【ガルパン】みほ「何これ?数珠?」 (77)
人格崩壊あり
原作とはかなりかけ離れています
とある不具合で再投稿させていただきました。
ご了承下さい
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1497783186
~プロローグ~
みほ「ふう.......」
みほ「今日も疲れたなぁ....」
みほ「それにしても明日全国大会かぁ....」トボトボ
みほ「.....」ピタッ
みほ「.....何これ?」
みほ「.....数珠?」
みほ「誰のだろう.....」
みほ「.....」キョロキョロ
みほ「付けてみても...いいよね?」
みほ「.......」ソウチャク
みほ「.....きれいだなぁ」キラーン
みほ「.....」キョロキョロ
みほ「.....ま、いいよね...」スタスタ
~プロローグ完~
みほ宅
みほ「結局この数珠持って帰ってきちゃった....」
みほ「どうしよう......」アタフタ
みほ「今さら元に戻す訳にもいかないし....」
みほ(....あれ?)
みほ(急に....眠たく...)ドタッ
みほ「......」
一日後です!
みほ「......は!?」ガバッ
みほ「何で私廊下にいるの?」
みほ「.......あ」
みほ「寝ちゃったんだ....」
みほ「......」
みほ「学校に行こう....」
大洗女子学園~
杏「あ、ちょっと西住ちゃん」
杏「ちょっと来てくれない?」
みほ「はぁ.....」
~生徒会~
みほ「何かあったんですか?」
杏「西住ちゃんさ、」
杏「最近何か拾ったりした?」
みほ「!!!!」ビクッ!
杏「拾ったんだね?」
みほ「はい.....」
みほ「.....これを」ジャリ
杏「これは....」
杏「.......」
杏「西住ちゃん、これはまたすごいものを拾ったね?」
みほ「そんなにすごいものなんですか?」
杏「これはある殺人鬼が死後直前まで付けていたと言われてる数珠なんだよね」
みほ「はぁ.....」
杏「そして、その数珠にある呪いをかけたと言われてるの」
みほ「その呪いって......」
杏「全国の誰かを殺人鬼にしたてあげる呪い」
みほ「でもそれだけなら....」
杏「本当にそう思う?」
みほ「え?」
杏「よくよく考えてみてよ」
杏「誰かの中に他の隊長もいないと言い切れる?」
みほ「そ、それは......」
杏「だから西住ちゃん」
杏「ちょっといろんな学園の様子を見てきてくれないかな?」
みほ「はぁ....」
杏「まぁでも西住ちゃんには選択肢がないんだけどね」
杏「何せ西住ちゃんが原因で起こっていることかも知れないからね?」
みほ「...分かりました」
杏「分かればいいよ」ニコッ
杏「そうと決まれば、はいこれ」
みほ「これは....ナイフですか?」
杏「そうそう、殺人鬼を相手にすると命を狙われると思うから」
杏「そのときは、容赦なく刺していいから」
みほ「!!!??」
杏「じゃ、よろしくね~」ガチャ
みほ「ち、ちょっと待っt」バタン
みほ「......」
みほ「いきなり言われても.....」
みほ「.....」
みほ「とりあえずどこから行こうかな.....」
みほ「サンダースにいってみようかな?」
みほ「ケイさんなら相談に乗ってくれるかも....」
みほ「.....よし」
~サンダース付属高校前~
みほ「一応学園前にまで来たけど....」
みほ「一見見た目は何もないy」パアァン!
みほ「....え?」
みほ「一体どこから!?」キョロキョロ
パアァン!!
みほ「ひっ!」
みほ(逃げないと!!)
~路地裏~
みほ「こ、ここまで来たら....」ハァハァ
カチッ
みほ「!!?」ゾクッ
みほ(な、なんか後ろに....」
???「動かないで」
???「動くと脳みそがぶっ飛ぶわよ?」
みほ「!!?嘘でs」
???「振り向かないで」
???「いいからそのままの状態で答えなさい」
???「OK??」
みほ「は、はぃ.....」ガクブル
???「あなたはこの学園の生徒?」
みほ「違います....」ガクブル
???「そう....じゃあ二つ目」
???「あなたは殺人鬼?」
みほ「!!!」
???「どうなの?」
みほ「そ、そんなわけないじゃないですかぁ.....」ガクガクブル
???「そう」スッ
みほ(あ、後ろにあったなにかが離れていってる....)
???「ならば私についてきなさい」ガシッ
みほ「あ!?ちょっと、離してください!!」
みほ「.....ってケイさん!?」
ケイ「ッ!!とにかく一回ついてきて!!」ガシッ!
みほ「ちょ.....」
~倉庫~
みほ「何でいきなり連れてきt」
ケイ「今はそれどころじゃないの」
ケイ「静かにしていて」
みほ「.......」
みほ「なんか、ケイさん性格が変わったような....」
ケイ「.........」
ケイ「.....私、今追われているの」
みほ「誰に....ですか?」
ケイ「学園の生徒全員から」
みほ「ぜ、全員からですか!?」
ケイ「そうよ」
みほ「でもなんで.....」
ケイ「それが私のも分からないの」
ケイ「朝学校に行くとこうなってたからね....」
ケイ「護身用に拳銃を持っていて良かったわよ....」チャキ
みほ「このままここにいるんですか?」
ケイ「そういう訳にもいかないの」
ケイ「いずれここも狙撃されるしね....」
ケイ「だからまずは....」
ケイ「....狙撃手を押さえないといけないわ」
みほ「狙撃手?」
みほ「誰なんですか?」
ケイ「ナオミよ」
みほ「ナオミさん....ですか?」
ケイ「そうよ、だから先に押さえないといけないの」
ケイ「あのままじゃあ殺人鬼になるわ」
みほ(殺人鬼??)
パアァン!!
ケイ「ッ!!ここがばれてしまったわね.....」
ケイ「逃げるわよ!!」ガシッ
みほ「あ、ちょっ....」
~とある商店街~
ケイ 「ハァ....ハァ....」
ケイ 「ここまで来たら....安心ね....」
みほ 「走りすぎですよ....」ハァハァ
ケイ 「oh sorry....」
ケイ.「....あ」
ピーーーピーーー ! ピーーーピーーー!
ココニイルゾ!! ハヤクハヤク!!
ケイ 「ちょっと隠れて!!」
みほ 「何でd」
ケイ 「今は黙ってて!!!」
みほ 「は、はぃ....」
生徒A 「確かにここで鳴ったはずなんだけど....」
生徒B 「気のせいじゃないですか?」
生徒A 「たしかに鳴ったはずなのに....」
生徒B 「せっかくチェーンソーまで持ってきたのに....」ギュインギュイギュイギュイン
生徒B 「はぁ....もう行こう?」スタスタ
生徒A 「う、うん」
生徒A(気のせい....?)スタスタ
ケイ 「ふぅ....危なかった....」
ケイ 「これが今の私の現状...」
みほ 「.......」ガクガクブルブル
ケイ「....大丈夫?」
みほ「あ、は、はい!!大丈夫....です」
ケイ(本当に大丈夫なの??)
