます!」ケロッ
三人「泣き止んだ!?」
今日はここまで
合間のレスは全然構いません
お休みなさい
今日投下する中で野崎くんのキャラで単行本、アニメ未登場のキャラが出てくるかもしれません。それでもいい人はどうぞ
アーチャー「…美味いか?」
セイバー「ありがとうございます…!」
堀「その…今日は悪かったな」
野崎「いや、堀先輩は全く悪くないですよ…って何セイバーをじっと見てるんですか?」
堀「………」
野崎「?」
堀「外国人と言えどもうちの鹿島の方がイケメンだな」
野崎「言うと思いましたよ」
帰り道
アーチャー「佐倉、今日は親御さんがもう家にいるんじゃないのか?」
千代「あ、そうだ!今までは出かける時も帰る時も誰もいなかったけど…もういっそのこと、アーチャーさんのこと話しちゃう?」
アーチャー「いや、パニックになる可能性もある…よし、俺は二階から入ろう」
千代「二階から!?」
アーチャー「とうっ!」
千代「す、凄いジャンプ力!」
千代(流石野崎くんだけあって格好いい!)
アーチャー「くっ、この窓全然壊せない」ガンッガンッ
千代(撤回しよう)
次の日
アーチャー「佐倉、その服装…今日は学校か?」
千代「そうだよ」
アーチャー「…学校までは行かないが、俺も外に出ていいか?ずっとここにいるとバレるかもしれない」
千代「確かに…でも家に出て行く時にバレるんじゃない?」
アーチャー「心配ない、二階から飛び降りる」
千代「アーチャーさん誰もいないよー!飛び降りていいよー!」
アーチャー「よしっ!」バッ
グキッ
千代「…アーチャーさんって本当に英霊なの?」
千代「じゃあこの商店街に五時に集合!いいかな?」
アーチャー「構わない」
千代「…所でどうやって時間を潰すの?」
アーチャー「まぁ、この格好だからな。怪しまれない程度に行動するさ」
千代「分かった、じゃーねー」
アーチャー「ああ」
千代(さっきの話でで思ったけどアーチャーさん、ずっとあの服装なんだよね…帰り買ってあげよう)
アーチャー「よし、昨日ダサいと言われたポーズの練習だ」
アーチャー(こうか?)ビシッ
アーチャー(こんな感じか?)ビシッ
アーチャー(うーん…本来ならかっこいいと言われるはずなんだがなぁ…)ビシッ
子ども「ママー変人がいるよー」
母親「シッ!見ちゃいけません!」
野崎「佐倉、おはよう」
千代「あ、野崎くんおはよー」
野崎「あの弓矢男はどうした?」
千代「家族にバレないように外に出てるよ!セイバーさんは?」
野崎「あいつには留守を頼んでいる」
御子柴「よーお前ら。演劇部の呪縛からは解放されたのか?」
千代「みこりんおはよー…ってだからあの人達は…」
御子柴「あーわりーわりー。未来から来た人なんだよな?」
千代「…馬鹿にしてない?」
御子柴「してねーよ。ていうか信じてるし」
御子柴(これ以上疑うと佐倉が何するかわからないしな…)
佐倉「野崎くん、実は令呪ってやつでアーチャーさんやセイバーさんに命令できるんだよー」
野崎「成る程なー俺も使ってみるかー」
御子柴(ついていけない…)
野崎のマンション
セイバー「…一人だと暇ですね」
ピンポーン
セイバー「…?誰でしょう」
ガチャッ
剣「お邪魔しま…」
セイバー「……」
剣「……………」
バタンッ
セイバー「何も言わずに出て行きました…」
ピピッ
野崎「お、剣さんからメールだ」
『女と遊んでる暇あったらもっとマシな漫画描け』
野崎「!?」
結月「おーっす千代」
千代「あ、結月おはよー」
モブ「ちょっと聞いてよ千代ー、結月がさっきから訳のわからないことばっか言ってさー」
結月「ホントーだって!昨日魔法陣ゲームにはまって自分で描いたらちょーでけー猿がでてきてさー!マジでけーの!」
モブ「もー…千代からも何か言ってよー」
千代「私は野崎くんがでてきたよ!」
モブ「千代!?」
千代「そのお猿さんはどのクラスで召喚されたの?」
結月「召喚?クラス?よくわかんねーけどずっと『ウォォォ』としか言ってねーぞ」
千代「人語を話せないサーヴァントもいるのかー…。その人は今どこにいるの?」
結月「ホントは学校に連れて行きたかったけど兄貴がダメってさー、別に良くない?」
千代「学校に猿が来たらパニックになると思うけど…」
瀬尾家
バーサーカー「ヴオォォォォォォォォ!」
遼介「あーーーーうるせぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
遼介「くっそー、結月のヤロー…!」
昨日
ドゴオォォォォォン…!
遼介「おい、結月どうした!」
結月「見ろよ兄貴ー!ちょーでけー猿!」
バーサーカー「ヴオォォォォォォォォ!」
遼介「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
結月「なぁ兄貴、こいつ飼ってもいいだろ!?」
遼介「いい訳あるか!さっさと動物園に届けてこい!」
結月「よし、お前の名前はリョウスケだ!」
遼介「俺の名前をつけるなーーー!」
現在
遼介「親父とお袋が長期旅行だから良かったものの…いたらどうなってたか」
バーサーカー「ヴオォォォォォォォォ!」
遼介「なんとか家にあった鎖で動きは止めたが…」
バーサーカー「ヴオォォォォォォォォ!」
遼介「…もしもこいつが都だったら…」
都「りょ、遼介くん…!お願いだから解いて!」
遼介「嫌だね、お前が俺の者になるまではぜってーに解かねーよ」
都「そ、そんな…」
遼介「それか俺に許してくださいご主人様って言えば解いてやってもいーぜ?」
都「ゆ、許してくださいご主人様…」
遼介「…なーんてな!はっはっはっ!」
バーサーカー「ヴオォ(キモい)」
遼介「さあ、観念しな都」
都「遼介くん…どうして…?」
遼介「どうして…?俺が聞きてぇよ
、なんであんな木偶の坊と…」
都「…!!彼の悪口はやめて!」
遼介「目を覚ませ都。お前を幸せにできるのはあいつじゃない、俺だ」
都「この…分からず屋!」
遼介「さあ、俺とお前が一つになる時が来た…」
都「いやーーーーー!」
バーサーカー「ヴオォォォォォォォォォォォォォォォォ!」ガシャーン!
遼介「やべ、出て行った」
『校内放送校内放送!現在浪漫町付近を大猿が暴れてます!』
千代「…大猿!?結月、まさか…」
結月「リョウスケ!?」
千代「…へ?遼介さん?」
結月「猿の名前」
千代「なんで遼介さんの名前にしたの?」
結月「兄貴は猿並みに馬鹿だから」
千代(ひでぇ…)
結月「待ってろリョウスケ!」ダッ
千代「ゆ、結月待って!校内放送だと外に出ちゃダメだって…!」ダッ
青木「…!おい、瀬尾、佐倉!外に出るなと言っただろ!」
結月「わりーな青木!飼い主として責任取らなきゃいけねーからよ!」
青木「何言ってんだあいつ」
バーサーカー「ヴオォォォォォォォォ!」
千代「!結月あそこ!」
結月「!おい、リョウスケ!」
バーサーカー「!!ヴオォォォォォォォォ!(お前の兄貴は末期だ!はやく始末した方がいい!)」
千代「結月!令呪を使って!」
結月「令呪?」
千代「令呪を使って大人しくしろって言えば大人しくなるはず!」
結月「よし!…リョウスケ!大人しくしろ!」
千代「あ、違うよ結月!ちゃんと『令呪を持って命ずる』って最初に言わないと!」
結月「そうか…令呪を持って命ずる…」
結月(…ん?待てよ?)
結月「…千代、命令って何でも聞くのか?」
千代「へ?そうだけど…」
結月「……」ニヤッ
千代「結月?」
結月「リョウスケ!若を苛めろ!」
バーサーカー「ヴオォォォォォォォォ!」
千代「結月の馬鹿ーーーーー!」
体育館
部員「外で大猿が暴れてるらしいぞ」
部員「おいおい、ドラゴンボールじゃあるまいし…」
ガシャーン!
部員達「!?」
バーサーカー「ヴオォォォォォォォォ!」
部員達「来たーーーーーーー!?」
結月「わーーーかーーー!遊ぼうぜーーーー!」
若松「せ、瀬尾先輩!?」
結月「行けーーリョウスケーー!」
バーサーカー「ヴオォォォォォォォォ!」
若松「うわーーーー!死にたくない死にたくない!」
千代「結月!もうやめてよ!学校もめちゃくちゃになるし、若松くんも死んじゃうよ!」
結月「そ、そうか、悪りぃ…」
千代「はやく令呪で!」
結月「…よし!リョウスケ!」
バーサーカー「ヴォ?」
結月「…帰れ!」
バーサーカー「ヴォ!?」
パアァァァァァァァァ…
結月「リョウスケが空を飛んでる!スゲー!…あ、でもでもちょっとずつ身体が消えてる」
千代「…結月、令呪になんてお願いした?」
結月「へ?帰れって」
千代「…もしかして家に帰れって言わなかったから…」
シューン……
千代「あの世に帰ったのかも」
結月「」
結月「……」ズーン
千代(結月が物凄く落ち込んでる…)
若松「せ、瀬尾先輩…今度動物園行きませんか?猿いっぱいいますよ!…だから落ち込まないでくださいよ…瀬尾先輩らしくないですよ?」
千代(若松くん…)
結月「…なぁ若」
若松「何ですか?」
結月「お前、アタシの猿になんねーか?」
若松「なりませんよ!」
千代「アーチャーさーん!」
アーチャー「おお、佐倉か。時間ぴったりだな…うーん…」
千代「…どうしたの?何か考え事?」
アーチャー「いや、実は周りの子ども達が…」
子ども1「どうだ!こっちのポーズがダセェだろ!」
子ども2「いいや、こっちの方がダサい!」
子ども3「甘いなお前ら、このポーズはジャンプ力があってこそ光るんだ…とうっ!」
子ども1「うおお!あいつジャンプ力高ぇ!」
子ども2「ポーズもダセェ!」
アーチャー「ダサいポーズ対決が流行りだした」
千代「影響力凄っ!」
千代「…そうだ!アーチャーさん、服買わない?」
アーチャー「服?」
千代「ずっとこの服装だと怪しまれるし、買った方がいいかなって思って…」
アーチャー「そうだな…よし、行ってみよう」
デパート
店員「いらっしゃいま…!!」
店員「お…お客様にぴったりのコーナーに案内します!」
アーチャー「?」
店員「どうぞごゆっくりご覧ください!」
千代「コ、コスプレコーナー…」
ちゃんとした服は買えました
アーチャー「…すまん佐倉、俺のせいで…」
千代「な、なんでアーチャーさんが謝るの?悪いのはあの店員だよ!何も言っててないのに見た目だけで判断されてさ!」
ヒソヒソ…
ヒソヒソ…
ヒソヒソ…
アーチャー「周りの視界が痛い…」
千代「なんであの人達、変な目で見てるの!?白髪の黒人の何が可笑しいの!?酷いよ、人種差別だよ!」
男「アイツこの周りで変なポーズしてたやつだ…」ヒソヒソ
女「ポーズと一緒に変な掛け声も言ってたらしいわよ…」ヒソヒソ
子ども「ママーまたあの変人がいるよー」ヒソヒソ
母親「こら!見てはいけません!」ヒソヒソ
アーチャー「そうか、俺は悪くないのか…!」
千代「ごめん、やっぱアーチャーさんが悪いかも」
野崎「ただいま」
セイバー「おかえりなさい、ウメタロウ」
野崎「俺がいない間、何かあったか?」
セイバー(…不審者が来たって言うと帰って心配させてしまうかもしれない…)
セイバー「男性が私を見て拒否しました」
野崎「!?」
アーチャー「佐倉、この1日で俺は究極にかっこいいポーズを開発した」
千代「か、かっこいいポーズ?」
アーチャー「見ろ!これが俺の究極のポーズだ!!!………ニャン!」
千代「…」
アーチャー(ね、猫ポーズはダメだったか?)
千代「可愛い!」
アーチャー「えぇっ!?」
・・・・ifストーリー・・・・
ゴオオオオオオォ…
遼介「おい、どうした結月!」
結月「見ろよ兄貴!ハクメンだハクメン!」
遼介「は…はくめん?」
ランスロット「…」
結月「スッゲー色だなー!何pカラーだ?」
ランスロット「…」
結月「なぁ、ズェアって言ってくれよ、ズェアって!」
ランスロット「…」
遼介(俺の妹はもうダメかもしれない)
結月「おいハクメン!カップラーメン食べろよ!うめーぞ!」
ランスロット「…」ズルズル
結月「なぁ、なんでハクメンはうちに来たんだ?」
ランスロット「…」ズルズル
結月「いやー、こうして実物見るとハクメン使いたくなるなー!ここ最近、ずっとカルルしか使ってなかったけどたまには使ってみるかー!」
ランスロット「…」ズルズル
遼介「…あんた、これ以上うちにいると警察呼ぶぞ?」
ランスロット「あぁ?」
遼介「何でもありません」
結月「おいハクメン!アルカプやろーぜ!アケコン2つあるからさ!」
ランスロット「…」コクリ
結月「…おいマジかよ、アタシのバージル、ドゥーム、フェニックスチームがヴァンパイアチームに負けた…」
ランスロット「…」
結月「スッゲーつえーなハクメン!やっぱ格ゲーのキャラは格ゲーもつえーんだな!」
ランスロット「///////」
遼介(親父、お袋、早く帰ってきてくれ)
>>114
比較画像ありがとうございます
結月「わりーなハクメン、アタシの部屋狭くてさー、押し入れで寝てくれ」
ランスロット「…」コクリ
結月「じゃあ明日も格ゲーしようぜ!お休みー!」
バタンッ
ランスロット「…」
ランスロット(ヤベェ、めちゃくちゃ可愛い)
ランスロット(なんだあの子、顔も綺麗だし胸でけーし太ももでけーしパジャマ姿も可愛いし…当たりを引いたな)
ランスロット(つーか俺、バーサーカーなのに理性あるのに彼女が可愛い過ぎて一言も喋れなかった…。しかもお兄さんに悪い印象を与えた…)
ランスロット(…だが聖杯戦争に勝てばお兄さんも見直してくれるはず!絶対に彼女を勝たせる!)
ランスロット(…)
ランスロット(……)
ランスロット(………)
ランスロット(…………)
ランスロット(俺、ハクメンじゃないんだよなぁ…)
ちょっと早いですが、今日はここまで
瀬尾兄妹の扱いが難しい…
違和感がありましたらすぐに言ってください
ifストーリーの続きから始めます
今日から1日の投下量が下がるかもしれません。
次の日
遼介「あー…よく寝た」
ランスロット「おはようございますお兄さん!朝ごはん作っときました!」
遼介「…おい、何企んでんだ」
ランスロット「妹さんを僕にください!」
遼介「はぁ!?」
ランスロット「僕が彼女を幸せにしてみせます!」
遼介「ふざけんな!なんで昨日やってきた不審者がいきなり妹を連れ出そうとしてんだ!」
結月「朝からうっせーなー…何騒いんでんだよ」
遼介「結月!」
ランスロット「結月たん!」
遼介「結月たん!?」
結月「ハクメン!はやく格ゲーやろーぜ!今日はggな!」
ランスロット「ズェア!」
遼介(ヤバい、このままだと結月があいつに洗脳されてしまう…)
遼介「結月!そんな奴とやるより俺と格ゲーした方が楽しいぞ!スマブラやろーぜスマブラ!」
結月「は?スマブラは格ゲーじゃねーけど」ギロッ
遼介「え」
遼介「いい加減にしろこの鎧野郎!」
ランスロット「…そこまで言うんだったら…見せてやりますよ!僕がどれだけ結月さんを愛しているか!」ダッ
バタンッ
結月「おい!ハクメン、どこ行くんだよ!」
遼介「ほっとけあんな奴」
キーーーーッ…
ボクハシニマシェーン…
ドゴッ
遼介(轢かれたな)
結月「ハクメン!大丈夫か!?」
ランスロット「ゆ、結月さん…」
結月「なんで…なんでこんな馬鹿なことやったんだよ!」
ランスロット「き、決まってるじゃないですか…あなたと結婚するためですよ…」
結月「ハクメン…」
ランスロット「…」
結月「結婚はいいや」
ランスロット「えぇっ!?」
・・・・終わり・・・・
本編は夕方ごろに投下します
次の日
千代「あ、堀先輩!おはようございます」
堀「…おー、佐倉か。おはよう」
千代「…どうしたんですか?元気ないですよ?」
堀「…いや、実はだな…」
鹿島「ゲェッホ!ゲェッホ!」
千代「か、鹿島くん!?」
堀「鹿島が風邪引いちまってな…とても演劇ができる状態じゃないんだ」
鹿島「だ、大丈夫です!こんな風邪…ゲェッホ!ゲェッホ!」
堀「おい、無理すんな」
千代「鹿島くん…」
鹿島「大丈夫だよ千代ちゃん、すぐ治すから」
千代「鹿島くんって馬鹿じゃなかったの?」
鹿島「千代ちゃん!?」
堀「馬鹿でもひく風邪だってあるんだ」
鹿島「先輩も!?酷い!」
千代「…てことは代役が必要なんですよね」
堀「ああ…それで今困っている訳だ」
千代「…そうだ!みこりんはどうですか!?」
堀「…いや、それがな…」
千代「?」
御子柴「…(威嚇)」
堀「相当警戒していてな」
千代「みこりん…」
御子柴「絶対にやりませんよ!」
堀「…美少女フィギュアやるぞ」
御子柴「!……や、やりませんよ!」
千代(揺らいだ!?)
堀「美少女フィギュア折るぞ」
御子柴「折って欲しくないけどやりませんよ!」
千代(そんなめちゃくちゃな)
野崎「どうした佐倉」
千代「野崎くん…実は…」
野崎「…成る程、代役か」
千代「………!あっそうだ!」
野崎「?」
千代「セイバーさん!代役にセイバーさんはどうですか!?」
堀「…セイバーってこの間の彼女のことか?」
鹿島(堀先輩に彼氏!?)
堀「彼女にはこの間迷惑かけたからな…俺とは会いたくないんじゃないか?」
千代「大丈夫ですよ!もう気にしてないと思いますし!」
野崎「演ってみるだけの価値はあると思いますよ」
堀「そうか…今は事を急ぐ。そうするか」
鹿島「堀先輩!私、いつから裏切られてたんですか!?」
堀「裏切ってねーよ!」
放課後
野崎「よし、セイバーを呼ぼう」
千代「今から家に行くの?」
野崎「それだと手間がかかる。電話で呼ぼう」
プルルルル…
セイバー「はい、野崎です」
野崎「セイバー、俺だ。演劇部の一人が風邪でできなくて代役が急遽必要なんだ。学校に来てくれるか?」
セイバー「働きたくありません」
ガチャッ
ツーツー…
千代「野崎くん…」
堀「断られたみたいだな…」
野崎「…いや、まだ策はある」
プルルルル…
セイバー「…ウメタロウ、何度電話しても私の意思は…」
野崎「来ないと飯抜き」
セイバー「今すぐ行きます!」
セイバー「お待たせしました、ウメタロウ」
野崎「来たか、わざわざありがとう」
鹿島(この人が堀先輩の彼女…!)
セイバー「演劇の代役をやればいいんですね?」
堀「ああ、とりあえずどれくらい上手いか見てみたいからこのボツの台本、読んでくれるか?」
セイバー「わかりました」
鹿島(…自分で言うのもアレだけど、私はあの堀先輩にヒーローになれると言われる程の実力者!あの人に私の代役が務まるはずが…)
セイバー「ふぇ〜千秋せんぱーい、私もうピアノ弾きたくありませ〜ん」
一同「おーーーーーーー!」
堀「やればできるじゃねーか!」
鹿島「」
堀「よし、次は剣を振るシーンだ。これを使ってくれ」
セイバー「いえ、そんな物は不要です」
堀「は?」
セイバー「私には自前の剣がありますから…」
セイバー(…ってあれ、エクスカリバーがでてこない!?)
野崎「……」
セイバー(まさか…ウメタロウの魔力が乏しいから!?)
堀「……///」カァッ
鹿島(堀先輩が彼女の顔を見て赤くなった!?そんな…ぽっと出の人に可愛い後輩の座を奪われるなんて…)
堀(ヤバい、両手でアレを持ってる風に見えた)
部員「さぁ、行くぞ王子!」
セイバー「ルドルフ…君とは闘いたくない!」
千代「セイバーさんの演技カッコいいね野崎くん!」
野崎「ああ」
鹿島(くっ、このままでは私の立場が…)
鹿島「ストップストップストーップ!」
堀「!おい鹿島!何演技中に止めてんだ!」
鹿島「先輩!私も演ります!」
堀「何言ってんだ!お前はそれよりも自分の風邪を…第一そんな状態でできねーだろ!」
鹿島「できます!病人の役!」
堀「そこまでリアリティー求めてねぇよ!」
堀「よし、休憩だ!喉乾いただろ?水分補給はこまめにな」
セイバー「ありがとうございます」
鹿島(どっちが優れてるか、この際先輩に聞いてみよう)
鹿島「堀先輩!どっちの演技が上手いですか!?私ですよね?」ウルウル
堀「…?そりゃ勿論おま…」
セイバー「…私じゃないんですか?」ウルウル
堀(ウッ…こりゃどっちを言ってもめんどくさそうなことになりそうだな…。かと言って両方上手いって言っても引き下がらなそうだし…)
堀「…俺?」
鹿島「まさかの選択肢!?」
鹿島「ちょっとそこの人!」
セイバー「?」
鹿島「あなたに先輩に可愛いがれる後輩の座をかけて決闘を申し込む!」
堀「おい鹿島!いい加減に…」
セイバー「いいですよ」
堀「…おい、無理に付き合わなくてもいいんだぞ?」
セイバー「勝負を申し込まれたからには受けなければ…」
鹿島「勝負の内容はそっちが決めていいですよ」
セイバー「わかりました。ではミュージカルにちなんで歌唱力対決はどうですか?」
鹿島「えっ」
鹿島「ちょ、ちょっと待って!確かに決めていいって言ったけど、それって不公平過ぎない?私風邪引いてるよ?」
セイバー「でも普通に声出せてますよね?」
鹿島「うっ!…で、でもミュージカルだったらダンスとかは?」
セイバー「この服装で踊れると思いますか?」
鹿島「着替えろよ」
ジャンケンで決めることになりました
セイバー「私の勝ちですね」
鹿島「くっ、まさか負けるなんて…」
千代「どうしよう野崎くん!このままじゃ鹿島くんが圧倒的に不利だよ!」
野崎「よし、俺に任せろ」
野崎「ちょっと提案があるんだが」
セイバー「?なんですか、ウメタロウ」
野崎「課題曲は俺が決めていいか?」
セイバー「別にいいですけど…」
千代「…野崎くん、どういうこと?」
野崎「彼女が過去からきたなら現代の曲は知らない筈だ」
千代「!!成る程!曲自体を知らなかったらセイバーさんは歌えなくて鹿島くんの不戦勝になるね!」
千代(セイバーさんには悪いけど、これも鹿島くんと堀先輩の仲を深めるため…)
野崎「よし、課題曲はウラオモテ・フォーチュンだ」
セイバー「あ、歌えます」
千代「えぇっ!?」
野崎「な、何故だセイバー。ウラオモテ・フォーチュンを知ってるのか?」
セイバー「ウメタロウがいつも作業用BGMに流してるじゃないですか」
野崎「あっ」
千代「どうしよう野崎くん!万事休すだよ!」
野崎「…いや、まだ奥の手はある!」
野崎「…鹿島」ヒソヒソ
鹿島「の、野崎?」ヒソヒソ
野崎「口パク作戦でいく。頼んだぞ」ヒソヒソ
鹿島「わ、分かった!」ヒソヒソ
堀「よし、まずは鹿島からな」
鹿島「はい!」
野崎「キライの反対の反対の反対の反対の反対の反対の反対は〜」
鹿島「…どうですか!?」
堀「野崎じゃねーか!」
セイバー「彼女、歌うと物凄く声が低くなりますね」
堀「気付けよ!」
堀「鹿島、お前の負けだ。分かったらさっさと風邪を治せ。あと歌唱力もな」
鹿島「…言われなくても治しますよ!」ダッ
千代「鹿島くん、泣いてた…」
野崎「恐らく瀬尾のところに行って特訓をしに行ったんだろう」
堀「………」
堀(強くなれよ、鹿島……)
声楽部・部室
結月「サルサルサルサルサルゲッチュー…」
バンッ!
結月「ん?」
鹿島「瀬尾先生!」
結月「お、鹿島か。どした?」
鹿島「先生のウラオモテ・フォーチュンを録画させて!」
結月「は?」
セイバーさんのお陰で劇は無事成功したそうです
今日はここまで
予告通りに投下できなくてすいません
明日も夕方頃に投下する予定ですが、今日みたいに遅れるかもしれません
今日の目標は誤字・脱字ゼロ
投下します
セイバー「ふぁ〜あ…昨日は演劇の本番で疲れました…」
セイバー「…あれ?いつもなら私よりも朝早く料理を作っているウメタロウがいるはずですけど…」
はぁ…はぁ…
セイバー「…この声は」
ガラッ
野崎「はぁ…はぁ…」
セイバー「ウメタロウ…」
野崎「セ、セイバー…」
セイバー「私を見て発情したんですか?」
野崎「熱だ!」
野崎「くっ…この間の鹿島の風邪が俺にもうつったようだ…はぁ…はぁ…」
セイバー「カシマの風邪…」
セイバー「サクラ、カシマは何で風邪を、引いてたのですか?」
千代「うーんと…堀先輩が言うには馬鹿に効く風邪って言ってたけど…」
セイバー「馬鹿に効く風邪…ですか」
セイバー「ウメタロウは馬鹿だったのですね」
野崎「少なくともお前よりマシだ」
学校
生徒「…野崎?あいつなら今日は風邪で休みだぜ?」
千代「えぇっ!?そうなの!?」
千代(野崎くん、大丈夫かな…)
鹿島「おっはよー千代ちゃん!」
千代「あ、鹿島くんおはよー」
千代(まさか鹿島くんの風邪が…)
鹿島「いやー、お陰様ですっかり治っちゃったよー」
千代「そっか…良かったね」
鹿島「…まだ心の傷は治ってないけど」
千代(まだ引きずってる…)
先生「じゃあ今日渡したプリントは明日絶対に提出するように」
生徒「先生、今日野崎が休みですけど」
先生「お、そういえばそうだったな…誰か野崎の家に届けてくれるやつはいるか?」
士郎「はい!俺が行きます!」
先生「お、そうか。頼んだぞ衛宮」
士郎「でも野崎ん家がどこか知りません!」
先生「おい」
士郎「先生に自分で言ったからには自分で場所を調べろって言われた……そうだ!」
士郎「すいませーん、佐倉いますかー!?」
千代「…衛宮くん?」
士郎「佐倉!実は今日中に野崎に渡さなきゃいけないプリントがあってさ、確かお前、野崎と仲良かっただろ?だから野崎ん家がどこか教えてもらおうかと…」
千代「あ、でも私も野崎くん家に用があるからそのプリントも私が渡し…」
士郎(人助けしたい人助けしたい人助けしたい人助けしたい)ブツブツ
千代「い、一緒にいこっか!」
士郎「ありがとう佐倉!」
千代「ここが野崎くんの住んでるマンションだよ」
士郎「へー、あいつマンションに住んでたのか」
千代「…えーと、野崎くん家の鍵は…あった!」
士郎「…!な、なんで佐倉が、野崎ん家の鍵を持ってんだ?」
千代「!!…え、えーと、こ、これは…」
士郎「お前…鍵マニアか!?」
千代「そ、そうなの!」
千代「セイバーさん!野崎くんは!?」
セイバー「サクラ」
アーチャー「今の所、下がる気配はない」
千代「あれ!?なんでアーチャーさんがここに!?」
アーチャー「暇だからこいつにサプライズしようと思ってな」
千代「サプライズ?」
アーチャー「窓をぶち壊して入った」
野崎「次にあんたと会う時は法廷だな」
士郎(…なんで野崎ん家にいろんな人がいるかは知らないけど…今は自分のすべきことをやるまで!)
