大井「こみっくまーけっと?」【艦これ】 (21)
~秋雲の部屋前~
大井「秋雲ー入るわよー」コンコン
・・・
大井「返事くらいしなさいよ」イラッ
大井「もう勝手に入るわよ」ガチャッ
秋雲「ぐぉー」zzz
大井「寝てんのかよ・・・」
大井「それにしても何この部屋・・・気持ち悪い」ポスタートカグッズガタクサン
大井「それになんか汗の匂いとかこもってて臭いんですけど」
大井「起きなさい秋雲」
秋雲「んー・・・」モゾモゾ
秋雲「?・・・・・・・!!!」ガバッ
秋雲「今何時!?」
大井「は?ヒトヒトマルマルよ」
秋雲「やばいよぉ・・・寝ちゃったよ」
大井「ちょっと秋雲」
秋雲「・・・」カキカキ
大井「秋雲」
秋雲「うるさい!黙ってて」
大井「!?」
秋雲「やばいんだよぉちょっと静かにしてよ」
大井「はぁ?私は提督からスケジュールを・・・」
秋雲「休暇とか今月、来月の予定の申請はしてあるから!」
大井「は?」
秋雲「ちょっと夕張呼んできて!!」
大井「ちょっと・・・」
秋雲「いいから!!」
******
~夕張の部屋前~
大井「チッ、何なのよあの態度意味分かんないわ」
大井「夕張ー」コンコン
大井「いるんでしょ、開けなさいよ」
ドウゾー
大井「入るわよ」ガチャ
ガチャガチャカチャカチャカチャカチャ
明石「いらっしゃーい」ゴロゴロ
大井「あら、あなたいたの?夕張はどこかしら?」
カチャカチャカチャカチャ
明石「買い物行ってるみたいよ」マンガオモシロイ
大井「買い物ってどこ行ってるのよ」ウルサイワネェ
カチャカチャカチャカチャガチャガチャ
明石「鎮守府からは出てないみたいだからすぐ戻って来ますよ」
レ級「コノボスツヨイ」カチャカチャカチャカチャ
ぱんつしょくにーの人?
>>4
そうです
まさか過去に書いたものを見くれていた人がいたとは
大井「そう、じゃあ夕張が戻ってきたら伝えておいて」
ガチャガチャポチポチポチガチャガチャガチャガチャ
レ級「ハードモードトハイエ・・・ウオオオオオ!」カチャカチャカチャカチャカチャカチャ
カチャカチャカチャカチャ
大井「ーーーーが自室に来いって言ってたわよ」ウルサイワネェ
レ級「アアアアアアアアアアアアア!!」ガチャガチャガチャガチャカチャカチャ
明石「え?」
レ級「アッ!ヤバッ」カチャカチャカチャ
大井「だからーーーーーが自室に来いって」イラッ
明石「え?誰が自室に来いって?」
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャズドーン
レ級「クソォ!コノッ!アイテムガ!」カチャカチャカチャカチャカチャカチャ
大井「ちょっとうるさいわよ!!」
明石「えー?」
レ級「アアアアアアアアアアアアアア!!!」カチャカチャガチャガチャガチャガチャ
大井「だからぁ!」
明石「すいませんもう一度言ってくださーい!!!」ウルサイ!