ケイ 「と、とにかく一回出ましょう」
ケイ「そしてまた」
ピッ
ドカァーーーーーーーーーーン!!!
みほ「.....え?」
???「ここまでよ!!」
みほ「あなたは....」
ケイ「....アリサ」
アリサ「そうよ!」
ケイ「そこを退いてくれない?」
ケイ「私はナオミを止めないといけないの」
アリサ「.....そうですか」
アリサ「ならば私が!!」バサッ
アリサ「その道を塞ぎます!!」ピッ
ヒューーーーン ヒューーーーン ヒューーーーン
みほ「!!!!」
ケイ「!!危ない!!!」ドンッ
ドカァーーーーーーーーーーーーーン!!
プルルルルルルルル プルルルルルルルル
アリサ「私よ」
??? 「防いだか?」
アリサ「いきなり聞くわね....」
???「で?どうなんだ?」
アリサ「....ちゃんと止めたわよ」
アリサ「だから....」
アリサ「....あとは任せるわよ」
???「....あぁ」
~とある一室~
みほ 「うぅーーーん....」
みほ 「あれ?」キョロキョロ
みほ 「ここ....どこなの?」
ガチャガチャ
みほ 「何これ....!?」ガチャガチャ
みほ 「拘束されてる....?」ガチャガチャ
みほ 「何で....」
???「私が拘束した」
みほ 「ナオミさん....」
ナオミ「そうだ」
みほ 「....これを解いて下さい」
ナオミ「無理だ」
みほ 「何でですか!?」
ナオミ「本体なら私もこんな事はしないが....」
ナオミ「相手が凶器を持っていた場合は別だ」スッ
みほ 「私が持っていたナイフ?」
ナオミ「逆に切り返されても困るからな」
ナオミ「だから拘束したんだ」
みほ「.....」
ナオミ「説明がすんだ事だし....」
ナオミ「死んでもらおうか」ジャキ
みほ「!!!」
みほ「そうだ!!ケイさんなら....!」
ナオミ「隊長なら先に殺っておいた」
ナオミ「今から助けにこられても困るからな」
みほ「......」
ナオミ「これで邪魔者もいなくなったわけだ」
ナオミ「さぁ.....」
ナオミ「何か言い残す事はあるか?」
みほ「......」
ナオミ「黙りか....」
ナオミ「....じゃあな」ジャコ
みほ(このままいくと、死んじゃうのかなぁ....)
みほ(嫌だよぉ....)
???(ナラバチカラヲカソウ)
みほ(....え?)
ナオミ「狙撃銃を間近で撃つとどうなるのだろうな?」
みほ「.....」ガチャガチャガチャガチャ
ナオミ「何をしている?」
みほ「.....」ガチャガチャガチャガチャ
バリーーーン!!
ナオミ「な、何!?」チャキ
みほ「....シネ」
ドンッ!
みほ「....あれ?」
みほ「ここで何を....!!」
みほ「ナオミさん!?」
みほ「しっかりしてください!!大丈夫ですか!?」
ナオミ「..........」
みほ「大丈夫ですか!?だいz....」プツン
みほ「......」
みほ「....出よう」
トボトボ
~サンダース付属高校前~
プルルルルルルルル プルルルルルルルル
杏 「もしもし?西住ちゃん?」
みほ「は、はい....」
杏 「いまどこにいるの?」
みほ「今、サンダースにいます」
杏「そうなんだぁ~~」
杏「それで?何か見つかった?」
みほ「道中で襲われました」
杏「....それだけ?」
みほ「それだけです」
杏「そうなんだ....」
杏「....じゃあ引き続き頑張ってね~~」
プツッ
みほ「.....」プーープーープーー
みほ「次はどこに行こうかなぁ....」
みほ「ダージリンさんは大丈夫かな?」
みほ「殺人鬼に会ったらすぐ殺されそうイメージがあるけど....」
みほ「....でももしかしたら優雅に捕まえてくれたりするかな?」
みほ「....とにかく行ってみようかな」
~聖グロリアーナ女学院前~
みほ「さすがに今回はいきなり撃たれたりはしないよね....?」テクテク
みほ「....」テクテク
みほ「......」キョロキョロ
みほ「なにもこない....」ホッ
みほ「あれ?あの影は....」
みほ「ダージリンさん!!」
ダージリン「あら?西住さん、ごきげんよう」
みほ「???一人ですか?」
ダージリン「たまには一人で歩くのもいいかと思いまして?」
みほ「そうですか....」
みほ「そういえば、殺人鬼とか見ましたか?」
ダージリン「殺人鬼.......」
みほ「???」
ダージリン「その話なら、最近不可解な事件が起こっておりますの」
みほ「事件....ですか?」
ダージリン「毎日一人ずつ行方不明になっておりますの」
ダージリン「昨日も一人行方不明になりましたわ」
みほ「???ちょっと待って下さい」
みほ「それだけなら普通の誘拐事件じゃ....」
ダージリン「ここだけを聞いたらそう思いますわね」
ダージリン「でもこの話には続きがありますの」
みほ「続き....ですか?」
ダージリン「その誘拐された人たちは」
ダージリン「全員遺体で発見されておりますの」
みほ「遺体で!!?」
ダージリン「驚くところはそこではないですわよ?」
ダージリン「その行方不明になっている人が....」
ダージリン「全員女子高生なんですの」
みほ「ッ!!!!」ゾクッ
ダージリン「??どうかしました?」
みほ「い、いや、何でもないです....」
ダージリン「???あなたも気を付けるのよ?」
みほ「は、はい!」
ダージリン「では、ごきげんよう」スタスタ
みほ「.......」
みほ(なんだろう、さっきの一瞬恐ろしい感じは....)
みほ(....まさか...ね?)スタスタ
~路地~
みほ「.....」スタスタ
みほ「....あれ?」
みほ「.....」キョロキョロ
みほ(誰かに見られてる?)
ヒュン!
