大井「………」


大井「………あ。も、もう読むのやめるんですか？」


大井「続きはまた今度？　ふ、ふーん………」


大井「…………」ｿﾜｿﾜ


大井「えっ、もう寝るの？！」


大井「わ、私も寝ます！」

大井「…………」


大井「今日は、冷えますね……」


大井「…………」


大井「…………」ｺﾞｿｺﾞｿ


大井「…………」

大井「………」


大井「あ、そっち布団かかってますか？」


大井「大丈夫ですか？　風邪引いたら大変ですからね……」


大井「…………」


大井「でも、あなたはあったかい…」ﾎﾞｿｯ


大井「え？な、何でもないです」

大井「………」


大井「へ、さっきは何でソワソワしてたかって？」


大井「べ、別にソワソワなんて………」


大井「…………」


大井「………」


大井「………だって、あなた……珍しく早く帰って来たと思ったら………本ばかり………」

大井「…………」


大井「せっかく……2人そろったんだから………一緒に………」


大井「ご飯なら一緒に食べた？　そ、そうだけど………そうじゃなくて………………」


大井「……………」


大井「最近、一緒に………お風呂………入ってない」

大井「……は、入ってないですよ！」


大井「も、もう13日も入ってないんですよ！」


大井「それなのにあなたは………さっさっと1人で入っちゃいますし……」


大井「…………」


大井「ゆ、許さないです。あ、謝ったって駄目ですからね！」


大井「………」


大井「あ、明日……一緒に入ってくれるなら……許します」

大井「…か、考えとく？　む、むぅ……」


大井「…………」


大井「…………」ｺﾞｿｺﾞｿ


大井「…………」


大井「…………」


大井「もう少し…近づいて良いですか？」

大井「………」ｺﾞｿｺﾞｿ


大井「………」


大井「………」ｷﾞｭｯ


大井「………風邪ひいたら、大変ですから」

大井「……体温高いですよね、あなた」


大井「……」


大井「……私の方が高い？」


大井「そ、そうですか？」


大井「………」


大井「……確かめても良いですよ」


大井「……」


大井「べ、別に良い？」


大井「むぅ……」

大井「………」


大井「………なんで、さっきから壁側向いてるんですか？」


大井「…………」


大井「………えいっ」ﾍﾟﾛｯ


大井「きゃっ。そんないきなり動かないで下さいよ！」


大井「そ、そんなにびっくりしたんですか？　……すいません」

大井「………」


大井「仕返し……しても良いですよ？」


大井「別に良い？」


大井「……………」


大井「…………」


大井「……………さっきから、どうしたって？」


大井「………」


大井「……あーもう」ｶﾞｼｯ


大井「………ってほしい」ｷﾞｭｯ


大井「…か、かまってほしいのよ！」ｷﾞｭｯ

大井「………せっかく一緒に居られる時間だから」ｷﾞｭｯ


大井「かまってほしいのよ……」


大井「………」


大井「し、知ってる？　わ、わざとだって？」


大井「……っ///」

大井「ば、馬鹿！　この馬鹿！」


大井「あ、謝ったって許しませんからね！」


大井「もうっ、全くあなたは……」


大井「…………」

大井「………って言ったら許してあげます」


大井「………」


大井「す、好きって言ったら許してあげますっ」

大井「い、今更？　今更でも何でもいいんですっ」


大井「ほ、ほら。早く………」


大井「…………」


大井「………///」


大井「……うん。私も……です」