P「最強スポーツ女子頂上決戦」 (41)

世の男性たちに、このSSを捧げます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498482723

ナレーター「過去8回にわたって、激戦を繰り広げてきた、最強スポーツ男子頂上決戦」

ナレ「そして今夜、ついに女性たちが輝く時がやってきました」

ナレ「第1回最強スポーツ女子頂上決戦、開幕です!」

ナレ「第1種目、頂上の旗をつかみ取れ!マウンテンフラッグ!」

第1種目はマウンテンフラッグ。

傾斜のある10m壁の上にある旗を最初につかんだものが勝者となる。

傾斜は30度、途中から45度となり、そこからはロープを使って登る。

脚力だけでなく、上腕二頭筋も必要となる。

ナレ「まずは第1ブロック。第1レーン、いきなり優勝候補の登場です!スポーツ万能アイドル、菊地真17歳!」

キャー!キャー! ワー!ワー!

菊地真

幼少期から野球、空手など、様々なスポーツを習っており、その身体能力は男子顔負け。

今回の優勝候補筆頭が、その実力を見せつける!

真「スポーツなら、だれにも負けない。絶対に勝つ!」

ナレ「第2レーン、今大会最年長、元警察官アイドル、片桐早苗28歳!」

サナエサーン! ガンバレー!

片桐早苗

交通課の警察官からアイドルへと転職した異色の経歴の持ち主。

警察官時代のハードなトレーニングで培った身体能力を生かし、10代のアイドルに挑む!

早苗「若い子には、まだまだ負けないわよ!」

ナレ「第3レーン、空手黒帯アイドル、中野有香18歳!」

オスニャーン! イケイケー!

中野有香

身長149㎝と小柄でありながら、空手の黒帯という実力は本物。

今夜、下克上を狙う!

アナウンサー「今回の意気込みをお願いします」

有香「今回は、いきなり真さんと直接対決できるということで、ここで倒して、世代交代して見せます」

ナレ「早くも火花が飛び散ります!」

ナレ「そして第4レーン、アイドル界の特攻隊長、向井拓海18歳!」

タクミーン! ヨロシクゥ!

向井拓海

硬派ユニット「炎陣」のリーダー。

元暴走族という異色の経歴を持ち、タイマンならだれにも負けないと自負している。

拓海「絶対頂点に立つ!夜露死苦!」

ナレ「さあ全員スタート位置につきました」

ナレ「菊地真は、そっとゴールの位置を見据えています」

ナレ「片桐早苗、10代に負けぬ闘志を静かに燃やしています」

ナレ「中野有香、菊地真を倒し、宣言通り世代交代となるのか」

ナレ「そして向井拓海も気合十分と言わんばかりに目を光らせています!」

ヨーイ・・・パン!

ナレ「さあ一斉にスタート!菊地真が飛び出す!」

ナレ「ここからロープ!拓海が迫ってきている!しかし菊地真逃げ切ったー!」

ナレ「やはり優勝候補は、只者ではありませんでした!」

ナレ「ではリプレイを見てみましょう。まず菊地真がスタートダッシュに成功し、他の3人は横一線」

ナレ「そしてロープのところで、向井拓海がじりじりと差を詰めていきましたが、最後は菊地真が旗をつかみ取りました」

拓海「あとちっとだったのになぁ…」

アナ「戦ってみてどうでしたか?」

真「キャッチする瞬間に、拓海の手が見えてちょっとひやっとしました」

真「この大会、一筋縄ではいかなそうですね」

ナレ「第2ブロックも実力者が勢ぞろいです」

ナレ「第1レーン、小学校卓球部キャプテン、我那覇響16歳!」

ハイサーイ! ナイサー!

我那覇響

アイドル界トップクラスのダンススキルを持つ彼女。

実は小学生の時は卓球部でキャプテン、さらに琉球空手の経験もある。

菊地真の対抗馬となるのはこの女なのか!?

響「はいさーい!がんばるぞ!」

ナレ「第2レーン、文部両道アイドル、新田美波19歳!」

ミナミー! ヴィーナース!

新田美波

346プロのシンデレラプロジェクトのリーダー。

大学ではラクロス部に入っており、他のスポーツもそつなくこなす、まさに文部両道!

美波「シンデレラプロジェクトを代表して、美波、行きます!」

ナレ「第3レーン、アメリカ帰りの帰国子女アイドル、舞浜歩19歳!」

アユムー ガンバレー!