みほ「!!!!」フリムキ
みほ「....誰もいない?」
みほ「......」
みほ「気のせいかなぁ?」スタスタ
???「......」
みほ「.....」テクテク
みほ「やっぱりおかしいよね....」
みほ「....何で誰もいないのかな?」キョロキョロ
みほ「さっきから歩いて会ったのがダージリンさんだけ...」
みほ「何があったのかな....」テクテク
~聖グロリアーナ女学院前~
みほ「結局ここに来ちゃった....」
みほ「事件と今起こっていることについて
ダージリンさんに聞いてみないと」
みほ「あれ?」
みほ「あれは....オレンジペコさん?」
オレンジペコ「あ、西住さん、こんにちは」
みほ「ダージリンさんはいますか?」
オレンジペコ「ダージリン様は一人で散歩をしております」
オレンジペコ「ダージリンさんに何かあるのですか?」
みほ「ダージリンさんに聞きたいことがあって....」
オレンジペコ「........」
みほ「最近起こっている事件について話をしようと思っていたんですが....」
みほ「オレンジペコさん、ありがとうございました」ペコリ
オレンジペコ「いえ、こちらこそ....」サッ
ビリリ!!
みほ「!!!??」バタッ
オレンジペコ「西住さんから近づいてくれてありがとうございます」
オレンジペコ「おかげで先に始末する手間が省けました」ニコッ
オレンジペコ「それにしても....」
オレンジペコ「ダージリン様も始末しないといけませんね」
~聖グロリアーナ女学院内~
みほ「....あれ?」
みほ「ここは....?」
みほ「ん....んん!?」
みほ「体が動かない....」
みほ「何で!?拘束具もなにもないのに....」
オレンジペコ「西住さんにはあらかじめ神経を麻痺させる
薬を打っておきました」
オレンジペコ「なのでしばらく体を動かすことができないでしょう」スタスタ
みほ「....オレンジペコさん?」
みほ「これは一体どういう事....?」
オレンジペコ「分かりませんか?」
オレンジペコ「ダージリン様と一緒に
始末するために連れて来たのですよ」
みほ「!!!!」
みほ「ということはあの事件の犯人は、
オレンジペコさんなんですね....」
オレンジペコ「???どういう事ですか?」
みほ「....ここまでやっておいてとぼけるのですか?」
みほ「今回の誘拐事件の犯人ですよね?」
オレンジペコ「........」
オレンジペコ「....違いますよ?」
みほ「....え?」
オレンジペコ「今の事件の犯人は別にいます」
みほ「....知っているんですか?」
オレンジペコ「はい」
オレンジペコ「ダージリン様です」
みほ「!!!??」
オレンジペコ「それは驚きますよね」
........
オレンジペコ「なぜなら一回道中で会ってますからね?」
みほ「な、何で知っているんですか!?」
オレンジペコ「ずっとついてきていましたから」
みほ(じゃああの恐ろしい感じは....)
オレンジペコ「それにしてもダージリン様もなかなか残虐な事をしますよ」
オレンジペコ「密室に閉じ込めて毒ガスでじっくりと殺すんですよ?」
オレンジペコ「それを何度も....」
みほ「....どこで知ったのですか」
オレンジペコ「....殺している現場を見てしまったのです」
オレンジペコ「ダージリン様が直接手を下している所を....」
オレンジペコ「でもその瞬間、自分の心にある思いが浮かんで来たのです」
オレンジペコ「自分も同じことをやってみたい....と」
みほ「それが、オレンジペコさんの殺人鬼になった理由....」
オレンジペコ「わかりましたか?」
オレンジペコ「でももう遅いですけどね」ニコッ
オレンジペコ「これを見てください」ピッ
ウイィーーーン
みほ「あれは....ダージリンさん!?」
オレンジペコ「そうです、今からテレビに写っている
ダージリン様と同時に始末します」
オレンジペコ「ここにあるボタンを押すと、
ここの部屋と連動してダージリン様の
部屋にも毒ガスが出てきます」
オレンジペコ「ダージリン様と同じ殺し方ですね」ニコッ
オレンジペコ「私はガスマスクを装着して」ソウチャク
オレンジペコ「では....」
みほ「!!やめてください!!」
みほ「今ならまだ間に合います!」
みほ「今すぐそのボタンを離して下さい!!」
オレンジペコ「......」
オレンジペコ「ここでやめると思いますか?」
ピッ
シューーーーーーー シューーーーーーー
みほ(頭がくらくらしてくる....)
みほ(このままじゃ....)
みほ(....死んでしまうのかな)
???(ダイジョウブカ?)
みほ(....あなたは誰ですか?)
???(イマハソレドコロジャナイダロウ?)
???(イマハオレニマカセロ)
みほ(......)
オレンジペコ「それでは西住さん、ごきげんよう」スタスタ
みほ「....マテ」
オレンジペコ「....え?」
ブスッ!
オレンジペコ「きゃ!!?」ドタッ
オレンジペコ「うぅ、足が....」ジンジン
みほ「コレデモウウゴケナイダロウ」
オレンジペコ「嘘....何で動けるの!?」
みほ「ソンナモノオマエガシルヒツヨウハナイ」
みほ「ガスマスクハオレガツケサセテモラウゾ」ソウチャク
オレンジペコ「!!今はずされたら....」
オレンジペコ「い、意識が....朦朧と....」
みほ「ジャアナ、ジブンノオカシタツミヲツグナウンダナ」スタスタ
オレンジペコ「うぅ....」
オレンジペコ「ダージリン....様....」ドタッ
オレンジペコ「......」
~聖グロリアーナ女学院前~
みほ「ハァ....ハァ....」
みほ「....何でここに戻ってきたのかな?」
みほ「....ダメ、思い出せない....」
みほ「......」
みほ「連絡もないなぁ....」
みほ「.....」
みほ「次に行くに行こうかな....」
プルルルルルルルルルルル プルルルルルルルルルルル
みほ「誰から....?」ピッ
みほ「....もしもし?」
???「みほか!!?」
みほ「お、お姉ちゃん!?」
まほ「今すぐ実家に戻って来てくれないか!?」
まほ「かなり大変なことになっているんだ!!」
みほ「なにがあったの?」
まほ「それは後で説明する!!とにかくはやk」ブツッ
みほ「.......」プーープーープーー
みほ(お姉ちゃんが焦ってた....)
みほ(一体何があったの....?)ダッ
~西住邸~
みほ「一応実家に来たけど....」
みほ「......」キョロキョロ
みほ「やっぱりチャイム押すの抵抗あるなぁ....」
ピンポーーーーーーーン
みほ「......」
みほ「何も返事がない?」
みほ「お姉ちゃんがいるはずなのに....」
みほ「....もしかして開いていたりして?」ソーーー
ガチャ
みほ「開いてる....」
みほ「ただいま....」
みほ「....返事はないよね....」
ギシ....
ギシ....
みほ「誰もいないの....?」
ギシ....
ギシ....
