赤松「マッド赤松絶望の…」最原「安価でif1章その2」【ロンパV3】 (1000)

このSSは前作『赤松「マッド赤松絶望のデスロード?」最原「もしくは安価でif1章」【ロンパV3】』の続きになっております。
赤松「マッド赤松絶望のデスロード?」最原「もしくは安価でif1章」【ロンパV3】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491223303/)


※このSSはニューダンガンロンパV3のネタバレを含みます、クリア済み推奨


・V3コロシアイ生活中

・キャラ崩壊注意


>>2>>3>>4に前回のあらすじを勢いだけでまとめておきます
あらすじが終わり次第、前回の続きから本編となります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495540332

〜1スレ目の凄く大まかなあらすじ〜【1/3】
※主観関係なく時系列順



赤松「デスロード絶対クリアするんだから!」

百田「オレも手伝うぜ!」

最原「天海くん、僕の相棒になってほしいな」

王馬「天海ちゃん、このモノパッドは何?」つ生存者特典のモノパッド

天海「ええい、もう!事情を話すっす!一緒に図書室見張るっすよ!」

モノクマ「では追加の動機を発表しま…」ドカーンッ

入間「デスロードの攻略に役立つ発明品と、センサーとカメラが連動した装置を作ったぜ壁尻原!」

赤松「デスロードクリアしたよ!でもこんなことって…」

百田「いや、あれが外の世界なわけねぇ!キーボに協力してもらって証明してみせるぜ!」

白銀「最原くん、いいことしようよ!」押し倒し

最原「最近の女子高生恐い!」突き飛ばし

王馬「ずっと図書室を見張ってたのに、またモノクマが復活したね。黒幕は天海ちゃんでしょ?」

最原「それは違うよ!カードリーダーのホコリは落ちてないし形も変わってないからね」

最原「今日からは図書室の隠し扉に繋がる別ルートの隠しルート探しを、天海くん王馬くんと場所分担して行うよ」

王馬「ドアが開かないからピッキング(物理)だよ!」ガラスガシャーンッ

モノスケ「何しとんねん!校則追加や!」

キーボ「百田クンの指示通り、デスロードの先の世界を調査します」カメラパシャパシャ

最原「百田くん、赤松さんが勘違いして落ち込んでたから誤解を解いてきなよ」

百田「デスロードのゴール先の写真の現像を東条に頼んで、赤松のとこに行くか」スタスタ

赤松「百田くん、無理しちゃダメだよ。体に気をつけてね」

~1スレ目の凄く大まかなあらすじ~【2/3】



最原「センサーが鳴った!誰かが本棚と動かしたんだ!」図書室ダッシュ

最原「調査した結果、東条さんが怪しいぞ…。黒幕は東条さんなのか…?」

天海「とりあえず仕掛けたカメラを現像するっすよ」

王馬「入間ちゃんに頼んで図書室の隠し扉を開けてもらって、マザーモノクマを発見したよ!」

王馬「でもあんまり調査できない内にモノクマに邪魔されて、追加の校則で今後図書室の本棚を動かせなくなったよ!」

東条「私の推理によると、最原君天海君はこの学園の謎に迫っているようね」

東条「みんなに尽くすのがメイドの務め、彼らに協力するわ」

キーボ「東条さんに手伝ってもらって、デスロードの先の世界の写真の現像とプリントが出来ました!」

赤松百田最原「見せて」

赤松「よーし!デスロードはダメだったけど、他の出口探し頑張るよ!」

天海「図書室の写真の現像終わったっすけど、黒幕なんて写ってないっすね」

最原「なんだかんだあって、東条さんと入間さんが仲間になったよ」

最原「そのお陰で、女子トイレの中に隠し通路を見つけることが出来たよ」

マザーモノクマ「オマエラに教えることは何もないよ!」

最原「この部屋に黒幕がまた来るだろうから、この部屋を24時間体制で交代で見張ろう」

最原「百田くんを仲間にしたよ。これで2人体制3交代で見張れるね」

最原「深夜が入間さん東条さん、朝~昼が百田くん天海くん、昼~夜が僕と王馬くんの担当になったよ」

~1スレ目の凄く大まかなあらすじ~【3/3】



白銀「よーし、モノクマ作るk……隠し部屋の中に誰か居る…!?」聞き耳

白銀「やばい、最原くん達に隠し通路のことがバレた!24時間体制で見張り?は??」

白銀「モノクマーズは使えないし、わたしが何とかしなくちゃ…」

真宮寺「そろそろ女子を殺すヨ」

真宮寺「何だかんだあって殺害の準備に失敗してしまい、民俗学講座と、みんなで仲良くクッキー作りをしてしまったヨ…」

最原「大変だ!真宮寺くんが白銀さんとアンジーさんを殺そうとしている!」

入間「ダサイ原が実は女ってことにして、真宮寺に狙わせようぜ」

最原「いやいや、それは無……それだ」

最原「真宮寺くん、僕実は女なんだよね」

真宮寺「姉さんに会わせてあげるヨ」包丁ブンブン

最原「百田くん達に助けられて、なんとか助かった…」

最原「真宮寺くんはこれからマザーモノクマの部屋で行動を監視することになったよ」

モノタロウ「おはっくまー!」

最原「仲良くなって付け入って、情報を引き出してやろうかな」

最原「友達になろうよ」

モノタロウ「うん!いいよー!」

白銀「TOMODACHI!?」



こんな流れで1スレ目終了
以下2スレ目本編となります

おぉ待ってた

ー13時57分、女子トイレ前ー


最原(部屋の鍵は置いてきたし、モノパッドのマップで周囲を確認したけど近くに人は居ないみたいだし…)

最原(さて、見張りの交代に行こう)ドアガチャッ

モノタロウ「え?ここ女子トイレだよね?」

モノタロウ「あれ?最原クンは女子だったの…?」

最原(僕達が隠し部屋の見張りをしていることを知っているだろうに、とぼけてるつもりか?)

王馬「そうだよ、最原ちゃんは女子だったんだよ!」

モノタロウ「そうだったんだね」

最原「もういいから、僕が実は女子ネタは」スタスタ

王馬「真宮寺ちゃんに刺されたことがトラウマにでもなった?」スタスタ

モノタロウ「あれ!?何で王馬クンも女子トイレに入ってるの!?」

王馬「実はオレも女子だったんだよね!」

モノタロウ「な、なんだってー!?」

最原「人が来るかもしれないから早く行くよ」モノタロウを抱えて隠し通路を開ける

ーマザーモノクマの部屋ー


最原「お疲れ様、交代に来たよ」スタスタ

天海「ご苦労様っす」

百田「うおっ!?本当にモノクマーズの赤いヤツを連れてるんだな…」

最原(まあこの部屋で真宮寺くんの見張りも兼任してるし、朝の食堂での出来事は見てるだろうし知ってるか…)

モノタロウ「ここに百田クンと天海クンも居るってことは…2人も女子だったんだね!?」

王馬「そうだよ!」

天海「一体何の話なんすかね…?」

最原「無視していいよ」

最原(入間さんは、まだプログラミングの作業をしているみたいだな…)チラッ

入間「……あぁん…、らめぇ…、流石に眠気がぁ……」ウトウト…

最原「そこのソファで、ちょっと寝たらどうかな?」

最原「ずっと通しで作業してたんでしょ」

入間「そんなこと言ってテメー、オレ様を襲う気なんだろ!?」

最原「そんなことしないよ」

入間「いーや、信用なんね―な!」

最原「もう…、入間さんなんかに興味ないから安心していいよ」

入間「なっ…!このヴィーナスボディを持ったオレ様に興味が無いだと!?」

入間「さてはテメー、インポだな!?もしくはホモか!?」

最原「面倒くさい人だなぁ…」

モノタロウ「ねえ、入間さんは何の作業をしてるの?」

入間「あん?テメーはモノクマ側のロボットだろ、知ってんじゃねーのか?」

入間「まあいいや。この学園にある大量にある監視カメラを、簡単に切り替えて操作出来るソフトをプログラミングしてんだよ」

モノタロウ「へー、そうなんだね」

モノタロウ「もし良かったら入間さんが寝ている間、オイラがそのプログラミングをやっとこうか?」

入間「へ?」

最原(……恐らく、真宮寺くんを見張る僕達を妨害する気かな…?)

王馬「えっ、モノタロウはプログラミングが出来るの?」

モノタロウ「うん!」

最原「…折角の申し出だけど、これは遊びじゃないんだよ」

最原「モノタロウはあっちで王馬くんと遊んでてね」

王馬「押し付けたね」

モノタロウ「遊びじゃないってことだって、オイラには分かってるよ」

モノタロウ「友達の友達を助けたいと思ってるんだけど、ダメかなぁ?」

最原(僕は入間さんとは友達になった覚えはないけど…)

最原(……どうする?)



モノタロウにプログラミングを


①やってもらう

②やらせられない


安価↓1

最原(…うーん…、ちょっと賭けになるけど…)

最原「じゃあ折角だし、やってもらおうかな?」

王馬「えっ」

最原(これでもしやらかされたら、それ以降信用しなければいいだけだし、これでやらかされなければ信用できるようになるしね…)

最原「モノタロウ、もし分かんなくなったら途中で止めてもいいから、くれぐれも変にだけはしないようにね」

モノタロウ「うん、わかったよ」

入間「よーし、それじゃあオレ様が寝る前最後の力を振り絞って、作ろうとしている細かい仕様を説明するぜ」

モノタロウ「宜しくね入間さん」

王馬「……任せて大丈夫なの?」最原に小声で耳打ち

最原「まあもし駄目になったら、また入間さんに1からプログラミングやってもらえばいいし…」(小声)

王馬「うわぁ、流石に入間ちゃんが可哀想になってきたよ…」(小声)

入間「…って感じだ。わかったな?」

モノタロウ「うん、把握したよ」

入間「それじゃあオレ様は寝るぜ!」隠し通路に向かって歩いて行く

王馬「えぇっ…、がっつり寝に行く感じなの?」

入間「後はモノタロウが最後までヤッてくれるって言うからな」

王馬「…モノタロウの作業が終わったら呼びに行くからさ、その時ちゃんと問題ないかどうか確認お願いするよ」

入間「ちゃんとソフトが動くかどうかの確認だけなら、テメーらでも出来るだろ!」

入間「人類の遺産であるオレ様をもっと寝させやがれってんだ!」隠し通路のドアウィーン

天海「…行っちゃったっすね」

モノタロウ「よーし!それじゃあオイラも頑張るよ―」カタカタカタカタカタカタ…

百田「うおっ!よくわかんねーけどすげぇ!」

最原「…じゃあ百田くん達、もう行ってもらっても大丈夫だよ」

天海「…終一君、相手は一応モノクマーズっすから、どうか気をつけて下さいっすね」(小声)

最原「いざとなったら黒幕の方のセンサーを動かして、みんなを呼ぶから大丈夫だよ」(小声)

天海「なら一応大丈夫っすかね…」(小声)

天海「それじゃあ失礼するっす」スタスタ

百田「真宮寺の見張りも忘れんなよー」スタスタ

最原「…さて…」チラッ

最原(僕はモノクマーズがプログラミングをしているモニターの、隣のモニターに目をやった)

最原(入間さんがプログラミングをしていた時もそうだけど、こっちのモニターでは真宮寺くんが現在居る部屋を見張るようにしている)

最原(もし彼が別の場所に移動したら、その時は作業している入間さんに声をかけてカメラを切り替えて動向をチェックするようにしているんだよね)

最原(だから今なら、モノタロウに声をかければ多分カメラを切り替えてくれると思う)

最原(…今は真宮寺くんは、自室で本を読んでいるみたいだね)

最原(まあ図書室になんて居て、うっかり女子が1人で来て2人きりになっちゃったら、僕らに注意されちゃうしね…)

最原(…しばらくは大丈夫そうかな?)

最原(僕はモノタロウの作業画面に目を移した)

最原(プログラミングを開始した時の入間さんのスピードと同等か、それ以上の早さでタイピングをしていっている)

最原(デタラメにキーを打ってるようには見えないし、変に指が止まる様子もないから、何か変なことをやらかしているようにも見えない)

最原(…今のところは)

最原(そういえばあの手でどうやってキーボードを叩いているのかと気になって手元を見てみたが、早すぎてどうなっているのか全く解らなかった)

最原(話しかけるのも悪いかなと思い、僕はとりあえずソファに腰を掛けた)

最原(いつ終わるかは分からないけど、終わったら話しかけてくれると思うし、一応この位置からでも真宮寺くんのモニターをチラチラ見ることは可能だし)

最原(僕はここに来る前寄った倉庫で手に入れた新品のメモ帳を取り出し、そこに今までモノタロウから得た情報を書き出すことにした)

最原(モノタロウの目の前で見張りのみんなに情報を直接言うのは気が引けるから、このメモ帳をみんなに渡して見てもらおうという算段だ)

最原(ここに今書いてる大体は、さっき得られたエグイサルに関する情報だった)

最原(共有すべき情報を書き終わった次のページに『他何かみんなで共有したいことがあれば書き加えて』と書いた)

最原「王馬くん、これ…」つメモ帳

王馬「ん?」メモ帳をめくる

王馬「…………」

王馬「とりあえず、これでいいんじゃない?」つメモ帳

最原「そっか」メモ帳を受け取る

最原(じゃあこれは、次の交代の時に東条さんと入間さんに忘れないようにして渡さないとね)

最原(さて…、後はモノタロウの作業が終わるのを待つだけで、時々真宮寺くんの動向を見るだけだな…)

最原「…暇だね…」

王馬「まあいつものことだよね」

王馬「とりあえず何する?ジェンガ?」

最原「何でジェンガ…。まあ、大体もう遊び尽くしちゃったけどさ」

王馬「もっと人数が居れば色々遊べるのにね」パッケージから出す

最原「友達の家に遊びに来たわけじゃないんだから…」

王馬「何?もっとスリルあるゲームがしたいって?」

最原「そんなこと言ってない!言ってないから!」

最原(しばらくジェンガをして遊んだ…)

V3キャラでジェンガ……2chのネタかな?

ーーー


モノタロウ「最原クン、出来たよー!」

最原(僕らがトランプのブラックジャックで遊んでいると、モノタロウが不意に声をかけてきた)

最原(時間は、僕らがここに来てから2時間ってとこだろうか)

最原「問題無さそう?」スタスタ

モノタロウ「うん、完璧だよ」

モノタロウ「ちなみにそれぞれ独立のモニターにしてマザーに繋げたから、片方が操作ミスをしても隣のモニタに影響が及ばないようになってるよ」

モノタロウ「操作方法を説明するね」

モノタロウ「このエ●コムのゲームパッドで操作するんだけど…」つコントローラー

モノタロウ「今は基本画面の真宮寺クンの個室になってるんだけど、ボタン2でマップ呼び出し出来るよ」

最原「マップ!?」

モノタロウ「うん、マップ。天海クンの特典モノパッドのマップデータがマザーの中にあったからそれを流用したよ」

モノタロウ「で、そのマップから部屋を選んで4ボタンで決定すると、その部屋の全体を撮影しているカメラの1台に画面が切り替わるよ」ポチッ

王馬「なんかゲームみたいだねホント」

モノタロウ「部屋内のカメラの切り替えは5ボタンか9ボタンを押したら別のカメラに視点が切り替わるよ」カチカチ…

モノタロウ「基本の操作説明はこのくらいだね」

モノタロウ「有線コントローラーだから、もし距離が短すぎるってことだったら、倉庫でUSB延長ケーブルでも持ってきて繋ぎ直せば距離は問題ないよ」

最原「あっはい」コントローラーカチカチ

最原(…予想外だ…。ちゃんと真面目にやってくれたのか…)

最原(疑って申し訳なかったな…)

最原(……いやいや、僕らを信用させるために、あえてちゃんとやったのかもしれないな)

最原(でもまあお礼は言わないとな)

最原「えっとモノタロウ、ありがとう…。おかげで助かったよ」

モノタロウ「いいんだよ、友達を助けるのは当たり前のことだからね!」

最原(とりあえずこれで、真宮寺くんの見張りが楽になりそうだな)

最原(あとはまた夜の交代の時に、入間さんに一応モノタロウが変なことをやらかしてないかチェックしてもらおうかな)

最原(さっき寝に行ったばかりの彼女を起こしに行くのも可哀想だし…)

王馬「やるじゃんモノタロウ!」頭わしわし

モノタロウ「わわっ!フェルトが禿げちゃうよ!」

最原「フェルト貼ってるんだ…」

王馬「それにしても、これなら見張りしなきゃいけない人が増えてもすぐ対応できそうだね」

最原「…増えなきゃ良いんだけどね…」

最原(その後、交代の時間になるまでモノタロウと適当に遊んで時間を潰した)

ー22時ー


東条「なるほど、モノタロウがプログラムを完成させたのね」

最原「うん、操作方法はさっき説明した通りで…」

最原「…大丈夫とは思うけど一応、入間さんもモノタロウの書いたプログラムを確認しておいてもらえるかな?」

入間「別に操作に問題なかったんだろ?じゃあいいんじゃねーか?」

王馬「いいから見ろっつってんだろビッチ」

東条「私からもお願いするわ、念のためだけれど」

入間「チッ、しゃーねーな」

入間「さっさとチェックを終わらせて、マザー弄り倒してぇのによぉ…」カチカチッ

マザーモノクマ「もう充分弄ったでしょ!?これ以上ヤられるとホントに壊れちゃうからぁ…!」

最原「そういえばマザーモノクマって、入間さん居る時はよく喋るよね」

王馬「何か通じるものがあると思ってるんじゃない?下ネタ的な意味で」

モノタロウ「ううっ、おばあちゃんが中身弄られて喜ぶビッチだなんて、オイラ信じたくなかったよ…」

東条「…喜んではないと思うわよ」

ーーー


最原「お弁当ごちそうさま」

王馬「美味しかったよー、東条ちゃん」

東条「それは良かったわ。お粗末さまでした」

最原「それじゃあ僕達は部屋に帰るけど…、あの、東条さんこれ…」つメモ帳

東条「これは?」

最原「後で読んでおいてもらえるかな?」

入間「はっは〜ん、さてはラブレターだな?」

入間「流石童貞!古風な真似しやがるぜ!」

最原「それじゃあおやすみなさい、東条さん」スタスタ

王馬「ほらモノタロウも行くよ」スタスタ

モノタロウ「わー待ってよー!」トテトテ

入間「なんで無視ぃ…?」

ー寄宿舎ロビーー


王馬「そういえばさ、モノタロウってこの後モノクマーズのところに戻るの?」

モノタロウ「うん、そうだよ」

最原(今モノタロウは僕らの味方になるような行動をしてしまっているけど…、帰して大丈夫なのだろうか…)

王馬「…モノタロウ、お泊りすれば?終一ちゃんの部屋に」

モノタロウ「え?お泊り?」

最原(押し付けたな…)

王馬「そう、お泊り!友達同士ってよくお泊りするもんなんだよ?」

最原(いや、そんなによくするものじゃないだろ…)

モノタロウ「うーん…。でもオイラ、夜は充電しないといけないし…」

王馬「その充電器って運べないの?終一ちゃんの部屋に置いたら?」

モノタロウ「まあ一応、運ぶことは可能だよ」

王馬「じゃあ決定!お泊りしちゃいなよ!」

最原(勝手に決めないでほしい…)

最原「…モノタロウは王馬くんとも友達だよね?王馬くんの部屋でお泊りしたら?」

王馬「!?オレ部屋はちょっと散らかってるから、やめといた方が良いと思うよ」

王馬「モノクマーズの充電器とか大きそうだから、多分置き場無いって」

モノタロウ「置き場に関しては、充電器は結構小さいから大丈夫だよ」

王馬「ふーん、そうなんだ」

王馬「…モノタロウの1番の友達は終一ちゃんでしょ?」

王馬「やっぱりそっちの部屋の方がいいって!」

最原「わかった、じゃあこうしよう」

最原「モノタロウに決めてもらおうよ」

モノタロウ「え?オイラ?」

王馬「モノタロウはどっちの部屋に泊まりたい?」

最原(泊まらないという選択肢をさり気なく消したな…)

最原(睡眠は誰にも邪魔されたくないんだけど、モノクマーズのところに帰すのも不安だしなぁ…)

モノタロウ「うーんと…」



①最原の部屋に泊まる

②王馬の部屋に泊まる

③みんなでお泊り会したい

④お泊りしない



安価↓1

モノタロウ「みんなでお泊り会したいな」

最原「…みんな?」

王馬「……みんなってどの範囲?」

モノタロウ「えーっと…」



①モノタロウと最原と王馬

②モノタロウとマザー部屋見張り組のみんな

③モノタロウと才囚学園の生徒達

④モノクマーズ全員と最原と王馬

⑤モノクマーズ全員とマザー部屋見張り組のみんな

⑥モノクマーズ全員と才囚学園の生徒達



安価↓1

モノタロウ「オイラとマザー部屋見張り組のみんなとだよ!」

最原「と言っても、東条さんと入間さんは今部屋で見張り中だから…」

王馬「じゃあ百田ちゃんと蘭兄ちゃんとオレ達かな?」

王馬「誰の部屋に泊まるかは置いといて、とりあえず叩き起こそうか」百田の部屋ピンポピンポピンポーン

最原(折角寝てるのにごめん…)天海の部屋ピンポーン

百田「今何時だと思ってんだよ…」ドアガチャッ

天海「朝早いんで勘弁してほしいっす…」ガチャッ

王馬「お泊りしよーよ、百田ちゃん!」

百田「はぁ!?いきなりなんなんだよ」

最原「…夜分遅くにごめん、お泊りさせてほしいんだけど…」

天海「いいっすよ」

最原「いいんだ…、こんな急に言ったのに」

王馬「百田ちゃんもオッケーだって!」

百田「言ってねーよ!」

天海「4人っすか?多いっすね」

モノタロウ「オイラもいるよー!」

天海「4人と1匹?っすか。で、どこに泊まるんすか?」

百田「オレと天海は朝6時から見張りに行くから、このメンバーなら終一か王馬の部屋じゃねーか?」

王馬「オレの部屋はあんまり他人入れたくないし、消去法で終一ちゃんの部屋で」

最原(僕だってあんまり他人入れたくないよ…)

最原「というか4人もどうやって寝るの?」

王馬「普通に1人ベッド、3人床じゃない?」

天海「寄宿舎のベッドは大きいから、3人くらいまでなら詰めたらいけるっすよ」

百田「そもそも何で急にこんなことになってんだ」

王馬「かくかくしかじか、みたいな?」

百田「ふーん、モノタロウがか…」

百田「別に急に言われなきゃ泊まりしてもいいんだけどよ、準備ってもんがあんだろーが。布団を倉庫から持ってきたりとか」

王馬「終一ちゃんが急にお泊まり会するとか言うから…」

最原「そもそもは王馬くんが言い出したことじゃないか…」

モノタロウ「布団はオイラが寄宿舎の入口までエグイサルで運ぶよ!」

モノタロウ「幾つ持ってきたらいい?」

最原(どうしようか…)



①1人がベッド、3人が床だから布団3組

②2人までならベッド余裕だろうな、床用の布団は2組で

③詰めたら3人いけるんだよな、布団1組で

④頑張って全員ベッドに寝てみよう



安価↓1

最原「じゃあ布団は2組お願い」

天海「つまりベッド使えるのは2人っすね」

百田「ジャンケンか!?」

王馬「最初はグー!」

最原「ちょっと待ってよ、お泊まり会するのは僕の部屋なんだよね?」

最原「だったら部屋の主である僕はベッドを使えるはずだろ」

百田「まあ、そうだな」

天海「1人は決定っすね」

王馬「じゃあ残りはジャンケン?」

最原「いや、グループ面接で」

天海「面接」

最原「自己PR早い者勝ちでどうぞ」

王馬「じゃあオレから。オレは床で寝たら寝違えやすいからベッドがいいです」

最原「ふーん」

王馬「ふーんて…」

最原「だって嘘っぽいし…」

天海「じゃあ次俺っす。俺は香水つけてるんで、いい匂いが移ると思うっすよ」

最原「なんかやだ」

天海「嫌っすか…」

最原「百田くんは?」

百田「うーん…、なんも思いつかねぇな…」

百田「この中で1番体格良いのはオレだし、オレは布団で寝たほうが終一の邪魔にもならないと思うし、いいと思うんだよな」

最原「採用」

王馬「!?」

天海「なんでっすか!?」

最原「百田くんは嘘言わないし、自分を飾り立てることもしない素晴らしい兄貴性を評価しただけだよ」

王馬「1番邪魔くさいのに…、まあいいけどさ…」

百田「まあ、なるべく終一の邪魔にならないようにするぜ」

モノタロウ「じゃあお布団取ってくるねー」トコトコトコ

王馬「じゃあオレ自分の部屋で風呂入ってくるから、布団来たら中に入れといてねー」スタスタ

最原「僕も入らないとな…」

最原「…2人とも、急にこんなことに誘ってごめんね、寝てたのに…」

天海「モノタロウのことが気になったんすよね」

最原「うん…」

最原「今モノタロウが僕らに味方してくれてるのは、あいつが善意でやってくれてる可能性もあるけど、もしそうだとすると他のモノクマーズに虐められたりとか、洗脳されて元に戻される可能性もあるから、あまり目を離したくないんだよね」

百田「なるほどな」

最原「明日は夜どうなるかまだ分からないけど、もしかしたらまた明日も頼むかもしれないから、その時はまた付き合ってくれると嬉しいな」

天海「ええ、いいっすよ」

百田「オレもいいぜ!」

最原「ありがとう。それじゃあ僕はお風呂に行くけど、部屋の鍵は開けてるから、布団来たら入れておいてね」スタスタ

百田「おう!」

本日終了です、ありがとうございました
前スレ終わってから少し時間が開いてしまいましたが、前スレを覚えてくれている人も居るようで嬉しいです
以下コメ返しです


>>5
ありがとうございます!

>>17
その通りです

投下再開します

ー最原の個室ー


最原(…別に散らかってはないんだけど…、他人呼んで大丈夫だよね?この部屋…)

最原(とりあえず粘着クリーナーで、ベッドと床を清掃しよう…)コロコロ…

最原(……これで大丈夫かな?)ビリッ

最原(あと、布団が敷けるように家具を隅の方に動かさないとね…)ズズ…

最原(…よし、早くシャワー浴びよう)スタスタ



ーーー


最原(さっぱりした…)ドアガチャッ

モノタロウ「あ、最原クンやっほー」

百田「上がらせてもらってるぜ」

天海「小吉君はまだみたいっすね」

最原(2人と1匹で床に敷いた布団の上でトランプをしている…)

最原(…って、やばい!すっかり気を抜いてた!)

最原(帽子帽子…)帽子を被る

百田「おいおい…、髪濡れてるぜ?」

最原「わ、わかってるけど…」

天海「帽子、濡れちゃうっすよ?」

最原「大丈夫だからっ…!」ドライヤーを取って洗面所に戻る

最原(…いつもベッドに座りながら髪乾かしてたからなぁ…)

最原(事前に気づいて洗面所に置いてれば良かった…)ドライヤーカチッゴー

最原(……こんな僕が他人の家に泊まるなんて、絶対出来ないな…)ハァ…

天海「あの…、大丈夫っすか?」ドアの向こうから声掛け

最原「うん、大丈夫だよ…」

最原「バタバタして何かごめんね」

百田「開けるぜ」ガチャッ

最原「!!!!????」ガタカチャッガタッ

最原「…な、何…?」帽子を被る

百田「お前なんで風呂上がりでも帽子かぶんだよ」

最原「別にいいだろ…」



~~~~~~食堂


最原(朝早かったからかな、誰とも会わずに済んだぞ)

最原「このまま冷蔵庫から食糧を確保してさっさと部屋に……ぐっ!」バシッ!

東条「そこで何をしているのかしら?」

最原(こんな時間からいるなんて、流石東条さんだな……ってそうじゃなくて)

最原「ほ、箒でぶつのは酷いんじゃないかな……目の前がチカチカしたよ…」

東条「………」

ガンッ!!

最原「ぅがっ!」

東条「私は何をしているのかを聞いたはずなのだけれど……やっぱり、話しかけたのが間違いだったのかしら」

東条「それとも、箒でゴミを排除することの正当性を教えてほしいのかしら?」

最原「うぁっ…!な、何もしてないよ!食べ物を探してたんだ…!本当に、それだけだから…!」

東条「…はぁ……それならゴミ捨て場にでも行けばどう?ここにあなたの口に合うものは無いと思うけれど」

最原「…そ、そうみたいだね……ごめん、それじゃ…」

東条「分かったなら、もう二度と私とこの場所に近づかないで頂戴。皆に出す料理の味が落ちても困るから」

最原(参ったな……これ程だとは思わなかったぞ)




~~~~~~寄宿舎


最原(生ゴミ漁りなんか生まれて初めてだから普通はどうなのか分からないけど…辛うじて食べられなくはなかったな)

最原(こういう所も超高校級のメイドたる所以なんだろうか…)

天海「……うわっ」

最原「あ、天海…くん…」

最原(いきなり殴りかかってくる感じではなさそうだけど、露骨に気持ち悪がられるのは精神的に辛いな…)

天海「はぁ…寝起きで見る顔じゃないっすね……何で一緒の寄宿舎なんすかね、ホント」ボソッ

最原「あ、あはは…ごめん」

天海「何も面白くないっすけど、何笑ってんすか?」

最原「………」

天海「…あーぁ、見てるだけで腹立つ顔してるっすね」バシッ

最原「うっ…」ドシャッ

天海「そんな強く押してないでしょ?大げさなんすよ」

最原「ご…ごめん。今ちょっと眩暈がしてて……」

天海「聞いてないんすけど。邪魔なんでどいてくださいよもう……」ドカッ

最原「ぐっ!」

最原(だ…大丈夫だ……天海くんはモノクマのせいでおかしくなっているだけ…)

最原(それだけ…なんだから……)




~~~~~~裏庭


最原(こんな時間にここをうろつく人はいなさそうだし……しばらくはここで時間を潰そうかな)

茶柱「程よく薄暗く涼しい…この場所ならお昼寝にぴったりなのでは?さぁ夢野さん!転子の膝に!さぁ!」

夢野「んあー……お主のせいで静けさが足りんわい。それに…」

茶柱「え?……チッ、よりによってアレがいるとは…この転子、一生の不覚です」

最原(そ…そんな馬鹿な……何だか不自然に色んな人に出くわすぞ…)

夢野「まさしくじゃな。もはや昼寝という気分ですら無くなってきたわ…」

茶柱「申し訳ありません夢野さん!代わりに転子の膝ならいくらでも使って良いですから!」

夢野「何も変わっておらんではないか!」

最原(東条さんや天海くんの時は話そうとしても逆効果だったし……今のうちに黙って立ち去るのが一番いいのかな)

茶柱「待ちなさい。まさか転子はおろか夢野さんの気分を害してこのまま黙ってどこかに行けるとでも?」

最原「…え?」

最原(め…目が据わってる。今までに見たことが無い顔だ……)

茶柱「夢野さん…お詫びにと言っては何ですが、今からこの男死を可能な限り痛めつけるので、どうぞお楽しみください!」

最原「はっ!?」

夢野「面白そうじゃが……確かお主のネオ合気道は『人を傷つけない』が信条ではなかったかの?」

茶柱「心配はご無用です。これは人でなく獣かそれ以下ですし」

夢野「それもそうじゃな、では行けい転子よ!」

最原「ちょ、ちょっと待ってよ…!」

茶柱「安心してください。殺しはしませんよ、残念けど」

茶柱「ですがネオ合気道は活殺自在。その直前までは行ってもらいますよ」

最原「待っ……!」

メキメキメキメキッ!!

最原「がぁぁぁぁぁぁっ!!」

―――
――




~~~~~~裁きの祠



最原(モノクマは『全員の好感度が-500になっている』と言っていた……)

最原(『元々の好感度から-500』でもなく『0に戻る』でもない……)

最原(それに僕やみんなとの…今までの10日間を完全に忘れている訳じゃない)

最原(星くんが特別なだけなのかな……いや、でも……)

最原(あの、言葉は……)

最原「………」

最原「…そう、思いたいだけなのかもな…」

アンジー「およよ~?何だか見慣れない場所に見たくない人がいるねー」

最原「……ごめん、すぐに出て行くから…」

アンジー「そだねー、気持ち悪いし。神様もそう言って…」

アンジー「……いや、そっか…。それなら…」

最原「……?」

アンジー「良かったねー、終一!今の終一は大分神ってるってナウなゴッドにバカウケらしいよ!」

最原「え?」

アンジー「でも神様的にはー、今一つ足りないって。アンジーもそうだと思うな」

最原「た…足りないって……何が?」

アンジー「主は言いました……『てめえらの血は何色だ』…と」

アンジー「…もっとボロボロになって神っちゃおうよ、終一。アンジーが手伝ってあげるから、さ」

最原(『神ってる』…そうキミに言われた時、意味は分からなかったけれど、悪い気はしなかった……)

最原(だから……今は分かる。『神ってる』って、こういう事では絶対にないはず、なのに……)

アンジー「今はノミとハンマーしかないけど、終一なら良い題材になってくれるよね?」



―――
――




最原「ぅ…あぐっ…」

アンジー「はぁっ…はぁっ……」

アンジー「…ダメだねー、なんだか気分が乗んないや。終一は題材としてもダメダメなんだねー」

アンジー「神様も飽きちゃったのか黙っちゃったし……終一のせいだから、ねっ!」ゴヅッ!

最原「うぎっ!」

アンジー「はぁ……アンジー、何か疲れちゃったなー。ばいばい」

最原「………」

最原(…やっと、終わった……)

最原(腕……折れてるな、これは…)



―――
――

百田「室内で帽子被ってると、その内ハゲるんだぞ」

最原「別にいいよ…」

百田「何でそんなに帽子にこだわんだよ」

最原「百田くんには関係ないだろ…」

百田「話せよ、オレ達は仲間だろ」

最原「仲間ではあるけど…、別にこの才囚学園とは何も関係ないことだし、話すことなんてないよ…」

百田「あのなぁ、オレ達は別にこの才囚学園に関することだけ組んでるわけじゃねーだろ?」

百田「一緒に飯食ったりもするし、こうして部屋に泊まりもするし…」

百田「オレ達はテメーが何か抱えてたら力になりてーって思うんだよ!」

百田「それが仲間ってもんだろ!」

百田「テメーが何か辛いことあるってんなら、仲間にぶつけてみろよ!」

天海「……あの、本人が話したがらないのに あまり無理強いするのも…」

最原「…わかったよ、話すよ…」

天海「あっ、話すんすか…」

天海「長くなるようだったら先に髪乾かした方がいいっすよ、風邪引くんで…」

ーーー


最原「…それ以来、僕は他人の視線が気になって帽子を被ることにしたんだ…」

百田「なるほどな」

天海「そんなことあったんすね」

ドアガチャッ

王馬「……今来たんだけど、空気重いね?何この状況」

天海「事情は後で話すんで、小吉君はちょっと黙ってた方が良いと思うっす」

最原「話さなくていいよ」

天海「あっはい」

王馬「えっ!オレだけ除け者!?」

王馬「こんなの酷いよぉおおおおおおお!!うわああああぁむぐっ…」天海に口を押さえられる

百田「…事情はわかった」

百田「けどよ、ずっとそのままじゃいけねーだろ」

最原「勿論、わかってるよ…」

最原「いつかはこの帽子を取って、普通に人と接せるようにならないといけないって…」

百田「だったら今取れよ」

最原「…それは、まだちょっと心の準備が…」

百田「今取れねーなら、テメーは一生その帽子を取ることが出来ないと思うぜ」

百田「今ここに居るのはテメーの仲間だけなんだぜ」

百田「仲間っつーのは、家族みてーなもんだ!」

百田「むしろ家族以上の存在だろ!」

百田「テメーの味方しかいねー状況で殻被ってんじゃねーよ!さらけ出せよ!」

百田「ここには誰もテメーを責める奴なんかいねーじゃねーか!」

百田「おいどうした終一!なんかあるなら言い返してみろよ!」

天海「解斗くん、そんないきなりなんて無理っすよ…」

天海「こういうのは、ツバが半透明なサンバイザーとかから徐々に慣らしていってトラウマを…」

最原「わかったよ!取ってやるよ!」帽子をぱっと取る

天海「あっ、取っちゃうんすね…」

天海の常識人なのに空回る所が笑える

百田「…どうだ?終一」

最原「……っ…」チラチラと百田の顔を見る

百田「まあ、いきなりちゃんと見るなんて出来ねーよな」

百田「でも帽子、取れたじゃねーか」頭をわしわしと撫でる

百田「確かにテメーは探偵だからな、これから先も嫌な目で見られることもあるかもしれねー…」

百田「けどな、帽子を被って他人の目を見てねーと、終一に感謝してくれてる人のことも気づきにくくなっちまうだろ」

百田「終一はすげー探偵ってことはオレもわかってる」

百田「図書室の動く本棚に気づいたり、カードリーダーに仕掛けをしたり、センサーの件だってそうだったしな」

百田「もっとテメーは自信を持っていいんだぜ」

百田「もし何かあった時はオレが責任を取ってやるよ」

最原「責任って…、僕が何かやらかしても百田くんは関係ないよね…」

百田「じゃあ終一はこれからオレの助手になれよ!」

最原「え?助手…?」

百田「終一がオレの助手になれば、助手の責任はボスであるオレの責任になるだろ」

百田「テメーはもう失敗だの他人の目だの、気にすることはねーってことだよ」

百田「オレが終一の代わりに全部受けとめてやるからな!」

王馬「くっさ」

百田「なんだと!?」

天海「確かに良いこと言ってるっすけど、いきなり助手になれと言われても終一君も困るんじゃ…」

最原「…ありがとう百田くん…。それじゃあ僕、キミの助手になるね…!」

天海「あっ、なっちゃうんすね…」

百田「よーし!そうと決まれば、今後はオレのことをボスって呼んでくれたって良いんだぜ?」

最原「ボス呼びはしないけど…、下の名前で呼んでもいいかな?」

百田「おう!」

最原「じゃあ、えっと…、解斗くん…」

百田「なんだ?終一」

最原「ちょっと、呼んでみただけ…」

百田「おう!これからどんどん呼べよ!」

最原「うん!」

天海「……俺のこともこの機会に、蘭太郎お兄ちゃんと呼んでくれても良いんすよ?」

最原「なんで?」

天海「…何でなんすかね…」

王馬「ただの下の名前呼びなら、ワンチャン呼んでくれそうな気がするよ」

天海「お兄ちゃん扱いされたいんすよ…」

王馬「代わりにオレがいつも言ってあげてるじゃーん!蘭兄ちゃんって」

天海「なんかその言い方だと、何故かただ空手が強そうなイメージしかないんすよ…」

王馬「よーし、終一ちゃん!オレのことは『総統』って呼んでよ!」

最原「は?」

王馬「閣下とかでもいいよ!」

最原「僕はよくないよ」

王馬「部下の癖に生意気だなー」

最原「就職先には困ってないって前言っただろ。勝手に部下にしないでよ」

王馬「もー!就職先が無くなったって泣きついてきたって、知らないからね!」

最原「ところでモノタロウ、それがモノクマーズの充電器?」

モノタロウ「うん、そうだよー」

王馬「うわ、無視かよ!うわああああああん!!酷いよおおおおおおおおおお!!!!」

百田「夜中なのにギャーギャー騒ぐんじゃねーよ王馬!」

王馬「は?百田ちゃんだってさっきまでギャーギャーと偉そうに説教たれてたじゃん」

百田「実際オレは終一のボスなんだから、偉そうなんじゃなくて偉いぜ?」

王馬「なんで助手の方が優秀そうなんだよ」

天海「はいはい、そろそろいい時間なんで寝るっすよ」

モノタロウ「じゃあオイラは充電器のところで寝るねー」トコトコ

最原(ロボットが『寝る』とは…?)電気消灯

百田「じゃあお邪魔させてもらうぜ」ベッドに入る

最原「あ、うん。どうぞ」

天海「じゃあ俺の方の目覚まし時計で、5時半にセットするっすね」カチカチ…

王馬「布団超冷たいんですけど!」布団に入る

王馬「あ、待って。オレ良いもん持ってたわ」コズミックブランケットを取り出す

王馬「……」ガサガサガサガサ

天海「……すごく…うるさいっす…」

最原「…こっちまで聞こえるよ」

最原「王馬くん、うるさすぎ…」

王馬「だって寒いんだもーん」ガサガサ

百田「床と敷布団の間に敷くだけでも、床からの冷たさが無くなって音もあんまうるさくなくなっていいんじゃねーのか?」

王馬「ああ、なるほど」

王馬「…………」ガサガサ

最原「いや、早く実行してよ!何で返事だけしてるんだよ!」起き上がる

最原「ああもう、ほらどいて!」テキパキ

最原「はい出来た!」

王馬「ありがとー、終一ちゃん!」

天海「前に俺に小吉君を甘やかさないように言ってたのに…」

最原「甘やかしてるんじゃないよ」

最原「このまま放置してると、僕の安眠の妨害になるからね…」

最原「睡眠をする時はね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃダメなんだよ」

最原「独りで静かで豊かで…」

天海「アッハイ」

最原「それじゃあ今度こそ寝るからね」スタスタ

最原「くれぐれも煩くしないでね」ベッドイン

最原(そういえば、他人と同じ布団で寝たのなんて初めてかも…)

百田「…ぐおー…、ぐごー…」

最原「…………」起き上がる

最原(……解斗くんは仰向けで寝ている…)

最原(ということは横向きに寝かせられれば気道の確保が出来、いびきが改善されるはず…)

最原(ちなみに横向き寝は、肝臓の位置の関係上、体の右を下向きとすることが理想とされている)

最原(つまりこっち向きに体を動かして…)百田の腕を引っ張って横寝にさせる

最原(よし、これでOKのはず…)

最原(というか、解斗くん全然起きないな…)

最原(…モノタロウにも異常は無いみたいだね)チラッ

最原(……僕も早く寝よう…)ゴロン…

最原(…明日からは帽子なしか…)

最原(早く慣れるようにしないとね…)

ー5時半ー


ジリリリリリリリリリリリリ…カチッ

最原(目覚まし時計が置いてある距離が近いので、僕まで起きてしまった…)

天海「うーん…」ムクリ…スタスタ

天海「解斗君、時間っすよ」ユサユサ

最原「え、解斗くん寝てるの…?」

百田「……起きてる、起きてるぜ…」モゾモゾ

天海「ほら、早く自室に戻って顔洗って着替えて見張りの交代に行くっすよ」布団剥がし

最原「ちょ、僕まで寒い…」布団戻し

百田「……ん?何でオレの部屋に蘭太郎と終一が居るんだよ…」

最原「ここ一応僕の部屋なんだけど…」

天海「寝ぼけてるっすね」自分の分の布団畳み

天海「終一君、とりあえずこのまま布団置いてくっすね」

最原「あ、うん」

天海「部屋に帰るっすよ解斗君」百田の腕を引っ張って退室

最原(……8時まで2度寝しよう…)スヤァ…

ー8時ー


キーンコーンカーンコーン

最原「…………」

王馬「おーい、ねぼすけさーん」布団べしべし

最原「……何でまだ居るの?」

王馬「えぇっ…」

最原「王馬くんいつも朝食早いじゃないか」

最原「僕のこと放っておいて、食堂に勝手に行ってて良かったのに」起き上がる

王馬「ああ、それなんだけどね、ちょっと今日の自由行動時間の相談があったから起きるまで待ってたんだよね」

最原「相談?」モノタロウの方をチラッと見る

王馬「別にモノタロウが居ても大丈夫だよ」

最原「そう。で、何?」

王馬「最近首謀者に動きがないよね」

最原「まあ、マザーモノクマの部屋は僕達が占拠してて使えないしね」

王馬「普通に考えると、占拠してることがバレてるから来ないんだろうね」

最原「…まあ、そうかもね」

王馬「そこで、手っ取り早くこの冷戦を抜け出すためにオレは考えてみたんだけど…」

王馬「部屋の主が居ない内に、女子全員の部屋を暴いてみない?」

最原「えぇっ!?いや、それは流石に…」

王馬「女子トイレの隠し通路の件で、首謀者が女子ってとこまで割れてるじゃん」

王馬「あともう一息で首謀者がわかるんだよ」

王馬「あっちが何もアクション起こしてこないなら、こっちがやるしかないよね?」

最原「でも流石にプライバシーに関わるし…」

王馬「他人のプライバシーを暴く職業の人間が何言ってんだよ」

最原「全国の探偵に謝って」

王馬「やるの?やらないの?」

最原「まず他の人にも相談しようよ…」

王馬「ダメだよ、絶対反対されるじゃん」

最原「…僕なら反対しないと思ったの?」

王馬「というか、終一ちゃんなら仮に反対しても、他の見張りメンバーに言いふらすことはしないかなと思って」

王馬「見つかったらリスキーな部屋の調査はオレがするから、終一ちゃんは部屋の主と一緒に過ごしててほしいんだよね」

王馬「部屋の主が部屋に帰られると困るから」

最原「僕に女子と長時間一緒に居ろと…?」

最原「な、何話せばいいんだよ…」

王馬「別に何話したっていいから」

王馬「それとも終一ちゃんが部屋の調査の方する?」

王馬「って言っても、終一ちゃんはピッキングとか出来ないから無理だよねー」

最原「何で女子の部屋を調べる方向で話進めてるんだよ」

王馬「えっ!?協力してくれないの?」

最原(確かに早く事態を収束させたいけど…、でも女子の部屋を調べるなんて……)



①首謀者を暴くためだ、女子の部屋を調べよう

②やっぱりこういうのは良くない



安価↓1

1
論理言っている場合じゃないだろう。時間が経てばたつほど、百田がやばいし……

最原「…仕方ないね、わかったよ」

最原「協力するよ」

王馬「さっすがドライ探偵!わかってるね」

王馬「じゃあ調べる女子の順番を決めようか」

王馬「制限時間は交代の14時までだね」

王馬「ワンルームとはいえ、物が多ければそれだけ探索の時間がかかるし、難しいところだけど…」

王馬「頑張っても1部屋1時間半〜2時間くらいかなぁ…」

王馬「1日じゃ女子全員の部屋調べるのは無理だね」

王馬「あ、モノタロウは借りて行くからね」

王馬「人手は多い方がいいし」

最原(人…?)

モノタロウ「おはっくまー!事情は聞いたよ、オイラも頑張るね」トテトテ

最原「う、うん。頑張ってね」

最原(王馬くんはモノタロウが首謀者の証拠を見つけても黙っている可能性とか考えてないのだろうか…)

最原(考えてないはずないと思うけど…)

最原(…まあ、部屋の調査は彼に任せよう)

王馬「部屋を調べる順番は……春川ちゃん、赤松ちゃん、アンジーちゃん、夢野ちゃん、白銀ちゃん、茶柱ちゃん、東条ちゃん…でどうかな?」

最原「東条さんの部屋も調べるんだね」

王馬「だいぶ確率が低くなってるとはいえ、まだ完全に首謀者でないとは言えないと思うんだよね」

王馬「演技って可能性も捨てきれないと思うから」

王馬「…まあ、限りなく白に近いと思うから、時間が余ったらってことで最後にしてるけど」

最原「ちなみに入間さんが無いのはどうして?」

王馬「前に入間ちゃんを仲間にする時にも言ったけど、図書室の隠し扉を開ける時にも手伝ってもらったし、オレらの都合のいいように才能を奮ってくれてるからね」

王馬「あれが首謀者なら、自分の首絞めすぎのドMだよ」

王馬「春川ちゃんを最初に調べるのは、なんとなく怪しい感じだから」

王馬「彼女、あんまり自分のこと話さないしね」

王馬「次が赤松ちゃんなのは、最近よく春川ちゃんとつるんでるからだよね」

王馬「もし今日も一緒に居るようなら、そのまま引き続き駄弁ってればいいしね」

王馬「あとの順番は適当だよ」

王馬「なるべく2時間以内で探索を終わらせるつもりだけど、まあ調査が終わったら終一ちゃん達のところに行くから、そこで話を区切って次の女子の元にって感じにしてほしいんだよね」

王馬「最初の春川ちゃんから赤松ちゃんへのところでも、2人が一緒に居たとしても一度顔を出すからね」

最原「うん、わかったよ」

最原「王馬くん、食事はどうするの?」

王馬「朝ご飯だけささっと食べて、お昼は見張りの時間直前に食堂に行って何か持ってきて見張り部屋でそのまま食べるよ」

王馬「見張りの時間が深夜だったら、もっと時間が取れて良かったんだけどねー…」

最原「ちなみに、何を見つけたら首謀者認定するの?」

王馬「やっぱり、オレらが持ってない特殊な物を見つけた場合だよね」

王馬「蘭兄ちゃんが持ってた特殊なモノパッドみたいな物とか、図書室の隠し扉用のカードキーとか」

王馬「まあ…部屋に置かずに、常に持ち歩いてる可能性もあるんだけどね」

本日終了です、ありがとうございました


>>48
このSS内の天海は才囚学園で1番常識人です

>>62
百田の病気のこと知ってればもっと焦ってくれてると思います

投下再開します

王馬「とにかくそういう物だよ」

王馬「首謀者なら何かそういう物の1つや2つあるでしょ」

最原「それを常に携帯している場合はどうするの?」

王馬「誰の部屋にも怪しい物が見つからなかった場合だよね」

王馬「その時は…、誰かにプールで遊びを企画させて、更衣室にガサ入れとか?」

王馬「流石に水着着てる時も携帯するとは考えにくいし」

最原「うわぁ…」

王馬「引いてる場合じゃないでしょ」

王馬「あ、ひょっとして更衣室のガサ入れは終一ちゃんがしたいんだね?」

王馬「しょうがないな〜、その時は任せるよ!」

最原「そんなこと言ってないだろ!」

王馬「遠慮しなくていいよ!オレも変態扱いされるのはご免だからね!」

最原「僕だって嫌だよ!」

王馬「どうでもいいけど終一ちゃん、早く顔洗って部屋出る準備しなよ」

最原「そうだね、あまり探索の時間が取れないしね…」洗面所ガチャッ

王馬「オレ先に食堂行ってご飯食べてるからねー」スタスタ

最原「あ、そうだ。王馬くん」

王馬「何?」

最原「事前に相談してくれてありがとう」

王馬「ん?」

最原「前に図書室の隠し扉を開ける時はさ、僕らに相談なく勝手に入間さん使って開けてたけど、今回はちゃんと相談してくれたじゃないか」

最原「僕のこと、仲間だって思ってくれてるってことだよね?」

王馬「…さっきも言ったけど、部屋の主が帰ってきたら困るから共謀者がほしかったってだけだけど?」

王馬「悪の総統がそう簡単に仲間なんて作るわけないじゃん、頭おめでたいなー」部屋のドアガチャッ

ー寄宿舎ロビーー


ドアガチャッ

白銀「あれ?王馬くん?」

王馬「ん?」

白銀「あれ、部屋間違え……てないよね…」ドアのプレート確認

白銀「何で王馬くんが最原くんの部屋から出てきたの!?」

王馬「何で白銀ちゃんが終一ちゃんの部屋の前に居るの?」

<えっ白銀さん!?

白銀「ああそれはね、地味に最原くんを出待ちしてただけだよ」

王馬「もしかしてストーカーってやつ?」

白銀「そういうわけじゃないんだけど…」

白銀「ていうか、王馬くんは何で最原くんの部屋から出てきたの?」

白銀「私は教えたんだし、王馬くんも教えてよ」

王馬「別に、朝ご飯の前にちょっと話したいことがあって、ちょっと部屋に寄ってただけだけど?」

白銀「嘘!わたし30分ここに居たから、少なくとも30分以上は部屋に居たでしょ」

白銀「ちょっとってレベルじゃないよ」

王馬「えぇっ…、30分も出待ちしてたの?」

王馬「裏口で待機するアイドルのファンかよ…」

白銀「アイドルのファンはもっと待ってると思うけど…」

白銀「って、王馬くん話逸らさないでよ」

王馬「しょうがないなー…、じゃあ教えるけど…」

王馬「ズバリ!女子には言えない男の会話をしてただけだよ」

白銀「朝から!?」

白銀「ていうか、王馬くんも最原くんもそういう話するんだね…?」

王馬「何想像してんの?」

白銀「地味にセクハラだよぉ…」

最原「……白銀さん、僕に何か用?」おずおず…

白銀「おはよう、最原くん」

最原「お、おはよう…」

白銀「用っていうか…、最原くんと一緒に食堂に行きたいなと思って待ってただけだよ」

最原(白銀さん、先日の出来事以来苦手になったんだよなぁ…)

モノタロウ「あ、白銀さんおはっくまー」トコトコ

白銀「おはっくまーだよ」

白銀「ねえモノタロウ、王馬くんって今朝は何の用事で最原くんの部屋に来たの?」

モノタロウ「え?王馬くんってずっと最原くんの部屋に居たよね?」

最原(この子口止めしてないと、質問されたら知ってること何でもべらべら喋りそうだな…)

最原「モノタロウ、ちょっといいかな?」部屋に引き入れて扉を閉める

白銀「『ずっと』とは」

王馬「えっ!オレの言うことより、あんなボケクマの言うこと信じちゃうの!?」

王馬「酷いよ白銀ちゃん!!」

王馬(別に部屋に泊まってたくらいなら言っても大丈夫そうなんだけど、芋づる式に女子の部屋暴きのこととかバレたら困るし、なるべく何も言いたくないよねー)

白銀(マザーから情報が貰えない今、何でもいいから見張り組の情報がもっと欲しいんだけど…ぐぬぬ…)

白銀「王馬くんって嘘つきじゃないの」

白銀「それならまだ、忘れっぽいだけのモノタロウの言うことの方が信用できるよ」

王馬「てか別にどうでもよくない?」

王馬「オレが終一ちゃんと何話してたかなんて、白銀ちゃんには関係ないよね」

白銀「それが大アリなんだよ」

白銀「だってわたしは最原くんのことが好きだからね!」

白銀(…っていう設定だし)

白銀「だから最原くんに関することは、なるべく把握しておきたいんだよね」

王馬「やっぱりストーカーなんじゃん」

白銀「それは違うよ!わたしは最原くんを見守ってるだけだから!」

王馬「ヤンデレってやつだね」

王馬「でも残念!終一ちゃんは他に好きな人が居るんだよね!」

白銀「えっ、初耳!だれだれ?」

王馬「アンジーちゃん!」

白銀「嘘が雑すぎるよぉ…」

白銀(…見張り組で比較的チョロそうな最原くん及びセットのモノタロウから情報を訊き出そうと思ったのに、何でわたしは今王馬くんと喋ってるんだろう…)

白銀(うーん…、昼過ぎに最もチョロそうな百田くんにも訊き出しに行こうかなぁ…)

白銀(入間さんもかなりチョロそうだけど、彼女最近部屋にずっと居るし…)

最原「あれ、まだ居たの」ドアガチャッ

白銀「酷いよ最原くん…」

最原「ご、ごめん…」

最原「それじゃあ僕、食堂に行くから…」モノタロウ抱え

白銀「じゃあ一緒に行こっか」

最原「う、うん…」

白銀「あれ?そういえば帽子はどうしたの?」

最原「ああ、うん…、別にもういいんだ…」

白銀「何かあったの?」

最原「別に、大したことはないから…」

白銀「……何でわたしと目を合わせてくれないの?」

最原「…ごめん…」

王馬(これからやってもらう女子との会話が、くっそ不安なんだけど…)

ーーー

ー食堂ー


王馬「ごちそうさま、それじゃあ後宜しくね」食器を運ぶ

最原「うん…」

最原(今から2時間程度、春川さんを部屋に帰さない為に会話をしないといけないのか…)

最原(春川さんが終わったら次は赤松さんで…)

最原(…赤松さんはともかく、春川さん相手なんて何を話せばいいんだよ…)

最原(とりあえず春川さんの席の前に今座ってるけど…)チラッ

春川「……何?」

最原「えっ、いや、別に…」

王馬「……」モノタロウを持っていく

最原(食堂を出て行く王馬くんが、何とも言えない顔で僕を見ていた…)

最原(なんとか…、なんとか話題を出して彼女を引き止めないと)

最原(もし春川さんが部屋に帰って王馬くんと鉢合わせたら、王馬くんは女子の部屋を漁ってる変態扱いになってしまう…)

最原(話題、話題……)チラッ

最原(…あ、春川さん、ネイルしてる…)

最原「春川さん、ネイルしてるんだね」

春川「何?私がしてちゃ悪い?」

最原「別にそんなことは言ってないけど…」

赤松「可愛いでしょ?これ昨日、天海くんが私達にやってくれたんだよね!」

赤松「何でも、倉庫でネイルセットを見つけたらしくて」

最原「へぇ、天海くんが…」

赤松「私はこれ!ギャラクシーネイルだよ!」

最原「ネイルでそういう柄も出来るんだね、凄く綺麗だね」

赤松「綺麗だよね〜!慣れたら初心者でも作りやすい柄らしくて、やり方も教えてもらっちゃったんだよね」

赤松「私の爪は天海くんに綺麗に塗ってもらったばかりから、これを消して復習するってわけにはいかないけど…」

最原(ネイルか…。あまり興味はないけど、時間を潰すのに丁度良さそうだな)

最原(春川さんもなんとか誘えればいいんだけど…)

最原「赤松さん、良かったら僕の爪使う?」

赤松「えっ!練習していいの!?」

最原「うん。今日は僕午前中は暇だから…」

赤松「やったあ!ありがとう!」

最原「春川さんも…えっと、一緒にどう?」

春川「は?何で私が…」

赤松「春川さん何か用事あるの?」

春川「別にないけど…」

赤松「じゃあ一緒に最原くんの爪をデコっちゃおうよ!」

春川「興味ないよ」

最原「赤松さんって何かと不器用だし、春川さんも居てくれた方が僕も安心するな―、なんて…」

赤松「えっ、最原くん酷いよ…」

赤松「でも、春川さんが居てくれたら私嬉しいな」

春川「…まあ、最原の爪が剥けたら私が手当てくらいしてあげるよ」

春川「赤松に任せてたら余計酷いことになりそうだし」

赤松「剥けないよ!」

最原「え、爪が剥けるの…?塗るものじゃないの…?」

赤松「剥けないってば!幾ら私がピアノ以外は不器用だって、流石にネイルを塗るだけで爪なんて剥けないってば!」

春川「どうだか…」

春川「初めてだったんだよ…、料理でふくらはぎを火傷した人を見たのは」

赤松「その節は本当にご迷惑をおかけしました…」

最原「あまり不安になることを言わないでほしいんだけど…」

春川「ふっ、冗談だよ」

春川「別に火を使うわけでも刃物を使うわけでもないから、怪我なんてしないでしょ」

最原「そ、そうだよね…」

ーーー


ガリッ

最原「いたぁっ!?」

赤松「ご、ごめんね!?」

春川「…まさかまだ何も塗ってないのに出血するなんて…」

最原「なんかやってること、ちょっと恐いと思ったんだよ…」

最原「何やってたの…?」

赤松「甘皮の処理…」

赤松「これした方が良いって、天海くん言ってたから…」オロオロ

赤松「…あ、ささくれ」ビリッ

最原「痛っ!」

赤松「ごめんね…、なんか思ったより大物だったねこれ…」

春川「……」

赤松「ううっ、冷ややかな視線…。春川さんの私への印象が悪くなったみたい…」

最原(女子に手を握られているシチュエーションなのに、どうしてこんなに物理的苦痛を伴うのだろうか…)

最原(これは冗談じゃなく、本当にいずれ爪が剥けてしまうのでは…?)

赤松「乾燥してるみたいだし、とりあえず保湿しとくね」ヌリヌリ

最原「…しみる…」

春川「ちょっと赤松、何してるの」

赤松「えっ…、保湿クリーム塗ってるんだけど…」

春川「あんたは天海の何を見ていたの?」

春川「あいつは保湿クリームなんて使ってなかった」

春川「この段階はキューティクルリムーバーと水しか使ってなかったでしょ」

春川「余計な物は使わない方が良いと思うけど」

最原(よく分からないけど、女子力高そうな単語を春川さんが喋ってる…、なんか意外だな…)

赤松「と、とりあえずこれでプッシュアップの項目は終わったから、一度水で甘皮をふやかして…」水の入ったボウルに指をつけさせる

赤松「ガーゼで爪のクリーンナップをして…」ゴシゴシ

赤松「キューティクルニッパーで残りを除去っと」パチンッ

最原「いっ!?身が切れてるよっ!」

赤松「ご、ごめんね…」

春川「…天海もこれは慣れるまで難しいって言ってたし、この段階は飛ばしてもいいんじゃない?」

赤松「うん…」

最原(下処理が終わるまでに、爪の周りの皮が無くなりそうだ…)

赤松「じゃあ次は爪の表面に軽く傷をつけて…」ゴシゴシ

赤松「ダストを取り除いて…」サッサッ

赤松「ネイルクレンザーをつけて…」

最原「クレンザー…」

最原(ちゃんと爪用だよね?大丈夫だよな?)

赤松「よーし!これで下準備は終わりだよ!」

最原(やっとか…。なんか疲れた…)

赤松「ちょっと面倒だけど、この下準備をしておくと仕上がりがとっても綺麗になるんだって」

最原「…そう…」

最原(むしろ指がボロボロになった気がするよ…)

赤松「じゃあベースジェルから塗るね!」ワクワク

赤松「ふんふーん♪」ヌリヌリ

春川「…赤松、親指はまだ塗らないでしょ」

赤松「…あっ、そっか!硬化する時にジェルが流れちゃうもんね」フキフキ

最原(実験台感がほんと凄いな…)

赤松「じゃあとりあえず1回硬化だね」UVライト準備

最原「乾かすんじゃないの?」

赤松「これはマニキュアじゃないからね」

赤松「ジェルネイルはUVかLEDの光を当てて硬化するんだよ」

春川「そんなことも知らないの?ここから出たら彼女にでも聞いてみれば」

最原「……」

ーーー


赤松「よーし、完成だよ!」

最原「……」

最原(完全に実験台なので爪ごとに整合性が無く、色んな模様を描かれたり、色々ストーンを乗せられたりした…)

最原「なんか…、マニキュアってもっと時間がかかるものだと思ってたけど、最近のってこんなに早く固まるんだね」

春川「だからマニキュアじゃなくてジェルネイルだってば」

最原(違いがわからない…)

赤松「なんかお陰で上達した気がするよ」

赤松「最原くん、爪貸してくれてありがとう!」

最原「あ、うん…」

最原(…まずいな、まだそんなに時間経ってないし…)

最原「えっと、もっと練習してもいいよ?僕暇だし…」

春川「…あんなに痛い目にあって、よくまだ赤松にさせる気になるね」

春川「あんたマゾなの?」

最原「別にマゾじゃないけど…」

赤松「マゾとかじゃなくて、最原くんは優しいだけだよね」

赤松「じゃあ、折角だからもう少し練習させてもらおうかな」

赤松「自分でやる時困らないように、次は全部左手でやってみるね!」

最原「…赤松さんは今まであんまりこういうお洒落とか興味あるようには見えなかったけど、意外と好きなんだね」

春川「あんたそれ失礼だよ」

春川「よく女子にそういうこと言えるね」

最原「えっ、失礼だった…?」

最原「ご、ごめん赤松さん…」

赤松「ううん、いいんだよ」

赤松「実際そうだしね」

赤松「私は普段はお化粧も最低限しかしてないし…」

最原「え?化粧?赤松さんはすっぴんだよね…?」ジーッ

赤松「えっ…」

春川「……」

ーーー


最原(散々爪をいじり倒された…)

最原(爪が悪くなってそう…)

食堂のドアガチャッ

王馬「あっれー!3人で何してるの?」

最原(やっと1部屋終わったのか…)

赤松「最原くんの爪借りて遊ばせてもらってるんだよ」

モノタロウ「最原くん、爪大変なことになってるね」

キーボ「まるで凶器ですね」

最原(王馬くんは何でキーボくんを連れてるんだろう…?)

王馬「じゃあ1杯お茶飲んだら次行こっか、キー坊」

キーボ「えっ、あ、はい…」

最原(次ってことは、春川さんの部屋からは首謀者になりえるような物は何も出てこなかったのかな)

最原(…キーボくんを連れてる理由は後で訊くか…)

赤松だけなら出口探しとかで引き止められるか…?

ーーー


最原(その後も爪を犠牲に、なんとか時間をもたせることが出来た)

最原(王馬くん達もまた食堂に戻ってきて明らかに僕待ちしてるし、キリが良くなったら切り上げて次アンジーさんの所に行かないとな…)

赤松「よーし、でーきたっと」

春川「何この抽象的な模様は」

赤松「ショパンをイメージしてみたんだよ」

最原「ショパン…」

最原(どうショパンなのか、よくわからない…)

赤松「じゃあ次はどうしようかなー」

最原「あ、あの、ちょっとそろそろ爪普通に戻したいんだけどいいかな」

赤松「あ、ごめん。結構何時間も遊んじゃってたね…」

春川「お昼時だし、丁度いいんじゃない」

赤松「じゃあ遊ばせてくれたお礼に、私がお昼作るよ!」

最原「あ、折角だけど今お腹すいてないからいいよ」

赤松「そう?」

最原(赤松さんに料理は作らせられないし、時間が惜しいからね…)

最原(僕は爪を落とすと、食堂を後にした)



ー廊下ー


王馬「終一ちゃーん」スタスタ

キーボ「モノパッドのマップによると、アンジーさんは寄宿舎の自室に居るみたいですよ」スタスタ

王馬「まずは連れ出さないとね」

最原「…何で当然のようにキーボくんも居るの?」

キーボ「…ここ廊下ですけど、ここで喋っても大丈夫ですかね?」

王馬「終一ちゃんには後で教えてあげるから、とりあえず寄宿舎行こっか」

最原「う、うん…」

最原「とりあえず、春川さんではなかったってことでいいんだよね?」

王馬「多分ね」

最原「そっか、良かった…」

最原「赤松さんも違うんだよね?」

王馬「うん、暫定だけど」

最原「彼女たちは信じれるんだね、本当に良かったよ」



ー寄宿舎ロビーー


王馬「3人は終わらせときたいよね、今日は」

キーボ「女子の部屋を捜索するなんて、あまり気は進みませんけどね…」

モノタロウ「丁度お昼時だし、アンジーさんをご飯に誘ったらどうかな?」

最原「さっき赤松さん達に『お腹すいてない』って言っちゃったけど…、まあ、いいか…」

王馬「じゃあオレ達、寄宿舎の外に居るからねー」スタスタドアガチャッ

最原「さて…」ピンポーン

最原「……」ピンポーン

最原(…あれ?居るんだよね?)モノパッドマップチェック

最原(居るみたいだけど…、寝てるのかな?)ピンポピンポーン

アンジー「もー、神さまがうるさいって言ってるよー!」ドアガチャッ

最原「ご、ごめん…。寝てた…?」

アンジー「寝てないよー」

アンジー「神さまが作品を作ってたから、アンジーは体を貸してたんだよねー」

最原(何言ってるのか、よく分からないけど…)

最原「作品制作してたってことだね」

最原「でもそろそろお昼時だし、一度休憩にしたらどうかな?」

アンジー「でもでもー、今ちょっとキリが悪いんだよねー」

最原「アンジーさん何か食べたい物ある?」

最原「今から僕もお昼だから、このタイミングでお昼行くなら僕作るけど」

アンジー「えっ!ほんとー?」

アンジー「じゃあアンジーお昼ご飯食べるよー!」

アンジー「ちょっと待っててねー」ドアパタンッ

最原(ご飯に釣られてくれて良かった…)

最原(後はご飯の後適当に駄弁ってれば、時間潰れるよね…)

アンジー「準備オッケーだよー!」ドアガチャッ

アンジー「んー、終一に何作ってもらおっかなー」鍵掛け

最原「…あんまり難しくない物だと嬉しいけど…」スタスタ



ー食堂ー


赤松「あれ?最原くん、お昼食べないんじゃなかったの?」

最原「いや、なんか…、さっきは赤松さんに頼むとろくな事にならなそうだなと思って、つい断っちゃったんだよね」

赤松「むうっ、酷いなぁ…」

春川「正解だよ、それ…」

アンジー「ねえねえ、これどうしたのー?」

赤松「電子レンジが爆発しちゃって…」床フキフキ

春川「何が『ゆで卵なら出来るから!』だよ…」床フキフキ

赤松「おっかしいなぁ…」

赤松「前にテレビで、電子レンジでゆで卵が出来るってあったんだよね」

本日終了です、ありがとうございました


>>88
そういうのでも良かったですね

誤魔化すためとはいえ赤松に辛辣な最原で笑った

割とみんな互いに対して辛辣よな

本編でもわりと最原は毒舌だからなw
赤松と春川が仲良しで和む

面白いです

暗殺者だけど、春川には女子力がある……?
こちらは元の春川のスペックかもしれないな。
実は元の春川は普通に女子力が高い女子で黒幕はギャップを狙ったのか暗殺者にしたのかも


つむぎの発言が本当か不明だけど、本当に平和なら現実にありえない才能とか入れた可能性もある
終盤のあのコメントとか見ると論理狂ってそうだし、キーボは軍事用の奴を実験で入れられたりしてね

意外と赤松も「茶柱さんいい加減その口縫い付けちゃうよ(うろ覚え)」的なこと言ってるし、わりとバッサリ言うタイプ

投下再開します
ストーリーに関わるかもしれない部分のコメ返しはできませんのでご了承下さい


>>95>>96
ラブラブな最赤他は前作散々書いたから多少はね?

>>97
発売前赤松ちゃんと春川さんに夢見てたから、仲良しな描写入れたかったんですよね

>>98
ありがとうございます

>>99
春川さんは髪にシュシュつけたりミニスカサイハイだったりピアス開けたりと、意外とお洒落さんだから性格に反して女子力ありそうだなと思いました

>>100
そういえばそんなことも言ってた気がしますね
シリーズで1番バッサリ言わない主人公は日向かな…?