舞浜歩

アメリカにダンス留学の経験があり、その実力は折り紙付き。

身体能力は高いが果たしてほかの運動ではどうなのか?

歩「ダンス競技はないけど、頑張るよ!」

ナレ「第4レーン、プロレスラーアイドル、福田のり子18歳!」

ノーリーコー! ノーリーコー!

福田のり子

格闘技観戦が趣味で、本人も精通しており、過去に本物のレスラーを一撃KOしたこともある。

のり子「さあ、バーンと行こう!」

ヨーイ・・・パン!

ナレ「さあ全員飛び出した!我那覇響が早い!」

ナレ「ロープに入っても響が早い!そして独走で旗をキャッチしたー!」

ナレ「最後は余裕で前転しながらのキャッチでした!」

真「やっぱり早いなー響は」

アナ「第2ブロック、余裕の1位でした」

響「真だけには負けたくないからな」

ナレ「第3ブロックは新勢力の目白押しとなっています!」

ナレ「第1レーン、スライダーを操る野球アイドル、永吉昴15歳!」

スバルーン! ガンバレー!

永吉昴

菊地真の妹分としてブレイク。

野球を得意としており、決め球はスライダー。

今年楽天の公式サポータに就任した。

昴「絶対勝ってやる!」

ナレ「第2レーン、脚力ナンバーワンアイドル、高坂海美16歳!」

ウミミーン! ソレイケー!

高坂海美

ダンスが得意なお転婆系アイドル。

趣味はボルタリングで、昔はバレエをやっていたという、シアター組屈指の運動能力の持ち主。

海美「みんなと戦いたくて、うずうずしているよ!」

ナレ「第3レーン、熱血ラガー系アイドル、日野茜17歳!」

アカネチーン! レッツトライ!

日野茜

やることなすことすべて全力で挑むアイドル。

今大会一のスタミナを持つといわれている。

茜「全力トライで、頑張ります!」

ナレ「第4レーン、今大会最年少、ジュニアモデル出身、乙倉悠貴13歳!」

オトクラクーン! ガンバレー!

乙倉悠貴

ジュニアモデルからアイドルへと転身。

現在陸上部所属でハードルを得意としており、毎朝のランニングが日課となっている。

悠貴「なるべく皆さんの期待にこたえたいと思います!」

ヨーイ・・・パン

アナ「さあスタート!おっ、乙倉悠貴が優勢か!?」

アナ「そしてロープ!おっと乙倉手が滑った!その間に高坂海美が逆転してゴーール!」

真「うわ!」

響「今のはもったいなかったなー」

アナ「ではリプレイを見てみましょう」

アナ「最初のスタートダッシュでは乙倉悠貴がトップでした」

アナ「しかしロープの中腹で手が滑ってしまい、その隙に高坂が逆転し、旗をキャッチしました」

悠貴「悔しいなー。次ロープ練習してきます」

アナ「次がいよいよ最終ブロックとなります」

アナ「第1レーン、765プロシアター期待の新星、春日未来14歳!」

ミライチャーン! ガンバレー!

春日未来

ファンからはポスト天海春香と呼ばれる期待の新星。

学校では様々な部活動を掛け持ちしているため、スポーツバラエティに引っ張りだこである。

未来「とにかく頑張ります!」

アナ「第2レーン、武士道を貫く剣道アイドル、脇山珠美16歳!」

タマチャーン! ガンバッテー!

脇山珠美

先日『桜の頃』で念願のCDデビューを果たした新星。

身長145cmと小柄ながら剣道部に所属しており、番組の企画で昇級審査に挑み合格し、ついに念願の有段者となった。

珠美「ちっちゃいからって、なめないでくださいね!」

アナ「第3レーン、サバイバルゲームを愛するミリタリー系アイドル、大和亜季21歳!」

グンソー! ケイレイ!

大和亜季

『炎陣』のメンバーの一人。

サバイバルゲームが趣味であり、俊敏さとパワーには自信を持っている。

亜季「優勝に向けて、任務開始であります!」

アナ「第4レーン、サンバが得意なハイテンションアイドル、島原エレナ17歳!」

エレナー! イッチャッテー!

島原エレナ

日本とブラジルのハーフアイドル。

サンバが得意であり、常に明るい性格である。

エレナ「今日はみんなとはしゃいで楽しみたいナ!」

ヨーイ・・・パン!