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
レ級「ナゼ強いジェノアくぁwせdrftgyふじこlp 大井「秋雲よ!!」
レ級「」ピタッ
レ級「・・・ソウカ”締め切り”カ」
大井「え?」
明石「あー・・・」
レ級「」スッ
大井「ちょっと」
レ級「エット・・・アッタ」ガサゴソ
大井「ちょっとどこへ行くの?」
レ級「秋雲の部屋ダヨ、今カラ戦闘ダ」ガチャ
レ級「時機に夕張モ来ル」
大井「え?」
レ級「行ってクル」バタン
大井「えー・・・」
明石「そっかー」
******
大井「何よさっきの、ゲーム中なのにやけに素直に言うこと聞くじゃない」
明石「まあ事が事だからね」
大井「ていうか呼ばれたの夕張なんですけど」
ガチャ
夕張「ただいまー・・・あれ?大井さんと明石?」
明石「邪魔してるよー」
大井「お邪魔してるわ」
夕張「何かあったんですか?」
大井「メッセンジャーよ。それより何その荷物?」
夕張「これですか、今日あたり大変じゃないかなーって思ってお助けアイテムですよ」
大井「お助け?」
夕張「秋雲が多分やばいかなって。そういえばレ級見ませんでした?」
大井「あ、そうそう秋雲がさっきあなたに自室に来てほしいって言っていたわ」
大井「その話をレ級に伝えたら、何かの道具を持って秋雲のとこへ行ったけど」
夕張「あーやっぱりかー」
大井「なんなのよ」
夕張「戦闘よ。そしてこれは回復アイテム」
大井「は?何?ゲーム?」
夕張「違いますよ。状況的に急ぎっぽいんで行きますね。」
大井「修復材ならここに明石がいるけど?」
明石「ああ、違いますよ。損傷とかの回復じゃなくて」
夕張「必要なのは疲労回復と眠気覚ましです。待たせちゃうと悪いからそろそろ行きますね」
夕張「教えてくれてありがとうございましたー」バタン
大井「えー・・・」
******
~大井の部屋~
大井「さっきの結局何だったのかしら」
北上「どうしたの大井っちー」
大井「北上さん!」
大井(ああ・・・今日も美しいわ北上さん)
北上「何か考え事?」
大井「ええ、先ほど秋雲と夕張の部屋に行ったんですけど。何やら忙しそうだったもので」
北上「あー、そろそろ時期だもんね」
大井「時期?ですか?」
北上「そう、イベントのね」
大井「イベントって何か鎮守府で催し物でもあるんですか?」
北上「鎮守府とは関係ないけど毎年2度行われる大規模な祭典があるから、その準備に大忙しってことだね」
大井「へぇーそんなイベントがあるんですね」
北上「コミックマーケットっていうんだよ」
大井「こみっくまーけっと?」
北上「うん、略してコミケだね」
大井(漫画の市場?漫画の展覧会みたいなものかしら)
大井(あいつらの好きそうなイベントね)
大井「漫画をいっぱい取り扱ってるイベントなんですね」
北上「うーん、まあそうでもあるんだけど。それだけじゃないんだよね」
大井「?」
北上「なんていうか趣味の解放場所的な?漫画以外もいろんなものがたくさんあるらしいよ」
大井「趣味の解放?ちなみに北上さんは行ったりしないんですか?」
北上「あたしはパスだねー、あんなとこだるくて行けないよー」
大井(北上さんはあまり遠出しないものね、ましてやそんな大規模?なイベント)
大井(でも漫画に大規模なイベントなんてあるのかしら。せいぜいフリマみたいな青空市場的な感じよね)
大井「そうですわね、鎮守府でゆっくりするのがいいですよね」
北上「楽しい人にとっては行かざるを得ないほどのイベントらしいけどね」
大井「はぁ・・・」
大井(漫画を買ったり見たりするんでしょうけど、そのためにあいつらは何の準備をしているのかしら)
******
~秋雲の部屋~
バンッ!!
レ級「来たゾ!!」
秋雲「夕張は?」カキカキ
レ級「後で来ル」イスニスワル
秋雲「ん」サッ
レ級「分カッタ」パシッ
レ級「・・・」カキカキ
秋雲「・・・」
秋雲(速い!いい仕事だ)
バンッ!
夕張「お待たせー!!」
秋雲「来たか!!」
夕張「修復材(ユ〇ケル)よ!」
秋雲「でかした!」グイッ
レ級「ヨシ!」グイッ
夕張「は?」
レ級「エ?」
秋雲「しゃあああああああああ!」カキカキ
******
~数時間後~
秋雲「おわった・・・」
レ級「疲レタナ」
夕張「お疲れー」
秋雲「何とかなったよ。いやー助かった」
夕張「今回は落とすとまずいからね」
秋雲「なんたって今回から壁だからね」
レ級「エ?壁ニナッタノ?」
秋雲「すごいでしょー」フフン
レ級「オオ・・・」
夕張「これであとは」
秋雲「任務を鬼のようにこなすのみ」