最原「水を入れてなかったんじゃない?」

最原「卵だけだとダメだよ」

赤松「そうなんだね」

赤松「よーし!じゃあ次は水を入れて再チャレンジだね!」

春川「赤松、厨房に立つのやめなよ…」

赤松「えぇっ…」

最原「ていうか、なんで春川さんと床まで卵まみれになってるの?」

最原「普通、電子レンジ内だけの惨事で済むと思うけど…」

春川「電子レンジが回ってる途中で私が異変に気づいて開けたら、そのタイミングで丁度爆発しちゃったんだよ」

最原「なるほど…」

アンジー「なるなるー、大変だねー」

アンジー「じゃあ終一ー、アンジー達もご飯作ろっかー」

最原「いや、流石に片付け手伝ってあげようよ…」

アンジー「主は言いました…、これは当事者の問題だと…」

最原「アンジーさんは食堂の方に座って待ってていいからさ、僕は片付けを手伝うよ」

赤松「ありがとう最原くん…」

ー寄宿舎ロビーー


キーボ「ま、まだなんですか?」周りキョロキョロ

王馬「急かさないでってば」鍵開けカチャカチャ

王馬「よし、開いた」ガチャッ



ーアンジーの個室ー


王馬「さて、と…」鍵閉めスタスタ

キーボ「アンジーさんの部屋は物が多いですね…」スタスタ

王馬「丸太だの絵の具だのが転がってるね」

王馬「モノタロウも気をつけてね」

モノタロウ「うん!」トコトコ

王馬「お、これはアンジーちゃんの絵かな?」布がかかったキャンパスを見る

王馬「オレこう見えても、昔は芸術家目指してたんだよね―!」

キーボ「はいはい、嘘ですね」

王馬「というわけで、拝見しまーす」布ペラッ

王馬「」バターン

キーボ「!!!!!????」

モノタロウ「お、王馬クン…?」

キーボ「まさかこの部屋に毒が…!?」

キーボ「……いえ、そのようなものは検知できませんね…」

モノタロウ「王馬クン、大丈夫?」ユサユサ

王馬「うーん……はっ!」

王馬「オレは一体何を…?」ムクリ

キーボ「だ、大丈夫ですか…?」

王馬「確かさっきアンジーちゃんの絵を見て…」チラッ

王馬「」バタッ

キーボ「王馬クン!!????」

モノタロウ「王馬クンどうしたのかな…?」

キーボ「よくわかりませんが、寝不足だったり疲労が蓄積でもしているのでしょうか…?」

ああ、ロボットにはわからないのか

>>101で言ってる前作ってなに?
他に書いてるSSできたら教えてほしい
酉でググっても分からなくて

キーボ「とりあえず、王馬クンは休ませた方がいいかもしれませんね」

キーボ「流石に女子であるアンジーさんの部屋のベッドに彼を寝かせるわけにもいきませんし…」

キーボ「致し方ありませんね、ちょっと王馬クンを自室に置いてきますね」おんぶする

キーボ「この部屋はボク達だけで探索し、時間が来るか探索が終わったら鍵をかけてもらうためにまた彼を呼びましょう」

モノタロウ「うん、仕方ないね」



ー食堂ー


アンジー「あとあとー、アンジーの島では寂しい時には家の戸に鎌を刺しておくと、みんなが慰めにきてくれるんだよー」

最原「へぇ…」

最原(アンジーさんの島の話を聞きながら適当に相槌してるだけで、結構時間が潰れてていい感じだな)

最原(テーブルに置いた手持ちの時計を確認すると、そろそろ見張り交代の時間が迫っていた)

最原(例え探索が中途半端でも、そろそろ王馬くん達には戻ってきてもらわないとな…)

最原(……まだかな)

>>108
トリップ変えてるんです、検索にひっかからなくてすみません
今作が終わったら以前のトリップ付けて宣伝しようと思ってましたが、前作は性転換ライトです

ガチャッ

最原(あ、キーボくん王馬くんモノタロウが食堂に来たね…)

最原(王馬くんはそのまま厨房に行ったね)

最原(見張り部屋に持ち込むお昼ご飯でも作るのかな)

アンジー「聞いてるー?終一ー」

最原「あ、ぼーっとしてごめん。聞いてるよ」

キーボ「何話してるんですか?ボクにも聞かせてください」席に座る

アンジー「アンジーの島の風習を終一が知りたいって言うから、色々話してたんだよね―」

アンジー「今は島の結婚式の話してたんだよー」

キーボ「結婚式ですか…」

最原「あ、キーボくんは確かにロボットだけど、招待される側になることはありえると思うよ」

キーボ「フォローするように見せかけてロボット差別してますよね?」

アンジー「だいじょぶだよー!」

アンジー「アンジーの島に来れば、キーボは結婚式で新郎でも新婦にでもなれるよー」

キーボ「アンジーさんの島は、ロボット差別しない素晴らしい島ですね」

最原(ロボットが結婚式を挙げても良いなんて、意外と未来に生きてる島なんだな…)

最原(…アンジーさんの島の人で、キーボくんと結婚してくれる人が居るか知らないけど…)

王馬「何、キー坊結婚するの?」スタスタ

キーボ「あ、そういうわけじゃないんですけどね」

王馬「だよねー!ロボットと結婚したいなんて人居るわけないもんね!」

キーボ「居ないかどうかなんてわからないじゃないですか!ロボット差別ですよ!」

アンジー「そだよー、キーボが生身だったら結構いいかもって神さまも言ってるよー」

キーボ「…あれ?神さまロボット差別してないですか…?」

アンジー「えー?そうかなー?」

最原「まあ、生きてないから仕方ないよね」

キーボ「…敵しか居ませんね、ここには」

モノタロウ「オイラが味方になるよー!」

キーボ「やはり持つべきものはロボ友ですね」

王馬「ねえ、そろそろ…」

最原「そうだね」

最原「じゃあアンジーさん、島の話面白かったよ。ありがとう」席ガタッ

アンジー「またいつでも話すよー」

最原「ありがとう、それじゃあね」モノタロウを抱える

モノタロウ「アンジーさんキーボクンまたねー」

王馬「キー坊、明日も宜しくね!」

キーボ「明日もですか…。わ、わかりました…」

アンジー「キーボは王馬と何してたのー?」

キーボ「あ、部屋でボードゲームをしてただけですよ」

アンジー「なるなるー」

性転換ライトのSS大好きでした!応援してます

ー隠し通路ー


最原「ねえ、アンジーさんはどうだった?」スタスタ

王馬「アンジーちゃんかぁ…、ちょっとよくわかんないかな」スタスタ

最原「やっぱり時間が足りなくなって、探索しきれなかったってことかな?」

王馬「まあ、それもあるけど…」

王馬「…オレ、アンジーちゃんの部屋全然探索できなかったからキー坊の評価しか聞いてないんだよねぇ」

最原「あれ、何かあったの?」

王馬「実は探索しようとしたら、突然UFOにキャトられちゃったんだよ!」

最原「室内でUFOが出てくるわけないだろ」

王馬「あれ?UFOの存在は信じてるんだ?」

最原「信じてるわけないだろ、ああもう…」隠し通路の扉ウィーン

ーマザーモノクマの部屋ー


天海「あ、来たっすね」

百田「……」

最原「2人ともお疲れ様」

最原「…百田くん、なんかちょっと顔色悪いね…?大丈夫…?」

天海「ああ、何か風邪引いちゃったみたいで…」

モノタロウ「えっ!それじゃあ今日はお泊まり会できないね」

王馬「今日もするつもりだったんだ」

モノタロウ「賑やかで楽しかったからねー」

百田「オレは今日は自室で休ませてもらうが、オレのことは気にしなくていいからやってくれていいぜ」

王馬「じゃあ今日は鉄板の枕投げでもする?」

最原「僕そういうキャラじゃないから…」

最原「まあそういうことなら解斗くん、今日はちゃんと薬を飲んで休んでね」

百田「ああ…」

天海「東条さんに頼んで、夜ご飯は胃に優しい物作ってもらうっすかね」

百田「…そうだな」

王馬「体調悪いならとっとと休んでくれば?」持ち込んだサンドイッチもぐもぐ

百田「言われなくてもそうするさ」スタスタ

天海「部屋まで付きそうっすよ」スタスタ

天海「風邪薬は俺が倉庫で探しとくんで、ゆっくり休んでほしいっす」隠しドアウィーン

最原「…大丈夫かな…」

王馬「風邪なら、ちょっと休んでればすぐ治るでしょ」

最原「うん…」

最原(さて…、入間さんは今日もマザーとにらめっこしてるね)

最原(彼女は作業に集中する為にヘッドホンをしてるし、このまま話しても大丈夫だね)

最原「とりあえず、女子部屋の話の詳細を聞いてもいいかな?」

王馬「あ、やっぱり気になる?」

王馬「もー、終一ちゃんってば変態だなぁ!」

最原「とりあえず、さっきのアンジーさんの部屋が探索できなかったっていう件についてちゃんと知りたいんだけど」

王馬「だから、突然スナイパーに命を狙われてそれどころじゃなかったって言ったじゃん」

最原「UFOはどこに行ったんだよ…」

王馬「UFO?室内にUFOが出てくるわけないじゃん」

最原「ああもう、埒が明かないな…」

最原「モノタロウ、何で王馬くんはアンジーさんの部屋を探索出来なかったの?」

モノタロウ「部屋に入ってすぐ気絶しちゃったんだよね、2回」

王馬「っていう嘘をモノタロウに仕込んでおきました―!」

モノタロウ「あれ?そうだったっけ…?」

モノタロウ「これ王馬クンの嘘だったんだっけ…?」

モノタロウ「オイラわかんなくなってきたよ…」

最原「まさか毒ガスか睡眠ガスでも部屋に仕掛けられてたりしたの…?」

王馬「いや、キー坊もモノタロウもそういうのは感知できなかったって言ってるから、別の原因だと思うよ」

最原「やっぱり倒れたんだ」

王馬「あ、余計な情報だから教えないほうが良いと思ったオレの親切心を踏みにじったね!?」

最原「余計な情報かどうかは僕が判断するから、勝手に情報の取捨選択しなくていいよ」

最原「下手に嘘つかれた方が面倒くさいし」

王馬「そっちだって、オレに何でもかんでも教えてくれるわけじゃない癖に」

最原「何のこと?」

王馬「デスロードのこと、キー坊に聞いたんだからね」

最原「そうなんだ」

王馬「別に教えてくれても良かったんじゃないの?」

最原「だって訊かれなかったし」

王馬「…………」

最原「アンジーさんの部屋が調べられなかった理由は、まあわかったよ」

最原「貧血か何かじゃないかな?」

最原「じゃあ次の質問だけど、どうしてキーボくんも探索に参加してるの?」

王馬「スヤァ…」

最原「今寝ると夜寝れなくなるよ」ユサユサ

王馬「えー?何か言ったー?」

最原「キーボくんが女子部屋の探索に参加してる理由を知りたいんだけど」

王馬「ぐーすかぴー」

最原「モノタロウ知ってるよね、教えてくれるかな?」

モノタロウ「えっと、王馬クンが最初に春川さんの部屋の鍵を開けてたら、たまたまキーボクンに見つかっちゃっったんだよね」

最原「いきなり見つかっちゃってたんだ」

王馬「……」サンドイッチモグモグ

キーボって視聴者のアンケートだけじゃなくって、チーダンからの強制介入もできるよね
場合によっては敵になるか?
味方になってくれたら見張りに眠らないロボットは最適だね

ー回想ー


王馬『……』鍵開けカチャカチャ

キーボ『あっ!王馬クン、何してるんですか!?』

王馬『あ、やべっ』解錠ガチャッ

キーボ『そこは春川さんの部屋ですよね!?』

王馬『それが、春川ちゃんにパシられちゃったんだよね!』

王馬『部屋に忘れ物したから取ってこいって…、ほんと人使い荒いよねー』

キーボ『それなら鍵を渡すはずでしょう!』

キーボ『春川さんに報告してきますね』スタスタ

王馬『キー坊、ちょっと』腕グイッドアガチャッ

キーボ『ちょっ、何で春川さんの部屋に押し込めるんですか!?』

キーボ『ま、まさか目撃者であるボクを殺すつもりですか…!?』

王馬『ロボットの場合、”殺される”じゃなくて“壊される”じゃないの?』ドアパタンッガチャッ

キーボ『このことは言いませんから殺さないで下さい…!』

王馬『ちょっと!オレを殺ロボット鬼みたいな言い方しないでよ!』

キーボ『殺ロボット鬼ってなんですか!殺人鬼じゃダメなんですか!?ロボット差別ですよ!』

王馬『とりあえず、春川ちゃんの部屋を開ける必要があったマリアナ海溝より深いワケを聞いてよね!』

キーボ『嘘ですね』

王馬『まだ何も言ってないよね、バラすよ?』

キーボ『ちゃんと聞くので、殺さないでくださいよ…?』

王馬『キー坊のことを信じて教えるけど、これは首謀者を暴くための行動なんだよね』

キーボ『首謀者を…ですか…?』

王馬『首謀者なら、自分の部屋にそれっぽい物の1つや2つあってもおかしくないでしょ』

王馬『だからそれを探すために、終一ちゃんにも協力してもらって部屋の主を引きつけてもらって、その間にオレが部屋の中を探してるってわけ!』

キーボ『そんなこと言って、本当は春川さんの下着でも盗もうとしてるんじゃないんですか!?』

モノタロウ『王馬クンの言ってることは本当なんだよ』

キーボ『そうですか、それは失礼しました』

王馬『あのさぁ…』

ここの王馬くんそんなにキャラ変わってないのにサイコパス原とマッド赤松がいるせいか苦労性に見える

キーボ『ロボットが理由無く、王馬クンの嘘を支持するわけないですからね』

キーボ『ですが…、何らかの脅しを受けて王馬クンに言わされてる可能性が無くもないですね…』

王馬『キー坊の中のオレはどんだけ悪党なんd……いや、確かにオレは悪の総統だけど』

王馬『仕方ないなぁ…、じゃあ疑ってていいよ!』

キーボ『は?』

王馬『オレのこと見張ってなよ!下着なんて漁らないからさ!』

王馬『ていうかクローゼットの中見るのは流石に抵抗あったし、丁度いいからキー坊がそっち見てよ』

キーボ『えっ!?』

王馬『何か首謀者の物っぽい怪しい物があったら呼んでねー』ベッドの下捜索開始

キーボ『いやっ、ボクも女子の部屋のクローゼットを開けるのはっ…!』

王馬『ロボットの癖にいっちょ前に、思春期の人間のフリなんてしないでよねー』ガサガサ

キーボ『またロボット差別ですか!』

ー回想終了ー


モノタロウ「そんな感じで、そのままズルズルと成り行きで探索に協力してもらってたんだよ」

最原「なるほどね」

最原「まあキーボくんは性別不明だけど女子トイレに行く用事は間違いなく無いし、多分首謀者じゃないからいいんじゃないかな」

最原「人数が多い方が探索も早く終わるしね」

王馬「もー、モノタロウが居たから何言っても嘘もつけないし、つまんないよぉおおおおおおおお!うわああああああん!!」

最原「つかなくていいから」

王馬「まあ、そんな感じだよー」

王馬「明日はまたアンジーちゃんの部屋からやるからね」

最原「アンジーさんからだね、わかったよ」

王馬「部屋内があんまり変化ないようだったらまあ、すぐ終わると思うよ」

王馬「茶柱ちゃんの部屋まで行けたらいいんだけどねー」

王馬「せめて白銀ちゃんの部屋までかな」モグモグ

最原「東条さんと入間さんが首謀者の確率はかなり低いから、上手く行けば明日には首謀者が判明するんだね」

王馬「何度も言うけど、部屋にそういう物があったらだからね」

王馬「常に持ち歩いてたら知らないよ」

最原「でも、図書室の隠し部屋のカードキーなんて追加された校則がある以上不要な物だし、携帯はしてないんじゃないかな?」

王馬「オレもそう思ってるけどね」

最原「そういえば、もしそういう物を見つけたらどうするの?」

王馬「どうするとは?」

最原「取ってくるのか、そのまま確認だけして戻すのかってことだけど…」

最原「もし取ってきたら首謀者にバレたらちょっと危ないかもしれないし、でも確認だけして戻したら、首謀者を問い詰める段階でしらばっくれられて、証拠品の確認に部屋に行ったら配置がたまたま変わってて…ってなったら困るじゃないか」

王馬「ああ、そういうこと」

王馬「オレもちゃんとその辺りのことは考えてるから安心していいよ」

王馬「はい、使い捨てカメラ〜」ズボンのポケットから取り出す

王馬「これで隠し場所と証拠品をバッチリ撮影するつもりだよ!」

王馬「で、いざ首謀者を追い詰めるぞってなったら、直前に証拠品を取ってくるつもりだよ、予定では」

最原「なるほどね」

最原「ちなみにカードキーじゃないにしろ、何か怪しい物や用途不明な物は見つからなかったんだよね?」

王馬「見つかんなかったってば」

王馬「何か見つけたら言うよ」

最原「うん、ちゃんと隠さずに言ってね」

王馬「その言葉、そっくりそのまま返すよ」

最原「別に僕は何も隠してないだろ」

王馬「そうだね!訊かなかったオレが悪かっただけだもんね!」

最原「そうだよ」

王馬「……」

流石ロ差三銃士筆頭にしてサイコパス原だ
自分のことはナチュラル棚上げ

本日終了です、ありがとうございました


>>107
ロボットだからね、仕方ないね

>>115
ありがとうございます!

>>122
チーダン考えるとキーボ地味に恐いですね
確かに充電ずっとできたら寝なくていい(?)から見張りには良さそうですね

>>125
マッド赤松はともかく、最原はドライ原を目指してたらいつの間にかサイコパス原になってしまいましたね…
元々ファッションキチなだけの王馬には苦労性キャラがよく似合います

>>130
とうとうサイコパス原の呼び名が定着してしまいましたか
サイコパス原は大体自分のことしか考えてないから仕方ないですね

ドライ原というかキツイ原というかロボ原というか。

白銀ちゃんは百田の次にチョロそうとか思ってたけど、
最原はチョロい(百田以外にチョロいとは言っていない)だし、
人選間違ってるわ

ロボ友
キーボとモノタロウは仲良くなりそう

またアンジーが書いた絵で気絶しそうな展開になりそう……
キーボはキチンと王馬が気絶した状況を説明すべき

投下再開します

※今回から、キューブダンガンロンパREDの設定のネタバレを少し含みます※
ギミックの謎解き自体のネタバレは含まない予定ですが、今後なぞともに行く予定のある方はご注意下さい




>>132
とうとうロボよりロボっぽい人間扱いされる最原…


>>133
白銀「わたしの中のチョロい度は敬称略、百田>入間>>>最原>天海>王馬>>東条、って思ってるよ」

白銀「天海くんは一応前回の生き残りだし、王馬くんはあんなんだし、東条さんは完璧だしね…」


>>134
キーボ「正直、周りがロボット差別しまくってるので、本気で心の友になりそうです…」


>>135
王馬「キー坊は人間への気遣いが足りないから、鉄屑って言われても仕方ないよねー」

王馬「…じゃあまあ、他は特に報告することないから」

最原「そう」

王馬「それじゃオセロでもしよっか!」

最原「またオセロ?飽きてきたなぁ…」

王馬「そんなこと言ったって遊ぶ物少ないし、仕方ないよね」ガチャガチャ

王馬「今日はハンデつけないからね!先攻どうぞー」

最原「えっ、あ、うん」パチパチ

王馬「よーし、オレ色に染め上げちゃうよ!」パチパチ

最原(王馬くんが全力出してきて、ボロ負けした…)

ーーー


王馬「さて、もう一戦しよっか!」片付けカチャカチャ

最原「いや、遠慮しておくよ…」カチャカチャ

王馬「どうして?まだ時間はたっぷりあるよ!」

最原「あんなにボロクソやられて、流石に続ける気起きないよ…」ハァ…

王馬「えー?いっぱい時間あるじゃん!もっと遊ぼうよー!」

最原「真宮寺くん今どんな感じかな?」監視モニターチラッ

モノタロウ「オイラがずっと見てたけど、特に問題ないよ」

王馬「だってさ!」

王馬「オセロが嫌なら次は何する?」

最原「…ここでもDVDとか見れたら暇が潰せるのにね」

王馬「まあ見れないから仕方ないよね」

最原「じゃあ僕は本でも読むよ」

王馬「オレともっと遊んでよ!全然いじめ足りないんだけど!」

最原「いじめてたんだ…」

入間「おい、てめーら!」

最原「ん?」

最原「入間さん、どうしたの?」入間に歩み寄る

入間「マザーモノクマ内データの暗号化された文章の一部の解読が、やっと完了したんだけどよ…」

王馬「首謀者の正体でもわかった?」

入間「いや、それは解析中で今はまだわかんねーよ」

王馬「なーんだ」

入間「しかたねーだろ!めっちゃ頑固なんだよコイツ(暗号・セキュリティ)!」

最原「で、何があったの?」

入間「第52回目のコロシアイについての記録が出てきたぜ」

最原「ご、52回目!!?」

王馬「このコロシアイは今回が初めてじゃないってこと?」

入間「マザーによると、そうみてーだな」

入間「今出てきたのは、その52回目のコロシアイで起こったっていう、早見弓子の殺人事件の情報だけなんだがよ」

王馬「誰?」

入間「データによると、超高校級の泥棒らしいぞ」

王馬「超高校級の泥棒」

最原「総統よりは現実的な才能だと思うよ」

最原「そう思いはするんだけど…、泥棒なんて才能がギフテッドに選ばれるとは思えないよね」

王馬「まあオレなんて総統だし、星ちゃんはテニスプレイヤーだけど死刑囚だし、多少はね?」

最原「政府どうなのこれ」

最原「いやまあ、それは置いとくとして…」

最原「その早見さんっていう人が超高校級の才能を持っているとすると、もしかして他の参加者も超高校級って可能性もあるよね…?」

王馬「えー?超高校級持ちがそんなにホイホイ居てたまるかっての」

入間「それが居たみてーだぜ」

王馬「うそぉ…」

入間「早見の死体が発見された現場は、超高校級の冒険家の研究教室ってあるからな」

最原「超高校級の冒険家か…」

天海にーちゃん、どう見ても冒険者らしくねーもんな
研究室は生存者用になっているし

王馬「研究教室が用意されてるってことは、オレ達のこの状況とほぼ同じ感じってことかな?」

最原「仮にその52回目の参加者が僕らと同じ16人だとすると…」

最原「…待って、やっぱりおかしいよ」

最原「僕は超高校級が16人行方不明になった事件なんて、今までの人生で聞いたことないよ」

王馬「オレも聞いたことないよ」

王馬「もしそれが本当なら、ニュースで話題にされてそうなものだよね」

入間「じゃあこの情報は何だってんだよ」

王馬「首謀者がマザーに仕込んでおいた虚偽の情報とか?」

入間「このマザーモノクマに辿り着くまで、どれだけ手間がかかってると思ってんだよ!」

入間「隠し扉を発見してこじ開けるか、隠し通路を見つけて辿り着くしか、マザーを弄れるに至る方法はねーんだぞ!」

入間「それにこいつはここの生徒の中ではオレ様にしか解析できねーのに、オレ様がここに来る可能性なんてどれだけあるかわかんねーしな」

王馬「ここが明らかになる前に、キミが死んじゃってる可能性だってあるわけだしね」

入間「え、縁起でもないこと言うのやめてよぉ…」

最原(…マザーモノクマにある情報は本当にフェイクなのか?)

最原(もしそうなら、どうしてそんなことを…)

最原(僕らを混乱させるためか…?)

最原(仮に、その52回目で少なくとも2人の超高校級がコロシアイに参加させられてたことが本当だとすると、何故かそれがニュースで報道されてないってことになるけど…)

最原(その52回目のコロシアイが本当にあったとすると、僕らのこのコロシアイは最低でも53回目ってことか…)

最原(…53回…)

最原(それまでに参加させられた人達は膨大な人数に及ぶと思うんだけど、こんなことをする犯罪組織が何故未だに捕まらないのだろうか…)

最原(やっぱり、この52回目のコロシアイの情報自体がフェイクな可能性が高い気がする…)

最原「考えてみたけど…、やっぱりその『52回目のコロシアイ』に関する情報の一部は、首謀者が仕込んだフェイクじゃないかな?」

最原「だって、第1回目、2回目ならまだ分からないこともないけど、52回目って…」

最原「コロシアイに参加させられた人が多すぎるじゃないか」

王馬「その52回目のコロシアイが本当にあったとして…、最初からこのスタイルのコロシアイじゃなかったかもしれないよ?」

王馬「ほら、今では完全にサスペンスデスゲームにされてるけど、当初は違うスタイルのゲームで人数も少なくて、つい最近のナンバリングでこういうスタイルになったとか?」

王馬「むしろ最初はSAWとかのジグソウスタイルで、1人相手のデスゲームだったり?」

最原「うーん…。最初がそんななら最早別のゲームって感じだから、ナンバリングしないと思うけど…」

王馬「FFだってナンバリング毎に違うし」

入間「真相はわかんねーけど、まあ解析が進めばもっと色々情報が出てくると思うぜ」

入間「セキュリティが厳重すぎて、すげー時間かかるけどな」

最原(入間さんが首謀者の情報を掴む前に、王馬くんが先に女子部屋の探索で首謀者の証拠を見つけるかもしれないな…)

最原(それに、マザー内の情報がフェイクの可能性は充分あるし…)

最原(…でも一応、頭の隅に置いておこうかな)

最原(超高校級の泥棒と、超高校級の冒険家か…)

最原「…ねえ入間さん、ちなみにその早見弓子殺しの事件はどうなったの?」

入間「んー…、犯人の名前や才能や動機なんかの部分はまだ解読できてねーけど、一応ちゃんと解決したらしいぜ」キーボードカタカタ

最原(52回目の参加者達は、その裁判を無事乗り切ったってことか…)

入間「事件の調査中に犯人が判明して、その後の学級裁判が一瞬で片がついたんだとよ」

入間「参加者の中に、超高校級の探偵でも混じってたんじゃねーの?」

最原「探偵の才能持ちが僕の他にも居るだなんて、聞いたことないけど…」

王馬「犯人が大間抜けで、証拠残しまくりとかだったんじゃないの?」

入間「かもしれねーな」

最原「そもそも素人の犯した殺人なら、頭のいい人間相手にすると見透かされるだろうしね」

入間「こいつ暗に自分のことを頭がいいアピールしてんな」

王馬「ていうか素人じゃない殺人ってなんだよ」

入間「プロの殺人ってことだな」

入間「つまり暗殺者か!暗殺者が殺人をしたらオレ様達は詰むってことだな」

王馬「暗殺者なんて超高校級に認定されるわけないでしょ、ここ日本だよ?」

入間「だよな、それに高校生が暗殺者はねーよな」

最原「仮に暗殺者の超高校級が居るとしたら、総統の超高校級にそんなこと言われたくないと思うよ」

入間「そもそも総統の才能ってなんだよ!嘘くせーな」

王馬「嘘じゃないよ?オレは本当に超高校級の総統なんだよ!」

最原(どうだか…)

最原(その後も入間さんは解析を続けたけど、結局あまり捗らなかったようだ)

実際、暗殺者は今のコロシアイに居るけど……
俺たちも事情を知らなければ、彼女を暗殺者だとは思わないだろうな

ー22時ー


最原「……よし、できた」カチャッ

王馬「おー、やるじゃん」

王馬「かなり早く開けることができるようになったね」

王馬「泥棒の才能あるんじゃない?」

最原「いらないよ、そんな才能」

最原(何故か王馬くんに南京錠のピッキングの仕方を教わった…)

最原(鍵式とダイヤル式、両方開けられるようになった…)

最原(別に覚えてて損はないけどさ…)

王馬「今度は誰かの部屋のドアでやってみない?」

最原「ピッキングしてるところなんて、誰かに見られたらまずいからやらないよ…」

最原「それじゃあこれ、返すよ」つピッキングツール、南京錠

王馬「終一ちゃんが少し悪に身を染めた記念に、それあげちゃうよ!」

最原「でもこれが無かったら、明日の調査出来ないんじゃない?」

王馬「もう1セットあるから大丈夫だよ」

最原(何で幾つも持ってるんだ…)

最原「じゃあ貰うよ」ポケットにしまう

地味に王馬とも仲良くなってきてるなあ

東条「ごめんなさい、遅くなったわ」スタスタ

王馬「……それ何?」

東条「これは抱き枕よ」無地紺色抱き枕抱え

王馬「いや、見ればわかるけどさ」

最原「朝に僕が東条さんに作ってほしいって依頼したんだよね」

最原「昨日解斗くんのいびきが煩かったからさ、彼に使ってもらおうと思って」

最原「抱き枕があると、いびきや無呼吸の改善に繋がるんだよ」

王馬「へぇ」

東条「百田君用って聞いたから、大きめに作っておいたわ」つ抱き枕

最原「ありがとう、渡しておくね」

最原「と言っても解斗くん今風邪引いてるし、この後部屋に行って寝てたら申し訳ないな…。いつ渡せばいいかな…」ハァ…

王馬「今日はハンバーグだね」お弁当カパッ

東条「チーズインデミグラスハンバーグよ。はいお茶」コトッ

ーーー


王馬「…っていう情報が、マザーの解析からわかったらしいよ」デザートモグモグ

東条「なるほどね…」

最原「この情報は、首謀者が仕込んだ罠じゃないかなと僕は思ってるけどね」

東条「そうね…。でもまだなんとも言えないわね」

最原「信じてるの?」

東条「少しでも可能性があれば、考慮した方が良いと思ってるだけよ」

東条「勿論、私もそんなニュースは聞いたことないけどね」

最原「まあこれだけじゃまだ情報が少なすぎるよね」

東条「そうね、残りの解析を待ちましょう」

王馬「じゃあデザートも食べ終わったことだし、コイツ起こしてまた働かせよっか」

王馬「おーい!朝だよー!!」耳元で大声

入間「……!あっ、朝だぁ!?やべえ!見張りの時間起きてられなかった!」ガバッ

最原「今22時だから大丈夫だよ」

入間「嘘かよ!驚かせやがって!」

王馬「朝ならオレがこの部屋に居るわけないよね?」

入間「そんなん起きてすぐに判断できっかよ!」

王馬「じゃあオレ達は寄宿舎に帰ろっか」モノタロウ抱え

最原「そうだね」抱き枕抱え

東条「最原君、王馬君、モノタロウ、見張りお疲れ様」

モノタロウ「ばーいくまっ!」手フリフリ

最原「おやすみなさい東条さん」スタスタ

王馬「おやすみー、東条ちゃん&肉便器ー」スタスタ

入間「肉便器……いや、呼んでくれただけサイコ原よりマシなのか…?」



ー寄宿舎ロビーー


最原「寝てたらどうしよう…、起こすことになるよね…」百田の部屋の前うろうろ

王馬「明日の交代の時渡せば?」

最原「あ、そうだ。王馬くん、ピッキングで解斗くんの部屋開けてよ」

王馬「は?」

最原「これこっそり置いてくるから」

王馬「終一ちゃん面白いこと考えるね!」

王馬「普通そんな発想にはならないから、イタズラの演出の参考になるなー!」

ガチャッ

赤松「あれ…?2人とも、こんな時間に百田くんの部屋の前で何してるの?」

最原「赤松さんこそどうしたの?」

赤松「私はちょっと眠れないから、外に涼みに行こうと思ってたんだよね」スタスタ

赤松「それで、そっちは?」スタスタ

最原「えっと、実は解斗くん今風邪を引いてて…」

赤松「えっ!百田くんが風邪!?」

赤松「そういえばお昼の出口探しの時に見かけなかったし、夜ご飯の時食堂でも見かけなかったけど、まさか風邪だったなんて…」

赤松「大丈夫かな!?お見舞いしなきゃ!」ピンポピンポピンポーン

赤松「百田くん大丈夫!?」ドアドンドンドンドンピンポピンポーン

最原「赤松さん!やめて!!寝てたら迷惑になるから!」

最原「こっそりお見舞いしに行こう!?」

王馬「…………」

ガチャッ

百田「んだよ、騒がしいな…」

赤松「あ!百田くん!風邪って聞いたんだけど大丈夫!?」

最原「赤松さん、興奮しすぎだから、抑えて」

王馬「モノタロウ、オレの部屋行こっかー」スタスタ

モノタロウ「あれ?お泊りは?」

王馬「するけど風呂行くから」ガチャッパタン

赤松「熱は何度あるの!?ていうか計った!?」

百田「お、落ち着けって!」

最原「そうだよ赤松さん、落ち着いて」

赤松「ご、ごめんね…」

百田「熱はねーから心配すんなよ」

赤松「本当??」

百田「ああ、本当だ」

最原「風邪の症状は?」

百田「えっと、咳だけだ」

百田「大したことねーからテメーらも早く寝ろよ」

最原「あ、待って解斗くん」

最原「東条さんに作ってもらったんだけど、これ使って…」つ抱き枕

百田「何でこんなもん…」

最原「解斗くん自覚無いかもしれないけど、寝てる時いびきしてるんだよ」

最原「抱き枕を使うと自然な横向きでの睡眠ができるから、いびきと無呼吸の改善に良いんだよ」

最原「使 っ て ね ?」

百田「お、おう…」

赤松「!わ、私今ちょっとお見舞いの品持ち合わせてないや…」

百田「別にそんな気を使わなくたって…」

赤松「ちょっと待ってて!何か持ってくるね!」ダダダッガチャッバタンッ

ガチャッバタンッダダダッ

赤松「おまたせ!」

百田「お、おう」

赤松「乾燥は風邪の大敵だからね!はい、前向きな加湿器だよ!」つ前向きな加湿器

百田「えっ…、加湿器かぁ…、うーん…」

赤松「……もしかして、受け取ってくれないの?」

百田「こういう女っぽいもんはちょっとなぁ…」

赤松「湿度が40%以下だと風邪のウイルスが舞いやすくなるんだよ!」

赤松「あと風邪ひいてると喉が乾燥しやすくなるから、喉の乾燥対策にもなるよ!」加湿器を押し付ける

赤松「あとこれ!しょうが湯だよ!」つしょうが湯

百田「うーん…、しょうg」

赤松「これ飲んであったかくして寝てね!」ズイッ

百田「わ、わかった…」受け取る

赤松「…百田くんが思ったより元気そうでなんか、安心したよ」

百田「なんか…心配かけちまったみてーだな…」

赤松「ううん、私こそ押しかけるみたいなことしてごめんね」

赤松「明日またお見舞いに来るね!」

百田「いいって、風邪伝染るぞ」

赤松「大丈夫!私あんまり風邪ひいたことないから!」

最原「…ねえ、明日の朝(見張り)大丈夫そう?」

最原「もし無理そうなら天海くんに言っておくよ」

百田「でもオレが行かねーといけねえだろ」

最原「多分入間さんも居ると思うから、大丈夫だよ」

最原「無理をするより、早く治すようにした方が良いと思うよ」

最原「…助手に心配させないでほしいな」

百田「…確かに、自分の健康管理もできないボスなんてかっこつかねーよな」

最原「ごめん、そういうつもりで言ったわけじゃ…」

百田「いや、いい。わかってる」

百田「終一も心配してくれるのは嬉しいけどよ、ちょっと寝てたらもうだいぶ良くなってきたし、朝も問題ないと思うぜ」

最原「そう…?わかったよ」

最原「悪化しないように気をつけてね」

赤松「それじゃあ百田くん、ゆっくり休んでね!」

百田「おう、おやすみ」

最原「おやすみなさい」

パタンッ

赤松「…百田くん、大丈夫かな…?」

最原「確かに、本人の性格的に僕らに心配かけまいと振る舞っている可能性もあるけど、本人が大丈夫って言ってるから大丈夫じゃないかな…?」

最原「お昼に見た時はもう少し顔色悪かったから、多少良くなってると思うよ」

赤松「そうなんだね!よかったぁ…!」

最原「それじゃあ赤松さん、おやすみなさい」

赤松「うん、おやすみ!私は外に涼んでくるけどね」

最原「一応コロシアイ生活中なんだし、気をつけてね…?」

赤松「平気平気!みんないい人達だし、これからもコロシアイなんて起こらないって!」スタスタ

最原(それはどうだろうか…)

最原(…さて、僕も部屋に帰ってシャワー浴びて天海くん呼ばないとね…)

最原(モノタロウがまたお泊まり会したがってたし)スタスタドアガチャッ



ー最原の個室ー


天海「スヤァ…」

最原「何で僕のベッドに天海くんが勝手に入ってるのかな?」モノパッドで布団チョップ

天海「うぐっ…!あ、おかえりなさいっす」

天海「布団を温めてたら、つい寝ちゃったみたいっすね」

最原「そんな秀吉みたいなこと、頼んでないんだけど」

天海「昔、妹の布団もこうしてよく温めてたんで、気にしないでほしいっす」

最原「妹さんからしたらいい迷惑だったと思うよ、それ」

最原「はぁ…、香水臭いな…」消臭剤シュッシュッ

天海「この匂い嫌いっすか?」

最原「嫌いじゃないけど、布団に匂いつくのが嫌だから」シュッシュッ

最原「…………」

天海「ん?どうかしたっすか?」

最原「天海くん、早見弓子って知ってる?」

天海「早見弓子?……ちょっと記憶にないっすね」

最原「そう…」

天海「どんな人っすか?特徴教えてもらったら思い出せるかもしれないんで」

最原「特徴って言っても…、えっと、彼女は女子高生で泥棒らしいんだけど」

天海「泥棒…?」

天海「俺に泥棒の知り合いなんて居ないし、ちょっとそんなニュース見たかも覚えてないっすね」

天海「そもそも俺よく海外行ってたんで、国内のニュースなんてあんまりチェックできてないもんで…」

天海「その早見弓子がどうかしたんすか?」

最原「いや、知らないなら別にいいんだけど…」

天海「終一君、何かその女子高生に盗られちゃったんすか?」

最原「そういうわけじゃないんだけどね」

天海「??」

最原「……えっと…」

最原(僕は52回目のコロシアイの情報を天海くんに教えた…)



ーーー


天海「なるほど…」

天海「…やっぱり俺も、超高校級が誘拐されたりコロシアイをさせられていたみたいなニュースは聞いたことないっすね」

最原「そっか…」

天海「お役に立てず申し訳ないっす」

最原「いや、大丈夫だよ」

最原「その辺はやっぱり、入間さんの解析待ちになるね」

天海「そうっすね」

最原「あ、そういえばさっき解斗くんの部屋にお見舞いに言ったんだけど、明日の朝の見張りには行くらしいよ」

天海「そうっすか。解斗君、大丈夫そうだったっすかね?」

最原「お昼に僕が見た時より、顔色は良くなってたよ」

最原「風邪薬飲んでるだろうし、さっき赤松さんがしょうが湯と加湿器あげてたし、もっと回復に向かうんじゃないかな?」

天海「それは良かったっす」

最原「じゃあ僕シャワー浴びてくるけど、もう寝ないでね」スタスタクローゼットガチャッパタン

天海「終一君があがってくるより先に、小吉君が来るかもっすね」

最原「そうだね」スタスタガチャッ

ーーー


最原(よし、髪も乾いたね)ドライヤーオフ

最原(早く寝よう)ドアガチャッ

天海「スヤァ…」

王馬「スヤァ…」

モノタロウ「あ、最原クンほかえりー」ノシ

最原「何でみんなで僕のベッドに入ってるんだよ」天海にチョップ

天海「ぐっ…!?…あ、おはようございます」

王馬「いやー、やっぱり床の固い布団よりベッドだよね!」

モノタロウ「オイラは布団の中って苦手だなぁ」

モノタロウ「ロボットだから、熱がこもる場所っていうのはちょっと不安になるんだよね」

最原「じゃあ出なよ」ヒョイッ

王馬「あー!湯たんぽが!」

最原「はいはい、2人も出て」

天海「ゴン太君が寝返りをうっても平気なサイズのベッドっすからね、俺ら3人くらい川の字で寝れるっすよ」

最原「出て」布団めくり

今日もモノタロウかわいい息子にしたい

ー7時半ー


王馬「はい朝だよー!起きて起きてー!」布団バシバシ

最原「…………まだ朝の放送前じゃないか…」時計を見る

王馬「今日はなるべく多くの部屋を回りたいからね」

王馬「放送と同時に食堂に入れるようにしようよ」

最原「んー…」布団に潜る

モノタロウ「おはっくまー!」最原の腹に飛び乗る

最原「うぐっ……」

最原「ただでさえ朝、5時半で1度起こされてるっていうのに…」ムクリ

王馬「それはオレも同じだし、ていうかオレの方が蘭兄ちゃんの目覚まし時計近いし…」

王馬「なんでもいいから早く起きなよ」布団剥ぎ

最原「寒い……」モノタロウを湯たんぽ代わりに抱っこ

最原「僕の睡眠を妨害するなんて…、これも全部首謀者のせいだな…」ムクリ

王馬「そうだよ、首謀者倒したら幾らでも寝ていいから頑張ろうね、ぐっすり探偵」

ー7時55分ー


王馬「準備できた?」

最原「うん」

最原「そういえば、アンジーさんって朝食早いの?」モノタロウ抱え

王馬「うーん…、食事に来る時間は不規則だけど、まあいつもの終一ちゃんより朝食は早いよ」

最原「そっか…。じゃあ早く行かないとね」ドアガチャッ

白銀「あ、おはよう最原くん!」

最原「え、あ、おはよう…」

最原(何で今朝も出待ちしてるんだ…)

白銀(結局昨日は、百田くんは部屋で寝込んでたみたいだったし話を訊けなかったから、今日こそ何かしら聞き出すんだからね!)

王馬「うわー、白銀ちゃんまた出待ちストーカー?」ヒョコッ

白銀「なんで今日も、王馬くんが最原くんの部屋から出てきてるのかな?」

王馬「だから、女子には言えないような話をしてるんだってば」

白銀「朝から連日で!?」

白銀「ねえモノタロウ、2人は何の話をしてたの?」

モノタロウ「えぇっ!?えっと…」

最原(昨日口止めしといたし、大丈夫だよね…?)

モノタロウ「な、何の話もしてなかったよー」

最原(嘘下手くそか)

王馬「…オレお腹すいたからダッシュで食堂行こうっと」ダダダッ

最原「えっ、じゃあ僕も」ダダダッ

白銀「!?ま、待ってよー!」ダダダッ



ー食堂前ー


最原「……」(息切れてる)

東条「3人とも、走ってやって来てどうしたのかしら?」

最原「いや、別に…」

最原(インドアな僕に、突然のダッシュは辛かった…)

東条「廊下は走ってはいけないわよ」

白銀「ご、ごめんね東条さん…」

本日終了です、ありがとうございました


>>141
そもそも天海の研究教室はまだ開いてないですし、天海を冒険家なんて見抜けないですよね

>>146
暗殺者なんて思いませんよね

>>148
見張り時間の関係上一緒に居る時間が長いから、流石に仲良くなりますね

>>163
作者はモノタロウをロボペットにしたい

天海は才能が思いだせない。前に夢野を妹っぽい最原にお兄ちゃんと呼んでほしいことから真実を知ったらショック受けそう

そもそもあの真実でなんとか正常心保ってられる奴はどれだけいるだろう?
出番がない星ぐらいしかないぞ。キーボも博士が実在しないとか言われたらどうなるか……
「そんなデタラメなこと信じねぇぞ!」で百田かキチガイ真宮寺や神様のせいにしてダメージを和らげるアンジーくらい
ゴン太はそもそも理解できるか微妙

このスレであまり見かけない星ゴン太茶柱夢野は普段何してるんだろうな

待ってます

投下再開します


>>175>>176
まあみんなショック受けるでしょうね

>>178
夢野は今回ある出番で普段何してるか語ります
他の子は何してるんでしょうね…

>>179
不定期ですみません、ありがとうございます

キーンコーンカーンコーン

モノダム『……』ブツッ

東条「食堂が開いたわね」ガチャッ

白銀「そういえば、モノクマーズはいつまで喪に服してるんだろうね?」

王馬「さあ?」

白銀「……ていうか、モノタロウはどう見ても喪に服してないよね?」

モノタロウ「?何か喪に服すようなことあったっけ…?」

白銀「自分の父親が死んじゃったのに、忘れちゃってるんだね…」

最原「まあ、ロボットに父親も何もないよね」

キーボ「何やらロボット差別発言が聞こえてきた気がしました」スタスタ

王馬「あ、キー坊おっはよー!」

アンジー「アンジーも居るよー!」ヒョコッ

最原「おはよう、アンジーさん」

最原「良かったら朝食、一緒に食べない?」

アンジー「もっちもちだよー!」

ーーー


王馬「ごちそうさま!」食器片付けカチャカチャ

王馬「よーし!キー坊モノタロウ、行くよ!」モノタロウを引ったくって走る

キーボ「ま、待ってくださいよ!」タタタッ

茶柱「王馬さんはロボットコンビを引き連れて、一体何をするんでしょうかね」ご飯モグモグ

夢野「ロボットを組織に引き入れてエージェントにするために、奴らに仲良く振る舞っているのではないか?」

茶柱「なんと!?悪の組織にロボットエージェントが加入なんて、捨て置けない問題ですね!」

夢野「安心せい、転子」

夢野「ウチがそうならない為に、先手を打って魔法をかけておいたわい」

茶柱「えっ!いつの間に!?」

茶柱「流石です夢野さん!」キャー!

最原(あの2人は仲がいいな…)モグモグ

ー寄宿舎ロビーー


王馬「…………」ピッキングカチャカチャ

王馬「よし、開いた」ガチャッ

キーボ「この時間は基本皆さん食堂に集まっているので、安心して開けられますね」



ーアンジーの個室ー


ドアパタン鍵ガチャッ

王馬「さてと!キー坊は昨日どこを探索できてて、後はどこが残ってるの?」スタスタ

キーボ「えっとですね…」

王馬「ぁ」バターンッ

キーボ「!!!!!!?????ま、またですか!?」

モノタロウ「王馬クンしっかりしてよー!」王馬の腕を揺する

キーボ「寝不足なんですか?貧血なんですか?」

キーボ「自分の健康管理くらいしっかりしてくださいよ…」ハァ…

……コイツ、本当に人のこと理解しようとしないな
察しの良さは良くできていないというか空気読めない奴だな
本人に言ったら「……?空気を読むってどいうことですか?空気は見えないものですが」と真面目に答えそう

機械に無茶言うなよ…

王馬「…気絶3回目にして、原因がようやくわかったよ…」ムクリ

キーボ「健康管理を怠った結果なのでは?」

王馬「いや、そうじゃないんだよね」

王馬「それ…、その絵のせいだよ」見ないようにしながら指をさす

キーボ「このアンジーさんの絵ですか?」

王馬「そう、なんかよくわかんないけどそれ見ると意識が飛ぶんだよね」

キーボ「そんな馬鹿な…」

王馬「なんかその辺に絵にかけられるもの無い?」

王馬「昨日は布かかってたじゃん」

キーボ「えぇっと…。あ、ありました」

王馬「じゃあそれかけといて」

キーボ「はあ…」絵に布をかけて隠す

王馬「いやー、とんだトラップだよね!」

キーボ「理解不能ですね…」

キーボ「この絵の何が問題なんですか?」

>>185
ただのロボットならまだしも「超高校級」を名乗っているんだぜ?
喋れるとか自分に行動できる以前に人の心を理解できないと……

製作者の飯田橋博士自身が空気を読めず、その機能を搭載できなかった可能性

ちーたんとかにアップデートしてもらおう?

王馬「そんなことオレにもわかんないよ」

王馬「ただまあ、これ危ないよね」

王馬「コロシアイに利用できちゃうよ」イーゼルペシペシ

キーボ「はあ…、効果があるのは王馬クン限定なのでは…?」

王馬「これ爆破しようか」

キーボ「!!?」

王馬「嘘だよ―!びっくりした?」

キーボ「いや、正直王馬クンならやりそうだなと思いましたよ…」

キーボ「某総統リスペクト的な意味で…」

王馬「オレは最低限そういう教養はあるけどあんなに芸術を愛してるわけじゃないから、安心していいよ!本当だよ!」

王馬「さて、部屋出る時に忘れずにこの布取っておいて、状態を戻しておかないとね」

キーボ「ですね」

王馬「じゃあさっきも訊いたけど、探索箇所教えてほしいんだけど」

キーボ「えーっとですね……」

ー食堂ー


最原(今日もアンジーさんの島の話を聞きながら、時間を潰している)

アンジー「それでねー、……」

最原「ん?どうしたの?」

アンジー「んー…、なんか色々話してたから、ちょっと島が懐かしくなったんだよねー」

アンジー「神さまはいつでもアンジーの側に居てくれてるけど、島のみんなには会えないからねー」

最原「アンジーさん…」

最原「…あの、寂しいのはわかるけど……一応言っておくけど、殺人なんて考えたらいけないからね?」

アンジー「それはモチのロンだよー!」

アンジー「誰かが死んじゃうくらいなら、ここでみんなで仲良く一生暮らすべきたよねー!」

最原「いや、一生はちょっと…」

アンジー「えー?どうしてー?」

アンジー「16人も居たら結構楽しく過ごせると思うよー?」

アンジー「終一は今の生活楽しくないのー?」

アンジー「斬美の料理は美味しいしー、倉庫には何でもあるしー、個室もあるしー」

アンジー「結構快適だよ―!」

最原「確かに東条さんの料理は美味しいし、みんないい人達だし、そりゃ楽しいことだってあるけど…」

最原「でも、こんな場所に軟禁されてコロシアイを強要される生活が続くなんて、僕は絶対に嫌だよ」

アンジー「なるなるー、じゃあ終一は誰かの殺人を考えてるのかなー?」

最原「か、考えてるわけないだろ!」

アンジー「ホントかなー?」

最原「僕はみんなでここを出ることを望んでいるよ」

アンジー「えー?みんなで出るなんて無理だよー」

アンジー「ここから出るには、誰かを殺すかデスロードをクリアするしかないんだよー?」

アンジー「デスロードは難しいし、実際人を殺すしかないよね?」

最原(いや、首謀者を特定して追い詰めれば、僕らを解放せざるをえなくなるはずだ…)

最原(だから…)

最原「それは違うよ…」

最原「なんとか…、なんとかなるはずだよ…」

アンジー「んー…、あんまり根詰めるとつらいぞー?終一ー」

アンジー「でもでもー、終一が頑張るって言うならアンジーも神さまも応援してるよー!」

最原「あ、ありがとう…」

ーーー


ドアガチャッ

王馬「キー坊お茶淹れてきてー」スタスタ

キーボ「自分で飲むんでしょう。自分で淹れて下さいよ」スタスタ

王馬「ちぇー、ケチー」スタスタ

キーボ「まったく…」椅子に座る

最原(どうやら、アンジーさんの部屋の探索は終わったみたいだね…)

最原(えっと、次は確か夢野さんだったよね)

最原(アンジーさんの話を切り上げて夢野さんに会いに行かないと…)

アンジー「どしたー?終一ー」

アンジー「上の空だぞー?」

最原「あ、ごめん」

最原「アンジーさん、僕そろそろ人と待ち合わせてる時間になるんだよね」

最原「島の話は面白かったけど、続きはまた今度でいいかな?」

アンジー「うん、だいじょぶだよー!」

アンジー「ぐっばいならー!」

最原(…一応食堂を出る前に、王馬くんにアンジーさんの部屋の件を訊いてから行くか…)厨房の方に歩く

最原「王馬くん、どうだった?」(一応小声)

王馬「ハズレだよ、成果なし」(小声)

最原「ハズレって言い方……、まあ、いいけど…」

最原「じゃあ僕行くね」モノパッドマップチェック

最原「…夢野さんは今、1人でAVルームに居るみたいだね」(小声)

最原「何か見てる最中なら入りにくいな…」(小声)

王馬「話さなくてすむから、コミュ障の終一ちゃん的には楽だね!」(小声)

最原「……AVルームに居る彼女を見張るために、ゲームルームに行ってくるね」(小声)

最原「そこで本でも読みながら時間を潰して、彼女が出てきたらなんとか話しをして引き止めるよ」(小声)

王馬「じゃあまあ頑張ってね!オレも頑張るから」(小声)

モノタロウ「オイラも頑張るよ―」

最原「うん、モノタロウも宜しくね」頭よしよし

最原(僕はゲームルームに向かった…)

ーAVルームー


夢野「はぁ…」

夢野(ウチは映画を見ながら1人ため息をついてしまった)

夢野(ファンタジーものの映画を観ているのじゃが、いまいち気が乗らないでいる)

夢野(映画を見るのは好きなハズなのじゃが、こんな生活を続けさせられているせいか、どうにも楽しめないでおる)

夢野(しかし…、他に特にすることもないしのう…)

夢野(あと出来ることといえば、自室でぐだぐだ過ごすことか、食堂で何か飲み食いすることか、図書室で本を探すことくらいじゃ)

夢野(と言っても図書室なんて、読めないことはないのじゃが外国語の本が多くて読むのがめんどいし、そもそもどこに何の本があるのかなんてわからんし…)

夢野(興味ありそうな日本語の本を探すのが面倒じゃからのう…)

夢野(あとは…、たまに転子が自分のトレーニングにウチもどうかと誘ってくるのじゃが、体を鍛えるなんてめんどいの極みじゃからの…)

夢野(すると必然的に、このAVルームで適当に映画を観るしかないわけで…)

夢野(……正直、この過ごし方に飽きておる…)

夢野(ここには大量にDVDがある)

夢野(勿論、殆ど知らない作品じゃ)

夢野(じゃが、ただ映画を観て過ごすだけのこの日々には飽きたのじゃ…)

夢野(そもそも映画1本観るとその後の疲労感が半端ではない)

夢野(ウチは登場人物に感情移入するタイプなので、主人公達がピンチになる度にハラハラと神経をすり減らしてしまうのじゃ)

夢野(ウチの好きなファンタジー映画ともなると、主人公は何度もピンチになったり、おどろおどろしい怪物が出てきてチビってしまうこともある)

夢野(とにかく、疲れるんじゃ…)

夢野「……魔法を使いたいのう…」

夢野(ここにはウチの魔法を助ける道具が無いので、魔法を上手く使うことが出来ぬ)

夢野(簡単な魔法でも使えれば、少しは気が紛れるのじゃが…)

夢野(今の環境だと、精々トランプを使った魔法くらいしか出来んのじゃ…)

夢野(それにしても、助けは一体いつ来るのじゃろうか)

夢野(ウチ達がここに来てから何日が経った?)

夢野(警察は一体何をしておるんじゃ…)

夢野(……嫌なことを思い出してしまった)

夢野(確か誘拐は発生から2日以内だかなんだかに発見されなければ、大体が殺されているらしいので、ちゃんと捜査してくれなくなるとか、確かそういったものじゃ)

夢野(冗談ではない、ウチはちゃんと生きておる…)

夢野(ここに囚われているのは16人の超高校級…)

夢野(そのことを考えると、そう簡単に捜査が打ち切られるとは思えんが…)

夢野「……やるしか、ないのか…?」

夢野(ここから出るには)

夢野(学級裁判なんてされてはウチに勝ち目はないじゃろう)

夢野(そもそもウチが勝ったとしても、それでは他の者が全員死んでしまう)

夢野(そんなことになっては、目覚めが悪いなんてレベルでは済むまい)

夢野(じゃが、今なら…)

夢野(今なら初回特典がある…)

夢野(初回特典は、1人を殺すことさえ出来ればその時点で卒業…、ここから脱出することができる…)

夢野(ウチはもうこんな生活は懲り懲りじゃ…)

夢野(じゃが…………)

夢野(……どうするかの?)



①ロボ殺しに踏み切る

②やめとく


↓1安価

やっぱりロボかw
そうだよな、人間は不味いしな…

夢野(…………いや、やめとこうかの…)

夢野(いくらロボとはいえ、あやつは色々人間らしすぎてロボ殺ししにくいわい…)

夢野(いっそペッパーやアイボくらい、思いっきりメカメカしくしてくれたのならやりやすいのじゃが…)

夢野「はぁ…」

夢野(あと1週間は耐えてみるかの…)

夢野(もしそれでも助けが来ないようなら、今度こそ本格的にロボ殺しを再検討してみるかのう…)

夢野(ウチは再びスクリーンに目を向けて、今暫く現実を忘れることにした…)



ーゲームルームー


最原(あれから結構時間が経ったけど…)

最原(…全然出てこないな、夢野さん)

最原(何本もDVD見てるのかな)

最原(まあここじゃ娯楽も少ないし仕方ないよね)

ロボは殺しっていうか壊すだけだから卒業できないね

王馬「やっほー終一ちゃん!」ドアガチャッ

最原「あ、終わった?」

キーボ「はい、調査は終わりましたよ」

モノタロウ「怪しい物は何も見つからなかったよー」

最原「そっか。じゃあ次は……白銀さんだね」

王馬「苦手だろうけど、まあ頑張ってね!」

最原「まあ、うん…。真宮寺くんと過ごすよりはマシだから、うん…」モノパッドマップチラッ

最原「……2階にある教室に……1人で居るみたいだね」

王馬「なんで教室なんかに行ってるんだろうね?」

キーボ「教室って別に何も娯楽の品はないですよね…」

最原「うーん…、まあよくわかんないけど、行ってみるよ」

最原「……なるべく早く探索を終わらせてくれると嬉しいよ…」

王馬「見逃しがないように、しっかり調べるつもりだよ」

最原「うん、まあそうだろうけど…うん…」

最原(僕は白銀さんが居る教室へと移動した…)

>>201
モノクマだとその理屈を使いそう

ー教室ー


白銀(うーん…、悩ましいなぁ…)

白銀(入間さんのマザーモノクマの解析が一体どこまで進んでいるかわからないけど、そろそろわたしを突き止めるのは時間の問題だと思うんだよね…)

白銀(当初のゴフェル計画の記憶を植え付けるのはちょっと時間が足りなそうなんだよね…)

白銀(いきなり色々植え付けまくったら、急展開すぎて怪しまれるかもしれないし…)

白銀(とすると、大幅に路線変更して…こう……これをして…)思い出しライトの設定ポチポチ

ドアガラッ画面消える

白銀「ん?」

最原「あ……白銀さん…こんにちは…」

白銀「どうしたの?最原くん」

白銀(相手してあげてもいいんだけど、タイミング悪いなぁ…)

白銀(こうなったら、また後で最初から設定し直さないといけないんだよね…)

最原「えっと…、白銀さんと一緒に過ごしたいなと思って…」

白銀「わぁ!最原くんがそんなこと言ってくれるなんて嬉しいよ!」

白銀「じゃあそんなドアの所にいつまでも居ないでさ、こっちおいでよ」手招き

最原「う、うん…」スタスタ…白銀の近くの椅子に座る

白銀(最原くんがわたしに無意味に近づくとは思えないし…、一体何が狙いなんだろ…)

最原「えっと、白銀さん、この教室で1人で何してたの?」

白銀「うーん…、別に何してたってわけでもないんだけどね…」

白銀「AVルームは空いてないみたいだし、お腹が空いてるわけでもないし、本を読む気分でもなかったからさ、ただぼーっとしてただけみたいな?」

最原「そうなんだね」

2人「…………」

白銀(……話下手か!)

白銀(まあ折角だから、今朝のことを訊いてみようかな?)

白銀「ねえ最原くん、結局今朝は王馬くんと部屋で何話してたの?」

最原「えっ…、別に大したことじゃないから気にしなくていいよ…」

白銀「大したことじゃなくても大丈夫だよ!」

白銀「わたし、最原くんのことなら何の話でも聞きたいからさ」

最原(……あんまり隠しても怪しまれるか?)

最原(話題も特に思いつかないし、差し支えない程度なら話してもいいよね)

最原(人間明らかな嘘をつくと表情や態度に出ちゃうし、適度に本当のことも言っておかないとね…)

最原「…実は、王馬くん僕の部屋に泊まったんだよね」

白銀「へー、お泊り?仲いいんだね」

最原「モノタロウがお泊り会したいって言うからさ…」

白銀(ほーん。つまりモノタロウも最原くんの部屋に泊まってるってことなんだね)

白銀(モノクマーズの元に帰ってないんだ…。なるほどね)

白銀「一緒のベッドで寝てるの?」

最原「まさか!床に布団敷いて寝てもらってるよ」

白銀「うーん、でもお泊りかー。羨ましいなー」

最原「女子同士でもそういうのしたら良いんじゃないかな?」

白銀「わたしも最原くんの部屋に泊まりたいんだよね」

最原「異性が同じ部屋に泊まるのはどうかと思うけど…」

最原「白銀さんはあまり意識してないかもしれないけど、そういうことして間違いがあったらどうするんだよ…」

白銀「わたし、最原くんならいいよ?」

最原「僕は良くないよ」

白銀「そっかー…、残念だなぁ…」

白銀「ねえ最原くん、わたしのどこがいけないのかな?」

最原「えっと…、大胆すぎるところがちょっと苦手かな…」

白銀「今流行りの肉食系女子だよ?」

最原「僕はちょっと、肉食系女子は勘弁してほしいかな…」

白銀「大丈夫!肉食系の前に女の子はお花だから!」

白銀「お花なら草食系男子の最原くんも食べられるよね?」

最原「白銀さんはお刺身の上に乗ってる生花のタンポポを食べたりするの?」

最原「しないでしょ?僕も花は食べないよ」

白銀「肉も食べない、花も食べない…」

白銀「じゃあ最原くんは何を食べるの!?」

最原「野菜と魚かな…」

白銀「最原くんはもう少しがっついた方が良いと思うよ?」

白銀「頑張って女の子食べてみよう?」

最原「カニバリズムはちょっと……」

最原(……って、何の話をしてるんだ…)

最原(まあ時間が潰れるなら何でもいいけど…)

白銀「じゃあさ、最原くんはこの才囚学園に居る人達の中なら誰が好きなの?」

最原「えぇっ…、別に…、みんな好きだよ…」

白銀「適当に答えちゃダメだよ!」

白銀「あ、じゃあさ、アニメのキャラなら誰が好きとかある?」

最原「別にアニメのキャラを好きになったことはないかな…」

白銀「冷めてるなぁ…」

白銀「一般人でもさ、ルパンが好きとかルフィが好きとか、あるんだよ」

白銀「一般男性の好みはちょっと知らないけどさ…」

最原「そんなこと言われてもなぁ…」

最原(やっぱり、白銀さんと話するのは疲れるな…)

本日終了です、ありがとうございました


>>184>>185>>187
ロボットだからね、仕方ないね

>>188
ちーたんならアンテナ無しでも心の深いロボットにアプデしてくれそうだし、涙も流せるようにもしてくれそう

>>200
もし夢野が人を殺すなら、才囚メンバー内なら星くんは縮地使うスポーツマンなのでそれのけると、アンジーか比較的小柄で保育士とかいう非戦闘要因の春川か、同じく小柄な王馬かなと思います
なおアンジー以外地雷人選な模様

>>202>>204
キーボ「ロボット差別ですよ!」

キーボのAIってアルターちーたんの数段劣化版だなって思ってたけど、内なる声はアンケートらしいから場合によっては支離滅裂なこと言い出すかもしれないし、あえて空気読めないようにしたんじゃないかな

投下再開します

>>213
なるほど

白銀(……ひょっとしなくても、最原くんって自分がどうでもいいと思った話題には凄い適当に答えてるよね…?)

白銀(失礼しちゃうなぁ、ぷんぷん!)

白銀(…ちょっと本気出しちゃおっかな?)

白銀「ねえ、最原くん…」おもむろに眼鏡を外す

最原「何?白銀さん」

白銀「……」

最原「……?」

白銀「…いや、なんか無いの?」

最原「何が?」

最原「…あ、えっと、…はいどうぞ」つティッシュ

白銀「は?」

最原「眼鏡拭きたいんだよね?」

白銀「そうそう!眼鏡を拭くものが欲しかっt…って、違うよ!」

白銀(何でわたしはノリツッコミさせられてるのかな…)でも折角なのでティッシュを貰ってレンズを拭く

白銀「もう…、『わたし眼鏡外したら結構可愛いでしょ?』ってことをアピールしたかったんだよ」

白銀「自分で言うのもなんだけどさ…」

最原「…?サングラスならともかく、眼鏡1つじゃ別に印象なんて変わらないよ」

最原「特に白銀さんはフレームが薄いし」

白銀「…わかったよ、もう…」

白銀「本当に本気出してみるんだからね!」席を立つ

最原「白銀さん?どこへ行くの?」

白銀「自室にメイクセットを取りに行くんだよ」

白銀「ガチメイクして最原くんを見返してあげようと思ってね!」

最原(!?だ、ダメだ…!今自室に行かせると王馬くん達が部屋を漁っているのが見つかってしまう…!)

最原「し、白銀さん待って…!」腕を掴む

白銀「ん?どうしたの最原くん?」

最原「えっと…、僕メイク濃い人ってあんまり好きじゃないんだよね」

最原「だから本気出してメイクされても、絶対ときめかないっていうか…」

最原「というか白銀さんって、そんなにメイクしなくても元々綺麗な顔してるじゃないか」

白銀「本当にわたしのこと綺麗な顔してるって思ってるの?」

最原「思ってるよ」

最原「ただ僕の好みではないってだけで、世間一般的に見たら充分美人だよ」

白銀「うーん…」

最原「だからメイクしない方がいいって」

白銀「いや…、わたし今の状態でも軽くメイクしてるんだけどね…?」

最原「えっ」

白銀「ナチュラルメイクだよ」

最原「…ど、どこをメイクしてるの…?」ジロジロ

白銀「うーん…この童t…げふんげふん」

白銀「最原くんみたいにすっぴんで色白美人って、ほんとに貴重なんだよ?」ガン見し返し

最原「美人とか言われても…」

白銀「あ、そうだ」

白銀「最原くん、メイクさせてよ!」

最原「は!?」

白銀「ただでさえ美人な最原くんがメイクしたら、どれだけ可愛くなれちゃうのか気になってきちゃって」

最原「いや、でも…」

白銀「大丈夫大丈夫!そんなにガッツリはしないからさ!」

白銀「この手持ちの化粧ポーチだけでやるから!」つ化粧ポーチ

最原(自室に行かないなら…まあいいか…?)

最原(やられている間は話題に困らないし、まあ終わったら落とせばいいし…)

最原「…じゃあ、いいよ…」

白銀「やったあ!じゃあまず軽く顔洗ってきてくれない?」

白銀「あ、これで前髪押さえてね」つヘアバンド

最原(…なんか、本格的にされそうだ…)

ーーー


白銀「最原くん、ほらリラックスして。力まれるとやりにくいから」

最原「やっ、ちょっと…、無理だよ…」

白銀「大丈夫だって!わたしを信じて身を委ねてよ!」

最原「だってこんな…こわいよ…」

白銀「大丈夫大丈夫、みんなやってるから!」

最原「こ、こんなことしなくてもいいだろ…」

白銀「うふふ…。可愛いよ、最原くん…」

最原「……くっ、ダメだ…」うるうる

白銀「あ、泣かないで!折角の可愛い顔が台無しになっちゃうから!」

最原「でもこれ…凄く目に染みるんだよ…」

白銀「まあ、つけまノリってちょっと刺激あるからね…」

白銀「でも最原くんがビューラー恐いって言うから、つけまにしたのになぁ…」

最原「しみる……」涙ホロリ

白銀「基本ウォータープルーフ使ってるけど、溶けちゃうかもだから我慢しようね―」ティッシュで涙拭い

白銀「じゃあ目と眉終わったし、一旦前髪下ろそうか」ヘアバンドを取る

最原「どう…?」

白銀「んー…」髪を櫛で整える

白銀「ビューラー使わなかったから自まつとつけまが別れてるから、マスカラでくっつけちゃおっか」

白銀「最原くん、顔の向きそのままで上目遣いしてー」マスカラ開ける

最原「こ、こう…?」

白銀「……うん、オッケーだよ」

最原「終わった?」

白銀「顔そのままで、ついでに下まつ毛にも塗っちゃおっか」塗り塗り

最原「待って、くすぐったい…」プルプル

白銀「あ、動かないで!目に入ったら地味に危ないから!」左手で後頭部を押さえる

白銀「…まつ毛って触れると、凄くくすぐったいよね、わかるよ」塗り塗り

白銀「自分でやっててもくすぐったくなっちゃうもん」塗り塗り

白銀(……くすぐったさを堪えてる顔がエロいなぁ…)

白銀「よし、目は終わりだよ!」

最原「『目は』!?」

白銀「チークいくよー」塗り塗り

最原「…あの、あんまり僕に塗っても化粧品の無駄だよ…」

白銀「大丈夫!楽しいから問題ないよ!」

白銀「じゃあ次は鼻筋ハイライト軽く入れるね」塗り塗り

最原「え、そんなところも塗るの?」

最原「何の意味があるの…?」

白銀「こうすると鼻が高く見えるんだよ」塗り塗り

最原「へぇ…」

白銀「あっ……」

最原「どうしたの?」

白銀「最原くんの肌が白すぎて、ハイライト入れても全く見えないんだよ…」

最原「…………」

白銀「じゃあ次口紅ね」

最原「いや流石にそれは…」

白銀「ここまで来たらやらないと!」リップブラシ構え

最原(というか、あのポーチに一体幾つの化粧品が入ってるんだ…)

最原(最初に眉まで軽く整えられたぞ…)

白銀「口紅塗ってー、グロスも塗って―…」塗り塗り

白銀「よーし、出来たよ最原くん!最強モテカワメイクだよ!」つ鏡

最原「…………うわぁ…」鏡を見る

最原(化粧が濃い…)

最原(でも流石は超高校級のレイヤー、凄くメイクが上手いな)

白銀「あ、折角可愛いメイクしたんだし、前髪よけておでこ出して顔がよく見えるようにしちゃおっか!」櫛で前髪を横に流す

最原(……誰だこれ…)

最原(ただでさえメイクが濃くて誰おま感あったのに、前髪まで変えられるといよいよ自分の顔がわからなくなるよ…)

白銀「どうかな最原くん!超高校級のレイヤーのメイクの出来栄えは!」

最原「…うん、なんというか流石だよ」

最原「自分の顔がわからなくなってくるよ…」

白銀「可愛いでしょー?」

白銀「カノンドスっぽい可愛い雰囲気に仕上げてみました!」

白銀「カノンドスはメイク薄め設定だけど、イメージメイクだし多少はね?」

最原(よく分からないけど、アニメかなにかのキャラクターなんだろうな…)

白銀「最原くんってクールビューティーな感じだけど意外とキュート系も似合って、わたし的にはこれもアリかなって感じだよ!」

最原「…えっと、じゃあ、落とすから…」

白銀「えっ!もう落としちゃうの!?」

白銀「こんなに頑張ったのに!?」

最原「そんなこと言われても…」

白銀「うーん…、まあ本人が落としたいって言うなら仕方ないかな…」

白銀「じゃあ、クレンジングオイル取りに部屋に行ってくるね」席ガタッ

最原「!!?ま、待って!」腕ガシッ

最原「やっぱり折角だから、もう少しこのままで居るよ…」

白銀「そう?あ、ひょっとして気に入ってくれた?」

最原「う、うん…」

白銀「嬉しいなぁ!」

最原「自分じゃない、他人になれてるみたいな感覚になれてちょっと楽しいよ…」

白銀「ほほう、最原くんはコスプレをするとハマりそうなタイプですな!」

最原「そ、そうかも…」

白銀「うんうん、いいねいいね!」

白銀「今度また素敵なキャラクターにしてあげるね…。ふふっ…」

最原(くそっ、早く落としたい…)

最原(結構長時間メイクされたと思うけど、王馬くん達はまだなのか…?)

白銀「あ、つけまは外した後捨てないでね?」

最原「あ、うん。返すよ」

白銀「じゃあまあ、忘れない内につけまケース渡しておくね」つケース

最原「うん」受け取る

ーーー


最原(話題が…、そろそろ話題が尽きてしまう…)

王馬「やっほー!」ドアガチャッ

最原(あ、やっと来た)

最原(キーボくんは居ないのか…)

王馬「…あれ?何その顔」スタスタ

最原「……白銀さんにメイクされたんだよね」

王馬「ほうほう」

白銀「可愛くない?良い出来だと思うんだけど!」

モノタロウ「うん、可愛いと思うよ」

王馬「まあ可愛い方なんじゃない?」

王馬「でも、チワワ百匹分に匹敵するオレの可愛さには敵わないよね―!」

白銀「チワワ千匹分の可愛さになってみない!?」化粧ポーチ取り出し

王馬「実はオレ、肌がすっげー弱いんだよね…」

王馬「だから化粧品なんてつけたら、硫酸ぶっかけられたみたいな肌になっちゃうんだよぉおおおおおおおうわああああああん!!」

白銀「パッチテストしよっか!」手の甲に化粧品をつける

王馬「だからやめてってば!」

白銀「よいではないか!よいではないか!」腕グイーッ

王馬「なりませぬ、なりませぬ!!」抵抗

最原「……お腹すいたな…」グーッ

白銀「じゃあ、お昼ご飯食べに行こっか」

最原「え?えっと…」王馬の方をチラッと見る

王馬「うん、いいんじゃない?お昼時だし」

王馬「オレも食べよっかな―」

白銀「じゃあ3人で食べよっか」席ガタッ

最原「…そうだね」ガタッ

王馬「調理は終一ちゃんよろしくー」

最原「えぇっ…、まあいいけど…」

最原(オムライスを作らされた…)

ー食堂ー


最原(そろそろ見張り交代の時間か…)皿洗いガチャガチャ

最原(そこで今回の結果を話すんだろうな…)

王馬「ねえ、そろそろ行こうよ」

最原「うん、そうだね」スタスタ

白銀「あ、お皿洗いお疲れ様」モノタロウと遊んでる

最原「白銀さん、僕達他の所に行くね」モノタロウを抱える

白銀「え?ああ、うん」

白銀「じゃあね…?」手フリフリ

最原「?うん」スタスタ

最原(なんか反応がおかしいな…)

王馬「あ、先倉庫行っていい?」スタスタ

王馬「用事すぐ終わるから」ドアガチャッ

最原「うん、別に構わないけど…」

あれ、化粧落とした?

ー隠し通路ー


最原「ねえ、そろそろ教えてくれていいんじゃないの?」スタスタ

王馬「まあまあ、マザーの部屋についてから話すよ」スタスタ

最原「…白銀さんの部屋で何か見つけたんだね?」

王馬「まあ……うん、そうだね」

最原(歯切れ悪いな…)



ーマザーモノクマの部屋ー


王馬「2人ともおっつかれー!」スタスタ

天海「ああ、交代の時間っすk……!?」

百田「おお、もうそんな時間d……!!??」

最原「…?2人とも、どうしたの?」

百田「いや、どうしたはこっちの台詞だろ!?」

百田「どうしちまったんだ終一!?」

最原「え?」

天海「可愛すぎてこんなの妹不可避っすよ」

最原「ちょっと何言ってるのかわからないんだけど」

王馬「すっかり忘れてるようだから、オレが教えてあげるね!」

王馬「化粧落とし忘れてるよ!」

最原「!!?」

最原(だから食堂を出る時、なんか白銀さんの態度がおかしかったのか!)

最原「ちょっと王馬くん!ここに来る前に教えてくれても良かったんじゃない!?」

王馬「にしし、だって訊かれなかったからね!」

王馬「訊かれなかったら教えなくていいんでしょ?」ニヤニヤ

最原(デスロードのこと言わなかったから、その仕返しか…!)