ナレ「さあスタート!大和亜季が飛び出した!」

ナレ「ロープに入った!大和の勢いが止まらない!そのままゴール!」

ナレ「他を寄せ付けない、圧倒的な勝利!」

真「やば!」

海美「これちょっときついかな…」

アナ「圧勝でしたね」

亜季「このくらい余裕であります!」

>>17>>18

アナをナレに脳内変換してください。

ナレ「マウンテンフラッグ、決勝戦です!」

ナレ「決勝を制するのはスポーツ万能アイドル菊地真か」

ナレ「俊敏さに定評のある我那覇響か」

ナレ「脚力ナンバーワン高坂海美か」

ナレ「パワーとスピードを兼ね備えた大和亜季か」

ヨーイ・・・パン!

ナレ「さあスタート!やはり響が早い!」

ナレ「ロープにさしかかった!響だ、響だ、響だー!」

ナレ「我那覇響、マウンテンフラッグ圧勝ー!」

昴「すげぇ…」

珠美「これ勝てないよ…」

アナ「マウンテンフラッグ優勝おめでとうございます!」

響「めっちゃ気持ちいい!ありがとー!」

現在の順位

1位 我那覇響 100pt

2位 菊地真、高坂海美、大和亜季 60pt

5位以下 30pt

ナレ「第2競技、モンスターボックス!」

第2競技はスポ男の花形競技モンスターボックス。

番組での女性の公式世界記録は18段となっている。

今回は全員9段からの挑戦となる。

この時、まさかあのアイドルがこの競技で覚醒するとはだれも思っていなかった…

ナレ「まずは現在1位、我那覇響選手の登場です」

ナレ「さあ軽い助走からの…」

ドン クルッ スタッ

ナレ「空中で一回転!余裕の跳躍です!」

その後も…

ナレ「菊地真はどう飛ぶ!なんと側転だー!」

ナレ「高坂海美は…手をつかずに超えたー!」

と、思い思いの方法で9段を超えていき、全員クリアとなった。

しかし次の10段で…

ドン ガン

ナレ「あーっと、脇山珠美、ぶつかってしまいました」

ドン ノセ

ナレ「中野有香、乗ってしまったー!」

小柄の2人が10段を超えられず脱落。

その後も11段で片桐早苗、福田のり子。

12段で永吉昴、春日未来、乙倉悠貴。

13段で新田美波、日野茜。

14段で向井拓海、大和亜季、島原エレナが脱落。

残ったのは我那覇響、菊地真、高坂海美、舞浜歩の4名となった。

ナレ「次はいよいよ電話ボックスの高さとなる15段です」

ナレ「まずは我那覇響選手が挑みます」

ナレ「さあ助走を始めた」

ドン ノセ

ナレ「あっと、乗っかってしまいました。1回目失敗となります」

響「…次行ったとしても、ぎりぎりかな」

続く菊地真、高坂海美も失敗し、残りはあと一人となった。

ナレ「ここまで優勝候補の3人に食らいついている舞浜歩、この悪い流れを断ち切れるのか」

ナレ「さあ助走を始めて…」

ドン パッ スタ

ナレ「超えたーーーー!」

真「え!?」

響「嘘だろ!?」

海美「高かったよしかも!?」

ナレ「コロッセオに現れた大穴、いや、超大穴、スーパーダークホース!なんと1回目で15段クリアーーー!」

ナレ「優勝候補3人を尻目に、舞浜歩が15段を超えていったー!」

ナレ「そしてなんと両足で着地している!」

ナレ「これにはコロッセオがざわついています!」

アナ「15段クリアおめでとうございます!」

歩「でもまだ油断はできないよ」

歩「多分あの3人は、ここでくたばるような人間じゃないと思うからね」

ナレ「2回目の試技に参ります。ここで失敗すると脱落となります」

ナレ「大ピンチの中、どんな跳躍を見せるのか我那覇響!」

ナレ「さあ助走スタート!」

ドン パッ パン

ナレ「おっとどうだ今のは!?審議のランプがともっています!」

ナレ「スローで確認しましょう。手をついて、腰を前に出したが…」

ナレ「あーっと、わずかながら触れてしまっています!響選手ここで脱落です!」

パチパチパチパチ

響「悔しい!もうちょっとだったのに!」

ナレ「ライバルの響選手が目の前で消えていきました」