みほ「ここにいるかな....」
ガチャ
みほ「....お母さん?」
しほ「....みほ」
しほ「何をしにここに来たのですか」
みほ「ひっ....」
しほ「私は聞いているのです」
しほ「何をしにここに来たのですか」
みほ「お姉ちゃんが電話してきたから来ま、した....」
しほ「そうですか....」
しほ「....とりあえず座りなさい」
みほ「....はい」
しほ「とりあえず、みほ」
しほ「何か言いたいことがあるんじゃないのですか」
みほ「....特に何もありません」
しほ「......」
しほ「実は私も何も話すことが何もないのです」
みほ「じゃあ何で集めたんですか....」
みほ「....あれ?」
みほ「そういえばお姉ちゃんはどこにいるのですか?」
しほ「......」
みほ「....失礼します」
しほ「......」
みほ(結局お母さんは何もいってくれなかった....)
みほ「....本当にお姉ちゃんはどこにいるのかなぁ」
ドンドン!!
みほ「ん....?」キョロキョロ
みほ「物音?」
みほ「......」
みほ「気のせいかなぁ....」
ドンドン!!
みほ「....やっぱり聞こえる」
みほ「どこからかな....」
みほ「ここからだよね....」
ガチャ
みほ「ってお姉ちゃn」
まほ「しっ!!静かに!!」ガバッ
みほ「!!!??」
まほ「......」キョロキョロ
みほ「な、何があったの?」オロオロ
まほ「....一回出よう」
みほ「何で?」
まほ「いいからついてこい!!」
みほ「う、うん」
~玄関~
みほ「お姉ちゃん、何があったの?」
まほ「後で話す。だから今は....」
パアァン!!
しほ「私の許可無しに外に出るとは....」
しほ「少し反省が必要のようですね」チャキ
みほ「!!!??」
まほ「気づかれてしまった....」
まほ「....みほ」ボソボソ
まほ「私が合図をしたら向こうに走るぞ」ボソボソ
みほ「わ、分かった」ボソボソ
しほ「....何を話しているのですか」
しほ「答えなさい」ギロッ
みほ「ひっ....」
まほ「くっ....」
まほ「....特に何もありません」
しほ「....そうですか」カチャン!
まほ「よしっ!!」バッ
ドン!!
しほ「何っ....」バタッ
まほ「今だ!!走るぞ!!」ダッ
みほ「うん!!」ダッ
しほ「なっ....」
しほ「.........」
しほ「....絶対に逃がしませんよ」
~路地~
まほ「ハァハァ....ここまで来たら....」
みほ「ハァハァ....お姉ちゃん....」
みほ「本当に、何があったの?」
まほ「お母様が....殺人を犯すようになった」
みほ「お母さんが....」
まほ「そうだ」
みほ「でも何でお姉ちゃんが焦っていたの?」
まほ「私がお母様に殺されそうになった」
みほ「!!??」
まほ「だからタンスの中に身を隠していたんだ」
みほ「そんなことが....」キラーン..
まほ「....ん?」
まほ「みほ、それはなんだ?」
みほ「これ?」ジャラン
みほ「数珠だけど....」
まほ「数珠?」
みほ「うん、ちょっと道端で拾たんだけど...」
まほ「拾った?.......まさか!!」
みほ「ど、どうしたの?」
まほ「みほ!!今すぐその数珠を外すんだ!!」
みほ「な、何で?」オロオロ
まほ「早くはずさないと、その数珠は....」
パアァン!! パアァン!!
まほ「グッ!!....」バタッ
みほ「お、お姉ちゃん!!!」
まほ「みほ....」
しほ「少しは話を聞いたらどうなのですか」
しほ「まほもみほも」
みほ「お母さん....」
しほ「みほ、あなたは
私が殺人を犯した、とまほから聞いたのですね」
みほ「.......」
しほ「どうやら本当のようですね」
しほ「残念です」チャキ
みほ「ッ!!?」
まほ「みほ!!早く逃げるんだ!!」
みほ「......」
みほ「....ニゲルカヨ」
しほ・まほ「!!!?」
みほ「....フッ」ヒュン!!
しほ「ッ!!!!」ドタッ
みほ「....ソンナモノカ」
みほ「コイツノハハダカラスコシハキタイシタガ」
みほ「ゼンゼンダッタナ」
しほ「....どうやらあなたは」
しほ「....みほじゃないようですね」
みほ「.....」
みほ「....オレモシラネェ」
しほ「....そうです....か」バタン
しほ「........」
みほ「....ジャアナ」スタスタ
まほ「待て!!!」
みほ「....ナンダ?」
まほ「お前は....みほ、なのか?」
みほ「......」
みほ「....アァ」ダッ
まほ「待て!!みほ!!」
まほ「........」
まほ(なんだったんだ?あの変わりようは....)
まほ「....やっぱりあの数珠が原因なのか?」
まほ「....みほ」
~路地~
みほ「お姉ちゃん大丈夫かなぁ....」
みほ「....お母さんも何で拳銃を持っていたんだろう?」
みほ「私に撃ってきた時にはびっくりしたなぁ....」
みほ「........」
みほ「次は....」
みほ「....アンツィオ高校にいこうかな?」
みほ「.....」
みほ「もしもの時のアンチョビさん....」
みほ「....嫌な予感しかしないなぁ」
みほ「.....」
みほ「....行ってみよう」スタスタ
~アンツィオ高校~
みほ「ここは何も起きてない....」キョロキョロ
みほ「屋台もやってるし....ん??」
???「今なら鉄板ナポリタンが200リラっすよ!!」
みほ「あのひとは....ペパロニさん?」
ペパロニ「いらっしゃい....って大洗の隊長さんじゃないっすか!!」
みほ「こんにちは」ペコリ
みほ「ペパロニさんはここで何をしてるのですか?」
ペパロニ「鉄板ナポリタンの売り込みっす!」
みほ「何で売り込みを?」
ペパロニ「最近予算がかつかつなんっすよね」
ペパロニ「なので売り込みで予算を稼いでいるんすよ!!」
みほ「そうなんだ....」
みほ「じゃあ、一つ下さい」
ペパロニ「まいどありっす!!!」
みほ「いくらでしたっけ?」
ペパロニ「200リラっす」
みほ「.....」
みほ「....日本円でいくらですか?」
ペパロニ「うーん....」
ペパロニ「6200円っす」
みほ(高っ....)
