【モバマス】フレデリカ「ひっつき虫」 (28)
ぎゅむー
志希「お、いたいた~。お疲れちゃん」
モバP(以下P)「おう志希、どこ行ってやがった」
志希「んー、ちょっとお空?のほうまでねー」
P「なんだそりゃ」
ぎゅむー
志希「…ところでさー、何してるのフレちゃん?」
フレデリカ「んー?」ぎゅむー
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P「はは…なんかさっきからずっとこんな感じで」
フレデリカ「んとねー、今のフレちゃんはひっつき虫なのだー♪」
志希「そっかー、じゃ志希ちゃんも!」ガバッ
P「ちょ、志希」
志希「うんうん、いいねこれ~。ふたつの香りが混ざってとってもいいカンジ~」ぎゅむー
フレデリカ「わーい、シキちゃんだー♪」ぎゅむー
P「お前ら、いい加減に」
P(あ、やばいわこれ。柔らかいのと香りとでトリップしそう…)
フレデリカ「あ、清良さん」
P「」
清良「……」ニコニコ
P「」
清良「……」キュッ
P「ッア──────────!」
P「ああ、ケツが痛い…」ゲッソリ
フレデリカ「おかえり、プロデューサー♪」ぎゅむー
P「ただいまフレちゃん、とりあえずくっつくのやめない?また清良さんにキュッてされちゃうよ俺」
フレデリカ「だいじょーぶ、だいじょーぶ♪見つからなければなんとやら、それに今日のフレちゃんはひっつき虫なのでしてー♪」ぎゅー
芳乃「でしてー?」
フレデリカ「でしてー♪」
P「でしてー、って芳乃か、お疲れさん」
芳乃「お疲れ様ですー。ところでそなたー、一体何をなされてるのでしてー?」
P「フレちゃんにひっつかれてるのでして」
フレデリカ「ひっついてるのでしてー♪」ぎゅー
芳乃「ほほー、何ゆえにー?」
フレデリカ「理由なんてない、そこにプロデューサーがいたからだ!」
P「理由がないなら離れなさい」
フレデリカ「えー、別にいいじゃーん。あ、芳乃ちゃんもどう?」
芳乃「わたくしもー、ですかー?」
P「やめなさいフレちゃん、勧誘しないで」
フレデリカ「そんなコト言わずにさー♪ほら芳乃ちゃん、どこにでもかかってきなさい!」
P「かかってきなさいってそれ、フレちゃんのセリフじゃないよね?」
芳乃「そこまで言うのでしたらー。そなたー、失礼してー」スッ
P(芳乃が腕に絡みついてきた)
フレデリカ「あれ、芳乃ちゃんはそこだけでいいのー?もっとこう、ガバッて来てもいいのにー」
芳乃「わたくしはー、ここで十分でしてー。そなたのぬくもりが心地よいのでしてー」
フレデリカ「そっかー。それにしてもアレだねー、こうしているとまるで仲良し三姉妹だねー♪あ、でもプロデューサーはオトコノコだから三兄妹かなー、お兄ちゃん?」
P「そうだね妹ちゃん、仲の良さは伝わったからそろそろ離れようか?」
芳乃「わたくしはまだこうしていたいのでしてー、おにいさまー?」
P「芳乃がそう言うなら仕方ない」
フレデリカ「お兄ちゃんちょろーい♪」
早苗「仲良し兄妹、いいじゃない。アタシも混ぜてよ?」
フレデリカ「あ、早苗さんだー」
P「」
早苗「ところでプロデューサーお兄ちゃん?ちょっとお話があるんだけど?」
P「」
一旦ここまで。
フレちゃんにひっつかれたい
再開します
フレデリカ「おかえりプロデューサー♪」ぎゅむー
P「ただいまフレちゃん、抱きつかれるのはもう諦めたけど体の節々が痛むからもうちょっと加減してくれ」
ガチャ
飛鳥「お疲れ様…って、キミたちは何をやってるんだ」
P「おう飛鳥か、お疲れさん」
フレデリカ「お疲れアスカちゃん。今ねー、フレちゃんはひっつき虫なんだー♪」
飛鳥「ひっつき虫…?フレデリカ、またキミは妙なことを」
フレデリカ「えへへー、羨ましいでしょー♪」
飛鳥「別にそんなことはないよ。たとえ肌と肌が触れ合っていなくても、ボクらは常につながっている。故に肉体的な接触など不要だ」
フレデリカ「そんなコト言わずにー♪ホラここ、空いてるよー?」ポムポム
P「おう、別に来なくていいからな飛鳥」
飛鳥「……」
飛鳥「……」スッ
P「なんでこの流れで膝に乗るんだ」
飛鳥「キミにそういう風に言われるのは少し癪でね、これもボクなりのささやかな抵抗のひとつさ」
P「抵抗とは一体」
フレデリカ「いいねー、プロデューサー♪両手に花ならぬ前後に花だよー」
P「むしろ虫にたかられる花の気分なんだけど。ところでフレちゃん。こんなとこ見られたら俺またシメられちゃうと思うなー」
フレデリカ「どう、アスカちゃん?プロデューサー椅子の乗り心地は?」