ナレ「ここを超えていけば、響選手との差は縮まります」

ナレ「このチャンスを逃すわけにはいかない!菊地真選手登場です!」

ナレ「さあ助走スタート!」

ドン パッ サッ パン

ナレ「超えたーーー!」

海美「いっちゃったかー…」

歩「やっぱり真は来るよなー」

ナレ「手をついた後、腰を前に出し、見事にかわしていきました!」

アナ「今の心境をお聞かせください!」

真「後輩の歩が超えていったんで、先輩のボクが負けるわけにはいかないので、すごくうれしいです!」

しかし、続く海美は踏切がうまく合わなかったのか衝突してしまい脱落となった。

ナレ「いよいよ16段に差し掛かってまいりました」

ナレ「先ほどは一矢報いた真選手、この高さを超えられるのか!」

ナレ「さあ助走スタート!」

ドン パッ ガン パン

ナレ「あっと、お尻がぶつかってしまった!1回目失敗!」

真「高いなやっぱり…」

真「これ踏切の位置とか、空中姿勢とか、すべてそろわないと無理だな…」

ナレ「先ほどは見事な跳躍を見せてくれました舞浜歩」

ナレ「この16段を、どう攻略して見せるのか」

ナレ「さあ静かな助走から…」

ドン パッ スタッ

ナレ「決まったー!なんという高さだー!」

真「まじかよ…」

昴「歩ってあんなにすごかったんだな…」

ナレ「何とまたしても両足で着地!」

ナレ「まだ余裕もあるように見えます!」

ナレ「またしてもピンチが訪れてしまいました」

ナレ「後輩が成功した今、ここでくたばるわけにはいかない!どうなる菊地真!」

ナレ「力強い助走で…」

ドン ガン

ナレ「あーーっ!ぶつかってしまったー!菊地真ここで脱落です!」

ナレ「踏切が合わなかったのか…」

真「いった…」

未来「真さん、大丈夫ですか?」

真「大丈夫。心配しないで」

ナレ「歩さん、この競技の優勝は決まりましたが、この後どうされますか?」

歩「ここまできたら、いけるところまで行きたいと思います」

ナレ「では17段に挑戦するということですか?」

歩「もちろん!」

ナレ「これはもう、世界大会の様相を呈してきました!」

ナレ「今夜、舞浜歩が記録更新を狙います!」

ナレ「初めての挑戦で、世界2位の記録を超えていくのか!」

ナレ「ここまでノーミス!」

ナレ「さあ走り出した!」

ドン パッ サッ ボフ

ナレ「体制を崩しながら超えたー!」

拓海「なんだよあいつ!」

美波「どこまでいくの…」

ナレ「体を前へ突き出し、超えていったー!」

ナレ「恐るべし舞浜歩!その実力は本物だー!」

ナレ「世界の頂が見えてきました!」

ナレ「歩さん、次は世界記録18段ですが…」

歩「いきます!」

18段、これが世界の最高峰…

ナレ「世界記録18段、モンスターがコロッセオに君臨しました」

ナレ「挑むのはこのアイドル。突如現れ、世界の頂へ、舞浜歩!」

ナレ「観客、そしてライバルたちも応援している!」

ナレ「さあ走り出した!」

ドン パッ ノセ

ナレ「あーっと!乗ってしまった!1回目失敗!」

歩「…大丈夫。手は付けた」

ナレ「2回目の試技。今度こそ成功なるか舞浜歩!」

ナレ「その目はもう、世界の頂しか見えていない!」

ナレ「さあどうだ!」

ドン パッ ガン ボフ

ナレ「あーーっと!ぶつかってしまったー!」

ナレ「しかしながら、世界第2位となる、17段を記録して見せました!」

歩「できれば飛びたかったなぁ…」

歩「もし第2回があったらよろしくお願いします!」

ただ今の順位

1位 我那覇響  170pt
2位 菊地真   140pt
3位 高坂海美  130pt
4位 大和亜季  120pt
5位 舞浜歩 向井拓海 島原エレナ 100pt

8位 新田美波 日野茜    90pt
10位 永吉昴 春日未来 乙倉悠貴 80pt
13位 片桐早苗 福田のり子    70pt
15位 中野有香 脇山珠美     60pt