みほ「....はい」スッ
ペパロニ「どうぞ」スッ
みほ「......」ジーー
みほ「......」スタスタ
ペパロニ「ありがとうございました!!」
みほ「......」
みほ「......」
みほ「....もうアンツィオの屋台でご飯を買うのやめようかな....」
みほ「.....」モグモグ
みほ「....味は美味しいんだけど....」
???「鉄板ナポリタンを気に入ってくれたのか?」
みほ「????」フリムキ
みほ「....アンチョビさん?」
アンチョビ「おう....って大洗の隊長じゃないか!!」
アンチョビ「何でここにいるんだ??」
みほ「ちょっと観光をしていたんです」
アンチョビ「そうか、なら思う存分楽しんでくれ!!」
みほ「あの!!」
みほ「最近何か変なことが起きたりしていませんか....?」
アンチョビ「何でいきなり....」
アンチョビ「まぁ特に何も起こってないな....」
みほ「そうですか....」
アンチョビ「....?」
みほ「???どうかしましたか?」
アンチョビ「いや、何か雰囲気が変わったような気がしてな」
アンチョビ「何かあったのか?」
みほ「いや、何もないですけど....」
アンチョビ「???そうか....」
みほ「???」
アンチョビ「いや、私の勘違いだった」
アンチョビ「とにかく、このアンツィオの屋台を楽しんでくれ!!」スタスタ
みほ「はい!!ありがとうございました」ペコリ
みほ「.....」
みほ「結局パスタのことを言えなかった....」
~30分後~
みほ「.....」トボトボ
みほ「本当に何もないな....」
みほ「......」
みほ「....もう戻ろうかな....」ピタッ
みほ「....あれは?」
アンチョビ「どこにいったんだ....?」キョロキョロ
みほ「アンチョビさん?」
アンチョビ「....あぁ、大洗の隊長か」
みほ「何か探しているんですか?」
アンチョビ「ちょっと人を探していているんだが....」
アンチョビ「見つからないんだ」
みほ「誰を探しているんですか?」
アンチョビ「カルパッチョを探しているんだ」
みほ「カルパッチョさんって....あの副隊長ですか?」
アンチョビ「そうだ」
みほ「そうなんですか....」
みほ「わかりました、私も探してみます」
アンチョビ「ありがとう」
アンチョビ「じゃあ何かあったらこれで電話をかけてくれ」スッ
みほ「ありがとうございます」ペコリ
アンチョビ「じゃあ、また」
みほ「はい」スタスタ
アンチョビ「......」
アンチョビ(やっぱり何か雰囲気が変わっているような....)
アンチョビ(......)
アンチョビ(本当に何もなかったのか....?)スタスタ
~10分後~
みほ「カルパッチョさんはどこにいったのかな....」スタスタ
ザクッ....
みほ「でもなんでカルパッチョさんがいなくなったんだろう?」スタスタ
ザクッ.... ザクッ....
みほ「....何か聞こえるよね?」
みほ「どこから聞こえているのかな....?」キョロキョロ
~路地裏~
みほ「ここからだよね....」キョロキョロ
みほ「!!!!」
カルパッチョ「......」ザクッ ザクッ
ザシュ!!
カルパッチョ「....ふぅ」
カルパッチョ「これを、たかちゃんに....」
みほ「ひっ....」ガタン!
カルパッチョ「!!!誰かいるの!?」
みほ「....はいぃ」ソロリ
カルパッチョ「....なんだ、たかちゃんの隊長さんじゃないですか」
カルパッチョ「どうしたんですか?」
みほ「いや、何もないです....」
カルパッチョ「......」
みほ「....失礼します!!」ダッ
カルパッチョ「待ってください」
みほ「!!!!」ビクッ
カルパッチョ「何でなにもないのにここに来たんですか?」
みほ「それは....」
カルパッチョ「....やっぱり見てたのですね」
カルパッチョ「私が人を殺した瞬間を」
みほ「......」ダッ
カルパッチョ「.....逃げてしまいましたか」
カルパッチョ「.......」
カルパッチョ「....後片付けをしなくては」
~アンツィオ高校前~
みほ「ハァ....ハァ....」
みほ「....アンチョビさんは....どこにいるの?」キョロキョロ
ペパロニ「どうしたんっすか?」
みほ「ペパロニさん....」
みほ「....アンチョビさんがどこにいるかを知りたいんです」
ペパロニ「姐さんなら....さっき急いで学園の中に入っていったっすけど....」
ペパロニ「それがどうかしたんっすか?」
みほ「....ありがとうございます!!」ダッ
ペパロニ「ちょっと.....」
ペパロニ「.....」
みほ「早く....アンチョビさんに伝えないと!!」タッタッ
~会議室~
みほ「ここにいるかな....」
ガチャ
みほ「......」キョロキョロ
みほ「....ここにはいないのかなぁ」
ヒュン!!
みほ「ひっ!!」ヒョイ
ドス!
???「本当にいなかったらよかったんですけどね」
みほ「誰?」フリムキ
カルパッチョ「私です」
みほ「何でここにいるんですか....?」
カルパッチョ「もしかしたらここに来るん時じゃないかと思って
あらかじめここに来ておいたんです」
カルパッチョ「そしたら予想が当たりました」ニコッ
みほ「な、何で人を殺しているんですか!?」ガクガクブル
カルパッチョ「....たかちゃんを殺してしまったの」
カルパッチョ「それで思ったの」
カルパッチョ「人を殺すのがこんなにも面白いんだ....って」
みほ「......」
カルパッチョ「だから、今すぐにたかちゃんの所に送ってあげます!!」ガチャ
みほ「....フン」
みほ「ウツンダッタラウテヨ?」
パアァン!
みほ「....マァアタラネェケド」
カルパッチョ「何で!!?あんな近距離で撃ったのに....」
みほ「ツギハコッチノバンダ」スタスタ
カルパッチョ「やめて!!殺さないで!!」ガクブル
みほ「....ココニキテイノチゴイカ?」
みほ「....ヤメルワケナイダロウ」ヒュン
グサ!!
カルパッチョ「たか....ちゃん....」
カルパッチョ「統....帥...」バタッ
カルパッチョ「......」
みほ「....ジブンノヤッタコトヲクヤムンダナ」
みほ「......」
みほ「....ソコニイルノハダレダ」
アンチョビ「あ....ああぁ....」ガクガクブル
アンチョビ「ひ、人殺し!!」
みほ「....イキナリサワグンジャネェ」
アンチョビ「しかも....カルパッチョを....」
アンチョビ「何で!!何でなんだ!!」
みほ「....ダマラセルヒツヨウガアルヨウダナ」スタスタ
アンチョビ「おい、何で近寄って....」
アンチョビ「ってお前は大洗の....」
グサ!