飛鳥「ふむ…この感じ、悪くはないね。キミがくっつきたくなるのも解る気がするよ」
フレデリカ「そうでしょー?アスカちゃんも一緒にぎゅーってしちゃおー」ぎゅむー
飛鳥「ちょ、フレデリカ…まあいい。好きにしたまえ」
P「聞いちゃいねぇ」
フレデリカ「んー、アスカちゃんの髪きれいー♪」
飛鳥「エクステには触らないでくれよ、フレデリカ。まあキミならわかっていると思うが」
フレデリカ「んふふー。そこらへんはわかってるフレちゃんなのでしてー♪」ナデナデ
飛鳥「でして、か。まるで芳乃みたいだね」
フレデリカ「フフーン、フレちゃんでしてーって気に入ったのでしてー♪」
(前には飛鳥、後ろにはフレデリカ。なんだこのカオスは)
飛鳥「芳乃といえば、この前の撮影を思い出すね。あれは有意義な時間だった」
フレデリカ「そうだねー、あの時はフレちゃんカメラマンだったから今度はアタシもいっぱいお話ししたいなー♪」
アスカ「そうかい?ボク自身はそこまで面白い話はできないと思うが、キミがそう言うなら…プロデューサー?」
P「おう、そうだな。考えとく」
フレデリカ「あ、ちひろさん。お疲れ様でーす♪」
P「」
ちひろ「お疲れ様、フレデリカちゃん、飛鳥ちゃん。ちょっとプロデューサーさんを借りてもいいかしら?」
P「」
一旦ここまで
今日中には終わる予定でしてー
再開します
P「ただいまー」ゲッソリ
フレデリカ「おかえりー」ぎゅむっ
P「なあ、フレちゃん」
フレデリカ「なにー?プロデューサー」
P「今日はどうしたんだ?何かあったのか?」
フレデリカ「別になんにもないよー。フレちゃんがくっつきたかっただけー♪」
P「フレデリカ」
フレデリカ「…どうしても気になっちゃう?」
P「ああ」
フレデリカ「…プロデューサーさ、最近…っていうかいつもだけど忙しそうだったから」
P「それはお前らをトップアイドルにするために」
フレデリカ「うん、それはわかるよ?でもねー、ずっとそれじゃフレちゃんダメだと思うなー」
フレデリカ「でも、それを言って素直に聞くプロデューサーでもないでしょ?そこでフレちゃん考えました!どうしても仕事をしてしまうのならば、できないようにすればいいと!」
P「それでひっつき虫か?」
フレデリカ「そうそう♪仕事も休んで、美少女にもそばにいてもらってリフレッシュ!なかなかの名案でしょー?」
フレデリカ「…いつも頑張ってくれてるから。たまには休まないと」
P「フレデリカ…」
フレデリカ「こんなマジメなコト考えてるフレちゃんってば、かなりのレアだよー?まさにおどろき、もものき、さんしょのき!」
P「…ありがとうな」
フレデリカ「…うん」
P(確かに最近…というかずっと忙しかったけど。フレデリカにここまで言わせるほど心配かけてしまうなんてな)
P(こんな気まで遣わせてしまって…ちょっと自分が情けない)
P「なあ、フレちゃん」
フレデリカ「んー?」
P「この前、行きたいって言ってたショップあっただろ。今度の休み、付き合うよ」
フレデリカ「おぉー、それはもしかしてデートのお誘い?」
P「ただのお礼だ。デートのお誘いじゃあじゃない」
フレデリカ「あちゃー、フラれちゃったかー。それにしてもお礼?感謝されるコトなんてフレちゃんした覚えがないなー」
P「人が感謝してんだ、素直に受け取れ」
フレデリカ「それもそうだねー♪楽しみだなー、プロデューサーとのショッピング♪」
フレデリカ「それはそうと、プロデューサー」
P「ん?」
フレデリカ「アタシ、ちょっと謝らないといけないことがあるかも」
P「謝るって、何を?」
フレデリカ「いやぁー、ごめんね?」スッ
P(フレデリカが指し示した先には、凛とまゆがいた)
凛「あのさ、プロデューサー」
まゆ「ちょっとだけいいですかぁ?」
P「」
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ガチャリ
「お疲れ様です…って何してるんですか」
フレデリカ「ひっつき虫♪アナタもどう?」
Fin
これにて終わりです。お読みいただきありがとうございました。
どうでもいいことですが、「Fin」って「ファン」と読むんですね。ずっと「フィン」だと思ってました。
そうそう、現在開催されているグランブルファンタジーとのコラボでは残念ながらフレちゃんは登場しませんが、美波ちゃんや志希にゃんなどの十数人のアイドルを仲間にすることができます。これを機会に、Pの皆さまも騎空士を始めてみてはいかがでしょうか?
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