楓「嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり」

茄子「秋なすび わささの粕に つきまぜて よめにはくれじ 棚におくとも」

幸子「えっ？」

楓「春舞歌人です」

茄子「でした♪」

幸子「はあ……？」

茄子「芽衣子ちゃん芽衣子ちゃん」

楓「こらっ茄子！よそ様になんて口聞いてるんだ」

茄子「す、すみませんご主人様！お許しを～」

芽衣子「えっ？」

茄子「春舞家人です♪」

楓「ふふっ」

芽衣子「……？」

菜々「いらっしゃいませ～って2人とも！？なんでお店の前でバーベキューを！？」

楓「春舞火事です」

茄子「こっちのお肉焼けましたよ～」

菜々「あ、どうも……って、どこにこんな量のお野菜とお肉隠してたんですか！？」

ジャージャー

ちひろ「……お2人とも、なぜ給湯室で皿洗いを？」

茄子「春舞家事です♪」

楓「あ、ちひろさんそこの洗剤取っていただけますか？」

ちひろ「あ、はい…………どうぞ」

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茄子「…………さて、もう日も暮れてきましたね。帰る前に菜々さんのところでお茶でもいかがですか？」

楓「いいですね。……今日は楽しかったです」

茄子「私もです♪楓さんのこともっと知れた気がします」

楓「あら、そんな理由だったんですか？今日は私が駄洒落考えますって小道具まで用意してたのは」

茄子「そうですよ～でも、それだけじゃないです」

楓「と、言いますと？」

茄子「それはですね～…………こちらです♪」ガチャ

パーンッパーンッパーン

アイドル「楓さん、シンデレラガールおめでとう！」

楓「え…………これは？」

幸子「楓さんのシンデレラガールお祝いです。ボクも準備したんですからね！」

芽衣子「梅酒も用意しました！ちひろさんから成人組飲酒の許可、もらってます♪」

茄子「と、いうわけです。私は準備がばれないように楓さんにある時間に決まった場所にいてもらうための連れ回し役を頼まれました♪ちょっとお皿洗ってもらっちゃいましたけど。駄洒落も皆さんと考えました。菜々さん、ちひろさんもナイス反応でした♪」

菜々「いつの間にか大量の野菜とお肉が運ばれていたのに驚いたのは素ですけどね……」

楓「みなさん……ありがとうございます」

ちひろ「ささ、そういうのはなしにして乾杯しましょう！楓さんもコップ持って…………それじゃあ、かんぱーい！」

「かんぱーい！」

ガチャ

モバP「いたいた。事務所誰もいないと思ったら全員こんなところにいたのか……て、お前ら何してんの？てか未成年の前で酒飲むな！楓さんなんかもう真っ赤じゃないですか！」

幸子「プロデューサー遅いですよ。ボクがわざわざメールで早く帰るように言ってあげたのに」

モバP「えっ？……ほんとだ、見てなかったスマンスマン。……で、これはなんの騒ぎ？」

楓「えっとですね～」

楓「春舞嘉事、です♪」

終わり