アンチョビ「...何で...」バタッ
みほ「........」スタスタ
~アンツィオ高校前~
タッタッタッタッ
みほ「....ハァ....ハァ....」
みほ「.......」
みほ「....何で私ここにいるんだっけ?」
みほ「.....」
みほ「何かやったはずなんだけど....」
みほ「....思い出せない」
みほ「....」
みほ「....次はどこにいこうかな」
みほ「残りはブラウダ高校かお姉ちゃんの学校だよね....」
みほ「......」
みほ「ブラウダ高校にいこうかな」
みほ「カチューシャさんは....大丈夫だと思う、多分だけど....」
みほ「でもお姉ちゃんも心配だなぁ」
みほ「......」
みほ「....行こう」
みほ「....フフ」スタスタ
~ブラウダ高校~
みほ「着いたのはいいけど....」
みほ「....寒い!!」ブルブル
みほ「こんなことならもう一枚羽織っておいたらよかったよぉ....」ブルブル
みほ「....早く様子を見て帰ろうかな....ん?」
???「......!!?」スタスタ
みほ「ち、ちょっと待って!!」
みほ「....ノンナさん....ですよね?」
???「......」
???「......」ダッ
みほ「あ、ちょっと待って!!....行っちゃった」
みほ「でもあの姿は確かにノンナさんだった....」
みほ「....後でカチューシャさんに聞いてみようかな」
~10分後~
みほ「カチューシャさんはどこにいるのかな....」スタスタ
みほ「あ、」ピタッ
みほ「ここって....」
みほ「ブラウダ高校....だよね?」キョロキョロ
みほ「.......」
みほ「カチューシャさんいるかな....」スタスタ
~ブラウダ高校内~
スタスタ
スタスタ
みほ「誰もいないな....」スタスタ
みほ「......ん?」ピタッ
みほ「誰かいる....?」キョロキョロ
みほ「....」
みほ「気のせいなのかなぁ....」スタスタ
???「気のせいではないですよ?」
みほ「わぁっ!?びっくりした!!」
???「いきなり驚かしてすみません」
???「私はクラーラと申します」
みほ「クラーラさん....」
クラーラ「何かあったんですか?」
みほ「ちょっと人を探しているんですけど....」
クラーラ「今、この学校には誰もいませんよ?」
みほ「だ、誰もいないんですか?」
クラーラ「はい、同志カチューシャも出かけております」
みほ「ちなみに、ノンナさんは見ていませんか?」
クラーラ「私は見ていません」
みほ「そうですか....」
みほ「なら外を探してみます」
クラーラ「そのほうがいいでしょう」
みほ「ありがとうございます」スタスタ
クラーラ「そんな礼をするものでもないですよ」
クラーラ「......」
クラーラ「早くノンナを探しますか」
クラーラ「私の計画が崩れる前に」スタスタ
~ブラウダ高校外~
みほ「どこにいるにかな....」スタスタ
みほ「でも何でクラーラさんしかいなかったのかな....」スタスタ
みほ「何で....」スタスタ
みほ「......」スタスタ
みほ「......」ピタッ
???「....」
みほ「....ノンナさん」
???「....」ダッ
みほ「待ってください!!ノンナさん!!!」
???「....」ピタリ
???「....何でそんなに私に気をかけるのですか」
みほ「く、クラーラさん?」
ノンナ?「ッ!!?」ダッ
みほ「待ってください!!」
みほ「....行っちゃった」
みほ「でもあの声はクラーラさんに似ていたような....」
みほ「....気のせいかなぁ」スタスタ
~10分後~
みほ「......」スタスタ
みほ「....やっぱり何かおかしい」
みほ「こんなに歩いているのに誰にもすれ違わない」
みほ「何でなのかなぁ?」
???「私が消しました」
ドガッ!!
みほ「!!!??」バタッ
???「これで計画も無事に進めることができます」
みほ「クラーラ....さん....」
みほ「......」
クラーラ「......」
クラーラ「同志カチューシャ....」
クラーラ「....これですべてを終わらせることができます」
クラーラ「何もかも」スタスタ
~???~
みほ「......」
みほ「う....ん....」ムクリ
みほ「....ここは?」キョロキョロ
みほ「何でこんなところにいるのかな....」
みほ「確か一人で歩いていて....あ」
みほ「クラーラさんに殴られて....」
みほ「それでこの場所に連れてこられたんだ....」
クラーラ「目が覚めましたか?」スタスタ
みほ「....クラーラさんがやったんですね」
クラーラ「はい、私の計画の邪魔でしたので」
みほ「計画?」
クラーラ「ブラウダ高校を私のものにする計画です」
みほ「ブラウダ高校を....」
みほ「....?」
みほ「でもそれなら何で人がいなかったの....?」
クラーラ「この学校の所有権を私が握る時に」
クラーラ「当然私に反対する人が出てくるでしょう」
みほ「......!?」
みほ「まさか!!?そんな!!!」
クラーラ「もう分かりましたか?」
クラーラ「私が全員消しておきました」
みほ「!!?」
クラーラ「そんなに驚くことでもないですよ?」
クラーラ「ただ人を殺しただけです」
クラーラ「まぁほとんど殺してしまいましたけど」
みほ「じ、じゃあカチューシャさんも....」
クラーラ「....同志カチューシャは生きてますよ?」
クラーラ「ノンナと一緒に」
みほ「じゃあ一体どこにいったの....?」
クラーラ「今頃は地下で生き埋めにでもなっているんじゃないですか?」
クラーラ「まぁやったのは私ですけど」
みほ「......」
クラーラ「これで私の計画が成功します」
クラーラ「でもその前にどうしても排除しなければいけないものがあるんです」
みほ「.....」ガクガクブル
クラーラ「....わかりますよね?」
クラーラ「ご自身のいる立場が」スタスタ
みほ「...いや!!...いや!!」ズルズル
クラーラ「....さようなら」
ヒュン!
クラーラ「ぐっ....」ドタッ
???「今のうちにいきましょう」
みほ「!!ノンナさん!?」
クラーラ「なんで....生きているのですか!」
ノンナ「あなたには私を殺せませんよ」
クラーラ「っ!!!」
ノンナ「....早くいきましょう」スタスタ
みほ「は、はい」スタスタ
クラーラ「なんで....なんで....」
クラーラ「....許さない」
~ブラウダ高校~
ノンナ「こっちです」スタスタ
みほ「ここは....?」
ノンナ「多分クラーラが独自に作った部屋でしょう」
ノンナ「殺戮を行うための」
みほ「じゃあここで殺された人もいるということなんだよね....」
ノンナ「......」
ノンナ「....ここが出口です」ガチャ
みほ「さ、寒い....」ガクブル
ノンナ「この先に空き家があります」
ノンナ「そこにいきましょう」
ノンナ「同志カチューシャもそこに隠れています」
みほ「じゃあ、早く....」
クラーラ「行かせませんよ」
キュラキュラキュラ....
ノンナ「あれは....IS-2!?」
クラーラ「自分の乗っていた戦車に殺されるのも悪くないでしょう」
ノンナ「でもどうやって一人で操作を....」
クラーラ「一人で操作なんてできるわけないじゃないですか」
クラーラ「このために何人か捨て駒を残しておいたのですよ」
ノンナ「捨て駒....」
みほ「に、逃げないと....」ダッ
クラーラ「撃て」
ドガァン!