最原(クソッ、まさか根に持っていたなんて…)

最原(王馬くんは見た目と名前の通り小さい男なんだな…)

百田「何でそんなことになったんだ…?」

最原「白銀さんに遊ばれたんだよ…」

天海「納得のメイククオリティっすね」

最原「次の交代までこのままの顔か…」

王馬「ここの見張り中は洗顔行けないもんね」

最原「トイレを通る時、鏡の方を一瞬でも見れば良かったよ…」

王馬「落とせるのは、交代の夜時間になってからだね!」

最原「東条さんにも見られるのかこれ…」

王馬「あそこで今作業中の入間ちゃんにも、声かけて見せてきななよ!」

最原「作業の邪魔になるだろ…」

王馬「いい気分転換になると思うよ?」

最原(また変な蔑称が増えそうだし、入間さんには絶対見せたくないな…)

入間「おいチンカスども!また解析が進んで新たな情報が…」クルッ

入間「…………!!?」

最原(タイミング最悪じゃないか…)

入間「…なんつーか、笑ってやろうと思ったが変じゃないから笑いにきーな」ジロジロ

最原「…それで、新たな情報っていうのは?」

入間「おい誰か、使い捨てカメラとか持ってね―のか?」

最原「やめろ」

王馬「オレ持ってるよ!」つ使い捨てカメラ

入間「よーし、オレ様が撮ってやるよ厚化粧原!」パシャパシャ

最原「そんなのはどうでもいいから、さっさと情報教えろよ!!」テーブルバンッ

入間「ひっ!?な、なんだよぉ…」

入間「オレ様はずっと解析作業してて疲れてんだよぉ…」

入間「ちょっとくらい休憩してもいいじゃねーか…」

天海「ずっと液晶画面を見てて疲れてるだろうし、たまには気分転換すべきだと思うっすよ」

入間「だよな!?」

最原「入間さんが休憩するのは勝手だけど、僕を撮って良いことにはならないよ」

最原「壁尻の件といい、肖像権の侵害で訴えるからね」

王馬「肖像権っていうのは法律で明文化されてないものだから、別に法律違反でも何でもないよ?」

最原「確かに肖像権は法律で明確に定義はされてないけど、判例があるから充分訴えられるからね」

最原「そして僕は勝つ自信があるよ」

天海「そもそもこの学園は治外法権じゃないっすか」

最原「勿論外に出てから訴えるよ」

最原「別に、この学園にあるっていう裁判場を使ってもいいけど」

マザーモノクマ「えっ!?学級裁判場をそんなことに使っちゃうの!?」

マザーモノクマ「ちょっとちょっと…、神聖な裁判場の記念すべき最初の裁判が肖像権を巡る問題とか…、そんなの地方裁判所でやってよね!」

最原「じゃあさっさとここから出せよ」

マザーモノクマ「それはダメでーす」

入間「確か被写体の同意があれば、撮っても肖像権の侵害にはならねーんだよな…」

入間「撮らせやがれ白塗原!」

最原「許可するわけないよね」

最原「あと顔の白さは元々だよ、白塗り顔で悪かったな」

百田「おいお前ら!終一が嫌がってんだからやめろよ!」

最原「大正義解斗くんはやっぱり僕の味方なんだね…!」

百田「当たり前だろ!ボスが助手の味方をしねーでどうすんだよ!」

最原「はぁ…、一生ついて行く…」

王馬「てかオレ飽きてきちゃったし、この話題はこれくらいにしようか」

王馬「で、入間ちゃん新しい情報って何?」

入間「え?終わりかよ…」

入間「あー…、えっと、初回のダンガンロンパについての情報が出てきたんだ」

天海「ダンガンロンパ…?って何っすか?」

最原「聞いたことない単語だね」

百田「ダンガン…って、拳銃の弾ってことか?」

王馬「ロンパって、『論破する』の論破?」

入間「その用語に対する解説みたいなのは見当たらなかったから、詳しいことはわかんねーな」

入間「でも色んな文章を照らし合わせてみると、オレ様達が今やらされてるこのコロシアイゲームのことを指してるみたいだったぜ」

王馬「へえ、『ダンガンロンパ』っていうんだ。このゲームは」

入間「多分な」

百田「なんでそんな造語なんだ?」

百田「もっと分かりやすく『コロシアイゲーム』とかでいいんじゃねーのか?」

王馬「カッコイイ名前付けたかったんじゃないの?知らないけど」

天海「もしくは他のコロシアイゲームと区別するために、そういう名前を付けたんじゃないんすかね?」

入間「てか名前なんてどうでもいいだろ!」

入間「問題は中身だ、中身!」

入間「初回のダンガンロンパはコンピュータゲームだったってあるんだよ」

最原「コンピュータゲームか…」

最原「53回は少なくとも行われてきたらしいし、それなら納得だよ」

最原「現実の人が53回分も誘拐されてきてたら、凄い人数になっちゃうからね」

最原「何で今では現実の人間がこれをやらされているか知らないけど、こういうリアルでやらされるようになったのはつい最近のナンバリングからじゃないかな?」

最原「もしかして僕らのこの回からだとか…」

天海「なるほど。それならニュースで超高校級の誘拐事件を見たことなくても納得っすね」

百田「つまり、殺された早見なんて女は居なかったってことだな」

最原「本当に居なかったのかどうかはわからないけど、まあ彼女の名前をニュースでは見たことないから…」

王馬「仮にも高校生だから、実名報道されてないだけじゃない?」

最原「うーん…。でも超高校級って参政権もあるし、大人扱いされてそうだから何かあったら実名報道されてそうなものだと思うけどな」

天海「…とりあえず、もう少し入間さんの解析した情報を聞かないっすか?」

最原「そうだね」

入間「それじゃあ続きだけどよ…」

王馬「ねえ、その前に1ついい?」

さすがに自分たちがフィクションとして記憶ごとキャラ付けされてるなんて想像できんよな…

王馬「気がついたらさっきからモノタロウがパソコン触ってるけど、あれはいいの?」

入間「ああ、時間が勿体無いからオレ様がパソコンに触ってない時は代わりに解析するように頼んでたんだよ」

王馬「ふーん…」

入間「で、続き話すぜ?」

王馬「うん、どうぞ」

入間「その初回のダンガンロンパっていうコンピュータゲームでは、物語の舞台である希望ヶ峰学園っていう学校に通っていた16人の超高校級の高校生を、学園に閉じ込めてコロシアイをさせたって内容なんだが…」

百田「ほぼオレらのこの現状と同じ内容じゃねーか!」

天海「そのゲームのファンで異常者な大金持ちが、ゲームを現実に再現しようとして俺達を誘拐してきた説がいよいよ濃厚なんじゃないっすかね?」

最原「そうだとすると、凄く迷惑な話なんだけど…」

最原「そのゲームがたまたま『超高校級』なんて現実にある制度を利用した物を作ったばっかりに、僕達がこんなことに巻き込まれることになるなんて…」

最原「勿論、悪いのはそのコンピュータゲームの製作会社じゃなくて、こんなことを現実に再現しようとした異常者の方だけど…」

現実世界の人間たちが異常者の可能性が……

王馬「入間ちゃん、他にわかったことは?」

入間「あと分かったことは、そのコンピュータゲームの登場人物のプロフィールや、そのゲーム内での事件くらいだな」

入間「この辺はあんまり今回の件には関係ねーだろ」

天海「所詮コンピュータゲーム内での話っすからね…」

入間「あ…でも、あれだ」

入間「モノクマっていうのは、このコンピュータゲームのマスコットキャラだったらしいぞ」

最原「ゲーム版のリスペクトってことで、その辺も再現してるのかな?」

王馬「こっちの世界のモノクマは、最早影めっちゃ薄いけどね」

天海「ずっと姿見てないっすからね」

入間「そんな感じで、今回の解析でわかった情報はその第1回目のコンピュータゲームに関することだけだな」

王馬「首謀者に関する情報は?」

入間「まだわかんねーな」

王馬「ふーん、そう。確信が欲しかったんだけどな…」

本日終了です、ありがとうございました


>>229
よく気が付きましたな

>>240
そこまでいくと現実的の範疇超えてますからねぇ…

>>242
視聴者コメント見てると異常者多そうですよね

つむぎの言葉でしかないが「平和で退屈な世界」と言うのはあくまでサイコパスどもにとってはじゃない?
実は平常者から見たらあれな奴ばっかりして…それもネウロの犯人みたいなのがウジャウジャと……ってそれはないか(笑)

入間って、有能だ

無印は15人じゃなかったか?江ノ島含めると16人だけど

ヤバいことに気づいたんだが
隠し部屋に最原たちが居座る以前の、女子トイレの用具入れの監視カメラの録画をチェックしたら、黒幕が隠し部屋に入っていく映像があるんじゃないか?

放置しててすみません
別ジャンルの事情で申し訳ないのですが、もうすぐ参加する即売会の日付が近づいていまして、そちらが終わり次第執筆再開とさせていただきます
コメ返しもその時にします

了解
待ってるよ

そろそろ来ないかなー

この作者の方のSS大好きなので待ってます

だいぶお待たせしてしまいました
待っていただいているようでありがたい限りです
更新再開します
以下コメ返し

>>246
平和が好きな人間も居るでしょうからその可能性(サイコパスにとっては退屈)もあるかもですね

>>247
入間有能すぎるから入間潰すルートもあったのですが、見事に安価回避されてしまいましたね

>>248
そうですね…
毎作16人と思ってしまってつい16人と言ってしまいました

>>249
よくぞ気が付きましたね…、本編に採用させていただきますね…

>>251>>252>>253
温かいお言葉ありがとうございました

天海「確信?ある程度首謀者の予想がついてるってことっすか?」

王馬「うん、まあ」

天海「よかったら聞かせてもらえないっすかね?」

王馬「うーん…。蘭兄ちゃんはいいんだけど、百田ちゃんと肉便器に聞かせるのはまだちょっとアレかなって思って…」

入間「最近、まともに呼ばれることが多くなってきたと思ってたのにぃ…」

百田「あ!?何でオレらには聞かせられね―んだよ!?」

王馬「2人は態度に出やすそうだから、まだ問い詰める準備が完了してない内から態度に出て首謀者にバレたら嫌だなーって思ってさ」

王馬「というか百田ちゃんに関しては、本人に特攻して問答しそうだし…」

百田「何でオレの行動を見透かしてんだよ…」

百田「確かに本人に問いただすつもりだし、場合によっては説得するつもりだぜ」

王馬「うわバカかよ、マジでそうする気だったのかよ」

天海「解斗君、流石にその行動は軽率だと思うっす」

百田「わ、わかった…。準備が出来るまでその首謀者候補には普通に接してればいいんだな」

王馬「って言われても、百田ちゃんってバカ正直だからやっぱり不安だなー」

王馬「本音だよ?」

投稿キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
待ってた!!(歓喜)

百田「オレが信用ならねーって言うのかよ!?」

王馬「うん」

百田「て、てめぇ!」

最原「わ、解斗くん抑えて!」

百田「終一!テメーはどっちの味方だ!?」

最原「えっ」

百田「オレの助手ならテメーはオレのこと信用出来るよな!?」

最原(正直、王馬くんの意見に賛成なんだけど…)

最原(解斗くんって正直すぎるから、態度に出そうだなぁ…)

最原(そこが良いところでもあるんだけど…)

最原(…でも嫌われたくないしなぁ…)

最原(……まあ、天海くんに解斗くんの動向や挙動を見張ってもらえば大丈夫かな)

最原(本当は僕が責任を持って解斗くんに付いてるべきだけど、見張り時間の関係上それは無理だし…)

最原(ポンコツなところもあるけど、頭のいい彼ならきっと何かある前にフォロー入れてくれるだろうし)

最原(…うん、天海くん任せたよ!)

最原「勿論、僕は解斗くんのことを信用してるよ!」

百田「だよな!」

王馬「えー…」

最原「でも入間さんは信用してないよ」

入間「贔屓かよ!?」

入間「…いや、オレ様としてもあまり面倒事に巻き込まれるのはごめんだからいいけどよ…」ヘッドホンを装着して解析作業に戻る

百田「蘭太郎もオレのこと信用出来るよな?」

天海「いや俺は正直…」

最原「蘭太郎お兄ちゃんも僕と同じ意見だよね!?」

天海「はい、解斗くんにはそれはもう絶対の信用を寄せてるっす」

王馬「ポンコツばっかかよ…」

百田「そもそも、確信が無いってことはまだそいつが首謀者かどうかわかんねーってことだろ?」

王馬「まあ、首謀者が仕組んだ罠の可能性もあるからね」

王馬「じゃあ、それを踏まえた上で聞いてほしいんだけど…」

王馬「現状、首謀者として1番疑わしいのは白銀つむぎだよ」

百田「な、なんだって!?」

最原「そんな気はしてたよ、王馬くんの態度的に」

天海「理由を聞いてもいいっすか?」

王馬「実は昨日から空き時間に、女子の個室にキー坊とモノタロウと3人で忍び込んで部屋に首謀者っぽい物がないか探してたんだけど…」

百田「!?ま、待て待て待て!!」

百田「色々と言いたいことが多すぎるぞ!?」

百田「まず何で女子の部屋に忍び込んでんだよ!?」

王馬「そんなこともわからないの?」

王馬「じゃあおバカな百田ちゃんの為に説明してあげるけど、この隠し部屋に繋がる隠し通路は女子トイレにあるじゃん?」

王馬「隠し通路を使う為に女子トイレに行っても怪しまれない人物って、女子じゃん」

王馬「つまり、ほぼ確実に首謀者は女子だよ」

百田「そ、そんなの、裏をかいて女子トイレに隠し通路を設置した男の仕業かもしれねーだろ!?」

王馬「バカかよ。そんなことしちゃったら、いざ隠し通路を使いたいってなった時に女子トイレに入るところを他の人に目撃されちゃったら、変態扱い不可避じゃん」

百田「た、確かに…」

王馬「はい他に質問はー?」

百田「えーっと…、何でキーボまで一緒に女子の部屋に入ったんだよ」

王馬「それは成り行きだね」

王馬「最初の女子の部屋の鍵をピッキングしてるところをキー坊に見られちゃったんだよね」

王馬「だから仕方ないから説得して、そのまま女子部屋暴きの仲間になってもらったってわけ」

天海「キーボ君はどこまで知ってるんすか?」

天海「この部屋のこととか、俺達の見張りのこととか知ってるんすかね?」

王馬「その辺のことは言ってないよ」

王馬「訊かれなかったし…、男女関係なしに何かの順番にオレが部屋を暴いていってると思ったんじゃない?」

王馬「まあ、オレが終一ちゃんと組んで女子部屋暴きをやってるってことだけは説明したけどね」

百田「終一も知ってたのか!?」

最原「うん…。僕もそれが手っ取り早いと思って王馬くんに協力して、王馬くんが女子部屋の探索中は僕が部屋の主を引きつけてたんだよね」

百田「お前なぁ…、ボスのオレにホウレンソウはきちんとしろよな」

最原「ご、ごめん。頭がいっぱいいっぱいで考えつかなかったよ…」

最原(こんなこと言えるわけないじゃないか…)

百田「ったく、しょうがねーやつだな」

百田「次からはちゃんとやってくれよな!」頭がしがし

最原「わわっ!…うん、次は気をつけるね」

最原(ケースバイケースで)

天海「髪がボサボサになっちゃったっすね」櫛で梳く

王馬「…で、質問は以上かな?」

百田「まだ肝心なことを訊いてねーぞ」

百田「テメーは何で白銀を首謀者だと思ってんだよ!」

王馬「それは今から話そうと思ってたんだけどな」

王馬「そもそも、そっちがオレが話すのをわざわざ止めて質問してきたんじゃん」

王馬「とりあえず他人の話は最後まで聞こうよ」

百田「そ、そうか。わりぃ…」

王馬「じゃあ改めて説明するけど、3人…いや、オレと2匹で忍び込んで部屋に首謀者っぽい物がないかを順番に探してたんだけど、キー坊が首謀者の物っぽい証拠品を見つけてくれたんだよね」

百田「それは何なんだよ」

王馬「モノクマのカラーリングをしたカードキーだよ」

王馬「多分、図書室の隠し扉のカードキーじゃないかな?」

王馬「『図書室の本棚を動かしちゃいけない』っていう追加の校則のせいで確かめられないけど、現状他にカードキーを使う所なんて見つけてないし、あそこのだと思うよ」

最原「カードキーか…。ちなみに部屋のどこで見つけたの?」

王馬「ん?見つけた場所なんてどうでも良くない?」

最原「全然どうでもよくないよ」

最原「そこから推理できることだって あるかもしれないじゃないか」

王馬「ないよ」

最原「何でそう決めつけるの?何か不都合なことでもあるの?」

王馬「いや…」

最原「もしかして何か隠してるんじゃないの?」

王馬「そんなのないって」

最原「じゃあ教えてよ。言えばすぐ終わることじゃないか」

王馬「真実絶対追求するマンやめよ?」

最原「情報の取捨選択は僕がするから、早く教えて」ずいっ

王馬「何か終一ちゃんってオレに対して手厳しくない?」

最原「話を逸らさないで、ちゃんと教えてよ」

王馬「何、カードキーの隠し場所に親でも殺されたわけ?」

最原「早く教えてってば」

王馬「あーもう!うるさいなぁ!」

王馬「わかったよ、教えてやるよ!」

王馬「クローゼットの中の着替えのストックの1番奥にあったブラジャーの内側のパッドを入れるポケットの中だよ!」

王馬「これで満足した!?」

最原「……うわぁ…、そんなところまで調べたんだ…」

王馬「教えろって言われたから教えてあげたのに、引くなよ」

王馬「言っとくけど、見つけたのはキー坊だからね!」

王馬「クローゼットはキー坊の担当だったんだからね!」

最原「いいよ、そんな必死に言い訳しなくても…」

王馬「嘘じゃないよ!ホントだよ!!!!」

天海「蘭太郎お兄ちゃんは小吉君のことを信じてるっすよ!」b

王馬「蘭兄ちゃウェアアアンヴ(ジュル)ヤェャァァァ↑アイィヤエ↑ヤゥィゥ!!!」天海に抱きつく

天海「ちょ…、涙はともかくとして、ヨダレと鼻水を俺の服に押し付けるのは止めてほしいっす…」

王馬「ぶえっくしょい!」ズビズビ

天海「ちょ」

王馬「あー、泣いたらスッキリした」

天海「……何で味方したのに、服をこんなにぐしょぐしょにされないといけないんすかね…?」服をティッシュで拭う

最原「王馬くんの味方なんてするからだよ」

王馬「終一ちゃんってば、ほんっとオレに手厳しいよね!」天海の服で鼻かみチーン

天海「あの、ティッシュあるんで…、ダメ押しやめてほしいっす…」つティッシュ

最原「それにしても、白銀さんってパッド入れてたんだ…」

百田「気になるのそこなのか」

天海「終一君、最近のブラジャーは大体デフォルトでパッドポケットがついていて、胸の形を綺麗に見せるためにデフォルトで薄めのパッドが入ってるんすよ」

最原「!!!??それって詐欺じゃないか!」

王馬「童貞丸出しかよ、恥ずかしいなぁ…」

最原「ということは、入間さんも盛っているのか…!?」

王馬「ヘッドホンしてるから本人には今聞こえてないとはいえ、よく本人の近くでそんなこと言えるね…」

王馬「いやー、それにしても巧妙な場所に隠したよね」

王馬「まあ、首謀者が白銀ちゃんを嵌めるためにワザと仕込んだって可能性も否定できないけど」

王馬「でもそれなら本人が着替えを変える時に気が付きそうな物だし、彼女の性格なら気がついたならみんなに言うだろうしね」

王馬「あと首謀者が白銀ちゃんを嵌める気なら、もう少しわかりやすい所に置きそうなもんだし…」

最原「確かにそんな隠し場所、男子はおろか女子さえそんなに注意深く気にしないよね」

最原「つまり、キーボくんはロボットの癖に変態なんだね」

天海「真顔でなんてこと言うんすか終一君」

王馬「キー坊を庇うのめんどいし、それでいいよ」

百田「庇ってやれよ!あいつのお陰で見つかったんだろうがカードキー!」

王馬「それにしても、女子トイレの隠し通路といい、ブラジャーのポケットのカードキーといい、なんかこう、男子を警戒してる感あるよね」

最原「探偵の僕や、特殊なモノパッドが与えられていた天海くんを警戒してるんじゃないのかな?」

天海「…あの、お兄ちゃん呼びは?」

最原「え?」

王馬「キミの同意が欲しくて一時的にお兄ちゃん呼びしただけに決まってんだろがバァーカ!」

天海「えっ!そうなんすか!?俺を利用したんすか!?」

最原「そんなことするわけないじゃないか」

天海「なんだ、それじゃあ小吉君の勘違いっすね」

王馬「頭めでたいなぁ…」

百田「おい、仲良しコントなんてしてないで、これからすることを決めようぜ」

百田「仮に白銀が首謀者だとして、どうすんだよ」

最原「ちょっと証拠としては弱いけど、現時点ではカードキーを白銀さんに突きつけて首謀者として問い詰めるしかないんじゃないかな?」

天海「一番良いのは、入間さんのマザーモノクマの解析の中で首謀者の情報が出てくるのを待つっていうことっすかね…」

王馬「それが出来るのがいつになるか分からないけど、複数の証拠が欲しいよねやっぱり」

最原「幸いこの部屋は僕達が押さえてるし、今のところ白銀さんは怪しい動きをしているようには見えないからまあ、長期戦になるかもしれないけどとりあえずは現状維持…って感じかな?」

百田「…………」

百田「ていうか、女子トイレの監視カメラを見たら白銀が首謀者かどうか確定するんじゃないか?」

最原「!確かにそうだね!流石だよ解斗くん!!」

最原「というか最初から女子トイレの監視カメラに目をつけてチェックしてればよかったね」

王馬「……あるの?トイレにカメラ」

最原「女子トイレのカメラなんてチェックしたことないからわからないけど、もしあったら王馬くんは女子の部屋を調べ損だったってことだね」

王馬「クソッ!」

天海「いやまあ、証拠は複数あるに越したことないっすよ」

最原「でもここへ出入りしてる映像があればもう首謀者だって一発だし、やっぱり無駄だったってことだよ」

天海「終一君、小吉君のことをもう少し思いやってあげて、ちょっとその意見は心にしまっててほしいっす」

最原「無駄なことを無駄と言って何が悪いの?」

王馬「もうやだこのパートナー」

最原「じゃあ王馬くんは、天海くんとでも組んだらいいんじゃないかな」

王馬「そうしたいのは山々だけど、多分もうここ見張る必要なくなるよね?」

王馬「あーもう損した!真面目に捜査したのに時間とSAN値無駄にした!」

天海「SAN値…何があったんすか…」

王馬「アンジーちゃんの部屋で名状しがたい何かを見てしまってぶっ倒れちゃったんだよ!」

最原「嘘だよね」

王馬「キー坊も言ってただろ!何でそうなんだよ!!」

最原「そんなこと言ってたっけ…?」

王馬「どうでもいいと判断したことは、すぐ忘れちゃうんだね」

王馬「終一ちゃんってば効率いい頭してて羨ましいなー!」

最原「そんなことより早く監視カメラの映像を見てみようよ」

王馬「皮肉すら受け流すんだね」

百田「王馬もいつまでも気にしてんなよ」

百田「そもそもテメーらがオレにちゃんとホウレンソウしてれば、こんなことにならずに済んだんだぜ?」

王馬「そんなの結果論じゃん」

最原「王馬くんその辺にしておかないと、めんどくさい女の典型みたいでいい加減うるさいよ」

天海「居ますよね…、いつまでも過去のことをグチグチ言う女性」

王馬「このくらいの愚痴も許されないんだね」

百田「まあ今回はたまたま結果が報われなかったけどよ、王馬は頑張って首謀者探ししてたんだしそれは認めてやらねーとな!」

最原「うん、そうだね」

王馬「百田ちゃんの上から目線も…、終一ちゃんのイエスマン(百田限定)も…、全部…ムカつく…!」プルプル

百田「かっかすんなよ!ここから出たらオレが美味い飯屋にでも連れて行ってやるからよ!」王馬の背中バシバシ

最原「え、僕も解斗くんと食事行きたいな」

百田「おう!みんなで行こうぜ!」

天海「まあ…、みんなで美味しいレストランに行く為にもさっさと首謀者を追い詰める必要があるっすね」

最原「じゃあ入間さんに女子トイレの過去ログ探してもらおうか」スタスタ

最原「入間さん、ちょっといいかな?」肩トントン

入間「セクハラだぞムッツリ原!」ヘッドホン外す

最原「女子トイレの過去の映像を調べて欲しいんだけど、お願いできるかな?」

入間「ムッツリかと思いきやオープンスケベ原かよ!」

最原「出来れば最初ら辺の記録を探ってほしいんだよね」

最原「首謀者が女子トイレの隠し扉を出入りしている記録があるはずなんだけど…」

入間「ほーん、なるほどな」カチカチ

入間「でもあの女子トイレの中って実は何故かカメラが少ねーんだよな」カチャカチャ

百田「プライバシーの為か?」

王馬「やっぱり、この部屋を今みたいに乗っ取られた時のことを警戒してるんじゃない?」

天海「それでも完全にカメラを退けないのは、そこで何かあった時の為でしょうね」

天海「具体的には…殺人事件っすけど」

入間「可動式カメラだからな、どういう仕組か知らねーが2人以上がトイレに入ってきたら人物を追うようになってるみたいだな」カチャカチャ

入間「よし、初日の初っ端のトイレのログあったな」ッターン

入間「ここから早回しで様子見すっか」カチャカチャ

王馬「っていっても大体トイレの入口映してるじゃんこれ」

天海「用具入れの辺りが映ってるのはないんすか?」

入間「だから、2人以上がトイレに入らない限りデフォルトはここ映してる1台だけなんだよ」カチャカチャ

入間「てかテメーら、さも当然のように監視カメラの映像見んのな。一応ここ女子トイレだぞ」

最原「通い慣れた場所だからね、もう何とも思わないかな」

王馬「てか入口のドアが映ってるだけだし」

天海「ドアを出入りしている人がいる映像…ってだけに見えるっすよね」

百田(これ見んのなんか恥ずかしいのオレだけなのか…)

王馬「うーん…、トイレに来てモノクマを製造する為にここに来るのにダッシュすればそんなに時間かからないし、ぶっちゃけここを出入りしている映像だけだとわからないよね?」

天海「いや、そうでもないっすよ」

天海「ちょっと手間はかかるっすけど、モノクマが製造されたであろう時間を絞り込んで、その時間に出入りしている人物をチェックすれば自ずと首謀者が絞られてくるハズっす」

天海「幸か不幸か、モノクマは何度も駄目にされてるから何度も製造されてるっすからね」

最原「時間を絞り込まなくても、何度も夜中にトイレに訪れる人物が居たら必然的にその人は怪しいよね」

最原「夜中の校舎のトイレに来る理由なんてないんだからさ」

百田「おお、確かにそうだな!流石はオレの助手!」

最原「解斗くんのアイデアあっての思いつきだよ」

入間「なるほどな、夜中な…」

天海「見ていくの時間かかりそうっすか?」

入間「早送りしてるとはいえ、人の出入りシーンなんて一瞬ずつだからな」

入間「見飛ばさない程度の速度だからまあまあ時間はかかるな、数日分あるわけだし」

天海「じゃあ解斗君は一旦、いつも通り赤松さん達と出口探しに行った方がいいんじゃないんすかね?」

天海「なるべく通常通り行動しないと、首謀者も警戒する可能性あるんで」

百田「ん?そうか。それじゃあ行くか」

百田「じゃあ蘭太郎も自由行動した方がいいんじゃないか?」

天海「まあ、そうっすね」

最原「…それじゃあ結果はまた後で教えるね」

百田「おう!それじゃあ後は宜しく頼むぜ!」スタスタ

天海「それじゃあまた夜に」スタスタ

最原「……じゃあ入間さん、後宜しくね」スタスタ

入間「えっ、もう見ね―のか?」

最原「うん、何か早送りの映像ずっと見てたら目が疲れちゃって」ソファに寝転がる

最原「それに何人が見ても結果は変わらないでしょ」小説を読む

最原「怪しいのは白銀さんってわかってるんだし、夜中に白銀さんが何度もトイレの出入りを目撃されたらほぼ確実じゃないか」

最原「あ、王馬くん忘れずにちょこちょこ真宮寺くんの方のリアルタイム見張りしててね」

王馬「キミってホントそういうやつだよね!嫌いじゃないよ!」

最原「そう」小説ペラリ

王馬「あーあーつまんないの。キー坊は弄り甲斐あったのに」メモ帳カキカキ

王馬「入間ちゃんはいこれ、首謀者がこの部屋を出入りしたと思われる時間帯リストだよ。ざっくりだけど一応ね」つ紙

入間「おう」受け取り

王馬「モノタロウはオレを癒やして」ギュッ

最原「ぬいぐるみ療法でぬいぐるみを抱きしめるという行為は、インナーチャイルド(心の中の子供の自分)を抱きしめる行為に相当するらしいから、実際癒やされるらしいね」

最原「王馬くんの場合は、インナーどころかアウターに子供っぽさがかなり滲み出しててアウターチャイルドって感じだけど」

王馬「モノタロウあいつ黙らせて」ブンッ

モノタロウ「うわぁっ!?」ドンッ

最原「うぐっ…!」

入間「仲良いなテメーら」



ーーー


入間「一応、ここの見張りを開始するまでの全部チェックが終わったぜ」

最原「結果はどうだった?」

入間「白銀のヤツが首謀者でぶっ決まりだ!」

最原「そっか…」

入間「で、これからどうすんだよ」

最原「今ここに居ない見張りメンバーにも情報を共有して、それからどう白銀つむぎを追い詰めるのか段取りを決めておきたいな」

最原「モノクマはここを見張りすることで封じてるけど、モノタロウ以外のモノクマーズはあっちの戦力だし、僕らが追い詰めてもエグイサル持ち出されたらどうしようもなくなっちゃうからね」

王馬「証拠突き出して追い詰めたら向こうは諦めて終わり…ならいいけど、抵抗されたり暴走して急に皆殺しされても困るしね」

最原「ここまで色々ルールを決めたりしてきた首謀者が、いきなりそんな皆殺しなんてするとは思えないけど、対策はするにこしたことはないかな」

モノタロウ「アドバイスすると、マップに表示されてない隠し通路は女子トイレからこの隠し部屋に行く通路しかないから、エグイサルは基本的には各部屋の中とかには入ってこれないよ」

モノタロウ「ああでも、図書室や体育館とかは両開きの扉があるからエグイサルも出入りできちゃうね」

王馬「そもそもエグイサルって、ちょっとした壁くらいなら壊せちゃうんじゃないの?」

モノタロウ「うん、壊せるね!」

最原「じゃあ体育館だろうと食堂だろうと、あまり意味はないのかな…」

時間開いたせいで最原のサイコパスっぷりに磨きがかかった気がする

モノタロウ「でもこの部屋なら、他のみんなもあまり壊したがらないと思うよ」

王馬「地下だしマザーが居るから…ってことかな?」

モノタロウ「うん。もし壊しちゃったら埋もれちゃうかもだし修理復興大変そうだもんね、地下は」

最原「つまり、エグイサルを封じたいなら白銀つむぎをこの部屋におびき寄せてから問い詰めるのがいいのか…」

最原「彼女が首謀者ならこの部屋に来るとモノクマを製造してしまうと思うけど、まあ、エグイサルよりは脅威にはならないか…?」

王馬「もしくはエグイサルが危害を加えに来ないことを祈って、みんなを食堂にでも集めてそこで白銀つむぎが首謀者だってバラしちゃう?」

最原「それも悪くないと思うけど…」

最原(どうしようかな…)



白銀を問い詰めるのは


①エグイサルを封じる為にマザーモノクマの部屋。見張り組が追い詰める

②エグイサルが来るかもしれないが食堂。他の生徒の前で首謀者だということを明らかにする


安価↓1

最原「白銀つむぎを追い詰めるのは食堂にしようか」

最原「生徒全員の前で全部話してもらおう」

王馬「オッケー、オレはそれでいいよ」

入間「で、いつヤるんだ?」

最原「その辺は他の3人に相談してから決めたいと思うけど、他の生徒が自然と集まりやすい朝食の時間なんていいと思うよ」

入間「朝食時の食堂か…」

入間「え、エグイサルが襲ってくる可能性もあるんだよな?」

入間「オレ様は例のフルアーマー着用して行くが、別に構わねーよな!?」

王馬「アレ着られると周りが危なくなるからやめろよマジで」

最原「ここまできて全員の目の前で殺人が起こるとか、冗談じゃないよ」

入間「何で天才発明家のオレ様の発明品が信用なんねーみたいな言い方してんだよ!」

王馬「だって前科あるじゃん」

入間「うぐっ…」

入間「ま、まあそれはともかくとして、その朝食の時間って明日のことだよな?」

入間「だったらオレ様は、もうマザーの解析をしなくていいのか?」

王馬「まあ確かにもう証拠は揃ってるけど…」

最原「うーん…」



①ギリギリまで解析を続けてもらう

②お疲れ様入間さん、もう大丈夫だよ


安価↓1

最原「証拠は多いに越したことはないし、解析によって何か重要な情報が見つかるかもしれないよね」

最原「なんなら白銀つむぎを問い詰める時は入間さんは寝ててもいいから、その分なるべく多くの情報を集めてほしいな」

入間「わかった。じゃあ今からいつも通り夜時間まで睡眠取るから、その後から…」

最原「え?今から取り掛かってよ」

入間「は!?」

最原「これが終わったら幾らでも休んでもらっていいから頑張ってね」つモノナミンV3

入間「なんとなく言葉遣いだけ優しげだけど、言ってること鬼畜すぎだろ!」

入間「そもそもオレ様は夜の見張り時間から基本起きっぱで…!」

最原「人間が自発的に眠らずにいられる期間って知ってる?」

入間「へ?」

最原「2週間だよ」

入間「そ、そうなのか」

最原「だから2徹くらい入間さんなら余裕だよ、頑張ってね」

今の最原のサイコパス度を計ったら高そう

王馬「解析、モノタロウじゃダメなの?」

最原「モノタロウは言ってしまえば黒幕側のロボットだから、出てきた情報の何が重要で何か重要じゃないかなんてわからないと思うんだよね」

最原「前の監視カメラ操作ソフトのプログラミングみたいに明確な目的があるならこちらも指示が出せるけど、マザーには他にどんな情報があるかなんてわからないから…」

最原「やっぱり人間に任せるのが1番だと思うんだ」

入間「さっさと何か見つけて寝るか…」カタカタ

最原「何か見つけたら終わりじゃなくて、朝食の時間まで続けるんだよ」

最原「プレゼントあげるからこれで頑張ってね」入間の周りにモノナミンV3を置きまくる

王馬「終一ちゃんみたいな人間は絶対人の上の役職につかせちゃいけないよね」

王馬「でもこういう人間が将来的に人の上の役職についちゃうんだろうなぁ…」

最原「王馬くん最近割りと思ってることそのまま喋るようになった気がするよね。主に僕に対して」

王馬「うん、歯に衣着せたくないなと思って」

最原「正直なのはいいことだね」

王馬「いや、正直とか嘘つきとかそういう問題じゃないよこれ」

本日終了です、ありがとうございました
以下コメ返し


>>257
待ってたコメ嬉しいです、ありがとうございます

>>278>>285
期間が空いてもサイコパス扱いされる主人公

乙です
天海と王馬(と入間)がちょっと可哀想になってきたww
このサイコパス最原とそれなりにやってけてるとか、めっちゃ心広いわ

この最原と付き合えるなんてここの王馬は物凄いイイヤツだと思う

よく王馬はどこぞの本物のサイコの狛枝と比べられるけど、常識な所があるからね……

待ってましたー
この入間は間違いなくもっと評価されていい

投下再開します
以下コメ返し


>>288
()付けなくても入間も充分可哀想かと…

>>289
王馬が「物凄い」イイヤツとまで言われるとか最原の評価がやばい

>>290
王馬のアレは真性じゃなくてファッションですからね

>>291
おまたせしましたー

ーーー


キーンコーンカーンコーン…

モノダム『…………』モニタープツッ

最原(夜時間になったな…)

最原(今日の見張りの時間は、比較的静かに過ごせて良かったな)

最原(入間さんはずっと黙々と解析を進めていたし、王馬くんはモノタロウを構い倒していた…というか完全にぬいぐるみ療法に浸ってたし…)

最原(無理もないよね。こんなところにずっと閉じ込められてコロシアイを強要されてるんだし、悪の総統とかいう訳のわかない肩書きを持ってる彼でも気が滅入るよね)

最原(多分これが僕がここの見張りをする最後の枠だと思うけど…)

最原(……色々大丈夫だよね?明日…)

最原(今のところモノタロウは僕達を裏切る様子はないけど、明日はどうなるかな…)

最原(心配してても仕方ないか…。裏切られる時は裏切られちゃうよね、相手は血も涙もないロボットだし)

最原(裏切られなかったらラッキーくらいに思っとこう)

東条「お待たせしたわね」スタスタ

最原「あ、東条さん…と、解斗くんと天海くん」

百田「よっ!」

天海「首謀者もわかったことなんで、改めて作戦会議した方が良いだろうなと思って来ちゃいました」

最原「うん、連絡する手間が省けて良かったよ」

東条「まだ私は細かい事情が聞けてないのだけれど、説明してもらってもいいかしら?」

最原「それじゃあ首謀者の正体と監視カメラの映像の件について話すけど…」



ーーー


最原「って感じかな」

東条「そう、やっぱり白銀さんが…」

百田「信じたくね―が、監視カメラの映像での確認でもそうなら実際そうなんだろうな…」

天海「残念っすね…」

東条「一応私も監視カメラの映像を確認してもいいかしら?」

最原「二度手間じゃないかな。白銀つむぎが首謀者なのはもう確定なんだし、作業中の入間さんの手を止めさせたくないんだけど…」

百田「終一、オレも映像の確認をするぜ」

最原「まあ確認する位置はもう入間さんもわかってるだろうし、時間もあまり取らないだろうしいいんじゃないかな」

最原「証言は多いに越したことはないし」

東条「それじゃあ少し確認させてもらうわね」スタスタ

東条「入間さん、ちょっといいかしら?」肩トントン

最原「…じゃあ僕はその間、東条さんが持ってきてくれたお弁当食べようかな」

王馬「お先いただきましたー!」

最原「うん知ってる。東条さんに説明してる時からめっちゃ食べてたね」

王馬「終一ちゃん!今日のデザートはチーズタルトだよ!めちゃくちゃ美味しいよ!」モグモグ

最原「ふーん」弁当モグモグ

王馬「あれ?あんまり興味ない感じ?」

王馬「じゃあオレが終一ちゃんの分も食べちゃおっかなー!」

最原「やめろ。お前なんかに食べさせない。僕が食べる」タルトの容器を引き寄せる

王馬「めっちゃデザート楽しみしてるんだね」

天海「なんせ東条さんの、約束された絶品の手作りデザートっすからね」

ーーー


東条「確認が終わったわ」

最原「納得してくれた?」

百田「まあ、一応な…」

東条「そういえばすっかり渡しそびれてたけど王馬君、キーボ君から受け取った使い捨てカメラの写真が出来たわよ」つ封筒

王馬「ああ、うんありがと」

最原「それは何の写真?」

王馬「例のカードキーの証拠写真だよ。もうあんまり意味のない物になっちゃったけどね」つ印画紙

天海「他にも印画紙が沢山入ってるみたいっすけど、他は?」

王馬「フィルムが勿体なくて撮ったキー坊とオレの写真だよ」つ封筒

最原「ほんと好きだね、フィルムの残りで遊ぶの…」紙ペラペラ

王馬「だって勿体無いじゃん?フィルムが」

天海「いいと思うっすよ」

東条「本題に話を戻してもいいかしら?」

王馬「どうぞ」

東条「白銀さんが首謀者で確定というなら、次にすべきことは彼女を問い詰めて首謀者ということを認めさせて、彼女を脅してでも私達をここから出させることよね?」

最原「うん」

東条「それはいつ行うのかしら?」

百田「早い方がいいと思うぞ」

最原「僕もそう思うよ。だから明日の朝食の時に食堂でなんてどうかなって思ってるんだけど、どうかな」

天海「朝食の時ならみんな大体、似たような時間に食堂に集まりますからね」

王馬「キー坊は来るかわからないけどね!朝食なんて食べないから!」

最原「首謀者を問い詰める時にはやっぱり全員居たほうが良いと思うから、もし来てないようだったら話を始める前に王馬くんがキーボくんを呼んできてほしいな」

>最原「やめろ。お前なんかに食べさせない。僕が食べる」
こういう原作台詞のパロディ多いの好き

王馬「えー何でオレ?」

最原「王馬くんの数少ない友達でしょロボットは」

王馬「終一ちゃんは友達いなそうだよね」

最原「居るから」

王馬「いるんだ、そんな物好き」

入間「言動キッツイからマゾばっかりそうだなテメーの友達は」

最原「入間さん、こっちの会話に参加しなくていいから早く解析進めなよ」

最原「それとも何か新たにわかったことでもあるの?」

入間「いや、まだ何もわかってねーけど…」

最原「じゃあ早く解析の続きに取り掛かってよ。時間はあまり無いんだから」

入間「うえぇ…わかったよぉ…」カチャカチャ

百田「入間にはちょっと無理させちまってるかもしれねーけど、実際時間があまりないからしかたねーよな…」

百田「終一もそのことをよく理解して心を鬼にして言ってるだと思うぜ」

王馬「多分あれ素のままだよ心」

天海「うーん…、そんなに急がなくてもいいんじゃないんすかね?」

天海「もっと落ち着いて、きちんと全ての準備が完了してから満を持して…具体的には入間さんのマザーモノクマの解析が終わってからでも遅くないと思うっすよ」

入間「もっと言ってくれキャベツ頭…。このまま解析を続けてもいいが、こんなに急かされてもオレ様も困るからな…」

天海「なんで蔑称で呼んじゃうんすかね?」

百田「真宮寺のことは見張ってるからいいけどよ、いつ真宮寺以外のヤツが外に出たがって殺人しちまうかもわかんねーし、はえーに越したことね―だろ」

最原「解斗くんの言うとおりだよ!」

王馬「最低限白銀つむぎを責めることは出来るんだし、こんなところに長居は無用だよね」

東条「私はみんなの意見に従うわ」

マザーモノクマ「おや?意見が真っ2つに割れたようだね?」

最原「マザーモノクマは関係ないだろ。しゃしゃり出てこないでくるなよ」

マザーモノクマ「いや関係ないこともないよね。ボクの解析も関わってるんだし」

最原「いいから黙ってろよ」

マザーモノクマ「はいはい黙ってますよ―っと。別に裁判じゃないしどうでもいっか」

最原「中立立場の東条さんを除くと3対2だし、やっぱり早めの決行でいいと思うよ」

入間「メイドババァ!」

東条「ごめんなさいね入間さん。多数決でそうなったなら私はその結果に従うわ」

入間「キャベツ太郎!」

天海「…多分俺のことっすよね?」

天海「味方につけたいなら、もっと普通に呼んだ方が良いと思うっすよ」

天海「でも解析を進めさせたいのに、明日の朝まで寝ずにやらせるっていうのはちょっと酷かと…」

天海「解析をさせたいなら数日かけて、じっくりやってもらうほうがいいと思うっす」

天海「どうしても明日の朝に首謀者と決着を着けるつもりなら、その時何が起こるかわかったもんじゃないんですから、入間さんにもきちんと睡眠を取ってもらうのがいいと思います」

最原「でももう多数決で決まっちゃったんだよ蘭太郎お兄ちゃん」

天海「決まっちゃったならしょうがないっすね。入間さん不眠で頑張ってください」

入間「!?」

王馬「呼び方の大切さがわかるね」

入間「あいつさっきまで普通に呼べっつった癖に、なんだよそういう性癖なのかよ!?」

入間「じゃあオレ様も特別にそう呼んでやるからオレ様の味方しろよ!ありがたく思え蘭太郎お兄ちゃん!」

天海「こう言ってはなんですけど、こんな下品な妹はちょっと…」

入間「なんで腹黒原はOKで、ヴィーナスボディを持ったオレ様はアウトなんだよ!?」

最原「僕には品がある。それが僕とキミとの差なんだよ」

入間「こんな世の中間違ってやがる!」

王馬「オレからしたら2人とも弟にも妹にもしたくないなー」

入間「オレ様だってテメーみてーな兄弟欲しかねーよ!」

最原「僕も王馬くんと兄弟になるのはちょっと…」

東条「実際兄弟になってみたら案外可愛く見えるものじゃないかしら」

東条「そんなことより、そろそろ本題に戻ってもいいかしら?」

最原「うん、どうぞ。入間さんも作業に戻ってね」

入間「うへぇ…」

東条「明日の朝、具体的にどういう手筈で白銀さんを追い詰めていくのかしら?」

最原「当事者だけじゃないから、部外者の生徒にも事情がわかるように軽く説明を挟んだほうが良いよね」

王馬「とりあえず、説明も白銀つむぎを追い詰めるのも東条ちゃんがやるのが1番いいと思うな」

東条「私が?」

王馬「他の生徒にも納得させないといけないからさ、見張りメンバーで1番他の生徒に信頼されてるのって東条ちゃんじゃん?」

最原「…そうだね、僕もそれがいいと思うな」

東条「そう…。みんなが良ければ私はそれで構わないわ」

天海「俺もそれで大丈夫っすよ」

百田「ああ、異論はねーな」

入間「もう好きにしろよ…」カチャカチャ

東条「それじゃあ…、頼まれるからには全力を出すわね」

王馬「勿論、東条ちゃんに丸投げするわけじゃなくてオレ達も援護射撃するから、まあそんなに気負わなくていいんじゃない?」

東条「ありがとう。でもなるべく貴方達の手を煩わせないようにするわね」

モノスケ「聞いたでキサマラ!」オハックマー!

モノタロウ「わぁ!……誰だっけ?」

モノスケ「数日会わなかっただけで兄弟のことを忘れるなんて、ほんまアホちゃうか?」

最原「何しに来たんだよ」

東条「今更私達の邪魔をする気かしら?」

百田「首謀者にこのことを伝えるつもりかもしれねーな。取り押さえてやるぜ!」

天海「何か俺達に用事があって出てきたって感じじゃないっすか?」

天海「首謀者に告げ口するだけなら、立ち聞きしてそのまま俺らに姿を見せずに首謀者の所に行けば良いっすからね」

モノスケ「その通りやで!」

最原「で、何の用なんだよ」

モノスケ「キサマラは明日食堂で首謀者を追い詰めるんやろ?」

モノスケ「ワイらモノクマーズは、別にそれを邪魔する気はないから安心しとき」

東条「あら、それは朗報ね」

王馬「オレ達を油断させるための嘘かもしれないけどね」

最原「それが本当なら、お前達は何故邪魔をしないんだ?」

最原「まさか白銀つむぎは実は首謀者じゃないって言いたいのか?」

モノスケ「白銀はんが普通の生徒か首謀者かなんて、ワイがキサマラに教えてやる義理はないで」

モノスケ「その辺のことは明日、明らかにすればええと思うで!」

天海「用事はそれだけっすか?」

モノスケ「なわけあるかい!なんでワイがキサマラの得になる情報を伝える為だけにこんな夜中に出てこんとあかんのや!」

最原「じゃあ勿体ぶってないでさっさと用事を済ませろよ」

モノスケ「んじゃ本題に入るわ」

モノスケ「キサマラが最終対決をムードもクソッタレもない食堂で望んでるっちゅーことで、現在食堂をプチリフォーム中なんや」

天海「…なんでリフォームなんてしてるんすかね?」

モノスケ「こっちにも色々と都合があるんや。まあキサマラには関係ないことやけどな!」

最原「都合か…」

モノスケ「まあせやから、明日食堂に行った時なんか雰囲気変わってたり物が色々置かれてたりするかもしれんけど、ただリフォームしただけっちゅーことやからキサマラは特に気にせず追加された大道具小道具にはあまり触らんでほしいわ」

東条「テーブルと椅子はそのまま残してくれるのかしら?」

東条「みんなが朝食を食べられる場所が無くなるのは困るわ」

モノスケ「残す残す。ついでに家事の邪魔にはならんようにするさかい」

東条「なら私は構わないわ」

モノスケ「用事はそれだけや!ほな!」バーイクマ!

天海「行っちゃったっすね」

最原「…気になるな…」

百田「リフォームの内容がか?」

最原「いや、そうじゃないよ。どうしてリフォームなんてするのか気になって…」

百田「食堂じゃムードもクソッタレもねーって言ってたな」

最原「ムードなんて作ったって意味ないと思うんだよね」

百田「モノクマーズのただの趣味じゃねーのか?」

最原「いや、ロボットの趣味なんて意味分かんないよ」

モノタロウ「ロボットだって趣味くらいあるんだよー!差別したらダメだよ最原クン」

王馬「最近キー坊とよく一緒に居たせいかキー坊の影響が…」

東条「王馬君、モノタロウの前でキーボ君をからかったのでしょう?それで覚えちゃったんじゃないかしら」

王馬「迂闊だったなー。キー坊2号誕生とか嫌だよオレ」

王馬「忘れろ忘れろ忘れろビーム!」

百田「なんだそれ」

モノタロウ「……?あれ、オイラ今さっき何喋ってたっけ?」

百田「効くのかよ!?」

王馬「やった!」

天海「はぁ…、弟にしたい…」

最原「天海くん趣味悪いって言われない?」

東条「……どうやら、私がしっかりしなくてはいけないようね…」ハァ…

最原「東条さん、僕と解斗くんはまともだから」

東条「…そう…。…そうだと良いのだけれど…」

最原(それから僕らは適当に打ち合わせをして、明日の朝食堂が開く前に1度この部屋に全員集まって入間さんから新たな情報を(あれば)聞いてから食堂に向かうということで話がついた)



ー寄宿舎ロビーー


百田「じゃあテメーら、しっかり寝ろよ!また明日な!」

最原「えっ、お泊りしないの?」

百田「あー…、風邪がだな、まだ完全には治ってねーからな」

百田「明日は大事な日なのに風邪うつしちまっても大変だからな」

最原「僕は気にしないよ」

王馬「オレは気にするよ」

天海「風邪が完治してない解斗君に気を使わせても悪いっすよ、終一君」

最原「この学園で過ごす最後の夜なのにな…」

百田「終一、オレ達は一応ここに軟禁させられてるんだから、あんまり修学旅行気分なのもよくないぜ?」

百田「明日はいよいよ首謀者との対決なんだし、もっと緊張感持たねーとな」

最原「うん…」

百田「その代わりによ、ここから出たらみんなで旅行にでも行こうぜ!」

百田「そこで存分に枕投げでもなんでもしたらいいと思うぜ」

モノタロウ「あれ?これって死亡フラg」天海に口を押さえられる

最原「旅行行くんだね!?絶対だよ!」

百田「おう!みんなの都合がつき次第な!」

最原「じゃあね解斗くん!明日には風邪治そうね!」ノシ

百田「ああ」ドアガチャッ

最原「あったかくして寝てね!加湿器つけてね!抱き枕も使いなよ!」ノシノシ

百田「わかったっての」ドアパタン

最原「……よし、さっさとシャワー浴びて寝よ…」

天海「切り替え早いっすね…」

最原「あれ、モノタロウは?」

天海「ああ、さっき小吉君が自室に連れて行ってましたよ」

最原「ふーん、そっか」自室ドアガチャッ

ーーー


ー最原の個室ー


最原(シャワーも浴びて髪も乾かしたし、明日はちょっと早く置きないといけないからさっさと寝よう…)シャワールームノドアガチャッ

モノタロウ「あ、最原クンほかえりー」

最原「うん。……」

最原「ねえモノタロウ、キミはこのコロシアイゲームが終わった後はどうなるの?」

モノタロウ「え?うーん……、よくわかんないや」

王馬「モノタロウ、オレの組織に入らない?」

モノタロウ「え?王馬クンの組織?」

王馬「うん!モノタロウは機械に強いみたいだし、ハッカーとかいいんじゃないかと思って。ウチ待遇もいいよー!」

モノタロウ「オイラがハッカーかぁ…」

最原(人前で犯罪組織に勧誘するなよ…)

最原(止めるべき…だよな…?)

最原「モノタロウ、王馬くんの組織なんて入ったらロボットだからって一生こき使われ続けるよきっと」

王馬「えー、そんなことないよ!オレの組織は超絶ホワイト企業だからね!」

最原「ホワイト企業の悪の組織ってなんだよ…」

王馬「それにモノタロウの引き取り手が居なかったら、こいつ路頭に迷っちゃうんじゃない?」

最原(ロボットが露頭に迷うも何もあるのか?最終的に解体処分とかじゃないのかな…)

最原(うーん…。ここまでモノタロウは僕達の味方になってくれたしもし最後まで裏切らなかったら、解体処分ってなったら流石にちょっと可哀想だよね…)

最原(王馬くんのところより良い引き取り手、どこかに居ないかな…?)

最原(入間さん……はなんか変な改造してきそうだから止めた方がいいよな…)

最原(…ロボット仲間のキーボくんとかいいんじゃないかな)

最原「モノタロウ、行く宛がなくなるならキーボくんの所が良いと思うよ」

モノタロウ「え?キーボクン?」

最原「うん。キーボくんを飼ってる?人もロボットが1体くらい増えようが別に構わないんじゃないかな。知らないけど」

天海「知らないんすね…」

最原「まあ…、もしキーボくんのところが駄目だったら僕のとこに来なよ」

モノタロウ「え!いいの?」

最原「うん」

王馬「あれ?どうしたの。優しいじゃん」

最原「まるで僕が普段は優しくないみたいな言い方だね」

王馬「ん?優しくないよね普段」

最原「……」

天海「まあまあ、2人とも…」

最原「…僕の家はペットとか飼ってないし、まあロボットペット飼ってもいいかなと思ったんだよ」

王馬「ペット扱いかよ」

王馬「モノタロウ、オレはペット扱いしないよ!オレのとこに来なよ!」

最原「王馬くんのとこだけはホント止めといた方がいいって。僕のところに来たらキミは働かなくていいよ」

モノタロウ「えっと…」

誰原くん・・

本日終了です、ありがとうございました


>>299
原作台詞パロディいいですよね
隙きあらば入れたいなと常々思っています

キーボを飼うは流石に草

乙です!
王馬が滅入っているのは最原のせいな気がしないでもないww

学園から出たら友達になるどころか縁切られるレベル

たしかに全員脱出できる代わりに皆で友達にはなれなさそうw
入間の貢献度を他の皆にしっかりつたえてあげて欲しい

入間、頑張ってるなぁ(しみじみ

最原、赤松ちゃんとも交流ないしな…
このままだと脱出後ぼっちになりかねないぞ

大丈夫、蘭兄ちゃんが居るから

投下再開します


>>314
ちょっと優しくする?だけで誰原扱いはヒドス

>>316
最原「飼うって言っても、ロボットを生き物扱いしてあげてるだけ、物扱いしてる王馬くんよりマシだと思うんだけど」

>>318
最原のせいですね

>>320>>321
入間「オレ様をもっと褒めやがれ!」

>>319>>322>>323
最原「なんで解斗くんの名前が上がらないの?助手なんだけど僕」

天海「じゃあ間を取って俺の家に来ます?」

最原「王馬くんのところじゃなきゃどこでもいいから、僕はその意見に賛成するよ」

王馬「まあ終一ちゃんのとこよりはマシだと思うけどさ」

最原「キミは僕の家の何に不満があるんだよ」

王馬「家というかキミの性格が…」

天海「喧嘩は駄目っすよ。それ以上続けるならお兄ちゃん怒るっすよ」

モノタロウ「うっうっ、キサマラ、オイラの為に争わないでよ…!」シクシク

王馬「言い方」

天海「モノタロウが俺の家に来る上での問題点を上げるとすると、俺自体がほとんど家に居ないってことっすかね…。殆ど海外に行ってるもんで…」

最原「まあ別に、天海くんが居ない間家の電気止めるとかいうわけじゃないならいいんじゃないのかな。充電できればモノタロウも問題ないだろうし」

天海「俺が居なくても、両親やメイドが居るんで別に電気は止めないっすけどね」

王馬「金持ち自慢かよ」

王馬「でもそれじゃあモノタロウが殆どぼっちで可哀想じゃん!やっぱりオレが引き取るよ!」

最原「キミが普通に家に引き取るなら僕もこんなに止めないんだけど、ハッカーにするなんて言われたらちょっとね…」

王馬「わかったよ、普通に引き取るね!」

最原「どうせ嘘なんだろ」

王馬「信用ないなー」

最原「何であると思ったのさ」

天海「まあ…、事が終わってキーボ君に相談してみて駄目だったら改めて考えるんでいいんじゃないんすかね?」

王馬「うん、まあそれでいっか」

最原「キーボ君の飼い主の人がいい人ならいいけどね…」

王馬「ところでさっきから気になってたけど、ロボットって飼うものなの?」

王馬「だとしたら、ロボット掃除機もドローンも所持してたら飼ってるっていうの?」

最原「でもロボット掃除機ってペットっぽいよねなんか」

王馬「まあわかる。脱走とかするしね」

天海「一体何の話をしてるんすかね…」

天海「はいはいもう寝るっすよ、明日も早いんすから」消灯

最原「僕の部屋なのに、自分の部屋のように電気消すんだね」

王馬「自分が消しに行く手間省けたじゃん」

王馬「モノタロウこっち来て一緒に寝よーよ。布団の上なら熱篭もらないでしょ」布団ポンポン

モノタロウ「えぇっ!?オイラ枕営業とかはちょっと…」

王馬「何言ってんだこいつ」

最原「…王馬くん、そんなにモノタロウをハッカーとして欲しいんだね」

王馬「悪の総統が優秀な人材を欲しがっちゃいけない?」モノタロウギューッ

天海「えっ…、小吉君は優秀な人材をスカウトする為に枕するんすか…?」

天海「そんな不健全な悪の組織ごっこ、お兄ちゃんは許さないっすよ!」

王馬「『ごっこ』じゃないよ。オレは1万人の部下が居る悪の組織を率いてるんだよ?嘘じゃないよ!」

最原「反論するポイントそこなんだ…」

王馬「本当は全部に反論したかったけど、とりあえず『ごっこ』は捨て置けなかったからね。悪の総統的に」

最原(凄くどうでもいい話をしながら、いつの間にか眠って朝を迎えた…)



ー朝7時ー


最原「…眠い……」

天海「本当朝弱いっすね。ほら、顔洗ってくると良いっすよ」布団畳み

最原「食堂が開く前にちょっとマザーの部屋寄って行くだけなら、もう少し遅くても良かったんじゃない?」スタスタ

王馬「最近、朝に白銀つむぎが待ち伏せてる事が多いからね」

王馬「それに入間ちゃんが新しく獲得した情報の共有が長引く可能性もあるし…」

最原「何か有益な情報が得られてるといいけどね」

天海「それを確かめる為にも、早く準備して出ないとっすね」

天海「俺も自室で支度してくるっすね」スタスタ

王馬「じゃあオレもー」モノタロウ連れてく

最原(モノタロウをキーボくんに引き渡す気ないよね…)

ーーー


最原(よし、支度が出来たぞ)

王馬「準備出来た?」ガチャッ

最原「うん。…出来たけど、チャイムくらい鳴らしてから開けてほしいな」

王馬「はい」ピンポーン

最原「いや遅いよ」

天海「じゃあ行くっすよ」



ーマザーモノクマの部屋ー


最原「おはよう解斗くん、東条さん」スタスタ

百田「おう!おはよう!」

王馬「おっはよー」

天海「おはようございます」

東条「おはよう。これで全員揃ったわね」

天海「何か新しい情報は得られたっすか?」

東条「ええ、得られたみたいよ。…詳しいことは入間さんに話してもらいましょう」

東条「それじゃあ入間さん、宜しくね」

入間「……んー……」ウツラ…ウツラ…

最原「…眠気覚ましに顔洗ったらどうかな?」

最原「はい、ミネラルウォーター」つペットボトル

東条「…最原君、もしその水を入間さんにかけるようなら、床が濡れてしまうから止めた方が良いと思うわ」

最原「そうだね、床が水浸しになったら滑って危ないから止めた方が良さそうだね」

東条「そうよ。この部屋にはモップが無いからすぐに掃除が出来ないもの」

最原「今は時間も無いしね…」

王馬「東条ちゃんサイコパスの扱い方上手だね」

天海「入間さん、早くちゃんと目を覚まさないと水かけられるかもっすよ」肩ユサユサ

百田「入間ー!起きろー!!」耳元で大声

入間「だああああああ!!うるせーな!寝かせろよ!!」

最原「寝ていいよ。報告が終わったら」

入間「よーし!じゃあとっとと終わらせるぞ!」

入間「今回のマザーの解析でわかった情報は、今回の首謀者の名前と天野の才能だ!」

天海「天野って誰っすか?」

王馬「多分蘭兄ちゃんのことじゃね?寝ぼけてるんだよ」

入間「テメーらはどっちから聞きたいんだ!?」

百田「首謀者の名前って…、白銀じゃねーのか?」

東条「というか『今回の』ということは、毎回首謀者は違うのかしら?」

最原「入間さんが以前突き止めた情報によると、以前までのナンバリングではアニメやゲームのフィクション物だったらしいし、まあ首謀者が変わっても不思議じゃないよね」

入間「今回の首謀者の名前は『小松未可子』だ!」

王馬「どっちから聞きたいのかに誰も答えてないのに、勝手に言っちゃったよこの人」

天海「というか、知らない名前っすね…」

最原「恐らく…、白銀つむぎの本名じゃないかな?」

東条「なるほどね。白銀つむぎというのはあくまでコロシアイに参加させられている超高校級のコスプレイヤーの役名ってことなのね」

最原「一応、その小松未可子が白銀つむぎのことって確信を取っておきたいんだけど、そういう情報はあったりした?」

入間「ええっと、小松のプロフィールが書いてあったんだけどよ、身長体重胸囲血液型誕生日がモノパッドから確認できる白銀のプロフィールと一致してたから、多分その2人は同一人物で間違いねーと思うぞ」

最原「なるほどね…」

ついに声優さんまで出たか……

天海「あの…、そろそろ俺の才能のこと訊いてもいいっすか?」ソワソワ

入間「テメーの才能は……」

天海「才能は…?」

入間「…何だと思う?」

天海「そんな合コンで年訊かれた女子みたいな質問されても困るっすよ…」

最原「超高校級のシスコンとかじゃないかな?」

天海「その可能性は充分あるっすね」

入間「惜しいな」

最原「え、惜しいの?」

入間「正解は『超高校級の冒険家』だ」

天海「惜しいってどういうことなんすかね?」

王馬「あれ?超高校級の冒険家って確か、52回目のダンガンロンパに出てたんだよね?」

最原「うん、確か52回目のダンガンロンパで殺された早見弓子の死体発見現場が超高校級の冒険家の研究教室ってことだったよね…」

天海「……」

どっかで聞いた名前だと思ったら声優の名前かw

最原「…僕が以前、天海くんに早見弓子の事を何か知ってないか訊いたことあるけど、知らないって言ってたよね?」

天海「…はい、早見さんなんて知らないっす」

天海「正直、俺が冒険家っていうのもイマイチまだしっくりきてないんすよね。どういう経緯でその才能になったのやら…」

入間「テメー嘘ついてんじゃねーだろうな!?」

百田「そ、そうなのか蘭太郎…!?」

天海「嘘なんてそんな…」

最原「…僕は天海くんが嘘をついてるとは思えないかな」

最原「うん、マザーモノクマの情報が本当だったとしても、彼は嘘をついていないように見えるよ」

最原「多分…僕達がこの学園に来た経緯を全く覚えてないように、天海くんも記憶を消されている…とかじゃないかな?」

入間「こんな狂った生活を前もさせられていて、しかも人が死んでるってのに忘れるとかありえねーだろ!何かやましいことがあって忘れたフリしてるにちげーねー!」

最原「ありえないなんてことはないと思うよ」

最原「入間さんだって、つい先日までありえないような出来事の記憶を忘れていたことがあったんだよね?」

入間「あ、ありえねーような出来事の記憶…?」

東条「それってひょっとして…、『超高校級狩り』のことかしら?」

最原「うん、そうだよ」

入間「そ、そういえば…!」

王馬「まあオレと終一ちゃんは全然心当たりない記憶なんだけどね、それ」

最原「うん。確か思い出しライトってやつで他のみんなはそれを思い出したんだよね?」

百田「ああ…」

最原「そのライトでみんなが思い出した記憶の話を東条さんから僕は聞いたんだけど、それでも心当たりが全く無いんだよね…」

入間「それはテメーが思い出しライトで思い出してねーからだろ」

最原「まあだから、そんな強烈な記憶を入間さんもライトを浴びるまで忘れてたんだからさ、天海くんが以前もダンガンロンパに参加させられていたとしてその記憶が無いとしても、何もおかしいことはないよね?」

入間「まあ…そうだな…」

天海「というか…、そもそもその早見さんが死んでいた部屋の持ち主の冒険家と俺が同一人物かどうかもわからないっすけどね」

王馬「まあ、才能かぶりがあっても不思議じゃないかな」

百田「あるのか?超高校級の才能が被ることなんて…」

最原「天海くんが52回目の参加者だったかどうかなんてどうでもいいよ」

最原「天海くんの記憶が戻らないかつ、マザーから情報が出ないなら真相なんて確かめようがないんだからさ」

入間「いや、天海が52回目の参加者だったかどうかは重要な情報じゃねーのか?」

入間「だってひょっとしたら、こいつは52回目のダンガンロンパを乗り切った殺人鬼だって可能性もあるんだからな!」

天海「ちょ、ちょっと待って下さい!俺が殺人鬼だなんて…!」

入間「どうせテメーが早見を殺した犯人なんだろ!?だって超高校級の冒険家の研究教室で早見は死んだってマザーの情報にあったからな!」

王馬「当時の研究教室がどんな感じだったかはわからないけど、お前や赤松ちゃんの研究教室は誰でも自由に出入りできるんだから、蘭兄ちゃんの部屋で死んでたからって蘭兄ちゃんが犯人とは限らないと思うよ」

王馬「むしろそんな疑われやすいことするかな?」

入間「自分の部屋で殺すわけがねぇ…。そういう裏をかいての行動かもしれねーぞ!」

最原「…入間さん、キミは自分が言ったことも覚えてないの?」

入間「な、何のことだ…?」

最原「52回目のダンガンロンパの話を聞いた時、僕がキミに早見弓子殺しの事件はどうなったのか訊いて、キミは…」


入間『んー…、犯人の名前や才能や動機なんかの部分はまだ解読できてねーけど、一応ちゃんと解決したらしいぜ』

入間『事件の調査中に犯人が判明して、その後の学級裁判が一瞬で片がついたんだとよ』

最原「…って言ってただろ」


入間「…そう、だったっけか…?んー…、なんかそんな気もしてきたな…」

王馬「オレもそれ覚えてるよ」

入間「じゃあ言ったんだろうな」

入間「…まあ、ど忘れすることもあるよな!」

天海「ど忘れで人を殺人鬼呼びするのは止めてほしいっす!」

入間「いや、これくらいじゃまだテメーが殺人鬼じゃねーって証拠にはならねーぞ!」

天海「まだ何かあるんすか…」

入間「そもそもこのコロシアイゲームを終わらせるには、人を殺して卒業するしかねーってルールだろ」

入間「テメーが今生きてここに居るってことは、誰かをぶっ殺したってことだろ!?」

王馬「おい肉便器、生徒手帳の校則をよく読んでみなよ」

入間「校則…?」

最原「うん。このコロシアイが終わる条件は、クロの勝ち逃げだけじゃないんだよ」

東条「最後の2人になった場合…よね」

最原「そう。2人になると学級裁判が成立しなくなるからね」

入間「あ、だから2人になったら終わるんだな」モノパッドジーッ

最原「だから天海くんが人を殺したとは限らないんだよ」

最原「そもそも、仮に天海くんがクロの勝ち逃げをしたとしたら、何で今ここに天海くんが居るのかってことになるしね」

百田「クロの勝ち逃げなら、卒業してオサラバしてるはずだもんな。多分」

最原「そう、卒業なんて嘘っぱちってことになるからね」

入間「天海がまた殺人をしたくて、自ら参加したって可能性もあるんじゃねーのか?」

天海「入間さんはどれだけ俺を殺人鬼にしたいんすか…。もう勘弁してほしいっす…」

入間「別にテメーを殺人鬼にしてーわけじゃねぇよ、ただ…」

入間「もしテメーが本当に殺人鬼だった場合、オレ様達に危害が及ぶかもしれねーだろ!」

入間「お、オレ様はそれを危惧して言ってんだよ!」

最原「仮に天海くんが殺人鬼なら、幾らでも殺人を行うタイミングがあったんだよ」

最原「例えばここでの見張り。8時間も天海くんと解斗くんが2人きりになるからね」

最原「それに最近は天海くんは僕の部屋に泊まってるんだし、寝ている僕や王馬くんを殺すことは容易いハズだ」

最原「そもそも最初の殺人は初回特典があるから、学級裁判は不要だしね。アリバイ工作なんて気にせずに幾らでも時間をかけて猟奇的に殺せるよ」

入間「そ、そいつが真宮寺みたいに女を殺したいって思ってる変態野郎の可能性だって…!」

最原「いい加減にしろよ!」テーブルバンッ

入間「ぴぐぅ!!?」

最原「何の証拠もないのにいつまで疑ってんだよ!」

入間「た、ただの可能性の話だろ!?それに疑わなきゃオレ様達は死ぬかもしれねーんだぞ!?」

最原「うるさい!可能性の域を出ない話で僕の仲間を疑うな!」

入間「ひぃいいぃ…。ど、怒鳴らないでよぉ……」

最原「お前がいつまでも身にならない話を愚痴愚痴と続けてるからだろ!」

最原「もう首謀者を追い詰めるところまできてるんだぞ!何で今更お前は一緒に協力してきた仲間を疑うんだよ!」

最原「…天海くんは、この学園に来て僕が最初に仲間になった人なんだよ」

最原「記憶がないからって疑わしいのはわかるけど、僕は今まで彼と一緒に過ごしてきて、彼がそんな酷いことをするような人じゃないってことを知っているんだ」

最原「それに僕は今まで彼を信じてきた」

最原「…もし今後彼が殺人鬼だったってことが発覚したなら、僕の見る目がなかったってことで僕も責任を取るよ」

最原「だから入間さんは、僕に免じて今は天海くんを信じてくれないかな」

入間「さ、最原…」

あれ?主人公が主人公してる…だと…!?

原作主人公の最原クンがログインしました

最原「ちなみに責任っていうのは、天海くんの耳のピアスを僕が全部むしり取ることだよ」

天海「!!!????」

天海「…それは…、俺がただ痛いだけなんじゃないんすかね…?」

最原「僕は暴力は嫌いなんだ。こんなグロいことをしないといけないなんて僕にも充分罰だと思うけど」

最原「…あと、反省文でも書くよ」

天海「反省文っすか…」

王馬「じゃあオレは、蘭兄ちゃんがもし殺人鬼だった場合は、バリカンで頭丸刈りにしてあげるね!」

天海「はは、それもキツイっすね…」

最原「…どうせ、やらなくて済むでしょ?」

天海「はい。……多分」

最原「探偵のくせに見る目がないなんてなったら僕の信用に関わるんだから、そこはもっと自信を持ってほしいな」

天海「すみません、記憶がないから確信が持てないもんで…」

天海「でも俺も、自分がそんなことをやる人間だとは思えないんで、多分安心していいっすよ」

最原「できればもう2度と、キミが疑われるようなことがなければいいんだけどね」

天海「2度目っすもんね、庇ってもらうの。毎回ありがとうございます」

天海「出来の良い弟を持ってお兄ちゃんは幸せっすよ」頭ヨシヨシ

最原「その、僕をすぐ弟にしようとするの何なの?」

最原「てかもし同い年なら誕生日的に僕の方がお兄さんなんだけど」

天海「なるほど。…じゃあ、終一お兄ちゃんっすね」

最原「違う、そうじゃない。お兄ちゃん呼びされたいわけじゃない」

百田「…終一ってちょっとクールすぎるところがあるから、ちょっと友人関係が心配だったんだが、なんだか大丈夫そうだな。安心したぜ」

最原「僕って解斗くんに友人関係の心配されてたの!?」ガーン

王馬「流石の百田ちゃんも、終一ちゃんの性格がちょっとアレなことには気づいてたんだね」

最原「アレって何…」

王馬「え、言っていいの?」

最原「いや、やっぱり言わなくていいよ…」

百田「終一、お前は最高の助手だぜ」b

最原「え?何が良かったのかわかんないけど、やったぁ!!」

百田「仲間を信じることってのは大切なことだからな」

最原「あ、そこなんだね。うん、まあ、仲間のことは基本信じてるからね僕。基本」

王馬「いやー、ツンドラ原ちゃんにもあったかい心の欠片はあったんだね。ツンドラの大地にカケラだけだけど」

最原「王馬くん何急に永久凍土の話してるの」

東条「……そろそろいいかしら?」

最原「あ、はい、どうぞ」

東条「とりあえず新しい情報は共有出来たのだし、食堂に向かう準備をしましょう」

東条「早い子だったらそろそろ起きて校舎内に居るでしょうし、みんなでぞろぞろ女子トイレから出てくるところを見られては不味いもの」

最原「…この部屋はどうする?もし全く人が居なくなったら、白銀つむぎがこの部屋にやってきてモノクマを作ろうとしてもどうしようもなくなるし…」

東条「そうね…。私達全員が食堂の前でドアが開くのを待っているのを白銀さんが遠目に気づいて、この部屋にやってこないとも限らないものね」

本日終了です、ありがとうございました


>>332>>334
つい、出してしまったよ

>>342>>343
ちょっとまともな言動するだけでこんなコメントを書かれる最原…

憎まれ口叩いてたやつが急にいいやつになると死亡フラグ…

おつ、言動がヤバイ原くんだから仕方ないね

それにしてもこの最原は人心掌握が上手いな、最初はお前呼ばわりで怒鳴り気味で叱って、最後あたりは呼び方が元の入間さんになり優しい口調になって説得するからね。
これで怒鳴って終わりなら徹夜漬けもあって入間に再び不和が生じているな。

サイコパスは周りに好かれるらしいからね

狛枝も視聴者には好かれているからな

投下再開します
今回また少しなぞとものネタバレが含まれるかもしれないので、今後行く予定のある方はご注意下さい
以下コメ返し


>>348
主人公が死ぬわけ……

>>349
乙ありです

>>350
そうですね。こういう場合や、情報を人から聞き出す時は最原は凄く言葉遣いや態度には気を使ってます
疲れるので普段は気を使ってませんが

>>351
最原「自由に発言してるとサイコパス呼ばわりされて、気を使って良いこと喋ってもサイコパス発言されて…。僕は一体どうすればサイコパス扱いされないんだよ…」

>>353
スーダンは視聴者に見せてないコロシアイだった(苗木霧切十神は見せられてたけども)ので、好かれているのは視聴者というかV3世界のゲームのプレイヤーでしょうね

天海「それなら俺がここに残りますよ」

天海「元々朝は俺と解斗君の担当でしたし、妥当だと思うんすけど」

百田「じゃあオレも…」

天海「なるべく多くの人が食堂に居るべきだと思うんで、解斗君はどうか食堂に行ってください」

入間「じゃあオレ様がここに残るぜ!なんてったってクソねみいからな!」

最原「どうせ入間さんは戦力にならないだろうし、いいんじゃないかな」

天海「それだと2人になっちゃいますね。でも寝てる人だけここに残すのもあれですし、やっぱり俺も居た方がいいでしょうね」

百田「じゃあ蘭太郎と入間がここに残るんだな」

王馬「それでいいんじゃないかな。蘭兄ちゃん1人だけだと、不安に思う人も居るかもしれないしね」

王馬「蘭兄ちゃんを警戒してるのは、そこのビッチちゃんだけだけどね!」

王馬「いやー、さっきまで殺人鬼だのなんだのと言ってた男とよく同じ空間に居て、あまつさえそこで寝ようとよく思えるよね!すっごーい!入間ちゃんは神経が図太い超高校級なんだね!」

入間「え?あ…、天海、あれは違うんだ。オレ様はもうテメーを信じることにしてるから、殺さないでくれぇえええ!!」

天海「…殺さないっすよ。ピアスむしり取られたりハゲにされたりは御免っすからね」

入間「そ、それがなかったら殺すところだったのか!?」

最原「……おい、いい加減にしろよ」

入間「ひぅうう!?こっちもこええ!」

王馬「普通に食堂組に来れば良かったのにね」

東条「貴方が余計なことを言って、入間さんを警戒させるからでしょう」

最原「白銀つむぎとの話し合いが始まればもう彼女はここには来られないだろうし、話し合いが始まったタイミングで申し訳ないけど解斗くん辺りに天海くん達を呼びに行ってもらおうかな」

最原「…いいかな?」

百田「ああ、オレはそれでいいぜ」

最原「ありがとう」

王馬「じゃあホントそろそろ行かないとね」

東条「そうね。入間さん、短い間だけどなるべく睡眠を取ってちょうだい」

入間「ううっ、寝れるかよぉ…」ウトウト

王馬「今にも寝そうだけど」

ー食堂前廊下ー


東条「誰にも会うことなく来られたわね」

王馬「それどころか寄宿舎に鍵取ってくる時間もあったね」

最原「まあ、まだ朝の放送も鳴ってないからね」

東条「みんなが集まって朝食を取ってもらい、全員が集まり次第話を開始でいいのよね?」

最原「うん。それでもし途中で誰かが朝食を食べ終わって何処かへ行こうとしたら、引き留めようか」

百田「つまりこれが最後の晩餐ってことだな!」

王馬「いや、朝食なんだけど」

キーンコーンカーンコーン

モノダム『……』モニタープツッ

最原(とうとう最後まで喪に服してる仕様だったな…)

最原(…モノクマって何だったんだろう…)

東条「さて、開けるわよ」ガチャッ

ついにクライマックス…でいいのか?

ー食堂ー


最原(……室内にあったはずの雑草などの植物が無くなり、壁に白いベニヤが打ち付けられていて、テーブルの中央にはプロジェクターが乗っていた)

百田「なんか、案外普通な感じだな。突貫感あるが」

東条「一晩で植物を無くすことが出来るのなら、最初からやってほしかったわね。衛生面的にも」

王馬「まあ他の部分の校舎の改築を急ぎたかったんじゃない?」

東条「これ邪魔なのだけれど、昨晩触るなと言われたから仕方ないわね」>プロジェクター

東条「みんな、コードに足を取られないように気をつけてちょうだい」厨房スタスタ

最原「壁を白くした…というか白く塗ったベニヤを打ち付けたということは、このプロジェクターで壁に何か投影するのかな?」

王馬「何が投影されるんだろうね」

最原「何が映されても僕達のやることは変わらないよ」

百田「ああ、そうだな!」

ドアガチャッ

春川「……何これ」

赤松「どうしたの?春川さん」ヒョコッ

赤松「あ、あれ!?なんか食堂がいつの間にか清潔感溢れる感じに…!?」

王馬「なんということでしょう!あんなに大自然溢れていた食堂が、匠の手によって無機質な空間に!」

春川「…あんた達がやったの?」

最原「昨日の夜時間の直前までキミ含めて僕らも食堂に居たけどさ、その時までは雑草が覆い茂っていたでしょ」

最原「そして朝の放送が終わってすぐ食堂に入ると既にこの状態…」

最原「ということは、夜時間に食堂に立ち入ることができるやつが これをやったとしか考えられないよね?」

赤松「なるほど、消去法でモノクマーズがやったってことだね」

春川「ふぅん…、そうなの?」

モノタロウ「えっと…、オイラに訊いてるの?」

春川「この場にいるモノクマーズって、あんたしか居ないじゃない」

モノタロウ「…うーん…、そうみたいだよ?」

春川「はっきりしないね」

王馬「まあモノタロウって、最近全くモノクマーズに接触してないからそっちの事情知らないんでしょ」

最原「モノクマーズってずっと校舎の改築工事をやってるし、昨晩はたまたま食堂内を綺麗にしたってだけじゃないかな」

赤松「なるほどね。やっぱりご飯食べる所は清潔じゃないといけないもんね」

春川「別に食べる所なんてどうでもいいけどさ」着席

赤松「そんなことないよ!食べる場所が変わったら、味だって変わるんだよ?」着席

赤松「そうだ!春川さん、今日のお昼は外で食べない?」

春川「テラスでってこと?でもテラスは前にモノクマが爆発して、それ以来ずっと使えなくなってるじゃん」

赤松「そうじゃなくて、ピクニックみたいに…」

赤松「あ!藤棚のところなんてどうかな?綺麗だよ!」

春川「1人で食べれば?」

赤松「そんなの寂しいよー…」

春川「…ていうか、あんたらいつまで突っ立ってるつもり?」

百田「!ああ、じゃあ座るか…」

赤松「百田くん、隣どうぞ!」横の椅子を引く

百田「おお、わりいな」着席

最原「じゃあ僕その隣ね」着席

王馬「たまには終一ちゃん以外の人と隣になりたいなー…」

最原「じゃあ離れた席に座れば?」

真宮寺「おや、今日はみんな早いネ。おはよう」ドアガチャッ

最原「王馬くん、早く隣に座って…」

王馬「はいはい…」着席

真宮寺「僕を隣に座らせたくないんだネ?ククク…、傷つくなァ…」

赤松「真宮寺くんと最原くん、ケンカでもしてるの?ダメだよ仲良くしなきゃ」

春川「あんたらこの前まで仲良くしてたじゃん」

真宮寺「まァ色々あったからネ…、色々…」

ーーー


ワイワイガヤガヤ

最原(全員集まったな…)

最原(朝食を食べる必要が無いのに、キーボくんも居るし…)

最原(呼ぶ手間が省けて良かったよ)

ゴン太「ごちそうさま」食器片付け

東条「…ゴン太君、流しに食器を持って行った後だけれど、用事があるからこの部屋に残っていてくれないかしら?」

ゴン太「え?うん、わかったよ」

東条「みんなも食べ終わっても、この部屋に居てくれないかしら?」

東条「みんなが食べ終わるまで待ちたいと思っているけれど、話したいことがあるの」

星「話…?」

赤松「なんなんだろうね?」

百田「な、なんなんだろうな」

ーーー


夢野「んあ…、ウチが最後か…すまんのう…」食器片付け

茶柱「大丈夫ですよ、夢野さん!食事は早く済ませるよりゆっくり食べた方が体にいいんですから!」

最原「解斗くん、そろそろ…」

百田「ああ、呼んでくる」スタスタ…ガチャッ

白銀「あれ?百田くん部屋出ちゃったよ?東条さん、いいの?」

東条「ええ、あれは大丈夫よ」

白銀「ふーん…」

夢野「食器を流しに置いてきたぞ。それで東条よ、話とはなんじゃ?」

東条「長くなるかもしれないから、みんなの分の飲み物をいれてくるわね」

最原(天海くん達が来るまで待つのか…)

王馬「東条ちゃーん!オレはグランデチョコレートソースエクストラホイップチョコレートケーキトップフラペチーノwithコーヒーショットねー!」

最原「じゃあ僕はトールイングリッシュブレックファーストラテでお願いするよ」

赤松「わ、私は…、カプチーノで!」

春川「……ホットコーヒーで」

茶柱「…えっと、別にコーヒー系じゃなくてもいいんですよね?」

東条「ええ、何でも良いわよ」

茶柱「では転子は野菜ジュースを頂きたいです。チョイスは東条さんにおまかせします」

アンジー「じゃあアンジーはねー、トールチョコレートソースアドチョコレートチップエクストラホイップバニラクリームフラペチーノにするよー」

夢野「んあー!みんなして呪文を呟きおって!」

夢野「東条よ!ウチにもアンジーと同じナンチャラフラペチーノを頼む!」

東条「了解したわ」

茶柱「えっ!夢野さんもそれ飲むんですか!?じゃあ転子もそのナントカペペロンチーノでお願いします!」

東条「ペペロンチーノだとパスタになるのだけれど…、フラペチーノでいいのかしら?」

茶柱「はい!」

ーーー


天海「始まっちゃったっすか?」ドアガチャッ

東条「いいえ、今からよ。みんなの飲み物をいれていたの」

入間「うー、ねみぃ…」

東条「入間さんにはモノナミンV3よ」

入間「うげぇ!もうそれは懲り懲りだぜ!」

東条「それじゃあコーヒーでも入れるわね」

天海「なんだか、どこかのコーヒーショップのようなラインナップですね」

天海「なんか見てると甘いもの飲みたくなってきたことですし、俺はトールチョコレートチップチョコレートソースストロベリークリームフラペチーノでお願いします。あと朝食がまだなんでサンドイッチも」

百田「!!?」

天海「解斗君はどうします?」

百田「えーっと…、よくわかんねーけど、じゃあ蘭太郎と同じやつで…」

天海「大丈夫っすかね…」

百田「何か危険なことでもあるのか!?」

天海「いや、別に危険はないっすけど…」

東条「おまたせ、天海君、百田君」コトッ

百田「……すげー甘そうだな…」

天海「甘いっすよ」

百田「……」ゴクッ

百田「あ、オレこれ無理だわ」

東条「それじゃあ普通のコーヒーを入れてくるわね」スタスタ

赤松「…じゃあ百田くん、それ貰ってもいい?」

百田「ああ…」

王馬「ねえ、いつ始まるのこれ」ケーキモグモグ

最原「東条さんの配膳が終わるまでだろうね…」

最原「……王馬くんのそれは飲み物なのに何でケーキが乗ってるの?」

王馬「美味しいよ?」モグモグ

最原「答えになってないし、カロリーヤバそうだね…」

王馬「オレ太らない体質だから平気だよ!」

最原「だろうね…、羨ましいよ」

東条「百田君、おまたせしたわね」コーヒーコトッ

百田「おお、わるいな」

東条「ようやく全員に飲み物が行き渡ったところで…、話を始めさせてもらうわね」

東条「前置きも無しに話させてもらうけど、このコロシアイ生活の首謀者の正体がわかったのよ」

ゴン太「えっ!?それ本当なの!?」

東条「えぇ」

星「それで…、その首謀者っていうのは?」

東条「このコロシアイ生活の首謀者…、それは…」

東条「白銀つむぎさん、貴女よ!」ビシッ

白銀「えぇっ!?わ、わたし!?」

茶柱「し、白銀さんがですか!?嘘でしょう…!?」

真宮寺「ヘェ…」

アンジー「おー、何だか推理ドラマみたいだねー!」

アンジー「…あれー?確か終一は探偵だったよね?」

最原「今真面目なところだから、アンジーさんはちょっと黙っててね」

白銀「東条さん、これはちょっと冗談きついよ…」

東条「いいえ、冗談ではないわ」

東条「私が冗談でこんなことを言うような人間に見えるかしら?」

星「東条はそうでなくても、普通の冗談さえ滅多に言わねーからな」

白銀「たしかにそうだけど…」

白銀「と、とりあえずそんなことを言うってことは、わたしを疑う根拠があるってことなんだよね?それを訊かせてもらえないかな?」

東条「ええ、構わないわ」

東条「実はこの学園には監視カメラの記録や他の重要なコロシアイに関するデータが保管されているコンピュータが置かれている部屋があって、そこに入間さんにアクセスしてもらって過去のデータを解析してもらったの」

東条「そこで…」

    反
星「雲外蒼天の極みだ」
      論

東条「!?」

星「この学園のマップはモノパッドのマップで確認できるが、現在開放されているエリア内でそんなコンピュータなんて無かった」

星「第一、この学園にはどこにも監視カメラなんてもんはねぇ」

星「どういうわけか知らねえが、白銀を首謀者に仕立て上げてぇあんたの嘘なんだろ」

    論
天海「それは違うっすよ」
      破

天海「星君、これを見てほしいっす」モノパッド取り出し

星「誰のモノパッドでもマップの情報は変わらねえ。……!?これは…!」

アンジー「あらま!他の階の情報も表示されてるねー」

天海「はい。そして地下のここを見て下さい」

夢野「んあ?図書室の先に何か部屋があるのう」

天海「はい。図書室の本棚の奥に実は隠し部屋があって、そこに監視カメラのデータやコロシアイの情報が入ってる例のコンピュータってやつがあったんですよ」

東条「そう。その部屋で入間さんにコンピュータを解析してもらったのよ」

星「なるほどな」

     反
茶柱「気をもって力を制すのです!」
        論

茶柱「やはり男死は嘘つきですね!」

天海「一体何が嘘だって言うんすか?」

茶柱「図書室の本棚の奥に隠し部屋がある…、そう言いましたよね?」

天海「はい」

茶柱「校則をよく思い出して下さい。図書室の本棚を動かしてはいけないという校則があったハズでしょう!」

茶柱「本棚をどうかしようもなければ、図書室の奥にあるという隠し部屋にはいけません」

茶柱「ですから、そのモノパッドのマップはでっち上げです!」

天海「どうやってこれをでっち上げるっていうんすか」

茶柱「きっと入間さんをそそのかして、モノパッドを改造させたのでしょう」

     偽
モノタロウ「そ、それは違うくまー!」
        証

茶柱「えっ!?モノタロウさんが!?」

モノタロウ「あのね茶柱さん。そのモノパッドは改造できないようになっているんだよ」

茶柱「ですが入間さんは超高校級の発明家です!このくらいお茶の子でしょう!」

モノタロウ「モノパッドは手を加えようとすると、モノパッドの保護システムが作動して実は爆発する仕組みになってるんだよ」

夢野「んあ!?そんなの初耳じゃぞ!?」

モノタロウ「普通弄らないから、わざわざ言う必要ないと思って…」

モノタロウ「ほら、お父ちゃんだって体内に爆弾があってよく爆発してたけど、最初の爆発前にそんな説明なかったでしょ?」

茶柱「た、確かに…」

モノタロウ「そんなわけで、モノパッドは改造不可能なんだよ」

茶柱「わ、わかりました…。でしたらあのマップは本物なのでしょう」

真宮寺「でもさァ…、そうだとしたらおかしいことがあるヨ」

茶柱「何がおかしいのです?」

真宮寺「僕らのモノパッドのマップは2階までしか表示されないし、地下の隠し部屋の表記も勿論無かったよネ?」

真宮寺「なのにどうして天海君のモノパッドのマップだけ、そんなことになっているのかな?」

茶柱「た、確かに!」

茶柱「モノパッドが改造できないなら、そんなことになってる天海さんのモノパッドはおかしいです!」

キーボ「も、もしかして天海クンが首謀者なんじゃないですかね…!?」

キーボ「首謀者だからそんな特別なマップ表示なのでは!?」

最原「…疑われるのはこれで3回目だよ、天海くん」

天海「俺ってそんなに怪しいっすかね?」

最原「キミがというか、キミの置かれる状況がいつもどうもね…」

キーボ「2人で話してないで、何か反論があるなら言って下さいよ!」

      反
最原「じゃあその言葉、斬ってみせる」
         論

キーボ「『じゃあ』!?」

最原「反論しろってキミが言ったんだろ」

キーボ「もっと熱を込めて言ってくださいよ、なんか…」

茶柱「そんなことはどうでもいいです!反論内容をお聞かせ願いましょう!」

最原「天海くんの生徒手帳としてのモノパッドは、みんなと全く同じマップ表示なんだよ」

ゴン太「え?でもさっき天海くんが見せてくれたモノパッドは、マップが特殊だったよね?」

最原「見てもらうのが早いかな。天海くん、普通のモノパッドを出して」

天海「はい、どうぞ」つモノパッド

最原「ほら、普通でしょ」

茶柱「そう…ですね」

夢野「では先ほどのモノパッドは何なのじゃ?」

最原(生存者特典の話をしたらまた議論が停滞しそうだし、嘘をつくか…)

      偽
最原「初日に校舎の中で拾ったんだよ、あれは」
         証

アンジー「どこに落ちてたのー?」

最原「落ちてたというか…、倉庫の中にあったのをたまたま見つけて取得したんだよ」

星「そんなものを見つけたのなら、どうして俺達に相談が無かったんだ?」

最原「こんな物を見つけたって言って出したら、キミ達は疑うだろ?」

最原「現に今、このモノパッドを出した天海くんが首謀者なんじゃないかとかキミ達は疑ってるし」

キーボ「そ、それはそうですが…」

最原「最初から論点がどんどんずれていってるよ。話を元に戻したいんだけど、いいかな?」

茶柱「ま、まだダメですよ!」

茶柱「図書室の奥に隠し部屋があるなら、一体どうやってそこに行ったというのですか!?本棚を動かせない校則があるというのに!」

東条「図書室の奥の隠し部屋に続く、隠し通路があったのよ」

茶柱「隠し部屋の次は隠し通路ですか!?」

真宮寺「さっき天海君が見せてくれた特別な方のモノパッドのマップでは、隠し通路なんて無かったと思うヨ?」

東条「確かにあのマップには隠し通路の記載は無いわ」

夢野「では隠し通路の証明のしようがないではないか」

東条「百聞は一見にしかず…。隠し通路のある場所に案内しましょうか?」

白銀「うん、見せてもらおうよ」

王馬「見せるのは隠し通路の入口だけでいいと思うよ。奥まで行くとまた面倒そうだし」

東条「そうね」

茶柱「えっと…、その隠し通路に危険はないんですか?」

東条「ええ。私が保証するわ」

アンジー「ちなみにー、それはどこにあるのー?」

東条「女子トイレの用具入れの中よ」

ゴン太「えぇっ!?女子トイレの中!?ゴン太は紳士だからそんな場所には行けないよ…!」

茶柱「女子トイレに隠し通路があるというなら、当然男死は連れて行けませんよ!」

星「まあ、隠し通路を見に行った女子全員が存在を証明すれば、隠し通路は実在したってことでいいんじゃないか?」

真宮寺「僕もそれでいいヨ」

普通の生活中ならわかるんだけど、非常事態においてまでトイレを聖域とするのには違和感あったな
6章で春川が言ってきた時何言ってんだこんな時にって思ったし

茶柱「それでは女子の皆さん、隠し通路を見に行きましょう!」

東条「一応案内するわね。ついてきて頂戴」

王馬「東条ちゃん、首謀者の白銀ちゃんがそのまま隠し通路の中に入って行かないようにちゃんと見張ってね!」

白銀「だから、わたしは首謀者じゃないんだってば!」

東条「勿論見張らせてもらうわ」

白銀「もう…」



ーーー


アンジー「戻ったよー」

真宮寺「結果はどうだったんだい?」

アンジー「斬美の言うとおり、確かに隠し通路はあったんだよー!神さまもびっくりしてるよー!」

ゴン太「え!?神さまにも知らないことがあるの!?」

アンジー「神さまだって万能じゃないからねー、仕方ないねー」

ゴン太「そういうものなんだね」

めんどくさいから最原達の男子陣が通ってきていたのは今は内緒に使用

>>378
小学生の頃とか普通に男女一緒に掃除してた気がする

春川「私も隠し通路を確認したよ」

赤松「…うん、私も」

夢野「ウチも確認したぞ」

茶柱「ええ、転子も確認しました。東条さんは本当のことを言っていたようですね」

白銀「…まあ、通路は一応あったね」

東条「入間さんはずっとこの食堂で寝ていたから、まあ彼女の証言はいいとして…」

東条「これで証明ができたでしょう?隠し通路の存在と、首謀者が女子であるということが」

茶柱「悔しいですが…、認めるしかないでしょうね…」

茶柱「女子トイレが隠し通路の入口だとすると、男死は出入りが難しくなってしまいますからね」

白銀「でもさ、あの隠し通路が本当に図書室の奥の隠し部屋に繋がってるかどうかなんてわからなくない?」

白銀「だってわたし達は隠し通路の入口見ただけで、中には入ってないんだからさ」

夢野「じゃが、通路は下り坂になっておったぞ」

茶柱「ええ。地下に繋がっていることはほぼ確実だと思いますよ」

白銀「途中で行き止まりになってる可能性だって、充分あると思うよ」

王馬「それは無いよ。だってオレもあの通路の先に行ったことがあるもん」

王馬「ちゃんと隠し部屋に繋がってたから安心していいよ」

最原「僕も行ったことがあるから保証するよ」

茶柱「そうですか。それなら少し信憑性が上g…」

茶柱「……男ッ死!!」

王馬「文句なら、隠し通路を女子トイレなんかに設置した首謀者さんに言ってよねー」

白銀「こっち見ながら言わないでよ!?」

白銀「もう…、わたしは首謀者じゃないってどうしたら分かってくれるのかなぁ…」

最原「ともかく、あの隠し通路の先は図書室の奥の隠し部屋に繋がってるんだよ」

最原「ね、天海くん」

天海「えっ!?あ、はい。俺も保証します」

茶柱「男ッ死!!!!」

百田(オレは巻き込まれなかったか…)

本日終了です、ありがとうございました
今回予告でなぞともネタバレ含むって書いてましたが、そこまで行きませんでした
次回は多分そちらのネタバレが含まれます
以下コメ返し


>>358
起承転結でいうと、転に近い承くらいだと思ってます、まだ

>>378
たしかにアレは違和感ありましたね
建物は崩壊してるわ制限時間あるわでそんなことしてるわけないのになと

>>380
なお即効暴露した模様

>>381
してましたねー、中学から別でした


スタバと化した食堂ワロタ
最原の流れるようなロ差流石だわ

>起承転結でいうと、転に近い承くらい

結構終盤っぽさすら醸し出し始めたと思ったら別にそんなことはなかったぜ!

まだ続くってマジ?
もうすぐ完結かと思ってしんみりしてたから嬉しいわ。

なんか結に近い転かと思ったらまだ続くのか……
このまま裁判所でネタバレで終わりそうじゃない……

投下再開します


>>385
ロ差は最原だから仕方ないですね

>>387>>388>>389
まだ続きます!
しんみりしていただいて嬉しいです

白銀「ううん、違うよ!あの通路は隠し部屋になんてつながっていなくて、あの先はきっと行き止まりになってるんだよ!」

天海「随分ハッキリ言うんすね」

白銀「だってわたしは地味に他の隠し通路のことを知ってるんだけど、そっちは行き止まりだったからね」

最原「!隠し通路が他に…!?」

百田「何で今までそのこと言わなかったんだよ!」

白銀「行き止まりだったからだよ。出口には関係ないから言う必要ないかなって思って…」

東条「その行き止まりの隠し通路に案内してほしいのだけれど、いいかしら?」

白銀「うん。これでわたしの疑いが少しでも晴れるなら喜んで協力するよ」

赤松「白銀さん、場所は?」

白銀「厨房だよ」

東条「厨房に隠し通路が…?今まで気がつかなかったけれど…」

白銀「まあ見てみればわかるよ。案内するね」スタスタ

最原(協力的な態度を見せて、新たな情報を提供してくれるようだけど、そんなことをしても僕らは彼女が首謀者だと既に知っている…)

最原(彼女の狙いは、見張りをしていた僕ら以外のメンバーを味方につけることか…?)

最原(マザーの部屋までみんなを連れて行くのが1番手っ取り早いんだろうけど、マザーの存在が面倒臭すぎるんだよなぁ…)

最原(マザーの説明とか、マザーがベラベラ喋りだしたら面倒すぎるからなぁ…)

最原(でも議論がこのまま停滞し続けてしまったら、白銀つむぎを除いた何人かの女子を東条さんに案内させた方がいいだろうな…)スタスタ



ー厨房ー


東条「白銀さん、その隠し通路というのはどこにあるのかしら?」

白銀「えっとね、そこ…」指さし

赤松「あの天井付近にある扉付き収納棚の中なんだね?」

白銀「うん。その奥の壁が実は簡単に外せるようになってるんだよね」

赤松「わかったよ、私が登って確かめてみるね!」カウンターよじ登り

最原「赤松さん、そこに入る時にパンツ見えちゃうよ。男子が登った方がいいと思うけど」

赤松「あー…。まあ、見えてもいいよ」

百田「いや、よくねーだろ!」

赤松「そうだよね、みんなの目が汚れちゃうよね…」

百田「汚れはしねーけどよ…」

赤松「じゃあ早く誰か登ってくれないかな?」カウンターから降りる

赤松「早くここを調べて、白銀さんの無実を証明してあげないと可哀想だよ…」

王馬「その奥に通路があったとして途中で行き止まりだったとしても、白銀ちゃんが完全に無実ってことにはならないと思うけどな」

白銀「むぅ…」

天海「まあとりあえず調べてみるっすよ」

天海「それじゃあ俺が登りますね」

天海「よいしょっと」カウンターに登る

東条「確かその中には、大きな寸胴鍋が1つ入ってるだけだったわ」

天海「みたいっすね。じゃあとりあえずお鍋を出して…っと」扉を開けて鍋取り出し

天海「えーっと、奥の壁が外せるんでしたっけ?」

白銀「うん。なんか立てかけてあるだけなんだよね。その壁…っていうか、板」

天海「あ、確かに外せるっすね」ベニヤ板を外に出す

夢野「白銀の言っていたことは本当だったようじゃな」

白銀「そうだよ、わたしは地味に本当のことしか言わないからね」

最原「…それにしても、よくこんなものがあるのに気づいたね」

白銀「あの時は私も必死に出口を探してたからねー…。なんかもう手当たり次第探してて、偶然発見したみたいな…」

天海「ちょっと奥、見てくるっすね」棚の中に入る

百田「気をつけろよ!」

天海「当たり前ですけど、天井が低いっすね…」

赤松「頭ぶつけないようにね!」

天海「はは、大丈夫っすよ。それにちょっとぶつかっても死ぬわけじゃないですし…」

天海(……あ、これが行き止まりっすね)

天海(確かにこれ以上は行けそうもないっすけど、なんだか頑張れば壊せそうな気が…)

天海(何故かここはちょっと天井が高いですし、体当たりしてみるっすかね)ガンッガンッ

天海(…………)ガンッガンッガンッガンッメキッ

天海「あ、壊れ…なんっ!?」倒れた先の段差の角に頭をぶつける

天海「……………………で、こんなところに段差があるんすかね…?」ムクリ

天海「……段差じゃなくて狭い階段のようっすね…。ってて…」

天海「階段…、階段っすか…」

天海「この階段は確か、俺の研究教室に繋がってたんでしたっけ…」

天海「あの時はモノクマが……あれ?」

天海「…………」

ーーー


天海『まさか俺の研究教室で殺人が起きるなんて…』

△△『でも犯人はもう決まってるよな』

○○『モノクマファイルによる死亡推定時刻を見てみたら、この時間に犯行が可能だったのは☓☓しか居ないもんね』

□□『そうそう、■見と☓☓以外はみんな食堂に居たからな』

☓☓『えっ、ちょっと待ってよ…!』

□□『こんな事件、捜査するまでもないよな』

△△『行こうぜ』スタスタ

☓☓『そんな…』

モノクマ『えー!?みんな捜査しないの!?』

モノクマ『…まあ、☓☓クンは学級裁判が始まるまでの間に頑張って自分の無実を証明できるような証拠を見つけなよ』

モノクマ『うぷぷ、精々頑張ってねー!』ボヨヨーン

☓☓『……』

これも作られた記憶だったりしてね。V2に参加したという

天海『☓☓君、頑張って捜査しましょう』

☓☓『…無理だよ…。だって犯行時刻にアリバイが無かったのは僕だけなんだから…』

天海『諦めるのはまだ早いっすよ』

天海『ここは俺の研究教室ですし、俺なら君の力になれると思うっす』

天海『だから諦めずに一緒に頑張って捜査するっすよ!』

☓☓『…うん。天海君、ありがとう…』

天海『じゃあ早速なんすけど、まずは彼女を殴打した凶器を特定するところから……』



ーーー


天海「……なんで、こんなことを…俺は…」

天海「…………」

天海「…確かあの事件では、あの生徒がここを通って彼女を…」階段を登って天井を開ける

天海「!?床に楽譜が…」

天海「ということは、ここは赤松さんの」残り数段を駆け上る

天海「なんっ!!?」ガンッ

天海「…………なんすかね!?今度は!」

天海「……グランドピアノ…っすね…」

天海「…………」のそのそとピアノの下から這って出る

天海「……」床を閉じて周囲を見渡す

天海「…ここには、俺の研究教室があったんすね」

天海「超高校級の、冒険家の…」

天海「……俺の部屋には窓なんて置いてくれなかったっていうのに、全く…」

天海「まだ断片的にしか思い出せてないっすけど、まあ、思い出せて良かったっすね…」

天海「…全然肝心なことが何も思い出せてなくて駄目っすね…」

天海「……首謀者の正体と…、彼らは結局、どうなったんでしょうね…」

ー厨房ー


ほぼ全員「…………」

百田「…なあ、やっぱり様子を見に行った方がいいんじゃないのか?」

王馬「『なん!?』っていう断末魔となんかでかい音が聞こえて、それから音沙汰ないもんね」

赤松「ま、まさか頭でも打って中で倒れてるんじゃ…!?」

最原「……仕方ないね、僕が様子を見てくるよ」

茶柱「も、もしかしたら中に変な人が潜んでいて、その人に天海さんはやられたんじゃないでしょうか!?」

夢野「首謀者か!?そやつが首謀者なのか!?」

ゴン太「じゃあゴン太が様子を見てくるよ!みんなは危ないからここで待ってて!」

白銀「いや…、ゴン太くんだと地味に入れないと思うよ…?体格良すぎて…」

東条「なら私が行くわ」

赤松「東条さん!危ないよ!」

東条「大丈夫よ、私は超高校級のメイドだもの」

赤松「じゃなくてパンツが!」

天海「皆さん、どうやら心配おかけしたようっすね」食堂の方から現れる

茶柱「!!!???きゃああああああああああああ!!!!??????」

夢野「んああああああああああ!!!!?????」

白銀「えええええええええええええええっ!!!!!!!???????」

東条「……貴方の姿を見て余計に心配になったわ、今」

天海「え?」

百田「頭から血出てっぞ蘭太郎!」

アンジー「勿体ないな―。今すぐイケニエになるー?蘭太郎ー」

天海「え?」頭を触る

天海「……」血ベッタリ

天海「……」フラッバタッ

赤松「怪我を自覚しちゃってダメになっちゃったやつのパターンだよね!?これ!」

東条「…意識を失っただけのようね。頭部に陥没は無いようだし、頭の傷だから出血が派手なだけでそんなに大事には至ってないと思うわ。気絶の原因は恐らく、失血による貧血ね」厨房にある布巾を取る

東条「とにかく、手当てしましょう。頭の出血は収まりやすいけれど私はここで一応傷を圧迫止血してるから、誰か倉庫に救急セットを取りに行って頂戴」

白銀「じゃあわたしが倉庫に取りに行ってくるね!」

百田「いや、オレが行ってくる。オレなら倉庫で救急箱がある場所や薬とか置いてある場所を把握してるから、早く戻ってこられるからな」

白銀「……」

東条「じゃあ百田君、頼んだわよ」

アンジー「神さまー、久しぶりのイケニエだよー!」

茶柱「何勝手にイケニエにしてるんですか!?」

最原「…天海くんがそっちの方からやって来たってことは、どこかに抜け出たんだね」

王馬「あの大きな音と断末魔は、行き止まりの壁を壊した時のものかな?」

星「戻ってきたってことは、少なくとも出口には出られなかったらしいな」

キーボ「冷静ですね…」

真宮寺「ククク…、今日は非常に人間観察が捗るヨ…!」

キーボ「ボクも観察されているのでしょうか」ソワソワ

最原(キーボくんは人間じゃないから、観察されるわけないよね…?)

この隠し階段、天海が主人公の謎解き系イベント?のやつなのかな?

それと流石最原、隙あらばロ差

最原「東条さんの感じだと天海くんは大丈夫そうだし、僕に出来ることはないし時間が勿体無いから、僕ちょっとこの隠し通路の中見てくるね」

王馬「じゃあオレは、白銀ちゃんが騒ぎに乗じてトイレに行かないように見張ってるね」

最原「うん、お願い。よい…しょっと」ヨジヨジ

最原(薄暗いな…当たり前か)モノパッドの明かり点けて進む

最原(何のための通路なんだろう、ここ)

最原(たまたま棚の壁が抜けたというより、明らかに通路なんだよな…)

最原(あ…、ここが行き止まりだった場所だね。ベニヤで塞がれてたみたいだな)

最原(これじゃ確かに女性の力じゃどうしようもないかな)

最原(あ、でも赤松さんの突っ張りならどうにかなりそうだな、この前教室の机を全部吹き飛ばしてたし)

最原(あれはなんだったんだろう…。ストレス発散でもしてたのかな…)

最原(……なんでわざわざこんな通路を作ったのに塞いでたんだろうか…)

最原(で、その先に階段か…)

最原(…………比較的新しい血痕がついてるけど…。天海くんのだね、どうみても…)

最原(……痛々しいなぁ、もう…)

最原(えーっと、他に道はないね。よし、階段を登ってみよう)

ー赤松の研究教室ー


最原「うっ…、どっこいしょっと」床板を開ける

最原「…うわぁ、こんなところにも天海くんの血が落ちてるよ…」

最原(えっと…、ここは赤松さんの研究教室…の、ピアノの下か)

最原(…………この位置だと、赤松さんが演奏中にここから出るとパンツ見えそうだな…)

最原(いや、見ないけど…)

最原(この蓋、厚みの割に重さがあるな…)外に出て蓋を閉じる

最原(……ここから食堂にショートカット出来るのかなと思ったけど、蓋に凹みや出っ張りがなくて指がかけられないから、ピッタリ閉じてしまったらここから出入りは出来なそうだね)

最原(それとも何か行き来できるような方法があるのかな…?)

最原(…本当になんなんだろう、この通路…。首謀者が遊び心で作っただけで、あまり意味はない…のか?)

最原「とりあえず食堂に戻ろうかな…」

ー食堂ー


最原「ただい…、………?」ドアガチャッ

東条「あら、おかえりなさい」

最原(何故か食堂に布団が一式敷かれていて、そこに天海くんが寝かせられている…)

最原(ちなみに、食堂に来てからずっと寝ていた入間さんは未だテーブルに突っ伏して爆睡している)

最原「えっと…、天海くんは大丈夫だった?」

東条「ええ。先ほど傷を縫ったから出血はもう大丈夫よ」

最原「…東条さん凄いね…」

最原「ところで、何で天海くんがここに布団ひいて寝かせられているの?」

東条「本当はちゃんとお部屋で休ませてあげたいのだけれど、首謀者とは早めに決着をつけた方が良いだろうし、天海君から目を離すのもどうかと思ってこうしたの」

最原「そうなんだ」

東条「ところで、隠し通路の先に行ったのでしょう?どうなっていたのか聞かせてくれないかしら」

最原「あの通路の先は赤松さんの研究教室に繋がっていたよ」

赤松「え、私の?そんな通路があるなんて気がつかなかったけどなぁ…」

アンジー「というかあの隠し通路って行き止まりって話じゃなかったっけー?」

アンジー「なんで繋がってるのかなー?つむぎー」

白銀「な、なんでアンジーさんまで疑いの目を向けだすのかなぁ…」

最原「いや、あの通路は確かに行き止まりだったよ。どうやら、ついさっき天海君が体当たりでもしてこじ開けたみたいだね」

アンジー「なるなるー、それで蘭太郎は怪我しちゃったんだねー」

茶柱「女子トイレの隠し通路は図書室の隠し部屋に繋がっているので意味のあるものですが、厨房から赤松さんの研究教室への隠し通路は一体何の意味があるのでしょうかね?」

夢野「夜中に小腹がすいた時に、厨房へ小腹を満たしに行けるではないか」

星「食堂は夜時間は入れねえと校則にある。恐らく厨房も食堂扱いだろうから、そんなことしたらエグイサルに殺されちまうぜ」

白銀「わかった!きっと赤松さんが首謀者なんだよ!」

赤松「えっ!?な、なんで私が!?」

ゴン太「ど、どうして赤松さんが首謀者ってことになるの?」

白銀「だって隠し通路は赤松さんの研究教室にあったんだよ?普通の生徒なら夜時間に食堂に出入りしたら校則違反ってことで殺されちゃうけど、赤松さんが首謀者なら殺されないんじゃないかな」

白銀「それに赤松さんは女子だから、女子トイレの隠し通路を怪しまれずに使うことが出来るよ!」

最原「なんで赤松さんが夜時間に厨房に忍び込む必要があるのさ」

白銀「きっと食品の搬入でもしてたんじゃないかな?知らないけど」

百田「つーか夜時間にこっそり厨房に忍び込むだけなら別に赤松じゃなくてもできるだろ!あの研究教室には鍵がねーんだからな」

最原「さっき僕は隠し通路を通って赤松さんの研究教室から出てきたけど、出た通路の蓋を閉じたらもうこちらからは開けられないようになっていたんだ。蓋に指を引っ掛けるところなんかなかったからね」

最原「だからあの通路は厨房側からの一方通行なんだよ。そもそも…」

白銀「本当に一方通行だと思ってるの?」

最原「え?」

白銀「例えば、ある昼時間に赤松さんがこっそり厨房から研究教室に出て、蓋をちゃんと閉めないで置いたら出入りは自由にできるんじゃないかな?」

天海「いや、それはないと思うっす」ムクリ

東条「あら天海君、もう大丈夫なの?」

天海「はい、心配おかけしました」

東条「あまり無理はしないようにね」

天海「ありがとうございます、気をつけますね」

白銀「それで、なんでないと思うの?」

天海「白銀さん自分で言ってたじゃないっすか。あの通路の先は行き止まりになってるって」

天海「確かに行き止まりになってたっすよ。俺がその壁を壊しちゃいましたけど」

天海「だからそもそも、どちらからも行き来なんて出来ないんすよ」

白銀「でも首謀者として折角隠し通路を作ったのなら、使わなきゃ意味がないよね?」

天海「ええ、使ってましたよ。52回目のダンガンロンパで」

白銀「!?」

天海「なんで通路を塞いじゃったのかは知らないっすけど、何度も同じ物を使ってアリバイ確保されると面白くないからじゃないっすかね?多分」

百田「蘭太郎、記憶が戻ったのか!?」

天海「まあ、はい。少しだけ」

白銀「…あれれ?なんで天海くんはそんなことを知ってるのかな?」

白銀「やっぱり天海くんが首謀者なんだよね!?だから52回目のダンガンロンパなんて正確なナンバリングが言えるんだよ!そうに決まってるよ!」

茶柱「…えーっと、そもそもそのナントカロンパって何ですかね…?」

ゴン太「あ、良かった。ゴン太だけ知らないことなのかと思ってたよ…」

夢野「ウチも知らんな…。誰か説明してくれんかの?」

白銀「あ、あれ?さっき出てきたよね?」

最原「この場では今初めて出てきた単語だよ」

白銀「そ、そう。じゃあますます天海くんが怪しいよね!なんでみんなが知らない単語について喋ってるのかな?」

天海「確かにみんなからしたら俺も怪しいかもしれないっすけど、白銀さんも中々怪しく映るんじゃないんすかね?」

天海「白銀さんはどうしてダンガンロンパって単語を、まるで知ってるかのように話したんすかね?普通、茶柱さんみたいにまず尋ねると思うんすけど」

白銀「…なるほど。天海くんはそういう風にして、わたしを首謀者に仕立て上げようとするんだね」

白銀「みんな、騙されちゃダメだよ!」

白銀「冷静に考えてみてよ…。わたしがさっき天海くんに『折角隠し通路を作ったのなら、使わなきゃ意味がないよね?』って言ったら彼は『ええ、使ってましたよ。52回目のダンガンロンパで』って返したんだけどさ、まるで自分の目で見てきたかのような言い方じゃない?これ」

夢野「言われてみればそうじゃな」

茶柱「やはり男死が首謀者ですか!女子トイレに隠し通路を作るなんて…!男ッ死!!」

アンジー「でもでもー、確かに蘭太郎の言うとおり、どうしてそのダンコンチョンパをつむぎが疑問を持たずに使うのかは気になるよねー」

茶柱「覚えやすい名前ですね、ダンコンチョンパですか。性転換手術のことですかね?」

星「……そんな名前だったか?」

白銀「ダンガンロンパ!ダンガンロンパだから!!何なのそのおぞましい名前!」

ゴン太「結局ダンガンロンパって何のことなのかな…?」

白銀「なんのことなんだろうね…?わたしもよくわかんなくてノリで使っちゃってたよ」

茶柱「ですから、名前から察するに男死が女子になることですって」

白銀「なんでそんなに自信満々に答えちゃうのかな…」

この白銀チョロいぞ
サイコ原がいじめれば簡単にボロ出しそう

白銀さん殴りが雑過ぎだな…ここまで来たらバレてもいいやの精神なのかな

白銀「あーあ、何について話してるのかわかんなくなっちゃったね」

ゴン太「ごめん!ゴン太が余計なことを訊いたからだよね!?」

白銀「謝る必要はないと思うよ」

最原「確か話が逸れる直前の話は、アンジーさんが言った、『白銀さんがどうしてダンガンロンパを疑問を持たずに使ったのか』ってことじゃないかったっけ」

アンジー「終一ー、ダンガンロンパじゃなくてダンコンチョンパだよー」

最原「いや、ダンガンロンパだよ…。アンジーさんそのまま間違えて覚えちゃったんだね…」

王馬「名前について指摘してたら流れがいちいち止まっちゃうし、何のことを指してるのか分かればもうそのまま議論続けることにしない?」

最原「それに賛成するよ…」

王馬「じゃあ白銀ちゃんがどうしてその断水ロンパについてスルーして話を進めてたのかってことについて、理由を訊きたいんだけどいいかな?」

白銀「王馬くんはわざと間違えに行ってるよね?断水って…」

王馬「いいから早く答えろよ」

白銀「さっきも言ったけど、よくわかんないけどノリで使ってスルーしただけだよ。別に深い意味なんてないんだよね」

白銀「まさかこんなことで疑われちゃうなんて…」

茶柱「そもそも、今怪しいのは天海さんでしょう!」

茶柱「何故天海さんは『52回目の断熱ロンパ』などと急に言いだしたのですか!?一体どこからそんな言葉が急に出てきたんですか!」

最原「そもそもダンガンロンパっていうのは、このコロシアイゲームの名前らしいよ」

最原「例の図書室の奥の隠し部屋にあるコンピュータを入間さんに解析してもらってる時に出てきた情報として天海くんは知ってるだけなんだよ」

白銀「それって実は嘘なんじゃないのかな?」

白銀「だってさっき、天海くんがダンガンロンパのことを言った時に百田くんが天海くんに向かって『記憶が戻ったのか!?』って言ってたよ」

白銀「マザーコンピュータからの解析で解った情報なら、百田くんもそれを知ってるはずだよね?知ってたらそのタイミングでそんなことは言わないと思うんだけど」

最原「…白銀さん、キミはなにか勘違いしてるようだけど…、解斗くんは僕らの仲間じゃないんだよ」

百田「!?」

白銀「えっ!?」

最原「例の隠し部屋に行ったことがあるのは、東条さん、隠し部屋のコンピュータを解析した入間さん、僕、王馬くん、天海くんの5人だけなんだよ。だから仲間なのはこの5人だけなんだ」

白銀「え!う、うそ!?またわたしを嵌めようとしてるんだね!?百田くんはキミ達の仲間のハズでしょ!?」

最原「なんでそう思ったのか、聞かせてくれるかな?」

白銀「だって百田くんは天海くんとよく行動してるし、それにさっきだって、男子が女子トイレの隠し通路に入ったって話があったよね?」

最原「確かに男子が女子トイレの隠し通路に入ったって話はしたけど、その時に女子トイレの出入りが明らかになったのは自己申告した僕と王馬くん、それに僕が話しを振った天海くんだけだったよ」

白銀「う、嘘!?」

最原「茶柱さんならその話題について覚えてるんじゃないのかな?」

茶柱「は、はい。確かにその時女子トイレの出入りが明らかになったのは、自己申告した最原さんと王馬さん、最原さんが話題を振った天海さんだけで間違いないですよ」

最原「茶柱さんもこう証明してくれてるけど、……まあ実際には解斗くんも女子トイレを出入りしてたんだけどね」

茶柱「えっ」

最原「でも何で白銀さんはそのことを知っていたんだろうね?僕達はそんな話をしていないのに」

最原「解斗くんが隠し部屋に行っているということを推論する余地はなかったのに、どうしてキミは解斗くんが僕らの仲間だと思ったの?」

白銀「えーっと、それは……」

赤松「…それに、白銀さんは『百田くんと天海くんがよく一緒に行動してる』って言ったけど、そうでもないと思うんだよね」

赤松「百田くんは午前中は殆ど見かけることはないし、お昼すぎからは大体いつも私とキーボくんと一緒に外への出口探しをしてくれてたんだよ」

赤松「だから天海くんと一緒によく居るっていうか、私とキーボくんと一緒に居るって方が多いと思うんだよね…」

白銀「えっ…」

王馬「それにキミはさっき、図書室の奥のコンピュータのことを『マザーコンピュータ』って言ってたよね?」

白銀「なにもおかしいことないよね?」

王馬「いや、おかしいよ。オレらは誰も図書室の奥の隠し部屋にあるコンピュータのことを『マザーコンピュータ』なんて言い方してないからね」

白銀「重要な情報が色々入っている隠し部屋にあるコンピュータなんて、いかにも大層そうなコンピュータじゃない。だからマザーコンピュータって言っちゃっただけで、深い意味なんてこれっぽっちもないんだよ!」

白銀「いい加減にしてよ!最原くん達は結託してわたしのことを貶めたいみたいだけど、本当にわたしは首謀者なんかじゃないし、これは真の首謀者である天海くんの陰謀なんだよ!」

白銀「ねえ、他のみんなはわたしと天海くんのどっちが怪しいと思ってるの!?特に物的証拠もないのに揚げ足ばっかり取られちゃってるわたしと、52回目のダンガンロンパの話を急にしだした天海くん!どっちが怪しいと思ってる!?」

王馬「物的証拠があればいいの?」

白銀「えっ…」

茶柱「そんなものがあるんですか?あるならさっさと出してくださいよ!」

王馬「じゃあはい」つ写真

茶柱「…何ですか?このカードは。モノクマのカラーリングをしていますが…」

王馬「それは図書室側から隠し部屋に入る為に必要なカードキーだよ。それを見つけたのはなんと!白銀ちゃんの部屋でーす!」

白銀「!!!???わ、わたしの部屋に入ったの!?」

茶柱「男死ッ!」

王馬「白銀ちゃんの部屋に入った時は『首謀者が女子』ってことしかまだわかんない時だったからね、何か部屋に証拠がないか虱潰しで捜索してたんだよ」

茶柱「と、ということはまさか転子の部屋にも勝手に入ったってことですか!?」

王馬「いや、茶柱ちゃんの部屋には入ってないから安心していいよ?」

王馬「というか白銀ちゃんの部屋から探し始めたんだよね!だから他の女子のみんなは安心していいよ!」

最原「……」

白銀「こんなカードキー見たことないよ!わたしこんなの知らないから!」

アンジー「って言ってるけどー?」

王馬「じゃあ今から白銀ちゃんの部屋にみんなで行く?」

白銀「えっ!?」

王馬「そこでカードキーが出てきたら、白銀ちゃん首謀者説がほぼ真っ黒になるんじゃないのかな」

白銀「やめてよ!わたしにもプライバシーってものがあるんだよ!?みんなを部屋に入れるなんて冗談じゃないから!」

茶柱「そ、そうですよ!女子の部屋に男死が入るなんて…!」

王馬「じゃあカードキーがあった在り処をオレが教えるから、茶柱ちゃんがそれ取ってきなよ」

茶柱「そ、それなら…」

白銀「!だ、ダメダメ!同性同士だってプライバシーってものがあるんだよ!!」

茶柱「ですが、このままだと白銀さんはずっと疑われたままですよ?」

白銀「ダメなものはダメだよ!」

星「王馬の言うことが本当なら場所はわかってるんだから、余計な時間もくわねーだろうし最低限のプライバシーも守られる。茶柱を信頼して入れてやったらどうだ」

白銀「ダメダメ!」

王馬「え、どうしてダメなの?」

白銀「幾ら女子同士だからって、下着を見られるなんて地味に抵抗あるからに決まってるでしょ!」

茶柱「え、下着ですか?王馬さんは白銀さんの下着を漁ったのですか!?」

王馬「白銀ちゃん、さっきキミは『こんなカードキーなんて見たことない』って言った癖に、どうしてカードキーの在り処を知ってるのかな?」

白銀「うっ…!」

王馬「さっきからどんどんボロが出てきてるねー」

茶柱「王馬さんは女子の下着を漁ったんですね!?」

王馬「キー坊がね!!」

キーボ「えっ!?…いや、まあ、漁ったというか……はい」

茶柱「ロボットはギリセーフかと思いましたが、キーボさんは男死寄りなんですね!!」ガルル…

ゴン太「白銀さん…、本当にきみがこのコロシアイ生活の首謀者なの…?」

星「女でも部屋に入らせたくないってことは、そういうことなんだろうさ」

白銀「ち、違うよ!本当に違うんだってば!!」

最原(他のみんなが白銀つむぎを疑い始めている…。あともう一息かな)

東条「…仕方ないわね。それじゃあ決定的な証言をさせてもらうわね」

白銀「決定的な証言…?」

東条「議論の始めの方で私が言いかけた言葉の続きを話すわね」

東条「図書室の奥にある隠し部屋、そこにあるコンピュータの中にあった監視カメラのデータに…」

      偽
東条「女子トイレの用具入れから隠し通路に入っていく貴女の姿が、バッチリ映っているのよ!」
         証

白銀「!!!!???そ、そんなのありえないよ!!」

東条「あら、どうしてありえないのかしら?」

白銀「だってわたしはそんな通路なんて通ったことないもん!存在も知らなかったし!!」

赤松「……でも、東条さんがこんなにハッキリ言うってことは、そうなんだと思うよ」

白銀「違うよ!東条さんは最原くん達と結託してわたしを嵌めようとしているだけなの!」

赤松「東条さん達が白銀さんを嵌めたって、何のメリットもないんじゃないかな」

白銀「メリットはないかもしれないけど、真の首謀者である天海くんに東条さん達は騙されてるだけなんだよ!」

白銀「天海くん!いくらわたしが地味だからって、黙って首謀者にさせられるわたしじゃないんだからね!」

天海「いい加減にしてください!」

百田「こんなに証拠があるのに、まだ言い逃れ出来ると思ってんのかよ!?」

最原「マザーの解析で、僕らはお前が首謀者だって証拠を他にも持ってるんだぞ!」

最原「観念しろ!小松未可子!!」

白銀「!!」

白銀「…………ふふっ。なんだ、そういう情報も知ってたんだね…」

夢野「し、白銀…?どうしたのじゃ…?」

白銀「これ以上見苦しい姿見せるのもなんだし、そろそろノルマいっとこうかな」指パッチン

茶柱「!?な、なんですかこの煙は!?」

星「まさか毒か!?」

春川「いや、毒じゃないよ。ただのスモッグじゃないかな」

モノスケ「その通りやで!ただの大人の事情のスモッグや!」

ゴン太「えっ!?いつの間にモノクマーズが!?」

夢野「前が見えんぞ!?」

???「もー!ちょっとぉ!みんな静かにしてよ―!」

春川「…誰?今の声」

???「えー、じゃあ、コホン!」

???「うぷぷ…待たせたわね。オマエラの誰も待っていなくても、ザコドモに”またかよ”と思われても…」

江ノ島53世「美しくて絶望的な私様の登場よ!江ノ島盾子53世のねっ!」ドーン!

モノファニー「んもう!まだスモッグが晴れてないわよ!」ワタワタ

モノスケ「換気や換気!!」ドアガチャッ

江ノ島53世「イマイチ締まらなくて、凄く…絶望的です…!」

本日終了です、ありがとうございました
以下コメ返し


>>400
確かに嘘の記憶かもしれない…
でも僕が天海くんと一緒に謎解きした13分☓2セットと、財布から消えたあの二千円は本物だ…!

>>407
元ネタはそれですね
ちなみに天さんは主人公ではなく唯一の協力者として謎解きを手伝ってくれる係です
上記コメ返しでも書いてるけど自分は2回挑戦してクリアしました
最原のロ差はノルマ

>>416
最原「いじめっ子と言ったら王馬くんの方だろ。何で僕なんだよ」

>>417
白銀さんは覚悟完了の準備完了済みであと適当に盛り上がればいいなーの精神です

しろがねがんがえー!!さいこぱすにまけうなー!!

投下再開します

>>430
最原が敵扱いで草
まあロケット団だし、まあ…

夢野「大人の事情とは生着替えじゃったか」

茶柱「それは目隠しが必要な事情ですね」

最原「…おい、白銀つむぎ」

江ノ島53世「ノンノン!アタシの名は江ノ島盾子53世!!」

江ノ島53世「白銀つむぎなんてだっさい名前とキャラは忘れちゃってー。このキャラは嘘だからさ!」

江ノ島53世「どうせいないだろうけど、彼女のファンはご愁傷様でしたー」

キーボ「…あの、何故ボクの方を見て言うんですか?ボクは別に白銀さんのファンになったつもりはないのですが…」

江ノ島53世「そんな…ハッキリ言わなくてもいいじゃないですか…」

東条「…これは、一体どういうつもりなのかしら?」

江ノ島53世「え?何が?」

東条「私達をおちょくっているつもりかしら?」

江ノ島53世「おちょくるっていうか、正体を表しただけだけど?」

江ノ島53世「白銀つむぎはアタシが演じてただけの嘘の存在…。首謀者であるアタシの隠れ蓑…」

江ノ島53世「うぷぷ…それも知らずに赤松さん茶柱さん達ったら庇ってくれちゃって、笑っちゃうよねー」

江ノ島53世「笑っちゃおーっと!あはははははははははっ!」

赤松「白銀さん……」

茶柱「ほ、本当に白銀さんがこのコロシアイを企んだ首謀者の正体なのですか…?」

最原(彼女の正体は小松未可子のハズ…。さっきの反応から見て多分それは本当だ)

最原(江ノ島盾子ってなんなんだ…?)

春川「ていうか江ノ島盾子って誰なの」

真宮寺「彼女が二重人格という可能性もあると思うヨ。白銀つむぎが普段表に出ている大人しい人格で、この江ノ島盾子という人格が凶暴な人格…とか」

江ノ島53世「ブッブー!二重人格じゃありませーん!そんなことしたら腐川さんと丸々設定が被っちゃうじゃん!設定被りとかマジ絶望的なんですけど!!」

江ノ島53世「本当は…こんなハズじゃなかったんですよ…」

江ノ島53世「もう少し貴方方を絶望に貶めるべく、長期的に有る事無い事様々仕込ませていただくつもりだったのですが、思ったより優秀な方が多かったようで、江ノ島盾子に関する記憶に辿り着く前に追い詰められてしまいましたね。絶望的です」

最原「……お前が何を言ってるのかよくわからないけど、追い詰められたことを認めるんだな?」

江ノ島53世「おう!男らしく認めるぜ!!」

最原「だったら今すぐ僕達を出口に案内しろ。もうこのコロシアイゲームは終わりだ」

江ノ島53世「え〜?別に案内してもいいんだけどぉ、このままだとキミたちはここを出た後困ることが色々あるんだよぉ〜?先に色々話を聞いた方がいいと思うよぉ〜?」

最原「お前の話なんて…」

東条「いえ、聞きましょう。時間はまだたっぷりあるのだし、本人が首謀者だと認めている限りこの事実は覆らない…。私達が不利になることはきっとないと思うわ」

天海「俺も…、首謀者には訊きたいことがあるんで、このまま話し合いを続行してくれたら嬉しいんすけど」

百田「いや、こんなとこはとっとと出ようぜ」

夢野「あやつがいきなりウチ達に襲い掛かってくるとかいうわけでもないなら、ウチはこのまま話し合っても構わんぞ」

茶柱「夢野さんがそうおっしゃるのなら、転子もこのまま話し合い続行でも構いませんよ」

ゴン太「ゴン太も気になるかな…。このまま外に出てゴン太達が困ることって何なんだろう…」

星「相手はただのコスプレイヤーだ。このままここで話し合いを続けても何もビビることはねーと思うぞ」

アンジー「神さまもつむぎの話が気になるって言ってるよー」

江ノ島53世「だーかーらー!江ノ島盾子53世って言ってるじゃない!白銀つむぎのことはもう忘れてってば!」

真宮寺「僕としても彼女の存在は興味深いヨ…」

春川「赤松はどうする?」

赤松「えっと…、うん。私もやっぱりこのままじゃ終われないかな…」

春川「そう。じゃあ私も白銀の話しを聞くよ」

キーボ「ボクの内なる声も、彼女の話を聞くべきだと言っています」

王馬「内なる声?」

キーボ「ええ。ボクが選択に悩んだ時に体の奥から聞こえてくる声のことです」

王馬「近くの変な電波でも拾ってるだけじゃないの?」

キーボ「無線じゃないですよ!」

入間「スヤァ…」

誰か後で入間に事の顛末を教えてやってください…

個人的には裁判の所で話を伝えてほしいけどなぁ……食堂ですべて話すのは雰囲気的にちょっと……

東条「…多数決の結果、このまましばらく彼女の話を聞いてみるということでいいわね?」

最原「まあ…別にいいよ」

百田「…チッ、仕方ねえな…」

東条「それでは……江ノ島さん、話をどうぞ」

江ノ島53世「ど・れ・に・つ・い・て・は・な・そ・う・か・な?」

江ノ島53世「モ・ノ・ク・マ・さ・ま・の・言・う・と・お・り」

江ノ島53世「グングニルが降ってザクザクザクー!」

夢野「聞いたことがないパターンの神さまの言うとおりじゃな…」

茶柱「どこの地方のものでしょうか…」

東条「オリジナルだと思うわ」

江ノ島53世「はい決まった!まずは超高校級狩りについて話すわね!」

ゴン太「そ、そういえばそういうこともあったね…」

星「確か…、あれから俺達は逃げてたんだったな」

茶柱「よくは思い出せませんが、そうでしたね…」

江ノ島53世「2XXX年…、人類は核の炎に包まれた…」

最原「は?」

江ノ島53世「っていうのは嘘だけど、なんやかんやあって人類は滅びかけたのでした!」

江ノ島53世「まあそんな時、あんたら超高校級は人類の希望となり、種の保存の為宇宙船に乗り込んでヤバイ地球から脱出したのです!」

最原「……話にならないな」

江ノ島53世「あら、悪いわね。オマエラのようなザコドモには私様の高尚な説明だとついてこられないようね!」

江ノ島53世「そこでこちらを用意しました。思い出しライトです」テーブルニドンッ!

江ノ島53世「百聞は一見にしかず…、そちらで見ていただく方が迅速にご理解いただけるかと」

最原(思い出しライトか…。確か、これでみんなは超高校級狩りのことを思い出したとか言ってたんだよな…)

最原(でもライトを浴びなかった僕は、超高校級狩りの話を東条さんから聞いても全く思い出せなかった…)

最原(…確かに、この下手くそな説明を聞くより見た方が早いとは思うけど…)

最原(…………どうする?使った方がいいのか?)



思い出しライトを

①使う
②使わない


↓1

最原「……仕方ないね、使ってみようか」

王馬「本気で言ってるの?」

最原「あの下手くそな説明をずっと聞いてたら理解するまでに日が暮れるよ」

王馬「いやでも…」

東条「大丈夫よ。以前にもあれと同型のライトを使用したけれど、特に体に異常は出ていないわ」

江ノ島53世「人体に影響なんて出ないから、安心して使っちゃってよ!」サングラス装備

百田「終一、さっさと点けてくれや」

最原「うん、わかったよ」カチッ

最原(点けた途端部屋の中がまばゆい光に包まれた)

最原(そして…、僕達は地球に降り注ぐ隕石のこと、不治のウイルスのこと、ゴフェル計画に選ばれたものの一度は辞退し超高校級狩りに追いかけられたこと、結局ゴフェル計画にのり地球を離れたことを、全て思い出した…)

全員「…………」

江ノ島53世「うぷぷ、どうだった?」サングラス外し

赤松「…な、なんなのこれ…!?」

江ノ島53世「なんなのも何もないでしょ。あんたらが思い出したそれが全てなのよ!」

江ノ島53世「夢じゃありません……!現実です……!これが現実…!」

ゴン太「こ、これ本当なのかな…!?本当に人類は滅びちゃったのかな…!?」

夢野「本当に決まっとるじゃろう…!だって…、それはウチらが1番よくわかっておるじゃろう…!」

茶柱「転子の師匠や両親はどうなってしまったのでしょうか…。転子の記憶では死んだ記憶はありませんでしたが…」

江ノ島53世「さあ、死んだんじゃない?」

茶柱「そんな…!」

夢野「ウチの師匠もか!?」

江ノ島53世「そんなこといちいち知らないわよ。でもあんたらの大切な家族や友達はどうせみーんな仲良く死んじゃってると思うわよ」

最原「……まだわからないことがある」

最原「お前はどうしてこんなコロシアイを始めたんだ?お前も一応ゴフェル計画のメンバーに選ばれた1人だったんだろう?」

江ノ島53世「人類の最後の生き残りの16人がコロシアイなんて、最っ高に絶望的だからに決まってるじゃない!」

最原「……」

赤松「意味分かんないよ!こんなことして何になるっていうの!?」

江ノ島53世「別にあんたらに理解してもらおうなんて思ってないから、そのままでいいわよ」

春川「…ねえ、何でこのタイミングで全部記憶を返してくれたわけ?」

江ノ島53世「外に出ようとするあんたらの希望を打ち砕いてあげようかと思ってね」

江ノ島53世「お陰でオマエラのとびっきりの絶望顔が見れて私様は満足よ!まあ一部、絶望顔見せてくれない人も居るけどね!」

アンジー「ねえ外ってどうなってるのー?新しい住める星に着いたからアンジー達は目覚めたのかなー?」

江ノ島53世「どう思う?外出てみる?実はまだ外は宇宙空間でした!とかなったらあんたらは即効死んじゃうけど大丈夫?出る?アタシ的には全然いいんだけどね?」

アンジー「んー…、神さま的には外出ても大丈夫だって言ってるんだけどねー…」

星「やめとけ夜長。取り返しのつかないことになるぞ」

最原の沈黙が怖い

最原「おい江ノ島盾子53世。お前が僕達から奪った記憶はこれで全部か?」

江ノ島53世「ええ、これで全部かと思われます」

最原「そうか」

江ノ島53世「……ねえ最原、あんた何考えてるの?」

江ノ島53世「もう答えは出揃ってるんだよ?他に何を考えることがあるの?」

江ノ島53世「さっさとあんたも絶望顔見せなさいよ!ねえ!」

最原「ちょっと黙ってろよ」

江ノ島53世「ねぇ最原クンってちょっと感じ悪くなぁ〜い?そんなんだからモテないんだよぉ〜?」

春川「……思ったんだけどさ、私達はもう使命を思い出したんだし、あとはコイツを宇宙空間だかなんだか知らないけど外に放り出せば、もう後は平穏無事に過ごせるんじゃない?」

真宮寺「春川さん、こんな人でも数少ない人類の生き残りなんだヨ。その意見には賛成しかねるヨ」

百田「おいテメーら!なんでもうこの事を事実として受け止めてるんだよ!?」

百田「おかしいだろうが色々と!」

茶柱「な、何かおかしなことがありましたかね…?全部事実だと思うのですが…」

百田「これが事実だとすると、俺達がマザーを調べてわかったダンガンロンパって何だったんだよって話になんだよ」

天海「俺の記憶が未だにスカスカなのも気になるんすよね。今思い出した記憶の時系列も正直よくわかんないことになってて、ちょっと頭の中ゴチャゴチャになってるんすよね」

最原「思い出した記憶は確かにどれも僕が体験してきたものなんだけどさ…、デスロードの出口の先の状況や厨房の食材、そしてこの僕ら自身にも疑問が残るんだよね」

ゴン太「えっと…、最原くんはデスロードの出口の先に行ったの…?」

最原「デスロードの出口の先に行ったのは僕じゃなくてキーボくんなんだけどね。僕は彼の撮った写真を見させてもらって話を聞いただけなんだけど…」

キーボ「そ、そういえばあの出口のハリボテは何だったんでしょうね…?」

最原「……もし仮にこの記憶が首謀者の仕組んだ嘘の記憶だとすると、この記憶に信憑性を持たせる為のセットなんじゃないかな?」

江ノ島53世「あの記憶が嘘だと?ハッ!愚かなザコドモですわね!」

江ノ島53世「貴方方が事実だと認めてしまっている以上、この記憶は事実以外の何者でもありません。捏造の記憶を貴方方に事実と認めさせるのは現代の科学では困難です」

最原「あくまで仮定の話なんだけど、話に割りいって否定するなんてやっぱりちょっと怪しいよね」

江ノ島53世「そうやって小さな希望に縋りつこうとするなんて…凄く絶望的に醜いですよ…」

夢野「のう最原よ。先ほど言っておったウチら自身にも疑問が残るとはどういうことなんじゃ?」

最原「ゴフェル計画の目的をよく考えてみてよ。選ばれたこのメンバーに疑問を感じることはない?」

夢野「んあ?女子8人、男子7人、ロボ1体で男女比のバランスもおかしくないし、種の保存には問題ないのではないか?」

最原「いや、どう考えても少なすぎるんだよ」

夢野「根気よく子作りしてればその内増えるじゃろ?」

最原「そういう問題でもないんだよね。2世代目はいいとしても、次の世代、その次の世代では血のつながりが近くなって、奇形児が生まれてくる確率も高くなってしまうからさ…」

王馬「そう。だから本気で人の種の保存を考えているなら、男はEXILEを1グループ分、女はAKBを1グループ分必要になるんだよ」

茶柱「そ、そんなに必要なんですか!?」

ゴン太「EXILEって何人グループなの?ゴン太バカだからわからないんだ…!」

王馬「えーっと確か今は19人とかじゃなかったっけ」

最原「人数もそうだけど、国籍も気になるよね。アンジーさんはよくわからないけど、ゴフェル計画っていかにも世界的な計画っぽいのに、どうして僕ら日本人ばかりなんだろう」

王馬「アンジーちゃんも夜長って名字てきに日系ハーフっぽいし、選抜メンバーは実質全員日本人だよね」

冷静すぎだろwww

東条「それぞれの国でゴフェル計画を行っているという可能性もあるんじゃないかしら?」

最原「分かれる意味がないよ。さっきも言ったけど、とにかく人数が必要なんだよこの計画は」

春川「人数が少ないって言うけど、たまたまこの人数しかウイルスに抗体を持った人間が居なかったとかじゃないの?」

最原「世界中で日本人の15人(+ロボ1体)の高校生だけって不自然だよ。国籍もそうだけど、他の年代が居ても良いはずだよ」

赤松「た、確かに…」

星「なるほどな。確かにこの話はおかしいことになる」

星「だがこれは事実だ。俺達のこの記憶が何よりの証明だろ」

江ノ島53世「そうそう!事実は小説より奇なりってね!」

最原「…そもそもこの記憶って本物なの?」

真宮寺「…ゴフェル計画は理論的には疑わしく、僕らが思い出したこの記憶も白銀さんが用意した思い出しライトによるもの…」

真宮寺「確かに、充分疑わしく思えてしまうよネ…」

入間が起きてたら理論的におかしいところとか全部論破してくれたんだろうか

江ノ島53世「その記憶が嘘っていう証拠はないでしょ?」

最原「本物っていう証拠もないんだよ」

江ノ島53世「あのさぁ…、自分の記憶まで疑っちゃったらオマエラは一体何を信じるの?」

最原「お前やモノクマ達に絶対に弄られてない範囲の記憶や、感じたことは信じられるよ」

最原「さっきお前は、捏造の記憶を僕らに事実と認めさせるのは現代の科学では困難だと言ったけど、ゴフェル計画が事実にしろ嘘にしろ思い出しライトを使わせるまで、それまでの外の世界でのここに来るに至った直前の記憶を綺麗に消している」

最原「そんなピンポイントに記憶喪失をさせ、その後にゴフェル計画の壮大な記憶を一瞬で思い出させるなんて、充分オーバーテクノロジーだよ」

最原「だから、嘘の記憶を植え付けることだって不可能じゃないと思う」

江ノ島53世「虚無の推理ですね。貴方は『人類は滅びていない』と思いたいがために、自分に暗示をかけながら願望でそのようなことを言っている様に思われます」

最原「僕の推理が虚無だって言うなら、人類が本当に滅びたっていう証拠を見せろよ」

最原「言っておくがデスロードの出口がハリボテだってことはキーボくんが写真に撮って証明済みだし、お前の用意した思い出しライトなんてもう食らう気にはなれないから、それ以外の物的証拠を提示しろよ」

ヒエッ

だからサイコパスに挑むなと言ったんだ…(震え声)

ぅゎサイコ原っょぃ

江ノ島53世「んー、それ以外の証拠ねぇ…」

最原「証拠が無いなら、思い出しライトで思い出した記憶は全て嘘ってことで処理するよ」

江ノ島53世「……やるわね人間!いいだろう!ゴフェル計画の穴をそこまで綺麗に指摘されては私様もそれは嘘の記憶だと認めざるをえないわ!」

茶柱「な…!あれが嘘の記憶なんですか…!?」

江ノ島53世「おう!」

夢野「ど、どこまでなんじゃ!?どこからどこまでが嘘なんじゃ!?」

江ノ島53世「ぜーんぶ嘘なんだよー!!」

天海「……やけにあっさりと認めるんすね」

江ノ島53世「綺麗に痛いとこ突かれちゃったし、なんかもうゴフェル計画ネタは飽きちゃったんだよねー」

百田「つーことは…」

江ノ島53世「それに、あんたらを絶望に叩き落とせるネタならまだあるからね!」

東条「まだ私達を惑わせる気なのね」

江ノ島53世「惑わせるなんてとんでもない!今からアタシが言うことは事実よ」

江ノ島53世「あのねー、百田くんはもうすぐ死んじゃいまーす!!」

百田「…………」

赤松「……な、なにそれ…」

最原「……どういうことだ?」

東条「白銀さんが攻撃してくるかもしれないから、貴方を守るわね」百田の側に行く

天海「昨晩の約束的にはエグイサルは来ないとは思うっすけど、一応警戒してくださいっす」

江ノ島53世「別に攻撃するとかじゃないから、それは安心していいよ?」

赤松「じゃあどういうことなの!?」

江ノ島53世「百田くんは病気なんだよぉ〜!コロシアイが始まる間に死に至るウイルスを体内に注射したからぁ、そろそろそれがタイムリミットなんだよねぇ〜!」

春川「百田、そうなの?」

百田「いや、そいつのハッタリだ!そいつの言うことなんて信用すんな!!」

赤松「そ、そうだよね…?急にそんな、死に至るウイルスなんて…」

江ノ島53世「そんなの本人の強がりに決まってるじゃない。優しい嘘ってやつだよね」

江ノ島53世「うっうっ、泣かせてくれるじゃないの…!」

百田「くだらねえ!ゴフェル計画が丸々嘘ってことがわかった以上、マジでこんなところにいつまでも居る理由なんてねーだろ!テメーらさっさと外出るぞ!」

百田「おい白銀!さっさと出口に案内しやがれってんだ!」

王馬「何急に焦ってんの?」

百田「焦ってなんかねーよ!このままこいつの嘘に付きやってやる必要なんてねーだろ」

赤松「そ、そうだよね!それにもし百田くんが病気だったとしても、病院に行けば…」

江ノ島53世「残念でしたー!病院でもなんともなりませーん!!」

江ノ島53世「な・ぜ・な・ら!それは百田くんの為に特別に用意したウイルスなので、そのウイルスを殺せる薬なんかこの世に出回ってないからなのでーす!」

東条「たった1人の為にそんなものを作るとは思えないけど…」

江ノ島53世「アタシの用意した思い出しライトのオーバーテクノロジーっぷりを忘れたの?可能だしできちゃったのよ、そんなウイルスが」

江ノ島53世「そして実際にウイルスを入れちゃったのよ、アンタの体に」ビシッ

大好きな百田くんをつつかれて、百田専属イエスマンなサイコ原が黙ってるわけないよね?
さあ、君の輝く希望を見せてよ!

江ノ島53世「あ、絶望しちゃった?ウイルスを殺す薬がこの世に出回ってないって絶望しちゃった??」

江ノ島53世「でも安心して!アタシもそこまで鬼じゃないから!」

江ノ島53世「薬はこの世に出回ってないってだけで、ちゃーんと作ってはいるんだよ、治療薬!」

百田「!?」

江ノ島53世「欲しい?こっちが提示する条件を飲んでくれるならあげるわよ」

百田「べ、別にいらねーよ…。そんな病気とかじゃねーし…」

江ノ島53世「あら、強がり。ホントは辛くて苦しいんでしょ?認めちゃいなよー」

最原「…ちなみに病気の症状って、どういうのなの?」

百田「病気じゃねーって言ってんだろ終一!」

江ノ島53世「えっとー、体がだるくなって血反吐はいて体の内側からジワジワ蝕まれていってポックリ逝く感じ?ウイルスを入れた時期的に血反吐は吐いてると思うわよ」

最原「なるほどね…」

百田「オレは血反吐なんて吐いたことねーだろ、ほら見ろまた白銀の嘘だ」

最原「…解斗くん、念のためにキミの部屋に行って血痕が無いかベッドとか確認してくるから、部屋の鍵をかしてくれないかな?」

百田「!?テメーはオレを信じねーのか!?」

最原「勿論信じたいけど、解斗くんは優しいから僕らに嘘をついてる可能性があるよね?」

百田「オレは嘘なんてついてねーよ!」

最原「えっと、勿論キミの事は信じてるけど、万が一ってこともあるし…」

百田「万が一もクソもねーよ!ボスが違うって言ってんだからちげーんだよ!」

最原「でも…」

百田「でもじゃねえ!!」

最原「……そ、そうだよね…。疑ってごめんね…」

百田「…わかればいいんだよ」

王馬「じゃあ代表でオレが調査に行ってきまーす」ドアガチャッ

百田「!!?おい待て王馬!!」

王馬「まあすぐ戻ってくるからさ!」ドアパタンッ

百田「勝手にオレの部屋に入んじゃ…!」

東条「待ちなさい、百田君」腕掴み

百田「離せ東条!」

東条「あまり頑なだと、ウイルスに感染していることを肯定することになるんじゃないかしら?本当に違うのであれば堂々と待っているべきよ」

百田「っ…!」

本日終了です、ありがとうございました
以下コメ返し


>>438
東条さん辺りが教えてくれるハズ

>>439
白銀的にも雰囲気がほしいから移動したいとは思ってるけど、普通に考えて最原達が首謀者の提示する場所に移動してくれるとは思えませんからね…
罠とかあるかもしれないし

>>450>>462>>463
主人公なのにこの言われようよ

>>455
サイコクールだから多少はね?