士郎「野崎!これ、明日提出のプリント」
野崎「…!衛宮…」
コツコツ…
士郎(野崎まであと30センチ…)
コツコツ…
士郎(野崎まであと20センチ…)
コツコツ…
士郎(野崎まであと10センチ…)
士郎「…受け取れ!」
野崎「…ああ、確かに受け取った」
士郎「…人助けできたーーーーー!」
千代「大袈裟だよ衛宮くん」
セイバー「ウメタロウ、彼は誰ですか?」
野崎「俺のクラスメイトの衛宮だ。正義・人助け・ヒーローが大好きでな」
士郎(よし、これで今月のノルマ達成まであと一回…そうだ!)
士郎「野崎!俺お粥作るぞ!」
野崎「…いや、大丈夫だ」
アーチャー「おい、料理を作るなら俺に任せてくれ」
士郎「いや、大丈夫です!俺料理得意なんで!」
アーチャー「いや、俺も料理が得意だ、俺にやらせてくれ」
士郎「いやいや俺が!」
千代「どっちが料理するかで争うのは止めようよ…」
セイバー「早くしなさい!私はとっくにお腹が空いてんですよ!」
千代「セイバーはちょっと黙ってて」
野崎「…まだ熱があるな」
アーチャー「しかしこの様子だと今日中には治りそうもないな」
士郎「どうするんだよ野崎。明日大事なテストだぞ?」
野崎「くっ…よりによってこのタイミングで…」
千代「………そうだ!」
野崎「?」
千代「…令呪を持って命ずる……アーチャー、明日一日中、野崎梅太郎として振舞え!」
ピカアァァァァァ…
アーチャー「…承知した」
セイバー「…成る程!令呪にお願いすればアーチャーがウメタロウじゃないとバレることはない、ということですか」
野崎「流石だな佐倉!」
千代「えへへ〜自分で言うのもアレだけど令呪で命令するのってかっこいいよねー」
士郎「…佐倉」
千代「何?」
士郎「その中二病、俺に治して貰えないか?」
千代「お断りします」
次の日
アーチャー「結局アイツは風邪が治ってないらしい」
千代「今日の学校は午前のテストだけだから…アーチャーさん、お願いね」
アーチャー「任せろ、アイツのためにも人肌脱ごう」
学校
生徒1「おい野崎!昨日休んでる間に何があったんだよ!」
生徒2「…俺でよければ相談に乗るぞ?」
アーチャー「心配いらない。風邪の副作用だ」
生徒3「そんな副作用聞いたことねーよ!」
士郎(本当に来たのか…)
数日後
野崎「心配させてすまなかった」
千代「回復したんだね!」
野崎「…それで、テストはどうだった?前回は総合点がCランクだったからそれ以上だったらいいんだが」
アーチャー「最善は尽くした。それにお前達よりも長年生きてて知識も豊富なんだ、そんなに心配することもないだろう」
テスト返却日
先生「テスト返すぞ〜野崎ー」
野崎「はい」
先生「お前今回酷かったなー」つDランク
野崎(あの野郎…!!)
千代「所で野崎くんはなんで衛宮くんのモデルのキャラを出さないの?あんなにインパクトがあるのに」
野崎「衛宮は馬鹿正直だから俺が漫画家だと知っている数少ない人間だ。だがな…」
士郎「野崎!これ俺がモデルのキャラだよな!そうだよな!?」
野崎「あ、ああ」
士郎「やったぜ!お前に貢献することができて嬉しいよ!なぁ、ほかに俺に手伝えることってあるか!?新キャラのモデル探し手伝うぞ!アシスタントは足りてんのか?…そうだ!俺この間新しい漫画買ったんだけどさ、スゲー面白いシーンがあってさ、参考なるかもしれないから今度お前に…」
野崎「こうなる未来しか見えなくてな」
千代「衛宮くん…」
今日はここまで
スレ立ての時点ではfateのキャラはセイバー、アーチャー(ノザキ)、ギル様、綺礼しか登場しない予定でした
すいません、今後のネタバレになってしまうのですが…
>>1でfateはsnと言っちゃったのですがzeroのキャラが登場するかもしれません。
逆にzeroのキャラの登場により登場できないsnのキャラが出てきます。申し訳ありません
私の名前は遠坂凛。
魔術師の家系、遠坂家の一人娘です。
凛「見てお父様!魔術で絵が描ける様になったわ!」
時臣「…!凄いじゃないか凛!立派な鼻くそだな」
凛「ミートボールです」
お父様の名前は遠坂時臣。自慢の父親です。
時臣「凛、実は私も新しい魔術を使える様になったんだ」
凛「本当!?」
時臣「ああ、人を閉じ込める魔術だ」
凛「お父様凄い!見せて!」
時臣「ああ、だが呪文が少々長いがいいか?」
凛「全然いいわよ!早く!」
時臣「コホン、では…」
時臣「滲み出す混濁の紋章、不遜なる狂気の器、湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる、爬行するt」凛「やっぱりいいです」
学校
凛「…」
女子生徒1「見て見て!遠坂凛よ!」
女子生徒2「いつ見ても綺麗ね!」
男子生徒1「おい!遠坂凛だ!」
男子生徒2「余りにも美しすぎて誰も近寄れねぇぞ!」
凛「…」
士郎「よっ、遠坂」
男子生徒1「…!衛宮!あいつ一人で遠坂に近づいてる!」
男子生徒2「相変わらずスゲェ野郎だぜ…!」
凛「…何?衛宮くん」
士郎(よし、今日も人助けだ)
士郎「ブラ透けてるぞ」
凛「ふんっ!」ドゴッ
士郎「ぐわっ!」
男子生徒「ホントいろんな意味でスゲェ野郎だ…」
鹿島「おー凛ちゃーん!おはよー!」
凛「…おはよう、鹿島さん」
彼女はクラスメイトの鹿島遊、通称”学園の王子様”。
女子達には『鹿島くん』と呼ばれている…だけど、私はそれに屈しない。
遠坂たるもの、常に頂点に立てーーーーここで私が『くん』付けをすることは敗北を意味する…。
凛「私は絶対に負けないわよ、鹿島さん」
鹿島(何で『さん』の部分だけ強く言ってんだろう…)
御子柴「おーっす鹿島」
鹿島「おー御子柴」
凛「…御子柴くん、時間ギリギリよ。もっと早くきたらどうなの?」
御子柴「…おいおい、そんなきつい顔すんなよ、お嬢様。いつも孤立してばかりだけどホントは誰かに甘えたいんだろ?…俺の側に来いよ、癒してやるぜ」
凛「嫌よ」
御子柴「ぐわっ!」
鹿島「御子柴に精神的ダメージが!」
千代「…そしたらさー、アーチャーさん、何て言ったと思う?」
凛「…!!」
千代『別にあのハエを殺しても構わんのだろう?』だってー!」
野崎「すまない…俺が迷惑かけて」
凛「…佐倉さん!」
千代「えっ!?と、遠坂さん!?」
千代(あの遠坂さんが私に何の用だろう…?)
凛(…今までずっと言いそびれてたけど…今こそ言うときよ!)
凛「…ありがとう、私をリスペクトしてくれて」
千代「…へっ?な、何のこと?」
凛「えっ?だ、だってそのリボンとニーソは私の…」
千代「…あっ、こ、これは偶然だよ?」
凛「……………///」カアッ
ダッ!!!!!
千代「も、物凄い速さで行っちゃった……」
野崎(今のはネタに使えるかもしれないな)メモメモ
体育館
凛「じゃあ御子柴くん、雑巾洗ってきて」
御子柴「おー」
凛(…よし、行ったわね…)
凛(遠坂たるもの魔術は誰もいない所で使え…ふんっ!)
凛(…よし!これで周りに散らかってたボールは片付いたわ)
御子柴「雑巾洗ってきたぞー」
凛「あら、その間に私はもう片付けたわよ?」
御子柴「…遠坂」
凛「何?」
御子柴「明日球技大会だからボールはそのままでいいらしいぞ」
凛「えっ」
御子柴「つーか俺がちょっと目を離しただけでよく片付けたな…体育館中に散らばってたはずだぜ?どうやったんだ?」
凛「…!!」
凛(ま、まずい!このままだと魔術師だということがばれて厄介な事に…)
凛(落ち着きなさい…!遠坂たるもの常に冷静になれ……そうだわ!)
凛「トリックを知りたければ50000払いなさい」
御子柴「普通に教えろよ」
千代「鹿島くーん!一緒に帰ろー!」
鹿島「おー千代ちゃん!いいよー」
鹿島「所で先生は?」
千代「結月は若松くんと動物園に行ったよ」
鹿島「へー平日なのに凄いねー!」
千代「私達も今度どこか出かけよう!」
鹿島「いーねー!……ん?」
千代「どうしたの?」
鹿島「千代ちゃん、アレ…」
千代「……遠坂さん?……あっ!」
凛「はぁ…はぁ…」(くっ、こんな小さな木の枝浮かせるのにどんだけ力費やしてるのよ、私…!)
千代(遠坂さんが…木の枝を浮かせてる!?)
千代「か、鹿島くん。あれって…」
鹿島「あれは…野糞の姿勢!!」
千代「そっち!?」
鹿島「凛ちゃーん!野糞は駄目ー!」
千代「か、鹿島くん!待って!」
凛「!?あ、あなた達…」
千代「と、遠坂さん。今、木の枝を浮かせてたよね?」
凛「!?み、見たのね!?」
千代「…見たのねの何も…」
凛「…何も?」
千代「誰もいない校庭で一人でいたら嫌でも目に付くと思うけど」
凛(…うっかり!)
凛「魔術師だとばれた以上、私もここまでのようね…転校でもしようかしら」
千代「えっ!?…そ、そんなの駄目だよ!」
鹿島「そうだよ凛ちゃん!凛ちゃんが魔術師だっていうのは私達だけの秘密にするからさ!」
凛「…なぜ私にそこまで?」
鹿島「だって私達、友達でしょ?」
凛(……!!)
凛「か、鹿島さん…ありがとう」
千代「わ、私も友達になっていいかな、遠坂さん…ううん、凛ちゃん」
凛「…寧ろ私から願いたいぐらいよ、佐倉さん」
千代「……ありがとう!」
凛「…そうだわ!折角だから友達の印に…これ!私が魔術で描いたミートボールの絵なんだけど…」
鹿島「えっ?これって鼻くそじゃないの?」
千代「鼻くそにしか見えないけど…」
凛「…」
凛「お父様!今日、新しい友達ができたの!」
時臣「そうか!それは良かった」
凛「でも私、上手くやっていけるかしら…」
時臣「凛、お前は優しい心の持ち主だ。お前がしっかりしていれば彼女とお前の友情は消えることはないよ」
凛「…お父様、姿を消しながら友情は消えないって言うのは説得力が無さ過ぎると思うけど…」
時臣「なに、気にすることはない」
BGM・野崎くん 次回予告のテーマ
凛「私のキャラ崩壊し過ぎよ!」
士郎「俺の方が酷いぞ」
凛「お父様なんか完全にネタキャラじゃない!」
士郎「そんなに怒るなよ遠坂、可愛い顔が台無しになるぞ?
凛「も、もう…///」
士郎(ノルマ達成)
士郎「次回!『征服少女御子柴くん!』お楽しみに!」
今日はここまで
恐らく最初で最後の次回予告
…メドゥーサを期待されていた方、すいません
『絢辻さんは裏表のない素敵な人です…復唱して』
御子柴「くぅーー!やっぱり絢辻さんは最高だぜ!」
御子柴(絢辻さんみたいな人が現実にいたらな…)
千代(魔法陣を描いたら野崎くんが出てきたの!)
御子柴(…ダメ元でやってみるか)
カキカキカキカキ…
御子柴(…何やってんだろうな俺。こんなことしても絢辻さんは…)
ピカッ!
御子柴「! う、嘘だろ!?まさか本当に絢辻さんが…」
ゴオオオオオオォ…
ライダー「我が名は征服王イスカンダル!フハハハハ!」
御子柴「」
ライダー「ん?坊主がマスターか?良かったな!当たりを引いたぞ!」
御子柴「大はずれじゃねーか!」
ライダー「という訳で坊主の家に居候することになった!よろしく頼む」
御子柴「はぁ!?ふざけんじゃねーぞ!だいたい居候なんてうちの両親が許可する訳が…」
ライダー「いや、既にご両親からは承諾書にサインしてもらってる」
御子柴「…そ、そーか。なら仕方ねーな…」
ライダー(咄嗟の子嘘なんだがまさかひっかかるとはな)
ライダー「…という訳で坊主は聖杯戦争に参加することになった」
御子柴「ま、マジか…。じゃあ野崎も佐倉も…」
ライダー「なに、余がいるからには坊主は死なせん。それに坊主はまだ若い。食事にセックス。眠りに戦。若い内に死んではできなくなってしまうからな」
御子柴「……///」カアッ
ライダー(…ん?)
ライダー「…食事」ボソッ
御子柴「……」
ライダー「…セックス」ボソッ
御子柴「……///」カアッ
ライダー「……セックス!!」
御子柴「や、やめろぉ!!/////」カアッ
御子柴「死なせないって言ってるけどよー…おっさん強いのか?」
ライダー「ほう…余を見くびってるようだな…。ならば見せてやろう!余の固有結界を!」
御子柴「こ、こゆーけっかい?」
御子柴「…!!!?な、なんだここ!!さっきまで家にいたのに…!!」
ライダー「見よ!これが余の固有結界、王の軍勢なり!」
御子柴「す、すげー…」
ライダー「そして後ろにいるのは余に忠実な部下たち!」
『御子柴くん!』
『御子柴くん!』
『御子柴くーん!』
御子柴「おお!俺の持ってるギャルゲーのヒロイン達!」
ライダー(あれ、なんか違う)
ライダー「奴らは今、対人戦の練習中だ」
『はぁっ!』
『やぁっ!』
御子柴「うおっ!みんなスカート履いてるからパンチラがいっぱい…///」
『キャアッ!』
ビリッ!
御子柴「あ、あれはバトル物あるある『服が破けるお色気要素』!」
御子柴「…みんなもうちょい破けてくれねーかな」ボソッ
ライダー「坊主!余はどの部分を脱げばいい!?」
御子柴「脱がなくていい」
プルルルル…
御子柴「お、佐倉から電話だ」
ピッ
千代「みこりん!?今日、野崎くん家にくる約束だったよね!?」
御子柴(やべ、忘れてた)
千代「来ないから心配して電話したんだけど…今どこにいるの!?」
御子柴「……インド」
千代「インド!?」
ライダー「どうだ坊主!これで聖杯は確実だろう!」
御子柴「ああ!ぜってー聖杯を手に入れてやるぜ!」
ライダー「ところで坊主は聖杯にどんな願いをする?」
御子柴「決まってんだろ!二次元の女の子を三次元に来させるんだよ!」
ライダー「よし!その願い、余が聖杯を勝ちとって叶えてやろう!……だがその前に」
御子柴「…その前に?」
『イスカンダルくん…キスしてもいいかな?』
ライダー「二次元の小娘の魅力がよく分からなくてな、ちょっとプレイさせてくれ」
御子柴「遠くから見たら、いい歳したおっさんがギャルゲーやってる様にしか見えねーぞ…」
馬「ブルルルル…」
御子柴「うおっ!う、馬!?」
ライダー「余の大切な相棒だ。こいつとこれがあれば空を飛べる」
御子柴(空を飛べる……そうだ!)
御子柴「なぁライダー!ちょっといいか!?」
野崎の家
千代「みこりん大丈夫かな…」
セイバー「心配ですね」
アーチャー「なに、インドでも逞しく生きていくさ」
野崎「人の家で煎餅食べながらテレビを見ている暇があったらこの間壊した窓を直したらどうだ?」
アーチャー「そうだな、すまない」
野崎「…たくっ、割れたのが下の部分だったから良かったものの、上の部分も割れていたら…」
パリーン!!
ライダー「AAALaLaLaLaLaLaLaLaLaiee!!! 」
一同「」
>>225
あ!これ馬じゃなくて牛だ!
千代「みこりん!」
御子柴「よー野崎!佐倉!俺も聖杯戦争に参加するぜ!」
千代「本当!?」
ライダー「我が名は征服王イスカンダル!フハハハハ!」
セイバー「その車輪…まさかライダー!?」
ライダー「ん?どっちがセイバーでどっちがアーチャーかは知らんが…どうだ!一杯酒でも飲まんか!?」
セイバー「いいですね、飲みましょう」
アーチャー「よし、俺も飲もう」
ライダー「そこの小娘もどうだ?」
千代「い、いいです!私、未成年なので…」
ライダー「そうか…じゃあそこの目つきが悪くて無駄に背が高くて顔を見ただけで気分が胸糞悪くなる糞ガキはどうだ?」
野崎「なんで俺だけそんな辛辣なんだ」
千代「ところでみこりんは聖杯に何をお願いするの?」
ライダー「確か坊主は二次…むぐっ!」
御子柴(おいライダー!こういうのはあまり人前で言うもんじゃねーんだよ!俺に言わせろ!)
ライダー(そ、そうか)
御子柴「…っへ、決まってんだろ?世界中の女の子を俺の物にするのさ!」
千代「私はいやだなー(野崎くんがいるし)」
セイバー「私もいやです(ごはんが恋人ですし)」
御子柴「……」
今日はここまで
>>41でセイバーは四次に参加している描写がありましたがその時の面子は原作とは違うという設定でお願いします
若松(久しぶりに野崎先輩の家に行ける!)
若松(ここ最近はバスケ部が忙しかったし、瀬尾先輩に振り回されたりしたからなぁ…)
若松(この間も動物園の時…)
結月「おい見ろ若!猿がいっぱいいるぞ!」
若松「凄いですね!」
若松(瀬尾先輩、あの大猿の一件から元気がなかったけど…元気になって本当に良かった)
結月「おい若!檻から一匹とってきたぞ!」
若松「今すぐ返してきてください!」
野崎「セイバー、今日はこの後若松が来る。トーン担当の俺の後輩だ」
セイバー「わかりました」
堀「そういえばあいつ、ここ最近来てなかったな」
千代「セイバーさんを見たらどんな反応するんだろうな〜」
野崎(……そうだ!)
野崎「みんな、ちょっといいか。」
若松「野崎先輩!お久しぶりです!」
野崎「来たか若松」
セイバー「久しぶりですね」
堀「今日もトーン頼むぜ」
千代「さ!いつもの五人でちゃっちゃと終わらせよう!」
若松(ツッコミ待ちなのか?)
若松「の、野崎先輩!誰ですかこの人!」
野崎「…お前正気か?」
若松「正気ですよ!」
セイバー「いつもお会いしているじゃないですか…。いや、正確には聴いてる、と言った方が正しいかもしれませんね」
若松「…へ?」
野崎「若松、この人があの…」
セイバー「ローレライです」
若松「……」ヒュ〜…
野崎「若松の魂が抜けようとしている!」
千代「若松くんしっかり!」
若松「ほ、本当に…あのローレライさんなんですか!?」
セイバー「はい」
若松「い、いつも聴いてます!!美しい声をお持ちになられているんですね!」
セイバー「ありがとうございます」
若松「ロ、ローレライさん…じ、実は…お、俺にとってあなたは…女神なんです!その…どうかお付き合いしてもらえませんか!?」
野崎(踏み込むのが早い!)
セイバー「いやです」
野崎(返答も早い!)
若松「……」ヒュ〜
野崎「また若松の魂が抜けようとしている!」
千代「若松くんしっかり!」
野崎「セイバー、ここに花を頼む」
セイバー「わかりました」
若松「そうか!ローレライさんは花担当だったんですね!」
セイバー「いえ、私は何でもいけます」
若松「な、何でも!?」
若松(そんな…これじゃあ俺とローレライさんの格差が…)
若松「ほ、堀先輩!俺、今日は背景描きます!」
堀「い、いやいいよ。お前はトーンだけやってくれたらいいから」
若松「佐倉先輩!俺ベタやります!」
千代「わ、私も自分の仕事をやってもらいたいかな」
若松「野崎先輩!マミコ描かせてください!」
野崎「お、落ち着け若松」
若松「ローレライさん!付きあってください!」
セイバー「いやです」
野崎「どさくさまぎれに言うな」
野崎「みんな、今日はお疲れ様」
堀「じゃあ俺帰るわ」
千代「私も帰るね!」
若松「俺も帰ります!」
野崎「ああ、みんな気をつけてな」
若松「…あれ?ローレライさんは帰らないんですか?」
セイバー「私の家はここですから」
若松「!?そ、そんな…まさか…」
野崎「お、おいセイバー。違うんだ若松、彼女は…」
若松「野崎先輩の馬鹿ぁぁぁぁ!俺、弄ばれてたんだぁぁぁぁ!」ダッ
野崎「わ、若松!待ってくれ!」
千代「行っちゃった…」
堀「やっちまったな…」
セイバー「す、すみません…私のせいで」
野崎(というかドッキリやってるってことを忘れてた)
若松「……うぅ。俺はみんなに虐められてるんだ…。付き合ってるんだったら早く言ってくれればいいのに…」
若松「……ここは今月の『恋しよっ』でも見て心を癒そう」
マミコ『私マミコ!今私の周りでは魔法陣が大人気!』
マミコ『恋の魔法陣を描けば恋が成就するんだって!』
若松「へぇー恋の魔法陣かー…」
若松「…よし!俺はまだ諦めないぞ!」
カキカキカキカキ…
若松「これで恋が叶えば…」
ピカッ
若松「!?ひ、人影!?」
ゴオオオオオオォ…
若松「まさか…恋のキューピッド!?」
ハサン「…あなたがマスターですかな?」
若松(全然キューピッドって感じじゃない…)
ハサン「聖杯を勝ち取ることにより、何でも願いが叶います」
若松「ほ、本当ですか!?」
ハサン「作用です」
若松「じゃ、じゃあ誰かと付き合うことも!?」
ハサン「可能です」
若松(…はっ!待て、ローレライさんと付きあったところで瀬尾先輩が邪魔になるのには変わらない…だったら!)
若松「キューピッドさん!俺、聖杯を勝ち取るまえに息の根を止めたい人がいるんです!」
ハサン(恋愛話に息の根を止めるって単語が出てくるって相当じゃないか?)
若松「す、すいません。つい興奮して立場を逆転したいって言うのを間違えました」
ハサン(すごい間違いだな)
ハサン「…その人の家の場所はご存じで?」
若松「はいっ!確か瀬尾先輩は…」
その日の夜
アサシンA(ここが瀬尾結月の家か…)
結月「zzz…」
アサシンA(マスターが言う通り、拉致を実行するか)
結月「うーん…」ゴロン
アサシンA「ぐおっ!?」
アサシンA(も、物凄い一撃だ…まさか寝ている振りを…)
結月「zzz…」
アサシンA「」チーン
アサシンB「アサシンAがお亡くなりになったとの情報が…」
ハサン「何!?」
若松「そんな!瀬尾先輩を拉致して恐怖を与えるという作戦が…」
ハサン「…ならば50人程で攻めますか?」
若松「そ、そんなにいるんですか!?」
ハサン「はい」
若松「…そうだ!今日は襲撃はやめませんか?明日実行したいことがあるんですけど…」
次の日
『瀬尾先輩へ
今日のほーかご、近所の空き地で待ってまーす・
若松』
結月「おーー!若からまた手紙だーー!またプレゼントくれるのかなー」
放課後
結月「…ここが手紙にあった空き地か……おっ!若ーー!」
若松「……」
結月「…?」
若松「…今だっ!」
ハサン「はっ!」
結月「!?」
アサシンC「マスター!瀬尾結月の両腕、両足の拘束に成功しました!」
若松「…もう終わりですよ、瀬尾先輩」ニヤッ
結月「…おい若、なんの真似だ」
ハサン(なんだこのエロ同人みたいな展開)
若松「今まで俺がどれだけ瀬尾先輩に苦しめられたか…教えてやりますよ!」
ハサン「何かを取り出した!」
アサシンD「あれは…桜でんぶ!?」
若松「…瀬尾先輩、これを食べたら解放してやってもいいですよ」
ハサン(いや、幾ら何でもそんな物で…)
結月「うわーーー!ち、近づけんじゃねーよ!やめろ!」
若松「あれあれ〜?いい歳して好き嫌いするんですか〜?ほら、あーんして…」
結月「無理やり食わせようとするんじゃねーよ!やめろっつってんだろ!」
若松「先輩涙目になってますよ〜?」
結月「う、うるせー!///」
ハサン(効いてる!?)
若松「中々食べないですね…だったら!」
ハサン「また何かを取り出した!」
アサシンE「あれは…計算ドリル!?」
若松「…瀬尾先輩、この問題全部解けたら解放してやってもいいですよ」
ハサン(これ、小3の問題じゃないか。幾ら何でもそんな物で…)
結月「………わっかんね〜」
ハサン(嘘だろ!?)
若松「よし、次はこれだ…」
結月「な、何すんだよ…」
若松「…そぉら!」
結月「あははは!ちょっ、若やめ…あはははははは!」
ハサン(こちょこちょ!?)
若松「どうです先輩!?苦しいでしょう!?」
結月「や、やめろわ…あははははは!くすぐってーからやめ…あははははは!」
アサシンF「ブッ!」パッ
ハサン「!!馬鹿!何手を離してんだ!」
アサシンF「す、すいません!笑い顔が余りにも可笑しくて…」
結月「あ、動ける」
ドカッ
バキッ
ドゴッ
若松(ど、どうしよう。みんな瀬尾先輩に殺された…俺も殺される…)
若松(よく考えてみたら俺、とんでもないことをやってしまった…殺されて当然かもしれない…)
結月「……若」
若松「や、やるならひと思いにお願いします!」
結月「…悪かった」
若松「…へ?」
結月「その…今回こんな事したのはアタシのせいなんだよな?…悪かった」
若松「…先輩?」
結月「アタシさ…馬鹿だからイジリの基準とかよく分かんなくてさ…この間のリョウスケの時もそうだし…悪かった」
若松「……」
結月「じゃあ、もう夜遅いし帰るわ。その…悪かった」
若松(さっきから『悪かった』ばっか言ってる…)
次の日
若松「野崎先輩!ちょっと相談にのってもらえますか!?」←セイバーの件は既に知ってる
野崎「ああ、別に構わないが」
若松「その…今までいじめて来た人が急に謝って来た場合ってどうすればいいんですか?」
野崎(……まさか瀬尾か!?)
野崎「…若松」
若松「…何ですか?」
野崎「そんな物は幻だ」
若松「何の話ですか!?」
今日はここまで
今後の展開に関することなので聞きたいのですが、若松って同級生の女子の名前を呼んでる描写ってありましたっけ?男子を呼び捨てにしてるのは知ってるのですが…
御子柴「…そういえば今日はあいつが帰ってくる日だったな」
千代「あいつって?」
御子柴「確か野崎のクラスメイトだったか…間桐慎二って奴なんだけど」
千代「まとうしんじ?」
御子柴「海外留学から帰ってくるんだってよ…あ、あいつだ」
きゃー間桐くーん!
間桐くん帰って来たのねー!
間桐くん素敵ー!