クラーラ「逃がしませんよ」
ノンナ「堕ちてしまったのですね....」
ノンナ「....クラーラ」
クラーラ「ノンナには私の気持ちなど分かるわけないじゃないですか」
クラーラ「私が同志カチューシャから受けてきた仕打ちを」
ノンナ「!!!」
クラーラ「でももう今さらですけど」
クラーラ「もう少しで私のものになりますので」
みほ「.....」
クラーラ「....さようなら」
キュラキュラキュラ....
クラーラ「撃て」
ドガァン!!
クラーラ「.......」
クラーラ「これで計画も成功したも同然」
クラーラ「さすがにノンナも生きて帰ってこないでしょう」
クラーラ「ではカチューシャを探しに....!!」
みほ「アブネエジャネェカ」スタッ
クラーラ「な、なんで生きているの!?」
クラーラ「あんな砲撃をくらって生きている訳が....」
みほ「マァ、フツウナラシンデイルダロウナ」
クラーラ「普通なら....?」
みほ「ダガモウソノコトハドウデモイインダガ」
みほ「イマカラオマエハシヌンダカラナ」
クラーラ「!!!」
みほ「デハ....」
クラーラ「あなたまで....」ボソッ
みほ「....ナンダ」
クラーラ「あなたまで私の計画を邪魔するのですかぁ!!」ギロ
ウイィーーン....
クラーラ「殺す!!殺してやる!!」
みほ「カンゼンニジガヲウシナッテイルジャネェカ」
クラーラ「撃て!!」
ドガァン!
みほ「ソンナネライデアタルワケガナイダロウ」
クラーラ「なんで....なんで!!」
みほ「ソロソロイクカ....」スタスタ
クラーラ「どうしたらどうしたら....」ボソボソ
クラーラ「!!!」
みほ「ジャアサヨナラダ」ポイ
カランカラーーン....
みほ「....フン」スタスタ
クラーラ「これって....!!」
ドカァーーーン!!
みほ「....ジブンノヤッタコトヲクヤムンダナ」スタスタ
~ブラウダ高校外~
みほ「........」
みほ「おかしいな....」
みほ「毎回何か忘れているような気がする....」
みほ「重要なこと....」
みほ「......」
みほ「寒っ....」ブルッ
みほ「....早く行こう」
みほ「最後は....お姉ちゃんの学校だよね....」スタスタ
~1時間後~
~黒森峰女学園路地~
みほ「来てみたけど....」キョロキョロ
みほ「....平和だなぁ」
みほ「....普通に歩いている人もいるし」
みほ「ここはなにもないような気がするけど....」
みほ「....町をまわってみようかな」スタスタ
~30分後~
みほ「.....」スタスタ
みほ「.....」スタスタ
みほ「やっぱりなにもないな....」
みほ「むしろ懐かしいと思った所があった位だし....」
みほ「......」
みほ「帰ろうかな....」
???「ちょっと待ちなさいよ」
みほ「その声は....エリカさん?」フリムキ
エリカ「なんですぐに帰るのよ」
エリカ「もう少しここに居なさいよ」
みほ「???なんで少しだけしか居なかったことを知ってるの?」
エリカ「ぐっ....とにかく、お願いしたい事があるのよ 元副隊長」
みほ(今、絶対話を反らしたよね....)
みほ「何があったの?」
エリカ「隊長を一緒に探して欲しいのよ」
みほ「......え!?」
みほ「お姉ちゃん行方不明なの!?」
エリカ「そういうことになるわね」
みほ「いつからいなくなったの?」
エリカ「三日前から」
みほ「最近じゃん....」
エリカ「とにかく!!探しにいくわよ!!」
みほ「ちょっと待って、まだ行くともいってないんだけど....」
エリカ「いいからいくわよ!!」ダッ
みほ「ち、ちょっとそんなに手を引っ張らないで....」ダッ
~移動後~
みほ「でもどこから探すの?」
エリカ「そんなの決めてないわよ」
みほ「決めてないんだ....」
エリカ「しらみ潰しに探せばそのうち見つかるわよ」
エリカ「隊長だってそんなに遠くにはいないはずだし」
みほ「お姉ちゃんについて何か変わった事とかないの?」
エリカ「いきなり言われても....そういえば」
エリカ「最近隊長の様子がおかしかったのよ」
エリカ「なんか独り言が増えたというか....」
エリカ「何か落ち着きのない感じだったわ」
みほ「エリカさんは何か心当たりはないの?」
エリカ「何かあったらこんな風に探していないわよ....」
みほ「確かに....」
エリカ「....早く探しにいくわよ」スタスタ
みほ「....うん」
みほ(お姉ちゃん何があったのかな....?)スタスタ
~黒森峰女学園前~
みほ「結局ここまで来ちゃったね」
エリカ「そうね....」
みほ「せっかくなんだけど」
みほ「ここから手分けして探さない?」
みほ「その方が効率もよくていいと思うんだけど....どうかな?」
エリカ「........」
みほ「....ダメかな?」
エリカ「....わかったわ」
エリカ「それなら、もし何かあったらこの校門前で集まることにするけど」
エリカ「それでいい?」
みほ「うん、わかった」
エリカ「じゃあ、また」スタスタ
みほ「うん、バイバイ」スタスタ
みほ「とはいったけど....」
みほ「どこにいるのかな....」キョロキョロ
みほ「......」
みほ「そもそも本当にこの中にどこかにいるのかな....」スタスタ
エリカ「どこにいるの....?」スタスタ
エリカ「けっこう探したけどこんなに見つからないなんて」
エリカ「隊長はやっぱりここには....」
エリカ「....あ」ピタッ
~教室前~
エリカ「けっこう探したけど」
エリカ「ここにいるの....?」
ガラガラ
エリカ「......」キョロキョロ
エリカ「誰もいないじゃない....」
エリカ「....ん?」
スタスタ
エリカ「....なにこれ?」
エリカ「隊長の....日記?」
エリカ「どうしてこんなところに落ちていr....」
ドガッ!!
エリカ「っ!!....」ドタッ
???「人の日記を勝手に見るとはいけないな、エリカ」
???「危うく私のしてきたことがバレてしまうところだったじゃないか」
エリカ「....隊....長....?」
???「この日記さえ見なければなにも起こったりしなかったのにな」
???「本当に残念だよ、エリカ」
エリカ「一体....何を....?」
???「まだ分からないのか?」
???「ここで死んでもらうんだよ、エリカ」ヒュン
ドガッ!!
???「.......」スタスタ
~1時間後~
~黒森峰女学園前~
みほ「........」
みほ「....エリカさん遅いなぁ」
みほ「........」
みほ「何かあったのかな....」ダッ
みほ「ハァ....ハァ....」
みほ「かなり探したけど....」
みほ「どこにいるのかなぁ.....」キョロキョロ
みほ「あ」
みほ「ここって....お姉ちゃんの教室?」スタスタ
~教室前~
みほ「そういえばここはまだ見ていなかったな....」
ガラガラ
みほ「......」キョロキョロ
みほ「誰もいない....ん?」
みほ「これは?」
みほ「日記のように見えるけど、誰のものなのかな....」ペラッ
"一体どうしたらいいんだ? "
妹のあの状態を止めるには....