>>459
ライト浴びる方に安価決まった時、最初入間に頑張ってもらおうかとも思ったけど入間には荷が重いかと思ってやめました

>>472
狛枝クンはジャバウォック島に帰って下さい

男女8人でもダメか…ならバッドエンド後の苗木達は…。

百田どうなるんだろ…まぁサイコ原くんがなんとかしてくれるよね!

原作でも不評だったからこのスレでは過去キャラにコスプレはしないよね?
どっかのインタビューだと1と2の過去キャラを出すために長々としてようだけど

ダンロン1,2の記憶思い出してないからコスプレする意味がないよね
視聴者サービスなら別だけど

投下再開します


>>481
女が朝日奈しか居ない以上、あの後女子が生まれたとしても第2世代で近親なっちゃうのですぐ終わりですね
でも最期の時には自分の子供に見守られて死ねるんだからあのエンドはハッピーエンドですよね(メリバ好き並感)

>>483
サイ(コ)原くんなら多分なんとかしてくれそう

>>484>>485
多分コスプレメドレーはしません
おっしゃる通り希望ヶ峰の記憶は思い出してないからですね

江ノ島53世「うぷぷ…。じゃあ彼が帰ってくるまでゆっくりコーヒーでも飲みながら待とっか。王馬くんは入間さんと違って話し合いにちゃんと貢献してるから、勝手に話進めたらなんか悪いしねー」コーヒーゴクゴク

江ノ島53世「まあ心配しなくても、彼ならすぐ血痕を見つけて戻ってくると思うわよ」

百田「血痕なんて出るわけねーだろ!吐血なんざしてねーからな!」

江ノ島53世「あのさぁ、百田くん。アンタって勢いで押し切ろうとしてるだけだから、馬鹿以外には態度だけで伝わっちゃってるよ。本当は病気なうってさ」

百田「な…!」

江ノ島53世「それに、証拠が出ないようによっぽど気を使ったからか証拠が出ないことにやけに自信があるみたいだけど、部屋の中で吐血してしまったことがあるなら、それを誤魔化すなんてほぼ100%無理みたいよ」

赤松「な、何でほぼ100%無理なの…?」

江ノ島53世「王馬くんがこの食堂から出て行った直後にぃ、すぐドアの開閉音がしたんだよねぇ〜」

江ノ島53世「彼は速やかかつ確実に血痕を発見しなければいけないという使命を負っていることを考えますと、恐らく倉庫にルミノール試薬を取りに行ったものだと思われます」

白銀なんのコーヒー注文してたっけ
ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノだっけ

クワトロベンティエクストラコーヒーバニラキャラメルヘーゼルナッツアーモンドモカホワイモカチャイソイエキストラホイップアドチップウィズチョコレートソースウィズキャラメルソースダークモカチップフラペチーノじゃなかった?

アンジー「ルミノール試薬って何ー?」

江ノ島53世「いいだろう、ザコドモにもわかりやすいように説明してやるわ!」

江ノ島53世よくサスペンス物のアニメやドラマで出てくる、シュッと吹きかけたら暗いところで光る血の跡が出て来るやつがあるでしょ?あの化学反応を引き起こす物のことよ」

江ノ島53世「ほら、コナンくんとかがよく『ルミノール反応が云々』言ってるでしょ?アレよ、アレ!」

アンジー「なるなるー」

茶柱「えっ!アンジーさんってコナン知ってるんですか!?」

アンジー「アンジーの島でも放送やってるんだよー」

夢野「島にもテレビがあったんじゃな…」

アンジー「テレビどころかみんなスマホだって持ってるよー」

江ノ島53世「ちなみにルミノール試薬って、高いのよ」

夢野「いくらぐらいなんじゃ?」

江ノ島53世「そうですね。1グラム1000円以上するんですよ」

茶柱「本当に高いですね…」

博識だな白銀ちゃん…

江ノ島53世「だからあんたらが今後ルミノール試薬を使う時があったら、なるべく無駄がないように丁寧に使いなさいよね!」

茶柱「中々ありませんよ、使う機会なんて」

江ノ島53世「あ、東条さんコーヒーおかわりおねがーい」

東条「淹れてくるわね」

茶柱「いや、コロシアイ生活の首謀者の為にコーヒーなんて淹れなくてもいいですよ東条さん!!」

東条「大丈夫よ、みんなのおかわりを淹れるついでだもの」

茶柱「そういう問題ではないと思うのですが…」



ーーー


王馬「ただいま」ドアガチャッ

東条「おかえりなさい、こっちの議論は現在中断中よ」

王馬「そうみたいだね。東条ちゃん、オレにもコーヒーちょうだい!」

東条「ええ、すぐに淹れてくるわね」

赤松「……誰もツッコまないから私がツッコむけど、王馬くん何で百田くんのジャケット着てるの?」

最原「あ、ほんとだ解斗くんのジャケットだ。変なふうに着てなかったから全然気づかなかったよ」

百田「マジじゃねーか、何勝手に着てんだよ」

王馬「え、これ変なふうに着てないと持ち主さえ気づかないの?何この無駄で謎なステルス能力」

百田「んなのどうでもいいから、何で勝手に着てんのか理由言えよ」

赤松「そうだよ、ずるいよ!私も着たいよ!」

最原「…そのジャケットに血痕が見つかったの?」

百田「よく見ろ終一!血なんてどこにもついてねーだろ!」

最原「うん、一見した感じではついてないようだけど…」

百田「じゃあそのジャケットは関係ねーってことだろ!」

天海「まあまあ解斗君。とりあえず小吉君の話を聞きませんか?」

天海「小吉君、血痕は見つかったっすか?」

王馬「うん、バッチリ見つかったよ」

天海「ということはやっぱり…」

百田「……悪い。言い忘れてたんだけどよ、オレ昨日鼻血が出たんだよな!だから王馬が見つけたのは多分それの痕跡だと思うぜ」

最原「……」

王馬「…鼻血ね…。じゃあその鼻血はどこで出血を起こしてしまって、どこに血液が付着しちゃったのか教えてもらってもいい?昨日の出来事なら覚えてるでしょ」

百田「えーっと…、マジわりい、大した出来事じゃなかったからよく覚えてねーんだわ。まさかこんなおおごとになるなんて思わなかったからよ…」

王馬「見た目には血の痕跡なんて見当たらなかったから、他人が万が一部屋に来ても良いようにって考えてか拭き掃除と洗濯がされてたみたいなんだけど、そんなに丁寧に処理した癖に本当に覚えてないって言うんだ?」

百田「覚えてねーもんは覚えてねーんだよ!物覚えが悪くて悪かったな!」

王馬「鼻血ならティッシュ使うと思うんだけどさ、血の付いたティッシュなんて無かったよ」

百田「部屋のゴミはこまめに捨ててんだよ」

王馬「ティッシュの箱は勿論、ゴミ箱にも血液の痕跡は一切見つからなかったんだけど?」

百田「たまたま血が付着しなかっただけだろ、んなもん…」

最原「…王馬くん、どこにルミノール反応が出たのか教えてくれないかな?」

王馬「反応があったのは枕と、部屋にあったタオルと洗面台。それにクローゼットの中にあった百田ちゃんの予備の制服のジャケット…つまりオレが今着てるこれの腕の部分だね」

百田「あ?ジャケットの腕のとこなんて光ってねーじゃねーか!」

最原「解斗くん、ルミノール反応ってずっと光ってるわけじゃなくて、結構すぐ消えちゃうものなんだよ」

百田「そういうもんなんだな」

百田「…あと洗面台の血は多分、オレがヒゲを整える時にミスってカミソリで切っちまった時のもんだ」

王馬「え?どこを切ったって?」アゴジーッ

百田「切ったのは結構前だからもう傷は治ってんだよ」

王馬「百田ちゃん、よくもまあホイホイと嘘がつけるね。嘘つきの才能あるんじゃないの?」

百田「嘘じゃねーよ!!」

王馬「ふーん。じゃあ残りの枕とタオルと制服のジャケットの血液の説明もしてみせてよ」

百田「その必要はねーよ。だってそもそも衣類からルミノール反応が出るってこと自体おかしいだろ!」

王馬「え?何かおかしいことある?」

百田「仮に衣類に血がついちまったとしても、洗濯しちまってんならもう反応なんてしねーはずだろ!つまり衣類からルミノール反応が出たってのはこいつの虚言だ!」

最原「……あのね解斗くん、布に付着した血痕っていうのは洗濯して見た目が綺麗になったとしても、ルミノール反応が出るんだよ」

百田「何だと!?」

王馬「そもそもルミノールの発光は何に反応して起きるのかって言うと、血液の場合なら赤血球の中に含まれるヘモグロビンだよ。ヘモグロビンにはヘムっていう鉄錯体が含まれているんだけど、このヘムが触媒になってルミノール反応が起こるんだ」

王馬「つまりヘムが残っている限りルミノール反応は起こるから、どうしてもルミノール反応をさせたくないっていうなら、このくっそ小さいヘムを取り除く必要があるから例え見た目が綺麗でも細胞は残ってるものだから、3回は洗濯しないと反応が出ると思ってもいいよ」

王馬「まあ目視だと2回くらいでもわかりにくくなるかもだけど、特別な設備とか無くてもデジカメとかあったら感度を上げて液晶画面を見ればかなり発光が見えやすくなるよ。試してみなよ」

茶柱「試しませんよ、わざわざ…」

王馬「ともかく、百田ちゃんは多分見た目が綺麗になるまでしか洗わなかったんだろうね。そのせいで該当箇所でルミノール反応が起こったんだよ」

王馬「あ、なんなら実演しよっか?ジャケットはここにあるし、ルミノール試薬もあるし。多分2回目でも反応するんじゃないかな?知らないけど」ジャケットのポケットから試薬を取り出す

百田「……思い出したぜ、王馬」

王馬「ん?」

百田「オレが昨日鼻血を出した時、ジャケットにも血がついちまったんだよ。だからそのジャケットから反応が出たって言うのは鼻血がついたせいだ」

王馬「百田ちゃんがみんなに心配かけたくないってのはわかったけどさ、いい加減吐血してるって認めなよ」

王馬「あんまり頑なだとこっちが逆に迷惑するんだけど!首謀者との話が進まないから!」

百田「だから全部鼻血の跡だっつんってんだろ!それでこの話は終わりだ!」

百田「それでもテメーが吐血説を推すってんなら、ルミノール反応で出た痕跡を鼻血じゃねーって証明してみやがれ!」

王馬「はいはい、わかったよ。本当に全部鼻血だって言い張るんだね?」

百田「言い張るじゃなくて事実だ事実!」

王馬「じゃあ百田ちゃんは部屋で鼻血が出てもティッシュを使わずに変なふうにジャケットでぬぐっちゃうタイプの人なんだね。珍しいねー」

百田「だからティッシュは、たまたま周りに血の跡がつかなかっただけっつってんだろ!」

最原「…変なふうにジャケットでぬぐっちゃうって、どういうこと?」

王馬「このジャケットの血の跡は、左腕の肘の内側辺りにベッタリついてたんだよね」

最原「肘の内側辺りにか…」

百田「アメリカでは鼻血が出た時は、肘の内側で鼻を押さえつけて止血するんだぜ」

赤松「へー、そうなんだね」

東条「そんな常識、初耳なのだけれど。お召し物が汚れてしまうから鼻血を服につけるだなんて有り得ないわ」

赤松「えっ!嘘なの!?」

百田「嘘じゃねーよ!少なくともオレの周りの奴らはみんなそうしてたぜ!」

王馬「他の宇宙飛行士訓練生が風評被害被ってるぞー」

最原「流石に言い訳が苦しいよ、解斗くん…」

夢野「というか、吐血にしろそんな場所に血が付くなんておかしいのではないか?」

茶柱「そうですよ!何故吐血した血が肘の内側に付着するというのですか!?」

王馬「吐血をしたからというか、咳をしたからつい癖で押さえちゃったんじゃない?」

ゴン太「な、なんで咳をしたらそんなところで押さえちゃう癖があるの…?ゴン太全然わからないよ…」

王馬「海外ではクシャミや咳をする時には、こうやって腕とか肘の内側とか、肩で受け止めるのが常識なんだよ」

王馬「百田ちゃんはアメリカに居たから腕でクシャミや咳を受け止める文化が根付いちゃって、多分初回の吐血の時の咳でもつい いつもの癖でそうやって咳を受け止めちゃって、ジャケットに血がついちゃったんじゃないかな」

星「なるほどな。それなら百田の言っていた鼻血を押さえる方法とかいうもんよりよっぽど現実的な回答だな」

アンジー「神さまも小吉の解答がぴったんこカンカンだって言ってるよー」

赤松「……百田くん、やっぱり吐血してるんだね…?」

百田「……」

王馬「沈黙はイエスと同義だよね!」

江ノ島53世「だから私様が最初から百田は病気だと言っているだろう!」

江ノ島53世「まあそもそもぉ、その意見に反論してたのは最初から百田くんだけだったけどね〜」

江ノ島53世「それにしても血の跡ほとんど鼻血とか無理あるんですけど!タオル枕ジャケットに全部血つけてるとかどんな状況よ。事実なら出過ぎだしテンパりすぎでしょ、マジウケるんだけど」

江ノ島53世「そんな雑な言い分では、言いくるめられるのはゴン太くんくらいかと思われます」

最原「江ノ島盾子53世、確認したいことがある」

江ノ島53世「何?」

最原「この病気に感染させた人は他にも居るのか?」

江ノ島53世「ああ、安心してよ。この病気に感染させられてるのは百田くんだけだからさ」

星「ふん、どうだか…」

江ノ島53世「忘れたの?アタシがあんたらにさせたいのはコロシアイなのよ。みんなに感染させてたら最悪の場合、殺し合う前にみんな病死しちゃうじゃん」

江ノ島53世「そんな展開…絶望的に退屈すぎます…」

最原「じゃあ何故解斗くんには感染させたんだ?」

最原「解斗くんだってこのままいけばこの生活の中で病死してしまい、お前の言う絶望的に退屈な展開になるんじゃないのか?」

江ノ島53世「わからない?殺人の動機の為よ」

アンジー「なんで病気になってることが動機になるのー?」

東条「この空間にいつまでも居たらそのまま病死してしまうから、早く卒業してこの学園から脱出して病院にかかるために殺人をするだろう、ってことじゃないかしら」

江ノ島53世「そうそう。モノクマが動けなくなって動機の提示が出来なくなっても、そういう時限爆弾を抱えている奴が居れば卒業の為に自然と殺人は起きるものでしょ?」

江ノ島53世「……普通は」

江ノ島53世「なーんで百田くんは、そのまま野垂れ死のうとしてるんだろうね?あんたは優秀な宇宙飛行士の卵で将来有望なのにさ。なんでこんな場所で命散らそうとしてるわけ?」

百田「テメーはオレがただ野垂れ死のうとしているように見えるってのか?」

百田「テメーは知らねーようだが、オレはほぼ毎日出口を探していたし、テメーを追い詰めてここから出る為にみんなで協力してきた」

百田「ここから脱出する方法は何も殺人だけじゃねー!」

江ノ島53世「なるほど、他の解決策に希望を見出しちゃってたんだね〜、なるなる」

最原「おい江ノ島、お前は確か解斗くんの病気の治療薬はこの世に出回ってないって言ってたけど、それなら解斗くんが仮に誰かを殺して卒業したとしても結局外の世界で死んでしまうんじゃないのか?」

江ノ島53世「その場合は卒業の際に、モノクマから治療薬が渡される手筈になっていましたのでご心配なく」

最原「あくまで外の世界には治療薬は無いって言い張るんだな」

江ノ島53世「言い張るも何も事実だからな!」

最原「そうか」

天海「…ところでさっき、そっちが提示する条件を飲めば治療薬をくれるって言ってましたけど、それってどんな条件なんすか?」

百田「おい蘭太郎、オレの為にわざわざウイルスを作っただなんざ嘘に決まってるだろ。薬は外の世界にもあると思うぜ」

天海「まあでも、訊くだけならタダっすよ?」

江ノ島53世「そうよ!訊いてから何をするのか選んでもいいのよ!?」

王馬「コロシアイの首謀者の提示する条件なんて、どうせろくでもないことだろうけどねー」

江ノ島53世「今あんたらには無限の選択肢があるわ」

江ノ島53世「例えば次の瞬間、アタシの首をはねることだって出来るわね。人によっては」

江ノ島53世「…まあその場合だと、一生出口は分からず仕舞い、薬も手に入らないけどね!」

江ノ島53世「無限にある選択肢の中であんたらが百田の治療薬を手に入れられる方法は次の2つよ。これ以外は受け付けないわ」

東条「その方法は?」

江ノ島53世「方法その1、あんたらはアタシを問い詰めることをやめ、学園からの脱出を諦め、ここでコロシアイ生活をみんなで続けること」

江ノ島53世「ちなみにこの場合、アタシはもう首謀者だってことがバレちゃってるから、今後は裏方に回らせてもらうわね。次あんたらに会う時は、殺人が起きて学級裁判が開廷された裁判場でってことになるかしら」

最原(この選択肢は選ぶ意味が無いな。これを選ぶと今後もう首謀者を追い詰めることが出来なくなり、最後の2人になるまでコロシアイを続けさせられるしかないだろうからね)

江ノ島53世「方法その2、治療薬はあげるし学園からみんなで脱出してもいいけど、その代わりに百田が自分の手で最原を殺すこと!この場でね!!」

全員「!!?」

江ノ島53世「つまり、最原くん以外は学園から脱出できちゃいま〜す!たった1人の死で残り全員脱出できちゃうなんてぇ、超オトク〜!!オススメだよぉ〜!!」

百田「テメーマジでふざけんなよ!ボスが助手を殺すわけねーだろうが!!」

江ノ島53世「え、助手じゃなかったら殺すの?」

百田「殺すわけねーだろ!!誰も殺さねーよ!!」

最原「……ちなみに何で僕なの?」

江ノ島53世「ボスが助手を殺すってとっても絶望的だと思わない?」

江ノ島53世「っていうのはウッソー!半分!!」

江ノ島53世「ホントはあんたがムカつくからよ」

最原「そう」

江ノ島53世「うん」

最原「…………」

江ノ島53世「……なんかもっとリアクションしなさいよ!これだから悟り世代は!!」

最原「ちょっと黙ってろよ、うるさいな…」

江ノ島53世「あんたそういうとこがダメなのよ!とりあえず頭の中で色々考えるの止めて口に出しなさいよ!みんなが分かんないでしょ!」

最原「…………」

江ノ島53世「首謀者なのに無視されるとか絶望的ィ!!」

東条「…とりあえず、どちらの提案も受け入れられないわね」

天海「ですね。これはもう外に薬があることを信じてそのまま脱出するしかないんじゃないんすかね…」

最原「いや、ちょっと待って」

最原「…江ノ島盾子53世、その治療薬を見せてくれないかな。本当に用意してあるならすぐに見せることが出来るはずだろ」

江ノ島53世「はぁ〜?何でわざわざあんたらに見せてやらないといけないわけー?」

最原「本当に治療薬があるのかわからないのに、流石に僕も命はかけられないよ」

百田「!?おい、何考えてんだよ!」

東条「!百田君、少し黙っていてもらえるかしら」

百田「はぁ!?」

江ノ島53世「…まあ、確かに一理あるわね」

江ノ島53世「いいわ、用意したげる。モノクマーズの誰かー、治療薬取ってきてよ」

モノスケ「は?ええんか?」

江ノ島53世「大丈夫大丈夫、アタシだって考えてるから」

最原「……」

モノダム「……取ッテクルネ…」スタタ…ドアガチャッパタン

ーーー


ガチャッ

モノダム「…治療薬ダヨ」アンプルを江ノ島に差し出す

江ノ島53世「ドーモっと」受け取る

江ノ島53世「これがその治療薬よ!」

最原(中身はどうか知らないけど、一応用意はしていたのか…)

江ノ島53世「あ、先に言っておくけど変なことは考えない方が良いわよ?」

江ノ島53世「あんたらの中で変な行動見せるやつが居たら、これを即割るからね」

江ノ島53世「で、どう?最原くん。これで死ぬ気になってくれた?」

最原「…そのアンプルの中身が本当に治療薬かどうか分からないよね?何か中身を証明出来るようなものは無いの?」

江ノ島53世「そのような物、あるわけなかろう!」

夢野「何故威張っておるのじゃ…」

江ノ島53世「だってホントに無いんだもーん。しょうがないじゃーん?」

江ノ島53世「だからこれを本物と証明するには、この内容液を百田くんに注射するしかないってワケ」

江ノ島53世「最初からこんな展開になるって分かってたら証明できる手段の1つや2つ用意してたんだけど、まさかこんなことになるなんて思わなかったからさー。ごめんねー?」

最原(……中身が不明なアンプルか…)

最原(もしあの中身が本物の治療薬だとしても、外の世界に出てちゃんとした機関で調べてもらってからじゃないと使えないな…)

最原(それにしても、あのアンプルを一体どこから持ってきたんだ?)

最原(モノダムが食堂のドアを閉めてからすぐにドアの開閉音が聞こえてきたから、恐らくは倉庫から持ってきたんだろうけど…)

最原(…他にも同じアンプルがあるかもしれないし、何か理由をつけて部屋から出て行って探すべきか?)

最原(ただ、倉庫は僕もある程度は物の位置を把握しているけどあんなアンプルは見かけたことないし、普通に見つけられそうな薬品の棚に置かれているとは考えにくいな)

最原(もし探しに行くなら、何か白銀つむぎを納得させられる理由をつけてしかこのタイミングでは部屋を出られないだろうな…)

最原(何か最もな理由が無いと、薬を探しに行くんだなと普通に察しがつくだろうし…)

最原(開き直って堂々と薬を探しに行けば、もし万が一治療薬が白銀つむぎが今手に持っている1つしか無かった場合、「2つの方法以外は認められないって言ったよね?」と叩き割られてしまった場合に困るな…。くそっ、外の世界に確実に薬があるってわかっていればこんなこと考えずに済むのに…)

最原(もし倉庫にアンプルを探しに行くなら、「自分を殺してもらう為の凶器を選びに行く」とでも言えば比較的怪しまれずに倉庫に向かえるかな)

最原(ただその場合でも、あまり探す時間をかけると怪しまれて人質というか物質のアンプルが割られないとも限らないから、適度なタイミングで捜索を切り上げる必要があるし、もし薬が見つからなければ一度覚悟を決めたように見せかけた手前、取り消しはできないだろうな…。くそっ、白銀が持ってるアンプルの存在が邪魔くさいな…)

最原(まあそれはそれで、殺されかけることで白銀つむぎの注意を僕に向けることが出来れば、隙を見せてアンプルを誰かに奪ってもらう機会が出来るかもしれないな)

最原(それが出来そうなのは、東条さんか星くんかな…)

最原(1人くらいなら多分倉庫に連れて行くことが出来るだろうし、そこで相談してみてもいいかな)

最原(……この作戦の問題点は、解斗くんに僕を殺しかけてもらわないといけないから、なんとか説得しないといけないということと、下手したら本当に死んでしまうということと、存在が唯一かもしれない治療薬が入ったアンプルが作戦の途中で割れてしまうかもしれないという点だな…)

最原(倉庫で他の治療薬を1発で見つけることが出来れば、これらのことは問題にはならないんだけどね…)

最原(……もしくは、「治療薬は世に出回っていない」という白銀つむぎの発言を嘘とし、外の世界に治療薬があることを信じてそっちに賭けるか…)

最原(…外の世界にも治療薬ありそうな気はするんだけど、万が一白銀つむぎの発言が本当だった場合が困るんだよな…)

最原(……どうしようか…)



①倉庫にアンプルを探しに行く(倉庫で見つかるかは倉庫シーンでコンマ判定)

②きっと外の世界にも薬はあるだろうから、この件をスルーする


安価↓1

最原(……うん、やっぱり探しに行こうかな)

最原(もし外の世界に解斗くんの病気を治せる薬がなかったら困るし…)

最原「…決めたよ。解斗くんは僕を殺した方が良いと思うんだ」

百田「!!?なっ、ばっ…て、テメー自分が何言ってんのか分かってんのか!?」

江ノ島53世「へー、そっち選ぶんだ。なんか意外だなー。最原ってもっと冷酷な奴だと思ってたからさ」

最原「その代わり、僕にだって死に方を選ぶ権利くらいはあるはずだよね?だから今から倉庫に行って僕を殺してもらう為の凶器を選びに行こうと思うんだ」

江ノ島53世「凶器探し?オッケーオッケー、いってらっしゃーい」

百田「ちょっと待て!テメーは覚悟が決まったかも知れねーが、オレはテメーを殺すなんざぜってーしねーからな!!」

最原「解斗くん、キミは何も心配しなくていいからね」

百田「いや、何言ってんだよ…」

最原「東条さん、一緒に凶器探してくれないかな?」

東条「…ええ、私は構わないわよ」

江ノ島「待って、なんで東条も連れてくワケ?」

アンプルの場所モノタロウなら…忘れてるか

最原「別に…、東条さんにもアドバイスしてほしいからだけど?」

最原「こういう言い方するのもなんだけど東条さんって凄いメイドさんだから、僕の予想もつかないような凶器を見つけられそうだし…」

東条「それに1人で探すより効率的だと思うわ」

江ノ島53世「うーん…」

最原「そっちだって僕の凶器探しにあまり時間は取られたくないでしょ?2人で探しに行ったら効率がいいってだけだよ」

江ノ島53世「まあ、そうねぇ…。じゃあ15分以内に戻ってきなよ。それ以上超えたらこのアンプル叩き割るから」

最原「ちょっと待ってよ、僕らはタイマーも時計も持ってないからそんなこと言われても困るよ」

江ノ島53世「あんたらが目覚まし時計持ち歩いてることくらい、お見通しだっての」

江ノ島53世「ほら、他にも持ってる奴居るでしょ?出しなさいよ、それで時間計るから」

天海「…じゃあ俺のをどうぞ」テーブルの上に置く

江ノ島53世「じゃあ今から15分ねー。はいスタート」

最原「えっ!なんて急な…」

東条「急ぎましょう」タタタッガチャッ

百田「待て終一!」

最原「ごめん、時間が無いから後で聞くよ!」タタタッ



ー倉庫ー


最原「東条さん、あのアンプルと同じ物を探してほしいんだ」

東条「依頼として受け取るわね。やはり薬品棚にあるのかしら?」

最原「それはどうだろう…。そんな安直なところに置くなら僕らをそのまま送り出さずに、アンプル探しを警戒して自分やモノクマーズを見張りにつけてきそうな気もするんだけど…」

東条「一理あるわね」

最原「多分、それなりにわかりにくいところか取りにくい場所にあるんじゃないかな?さっきモノダムが駆け足で退室してアンプルを持って来てたけど、5分くらい往復でかかってたから…」

東条「とりあえず手当たり次第に探してみましょう。時間の2分前になったら倉庫の入口の前に集合、切り上げよ」

最原(時間が短いけど…、見つかるかな…?)


↓1のコンマ01〜20、またはゾロ目でアンプル発見

難易度高いな

本日終了です、ありがとうございました
コンマの結果、次回は最原には頑張ってもらわないとですね


>>490>>491
白銀「うーん…、そんなに甘いのは飲めないよ…」

>>493
白銀「逆転裁判で確かそういうのがあったんだよね。わたしの知識は大体フィクションから得たものなんだよ」

>>518
信頼のモノタロウクオリティですからね、期待されてません

>>523
ゾロ目含めたら3割成功ってワンチャンな気がしませんかね(TRPG並感)
江ノ島53世「うぷぷ…、惜しかったわね!」

もしこれで見つかってたら、クソ運営で番組グダグダからの視聴率低迷でダンガンロンパシリーズ打ち切りで終結になったかもな

物語の半ばで毒投与とか百田くんはエロゲ主人公に向いてそう

投下再開します


>>528
白銀「そんな最期は地味すぎて絶望的だよぉ…」

>>531
そんなエロゲがあるんですか…
エロゲはよくわからないけど百田は昔の少年漫画の主人公っぽいなーとは思います性格とか

最原(くそっ、見つからないな…)

東条「最原くん、そろそろ時間よ!戻りましょう」

最原「…東条さん、見つけられた?」

東条「ごめんなさい、依頼を全うすることが出来なかったわ」

東条「時間が十分にあれば見つかるまで探したのだけれど…」

最原「そもそもここにあるって思ったのは僕のただの予想で、ここに確実にあるってわけじゃないからね…」

最原「それじゃあ東条さん、次の依頼をしてもいいかな?」

東条「それは構わないけど、要件は手短にお願いするわ」

最原「この後僕は解斗くんに殺してもらうように説得するつもりなんだけど、その時に白銀つむぎの注意を僕の方に向けることが出来ると思うから、隙を見て彼女からアンプルを奪ってくれないかな?」

東条「…最原くんなら知っていると思うけど、アンプルはカット線が入っているから割れやすくできている物なのよ」

最原「勿論それは知ってるけど、それでもやってみてくれないかな?」

東条「わかったわ。白銀さんと揉み合いにでもなって割れてしまったらごめんなさいね」

最原「もしそうなったら、その時また別の作戦を考えてみるよ…」

最原「じゃあ戻ろうか、もう1分前だし…」

東条「…凶器は何か適当に見繕えたかしら?」

最原「ううん、必要ないよ。本当に殺されたら困るし…」

最原「でも大丈夫、考えてるから」

東条「そう。じゃあ戻りましょう」ドアガチャッ



ー食堂ー


最原「戻ったよ」ドアガチャッ

江ノ島53世「も〜、最原くんってば焦らし上手ね!時間ギリギリすぎて今まさに叩き割ろうかと思ってたわよ」

最原「割ってないだろうな?」

江ノ島53世「そんなことしてないってば、ほら!」アンプルを見せる

江ノ島53世「割るわけないじゃん。もしかしたらこれから面白くなるかもしれないっていうのにさ」

東条「…あら、江ノ島さんのコーヒーもう残り少ないわね。淹れなおしてくるわね」厨房に行く

江ノ島53世「ん?ああ、気が利くじゃん。さっすが超高校級のメイド」

江ノ島53世「で、凶器は何にしたの?見せてよ」

最原「それなんだけど…。色々見てて思ったんだけど、どうせなら物なんて使わずに殺してほしいかなって思ったんだよね」

江ノ島53世「んー?つまりどういうこと?」

最原「……扼殺されたいなって思って…」

アンジー「ヤクサツって何ー?」

真宮寺「手や腕で頸部を圧迫することを扼頸(やくけい)と呼び、扼頸による殺人のことを扼殺(やくさつ)と呼ぶんだヨ」

アンジー「ケーブ?」

真宮寺「頸部は首のことだヨ。ちなみに自分の手で自分の首を締めることは出来ないから、扼頸による自殺は不可能だヨ」

真宮寺「余談だけど、縄等を巻きつけて頸部を圧迫して呼吸が出来ないようにすることは絞頸(こうけい)、絞頸による死を絞死(こうし)、絞頸による殺人は絞殺(こうさつ)と呼ばれるネ」

アンジー「手で首絞めも紐での首絞めも全部絞殺かと思ってたよー。呼び方違うんだねー」

アンジー「ところで是清、詳しいねー?」

真宮寺「ククク…、こういう知識も民俗学にも通じる所があるからネ」

アンジー「なるなるー。民俗学って色々知ってなきゃいけないんだねー」

百田「呼び方なんてもんはどうでもいい!どんな名前の死に方だろうがオレはぜってー誰も殺さねーからな!勿論終一、テメーもだ!」

最原「解斗くん…。気持ちは嬉しいけど、外の世界に本当に治療薬があるかわからない以上、貰っておいた方が良いと思うんだ…」

百田「外の世界にねーって決まったわけじゃねーし、オレは誰かを殺してまで生き延びて―なんて思っちゃいねえ!!」

東条「江ノ島さん、新しいコーヒーよ」コトッ

江ノ島53世「ん、サンキュー」

百田「東条!テメーものんきにコーヒーなんて淹れてねーで終一を説得しやがれ!」

東条「ごめんなさいね百田君。私が今最原君から受けている依頼の都合でそれは出来ないの」そのまま江ノ島の側に立つ

百田「倉庫で前もって邪魔すんなって念推されてたのかよ、クソッ」

赤松「ね、ねえ、最原くん…。確かに薬が手に入るにこしたことはないけど、百田くんが言うように他の可能性だってまだあるのに、命をかけるなんてことはないと思うよ…?」

赤松「それに、最原くんが殺されても良いって言っても、殺す方も勇気のいることだし、人を殺しちゃったらその人は一生その咎を背負わなくちゃいけないんだよ?」

赤松「そんなの絶対ダメだよ…!」

最原「確かに僕も解斗くんを殺人者になんてしたくないけど…」

最原「……でも、他にいい方法なんて無いでしょ?」

赤松「うん、ないよ!でも首謀者の提案に乗るなんて絶対ダメだよ!!」

最原「代案が無いなら部外者は発言を控えてくれないかな」

赤松「部外者って……、私達は仲間でしょ!?」

百田「そうだ!ここに居るみんなは全員同じ境遇の仲間だ!部外者なんて呼ぶんじゃねえ!」

最原「同じ境遇ではないし、少なくともこの件に関しては僕と解斗くん以外はみんな部外者だよ」

王馬「…本人が良いって言ってるんだから、ありがたく殺したら?早く殺さないと終一ちゃんの気が変わっちゃうかもだよ?」

百田「なんでそんなこと言えんだよ!テメーは特に終一と一緒に居る時間が長かっただろうが!終一とは仲間でダチじゃねーのかよ!?」

王馬「えぇっ!?折角大好きな百田ちゃんの為を思って後押ししてあげてるのに、こんな暑苦しい説教されるなんて…」

王馬「酷いよぉおおおおお!!ウェアアアンヴ(ジュル)ヤェャァァァ↑アイィヤエ↑ヤゥィゥ!!」

百田「だーもう!誰か他に一緒に終一を説得してくれる奴はいねーのかよ!?」

最原「どんなに説得されたって、僕の意思は変わらないよ」

百田「何でだよ!?テメーこないだまで真宮寺のヤローに殺されかけてピーピー泣いてただろうが!!それが何で突然そんなこと言ってんだよ!!」

赤松「えっ、真宮寺くん…?」

茶柱「はぁ!?な、何やってるんですかこの男死は!!?」

真宮寺「ククク…、この展開は予想外だヨ…」

江ノ島53世「なにそれアタシ知らないんだけど!?ウソ!?ちゃんとコロシアイあってたの!?マジで!!??詳しく!!詳細キボンヌ!!!てか何で真宮寺が最原を!??」

最原(解斗くんが余計なこと口走るから、また面倒なことに…)

真宮寺「ちょっと勘違いをしてしまってネ、つい殺してしまいそうになったんだヨ」

星「一体何を勘違いしたらそんなことになるんだ」

江ノ島53世「まさかとは思うけど……いや、まさかね…?」

茶柱「ふん!どうせ初回特典に目がくらんだだけでしょう!?」

茶柱「夢野さん、さあこちらへ!あんな男死の近くに居ては危ないですよ!!転子がお守りしますから!」

夢野「んあ…」

真宮寺「安心していいヨ。今は殺人する気なんて無いからサ」

赤松「というか否定しないんだね、真宮寺くん…」

真宮寺「まァ事実だからネ。でももうすぐ外に出られる判っている以上、ここで殺人をする理由は無いから安心してくれて構わないヨ」

ゴン太「やっぱり、初回特典なんてものがあったからいけなかったんだね…」

真宮寺「そうだヨ。僕は初回特典に目が眩んでしまっただけなのサ。自分でもなんて愚かな事をしてしまったんだろうと反省しているヨ」

最原(こいつ……まあいいや。後でここを脱出して白銀つむぎを捕まえた後に、監視カメラのデータを証拠にしてこのサイコパスを訴えてやろう。上手く機会があれば)

最原(今はとりあえずここで話を終わらせよう。経緯の説明が面倒すぎるし)

江ノ島53世「ねえ、事件の詳細ちゃんと教えてくんない?特に最原がピーピー泣いてたくだりが私、気になります!」

最原「黙れ。この件についてお前に話すことは何もない」

江ノ島53世「いけずぅ!まあいいわ、後で監視カメラの映像見るもーん」

最原「……とにかく解斗くん、僕はあの時とは変わったんだよ。僕は強くなったんだ」

百田「違う。命を粗末にするのと強いってことは違うぜ、終一」

最原「……キミは将来有望な宇宙飛行士で、僕はただまぐれで過去に1件殺人事件を解決しただけの探偵だ」

最原「どっちの命がより重いかなんて、誰が見ても一目瞭然だよね?」

百田「違う!人の命は平等だ」

最原「そんなわけないだろ。綺麗事言わないでよ」

百田「…テメーにだって大事な家族やダチが居るだろうが。そいつらの為にも生きたいって思えよ」

最原「僕の帰りを待ってくれてる人なんて誰も居ない。…って言ったら、解斗くんは折れてくれるの?」

百田「……ここを出たら、みんなで飯食いに行くって約束しただろ」

最原「そんな約束、身に覚えがないよ。キミの勘違いじゃないかな?」

百田「……そうかよ」

百田「…………」

最原「…………」

王馬「…百田ちゃーん、そろそろ殺したら?」

百田「…例え相手がどんな奴だろうがオレは人なんて殺さねーよ」

王馬「終一ちゃん、それ以上嫌われようとしても無駄らしいよ」

最原「…………」

江ノ島53世「……終わり?何、結局殺さないわけ?」

百田「聞こえなかったのかよ。オレは例え相手がどんな奴だろうが人なんて殺さねえ」

江ノ島53世「じゃあこの治療薬はいらないの?」

百田「ああ、いらねえ」

最原「ダメだよ解斗くん!」

百田「うるせえ!助手がボスの意見に口出ししてんじゃねえ!!」

最原(まずいな…。白銀つむぎはずっとアンプルを握っているから近くにいる東条さんも手を出せずにいるし、このままだとアンプルを割られてしまいそうだし…)

赤松「…ねえ、江ノ島さん。ちょっと質問があるんだけどいいかな?」

江ノ島53世「何?」

赤松「江ノ島さんは『百田くんが自分の手で最原くんを殺すこと』が治療薬を手に入れる条件だって言ったよね?」

江ノ島53世「うん」

赤松「じゃあさ…、例えば私が百田くんの手の上から力を込めて最原くんの首を絞めて殺す…とかいうのもアリかな?」

百田「おい赤松何言ってんだ!?」

江ノ島53世「ほほう、なるほどなるほど。確かにそれでも百田くんの手で最原くんを殺すことになるわね、一応」

江ノ島53世「うんオッケ〜!いいよ〜!」

江ノ島53世「私様的にはその方法でも最原もちゃんと死ぬ上、人殺しが百田1人だけでなく+赤松もなるわけだし、NGな理由なんて何も無いわよ」

赤松「そっか、よかった」

江ノ島53世「でもその方法でちゃんと殺せるの?」

赤松「うん大丈夫。私、力には自信があるから」

百田「おい赤松!何考えてやがる!!」

赤松「百田くんは手を添えてるだけでいいからね。人殺しは私だけだから…、心配しないで」

春川「赤松、やめなよ」

百田「そうだ!何考えてやがる!?」

春川「あんたがそんなことする必要なんてない。どうしてもやるって言うなら…私があんたの代わりに最原を殺すよ」

赤松「えっ!?」

百田「はぁ!?どいつもこいつも何言ってやがんだ…!」

春川「私ならあまり苦しませずに最原を殺す事が出来る。だから最原にとってもそうしてもらうのが1番いいと思う」

最原(いや、すぐに殺されるのは困るぞ…。そもそもすぐに殺されない為に凶器の検討を止め、死ぬのに時間のかかる扼殺にしたというのに…)

最原(…というか、春川さんのその自信は何なんだよ…。まるで殺しのエキスパートみたいな言い方は…、厨二病ってやつか?)

最原(とにかく、このままじゃ本当に埒が明かないな。なんとか解斗くんと2人きりになって作戦を伝えて、首を締めてくれるように頼むしかないかな…)

最原「江ノ島さん、ちょっといいかな?」

江ノ島53世「よくない」

最原「話くらい聞いてくれてもいいんじゃないかな」

江ノ島53世「嫌よ、聞かない」

最原「……解斗くんを説得したいからちょっとの間2人きりになりたいんだけど、いいかな?」

江ノ島53世「聞かないって言ってんのに勝手に喋るなんて生意気ね」

江ノ島53世「ていうか許可するわけないじゃない。何企んでんの?」

最原「企むなんてそんな…」

江ノ島53世「話ならこの場でしなよ、ほらほら」

江ノ島53世「…出来ないってことは、アタシに聞かれたらまずい話なんでしょ?」

最原「そういうわけじゃないよ。ただちょっと、最期の会話なんだし他人に聞かれたくないっていうか…」

最原「…必ず説得してみせるから、3分だけでいいんだ。頼むよ。廊下なんて出ないで厨房の方で話を済ませるからさ」

江ノ島53世「ダメだってば」

最原「お前としても僕を死なせたいんだろ?必ず説得するって言ってるんだから許可してくれてもいいんと思うんだけど」

江ノ島53世「あんたがもう少し馬鹿っぽい感じなら許可したんだけどねー」

最原「後生だからさ…」

江ノ島53世「どうだか…」

東条「別に2人きりにしても構わないんじゃないかしら?」

東条「3分程度なら厨房の隠し通路から移動して何かをして戻ってくるなんてことはできないだろうし、江ノ島さんとしてもこのままみんなの話し合いが止まってしまうのは良くないと思うのだけれど…」

江ノ島53世「そりゃあアタシだって、いつまでもこのままじゃツマラナイけどさ…」

東条「わかったわ。それなら貴女に損をさせない提案をしましょう」

江ノ島53世「それってどんな提案?」

東条「貴女はこう考えているのでしょう?最原君が百田君に何か話を持ちかけてこの場を逃れ、あわよくば治療薬までも手にしようとしているんじゃないかって」

江ノ島53世「ええ、そうよ」

東条「じゃあこうしましょう。もしも最原君が死ぬこと無く治療薬を手に入れてしまうことがあれば、その代償として私が貴女の言うことを何でも聞いてあげるわ」

江ノ島53世「えっ!何でも!?」

最原「……」

東条「ええ、何でも。私は超高校級のメイドよ、その誇りにかけて嘘はつかないわ」

江ノ島53世「言ったわね!?じゃあいいわよ!最原いってらっしゃーい!なんならもう2分サービスしちゃうわ!5分間厨房の方で話し合いでも何でもしてもいいわよ!」

最原「お前は東条さんに何をさせる気なんだよ。…まあ、いいけど…」

江ノ島53世「うぷぷ…、知りたい?アタシも迷ってるんだよね―!何してもらおっかなー!」

最原(僕が何かしでかすのを見越して、もうそんなこと考えるんだな…。…どうやら首謀者っていうのは、思ったより頭はよくなさそうだな)

最原「じゃあ解斗くん、厨房に行こうか」

百田「助手がボスに指示出してんじゃねーぞ」

最原「何怒ってるの?早く行こうよ」

百田「ぜってー行かねーからな!」

最原「(何に怒ってるのかよく分からないけど)ごめんって。だから行こう?」

百田「行かねーって言ってんだろ!」

最原「お願いだよ協力してよ、時間が勿体無いでしょ」

百田「うるせえ!」

最原「一生のお願いだから来て!」腕引っ張り

百田「一生の願いなんざ今使うんじゃねぇ!!」抵抗

最原(めんどくさいなぁ…)

最原「とりあえず僕の話を聞いてよ、あっちで」腕グイー

百田「テメーの今生の別れの言葉なんざぜってー聞かねーからな!」

最原「あーもう!蘭太郎お兄ちゃん手伝って!!」

天海「可愛い弟の頼みじゃ仕方ないっすね。解斗くん、厨房に行くっすよ」百田の背中押す

百田「やめろ蘭太郎!!」厨房に押し込まれる

春川「ふーん、最原と天海って兄弟だったんだ」

赤松「多分違うと思うけど…」



ー厨房ー


最原『それじゃあ話すよ』小声

百田「…何で小声なんだよ」

最原『他人に聞かれたら困る話をするからだよ。解斗くんも小声で話してくれると嬉しいんだけど…』

百田『…わーったよ…』小声

最原『とりあえず、僕は死ぬつもりなんてないから安心していいよ』小声

百田『は?それじゃあさっきまでオレを説得してたのは何だったんだよ』小声

最原『僕に注意を向けて白銀つむぎの隙を作らせようとしたんだよ。隙ができたら東条さんがアンプルを奪ってくれる手筈になってたからさ』

百田『でもあいつずっとアンプルを握ってたぜ?これ以上問答してても無駄だと思うんだけどよ』

最原『うん。だから問答じゃなくて、本当に僕を絞め殺そうとしてほしいんだよね』

百田『は!?テメーさっきと言ってることが全然ちげーじゃねーか!死ぬつもりなんてねーんじゃなかったのかよ!?』

最原『うん、死ぬつもりはないよ。でも問答してても無駄だってわかったでしょ?』

最原『だから…、白銀つむぎは何故か僕を目の敵にしている感じがするし、そんな僕が苦しそうにしていれば確実にアンプルから気が逸れると思うんだ』

百田『な、なるほどな…』

最原『勿論、この作戦が成功する保証はないんだけどね。東条さんが白銀つむぎからアンプルを奪おうとして割れちゃう可能性だってあるし…』

百田『そうなっちまったらまあ、しゃーねーだろ…』

百田『そんなことより、もしその作戦成功しちまったら、それはそれでやべーんじゃねーのか?』

百田『さっき東条は白銀に、もし終一が死なずにアンプルを手に入れることがあったら白銀の言うことを何でも聞くって言ってたぞ』小声

百田『白銀が何命令するかわかったもんじゃねーだろ…』

最原『ああ、そのことなら多分大丈夫だと思うよ』小声

百田『なんでそんなこと言い切れんだよ。あの真面目な東条がメイドの誇りにかけて誓ったんだぜ?そんな東条だから白銀も信じてオレらの密談を許可したんだろ』

最原『うん、東条さんも嘘はつかないと思うよ。でも大丈夫だよ』

百田『なんで嘘つかねーのに大丈夫なんだよ…』

最原『ごめん、余計な話題を悠長に話している時間はないんだ』

最原『解斗くんは後のことは考えなくても大丈夫だから、とりあえず食堂の方に戻ったら僕の首を絞めてくれないかな?』

最原『もしまた解斗くんが嫌がったら赤松さんか春川さんが僕を殺そうとするハズだから、キミは断れないよ。嫌でしょ?女子にそんなことさせるの』

百田『わ、わかったよ…。とりあえず余計な力が入んねーように気をつけるぜ』

最原『ううん、力は込めてもいいんだよ。むしろ力入れてくれないと困るんだ』

百田『なんでだよ…』

最原『中途半端な演技をして白銀つむぎに見破られたら困るでしょ』

百田『そりゃあ困るけどよ…』小声

最原『じゃあしっかり絞めてね。大丈夫だよ、そんなにすぐ死ぬもんじゃないから』小声

百田『…ちなみに、どれくらい絞め続けたらヤバイんだ?』

最原『そういうことはキミは気にしなくて大丈夫だよ。あいつは必ず隙を見せるから、キミは東条さんがアンプルを奪ったら離してくれたら良いから、それまで続けてよ』

百田『そこまで言うってことは何か作戦があるんだな。わかった、テメーを信じるからな』

最原『うん、ありがとう』

百田『他に何かオレに言うことはあるか?』

最原『……ううん、何もないよ』

百田『そうか。じゃあそろそろ戻らねーとな』

最原『そうだね』

ー食堂ー


最原「お待たせ」スタスタ

江ノ島53世「説得は出来た?」

最原「うん」

赤松「百田くん…」

百田「心配すんな、赤松」

江ノ島53世「んー?何で心配しなくてもいいの?」

最原「別にただ、僕の命を無駄にはしないってことでしょ。ね?」

百田「お、おう」

江ノ島53世「ふーん…。ま、そういうことにしてあげるわ」

江ノ島53世「じゃあ早速ほら、殺っちゃいなよ」

最原「……じゃあ…」

江ノ島53世「あ、待って。その前に最原、あんた学ラン脱ぎなさいよ」

最原「は?何で?」

江ノ島53世「あんたが扼殺を指定したのが気になるのよね。ひょっとして倉庫で東条に学ランの襟に細工でもしてもらったんじゃないかと思って」

最原「別にそんなことしてもらってないけど…。まあ、いいよ」上着を脱ぐ

最原「だいぶ疑ってるみたいだし、シャツの第1ボタンも開けて首を見せてやるよ」

江ノ島53世「キャーセクシー!」

東条(まずいわね…。白銀さんはずっとアンプルを握っているから全然取りに行けないわ…)

東条(さっき私とあんな約束をしたから、もっと油断してくれるものだと思っていたのだけれど…)

東条(申し訳ないけれど、最原君には少し苦しんでもらいましょうか…)

東条(もしギリギリになっても白銀さんがアンプルを手放さないようだったら、一か八か無理矢理奪ってみることにしましょう)

春川「最原、百田。あんた達は本当にそれでいいの?」

最原「うん、これで大丈夫だよ」

百田「…終一も覚悟が決まってるって言ってることだし、こんなこと女にやらせるわけにもいかねーからな…」

赤松「私は別に…」

百田「テメーのその手はピアノを弾くためのもんだろうが。もう今後ふざけたこと抜かすんじゃねーぞ」

赤松「……」

百田「じゃあ…、えっと、どうしたらいいんだ?」

最原「扼殺の方法は2つだよ。被害者と向き合って手のひらを使って首を絞める方法と、被害者の後ろから腕を回してそのまま首を締める方法」

最原「…好きな方でいいよ」

百田「好きじゃねーよ、どっちも…」

最原「…だよね」

百田「……じゃあ、前から行くぜ?」

最原「うん、どうぞ」床に正座する

百田「…何で正座してんだよ…?」

最原「立ってたら、僕の体の力が抜けた時に解斗くんに迷惑かけないとも限らないからね…」

百田「…そうかよ」膝をついて首に手を伸ばす

百田「……それじゃあ、力入れるぜ?」

最原「……ごめん」

百田「あ?」

最原「僕爪しばらく切ってないからさ、だいぶ伸びちゃってて…。抵抗しちゃって引っ掻いちゃったらごめんね…」

百田「…そんなこと気にしてる場合かよ…」手に力を込める

東条(静かな食堂の中で、最原君の苦しむ声だけが空間に響いている…)

東条(白銀さんはその様子を訝しむように見ていた)

東条(確かに首は絞まっている。けれど、百田君ならもう少し力が込められそうなものだけれど、手加減が見られるわね)

東条(彼女はアンプルを所持したままおもむろに椅子から立ち上がり、百田君の背後に立った)

江ノ島53世「ねえ百田、あんた手加減してるでしょ?」

百田「…そんなことねえよ…」

江ノ島53世「あんまり時間かけて苦しめると〜、最原くんか可哀想だよ〜?」

江ノ島53世「だからさ、ほら!」百田の背中を蹴る

百田「ぐっ!?何しやがる!?」

江ノ島53世「そんな言い方はないでしょ?折角手伝ってあげてるのに」ヒールグリグリ

江ノ島53世「ほら!もっと体重かけて!首に全体重乗せる勢いで!ほら!!」ゲシゲシ

赤松「やめてよ白銀さん!!何でそんなことするの!?百田くんはちゃんとやってるでしょ!?」

江ノ島53世「はあ〜?ちゃんとやってるように見えないから、アタシが手伝ってあげてるんでしょ」

東条(……もう見ていられないわね。一か八かアンプルを奪いに行くしかないかしら…)

赤松「…白銀さん、その足をどけて」

江ノ島53世「んー…、わかったわかった。足をどければいいのね?」背中から足をどける

赤松「……」

江ノ島53世「じゃあ、こうしちゃおーっと!」百田の背中に飛びつく

最原「うっ…!」

百田「!?わ、わりい!」首から手を離す

最原「げほっ、ごほっ…」

江ノ島53世「は?何手離してんの?」

百田「テメーが急に飛び乗るからだろうが!!」

江ノ島53世「いやいや、最原くん殺す気なら別にそのままでもいいでしょ?」

江ノ島53世「やっぱり殺る気なかったのね?」立ち上がる

江ノ島53世「残念。じゃあこのアンプルとはサヨナラでーす」アンプルを持っていた手を離す

東条「待っ…!」

東条(思わず手を伸ばしたけれど、私の位置からは届くはずが無かった)

東条(割れてしまう……)

東条(…そう思ったけれど、何秒経ってもガラスの割れる音なんて聞こえてこなかった)

東条(不思議そうに白銀さんはアンプルが落下しただろう位置に視線を向けるが、やはり何もそこには落ちていない)

東条(その場に居る全員がアンプルの行方を目で探していると、ある生徒が不意に声を発した)

星「探しもんはこれか?」アンプルを見せる

アンジー「およ?いつの間に竜馬が手に入れたんだろうね?」

夢野「これは魔法じゃな。あやつも魔法使いであったか」

江ノ島53世「…なんであんたがそれ持ってんのよ」

星「縮地を使ったのさ」

キーボ「縮地、ですか?」

江ノ島53世「縮地か。そういえばそんなもんあったわね」

江ノ島53世「あーあ、普通に落とさずに手で割れば良かったかしら」

使えたらこんな状況になってないよ…

星「フン、そんなこと言ったって後の祭りだな」

江ノ島53世「そーね、まあ仕方ないか」

星「先に言っておくが、俺からこれを取り戻そうったってあんたには無理だぜ」

江ノ島53世「でしょうね。まあそんな物、もうどうだっていいわよ」

春川「どうだっていい?アンプルがあったから誰もあんたに手出し出来なかったようなものなのに?」

江ノ島53世「百田くんの病気の話題が随分長くかかっちゃったけど、あんたらにはまだまだ聞いてもらうべき話があるんだから。全部聞いてもらうまであんたらをここから出してあげないんだからね。アタシは脅されてもあんたらザコドモには屈しないから!」

赤松「もう聞く必要なんてないよ!あなたの話なんて!」

江ノ島53世「えーどうして?絶対知っといた方がいいって!ほら、百田くんの病気のことだって知れて良かったでしょ?」

江ノ島53世「彼の病気のことをこの場で暴いてなかったら、そのアンプルだって手に入れられなかったんだし、結果オーライじゃない?」

真宮寺「外の世界に彼の病気の治療薬が本当に無ければ、確かに結果オーライかもしれないネ」

茶柱「かなり疑わしいですけどね」

江ノ島53世「そういえば、最原が生きているのにアンプルがそっち側に渡っちゃったってことはさ、東条さんはアタシの言うことを何でも聞いてくれるんだよね?」

東条「ええ、そうね」

赤松「東条さん!こんな人の言うことなんて聞く必要なんてないよ!!」

江ノ島53世「メイドの誇りにかけたんだし、約束は守ってもらえるんでしょ?」

東条「約束は守るわ」

江ノ島53世「よーし!聞いてもらう命令を決めたわ!」

江ノ島53世「東条斬美!あんたには夢野秘密子を殺してもらうわ!」

茶柱「はあああああ!!!!!????」

夢野「んああああああ!!!???な、何故急にウチなのじゃ!?」

夢野「ここは普通、今恨みを買った星ではないのか!?」

江ノ島53世「この中で1番力の弱い少女がみんなの前で無力に殺されるなんて、最高に絶望的な光景じゃない?」

茶柱「させません!!させませんよ!?」

茶柱「東条さん!夢野さんに手を出そうというのなら先にこの茶柱転子を倒してからにしてくださいね!!」

東条「安心してちょうだい、茶柱さん。私は夢野さんを殺す気はないわ」

江ノ島53世「はああああああ!!!!?????」

キルミーかっこいい
星君もだけど、原作2章では本当に惜しい人たちを亡くしたわ

江ノ島53世「あんたたった今『約束は守る』って言ったばかりじゃない!何考えてんの!?」

東条「約束は守っているわよ、今もこうして」

江ノ島53世「は?」

王馬「白銀ちゃん、東条ちゃんとした約束をもう1度ちゃんと思い出してみたら?」

江ノ島53世「白銀じゃなくて江ノ島だけど」

江ノ島53世「えっと…、思い出すも何も『アタシの言うことを何でも聞いてくれる』っていう約束でしょ?」

王馬「わかってるじゃん」

江ノ島53世「ん?」

東条「約束通り、貴女のどんな話も私のこの耳でちゃんと聞いているわ」

江ノ島53世「……えっ。それマジで言ってるの?」

東条「大真面目よ」

江ノ島53世「ふざけないでよ!?子供の約束じゃないんだから!」

東条「ふざけてはいないわ。文字通りの約束でしょう?」

王馬「勝手に勘違いして勝手に喜んでた白銀ちゃんが馬鹿だったって話だよね」

本日終了です、ありがとうございました
星くんの活躍書けて満足
ちなみに最原は横でずっと噎せてます


>>561
夢野「星が魔法を使えたとしても魔法は万能ではないぞ」

>>566
2章組もう少し生きてほしかったですね…
V3みんな好きだからみんなもう少し生きてほしかったけども

東条「依頼は聞く・・・・・・!聞くが・・・・・・今回 まだその時と場所の指定まではしていない そのことをどうか諸君らも思い出していただきたい つまり・・・・私がその気になれば依頼の遂行は10年20年後ということも可能だろう・・・・・・・・・・ということ・・・・!」

って来ると思ったわ


春川が才能明かしてないせいで厨二扱いされてて草
星は本気出すとチートだなあ

投下再開します
そろそろフィク↑ションのターン


>>571
キルミーが唐突に利根川ったら笑う

>>572
星くんは性能がチートすぎるからあんな悲しい設定をおわされてしまった説提唱

最原「…けほっ……」

天海「だいぶ落ち着いてきたっすね。お水持ってきましょうか?」背中さすり

最原「ううん、大丈夫。それより解斗くんの方こそ大丈夫?」

百田「オレか?オレは別に何ともねーよ」

最原「大丈夫なわけないでしょ。白銀つむぎに背中蹴られてたじゃないか」

百田「確かに蹴られた時は痛かったが、今は別に問題ねえよ」

最原「女性のヒールは凶器なんだよ?骨だって折れるんだからさ…。結構な勢いで蹴られていたようだし、打撲はしてるんじゃないかなって思うんだけど…」

百田「なんともねーって…」

天海「解斗君の『なんともない』は信用ならないっすからね…。ジャケット失礼しますよ」ジャケット脱がせる

天海「…特にシャツに血が滲んでるとかは無さそうっすね」

百田「だから言っただろ」

天海「確かこの辺蹴られてたっすね」背中を触る

百田「いっっっっってぇ!!?」

天海「打撲っすかね?」

最原「骨折とかじゃないといいけど…」

最原「東条さん、ちょっとこっち来てもらっても良いかな?」

東条「ええ、構わないわよ」スタスタ

江ノ島53世「ちょっと!?東条!まだ話は終わってないわよ!!」

東条「耳は貴女の方に向けているから、安心して話を続けてもらっても構わないわよ」

江ノ島53世「体ごとこっち向けなさいよ!」

東条「最原君、首は大丈夫かしら?」

最原「うん、僕は大丈夫だよ」

江ノ島53世「東条にまで無視されて絶望的ィ!」

最原「それより解斗くんの背中を診てあげてくれないかな」

東条「ええ、わかったわ。百田君、とりあえずシャツを脱いでもらってもいいかしら?」

百田「診察できんのかよ…」シャツを脱ぐ

東条「ええ、メイドだもの」

天海「メイドさんって凄いんすね…?」

江ノ島53世「あんたら無視も大概にしなさいよ!まとめて背中蹴っ飛ばすわよ!?」

赤松「東条さん達の邪魔はさせないよ!」

春川「白銀、殺されたいの?」

江ノ島53世「ぐぬぬ、春川セコムめ…」

東条「触診した限りだと、骨折はしていないようね。打撲だけのようよ」

最原「良かった…」

東条「打撲は応急処置の基本、RICE処置で対応するのよ。RICEは ①Rest(安静にする) ②Ice(冷却する) ③Compression(圧迫・固定する) ④Elevation(挙上する) の頭文字から来ているの」

東条「見た目には出血していないけれど内出血しているから、打撲の場合でも心臓より高い位置に患部を持っていくと効果があるのだけれど…、今回は背中だからこれはあまり意味がないわね」

東条「冷却とテーピングで圧迫をして、安静にしてもらいましょうか」

天海「じゃあ俺は氷嚢を作って持ってきますね」

東条「それなら2つお願いするわ」

最原「2つ?」

東条「打撲の手当と痣の手当は似ているのよ。最原君、貴方首に痣が出来ているわ」

最原「えっ」

百田「わりぃ、気つけてたんだけど白銀にちょっかいかけられちまってたから、その時に力が入っちまったみてーだな…」

最原「大丈夫だよ。キミの背中の方が痛いだろうし…」

東条「じゃあ私は倉庫に救急箱を取りに行ってくるわね」スタスタ

江ノ島53世「一体アタシはいつになったら続きを話せるのよ…!」

赤松「とりあえず、怪我人の手当が終わるまではダメだよ」

江ノ島53世「まあいいわ。こっちはこっちで次の準備するから。モノクマーズ、例のデータが入ったパソコン準備してー」

モノキッド「ヘルイェー!モノダムが持ってこいよ!ついでに焼きそばパンもな!」

モノダム「……」トテトテ

ーーー


東条「救急箱を持ってきたわ」

天海「氷嚢も持ってきたっすよ」

東条「百田君は先に手当をするから、彼の分の氷嚢をそちらに置いておいてもらえるかしら」

天海「じゃあここ置いとくっすよ。終一君はどうぞ先に冷やして下さい」つ氷嚢

最原「ありがとう。…ところで天海くん、鏡とか持ってない?」

天海「鏡っすか?ありますよ、どうぞ」つ鏡

最原「天海くんほんと女子力高いね、ありがとう」鏡で首を見る

天海「…あー。結構痣酷いっすけど、ちゃんとしてればすぐ消えるんで大丈夫っすよ」

天海「内出血の痣は、3日間はこまめに冷やしてたほうが良いらしいっすよ。あとちょっと入浴は控えたり…、温めるのは良くないらしいんで」

天海「患部を強くマッサージするのも良くないんで気をつけてくださいっす。あと紫外線に晒すと消えやすいらしいんで、首が見える服装なんかするといいかもっすね」

最原「なるほど。つまり、首を紫外線に晒されないようにしてしっかり温めて患部をマッサージすると痣が残るんだね?」

天海「まあ、逆のことをすれば残りやすいでしょうね」

最原「ちょっと倉庫行ってくるね」

天海「…何取りに行くんすか?」

最原「カイロ」

天海「……なんでこの流れで温める物を取りに行くんすかね?」

最原「こんなものでも解斗くんがくれたものだから、なるべく大事にしたいなと思って」

天海「なるほど、ちょっとわからないっすね。とりあえず解斗君、何か終一君に物をプレゼントしてあげてください」

百田「お、おう。ここから出たらな」

最原「えっ!何かプレゼントくれるの!?やった!」

春川「最原は何でわざわざ痣を残そうとしてるの?馬鹿なの?」

赤松「きっとまだ脳に酸素があんまり行ってなくて、よくわからない発言しちゃってるだけなんだよ」

王馬「ただメンヘラってるだけじゃない?」

江ノ島53世「待つのに飽きました…。そろそろ話し合いを再開しても宜しいですかね…?」

東条「もう少し待ってちょうだい」テキパキ

江ノ島53世「絵面が代わり映えしなくて絶望的ィ!」

白銀にカンペ
【この流れいつまでやるのって視聴者からクレーム来てます】

天海「解斗君、さっきまで俺が寝かせられていた布団にうつ伏せで寝たら、背中に氷が置けていいんじゃないんすかね」

百田「ただの打撲だろ?そこまでしなくても…」

東条「横になっても話し合いには参加できるのだし、その方がいいと思うわ」

赤松「さっき東条さんも打撲は安静にした方がいいって言ってたし、横になった方がいいと思うよ」

春川「赤松に心配かけさせてんじゃないよ」

最原「いや、解斗くんの心配しようよ」

春川「首謀者が後ろに立っても特に何も警戒しなかった百田も悪いから、自業自得の怪我だと思うけど。私ならもっと上手く立ち回れたよ」

最原(春川さんってやっぱり性格悪いな…。おまけに厨二病だし)

赤松「ちょっと春川さん、そんな言い方したらダメだよ!」

春川「本当のことでしょ」

病んでる最原くんも素敵☆

春川の百田に対する設定はどうなってんだろ

江ノ島53世「ねーまだー?」

最原「なんか勝手にお前は僕達のことを待ってるみたいだけど、お前の話なんてもう聞かないぞ」

江ノ島53世「怪我人の手当が終わったらいいんでしょ?」

赤松「手当が終わるまでは話しちゃダメとは言ったけど、終わったら貴女の話を聞くなんてことは言ってないよ」

江ノ島53世「赤松にまでそんなこと言われるなんて絶望的ィ!」

江ノ島53世「まあいいわ!あんたらが聞くまいが勝手にアタシは話すから」

江ノ島53世「そもそも貴方方は私の話を聞くまでこの学園から脱出することは叶いません。話が終わるまで出口の場所を教えませんので、否が応でも聞いていただきたいと思います」

江ノ島53世「耳の穴かっぽじって、よーく聞いとけよぉ!?」

江ノ島53世「あんたらは既にこのコロシアイがダンガンロンパっていう名前のゲームだってことは知っているみたいだけど、それってつまりどういうことか分かる?」

百田「?言ってる意味がよくわかんねーよ。ダンガンロンパってのはただこのコロシアイゲームに付けられた名前ってだけじゃねーのか?」

江ノ島53世「確かにそうだけど、それだけじゃないのよ。ダンガンロンパっていうのはね、フィクション作品の名前なのよ」

東条「確かダンガンロンパのナンバリングの初期の物はゲームだったりアニメだったりだったのよね。そういう意味ではフィクション作品と呼べるのかもしれないけれど、でも今行われているこれは現実のものでしょう?」

東条「現実に行われているものをフィクションと呼ぶのは、少し違うと思うわ」

江ノ島53世「その”現実”っていうのは、あくまであんたらにとってのよ」

春川「…言っている意味がよくわからないんだけど」

江ノ島53世「あのねー、この世界はフィクションで塗り固められた嘘の世界なんだよ~?」

江ノ島53世「フィクションで塗り固められた世界で行われる、現実の命を使ったコロシアイ…」

江ノ島53世「つまり今行われているこのダンガンロンパは”究極のリアルフィクション”なのよ!!」

キーボ「究極の…リアルフィクション?」

ゴン太「ごめん!ゴン太バカだから白銀さんが言っていることがよくわからないんだ!」

最原「ゴン太くん安心していいよ、僕も彼女の言うことはよくわからないから」

最原「現実の僕達が現実の命を使って現実のコロシアイをする…。そのどこにもフィクション要素なんて無いと思うんだけど」

江ノ島53世「あんたらは現実じゃないよ?」

最原「は?」

江ノ島53世「まあでもそんなこと、オマエラは気にしなくてもいいのよ」

江ノ島53世「キミ達はこの才囚学園の中に居る限りは~、キミ達にとっては現実の存在みたいなもんなんだからさ~」

江ノ島53世「だから外の世界に行くなんてやめてさ、ここで生活を続けなよ。悪いことは言わないからさ」

茶柱「今更引き止められるとお思いですか!?」

赤松「…というかやっぱり、白銀さんが言っている意味がよくわからないんだけど…」

江ノ島53世「要するに、外の世界から見たらあんたらこそがフィクションの存在ってことなのよ」

最原「…どういう意味だ?」

最原(外の世界から見たら?それじゃまるで…)

最原「……まさかとは思うけど、このダンガンロンパを、外の世界から誰かが見ているのか…?」

江ノ島53世「ピンポーン!だいせいかーい!賞品は特にありませーん!」

天海「…一体誰がこんなものを見ているっていうんすか?」

一応、モモッチがいるとしても体験できるのはキーボの目線のみ……なんかつまらなくね?

