○月×日 今日もお姉ちゃんと遊んだ (50)
公園
子供達「きゃっきゃっ」
女(あーあ。子供達が羨ましい)
女(きっと毎日楽しいんだろうな。食う寝る遊ぶを繰り返してるだけだし)
女(ん? ボールが転がってきた……)ヒョイ
ロリ「ごめんなさぁい」トテテ
女「はい、どうぞ」ニコッ
ロリ「ありがとうございます」ペコリ
女(随分可愛い子だなぁ)
ガキ「おーい、はやくしろよー」
ロリ「今行くー」トテテ
女(へぇー……。男の子と混じってドッジボールか)
女(元気な女の子だなぁ)
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女(ドッジボールとか懐かしいな)
女(高校の時の球技大会でやったのが最後かー……)
女(思えば学校行事とか体育の時間以外にドッジなんてやった事ないよ)
女(わたしはインドア系だったから、ああやって遊んだ事なんて……)
女(あっ)
ガキ「お、おい。大丈夫か!?」
ロリ「い、いたい……。痛いよ……」ポタポタ
女(無理にボールを避けようとして転んだか。血が出てる……)
女(他に大人はいないみたいだし、助けてあげるか)
…………。
女「よし、と。もうこれで大丈夫」
ロリ「あ、ありがとうございました」
ロリ「手当していただいて……本当にありがとうございました」
女(この歳でこの言葉遣い……。しっかりしてるんだなぁ)
女「いいの、いいの。応急処置しただけだし」
ロリ「いえ、すごく助かりました」
女「ただ、しばらくは安静にしておいた方がいいかも。完全に血が止まるまではね」
ロリ「そうですか……」
ロリ「じゃあ、わたし、少しの間ここに座ってお姉さんと一緒に休憩してます」
女「うん、それが良いと思う」
女「……お利口さんなんだね」
ロリ「はい?」
女「言葉遣いは丁寧だし話もしっかりしてるし……。何歳なの?」
ロリ「今年で九歳です。えっと今は小学三年生です」
女「へぇ」
ロリ「わたしのおじいちゃんが厳しくて……。特に目上の人に対する言葉遣いとか……」
ロリ「だからわたし、小さい頃から大人の人と喋る時は気をつけていたんです」
ロリ「お姉さんが利口だって思うのはその所為だと思います」
女「いやー、実際かなり賢いと思うけどなぁ……」
ロリ「えへへ……。あんまり褒めないでください。照れちゃいますよぉ//」
女(可愛い……)
…………。
ガキ「おーい。お前も隠れんぼしないかー?」
ロリ「え。えーっと……」
女「そろそろ血も止まったんじゃない? 遊んできなよ。でも暴れすぎないようにね?」
ロリ「……わかりました」
女「わたしもそろそろ帰ろうかな。じゃあ、またね」ニコッ
ロリ「あの……」
女「ん?」
ロリ「今日は色々とありがとうございました! あとお話楽しかったです」
女「どういたしまして。こちらこそ楽しかったよ」
ロリ「えへへ……///」
ロリ「良かったら、また公園に来て下さい。手当のお礼もしたいですし……」
女「……わかった。じゃあまた今度ね」ノシ
ロリ「はいっ」ノシ
後日
ガキ「やった、俺の勝ちー」
少女「ガキ、ずるーい!」
少年「もうこの遊びやめて、別のにしようぜ。ロリちゃんは何がいい?」
ロリ「うーん……。それじゃあ……。あっ!」
女「こんにちは。邪魔しちゃったかな?」
ロリ「お姉さん……! 来てくれたんですね」
女「まぁ、暇だったし、ね」ニコッ
ロリ「じゃあ、ちょっとベンチでお話でも……」
女「いいよ、いいよ。遊んでて。わたしはそこで見てるから」
ロリ「そうですか……?お姉さんがそう言うなら……わかりました」
…………。
子供達「きゃっきゃっ」
女(今日は缶蹴りか。ロリちゃん、足速いんだなぁ)
女(……缶コーヒーでも買ってこよう)
数分後
女(あー、染み渡るー。カフェインがー。全身にー)
ロリ「お・ね・え・さ・ん」ヒョイ
女「あ、ロリちゃんか。どうしたの? みんなは?」
ロリ「皆は喉が渇いたらしくて近くのお店にジュース買いに行ってます。わたしは家からお茶持ってきてるんで行きませんけど」
女「そうなんだ」
ロリ「……コーヒー飲んでるんですか? 一口くださいな」ニコニコ
女「いや、やめておいた方がいいよ。ブラックって分かる?」
ロリ「日本語で黒! ですよね?」
女「まぁ間違いじゃあないんだけど……」
女「わたしが飲んでるのは、ブラックコーヒーって言って凄く苦いんだよ」
ロリ「……えっと、ピーマンみたいな感じですか?」
女「ピーマンを甘いって感じるくらい苦い」
ロリ「ええー。お姉さんは平気なんですか?」
女「まぁ……わたしはこれに少し砂糖を加えた方が好みだけど……。このままでも平気かな」
ロリ「ちょっとだけ……飲んじゃ駄目ですか?」
女「ピーマンより苦いんだよ?」
ロリ「そこまで言われると逆にどれくらい苦いのか気になっちゃうんですよね」
女「そう? じゃあほんの一口……」
ロリ「ありがとうございますっ。ん……」コクッ
ロリ「〜〜〜っ!?」ビクゥ
女「ちょっ……大丈夫?」
ロリ「に、にひゃいへすぅ……」ゲッソリ
女「心なしかやつれた」
ロリ「ピーマン百個分の苦み成分を凝縮しても、こんなに苦くはないですよぉ……」
女「あはは……。さすがにロリちゃんにはまだ早いよ」
ロリ「お姉さんが飲んでたから飲んでみたくなったんです。……あ」
女「なに?」
ロリ「今みたいにお姉さんが口をつけたのと同じ所から飲むことを『かんせつきす』っていうんですよ」
女「す、すごい言葉知ってるんだね」
ロリ「お母さんが言ってました。えへへ。なんだかよくわかんないけど、嬉しいな」
女(ブラックコーヒーは知らないのに、間接キスを知ってるって……)
女(お母さんどういう教育をしてるんですか)
スレタイに【胸糞注意】入れといた方が良かったかもしれん
とりあえずおねロリ流行れ
…………。
ロリ「あ、皆が帰ってきた。それじゃあ、わたし行きますね」
女「そっか。気をつけてね」
ロリ「……そうだ」
女「?」
ロリ「折角来てもらっておいて、お姉さんをほったらかしにするのも申し訳ないですし」
ロリ「一緒に遊びませんか?」
女「いや、いいよいいよ。わたしは保護者代表として見守ってるから」
ロリ「いいから来て下さーい」グイグイ
女「ち、ちょっ……。ロリちゃん」
ロリ「わたし、お姉さんと一緒に遊びたいんです」
女「うーん……そうまで言われちゃうと断りづらいなぁ」
女「まぁ、いいか」
ロリ「やったぁ!」
女(……一緒に遊んであげるのも、保護者の務め、だよね)
ロリ「紹介するね。この人が、わたしが色々とお世話になった、お姉さんです」
女「どうも」
ガキ「あー、こないだ見たな。この人」
少女「ロリちゃんの怪我治してくれた人だ」
少年「その節はどうも」
ロリ「お姉さん、右からガキ君、少女ちゃん、少年君です」
女「なるほど。よろしくね、みんな」ニコッ
…………。
女「それで、なにして遊ぶのかな?」
ガキ「俺ら専用の秘密基地作るんだ!」
少年「エロ本ちぎって敷き詰めたら完成だー」
少女「少くんってばえっちなんだから!もー!」
女「あはは、楽しそうだね」
ロリ「お姉さんは前に秘密基地作った事あるんですか?」
女「えー、どうだろう? あったような、なかった……よう、な……」
女「…………」
ロリ「……お姉さん?」
女「いや、なんでもない。たぶん、なかったと思う」
ロリ「? そうですか」
少年「なーんだ。みんな初めてかー」
少女「わたし、シルバニアファミリーのお家みたいな基地がいい」
ガキ「ぜってー、無理だって、あんなの」
少女「やってみなきゃ分からないじゃん」
ロリ「とりあえず、どこに作るか、決めよう?」
ガキ「あー、見つかりにくそうな場所がいいな。ねーちゃんはどこがいい?」
女「んー、そうだなぁ」
女「五人が寝転んでも平気なくらいゆとりがあって、清潔で、静かで、パソコンとクーラーがある所、かな?」
ロリ「……お姉さんは秘密基地には向いてないかもしれないですね」
女「それ思った」
…………。
ガキ「とりあえず、今日はこんなもんで終わりにしようぜ」
少年「俺も塾あるしなー。続きはまた明日って事で。さいならー」ノシ
少女「ばいばーい。お姉さんも」ノシ
ガキ「あーばよー」ノシ
ロリ「またねー」ノシ
女「じゃあね。気をつけて」ノシ
女「あれ? ロリちゃんは帰らなくていいの?」
ロリ「えへへ……。もう少しだけお姉さんとお話したいなぁって思って……」
女「そっか。……じゃあ家まで送ってあげるよ」
ロリ「本当ですか? 嬉しいです」ニコニコ
女(和むなぁ、この笑顔)
…………。
ロリ「今日の秘密基地作り、どうでしたか?」
女「子供の頃に戻ったみたいで楽しかったよ。ちょっと疲れたけどね」
ロリ「そうですか。良かった」
女「明日頑張れば完成するだろうね」
ロリ「ですね。お姉さんは……明日は?」
女「……うーん、ごめん。明日は外せない用事があって……」
ロリ「あ、いいんです。お姉さんは自分の予定を最優先にしてください。ただ暇な時には……来て貰えると嬉しいです」
女「……もう。本当にお利口さんなんだから」ナデナデ
ロリ「えへへ……///」
ロリ「それじゃあここまでで大丈夫ですから」
女「まさかロリちゃんの家ってあの豪邸?」
ロリ「はい……。あ、良かったらでいいんですけど……今度遊びに来て下さい」
女「そ、それは……。ちょっと……」
ロリ「嫌、ですか?」ウルッ
女「いや、そうじゃなくてね……その……」
女(娘と一回り近く歳が離れてる奴が遊びに来たら親御さん怪しむだろうし、ロリちゃんが美少女なのも手伝って、絶対あらぬ疑いかけられるよ!)
女(I’m not ロリコン!)
ロリ「ねぇ、お願い……」ウルウル
女(やっ、涙目上目遣いは反則……!)
女「……分かったよ。それじゃあ気が向いた時にでもお邪魔させていただくね」
ロリ「本当ですか? やったぁ!」
女(なんとか上手い理由をつけて怪しまれないようにしないとなぁ……)
ロリ「それじゃあ、また今度!」ノシ
女「うん。ばいばーい」ノシ
女「…………帰ろう」
スレタイに入れ忘れた事もありますし、胸糞展開は最小限に留めようと思います
今日の投下は以上です
数日後
女「……久々に公園に顔でも出してみるか」
公園
女(うわぁ、結構大きい……。二十世紀少年に出てくる秘密基地みたい)
女「お邪魔しまーす」
ガキ「うおっ!?」
少年「びっくりした!」
少女「あ、こないだの……」
ロリ「お姉さん!」ギュッ
女「うわっ! ろ、ロリちゃん……?」
ロリ「えへへ……。お姉さんの身体、あったかくて、良い匂い……」
女(会って早々、ハグしてくるとは……。淋しかったのかな)
女「ごめんね。しばらく来れなくて」
ロリ「良いんです。お姉さんにも色々用事があるでしょうし」
女「そう言って貰えると助かるよ」
ロリ「ただ来てくれるだけでも凄く嬉しいですから」
ガキ「なんだかよく分かんねーけど、ねーちゃん久しぶり」
女「あはは、ガキ君も」
少年「今日も一緒に遊ぶ?」
女「うーん……。今日は見学でいいかな」
ロリ「お疲れですか?」
女「よく分かったね」
ロリ「お姉さん浮かない顔してるし、なんだか元気なさそうですもん」
ロリ「……無理して来てくれたんですか? だったら……」
女「ううん、違うよ。気分転換にと思って来たの。そんなに心配しなくても大丈夫だから」ナデナデ
ロリ「でも、なんか悪いですよ……」
女「ロリちゃんの可愛い笑顔見てると気分が和むんだよ。だからそんなに気遣わないで?」
ロリ「わたしの笑顔……和みますか?」
女「うん」
ロリ「……良かった」ニコッ
…………。
子供達「きゃっきゃっ」
女(子供が楽しげに遊んでるの見てると、微笑ましくてこっちまで楽しくなってくるな)
女(なのに……どうしてだろう)
女(怖い。この光景を怖がっている自分がいる……)
女(わたしは一体、なにを怖れて……)
『○○ちゃん、こっちに来て……一緒に遊びましょう?』
女「!?」
女「誰……っ!?」バッ
女「……あれ?」
ロリ「おねえ……さん?」
女「ロリちゃん……」
ロリ「大丈夫ですか? 真っ青ですよ、顔……。それに汗かいてます……」
女「えっ……?」
女(本当だ、凄い冷や汗……)
女(いやそんな事より今のあの声は……)
ロリ「お姉さんが心配で来てみれば……やっぱり体調悪化してるじゃないですか」
女「あはは……こんなはずじゃなかったのに」
ロリ「今日はもうお帰りになられては? ……ごめんなさい。折角来てくれたのにこんな事言うのは失礼だと思いますけど」
ロリ「わたし、お姉さんが心配で……」
女「ううん、体調悪いのに勝手に来たわたしが悪いんだよ。ごめんね、心配かけさせちゃったね」
ロリ「お姉さん……」
女「ロリちゃんの言う通り今日はもう帰って休む事にするね」
ロリ「はい……。では、また……」
女「体調全快したら、また来るからね」ニコッ
ロリ「はい、待ってます」ニコッ
女宅
女(逃げるように帰って来ちゃったけど……別に体調が悪いわけじゃない)
女(今日の不調は精神面が原因だって分かってる)
女(それにしてもあの幻聴……)
女(ああ、駄目だ駄目だ。あの事を思い出しちゃ……)
女(……あの時、公園なんかに行かなければ良かった)
女(そうしたら彼女に出会う事もなかったのに)
女(……もう遅い)
女(あんなに懐いてくれる子を今更捨てることなんてできない)
女(わたしは……どうしたら……)
ショタも可愛いけどロリには勝てない
かっこいいお兄さんも良いけどエロいお姉さんには勝てない
つまりおねロリが至高
以上
翌日
某ファーストフード店
女「こんにちは……」
男A「あれ、早いじゃん。時間的にはまだのはずだろ?」
女「家に居ても暇でしたから……」
男A「まぁ、早い分には構わないけど……。じゃあ時間まで裏で待機してて」
女「はい……」
男A「…………」
男B「おい、Aさんや」
男A「なんだ、Bか」
男B「あの娘、どう思うよ」
男A「女さんのことか?」
男B「おう。前々から思っちゃいたがなかなか別嬪だよな?」
男A「いきなり何を言い出すかと思えばそんなことか。まぁその意見には概ね賛成だけど」
男B「だよなー。無口で大人しくて、まさに大和撫子って感じだよな」
男A「いや、あれは単純に暗いだけなんじゃないか?」
男B「……暗いか?」
男A「あぁ。どう見ても付き合い悪そうだろ。彼女が可愛いのは認めるが大和撫子ってより……」
男A「薄幸の美少女って感じかな」
男B「薄幸の美少女……いや、悪くないね。それも」
男A「元は重度の対人恐怖症だったのかもな。うちみたいな接客業でバイトしてるのも、大方そのリハビリって所だろう」
男B「よく見てるんだな、お前」
男A「彼女と話していれば分かるよ。会話を最小限に留めようとする傾向があるからね。無意識か意識的にかは分からないけど」
男B「あー、それは分かるかもしれないわ。あの子と話しても会話が広がらないっていうか続かないっていうか……」
男A「他人に干渉したり干渉を受けたりする事に抵抗を感じているんだろう」
男B「そうだったのか。じゃあこれからは気遣かってあげないとな」
男A「いや、普通に接してあげた方がいい。過剰な気遣いは人によっては傷ついたりするから」
男B「なるほど……。いや、お前凄いな。改めて見直したわ」
男A「いや、そんな事はないよ」
男B「謙遜しなさんなって……。それにしてもよ」
男A「ん?」
男B「仮に女ちゃんが対人恐怖症だったとしたら……何が原因でそんな事になったんだ?」
男A「それは断定できないよ。まぁ、可能性としてはイジメとかその辺りだとは思うけど」
男B「あんな別嬪でもイジメとかに遭うもんなのかね?」
男A「ありえない事はないだろう。まぁ確かにああいった優等人種がイジメの対象にされるケースは少ないと思うけど……」
男A「……この話はもういいよ。仕事をしよう」
男B「おう、悪かった。変な話に付き合わせちゃって」
男A「いや、いいんだ」
女「……準備できました」
男A「お、それじゃ早速これを八番テーブルのお客様に……」
夜
女「あー、疲れた……。ただいま」ガチャ
母「お帰りなさい。今日は早かったのね」
女「そう? 今日の夕飯なにー?」
祖母「お祖父ちゃんの好きな麻婆豆腐よー」ニコニコ
祖父「おう。お帰り」
女「麻婆豆腐か。わたしも好きだよ」ニコニコ
母「それじゃあ女ちゃんが用意できたら食べましょうか」
女「はーい、ちょっと待っててねー……」
自分の中でのロリの定義は6歳〜12歳です
それ以下はペド
以上
数日後
公園
女(バイトのない日は公園に来るのが日課になってきちゃったなぁ)
女(今日は子供達はいないか……)
「あ、お姉さん!」
「ばうわう!」
女「ん? この声は……」
ロリ「お姉さーん」トテテ
飼い犬「ばうわう」
女「やっぱりロリちゃんか」
…………。
ロリ「まさかアンリの散歩中にお姉さんに会えるとは思わなかったです」
アンリ「くぅ〜ん」
女「この子、アンリちゃんっていうの? 撫でてもいい?」
ロリ「どうぞ。お姉さん犬好きなんですか?」
女「うん、癒されるんだよね。おー、よしよし」ナデナデ
アンリ「べろべろべろ」
女「あはは、可愛いなぁ」ナデナデ
…………。
女「今日は遊んでなかったんだね」
ロリ「ガキ君と少女ちゃんが用事があるそうなんです。ごめんなさい、お姉さんが来る日だとは思わなくて……」
女「謝らなくていいよ」
ロリ「……そういえば体調はもう大丈夫なんですか?」
女「うん。この通り、完全復活してるよ」ニコッ
ロリ「良かったぁ……」
ロリ「あ、そうだ」
女「?」
ロリ「お姉さん、こないだのわたしの家に遊びに来てほしいって話覚えてます?」
女「あ、あぁ、うん」
ロリ「来週の土曜日とか予定空いてますか?」
女「えっと……まぁ、一応空いてるかな」
ロリ「じゃあ、良かったらその日に家に来て下さいっ。歓迎しますから!」
女「ほ、本当に行っても大丈夫かな。ご両親にはなんて言ってあるの?」
ロリ「遊びに来る事はこれから話します。でも日頃からお姉さんの話はしてるので多分大丈夫だと思いますよ」
女「うーん。じゃあ一週間後を楽しみにしてます」
ロリ「やった!」
女「あんな豪邸お邪魔した事ないから緊張しちゃうなぁ」
ロリ「あはは、我が家だと思ってもらって結構ですよ」
女「そんな、恐れ多い……」
アンリ「ばうわう!」
ロリ「あ、もうこんな時間……」
ロリ「わたし、そろそろ帰りますね」
女「そっか。じゃあ今日も家まで送るよ」
ロリ「本当ですか?毎回ありがとうございます」
女「お子様に付き添うのはお姉様の務めだからね」
ロリ「む、お子様って言わないでくださいー」
女「お口は達者でも身体は小さいでしょうに」
ロリ「うー、確かにおっぱいはまだぺちゃんこですけど……」ペターン
女「い、いや、別に胸を限定して言ったつもりは微塵もないよ」
ロリ「わたしもお姉さんみたいに大きく育つのかなぁ?」ジトー
女「そんな恨めしそうに見られましても」タユン
女「大体、小学三年生で胸の将来を憂うのは早すぎると思うよ」
ロリ「まぁまだ皆、変わりないですもんね」
女「小学生なんてそんなものだって」
ロリ「でも小六の山森さんは関取並みの胸してますよ」
女「知らないよ。誰だよ、それ」
ロリ「小学生でも高学年ともなると大きい人いますし……」
ロリ「そういう人見てると少しは自分の胸の心配をしたくもなりますよ」
女「変な所で思考が大人なんだね……」
女「まぁわたしは小さくても全然問題ないと思うけど」
ロリ「でも男の人って巨乳好きじゃないですか?」
女「巨乳て……。うーん、そうとも言えないと思うなぁ」
女「確かにそういう人もいるけど、逆に貧乳にこだわる人もいるし、胸の大きさに関心のない人もいるからねー」
女「世の中の男が全員巨乳好きとは限らないんじゃないかな?」
ロリ「そうなんですかー。お父さんが女は胸がでかければ、でかい程イイって言ってたものですから……」
女(お父さん、娘に何を吹き込んでるんだ。教育方針を一旦見直して下さい)
ロリ「ちなみにお姉さんが女性に求める理想のおっぱいの大きさはいかほどですか?」
女「わたしが!? 女のわたしにそれ聞く?」
ロリ「いいですからー」
女「えー? なんかロリちゃん、キャラ変わってない?」
女「うーん……。まぁ、でも……揉むなら巨乳?」
ロリ「え……」ガクリ
女「なんか露骨に落ち込んだ」
ロリ「お姉さんは巨乳派なんですね……。ここに貧乳代表がいるというのに……」
女「あの、何を言って……?」
ロリ「もういいです。お姉さんは山森さんの所にでも行って下さい」
女「貧乳代表が関取に嫉妬している……」
ロリ「嫉妬してません。っていうか山森さん関取じゃありませんし」
女「ふふふ、貧乳派って言ってあげた方が良かったかな?」
ロリ「……今更遅いですからね」
女「まぁ、わたしは女性だし、正直女の子の胸の大きさにはこだわらないから安心して」
女(ただ揉むなら巨乳かな、ってだけで)
女「それに巨乳だろうと貧乳だろうと、ロリちゃんの可愛いさに変わりはないよ?」ニコッ
ロリ「……!」
ロリ「えへへ……」
女(あぁ……、可愛いなぁ)
女(わたし、こういう妹が欲しかっ……)
『わたし、貴女みたいな妹が欲しかったわ』
女「……っ!」ビクッ
ロリ「? お姉さん?」
女「…………」
ロリ「どうかしましたか?」
女「……いや、なんでもないよ」
ロリ「?」
アンリ「ばうわう!」
女「あ、ほら家が見えてきたよ」
ロリ「ん……そうですね。ここまでありがとうございました」
女「いえいえ」
ロリ「じゃあ来週の土曜日待ってますからね」
女「あ、うん」
ロリ「詳しい事はまた公園ででも決めましょう。それじゃ……さよなら、お姉さん」ノシ
女「ばいばい」ノシ
女(暇だけどやる事もないし帰ろう)
女「…………」
女「はぁ……」トボトボ
最近忙しくて全然来れなくてすみません
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