慎二「やぁ、みんな久しぶり」
千代「へぇーみこりんみたいにモテる人なんだー」
御子柴「あいつがいるとよ…」
千代「?」
御子柴「女子がいっぱいいて通れねぇんだよぉ!」
千代(みこりんも加害者だと思う)
鹿島「おー間桐ー」
凛「帰って来たのね」
慎二「久しぶりだね…鹿島さん、遠坂さん」
凛「海外留学はどうなったの?」
慎二「大きな収穫があったよ。今なら鹿島さんよりも英語を喋れる自信がある。鹿島さん、良かったら僕が英語を教えてあげるよ?」
鹿島「…あれ?対抗しようとしている?君は君らしくしていくのが一番だよ、僕のバンビーノ」
慎二「////」
凛「一撃ね」
士郎「おー慎二!帰ってきてたのかー!」
慎二「…衛宮か。相変わらず人助けしてんのか?」
士郎「まーな。日々正義の味方になる為に努力してるよ」
慎二「あまりやりすぎるなよ?人によってはお節介以外のなんでもないからな」
士郎「ああ…それより慎二」
慎二「なんだ?」
士郎「頭にワカメがいっぱい付いてんぞ」
慎二「地毛だアホ」
慎二「…御子柴」
御子柴「?なんだよ間桐」
慎二「放課後、屋上に来てもらえるか?」
御子柴「…ああ」
御子柴(呼び出し?なんでだ?)
放課後
御子柴「来たぞ間桐。屋上まで呼び出して何の用だよ」
慎二「…前々から言おうと思ってたんだけどさ、お前…」
御子柴「…?」
慎二「モテるっていうの僕と被るんだよぉ!」
御子柴(それ言うためにわざわざ屋上まで呼んだのかよ…)
慎二「この際、どっちが真のイケメンでモテるかを僕たちで決めようじゃないか!」
御子柴「いや、決めるのは周りの女子だろ」
慎二「…とにかく!今度の日曜日、朝9時にスクランブル交差点に集合!そこでナンパ対決を実行する!」
御子柴「ナ、ナンパ対決ぅ!?」
慎二「…なんだ?僕に負けるのが怖いのか?」
御子柴「はぁ!?お前みたいなワカメ野郎に俺が負けるわけねぇだろ!いいぜ!その勝負乗った!」
慎二「ふっ…日曜日、楽しみにしてるよ」ダッ
御子柴「…………」
御子柴(なんで俺あんなこと言っちゃったんだろ(泣))
野崎の家
千代「という訳で急遽、みこりんのナンパ対策緊急会議を始めます!」
御子柴「…くそー。どうすればいいんだよー…」
野崎「大丈夫だ。俺たち以外にも大人が三人いるからな」
セイバー・アーチャー・ライダー「うぃ〜〜〜〜〜///」
ライダー「セイバーに問う!『王』とはなんだ!///」
セイバー「15番目のアルファベットです!///」
アーチャー「上手い!///」
ライダー「アーチャーに問う!『聖杯』とはなんだ!///」
アーチャー「なんでも願いが叶う代物です!///」
ライダー「真面目か!座布団一枚!///」
三人「ハッハッハッハッハッ!///」
野崎「あの三人は放っておこう」
御子柴「ああ」
千代「じゃあみこりん!このフィギュアを口説いてみてよ!」
御子柴「はぁ!?何言ってんだよ!?」
千代「いいからいいから!何事も練習だよ!」
御子柴「…ちっ。しょうがねぇな…」
御子柴「…おいおい、いつまで固まってんだ?ずっとそんな姿勢だと辛いだろ?俺がその呪い、解いてやるぜ…」
千代「…」
御子柴「///」
千代「フィギュアでもダメ!?」
野崎「そういう遠回しな言い方だからいけないんだ、ここは俺がお手本を見せてやろう」
御子柴「た、頼んだぜ野崎」
千代(野崎くんの口説き…見てみたい!)
野崎「…」
御子柴「…」
千代「…」ドキドキ
野崎「今ナンパ対決してるんで来てもらえませんか?」
御子柴「ストレートすぎんだよ!」
当日
慎二「来たか御子柴…ん?後ろにいるのは…」
千代「ふ、二人の対決を見ようと思って!」
野崎「どうも」
慎二「…まぁいいだろう。御子柴の敗北姿を見る人が増えるだけだ。寧ろ来てくれて嬉しいよ」
鹿島「私達も来たよー!」
凛「こんにちは」
慎二「…ほぅ。これだけいるとお前の負ける姿を見るのが益々楽しみになってくるよ」
御子柴「…いいからさっさと始めよーぜ」
慎二「ああ。じゃあ夕方5時にここに集合だ!よーいド………うぉぉっ!?」ゴンッ!
御子柴「空中で回転して転んだ!?」
鹿島「…凛ちゃん、もしかして…」
凛「スタートの合図よ」
鹿島(どんな合図だよ…)
みこりんには私と野崎くん、間桐くんには鹿島くんと凛ちゃんが付いてくることになりました
御子柴サイド
千代「みこりん!あの金髪の人はどう!?」
御子柴「…いやだ、性格きつそう」
千代「もー、そんなこと言ってたら間桐くんに負けるよ?野崎くんからもなんか言ってよー」
野崎「…お、あそこにいるのは付き合って一カ月ってとこか」
野崎「…お、あそこは三年ぐらいだな」
二人「……」
野崎「おお!あのカップルは恐らく妊娠してる!」
御子柴「そりゃ腹見りゃわかるだろ」
慎二サイド
慎二「すいません、今時間空いてますか?」
女性「わ、私ですか?(ヤダ、イケメンだ)」
慎二「もしよろしければ僕とお茶しませんか?」
女性「い、いいんですか!?私なんかと…」
慎二「ええ、構いませんよ…ん?」
女性「ちょ、ちょっと!何スカートめくってんですか!」
慎二「ち、違うんです!身体が勝手に…」
女性「この変態!」
パァン!
慎二(な、何故だ…さっきからナンパする度に身体が勝手に…)
鹿島「…凛ちゃん、どうして?」
凛「なんか嫌いなのよね、彼」
3時間後
慎二「…ふっ。お互い結果は0のようだな…」
御子柴「お、俺はまだ本気出してねーだけだ!」
慎二「僕だってそうさ…ん?」
女子1「ねぇねぇ、あの人達イケメンじゃない?」ヒソヒソ
女子2「ホントだ!凄いイケメン!」ヒソヒソ
二人(…いける!)
女子1「どっちが受けでどっちが攻めだと思う?」
女子2「うーん…私は赤毛の人の方が受けだと思うなー」
慎二「お前にやるよ」
御子柴「いや、お前にやるわ」
夕方5時
御子柴「くっ…結局一人も捕まえられなかった…」
御子柴(…こうなったら!)
スクランブル交差点前
慎二「ふっ…今回は引き分けとするか。また後日…」
御子柴「…いや、俺は一人捕まえたぜ」
慎二「何!?」
御子柴「見な…これが俺の捕まえたイスカンダル子さんだ!」
ライダー「こんにちは!征服女王です!」
慎二「僕の目は節穴じゃないからな」
慎二「大人しく引き分けを認めろ御子柴…」
御子柴「…ちっ、分かったよ。大人しく…」
??「遅れてごめんなさーい!」
二人「ん?」
セイバー「ミコトさん、もしかして待ちました…?」
野崎(来たかセイバー…計画通りだな)
御子柴「……!い、いや待ってねーよ!寧ろ丁度いいぐらいだ!」
慎二「み、御子柴…まさか」
御子柴「ああ、一人捕まえたって言ったろ?」
慎二「そ、そんな…この僕が…」
??「…兄さん」
慎二「ん?」
??「なに人様に迷惑かけてんです……かっ!」
慎二「ぐほぉっ!?」
凛「ドロップキック!?」
千代「バ、バイオレンス…」
桜「…すいません、うちの兄がご迷惑をおかけして」
御子柴「い、いや別に…」
桜「さ、帰りましょう兄さん」
慎二「ちょっ…さ、桜。歩けるから」
桜「そのまま腹筋でもしてなさい!」
御子柴「ありがとなセイバー!」
セイバー「いえ、ウメタロウの友達の為ならなんでもします」
ライダー「すまんな坊主。余がもう少し若かったら中性的だったんだが…」
御子柴(想像できねぇ…)
鹿島「ねぇねぇ、二人ともそのまま付き合っちゃいなよ!」
御子柴「!?な、何言ってんだよ鹿島!俺とセイバーはそんなんじゃ…」
セイバー「ご飯が恋人なのでいやです」
御子柴「即答かよ!」
鹿島「…チッ」
千代(後で鹿島くんに堀先輩とセイバーさんは付き合ってないって言っておこう)
成る程桜か…それで若松の呼称ね…
先輩相手にもたまにタメ口が出る運動部敬語だし同級生は女子でも苗字あたりで呼び捨てっぽくない?
次の日
士郎「…へー!お前が負けたのか!以外だなー」
慎二「…いや、あれは誰かの陰謀だ」
慎二(恐らく犯人は鹿島か遠坂…あいつら今に見てろ!)
士郎「…なぁ慎二」
慎二「なんだ?」
士郎「俺も女装してくれば良かったかな」
慎二「気持ち悪いからやめろ」
今日はここまで
次回は火曜に投下します
>>282
ありがとうございます!では呼び捨てでいきたいと思います
…といっても桜と若松の会話は大分先になってしまうのですが…
今日の9時頃に投下します
士郎「慎二!今日の英語の宿題やったか!?」
慎二「確か自分で英文を作って読むんだろ?当たり前だ。何のために海外留学したと思ってる」
士郎「じゃあさ、俺の書いた英文を見てもらいたいんだけど」
慎二「見せてみろ」
『HEROHEROHEROHEROHEROHEROHEROHEROHEROHERO…and JUSTICE!!!』
慎二「これは英文とは言わない」
2年の英語担当は藤村先生です
大河「はい。じゃあ間桐くん、宿題のやつ読んで」
慎二「はい」
慎二(海外留学の成果…見せてやる!)
慎二「I…うぉぇ!」
大河「ど、どうしたの間桐くん」
慎二「す、すいません。吐き気が…トイレに行ってきます!」ダッ
大河「道中で吐かないでよー」
2-G
鹿島「…凛ちゃん、その構えは?」
凛「今、間桐くんを虐めてるところよ」
鹿島(何でそんなに間桐が嫌いなんだ…)
大河「はい、じゃあ次は野崎くん」
野崎「はい」
野崎「I am the bone of my sword. Steel is my body, and fire is my blood. I have created over a thousand blades. Unknown to Death. Nor known to Life. Have withstood pain to create many weapons. Yet, those hands will never hold anything. So as I pray, unlimited blade works.」
大河「zzz…」
野崎「寝ないでください」
2-G
御子柴「ヤベェ!今日の英語の宿題、やるの忘れてた…鹿島、手伝ってくれねぇか?」
凛「ちょっと御子柴くん。そうやって人に頼ってると自立できないわよ」
御子柴「今回だけだから…頼む!」
鹿島「いいよー。てゆうか私が書いちゃうね」
凛「鹿島さん…」
御子柴「サンキュー!」
鹿島「…できた!はい」
『I'm popular. But I don't make girl friend. Because, I'm love hunter.』
御子柴「/////」
2-A
大河「はい、じゃあ次は瀬尾さんね」
千代「結月、宿題やってきたの?」
結月「英文は兄貴に書かせた。アタシは読むだけ」
千代(遼介さん、可哀想…)
大河「いいから早く読んで」
結月「はーい」
結月「イエムロレレイ。イエムソクテ。イハベラアールゲビーレアエスティー」
千代(ローマ字読みだ…)
放課後
千代(あ、衛宮くんと藤村先生)
大河「じゃあ士郎、また家でね」
士郎「おー」
千代(…えぇっ!?まさか衛宮くんと藤村先生ってそういう関係…?)
千代(これは大スクープ!早く野崎くんに知らせないと…)
千代(そしたら…)
野崎「佐倉!それは本当か!?」
千代「うん!本当だよ!」
野崎「ネタに使えるかもしれない…!よし!早速衛宮の家に殴り込もう!佐倉、教えてくれてありがとう!大好きだ!」
千代「私も大好きだよ!野崎くん!」
千代「…えへへ〜///」
結月「どうした千代、クスリでもやったか?」
野崎の家
千代「野崎くん!みこりん!」
御子柴「お、佐倉」
野崎「そんなに慌ててどうした」
千代「大スクープだよ!さっき衛宮くんと藤村先生が…」
野崎「…ああ、それなら知ってる」
千代「えぇっ!?知ってるの!?」
野崎「衛宮は両親がいなくてな、藤村先生が保護者代わりになってるそうだ」
千代「へぇー、そうなんだ…」
野崎「何でも衛宮家と藤村家は古くからの付き合いらしい。…学校じゃ結構有名な話だぞ、知らなかったのか?」
千代「う、うん!全然知らなかった!私一年の時は勉強ばっかやっててさー…」
御子柴(野崎しか見てなかっただけだろ)
御子柴「そういえば間桐の妹もよく衛宮の家に行くらしいな」
千代(この間のドロップキックしてきた子か…)
野崎「ああ、妹の間桐桜か」
千代「えぇっ!さ、さくら!?」
御子柴「お前じゃない」
野崎「朝と夜、衛宮に料理を作るために来ているらしい」
千代「へぇ〜」
御子柴(こいつ今頭の中で今度野崎に料理作ってあげようとか思ってそうだな)
千代(今度野崎くんに料理作ってあげよう…)
野崎「…そういえばこの間さくらももこ先生が…」
千代「えぇっ!さ、さくら!?」
御子柴「だから『さくら』って言葉にいちいち反応するのやめろ」
セイバー「…料理だったらウメタロウの料理が一番ですね」
ライダー「いや!坊主のキャラ弁も中々だぞ!」
御子柴「ば、馬鹿!」
千代「みこりんキャラ弁作るの!?画像とかある!?」
御子柴「…ちっ、ばれたらしょうがねぇ。…見せてやるよ!俺の究極のキャラ弁を!」←ときメモ3の牧原優紀子
野崎・千代(元ネタが分からない…)
千代「zzz…」
御子柴「zzz…」
野崎「二人とも寝てしまったか」
アーチャー「よし、佐倉を連れて帰ろう」
ライダー「余も坊主を連れて帰るとするか」
野崎「今更だがこの二人が来るとあんたらも絶対来るよな」
ライダー「そうだな」
野崎「だがアーチャー、あんた堀先輩が来る時は絶対来ないよな、何故だ?」
アーチャー「えー、だって最初に会った時…」
堀「だいたいなんだそのポーズは!!ダサいにも程がある!」
堀「いいか!中途半端に跳ぶな!今より30センチ跳べ!」
堀「跳んでる最中に縦に3回転!横に2回転!」
堀「腕は170度曲げろ!」
堀「そして頂点まで跳んだら雄叫びをあげろ!」
アーチャー「…うおおおおおおおおお!」バーーン!
堀「…やればできるじゃねーか!」
アーチャー「無理やりやらされたからなー」
野崎(こいつに会いたくないって言わせるって相当じゃないか?)
衛宮邸
大河「ただいま士郎ー」
士郎「おー藤ねえ」
桜「おじゃまします先輩」
士郎「桜も来たのか」
桜「…先輩、兄が海外に帰ってから迷惑とかかけてないですか?」
士郎「…いや、全然」
桜「よかった…もし何かあったら直ぐに言ってくださいね」
士郎「ああ…。あ、そういえばこの間ナンパ対決で負けたって言ってたな」
桜「あ、知ってます。…先輩」
士郎「なんだ?」
桜「今度先輩も参加して兄のメンタルをボコボコにしましょう!」
士郎「桜!?」
次の日
若松(あ、瀬尾先輩だ)
大河「瀬尾さん、また英語で赤点よ。これから補修ね」
結月「マジかー…。しょうがねーな、さっさと行こーぜ」
若松(あれ!?逃げようとしない!何で!?)
野崎「瀬尾は英語の補修か」
若松「野崎先輩!今の見ました!?」
野崎「ああ」
若松「珍しくないですか!?」
野崎「…いや、そうでもない。藤村先生の補修は特別でな、終わった後に必ずあることをするんだ」
若松「あること…?」
弓道部・部室
結月「あーやっと終わったー」
大河「おーー!ちゃんと全問正解!」
結月「…てことはやってくれるんだよな?アレ」
大河「…もちろん!」
大河「うおぉぉぉらあぁぁぁぁぁぁ!」ブンブンブンブン
結月「どおぉぉぉぉらあぁぁぁぁぁぁ!」
部員「見ろ!剣道対武道だ!」
美綴(あの二人またやってる…)
野崎「通称『タイガー道場』だ」
若松「やる必要性ってあるんですかね…」
今日はここまで
次回は明日の夜の10時頃に投下します
凛「鹿島さん、この後って暇かしら?」
鹿島「暇だよー!何で?」
凛「私の家に遊びに来て欲しいの。実は昨日…」
時臣「凛。お前は本当に友達がいるのか?」
凛「…何言ってるのお父様。この間友達ができたって言ったじゃない」
時臣「…いや、それは私に心配をさせないようにする為の嘘だ。本当はお前はあまりにも可愛くて学校中の女子に嫉妬されて集団暴行とか受けているんじゃないのかなぁ凛そうだろそうだろそうだろそうだろそうだろ」
凛「…ていうことがあって」
鹿島「心配性なんだね…」
鹿島「そうだ!千代ちゃんも呼ぼーよ!」
凛「そうね。二人がちょうど良いくらいかもしれないわね」
鹿島「ちょうど良い?」
凛「たくさん連れてくると…」
時臣「おい凛、なんだこの友達の人数は。あまりにも多すぎる…さてはお前金で雇ったな?いや違う、お前はスタイルがいいから身体を使ったんじゃないのかなぁ凛そうだろそうだろそうだろそうだろそうだろ」
凛「…ってなりかねないわ」
鹿島「いやいやいや…」
千代「凛ちゃんの家楽しみだなー」
鹿島「どんな感じの家なの?」
凛「…着いたわ、ここよ」
千代「おーーー!」
鹿島「でかーーーい!」
凛「ただいまお父様」ガチャ
千代「こんにちはー!」
鹿島「お邪魔しまーす!」
時臣「おかえりなさい凛」ナデナデ
千代「へ?」
凛「お父様それ佐倉さん」
千代「り、凛ちゃんの友人の佐倉千代です!」
鹿島「鹿島遊でーす!」
時臣「いつも凛がお世話になってるね」
鹿島「いやいや!寧ろ私がお世話になってますよー!この間なんか魔術で…むぐっ!」
凛(私が学校で魔術を使ってるの、内緒にしてもらえる?ばれたら罰を受けるの)
鹿島(罰ってどんな?)
凛(長い呪文を延々と聞かされるの)
鹿島(それって大したことないんじゃない?どんなの?)
凛(滲み出す混濁の紋章、不遜なる狂気の器、湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる、爬行するt鹿島(それは嫌だね)
千代「凛ちゃんのお父さんも魔術って使えるんですか?」
時臣「ああ、いつも仕事に使ってるよ」
鹿島「すごーい!もしかしてマジシャンとかやってるんですか?」
時臣「いや、違う。パチスロを揃えたり、宝くじの当たり番号を予知したり、競馬で当てるために馬を速く走らせたりしてるよ。まだまだ未熟だから成功率は低いけどね」
二人「へーすごいですねー!」
二人「………」
二人(軽くニートじゃないか?)
千代「そしたら野崎くんが…」わいわい
鹿島「堀先輩が…」わいわい
凛「衛宮くんが…」わいわい
時臣「はは、君たちの友達は面白い人達ばかりだな」
遠坂邸・裏側の窓
慎二(見つけたぞ…遠坂凛、そして鹿島遊!)
慎二(この間のナンパの件、犯人がお前らなのは間違いないんだ)
慎二(今に見てろ、尻尾を掴んでお前らを…)
ガサッ
慎二「だ、誰だ!?まさか門番でもいたのか!?」
結月「おっ」
慎二「えっ」
結月「あれ、B組の間桐じゃん」
慎二「君は…A組の瀬尾!何故ここに!?」
結月「なんでって…家の近道だからいつもここ通ってるんだけど」
慎二「ち、近道だって!?だいたい他人の家に勝手に入るのは…」
結月「……」
慎二「な、なんだ。人の頭をじっと見て」
結月「…頭食っていいか?」
慎二「やめろ」
時臣「さっきから騒がしいと思ったら…君たちだったのか」ガチャ
慎二(しまった!ばれた!)
千代「結月!」
鹿島「先生!」
凛「それに…間桐くん!?」
時臣「…凛、この男はお前の友達か?」
凛「えっと…彼は…」
慎二(まずい!遠坂から何か言われる前に僕から言わないと!)
慎二「は、はい!僕は遠坂さんの友達です!」
時臣「私は凛に聞いたんだ」ギロッ
慎二「お邪魔しました!」ダッ
凛「間桐くん…いっちゃった」
時臣「…君は凛の友達かな?」
結月「…アタシ?アタシは…そこにいるオレンジの髪のやつと青色の髪のやつとは友達だけどそいつとは友達じゃない」
時臣「…では何故ここに?」ゴゴゴゴ
結月「家の近道だから」
時臣「…これからはここを通るのはやめてもらえるかな?」ゴゴゴゴ
結月「まぁおっさんがいやだって言うんだったらこれからここを通るのはやめるわ、じゃ」ダッ
千代「結月もいっちゃった…」
凛「ワイルドでかっこよかったわね…」
時臣「そうか、今の私はかっこよかったか」
凛「違うわお父様」
千代「凛ちゃん!今日はありがとう!」
鹿島「また遊びに来てもいいかな?」
凛「全然構わないわよ。ね、お父様」
時臣「ああ、凛のお友達ならいつでも大歓迎だよ」
二人「お邪魔しましたー!」
凛「帰りは気を付けてね!」
千代「楽しかったねー!」
鹿島「そうだねー!また行きたいなー」
ドドドドドドドド…
千代「ん?」
堀「鹿島てめぇぇぇぇぇぇ!またサボりやがったなぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
鹿島「げぇっ!?堀先輩!」
千代(サボって来たんだ…)
堀「お前に蹴りを入れないと気がすまねぇ!覚悟しろぉぉぉぉぉぉぉ!」
鹿島「うわーー!先輩、ちょっとま…」フワッ
千代「えっ!?」
ドゴォン!
堀「ぐはぁ!!」
千代「鹿島くんが堀先輩に蹴りを入れた!?」
鹿島「な、なんで!?身体が勝手に…」
千代(ま、まさか…)
凛(ふー……危なかったわね、鹿島さん)
時臣「凛、今魔術を使わなかったか?」
凛「…いいえ?」
今日はここまで
これ(魔術なのか)もうわかんねぇな
因みに今回、野崎が出てこなかったので唯一の皆勤賞は千代ちゃんになりました
明日も夜の10時に投下予定です
千代「野崎くん!今月の『少女ロマンス』に新連載が載ってるよ!」
野崎「ああ、奈須きのこ先生の『月姫』か」
千代「知ってるの?」
野崎「先月号の予告だけ見た。吸血鬼の女性と普通の高校生の恋愛モノだそうだ」
千代「へぇ〜………あっ!!」
野崎「どうした?」
千代「み、見て野崎くん!第1話の最後でいきなり主人公が死んじゃった!」
野崎「何!?」
煽り『次回!主人公、能力が開花して蘇生!』
野崎「ふんっ!」バンッ!
野崎「奈須きのこ先生は俺の尊敬する漫画家の一人でベテランなんだ。あの人の作品は全部知ってる」
千代「へぇ〜じゃあ全部言えるの?」
野崎「もちろん。『CANAAN』、『空の境界』、『プリズマ☆イリヤ』、後は…」
千代「後は…?」
野崎「…」
千代「…」
野崎「…一度にたくさん言っても覚えられないだろうからな、代表作だけ言った」
千代「う、うん」
野崎「『CANAAN』は上海に行ってしまったヒーローを追いかけて来たヒロインのお話だ」
千代「へぇ〜…」
野崎「しかし、ヒーローは上海で銃撃戦を繰り広げている最中だった」
千代「えぇっ!?」
野崎「そしてヒロインも銃撃戦に参加することになる」
千代「ほ、本当に少女漫画なの、それ…」
野崎「因みにこの漫画の前日談もあってそれは渋谷が爆発する」
千代「本当に少女漫画なの!?」
野崎「『空の境界』は男の人格と女の人格を持つ主人公のお話だ」
千代「へぇ〜…」
野崎「やがてその人格同士で付き合うことになる」
千代「人格同士が恋愛するの!?すごい発想だね…」
野崎「最後に二人は幸せなキスをして終わる」
千代「人格同士がキスするの?どうやって?」
野崎「漫画が手元にある。見てくれ」
千代「どれどれ…」
『最後のキスシーンはご想像にお任せします』
千代(投げやりすぎだよ…!)
野崎「『プリズマ☆イリヤ』はレズ漫画だ」
千代「えぇっ!?そんなの少女誌に載せていいの!?」
野崎「…これは『プリズマ☆イリヤ』の読者コーナーだ。ペンネームを見てくれ」
千代「えーっと…匿名希望さん(45)、イリヤたんハァハァさん(32)、一生ニートさん(25)、トッキーさん(年齢不詳)…」
野崎「新たな年齢層を獲得することも大切なんだ」
千代「そ、そうなんだ…」
野崎「だがそんな奈須先生でも許せない作品が一つだけある…!」
千代「ど、どんなの?」
野崎「読み切りなんだが…これだ」
千代「…『偽りの戦端』?」
野崎「これは奈須先生自体は悪くない、悪いのは原作者なんだ」
千代「えっと、原作者は…虚淵玄って人?」
野崎「ああ、とりあえず読んでくれ」
千代「…………………普通の少女漫画だよ?」
野崎「途中まではな…だが最後の1ページになると…」
ペラッ
野崎「子供が触手に喰われて死ぬ」
千代「なんで!?」
千代「野崎くん、なんでこのシーンだけ物凄いリアルなの?生々しいよ…グロテスクだよ…」
野崎「…そう思うだろ?どうしてこんなのを載せることができるんだ…!」
千代「気分悪くなってきちゃった…。ごめん、野崎くん。トイレ借りてもいいかな?」
野崎「あ、ああ」
野崎(申し訳ないことをしてしまった…)
セイバー「ふぁ〜あ、よく寝ました…。ウメタロウ、休憩時間は終了ですか?」
野崎「セイバーか…。いや、まだ休んでてくれ」
セイバー「…どうしました?元気がないように見えますけど…」
野崎「ああ、佐倉に教育上良くない物を見せてしまってな…」
セイバー「教育上良くない物…」
男1『暴れんなよ!お前のブラックホールに俺のミサイルをぶち込んでやるぜ!』
男2『先輩!何してんですか…アッーーーーー!』
セイバー「確かに教育上良くありませんね////」
野崎「多分お前の想像しているのは違う」
千代「ふー…スッキリした」
野崎「佐倉、すまなかった…作業、再開するか?」
千代「ううん!気にしないで!…それより野崎くん」
野崎「なんだ?」
千代「その虚淵って人の漫画って持ってる?」
野崎「原作だけでなく、絵も担当したのなら手元にあるが…」
千代「…ペンで貫いていいかな?」ゴゴゴゴ
野崎(佐倉が鬼と化している…!)
千代「ペ、ペンで貫きはしないから読むだけならいいかな?」
野崎「あ、ああ」
千代(隅からすみまで読んでやる!そんでネットに酷評レビューしてやる!)
「みんな死ぬしかないじゃない!」
「アタシって、ホントバカ」
「独りぼっちは寂しいもんな」
「ウェヒヒw」
「私の、最高の友達」
千代「うぅっ……!」
野崎(感動している!?)
千代「ごめん野崎くん…私虚淵先生を誤解してた…」
野崎「そうか…」
千代「よし!元気出てきた!…そうだ、今月の『少女ロマンス』の読み切りまだ見てなかった!読んでみよっと!」
「家族が増えるよ!」
『やったねたえちゃん!』
千代「…………」ゴゴゴゴ
野崎「お、落ち着け佐倉!」
今日はここまで
明日は夜の11時頃に投下します
もしかしたら11時より早くなるかもしれません。
プリヤ見てないけど奈須が書いてたのか
DDDはよ…
大変申し訳ありません。最初に予告した通り11時に投下します
>>356
すいません、原案がfateってだけで奈須先生は関係ないです…
堀「鹿島、今度の演劇に使う魔法陣描けたか?」
鹿島「もうすぐ終わりますよー…できた!」
ピカッ
鹿島「えっ!?」
堀「な、なんだ!?」
ゴオオオオオオォ…
ランサー「…あんたらが俺のマスターか」
二人「変態だ!」
ランサー「ちげぇよ!」
堀(魔法陣からでてきた、っつーことは…)
堀「…あんた、サーヴァントか」
ランサー「ああ、ランサーのクラスで召喚された。よろしくな」
堀(確か野崎も佐倉も魔法陣を描いたらサーヴァントがでたって言ってたな…どうやら鹿島の描いた魔法陣がこいつを召喚させるやつだったらしいな)
堀(…ん?待てよ…野崎のサーヴァントも佐倉のサーヴァントも家に泊めてるよな?てことは…)
堀「…鹿島、お前ん家でこの人を居候させても大丈夫か?」
鹿島「えーー!嫌ですよ!私家族に変態って思われるじゃないですかー!」
堀「俺だって変態って思われたくねーんだよ!頼む!」
ランサー(…泣きてぇ)
霊体化の説明をはようしてやらねば
部員1「部長ーーー!」
堀「!!」
部員2「堀ちゃん!今物凄い音がしたけど…あれ?その人は?」
ランサー「………」
鹿島「ああ、この人はサーヴァ…むぐっ!」
堀(おい鹿島、ここでそんなこと言っても信じてくれねぇよ。ここは俺に任せろ)
鹿島(は、はい…)
ランサー(…さて、どう誤魔化すか見ものだな)
堀「…この人は俺の親戚の槍永さんだ」
ランサー「槍永さん!?」
部員2(なんで本人が一番驚いてんだ…)
堀「俺が演劇やってるっていうから興味が湧いてわざわざ来たんだ。なっ、槍永さん」
ランサー「あ、ああ」
堀「ほら、台本だ。読め読め。…ちょっと誰か槍永さんに付き合ってもらっていいか?」
ランサー(しょうがない、こいつの嘘に付き合ってやるか)
ランサー「申し上げます!港町にガルマの部隊を全滅させた赤いイレギュラーが現れましたぁ!」
堀(お、上手い)
部員「何!?…早速征伐しに出かける」
ランサー「隊長自らが…?」
部員「後に続けアンゴル!」
ランサー「承知いたしま…ヴェ!」
ランサー「」チーン
部員「部長!槍永さんが舌を噛んで死にました!」
堀「この人でなしがぁ!」
ランサー「俺は死んでねぇよ!」
堀「おお、タフだな」
部員「槍永さん!」
ランサー「なんだ?」
部員「この荷物、運ぶの手伝ってもらえますか?」
ランサー「…いや、この荷物なら俺一人で十分だ…よっと!」
部員「すごーい!力持ちなんですね!」
ランサー「へっ、こんなもの、片手でも持てるぜ」
グラッ
ランサー「あっ」
ガシャーン!
ランサー「」チーン
部員「部長!槍永さんが荷物の下敷きになって死にました!」
堀「この人でなしがぁ!」
部員「部長!今度は壁にぶつかって死にました!」
堀「この人でなしがぁ!」
鹿島「…先輩」
堀「なんだ鹿島」
鹿島「…『人でなし』の意味知ってますか」
堀「?」
鹿島「『人でなし』とは人間らしい心を持たず、恩義や人情をわきまえないこと…また、その人や、そのさまのことを言います。槍永さんは勝手に自滅しているだけです。死んだのならまだしも生きてます。よって先輩は『人でなし』の使い方を間違ってます」
堀(ぶん殴りてぇ…)
部活終了後
堀「…さて、なんとか誤魔化せたが問題はここからだな」
鹿島「私の家は無理ですよ?」
堀「俺ん家も無理だ」
ランサー「…だったらこの学校に泊まる。それなら問題ないだろ?」
堀「…そうか、すまないな槍永さん」
ランサー「気にするなよ」
ランサー(このまま家に行ってもこいつらの兄弟や親に変態扱いされそうだしな)
夜
ランサー(流石に夜には誰もこないだろ…)
ランサー(…ここはストレス発散に大声でも出すか)
ランサー「…マスターの馬鹿野郎ーーーーーーー!」
青木「そこにいるのは誰だ!」
ランサー「あ、やべっ」
ランサー(…ふー、ここまで逃げれば大丈夫だろ)
ランサー(…ん?あれは…)
千代「今日もアシスタント疲れましたねー」
アーチャー「俺は何もしてないのに疲れた」
堀「なんで疲れるんだよ…」
ランサー「…マスター!」
堀「!!や、槍永さん!?」
千代「ア、アーチャーさん!今あの人、堀先輩をマスターって…」
アーチャー「…どうやらサーヴァントらしいな」
堀「…ああ、訳あって俺もマスターになってな」
千代「そうだったんですか…」
ランサー「…あんた今、アーチャーさんって呼ばれてたな…アーチャーのクラスか?」
アーチャー「ああ」
グサッ
堀「!?」
アーチャー「ガッ……!」ドサッ
千代「あ…アーチャーさん!!!」
ランサー「悪いな、これもマスターに聖杯を託すためだ」
千代「堀先輩!警察呼んでください!」
堀「ああ!」
ランサー「マスター!?」
警察「警察だ!」
ランサー「おい!離せコラ!」
警察「抵抗しても無駄だ!」
ランサー「…どうしてだマスター!」
堀「俺は聖杯戦争…つーか聖杯自体に興味がねぇ。それにあんたを好きで召喚した訳でもないしな」
ランサー「…そうかい、だったらまずはここにいる警察全員ぶっ殺して…」
ブワッ
千代「あれは…宝具!?」
堀(…不味い!)
堀「…令呪を持って命ずる」
ランサー「…!マスター、まさか!?」
堀「…自害せよ、ランサー!」
グサッ
ランサー「ガッ…!」
警察1「自殺したぞ!」
警察2「この人でなしがぁ!」
警察3「君!脅迫罪で逮捕する!」
堀「」
霊体化の説明サボるから……
千代(ど、どうしよう…!堀先輩が逮捕されちゃう!)
堀「ま、待ってください!誤解です!」
警察「話は署で聞く!おとなしくパトカーに乗り…」
シュウウウウン…
警察「じ、自殺した男が消えた!?」
堀(…しめた!)
堀「いや〜実はこれ、今度の演劇で使うトリック人形なんですよ〜」
警察「そ、そうだったのか…すまなかったな」
千代「サーヴァントが遺体が残る形式じゃなくて良かったですね、先輩」
堀「想像したら気持ち悪くなるからやめろ」
>>361>>371
悪いのは霊体化の存在自体を完全に忘れてた俺なんだよなぁ…
アーチャー「ハァ…ハァ…」
千代「アーチャーさん!しっかりして!」
アーチャー「くっ…!血が止まらない…」
堀「…すまない佐倉、先に救急車を呼ぶべきだった」
千代「い、いや悪いのは私ですよ!私が急かしたせいで…」
堀「…とにかく近所に病院があるか探してみよう」
凛「…その必要はないわ」
千代「り、凛ちゃん!?それに時臣さんも!?」
時臣「まさかこんな所で会うとはね」
堀「…誰だ?」
千代「私の友達です…でもどうしてここに?」
凛「お父様のパチスロに付き合ってたらこんな遅くにまでなっちゃったの」
千代(また魔術でイカサマしようとしたんだ…)
凛「治癒魔術よ。これで大分楽になったはず」
アーチャー「…本当だ!血が止まった、跡も残ってないし痛くない!」
千代「…アーチャーさん!…良かった!!…本当に良かった!!」ギュッ!
アーチャー「さ、佐倉。そんなにきつく抱きしめないでくれ…」
千代「ごめんね…マスターの私が不甲斐ないせいで…」グスグス
堀「…いや、今回はあいつのマスターだった俺に責任がある。佐倉、本当にすまなかった…!」
千代「せ、先輩!土下座なんかやめてください!それにアーチャーさんは回復したんですし…」
堀「佐倉…」
千代「…凛ちゃん、ありがとう!凛ちゃんがいなかったら私もアーチャーさんも…」
凛「…友達の友達を助けるのは当たり前でしょ?」
千代「凛ちゃん…!大好き!」ギュッ
凛「さ、佐倉さん…苦しい」
時臣「…凛。良くやった、偉いぞ」
凛「お父様…!」
時臣「ただし、帰ったら黒棺の詠唱を聞いてもらうからな」
凛「…はい」
堀「…ありがとうございました。ご迷惑をおかけしてすいませんでした」
時臣「何、気にすることはない」
堀「…だけど魔術って実在したんですね」
時臣「魔術に興味があるのかな?もし良かったら今度私が教えてあげてもいいよ」
堀「…いいんですか!?」
千代「…堀先輩、そういうファンタジーみたいなのって興味ありましたっけ?」
堀「ああ、魔術を覚えれば鹿島の暴走を止められるからな」
千代(やっぱり…)
次の日
鹿島「ええっ!?槍永さんって死んじゃったんですか!?」
堀「ああ、ちょっとした不慮の事故でな」
鹿島「そっか…」シュン
堀(ほんの僅かの時間だったが、マスターとサーヴァントの関係だったもんな…悪いことしたか)
鹿島「折角あの人の宝具を使って槍と身長を比べたり、尻に刺したりして先輩をいじめようと思ったのに…」
堀「おい」
今日はここまで
次回は9時に投下します
というか霊体化とか魔力供給とか完全に忘れてた…ない設定にはしたくないのでその内、霊体化説明回と魔力供給説明回もやりたいと思います
>>380
実は魔力供給は初めて知りました
ホモは嘘つき、投下します
前野「じゃあ宮前くん!僕は先に帰るねー☆」
剣「…お疲れ様です」
前野「ちゃお☆」
剣(相変わらずうぜぇ…)
帰り道
前野「あっれー?ここのトンネル落書きがいっぱいあるぞー?…そうだ!僕も便乗して落書きしよーっと!」
カキカキカキカキ…
ピカッ
前野「ん?」
ゴオオオオオオォ…
キャスター「…恐怖という物には鮮度があります」
前野「あっれー?物凄い目が大きい人がでてきたぞー?」
キャスター「…マスター、貴殿の名は?」
前野「僕ですかー?僕は前野蜜也って言いまーす!」
キャスター「…ではミツヤと呼ばせていただきます」
前野「いいですよー!…そうだ!これから飲みに行きませんか!?ここで会ったのも何かの縁ですし!」
二人「ハッハッハッハッハッ!/////」
キャスター「いやーまさかミツヤとこんなに話が合うとは!」
前野「僕も青髭さんとこんなに話が合うとは思いませんでしたよ!タヌキの良さが伝わるなんて!」
キャスター「やはりタヌキは最高ですな!…という事は聖杯の願いも?」
前野「もちろん!千葉にタヌキーランドを建設!そして直々に全国進出!更に世界に進出!世界中をタヌキで埋め尽くすんですよ!」
キャスター「素晴らしい!素晴らしすぎますミツヤ!」
二人「ハッハッハッハッハッ!」
店員(あの人たちスゲェ話してる…)
次の日・前野の家
前野「zzz…」
キャスター(ミツヤ…すっかり酔って寝てしまって…)
キャスター(彼が寝ている間でも少しだけでも貢献せねば…)
キャスター(…他の陣営潰しに!全てはタヌキーランド建設のために!)バッ
野崎「すまないなセイバー、買い物に付き合ってもらって」
セイバー「構いませんよ。いつも料理を作って頂いていますから」
キャスター(!!!あ、あれは…)
キャスター「…ジャンヌ!」
野崎「…誰だ?」
セイバー(でかい目玉焼きが二つ…)ジュルリ
キャスター(よだれ!?)
キャスター「ジャンヌ!私をお忘れですか!?ジル・ド・レェでございます!」
セイバー「…人違いでは?私はセイバーですが…」
キャスター「セイバー!?なんと!私はキャスターですジャンヌ!まさかお互いが同じ時期の聖杯戦争に参加するとは!」
セイバー「まさかあなたもサーヴァントだとは…」
野崎「…あの、ジャンヌならあそこにいますけど…」
キャスター「?」
yasu「お前らのお陰で復活できたぜありがとーーーーー!」
ファン「ワーーーーー!!」
野崎「今日復活ライブやってるんですよ」
キャスター「ジャンヌは女です」
キャスター「ジャンヌ…ここは同盟を組みませんか?」
セイバー「同盟…ですか?」
キャスター「これも我がマスター、ミツヤのため…」
野崎(ミツヤ!?)
野崎「ま、まさか…あんたのマスターは…」
キャスター「…?」
野崎「ハチミツ屋の店長か!?」
キャスター(そういえばミツヤの職業って何でしたっけ)
野崎「行くぞセイバー!」ダッ
セイバー「ウ、ウメタロウ!どこに行くのですか!?」
野崎「近所のハチミツ屋に行く!そこにいる店長と交渉する!」
セイバー「わかりました!」
野崎(前野さんのクビにしたいという願い…絶対に叶えなければ!)
キャスター「ジャンヌ!お待ちを!」
ハチミツ屋
野崎「すいません!店長いますか!?」
店員「は、はい。少々お待ちください」
店長「…何のようですか?」
野崎「同盟の件はお断りします!」
店長(なんだこいつ)
ライダー「坊主!今日はハチミツを大人買いするぞ!」
御子柴「おい!俺の財布の事も考えろよ!」
ライダー「…ん?あそこにいるのは…」
御子柴「…あっ!」
野崎「お、御子柴にライダー」
御子柴「お前らもハチミツ買いに来たのか?」
野崎「いや、違う…」
野崎(…ん?待てよ…)
野崎「…あんた、クラスはキャスターだったよな」
キャスター「はい」
野崎「…よし、これからある事をやってもらう。それができたら同盟は考える。もしできなかったら…」
キャスター「…同盟を組むのはなしと?」
野崎「セイバーに罵倒されろ」
セイバー「ウメタロウ!?」
キャスター「罵倒されたいです!棄権します!」
セイバー「キャスター!?」
野崎「冗談だ、できなかったら同盟はなしだ」
キャスター「…それである事とは?」
野崎「御子柴」
御子柴「なんだよ?」
野崎「この人はドラクエやFFの呪文を使えるそうだ」
御子柴「マジで!?見せてくれよ!」
キャスター「え、いや私はそんな事はでき…」
野崎「それができないと同盟は組まない…それに」
キャスター「…それに?」
御子柴「なんだよ…期待させといて…ふざけんじゃねぇよ…」グスグス
野崎「泣いてる御子柴もついてくる」
キャスター(いらない…)
キャスター「で、できます!できますとも!」
御子柴「本当か!?じゃあヒャド見せてくれよヒャド!」
キャスター「ひ、ひゃど?」
御子柴「…できねぇのか?」ウルッ
キャスター「いえいえ!できます!」
キャスター(こうなったら一か八か…)
キャスター「…」
御子柴「…」ワクワク
キャスター「…ヒャーーーード!」
シーン…
野崎「…」
セイバー「…」
ライダー「…」
御子柴「…」シクシク
キャスター「泣いた!?」
キャスター「もう同盟などどうでも良い!ミツヤのために私は貴様らを…!」
ライダー「向こうは殺意剥き出しだぞ、坊主。どうする?」
御子柴「…殺したくねぇけど、向こうが殺してくるならしょうがねぇ…」
キャスター「…はっ!ここは!?何故私は砂漠に!?」
御子柴「…固有結界だ」
『御子柴くんのために…』
『私達は闘う!』
御子柴「行け!お前ら!」
『『『『『『うおおおおおおお!』』』』』』
キャスター「あぁ、間違いない…この光は、ジャンヌと共に歓喜の祝福を経た輝き…私は一体…」
御子柴「…やったか」
ライダー「やるではないか坊主!もしかしたら余より王の資質があるかもしれん!」
御子柴「…けど俺はサーヴァントだとしても人を…」
ライダー「…戦争というのは必ず誰かが生き残り、必ず誰かが死ぬんだ。覚えておけ」
御子柴「……………」
『きゃああああああ!』
御子柴「!?ど、どうした!?」
セイバー「ウメタロウ、この人のパンツは水玉模様です」
野崎「よし、これも資料用だな」カシャ
御子柴「やめろお前ら」
セイバー「これでキャスター陣営は脱落しましたね」
野崎「…ということは、これまで脱落したのは堀先輩とランサー、若松とアサシン、瀬尾とバーサーカー…」
野崎(…っは!ということは残っているのは俺と佐倉とみこりん!)
野崎「…御子柴」
御子柴「なんだ?」
野崎「お前の聖杯の願いは俺のコスプレという形で許してもらえないだろうか」
御子柴「許さねぇよ」
前野「…ふぁ〜あ、よく寝た」
前野「…あれ、そういえば昨日誰かと飲んだ記憶があるけど…誰だったかな〜」
前野「…」
前野「……」
前野「………」
前野「…………」
前野「ま、いっか☆」
今日はここまで
明日は二本立てです
午前9時に一本目
午後9時に二本目を投下します
桜「兄さん!これから先輩の家に行ってきます!」
慎二「…桜」
桜「…何ですか?」
慎二「お前衛宮のこと好きだろ」
桜「!!?な、なんでですか!?」
慎二「いや、わざわざほかの人の家に行って料理作るなんて好意以外の何でもないだろ」
桜「え!?どこの家庭もそんなことしないのですか!?」
慎二「それが当たり前であってたまるか。おとなしく好きって認めろ」
桜(なんとかして誤魔化さないと…。好きってバレたら兄さんのことだから『衛宮はロクな奴じゃない』とか言って切り離しそう…)
桜「……兄さんがいつも先輩に迷惑かけているのでそのお詫びに料理を…」
慎二「おい」
桜「先輩!料理作りに来ました!」
士郎「おー桜!今日も頼んだ!」
桜「はい!任せてください!」
グツグツグツグツ…
桜(この生活が当たり前になったけど、兄さんの言う通り普通じゃないよね…)
桜(…………)
桜「できたわよ、あなた」
士郎「いただきまーす!…んー!やっぱり桜の料理は美味い!」
桜「良かった…喜んでくれて」
士郎「桜、これからは俺だけのために料理を作ってくれるか?」
桜「もちろん!」
士郎「ずっとここで二人だけで暮らそう!」
桜「はい!」
桜「……」ギロッ
大河(睨まれた!?)
1-D
生徒「ねぇ桜。今日も衛宮先輩に料理作ったの?」
桜「うん!」
生徒「それでまだ付き合ってないって凄くない?早く告っちゃいなよー」
桜「…でもまだ心の準備が…」
若松(へぇ〜、間桐って料理作ってんだ…)
若松(……………)
若松「ローレライさん!料理作りました!どうぞ!」
ローレライ「美味し〜!やっぱり若松くんの料理は最高よ!」
若松「ローレライさんに喜んでいただけるなんて…光栄です!」
若松「///」
結月「若ーーーー!アタシにも料理食わせろーーーー!」ドドドドドド
バーサーカー「ヴオォォォォォォォォ!」
若松「うわあっ!?」
桜「わ、若松くん!?」
桜(うーん…やっぱりこのプリント重いなぁ)
若松(あ、間桐だ。プリント重そうだな…)
若松「…手伝おうか?」
桜「あ、若松くん!」
桜「ごめんね、手伝ってもらっちゃって」
若松「気にすんなって!ちょうど手が空いてたし」
千代「あ、若松くんと桜ちゃん」
若松「あ、佐倉先輩!こんにちは!」
桜「こ、こんにちは!…この間は兄がご迷惑をおかけしてすいません」
千代「別に気にしてないよー」
士郎(お、桜だ)
士郎(そうだ!今日の晩飯、何作ってくれるか聞いてみよ)
士郎「桜ー!」
桜・千代「はいっ!」
士郎「い、いや、俺はそっちの佐倉じゃなくてこっちの桜を呼んだんだ」
若松(どっちがどっちだ?)
士郎「…そうだ!なぁ桜」
桜「何ですか?」
士郎「今日はこの二人にも料理を作ってもらえないか?」
桜「いいですけど…」
士郎「二人は今日の夜って空いてるか?」
千代「私は大丈夫だよ!」
若松「俺も大丈夫です!」
士郎「そうか!じゃあ俺ん家に来てくれ、佐倉と…えーと、もう一人は…」
若松「あ、自分は一年の若松です!バスケ部に所属してます!間桐とは同じクラスメイトです!」
士郎「へー…。なぁバスケ部って練習厳しいのか?お前はバスケ何年くらいやってんの?ほかに趣味とかは…」
若松「え、えーと…」
千代(衛宮くん、若松くんと初対面なのにぐいぐいくるなぁ…)
千代(どこかの誰かさんも見習って欲しいな)
御子柴「え、えーと…す、好きな科目とかは?」
女子「か、科目?」
衛宮邸
大河「ただいまー…ってあれ、佐倉さんに若松くん?」
千代「藤村先生、こんばんは!」
士郎「今日はこの二人にも桜の料理を食べてもらおうと思って」
大河「桜ちゃんの料理は別格よ!涙が止まらなくなるわ!」
士郎「いや、それ以上だ。目からビームが出るくらい美味しい!」
千代「ならいっそ、戦争が起きるくらい?」
若松「いや、地球が爆発するぐらいとか!?」
四人「はっはっはっはっ!」
桜(料理を食べただけでそんなリアクションするとは思えないけど…)
桜「…できました!」
四人「いただきまーす!」
千代「……んーーー!」
若松「美味い!!!スゲェ美味いよ間桐!」
大河「でしょ!?」
千代(この料理…野崎くんに負けてない!)
士郎「料理バトルの番組とかでも通用しそうだよな!」
桜「り、料理番組!?」
桜(……………)
さぁ、今日の料理バトル!挑戦者は衛宮桜さん!
観客席には夫の士郎さんと娘さんがいます!
士郎「桜ーー!頑張れーーー!」
娘「ママーーーふぁいとーーーー!」
桜「////(結婚…)」
千代「桜ちゃん、顔赤いよ!」
士郎「事実なんだからしょうがないだろ!照れるなって桜!」
帰り道
若松「間桐の料理、美味しかったですね!」
千代「そうだね!私も料理作ってるけど全然敵わないや…」
若松「佐倉先輩はどんな料理作るんですか?」
千代「画像があるけど…見る?」
若松「はいっ。………うわぁ!美味そうなチャーハンじゃないですか!」
千代「これ、オムライスなんだ…」
若松(あ、やばい)
千代の部屋
千代「…アーチャーさん」
アーチャー「なんだ?」←セーラーヴィーナスのポーズ
千代「相談したいことがあるけど…いいかな?」
アーチャー「いいぞ」←セーラージュピターのポーズ
千代「私、料理が上手くないんだけどさ…」
アーチャー「うん」←セーラーマーズのポーズ
千代「アーチャーさんって料理上手だよね?」
アーチャー「ああ」←セーラーマーキュリーのポーズ
千代「だからアーチャーさんに料理を教えてもらおうと…」
アーチャー「成る程な」←セーラームーンのポーズ
千代「…やっぱいいや」
次の日
若松「間桐!おはよう!」
桜「あ、若松くん!おはよう」
若松「昨日はありがとな!スッゲー美味しかった!…もし機会があったらまた食べに行ってもいいかな?」
桜「全然いいよ!」
若松「サンキュー!」
若松(…もし間桐がローレライさんだったら…)
若松「…桜、お前は可愛くて料理が上手くて歌も上手いだなんて…非の打ち所がないじゃないか!」
桜「そ、そんなことないよ…」
若松「なぁ、これからは俺だけのために歌と料理を届けてくれないか?」
桜「もちろん!…はい!できたわよ!」
若松「いただきまーす!」
若松「…悪くないかもしれない」
桜「若松くん?」
若松「な、何でもない!独り言だよ!」
桜「そ、そう」
若松(よし、もう一回イメージだ)
若松(………)
結月「アタシ達も食べよーぜリョウスケ!」ガツガツガツガツ
バーサーカー「ヴオォォォォォォォォ!」ガツガツガツガツ
若松「うわぁっ!?」
桜「本当に何でもないの!?」
一本目は以上です
今後は今回のように新キャラ及び新展開がない話が続きます、すいません
乙
聖杯戦争ってなんだっけ
ところでみこりんがキャス狐に会ったらどうなるんだろう?
…いつも以上にヒロインする以外想像できない
大河「瀬尾さん」
結月「ん?」
大河「今日、弓道部に助っ人として来てもらえる?私、やんないといけないことがあって部活に行けないからそれも兼ねて…」
結月「おー」
弓道部
結月「あひゃひゃひゃひゃひゃ!」パシュンパシュンパシュンパシュン
部員「瀬尾が暴れてるぞー!」
士郎「瀬尾!もうやめれてくれ!」
結月「あひゃひゃひゃひゃひゃ!」パシュンパシュンパシュン
士郎「くっ、聞く耳持たずか…だったら!」ダッ
桜「先輩!?」
士郎「力ずくで止めるまで!」
結月「あひゃひゃ!」パシュン
士郎「ぐはっ!」グサッ
慎二「衛宮が死んだ!」
桜「いやーーーーー!人でなしーーー!」
結月「いやー、おもしれーな弓道!」パシュンパシュンパシュン
慎二「いい加減やめてくれ瀬尾!」
パシュン
慎二「あ、当たる」サッ
士郎「ぐはっ!」グサッ
慎二「…ふー、ありがとう衛宮。盾代わりになれるのは死んでるお前ぐらいしか…」
桜「…兄さん」ゴゴゴゴ
慎二(あ、刺されても刺されなくても死ぬ運命だったかも)
美綴「…おい、いい加減にしろ瀬尾」
部員「部長!」
結月「えー、でも藤村が来いって言ったからしょーがねーじゃーん」パシュンパシュン
美綴「よし、ここは魔法の呪文で…」
部員「魔法の呪文…?」
美綴「さっき一年の若松が『瀬尾先輩にいじめられたい』って言ってたぞ」
結月「よし行ってくる!」ダッ
美綴(まぁ、あいつ今日は休みらしいけどな)
大河「悪いけどここは通させないわよ瀬尾さん!」
結月「藤村!」
美綴「先生!どうして…」
大河「最近、あなた達がたるんできてるから瀬尾さんを呼んだまでよ…!」
美綴「反省しています!ですから瀬尾を…」
大河「口ではいくらでも言えるわ」
桜「…先生」
大河「?」
桜「もうご飯作ってあげませんよ!」
大河「瀬尾さん通ってよし!」
結月「よっしゃー!」ダッ
結月「若はどこかなー。まさか若自ら志願とはなー」ダダダダダダダ…
凛「鹿島さん、あの走ってる人って…」
鹿島「あ、先生」
結月「おー鹿島!若見なかったかー?」
鹿島「若松くん?若松くんならさっき野崎が1-Dに行ったけど風邪で休みだったって…」
結月「まさか………」
結月「………」
結月「授業は休んだけどアタシにいじめられたいからわざわざ放課後に来たな!?」
結月「まずはバスケ部だ!若ーーー!」ダダダダダダダ…
鹿島「…私今言っちゃいけないことを言ったかもしれない」
凛「…ごめんなさい鹿島さん。私の部活巡りに付き合ってもらって。やっぱり何かしら部活に入らないと友達が増えないと思うの」
鹿島「いーよいーよ!気にしないで!」
凛「まずは弓道部から行きましょう」
鹿島「うん!」
凛「失礼します」ガラッ
士郎「」←死んでる
慎二「」←ボコボコ
桜「……!……!」←泣いてる
凛「失礼しました!」バタンッ
凛「弓道部はやめましょう」
鹿島「そうだね」
千代「まさか野崎くんに頼まれるなんてなー…」
野崎「佐倉頼む!弓道部に取材に行ってもらえないか!?」
千代「弓道部に?」
野崎「実は今、いろんな部活に行ってネタ探しをしているんだが…弓道部だけは行きたくなくてな」
千代「…衛宮くん?」
野崎「…ああ」
士郎「よぉ野崎!…えっ取材!?だったら隅から隅まで見なよ!そうだ、うちの慎二はどうだ!?いいネタが浮かびそうだけど…。あ、桜は料理上手いぞ!グルメネタとかどうだ!?なぁ、藤ねぇは漫画とか読むか?美綴は?…そうだ、実際に弓道やったら何かネタ浮かぶかもしれないぞ!いっそ弓道部に…」
野崎「こうなるからな」
千代「こうなるね」
千代(よし!野崎くんに貢献するために取材頑張るぞ!)
千代「失礼しまーす!」ガラッ
美綴「しっかりしろ衛宮!」
慎二「衛宮!」
桜「先輩!」
大河「士郎!起きなさいこの馬鹿!」パァン!
士郎「………」ピクッ
一同「!?」
士郎「ビ、ビンタはキツイよ藤ねえ…」
一同「やったーーー!生き返ったーーーーー!」
桜「先輩!」ギュッ
士郎「さ、桜!?」
ワーヨカッターヨカッター…
バタンッ
千代「部活間違えたかな…」
体育館
部員「瀬尾が来たぞ!」
結月「若ーーーー!」
部員「わ、若松は今日風邪で休みだぞ?」
結月「!?」
結月(あ、あのヤロー…)
弓道部・部室
大河「みんなごめんなさい…私もちょっとやり過ぎたわ」
美綴「いえ、元々は私達が…」
大河「美綴さん…」
美綴「…よし!弓道部、再始動だ!」
一同「おーーーーー!」
ガラッ
結月「美綴!」
美綴「げっ瀬尾!」
結月「シュート!」ブン
美綴「うおっバスケットボール!あぶね!」ヒョイ
士郎「ぐはっ!」ガンッ!
慎二「衛宮が死んだ!」
桜「いやーーーーー!人でなしーーー!」
今日はここまで
もしかしたら今週は投下できないかもしれません。
投下できるようになり次第、報告します
ライダー「坊主!余も学校に行くぞ!」
御子柴「はぁ!?何言ってんだよ急に」
ライダー「セイバーもアーチャーも学校に行ったことがあると聞いてな、余も行きたくなった。ほれ、学生鞄はちゃんと準備してある」
御子柴「お前が背負ってるのランドセルだぞ」
御子柴「第一ライダーはおっさんだろ。学生には見えねーって」
ライダー「何を言うか!まだ可能性はある!」
御子柴「…髭を剃るとかか?」
ライダー「…それはお楽しみだ坊主。明日が待ち遠しいな、ハッハッハッ!」
御子柴「…?」
次の日
先生「今日から2-Gの副担任になったイスカンダル先生です」
ライダー「よろしく!」
御子柴(そうきたか…!)
凛「御子柴くん、あの人ってこの間のナンパ事件の時の…」
御子柴「…ああ」
鹿島「イスカンダルさんじゃん!何でここに?」
御子柴「なんか急に学校に行きたくなったんだとよ…」
ライダー「我が名は征服王イスカンダル!フハハハハ!」
生徒「制服王だって…」ヒソヒソ
生徒「いい歳してコスプレかよ…キモいな」ヒソヒソ
ライダー「はっはっは!余にビビっているな!」
御子柴(引いてんだよ)
ライダー「まずは手始めにこのクラスを征服する!」
生徒「なんだ、そっちの『せいふく』か…」
ライダー「そして次は学年を征服する!その後に校内を征服!」
生徒達「……」
ライダー「更にそこから町内を征服!次に区!次に市!次に県!地方!国!その次は…」
御子柴(頼むから黙っててくれ…)
千代「えぇっ!?ライダーさん、学校に来たんですか!?」
ライダー「はっはっはっ!驚いただろう小娘!」
野崎「あまり周りに迷惑をかけるなよ」
ライダー「心配はいらん糞ガキ!余も大人だ、それくらい分かっておる!」
御子柴「…ライダー」
ライダー「ん?どうした坊主」
御子柴「俺の教室の机全部に『イスカンダル参上』って書くのやめろぉ!」
ライダー「はっはっは!まずはクラスを征服するんだ、許せ坊主!」
二人(大丈夫か…?)
掃除の時間
御子柴「くそー、よりによってなんで今日が掃除担当なんだよー…。」
凛「…御子柴くん、あの人との関係は?」
御子柴「えーっと…」
御子柴(サーヴァントは…流石に信じねぇな)
御子柴「…俺の父方のじーちゃんだ」
凛「そうだったの…元気なおじいちゃんね」
御子柴「まぁ、なんだかんだ言って俺の大切なじーちゃんだからな…」
ガラッ!
ライダー「坊主!」
御子柴「ど、どうした!?」
ライダー「これから部活を征服しに行くぞ!」
御子柴「…悪りぃ遠坂、実は赤の他人なんだ」
凛「そ、そうなの」
ライダー「まずは美術部を征服しに行くぞ坊主!」
御子柴「び、美術部!?」
ライダー「お邪魔する!」ガラッ
千代「あ、ライダーさん!」
ライダー「なんと!小娘は美術部だったか!」
千代「丁度良かった!モデルになってくれませんか?」
ライダー「ん?モデル?」
千代「これ着てください!」つ女子の制服
部員「イスカンダル先生ー!だっちゅーののポーズしてー!」
ライダー「ほう…こうか?」
部員「イスカンダル先生ー!パンモロのポーズしてー!」
ライダー「こうか?」
部員「きゃーイスカンダル先生可愛いーー!」
部員「私にもそのポーズしてー!」
ライダー「はっはっは!これで美術部は征服だな!」
御子柴(征服っつーか攻略してるよな…)
ライダー「よし坊主!次はどこを征服しようか!」
御子柴「もう征服はやめてくれよ…」
大河「イスカンダル先生ー!」
ライダー「ん?藤村先生!どうしましたか?」
大河「弓道部に来てもらいたいんですけど…いいですか?」
ライダー「構いませんぞ!今すぐ行きましょう!」
御子柴「どーせ弓道部を征服するつもりだろ」
ライダー「お見通しか!はっはっは!」
弓道部
士郎「…本当に大丈夫なのか?」
桜「私もそれは危ないと思います…」
慎二「本人がいいって言ってんだ。好きにさせてやればいいだろ。いいからやるぞ」
パシュンパシュンパシュン
キンキンキン!
ライダー「はっはっは!こんな物、痛くも痒くもないわ!」
大河「流石イスカンダル先生!先生が的になることで生徒達にもいい刺激になるわ!」
御子柴(人間じゃねぇ…)
ライダー「坊主!次は声楽部を征服するぞ!」
御子柴「声楽部って…歌上手いのか?」
ライダー「余は中身で勝負する!」
御子柴「…中身?」
ライダー「お邪魔する!」ガラッ
結月「ん、おっさん誰だ」
ライダー「…余の歌を聴けぇ!」
ライダー「Chatting Now ガチでカシマシ Never Ending Girl's Talk! 終業チャイムまで待てない〜!
遅刻はしても早退はNon Non Non! 精一杯Study After School〜☆」
結月「おい、なんだその変な歌」
ライダー「はっはっは!坊主がいつも家で口ずさんでる歌だ!」
御子柴「言うなああああああああ!!///」
結月「おっさんおもしれーな!…そうだ!これからバスケ部に行くけどおっさんもくるか!?」
ライダー「よし!次はバスケ部を征服するとしよう!」
御子柴「まだやるのかよ…」
バスケ部
結月「若ーー!」
若松「せ、瀬尾先輩!…と誰だ?」
ライダー「バスケ部を征服しに来た!フハハハハ!」
部員「全員イスカンダル先生をマークしろぉ!」
ライダー「ふん!」
部員「うおっ!?」
ライダー「AAALaLaLaLaLaLaLaLaLaiee!!!」ダンダンダンダン
結月「つえーなおっさん!」
御子柴(普通にバスケしてる…)
ライダー「よし!次はどこを征服しようか!はっはっは!」
御子柴「いい加減にしてくれよ…」
堀「…御子柴」
御子柴「!!堀先輩!」
堀「野崎から話は聞いてる。その人、サーヴァントなんだろ?」
御子柴「そうなんですよ!いろんな部活で暴れまくって…なんとかしてください!」
堀「…イスカンダルさん」
ライダー「なんだ?」
堀「…演劇部、征服しないか?」
御子柴「堀先輩!?」
演劇部
ライダー「ほーー!ここが演劇部か!」
堀「イスカンダルさん、この荷物運んでもらえるか?」
ライダー「これで征服ができるならお安い御用!」
御子柴「…堀先輩、なんでですか?」
堀「力持ちだからな、イスカンダルさんは。荷物運びには役に立つ。それに…」
御子柴「それに…?」
堀「うちにはおっさん役に適任がいないからな」
御子柴(部員にしようとしている!?)
鹿島「堀先ぱーい!こんにちはー!」
堀「鹿島、新しく部員になったイスカンダルさんだ」
ライダー「よろしく!」
鹿島「!!?ほ、堀先輩…?」
御子柴「やっぱ部員に入れるって言ったら驚くよな、鹿島?」
鹿島「せ、先輩…」
堀「?」
鹿島「とうとううちにもおっさん枠が来たんですね!」
堀「ああ!」
御子柴(もう勝手にしてくれ…)
ライダー「はっはっは!今日は美術部、弓道部、声楽部、バスケ部、演劇部を征服できた!明日はどこを征服しようか坊主!」
御子柴(こんなことに使いたくなかったけど…使うしかねぇ)
御子柴「…令呪を持って命ずる」
ライダー「ん?なんだ坊主」
御子柴「ライダー!今すぐ浪漫学園の教師をやめろ!」
ライダー「!!!か、身体が…」
タッタッタッタッタッ…
御子柴「…ふぅ、これで俺の学園生活に支障は出なくなった」
タッタッタッタッタッ…
御子柴「お、帰ってきた」
ライダー「…坊主!」
御子柴(ん?ヤケに嬉しそうだな)
ライダー「ほかの学校への異動が決まった!」
御子柴「他所に迷惑かける前に今すぐやめろぉ!」
今日はここまで
次回は木曜の夜10時に投下します
ピンポーン
野崎「セイバー、出てくれないか?今、手が離せなくてな」
セイバー「分かりました」
野崎(ん?待てよ…。そういえばさっき電話が…)
野崎(…はっ!!)
野崎「待てセイバー!やっぱり俺が…」
ガチャ
野崎(遅かった…!)
剣「お邪魔しま…」
セイバー「!!あなたは…」
剣「……!!」
セイバー「この間こんなにも可愛い私を拒否した不審者!」
野崎「セイバー、表へ出ろ」
野崎「セイバー、紹介しよう。俺の担当をしている宮前剣さんだ」
セイバー「成る程…ウメタロウの担当の方だったのですね」
剣「どうも…ところで夢野先生」
野崎「なんですか?」
剣「彼女との関係は?」
野崎「ああ、彼女は…」
野崎(サーヴァント…いや、ダメだ。となると妹…?いや、これも無理がある。メイドだと引かれるだろうし…うーん)
野崎「…誰ですか?」
剣「知らねぇよ」
野崎「その…上手く言えないんですけど…好きで同棲しているわけじゃないんです!」
剣「同棲してんのかよ…」
野崎「その…こうなったのは…悪いのは…」
剣「…」
野崎「全部砂場の落書きがいけないんです!」
剣「!?」
セイバー「ウメタロウはケンのことが大好きなんですね」
剣「け、けん…?」
野崎「…!!!おいセイバー!!!」
セイバー「な、何をそんなに怒っているんですか?」
野崎「お前に剣さんを呼び捨てにする資格があると思うか!?もっと誠意を込めた呼び方をしろ!」
セイバー「た、例えば?」
野崎「剣様とか!剣大統領とか!唯一神剣とか!剣死刑囚とかいろいろあるだろ!」
剣「おい最後」
剣「じゃあ原稿預かったんで帰ります」
野崎「はい!」
セイバー「…ケンさん」
剣「?」
セイバー「………」ジー
野崎「…セイバー?」
セイバー「余り食べ過ぎないでください」
野崎(人のこと言えるのか?)
剣「ここ最近の展開は結構斬新で良かったので今後もお願いします」
野崎「…と言われたが…何かいいアイデアはないものか…」
セイバー「そうですね…」
野崎「…!そうだ、都さんに相談してみよう」
セイバー「この間うちにきた方ですね」
野崎「セイバーは家で待っててくれ」
セイバー「分かりました」
ピンポーン
都「はーい…あら、野崎くん」
野崎「すいません都さん…。漫画の事で相談したいのですが…今、お時間よろしいですか?」
都「いいわよー。ささ、入って入って」
野崎「お邪魔します」
セイバー「お邪魔します」
野崎「俺は家にいろと言ったはずだぞ!?」
セイバー「そういう振りd野崎「振りではない!」
都「…成る程ねー、斬新なアイデアかー。確かにこの間の魔法陣の話は良かったわねー」
野崎「中々思い浮かばなくて…」
都「そうねー…。セイバーちゃんは何かある?」
セイバー「ご飯をくれたら考えてもいいですよ」
野崎「!!おいセイバー!いい加減に…」
都「ご飯炊けたわよー」
野崎「炊かないでください!」
セイバー「…!!この白米美味しいです!食通の私をこんなに感動させるとは!」
都「あら、セイバーちゃんお米好きなの?私はコシヒカリとかあきたこまちとかが好きなんだけど…セイバーちゃんは何が好き?」
セイバー(わ、分からない…。でもここで分からないと言うと偽りの食通と思われる…!)
セイバー(とりあえず五、六文字の平仮名の名前を言えば…!!)
セイバー「…ウメタロウとか良く食べますね」
都「の、野崎くん!?そっか…二人はそういう関係…」
野崎「誤解を招くような事を言うな!」
数時間後
野崎「都さん、お邪魔しました」
都「困ったらまたいつでもきてねー」
セイバー「お邪魔しました」
都「セイバーちゃんもいつでもきてねー…あ!そうだ、野崎くん!」
野崎「なんですか?」
都「頑張ってね!応援してるから!」b
野崎「違います!断じて違います!」
マミコ『はぁー…鈴木くんに会いたいなぁ』
マミコ『そうだ!こんな時は魔法陣を描けば…』
カキカキカキカキ…
鈴木『マミコー!』
マミコ『魔法陣から鈴木くんが!鈴木くーん!』
不良『よぉ姉ちゃん、これから俺たちとどう?』
マミコ『誰があなた達なんかと!』
カキカキカキカキ…
鈴木『マミコは俺が守る!』
マミコ『鈴木くん!』
マミコ『魔法陣をいっぱい描けば…』
カキカキカキカキカキカキカキカキ…
鈴木『マミコー!』
鈴木『マミコー!』
鈴木『マミコーー!』
マミコ『鈴木くんがいーっぱい!』
剣(そうじゃねぇよ…)
今回はここまで
次回は明日の夜の10時半に投下します
3-C
凛「すいません、堀先輩いますか?」
堀「はい。…えーと君は確か…遠坂さん…だったか?」
凛「はい。今日はこの後、用事とかありますか?」
堀「ないけど…なんでだ?」
凛「父があなたに魔術を教えたいと…」
堀「え!?マジでいいのか!?」
凛「はい」
堀「い、行く!だけどその前にちょっと待ってくれ!」
凛「…?」
堀「服装はこれでいいか!?」←ホグワーツ学校コス
凛「何でもいいです」
凛「ただいまお父様。堀先輩を連れてきたわ」
堀「お、お邪魔します!」
時臣「来たか…堀くん」
堀「あの…本当に俺なんかが魔術を教わってもいいんでしょうか?」
時臣「ああ。この間、君を初めて見た時に私の透視能力で君を見たのだが…魔術回路が幾つかあった」
堀「魔術回路?」
時臣「魔術をするために必要な神経だ。だから君を選んだのだよ」
堀「そ、そんなものが俺に…」
時臣「…ヴォエ!」
凛「お父様!?」
時臣「すまない…透視し過ぎて君の内蔵まで見てしまった」
堀(不安だ…)
時臣「立ち話もなんだ、椅子に座りなさい」
堀「は、はい!」
時臣「飲み物は?」
堀「い、いえ!大丈夫です!…それより…」
時臣「なにかな?」
堀「帽子を被ってクラス分けとかしないんですか?」
時臣「すまないな、そこまでファンタジーじゃないんだよ」
時臣「まずは基本から覚えよう。ジャンプ力が上昇する魔術だ」
堀「はい、お願いします!」
時臣「やり方はだな…何かこう…腹に力を入れるというか…腹から声を出すというか…」
堀「……」
時臣「ほら、あれだよあれ、えーと…だから……あれ………その…………気合だ!」
堀「本とかありますか?」
堀「はっ!」←ジャンプ力上昇の魔術
堀「ふんっ!」←バク転ができる魔術
堀「どりゃ!」←トリプルアクセルができる魔術
堀「せいっ!」←シライができる魔術
堀「…これ、運動神経が上昇する魔術に統合した方がいいんじゃないですか?」
時臣「そうだな」
堀「…はぁっ!」ボーン!
時臣「ほぅ、エネルギー弾を出す魔術をこんなスピードで覚えるとは…流石だな」
堀「ありがとうございます!」
時臣「どれ、私に打ってみなさい」
堀「え!?いいんですか?」
時臣「君の威力を確かめたくてね」
時臣(私が防御力上昇の魔術により君のエネルギー弾は全く効かなくなる。己の未熟さを味合わせると同時に私の凄さも見せつけることができるという算段だ)
堀「いきますよ!…はぁっ!」
ボーン!
凛「お父様は…?」
時臣「…」チーン
凛「焦げてる!」
堀「あ、やばい」
堀「す、すいません!大丈夫ですか?」
時臣「わ、私は大丈夫だ…それにわざとやられただけだよ」
堀(何故に!?)
堀「あの…次はこれを覚えたいんですけど…いいですか?」
時臣「どれどれ」
堀「この相手を拘束する魔術なんですけど…」
時臣(おいおい、これってエネルギー弾より簡単じゃん。ていうかさっきから私でも数ヶ月かかった魔術を坦々と覚えやがって…)
時臣「…」
堀「…」
時臣「君には無理、ていうか魔術の才能ない」
堀「態度が急に変わった!?」
時臣「じょ、冗談だ冗談」
時臣(大人気ないぞ時臣)
堀「は、はぁ…」
時臣「エネルギー弾より簡単だから本の通りにやるといい」
堀「はい…あの」
時臣「なにかな?」
堀「試しにこの机とかを拘束してもいいですか?」
時臣「…!!」
時臣(そうだ、ここで凛を拘束させれば動きたくても動けない凛を見てこいつは興奮。そして怒った私が鉄槌を下せる…)
時臣「いや、机じゃなくて凛を拘束してみなさい」
凛「お父様!?」
堀「と、遠坂をですか?」
時臣「ああ、それができなければ今日は家には帰らせない」
凛「そんな、お父様…。ていうかこれ、拘束というか締めつける魔術よ!実験台になんかなりたくないわ!」
堀「だよな…。物とかでいいんじゃないですか?」
時臣「凛じゃないと家には帰らせないよ」
堀「…」
脳内の凛「堀先輩!人に苦痛を与えるなんて良くないと思います!」
堀(ああ、そうだよな遠坂…)
脳内の鹿島「あっれー?先輩、私にはいつも暴力振るうのに凛ちゃんの時は振るわないんですかー?贔屓だー贔屓だー贔屓だー先輩なんか一生背がちっちゃいまんまになっちゃえー」
堀「許せ遠坂!」
凛「堀先輩!?」
凛「だ、だったらお父様でいいじゃないですか!」
時臣「凛!?」
凛「お父様だったら私より耐久力があると思いますし…」
堀「…確かにそうだな」
時臣「納得!?」
堀「いきますよ…」
時臣「ちょ、ちょっと待ってくれ堀くん!まだ準備が…」
堀「はぁっ!」
時臣「……!……!」
堀「あれは…タコになる魔術!?」
凛「違います!顔真っ赤になって苦しんでるんです!ていうか先輩ピンポイントで首だけ締めてる!」
時臣「…堀くん、君はもう立派な魔術師だ」
堀「ほんとですか!?」
時臣「これをあげよう。アゾット剣だ」
堀「ありがとうございます!」
時臣「そして…最後の試練だ」
堀「試練?」
時臣「凛と戦え」
堀「遠坂と!?」
凛「やりましょう、堀先輩」
堀「やる気満々だな遠坂…いいのか?」
凛「先輩を見てたら私も戦いたくなりました」
堀「そうか…よし、いくぞ遠坂!」
凛「ダイアキュート!ブレインダムド!ジュゲム!ばよえ〜ん!」
堀「アゾット剣よ!斬り裂け!斬り裂け!斬り裂け!」
時臣「そんな魔術私は一度も教えてないぞ君たち」
堀「えーと、俺が覚えた魔術は…運動神経上昇、エネルギー弾、拘束、闇の魔導師の技…こんなもんか」
凛「凄いじゃないですか!」
堀「ああ…。時臣さん、今日はありがとうございました!」
時臣「……」ムスー
凛「お父様?」
時臣「さっさと帰ればー?そんで車とかに轢かれればー?」
凛「お父様!?」
堀(最初に会った時と違い過ぎだろ…)
帰り道
堀(…ん?あれは…)
女子「きゃー!鹿島くーん!」
女子「今日はファミレス行こー!」
女子「鹿島くんだーい好き!」
鹿島「はは、みんな元気がいいね」
堀(…あいつ、また道のど真ん中に…邪魔だな)
堀(…!よし、早速エネルギー弾を使ってみるか)
堀「はぁっ!」
ボーン!
鹿島「ぐあっ!」
女子「キャー!鹿島くんが吹き飛んだー!」
女子「ちょっと誰!?誰がやったの!?アンタ!?」
女子「私じゃないわよ!そういうアンタがやったんじゃないの!?」
女子「はぁ!?私が鹿島くんにするわけないでしょ!?」
ワーワーギャーギャー…
堀(面倒くさいことになった…)
葵「ただいまー。今日もパート疲れたわー」
凛「おかえりなさい、お母様」
葵「…あら?」
時臣「…」ムスー
葵「今日はハローワークに行ったの?」
時臣「行ってないけど?ていうかそんなの私の勝手じゃん」
葵「………今すぐ行きなさーーい!」
時臣「はいっ!行ってきます!」ダッ
遠坂家最強はお母様です。
今日はここまで
今更ですが、ネタに困ると直ぐにパロネタ・中の人ネタに走ってしまってすいません…
次回は明日の夜9時半から投下します、二本立てです
セイバー「ウメタロウ、手紙が来てますよ」
野崎「手紙?」
『野崎梅太郎様 セイバー様 聖杯戦争に関する大事な話があります。今日の午後3時 教会前で待ってます』
野崎「今締め切り近いし行きたくないなー」
セイバー「私もお腹が空いてて外に出たくないですね…」
『p.s 教会に行けばいろんな漫画のネタが見つかるはずです。ごはんも食べ放題!』
野崎「行こうセイバー!」
セイバー「行きましょうウメタロウ!」
アーチャー「佐倉、手紙が来てるぞ」
千代「私に?」
『佐倉千代様 アーチャー様 聖杯戦争に関する大事な話があります。今日の午後3時 教会前で待ってます』
アーチャー「俺宛でもあるな」
千代「どうしよう…今日は結月達と遊ぶ約束してるんだけど…」
『p.s 野崎梅太郎様も来ます』
千代「行こうアーチャーさん!」
アーチャー「約束はいいのか!?」
千代「してないことにする!!」
アーチャー「普通に断れ!」
ライダー「坊主!手紙が来てるぞ!」
御子柴「俺に?」
『御子柴実琴様 この度あなた様に抽選で1名様でした美少女フィギュアコレクションが当たりました!教会で預かってますので是非来てください』
ライダー「坊主、こんなのに応募していたのか」
御子柴「してないけど行く!早く宝具をだせ!」
ライダー「してないのに行くのか!?」
野崎「ネタが俺を待ってる!」
セイバー「ごはんが私を待っている!」
佐倉「野崎くん!野崎くん!」
アーチャー(俺に用でもあるのか?)
ライダー「AAALaLaLaLaLaLaLaLaLaiee!!!」
御子柴「もっと飛ばせライダー!」
教会前
六人「あっ!」
綺礼「…どうやらみんな来たようだな」
野崎「早く中に入らせてください!ネタ探しのために!」
セイバー「ごはん!ごはんをください!」
千代「本当に野崎くんに会えた!」
御子柴「おい!抽選1名じゃねぇのかよ!聞いてねぇよ!」
綺礼(何から説明しようか…)
綺礼「申し遅れた。私は今回の聖杯戦争の監督役を務める言峰綺礼だ」
御子柴「か、監督役!?」
綺礼「実は君たちの様子はこの聖杯TVで見させてもらった」
セイバー「聖杯TVとは?」
綺礼「聖杯戦争参加者の様子を一日中監視できる」
千代「い、一日中!?」
綺礼「安心しろ、不適切な物はTVが自動的に判断して見られない様にしている」
千代(よかった…じゃあ風呂に入っている時は見られないんだね)
綺礼「…で、今回君たちを呼んだのには訳がある。…そこのサーヴァント達…」
三人「?」
綺礼「お前ら霊体化使えよ」
三人「?」
綺礼「知らないのかよ」
綺礼「そういえば監督役の年齢が若いとサーヴァントも聖杯戦争に関する知識が乏しくなると言ってたな…。それのせいか」
野崎「確かに霊体化を知っていれば俺の家の窓が壊されることもなかったな」
アーチャー「俺も毎日二階から飛び降りたり登ったりする必要性もない訳だ」
千代「どうやったら出来るんですか?」
綺礼「やり方はだな…何かこう…腹に力を入れるというか…腹から声を出すというか…」
六人「……」
綺礼「ほら、あれだよあれ、えーと…だから……あれ………その…………気合だ!」
六人(分からない…)
あの世
ランサー「へぇー霊体化なんてできたのか」
すいません、ランサーの件はこれで許してください。
続きます
ライダー「ふんっ!」
パッ
御子柴「スゲェ!ライダーが消えた!」
ライダー「はっはっはっ!これで聖杯戦争は征服だ!」
アーチャー「俺もできたぞ」
ライダー「どれど…ん?」
御子柴「服だけ消えてるじゃねーか!」
千代「!!!!!」ブーーーー
野崎「佐倉が鼻血を出して気絶した!」
綺礼(服だけ霊体化って逆に凄くないか?)
セイバー「ふんっ!…ふんっ!」
野崎「セイバーはまだ霊体化できないのか」
セイバー「ど、どうしてでしょう…」
綺礼「……」
セイバー「…っは!まさか!」
綺礼(思い出したか…)
セイバー「私だけ可愛すぎるから霊体化できないとか!?」
綺礼(こいつ前回のこと、何も覚えてないのか?)
綺礼「話は以上だ。引き続き聖杯戦争を楽しんでくれたまえ」
千代「そういえば私達、全然戦ってないよね」
御子柴「そういえばそうだな…」
野崎「とりあえず今日は家に帰って聖杯のことはまた今度考えないか?」
千代「そうだね」
綺礼「………」
三人(戦ってほしそうな顔をしている…)
綺礼「…みんな帰ったか」
綺礼「…いるんだろう、ギルガメッシュ」
ギルガメッシュ「…分かってたか」
綺礼「…何故今まで隠れていた?」
ギルガメッシュ「…何故かって?それはだな…」
綺礼「それは…?」
ギルガメッシュ「セイバーを直視することなどできるはずないだろう!///」
綺礼「やっぱりな」
野崎の家
セイバー「…あーーーー!」
野崎「どうしたセイバー、そんなに大声を出して」
セイバー「思い出しました!私が霊体化できない理由!」
前回の聖杯戦争
セイバー「わーい!聖杯だー!綺麗だなー」ガシッ
ポロッ
セイバー「あっ」
ガシャーン!
聖杯くん「君ーー!聖杯を割るなんて前代未聞だぞー!」
セイバー「聖杯から何か出てきた!」
聖杯くん「これじゃ願いが叶えられないじゃん!君、罰として次の聖杯戦争も参加しろ!あと霊体化も使えない様にするから!」
セイバー「そ、そんなーーーー!」
聖杯くん「あとそこにいる君も!」
ギルガメッシュ「何故だ!?我はただセイバーが聖杯をとるのを撮影しようとしていただけだぞ!」
聖杯くん「夫なら連帯責任!」
ギルガメッシュ「お、夫か…///ならしょうがないな」
綺礼(何やってんだこいつら)
セイバー「…ていうことがありました。いやー、すっかり忘れてました」
野崎「そんな大事なこと忘れるなよ」
1本目は以上です
11時に2本目を投下します
ちわーっす!自分は雨竜龍之介!職業はフリーター、趣味は人殺し!
冬木にずっといるのはまずいから浪漫町に引っ越して来ました!
龍之介「さーって、俺の新しい人殺し生活が始まるぞー!」
コンコン
龍之介「ん?誰だ?」
ガチャ
セイバー「こんにちは」
龍之介(あ、可愛い。犯そう)
野崎「どうしたセイバー」ヌッ
龍之介(うわ、こいつ爆発しろ)
野崎「セイバー、普通は新しくやってきた人が挨拶するんだ」
セイバー「そうだったんですか…すいません」
龍之介「あ、いえいえ。自分も早く挨拶しなくてすいません」
野崎「すいません、うちの…」
野崎(サーヴァント…妹…メイド…ダメだ、いいのが思いつかない)
野崎「○×□△*▼が迷惑をおかけして」
龍之介「誤魔化すなよ」
龍之介「いやーさっきの子、可愛いかったなー」
…ジャアウメタロウ、カイモノニイッテキマス…
龍之介「…ん?今の声は…」
セイバー「………」タッタッタッ
龍之介(お、一人!拉致チャンス!)
猫「ニャー」
セイバー「あ、猫」
龍之介(止まった…猫が好きなのか?)
ネコアルク「ニャー!」
セイバー「な、なんですって!?言っときますけどあと数年経てば私の胸は大きくなるんですからね!」
ネコアルク「ニャー!!」
セイバー「なっ…!どうしてあなたは平気でそんなことが言えるのですか!」
龍之介(痛い人だな…)
龍之介「あのーすいません」
セイバー「…あっ、あなたはさっきの…」
龍之介「あの…もしお時間がよろしければお茶でもどうですか?先ほど渡しそびれたお菓子があるのですが…」
セイバー「いいんですか!?食べます!」
龍之介(ちょろい)
龍之介「飲み物なんですけど…アイスティーしかないですけどいいですか?」
セイバー「構いませんよ」
龍之介(よし、睡眠薬を入れた)
龍之介「どうぞ」
セイバー「いただきます!」
ゴクゴク
セイバー「…!!」
バタッ
龍之介「寝たか…。あともう一人連れてきて百合セックスしているところを殺したいなー」
龍之介「よし、もう一人連れてこようっと」
セイバー「…し(めきりちかいです)ね」
龍之介「死ね!?」
セイバー「zzz…」
龍之介「な、なんだ寝言か」
龍之介「さーて、彼女以外にレベルが高い人はいるかなー」
龍之介「…ん?あれは…」
鹿島「堀先輩と二人っきりって久しぶりですねー」
堀「そういえばそうだな。まぁ何にせよ他校の演劇は俺にとってもお前にとってもいい刺激になるからな。早く行くぞ」
鹿島「私は先輩の演劇見るだけで充分ですよー」
堀「煽てるのはいいから。もっと視野を広げろ視野を」
鹿島「はーい。あ、帰りは竹馬とか買いますか?」
堀「買わねーよ!」
龍之介(なんだ、男二人組か)
龍之介(…ん?あれは…)
結月「…………」タッタッタッ
龍之介(お!巨乳の美人!いいかも)
結月「わーーかーー!」
若松「げえっ!?瀬尾先輩!何でここにいるんですか!?」
結月「再会のラリアットォ!」ドゴォ
若松「ぐはっ!」
龍之介(やっぱやめよう)
龍之介(うーん…中々いないなー…ん?)
千代「早く野崎くんの所に行かなくちゃ!」タッタッタッ
龍之介「!!!!!」
龍之介(きた!俺のモロ好み!彼女にしよう!)
龍之介(野崎の所にって言ってたな…。それにさっきの男も野崎って言ってた。もしや…)
龍之介「…君」
千代「は、はいっ!」
龍之介「野崎くんの所に行くの?」
千代「な、何で知ってるんですか!?」
龍之介(自分で言ってたからね)
龍之介「今すぐ野崎くんに会いたい?」
千代「はいっ!」
龍之介「じゃあ口開けて」
千代「はいっ!」
ヒョイ
千代「zzz…」
龍之介「自分でやっといてあれだけど普通は引っかからないよね」
千代「うーん……っは!?ここは!?」
セイバー「…目が覚めましたか、サクラ」
千代「セ、セイバーさん!?な、何で裸に!?」
セイバー「サクラもそうですよ」
千代「…あっ!本当だ!」
龍之介「目が覚めたみたいだね二人とも」
セイバー「…鎖で両腕が動かない…。何のマネですか」
龍之介「これから君たちを殺そうと思ってさ」
龍之介「だけどただ殺すのはつまらないから二人に百合セックスをやってもらおうと…」
千代「うわー!セイバーさん、服で分からなかったですけどスタイルいいですねー!」
セイバー「いえいえ、サクラには負けますよ」
龍之介(緊張感なさすぎだろ)
龍之介「もういいや、もっと怯えて欲しかったけど…。つまんないから殺すね」
セイバー「…!!ま、待ってください!早まらないで…」
龍之介「…」バタッ
千代「た、倒れた?」
シュウウウウン…
アーチャー「俺がやった」
千代「あ、アーチャーさん!」
セイバー「霊体化していたのですね」
アーチャー「ああ、霊体化を覚えてからは佐倉と外を出る時はいつも霊体化するようになってな」
千代「…アーチャーさん」
アーチャー「なんだ?お礼なら別に…」
千代「遅い」
アーチャー「すまん、薬を飲まされた時はドッキリだと思ってた」
野崎「そんなことがあったのか…すまない、マスターの俺がちゃんとしていれば…」
セイバー「気にしなくていいですよ。それよりサクラ…」
千代「?」
セイバー「(胸を見ながら)あなたには負けませんよ!いつか見返して見せます!」
千代「え?え?」
今日はここまで
次回は明日の夜10時半から投下します
セイバー「おはようございます、ウメタロウ」
野崎「おはようセイバー…って、どうした?体が消えかけてるぞ?霊体化でもできるようになったのか?」
セイバー「違います。恐らく…」
野崎「恐らく?」
セイバー「私の胸の薄さを表しているのでしょう」
野崎「それはない」
千代「野崎くん!大変だよ!アーチャーさんが…」
アーチャー「体が消えかけてる」
セイバー「アーチャーもですか…」
御子柴「野崎!ライダーが…」
野崎「まさかライダーも…」
御子柴「美少女フィギュアを拾った!」
ライダー「はっはっはっ!」
野崎「平常運転で安心した」
セイバー「実はこうなった原因は知っています」
野崎「なんだ、知ってるのか。教えてくれ」
セイバー「魔力がないとサーヴァントは実体化できません。魔力供給しないといけませんね」
千代「ま、魔力?でもそんなもの持ってないし…」
セイバー「マスターが魔術師でない場合、あるものが魔力代わりになります」
御子柴「なんだよ?」
セイバー「…マスターの液です」
野崎「野崎駅は栃木にあるぞ」
千代「佐倉駅は千葉県にあったはず…」
御子柴「おい!御子柴駅なんてねぇぞ!俺はどうすればいいんだよ!」
セイバー「三人とも同じボケをするのはやめてください」
セイバー「私の言葉が足りなかったみたいですね…必要なのは体液です」
野崎「体液?」
セイバー「はい、血液でもいいですし、唾液でも構いません。しかし一番効果が良いのが…」
御子柴「いいのが…?」
セイバー「…精液です」
千代「!!!!!!!」ブーーーーーー
野崎「佐倉が大量の鼻血を出して気絶したぞ!」
アーチャー「何故だ!」
御子柴(多分野崎がアレをやってるところを想像したんだろうな)
アーチャー「よし佐倉、お前の血液をもらうぞ」ペロペロ
野崎「地面を舐めるな、汚い」
ライダー「坊主、我々はどうする?」
御子柴「………」
ライダー『坊主!思いっきりだすぞ!』
御子柴『ああ!頼む!』
ライダー『AAALaLaLaLaLaLaLaLaLaiee!』
御子柴「………」
ライダー「逆だ坊主」
御子柴「俺らは唾液でいいだろ」
ライダー「そうだな」
セイバー「私達はどうしますか、ウメタロウ」
野崎「そうだな…ちょっと再確認したいんだがいいか?」
セイバー「はい」
野崎「唾液、血液、そして一番効果があるのが精液なんだよな?」
セイバー「そうですけど…」
野崎「…精液ってなんだ?」
御子柴(嘘だろ!?)
千代「………うーん…はっ!」
千代(そ、そうだ私、野崎くんがアレをやってるところを想像しちゃって…)
千代「…ん?」
セイバー「ウ、ウメタロウ!精液も知らないのですか!?」
御子柴「しょうがねぇな、一歩先に大人をいってる俺が教えてやるぜ」
野崎(冗談で言ったとは今更言えない…)
千代「!!!」
千代の脳内
一番効果がいいのは精液→野崎「精液ってなんだ?」→精液の説明中(今ここ)→野崎「よし、早速精液を提供しよう、セックスだ」
千代「セイバーさんダメーーーーー!」
セイバー「サ、サクラ!?」
千代「精液はやめよう!ねっ!?ねっ!?」
セイバー「わ、分かりました…。では唾液にしますか、ウメタロウ」
野崎「そうだな」
千代(だ、唾液…)
野崎「セイバー、唾液をやる。接吻でいいか?」
セイバー「はい、ウメタロウ」
二人「んっ……///」
千代「セイバーさんダメーーーー!」
セイバー「サ、サクラ!?」
御子柴「おい佐倉、精液も唾液も駄目なら野崎はワザと怪我をしろってことかよ?」
千代「…!そ、そうだよね。野崎くん…ごめん」
野崎「気にするな佐倉」
ライダー「…!そうか、わかったぞ!」
アーチャー「何がだ?」
ライダー「先程からこの対応…小娘もしや糞ガキのことがす…」
千代「!!!!!/////」パァン
ドゴォン!
ライダー「…………ぐはっ」
御子柴「ライダーが吹き飛んだ!?」
御子柴の家
御子柴「ほらライダー、コップ一杯分の俺の唾液だ」
ライダー「おお!いつの間に!準備がいいな坊主!…だが」
パリィン!
御子柴「はぁ!?何割ってんだよ!」
ライダー「余は坊主が唾液を出す瞬間が見たい!!」
御子柴「お前ホモかよ!ふざけんじゃねぇよ!!(涙目)」
ライダー(坊主をいじめるのは楽しいな)
野崎の家
野崎「セイバー、ちょっと待ってくれ」コトッ
セイバー「コップ?」
野崎「今、コップ一杯分の唾液を出す」ペッペッペッペッペッ
セイバー「…!!成る程」
コトッ
野崎「ん?」
セイバー「私も負けませんよ!」ペッペッペッペッペッ
野崎「対抗するな!」
綺礼「…ギルガメッシュ、魔力供給の時間だ」
ギルガメッシュ「そうか…だが何故裸に?貴様には魔力が…」
綺礼「決まってるだろ?お前と一夜を過ごすため…」
ギルガメッシュ「貴様にその気がないのは知ってる。我を馬鹿にするのもいい加減にしろ」
バシュバシュバシュバシュ!
綺礼「いってーーーーー!!!!宝具は卑怯だぞ!」
ギルガメッシュ(裸で大量の剣を喰らって良く生きてるな)
今日はここまで
今に始まったことじゃないですけど下ネタ多いですね…すいません
次回は水曜の夜10時半に投下します
野崎「佐倉、明日の昼、駅前に来てくれ。アーチャーは連れてこないで俺と二人きりで行こう」
千代「…なーんて言われたら行く以外ないでしょ!」
タッタッタッ…
千代「野崎くーん!」
野崎「佐倉」
千代(わざわざ二人きりがいいってことは…期待してもいいんだよね!?)
野崎「二人でネタ探ししよう」
千代「……」
千代「そういえばセイバーさんは何で来させなかったの?」
野崎「あいつがいると…」
セイバー「見てくださいウメタロウ!あそこのたこ焼き美味しそうですよ!あ、あそこにたい焼き屋さんもあります!ジュースもたくさん買いましょうよ!あー美味しき幸せーーーーー!」
野崎「ネタ探しがグルメ旅と化するからな」
千代「な、成る程…。でもアーチャーさんは?」
野崎「あいつは単にうざいから」
千代(かわいそう…)
野崎「よし、この森の中に行ってみよう」
千代「ええっ!?森の中って危ないんじゃない!?」
野崎「だがこれもネタ探しのためだ」
千代「やめといた方がいいよ!迷ったらどうするの!?それに熊とかに遭遇したらおしまいだよ!」
野崎「……ダメか?」ウルッ
千代「行こう!!!!」
野崎「だが佐倉、お前の言う通り危険なのは事実だ。強い奴とかがいれば熊とかは問題ないんだが…」
千代「…あ!だったら任せて!電話で連れてくるから!」
野崎(誰だろうか。若松か瀬尾あたりか?)
凛「こんにちは」
堀「よー野崎」
野崎(強いか!?)
千代「堀先輩、魔術使えるんですよね?凛ちゃんから聞いたんですけど」ヒソヒソ
堀「ああ。それより佐倉、野崎に遠坂が魔術使えるのは言ってないよな?」ヒソヒソ
千代「はい、バレたら長い詠唱ですもんね」ヒソヒソ
野崎「よし、森の中に入るぞ」
数十分後
堀「お、おい。これって…」
千代「お、お城!?」
凛「ふふっ、ここまで来れたのも私の魔術のおかげね」
野崎「何っ!?遠坂、魔術が使えるのか!?」
凛「しまった!!」
堀「つーかお前のおかげっていうけどなんもしてないしな」
堀「まさかこんなところに城があるなんてなー…」
千代「考えもしなかったですよね…」
堀「背景とか演劇の題材の参考になるかもしれない…。入ってみるか!」
千代「は、入るんですか!?」
堀「こんなところにある城なんて大抵無人だろ?野崎も入ろうぜ、いいネタが…」
野崎「…それで、魔術の習得は結構難しいのか?」
凛「そうねぇ…魔術回路の数によるわね」
野崎「成る程…遠坂はどんな魔術を得意とするんだ?」
凛「えーと…」
堀「おい野崎、城には入らねぇのか?」
野崎「すいません、今日は一日中、遠坂に密着取材します」
堀「先輩が行こうっつってんだろ、あぁ!?」
野崎「い、行きます!城の中に入りましょう!」
千代(堀先輩が初めて先輩っていう立場を使った気がする…)
凛「さぁ、入りましょう」ガチャ
千代「お邪魔しまーす…一応ね」
リーゼリット「…誰?」
四人「!!?」
野崎「ひ、人がいた!?」
堀「す、すいません!無人だと思ってしまって…お邪魔しました!」
リーゼリット「イリヤ、お客様」
イリヤ「本当!?」
堀(俺はちゃんと話を聞く大人になろう)
セラ「リーゼリット!イリヤスフィール様!何事ですか!…まぁ!数年ぶりのお客様!」
凛「す、数年ぶり!?」
セラ「実はイリヤスフィール様は両親を亡くして以来、ずっとこの城に引きこもってしまって…。遊び相手がいなかったのです」
千代「そうだったんですか…」
セラ「お城に遊びに来てもらう様に、飾り等をつけたり工夫したのですが…中々来なくて」
堀「それはどんな?」
セラ「庭に沢山の骸骨を置いたり、DANGER ZONEっていう看板を建てたり…」
野崎「来なくて当然です」
野崎「よし、お嬢ちゃん。俺の描いた漫画でも読まないか?」
イリヤ「へぇー!これあなたが描いたの?見せて見せて!」
野崎「どうぞ」
イリヤ「………」ペラッ
野崎「………」ワクワク
イリヤ「…………」ペラッ
野崎「…………」ワクワクワクワク
イリヤ「…つまんない」ポイッ
野崎「!?」
野崎「………」ズーン
千代「の、野崎くん…」
凛「ここは私に任せて」
千代「凛ちゃん」
凛「イリヤちゃん、これ見てみて」
イリヤ「何?」
ボッ!
千代「あれは…魔術で炎を出した!」
イリヤ「すごーい!」
凛「どう?私、色んな魔術が使えるの」
イリヤ「私もちょっとだけだけど使えるよ!」ボッ
凛「!?」
野崎「……」ズーン
凛「……」ズーン
千代「ふ、二人とも…」
堀「次は俺か…」
千代「堀先輩はどうするんですか?」
堀「俺もあいつらと同じ得意分野でいかせてもらう」
千代「?」
堀「…イリヤお嬢様!この時をお待ちしておりました!」
千代(演技!そして相変わらず上手い!)
イリヤ「ほ、本当?私を待っていてくださったのね?嬉しいわ!」
千代(おお!イリヤちゃんも乗ってきた!)
堀「あなたは魅力的だ。しかし魔女も捨てがたい、両方いただいてよろしいか」
イリヤ「え、何それ」
千代(そこは変えないんだ…)
イリヤ「レミリオ!あそこの街まで連れて行って!」
堀「かしこまりました、お嬢様」
千代(二人とも完全に演技の世界に入ってるな〜)
堀「……!!!、!!」
イリヤ「…!?、!!!!」
千代「ん?」
堀「大体なんだ、今の演技は!棒読みにも程がある!」
イリヤ「素人同然の私にそこまで求めないでよ!」
千代(完全に演劇スイッチが入ってる…)
野崎「そろそろ暗くなってきたし帰った方が良さそうだな」
堀「確かにそうだな…帰るか」
イリヤ「ええ!?もう帰っちゃうの!?ずっと一緒にいてくれないの!?」
セラ「イリヤスフィール様、流石にそれは…」
イリヤ「そんなの嫌だよ…うぅっ」グスッ
堀「…イリヤ」
イリヤ「…何?」
堀「俺はまたいつか必ず会いに行く。だからそれまで泣くのは我慢してもらえるか?」
イリヤ「……」
堀「お前が泣くことはセラさんもリーゼリットさんも悲しませることになるんだ。辛いかもしれないけどもう少しだけ我慢してくれ」
イリヤ「…うん、分かった」
堀「そうか、良かった…」
イリヤ「私、我慢するね、お兄ちゃん!」
堀「お兄ちゃん!?」
イリヤ「あなた達は帰っていいけどお兄ちゃんは一晩だけ泊まって!」
堀「え、ちょ、ちょっと待ってくれイリヤ。俺にも帰る場所ってのがあってだな…。それにセラさんもリーゼリットさんも許してくれないと…」
セラ「イリヤスフィール様の言う事は絶対ですから」
リーゼリット「今晩は泊まって」
堀「何だと!?」
野崎「…堀先輩」
堀「な、なんだよ」
野崎「ご結婚おめでとうございます」
堀「野崎!?それは早いだろ!」
千代「結婚式には鹿島くんも呼びますね!」
堀「佐倉!?それは嫌がらせか!?」
凛「ご祝儀は多めに出します」
堀「遠坂!?お前だけは信じてたのに!」
三人「お邪魔しましたー」
イリヤ「またねー」
堀「ま、待ってくれ!俺を帰らせてくれーーー!」
その後、説得してなんとか帰れました
マミコ『見て鈴木くん!こんな森の中にお城があるわ!』
鈴木『よし!行ってみようマミコ!』
魔女『オーホッホ!よく来たわねあなた達!』
マミコ『そんな!ここは魔女のお城だったのね!』
鈴木『大丈夫!僕たちの愛があれば…』
マミコ『ええ…私たちに敵う敵はいない!』
鈴木『石!』
マミコ『破!』
マミコ・鈴木『ラブラブ天驚けーーーーん!』
魔女『ギャーーーー!』
野崎「どうですか!?」
剣「どうですかじゃねぇよ」
今日はここまで
このイリヤはsnのイリヤなのですがzeroっぽくなってしまった…
次回は明日の夜10時半に投下します
御子柴「野崎ー、今日はもう夜遅ぇから泊まるわ」
野崎「そうか」
ライダー「何!?坊主、糞ガキの家に泊まるのか!?」
御子柴(そうだ、こいつがいるんだった)
ライダー「余も泊まっていいか!?」
御子柴「いつの間にピンクのパジャマに着替えてんだよ、泊まる気満々じゃねーか」
ライダー「坊主のを借りた!」
御子柴「勝手に借りるなあぁぁぁぁぁ!」
野崎「よし、御子柴とのお泊まり号令のギャルゲーをやるか」
御子柴「はぁ!?やんねぇよそんなもん!第一女子のセイバーがいる前でこんなのやられても困るだろ?」
セイバー「ギャルゲーとはなんですか?」
野崎「男性視点になってたくさんの女子と付き合う恋愛シミュレーションゲームだ」
セイバー「確かに困りますね」
御子柴「だ、だろ?」
セイバー「皆さんがゲームをしてたらウメタロウが夜食を作ってくれませんから」
御子柴「そこかよ!」
野崎「よし、早速やるか」ピッ
御子柴「お、おい!ちょっと待てって……ん?」
御子柴「な、何だよこれ…ファイルAも…ファイルBもファイルCも…全部クリア率100%じゃねーか!」
ライダー「はっはっはっ!坊主が寝ている間にこっそりやっていたのだ!これからは余を攻略王と呼ぶが良い!」
御子柴「呼ばねーよ」
御子柴「だけどこれ、どうやってもクリア率が99.9%なんだよ…。どうやったんだ?」
ライダー「ああ、余も最後のイベントを見るのにかなり手こずった…確か最後に見つけたのは…」
『キャーーーー落ちるーーー!』
助ける
→突き落とす
『ありがとう…私、実はドMなの』
好感度が上がった!
御子柴「!?」
御子柴「じゃあギャルゲーはやめてパーティゲームでもやろうぜ」
野崎「そうだな、セイバーもやるか?」
セイバー「面白そうですね…。私もやります」
御子柴「はぁ!?何だよこのギャンブルマスってやつ!強制かよ!」
御子柴「おいライダー!俺、スター一個しかないのに何で奪うんだよ!野崎なんか三個もあるぞ!」
御子柴「おい!お前らミニゲームで俺をはめようとするんじゃねぇよ!」
御子柴「………」ズーン
ライダー「何故か坊主をいじめたくなるんだ」
野崎「その気持ちはよく分かる」
セイバー「すいません、ミコシバ」
御子柴「パーティゲームはやめだ!」
野崎「じゃあ何をするんだ?」
御子柴「これだ!レースゲーム!」
御子柴(多少運要素があるパーティゲームとは違ってこれは実力勝負!これなら勝てる!)
御子柴「はぁ!?何際どい所にバナナ置いてんだよ!」
御子柴「おいライダー!今サンダー使ってたら野崎をコースアウトできてただろ!何で使わねぇんだよ!」
御子柴「おい!お前ら俺に甲羅で集中攻撃するのはやめろぉ!」
御子柴「………」ズーン
ライダー「もうゲームはやめるか坊主」
野崎「恐らくどのゲームでも同じ展開になるな」
セイバー「すいません、ミコシバ」
野崎「風呂がわいたぞ」
セイバー「では先に入らせてもらいます。…あ、そうだミコシバ」
御子柴「なんだよ?」
セイバー「覗かないでくださいね?」
御子柴「別に覗かねーけど…」
セイバー「絶対に覗かないでくださいね?」
御子柴「あ、ああ…」
セイバー「絶対に絶対に絶対に絶対にぜーーーーーったいに覗かないでくださいね?」
御子柴「だから覗かねーって!」
数十分後
セイバー「…ミコシバ!」
御子柴「な、なにをそんなに怒ってんだよ?」
セイバー「私は覗けと言いましたよね!?」
御子柴「言ってねーよ!」
何か違和感を感じると思ったら……そうだ、名前で呼んでない
ライダー「セイバーがあがったか。よし、次は余が入ろう」
御子柴(こいつの風呂に入った後ってなんとなく嫌なんだよな…。散らかりそうだし)
御子柴「…ライダー、俺が先に入ってもいいか?」
ライダー「別に構わんが…はっ!まさか坊主…」
御子柴「?」
ライダー「余より先に風呂を征服するつもりだな!?」
御子柴「風呂に征服する要素がどこにあるんだよ」
>>576
野崎が苗字呼びなのでそれに合わせて…
野崎「布団を敷いたぞ」
ライダー「…んん?随分小さいな」
御子柴「お前がでかすぎるんだよ」
野崎「ならいっそ、ライダーをベッドにしたらどうだ?」
ライダー「余の上で坊主が寝るのか!はっはっは!」
御子柴「いやだよ、こいつ臭そうだし」
ライダー(さらっと傷つくことを言われた)
次の日の朝
御子柴「……………」
野崎「どうした御子柴、顔色悪いぞ?」
セイバー「何かあったのですか?」
御子柴「何があったかって…?」
昨日の夜中
野崎「zzzz…」ダラ〜
セイバー「ムニャムニャ…ご飯…」ブンブンブンブン
ライダー「グオォォォォォォ…」
御子柴「……………」←顔面に野崎のよだれ&セイバーに玉を蹴られる&ライダーのいびき
御子柴「お前らの所為だろ!」
三人「いやーすまんすまん」
御子柴「ハモるな!」
今日はここまで
次回は明日の夜11時に投下します
みこりんェ……
てか、みこりんサイズのパジャマをイスカンダルが着れるか?特に肩幅が完全にアウトだと思うけどwww
あとセイバーの風呂を押すなよに乗ったみこりんが覗いてたらどうなったんだろうか
>>584
〜パジャマ〜
御子柴「ライダー!お前の所為でパジャマ伸びちまったじゃねーか!」
ライダー「はっはっは!布団にでも使うと良い!」
御子柴「使わねーよ!」
〜風呂〜
御子柴「セイバー入るぞ!」ガラッ
セイバー「エクスカリバー!!」
御子柴「ぐわーーーーーー!」
セイバー「愉悦ですね」
早くなる可能性があるので確定次第報告します
10時半に投下します
一成「…瀬尾結月」
結月「ん?だれアンタ」
一成「生徒会長の柳洞一成だ」
結月「なんか用?」
一成「その美声を利用した悪態をやめろ…声楽部のローレライ」
結月「お!よく分かったなー」
一成「お前の声とローレライの声が一致してな」
結月「…で、何でやめなきゃいけねーの?」
一成「ローレライの正体がお前と知った奴らはその衝撃で口を聞かなくなってな…。これ以上続けると学校全体に影響が…」
ボゴッ
一成「何故殴った!?」
結月「喋り方がウザい」
一成「…第一そんなことをやって何が楽しい!さてはお前、他人の不幸が好きなタイプだな!?」
結月「うん」
一成「はっきり言うな!」
結月「いやー夢ぶち壊すのって楽しいよなー」
一成「なんて奴だ…。だったらローレライの正体が気になる奴全員に一気に知らせるために校内放送でも…」
結月「それだけはやめろ」
一成「何故だ!?」
一成「…ということは一人一人じっくりいじめるタイプか?」
結月「…うん、まーな」
一成「じゃあ俺が歌声を聴かせる前に一人一人にお前の正体を教えてやるとするか」
結月「なんだよ、お前から言うのかよー。つまんねぇな。まぁ他人から言われた時の反応も見たいしいいや」
一成「そうか、ではお言葉に甘えて…。お、あそこに一人いるな、早速彼に教えてやろう」
一成「…君、ちょっといいか?」
若松「…はい、なんですか?」
一成「実は…」
ボゴッ
一成「何故だ!?」
若松「せ、瀬尾先輩!何で殴ってんですか!?」
結月「こいつが悪いから」
若松「そ、そうなんですか?」
一成「ち、違うぞ君!俺は何も悪く…むぐっ!」
結月「なぁ、若。それより例のやつ、ちゃんと持ってきたか?」
若松「あ!ちゃんと友人から貰いましたよ。はい」
結月「おーーー、ヴァンパイアセイバー!お前の友達、いいの持ってんなー」
若松「じゃあ俺、部活ありますんで!」タッタッタッ…
結月「サンキュー!今度パフェ奢るからなー!」
一成「…分かったぞ、お前とあいつの関係」
結月(やべ、付き合ってるとか誤解されたらやだな)
一成「あいつはお前の奴隷だな!」
結月「おお、合ってる合ってる」
一成「今のでお前があいつに自分の正体をばらしたくないというのはよく分かった」
結月「まーな」
一成「…選べ瀬尾」
結月「?」
一成「美声を利用した悪態をやめるか、それともあいつに自分の正体をばらすか…さぁ、選べ!」
結月「…よし!決めた」
一成「ほう、どっちを選ぶ?」
結月「間をとってお前を殴る」ボゴッ
一成「全然間じゃない!」
一成「…今日は多めに見てやる!」ダッ
結月「じゃーなー」
一成(…くっ、今に見てろ瀬尾!お前があの男にローレライというのを知られたくないという噂を広めれば…)
一成「…衛宮!」
士郎「お、どうした一成?」
一成「お前に話したいことがある!」
士郎「なにさ?」
一成「実は声楽部のローレライは…」
ボゴッ
結月「何話そうとしてんだよ」
一成「瀬尾!?いつの間に!?」
結月「ずっと真後ろにいた」
一成「なんだと!?」
士郎(気付かなかったのか…)
慎二「どうした二人とも」
一成「聞いてくれ間桐!瀬尾が俺を暴力を振るっていじめるんだ!」
士郎「何があったかは知らないけど…暴力は駄目なんじゃないか、瀬尾」
慎二「僕もそう思うな」
一成「瀬尾、謝れ」
結月「なんだよ、集団で責めないと何もできないのかよ」
結月(しょうがねぇ…ここは奥の手を使うか)
結月「……」スゥ
三人「?」
結月「〜〜・〜〜〜・」
結月「じゃーなー」
士郎「あ、あいつがローレライだったなんて…」
慎二「衝撃的過ぎて誰にも言えない…」
一成「…がはっ」
一成(…くっ、この事実、誰かに言わねば!)
一成(しかし、喋りたくても喋れない!何か癒しがあれば…!)
凛「…どうしたの、柳洞くん」
一成「!!遠坂!」
一成(いつもはライバル視しているが今は彼女が女神のようだ!)
一成「…遠坂」
凛「何?」
一成「お前の太ももで俺を癒してくれないか?」
ボゴッ
一成(俺、今日で何回殴られたかな)
一成「誰かに…誰かにこの事実を伝えなければ!」
クスクス…
一成「…ん?」
クスクス…クスクス…
一成「なんだ…?何故俺を見て笑う?」
凛「そりゃ笑うわよ」
一成「遠坂!何故だ!」
凛「あなたさっきからいも虫みたいな歩き方してるもの」
一成「…はっ!」
一成「余りにも衝撃的過ぎてまともに歩けなくなっていたとは…!」
凛「早く気付きなさいよ」
一成「…ふぅ。なんとか普通に歩けるようにはなった」
クスクス…
一成「…ん?」
クスクス…クスクス…
一成「…何故だ?俺はちゃんと歩けているぞ。もしや俺の顔に何かが…」
凛「後ろを見なさい」
一成「ん?」
士郎「……」ニョキニョキ
慎二「……」ニョキニョキ
一成「お前らかよ!」
一成「くそ…結局誰にも言うことができなかった…」
慎二「こうなったら僕たち三人で瀬尾を懲らしめるしかないな」
士郎「それは流石にやり過ぎじゃないか?」
慎二「甘いぞ衛宮、そんなんだからお前は舐められるんだ」
一成「よし!今ここに『打倒瀬尾同盟』結成だ!」
若松「…すいません!その同盟、俺も入っていいですか!?」
士郎「あ、若松」
一成「お前は…奴隷!!」
若松「奴隷!?」
若松「実は明日、瀬尾先輩と映画を観る事になったんですけど…、良かったら皆さんも来ませんか?俺、無理矢理行くことになっちゃって…」
慎二「これは休日に瀬尾に会うチャンスだな」
若松「来てくれるんですか?」
士郎「いいけど…チケットはどうすんだよ?」
若松「あと3枚あるから大丈夫です!ほら!」
一成「元々二人で行く筈なのに何故5枚も?」
若松「誰かを巻き添えにしようと思いまして!」
三人(ひでぇ…)
次の日
若松「瀬尾先輩!」
結月「おーー若!…ん?」
若松「先輩達三人も連れて来たけどいいですよね?」
慎二「おはよう瀬尾」
士郎「早く映画を観よう!」
一成(必ずお前に復讐してやる…)
結月「おー、田中と山村と…あと誰だっけ?」
三人(全然違う…!)
結月「……」
一成「…おい瀬尾、お前が今座ってる席はどこだ?」
結月「一番端」
一成「だったら何故肘置きを両方使う?」
結月「あー悪りぃ、全然考えてなかった」
一成「…ったく、間桐からも何か言ってくれ」
慎二「お前も僕の肘置きで寛ぐのをやめろ」
結月「いやーー、面白かったなーー!」
若松「確かに面白かったですね!」
士郎「感動した…!うぅっ」
慎二「いい加減泣くのをやめろ」
結月「なぁ、お前ら!あそこのファミレスで感想言いあおうぜ!いいだろ!?」
一成「ああ、俺は構わん」
結月「…でさー、あそこで黒人の血がドバドバーって出てさ!」
若松「あそこ凄かったですよねー!出血量ハンパなかったですよ!」
結月「そしたらその後の爆発でみんな血がベチャーって!」
若松「あそこはやばかったですよね!ベチャーって!ホント…」
二人「ベチャーって!」
三人(帰りたい…)
今日はここまで
結月が暴力キャラになってしまってすいません
次回は明日の夜10時半に投下します
3-C
先生「えー、今日は転校生を紹介する」
ざわざわ…
堀(おいおい、高校三年の秋に転校生って…どんなタイミングだよ)
先生「入ってきていいぞ」
ガラッ
イリヤ「イリヤスフィール・フォン・アインツベルンです!ニホン語ペラペラです!よろしくお願いします!」
堀「」
堀「お、おいイリヤ!どうしてお前がここに!?」
イリヤ「お兄ちゃんに会うために決まってるでしょ!お兄ちゃんあれからずっとこないからこっちから来ちゃった!」
堀「マ、マジかよ…つーかお前俺と同じ歳だったのか」
生徒「堀ちゃん、この人と知り合いなの?」
イリヤ「うん!私とお兄ちゃんは家で一晩を過ごした仲なの!」
一同「!?」
堀「紛らわしいこと言うんじゃねーよ!」
1時間目
堀「…」
イリヤ「………」←堀の真後ろに立ってる
2時間目
堀「……」
イリヤ「……」←堀の椅子の下にいる
3時間目
堀「………」
イリヤ「………」←堀の机の上にいる
堀「いい加減にしろ!」ガンッ
イリヤ「ぎゃん!」
千代「ええっ!?イリヤちゃん、学校に来たの!?」
イリヤ「うん!」
千代(ていうか私より年上だったんだ…)
野崎「余り騒ぎを起こすなよ」
イリヤ「うん!…あ、そうだ漫画家の人!」
野崎「なんだ?」
イリヤ「あなたの漫画全部見たけど全然面白くなかった!ヒーローが王道過ぎてつまんない!」
野崎「!!」
千代「イ、イリヤちゃん!」
野崎「………」
千代「野崎くん…」
野崎「酷評レビューありがとう!参考になる!」
千代「野崎くん!?」
イリヤ「ねぇねぇ、お兄ちゃんって演劇部なんでしょ?私も入る!」
堀「イ、イリヤが!?」
堀(…いや、確かに最終的にこいつは演技が上手くなった。それにやりたいことをやらせればいいか)
堀「…ああ、いいぞ」
イリヤ「本当!?」
堀「新しく入部したイリヤだ」
イリヤ「よろしくお願いしまーーす!」
部員「ほ、堀ちゃんマジ!?」
堀「ああ、それなりの実力はある」
イリヤ「ねぇねぇ、演劇部って事は衣装もあるんでしょ?」
堀「ああ、あそこにな。んで、これからお前に着て欲しいのが…」
イリヤ「ちょっと着てくる!」ビュン
堀「お、おい!最後まで話を聞け!」
イリヤ「じゃーん!」←ブルマ体操着
部員「いや…それは今度の演劇では使わないんだよ…ねぇ堀ちゃん」
堀「…いい足してるじゃねーか!」
部員「堀ちゃん!?」
鹿島「…あれ?」
女子「鹿島くーん、どうしたの?」
鹿島「堀ちゃん先輩のバイオレンスなお迎えがくる時間の筈なんだけど…」
鹿島「…ごめん!先輩が不安だからもう行くね!」ダッ
女子「えーっ!?行っちゃうのー!?」
鹿島(もしかしたら堀先輩の身に何かが…)
鹿島(誰かが先輩の実力に嫉妬してボコボコにしてるとか!?)
鹿島「堀先輩!何かあったんですか!?」
堀「すげー綺麗な足だなイリヤ!」
イリヤ「それほどでも〜」
鹿島「」
部員「あ、鹿島くん」
鹿島「あ、あの人は…?」
部員「今日転校して来たイリヤちゃんだよ。演劇部に入るんだって」
鹿島「!?」
鹿島「ほ、堀先輩…」
堀「お、来てたのか鹿島」
鹿島「先輩は高校生と小学生の区別もつかないほど馬鹿だったんですか!?」
堀「おい」
堀「いやー惚れ惚れする足だなー」
イリヤ「お兄ちゃんにそう言ってもらえると嬉しいな!」
鹿島(ま、まずい!このままでは可愛い後輩ポジションが…)
鹿島「私も着替えてきます!」ダッ
堀「ん?」
鹿島「どうですか!」←ブルマ体操着
堀「…!!鹿島!お前も中々いい足してんじゃねーか!」
鹿島「はっはっはー!どうですか!」
ガンッ!
堀「いてっ!?」
イリヤ「…私の足も中々でしょ?お兄ちゃん」ゴゴゴゴ
鹿島「いやいや、私の足の方が凄い!」ブンッ
堀「ぐはっ!」ガンッ
イリヤ「違うもん!私の方が凄い!」ブンッ
堀「がっ!」ガンッ
鹿島「いや、私が!」ブンッ
堀「ぶほっ!」ガンッ
イリヤ「私!」ブンッ
堀「ぐわっ!」ガンッ
ガンッ…ガンッ…ガンッ…ガンッ…ガンッ…ガンッ
堀「…………」
鹿島「はぁ…はぁ」
イリヤ「はぁ…はぁ」
堀「…お前ら」
鹿島・イリヤ「はい!」
堀「俺をなんだと思ってんだーーーーーー!」ブンブンブンブンブンブンブンブン
鹿島・イリヤ「うわーーーーーーー!」
部員(二人同時にジャイアントスイングしてる…)
演じてみた
イリヤ「…王子!何故…何故なのですか!?何故私を選んでくれないのですか!?」
堀(やっぱり上手いな)
鹿島「マリー姫…私はあなたと共に生きる事はできない。これもあなたの呪いを解くためなのです」
イリヤ「…呪いですって?」
鹿島「はい」
イリヤ「そんなもの…私と一緒にいたくないから作った嘘よ!」ブンッ
鹿島「うおっ!?」
堀(イリヤが鹿島に殴りかかった!?そんなシーンねーぞ!)
鹿島「落ち着いてください…姫!」ブンッ
堀(あいつも!?)
イリヤ「…あら、だったら決めようじゃない」
鹿島「そうですね、どちらが…」
二人「最強の格闘家に相応しいかを!」
堀「違う違う違う違う!」
野崎「堀先輩、取材がてら演劇見てもいいですか?」
堀「…お!野崎か、いいぞ」
堀(……あ、そうだ)
堀「…なぁ、野崎」
野崎「なんですか?」
堀「お前んとこのサーヴァント、借りてもいいか?」
野崎「セイバーですか?」
堀「ああ、今度の学園祭の演劇は最高の出来にしたい、だから最高のキャスティングで行こうと思ってな」
野崎「…だそうだ、セイバー」
堀「え?」
セイバー「…わかりました」
堀「何事務員の格好して学校に潜入してんだ」
野崎「堀先輩、取材がてら演劇見てもいいですか?」
堀「…お!野崎か、いいぞ」
堀(……あ、そうだ)
堀「…なぁ、野崎」
野崎「なんですか?」
堀「お前んとこのサーヴァント、借りてもいいか?」
野崎「セイバーですか?」
堀「ああ、今度の学園祭の演劇は最高の出来にしたい、だから最高のキャスティングで行こうと思ってな」
野崎「…だそうだ、セイバー」
堀「え?」
セイバー「…わかりました」
堀「何事務員の格好して学校に潜入してんだ」
セイバーも交えて演じてみた
セイバー「何事ですか!あなた達!」
イリヤ「お母様!」
鹿島「女王様、実は姫が自身にかかっている呪いの事を信じてくれないのです」
セイバー「なんですって!?」
イリヤ「お母様!私は呪いなんてかかってないわ!だから…結婚させて!」
セイバー「………マリー」
イリヤ「お兄ちゃんと!」
堀「おい」
堀「もう一度同じところから!」
セイバー「何事ですか!あなたた…」
セイバー「……」バタッ
堀「ど、どうした!?」
野崎「気絶しましたね」
堀「き、気絶!?」
野崎「そういえばセイバーは最近、演劇恐怖症になったんですよ」
堀「!?」
野崎「セイバー、演劇はどうだった?」
セイバー「………」
野崎「…顔が青ざめてるぞ?」
セイバー「死ぬ程緊張しました」バタッ
野崎「セイバー!?」
堀「そういうの早めに言ってもらえるか」
野崎「すいません」
堀(というか、あいつも断われよ)
帰り道
鹿島「中々やるねイリヤちゃん…。転校初日であんなに先輩と仲良くなるなんて」
イリヤ「ユウだって中々やるじゃない。てっきり私の独走状態になると思ったのに…」
鹿島「今に見てて。必ずその座を奪って見せるからね!」
イリヤ「私だってこの座は譲らないわ!」
鹿島「ところでイリヤちゃんは何組?」
イリヤ「私は3-Cだよ」
鹿島「3!?せ、先輩だったんですか!?」
イリヤ「うん!」
鹿島(私は悪魔で可愛がられる後輩になりたいだけだし…。3年となると別にいいんじゃ…)
鹿島「頑張ってください!」
イリヤ「え、え!?」
こうして二人は和解した
次の日
イリヤ「お兄ちゃんおはよう!」
堀「おおイリヤか、おはよう。…なぁ」
イリヤ「何、お兄ちゃん?」
堀「そのお兄ちゃんって呼び方やめてもらえるか?いろいろと誤解されるんだ」
イリヤ「…分かった!じゃあ変えるね!」
堀「ああ、そうしてもらえると助かる」
イリヤ「…あなた」
堀「やっぱお兄ちゃんでいいや」
今日はここまで
次回は明日の夜10時半に投下します
一成「よし、演劇部に行くぞ衛宮」
士郎「何しにさ?」
一成「お前の大好きな人助けだ。学園祭の準備中なんだが人手が足りなくてな」
士郎「本当か!?行く行く!…あ!だったら…」
一成「?」
士郎「手伝いに来ましたーー!」←工事現場の親父の衣装
堀「演劇部だからって絶対に衣装を着る必要性はないからな」
鹿島「あ、衛宮!柳洞!手伝いに来てくれたの!?」
士郎「ああ!」
一成「とりあえずここにある荷物を運べばいいのか?」
鹿島「そーそー、お願いねー」
イリヤ「ちゃんと運んでよね」
士郎「お!この子、誰の妹だ?」
イリヤ「………フン!」
士郎「いってーーーーー!足踏まれたーーーー!」
イリヤ「私は誰の妹でもないし、あなたより先輩だし」
士郎「す、すいません…」
一成「…そこのあなた」
イリヤ「?」
一成「…素晴らしい美貌をお持ちになられているんですね」
イリヤ「フン!」
一成「いってーーーーー!何故か足踏まれたーー!」
美術部
部員1「じゃあこれから学園祭用の絵を描きまーす」
部員2「あれ、モデルの人がまだ来てない」
千代「モデルの人って誰なんですか?」
部員2「衛宮くんよ。モデルが誰もいないって言ったら人助けしたいって志願してきたわ」
千代「衛宮くんらしいなぁ…」
ガラッ
士郎「こんにちはー」←鎧
千代「誰!?」
千代「え、衛宮くん!その鎧は!?」
士郎「いやー折角モデルになるんだったらかっこいい方がいいだろ?どうだ、ヒーローらしいだろ?」
千代「い、いやー…」
ガラッ
一成「おい衛宮!」
士郎「どうした一成!!俺の助けがいるのか!?」
一成「勝手に演劇部の衣装を持ってくな!」
士郎「あ、ちょっ、一成!離して!歩けるから!」ズルズル
千代(あの鎧、演劇部のだったんだ…)
士郎「部長にめちゃくちゃ怒られた…」
一成「当たり前だ。それより弓道部の準備はいいのか?」
士郎「あ、そういえば…。俺がいなくて大丈夫かな」
一成「まぁお前を誘った俺が悪いんだけどな」
士郎「みんなしっかりしてるしもう終わってるだろ」
ガラッ
結月「あひゃひゃひゃひゃ!」パシュンパシュンパシュンパシュン
部員達「」チーン
二人「瀬尾が暴れてる!?」
桜「若松くん!」
若松「間桐!血相変えてどうしたんだよ!?」
桜「急いで弓道部に来て!瀬尾先輩が暴れてるの!」
若松「瀬尾先輩が!?」
桜「先輩!」
士郎「桜!それに若松!」
若松「瀬尾先輩を止められるのは…俺しかいない!」
一成「今部室で瀬尾が暴れてる…。奴隷、気をつけろ!」
ガラッ
若松「瀬尾先輩!暴れるのはやめてください!」
パシュン
瀬尾「あ、若危ない」
若松「うわっ!」ヒョイ
士郎「ぐはっ!」グサッ
一成「衛宮が死んだ!」
桜「いやーーーー!」
若松「瀬尾先輩の人でなし!」
瀬尾「避けたお前が悪い」
一成「暴れるお前が悪い」
御子柴「野崎ー、帰ろうぜー」
野崎「…いや、俺は帰れない」
御子柴「お前、何も部活入ってないだろ?準備とかしねーだろ」
野崎「ああ」
御子柴「それともクラスの出し物の準備か?」
野崎「違う。2-Bは何もやらない」
御子柴「…あ!どうせ学園祭の準備でネタ探ししたいんだろ!?」
野崎「……」
御子柴「そんなん学園祭当日でいいじゃねーか」
野崎「数学の補習がある」
御子柴「おい」
御子柴「しょうがねぇ、俺一人で帰るか…」
女子「御子柴くーん!」
御子柴「ん?」
女子「ねぇ、学園祭で歌うたってくれない?」
御子柴「う、歌ぁ?」
女子「御子柴くんがステージに立てば注目度間違いなしだよ!」
御子柴「…へっ、その通りだな。俺が歌えば学校中が…いや世界中が俺に注目する…!!いいぜ!歌ってやるよ!」
女子「ありがとう!じゃあ当日はよろしくねー!」タッタッタッ
御子柴「ちくしょう…ちくしょう…」
慎二「…どうした御子柴」
御子柴「ほっといてくれ…」
慎二「何があったかは知らないが…。僕は今お前とは真逆の気分だ」
御子柴「何かあったのか?」
慎二「学園祭でステージに立って歌うことになった!こんなことできるのは僕しかいないとな…!これで僕とお前の差は歴然…」
御子柴「俺も歌うんだけど」
慎二「何だと!?」
慎二「…君!」
女子「ま、間桐くん!どうしたの!?」
慎二「御子柴と一緒に歌うなんて聞いてないぞ!」
女子「あ、ごめん言い忘れてた!」
慎二「こいつと組むんだったら僕は降りて…」
女子「二人が歌えばきっとみんな注目するし、何より二人のかっこいい姿をみんな見たいと思うんだ!…ダメ…かな?」
慎二「…僕を誰だと思ってる?間桐慎二だぞ?僕達に任せろ!」
女子「ありがとう!じゃあ当日はお願いねー」タッタッタッ
御子柴「お前俺に似てきたな」
慎二「五月蝿い!」
時臣「凛、もうすぐ学園祭だそうだな」
凛「ええ」
時臣「お前は何かやるのか?」
凛(まずい!ここで何もやらないと言うとお父様の心配性が発生する…!)
凛「て、手品部で手品をやるわ。魔術を使ってね」
時臣「魔術!?」
凛「…はっ!」
時臣「詠唱だ」
凛「はい…」
セイバー「成る程…学園祭ですか」
アーチャー「そういえばそんなこともあったな」
千代「三人とも来てよ!絶対楽しいよ!」
ライダー「よし!学園祭で浪漫学園征服リベンジと行くか!」
御子柴「やめてくれよ…」
野崎「…よし!当日は頑張るぞ!最高の思い出にしよう!」
千代「…野崎くん」
野崎「なんだ?」
御子柴「お前、何もしねぇだろ」
学園祭まであと数日です
今日はここまで
次回は火曜の夜8時半に投下します
乙です! もうこれ以上サーヴァントは出て来ない感じですか?
>>645
サーヴァント…というか新キャラはもうでないですね
今回は投下できない代わりに没ネタを紹介したいと思います
…というのもこのSS、明日投下するのも入れてあと2話しかないので今のうちにと思いまして…
もしかしたら今後のネタバレになるかもしれないのでそれでもいい人はどうぞ
〜赤セイバー回〜
召喚できない筈なのに赤セイバーを召喚してしまった野崎
snのセイバーと喧嘩したり一緒に飯食ったり
〜サーヴァントだけ1日交換〜
一緒に過ごせば何かいいアイディアが生まれるかもしれないと1日だけセイバーとアーチャーを交換
千代とセイバーは女子会みたいに騒いだりアーチャーと野崎は相性がまるで合わなかったり
〜アーチャーの固有結界〜
千代「アーチャーさんの固有結界って何?」
アーチャー「漫画の世界だ」
無数のペンがあったりインクが溢れたり
〜千代と凛、リボンを交換〜
千代「野崎くん!リボン変えてみたんだけどどうかな?」
野崎「お前…遠坂か!?」
千代(リボンで認識してるんだ…)
〜慎二とみこりんの歌の練習〜
>>639で歌を歌うことになった二人がカラオケで引きこもって練習
みこりんがアニソンを歌って変な空気に
〜バゼット回〜
ホームレス状態で瀕死のダメットさんを偶然みこりんが助ける
みこりんの口説きに惚れたダメットさんは御子柴家に居候する
〜キャス狐回〜
>>419さんのアイディアで生まれたもの
俺にエクストラの知識があれば…
〜ライバル繋がりの話〜
みこりん&鹿島くん、凛&一成のライバルペアで色々やる話
〜メデューサ回〜
召喚した覚えがないのに何故かみこりんの前に現れたメデューサ
実は鹿島がマスターを破棄したのでした
〜鹿島、水銀を買う〜
鹿島「みんなサーヴァントがいて私だけいない…」
凛「よかったらどうぞ」
鹿島「何これ!?水銀!?」
堀「鹿島てめぇ!遅れてんじゃね…いってーーー!」
水銀(遊さんは僕が守る!)
〜イリヤ&鹿島回〜
二人でどこか出かけたり喧嘩したり演劇したり
〜槍永家〜
堀「暴れるなお前ら!」←母
ランサー「落ち着けよマスター」←父
鹿島「わーい」←長女
イリヤ「わーいわーい」←次女
野崎「あれ、家族に見えないか?」
千代「確かに…」
〜堀先輩、海外へ〜
魔術を学ぶために海外へ行くと決意した堀先輩
それを記念してお別れパーティ
〜堀先輩、海外へ2〜
海外で堀先輩はウェイバーやケイネスと出会う。魔術工房も作る
〜堀先輩の1日神父〜
髪を下ろした姿が似てるだけで麻婆の代わりを務める堀先輩の話
〜エクスカリバー in 演劇部〜
>>9さんのアイディアから生まれたもの
堀「すげー!これがエクスカリバーか!」
部員「堀ちゃん暴れないで!」
鹿島(魔翌力が凄いからめちゃくちゃ大きい…)
〜堀&イリヤ回〜
低身長コンビ。小中学生に間違われる。千代もやってきてより小中学生感アップ
〜ランスロット回〜
ヘラクレスがいる筈なのにランスロットも召喚できちゃった結月
結月「ハクメン!朝飯は?」
ランスロット「我は食う」
〜柳洞寺回〜
結月を懲らしめるために一成は結月を柳洞寺に連れていく
〜愉悦部〜
ギル様、高校に進入し、愉悦部設立
若松も結月対策として入部
〜若松とセイバー〜
若松「ローレライさんじゃなくてもいいです!付き合ってください!」
お試し期間と題して二人でデート
いいネタになると尾行する野崎
何故かいい気分じゃない結月
〜キャス子回〜
瀕死のキャス子を助けた剣さん
キャス子「宮前メディア!宮前メディアでございます!」
〜真由回〜
久しぶりに野崎の家に来た真由
知らない人ばかりだが全く動揺しない
〜真由、ディルムッド召喚〜
なんとなく相性良さそう
〜葛木先生回〜
葛木先生が普通に先生する話
〜慎二の海外留学〜
慎二の海外留学はどんな感じだったのか
〜龍之介の脱獄〜
タイトふまんま
〜料理バトル〜
桜、士郎、アーチャー、野崎で料理バトル。審査員は麻婆、ランサー、みこりん。ランサーは食中毒で死ぬ
〜ギル様とセイバーのデート〜
ギルガメッシュ「雑種、我はどうすればいい?」
野崎「俺にプロデュースさせてくれ」
セイバーとギル様のデートが後に野崎と千代も加わってダブルデートに
〜前野の呪い〜
王の財宝が前野の財宝と化し無数のタヌキが出てくるようになってしまう。その呪いを解くためにギル様が奮闘する話
以上です
…すいません、書きたかっただけです。
今日投下する奴は頭空っぽで見てください…めちゃくちゃなので
千代「あ、言峰さんからメールだ」
アーチャー「あの神父か」
千代「アーチャーを連れて今すぐ来てくれって…」
アーチャー「行くか」
教会
千代「こんにちはー…って野崎くんとみこりん!?」
御子柴「お、佐倉も来たか」
綺礼「…よし、これで全員だな」
野崎「話っていったいなんですか?」
綺礼「ああ、ここ数日の君たちの様子を聖杯TVで見たのだが…」
セイバー「…なんですか?」
綺礼「お前ら戦争しろよ」
六人「?」
綺礼「忘れるなよ」
ライダー「すっかり忘れておった」
セイバー「このままでもいいんじゃないですか?」
綺礼「よくない!…とにかく、時間がないんだ」
御子柴「時間が?」
綺礼「詳しい説明をする前にまずはもう一人のサーヴァントを紹介しよう」
千代「も、もう一人!?」
ギルガメッシュ「……」
セイバー「あ、あなたは…!」
ギルガメッシュ「…久しぶりだな、セイバー」
セイバー「誰ですか!?」
ギルガメッシュ「忘れられているだと!?」
綺礼「さて、これから我々8人に関する大事な話だ」
千代「大事な話…!」
綺礼「まぁ、これは本人の口から聞く方がいいだろ」パチンッ
ポワン!
野崎「聖杯から煙!?」
聖杯くん「こんにちはー!聖杯くんでーす!」
セイバー「…あなたは!」
聖杯くん「流石に僕の事は覚えてるよね?」
セイバー「なんて美味しそうなゼリーなんでしょう!」
聖杯くん「僕も忘れられてた!?」
聖杯くん「君たち!よーく聞いて!」
野崎「なんだ」
聖杯くん「聖杯の効果は今日までなんだよ!だから今日中に決着をつけなきゃいけないんだ!」
御子柴「マジかよ!?」
千代「そ、そんな!わざわざ戦わなくても聖杯を奪って願いを叶えればいいんじゃないの!?」
聖杯くん「聖杯はサーヴァントが1人になんないと機能できないように僕がしてるの!」
セイバー「…ということは戦うしかないですね…」
千代「セ、セイバーさん!?」
ライダー「無論、余もそのつもりだ」
ギルガメッシュ「粋がるよ、雑種共」
御子柴「ま、待てよお前ら!ここは話し合って…」
セイバー「ジャンケンポン!」
ライダー「あいこでしょ!」
アーチャー「あいこでしょ!」
ギルガメッシュ「あいこでしょ!」
御子柴「ジャンケンかよ!」
聖杯くん「だーかーら!ジャンケンじゃなくてちゃんと戦って欲しいの!」
セイバー「…どうしてもですか?」ウルッ
聖杯くん「どうしても!」
綺礼「分かったらさっさと戦ってくれ」
千代「…聖杯さん」
聖杯くん「何?」
千代「本当に…ダメなの?誰かが死ななきゃいけないの?そんなのやだよ…うぅっ」グスッ
聖杯くん(あ、可愛い)
聖杯くん「オッケー!今回は特例で戦わなくてよし!誰か一人が叶える願いを決めて!」
綺礼「一瞬で解決しただと!?」
千代「本当!?ありがとう!」
セイバー「そこのあなた!」
聖杯くん「き、君は何をそんなに怒ってるの!?これは君たちの理想じゃないの!?」
セイバー「何故サクラで許して私では許さないのですか!」
野崎「一回黙っててくれ、セイバー」
聖杯くん「さ、話し合って願いを決めて!」
野崎「佐倉、お前の叶えたい願いはなんだ?」
千代「えっ!?わ、私でいいの?」
御子柴「いいんじゃねーの?だって俺らが戦わなくて済んだのは佐倉のおかげだしな」
千代「私の願い…」
千代(どうしよう、全然決めてなかった…)
セイバー「…願いが叶えればもうすぐお別れですね」
千代「お、お別れ!?なんで!?」
セイバー「聖杯戦争が終わればサーヴァントは消滅しますよ?」
野崎「何だと!?」
御子柴「じゃあ戦っても戦わなくてもいなくなるのに変わりねーじゃねーか!」
聖杯くん「死んでいなくなるよりはマシでしょ?ささ、早く決めて!」
千代「アーチャーさんも…セイバーさんも、ライダーさんもいなくなるなんて…そんなのいやだよ!」
千代「………!」
千代「…決めた!聖杯の願い!」
御子柴「な、何にするんだよ佐倉」
千代「今回の聖杯戦争に参加した全てのサーヴァントを現代で生きていけるようにする!」
アーチャー「………!!!!」
野崎「そうか!その手があったか!」
御子柴「流石だぜ佐倉!」
アーチャー「それはダメだ!」
千代「ア、アーチャーさん!なんで?」
ギルガメッシュ「…雑種、貴様の気持ち、よく分かるぞ」
アーチャー「…?」
ギルガメッシュ「やはり俺とセイバーの結婚を叶えるのが一番だな」
綺礼「お前は一回黙っててくれ」
アーチャー「佐倉、今ので思い出した。…俺は以前、俺がこうなったのは前野さんのせいだと言っただろ?」
千代「う、うん…」
アーチャー「教えよう…俺が経験してきたお前達の未来を…」
野崎「……」
御子柴「……」
アーチャー「それは佐倉が今言おうとしていた願いが叶ってから数日後のことだ…」
キャスター『ミツヤ!ジル・ド・レェ、只今帰りました!』
前野『青髭さん!お久しぶりじゃないですかー!』
キャスター『さて…そろそろあの願いを実行しましょう』
前野『あの願い…タヌキーランド建設ですか!?』
キャスター『作用でごさいます!ただしただの遊園地ではありません!』
前野『?』
キャスター『よりリアリティを求めるためにあらゆるアトラクションをタヌキの皮で作るのです!まずは素材集めと題して日本各地のタヌキを殺ろうではありませんか!』
前野『………!!』
キャスター『…ミツヤ?』
前野『……いいですねそれ!早速やりましょう青髭さん!』
キャスター『ええ!必ず実現してみましょうミツヤ!』
二人『ハッハッハッハッハッ!』
ニュースキャスター『日本各地でタヌキの遺体が発見されています』
若松『凄い事件ですね、キューピッドさん…』
アサシン達『『『『『そうですね…』』』』』
結月『すげー!タヌキがいっぱい死んでるってよリョウスケ!』
バーサーカー『ヴォォ…』
堀『あんたは死ぬなよ、槍永さん』
ランサー『おいおい、タヌキと俺を一緒にするなよ…いってーーー!』
鹿島『槍永さんが小指を打って死んだ!』
堀『この人でなしがぁ!』
御子柴『……………』ガクガクブルブル
ライダー『心配するな坊主、余がついている』
千代『タヌキ達、可哀想だね…』
アーチャー『ああ…』
アーチャー(何故だ?既視感がある…)
セイバー『酷いニュースですね、ウメタロウ』
野崎(後のノザキ)『ああ、前野さんがこのニュースを見たら発狂しそうだな』
ニュースキャスター『また、タヌキの遺体の付近には必ず血文字で『前野でっす☆』と書かれてるそうです』
野崎『!?』
アーチャー「願いが叶って数日後、キャスター達は動きだした…」
アーチャー「千葉にある某夢の国を破壊した」
アーチャー「暴走を止めるため、国が全戦力を掲げて挑んだがヤツの宝具の前では形無しだった」
アーチャー「そこでサーヴァントにはサーヴァントに対抗すべきだと、みんなが千葉に集まったんだ」
野崎『みんないるか!?』
千代『うん!』
御子柴『…おい、嘘だろ?』
鹿島『酷い…!この間まで賑やかだった夢の国が…!』
若松『焼け野原に…』
結月(見ていてめちゃくちゃ楽しいけどそういうこと言える空気じゃねーな)
堀『…あいつらはあの化物のの後ろにいるのか』
綺礼『あれをなんとかしないとな…』
キャスター『ミツヤ!誰か来ましたよ!』
前野『あっれー?夢野先生だ!でも誰が来ようと僕らの暴走は止められませんよね!』
ミツヤ『勿論!この魔道書がダメージを受けない限り!』
前野『魔道書?』
ミツヤ『はい、この魔道書に書かれているアンラッキーアイテムが魔道書に触れると宝具は破壊…そしてその爆発に巻き込まれてしまうでしょう』
前野『へーー!そのアンラッキーアイテムってなんですか?』
ミツヤ『魔道書に書いてあって毎日変わります。今日は…ユメノサキコ?』
前野『夢野先生?すっごいピンポイントですねー!』
ギルガメッシュ『雑種共!今のやつらの会話、聞こえたか!?』
ランサー『な、なんだよ?』
ギルガメッシュ『貴様らの耳は飾りか!あいつら自ら宝具の弱点を吐いた!』
バーサーカー『ヴォ?』
ギルガメッシュ『その弱点は何かだと?…そこのセイバーのマスターだ!』
野崎『俺?』
ギルガメッシュ『そうだ!貴様を放り込む!』
千代『の、野崎くんを!?ちょっと待ってギルガメッシュさん!そんなの…』
ギルガメッシュ『黙れ小娘!貴様らは大人しく我に従え!我が王だ!』
ギルガメッシュ『これからの作戦を伝える。まずは空中でライダーの宝具をアーチャーとセイバーのマスターを乗せて待機させる』
ギルガメッシュ『次は我を筆頭にあの化物を一匹だけ集中攻撃する』
ギルガメッシュ『そしてそれにより穴が生じる。そこにアーチャーがセイバーのマスターを投げる。矢のようにな』
ギルガメッシュ『そして魔道書に直撃する。宝具は爆発し、犠牲はキャスター、キャスターのマスター、セイバーのマスターだけになる…』
千代『…それって野崎くんが死ぬってこと?』
ギルガメッシュ『当然だ。ちゃんと話を聞いていたのか小娘』
パァン!!
ギルガメッシュ『!?』
野崎『佐倉!?』
ギルガメッシュ『…貴様!我を誰か分かっていての行為か!!』
千代『最低だよ!なんで野崎くんが犠牲になるなんてことが平気で言えるの!?』
ギルガメッシュ『…小娘、貴様が言える立場だと思っているのか?』
千代『……?』
ギルガメッシュ『貴様が聖杯にあの様な願いを叶えなければこんなことにはならなかった…。ハナから我とセイバーだけを生き返らせておけば良かったものを』
千代『…………』
千代『そうだ…。全部私がいけないんだ…。』
セイバー『…サクラ?』
千代『私がこんな願い叶えなければ…全部私がいけないんだ…。私が死んだ方がいいんだ…』
ギルガメッシュ『その通りだ、貴様はいるだけ邪魔だ、二度と我の視界に入るな』
鹿島『ちょっと!そこまで言うこと…!』
御子柴『そうだぜ、佐倉は悪くねぇよ!キャスターと会ってねぇからな!…悪いのはあいつの凶悪さを忘れてた俺だ!』
ギルガメッシュ『では貴様も消えろ雑種』
御子柴『ああいいぜ!それでお前の気が済むんだったらな!』ダッ
堀『待て御子柴!落ち着け!』ガシッ
御子柴『……でもこいつ!』
結月『…なぁ、今は喧嘩してる場合じゃないんじゃねーの?』
ライダー『ああ、今ここで乱れていては作戦も糞もないからな』
ギルガメッシュ『作戦を始めるぞ』
御子柴『…ちっ、くそが…』
野崎『………』
若松『野崎先輩…』
アーチャー『……覚悟を決めろ、野崎梅太郎』
野崎『……ああ』
セイバー『ウメタロウ…』
野崎『運命には逆らえないということか…』
アーチャー『そういうことだな…もう察してるんじゃないか?』
野崎『ああ、どうしてお前がアーチャーなのかが今分かった…』
野崎『俺自身が矢になるということか』
千代『野崎くん…本当にいいの?怖くないの?』
野崎『怖い…だけどな』
千代『…?』
野崎『今の前野さんを放っておく方がもっと怖い』
千代『…!!』
野崎『みんな…俺は大丈夫だ。ギルガメッシュの作戦通りに頼む』
セイバー『…ウメタロウ』
野崎『?』
セイバー『私のマスターがあなたであったことを誇りに思ってます』
野崎『セイバー…』
御子柴『今のお前、どこの誰よりもかっこいいと思うぜ…』
野崎『御子柴…』
堀『お前の漫画、もう見れないと思うと悲しいな…』
結月『あの世でも楽しくやれよ』
若松『の、野崎先輩…うぅっ!』
鹿島『もうちょっと早いうちに友達になりたかったな…』
野崎『みんな…』
千代『…野崎くん』
野崎『佐倉…』
千代『私、野崎くんに会えて本当に良かった…』
野崎『…俺もだ、佐倉』
千代『私、野崎くんのことも…野崎くんとの思い出も…絶対忘れないよ!』
野崎『ああ、俺も忘れない』
千代『………』ギュッ
野崎『…佐倉?』
千代『私…野崎くん…のこと………これからもずっと…』
野崎『……』
千代『…ファンだからね?』
野崎『…ありがとう』
ギルガメッシュ『遺言は言い終わったのか、雑種』
野崎『ああ、行こう』
アーチャー『よし、その前にこれだ』
野崎『ん?茶色いペンキ、赤い服、白の染め粉…』
アーチャー『俺になるんだろ?』
野崎(その姿になる過程がそんなんだったとは…)
綺礼『…令呪を、持って命ずる』
ギルガメッシュ『…綺礼、なんの真似だ?』
綺礼『ギルガメッシュ…絶対にこの作戦を成功させろ!』
ピカァァァァァァ…
ギルガメッシュ『…貴様に言われなくとも成功して見せる』
綺礼『私に愉悦を感じさせるなよ?』
ギルガメッシュ『ほざけ』
ギルガメッシュ『…作戦を開始する!準備はいいか雑種共!』
一同『おーーー!』
ライダー『糞ガキ共!しっかり捕まれ!』
アーチャー・野崎『ああ!』
ギルガメッシュ『これより総攻撃を仕掛ける!』
結月『暴れてやろうぜリョウスケ!』
バーサーカー『ヴオォォォォォォォォ!』
堀『槍永さん!俺が魔術であんたの宝具を浮かせる!それならあそこまで届くはずだ!』
ランサー『ああ、頼んだぜマスター!』
鹿島(槍永さん何もしない…)
アサシン『私達は…』
若松『お、応援ですよ応援!』
御子柴『俺もそれしかできねぇ…!みんな、頑張れ!』
セイバー『私はエクスカリバーで…!この長さなら行ける!』
ギルガメッシュ『総攻撃開始!』
ドドドドドドドドド!
ザシュザシュザシュザシュ!
キャスター『な…集中攻撃!?』
ギルガメッシュ『ライダー!穴が空いたぞ!』
ライダー『よし!今だ投げろ!』
アーチャー『ああ!』
野崎『最後の最後でしくじるなよ』
アーチャー『大丈夫だ、バスケ部の力、見せてやる!』
ヒュン!
キャスター『大変ですミツヤ!男1人が魔道書に!』
前野『あれは…夢野先生!?』
野崎『……………』ゴゴゴゴ
野崎(そういえば、明日締め切りだった…)
ドカーーーーーーン!
千代『野崎くーーーーーーーーーん!』
アーチャー「…という訳だ」
アーチャー「俺はその後、教科書に載るまでの偉人となった」
ライダー「成る程な…」
千代「私のせいで…!私のせいで…!」
御子柴「な、泣くなよ佐倉。別にお前は悪くねーだろ…」
ギルガメッシュ「我ながら惚れ惚れする活躍だったな」
綺礼「黙れ」
野崎「……………」
セイバー「ウメタロウ…」
アーチャー(絶句か…無理もない)
野崎「まさかキャスターのマスターが前野さんだったなんて…」
アーチャー「そこか!?」
聖杯くん「はいはい、昔話はそこら辺にしてさっさと願い決めてよ!」
セイバー「…どうしますか?」
野崎「こうなるんだったら普通のお願いでいいんじゃないのか?」
千代「でも!そんなことしたらアーチャーさん達が…」
アーチャー「…ならいっそ今回の聖杯戦争の記憶をなくすというのはどうだ?」
千代「…それも嫌だ!」
ライダー「では坊主の二次元の小娘を三次元に来させるという願いはどうだ?」
ギルガメッシュ「だったら我とセイバーの永遠の愛を…」
綺礼「本当に黙れ」
ワーワーギャーギャー…
御子柴「…なぁお前ら、俺の意見なんだけどよ…」
野崎「そういえば御子柴の意見を聞いてなかったな」
ギルガメッシュ「答えろ雑種。答えによっては息の根を止めるぞ」
御子柴「…その生き返らせるって願いさ…」
セイバー「その願いがどうかしたのですか?」
御子柴「キャスターを除くサーヴァントって言えばいいんじゃ…」
綺礼「…」
ギルガメッシュ「…」
ライダー「…」
アーチャー「…」
千代「…」
セイバー「…」
野崎「…」
一同「あっ!!!!」
こうして聖杯戦争は幕を閉じた
今日はここまで
最終回は明日の夜10時に投下します
今日は学園祭です
行きの道
結月「千代ー!」
千代「結月!おはよう!」
結月「聞いてくれよ!昨日、リョウスケが帰って来たんだよ!」
千代「リョウスケって…あの大猿?」
結月「そうそう!」
千代(良かった…ちゃんと聖杯の願いが通じたんだ)
結月「本当は連れて行きたかったんたけどなー。あいつ自分勝手でさー」
千代「いや、だから連れて来たら大変なことになるって…。でも自分勝手って何があったの?」
結月「通りすがりのメス猿に恋して追いかけていった」
千代「ほったらかしでいいの!?」
アサシン「マスター、見つけました。瀬尾結月です」
若松「よし!じゃあお願いしますね、キューピッドさん!」
アサシン「承知しました」
若松(学園祭で気が浮かれているところを襲う…。もう一度俺の気持ちを味合わせてやる!)
結月「なんかこう、リョウスケをおとなしくさせる方法ってないかなー。やっぱ力ずくで止めるしかねーのかなー」シュッシュッ
ドゴッ!
結月「ん?今何かにぶつかった音が…」
千代「気のせいじゃない?」
アサシン「」チーン
若松「シャドーボクシングでやられた!?」
演劇部
堀「まさか槍永さんが復活するなんてな」
ランサー「今度は自害とかさせないでくれよ?マスター」
堀「ああ、あんたが何かヘマしない限りはな」
イリヤ「お兄ちゃん!本番まだ!?」
鹿島「待ちきれないですよ!」
堀「落ち着けお前ら。とりあえず練習なり準備なりしてくれ」
二人「はーい!」
ランサー「俺もなんか手伝うぞ?」
堀「いや、あんたが何かするとロクでもないことが起こりそうだから隅で体育座りでもしといてくれ」
ランサー「ひでぇ…」
学園祭開始の時間になりました
セイバー「賑やかですね」
アーチャー「懐かしいな」
ライダー「こんなにも人間が!王の軍勢にも負けてないな!」
野崎「みんな来てたのか」
セイバー「あ、ウメタロウ」
野崎「セイバー、お前は俺と一緒に来てくれるか?」
セイバー「何故ですか?」
野崎「お前を一人にしておくとあちこちの食べ物を空っぽにしそうだからな。アーチャーとライダーだと不安でな」
セイバー「またまたそんな…心配しすぎですよー」ジュルジュルジュルジュルジュル
野崎「大量のよだれがでてるぞ」
アーチャー「あの二人は行ってしまったが、俺たちはどうする?」
ライダー「征服するぞーーーー!」ダダダダダダ
アーチャー「…行ってしまった。一人で行くか」
美術部
アーチャー「こんにちはー」ガラッ
千代「あ!アーチャーさん!来てくれたんだ!」
アーチャー「ああ。しかしみんな上手いな…お、これは魔法陣の絵か」
千代「そうだよ!この魔法陣、アーチャーさんを召喚したやつなんだ!」
アーチャー「ほう…感慨深いな」
アーチャー「…ん?何でライダーが女子の制服を着ている絵があるんだ?」
千代(あ、これ展示しないやつだった)
ライダー「よし!まずは弓道部を征服するか!」
ライダー「お邪魔する!」ガラッ
大河「あ!イスカンダル先生!弓道の体験どうですか?」
ライダー「ほほう!やってみるか!」
士郎「じゃあこれ使ってください」
ライダー「ああ」
ボキッ
士郎「あ、折れた」
若松「1-Dはメイド喫茶やってまーす!どうですかー!」
野崎「あ、若松」
若松「あ!野崎先輩とセイバーさん!メイド喫茶どうですか!?」
桜「お、お帰りなさいませご主人様!……恥ずかしい///」
セイバー「成る程、萌えですか」
若松「メインはそこじゃないんですよ!料理です料理!」
野崎「料理?」
桜「ど、どうぞ!」
野崎「いただきます……美味い!」
若松「でしょ!?全部間桐の手作りなんですよ!」
セイバー「これはウメタロウの料理に負けてませんね」
桜「よ、良かった…喜んでもらえて…」
野崎「お代わりください」
桜「はいっ!」
セイバー「私もお代わりください。あと…」
桜「あと…?」
セイバー「その胸もください」
桜「!?」
ライブステージ・裏
御子柴「す、すげー緊張する…」
慎二「この程度で緊張するのか?お前も甘いな」
御子柴「お前、足がめちゃくちゃ震えてるぞ」
慎二「こ、これは演技だ!」
一成「恐らく生徒たちにとってはこれがメインイベントだろうな…頼んだぞ二人とも」
御子柴「プ、プレッシャーをかけること言うんじゃねーよ!」
一成「…御子柴」
御子柴「…なんだよ?」
一成「いや、なんでもない」
御子柴「?」
一成(お前さえいなければ…俺がお前のポジションだったのに…!)←イケメン設定
女子「続きまして、浪漫学園のイケメン2トップ!御子柴くんと間桐くんでーす!」
一成「ほら、行ってこい」
慎二「やるしかないか…」ダッ
御子柴「どうにでもなれ!」ダッ
慎二「…みんな!」
御子柴「俺たちの歌を聴けぇ!」
ワーーーーーーーー!
御子柴「ーーーーーーー」
慎二「ーーーーーーー」
ライダー「…ん!?あれは坊主!歌を歌っているではないか!」
ライダー「よし!余も加勢するとするか!」タッタッタッ
生徒「おい!変なおっさんがステージに上がったぞ!」
ライダー「坊主!余も歌うぞ!」
御子柴「ラ、ライダー!?」
ライダー「マイクを貸せ!」パッ
慎二「お、おい!」
ライダー「余の歌を聴けぇ!」
ライダー「close to my love 瞳閉じて〜
いーつか叶うから 素直な気持ち抱きしめー☆
」
ライダー「はっはっはっ!坊主の十八番を歌うのは気持ちいいな!」
御子柴「言うなあぁぁぁぁぁ!」
野崎「そろそろ演劇が始まる時間だな」
セイバー「行ってみますか」
野崎「堀先輩、こんにちは」
堀「おう野崎!これから始まるぞ!鹿島とイリヤの演技は必見だからな!」
イリヤ「…王子!何故…何故なのですか!?何故私を選んでくれないのですか!?」
鹿島「マリー姫…私はあなたと共に生きる事はできない。これもあなたの呪いを解くためなのです」
野崎「凄いですね」
堀「だろ!?」
セイバー「あ、あれは…」
部員「何事ですか!あなた達!」
イリヤ「お母様!」
セイバー「下手くそですね、私を採用すれば良かったものを」
野崎「恨むんなら自分の演劇恐怖症を恨め」
美術部
部員「千代ー、交代。好きなところに行っていーよー」
千代「はーい!」
千代(アーチャーさんと野崎くん、どこに行ったんだろう…探しに行こうっと!)
結月「あ、千代」
千代「あ、結月!声楽部は何かやるの?」
結月「いや、アタシたちは今日はなんもやんねーよ」
千代「あれ?でも歌声が聞こえてるよ?」
結月「ああ、声楽部は学園祭用に事前に録音したやつ流してるだけだから」
千代「へぇ〜」
バタッ
一般の人「人が倒れたぞ!」
千代「人が!?」
若松「zzzz…」
結月「あ、若だ」
千代(そういえば今、ローレライの歌声が流れてる…)
千代「じゃあ私、ちょっと急ぎの用事があるから!」
結月「おー」
千代「あ!凛ちゃん!」
凛「さ、佐倉さん」
千代「メイド姿だー!可愛いー!」
凛「本当は御子柴くんか鹿島さんが何かしら着る予定だったんだけど…二人とも別の用事があって消去法で私になったの…」
千代「凄く似合ってるよ!きっと時臣さんも喜ぶと思う!」
凛「お父様ならさっき見てくれたわ」
千代「本当!?なんて言ってたの!?」
凛「あそこで鼻血を出して気絶してるわ」
時臣「」チーン
千代「!?」
綺礼「…ダメだ、この麻婆豆腐は不味いな」
ギルガメッシュ「綺礼!そんな汚物を食べてる暇があったらセイバーを探せ!この学園祭にいるのは間違いな…ん?」
セイバー(どうしよう、ウメタロウとはぐれてしまいました)キョロキョロ
ギルガメッシュ「見つけたぞ!セイバー、我はここにい…」
都「セイバーちゃーん」
セイバー「ミヤコ」
ギルガメッシュ「!?」
都「野崎くんの高校が学園祭やってるって聞いたから遊びに来ちゃった!野崎くんは?」
セイバー「それがはぐれてしまって…」
都「よかったら一緒に探さない?」
セイバー「すいません…ありがとうございます」
テクテクテクテク…
ギルガメッシュ「…」
綺礼「残念だったな」
ギルガメッシュ「そうか…分かったぞ」
綺礼「?」
ギルガメッシュ「つまり我も女装すればいいということだな!」
綺礼「どうしてそうなる」
千代「…あ!いたいた!アーチャーさーん!」
アーチャー「佐倉。美術部はいいのか?」
千代「うん!交代の時間になったから!もしよかったら一緒に周ってもいいかな?」
アーチャー「ああ、いいぞ」
アーチャー「美味いなこれ」
千代「そうだね!」
アーチャー「これ、お前に似合うんじゃないか?」
千代「そ、それは恥ずかしいよ!///」
アーチャー「このタヌキは…見てるだけで嫌だな」
千代「そうだね…」
アーチャー「いやー、学園祭は3回目だが何度行っても楽しいなー」
千代「……そっか…アーチャーさんは3回目なんだよね…」
アーチャー「…佐倉?」
千代「…ごめんね、私のせいでアーチャーさんは…」
アーチャー「…何で謝る?」
千代「だって…物凄く辛い思いをしたでしょ?」
アーチャー「別に俺はあそこで死んで良かったと思ってるぞ?」
千代「…どうして?」
アーチャー「だって普通に交通事故で死んだり病気で死んだりしたらまたお前に会えなかっただろ?」
千代「…!!!」
アーチャー「あ、あそこ面白そうだな…行ってもいいか?」
千代「………うん!!」
BGM・野崎くん最終回ED
ギルガメッシュ「くそ!セイバーを見失った!」
綺礼「やっぱりあの麻婆豆腐じゃないとな…」
結月「若ー起きろー」ペシペシ
若松「zzzz…」
アサシン「」チーン
バーサーカー「ヴォ///」
メス猿「ウキ///」
桜「やっぱりこの格好恥ずかしい…先輩が見てくれたらいいけど…」
堀「お前ら…俺を感動させやがって…うぅっ」
イリヤ「お、お兄ちゃん!?」
鹿島「もー泣かないでくださいよー」
ランサー(泣きてぇのは俺のほうだ…ずっと隅で座らせやがって…)
時臣「」チーン
凛「お父様!いい加減に起きて!」
士郎「藤ねぇ!弓矢が全部イスカンダル先生に壊された!」
大河「なんですって!?」
ライダー「はっはっはっ!ライブは大成功だな坊主!」
御子柴「…大失敗の間違いじゃねーの?」
一成「残念だったな間桐」
慎二「うるさい」
千代「…あ!野崎くん!」
アーチャー「セイバーと一緒じゃなかったのか?」
野崎「ああ、それがはぐれてしまってな…」
セイバー「あ!ウメタロウ!」
野崎「噂をすれば…どこに行ってたんだ」
セイバー「すいません、甘い香りにつられてしまって…ですが今度はミヤコとはぐれてしまいました」
野崎「都さんも来てるのか?」
アーチャー「そういえばまだ、都さんに会ってないな」
千代「じゃあみんなで探そう!」
野崎「そうだな」
セイバー「あ!あそこカレー屋さんやってますよ!」
アーチャー「よし、行ってみるか」
野崎「頼むから勝手に行動しないでくれ…」
千代「……………」
千代(私、野崎くんといるだけでも幸せだったけど…)
千代(アーチャーさんたちも来てもっと幸せになった気がする!)
千代(…ありがとうみんな!一緒にいてくれて!)
千代(私今、とっても幸せだよ!)
〜おわり〜
お陰様で無事完結できました。
初SSだったので見苦しい点も多々ありましたし、「スレタイ詐欺だ」と思われた方も少なからずいるかもしれません。
私自身もそう思ってしまいエタりたい気持ちでいっぱいだったのですが、ここまでこれたのも皆さんの支援・応援レスがあったからこそです。
このSSを隅から隅まで読んで下さった方、ちょっとだけでも読んで下さった方
そして小ネタスレで読んでみたいと言ってくれた方、都さんとセイバーの中の人が同じだと指摘してくれた方、土下座してくれた方、本当にありがとうございました!
教会
綺礼「聖杯戦争が終わった今、私の監督役という役割も終わった訳だな」
聖杯くん「お疲れー…と言いたいところだけどさ…」
綺礼「なんだ?」
聖杯くん「僕がその気になればいつでも聖杯戦争が始められるからね?」
綺礼「…何が言いたい?」
聖杯くん「いや、ここでまた聖杯の中に引きこもってまた何十年も待つのも暇だしさ」
綺礼「おい、ちょっと待ってくれ、私ももう30代なんだ、休みの時間が欲しい」
聖杯くん「それにあのオレンジの髪の子にまた会いたいしね!」
綺礼「やめろやめろやめろやめろやめろやめろ休ませろ休ませろ休ませろ休ませろ休ませろ」
聖杯くん「サーヴァントを二人持ってるっていうのも面白い話だと思わない?」
綺礼「思わない思わない思わない思わない」
聖杯くん「というわけで第六次聖杯戦争を…」
綺礼「やめろーーーーーーーー!」
〜本当におわり〜
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