江ノ島53世「そりゃあ勿論、世界中に居る視聴者の皆様よ!」

江ノ島53世「うぷぷ…、見せてあげよっか?」指パッチン

夢野「んあ!?部屋が暗くなったではないか!?」

茶柱「安心して下さい!夢野さんは転子が守りますよ!」

江ノ島53世「何もないので安心してください。そんなことより皆さんあちらにご注目下さい」

アンジー「プロジェクターが白い壁に投影されてるねー」

星「…何か映ってるな」

キーボ「なんですか?あの人達は…」

江ノ島53世「そこに投影されているのはほんの一部だけど〜、あの人達が視聴者様なんだよ~」

江ノ島53世「彼らはずっとオマエラのダンガンロンパを見ていたのよ!」

赤松「…あの人達って今も見てるの?」

江ノ島53世「うん」

赤松「そ、それじゃあ…!お、お願い!助けて!!私達、無理矢理こんな所に連れてこられたの!!誰か警察に通報してください!!」

江ノ島53世「何やってるの?」

赤松「何って…、助けを求めてるんだよ!外の世界の人達に!」

赤松「誰か助けて…!!」

最原「…そんなことしても無駄じゃないかな」

赤松「どうして!?これはフィクションじゃないんだよ!?本当に誘拐されてきて、本当にコロシアイを強要されていて…!」

赤松「だから、あの人達に助けを呼んでもらわなきゃ!!」

最原「…もし本当に誰かがこれを見ているとしても、彼らは赤松さんのアピールを本気に取らないか、僕達が困ってるこの状況を楽しんでるんじゃないかな?」

最原「見世物にされてるんだよ…僕達は」

江ノ島53世「そうよ!それもとっても平和な世界の人達にね!」

江ノ島53世「外の世界は争いやらとは無縁の平和そのものの世界で、その世界の連中がこうしてこのダンガンロンパに夢中になってるのよ」

江ノ島53世「だからそんな風にあの人達に助けを求めたって、無駄ってわけよ!」

江ノ島53世「だってあの人達はみーんな、あんたらが苦しんだり葛藤したりしながら殺し合う様を見たがってる人達なんだからね!!」

赤松「……嘘でしょ?」

ゴン太「な、なんでそんな平和な世界の人達がこんなコロシアイを求めているの!?」

江ノ島53世「平和な世界…、それは言い換えればとっても退屈な世界ってことなのよ。だからみんな刺激を求めてるの」

江ノ島53世「で、このダンガンロンパっていうのはそのニーズに応えるためにコンピュータゲームからこの”究極のリアルフィクション”まで発展していったてわけ!」

赤松「……どうして…」

江ノ島53世「ちなみに今作のサブタイトルは”みんなのコロシアイ新学期”でーす!」

江ノ島53世「……って、今回全然コロシアイしてないじゃない!タイトル詐欺で絶望的ィ!!」

天海「……今回は、何回目のダンガンロンパなんすか…?」

江ノ島53世「うぷぷ…、何回目だと思う?」

天海「俺が前回参加させられたのが52回目だったんで、少なくともそれより大きなナンバリングっすよね…」

王馬「53回目だろうね。こいつずっと自分のこと『江ノ島盾子53世』ってうるさく名乗ってたし。江ノ島が何者かよくわかんないけどさ」

江ノ島53世「仕方ないわねー、それじゃあ教えてあげるけど、江ノ島盾子っていうのは初代ダンガンロンパの黒幕のことなのよ!」

最原「ふーん」

江ノ島53世「反応薄いですね…、正直凹みます…」

最原「どうでもいい情報すぎて特にリアクション取ることないし…」

江ノ島53世「まあいいわ。とにかく、これでわかったでしょ?」

江ノ島53世「確かにアタシはあんたらにコロシアイを強要している首謀者なんだけどさ、それを求めているのは外の世界の人達なのよ!」

江ノ島53世「つ・ま・り!あんたらにこれをやらせている黒幕は外の世界の人達ってわけ!」

江ノ島53世「だから外の世界の人達に助けを求めても無駄なのよ、あっかまっつさん!」

赤松「……嘘でしょ…」

江ノ島53世「嘘じゃないわよ?アタシがダンガンロンパの世界を作っているのも、あんたらにコロシアイを強要しているのも、全部外の世界が求めているからなのよ?」

江ノ島53世「まあ”アタシが”っていうか、”このプロジェクトに関わる全員が”だけどね」

春川「プロジェクトに関わる全員がって…」

星「おいおい、一体何人バックに居るってんだ」

江ノ島53世「具体的な人数をあんたらに言ったってしょうがなくない?」

江ノ島53世「それにみんながみんな凶悪なことしてるわけじゃないのよ?厨房の食材の補充や倉庫にある物の管理とか、あんたらが生活に困らないようにしてくれてるのも全部ウチのスタッフなんだからさ」

江ノ島53世「…”チームダンガンロンパ”っていう運営会社のね!」

キーボ「チームダンガンロンパ…ですか…」

江ノ島53世「あ、歴代ロンパの紹介映像流そっか?」

江ノ島53世「各1分ダイジェスト映像だから、今までの52作分+外伝分で60分くらいの映像になるけど」

茶柱「長すぎですよ!もっと編集を頑張ってくださいよ!!」

最原「…そんなもの見る必要はない」

江ノ島53世「あ、そう?」

最原「もうお前なんかに付き合う気もない」

最原「そもそも、こんな場所で話されたってお前の言うことがどこまで本当かわかったものじゃないからな」

江ノ島53世「ゴフェル計画は確かに嘘だったけど、アタシがチームダンガンロンパの社員として世界中のみんなの娯楽の為にダンガンロンパを作っているっていうのは本当のことよ?」

最原「外の世界がこんなことを求めているなんて、嘘も大概にしろよ!」

夢野「そうじゃ!いつまでもこんな嘘につきあわせていないで、さっさとウチを家に帰してくれ!」

キーボ「その意見に同意します!ボクも一刻も早く博士の元へ帰りたいです!」

アンジー「アンジーもそろそろ島に帰らないとー、ずっと留守にしているわけにもいかないからねー」

天海「俺も2度もこんなコロシアイに巻き込まれるなんて思わなかったっすけど、解放して二度とこれに関わらないようにしてくれるだけでいいっすから、早く出口に案内してください」

ゴン太「ゴン太もそろそろ家に帰らないと、作らなきゃいけない虫さんのレポートが色々あるんだ!」

東条「貴女の言うそのチームダンガンロンパが本当に実在するとして、私がここから出た後それを放っておく保証は出来ないけれど、今からでも私達を丁重に扱えば悪いようにはしないわよ」

赤松「…そうそう!早く私達を解放した方がいいよ!まあ、出すとこ突き出すけど!」

最原「早く解斗くんを病院に連れて行きたいし、アンプルの中身も調べたいからね…」

百田「病院か…、まあしかたねーな」

茶柱「転子は正義のヒーローですのでこんな悪の組織は放置できませんが、とりあえず速やかに解放してください!後で100倍にして仕返しに来ますが!」

星「外に出たら、か…」

春川「……」

王馬「あ、そろそろ脱出する雰囲気?入間ちゃん起こす?」

真宮寺「雰囲気的にはそうだネ、起こしたほうがいいだろうネ」

王馬「じゃあ…、いつまで寝てんだこのメス豚ァ!!」

入間「ブヒィイイイ!?……ん?なんだ?もう終わった感じか?」

王馬「おいテーブルにヨダレ垂らしてんじゃねーぞ。汚えだろうが」

入間「すみませぇん…」フキフキ

入間「……って、あのビッチはなにもんだ?」

江ノ島53世「グッモーニン入間さん!アタシの名前は江ノ島盾子53世!」

王馬「あいつは白銀つむぎだよ」

江ノ島53世「オマエの為に私様が3行で説明してやろうぞ!」

江ノ島53世「天海・最原・百田が勝手に負傷した」

江ノ島53世「このコロシアイは全世界生中継されている」

江ノ島53世「話を切り上げて勝手に帰ろうとしているオマエラなう」

江ノ島53世「ってところね!」

入間「うわっ、キャベツのキャベツ部分に包帯巻かれてんじゃねーか。何があったんだよ…」

天海「そろそろまともに呼んでくれないっすかね?」

江ノ島53世「とりあえず、入間さんも折角起きてくれたところ悪いんだけどさ、あんたらは外の世界に帰れないのよね」

入間「あ!?何で帰れね―んだよ!?」

江ノ島53世「あんたらに帰る場所なんて無いからよ」

何だろうこの黒幕
恐ろしくはないんだけどひたすらしつこいな…

最原「帰る場所がない…?」

キーボ「ボクにはちゃんと帰る場所があります!今も飯田橋博士がボクの帰りを待っているはずです!」

江ノ島53世「残念!待ってないわよ」

キーボ「な、何故ですか…?何故あなたにそんなことがわかるんですか!?」

江ノ島53世「あんたらはね、この江ノ島盾子と一緒なの」

夢野「んあ?どういうことじゃ?」

最原(江ノ島盾子って確かさっき、初代ダンガンロンパの黒幕だって言ってたよな…)

最原(初代ダンガンロンパはまだコンピュータゲームだったから、つまり江ノ島盾子はフィクションのキャラクターで…)

最原「……お前はまさか、僕らもフィクションの存在だって言いたいのか?」

江ノ島53世「またまた正解!そうでーす!あんたらはみーんなフィクションなのよ!」

最原「違う!僕らはリアルだ!ここにいる…生身の人間だ!」

百田「そうだ!フィクションなわけねーだろ!」

江ノ島53世「いいえ!あんたらは江ノ島盾子と同じ、フィクションの存在なのよ!」

赤松「…そ、そんなわけないでしょ!?」

江ノ島53世「それがそんなわけあるのよ。あんたらはコロシアイをする為だけに生み出されたフィクションの存在でしかないのよ」

春川「な、何言ってるの…?」

ゴン太「え!?ゴン太はちゃんとここに存在しているよね!?現実に存在しているってことは、フィクションなんかじゃないよね!?」

江ノ島53世「確かにあんたらは肉体はあるけどさ、でもそれだけなのよ」

江ノ島53世「あんたらがこの才囚学園に最初にやって来た時は、その姿じゃなかったのよ?」

江ノ島53世「その時のあんたらこそが本当の姿で、今のあんたらは作られたフィクションの存在でしかない…。それが”真実”なのよ!」

最原「…………」

アンジー「ん?それってつまりどゆことー?」

江ノ島53世「こう言ったらわかるかしら?あんたらは元々”超高校級”の才能なんて持たない”普通の一般人”だったってこと!」

全員「!!?」

江ノ島53世「あ、でも安心して!あんたらのその顔は本物だからさ!よかったじゃんほぼ天然美男美女で!」

王馬「えっ!?キー坊も!?」

江ノ島53世「あっ、ごめん。キーボくんは人工加工100%の顔だったわー。忘れてたわごめーん」

キーボ「王馬クン!ふざけてる場合ではないでしょう!?」

入間「おい、アジ顔も混ざってんぞ」

夢野「アジ顔…、一体誰のことなんじゃろう?」

茶柱「居ませんよね?そのような顔の生徒は」

江ノ島53世「”ほぼ”天然美男美女と言いましたから。全員とは言っていませんから」

最原「…そんなことはどうでもいい。話を続けろ」

江ノ島53世「さっきまであんなに聞きたがらなかったのに、今度は続きが気になっちゃうんだ」

最原「別にお前の話を信じたわけじゃないが、話の量は多い方が判断材料になるからな」

江ノ島53世「しょうがないわねー。じゃあ続きを話してあげる」

本日終了です、ありがとうございました
オーディションテープまで行けなかった…


>>584
白銀「ヒエッ!?すみませんすみません…」

>>588
☆ちゃんは最原だったら何でもいいのか…

>>589
個人的には白銀が、春川の百田片思いも赤松が最原を勇気づけたのも何も全部設定って言ってたけど、流石にその辺は白銀の後づけかなあって解釈してます

>>594
キーボ目線カメラのアイデア出したスタッフほんと無能だと思います

>>606
元々この黒幕はしつこい上に今回全員生存してるからちょいちょい全員喋るから更に間延びしてしまいがちに…
原作を損なわない程度になるべく説明は駆け足でやってるつもりなんですがね…

やっと追いついたー!
期待です!

投下再開します
今回予告:オーディションテープ


>>612
一気読みされたのでしょうか、ありがとうございます
見ての通り週に2、3回ほどののんびりした投稿ですが、どうかお付き合いいただければ幸いです

江ノ島53世「さっきも言ったけど、あんたらは元々ただの外見が良いだけの高校生」

江ノ島53世「でもこのダンガンロンパっていうのはね、主要の登場人物に一般人は居ないものなのよ」

江ノ島53世「だからあんたらには、ダンガンロンパの登場人物になるために相応しいキャラクターが与えられた」

江ノ島53世「で、あんたらはそのキャラクター設定を最初の思い出しライトで思い出して…」

王馬「最初の思い出しライトって、オレと終一ちゃんが受けなかったアレのこと?」

江ノ島53世「違う違う。アレは超高校級狩りを思い出すだけのライトだったから」

王馬「だよね。アレ浴びる前から超高校級の自覚はみんなあったし」

最原「ってことは、アレの前にも僕らは思い出しライトを浴びせられたっていうんだな?」

江ノ島53世「そうよ。体育館に集合する前、あんたらがそれぞれ目覚めた場所があると思うんだけど、思い出しライトを浴びせられて才能や生い立ちとかのキャラクター設定を思い出した…というか与えられたあんたらは、着替えさせられた後にそれぞれ初期配置に意識を失った状態で転がされてたってわけよ」

茶柱「ちょっと待って下さい!一体誰が転子達を着替えさせたというのですか!?男死ですか!?女子ですか!?」

赤松「気になるポイントそこ!?」

茶柱「大事なことでしょう!?転子達は年頃の女子なんですよ!?」

江ノ島53世「着替えはオーバーテクノロジーな道具使ってちゃちゃっとやられてるだけだから、一瞬で終わるからその辺は大丈夫よ。人の手なんて加わってないから」

茶柱「それなら安心ですね」ホッ…

江ノ島53世「ちなみに、セーラームーンの変身みたいな感じで着替えさせられてるわよ」

茶柱「開発者は変態じゃないですか!!」

最原「着替えの方法なんてどうでもいい。それより…」

茶柱「どうでもよくありませんよ!!」

東条「…それより、『才能や生い立ちとかのキャラクター設定が与えられた』とはどういうことなのかしら?」

江ノ島53世「そのまんまの意味だけど?」

江ノ島53世「あんたらの個性であるその超高校級の才能は、フィクションってことなのよ!」

江ノ島53世「まあ勿論、最初からある程度の適正はあんたらにもあったんだけどね?」

江ノ島53世「じゃないと~、例えば星くんのテニヌ技とかちょっとやばいし~…」

江ノ島53世「って言っても所詮は適正程度。それを超高校級に伸ばしたのは思い出しライトの力なのよ!」

入間「このオレ様の黄金の脳細胞が、テメーらに植え付けられた物だとぉ!?」

江ノ島53世「そうよ!思い出しライトを浴びるまでのあんたらは文字通りザコドモだったってわけ!!」

江ノ島53世「ちなみに~、才能だけじゃないんだよ~?」

江ノ島53世「貴方方の性格や生い立ちや家族構成思い出、その何もかもが思い出しライトで作られたフィクションの設定でしかありません」

天海「ちょっと待って下さい!俺の妹達もフィクションだって言うんすか!?」

江ノ島53世「うぷぷ…。勿論12人の妹なんて当たり前にフィクションよ!ギャルゲじゃないんだからさ!」

真宮寺「…まさかとは思うけど、君は僕の姉さんもフィクションだって言うのかい!?」

江ノ島53世「ええ。貴方の愛したお姉さんは、この世にもあの世にも貴方の中にも存在しません。ただの設定です」

江ノ島53世「他のみんなもそうよ」

江ノ島53世「あんたに師匠なんて居ないし、あんたが身代わりになった親友なんて居ないし、あんたを巫女と崇める島の人達なんて居ないし、あんたを愛してくれた恋人なんて居ないし、あんたを作った博士なんて居ないし、あんたの大好きな組織なんて存在しないし、あんたを育てた山の家族なんて居ないし、あんたの思い出の中の沢山の自慢の友達は全員フィクションだし、あんたに仕事を手伝わせてくれる叔父さんなんて居ないし、あんたにとんでもない依頼をしたあの依頼人も存在しないし、あんたの為に書類を偽造した友達なんて居ないし…」

江ノ島53世「…………」

江ノ島53世「…ごっめーん!入間さんの分は思い付かないわ」

入間「はぁ!?オレ様にだって大切な奴の1人や2人…!」

入間「……いや、待ってくれてる発明品があるんだからな!!オレ様がメンテしなきゃアレは誰がメンテしてやるんだよ!!?」

江ノ島53世「寂しい設定の入間さんは置いとくとしてー…」

江ノ島53世「あんたらには大切な人なんて存在しない」

江ノ島53世「その肉体は現実に存在する本物だけど、その他の部分、人格も性格も才能も過去も全てフィクションなオマエラ…」

江ノ島53世「それでもキミ達は自分がフィクションじゃないって言い切れるの~?」

赤松「…証拠がないでしょ!私達が本当にフィクションの存在だっていう証拠が!!」

赤松「証拠を見るまで、私はそんなの絶対認めないよ!!」

百田「赤松の言うとおりだ!テメーが本当にオレらのことをフィクションの存在だとかいうふざけた言い分を通したかったら、証拠を見せやがれ!!」

江ノ島53世「証拠ね、オッケー!勿論準備してあるわよ!」

キーボ「あるんですか…!?こんなことを証明できる証拠が…!?」

江ノ島53世「うん。あんたらはね、自ら望んでフィクションの存在になってこのダンガンロンパに参加したのよ」

最原「そんな馬鹿げた話、あるわけないだろ!」

入間「なんでオレ様が、こんなコロシアイに自ら望んで参加しなきゃなんねーんだよ!?」

アンジー「そもそもダンガンロンパなんて知らないのに、ダンガンロンパに参加したいなんて思えないよー」

最原百田赤松以外のオーディション映像も見たかったなあ

江ノ島53世「ダンガンロンパに関する記憶は、あんたらにキャラクター設定の記憶を植え付けた時に消えちゃってるだけなのよ」

江ノ島53世「証拠を見せたげる。モノファニー、例の映像を流してちょうだい!」

モノファニー「わかったわ」プロジェクターに繋げてるPCカチカチ

モノファニー「それじゃあ、真っ先に証拠を見たがってた赤松さんの分から流してあげるわね」カチカチッ

赤松「私の分…?」

赤松?『…128番、▲○☓です』

赤松「!?」

キーボ「プロジェクターで壁に投影されている映像に映っているのは、赤松さんですね…」

赤松?『私はダンガンロンパのナンバリングを全部観てます。特に気に入ってるのは25作目ですね』

赤松「え?え??」

赤松?『スルメ作品って言われてるけど、私はあれはあれで良いと思います。古いナンバリングから観ていくとなんか、希望に向かっていくだけのエンディングっていうのも飽きてきた頃だったんで、ああいうのも新鮮でいいなって思ったんですよ』

赤松?『ダンガンロンパに参加できるなら、私は才能はピアニストがいいなって思います』

赤松?『ピアニストっていかにも女の子らしい感じの才能で、なんか他の参加者も油断してくれそうですし…』

赤松?『ほら、1作目でアイドルの舞園さんが桑田くんを呼び出せたのも、女の子のアイドルだからですよね?』

赤松?『そんな感じで、「まさか温厚で可愛いピアニストの彼女が人を殺すなんて…」みたいな枠を狙いたいなって思ってるんですよね』

赤松?『多分、私ってコロシアイに向いている性格だと思います。基本的に人の事を信じてないんで』

赤松?『もしクロでおしおきされることになったら、舞園さんのボツおしおきみたいな……』プツッ

星「映像が消えたな…」

赤松「…………」

最原「…赤松さん、今のってキミだよね?」

赤松「ち、違うよ!!私こんなの知らない!!」

赤松「こんなの何かの間違いだよ!!」

百田「赤松…」

赤松「違う!あれは私じゃないの!!お願い信じて!!」

春川「……CGとかじゃないの?」

最原「CG…なのかな…?」

赤松「絶対CGだよ!だって私、身に覚えがないもん!!」

モノスケ「確かにアレは赤松はんやないで」

赤松「ほら!!」

モノスケ「あれは今のキサマになる前のキサマやからな」

赤松「えっ…?」

モノファニー「あのビデオの赤松さんは、思い出しライトで今の才能や記憶を植え付けられる前のキサマなのよ」

赤松「…わ、私が元はあんな性格だったって言うの…!?」

春川「赤松、落ち着いて。あれは多分CGで作られた映像だから」

赤松「…そう、だよね…?」

春川「うん。だから落ち着いて」ギュッ

モノキッド「キサマラが落ち着いていられるのも今のうちだぜ!今から順番に全員分流してやるからな!!」

モノファニー「それじゃあ次は百田くんの分ね」

最原「待て。その前に、この映像は一体何なんだ?」

江ノ島53世「何って…、オーディションテープだけど?」

星「オーディションテープだと?」

ゴン太「えっと、なんのオーディションなの…?」

江ノ島53世「そりゃあ勿論、このダンガンロンパの参加者になるためのオーディションよ!」

天海「ダンガンロンパの…オーディション…?」

キーボ「嘘です!そんなものに参加した記憶はありません!」

江ノ島53世「だーかーらー、記憶がないって思ってるのは最初の思い出しライトを受けた時にダンガンロンパに関する記憶が消えちゃったからだって言ってるでしょ」

江ノ島53世「そういう訳ですから、貴方方の為に今から全員分のオーディションテープを流して差し上げると言っているのですよ」

茶柱「今のが…全員分あるんですか…?」

江ノ島53世「だから、そうだって言ってるじゃない!」

モノファニー「それじゃあ改めて、百田くんの分流すわね」カチカチッ

百田?『89番、□☓●☓だ』

最原(よく出来たCGだな…)

百田?『学級裁判のダンガンロンパもいいけどよ、俺は3の未来編みてーな奴が好きだぜ。やっぱりああいうアクション物はいいよな』

最原(声も似てるけど、どうやってるんだろう…。まあ思い出しライトとかあるくらいだし、声を似せる機械とかあるんだろうな。きっと蝶ネクタイ型変声機みたいなやつでスタッフが声当ててるんだろ…)

百田?『オレが参加することになるダンガンロンパも、ああいうアクション回だといいんだがな』

百田?『まあダンガンロンパっていやぁ裁判だし、勿論普通に裁判回も悪くねーけどよ』

百田?『どっちにしろ、もし参加できたらみんなの印象に残るように色々してやるぜ!』

最原(こいつ馬鹿っぽいな…。解斗くんはこんなに馬鹿じゃないぞ)

百田?『念願のダンガンロンパに参加するだけじゃねぇ!殺しまくって勝ってやる!』

百田?『そうすりゃあ、名誉も金m…』

最原「解斗くんはこんなこと言わない!!」PCガッシャーン!

江ノ島53世「ちょおおおおおお!!!!?????」

モノキッド「ヘルイェー!ノーパソを床に叩きつけて壊すなんざ、中々ロックじゃねえか!!」

モノファニー「ううっ…、最新のMacBookが……」ゲロゲロゲロゲロ…

モノスケ「なにすんねん!?弁償せえや!!」

江ノ島53世「そういう問題じゃない!!」

江ノ島53世「最原!あんた何してくれてんの!?」

最原「解斗くんはあんなこと言わない。ふざけるな」

江ノ島53世「どこぞの幽白女子を彷彿とさせる発言ですね…」

百田「終一…」

春川「そんなことをやるなら、別に赤松の時からしてくれても良かったんだけど」

江ノ島53世「てか結局1.5人分しか流せなかったとか絶望的ィ!!」

アンジー「まあ壊しちゃって良かったんじゃないかなー?見ても何も良いことないって神さまも言ってるよー」

江ノ島53世「その神さまもフィクションなのよ!」ビシッ

アンジー「…そんなことを言う つむぎにはバチが当たるよ?」

江ノ島53世「モノダム!早く代わりのパソコン持ってきて!」

最原「何度だって壊してやるぞ」

江ノ島53世「お願いやめてマジで。もうあの映像は流さないからホント頼むわ」

モノダム「…持ッテキタヨ」つノーパソ

江ノ島53世「ありがとー、プロジェクターに繋いでー」

最原「……」

江ノ島53世「もうオーディション映像は流さないってば!!パソコンに近寄らないでよ!!」

最原「……」スタスタ

江ノ島53世「プロジェクターに近づくのもやめて!!」

最原「じゃあ次は一体何を流すんだよ。何か投影するためにまたパソコンを持ってきたんだろ」

江ノ島53世「うーん…。じゃあ視聴者コメントでも流そうかな、とりあえず」

キーボ「視聴者コメントですか?」

江ノ島53世「そう。このダンガンロンパはさっきも言った通りリアルタイムで放送してるんだけど、視聴者は映像を見ながらコメントを書いて流したり、アンケートに参加したりできるのよ」

天海「アンケート?」

江ノ島53世「まあ、その辺の話は追々するとして…」

他のキャラのも見たかったのに最原くんに壊されてしまった

モノファニー「はい、コメントが流れるようになったわよ」カチカチッ

モノスケ「ここが裁判場なら、もっとスタイリッシュに映像もコメントも流せたんやけどなぁ…」

モノスケ「…なあ、今からでも裁判場に移動せえへん?」

王馬「敵の指定した場所なんかに行くわけねーだろバァーカ!」

モノスケ「王馬はんはホンマくっそ生意気なクソガキやな。あんさんの分のオーディション映像も流したかったでホンマに」

王馬「オレが『くっそ生意気なクソガキ』なら終一ちゃんはどうなるの?」

モノスケ「アレはなんかもう次元が違うわな。アレと比べたらあんさんはただの可愛い無害ショタやで」

最原「ちゃんと名前で呼べよ。なんでアレ呼びなんだよ」

王馬「無害呼びってことは、オレがプールの入口のドアガラス割ったり、マザーモノクマの部屋を無理矢理こじ開けたり、幾度となくモノクマの破壊を企てて実行した件は許してくれたんだね!」

モノスケ「あー…、やっぱ王馬はんもアカンかったわ。最原はんが強烈すぎて忘れとったけどあんさんも大概やな。昼時間マザー見張りペア最悪やんけ」

最原邪魔だな。モノクマーズいるんだしエグイサルで黙らせたらいいのに
真宮寺辺りは逆にオーディション映像見せてメンタルブレイクしないといけないだろ

エグイサルとかで脅迫しないのか?

キーボ「あっ!誰ですか今『空気ーボ』とかいうコメントを流した人は!!」

キーボ「ボクは空気じゃありません!ちゃんと体があります!!」

星「フン、程度が知れるコメントばかりだな」

入間「なんでオレ様を褒め称えるコメントがねーんだよ!?おかしいだろうが!!」

コメント『お兄ちゃん、見てるー?w』

天海「あれはひょっとして…」

江ノ島53世「ただの視聴者の悪ノリですね。貴方の妹はフィクションの存在ですので」

入間「おい頑張れよ入間ファン!画面を埋め尽くす勢いでもっとオレ様を褒め称えるコメント流せよ!!」

茶柱「一体誰ですか!?転子のおヘソしか見てないとかコメントを流している人は!!」

アンジー「終一ー、お前の鼻はキューピットらしいぞー?」

最原「何そのコメント、気持ち悪っ…。てかなんで鼻?」

赤松「……ここに流れているコメントって、本当に今これを見ている視聴者のものなの?」

江ノ島53世「だから、そうだって言ってるじゃない」

赤松「…そう…。これが、外の世界の人達のコメントなんだ…」

百田「赤松、外の世界に居るのはこんな奴らばっかりじゃねーぜ」

春川「そうだよ。こんな悪趣味な番組見てるのなんて、ごく一部のまともじゃない奴らだよ」

最原「こんな人ばっかりだと、たまったもんじゃないよね…」

真宮寺「是清、首謀者に惑わされてはなりません。私はずっとここに居ますよ」

真宮寺「あァそうだよネ、姉さん…。姉さんはここに居るんだからフィクションなわけがないよネ…!」

百田「…真宮寺の奴は、さっきからずっと1人でブツブツ言っててやべえな…」

キーボ「マスクをつけたり外したりしてて、いつも以上に不気味ですね…」

東条「精神が衰弱しきっているようね…」

春川「なんであいつは口紅塗ってんだろ」

入間「そんなの、そういう趣味だからに決まってんだろ」

最原「そんなことより、本題に戻ろう」

江ノ島53世「そうね。それじゃあさっきまでの話題に戻るけど…、さっきの赤松と百田のオーディションテープを見てもらったからわかるだろうけど、まあ残りのみんなもあんな感じでダンガンロンパのオーディションを受けたのよ。もう記憶にはないだろうけど」

東条「…とてもじゃないけど、信じられないわね」

王馬「そもそもオレ達が本当にフィクションかどうかなんて、確認する手段がないもんね」

江ノ島53世「オーディションの映像さえ流せられれば1発で…」

春川「だからそれはCGって私達の中で結論が出てるでしょ。何人分の映像が流されたって無駄だから」

江ノ島53世「じゃあまあ、外に出れば嫌でもわかるわよ。あんたらの家は無いし、通ってた学校も無いし~、あんたらは…」

江ノ島53世「ぜ~んぶフィクションなのよ!ぜ~んぶ嘘なのよ!」

江ノ島53世「あんたらがこのコロシアイ生活で経験してきたことも、何もかもぜーんぶ嘘!なのよ!!」

江ノ島53世「アタシが外の世界を代表して言ってあげる!あんたらは全員!その肉体以外全て!フィクションの存在なのよ!!」

ゴン太「本当に…、ゴン太が経験してきたことは全部嘘なのかな…!?」

百田「しっかりしろゴン太!そんなわけねーだろ!!」

江ノ島53世「うーん…。やっぱりこれまでにこの生活の中で誰も死んでないせいか、アタシの言葉に全然説得力が足りないみたいね、残念」

江ノ島53世「アタシの言うことが本当って思えないんでしょ?どうせアタシの言うことなんて全て、ただの愉快犯の嘘って思ってるんでしょ?」

東条「ええ、そうよ。貴女の言う言葉、出す証拠は何もかも信じられたものではないわ」

江ノ島53世「じゃあやっぱり、みんなには外の世界に出てもらうしかないかしらね?アタシの言葉が信じられないって言うなら、その足で家に帰ってみてもらうしかないのかしら?」

夢野「家に帰してくれるのか!?」

江ノ島53世「帰すっていうか、…まあ外の世界に出してあげても良いんだけどさ…」

江ノ島53世「でもさあ、その後はどうするの?帰る場所がないことを確認した後は」

夢野「後…じゃと…?」

江ノ島53世「そうよ。あんたらはこの才囚学園から出たら、家もお金も知り合いも、何も無いのよ」

江ノ島53世「あんたらは、どうやって生きていくつもりなの?」

みんな忘れさせられているけれど、プロローグでも一度集められたんだよね
あの時は赤松は「何者かに誘拐された」と言っていたし、もしかしたら記憶改竄された可能性もある

赤松「私達がフィクションだなんて、貴女の嘘でしょ!?」

江ノ島53世「まあまあ、とりあえずそういう様子を想像してご覧なさいよ」

江ノ島53世「あんたらはまだ高校生。すぐにいい仕事なんて見つからないわよ?」

江ノ島53世「そもそもお金も持ってなくて、まともな仕事も確保できてなくて学校にも通っていない未成年が保証人なしにアパートの部屋を借りることも厳しいだろうし…」

江ノ島53世「橋の下や公園に寝泊まりでもする?あんたらは若くて外見だけはいいんだから、変な事件に巻き込まれなきゃいいわね」

江ノ島53世「今これを見ている視聴者の中にも当然ろくでもないこと考えている奴も居るだろうし、あんたらが外の世界に出て行った後、当然あんたらが困っているだろうってことを見越して変な話持ちかけてくる奴も居るだろうし…」

江ノ島53世「あんたらが手っ取り早くお金稼ぐなら、臓器売ったり援助交際したりとかしかないんじゃいかしら?」

江ノ島53世「外の世界は平和な世界とは言ったけどさ、当然ちょっとした事件とかは普通にあるからね?勿論、表沙汰にならない事件とかもあるし」

江ノ島53世「あ、先に言っておくけど、外に出て家がないことを確認した後にこの才囚学園に出戻るっていうのは無しよ。現実はそんなに甘くはないんだから」

江ノ島53世「……ね?そんなの嫌でしょ?ほら、外の世界に出るのなんて絶対止めといたほうがいいって!」

☆ちゃんなら養ってくれそう、最原限定かもだけど

今更ながら他の奴らのオーディション映像を見せなかったのは>>1がめんどくさかったか思いつかなかったのどっちかだろうな

江ノ島53世「あんたらみたいなフィクションの存在は、この中でしか生きられないんだからさ!素直にフィクションの中で生きてフィクションの中で死になよ!!」

江ノ島53世「素直にこの才囚学園の中で生きるなら、あんた達には安定した衣食住が提供されるし、ここは清潔な環境だし、娯楽だってある!」

江ノ島53世「それにこの世界の中でならあんたらの超高校級の才能は紛れもない本物!」

江ノ島53世「まあご覧の通り、ちょーっと他人に生活を見られちゃうけどさ、……他に何か困ることがあるの?ここでの生活で」

江ノ島53世「…選びなよ。外の世界に出るか、このまま才囚学園に留まるか」

キーボ「…………色々考えてみたのですが、皆さん、ボクとしてはこのままここに残った方がいいと思うのですが…」

百田「な、何言ってんだよ!?」

百田「ここに残るってことはオレらでコロシアイをしろってことなんだぞ!?」

キーボ「コロシアイをしなければいいと思います。現状維持が最も良い選択です…」

王馬「ロボットの癖に何びびってんだよ」

キーボ「外の世界に何があるかわかったもんじゃないでしょう!?それにボクは食事はしませんが、充電をしなければ動けなくなってしまいます!」

王馬「その辺の自販機のコンセント引っこ抜いて充電させてもらったら?」

キーボ「犯罪ですよ!それに自販機なんかに借りを作りたくないです!!」

王馬「借りって…」

アンジー「んー…、でもアンジーもキーボの案に賛成かなー?実際もし家が無かったら困っちゃうしねー」

春川「…白銀の言うことは全部嘘で、家は本当はあったらどうするの?」

アンジー「その時はその時じゃないかなー?才囚学園にこのまま残れば少なくとも現状より酷くなることは無いしねー」

江ノ島53世「あ、ちなみにここに残ることを決めた人は、これまでのここでの記憶を消して、また最初この学園に来た時の状態にさせてもらうからね」

夢野「なんじゃと!?それでは互いに決して殺し合わないようにしようなどと取り決めを決めても意味がないではないか!」

江ノ島53世「えーっと、正確には54回目のダンガンロンパが開催される時に、ね」

江ノ島53世「それまでは今の状態でここで生活してて良いわよ」

星「54回目のダンガンロンパだと?」

江ノ島53世「そう。例えば1人が外の世界に出ることを選んだら、残りのアタシを含めた15人は、新たな1人の超高校級が補充されるまでここで休戦状態で居て良いのよ」

江ノ島53世「こっちにも色々準備ってもんがあるし、多分半年は安全に暮らせると思うわよ」

江ノ島53世「でも1人補充されたら、その時みんなはまた初期の状態になってもらって、そこから54回目のダンガンロンパの放送が開始されるってわけ」

江ノ島53世「なんでそんなことするかって言うとまあ、リサイクル的な?折角生きてるんだし使わなきゃ勿体無いもんね」

赤松「その補充される1人って、どこから来るの?」

江ノ島53世「またオーディションで選ぶのよ」

江ノ島53世「まあ仮にあんたら全員が外の世界に出ることを選んだとすると、補充されるのは黒幕枠を除いた新規15人、実質完全に新たなダンガンロンパになるわね、次回作は」

江ノ島53世「この番組に出たがる高校生は大勢居るのよ?幾らでも補充することが出来るわ」

江ノ島53世「で、どうする?みんなはどっちにするか決めた?アタシとしてはどっちでもいいんだけど」

天海「俺らの存在が本当にフィクションにしろそうでないにしろ、とりあえず解斗君は外の世界に出るしかないっすよね?病気があるんで」

江ノ島53世「ああ、そのことなら心配ないわよ。ほら、さっきのアンプルあったでしょ?あれマジで治療薬だから安心して使っていいわよ。注射器は倉庫にあるし」

最原「首謀者のお前の言うことなんか、そう簡単に信じられるわけないだろ」

江ノ島53世「じゃあ、百田くんがすぐ死んじゃったらアタシを殺しても構わないわよ」

赤松「そんなに言うってことは、あのアンプルの中身は本物なのかな…?」

江ノ島53世「で、どうするの?あんたらは出て行くの?ここに残るの?」

最原「こんなところ、全員出て行くに決まってるだろ!」

最原「何でわざわざここに残って、また次のダンガンロンパに参加しなくちゃいけないんだよ!?」

江ノ島53世「最原くん、勝手に決めつけちゃダメなんだよ~?ちゃーんとみんなの意見を聞いてあげなくちゃ!」

最原「……居るのか?誰か、ここに残りたい人が…」

全員「…………」

最原(またダンガンロンパに参加させられると知っている上で、ここに残りたがる人なんて…)

夢野「…んあ…、ウチはここに残るつもりじゃ…」

最原「えっ…!?」

茶柱「夢野さん!?何故です!?」

茶柱「あ、安心して下さい!外に出てもし何かあっても、夢野さんのことは転子がお守りしますよ!?」

最原「こんな所に残っちゃ駄目だよ夢野さん!こんな番組は続けさせちゃいけないんだ!」

夢野「ウチが残ろうが残るまいが欠員は補充され、ダンガンロンパは続くではないか!」

最原「いや、続けさせない!僕らは外に出て、この番組を訴えてこんな会社は潰せばいいんだ!」

最原「その前にまず当事者の僕らがダンガンロンパを否定しないと…!」

キーボ「訴えると言っても、外の世界ではこの番組は受け入れられているんですよね?」

キーボ「そのような世界では訴えても無駄だと思われるのですが…」

最原「いや、無駄じゃないかもしれないよ」

キーボ「というと?」

最原「外の世界の人達は、このダンガンロンパをドキュメンタリーとして見てない可能性もあるんだ」

入間「はぁ?外の世界の奴らはこれを生放送だって思ってるし、生放送だからこそ今こうやってコメントを書き込んでんだろ?」

入間「もし生放送じゃなきゃ自分の書いたコメントは一向に流れてこねーし、流石に変だと思って制作会社に電凸すんだろ」

最原「入間さん、生放送だからってドキュメンタリーものだとは限らないよ」

天海「終一君は、このダンガンロンパが外の世界の人達にモキュメンタリー作品だと思われてる可能性があるって言いたいんすね?」

最原「うん、そうだよ。まあ実際はどうかなんていうのは、外に出てから調べてみないとわからないけどね…」

キーボ「そのモキュメンタリーと言うのは、一体何なんですか?」

最原(キーボくんはロボットだから娯楽には疎いんだろうな…)

百田「…オレは勿論わかってるが、キーボや他の奴らにも解るように説明してやってやれよ終一」

最原「うん!わかったよ解斗くん」

最原「えっとまず、ドキュメンタリーの意味は解るよね?」

キーボ「流石にそれくらいは解ります。野生動物の記録映画とか、警察24時みたいなやつですよね?」

最原「まあ要するにそういう作品を指す言葉なんだけど、虚構を用いらずに実際のままを記録した媒体のことだね。つまり、ノンフィクション映像ってことだよ」

天海「ちなみに最初期の映画は全部記録映像…いわばドキュメンタリー作品なんすよ。最初はストーリーなんて無くて、ただ実際の風景を記録した短い作品ばかりだったんで」

キーボ「…それで、モキュメンタリーというものは?」

最原「モキュメンタリーは、架空の事件や出来事を、あたかもノンフィクションであるかのように作っている映像作品のことだよ」

最原「つまり、パット見はドキュメンタリーに見せかけてるけど、本当はちゃんと脚本のあるフィクション作品ってこと」

入間「つまり、詐欺ドキュメンタリーってことだな?」

最原「入間さん、モキュメンタリーっていうのはちゃんとそういう1つのジャンルとしてあるんだよ。視聴者を騙しているわけじゃなくて」

天海「そうっすよ。ちゃんとした一種の芸術表現なんですから、詐欺とかとは全然違うっす」

天海「有名なモキュメンタリー映画だと、『パラノーマル・アクティビティ』とか『REC/ レック』とかっすかね」

天海「日本の作品だと、白石晃士監督の作品が確か殆どモキュメンタリー作品っすよ。白石監督作品なら『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』がオススメっす、長いっすけど。まあどれも面白いんで観てみたらいいっすよ」

百田「ふーん、機会があったら観てみるか」

最原「…止めといた方がいいよ。どれもホラー作品だから」

百田「そ、そうなのか。じゃあほ、ホラーなんてバカバカしい物に時間使ってられねーよな」

天海「ホラーだからって馬鹿にしちゃ駄目っすよ?面白いんで、今度一緒に観ましょうね」

百田「えっ、いやっ…」

最原「…ともかく、これでなんとなくモキュメンタリーって言う物がわかったかな?」

キーボ「まあ、なんとなくは…」

最原「うーん、もっと身近な例で説明すると……ほら、よく夏になったら心霊番組とかあったりするじゃないか。あれの視聴者投稿ビデオみたいなやつの心霊映像、あれもモキュメンタリーだよ」

キーボ「ああ、そういう番組ありますね。なるほど、それならわかりやすいです」

キーボ「幽霊なんてどう考えても非科学的なのに、どうしてあたかも本当であるように振る舞うんでしょうね?」

最原「まあ、ああいうのは季節を感じながら雰囲気で楽しむものだからね…」

真宮寺「幽霊…霊魂は実在するヨ」

真宮寺「自分がその様な体験したことないからといって頭ごなしに否定するのは愚かな行為ですよ」

キーボ「えっと…、すみません…」

最原「……まあ個人の考えだからそういうのは否定はしないけど、ああいう番組に出ている映像は大体作られたものってだけの話だよ」

百田「そ、そうだったんだな…。まあオレは幽霊なんて最初から信じてね―けどよ」

真宮寺「だからさァ」

百田「てか何でさっきから例えが全部ホラーなんだよ!?」

最原「言われてみたら何でなんだろう…。ホラーとモキュメンタリーの相性がいいからかな」

入間「ともかく、そのモキュメンタリーってのがフィクションってことならダンガンロンパはちげーだろ!?」

最原「…僕が最初に言ったこと、もう忘れたの?」

最原「ダンガンロンパは実際にはドキュメンタリー映像なんだけど、モキュメンタリーとして世間に公表してる可能性もあるんじゃないかって言ってるんだよ僕は」

最原「チームダンガンロンパがこの様子を放送している内容をモキュメンタリーものだとしているのなら、殺人だろうがなんだろうが、何やらかしてもそういう表現を含んでいるただのフィクションとして見られるからね」

最原「加えて、あの流れていくコメント…」

最原「多分、地上波じゃなくてブラウザ上で見るタイプのネット放送だよね」

王馬「ずっと生放送してるなら地上波なんて使ってられないもんね、専用チャンネルでもない限り」

最原「しかも専用チャンネルを作ったとしたら、ダンガンロンパをやってない期間が勿体無いからね…」

最原「見ての通り下品なコメントも多いし…、多分ネット生放送だと思う」

最原「地上波じゃなくてネットなら多少過激な表現をしても放送コードになんて引っかからないからね」

最原「そもそもこんな番組には好き物しか観に来ないだろうし…」

最原「というかこんな番組がお茶の間に流れているとしたら、いよいよ幻滅するよ外の世界に」

天海「その時は俺らの世界の放送コードを訴えかけた方がいいかもしれないっすね。コロシアイなんて、子供の教育に良くないですし…」

王馬「そうしたら表現の自由を尊重しろ厨が湧く未来が容易に想像できちゃうね」

本日終了です、ありがとうございました


>>620
一言づつでもいいから見てみたかったですね、本編で
本当は考えてたけど、過去キャラでフィクションフィクションしまくってて尺圧迫してるから潰したとかありそう

>>634
最原「カッとなって、つい」

>>636>>638
エグイサル脅迫は前もやったし、前日夜の話でエグイサルを使わないってモノスケが約束したしなぁと

>>644
1もハイエースからの記憶改変派です

>>646
それな

>>647
キーボの扱いに困ったんですよね
あと人数多いからめんどくさかったなどと供述しており


塩が普通にスルーされてて草
天さんが映画に詳しいのって元ネタある?

>>666
でもみんな連れ去られた時に見たふりしていたのが気になる
多分、オーディション映像は嘘なんだろうな

投下再開します
夏だから毎日24時間ホラー放送とかやられてるから、時間あったらずっとそれ見ちゃってるんで更新遅くなっててすみません…
たまにはノーホラーデー作ったほうがいいですね…


>>664
元ネタないです
天さんはお金持ち→お金持ちは芸術鑑賞が好き(偏見)→だから映画とかも色々見てそうっていう連想でこうなりました
勝手な想像だけどこの天さんはサメ映画好きそう

>>668
某火事なのに消防車が来ないぞ―!漫画じゃないけど、自分がしなくても誰かが通報してると思って見て見ぬふりされたと思ってます
どっかの海外の番組で、道で人が倒れてたらどうするかという実験をやってみたら、倒れている人が男でも女でも結果に差は無く、人通りの多い道では見て見ぬふりをされ、人通りの少ない道では通りかかった人は通報してくれたという実験結果があるそうです
人通りの少ない道では自分しか居ないから助けてくれるそうなので、そういう心理をチーダンが利用してV3メンバーは堂々と人通りの多い道で誘拐されたんだろうなーと思ってます

最原「ともかく、そういうことだよ。わかった?入間さん」

入間「なんでオレ様だけに振るんだよ!?」

最原「だから僕達は外に出たらまず、ダンガンロンパが世間にどう思われているのか調べる必要があるね」

最原「モキュメンタリーとして思われているのなら、これはドキュメンタリーだと世間に伝えなきゃいけない」

最原「伝わればきっと外の世界の人達も立ち上がってくれて、この会社は終わると思う」

最原「仮にドキュメンタリーだと理解された上で趣味の悪い奴らがこの番組を見ているんだとすると、もうあとはただこの番組…というか会社をどうにか潰すだけだよね」

江ノ島53世「あんたらみたいなザコドモが本気でこの会社が潰せると思ってるの?」

江ノ島53世「片腹痛いわ!」

最原「どんな方法を使ってでも絶対潰してやるからな…、見てろよ…」

江ノ島53世「それにさっきも言ったけど、あんたらはここから出たらまずどうやってこの先生きのこていくかっていう問題に直面するのよ?」

江ノ島53世「ぶっちゃけ、チームダンガンロンパになんて構ってる暇ないと思うけど」

最原「仮に僕らのこの才能がお前らに植え付けられたものだとしても、僕らは超高校級の才能を持った集団だ。どうとでもなるさ」

最原「だから夢野さん、僕と一緒に外の世界に出てくれないかな?」

夢野「……んあ…」

最原「…他にも迷っている人が居るなら、その人もよく考えてほしいと思う」

最原「チームダンガンロンパなんかの言いなりになってここに残って次のコロシアイに参加するか、チームダンガンロンパを潰す為に僕と一緒に来てくれるか…」

最原「どっちがいいか、よく考えてほしい」

東条「私は勿論、外へ出るわ」

東条「この団体を潰すことにも、もし家が無かった場合の貴方方のサポートにも全力を尽くさせてもらうわ」

最原「ありがとう。東条さんにそう言ってもらえると、とても心強いよ」

茶柱「転子も勿論出ます!こんな団体にいつまでも囚われているくらいなら死んだ方がマシですから!」

天海「死ぬのはどうかと…。まあ、俺も外に出るっすけど」

天海「東条さんだけじゃなくて、是非お兄ちゃんにも頼ってくださいっす」

最原「天海くんもありがとう」

天海「お兄ちゃん呼びを……」

王馬「オレも勿論、外に出るよ。悪の総統がいつまでも別の団体に捕まってるとかカッコつかないしね」

ゴン太「ゴン太も出るよ!もし家が無かったら、ゴン太がみんなに山での暮らし方を教えてあげるね!」

王馬「えー!?オレ超都会っ子だから山とか勘弁してほしいんだけど!」

ゴン太「大丈夫!食べられる野草とか結構いっぱいあるんだよ!」

王馬「そういう問題じゃねーよ!野草食うくらいならプライド捨ててコンビニに廃棄弁当貰いに行った方が全然マシなんだけど!」

春川「…赤松はどうする?」

赤松「出るよ、勿論」

赤松「先のことはどうなるかわからないけど、私だってダンガンロンパを潰したいもん」

春川「そう」

赤松「春川さんはどうするの…?」

春川「私も出るよ。ここに居ても何のメリットも無いし…」

春川「フィクション上等だよ」

赤松「春川さん…。…えへへ、嬉しいな」

最原が百田信者になると、赤松とハルマキが仲良くなるのか
これはこれでいいね

ときに、ホラー好きならこのSS終わった後とかにでもダンガンロンパでホラー物とか書いてみたりしない?
>>1が書いたやつめっちゃ読んでみたいです

春川「それに、私が居ないとあんたも困るでしょ?おっちょこちょいだし」

赤松「おっちょこちょいって…。…まあでも、そうかも…」

赤松「ふふ、春川さんってなんだかお姉ちゃんみたいだね。私はお姉ちゃん居たこと無いからよく分かんないけど、多分居たらこんな感じだったのかなって思うよ」

春川「お姉ちゃんか…」

赤松「…もしかして、私みたいな人間のお姉ちゃんなんて嫌だった?」

春川「別に」

赤松「よかったぁ!」ダキッ

入間「な、なんでお先真っ暗かもしれないのに、そんなに余裕ぶっこいてイチャついてんだよぉ…テメーらは…」

赤松「…もしかして入間さんは、ここに残るの?」

入間「あ、当たり前だろ!?なんで自分の居場所がねーかもしれねー場所に出られるんだよ…!?」

赤松「みんなきっと入間さんのことを心配してるよ?一緒に出ようよ!」

入間「みんなって誰だよチクショウ!いねーよそんなヤツ!!」

最原「…発明品が待ってるんでしょ?」

入間「無機物がオレ様を待ってるなんて思ってくれてるわけねーだろ!?」

最原「……入間さんにだって親は居るでしょ?流石に…」

入間「そ、そりゃぁ居るけど、オレ様がフィクションの存在だった場合は家も親もいねーんだろ?」

入間「じゃあ無理ぃ…。それに別段親と仲良かったわけでもないし…」

最原「……一応訊くけど、恋人とか友達は?」

入間「…………」きのこ頭

最原「…………友達も居ないのか…」

入間「…オレ様が天才すぎる故だな…。感性が合わねーんだよ、凡人共と」フッ

最原(困ったな…。特に入間さんの才能にはこの先色々頼るつもりだったのに…)

最原(なんとかして外に出てもらわないとな…)

入間「オレ様には大切なヤツなんて居ないし、野生の世界でなんか生き残れる気はしないし……」

入間「外に出るより、ここに居た方がまだ長生きする気がするし……」ウジウジ

入間「あ、そうだ!オレ様はここに残るけどよ、もしテメーらが外の世界に出た時にフィクションってのが嘘だってわかったら、オレ様に伝えに来いよ!」

入間「フィクションってのがコスプレビッチの嘘だったら、オレ様もここから出るからよ!」

最原「みんな覚悟決めて外に出るっていうのにお前だけ安全策取るとか、ふざけるのも大概にしろよ」

江ノ島53世「てか、そんなのがまかり通るわけないでしょ」

入間「ふえぇ……」

最原「…………」

最原「……入間さん、ゴン太くんが居るから少なくとも野生の世界では生き残ることができると思うよ」

入間「オレ様をあんな野生児なんかと一緒にすんじゃねぇよ!見ての通りオレ様はもっと繊細なんだよ!!」

最原「…………じゃあ、誰か大切な人が居ればいいの?」

入間「だから居ねえっつってんだろ!!そもそもマジでフィクションだとしたら、記憶の中の親だって居ね―かもしれねーってのに…」

最原「…僕じゃダメかな?」

入間「へっ!?」

最原「僕は入間さんの大切な人になれないかな?」

入間「きゅ、急に何言ってんだよテメーは…!?」

最原「駄目かどうか訊いてるんだけど」

入間「え、えっと…」

最原「早く答えて」

入間「……大切な人って、そういう意味なんだよな?」

最原「うん、勿論(大切な仲間って意味だよ)」

入間「てか童貞原の癖に生意気言ってんじゃねーぞ!?///」

最原「…そうだよね。ごめん、もう言わないから忘れてくれていいよ」

入間「えっ!?諦めちゃうの!?」

入間「…………わ、わかった。しかたねーから、テメーの為に外に出てやるよ…///」

最原「本当?ありがとう入間さん」手ギュッ

入間「!?て、手なんか握ってんじゃねーよ!///」

最原「ごめん、馴れ馴れしかったよね」

入間「いや、別にいいんだけどよ、手くらい…」

最原(どっちだよ。というか思ったよりかなりチョロくて助かったな…)

最原にだけ作者のフィルター的な特別扱いなのは今更だけどひどいなw。

最原「他のみんなは…どうするの?」

星「俺は外に出るぜ。俺の過去が本当にフィクションだとしたら、もう俺は何にも囚われる必要なんてねーからな」

星「もしフィクションなんていうのが嘘っぱちでこの記憶が現実なら、その時はお役目を全うするだけさ」

最原「星くん……」

百田「…勿論オレも出るぜ」

百田「ここから出てさっさと病気なんか治して、とっととダンガンロンパなんかぶっ潰してやるぜ!!」

最原「……うん、必ずやりとげようね」

最原(あとはアンジーさん、真宮寺くん、キーボくん、夢野さんか……)

最原「………………真宮寺くんはどうするの?」

真宮寺「ンー…、悩むところだよネ…」

真宮寺「……最原君は、シュレディンガーの猫は知ってるよネ?」

最原「…勿論知ってるけど、それが何?」

真宮寺「僕達は今、自分達の存在がフィクションである状態とそうでない場合の2つの状態が重なっているんだヨ」

真宮寺「箱を開ければそのどちらかがわかる…」

真宮寺「でもネ、僕はこの箱を開けるのが凄く恐ろしいんだヨ…。もし猫が死んでいたらどうしようかと思ってネ…」

真宮寺「だったらいっそ、箱は開けずにそのままにしておくのも1つの選択肢かなって思ってサ…」

最原「そっか、わかったよ。それで良いと思うよ」

百田「食いつかねえのか!?」

最原「本人が残りたがってるのに、あんまり言うのもどうかなと思って」

キーボ「あんまりも何も、全く引き止めませんでしたよね…?」

最原「僕を殺そうとした奴を気にかけられるほど、僕は心に余裕がないからね。仕方ないでしょ」

百田「……オレは?一応オレも終一を殺しかけたけどよ…」

最原「あれは僕がそうなるように頼んだんだし、元々は白銀つむぎがそうさせたから全然ノーカンだよ。真宮寺くんは自発的だったからアウト」

真宮寺「ククク…、手厳しいネ…」

最原「それじゃあ、アンジーさんはどうする?」

アンジー「うーん…、とっても難しい問題だよねー」

アンジー「そもそもアンジーは今日もいつも通り神さまに体を貸して作品を作りながら過ごそうと思ってたのに、急にこんなことになっちゃうんだもん。びっくりだよー」

最原「…なんか、ごめんね」

アンジー「んーん、終一達はコロシアイ生活を終わらせる為にやってたんだから何も問題は無いって神さまも言ってるよー。ただ急でビックリしちゃっただけだからー」

アンジー「だから、どうしたらいいのか神さまもちょっと迷ってるみたいなんだよねー」

最原「…神さまはどれくらいで考えがまとまりそうだって言ってる?」

アンジー「難しい問題だからねー、半日は考えたいって言ってるよー」

キーボ「神さまなのに考える時間が必要なんですね…」

最原「ごめん、そんなに待ってられないんだ。キミが今決めてくれないかな?」

アンジー「うーん…。でもでもー、神さまの言うことに間違いはないんだから、神さまが決めるまで待つのが良いと思うよー?」

夢野「…アンジーよ、ウチと共にここに残ってはくれぬか?」

茶柱「えっ!夢野さん…、結局残っちゃうんですか!?」

夢野「う、うむ…」

最原「どうして…」

夢野「…アンジーの神さまも言っておったが、このような重要な問題はそうやすやすと決められるものではない…。ウチもこの考えが正解かどうかなんてわからん…、数日後には後悔することになるやもしれん…」

夢野「じゃが今は…、真宮寺が言っておった通り、ウチは真実を知るのが恐ろしいのじゃ…」

夢野「何も知らなければ外にはウチの知っておる日常が、居場所があると思える。希望があるんじゃ」

夢野「ウチはこの記憶が嘘などとは思いとうない!別に河原暮らしが嫌だというわけではない、魔法使いのウチを認めてくれる人が外に居なかったら嫌というだけじゃ…!」

夢野「面倒くさがりなウチが唯一打ち込んできた魔法を、その成果を誰も見てくれていないなんて、本当に今までの人生が全て否定されたことと同じではないか…!」

夢野「もしウチのこの才能が嘘だとすると、ウチの人生は一体何だったというんじゃ…!」

最原「…まだ、僕らの存在がフィクションだと決まったわけじゃないよ」

夢野「確かにそうじゃ。じゃが、もし外に出てウチらが全て設定付けられた存在だったとしたらどうするんじゃ?」

夢野「代わりに最原が何か責任を取ってくれるというのか?」

最原「…いや…」

夢野「ウチはお主とは違い、自分の才能に誇りを持っておる…。フィクション説が嘘という保証も無いのにそう簡単に外には出れはせん…」

茶柱「外の世界はどうか知りませんが、少なくとも転子は夢野さんの魔法を認めておりますし、立派な魔法使いだと尊敬していますよ!」

夢野「仮にウチらがフィクションだとすると、ウチは…、同じフィクションの転子にそのようなことを言われても嬉しくないわい…。そんなの、ただの慰めあいではないか…」

茶柱「…転子のこの気持ちはフィクションではなく本物なのですが、…それでもいけませんかね…?」

夢野「何もかもがフィクションというなら、その気持もフィクションである可能性もあるじゃろう…」

茶柱「…そう言われると、何も言えなくなっちゃいますね…」

最原「例え僕らがフィクションだとしても、人工的な才能かもしれないけどキミのマジk…魔法の才能は本物なんだし、キミが才能にだけこだわっているというなら、そんなに気にするほどのことでもないんじゃないかな?」

夢野「じゃから、お主とウチでは才能の価値観が違うんじゃ!ウチにとっては人生そのものなんじゃ!」

最原「外に出て、また1からマジシャンとして活動するっていうのは駄目なの?」

夢野「…それじゃ駄目なんじゃ」

夢野「そもそもウチは師匠の為に魔法を続けてきた…。じゃが、全てがフィクションだとすると、ウチの魔法の師匠は外の世界には居ないということになる」

夢野「師匠の居ない世界で魔法を続けても……」

茶柱「では今後は、自分の為に魔法を使ってはどうでしょうか?転子達が設定だとしたら、もうその設定に縛られる必要なんてないと思うんです」

茶柱「だから、与えられた物を好きに利用しちゃえばいいと思います!」

夢野「…お主はポジティブじゃな…」

茶柱「ええ!転子の取り柄ですから!」

夢野「では…、もうすこし考えさせてはもらえぬか?」

最原「一応言っておくけど、ここに残れば確かにフィクションかの確認は取れないし、次のコロシアイ開始の時にこの記憶を失って自分をフィクションと疑うことは無くなるだろうけど、キミみたいな小柄な女の子はコロシアイ生活が始まったら真っ先にターゲットにされてもおかしくないんだからね」

夢野「……」

茶柱「ちょっと!怯えさせないでくださいよ!」

最原「外に出たくなるようにアドバイスしてるだけじゃないか。それに、知り合いが殺されちゃったら流石に寝覚めが悪いし…」

最原「それじゃあキーボくん、キミはどうする?」

キーボ「…皆さん、殆ど外に行かれてしまうのですね…」

天海「ええ。だから君も一緒に外に行きましょうよ」

キーボ「……ボクの内なる声は、ここに残れと言っているんですよね…」

王馬「そんなに自販機に頼りたくないの?」

天海「じゃあちょっとお金かかりますけど、カフェの充電コーナーを使わせてもらうとか、カラオケボックスに入って充電するとか…」

キーボ「いえ、別に充電を気にしているわけでは……まあ、少しは気にしてますけども…」

キーボ「ボクが選択に迷った時には、ボクの内面から聞こえてくる内なる声がいつも導いてくれるんですよ。その内なる声がハッキリとここに残るべきだと言っているんです」

キーボ「…正直、ボク自身としては迷っているのですが…」

王馬「だからそれはラジオかタクシーの変な無線拾ってるだけだってば。うざいし切っちゃいなよ」

キーボ「だから無線じゃないですってば!切れませんよ!」

入間「じゃあテメーはここに残るって言うのか?」

キーボ「うーん…。どちらかと言うと、ボクとしては外に出て飯田橋博士に会いたいとは思うのですが、内なる声が残るように指示してくれているのが気になるんですよね…」

入間「ここに居る間はオレ様は大体マザーモノクマにかまけていてテメーを弄れなかったからなぁ…。弄りてーんだよなぁ、超高校級のロボット…」

王馬「じゃあ今弄らない?その変な呼びかけする回路切っちゃおうよ」

キーボ「止めてくださいってば!飯田橋博士が付けてくれた機能なんですよ!?」

アンジー「その内なる声って言うのは、きっと神さまの声だねー」

キーボ「えっ!これが神さまの声なんですか…!?」

アンジー「うん、きっとそうだよー。アンジー以外にも神さまの声が聞こえる人に会うのは初めてだなー」

最原(キーボくんは人じゃないし、その声は神さまの物でもないと思うけど…)

アンジー「でもアンジーの神さまとは別の神さまだろうねー。アンジーの神さまはハッキリそんなことは言ってないからねー」

最原(アンジーさんって多神教だったんだな…)

アンジー「キーボの神さまとちょっとお話したいなー。どうしたら話せるのかなー?」

キーボ「えっと…、どうすればいいんでしょう…」

王馬「ロボットにお告げする神さまとかどこの神さまだよ」

キーボ「……機械神?とかでしょうか」

最原「神なのに機械仕掛け?なんだ…」

天海「デウス・エクス・マキナっすかね?」

最原「それはまた違うよね…」

天海「勿論、ちょっとボケてみただけっすよ」

江ノ島53世「まあ番組的にはデウス・エクス・マキナが欲しかったよねー」

最原「心にもないこと言うなよ。僕らをコロシアイをさせようとした癖に」

江ノ島53世「え~、本音だよ~?勿論キミ達にはコロシアイをしてほしかったけどー、みんなにはその死と裁判を乗り越えてご都合主義的に希望に向かってほしかっただけなんだよ~?」

江ノ島53世「今回の場合だと天海君かキーボ君辺りが皆さんを導いて輝かしい未来へ導いてくれれば万々歳でしたね。まさかこんなことになるとは思いもしませんでしたが、まあこれはこれでレア回ですね。…GMとしては消化不良になってしまいましたが」

本日終了です、ありがとうございました
ドラマ見てたら筆が止まってた…


>>680
ホラーは大好きなんですけど、バッドエンド・メリバ・ノーマルエンド(何人かやられる)くらいが好きなのでハッピーエンドに出来る気がしないのでちょっと考えものですね
SSってハッピーエンド推奨みたいなのが多いので悩ましいです

>>686
主観にされた主人公にはある程度主人公補正かけてます
あとこれ元々ギャグSSだから多少はね?
しかし脱出ものでギャグは限界あった…


真宮寺や夢野の気持ちがよくわかる
なにせ白銀が言っていたことが嘘という確証がないわけだしな
逆にいえば本当である確証もないし、ゲーム原作で示唆されてたように、「単に白銀がかつて江ノ島がやらかした事件の模倣をしていただけ」という可能性もあるしな

>>676
傍観者効果でしたっけ


バッドエンドもメリバも好きだから、>>1のホラー見てみたいな

20日まで締め切りの作業が間に合わなそうでやばいので20日まで多分更新ありません
ホラー見てる場合じゃなかった…ながら作業で見るけど

ロンパSSは注意書きあれば結構死んだりしても大丈夫なんですね、なんか安心しました

待ってるよー

まだかな

放置しててすみません!
28日夜に更新します!
作業はギリギリ終わらせることが出来たんだけど作業のせいで某コレクションゲームの期間限定イベント全然やれてなかったから今そっちをバタバタ攻略してます
後回しにしてしまってて申し訳ないです

私生活が第一やで
とりあえず生存確認できたからおっけー

投下再開します


>>703
白銀の言っていたことが嘘でも本当でも、それぞれ辛いことがあるのが辛いですねV3は

>>705
ですね
書くとしたらまだまだ先になりそうですがホラーちょっと考えてみます

>>708>>709>>711
ありがとうございます

最原「…アンジーさん、キーボくんのその内なる声ってやつとは話せないと思うよ」

アンジー「そっかー、残念だなー」

最原「キーボくんはさ、どっちかって言うと外の世界に出たいんでしょ?ならそんな内なる声なんて無視して出ちゃったら良いんじゃないかな?」

キーボ「しかし…」

最原「その飯田橋博士って人に会いたいんでしょ?」

キーボ「はい、とても会いたいです…。飯田橋博士はボクにとって親も同然の方なんです」

キーボ「ですがボクの中から聞こえる声は、今も外に行くべきではないと言い続けています…」

キーボ「普段は一言伝えれば声は止むのですが、今は繰り返しここに居るように言ってきてるんです」

キーボ「これはきっと何かあるから、いつもと様子が違うのではないかと思うんですよね」

王馬「それ、ただバグってるだけじゃない?」

キーボ「……多分、バグとかではないと思います」

最原「多分なんだ」

キーボ「……ここに監禁されてしまっているせいで最近はメンテナンスをやってもらっていないので、ちょっと断言は出来ないんですよね…」

最原「まあ…、さっきアンジーさんにも同じこと言ったけど、キミが決めた方が良いんじゃないかな。わけのわからない声に頼るより」

キーボ「ムムム…。…今までボクはこの声に従ってきて間違ったことは無かったと思うので、ここは声が言うようにここに残…」

最原「へぇ、キミの飯田橋博士に対する思いはそんなもんなんだね」

キーボ「そ、そんな意地悪な言い方しないでくださいよ!」

百田「言い方は意地が悪いが、終一はテメーをここに残しておきたくねーんだろうよ」

最原「うん。折角キーボくんとも友達になれたのに、こんなところでお別れだなんて寂しいからね」

最原「一緒に外に出てキーボくんともっと仲良くなって色々思い出作りたいし、是非その飯田橋博士を紹介してほしいな。キーボくんを作った人なんだから、きっと素敵な人なんだろうね」

キーボ「最原クン……そんなこと言われても、ボクはチョロくないですよ」

最原「そっか」

王馬「終一ちゃん、ロボットに心に響くような言葉をかけたって無駄だよ。だってロボットに心なんてあるわけないもん」

最原「言われてみれば確かにそうだね」

キーボ「お2人とも、機会がありましたらまとめて然るべき機関で訴えさせていただきますからね」

最原「もう理由それでいいや、僕達を訴えたかったら一緒に出ようよ。訴えてもいいけどチームダンガンロンパの件を先に片付けてからね」

キーボ「不思議な交渉をしますね…」

最原(チームダンガンロンパを倒すのには時間がかかりそうだし、倒し終わった頃にはキーボくんも忘れているか、今まで一緒に協力してきた仲間を訴えようなんて思わないだろうしね)

最原(というか、ただロボット差別を止めてほしくて脅しで言っているだけな気がする)

キーボ「…………そうですね…。先ほどの夢野さんの言葉をほぼそのまま借りることになりますが、…このようなことはそう簡単に決められることではありません。ボクはこの選択が正解かどうかは現状では判断しかねますし、数日後には後悔してしまうかもしれません」

キーボ「…ですが、ボクはどうしてもこの内なる声に従った方が良いような気がするんです…。というか、あまりこの声に逆らいずらいというか…」

最原「……そっか、わかったよ。じゃあ僕はもう何も言わないね」

キーボ「すみません…、折角外に誘っていただいたのに…」

最原「ううん、別にいいよ。キミが決めたんだから謝ることじゃないよ」

最原「…ロボットの破壊って人を殺すより罪悪感が無いものだから、頑張って次回最後まで生き残れたら良いね」

キーボ「夢野さんの時といい、一々脅してきますね…」

最原「そんな…、心配してるだけだよ」

キーボ「受け手が脅しと感じたらそれは立派な脅し行為ですよ」

最原(本当に心配して言ってあげただけなのに…、キーボくんってロボットだからか面倒くさいな…)

最原「……アンジーさんと夢野さんも、そろそろ答えは決まった?」

夢野「んあ…、もう決めなければならん時間か…」

アンジー「んー、どうしよっかなー」

アンジー「……じゃあアンジーも外に出よっかなー!」

夢野「…何故アンジーは出ることにしたのじゃ?参考までに決め手を教えてもらえぬか?」

アンジー「殆どみんな外に出るからだねー。アンジーはねー、神さまが意見くれない時は仕方ないから民主主義的に決めるんだー」

最原(アンジーさんの島ってもっと宗教による独裁政治的なイメージあったんだけど、思ったよりまともな文化がありそうだ…。それでも神さまの意見が第一みたいだけど)

アンジー「それに、みんなと神さまが居ればどんな場所でもきっとなんとかなると思うんだー」

夢野「そうか…」

夢野「…………」

夢野「ウチは……すまぬ。ここに残ることにするわい」

茶柱「な、何故ですか…?」

夢野「理由は先に言った通りじゃ。外に居場所が無かったら嫌なんじゃ」

夢野「ここはコロシアイが強要される最悪な場所じゃが…、こんな場所じゃが、ここには超高校級の魔法使いの居場所があるからの……」

茶柱「夢野さん……」

夢野「これは時間が無いなりに、頭が良くないなりに、ウチが一生懸命考えて導き出した結末じゃ。これ以上説得を試みようとしてウチを惑わそうとせんでくれ」

夢野「もう、あれこれ考えるのはめんどいんじゃ…」

茶柱「……そう、ですか…」

茶柱「……例え外の世界がフィクションだったとしても、夢野さんが次外に出られる時までに夢野さんが安心して過ごせる居場所、転子が作っておきますね!」

夢野「…………」

江ノ島53世「えーっと、これで全員分の意見が出たわよね?」

江ノ島53世「留年するのは夢野さん、キーボくん、真宮寺くんで、残りは全員卒業希望ってことでOK?」

最原(全員がうなずいた…)

江ノ島53世「では御卒業の皆様、出口へ御案内致しますのでこちらへどうぞ」

王馬「あ、ちょっと待って」

江ノ島53世「なによ」

王馬「部屋に物を取りに行きたいんだけど」

江ノ島53世「はぁ~?」

入間「あー、オレ様も研究教室にちょっと物取りに行きてーな」

最原「僕もちょっと…」

赤松「じゃあ私も行こうかな」

春川「私も」

江ノ島53世「な、何言ってんのよ!これからって時に!」

東条「そうね…、私はみんなの為にお弁当を作りましょうか。みんな、リュックやバッグ類は倉庫の入って1番右の棚のところにあるわよ」

江ノ島53世「ピクニックじゃないんだからさぁ…」

東条「安心して頂戴、切って詰めるだけにするつもりだから時間はかからないわ」

江ノ島53世「いや、そういう問題じゃないから!」

王馬「ケチケチしないでよ。てかモノタロウの充電器取りに行かないと充電できなくなって大変じゃん」

江ノ島53世「なんで当たり前のように、ウチの備品持って行こうとしてるのこの子!?」

王馬「モノタロウはオレの組織に入るんだよ、ねー?」

モノタロウ「あれ?オイラそんな約束したっけ…?」

王馬「えっ!忘れたの!?酷いよ…」

モノタロウ「ご、ごめんね!なんかそんな約束した気がしてきたよ!」

王馬「ってことで、もうオレと雇用契約が成立してるからコイツは連れて行きまーす」

江ノ島53世「目の前で詐欺が繰り広げられたようにしか見えなかったんだけど」

王馬「いや、マジでそういう話したから。コイツが忘れてるだけでさ」

春川「…赤松、今のうちに部屋に荷物取りに行こう」手グイッ

赤松「あ、うん!」タタタッ

江ノ島53世「あー!ちょっとぉ!?」

江ノ島53世「…ああもう!30分だけ時間あげるから、あんたらさっさと準備してきなさいよ!もう!」

江ノ島53世「卒業希望者で30分後ここに居なかったら、居ないヤツは置いてくからねー!?」

王馬「じゃあオレも行こーっと」モノタロウ抱え

江ノ島53世「あんたは待ちなさい」

王馬「モノクマーズはあと4体もいるんだから、1体くらいいいじゃん」

江ノ島53世「バランスってもんがあるのよ。てか何でよりにもよってレッドを連れて行くのよ。センターじゃん」

王馬「そんなの知らないよ。てか時間無くなるからオレもう行くね」テテテッ

江ノ島53世「……絶望した!私は首謀者なのに参加者に舐められまくってて絶望した!!」

モノスケ「なんでどっかの先生みたいな言い方なんや。折角絶望なんやから江ノ島っぽく喋れや」

モノファニー「元気出して白銀さん。ほら、『今回の首謀者かわいい』ってコメントも流れてきてるわよ?」

江ノ島53世「その『かわいい』は…、決して褒め言葉ではないですね…。あと、白銀じゃなくて江ノ島ですね今は…」

江ノ島53世「…あ、『コスプレのクオリティだけはいい』?ありがとうございます…」

最原(白銀つむぎが頭にキノコを生やして、流れていくコメントに適当に返事をしている…。不気味だ…)

最原(みんな荷造りの為に食堂を退室して行っている。…僕も準備をしてこよう…)

最原(僕は先ほど床に叩きつけて壊したパソコンを拾い、自室に行く前に倉庫に寄った…)



ー赤松の研究教室ー


赤松「……」

春川「ここに何か忘れ物でもあるの?」

赤松「ううん、忘れ物は無いんだけどね」スタスタ

赤松(私はしゃがんで、ピアノの下辺りの床をペタペタと触ってみた)

春川「確かその辺に隠し通路があるんだっけ」

赤松「うん。…でもわかんないね、隙間とか無いし」

春川「多分天海のものっぽい血痕が落ちてるし、そこにあるのは間違い無さそうだね」

春川「でもその隠し通路って食堂から一方通行とか言ってたし、こっちからじゃ開かないんじゃないの」

赤松「そうだね」

赤松(私はリュックを床に降ろし、先ほど倉庫から持ってきた物を取り出した)

赤松(はぁ、とため息をついてピアノを触る)

赤松「…こんなことして、ごめんね」

赤松(私は手に持った細身の彫刻刀でピアノの底の木を削り出した)

春川「何してるの?」

赤松「『コスプレイヤーがいたらその人が首謀者』って彫ってるんだよ」

赤松「こんなことしても無駄かもしれないけど、ここに書いてればもしかして次回誰かが気づくんじゃないかと思って…」

赤松「ペンで書いたら塗りつぶされちゃうかもしれないからね。彫ってれば、これをチームダンガンロンパが消そうとしても周りを均等に削り取る必要があるし、そんなことしたら違和感があるだろうから……」

赤松「…まあ、模様替えとかピアノ撤去とかされちゃう可能性もあるけどね…」

赤松「でもグランドピアノって高級品だし、そう簡単に買い換えたりとかはしないと思うから、次回も誰か音楽系の才能持ってる人が居たらこのピアノが研究教室に置かれると思うんだよね」

赤松「だから、まあ……肝心の次回のコロシアイ参加者に気づいてもらえなかったりする可能性もあるけど、このままここにピアノが置かれていれば、もしかしたらこの下の隠し通路を見つけた人が気づいてくれるかもしれないし……」

赤松「……私にはこんなことしか出来ないけど、次巻き込まれちゃう人の助けになれたらいいなぁって…」

赤松「あんまり時間もないし無駄になるかもしれないのに、こんなことして私って馬鹿でしょ?だから先行ってていいよ、春川さん」

春川「ほんとあんたって馬鹿だよね」

赤松(そう言った春川さんはそのまま立ち去るのかと思いきや、私の隣に膝をついてしゃがんだ)

春川「彫刻刀貸して、私が彫るよ。あんたは不器用なんだから危なっかしくて見てられないよ。彫るのも遅いし」

赤松「いいの?」

春川「うん。その代わりにモノパッドの光で照らして。ピアノの下暗くて見づらいから」

赤松「わかったよ」

赤松(私はモノパッドの明かりを点けてピアノの下の板を照らした)

赤松(春川さんは、なるべく深く彫りこんでくれた)

ー食堂ー


東条「さて、あとは春川さんと赤松さんだけね」

江ノ島53世「はい、約束の時間まであと1分〜」

最原「入間さん、これ持ってくれないかな」つ壊れたPC入れたエコバック

入間「も、もしかしなくてもプレゼントだな…!?」受け取る

最原「いや違うけど。後でそれ、どうにかしてほしいなと思って…」

入間「プレゼントじゃねーのかよ!チッ、気が利かねぇな!これだから童貞は!!」

最原「…えーっと…。…あ、荷物になるから捨てようと思ってたけどバタバタしてて捨て忘れてたハトのえさがあるけど、これいる?」つハトのえさ

入間「いらねーよ!!てか捨てる予定の物プレゼントすんじゃねーよ!」バシッ

春川「来たよ」ドアバンッ

赤松「お、おまたせ…」ゼーハー…

江ノ島53世「では参りましょうか。王馬君も遊んでないでさっさと行きますよ」スタスタ

王馬「あっちゃー、時間足りなかったか―。まあ後で残り全部やるかー」モノタロウをアルミホイルでぐるぐる巻きにしてる

百田「テメーのそれは何やってんだよ…」

王馬「後でこんがり焼いて頂こうと思ってさ、その下準備?」モノタロウ抱える

モノタロウ「えぇっ!?」

王馬「にししっ、嘘だよ!食べられるわけないじゃんロボットなんか」スタスタ

百田「食べれたら食うのか?」スタスタ

王馬「場合によっては食べるかな」

モノタロウ「それも嘘なんだよね?」

王馬「……」

百田「おい、真顔で黙るのやめろよ…」

王馬「オレは熊肉なんて食べたことないけど、東条ちゃんが調理してくれたら絶対美味いよなって想像してさ…」

モノタロウ「あわわわ…」

百田「だからやめてやれよ!!」

王馬「ところでキー坊達は卒業しないのに何で着いてきてるの?」

キーボ「…皆さんの見送りですよ。いけませんか?」

真宮寺「出口の位置を把握していれば気が変わった時、いつでも出られるだろうからネ…」

江ノ島53世「出口の位置がわかっても、あんたらなんかじゃ出られません―!残念でしたー!!」

夢野「そ、そうなのか…」

茶柱「…夢野さん、今からでも一緒に卒業しませんか?」

夢野「んあ…、だから誘惑するのはやめい…。悩ませるでないわ…」

茶柱「す、すみません…」

赤松「夢野さん、茶柱さんは寂しいんだよ。折角お友達になれたのにお別れになっちゃうから…」

夢野「う、ウチとてそれは……」

夢野「…んああ!!もう!何も言うでないわ!!」タタタッ

茶柱「え!?夢野さん!」

赤松「ゆ、夢野さん……どこか行っちゃった…」オロオロ

春川「行くよ赤松、置いて行かれるよ」腕グイッ

赤松「…私、余計なこと言っちゃったのかな…」

春川「今の夢野にとっては余計なことだったんだろうね。でも気にしなくていいよ、あいつもこんな状況で錯乱してるだけだろうし」

百田「お、おい!早く行かねーと白銀構わず歩いて行ってるぞ!」

春川「行こう、赤松。…茶柱も、ほら」

赤松「うん…」タタタッ

茶柱「わ、わかりました…」スタタッ

ゴン太「大丈夫かな、夢野さん…」

江ノ島53世「この才囚学園に居るうちは健康で文化的な最低限度の生活を送れるように生活面的な意味では保証するけど、あの子が今後メンヘラキメちゃったり悩みすぎて自殺とかしちゃう分とかは、こっちも干渉はしないからわかんないかなー!」

江ノ島53世「てかそもそもあんたは夢野さんのことより自分の心配したらー?」

ゴン太「大丈夫!ゴン太はどんな所でも生きていけるよ!」

江ノ島53世「ゴン太君の場合、本当に何処でも生きられるでしょうから何言っても精神的ダメージにならなくて困りものですね」

江ノ島53世「さあ着いたわ、ここよ!」

天海「ここは…、校舎の裏側の果ての壁の前っすね」

最原「食品の搬入する時とかもここからなの?夜中に誰かが出歩いてたら見られる可能性だってあるよね?それとも外と出入りできる場所って何箇所かあるのか?」

江ノ島53世「そんなことどうでもよくない?あんたらはもうこの学園に関わることは何もないんだからさ」

東条「それで…、扉なんてどこにも見当たらないのだけれど、どこから出入り出来るのかしら?」

江ノ島53世「ちょーっとわかりにくいんだけど、ここにドアがあって、ここに指紋センサーがあるんだよね」

真宮寺「なるほどネ。だからさっき君は出口の場所が判っても僕らは出られないと言ったんだネ」

江ノ島53世「そういうこと!このドアを開けるには指紋が登録されているスタッフが触るか、出口の向こうから誰かが開けるか、モノクマが開けるしかないってわけ!」手の平を壁に押し付ける

最原(マザーモノクマの部屋の隠し扉みたいに、扉がスライドして開いたな…)

江ノ島53世「じゃあここで留年組とはお別れよ。アタシも次のゲームが始まるまでは外で生活するから、アタシともお別れってことになるわ」

最後まで「白銀つむぎ」として顔を出さないつもりか……

江ノ島53世「まあモノクマは後で新しいの作っておくから、何かあったらモノクマかモノクマーズでも呼んでよ。それじゃあ精々、良い余生を」

真宮寺「最後に1つ、質問してもいいかな?」

江ノ島53世「んーまあ良いわよ、どうぞ」

真宮寺「次のゲームの開始時期が決まったら、ゲームが何日後に開始されるとかのアナウンスは何かあるよネ?」

江ノ島53世「あるから安心していいわよ。まあどうせゲームが始まったらあんたはまた記憶を消されて、ここに連れてこられた状態に戻るけどね」

真宮寺「そう。それじゃあ卒業する君達の健闘を祈っているヨ…ククク…」

茶柱「あ、あの、キーボさん、真宮寺さん」

真宮寺「何かな?」

キーボ「どうかしましたか?」

茶柱「卒業する身でこんなお願いをするのは差し出がましいと思うのですが、この施設の中にはあなた方しか頼れる人が居ないので言わせていただきますが…」

茶柱「…夢野さんを気にかけてくれませんかね?出来れば元気づけてもらえればありがたいのですが、あんな調子でしたから…」

キーボ「ええ、ボクは構いませんよ。夢野さんとはまたここでしばらく生活を共にしますから、ボクとしても彼女には元気であってほしいですし」

真宮寺「…そうだネ。僕も彼女のことを気にかけるとするヨ」

茶柱「ありがとうございます…」

江ノ島53世「ねえ、もういい?センサーから手を離したら10秒で扉閉まるからアタシずっと壁に手つけて地味に辛いんだけど」

王馬「じゃあちゃっちゃと卒業しちゃおっか」

江ノ島53世「あんたはそのモノタロウを置いていってからね」

王馬「イチ抜け卒業ー!」ダダダッ

江ノ島53世「あ、こら!勝手に行かないでよ!そこもうチームダンガンロンパの社内なんだから勝手なことしないでよね!?」

最原「へぇ、社内なんだ…」スタスタスタ

江ノ島53世「ちょっと!奥まで勝手に行かないで!そこで待ってて!!」

江ノ島53世「スタッフー!!そいつら止めてー!!」

春川「なるほど、この中はもう会社なんだ。……幹部殺す」シュタタッ

江ノ島53世「そっちにヤバイの行ったから、警備員呼んでスタッフー!!」

江ノ島53世「ほら!あんたらもさっさとここ通って!卒業するんでしょ!?」

天海「いやー、白銀さんはほんと威厳がない首謀者っすね」

江ノ島53世「こんなに人数居る個性派集団相手に、アタシ1人でまとめられるわけないでしょ、常識的に考えて!」

江ノ島53世「ほら、さっさとここ通る!閉めちゃうわよ!?」手を壁から離してドアの中に駆け込む

東条「!また学園に閉じ込められてしまうわ。みんな、急ぎましょう!」タタタッ

赤松「春川さん…、保育士なのに無茶するんだから…」タタタッ

百田「テメーら元気でいろよ!じゃあな!」ダダダッ

バタバタ……ドアガチャンッ

真宮寺「…騒がしい別れだったネ」

キーボ「ええ。…皆さんとちゃんとお別れできなかったのが、ちょっと残念でしたね…」

真宮寺「今後彼らに会うことが無ければ、それまでの間柄だったってことサ。…強い縁があれば、いずれまた彼らに会えるヨ」

キーボ「縁ですか…。縁とは偶発的な出会いの現象に、そう名付けただけのものですよね?非科学的です」

キーボ「ですが…、あれば素敵ですね。縁が」

ー社内廊下ー


江ノ島53世「あ、居た!王馬と最原!意外と大人しく待ってた!!」ダダダッ

最原「人のこと何だと思ってるのさ…。普通にスタッフに止められたから、ここでみんなを待ってたんだよ」

王馬「春川ちゃんはどっか行っちゃったけどねー」モノタロウにアルミ巻き巻き

江ノ島53世「ヒェッ…」

男スタッフ1「今警備員が探しています…」

天海「あれ?春川さんは?」タタタッ

王馬「行方不明だよ」アルミ巻きモノタロウ完成

赤松「も、もしかして春川さん、チームダンガンロンパの人達にどこかに連れて行かれちゃったの!?」

百田「何ィ!?おい!卒業したらダンガンロンパから解放されるんじゃなかったのかよ!?」男スタッフの胸ぐらを掴む

男スタッフ1「ヒィッ!?あの人勝手に走ってどっか行っただけですよ!こっちだって行方知りませんよ!?」

でもロボだから簡単に敵側に移りそう

百田「よし!オレらも春川を探しに行くぞ!」

江ノ島53世「はぁ!?勝手しないでよ!あんたらまでウロチョロされたらこっちは迷惑なの!!」

江ノ島53世「春川さんならちゃんと捕まえてきっちり社外に放り出してあげるからさ、あんたらは先に外で待ってなさい!今外に案内するから!」

最原「放り出すだけ?春川さんを警察に突き出すとかはしないの?」

赤松「さ、最原くん余計なこと言っちゃだめだよ!」

江ノ島53世「私様は広い心を持っているから、警察なんて大げさにはしないであげるから安心していいわよ」

最原「ふーん……」

最原「…で、今から外に僕らを案内するの?」

江ノ島53世「そうよ」

最原「その前にやることあるよね?」

江ノ島53世「は?やること?……別に何もないけど。後はあんたらを追い出すだけよ」

最原「僕らがここに自主的に来たにしろ連れてこられたにしろ、身1つで来たなんてありえないよね?持ち物を返して欲しいんだけど」

江ノ島53世「ああ、持ち物ね。それなら全部捨てたわよ」

最原「え?財布も?」

江ノ島53世「うん、財布も。だってコロシアイする奴らの荷物なんて管理するわけなくない?殆ど死ぬんだし」

赤松「ひ、酷い…!」

茶柱「最ッ低ですね!最も低いです!!」

天海「困りましたね…。何か持ち物が残っていれば俺らのことが少しでも解ったんでしょうけど…」

最原(やっぱり、真っ当な組織とは思えないな…)

最原(でも真っ当でないなら、それはそれで財布を処分しているとは思えないな。財布のガワは処分され、現金は抜かれて分からなくなっていたとしても、カード類が何かに利用できるってことでどこかに保管されているかもしれないし…)

最原(それに、仮にさっき白銀つむぎが言っていた『僕らが自らダンガンロンパのオーディションを受けた』っていうのが本当だとすると、履歴書なりは残っているだろうし、それはそれで僕らの情報がわかるだろうし…)

最原(やっぱり、ここを出る前になるべくここを調べてから出た方が良さそうだな…)

というか拘束しないで本社の中に入れるとか無用心過ぎる
現に春川に逃げられてるし。普通眠らせて車に乗せてどこかにまとめて放置とかじゃないか?