秋雲「でもまずは・・・」
秋雲「zzz・・・」
レ級「今ハ眠レ、友ヨ」
夕張「よく頑張ったわ」
秋雲「ぐぉー」
レ級「サテ、ゲームノ続キをヤッテクルカ」
夕張「そうね部屋へ戻りましょ」
夕張「・・・」
レ級「?」
夕張「そういえば何で来たばかりのあなたがユ〇ケル飲んだの?」
レ級「イヤ・・・ノリデ・・・」
夕張「そう」
夕張(会場でこき使うか)
******
~食堂~
大井「北上さん遅いわねぇ」オロオロ
望月「今回も近づいてきたな、アレが」
長月「?」
菊月「血沸き肉躍る祭典だな」
大井「あっ北上さん!こっちですよー」
長月「ああ、こみけ?ってやつだろ」
望月「今回はオータム先生が壁になるという話だ」
菊月「え?秋雲が?」
望月「しー!」
北上「いやー遅くなってごめんね」
長月「望月って騒がしいとこ行くイメージなかったけど行くのか?」
望月「なに言ってんのさ、行くに決まってんじゃん」
菊月「へぇー今回は駆逐艦ものも描いてるみたいだな」スマホポチー
長門「ん?」
大井「食事をとりに行きましょう」
北上「今日は何にするかなー」
菊月「望月は何を狙っているんだ?」
望月「そうだなー秋ぐ・・・オータム先生はもちろん。あと北上様同人誌も結構出てるからそれ狙いだな」
菊月「スーパー北上様か、狙いたいところだな」
大井「ん?」
望月「北上様のグッズとかも出してるとこ多いみたいだね」
菊月「ああ、なんか抱き枕カバーとかもあるな」
大井「んん?」
北上「?」
望月「あー、そこは人気のサークルだからな。すぐに完売するかもな」
菊月「チケットあれば確実だろうけどな」
大井(人気?完売?何かは分からないけど流石は北上さんだわ!)
北上「大井っちー?」
大井「・・・」
北上「大井っち?」
大井「は、はい!なんでしょう」
北上「どうしたの?」
大井「い、いえ、なんでもありませんよ」
北上「ちょっと席を外すけどいい?」
大井「どうぞどうぞ」
北上「5分くらいで戻って来ると思うから」
大井「いってらっしゃーい」
大井「・・・」
大井(北上さんが何ですって?)
望月「まずは北上様抱き枕カバーを扱ってるブースへ行く、そして付近の島を巡回」
菊月「あとは・・・例の壁の人気ブースだが後でも問題ないだろう」
長月「壁?たしか人気のとこじゃないか?あとで大丈夫なのか?」
望月「大丈夫だよー。あそこは新刊を多く用意しているから初動でなくても十分に間に合うから」
大井(北上さんの抱き枕カバー???って聞こえたけど)
大井(どういうこと!?)
菊月「では私は秋g・・・オータム先生のブースへ初動で向かおう」
望月「よろしく頼んだ」
菊月「新刊の北上様本は確実にとってきてやろう」
大井(北上さんの・・・本?)
望月「いやーイベントが楽しみだ」
菊月「その前にしっかり任務をこなすんだぞ」
望月「あいよー」
長月「楽しみなのはわかるが、話はあとにして早く夕食をとろう」
大井(イベントっていったい何があるというの?)
北上「大井っちーおまたせ」
大井「・・・」
北上「大井っち?」
大井「はっ!」
大井「あら北上さん。おかえりなさい」ニコッ
北上「ただいま。じゃあ食べよっか?」
大井「はい!」
******
夕張「やっと夕飯にありつけるわね」
レ級「オゥ」
夕張「秋雲は今夜は起きそうにないわね」
レ級「シバラク寝カセテオイテヤロウ」
長月「ふぅー食べたな」
望月「おなかいっぱい」
菊月「補給完了だな」
夕張「この時間だとすいてるわね」
レ級「ジャアアソコニ座ロウ」
夕張「当日のスケジュール空けるために頑張んなきゃ」レバニラ・・・
レ級「応援シテルゾ」ニラレバジャネ?
夕張「そうそう、秋雲が同人活動してるのは秘密だからね」ハ?
レ級「オレタチモナ」オ?ヤルカ?
望月「秋ぐ・・・オータム先生は今回二冊出してくるからな、さすがに忙しいだろう」
菊月「二冊とはどうりで秋・・・いやきっとオータム先生はお疲れだろうな」
夕張「それにしても今回は新刊を二種類描くなんて・・・」ヤルワヨ
レ級「タイシタモンダ」マリカ
夕張「当初の予定の北上本だけにすればよかったのに、スケジュールガバガバなんだから」レインボーロード
レ級「イヤー駆逐艦ノハマイッタナ」エ?マッテ
長門「ほう」
レ級「手ヲ抜カナイ濃厚ナ描写ガ描クノニシンドカッタ」
夕張「ほんとよね、イレギュラーな駆逐艦本の方がクオリティ高くなっちゃったじゃないの」
レ級「子供ニハ見セラレンナ」
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