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晴「うへぇ、マジか…」
梨沙「あの人もよくやるわよねー」
晴「やだやだ。大人は汚ねぇなぁ」
ありす「いやいや、あくまで噂なんですよね?」
梨沙「まあね」
ありす「楓さん人気あるし、普通に実力じゃないですか?」
晴「いやー。それは甘いんじゃないか橘?」
ありす「そうですかね?楓さんこれまでの順位高かったですし、わざわざ枕なんてしなくても…」
晴「だってあの人、外様だろ?」
梨沙「うん。他所でモデルしてて25歳でこの事務所でアイドル始めたはずよ」
ありす「あー…」
晴「こんなん誰かと寝ないと無理だろフツー」
ありす「ですねぇ」
晴「大人は嫌だねー。大変でさ」
梨沙「シンデレラガールなんて事務所の看板なんだし、普通は生え抜きで推すものね」
ありす「うわー。結構ショックですね。楓さんそういうのしない人な気がしてましたから…」
梨沙「芸能界の闇よね~」
晴「まぁ良いんじゃねーの?本人が納得してんなら」
梨沙「20歳超えたアイドルの枕なんてギョーカイのゴアイサツみたいなもんって聞くし。そんなもんなんでしょ」
ありす「他の人もやってるんですかね?」
晴「わかんねーけどシンデレラガールも初代2代目くらいまでは純粋にファンの投票じゃねーかな?」
梨沙「3代目以降は事務所とかスポンサーの推してる子をゴリ押してるわよね?」
ありす「ニュージェネ、事務所の一押しユニットですもんね」
晴「事務所から推されるだけの評価は受けてるんだし、それはそれでシンデレラガールで良いと思うけどね。俺は」
梨沙「ジャリタレのアタシらには元々関係無いし、ね」
ありす「うーん…」
晴「橘はあんまり納得いってない感じ?」
ありす「せっかくファンが投票して順位決めてるんですから、それがシンデレラガールで良いじゃないですか」
梨沙「ま、それが理想ではあるわよね」
ありす「なんだか選挙自体が無駄な気がして不愉快です」
晴「じゃあそんな橘にちょっと面白い話してやるよ」
ありす「なんですか?」
晴「俺さっき初代と2代目は純粋にファンの投票で決まったって言ったじゃん?」
ありす「はい。でもそれが…?」
晴「つまり2代目蘭子のファン層は女子中学生相手に本気で熱を入れあげて、集団で爆裂投票しまくったヤベェ連中って事になる」
梨沙「うっわ、キッモ!」
ありす「うわぁ…」
晴「純粋にファンの人気投票で決めても、なんかキモい感じになる事もあるんだよ」
ありす「そうですね」ぷふっ
晴「ちょっと面白かったろ?」
ありす「はい。ちょっとだけ」くすくす
梨沙「蘭子のファンヤッバ~。アタシのファンもロリコンばっかだけど」
晴「俺のファンなんてロリコンと百合こじらせたイカレた女子小中学生だぜ?女のファンのが凶暴でやんの」
ありす「糞コラグランプリ開始するファンよりはマシですよ、それ」
梨沙「アハハッ!それウケるっ」ケラケラ
晴「俺らのファンも大概だったな」ぷーくすくす
ありす「まったくですよ」
晴「3、5代目が事務所が売ってるニュージェネ枠だとして、4代目の周子ってなんなんだ?」
梨沙「チャイナマネー。アイツのファンに中国人のすっごい金持ちいて、票入れまくったんだって」
晴「うへー。すっげ」
ありす「そっちはそっちですごいファンがいたものですね」
梨沙「パトロン居るって強いわよね~。周子今そのチャイナ社長の愛人みたいな感じらしいわよ」
ありす「またそんな話になってきますか…」
晴「まー、それも大別するなら枕かぁ」
梨沙「金さえあればシンデレラガールも買える。夢があるんだか無いんだか」
ありす「無いですよ。少なくともアイドル側の私としては」
晴「俺には魅力の無い業界だぜ。そこまでしてアイドルってやりたいもんなのか?」
梨沙「アタシはアイドルやるの好きよー?まぁでも、夢追うにも引き際間違えないようにしないとだけど」
