一人暮らしの女子高生の部屋

犯人「まずい、サツだ。ここしかない」ｶﾞﾁｬ

女子高生「きゃーっ」

犯人「大声出すんじゃねえ！」

女子高生「……」ｺｸｺｸ

犯人「見たところ女子高生が一人暮らしか。鍵もかけずに。お陰で助かったが」

ｺﾝｺﾝ

警察官「すみませーん今叫び声がしたんですが何かありましたか。近くに危険人物が潜伏している可能性があるのですが」

犯人「まずい、誤魔化せ」

女子高生「>>6」

ゴキブリが出たんです

警察官「なんだそうでしたか大丈夫ですか？」

女子高生「大丈夫……ではないかな。大きなゴキブリだから」

警察官「……まだそこにいるのですか？」

女子高生「はい」

警察官「放っておけば出ていきそうですか？」

女子高生「わかりません。いきなり現れたので」

警察官「手を貸しましょうか？」

女子高生「いえ。危険なので罠でも仕掛けようかと」

警察官「そうですか。では我々は仕事がありますのでこれで失礼します」

女子高生「……」

犯人「よし。よく誤魔化した」

女子高生「……あなたは何をして追われているんですか？」

犯人「>>9」

男児誘拐強姦

女子高生「え？男児？」

犯人「安心しな。お前に手を出すことはしねえ」

女子高生「男の子をどうしたんですか？」

犯人「聞きたいのか？」ﾆﾔｱ

女子高生「や、やめときます」

犯人「へっへっへ。その方がいい」

女子高生「……」

犯人「しばらくかくまってもらうぜ」

女子高生「……はい」

犯人「腹が減ったな。何かないか？」

女子高生「>>12」

豆腐

犯人「これだけ？」

女子高生「すみません」

犯人「醤油とか……」

女子高生「切らしているんです。お買い物行ってきましょうか」

犯人「うん。これだけじゃ物足りないよ」

女子高生「じゃあ……」ｽｯ

犯人「なるべく急いでね」

女子高生「はい」ｶﾞﾁｬ

犯人「……」

女子高生「行ってきます」

犯人「待て」

女子高生「！？」ﾋﾞｸｯ

犯人「>>16」

↑

女子高生「はい。豆腐にはおろし生姜ですよね」

犯人「当たり前だよ」

女子高生「行ってきます」

ﾊﾞﾀﾝ

犯人「さて、待っている間一眠りするか」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

犯人「客か。居留守居留守」

？「そこにいるのはわかっているぞ」

犯人「なんだと！？」

？「大人しく出てきなさい」

犯人「お、お前は誰だ！？」

？「>>19」

神の使者である

神の使者「大人しく出てこないなら勝手に入るぞ！」ｽｩｰ

犯人「ドアをすり抜けた！？」

神の使者「……」ｽﾀｯ

犯人「神の使者……こんなに胡散臭いのにいきなり人間離れしたとこ見せないでよ」

神の使者「さて、なぜ私が来たかわかるな？」

犯人「し、しるかよ」

神の使者「>>22」

お弁当よあなた

犯人「くそ、バレていたか」

神の使者「うふふ。天からずっと見ていたもの。人間に変装なんかしちゃって」

犯人「暇をもて余したんだ。仕方あるまい」

神の使者「このまま人間ごっこ続けるの？」

犯人「なかなか楽しいのでな。そろそろ女子高生が帰ってくる。お前はどこかへ行け」

神の使者「私のお弁当よりあの子の豆腐の方がいいって言うの？」

犯人「>>25」

あれだってお前が作った分身だろうが

女子高生「その通りよ」ｶﾞﾁｬ

犯人「ふん。お前のやることなどお見通しだ」

神の使者「だってあなた最近私に構ってくれないんだもの」

犯人「悪かった。お詫びになんでも言うことを一つ聞いてやる」

神の使者「今なんでもって言ったわね」

犯人「ああ、なんでもだ」

神の使者「>>29」

↑

犯人「ああ、私も欲しいと思っていた」

神の使者「あなた……」




一年後




赤子「おぎゃあおぎゃあ」

神の使者「ほらほらママでちゅよーベロベロバア！」

犯人「……」

神の使者「ほら、あなたもあやしてあげて」

犯人「お前に言わなければならないことがある」

神の使者「何？」

犯人「>>32」

また人間ごっこをしてこようと思う

神の使者「え……」

犯人「この一年、とても楽しかった。でも満たされない気持ちもどこかにあった」

神の使者「でも……」

犯人「すまない。正直な気持ちなのだ」

神の使者「あなたがいなくなったらこの子はどうするの！」

犯人「それは……」

赤子「>>35」

母様も一緒に下界に降りてはいかがでしょう