男スタッフ1「ところで小松さん、暗殺者ちゃんは何する気なんでしょうかね?」

江ノ島53世「今は江ノ島って呼んでくれた方がいいんだけど」

江ノ島53世「幹部殺すとか物騒なこと言ってたのよねー」

赤松「えっ!ちょ、ちょっと待って…!?」

百田「……暗殺者ってひょっとして、春川のこと言ってんのか…!?」

最原「えっ!春川さんの話だったの!?全然関係ない話してると思ってた…」

江ノ島53世「あれ、赤松さんも知らなかったんだー。1番仲良さそうだったのにー」

赤松「し、知らないよ!初耳だよ!?」

東条「白銀さんの言い方的に、どうやら春川さんのことで間違い無さそうね…」

王馬「ふーん、あいつそんな大嘘つき野郎だったんだ」

赤松「きっとみんなを無駄に警戒させないために黙ってただけだよ!」

王馬「うん、警戒されずに油断させて殺す為だよね!」

赤松「ち、違うよ!春川さんはそんな悪い子じゃないよ!」

王馬「赤松ちゃんと仲良くなったのも、キミを殺すつもりだったからとかじゃない?」

赤松「ああ、もう!春川さんは危険な人じゃないって私が保証するから!もう…、春川さんと友達になったら王馬くんにもわかるよ!」

王馬「暗殺者の友達とかごめんなんだけど」

最原(悪の総統の癖に暗殺者と仲良くなりたくないのか…。どういうキャラなんだよキミの中の悪の総統って…)

ゴン太「2人とも、ケンカはだめだよ!」

江ノ島53世「そうよ、今更こんな話題で内輪もめしないでよ!そういうことはコロシアイ生活中にやっといてよ!」

赤松「もう!白銀さんは黙ってて!ずっと!!」

最原(……まあ春川さんは確かに愛想が悪かったけど、僕もそんなに悪い人には思えなかったから暗殺者かどうかはひとまず置いておくとして…)

最原(とりあえず、騒ぎに乗じて情報を探す方がいいかもな…)スタスタ

男スタッフ1「あ、探偵くん勝手にどこか行っちゃ駄目ですよ」

江ノ島53世「また最原か!今度は何!?」

最原「別に、ちょっとトイレに行こうと思って…」

江ノ島53世「トイレに行こうとする探偵はもれなく勝手な捜査をするもんよ。コナンくんで何百回と見た展開よ」

江ノ島53世「というわけで、行かせないわよ!」

最原(コナン許すまじ…)

最原「じゃあ何、我慢しろってこと?もう結構ずっと我慢してるんだけど…」

江ノ島53世「荷造りする時、時間あったでしょ!」

最原「言う方は簡単だけどさ、寄宿舎と食堂を往復しないといけない上荷物をまとめるのに30分って時間相当カツカツなんだよ。それはもうトイレを行くのを我慢するほどに」

江ノ島53世「いやトイレは行きなさいよ、どんなに時間カツカツでも。膀胱炎なるわよ」

東条「…荷造りの時間は実際カツカツだったし、食堂でみんなでコーヒーを飲んでいたし、このタイミングでトイレに行きたいと思っても仕方のないことだと思うわ。私もなんだか行きたくなってきたことだし…」

王馬「あー、そういえばオレもトイレ行きたいかも」

江ノ島53世「最原・王馬・東条・天海はトイレに行かせないからね。絶対」

天海「俺はまだ何も言ってないんすけど…」

本日終了です、ありがとうございました
久しぶりの更新でしたがまだ読んでくれている人が居るようで嬉しいです


>>730
着替えるのって結構面倒だから…

>>736
6章裁判でも途中制御されちゃったし、そうなりそうですよね

>>739
もっと大人しくしてると思ったしさっさと追い出してすぐ終わると思っていたなどと供述しており

天海まで警戒されてるのは、やっぱ前回相当活躍したんかね
今は最原王馬東条のがヤバそうに感じるけど
あとたとえ才能プラシーボでも戦闘能力変わらなそうなゴン太とかもいるわけだし、白銀ちゃんはもうちょい警戒しようぜ

茶柱「キッ…エェェェ~イッ!!転子のネオ放屁道をお見せしますッほいっ
ほいほいっ!ほっほほぉ~いッ!!」

ブボッ!ブボポッ!ブッスゥゥゥ~

茶柱は夢野に尻を向けると拳法の構えをし、尻を左右に振りながら、凄まじい勢いの屁をぶちまけている。

夢野「むっはぁ~茶柱の屁はクッサいのぉ~鼻がおかしくなりそうじゃ」

茶柱「まだですよ夢野さんッ…ホォッ!!」

バチンッ!バチンッ!バチンッ!!

ブボッ!ブボッ!ブポォォォ~

ヌンチャクで自らの尻を叩いている茶柱は、 叩くタイミングに合わせて、リズムよく屁を こきまくっている。

茶柱「ホヒッ!ホヒィッ!ホヒィッ!
ホッヘェェェェ~ッ!!オナラッ
オナラァッ…ぼぴょおッ」

夢野「フヒッケツ叩き放屁でアヘりおって…見事なアホ面じゃのぅ~」

投下再開します

>>748
ツメが甘くて残念なつむつむが可愛くて好きなもんでつい

王馬「探偵がトイレ禁止されるのはわかったけど、メイドや総統や冒険家がトイレ禁止されるのは何で?コナンにそんな定番展開あったの?」

江ノ島53世「そんな定番展開コナンにあってたまるかっての。トイレアニメかよ」

王馬「わかった!じゃあ見張りが居ればいいんじゃないの?ほら、そこの男スタッフさんを見張りにつけなよ」

江ノ島53世「うーん…」

王馬「見張りつきも許可してもらえないなら、もうトイレにダッシュするしかないんだけど。流石に高校生にもなって漏らすなんてとんでもないし」

江ノ島53世「アタシ、小スカまでなら大丈夫だからお構いなくー」

王馬「いやこっちは構うよ、何言ってるの」

最原(どうもトイレじゃ抜け出せそうにはないな…)

最原(一度外に連れ出されてから侵入するか…?でも、建物への侵入が困難そうなら困るからな…)

最原(外はどうなってるのかわからないけど、既に建物の中に居るこのチャンスを逃したくないし…)

最原「……じゃあトイレは我慢することにするよ」

江ノ島53世「そう。精々がんばってねー」

最原「そういえばキミはこのダンガンロンパが全世界に流れていると言ったけど、今のこの様子も見られているの?」

江ノ島53世「ううん。さっきの才囚学園をドアをくぐってこっちに出てきた段階で放送終了よ。カメラはこっちに出てこれないしね」

最原(僕達を見張っているカメラが無いならいけるかな…?)

最原「…学園に置いてきてる人はいいんだけど、もしモノパッドを持ってきてる人が居たら、電源を消しておいてくれないかな?」

赤松「えっと、節電…?わかったよ」カチッ

入間「やってほしいなら理由を具体的に説明しやがれってんだよ、不親切原」カチッ

最原(モノパッドの電源は切ったし、モノタロウもあんな状態だから多分これでもうGPSで追跡されたりする心配はないよな…?)

最原(才囚学園内では寄宿舎の鍵にGPSがついていてマップに表示されていたけど、モノパッドはGPSがついていないかモノパッドのマップに反映されてなかったみたいだけど、まあ電子機器だし一応ね…)

最原「あとまさかとは思うけど、まだ寄宿舎の鍵を持ってる人は居ないよね?」

百田「もう使わねー部屋の鍵持ち歩くやつなんざ、いねーだろ流石に」

最原「だ、だよね…。ごめんねみんな、変なこと訊いて…」

最原「…ねえみんな、僕達は何も知らなすぎるからまだここから出ちゃ駄目だよ。幸い今は春川さんに注意が向いているようだし、この隙に何か僕らのことがわかる物を手分けして探した方がいいと思うんだ」

江ノ島53世「!?えっ、ちょっ…。…アタシの目の前で堂々とそんな話しちゃう?」

最原「本当は穏便にいきたかったけどトイレ行かせてくれないみたいだし、スタッフ2人ならどうにかなるかなと思って…」

江ノ島53世「えっ」

最原「ごめんねゴン太くん、東条さん。白銀つむぎとそこのスタッフを気絶させるか捕まえてくれないかな」

ゴン太「えぇっ!?」

東条「…そうね。春川さんもまだこの建物に居るようだし、私達だけ先に出るわけにはいかないわよね。依頼として受け取るわ」シュッ、トンッ

江ノ島53世「アイエッ!?」バタッ

東条「獄原君、そちらのスタッフを任せたわ」

男スタッフ1「えぇっ!?いや、あんなのにやられるとか無理無理死ぬ死ぬ!!」タッタッタッ

ゴン太「あっ、えっと…」

星「仕方ねえな、ほらよ」シュッ、トッ

男スタッフ1「エンッ!!!」バタッ

最原「よし、縛ろう」腕と足にガムテープ巻き巻き+口に貼る

百田「…確かにこいつらはろくでもねえ会社の社員だけどよ、テメーら躊躇ねえな…」

最原「素直にトイレに行かせてくれたらもっと穏便に済ませられたんだけどね、仕方ないね」

東条「ねえ、あそこに監視カメラがついているわ」

最原「警備員は今春川さんを追いかけているはずだから、多分大丈夫じゃないかな?保証はないけど。まあとりあえず、こいつらは近くの部屋に放り込んでおこうか」

ゴン太「ご、ごめんね…。ゴン太、他人を気絶させるのは紳士らしくないんじゃないかって考えちゃって…」

星「いや、ゴン太はそのままでいい。こういう汚れ役は俺がやる方がお似合いなのさ」

最原「ゴン太くん、この2人を抱えてそこの部屋に放り込んでおいてくれないかな?今そこ開けて確認したけど人居なかったからさ」

ゴン太「うん、わかったよ」俵担ぎx2

アホすぎる…
誘拐する時は上手くやってたのに

ースタッフを放り込んだ部屋ー


最原「じゃあ、さっきも言ったけど…」

赤松「春川さんを探しに行こう!」

百田「ああ、そうだな!」

最原「いや、春川さんなら最悪捕まったとしても(多分)外に追い出されるだけで済むし、警備員を引きつける囮にできるし そのままにしておこう」

赤松「うー…、でも…」

王馬「あんな人殺し女、どうなったってよくない?」

天海「手厳しいっすね、小吉君」

百田「春川は暗殺者かもしれねーが、オレ達と一緒に過ごしてきた中で一度も殺しなんてしなかった。だからアイツは悪いヤツなんかじゃねー!」

最原「解斗くんちょっと落ち着いて、声が大きすぎるよ。他のスタッフにバレちゃうから…」

百田「終一も王馬と同じで春川をどうでもいいだなんて言うのか?」

最原「いや、勿論春川さんも僕らの大切な仲間の1人だと思うけど、今は情報g」

百田「だったらテメーも春川を探しに行くよな?」

最原「えっと…」

王馬「いや終一ちゃんはオレと同意見でしょ。春川ちゃんよりどう考えたって情報の方が大切だもん。ねー?」

最原「ちょっと王馬くんは黙ってて…」

王馬「え、嘘でしょ?流石にここは百田ちゃんに流されたらいけないよ?」

最原「待って、今考えてるから…」

百田「迷うまでもねーだろ!?」

赤松「そうだよ!仲間が1番大切でしょ!?」

最原「2人はとりあえず声を抑えて…」

百田「早く春川を探しに行ってやんねーと、警備員に捕まって警棒とかで痛めつけられてるかもしれねーぞ」

最原「だ、大丈夫だよ。春川さんが本当に超高校級の暗殺者だとしたら、そう簡単に捕まるようなヘマはしないって…」

茶柱「転子も春川さんが心配ですね…」

東条「…私はみんなの意見に従うわ」

アンジー「アンジーも民主主義的にみんなの意見に従うよー。神さまは絶不調中につき、よくわかんないらしいしー」

入間「オレ様は最原の意見に従ってやるよ。な、なんてったってアタシは終一の彼女なんだし…///」

最原「…入間さんが誤解しているようだから言うけど、僕はキミのことを彼女だなんて思ってないけど」

入間「……へ?」

入間「じょ、冗談キツイぜ最原…。だってさっきテメーは食堂でオレ様に愛の告白をしやがっただろ?」

最原「……心当たりないけど」

入間「う、嘘ぉ!?『僕は入間さんの大切な人になれないかな?』っつって、オレ様が確認で『そういう意味なんだよな?』って訊いたら『勿論』っつったじゃねーか!!アレは嘘だったのかよ!?」

最原「嘘はついてないよ、入間さんは大切な”仲間”だよ」

最原「…入間さんは寂しさのあまり僕が『大切な人』って言った部分を恋人と勘違いしちゃったんだね。ごめんね、(ワザとだけど)紛らわしい言い方をして…」

入間「……さ、詐欺だろこんなの……」

最原「本当にごめんね、紛らわしくて…」

最原「……じゃあ、春川さんをどうするかっていう話だけど…」

入間「切り替え早すぎんだろ!!フッたならフッたでもう少し慰めろよ!!」

入間「てかなんでオレ様は告白を受けた側なのにフラれてんだよ!?おかしいだろ!!」

最原「入間さん、落ち着いて…。声大きいから。外に人が居たらバレるから…」

入間「そ、そんなにオレ様を黙らせたいなら口をふさげよ…!///」

最原「じゃあ…」ガムテープビリッ

入間「違うだろ!クソ童貞が!」

王馬「ねえ、いつまで漫才している気?」

最原「僕は早く本題に移りたいんだけど、入間さんが煩いから…」ガムテペタッ

入間「上のお口に貼るなよ!!」ベリッ

王馬「入間ちゃんもさー、こんなマキャベリストを彼氏にするとか正気の沙汰じゃないから止めといた方が良いって」

最原「王馬くん、もっと言い方があるでしょ。……まあ、入間さんみたいな才色兼備な女性はきっと他に幾らでも良い人が見つかるよ。だから落ち着いて」

入間「じゃあ何で終一は才色兼備なアタシと付き合ってくれないのぉ…?」

最原「僕も選べる立場じゃないけど……。うん、才色以外の部分が駄目だからかな」

入間「ふぇぇ…」

天海「終一君、そんなにストレートに言わなくても…」

アンジー「それは追い打ちだぞー蘭太郎ー」

入間「うぅっ…、ダメな所具体的に言ってよぉ…。頑張ってなおすからぁ…!」

最原「…入間さんって、ただ心の拠り所になる男性が欲しいんだよね?」

入間「うん…」

最原「じゃあここから出たら僕が、キミと付き合ってくれるような男性を探してみせるよ」

入間「絶対見つけてくれる?」

最原「……うん」

入間「1週間で見つけろよ!?」

最原「無茶言わないでよ、努力はするけど。努力はする。だから見つからなかったらごめんね」

東条「…もう大丈夫かしら?」

最原「うん、ごめんね余計な時間くっちゃって…」

入間「オレ様は悪くねーぞ!」

赤松「最原くん、もうそんな詐欺みたいなことしちゃ駄目だよ?」

最原「詐欺だなんて…。僕はただ、入間さんにどうしても学園の外に出てほしかったから…。勿論、入間さん以外の人もなるべく頑張って声掛けしたつもりだったんだけど…」

入間「嘘つけお前、真宮寺にだけドライだったじゃねーか」

最原「あれはしょうがないだろ。入間さんだって自分を殺そうとした人に優しくできないでしょ」

王馬「で、結局春川ちゃんどうするの?」

最原(入間さんのせいで一々話が止まるな…。うーん…、春川さんはなんか大丈夫そうな気がするから情報だけ集めたいんだけど、そういうわけにもいかなそうだし……)

最原「…考えたんだけど、情報も仲間も大切だから2チームに分かれるっていうのはどうかな?」

最原「情報を集めるチームの人達は、僕らの所持品や経歴を探したり、この建物のことやチームダンガンロンパに関することとか…、まあ色々な情報を探すんだよ」

最原「春川さんを探すチームの方は、春川さんと合流して警備員を撒くかどうにかしたら春川さんに人殺しはさせないように説得して、こっちのチームも情報を探すんだ」

赤松「うん、それなら私はいいよ」

アンジー「チームはどうやって決めるのー?」

最原「希望制でいいんじゃないかな。どっちか迷ってる人は情報のチームに来てくれたらありがたいんだけど…」

最原「さっきも言ったように、春川さんが超高校級の暗殺者だとするとそう簡単に敵に捕まるとは思えないし、みんなが助けに行くことによって逆に彼女の足を引っ張る可能性もあるからね」

最原「あと、2チームに分かれるとは言ったけど、基本単独行動が良いと思うんだ。人数が多いからみんなで動くとここの社員に見つかりやすくなっちゃうかもだし、分かれたほうが効率がいいだろうしね」

天海「まあ捕まったとしても、過激な発言をした春川さんでさえここからつまみ出す程度の処遇みたいですから、皆さん緊張しなくてもいいと思うっすよ」

茶柱「でも、転子達がこうやってスタッフを気絶させて捕縛したことがバレたりしたら、向こうも武力行使してきたりする可能性もありますよね…?」

アンジー「もうその時はギブアップってことで、外に逃げちゃえばいいんじゃないかなー?」

百田「そうだな。あいつらは元々オレらを追い出してぇみてえだし、そのまま締め出される可能性はあるけど、外に出ちまえばあんまり深追いはしてこねーだろ」

天海「ここは才囚学園と違って、窓なりなんなりでいつでも外に出れるっすからね」

東条「では希望するチームを発表していきましょうか。私は情報を優先的に探すわ。でも途中で春川さんを見かけたら彼女を手助けするつもりよ。仲間だもの」

最原「僕は情報を探しに行くよ。僕程度の力じゃ春川さんの助けにはなれそうもないからね」

赤松「うーん…。春川さんを助けられそうかどうかで言うと私も力にはなれそうもないけど、やっぱり私は春川さんを助けたいし、私は春川さんを探すチームになるよ」

百田「無理はすんなよ赤松。オレも勿論春川を助けに行くぜ」

アンジー「アンジーは情報のチームになるねー。神さまと一緒に頑張って何か見つけるよー」

入間「オレ様は別にあの女がどうなろうがしったこっちゃねーし、勿論情報だな。この美人すぎる天才発明家入間美兎様がフィクションなんて、オレ様はまだ認めてね―からな!ぜってーオレ様がリアルだって証拠を見つけてやるよ!」

赤松「……入間さん。あんまり仲間のことに無関心なようなら、いつか入間さんが誰かに捕まっちゃっても誰も助けてくれなくなっちゃうからね」

入間「えぇっ!?も、勿論冗談に決まってるだろ…。オレ様だって春川のことちゃんと心配してるっての…!ただの言葉の綾だよぉ…」

ゴン太「えっと、ゴン太はどうしようかな…」

王馬「ゴン太はオレと一緒に情報探そうよ」

ゴン太「うーん…。ゴン太、ちゃんと役に立てるかな…」

王馬「誰もお前に成果を期待なんてしてないから大丈夫だって。お前はオレの足になったり護衛をしてればいいよ」

ゴン太「王馬くんを守ればいいんだね?わかったよ!」

百田「あ!?ゴン太は力あんだから春川捜索のチームだろここは!いざ警備員とバトルった時に戦えるやつが居たほうがいいに決まってるだろ!?」

ゴン太「どうしたらいいのかな…」

アンジー「主は言いました…。もうジャンケンで決めてはどうかと…」

百田「こんなことジャンケンで決められっかよ」

赤松「でも時間をかけて決めたらそれだけ春川さんを助けに行くのが遅れちゃうし、別にジャンケンでもいいんじゃないかな」

王馬「じゃあとっとといくよー。オレが勝ったらゴン太はこっちのチームだよ。百田ちゃんが勝ったらゴン太は春川ちゃん捜索組。恨みっこなしね」グー構え

百田「しかたねーな…」

王馬「じゃあ、さーいしょ…」

王馬「っから」パー

百田「あぁ!?」グー

王馬「はいオレの勝ち―。ボディーガードゲットー」

百田「最初はグーだろ普通!」

王馬「えー、そんな百田ちゃんの普通とか知らないよー。オレの地元じゃこの最初っからジャンケンが普通なんだよ?」

百田「卑怯じゃねーか!正々堂々ジャンケンしやがれってんだ!!」

星「おい百田。もう少しクールにならねーと外の連中にいつ気づかれるとも…」

女スタッフ1「誰か居るんですかー?」ドアガチャッ

全員「…………」

女スタッフ1「……えっと…」転がされているスタッフを見る

東条「お願い、騒がないでくれる?」近づく

女スタッフ1「……」ドアバタンッ

女スタッフ1『キャアアアァッ!!誰かぁああ!!!』タッタッタッ

東条「黙らせてくるわ。でも人が来るのは時間の問題だと思うから、もう各自移動しましょう」ドアガチャッダダダッ

最原「仕方ないね。残りの人は各自の判断に任せるよ」

茶柱「情報を集めた後、集合場所とか集合時間とかどうするんですか!?」

王馬「適当に建物から離れた外で落ち合うってことでいいんじゃない?どうせどんどん外に追い出されるんだし」

天海「東条さん出ていっちゃいましたし、誰か彼女に会ったら外で集合ってことを教えてあげないとっすね」

最原「うん、そうだね。みんな無理はしないようにね。それじゃあまた」



ーーー


最原(とりあえずさっきの部屋からちょっと離れた部屋に駆け込んでみたけど、この部屋には運良く誰も居ないようだ)

最原(でもいつ人が入ってくるかも分からないし、気をつけないとな…)

最原(こんな鍵もかかってなくて誰も居ない部屋で何か見つかる気はしないけど、折角入った部屋だしとりあえず漁ってみるか…)



コンマ判定
01~11またはゾロ目で何か発見
12~70で何も見つからない
71~90でスタッフに見つかる(偶数で女、奇数で男。女は他のスタッフに場所を知らせ、男は捕まえようとする)
91~98で警備員に見つかる

男スタッフに捕まるかどうかは再びコンマで判定になります
警備員には必ず捕まりますが、低確率コンマ判定で逃げられます
逃げられなかった場合、建物の外に追い出されます


コンマ↓1

最原(……ざっと探してみただけだけど、やっぱり何も見つからないか…)

最原(まあそうだよね、何か大切な情報なり物があったら鍵をかけてたりするもんね)

最原(仕方ない、他の部屋を探そう)

最原(僕は廊下に続くドアをそっと開け、周囲に人が居ないことを確認すると別の部屋へと移動した…)



ーーー


江ノ島53世「ああもう、酷い目にあったわ!」足のガムテベリベリ

女スタッフ2「小松さん、高校生を全員どうにか出来たら着替えて第1会議室に行って下さい。会議だそうです」ガムテベリベリ

江ノ島53世「わ、わかったわ…。春川さんは見つかった?」

女スタッフ2「暗殺者の子どころか卒業生全員まだ見つかってません。代わりに警備員が2人気絶させられているのが発見されました。相手は超高校級ですし、残りの警備員も時間の問題じゃないですかね」

江ノ島53世「えっ!警備員がやられちゃったらもうどうしようもなくない!?」

女スタッフ2「ですね。今代わりに男スタッフがおっかなびっくりしながら高校生を捜索しています」

女スタッフ2「……今までお仕事お疲れ様でした」

江ノ島53世「まだクビとか決まったわけじゃないから!!」

女スタッフ2「でもこれは……いや、そうですね。今上司が狙われているとなると、いっそ暗殺者の子に殺させておくか上司をかっこよく助けることが出来れば首は繋がるんじゃないですかね」

江ノ島53世「上司を殺させてしまえばその時点で私は職を失ってしまうものだと思います。ところで今回のダンガンロンパの評判は……いえ、後ほど自分で確かめることにします」

江ノ島53世「ともかく、放送は終わったけどアタシのダンガンロンパはまだ終わってないってことよね」

男スタッフ1「そんな、帰るまでが遠足みたいなことを言われましても…」ガムテベリベリ

江ノ島53世「実際、外に出るまでがダンガンロンパでしょ!首謀者としての機能はまだ使えるはずだし、もう追い出すなんて優しいことしてあげないんだから!卒業生全員生きてここから出さないわよ!!」ドアガチャッダダダッ



ーーー


江ノ島53世「もしもーし。マザーモノクマ、聞こえる?」

マザーモノクマ『はいはい、通信してきたりしてどうしたの?』

江ノ島53世「産め」

マザーモノクマ『ああ、こっちに居る留年組の見張り用?』ウィーンガチャガチャ

江ノ島53世「産め産め産め産め産め」

マザーモノクマ『えっちょっ』ガションガション

マザーモノクマ『…何?結局タイムリミットの動機使わなかったのに、何この無駄な六つ子モノクマ達』ガション

マザーモノクマ『そうだねぇ…。じゃあ生まれた順に名前はオソクマ、カラクマ…』

江ノ島53世「今作ったモノクマ達、全員本社に寄越して」

マザーモノクマ『え、モノクマを学園の外に出すの?』

江ノ島53世「卒業生が本社の中を自由に彷徨いててめっちゃウザイの。超高校級相手じゃ警備員も役に立たなくてさー…」

マザーモノクマ『上に許可とか取ったの?』

江ノ島53世「上司どこに行ってるかわかんないし、取ってる時間もないの!大丈夫、社員には手を出さないかつ社の備品や建造物を壊さなきゃ平気よ。それに第一、アタシにはまた首謀者としての権限があるんだし」

江ノ島53世「ともかく、さっさとこっちに来てクマ本来の野生みを解放しちゃって卒業生を殺してくれない?」

江ノ島53世「卒業生の人数が多いからさー…」ウィッグ外し

白銀「勿論、モノクマ達に任せっきりにはしないでわたしだってちゃんとみんなを探すし、わたしも戦うよ?」着替え着替え

辺古山コス「そうだな、戦場むくろだと社内で火器を使うことになるし、ここは辺古山コスで行くか」メガネチャキッ

辺古山コス「私は先にあいつらを探しに行く。モノクマ達も到着次第生徒を探して殺ってくれ。だが上司を見かけた際は彼らの護衛をしてやってくれ。春川が狙っているんだ」日本刀装備

マザーモノクマ『…そっちの様子も放送した方が面白いんじゃないの?』

辺古山コス「私の失態を全国ネットで流すなど、笑いものもいいところだろう。そろそろ切るぞ」

マザーモノクマ『とっくに笑いものなんじゃないの?あとで2ちゃんとかツイッターとか見てみなよ』

辺古山コス「切・る・ぞ。大事なことなのでもう1度言っておくが、決して社内を荒らしたり傷つけたりはしてくれるなよ。生徒のはらわたをぶちまけるのは大丈夫だ、後で私が掃除をする」

マザーモノクマ『野性解放して虐殺しろって言ってる割には制限が多くて嫌になっちゃうねー』

辺古山コス「無駄口を叩くな、早くしろ」通信切断

辺古山コス「さて…。GPSは使えないし、足でなんとか探すか」ドアガチャッ

コピー出来るならカムクラにすればいいのに

ーーー


最原(あ、この部屋開いてる…)ガチャッ

最原(…誰も居ないようだし、じゃあ次はこの部屋を探索するか…)コソコソ

最原(みんなは大丈夫かな?って、他人の心配している場合じゃないか…)

最原(よし、何か見つけるぞ!)



コンマ判定
01~20またはゾロ目で何か発見
21~70で何も見つからない
71~80でスタッフに見つかる(偶数で女、奇数で男。女は他のスタッフに場所を知らせ、男は捕まえようとする)
81〜90でモノクマに見つかる
91~98で白銀に見つかる

男スタッフに捕まるかどうかは再びコンマで判定になります
モノクマか白銀に見つかった場合はコンマで逃走判定となります
逃走に失敗した場合、負傷します


コンマ↓2

コンマを置いて本日終了です、ありがとうございました


>>755
誘拐時は計画立てる時間があったからまあ

>>774
この白銀はコピーじゃなくてテンション上げる為にコスプレしているだけです
見た目しか完全再現できません
コピーできてたらあんな江ノ島にはならないと思う

投下再開します
本文と全く関係ないけど最原くん誕生日おめでとう

最原(えーっと…、この棚とか何か無いかな?ガラス戸の中に幾つもファイルが入ってるように見えるけど)

最原(あ、棚に鍵がかかってる)ガチャガチャ

最原(ガラス戸だから割ってもいいけど、音で他の人が来ちゃったら嫌だし、割れたガラスで怪我するかもしれないからなぁ…)

最原(……小さい鍵だし、これくらいなら前に王馬くんに教えてもらった南京錠のピッキングと同じ要領で開けられるかな?)カチャカチャ…

最原「……」カチャカチャカチャカチャ…

最原「…………」ガムテープガラスニペタペタ

最原「せいっ!」肘で割る

最原(うん、こっちの方が早いな…。ガムテープ貼れば音もそんなにしないしガラスも散らからないし…)ガチャガチャ…

最原(さて、棚に鍵がかかってるくらいだから、何か良い物が見つかればいいんだけど…)適当にファイルを取り出して見る

最原(……これは事件のファイルか…。何のだろう…)パラパラ

最原(…あ、早見弓子の名前があるな…。ってことは、過去のダンガンロンパのものか…)

最原(一応貰っとこうかな、後でちゃんと読んでみよう)

最原(えっと、他には何があるかな…)別のファイル取り出す

最原(こっちは…、過去の52回目までのダンガンロンパの参加者のプロフィールと、判明している分だけの生き残りのその後みたいなのが簡潔にまとめられているね)パラッパラッ

最原(……天海くんのもあるけど、モノパッドに書いてたプロフィール以上のことは書いてないね…。住所とか載ってたら良かったんだけど…)

最原(ちょっとお粗末すぎるまとめだけど、無いよりマシだろうしこれも持っていこうかな…。天海くんも52回目の他の参加者の生き残りとか気になるだろうし…)

最原(他のファイルは…、『モノクマ劇場決定稿』『モノクマーズの作れるレシピ』……うん、どうでもいいな…。というかモノクマ劇場って何なんだよ)

最原(こっちは…?……研究教室のデザイン画か…)パラッ

最原(……ちょっと気になるな…。僕の部屋ってどんな感じなんだろう)パラパラッ

最原(…アンティークだね。探偵ってことで安直にホームズイメージか。でも落ち着いて読書が出来そうな、無駄にいい部屋だな…)

最原(学園にあった地下の図書室は暗すぎるし埃っぽかったし地下で寒かったし、これくらいの大きさのこういう部屋がいいよね。あとソファがあればケトルを持ち込んで1日中居られるな…)

最原(あ、そういえばこれで春川さんの部屋を見たら彼女が保育士か暗殺者かが確定するんじゃないかな)

最原(春川さんの部屋はっと……あった)パラッ

最原(……これは…どう見ても保育士の研究教室じゃないね…。彼女の才能は暗殺者で確定か…)

最原(まあそうだよね。保育士がここの幹部を殺そうと単身で行かないよね、普通)

最原(こっちに危害を加えないなら、別に暗殺者でもいいかな…。そもそも超高校級の才能がチームダンガンロンパが植え付けたものだとしたら、彼女はまだ誰も殺してないことになるし…)

最原(超高校級の才能が元々僕らの持っていたものだとしても、政府公認ってことだから彼女は危険人物じゃない。…と、思うし…)

最原(あとどうでもいいんだけど、この天海くんの部屋の怪しさは何なんだ…。天海くんの才能って確か冒険家なんだよね…?)

最原(冒険家要素……この金庫とかかな?映画とかにありそうな、謎の遺跡にありがちな謎を解いたら中から秘宝が出てくるみたいな…?)

最原(そういえば入間さんも赤松さんも与えられた研究教室を見て喜んでいたし、天海くんもこの部屋見たら喜ぶのかな…?えぇっ…、意外と趣味悪いなぁ…。もっと普通の人かと思ってたのに…)

最原(……同い年か1つ2つしか年が違わないであろう男子高校生にお兄ちゃん呼びさせようとしている時点で普通の人じゃないね…)

最原(てかよく考えたら変わってる人が多いし、超高校級って凄いけど変人の集まりなのかもしれないな…。やっぱり僕って超高校級っぽくないんじゃないかな…地味だし普通だし…)

最原(あ、そういえば解斗くんの研究教室ってどんな感じなのかな)パラッ

最原(SF映画によくある感じのコックピットみたいだね。シミュレート操作でもできるのかな?この大きなモニタは)

最原(あれ?解斗くんはもう1部屋あるんだ…。えっと、ゴフェル計画の記憶の裏付け用コールドスリープ装置…か。なんか人類はウイルスで滅んでるだの何だの言ってたあれだったよね、ゴフェル計画って)

最原(こういうのはちゃんと作る癖にツッコミどころ満載で設定が甘かったよね。まあ、そのおかげで論破できたんだけど)

最原(これが未開放研究教室にあったんじゃなくて、もっと普通に行き来出来る場所にあったらもう少し僕らもゴフェル計画を信じたかもしれないのにね。実際に装置も見たなら)

最原(そもそもこんな大事な装置を個人の研究教室に置くってどういうことだよ。解斗くんが宇宙飛行士の卵だから宇宙系で理由だけで隣の部屋に置いたのか?)

最原(…ゴフェル計画を本当ということにしたら、仮にこのシミュレート装置っぽいモニタがやけにリアリティある感じで本当にこの宇宙船才囚学園号を操作できるみたいな感じにされてたとしたら、大事なコールドスリープ装置もコックピットの真横にあったりしてるし、これは解斗くんがコロシアイ生活の首謀者として疑われてしまう可能性も多少あったんじゃないかな…?)

最原(もしそういう狙いでコールドスリープ装置をそこに置いたんだとしたら、チームダンガンロンパは本当に性格悪いな…)

最原(というかそもそも何で解斗くんにだけ死に至るウイルスに感染させたんだよ、なんだよその殺意の高さは。僕らにコロシアイをさせたいんじゃないのかよ、そっちが時限爆弾で殺すなよ、クソッ)

最原(……いけない、全然捜査が進んでなかった。チームダンガンロンパへの怒りは置いとくとして、今はなるべく情報を集めないといけないよね)

最原(不要かもしれないけど、一応この研究教室のデザイン画のファイルも持っていくかな。別に春川さんを問い詰めるつもりはないけど、万が一暗殺者ってことをしらばっくれられてもまあ証拠になるし)

最原(えーっと、この棚には他にどんな資料が入ってるのかな…)ファイルパラッ

最原(……ほんと大したもの入ってないな…。なんかもっと社外秘みたいなものが欲しいのに…)

最原(…ひょっとしてこの棚の中身は、社員なら鍵借りて誰でも見れる資料だけみたいな感じなのかな?)

最原(ここにあるのは基本的には昔のダンガンロンパの情報と、今回のゲームの重要じゃない設定の資料ばかりか…)

最原(多分、コンピュータを調べれば今回のダンガンロンパに関する情報とか色々出てくるかもしれないけど、1部屋目を調べる時にその部屋にあったパソコンをつけてみたけどパスワードが解らなくて使えなかったからな…)

最原(まあ他の部屋を調べればまた紙の資料とか出てくるかもしれないし、今は僕にできる捜査をしよう)リュックにファイルを入れる

最原(みんな大丈夫かな…。ここの人に見つかっても本当に追い出されるだけならいいんだけど…)コソコソ移動



【コンマ判定】
01~11またはゾロ目で次の部屋で何か発見
12~50で何も見つからない
51~70で他の生徒に遭遇
71~80でスタッフに見つかる(偶数で女、奇数で男。女は他のスタッフに場所を知らせ、男は捕まえようとする)
81~90でモノクマに見つかる
91~98で白銀に見つかる

・他の生徒に遭遇になった場合、誰と遭遇したか安価を取ります
・男スタッフに捕まるかどうかは再びコンマで判定になります
・モノクマか白銀に見つかった場合はコンマで逃走判定となります
・逃走に失敗した場合、負傷します
・本社滞在中合計3回逃走判定に失敗をして負傷した場合、行動不能になります


コンマ↓1

他の生徒に遭遇になったので、誰に遭遇するか1人名前を書いて下さい
(本社に居ないキーボ・真宮寺・夢野は除く)
安価の名前の生徒が誰かと一緒に居る場合はその生徒も出てきます

安価↓1

最原(次はこの部屋を…)ガチャッ

最原「あれ、鍵がかかってるな…」

東条「最原君?」ドアガチャッ

最原「あ、東条さん」

東条「とりあえず入ってちょうだい」廊下を見渡しながら引き入れる

最原(東条さん以外に人は…………部屋の隅で倒れているここの社員らしき人が何人か居る…)

最原(その気絶させられている人達はマウスなりUSBケーブルなりのPC周辺のケーブルで拘束されている)

最原「えっと東条さん、怪我はない?」

東条「ええ大丈夫よ。伊達にメイドはしていないもの」

東条「最原君こそ怪我はしてない?もし怪我していたら手当するわよ」

最原「まだ怪我してないよ、ありがとう」

最原(というかメイドに戦闘能力って必要なのか…?確かに多少力仕事とかはあるだろうけど…)

最原「ところで春川さんは見つかった?」

東条「いえ、まだよ。一応私は部屋の物色をメインにしているから、まだそんなに部屋数を見れていないの」

最原「制圧しながら探索してくれているみたいだし、時間もかかるよね」

東条「ええ…。私だけならきちんと制圧して回らなくてもいいのだけれど、他の生徒もその部屋に来るかもしれないってことを考えると、みんながより安全に回れるように敵を無力化していく必要があるもの」

東条「ところで最原君はモノクマには会ったかしら?」

最原「え、モノクマがこっちにも居るの!?」

東条「ええ。しかも複数体居るらしいわ」

最原「えっと…、東条さんは複数のモノクマに会ったの?」

東条「いえ、私が会ったのは1体だけよ。けれどそのモノクマが自分の他にも居ると言っていたの。私達を惑わせる嘘の可能性もあるけれど、一応注意しておいてちょうだい」

最原「……ちなみに、その遭遇したモノクマってどうなったの?」

東条「そのモノクマは破壊したわ。廊下にそのまま放置しているから、ひょっとしたら残骸を見かけるかもしれないわね」

最原(……メイドって凄いな…)

東条「モノクマは加減はしていたけれど殺意はみられた攻撃をしていたから、もし遭遇したらそのまま外に逃げてしまった方がいいかもしれないわ」

最原「殺意はみられたのに加減をしていたって、どういうことなの?」

東条「なんというか…、建物を傷つけないように庇っていたといった感じかしら?爪を振り上げてこちらに走ってきたのだけれど、壁を背にした私が横に避けると壁に当たらないように減速を見せてわたわたとこちらに方向転換したのよね」

東条「私がパソコンのモニタをモノクマに向かって投げた時も、避けたりそのまま爪で切り捨てたりせずに一々受け取っていたし、私達以外は傷つけないように指示されているんじゃないかしら?」

東条「正直、モノクマの体内爆弾を使われていたら私ももっと苦戦していたかもしれないけれど、爆発せずに頭を潰したらもう動かなくなったし…」

東条「…とはいえ、戦闘のできない貴方が敵う相手ではないと思うわ。なんなら、すぐにでもこの部屋の窓から先に外に脱出してもいいと思うわ。幸いここは1階のようだし」

最原「まだみんながここに居るのに僕だけ逃げるわけにはいかないよ」

東条「勿論、他のみんなに会ったら私は同じことをみんなに提言するし、場合によっては外に出られそうな場所までみんなを護衛するわ」

東条「そもそも元は『ここの人達は私達を外に追い出すことしかしない』と思っていたから私達はここの探索を開始したのよ。怪我をするどころか死んでしまう可能性があるなら話は別だと思うわ」

東条「私達の存在がフィクションだとするなら、怪我をしてしまっても保険が使えないのだから治療費が大変なことになってしまうと思うの。ただでさえ百田君を病院にかからせなければならないし…」

最原「確かにそうだけど、僕もリスクなしで情報が得られるなんて思っていないよ。それに春川さんを置いてここからは出られないよ。みんなもそう思ってるだろうし…」

東条「春川さんならみんなを外に逃した後私と獄原君で探そうと思っているわ。他のみんなは居ても足手まといにしかならないと思うの」

東条「情報は…、そうね…。今回はもう諦めるのが懸命じゃないかしら。日を改めて私が単独でこちらに来て潜入して調査するというのもありだと思うわ」

東条「確かに春川さんは大切な仲間だけれど、貴方や他のみんなもそうなのよ。モノクマがあと何体ここに居るのか解らないし、…後のことは私に任せて今回は諦めてくれないかしら?」

最原「……」



①外に出る

②まだここに居る


安価↓1

最原「……わかったよ、先に外に出ることにするよ」

東条「わかってくれてありがとう。それじゃあこれを貴方に渡しておくわね」つ鍵

最原「…車の鍵?」

東条「ええ、社用車と書かれている場所にかかっていたの。私が外に出るまでの間に車を見つけておいてもらえるかしら?」ブラインドを開ける

東条「見ての通り周りは山で囲まれているようだし、車がないと下山は難しいと思うわ」

最原「こんなど田舎なのに外に放り出す気だったのか…」

東条「才囚学園とその周りを囲うようにして接地しているこの本社、広大な敷地になるもの。多少不便でも田舎に作った方が維持費がかからないものね」

最原「まあそうだけど…。ところで誰か運転できる人が居るのかな」

東条「私が運転できるわ。と言っても免許を取得したのは海外で、外車しか動かしたことがないのだけれど」

最原「……もしもだけど、その免許を取得したというのもダンガンロンパ側が植え付けた設定とかだったら、やばくないかな?」

東条「大丈夫よ、問題ないわ」

最原(…東条さんが問題ないっていうなら、実際問題ないんだろうな…)

最原(僕は東条さんが開けたブラインドがかかっていた窓を開けた)

東条「これから屋外に出るとはいえ、一応モノクマやここの社員には用心してちょうだいね」

最原「うん、東条さんも気をつけてね。あと…」

東条「安心して、みんなは必ず無事に私が外に出すわ」

最原「勿論それもなんだけどね。えっと、僕がさっき見つけた資料では春川さんは暗殺者で確定っぽかったんだよね」

東条「そうなのね。…それを聞いて安心したわ」

最原「安心?」

東条「だって彼女が保育士だったら今頃無事では済んでいなさそうだし…。彼女が暗殺者ならきっと今も上手く立ち回っているんじゃないかしら」

最原「そうだね。それじゃあ先に行って待ってるね」

最原(僕は窓枠を乗り越えて外に降り立った)

最原(どっちに向かえば正解なのかよく分からないけど、とりあえずこの巨大な建物の壁にそって歩きだした…)

本日終了です、ありがとうございました
皆さんお優しい…>安価

転子は微妙かもだけど、星は戦力に数えられそうだけどなあ
ラケットこっそり持ち出してれば、遠距離最強まである

マッド赤松成分が最近足りてない

投下再開します


>>806
星くんさんは確かに強いけど問題はここの星くんさんは1章状態で特に主人公と自由時間過ごしてないということ…

>>811
今回でマッド赤松成分が補給できればなと思います

最原(窓の前を通る時は、内側から窓を遮蔽するものが見えない場合はしゃがみながら通って行った)

最原(もし中から誰かに見られたら危ないかもしれないし…)

最原(しかし大きな建物だな…。こんな巨大な建物を所有しているくらいだから、もしかしてダンガンロンパは本当に世間に認められているちゃんとした会社なんじゃないかと不安がよぎる)

最原(もしそうだったらどうしよう…)

最原(って、まだ実際はどうかも確かめてないのに弱気になったらいけないよね。弱気にもなりたくなっちゃうような状況だけど…)

最原(それにしてもモノクマが社内をうろついてるだなんて、予想外だったなぁ…。ていうかモノクマが居るなら警備員なんていらないんじゃないか?)

最原(そういえば解斗くん大丈夫かな…。病気なんだからあまり無理してほしくないんだけど…)

最原(既に外に出てくれてたらいいけど、流石にまだ出てないだろうなぁ…)

最原(心細いし、誰か外に居ないかな。凄くなんとなくなんだけど、入間さんとか真っ先に外出てそうなイメージあるな…)

最原(駐車場とかまだ見えてこないけど、もしかして屋内地下…とかじゃないよね?)

最原(もしそうだったら、みんなで車に乗って脱出する時に閉じ込められそうで困るな…)

最原(とりあえず立体駐車場とかは今のところ無さそうに見えるね。普通に屋外にあってほしいけど…)

最原(というかここ本当にどこなんだ…。このダンガンロンパの建物は山の山頂にあるようで、周囲に様々な大きさの山が見える)

最原(……寒いな…。別に凍えるほど寒いというわけじゃないけど、山の上だからなのかそういう時期だからなのか知らないけど、結構冷える)

最原(アンジーさんはあんな格好で大丈夫なのか?と、つい心配になってしまう)

最原(あ…、建物の出入り口がある…)

最原(建物の近くをずっと歩いていたせいで気が付かなかったが、どうやらこの建造物はドーム状の建物と ちょっとしたビル状の建物がくっついた物のようだった)

最原(僕はビルの方から歩いてきたわけだけど、どうやらここが正面だか裏手だかの玄関口らしい)

最原(入口のドアをそっと開け中を覗いてみたが、近くに誰も見当たらないし人の居る気配もしなかった)

最原(人が居ないならちょうどいいかな…。丁度ここの玄関口の前に駐車場があるし、車を見つけてそのままここでみんなを待ってようかな)

最原(この辺にあるのは普通車や軽ばかりで、多分ここのスタッフの通勤用の車だろうね)

最原(社用車っていうくらいだから会社のロゴが入ってたり大きめの車なんじゃないかなと思いながらも、僕は車の鍵のスイッチをカチカチと押しながら駐車場を歩いて行く)

最原(それにしても誰も居ないな…。やっぱりみんなまだ屋内なのかな…?)

入間「あ!マキャベリ原!」

最原「うわ!?」

最原(誰も居ないと思って完全に油断しながら歩いていると、駐車してある車と車の隙間に居た入間さんが声をかけてきた)

入間「はっは~ん…。さてはテメーも早々に怖気づいちまって出てきたってわけだな!」

最原「入間さんは怖気づいて外出たんだね…。僕は東条さんに『屋内にモノクマがうろついてるから外に出た方がいい』って言われて出てきたんだよ」

入間「えっ!?い、いや、オレ様も東条のヤツに同じことを言われて出てきたんだぜ!?この美人すぎる天才発明家入間美兎様がここのパンピー共やモノクマごときにびびるハズねーだろ!?」

最原「別に嘘つかなくてもいいよ。そんなことより、それは何してるの?」

最原(僕はそれを指さした。半分解体されているような状態のモノタロウだった)

入間「ああ、これはオレ様が建物を出る時にツルショタに出くわしてな。その時に『先に外出るならモノタロウを預けるから、こいつのGPSとかあったら切ったりして、あとオフラインでしか動作しないようにしろ』って言われたんだよ」

最原「そうなんだね」

入間「もう諸々切ったし、後は元に戻して電源を入れてやるだけだ」

最原「じゃあもうアルミホイルまみれにしなくて済むね」

入間「あー、なるほど。電波を遮断する為にアイツはアルミ巻きにしてたんだな」

最原「入間さん、専門分野なのに気がつかなかったんだね…」

入間「普通気がつくわけねーだろぉ!?」

最原「いや、普通気がつくでしょ…。電化製品をアルミで巻くって言ったら目的はそれくらいじゃない?」

入間「そ、そう言えばテメーの戦果見せてみろよ。情報探すって意気込んでたから何か見つけたんだろ?」

最原「役に立つかわからないけど、資料棚から幾つかファイルを持ってきたよ。気になるなら後で入間さんにも見せてあげるね」

最原「ところで、そういう入間さんは何か見つけた?」

入間「……」

最原「特に何も見つけてないんだね、わかったよ」スタスタ

入間「お、おい!どこ行くんだよ!?こんな所に1人にしないでよぉ…」

最原「別に遠くに行かないから大丈夫だよ。ちょっと車を探してるんだよね」

入間「車?」

最原「東条さんが社用車の鍵を見つけたんだよね。これで下山するから車を探しておくようにって言われてて…」

入間「車ねぇ…。オレ様達全員入るのかよ?」

最原「さぁ…。マイクロバスみたいな大きめの車ならいいんだけど…」

最原(鍵のボタンをカチカチと押しながら歩いていると、不意に車の鍵が開いたことを知らせる電子音が聞こえてきた)

最原「…あれかな?」

最原(駐車場の1番端に黒いハイエースが停まっている。近づいてドアを引くと開いた。やはりこれらしい)

最原「えっと…、多分全員乗れるんじゃないかな…?」

最原(座席の後ろの方がフルフラットベッド構造になっていた為、車に詳しくない僕にはこの車が何人乗り用かわからなかったが、多分全員乗れると思う)

最原(……これは座席に戻せるのだろうか?)

最原(座席に戻せるものなら戻してみようとベッド部分を持ち上げてみたが、蓋のように取れてしまった。…これは座席にならないんだな。元々あったであろう座席は見当たらないし、このまま乗らないといけなそうだな…)

最原(人数が少ないならくつろげていいんだろうけど、人数が多いとなるとこの構造は奴隷船状態じゃないのかこれ…。困ったな…、僕パーソナルスペース広いのに……)

最原(とりあえず、色々あって疲れた僕は靴を脱いで荷物を置いてベッドスペースに寝転んでみた)

最原(なんというか、車の座席をそのまま平らにした感じなので決して寝心地がいいというわけではないが、床よりマシといった感じだった。最近はずっと才囚学園の寄宿舎のホテルのようなベッドでずっと寝ていたので、なんというか…固いなという感想しか湧かない)

入間「お!いいもんあんじゃねーか!」

最原(モノタロウを元に戻し終わった入間さんが車の中にそのまま上がり込んできて、ブーツを履いたまま僕の隣に寝転がってきてしまった)

最原「入間さん、もっと端に寄って寝てくれないかな。あとブーツ脱ぎなよ」

入間「え…?脱げって…?」

最原「ブーツをね」

入間「テメーよく女に向かってブーツ脱げって言えるよな。そんなんだからいつまで経っても童貞なんだよ」

最原「ブーツ脱ぎたくないなら、そっちの座席の方で休憩すればいいんじゃないかな」

最原(僕は入間さんが元に戻したばかりのモノタロウを僕と入間さんの間に置いた。物が間にあれば多少パーソナルスペースに他人が入ってきても平気だしね…)

入間「オレ様は徹夜作業してんだぞ!?多少仮眠は取ったがよ…」

アンジー「やっはー!終一ー!美兎ー!」

最原(隣に置いたモノタロウが突然何者かに取られたかと思うと、アンジーさんが空いたスペースにどかっと体を落としてきた。誰が何のためにモノタロウを置いてたとかこの人は考えないんだろうな…と思い、諦めて僕は体を起こして座席の方に移動してそっちに座った)

最原「……よくここがわかったね」

アンジー「美兎の賑やかな声が聞こえてきたからねー。でも駄目だぞ終一ー。外に集合なのに2人ともが車の中に入ってたら、新しく外に出た人はどこに集まればいいのかわかんないからねー」

最原「うん、ごめんね。でもちょっと疲れちゃったから少し休憩してて…。勿論、少し休憩したら車の外に出るつもりだったんだけど…」

アンジー「あれま!疲れちゃってたのなら仕方ないねー」

最原「アンジーさんは東条さんに会った?」

アンジー「うん、会ったよー。モノクマがウロウロしてるんだってねー。アンジーはモノクマには会ってないよー」

最原「モノクマに会わずに外に出れたんだね。それは良かったよ」

最原「ところで、何か見つけた物とかはある?」

アンジー「鍵のかかった所が多くて全然調べられなかったんだよねー。ごめんね終一ー」

最原「鍵を開けられるのなんて王馬くんくらいだし、仕方ないよ。アンジーさんが無事なだけで充分だよ」

入間「…テメー、オレ様には気遣わなかったよな?」

最原「そうだったっけ」

最原(入間さん達とあんまり無駄話するのもアレだし、僕は1度車を出て運転席に乗り込んだ)

入間「あ?テメーが運転するのか?免許持ってんのかよ?」

最原「運転はしないけど、カーナビがあるからちょっと見ておこうと思って。えーっと…」

最原(車の免許なんて持っていなくても大体どこをどうすればいいのかは一般常識として知っているので、僕はエンジンをかけてカーナビを起動させた)

カーナビ『今日は、10月3日、登山の日です』

最原「登山の日はどうでもいいとして、10月3日なのか…」液晶ポチポチ

最原(ここはどこなんだろう…)地図縮小ポチポチ

最原「……東北かぁ…」

最原(一体今どんなど田舎に居るのかと思ったら、ここは東北地方らしい。初めて来たぞ東北なんて。来るとしても旅行か何かで訪れるものだと思っていたよ)

アンジー「10月の東北で山の上なら寒いに決まってるよね、って神さまも言ってるよ―」ガタガタガタ

最原「まだ上旬で良かったね、アンジーさん」

入間「テメーは前閉めろよ痴女め」

最原「入間さんに痴女扱いされるなんて可哀想に…」

入間「なんでぇ!?アタシ間違ったこと言ってないよね!?」ガーン

アンジー「美兎ー、寒いからアンジーとくっついちゃおーよー」ベタベタ

入間「そういうのはチャバネゴキブリに言った方が喜ぶんじゃねーの」

最原「蔑称が酷すぎて誰のこと言ってるのか最早わからないんだけど…」エンジン切る

最原(他に外に人が出た時に集合場所がわかるように、外に出てるか…)ドアガチャッバタンッ

最原(……寒い…。歩いてた時は動いてたからそうでもなかったけど、じっとしてるとちょっと寒い…)腕サスサス

最原(早くみんな来ないかな…)建物の入口の方に歩いて行く

最原(……誰も来ないな…。いや、僕みたいに窓から出てきたらこの出入り口使わないんだけどさ…)玄関口のドアを少し開けて中を見る

最原(多分ここに居るのが1番いいだろうからな…。この辺に居ないとな…)出入り口前うろうろ

最原「…………」キョロキョロ

ガチャッ

天海「…ここが外っすか…」ゼーハー

最原「天海くn…………うわぁ……大丈夫…?」

天海「え?まあちょっと走ったんで息は切れてるっすけど、大丈夫っすよ」

最原「…僕には大丈夫そうには見えないけど…」

天海「心配してくれるのはありがたいっすけど、別に…………あ……」

最原(額をシャツで拭った彼は、そのシャツを見てぎょっとしていた)

天海「……いやー、てっきり汗かと思ってたんすよね…。どうりでなんかふらつくと……」

最原「…走ったみたいだから、そのせいで傷口が開いたみたいだね。みんなが来るまで安静にした方がいいんじゃないかな」

最原(僕は再び頭から血を流している天海くんに向かって言った)

天海「まだ終一君しか外に出てない感じっすかね?」

最原「ううん、あっちの車の中に入間さんとアンジーさんが居るよ。その他のみんなはまだだけど…」

最原「天海くんも車の中で休んだらどうかな。寝られそうな感じだったよ」

天海「車っすか…。いやー、俺車嫌いなんでこのまま外でみんなのこと待ちますよ」

最原「嫌いとか言ってる場合じゃないんと思うけど…。どのみち後でみんなで車に乗って下山することになるし…」

天海「下山…?……あー…」周りの景色を見る

天海「…この程度なら自力で降りられると思いますよ」

最原「どうしても車に乗りたくないんだね…。僕こんな山の中なんて歩けないし、ゴン太くんと東条さん以外のみんなも無理だと思うよ」

最原「それに天海くんも怪我してるんだから無理しちゃ駄目だよ。ほら、車の場所教えるから寝てきなよ」

天海「ここで休むんでご心配なく……」

最原「頑なだね…」

天海「だって車にはアンジーさんが居るんすよね?彼女は恐らく南国育ちなんでこの環境は絶対寒いと思ってますよね。てことは車の暖房をつけてそうっすよね?」

最原「まあ、暖房つけてるかもしれないけど…」

天海「じゃあ無理っす。暖房つけてるってことはエンジンかけてるってことっすもんね。酔うから無理っす」

最原「エンジンかかってるだけで酔うんだ…。車乗る度酔うってなんか、この世の中生きにくそうだね…」

天海「結構生きにくいっすね」

最原「ちなみに飛行機とか船とかは?」

天海「それは平気っす。大きい乗り物は酔いにくいんで」

最原「そうなんだ…」

天海「まあそういうわけなんで、車で山を降りるにしろギリギリまで外に居ることにするっす」

最原「うん、まあ、本人が楽に居られる場所がいいよね…。とりあえずせめて座ったら?地面冷たいだろうけど…」

天海「そうっすね」建物の壁に寄りかかって座る

最原「……ちなみに酔い止め薬とかは?」

天海「持ってたら苦労してないっすよ…」

最原「だよね…。…そういえば天海くんさっき走ってたって言ってたけど、何かあったの?」

天海「ああ、さっきまでモノクマに追いかけられてたもんで」

最原「えっ」ドアを開けて中の様子を伺う

天海「大丈夫っすよ、その後ゴン太君が来てそれを壊してくれたんで。いやー、ラッキーでした」

最原「あれ、ゴン太くんに会ったんだ。じゃあ一緒に居るはずの王馬くん連れてそのまま出てきたら良かったのに」

天海「……そういえば小吉君は見かけなかったっすね。先にゴン太君と別れて別のルートから外に出てるんすかね?」

最原「かな?僕は窓から外に出たし、王馬くんも変な所から外に出てる可能性もあるね。まあ外に出て今慎重に外壁を移動してるならいずれここに辿り着くんじゃないかな」

最原「僕が外壁周った時は他に開けた場所を見かけてないし、変な場所で待ってたりは多分してないと思うし。…僕が通ってない場所で他に開けた場所があるかもわからないけど…」

ガチャッ

赤松「あ、最原くん!」

最原「赤松さん、怪我とかはしてない?」

赤松「うん大丈夫だよ!私が怪我しないように百田くんが見ててくれてたし…」スタスタ

最原「一緒に行動してたんだ」

百田「おう!こいつ危なっかしいからな」スタスタ

最原「解斗くん!大丈夫?怪我とか…あと病気で調子悪くなったりとかしてない?」

百田「ああ、それは問題ねーぜ。ただ…」

赤松「……!?きゃあああ!!?天海くん、血!血が出てるよ!?」

天海「…………あ、また血が垂れてきちゃいましたかね」

赤松「今の間何!?気絶してたよね!?大丈夫!!?ケガしたの!?」

天海「気絶じゃなくてちょっとうたた寝しただけっす、問題ないっすよ。あとこれはさっきの頭の傷がちょっと傷口開いちゃっただけなんで大丈夫っす」

赤松「えっと、また止血とかした方がいいんじゃないかな!?」

天海「ちょっと今止血出来そうな物も無いんで、東条さんが来るまではこのままっすかね。まあ意識はあるし、心臓より高い位置に怪我した箇所があるんで大丈夫だと思いますよ」

赤松「意識なかったよね!?さっき!」

赤松「あ、そうだ。確か食堂で東条さんが天海くんを圧迫止血してたよね?東条さんが来るまで私が傷口押さえておいた方がいいよね?」

天海「そんな、お構いなく」

赤松「遠慮しなくていいよ!えっと、ここら辺だったよね?せいっ!」メリッ

天海「」

最原「今凄い音しなかった?」

百田「赤松、多分力強すぎだそれ」

赤松「え、そうかな?でもなるべく強く押さえた方が良いって天海くんの手当してた時東条さんが言ってたよ」

最原「所詮女性の力だし、そこまで心配することないと思うけど…。さっきの音は天海くんの……顎関節でもズレた音とかじゃないかな」

百田「終一、赤松は意外と力めちゃくちゃあるぞ。さっきも春川探す為に1部屋1部屋部屋中の家具をはたき飛ばしてたからな」

最原「……??」

百田「流石にモノクマには投げた家具はことごとく受け止められてたがアイツを近づけさせなかったし、こいつも流石超高校級だなと思ったぜ」

最原「ピアニストだったよね???」

赤松「うん、ピアニストだよ!ピアノ弾くのって結構体力いるから自然と鍛えられちゃうんだよね。特に腕!」

最原「そ、そうなんだ……」

赤松「私、腕相撲なら多分最原くんには負けないよ!」

最原「うん、僕が負けるだろうね…。ところで天海くんあれからうんともすんとも言ってないけど大丈夫?」

赤松「そういえば!……気絶してるね。さっきも気絶してたし、やっぱり失血したからかな?」

最原「それはどうなんだろう…」

百田「赤松、テメーにはこういうのは向いてないと思うからもうやめとけ」

最原(ストレートに言った…。でも赤松さんにはストレートに言わないと伝わらないか…)

赤松「うぅっ…、お料理も駄目で怪我の手当も駄目だなんて…。私、もっと力が欲しい……」

最原(もう力は充分あるんじゃ…?)