みほ「妹?」ペラッ
"おそらくあの状態だと前にも何人か殺してしまっているだろう"
そういえば、他の高校にも行方不明が相次いでいるらしい、
まさか、これも....」
みほ「ここから続きが途切れてる....」ペラッ
みほ「続きはないのかな....」ペラッ ペラッ
みほ「....あった」
"そうか、救うのではなく、一緒に殺人鬼になればよかったんだ、"
これこそ私のやることであり唯一の救える方法だったんだ。
これで救うことができる。
待っていてくれ、助けてやるからな..............みほ
みほ「私!!?」
みほ「私が....殺人鬼なんて....嘘だよね....」ガクブル
みほ「ということは....これはお姉ちゃんの....」
ヒュン
ドガッ!!
???「みほも見てしまったのか....」
???「あの日記を」
???「......」
~黒森峰女学園地下~
みほ「......」
???「起きたか?」
みほ「....ここはどこなの?」
???「地下だ」
みほ「なんでここに連れてきたの、お姉ちゃん」
まほ「私が抱えていた秘密を知ってしまったからな」
まほ「できるだけ穏便に済ませたかったのだが....」
みほ「じゃあ本当なんだ....私は本当に殺人鬼なんだ....」
まほ「....あぁ」
みほ「そうなんだ....」
まほ「....悪く思わないでくれ」
まほ「これもみほのためなんだ....」
???「それはやらせないよ」
まほ「誰だ!!」
???「勝手に殺されたら困るんだよね~」
みほ「....会長?」
杏「久しぶりだね、西住ちゃん」
まほ「なぜだ!!どうやってここがわかった!!」
杏「よくよく探したら見つかるんだよね、こういう地下は」
まほ「....そうか」
まほ「ならばここから生きて帰れると思うなよ?」スタスタ
杏「まさか殺すのかい?私を」
まほ「あぁ、ここが知られると面倒だからな」
まほ「悪く思うな」
杏「でも私を殺すのなら先に」
杏「西住ちゃんを殺した方がいいよ?」
まほ「....なぜだ」
杏「西住ちゃん本人に聞いてみたらどうかな?」
杏「殺人鬼である西住ちゃんに」
みほ「!!!」
まほ「おい!!なんて事を言うんだ!!」
杏「別に事実を伝えただけだよ?」
みほ「....嘘だ....嘘だ....」
杏「西住ちゃん、いつまでも現実逃避はよくないよ。
ちゃんと自分の今までやって来たことを認めないと」
杏「他の隊長も殺したんだよね?」
みほ「.......」
杏「まさか忘れているなんて言わせないからね?」
杏「他の学校の行方不明事件も、全部西住ちゃんがやったことだよね?」
まほ「いい加減にしろ!!
こんなことを言って何になるんだ!!」
杏「西住ちゃんに本当の自分を目覚めさせるんだよ」
まほ「....本当の....自分?」
杏「ほら、もうそろそろだよ」
まほ「え?」フリムキ
みほ「....フフ」
みほ「アーーハッハッハッハッハ!!」
みほ「ハッハッハァ.......」バタン
みほ「......」
まほ「みほ!!」ダッ
まほ「みほ!!大丈夫か!!みほ!!」サスサス
まほ「......」
まほ「..許さない」
杏「大丈夫だって、西住ちゃんは自分に向き合えたんだよ」
まほ「....そうか」
まほ「会長といったな、
悪いが今ここで死んでもらう」ダッ
杏「本当に私を殺すつもりでいるの?」
杏「....無意味なのに」
パアァン!! パアァン!!
まほ「ぐっ....」バタッ
杏「できれば撃ちたくなかったんだけどね~~~」
杏「でも、仕方ないよね?」
まほ「.....」
杏「じゃあ、またあえたら会おうね~~」スタスタ
まほ「待て!!」
まほ「....くそっ」
まほ「!! そういえば!!」ズルズル
まほ「みほ!!」
みほ「.......ウ」
まほ「みほ!?生きてるのか!?」
みほ「....お姉ちゃん?」
まほ「大丈夫なのか?」
みほ「....うん」
まほ「良かった....じゃあ今すぐ安全な場所に....」
みほ「そ、その必要はないよ?」
まほ「???なぜだ?」
みほ「だって....」
グサッ!!
みほ「お姉ちゃんは今から死ぬんだもん」
まほ「!?」バタン
みほ「お姉ちゃん、今私とても楽しいよ」
みほ「また人を殺せるから!!」
まほ「なんで....なんで....」
みほ「なんで?....楽しいからだよ!!」
みほ「それ以外に理由なんてないよ!!」
まほ「....本当に....みほなのか?」
みほ「うん、私だよ?」
まほ「........」
みほ「どうしたの?そんなに暗い顔して」
みほ「最期に思い残したいことでもあるの?」
まほ(なんで....)
みほ「私は....」
みほ「お姉ちゃんと過ごして本当に良かったよ!!」
まほ(私がみほを変えるはずだったのに....)
みほ「お姉ちゃんには本当に感謝するね!!」
まほ(一緒に実家で楽しく過ごすはずだったのに....)
みほ「バイバイ!!お姉ちゃん!!」
グサッ!! グサッ!!
まほ(どこで間違えてしまったんだろうか....)バタン
~黒森峰女学園前~
杏「ふぅ」
杏「......」
杏「西住ちゃん....」
杏(あのとき数珠のせいにしたけど)
杏(その時のあの数珠は普通の数珠で)
杏(西住ちゃん自身に問題があった....)
杏「なんて言えないよね....」
杏「......」
杏(もうあのいつもの西住ちゃんには)
杏(会えないんだよね....)スタスタ
~黒森峰女学園地下~
みほ「楽しかったなぁ」
みほ「......」
みほ「なんだろう....」
みほ「心の真ん中になにか引っ掛かっているような....」
みほ「.......」
みほ「まぁ、いっか!」
みほ「よし!!そうと決まれば次の場所に行こう!!」
みほ「次の獲物は誰にしようかなぁ!!!」スタスタ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーー
ー
まほ「という話なんだが、どうだろうか?」
エリカ「長いですね....」
赤星「あとなんか話が重いです....」
まほ「そうか?私にとっては自信作なんだが....」
エリカ「でもなんで元副隊長が最後、殺人鬼になっているんですか?」
まほ「???特に理由はないが?」
エリカ「.......」
まほ「それがどうかしたのか?」
エリカ「いえ、なにもありません....」
まほ「???」
エリカ(元副隊長に対して何を思っているのかが気になるわ....)
終わり
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません