モバP「パンツ食べたい」 (70)

モバP「パンツ食べたい」

大原みちる「パン作ってみたいんですね!」

モバP「パンツ食べたい」

みちる「それじゃあ基本のフランスパンから教えます!」

モバP「パンツ…」

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みちる「まず材料です」

モバP「卵と牛乳は使わないのか」

みちる「フランスパンは強力粉、薄力粉、ドライイースト、塩、水、砂糖さえあれば作れますよ」

モバP「家庭にあるようなものばっかりだな」

みちる「まず人肌程度のぬるま湯を作ってください」

モバP「人肌…?俺体温200℃くらいあるかもしれない…どうしよ…」

ピピッ

みちる「36℃になりましたね」

モバP「難しそうなら適当な温度の湯に水を足しながらやると楽だぞ」

みちる「このぬるま湯に砂糖とイーストを入れます」

モバP「うわっ!イースト臭ぇ!」

みちる「イーストをふやかしてるあいだに粉を用意しましょう」

モバP「ほぅ…なかなかいい粉だ…末端価格は…」

みちる「ここで大事なのは薄力粉と強力粉と塩を泡立て器とかで混ぜ合わせておくことです」

モバP「いい感じにふやけたぞ」

みちる「粉に水をすこしずついれてかき混ぜながら水を足していってください」

みちる「少しずつですからね?」

モバP「えっ?」ダバァ

みちる「かき混ぜるのは菜箸でもOKです!ある程度まとまるようになったらラップして200wで30秒レンチンしてください」

モバP「いいリリックが浮かびそうなんだけど…」

みちる「レンチンし終わったら濡れ布巾を被せて温かいところに20分放置してください」

モバP「これこのままうどんになんねえかな」

みちる「はい!一次発酵おわりです!」

モバP「凄い…こんなに膨らんでる…」

みちる「レンチンし忘れるとなんとなく膨らみが足りなくなるので忘れないでくださいね?」

モバP「なんか餅みたいだしもう食べれるんじゃない?」

みちる「打ち粉みたいなのをひいた台の上に生地をおいて軽く叩いてガス抜きします」

モバP「あれだったんだな…見せかけだけでほんとは割りとちっちゃかったんだな…」

みちる「半分に生地を切ってください」

モバP「うわなかなか切れない」

みちる「ある程度伸ばして両方から畳むようにしてください」

モバP「文字だけじゃわかんないよ…」

みちる「それを二回繰り返したら折り目をしたにして天板の長さに合わせて生地を転がすように伸ばしてください」

モバP「なんか細いな…俺の知ってるフランスパンじゃない…」

みちる「もう一回ラップして200wで30秒レンチンしてください」

モバP「火は通ってるだろうしもういいよね…」

みちる「濡れ布巾を被せて温かいところに20分放置してください」

モバP「またこれか…」

モバP「おおー!フランスパンになってる!」

みちる「まだ二次発酵はじめて二分ですよ…」

モバP「発酵終わったらレスが切り替わるんじゃないのか…」

みちる「せっかくですから予熱入れておきましょう」


みちる「はい、おまたせしました!」

モバP「ふっくらしてる!」

みちる「ここでカミソリを使ってあの独特な切れ込みを入れますよ」

モバP「あれなんのためにあるの?」

みちる「膨らみやすくなるんです」

モバP「さっきからどんだけ膨らませれば気がすむんだ…」

みちる「クープに油を塗ると開きやすくなりますよ」

みちる「まず10分、次は温度を下げて天板の向きを替えて焼き色をつけます」

モバP「お!開いてる!もうほとんどフランスパンだこれ!」

みちる「はい、できました!」

モバP「わーい!フランスパン!僕フランスパン大好き!」

みちる「熱いので気を付けてくださいね!」フゴ

モバP「じゃねぇよ!パンツが食べたいんだよ!パンツ!ショーツ!パンティー!」

みちる「フゴ…」じゃあお役御免ですか…焼いたフランスパンは貰っていきますね…

モバP「はぁ…なんでフランスパン焼いてるんだ俺」

五十嵐響子「話は聞かせてもらいました!」

モバP「お…おまえは…!」

響子「プロデューサーさんがパンを作ってる間にパンツの調理は終わってますよ!」

モバP「お前ってやつは…!」

響子「さぁ、冷めないうちに食べちゃいましょうね」

モバP「いやぁ楽しみ楽しみ」

モバP(そういえばなんで響子なんだろ…もっと適任いると思ったけど)

モバP「まぁいいや!パンツパンツ!」

みちる「あ、やっと来たんですね!」

輿水幸子「このボクを待たせるなんて!信じられないですよ!」

モバP「二人のパンツを食べれるのか」

幸子「ボクのパンツは酸味が若干あるのでジャムにしてみました!」

みちる「もちろんあたしはパンにしました!」

モバP「パンツジャムにパンツパン…なるほど興味深い」

モバP「頂きます…!」

モバP「…!なるほど…ジャムにしたのは正解だな…」

幸子「そりゃあそうですよ!このカワイイボクのアイデアですからね!」

モバP「こないだ生で食べたときは酸っぱすぎて食べにくかったが加熱することでこんなにも変わるとは…」

モバP「パンもいい感じだ…香ばしさが出ている…」

みちる「よかった…」

モバP「ジャムのほうはどうやって作ったんだ?」

幸子「そうですね…まず半分はすりおろして、もう半分は少し大きめの角切りにして食感も楽しめるようにしたんです」

モバP「それでこの歯応え」モリモリ

モバP「パンは全体からするパンツの風味…パンツで出汁をとってパン生地に入れたのか?」

みちる「あたりです!出汁をとったあとのパンツも無駄にしないてフードプロセッサーで細かくして生地に練り込みましたよ!」

モバP「ふむ…よく考えられている…」モグモグ

モバP「はぁ…旨かった…」

安部菜々「あーっ!プロデューサーさんったら!何でパンから食べちゃったんですか!」

モバP「だって一番最初に出されたし…」

菜々「ベジファーストっていって野菜から食べると脂肪や糖の吸収が抑えられるんですよ?」

モバP「それはいいことを聞いた…」

菜々「というわけで、早速サラダを食べてもらいますね!…脱ぐので少し後ろ向いててもらっていいですか…?」

モバP「脱ぎたてパンツで作る新鮮サラダですか…大したものですね…」

菜々「サラダは手でちぎるとドレッシングが馴染みやすいんですよ!」ビリビリ

モバP「こいつ…パンツを素手で…!」

菜々「タンパク質も足すために豆腐もいれますね!」

モバP「まさかこの豆腐…」

菜々「そう!パンツで一から育て上げた無農薬豆腐ですよ!」

モバP「なんというオーガニック…!」

菜々「ドレッシングは幸子ちゃんが作ったジャムに醤油とごま油を混ぜた和風中華イタリアンドレッシングです!」

モバP「えー!ジャムと醤油とごま油を…?そんなの合うわけ…」

モバP「旨い…」

モバP「うま…うま…」モシャモシャ

モバP「…まさかこのサラダ…ウサミン以外のパンツも入ってるな…?」

菜々「あ、気づいちゃいましたね?なんとそのサラダにはナナ以外にも…」

モバP「待って…当てたい…」

菜々「さすがのプロデューサーさんでもわかりますかね…?」

モバP「この圧倒的蒼さ…凛だな…そしてこのほのかに香る塩素の懐かしさ…櫂だな…?そしてウサミン…」

モバP「まさかこのサラダは三属性ごった混ぜサラダ…!」

菜々「さすがですね…」

モバP(和風中華イタリアンドレッシングってなんだよ…国籍どこにあるんだ)

菜々「まだまだたくさんあるので首を洗って待っててくださいね!」

モバP「タノシミ…」

モバP(サラダの次は…スープかな…)

菜々「お待ちどおさまです、パンツポタージュです!」

菜々「配給はナナですけど料理は蘭子ちゃんですよ」

モバP「さすがメイドさんだ…配給はしっかりしてくれる」

神崎蘭子「ククク…我が聖衣光と交わりし時新たなる世界への扉が開かれん…」

モバP「うん…しっかりポタージュしてる」

蘭子「深淵へと沈みし"キューブ"は我が盟友のもの…煉獄の焔に焼かれ悲鳴をあげる…」

モバP「クルトンは飛鳥のなのか…サクサクだぁ…」

蘭子「そして我が魔法で…」

モバP「え、今何掛けたの…」

蘭子「案ずることはない…その血肉とするがよい」

モバP「若干味が変わった…」

蘭子「聖衣を灼熱の空の下その魂枯れるまで拘束した…」

モバP「なるほど…旨味調味料か…」

菜々「なにいってるかさっぱりわからんです」

モバP「パンツポタージュ…これは来るな」

島村卯月「おまたせしました!」

モバP「愚か者には見えないシンデレラの料理…?」

卯月「違いますよぉ!刺身です刺身!」

モバP「ほう…刺身か…」

卯月「刺身は鮮度が命ですからここで脱いでめのまえで調理しようと思ったんです!」

モバP「それで菜々さんはお休みなのか」

卯月「新鮮なうちはアニサキスも内臓にいるので刺身にするときも安心なんです!」

モバP「なるほど…」

卯月「それじゃあまず内臓抜いて三枚におろしますね!」

モバP「実演までしてくれるとはなかなかやるなぁ」

卯月「できました!姿作りです!」

モバP「どれ…」

卯月「あっ!最初は塩で食べてください!天然のパンツ塩ですよ!」

モバP「パンツ塩まであるのか…さながら高級店だな」

モバP「…」モソモソ

モバP「パンツの味がする」

卯月「素材の味をそのまま味わってもらいたくて…」


モバP「ふぅ…パンツの刺身もなかなかのものだったな」

卯月「ここで問題です…これ、なんでしょうか」

モバP「なんだそれ…」

卯月「さぁ…なんですかねこれ…?」

菜々「それはパンツを漬けたやつです」

卯月「そしてここに取り出したるは…!」

菜々「どんぶり飯とパンツでとってた出汁!」

モバP「ま…まさかお前ら…!」

卯月「はい!漬けパンツ漬けです!」

モバP「あああああああああああああ!!!!!やったああああああ!!!!!」

モバP「旨い!旨すぎる!」

菜々「風が語りかけてますね」

卯月「…?」

モバP「ふぅ…卯月のやつめ…ひとつのパンツで二品も作るとは…」

モバP(…パンツの内臓ってあいつ何履いてるんだろ普段から)

曰野茜「おまたせしました!!!!!」

モバP「いよっ!待ってました!」

茜「パンツ米をご馳走させていただきます!」

モバP「パンツ米を…?」

茜「はい!!!」


茜「パンツ米は洗うときには三回までで研がないと風味が抜けるんです!!」

モバP「へぇ…さすがマネージャー…部活中に違う部から漂ってきた米の匂いはぜってえに許せねえや」

茜「普通に炊いても美味しいんですが…なんと!!今日は!!」

茜「炊き込みパンツにしちゃいます!!!」

モバP「うわぁぁぁぁいいいいい!!!!」

茜「具材はパンツ!!大きさは適当に切ります!!いろんな大きさがあると楽しいですよ!!」

モバP「すげぇよ…もう旨そうだよ…」

茜「材料の半分はそのまま、もう半分は軽く焼きめをつけて!!!」

モバP「あー…もうだめ…耐えられない…」

茜「炊くときはみちるさんのパンツ出汁を使って炊きますよ!!!」

モバP「ああああああああああああ!!!!!」

茜「炊けるまで待ちましょう!!!」

モバP「パンツが炊ける匂いがする…一生この香りを嗅ぎ続ける仕事につきたい…」

茜「はい!!パンツの炊き込みパンツ!!完成です!!!!」

モバP「うひゃぁぁぁぁぁ!!!!!」

茜「はい!!!」

モバP「はいじゃないが」

モバP「このよそいかた…D○SHでみたやつや!」

菜々「鋼の冒険心ですね?」

モバP「んまぁぁぁぁぁぁい!!!!」

茜「喜んでいただけたようで何よりです!!!」

モバP(パンツ米…まさかパンツと米を配合するとはな…日本もまだまだ捨てたもんじゃねぇぜ…)

モバP「菜々さん…次は?」

菜々「これです」パカッ

モバP「こ…これはまさか…!」

モバP「フライドパンツだぁぁぁぁ!!!!!!」

モバP「ということはまさか…奴か…?奴なのか…?!」

神谷奈緒「そ…そうだよ…あたしのパンツだ…」

モバP「やった!奈緒のフライドパンツ!」

奈緒「い、いいからとっとと食べてくれよ!」

モバP「やっぱり僕は素材の味を楽しみたいですね…」シャオッ

モバP「…」サョサョ

奈緒「ど…どうかな…?」

モバP「このフライドパンツは偽物だ…食べられないよ…」

奈緒「え…?」

モバP「さっき…あたしのパンツだって…言ったよな?」

奈緒「そ…そうだよ!パンツだってあたしのを使ったし、調理法だってここにかいたらよく思わない団体がいるからはっきりとは言えないけどレシピ通りに作った!」

モバP「ふーん…」クンクン

モバP「そいつは嘘だな」

奈緒「なんでそう言えるんだよ…!作ったのはあたしだぞ…?」

モバP「生産者表示は正しく行わなければならない…このパンツは加蓮のだ」

奈緒「…?」

モバP「こないだ食べた奈緒のパンツの煮こごりはもっと深みのある味だった…このフライドパンツにはそれと全く違う爽やかさがあった…」

モバP「そう、あの病院に漂うなんとなく不思議な感じの清潔感だ」

奈緒「なん…だって…?」

モバP「調理は完璧だった…気持ちもこもっていた…だがお前のパンツじゃないとダメだったんだ…!」

奈緒「…そっか」

モバP「まぁ加蓮のことだ…フライドという言葉にホイホイついてきたんだろう」

奈緒「それを聞いて安心したよ…てっきりなんかミスしたのかと思ってさ…」

モバP「また…つくってくれるか?」

奈緒「あぁ!待っててくれ!」

モバP(フライドパンツは誰のパンツでも旨いのだ)

モバP「菜々さーん、飲み物とかないんすかー?」

菜々「志乃さんのパンツのワインとコーラっぽいパンツがありますけどどっちかいいですか?」

モバP「ワインで」

菜々「少々お待ちくださーい!」

モバP「飲み物まで完備してるとはさすがだなぁ…コーラっぽいパンツってパンツじゃん」

モバP「…脂っこいもの食べたらさっぱりしてるの食べたくなったなぁ」

菜々「おまたせしました!五年物ですよ~!」

モバP「ただでさえ貴重なパンツワインの五年物か…しかも白…」

菜々「ナナはコーラっぽいパンツを頂いてますね~」

モバP「ふむ…」

モバP「まろやかだ…この前三年物を飲んだがあれは若干渋味があったからな…」

モバP「それに比べて今度のはどうだ、まろやかになって甘味が増している…パンツワインは五年からが勝負とみた」

菜々「くぅ~っ!染みますねぇ!ちょっと酔ってきました~」

モバP「なんでコーラで酔うんですか?しかもこれ普通のコーラですよ」

菜々「アイドルがパンツ食べるのはさすがに不味いので」

モバP「そうかなぁ…パンツ旨いのに」ゴクゴク

モバP「あ~…ごくごくいけちゃう」

モバP「つまみがほしいなぁ…」

菜々「じゃあ漬け物なんてどうです?」

モバP「ワインに漬け物とはこれいかに…」

菜々「まぁまぁ騙されたと思って」

モバP「うーん…」シャコシャコ

モバP「合う…」

菜々「漬け物はうちで漬けてるんですよ」

モバP「でもこの漬け物にウサミンのパンツ入ってないじゃん」

菜々「漬け物にするのが面倒だって人が多いのでまとめて漬けてるんです」

モバP「色もよく出てるし…浸かり具合もいい…」

菜々「この漬け物はですね…三種類あるんですよ」

モバP「なに?属性?」

菜々「まずひとつはまるごと漬けて出す前に切ってきたタイプです」

モバP「浸かり具合が均一になるわけか」

菜々「次がクロッチの部分を集めてそこだけ漬けたタイプ」

モバP「味が変に混ざることなくクロッチ本来の味と風味が楽しめるんだな」

菜々「あとひとつは古漬けですね」

モバP「菜々さんの古漬けってすごい昔から漬けてそう」

菜々「なっ…!失礼ですよ!」

モバP「普通のぬか漬けとかって釘とかいれるそうですけど何かいれてるんですか?」

菜々「最近の若い子はプリントタイプとか柄物なんかもよく履いてるので色をしっかり出すのが大変なんですよ…」

モバP「ふむふむ」

菜々「大体は鷹の爪の代わりにリボンを使ったり、釘の代わりに縞パンのカラー部分を使ったりしてますね」

モバP「その手があったか…」

菜々「糠はパンツ米の糠にこだわってるんです」

モバP「たしかに結構なパンチあってワインに負けてないですね」

菜々「気に入ってもらえたら嬉しいです!」

モバP(漬け物…か…そろそろ肉料理が来そうだな)

モバP(肉…肉…誰だろ…)

モバP(財前の時子様だろうか…はたまた岩手の及川だろうか…)

菜々「おまたせしました!しゃぶしゃぶです!」

モバP「しゃぶ!しゃぶ!しゃぶぶ!」

菜々「タレはゴマとパン酢とおろしがありますよ」

モバP「パン酢…!」

菜々「ではこのしゃぶしゃぶが誰のか当ててくださいね」

モバP「…」

モバP「俺は…試されているんだと思う」

菜々「…」

モバP「今すぐにでもしゃぶしゃぶしてパン酢をつけて胃の中にぶちこみたい」

モバP「それじゃあわからなくなるかもしれない…そのパン酢とパンツの持ち主が別人ならそうなるかもしれない…」

モバP「素材の味を楽しむ…今までの俺なら加熱しないで塩をつけていた…」

モバP「塩も他人のパンツから精製されたものかもしれない…」

菜々「なかなかいい勘をしてますね…さすがプロデューサーをしてるだけあります」

モバP「パンツは加熱したとき本来の風味を最大限に引き出すことができる…ならばしゃぶしゃぶしてからいくのが定石のように思える」

モバP「しかしそれは大いなる間違い…!」

モバP「この一見すると昆布に見えるもの…!縞パンの一部だ!今までの傾向から間違いなく出題者のパンツではない!」

モバP「これが俺の答えだ!」ガチャッ

菜々「!」

モバP「パンツを…コンロの火で炙る!」

モバP「火からの距離は30cm!片面20秒!」

モバP「味付けは一切なし!いただきます!」ゴクッ

菜々「…」ドキドキ

モバP「生の時もした芳醇な香り…!甘味と酸味と塩味のある青春の初恋の味…!しゃっきりぽんとした歯ごたえ…!」

モバP「間違いない…まゆだ!」

佐久間まゆ「うふ、正解ですよぉ」

モバP「…何故、何故まゆなんだ…」

まゆ「時子さんは『豚に食わせるパンツなんて履いてないわ』と、雫さんはそもそもノーパン主義者でした」

モバP「…そうか」

まゆ「もしかして…残念だったんですか…?」

モバP「そんなことはないさ…ただ…」

まゆ「ただ?」

モバP「そんなことはどうでもいい!しゃぶしゃぶだぁぁぁ!!!!」

モバP「日本人が出汁に鰹節と昆布の両方を使うのはイノシン酸とグルタミン酸の両者が混ざることで単体の何百倍もの旨味を引き出すからという…」

菜々「すごい早口で言ってそうですね」

まゆ「まずは出汁の説明をさせてもらいますねぇ?」

まゆ「出汁はプロデューサーさんのおっしゃる通り複数人のぱんつで出汁をとりました」

モバP「アイドル一人一人にそれぞれの旨味成分…か」

まゆ「そして『パンストで淹れた紅茶』からヒントを得てその出汁をまゆのパンツでろ過するように再び鍋に注いだんです」

モバP「パンツをパンツでろ過する…なんて暴力的なんだ…!」

まゆ「タレはゴマとパン酢です」

モバP「JKのパンツは主に化学繊維質だからパン酢でさっぱりいくのがいいと聞いた…」

モバP「では早速いただこう」

モバP「…」シャブ

モバP「こ…これは…!一切の灰汁が生じない…!」シャブ

モバP「辛抱たまらん!」ツルン

モバP「…!喉をつるんと抜けた!なんという喉ごし…!」

まゆ「パンツのしゃぶしゃぶは古来より楽しまれてきていますからねぇ…研究され続けた成果ですよぉ」

モバP「この絶妙な薄さにもまゆの気配りが感じられる…」

まゆ「そこまで言ってもらえると嬉しいですねぇ」

モバP「しゃぶしゃぶ…侮り難し…!」

モバP「明日はぱんしゃぶの出汁で味噌汁つくってもらいたいなぁ…なんて」

モバP「しかし色々なパンツを食べたな…一生忘れられない思い出になりそうだ」

三村かな子「やっぱり締めはデザートですよね?」

モバP「えっ!パンツでデザートを!?」

かな子「実はパンツは普通の料理よりもスイーツの材料にしたほうがそのポテンシャルを発揮できるとかできないとか…」

モバP「も、もうできてるのか?心の準備が…」

かな子「今冷やしてるのであと三十分もあればできますよ?我慢、できますか?」

モバP「あっ…あっ…我慢…する…がんばる…」

モバP「…30分長いな…」

かな子「お待たせしました」

モバP「や…やっと…」

かな子「デザートはあっちの部屋にありますよ」

モバP「すごい喜ばしい予感がする…」

かな子「その予想が本当になります!」

モバP「まさか…お菓子のいえならぬパンツの部屋…!」

かな子「えっと…そこまでは…」

モバP「時計とか窓とかもパンツなんだろなぁ…パンツに包まれて暮らす日々…」

かな子「はい!隣の部屋に歩いて向かってきたわけですけれど」

モバP「なんだそのメッセージ風」

かな子「これです!」

モバP「スイーツ…!バイキング…!」

かな子「ちょっと時間をかけすぎちゃいました…」

モバP「スイーツバイキング…それすなわちパンツバイキング…パンツ食べ放題…!」

かな子「今日はカロリーを気にせずに…?」

モバP「食べます!」

かな子「どうぞ!召し上がってください!」

モバP「おっ…パンツがある…かな子、これは?」

かな子「多分オレンジです」

モバP「そか…じゃあ皮を剥いて食べるか…」

モバP「かな子はミカンとか食べるとき薄皮まで剥く派?」

かな子「さぁ…?」

モバP「パンツの薄皮ってどこまでだろ…まぁ俺は剥かないからいいけど」

モバP「どれ…」プチッ

モバP「うむ…柑橘系の甘酸っぱい香りがいいな…今までの料理にあった甘酸っぱさとはまた違う…」プチプチ

モバP「18くらいか…ブドウと同じくらいなんだな…」

モバP「これってあれなの?料理に使われてたのと品種とか違うの?」

かな子「そうですね、基本的にこっちではフルーツパンツを使ってますよ」

モバP「それでか…ならばこの甘さも納得…食感もなかなか楽しげだし」

モバP「最近増えたよな…フルーツなんとかって野菜」

かな子「やっぱりパンツは健康食ってイメージが世間に根強くついてますからね…甘味をつけてそれこそフルーツみたいに馴染みやすくするのが大事だと思ったんでしょうか」

モバP「パンツ農家も考えたなぁ…」

モバP「どれ次は…っと」

かな子「あぁ、それはイチゴです」

モバP「フルーツが被ってしまうな…まぁパンツは被るものだけど」

モバP「これは?」

かな子「メロンです」

モバP「フルーツ多すぎだろ」

かな子「じゃあこれとかどうですか?おいしいチーズケーキですよ」

モバP「チーズケーキ!しかもホイップパンツまで乗ってる!カロリーヤバイ!」

かな子「今日カロリーの話をしたら二度とパンツが食べられないからだにしちゃいます」

モバP「熱量が半端じゃなさそう!」

かな子「…」

モバP(セーフなんだ)

モバP「レアチーズケーキか…大好き!」

かな子「土台は焼いたパンツを細かくして敷き詰めました」

モバP「口にいれるとホロリと広がる焼きパンツ…」

モバP「チーズは牛乳とパンツを一緒に発酵させてみたらチーズになったのでそれを使いました!」

モバP「濃厚な風味…これ砂糖どれくらい入ってるの?」

かな子「なんと砂糖不使用です!」

モバP「馬鹿な…信じられん…」

訂正
モバP「チーズは牛乳とパンツを

かな子「チーズは牛乳とパンツを

モバP「次は?」

かな子「パンツアイスがありますよ」

モバP「味はパンツとパンツとパンツから選べるのか…」

かな子「ワッフルコーンか紙カップか選べますよ」

モバP「じゃあ味はパンツでコーンにしてもらおう」

かな子「はい、お待たせしました」

モバP「すごいな…ヴィジュアルとしてはパンツにパンツが載ってるように見えるがかたや冷気を発しかたやパリパリサクサクとしている」

かな子「当たりが出たらもう一本ですよ」

モバP「スイーツバイキングなのに…」

モバP「どれ味は…」

モバP「これは攻めてきたな…」

かな子「そうですか?」

モバP「もうね、パンツのカチコミかと思ったわ…それくらいパンツ…パンツカーニバル…ほんとパンツ」

モバP「いやもうすごい…頭ん中までパンツ色になっちゃった」

かな子「パンツ色って何色ですか」

モバP「もうこの冷たさとパリパリとパンツでパンツのことしか考えられない…今日の夕飯なんだろ…」

かな子「幸せそうですね」

モバP「もう俺生まれ変わったらパンツになって世界にパンツの素晴らしさを伝える」

かな子「進路を早いうちに決めるのは大切ですからね」

モバP「うん!俺がんばる!」

かな子「じゃあお祝いにパンツフォンデュなんてどうですか?」シュバァ

モバP「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!パンツの滝!なにこれ!どうすればいいの俺は!」

かな子「チョコフォンデュと同じでパンツに付けてしまってください」

モバP「なに!何があるの!具材には!」

かな子「なんと国産パンツとイタリア産パンツとモロッコ産パンツがありますよ!」

モバP「おぉ…もう…」

モバP(パンツにパンツつけて食べたらパンツじゃん)

モバP「いただきます!まずは珍しいモロッコ産から!」

かな子「どうですか?」

モバP「まだ食べてない…けど香りは一級品だ…嗅いだだけで脳天を貫通するような理科の実験だったら手で扇いで嗅がなきゃいけないレベルの濃厚さ」

モバP「味は…すごい、もうとろけた…一瞬だった…」

モバP「もうね、余韻が半端じゃない…あともう残りの人生こうして目をつぶって余韻を感じてたい」

モバP「じゃあ次はイタリア産を…」

かな子「一生そうしてるんじゃなかったんですか…?」

モバP「パンツが…俺を呼んだんだ…」

かな子「そうですか…」

モバP「むぅ…!これは!」

モバP「さっきとは一転して強い歯ごたえ!これもまたフォンデュの楽しみか…!」

モバP「噛めば噛むほど味が出てくる…最初は少し薄味かと思ったがそれはフォンデュの風味を際立たせるため…!フォンデュとパンツの隙を生じぬ二段構え…!」

かな子「味が違うんですか?」

モバP「もう全然違う…コウイカとスルメイカくらい違う」

かな子「それはとんでもない違いですね…」

かな子「イタリアのパンツは地中海で太陽と潮風をたっぷり浴びた健康なパンツなんですよ」

モバP「へぇ…トンガは?」

かな子「え…っと…もずく…?」

モバP「もずくかぁ…」

モバP「国産パンツは普通にうまいな」

かな子「国内でのパンツ生産者もだんだん減ってきてますからね…悲しい限りです…」

モバP「フォンデュとからみやすいと言うかなんというか…一番飽きがこないのは国産って感じだな」

かな子「やっぱり日本人の血が求めてるんでしょうか」

モバP「イタリアもトンガも素晴らしかったが…最後は国産なんだろうなぁ…」

モバP「…満足した」

かな子「それは何よりです」

モバP「はぁ…もう死んでもいいわ…」

モバP「まだだめだったわ…世界にパンツを広めないと…」

かな子「プロデューサーさんも大変ですね」

モバP「うん…これからはパンツをプロデュースしてくとするよ」

モバP「願わくは世界にパンツが満ちぬことを…」

次の日目が覚めるとパンツになっていた

じたばたと身を動かそうにもパンツなのだから帰り道もわからない。知り合いのパンツになっていようとも俺がモバPだったなんて誰が信じようか

しばらくじたばたしていたらJKに拾われた

「お、えらい生きのいいパンツやな…今夜はこれでたこ焼きにしよ」

前世で散々パンツを食べたのだ。今さらパンツになって食べられたところで悔いはない。いや、むしろJKの一部になれると思えばいいかもしれないな

せめて美味しく食べてくれよ。言葉にはしなかったが強く願った

「わかってるって…最高の調理をしたるからな」

想いが通じた気がした

モバP「このお話はパンツを食べることを推奨するものではありません」

モバP「パンツは消化しきれなかった場合、最悪の場合胃の洗浄を行わなければいけません」

モバP「パンツを食べる際は安全を十分に考慮した上で自己責任でお食べください」

もし食べるときは細かく切るなどの工夫をするといいと思います
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