ナレ「第3競技、ハードジャンパー!」

回転するホイールに取り付けられた高さ40㎝のハードルを飛び越え続けるという、スタミナが求められる競技。

回転する速度は、予選ではハードル1つにつき1秒。決勝では0.8秒。

4人一組で予選を行い、各組で一番長く飛び続けたものが決勝進出となる。

組み合わせはくじ引きの結果、ごらんのとおりとなった。

第1ブロック

菊地真
向井拓海
舞浜歩
福田のり子

第2ブロック

我那覇響
日野茜
永吉昴
中野有香

第3ブロック

高坂海美
島原エレナ
新田美波
春日未来

第4ブロック

大和亜季
乙倉悠貴
脇山珠美
片桐早苗

そして、この競技に絶対の自信を持つのが日野茜。

茜「これ逃したら、多分上位に上がるチャンスはもうないと思うので、ここで響さんを倒します!」

ナレ「第1ブロックはスタミナ自慢がそろった死のブロックとなりました!」

ナレ「誰が勝ってもおかしくありません!」

ピッ ピッ ドォーーン

ナレ「さあ無限のスタミナ地獄が幕を開けた!」

ナレ「全員テンポよく飛んでいく!」

1分後

ナレ「おっと歩が苦しそうだ!」

ナレ「右に左にふらついている!」

ボキッ

ナレ「あーーっと!歩が68回で脱落!」

ナレ「他のメンバーはまだまだ余裕そうだ!」

ボキッ

ナレ「なんと!どういうことだ!福田のり子が突然倒れてしまった!記録81回!」

足元を滑らしてこけてしまったのり子。余力を残した状態で脱落。

のり子「ああもう…あと30回はいけたのに…」

ナレ「さあ100回超えた!2人とも表情に疲れが出ている!」

ナレ「ここからは根性勝負!」

ボキッ

ナレ「あーっと!ここで向井拓海が力尽きた!記録122回!」

ナレ「菊地真が第1ブロックを勝ち上がりました!」

見事第1ブロックを勝利した菊地真。

しかしやはり消耗が激しい。

真「ぜぇ…ぜぇ…もう10回いってたら負けてたよ…」

第2ブロックは、響と茜が直接対決。

ナレ「この競技にかけているという日野茜選手!現在1位の我那覇響選手をとらえることはできるのか!」

ナレ「現在下位にいる昴選手と有香選手も気合が入っています!」

ピッ ピッ ドォーン

ナレ「さあ始まった!」

ナレ「皆体を一直線にしてきれいに飛んでいる!」

100秒後

ナレ「なんと全員100回超えてきた!」

ナレ「ここまでくると誰が先に落ちてもおかしくない!」

ボキッ

ボキッ

ナレ「何と!?中野有香選手と永吉昴選手がほぼ同時に脱落!」

ナレ「有香選手は113回!昴選手は114回でした!」

ナレ「さあ残ったのはやはりこの2人だ!」

ナレ「1位を死守したい我那覇響と、ここで上位入りを果たしたい日野茜!」

ナレ「ここで150回突破!」

ナレ「2人はまだ飛び続けている!」

ナレ「しかしさすがに表情は2人とも苦しそうだ!」

ボキッ

ナレ「おおーーっと!?なんということだ!180回を超えたところで、まさかの響選手脱落!」

ナレ「Bブロック勝者は、日野茜だー!」

パチパチパチパチ

ナレ「この2人の死闘に、観客たちが拍手を送っています!」

182回という大記録を残すものの、我那覇響、ここで力尽きる。

響「ぅ…ウソ…だろ…182回飛んでも…勝てないって…」

しかし、さすがの日野茜もかなりスタミナを削られてしまった。

茜「はぁ…はぁ…決勝でも…100回いけるかな…」

茜「できれば80%まで回復できてたら…」

続く第3ブロックも、まさかの展開が…

アナ「どれくらいはいきたいですか?」

海美「そうだね…最低でも100回はいきたいよね」

海美「ただ未来がスタミナあるからなぁ…」

海美にライバル視された未来は…

未来「体力自信あるからここで上位いかないと…」

ナレ「さあ全員準備が整いました!」

ピッ ピッ ドゥーン

ナレ「さあ始まった!まずはテンポよく飛び続ける!」

ボキッ

ナレ「ああーーーーーっと!どうした高坂海美!」

真「うわっ!?」

茜「え!?」

一体高坂海美になにがあったのか。突然リズムが狂い、わずか11回で脱落。

響「ドンマイ海美」

海美「…」

ナレ「さあ100回超えてきた!」

ナレ「高坂海美なき今、誰が勝ちあがるのか全く分からない!」

ボキッ

ナレ「ここで島原エレナが脱落!記録120回!」

ナレ「残ったのは新田美波と春日未来!果たしてどっちだ!」

ボキッ

ナレ「新田美波が力尽きたー!記録135回!」

ナレ「春日未来が下克上達成ー!」

勝ち上がった未来だが、その表情はさえない。

未来「もうちょっと海美さんと戦いたかったなぁ…」

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