晴「そんなもんかねぇ。ま、俺も飽きるまではやってみるけどよ」
ありす「私も仕事があるうちはやりたいですね。他に自力でお金稼ぐ手段もありませんし」
晴「給料超安いけどなっ!」
梨沙「ホントそれな!」
晴「俺最初マジでビックリしたんだって!芸能人ってもっと金持ちのイメージあったからさー!」
ありす「子役はどこも給料安いらしいでから…」
晴「どこもこんな感じなのかよ…」
梨沙「ジャリタレなんて掃いて捨てるほどいるし、仕方ないんじゃない?むしろ給料安い分他の待遇は良い方だし」
晴「そうなん?」
ありす「ジュニアアイドルなんて下にはどこまでも下がありますよ」
梨沙「ジュニアアイドルなんて芸能界の闇そのものよ?」
晴「うわっ、そうだった…たまにニュースになるヤツとかいるんだったわ…」
ありす「うちは結構大手だから変な営業とか無いですけど、他の小規模な事務所だと…」
梨沙「いろいろ噂は聞くわね」
晴「うおお聞きたくねぇ~」
ありす「それでも事務所に所属しているアイドルの話ですし、地下アイドルとかになるともう…」
梨沙「地下に入ってからもさらに下には下がいて、もっと深いらしいわよ」
晴「闇だ。アイドルには闇しかないっ」ガクブル
梨沙「そう考えると、アタシら相当周りに守られてるわね」
晴「サンキュープロデューサー!!」
ありす「いつも助かってます」
晴「おかげで芸能界の暗黒面に落ちずに済んでるぜ!」
梨沙「パパとママもね。親がアレだと一番ヤバイし」
晴「アイドルやべー。給料安いとか言ってらんねぇわ…」
ありす「安全に仕事できる分他よりマシです」
晴「ホントだわ」
晴「いつまで…」
梨沙「ん?」
晴「いつまでプロデューサーや親は俺らを守ってくれるんだろうな、って思ってさ」
ありす「…いつまでも、とはいかないでしょうね」
梨沙「ま、当然よね」
晴「親に売り飛ばされる地下アイドルやら、枕営業やら。アイドルってなんなんだろーな?」
梨沙「さあ?人によるんじゃない?」
晴「まぁそうなんだけどさ…」
ありす「ただの仕事で、ただの生き方です。意義は人それぞれですよ」
晴「うーん…」
梨沙「アイドルになりたくてもなれないヤツもいるし、やりたくなくてもなっちゃったヤツもいる。それだけっ!」
晴「そんなもんなのかなぁ…」
梨沙「アンタもアイドルなっちゃった以上、運命と思うしかないんじゃない?少なくとも18歳くらいまでは周りがフォローしてくれるっしょ」
晴「18か…あと6年。長いのか短いのか」
ありす「18歳以下なら厳しい仕事を要求されたりしないでしょうし。仮にヤバい仕事振られるようならアイドルとして未来ないですし」
梨沙「見限るなら早いに越したことはないわ。てか、アンタ自分でさっき飽きたら辞めるって言ってたじゃない」
晴「あー、うん」
ありす「それに、我々小学生が深く考えることじゃありませんよ。大人たちの仕事の仕方なんて」
晴「まぁ、そうだけど…」
梨沙「良いんじゃない?曖昧なままでも。今はまだプロデューサーに見限られも見限りもしてないんだし」
晴「見限る…うん。そうだな」
ありす「そうですよ。まずはプロデューサーさんの持ってきた仕事をこなしてキャリア積んでから悩んでください」
晴「それもそうだな。飽きたら辞めればいいだけの話。やりたきゃやればいいだけだったわ」
梨沙「そうよ。答えが出るまでわプロデューサーについていけばいいんじゃない?」
晴「ああ。今はまだ、もうしばらくだけプロデューサーの仕事に付き合ってやるかー!」
終わります
この3人に自分たちのいるアイドルの世界に、少し引いた立場から、小学生の目線で、下世話な話題も含めて会話をさせたかっただけの文章です。
なので特に落ちや意味はありません。
もし読んで怒り狂ってる人がいるなら、彼女らは信憑性の無いただの噂話をしているだけなので鎮まりたまへ。
このSSまとめへのコメント
うん!(適当)