国立病院機構九州グループ（福岡市）は２０日、勤務先の病院内で同僚女性の腕を触り、
マスクを無理やり外すなどした行為が、セクハラに当たるとして、３０代の男性理学療法士を
停職１カ月の懲戒処分とした。

同グループによると、男性理学療法士は３月３１日午後、当時勤務していた大牟田病院
（福岡県大牟田市）の倉庫で、作業していた同僚女性のマスクを女性の意に反して外し、
「かわいい顔してるね」と言ったという。当時、倉庫には２人しかいなかった。女性が
院内の相談窓口を訪れ、発覚した。

男性理学療法士は事実関係を認め、女性に謝罪した。

同機構九州グループは「重く受け止め、再発防止に努める」とのコメントを出した。（共同）