赤松「女子力が……」

最原(そっちか…)

百田「テメーにはピアノがあるだろ。一芸に秀でてれば充分だろうが」

赤松「そうだよね!負けない物が1つあれば充分だよね!」

最原「脈は正常みたいだけど…。天海くん、大丈夫?」肩ポンポン

天海「…………」

最原「……蘭太郎お兄ちゃん、しっかりして」

天海「お兄ちゃんなら大丈夫っす」b

最原「意識あるんじゃないか」

天海「たった今意識が戻ったところっすよ。ところで滅茶苦茶頭が痛いっす」

最原「だろうね」

天海「お兄ちゃん『痛いの痛いの飛んでけー』されたらちょっと治る気がするんで、お願いします」

最原「後で病院行って頭治してもらおうね」

赤松「私のせいで天海くんの頭が痛くなっちゃったかもしれないから私がやるよ!…痛いの痛いの〜…飛んでけ〜〜!!」頭さすさす

天海「…なんかちょっと痛みが減った気がするっす。ところで赤松さん、俺の妹になってくれませんかね?」

赤松「天海くんの妹に?どういうこと??」

最原「天海くん節操ないね。誰でもいいんだ」

天海「終一君嫉妬っすか。モテるお兄ちゃんは辛いっすね。でもお兄ちゃんはみんなのお兄ちゃんなんで、妹の赤松さんには優しくしてあげてくださいね」

最原「問答無用で赤松さんを妹にしちゃったよこの人…」

赤松「えっ!?私、いつの間に天海くんの妹になっちゃったの!?」

最原「なってないよ、天海くんが勝手に言ってるだけだよ」

天海「赤松さん、俺のことはこれからは気軽に蘭太郎お兄ちゃんと呼んでくださいね」

赤松「ううん、嫌だ」

天海「……こんなにキッパリ断られるとは思ってなかったっす…。予想外っすよ…」

最原「逆になんでいけると思ったの?」

百田「軽く その辺見て回ったが、まだ他に人はいねーんだな」

最原「あ、向こうにある車の中に入間さんとアンジーさんが居るよ。その車を使って下山するんだって」

赤松「車が使えるんだね!良かった〜!てっきり歩いて人里まで行くのかと思ってたからさ」

百田「誰か運転できるヤツが居んのか?」

赤松「こう見えて私、車運転できるんだよ!」

最原「えっ……いや、東条さんが運転してくれるって」

赤松「そうなんだね!でも私も久しぶりに運転したいなー」

天海「いや、ここは東条さんに任せましょう。その方が良いと思うんで恐らく多分きっと必ず」

赤松「まあ確かに、東条さんが運転した方が安全そうだよね」

天海「あ、すみません。そういうつもりは無かったんすけど…『久しぶりに運転』って言ったんでちょっとだけ不安になってしまったというか…」

赤松「ううん、いいのいいの。細くて見通しの悪そうな山道なんて運転難しそうだし、それに私結構スピード出しちゃう方だから危ないかもしれないし…」

最原(イメージ通りの豪快な運転をしそうだ…)

天海「へえ、どのくらいスピード出すんすか?」

赤松「何キロとかはちょっと覚えてないんだけど、乗せた人に速い速いって言われるから速いんだろうなって」

最原「……あ、そういえば解斗くん。さっき言いかけてた言葉の続きが気になるんだけどいいかな」

百田「さっき?」

最原「えーっと…ほら、最初に僕が大丈夫か訊いた時に、健康状態は問題ないけどただ…って言ってたから…」

百田「…ああ、そういえばそんなことも言った気がすんな。にしてもよく覚えてんな」

最原「キミが言ったことだからね。ほら僕助手だから…」

百田「そうか、流石オレの助手だな!」

最原「えへへ…」

百田「その言おうとした続きは…まあ、今こうやって関係ない話してるからなんかもうなんとなく解ってるとは思うが、オレ達は春川には会えなかったってことだな。すまねえな…」

赤松「頑張って探してみたんだけど、ごめんね…」

最原「…うん、まあ春川さんはダンガンロンパの社員にも見つかってないみたいだし、僕らがちょこっと探しただけじゃ見つかりっこないんじゃないかな。情報を探していたチームの人で何の成果もない人達も居るし、気にしなくていいと思うよ」

天海「モノクマも何体か彷徨いていたことですし、2人が無事なだけでなによりっすよ。ね?終一君」

最原「うん、怪我がないのが1番だよ。任せっきりで申し訳ないんだけど、春川さんはきっと東条さんが見つけてくれると思うよ」

赤松「そうだよね!東条さんは何でも出来るメイドさんなんだし、春川さんもすぐ見つけてくれるよね!」

最原「だから僕達は信じて待たないとね。…ここは寒いし、キミ達は車で待ってたらどうかな?案内するよ」

百田「終一達は車に行かねーのか?」

最原「僕は残りの外に出てくる人達を待たないといけないからね。……天海くんは車が嫌いだから極力乗りたくないんだって」

赤松「嫌いって…?」

天海「俺酔いやすいんすよね、車…」

百田「ただの好き嫌いならなおした方がいいって言いてえところだが、乗り物酔いはまあ体質だろうししかたねーよな。でもまだ動いてねーんだし平気じゃねえのか?」

天海「いやー、暖房つける為とかでエンジンかかってるだけでも駄目なんすよね俺。あと怪我してるから、なるべく静かで涼しいところで待機してたいなっていう感じなんで…」

最原「入間さん煩そうだもんね」

天海「まあ…はい。だから俺のことは気にしなくていいっすよ」

赤松「気にしなくていいって言われても気になっちゃうよ…。天海くん怪我してるんだし…」

天海「でも赤松さん、その格好で外は寒いっすよね?俺は大丈夫なんで。なんてったって俺は超高校級の冒険家ですし、このくらいどうってことないっすよ」

百田「…わかった、天海がそこまで言うなら本当に放っといても大丈夫ってことだろ。オレ達も休める時に休んだ方がいいし、車に行こうぜ赤松」

赤松「えっ!?う、うん…」

百田「ただ、外は寒いのは確かだしテメーは怪我してるからな…」ジャケットを脱ぐ

百田「ほら、これ羽織ってろよ。オレは今から車に乗るから別に寒くねーしな」ジャケットを渡す

天海「えっ!?あ、ありがとうございます」

最原「……」

百田「おい終一、早く車の場所に案内しろよさみーだろ」

最原「えっ、あ、ごめん。こっちだよ」タッタッタッ

百田「別に走らなくてもいいけどよ」スタスタ

赤松「まあ走ったほうが体も暖かくなるからね!私も走ろっかな!」タタタッ

百田「おいおい、いざという時の為に体力は残しといたほうがいいと思うぞ」

最原「あ、この車だよ」

赤松「思ったより距離近いね!?」

最原「まあそんなに駐車場大きくもないしね…。それじゃあ僕はまた玄関口の方に戻るけど……あっ…」ドアガチャッ

最原「これ僕の荷物だけど…」車内のリュックゴソゴソ

最原「えっとこれ僕が取ってきた資料なんだけど、疲れてたら無視して寝ててくれてもいいんだけど、もし時間持て余してたらこれ見たらどうかなって…」ファイルを渡す

本日終了です、ありがとうございました

乙です


百田がジャケットを渡す時の最原の無言がこえーよww


この赤松は良くも悪くも前向きで好き

天海が車駄目って設定、本編でも出てたっけ?
見落としたかな

読み返してたら序盤の最原が温厚で…
どうしてサイコに…

ヤンホモ怖い

投下再開します
天海誕生日おめでとう
作中日付何も考えずに10月3日にしてしまってたから天海誕生日ネタ一瞬くらい入れれたら入れたい…


>>839>>840
乙ありです

>>841>>844>>845
喋ればサイコと言われ黙ればこわいと言われる主人公って…

>>842
わかります、暗めの話で前向きな子が居たら安心できますよね
しかしマッドキャラにしようとしたのにすっかり清涼剤になってしまう女主人公…

>>843
天海の車ダメはプロフィールの嫌いなもの『自動車』設定からです
どう嫌いなのか分からなかったので無難に、めっちゃ酔いやすいってことにしました

百田「おお、なんか見つけたんだな!流石オレの助手だな!」頭わしわし

赤松「最原くんすごーい!」

最原「斜め読みしかしてないから役に立つかどうかはわからないけど、一応持ってきただけの物なんだけどね…」

百田「まあ何か解ったら儲けもんくらいでいいんじゃねーの?それじゃあ、ありがたく車の中で読ませてもらうとするぜ」

最原「それじゃあ僕戻るね」スタスタ

赤松「うん、寒いだろうけどもうちょっと頑張ってね」乗車する

最原「…………」スタスタ

最原(……天海くんが安らかな顔をして眠っている…)

最原「…天海くん、生きてる?」

天海「…アイムファインセンキューっす」b

最原「ファインの意味解ってる?やっぱり怪我で結構頭やられちゃってる?」

天海「ちょっと自分じゃどの程度ヤバイかわかんないっすけど、あんま痛くはないんで多分本当に大丈夫っす」

最原「本当なのか多分なのか…」

天海「ただちょっと眠いだけっすかね…」

最原「こんなところでそんな状態で寝たら死んじゃうから我慢してね。僕だってもっと寝たいの我慢してるんだから」

最原「ところで、僕がちょっとここ離れてた間に誰か来なかった?」

天海「多分誰も来てないっすよ」

最原「……結構前にゴン太くんと別れたようだし、王馬くんとかそろそろ出て来てもいいんじゃないかなって思うんだけど遅いよね…」

天海「ちょっと心配になるっすね…」

最原「うーん…、やっぱりここ以外にひらけた場所があって、そこに居る可能性もあるよね…。1回建物の周り周ってみた方がいいかな…」

天海「そうっすね…。俺がなんともなかったらささっと行ってくるんすけど…すみません」

最原「別にいいよ。無理して途中どこかで倒れられても困るし…。もうちょっとだけ待ってみて来なかったら僕が建物の周り見てくるよ」

最原「……ねえ天海くん、ちょっと訊きたいことがあるんだけどいいかな?しんどいみたいなら別に無理して答えなくても良いんだけど…」

天海「会話するくらいなら大丈夫っすよ。なんすかね?」

最原「いや…、天海くんってどうして外に出ることを選んだのかな?って思って…。他の人達はなんとなく理由を言ってた気がするけど、そういえば天海くんって外に出る理由何か言ってたっけ?って思ってさ」

天海「うーん…。言うまでもないかなと思ったんすけど、次のコロシアイに参加したくなかったからっすね。俺は過去にもダンガンロンパに参加させられたようだし、とにかくもう嫌だなと思ったんすよね」

最原「コロシアイをしたくないっていうのは学園に残った夢野さんやキーボくんも思ってることだとは思うけど、特に夢野さんが気にしてたことだけど、もし自分の経歴とか知人が全部フィクションだったら…とかはキミは考えなかったの?」

天海「え?そりゃあれだけ黒幕にフィクションフィクション言われてれば、もしかしてそうかもしれない…とか思っちゃうっすけど、外に出るまでは事実かどうか分かりようがないし、気にしてもしょうがなくないっすか?もし実際フィクションだったとしたら、まあその時はその時ってことでなんとかなるっすよ」

最原「…キミって結構楽観的なんだね」

天海「まあ俺って今まで色んな国を旅してきて色々と経験してきたんで、結構トラブルも慣れっこなんすよね。毎回なんとかなってきたんで、今回もなんとかなると思うっす」

天海「というかてっきり終一君も俺と同じ考えなのかなと思ってたんすけど、キミは違うんすか?」

最原「……なんか、色々ありすぎてちょっと自分でも考えがまとまってないんだよね。だから上手く言えないけど、もしフィクションだったとしたら…って思ったら、僕はキミみたいに楽観的には考えられないかな」

最原「みんなを外に出そうとした時は外に出てもらいたかったから言いくるめる為に色々言ったけど、仮に黒幕の言ってた通り全部フィクションだったとすると、この先僕らに何が出来るかなんて全然思いつかないんだよね…」

最原「…とりあえず、警察に行っても無駄っていうことは解ってるんだけど…」

天海「俺らが学園に軟禁されていた間、助けに来なかったからっすか?」

最原「それもあるけど、それ以前に今回のダンガンロンパが開催されたってことは、警察はダンガンロンパに対して口出し出来ないんじゃないかと思って…」

天海「それは警察がダンガンロンパを知らないだけじゃないっすか?ほら、アングラなネット生放送みたいな感じっぽいですし」

最原「いや、知らないはずはないと思うんだ。僕は社内の探索した時に見た資料で知ってるんだけど、今までのリアルフィクションでのコロシアイで生き残って脱出した人達が何人も居るみたいなんだよね。その人達全員がダンガンロンパのことを警察に言わなかったわけないよね?何人かは泣き寝入りせずに警察に駆け込んだりしているハズだ」

最原「なのに今回53回目のコロシアイが行われてしまったということは、警察がよっぽど無能だったか、この外の世界の法律ではダンガンロンパは問題がないのか、はたまた警察か国がダンガンロンパと何かしら癒着しているってことなんじゃないかな?」

天海「そうだとしても、俺らは誘拐されているんだし警察に行ってみるべきだと思うっす」

最原「いや、警察には行かない方が良いと思う。もし僕らのこの経歴がフィクションではなく実際のものだとしたら親類も捜索願でも出してくれているだろうし構わないんだけど、もしフィクションの設定が与えられているとしたら僕らはデタラメなことを言う集団家出少年少女扱いされるし、おまけに車は盗むわ無免許運転だわであんまり良くない事になると思うんだよね…。保護者も見つからないしお金も無いし…」

最原「比較的マシな警察無能説で考えたとしても、ダンガンロンパが今も行われているということは、ああ見えて表向きではチームダンガンロンパは相当上手く立ち回っていると思うんだよね。だからチームダンガンロンパのことを言っても最悪、僕らが頭のおかしい人扱いされて精神病院に閉じ込められる可能性もあるよ。良くてもどこかの施設に入れられたりしそうだよね…」

最原「警察が無能なわけじゃなくて癒着か、法律で問題ないパターンだったとしたらもっと最悪なんじゃないかな…」

最原「だから…、僕達はこれからとりあえずは急を要する感じじゃないし病院より先に家に帰ることを優先すると思うんだけど…お金も保険証も無いからね。家に帰るにあたって、自力で帰らなきゃいけないね。多分、ここから1番近い家の人の所にみんなで行くことになると思う」

最原「もしその家が実際にその生徒の家だったらいいけど、僕らがフィクションの設定を植え付けられた場合はそんな家なんて無いことになるし…」

最原「でも1軒目だけで決めつけるのは…ってなって2軒目に行ったとして、またその生徒の家なんて無かった場合は、きっと他の人の家もそうだろうってことになって、僕らがフィクションの設定を植え付けられたってことがほぼ確定的になるよね」

最原「そうなった時…、それからどうしたらいいかなって…」

天海「えっと…、まだ俺達がフィクションって決まったわけじゃないし、決まってからまたみんなで考えればいいと思うっすよ。今から思い詰めてても仕方ないっす」

最原「そんなこと言われたってさ……」

天海「あ、じゃあこうしましょう!もしフィクションだったとしたら逆に都合のいいことを考えるんすよ。そうしたら、フィクションでも悪いことばっかりじゃないなってなってあんまり気も滅入らないと思うっすよ」

最原「フィクションで都合のいいこと……。全部フィクションなら星くんが死刑囚じゃないってこととくらいじゃないかな…。確かに星くんはフィクション展開の方が都合がいいだろうけど、他の人達はフィクションって方が困る人達ばかりだよね。勿論僕もフィクションだったら困ることばかりだし……」

天海「えーっと、そうっすね…。……俺はありますよ、もし全てがフィクションだったら都合のいいことが」

最原「えっ?」

天海「前に俺の妹の話はしたっすよね。覚えてますか?」

最原「うん。小さい頃に外国で生き別れになっちゃったんだっけ。……12人と。それで確か今世界中をキミは探してまわってるんだよね?」

天海「はい、その通りっす。仮にこの設定がフィクションだった場合、見知らぬ土地で1人ぼっちになってしまった可哀想な女の子達は存在しないってことになりますよね。それって滅茶苦茶良いことじゃないっすか」

最原「いいこと…なのかな?確かにはぐれた女の子は居ないってことにはなるけど、キミの家族の存在とキミが今までやってきたこと全部が否定されちゃうんだよ?」

天海「確かに可愛い妹達が存在しないってことになると寂しいっすけど、俺のせいで悲しい思いをしている女の子が居なくなるっていうなら、まあ俺はそれでもいいかなって思うっすよ」

最原「……キミが何でフィクションでも納得できるのか、理由を聞いても僕にはよくわからないな…。だって自分には結局何も残らないわけだし…」

天海「うーん…、こればっかりはキミと俺の価値観の違いっすかね?まあ別に解ってもらわなくてもいいっすよ。俺はそうってだけなんで」

天海「まあだから、俺レベルにポジティブに考えろとは言わないっすけど、こういう風に『フィクションだったとしてもこうなるから…』って良い方にちょっと考えたら実際フィクションだったと知った時のダメージがちょっと減ると思うんすよね」

天海「だからキミもそういうの何か考えてみたらどうっすか?気が楽になるっすよ」

最原「それって現実逃避じゃないかな…」

天海「現実逃避だったとしても事実が解るまではどうしようもないんすから、何か心の支えがあった方がいいと思うっすよ。気を病むと病気にもなっちゃいますから」

最原「…確かに、事実が解るまではどうしようもないよね。……フィクションだったとしたら都合のいいことか……」

最原「……………………」

最原「……まあ、ないこともないかな…」

天海「おっ、どんなことっすか?」

最原「……いや…、…別にキミに教える必要ないよね?」

天海「えー、俺は教えてあげたじゃないっすかー」

最原「そもそもキミに教えるなんて一言も言ってないからね」

天海「お兄ちゃんは結構理解力あるんすよ?…まあ、言いたくないって言うなら無理に言わなくてもいいっすけどね」

天海「とりあえず、例え俺らがフィクションだったとしてもそういう良いこともあるんで、それを糧にみんなで頑張るっすよ」

最原「うん、そうだね。…そんな感じで入間さんのことも励ましてやる気にさせてくれたら嬉しいんだけど」

天海「あー…、入間さんは凹みやすいっすけど結構単純な人なんで、終一君がさっき言ってたように早々に入間さんに彼氏でも作ってあげたら大丈夫だと思うっすよ」

最原「自分で言っておいてなんだけど、入間さんが他人と上手く付き合える気がしないんだよね…。だって外の世界で友達も居なかった人なんでしょ」

天海「見つけてあげた後は本人達の問題になるんで、なんとも言えないっすね…。ところで、どうやって相手を見つけてあげるんすか?」

最原「……街で逆ナンでもさせようかと」

天海「思ったより古典的な手法っすね。上手くいく気が全くしないっす」

最原「わかる、あの人喋らせたらダメだもんね…。指示しても聞いてくれる気がしないし。もう少し猫被るとかしてくれたら、見た目は良いんだからなんとかなりそうな気がするんだけど…」

天海「いっそすっ飛ばしてお見合いさせるとかどうっすかね。そうしたら入間さんも緊張してあまり余計なこと喋れなくなる可能性あるっすよ」

最原「それで相手が騙されてくれたら、その相手が可哀想すぎるんだけど…」

最原「…まあ多分、僕らがフィクションにしろノンフィクションにしろそれが確定した時は色々あるだろうし、なんだかんだ色々してたら入間さんも忘れてくれるよね」

天海「入間さんが約束忘れたらそのまま投げちゃうんすね…」

最原「投げるつもりはないけど入間さんの彼氏探しなんて優先度低いことだし、そのまま色々してたら忘れちゃう可能性もあるよねってこと。お互いに」

天海「うーん…。まあ、いいっすけどね」

最原「……なんか、雑談してたら気持ちが落ち着いてきたかな。さっきまではこれからのことをずっと考えててストレスでムカムカしてたけど」

最原「フィクションだったとしても良いことがあるって考えたら楽になったよ。ありがとう天海くん」

天海「いえいえ、お役に立てたようで何よりっすよ」

天海「それに、別に1人でこれからのことを考える必要なんてないっすからね。コロシアイに参加させられてた俺らはみんな仲間なんすから、みんなで話し合って一緒に解決するのが1番っすよ」

最原「…そうだよね。ここまで来たら死なば諸共だよね」

天海「いやそこは一蓮托生とか言いましょうか、物騒なんで。…まあ、意味は一緒っすけど」

最原「じゃあそろそろ僕建物の周り1周周ってくるよ。他の人達もどこか別の場所に集まってるかもしれないし…」

天海「宜しくお願いします。危険かもしれないから本当は俺が行った方が良いんでしょうけど…」

最原「天海くんは怪我してるし、そのまま途中どこかで倒れられても迷惑だから気にしなくていいよ」

天海「迷惑……そうっすね…。気をつけてくださいね」

最原「うん。天海くんはここで誰か外に出てきたら、みんなが乗ってる車を教えてあげてくれないかな。車わかるでしょ?」

天海「はい、任せてくださいっす」

最原「それじゃあ…、建物の大きさがイマイチよくわからないし慎重に周るからちょっと時間かかるかもしれないけど、行ってくるね。また寝てたらダメだからね」

天海「はい、こっちも気をつけるっすね」手フリフリ

最原(僕は短く息をつき、再度建物の脇の道に踏み込んだ)

ーーー


最原「建物1周したけど誰も居なかったよ…」スタスタ

天海「えっと…、お疲れ様です」

最原「あれから誰か外に出てきた?」

天海「いえ、それがまだ誰も」

最原「…ひょっとして残りの人達はみんな春川さんを探してるのかな?王馬くんはあの調子じゃ春川さん探ししなさそうだけど、他の人達は」

天海「案外小吉君も春川さんのことが心配で一緒に探してるんじゃないっすかね」

最原「それなら春川さんを探しているであろうゴン太くんと分かれる必要がないし、多分外に出るフリをして勝手にまだ探索してるとかじゃないかな…」

天海「そんな…。モノクマが複数体うろついているっていうのに、心配っすね…」

最原「そんなことは王馬くんもわかっているだろうし、1人で居て何かあったら自己責任だよ」

天海「確かに自己責任ではあるでしょうけど、心配なもんは心配っすよ。建物に残ってる残りのメンバーは武闘派な方達っすけど、彼はか弱そうですし…」

天海「仕方ないっすね…、俺ちょっと建物の中の様子見てくるっす」立ち上がる

最原「キミは怪我してるんだし、東条さんに診てもらうまであまり動かない方がいいと思うけど…」

天海「大丈夫っすよ、軽く近くを見てくるだけなんで。台風の日にちょっと田んぼの様子を見てくるようなもんっすよ」

最原「わざわざ死にそうな例えを出さなくても…」

天海「死亡フラグなんてこうっすよ!」死亡フラッグベキッ

最原「なんでまたそれ持ってるの…」

天海「いつから持ってたかわからないっすけど、さっきポケットの中から出てきたんすよね」

最原「えぇっ…、自然発生するの?何それこわい…。僕持ってないよな…?」ポケットゴソゴソ

天海「多分、俺が食堂で気絶してた時にでもモノクマーズの誰かが嫌がらせでポケットに入れてきたとかじゃないっすかね」

最原「天海くんってただでさえ死にそうなオーラあるんだから、死亡フラッグなんて見つけたらすぐ折っちゃえばいいのに」

天海「死にそうなオーラって、どういうことっすかね…?」

最原「なんか発言とかがいちいち…」

茶柱「キエエエエエエエエェッ!」ドアバンッ

最原・天海「!?」

最原(茶柱さんが何故かドアを蹴り開けて出てきた…)

茶柱「あ、外です!ようやく外ですよ!」

春川「どうやらここで合ってたみたいだね。…最原、車はどこ?」

最原「…春川さんを見つけたんだね、茶柱さん」

茶柱「いえ、転子だけで見つけたわけではないですよ」

星「そんな話は後で幾らでもゆっくりと話せる。今は急ぐぞ」

最原(僕としては春川さんがダンガンロンパの幹部を殺せたのかどうかとかが気になるんだけど、なんかそんなことを言ってる暇は無いみたいだね)

最原「でも急ぐって言われても、まだみんな来てないし…」

星「じき来る。東条と獄原は今モノクマと白銀を足止めしている」

最原「白銀さん復活したんだ…」

天海「小吉君は…?」

王馬「呼んだ―?」ゼーハー…

春川「この程度で息切れ?少しは鍛えた方が良いんじゃないの」

王馬「あのさ、普段スポーツしてる茶柱ちゃんや星ちゃんや暗殺者なんかしてるお前とオレを一緒にしないでよね」

天海「無事だったんすね!お元気そうで何よりっす」

王馬「蘭兄ちゃんはまた頭から血流してヤバそうだねー」

春川「で、車は?」

最原「駐車場の端にある、あの黒いハイエースだよ」指さし

春川「そう。行くよ」タッタッタッ

茶柱「それでは助手席は転子がいただきますね!」タッタッタッ

天海「あ、申し訳ないっすけど助手席は譲ってください。俺車滅茶苦茶酔うんで」スタスタ

茶柱「男死と後ろの席に仲良く座るだなんてご遠慮したいのですが!」

星「自分の近くに女子を座らせればいいだろ。助手席は天海に譲ってやれ」タッタッタッ

最原(荷物を重そうに背負いなおしてみんなの後を追う王馬くんを見届けて、先程みんなが出てきたドアから建物の中を伺ってみる)

モノクマ「ばあっ!」

最原「うわっ」ドアバタンッ

何気にモノクマが直接出て来たのは久しぶりかもしれない...?

最原(あれ?モノクマ達って確か東条さんとゴン太くんが足止めしてたんだよな?2人は大丈夫なんだろうか…と思っていると、扉の向こうで何か固いものがバキバキとへし折れるような音が聞こえた)

最原(直後、モノクマに開けられないようにと押さえていたドアノブが取られてドアが開いてしまった)

最原「うわぁっ!?」ガチャッ

ゴン太「あれ、最原くん?大丈夫?」

最原「う、うん…。モノクマは?」

ゴン太「ああ、ドアの前に居たモノクマなら今壊したところだから安心していいよ」

最原「東条さんは?」

ゴン太「東条さんなら今上の階で白銀さんの相手をしているよ。でも東条さんなら大丈夫だと思うよ」

最原(そんなことを話していると、僕らが話しているビルの玄関口の軒の上の方から物音と人の声が聞こえてきた)

ガシャーンッ

??「待て東条!」

最原「えっ?」

最原(僕とゴン太くんが軒から顔を出して上を見ようとすると、すぐ目の前に黒っぽい人が降ってきた)

最原(……2階から降ってきた東条さんは着地するとそのまま、直後降ってきたモノクマを長机の足のような金属の棒で殴り払って、すぐ近くに駐車してあって車に叩きつけた)

最原(モノクマがぶつかって変形して開いた車のボンネットを東条さんは持ち上げ、そこにモノクマの首を挟んで思い切りボンネットを閉めて首を落とした。たった数秒の鮮やかな技だった…)

最原(…なんでメイドがこんなアクションをやってのけるんだろう…。とりあえず凄すぎて引いた)

最原「…………」

ゴン太「東条さん!大丈夫!?」

東条「ええ、大丈夫よ。みんなが車に向かうのが見えたから降りてきたのだけれど、まだ最原君はこんな所に居たのね」ビルの上の方を見る

東条「白銀さんが窓際から居なくなっているわ。すぐに降りてくるでしょうから急いで車に向かいましょう」モノクマベキベキッ

最原「な、何やってるの?」

東条「モノクマの体内爆弾を取り出しているの」バキバキッ

最原「ば、爆弾を!?」

東条「ええ、危険だから早く車に行きなさい。車の位置は上からみんなの様子を見て把握しているし、私は大丈夫だから」ブチブチッ

辺古山コス「東条!覚悟しろっ!!」ドアバンッ

東条「覚悟するのは貴女の方よ」爆弾シュッ

辺古山コス「!?」ドアパタンッ

ドカーンッ

最原(……入口がにちょっとした瓦礫の山が出来た…)

東条「あら2人とも、まだ車に乗ってないの?さあ、急ぎましょう。他の場所から外にモノクマや白銀さんが出てこないとも限らないわ」

最原「……うん…」

最原(言いたいことは色々あった。が、それを飲み込んで僕らは車に乗り込んだ)



ーチーダン社内ー


辺古山コス「げほっ、ごほっ…。し、死ぬかと…じゃない」

辺古山コス「ふっ、やってくれるじゃないか…!絶対に逃すものか、追うぞ!ついて来い、モノクマ!」ダダダッ

モノクマ「でも車で逃げたみたいだよ?エンジン音が聞こえてきたし」ピョコピョコピョコ

辺古山コス「勿論私も車で追いかけるさ。道の数もそれほど無いし山道を走るならばスピードは出せないだろうから、すぐ追いつけるだろう。鍵を取ってくる」

ー車ー


最原「王馬くん、その荷物やたら重そうだけど何が入ってるの?」

王馬「ああ、オレはロッカールームを見つけたから全部のロッカー開けて貴重品盗ってきたんだよね。あと嫌がらせを諸々」

ゴン太「えぇっ!?盗んじゃったの!?犯罪はダメだよ、王馬くん!」

赤松「え?ゴン太くんって確か王馬くんと一緒に行動してたんじゃなかったっけ?盗んだ現場を見てないの?」

ゴン太「ロッカールームには行ったけど、どのロッカーにも鍵がかかってたからすぐに部屋を出たはずなんだけど…」

最原「王馬くんはゴン太くんと一緒に行動してない時間があったみたいだから、その時に盗みをしたんじゃないかな」

ゴン太「確かにあの後東条さんに会って王馬くんとは分かれたから、一緒に居ない時間があったけど…」

ゴン太「……そういえば王馬くん、なんで外に出なかったの!?モノクマが出るからって東条さんが説明してくれて王馬くんもすぐ外に出るって言ってたのに!その後ゴン太達とまた会ったってことはずっと室内に居たんだよね!?」

最原「いやだから、ロッカーを漁る為に王馬くんは残ったんじゃないかな」

ゴン太「でもあそこのロッカーはどれも鍵がかかってたけど…」

最原「王馬くんはピッキングが出来るから鍵とか関係ないんだよ」

ゴン太「えっ!ピッキング!?王馬くん、どうしてそんなことをしたの!?ダメだよ犯罪だよ!」

最原(ゴン太くんは東条さんがビルの入口を爆破したことは犯罪とは言わないのか…?東条さんが堂々としすぎて気づいてないのか?)

王馬「てか今更犯罪とかどーでもいいじゃん!元々あいつらが先にオレらの貴重品盗ったんだし、おあいこ様じゃん!」

ゴン太「そ、そうだったね…」

茶柱「ところで東条さん、今どこに向かわれているのですか?」

東条「どことかは無いけれど、とりあえず適当に走らせてコンビニでも見つけて駐車場に入ってから決めようと思っているわ。そこからは高速に乗って関東方面へ行こうと思っているのだけれど…」

東条「とにかく今は敵から距離を取るのが先決だと思っているわ」

王馬「追いかけて来るにしても、多分すぐには来られないと思うから安心してもいいと思うよ」

東条「あら、どうして?」

王馬「無駄に車の鍵も盗ってきたんだよね!でもこれ、もういらないから捨てちゃうけど」窓を開けて崖下の木々に向かって鍵を捨てる

ゴン太「ポイ捨てしたらダメだよ王馬くん!」

最原「え、今更ポイ捨てレベルを指摘する?」

百田「お、ようやく2車線になったな」

星「……なあ、車線逆じゃないか?」

東条「あらごめんなさい。日本で車を走らせたことはなかったから、つい癖で逆車線を走っていたわ」車線変更

天海「……日本の交通ルール、大丈夫っすよね?」窓全開で遠くを見てる

東条「きっと問題ないと思うわ」

赤松「東条さん、運転変わろうか?」

百田「やめとけ赤松。…やめてくれ」

春川「赤松は大人しくしてなよ」

アンジー「蘭太郎ー、走ってると風が寒いから窓閉めてくれないかなー?」ガタガタ

茶柱「閉め切った車内で吐かれでもしたら絶望的な環境になってしまいますので、アンジーさんが寒さを我慢した方がいいと思います…。こればっかりは流石に女子の意見でも優先できないかと…」

天海「………あの、東条さん…薬局を見つけたら、入ってもらってもいいっすかね…?」

東条「そうね、車酔いもそうだけれど貴方の頭の包帯も変えた方が良いようだし、見つけたら入るわ。それまで我慢してちょうだい」

ーチーダン社内ー


辺古山コス「くそっ!誰だ私のロッカーの鍵穴にガムを詰めた奴は…!」針ガリガリ

辺古山コス「しゃらくさい!モノクマ、このロッカーの扉を壊せ!」

モノクマ「んもう、壊せって言ったり壊すなって言ったり忙しいなぁ…」ジャキンッガガッ

辺古山コス「よし!車の鍵は……んん!?な、なんだこれは…!?中が荒らされているじゃないか!!」バッグガサゴソ

辺古山コス「……ない!財布がない!!あと車の鍵もない!!」ガサゴソガサゴソ

辺古山コス「…………ロッカーの扉の内側の鏡に私の口紅で『←バカ』と書いてあるところと他の状況を見るに、十中八九王馬の奴の仕業だな…」

辺古山コス「しかし何故ここが私のロッカーだとわかったのだろう?他のロッカーの鍵穴にはガムは詰まっていないし…」

モノクマ「でも他のロッカーも開いてるみたいだよ」ガチャッ

辺古山コス「なんだと!?」

モノクマ「王馬クンはキミの本名を知ってるんだし、財布に入れてる免許証なり保険証なりを見てキミのロッカーだとわかったんじゃないかな?他のロッカーは普通に漁られてるだけっぽいし」

辺古山コス「あんのクソガキ…!私のロッカーのみわざわざ鍵を閉めた上でガムで鍵が入らないようにするとか…!」

モノクマ「キャラ保ててないよ?」

辺古山コス「勝手に荷物を漁るのも気が引けるが、確認で……」他人のロッカーゴソゴソ

辺古山コス「……やはり財布も鍵も見当たらないな…。男子ロッカーの方も一応確認しておくか…」スタスタスタ隣の部屋ガチャッロッカーガチャッ

モノクマ「こっちもダメそうだね」

辺古山コス「くそっ!これではもうあいつらを追えないではないか!タクシーを呼んでもこんな山奥じゃ時間もかかるし…!」ロッカーバンッ

モノクマ「タクシーより鍵屋がいいんじゃないの?どっちにしろ時間がかかりそうだけど」

辺古山コス「いや、鍵屋なんて呼べるわけないだろう。建物の入口は崩壊しているし、表の車全ての鍵を作らせるなんて、どう見ても何かあったと思われるだろ」

辺古山コス「才能の植え付けの思い出しライトの作成は滅茶苦茶時間がかかるが、鍵屋の才能でも植え付けた方が絶対マシだ。ピッキングの才能だけなら王馬の物を一部引っ張ってくるだけで済むが、鍵を作らなくてはいけないからな…。しかも普通の鍵じゃなくてイモビライザーキーだし…。専用の道具も必要だな……」

モノクマ「ていうかその前に着替えて会議だね!いってらっしゃい」

辺古山コス「ううっ…、頭が頭痛で痛くなるな…。そういえば皆は無事なんだろうか…」

モノクマ「それを確認する為にも行かないとね」

辺古山コス「……とりあえず余分なモノクマ達は瓦礫やモノクマの残骸の片付けや室内の掃除をしててくれ…」スタスタ

本日終了です、ありがとうございました

>>862
数カ月ぶりに登場した気がするけど絶女のモブモノクマの如く一瞬で壊されるモノクマ定期…

生存報告です
放置しててすみません
1週間以内には投下したいと思います

遅くなりましたが投下再開します
終盤近いハズなのにキャラ同士の和気あいあいとした無駄な会話とか好きだからこのスレ以内に終わる気が全くしない…

ードラッグストア駐車場ー


東条「着いたわよ、天海君」

天海「……もう結構限界なんで、トイレで吐いてくるっす…」ガチャッ

東条「薬は買っておくから、済んだら車に戻っておいてちょうだいね」

茶柱「道中はヒヤヒヤしましたが、なんとか吐くのを堪えてくれたみたいで良かったですね…」

アンジー「蘭太郎が吐かなかったのは神さまのお陰だよー!」

ゴン太「天海くん、大丈夫かな…」

王馬「さあ?でも胃の中空っぽになったら楽になると思うし大丈夫じゃないの」

東条「それじゃあ王馬君、盗んだ財布を預からせてもらえないかしら?」

王馬「別にいいけど、オレも買い物について行ってもいいよね?」

東条「…ええ。あまり無駄遣いはできないけれど、少しくらいなら何か買っても構わないわ。その代わり店内では大人しくしていて頂戴。他のみんなも必要なものがあったら遠慮なく言ってね」

入間「ぶっ飛べる薬買ってこい東条!」

東条「それは却下よ」

入間「な、なんでぇ…?」

最原「解斗くんは何か必要なものとか無い?病気で体つらくない?大丈夫?無理はしないでね…」

百田「今は結構調子もいいし問題ねーよ。それに治療薬さえ打っちまえば治んだろ」

最原「…うん…、調子が良いなら良いんだけど…」

東条「それじゃあ買い物を済ませてすぐに戻ってくるわ。みんなは車内か車の近くで待っていてちょうだい。行くわよ、王馬君」スタスタ

王馬「オレ、炭酸ジュースが欲しいなーママ!」タタタッ

東条「その呼び方をする限り、決して買わないわよ」スタスタ

最原(王馬くんと東条さんがドラッグストアの中に入っていった…)

最原「……ねえ春川さん。ちょっと訊きたいことがあるんだけど、いいかな?」

春川「…内容による」髪いじいじ

最原「直球で訊くけど、春川さんって1人でチームダンガンロンパの社内に入って行った時結局誰か殺したの?」

春川「あの中じゃ誰も殺してないよ」

赤松「本当!?よかったぁ…!」

春川「でも、もういつでも殺しに行けるよ」

最原(そう言って春川さんは自分のリュックの中から何かを取り出した)

春川「社員名簿だよ。探索している時に見つけたんだ」

最原(そう言って春川さんはパラリと中身をめくって見せた)

春川「これで誰が責任者なのかも解るし、住所も丸わかりだからね」パタン

赤松「…春川さん、人を殺しちゃうの?」

春川「さあ、わからない。私がフィクションかどうかの結果次第だと思ってるよ」

赤松「結果がどうだったらどうなっちゃうの?」

春川「私の経歴がフィクションじゃなかったら殺しに行く。フィクションだったら殺さない……かもしれない」

星「もしフィクションだったら、人を殺す能力はあっても実際には殺していないから…か」

春川「そうだよ。私がとっくに人殺しだったら今更ためらう必要なんてないけど、この記憶が思い過ごしっていうならわざわざ人なんて殺したいなんて思わないよ」

最原「…意外と春川さんって冷静なんだね。殺すとか言いながら社内に入って行ったから、てっきりそのまま会った人皆殺しにでもしているかと思ったんだけど」

春川「あんた、私のことを殺戮兵器か何かと勘違いしてるんじゃないの?私はあくまで暗殺者なんだけど」

今時紙の名簿があるのか…
情報管理メチャクチャだなチーダン

春川「私だって余計な人間は殺したくない。トップやそれに近い人間さえ潰せば組織は崩壊するし、殺す必要もないからね」髪いじいじ

春川「……まあ、社内でそれっぽい人間に会ってればつい手が出た可能性もあったけどね。でも別に下っ端っぽいのしか見かけなかったし…」

赤松「うーん…。でもこうなってくると、私達がフィクションであってほしいとも思えちゃうかな…」

春川「どうして?赤松は本当にピアニストの方が都合がいいでしょ」

赤松「確かに私はそうだけど、私、春川さんに人を殺してほしくないからさ」

春川「…私、ノンフィクションだった場合は既に大量の人を暗殺してるんだけど」

赤松「そ、そうかもしれないけど……」

春川「やっぱり、人殺しとなんか友達になれない?」

赤松「ううん!そんなことないよ!例え春川さんが暗殺者だったとしても好きでやってたわけじゃなくて、仕方なくやってきただけだよね?なら別に私は気にしないよ!」

春川「確かに、嫌々やらされてたことだけど…」

赤松「じゃあ大丈夫!春川さんが私の知ってる心優しい春川さんのままなら、どんな経歴を持ってたとしても私は友達になるよ!」

春川「あんたは私が恐いとか思わないわけ?」

赤松「恐くないよ!だって春川さんは春川さんだもん!」

春川「な、なに恥ずかしいこと言って…」

赤松「あっ!」

春川「今度は何…?」

赤松「えっと…、もし私達が超高校級っていうのがフィクションだったとして、白銀さんの言っていたオーディションが本当にあったとしたら、私、あのオーディションのビデオみたいな性格なんだよね?元々…」

赤松「あれが本当だとしたら私、性格悪い子ってことになっちゃうよね…。元々あんな性格の私となんて春川さんは友達になりたくないよね…?」

春川「だからあれはCGだって言ったでしょ。あんなの信じなくていいから」

最原「例え僕らがフィクションだったとしてもオーディションが本当にあったかなんて疑わしいし、黒幕の言う言葉をそのまま鵜呑みにするのはどうかと思うよ」

赤松「うーん…、そうなのかな…」

最原「そもそもキミが元々あの映像の通りの性格だったとすると、解斗くんもあんな頭の悪そうな発言したってことになっちゃうよね。キミは解斗くんがあんな酷い人だったって言いたいの?」

赤松「あっ…ううん!そうだよね、百田くんがあんな酷いこと言うわけないもんね!」

赤松「私、自分のことは信じて良いのかわからないけど、みんなはいい人って信じられるから……うん、オーディションはきっと白銀さんの嘘だね!」

アンジー「うんうん。真実がわからないなら自分の信じたいものを信じればいいって神さまも言ってるよ―」

百田「なあ赤松、テメーがオレのことをイイヤツだって信じてくれるのはありがたいけどよ、春川もテメーのことを信じてやってるしオレだってテメーが元々イイヤツだって信じてるんだぜ。だからテメーも自分のことを信じてやれよ」

赤松「…うん、そっか。私は春川さんや百田くん達を信じているのに、その2人が信じている私のことを信じてあげないのはおかしいもんね」

赤松「よーっし!私も私のことを信じてみるね!」

茶柱「そうですよ!それに思い出しライトだか記憶植え付けライトだか知りませんが、人間の人格まで変えられるとは思えません!」

赤松「そうだよね!」

天海「ただいま戻ってきたっす」後部座席ガチャッ

赤松「天海くんおかえりなさい!」

天海「ん?赤松さん何か良いことでもありました?笑顔が素敵っすよ」

赤松「…えっとね、こんな素敵な仲間に囲まれて私は幸せだなーって思ってさ」

天海「?」

最原「ねえ天海くん、もう吐き気は大丈夫なの?」

天海「はい。全部出してスッキリしましたから、もう大丈夫っすよ」

入間「ケケッ!さては胃の中のもん以外も出してスッキリしてきたんだな?」

入間「なんせ同じ車内にこのヴィーナスボディのオレ様が一緒に乗ってるんだからな。同じ空気吸っただけで勃起もんだっただろ!」

天海「俺車に乗ってから一瞬も入間さんのことなんて見てなかったっすけどね、助手席だったんで。ずっと窓開けてたんで多分同じ空気も吸ってないっす。というか空気吸うだけで興奮するって、ちょっとレベル高すぎじゃないっすかね?」

最原「天海くん律儀に答えなくていいんだよ。入間さんはスルーしとくのが1番だから」

アンジー「あれー、ていうか蘭太郎服濡れてるけどどうしたのー?」

天海「ああ、シャツに血が付いちゃってたんでちょっと洗ったんすよ。落ちなくなったら困るんで早く洗った方がいいなと思って…」

最原「服に血の跡が付いてても天海くんが着てれば、なんかそういうファッションに見えるんじゃないかな」

天海「いやいや…」

茶柱「というか、こんな寒い中濡れた服をそのまま着ているのってどうなんですか…。風邪をひくかお腹冷やしますよ」

天海「つっても……うーん、じゃあ脱ぐっすよ」ぬぎっ

赤松「きゃっ…!?///」

春川「…なんで1枚脱いだだけで上半身裸になるの」

茶柱「いつも裾から出ている白と黒のシャツはどこに行ったんですか!?飾りなんですか!?」

天海「飾りっすね。重ね着風シャツなんでこれ」

茶柱「なんなんですかその無意味さは!早く着てください、男死の半裸なんて汚らわしいです!目が腐ります!」

アンジー「女子の半裸ならいいのかー?」

茶柱「はい!」

赤松「いや、何元気に返事しちゃってるの茶柱さん…」

最原(というかアンジーさんなんて、いつも半裸みたいなものだよな…)

ゴン太「天海くん、女性の前で半裸になるなんて紳士的じゃないよ…!」

入間「半裸がダメなら全裸だな!」

茶柱「何でレベルアップしてるんですか!?絶対ダメです!!」

赤松「というか天海くんってこの後も助手席に乗るんだよね?東条さんが引き続き運転をするだろうから…通行人が車の中を見ちゃったら、謎の美女がハイエースの助手席に謎の半裸イケメンを乗せてる謎の空間にしか見えないよね…」

星「カオスだな…」

入間「そもそも通行人から見りゃ半裸か全裸かなんてわかんねーし、乗ってる車はハイエースだし、これはもう後部座席でハイエースが行われるって容易に想像がつくだろうな」

赤松「ハイエースを行う…って、どういう意味…?」

春川「入間の言う言葉に意味があるなんて思えないから、気にする必要なんてないよ」

最原「入間さんが生き生きしているところから推測するに、どうせ下ネタな意味の造語なんじゃないかな」

春川「あんたも真面目に推理しなくていいよ」

百田「蘭太郎、服が乾くまでまたオレのジャケット羽織っとけ」つジャケット

天海「毎度すみません…」受け取り

アンジー「えー?裸ジャケットってどうなのー?」

星「それをあんたが言うのか…」

赤松「確かに百田くんのジャケットってお腹の位置くらいからしかボタンないもんね…。上まで閉められたら良かったんだけど…」

ゴン太「ゴン太の上着を貸しても天海くんには大きいから、多分ボタンの位置は似たような感じになるだろうね…」

アンジー「あー、だったら小吉のストールも借りたら丁度肌が隠れるんじゃないかなー?」

天海「…服のバランスとして、それってどうなんすか…?」

アンジー「それじゃあ、服のバランスを取るならストールよりネクタイだよねー。ゴン太か楓にネクタイを借りちゃおー」

赤松「そこまで来たらワイシャツがないとおかしいよね。なんだか、ソーシャルゲームの無課金で頑張ってるユーザーのアバターみたいになっちゃうよ…」

最原「アンジーさん、天海くんで遊んでるよね…」

コンコンッドアガチャッ

東条「お待たせしたわね。今買い物が終わったわ」

王馬「ただいまー。何してんの?」

アンジー「アンジー達は蘭太郎で無課金アバターごっこをしてたのだー」

茶柱「それをしていたのはアンジーさんだけですよ!」

東条「…?よく分からないのだけれど、誰か説明してもらえるかしら?」

天海「いやホント大した事ないんで大丈夫っすよ。それより酔い止め貰えますかね?」

王馬「さて問題です!今オレが持ってるこの両手の買い物袋のどっちに入ってるでしょうか?当たったらあげるよ!」

天海「後でお兄ちゃんがいくらでも遊んであげるんで、あまりそういう意地悪はしないでほしいっすね。……右っすか?」指さし

星「クイズには付き合うんだな…」

王馬「うーんと…」ガサゴソ

王馬「はい正解!」つ薬

天海「フッ、これが超高校級の冒険家の生存力の高さっすよ…」

王馬「なんでドヤってるのこの人」

最原(冒険家なのに車酔いが酷いのは、生存力が高いと言えるのだろうか…?)

王馬「てか蘭兄ちゃん何なのその格好。春先によく見かける変態みたいになってるけど」

赤松「いや、裸コートなんてそんなに見かけないよね…?え、よく見かけるの?王馬くんの家の近所絶対危ない人が住んでるよねそれ」

天海「春先の露出狂と一緒にしないでほしいっすね。見ての通りちゃんと着てるんで下」

春川「もうその話はいいよ。早く次の目的地の話をしなよ」

最原「えっと、ここから1番家が近い人の住所に行ってみるのが良いと思うんだよね。距離が似たり寄ったりだったら、医者に早く見せた方がいいだろう解斗くんと天海くんの家に行けるのが1番良いと思うよ。本当はすぐにでも病院に連れて行ってあげたいけど保険証が無いと困るからね…」

入間「まあそもそもオレ様達がフィクションだった場合はその住所もデタラメだろうから、保険証もクソもねーけどな」

最原「フィクションかどうかを確かめる為にも家に行ってみるのが1番確実だよ」

東条「わざわざ家に向かわずとも、電話をかけてみたらどうかしら?みんなそれぞれ実家に電話をしてみればもっと早くフィクションかどうか確認できると思うわ」

王馬「でも携帯ないじゃん」

入間「テメーが社員共の財布盗ってくるついでに盗んで来れば良かっただろーが!なんでしなかったんだよ!」

王馬「携帯使おうにもどうせ指紋認証とかパスワードかかってるでしょ。てか財布だけでも荷物めっちゃ重くなるのに余計な物なんて持ってこれないよ。見ての通りオレ超ってインドアなんだから」

王馬「その代わりと言っちゃなんだけど、携帯見つけた分は全部トイレに水ポチャしてきたよ」

茶柱「悪魔のような所業ですね…」

王馬「うん、オレって小悪魔系ってよく言われるー」

茶柱「小悪魔じゃなくて悪魔ですってば!小悪魔っていうのは可愛くて計算高い女子に使う言葉です!!」

入間「水ポチャとかもったいねぇな、1台盗ってくるだけでも違っただろーが。そもそもオレ様の手にかかればスマホのセキュリティなんざセキュリティ(笑)なんだからよ!」

王馬「他人の携帯なんて使っちゃったら、居場所特定されるかもしれないじゃん。携帯自体のGPSとかは切れても通話履歴とかでかけた場所とかバレちゃうんじゃない?どこの基地局から電波が~とかあるんでしょ。ドラマでたまに聞く話であるし」

東条「確かに社員の携帯電話を使うことは危険があると思うわ。それに、電話をかけるだけなら公衆電話を使えばいいもの」

アンジー「えー、公衆電話―?結構前から全然見なくなったよー?」

天海「今の時代1人1スマホが当たり前っすからね。でもコンビニや駅ならまだある所はあるんじゃないっすかね?」

百田「そんなの探してるより、もうその辺歩いてる奴らに携帯貸してもらった方がはえーかもな」

ゴン太「あっ!交番で電話を貸してもらったらどうかな?」

東条「それは止めた方が良いわ。私達は既にチームダンガンロンパに通報されている可能性もあるのだから」

赤松「ってことは、やっぱり誰かに借りた方が良さそうだね。スマホ貸してくれる親切な人が居たらいいんだけど…」

天海「任せてください。俺こういうのは得意なんで」

最原「やっぱりチャラい…」

天海「ナンパじゃないっすよ」

王馬「普段ならいいかもしれないけど、頭に包帯巻いた裸ジャケットの若い男に声かけられるとか携帯貸してくれるどころかそのまま通報されるかもしれないから止めといた方がいいよ」

ゴン太「それじゃあゴン太がお願いしに行こうかな。紳士的にお願いすればきっとみんな貸してくれると思うんだ」

最原「え、いや、こういうのは女性が行った方が良いと思うよ」

赤松「よーし!じゃあ私が行ってくるよ!」

最原「東条さん、お願いしてもいいかな?」

東条「ええ、任せて。あまり大勢で行っては相手に威圧感を与えるかもしれないから、私1人で行ってくるわね。もし私の自宅や勤め先に繋がらなければその時は一度こちらに戻ってきて他の人にも電話をお願いするわ。1人だけの結果でフィクションだと決めつけるのは早計だもの」

最原「うん、そうだね。それじゃあ気をつけてね」

最原(東条さんが駐車場から出て歩道を歩いて行った…)

赤松「…………」

最原「……東条さんの方が適任だと思ったから…」

赤松「うん、わかってるよ…」

王馬「で、東条ちゃんがダメだった場合は次は誰が電話借りに行くの?」

アンジー「アンジー以外が良いって神さまは言ってるよー」

茶柱「何故アンジーさんではダメなのですか?」

アンジー「電話番号覚えてないからだねー。神さまにも覚えられないことはあるんだよー…」

天海「あー…、そういえば電話番号なんて覚えてないっすね…。家にかけることなんて無いし、大体スマホに登録してるのをそのまま使うんで…」

赤松「そ、そういえば私も覚えてないかな…。なんとなくはわかるんだけど自信ないし、市外局番まで覚えてないんだよね…」

百田「ったくよぉ…、これだからゆとり世代はって言われるんだぜ?テメーの家の電話番号くらい覚えろよ」

王馬「オレらはゆとり世代じゃなくて悟り世代だけどね!ゆとり世代ってもう三十路だよ。百田ちゃんゆとりなの?年幾つ?未成年じゃなかったっけ?」

最原「王馬くん、話が脱線するから黙っててね。…自宅や勤め先の電話番号覚えてる人ってどれだけいるかな。僕は覚えてるけど…」

百田「オレも覚えてるぜ」

茶柱「すみません!転子は覚えてないです…。自分の携帯番号は覚えているのですが…」

ゴン太「ごめん!ゴン太もわかんないんだ!」

星「フン、俺には帰る家も迎えてくれる家族もいねーからな…」

最原「なんかこんなこと訊いてごめん…」

春川「私は…覚えてるよ。自宅なんてないから施設の番号だけど」

最原「春川さんもなんかごめん…」

入間「オレ様は覚えてねーぞ」

最原「だろうね」

入間「納得すんなよ!オレ様に失礼だろーが!!そこは『えっ!あの美人すぎる大天才の入間さんが!?意外!でもちょっと抜けてるところが親しみやすい!マジ女神!!』って言うところだろ!!」

最原「……あ、ささくれ出来てる…」自分の指先を見る

入間「せめてオレ様を見ろよ!この会話中一瞬も目があってね―ぞ!?」

最原「王馬くんは電話番号どう?」

王馬「オレは覚えてるよ。ホントだよ!」

百田「なんか王馬が念押して言うと嘘くさく聞こえるよな…」

王馬「百田ちゃん!レモン1個に含まれてるビタミンCはレモン1個分に相当するんだよ!これは嘘じゃないよー」

百田「すげえ、当たり前なのにめっちゃ胡散くせえ」

王馬「実はドイツって日曜はデパートとかお店とか全部お休みで、レストランしかお店開いてないんだよ!知ってた?」

百田「おい、なんだその嘘か本当か微妙なラインのやつは…。…で、本当はどっちなんだよ?」

王馬「これは嘘だよー!…っていうのが嘘だよー!」

百田「どっちだよ!?」

赤松「あ、これは本当のことだよ。私ドイツに行ったことあるから運悪く体験しちゃったんだよね。困るんだよね、お土産買いたいのに全然お店やってなくて…」

王馬「もー、ネタバラシしたらつまんないでしょ赤松ちゃん!……えーっと、じゃあ次はねー…」

最原「もういいから。解斗くんで遊ぶのはやめろよ。続けたら怒るからな」

春川「…で、東条が駄目だったら次は誰が行くの?女が行った方がいいみたいだし、私が行ってもいいけど」

王馬「春川ちゃんって無愛想だし目で人を殺しそうだから絶対こういうの向いてないって。最原ちゃんはなんかアレだし百田ちゃんはバカだから、ここは愛想が良くて頭のいいオレが行くのが1番いいかな?」

最原「なんかアレって何だよ」

百田「携帯貸してもらって電話かけるのにバカもくそもねーだろ。声かけて借りるだけなんだからよ。……て、誰がバカだ!」

最原「まあでも次は王馬くんで良いんじゃないかな。僕もわざわざ寒空の下に出て他人と話したくないし。解斗くんも天海くんにジャケット貸してるから外出たら寒いでしょ?一緒に車に残ってようよ」

百田「うーん、でもなぁ…」

春川「こんなヤツに任せるのが不安なんでしょ、私も同感だよ。」

王馬「えー?なんでオレ春川ちゃん達に信用ないわけ?」

赤松「春川さんには毒づいたし、百田くんにはちょっかいかけてるからじゃないかな」

春川「真面目に答えなくていいよ赤松」

赤松「あのね王馬くん、さっきも私が春川さんに言ったけど私達がフィクションだったら春川さんは誰もまだ殺してないんだからね」

王馬「うん、そうだね」

赤松「だからさ、フィクションが発覚したら人殺しだ何だって散々毒づいたこと春川さんにちゃんと謝ってね」

王馬「いいよ!覚えてたらね!」

赤松「私は覚えてるからね!」

王馬「逆にノンフィクションだった場合は、引き続き暗殺者なことを弄るね!」

赤松「むぅ…」

春川「もういいよ赤松。私は別にこんなヤツに何て思われようと気にしないから」

王馬「またまたー。他人の評価めっちゃ気にしてるくせにー」

春川「…殺されたいの?」ギロッ

王馬「ほらまた」

赤松「王馬くん、いい加減にしないと私も怒るよ」

最原「というか別に春川さんが暗殺者でもいいと思うんだけど、なんでそんなにギスギスしてるの?」

最原(本当に暗殺者なら例の社員名簿を使って責任者殺してもらうことも出来るし…)

赤松「そうだよ!暗殺者でもそうじゃなくっても春川さんは春川さんなんだよ!あの学園生活で一緒に過ごしてきた春川さんは演技なんかじゃないよ、私が保証するから!」

王馬「はいはい、わかったってば。てかさ、東条ちゃんが戻ってきたらわかることなんだしそう興奮しないでもうちょっと大人しく待とうよ」

春川「こればっかりは王馬に賛成だよ。ここで色々言ってても仕方ないからね」

赤松「そ、そうだね…」

春川「…でも、気持ちは嬉しかったから。ありがとう赤松」

赤松「友達を悪く言われたら怒るのは当然のことだよ。お礼を言われるほどのことじゃないよ」

コンコンッ

東条「…いいかしら?」後ろドアガラッ

赤松「ど、どうだった!?」

東条「結果を言うと、私は実家も勤め先にも繋がらなかったわ」

赤松「じゃあ…」

東条「単純にフィクションということではなく、何かしらの目的で記憶の一部が書き換えられただけの可能性もあるからまだ断定できないわ。それに、私だけフィクション、という可能性も無いことはないわ」

東条「とりあえず、情報をより正確にする為に2人目の電話をお願いできるかしら?」

王馬「じゃあオレ行ってきまーす」

東条「1人で大丈夫?私も付き添うわよ」

王馬「携帯持ってない若者が2人も居たら流石に怪しくない?それにオレは1人でも大丈夫だよ!じゃあねー」スタスタ

東条「一般の方に迷惑をかけないといいけれど…」

最原(今のところフィクションの可能性が高そうだな…。もしフィクションだったらどうやってダンガンロンパを潰そうかな…)

最原(帰るべき家が無いならそれはそれで家族に迷惑をかけないで良いっていう点と、一緒に脱出したメンバーがダンガンロンパ潰しを降りる可能性が低くなるのは良いんだけど、春川さんが暗殺者じゃないってなっちゃうのはな……)

最原(でもフィクションだとしても思い出しライトで暗殺者としての能力は植え付けられているようだし、なんとか彼女に動いてもらえたらいいんだけど……)

最原(……まあフィクションってことなら、しばらくはダンガンロンパをどうこうする暇なんて無さそうだけど…)

最原(解斗くんは病気のせいで吐血してるってことだし、あのアンプルが本物の治療薬だとしても既に内蔵が傷ついたりしてるだろうからしばらくは入院とかなるのかな…。まあでも宇宙とかアメリカとか物理的に遠くに行っちゃうわけじゃないし、別にいいかな…。お見舞い毎日行こ…。あと入院費頑張って稼ごう…)

最原(お見舞いにはいっぱい行きたいし長い時間居たいけど、働かないといけないだろうからなぁ…。拘束時間自由で短い時間で沢山稼げる仕事何かないかなぁ…)

最原(キーボくんが一緒に脱出してくれてたらロボットならではの処理速度と正確さでスロットの目押しとかさせてみたんだけどな…。出来るかどうかわからないけど、試してみる価値はあったと思う)

最原(……あ、でも、何故だかわからないけど、僕も何だかギャンブルで良い線いきそうな気がする…。今度試しにやってみようかな…)

赤松「あ、そうだ!脱出したら…って約束してたし、ハグやろっか百田くん」腕広げ

百田「ん?ああ、そういやそんなこと言ったな」

茶柱「赤松さん!この男死は当ててもらいたいからそんなことを言っただけですよ!そんな約束守る必要ありません!」

赤松「でも約束したし、私もハグしたい気分だし…」

茶柱「では転子とハグしましょう」両手バッ

赤松「んー…、じゃあみんなでハグしよっか!」

最原「えぇっ…」

茶柱「女子とだけでいいんですよ赤松さん」

百田「ったく、ハグくれーでぎゃーぎゃー騒いでんじゃねーよ。挨拶だろこんなもん。ほら、大したことねー…」転子にギュッ

茶柱「キエエエエエエエエエッ!!!!」ダァンッ

百田「うおっ!?」

天海「痛っ!?」巻き添え

星「おい、狭いところで技を出すな」サッ

最原「茶柱さん、解斗くんは病人なんだけど」

東条「茶柱さんはやり過ぎだと思うけれど、百田君も不用意すぎたと思うわ。彼女が男性嫌いなことは解っていたでしょう?」

入間「せ、狭いのに急に大声出さないでよぉ…」ビクビク

赤松「だ、ダメだよ茶柱さん!」

茶柱「すみません、男死相手とはいえつい病人に手が出てしまいました…。ですがそこの男死が転子に抱きついてくるものですからつい反射で…。なのでこれは事故です」

百田「いってて…」

最原「解斗くん、大丈夫?」

百田「ああ、まあ、下はそんなに固くはねーからな…」

最原「でも背中を打ち付けたよね?背中は白銀つむぎに踏まれたせいで打撲になってたし、凄く痛かったんじゃない?」背中さすさす

最原「茶柱さんのせいで余計に負傷してないといいけど…」ハァ…

茶柱「だから転子は謝ったじゃないですか!」

モノタロウ「天海クン、大丈夫?」

天海「あ、良かった。ちゃんと俺のこと見えてるんすね。あんまりにも誰にも心配されないからてっきり、俺いつの間にか透明人間にでもなってしまったのかと思ってました。いや、もしかしたらまだ人間には見えない状態かもしれないっすね俺」

アンジー「神さまにもちゃんと見えてるぞ―、蘭太郎ー」

天海「神さま優しいっすね…。入信しちゃいそうっす」

最原「宗教にハマる蘭太郎お兄ちゃんなんて見たくないな…」

天海「安心していいっすよ。入信しませんから」

本日終了です、ありがとうございました

>>882
きっと上司にパソコンが駄目な人とか居たんですよ…
未だに現役でフロッピー使ってる会社もあるらしいので古いのも多少はね?

何だろう、茶柱さんとかにわざと迷惑かけさせているように見えてしまう
最原にヘイトが集中しないようにと

いつもは次回更新時にレス返していますが誤解されてるままだとあれだなと思ったので即レス返し失礼します

>>904
特に転子にヘイトが向くように書いているつもりはありませんでした…
最原・白銀以外で言うと無駄に色んなキャラにケンカ売ってる王馬か割りと暴走している赤松の方がヘイト集めてると思っていました
転子好きだけど真面目な話している時はあまり出番が無いのでフリートーク時に出番を出したくて喋らせていましたが嫌男死が過ぎたようですね
最原は今作では割り切って自己中に書いているのでヘイトが集中しているとかヘイトが向いていないとかはあまり気にしていません、人を選ぶキャラになっていると思うので嫌われても仕方ない性格だと思ってます

とりあえず次回以降転子の男死嫌い具合には気をつけます


最後さらっと出てたけどそういえばモノタロウ着いてきてたんだったな
天海の手のひら返しが早すぎて草

最原の百田依存がヤバい。ヤンデレになりそう

皆で賑やかに旅してるの微笑ましくていいな
脱出後の様子書いたSSは希少だから終盤近いのは名残惜しい

>>907
手遅れだと思います...

投下再開します
今回予告:やっとクライマックス序盤に入るハズ


以下適当にコメ返しです

>>906
人間キャラは書き忘れないようにって注意して書いてたんですけどモノタロウのことは途中まですっかり忘れてました
ロボットだから多少は仕方ないですね

>>907
これくらいならまだセーフなんですね

>>911
って思ったのに手遅れだったか…

>>909
自分もこういうの好きで脱出後の様子もっと色々書きたかったけど、あまりに冗長になりそうなので最後にちょろっと書いて以降はごっそりカットでお送りさせていただきます

ーチーダン社内ー


白銀「はぁ……」片付けガチャガチャ

モノクマ「表の瓦礫撤去あらかた終わったよ―」ボヨヨーン

白銀「あ、うん、ありがとう。……はぁ…」

モノクマ「辛気臭いため息なんてついちゃって、どうしたの?お偉いさん方はみんなセーフルームに居たから無事だったんでしょ?」

白銀「うん、なんだかんだみんな無事なのは良かったんだけどね……私、今回の責任を取るためにしばらく大幅に減給+いちスタッフに逆戻りなんだよ…。酷くない?こっちだって命がけで一生懸命仕事やってたのに…」

白銀「第一、モノクマが製造できなくなっちゃった時とかモノクマーズを使って私に最低限何かしら連絡とか指示とかくれても良かったんじゃないかな?それを放置して私に全部任せてきてさ…、だから私は自分で考えて出来る限り頑張ったっていうのに…」

白銀「そもそも学園を出た後のことなんて、私の責任の範疇じゃないよね?無能な警備員のせいだよね、こればっかりは」

白銀「……なんて、AIに愚痴っても仕方ないんだけどね…」

女スタッフ1「あ、小松さんお疲れ様でーす」ガチャッ

白銀(声がした方を見ると、そこにはわたしと同期の若い女性スタッフが立っていた)

白銀「お疲れ様小澤さん。…どうしたの?」

女スタッフ1「あのー、えっと、今回の件は残念でしたね…」

白銀「うん…。仕事も降ろされちゃうし、散々だったよ…」

女スタッフ1「設定甘い所とかロンパされちゃったけど、私はゴフェル計画の設定とか凄く良いと思ったんですけどね。まさかこんなに早く53回目のロンパが終わっちゃうなんてホント残念でたまりませんよ…。ほんとゴフェルの設定とか勿体無いです」

白銀「…まあ、53回もダンガンロンパをやってればこんな事もあるよね…」

女スタッフ1「……あんまり設定が勿体無いんで、次それ使っちゃっていいですか?」

白銀「…ん?どういうこと?」

女スタッフ1「私が次のダンガンロンパのGMに任命されたんですけど、今回のゲームが想定よりだいぶ早く終わっちゃったし早く次のゲームをした方が良いと思うんですけど、ゼロから設定考えるのって時間かかるし、まだ解放してない研究教室とかいっぱいあるし勿体無いじゃないですか。セットとかそのまま利用できるようにゴフェルの設定次回も使いますね」

白銀「…えぇっ!?」

女スタッフ1「あ、勿論要所要所設定の改良とかするつもりですよ。またロンパされても困るんで」

白銀「いや、そういうことじゃなくて…」

女スタッフ1「だから次回作はV4って言うかV3-2みたいな感じですね」

白銀「いや、そんなFFⅩ-2みたいな…」

白銀「…えーっと、とりあえず次回のGMおめでとう。でもゴフェルネタはもう封印しててほしいかな。確かに解放してない研究教室とか勿体無いし、また生徒の新たな才能にあわせて部屋をリフォームするのはお金かかるけどさ…」

女スタッフ1「でももうさっき、ゴフェルネタまた次も使いますねって上に言っちゃてOK貰っちゃったんですよね」

白銀「えぇっ…、せめて設定考えた私に先に一言言ってほしかったんだけど…」

女スタッフ1「先に言おうと後で言おうとどうせ了承は取るつもりだったんで、どっちでもいいかなーって」

白銀「うぅーん、この…」

女スタッフ1「そうそう、ネット掲示板見ました?今回のロンパめっちゃ叩かれてますよ」

白銀「…まだ見てないけど、別に今回に限らずロンパって毎回何かしら叩かれてるけどね…。まあ叩かれるってことはそれだけみんなが見てくれたってことだし、作品に対して真剣に考えてくれてるってことだよ」

女スタッフ1「小松さんが首謀者として甘かったってめっちゃ叩かれてるんですよ。あとゴフェルの設定ガバガバすぎとかって…」

白銀「…まあ、首謀者がネットで叩かれるのは仕方ないよね…、悪役なんだし…。設定は……まあ、そうだね…ガバガバは否定できないね…」

女スタッフ1「私はホントめっちゃ良い設定だと思うんですけどね、今作の。でもあの探偵くんとか総統くんが変にロンパの規律というか王道路線を乱しちゃったせいでゴフェルの伏線とか出していくことが出来なかったから、コロシアイ参加者達は勿論視聴者にも上手く響いてくれなかっただけだと思うんですよ。当初の通りきちんと伏線を張ることが出来ていれば、きっと響いてくれたと思うんですよね」

女スタッフ1「だから、次回作できちんとやっちゃいましょう!?視聴者を見返しましょう!協力してくれますよね?というか先輩も『小澤ちゃん初めての企画だから小松ちゃんサポートよろしくね』って言ってました!お願いします!」

白銀「…うぅーん…」

白銀「…ゴフェルネタを気に入ってくれてるのは嬉しいけど、やっぱり…」

女スタッフ1「お願いします!V4終わったら叙々苑奢るんで!」

白銀「いや、V4終わっても小澤さんが生きてるとは限らないよね?むしろ首謀者って結構な確率で死ぬよね?せめて先払いで奢ってほしいかな」

女スタッフ1「じゃあ先払いで奢るんでゴフェル使わせてもらいますね!」

白銀「えっ!?いや、使ってもいいって言ったわけじゃ…」

女スタッフ1「次回作の大筋が決定したことですし、それじゃあ早速企画についてまとめてくるんでこれで失礼しますね!小松さんのゴフェル設定の資料いただきますね!」

女スタッフ1「叙々苑は後日ラインで日程決めましょう!あ、そういえば携帯死んでたから今ライン使えませんね。社内メールで送りますね。それじゃまた!」ガチャッバタン

白銀「えぇっ!?いや、ちょっと!」

モノクマ「…まあ、仕方ないんじゃない?V3が早めに終わっちゃったせいで使われなかったセットや備品とかのせいで赤字だろうし。せめて放送スケジュールがいつも通り1ヶ月くらい取れてたら視聴料で回収できたんだろうけどね」

白銀「……そうだよね、一度会社に提出しちゃった企画は会社のものになっちゃうもんね。いちスタッフに戻っちゃった私には何の権限もないだろうし…」

白銀「…でも、私が二ヶ月寝る間も惜しんで考えた企画や設定を横から持っていかれちゃうとなんか、うん、やるせないかな…。超高校級達の性格や性能のバランスとかも考えながら作ってたからこそ成り立つハズだった企画だし、どうなることやら…」

白銀「とりあえず、生徒達の才能や性格まで全部丸々被らされたら流石に怒ってもいいかな…。焼肉じゃ誤魔化されないから…っていうか、焼肉とかどうでもいいし……」ハァ…

モノクマ「未開放研究教室のセットも使いまわす予定みたいだし、ある程度才能は被せてくると思うよ?まあ、ゴフェルに関係なく部屋変えやすそうな例えばピアニストの部屋とかは他の音楽系の才能の部屋とかくらいはするかもだけど」

白銀「うーん…。…なんだろう、この気持ち。大好きな漫画が適当な実写映画化されるみたいな…そんな微妙に不安で複雑な心境…。絶対にわたしのゴフェルじゃないゴフェルになりそうな、そんな感じ…」

モノクマ「ハリウッド版ドラゴンボールの悪口はそのくらいにしておくんだ」

白銀「別にドラゴンボールに限った話じゃないんだけど、何故か原作レイプ実写化の代名詞になってるよね、ドラゴンボール…。ドラゴンボールも酷いけど、こういう系だとわたし的にはリアル鬼ごっこJKバージョンが最も酷いと思……あ、やっぱりドラゴンボールも擁護できないや、原型無さ過ぎるもん。最後に申し訳程度にノルマとして例のオレンジの衣装着てかめはめ波したくらいでドラゴンボール感0だったし。いや、ノルマ要素あるからドラゴンボール感1はあるかな?でも100のうちの1だよ。残り99はなんかただのアメリカンだよ。でもリア鬼JKも監督がタイトルから内容を妄想してみたのを映像化したっていう意味のわからなさがもう…。リア鬼はドラマ版と映画1、2が好きかな。翼と洋は絶対付き合ってるよね、わかる。映画3・4・5は話が冗長すぎてね…。総合すると嫌いではないんだけど映画3本分は長いよ…、明らかにもっとコンパクトにまとめられるって…。あとB型ターゲットって流石に多すぎだし佐藤さんくらいで丁度良いと思うんだよね。まあB型減らしたいっていう発想は悪くないんだけどね。何故か悪名高いこと代表の血液型で可哀想だよねB型。あ、王様はどの世界観の王様もそれぞれいい味出してると思うよ。ああいうキャラのロンパ首謀者もアリだよね。ダンガンロンパのサイコポップな世界観に合うと思うし」マシンガントーク

モノクマ「うわぁ…、オタク特有の早口……」

白銀「…ともかく、次回のダンガンロンパはなんかやる気にならないんだよね…。まあ仕事だから任された分はやるけどね…。…好きを仕事にするってやっぱり辛いね。ただ視聴者であった時の方が何も考えないで楽しんで見れて良かったなぁ…。まあ、わたしならもっと面白くできるって思ったから入社したんだけどさ…」片付けガチャガチャ

白銀「…その結果があれなんだけども…」

ガチャッ

女スタッフ1「小松さーん、没キャラの常に四つん這いの彼…鈴木九萬一くん使ってもいいですかー?彼に外見ピッタリな高校生見つけたんですよー」

白銀「…あれは出落ちすぎるから絶対やめようか。5日くらいコスプレ衣装の製作でまともに寝てない時に気の迷いで考えたキャラだから」

モノクマ「仕事での寝不足じゃないんだ…」

白銀「もしどうしても使いたいならわたしを倒してからにしてね。こっちは殺してでも阻止するからね」日本刀チャキッ

女スタッフ1「倒……わ、わかりました。使いませんよ…。使わないから刀を収めて下さい…」

ー車ー


王馬「ウェアアアンヴ(ジュル)ヤェャァァァ↑アイィヤエ↑ヤゥィゥ!!!!」後ろドアガラッ

最原「うわ、びっくりした。随分遅かったけど、なかなか人が見つからなかったの?」

赤松「嘘泣きとはいえ一応泣いている事を気にしてあげよう?…ってことで、どうしたの?王馬くん」

王馬「…オレの秘密結社の番号にかけたらどこに繋がったと思う?」

天海「え、クイズっすか?」

入間「風俗店だな!」

王馬「正解!!チーダン絶許!!!!」床ダァンッ

最原「『チーダン』って…」

天海「うわぁ…、酷い嫌がらせを受けちゃいましたね。お兄ちゃんが慰めてあげるっすよ」

王馬「まじで?いやー、丁度鼻かみたいと思ってたんだよね」ジャケットを掴む

百田「おい、オレのジャケット」

東条「ティッシュならここにあるわよ」つティッシュ

王馬「ちなみに実家にも電話したけど繋がらなかったし、ウチの幹部にも何人かかけてみたけど繋がらなかったんだよねー」

赤松「そうなんだ…。ていうか王馬くん記憶力いいね」

王馬「だからオレは頭がいいって言ったでしょ?」

春川「で、どうするの?3人目誰か行く?」

最原「いや、もう充分なんじゃないかな…」

東条「たった2人の結果だけで決めつけるのはどうかと思うけれど、連続でこのような結果になった以上、確かにこれ以上やっても無駄かもしれないわね」

アンジー「ってことは、アンジー達は結局フィクションなのかなー?」

東条「先程も言ったけれど、コロシアイの動機だとか何かしらの目的で記憶の一部が書き換えられただけの可能性もあるからまだなんとも言えないわ。ただ、2人も連続して記憶していた電話番号がデタラメだったことが発覚したから、これ以上他の人が電話をかけてもまたデタラメな場所につながるかどこにも繋がらないかになる可能性が高いってだけよ」

最原「結局、直接誰かの家に行ってみるのが良さそうだね」

赤松「その住所も電話番号同様にフィクションかどうか微妙な判定にしかならないようにデタラメな記憶が植え付けられてたらどうするの?」

王馬「いや、流石に家は電話番号と違って『現実にちゃんと存在する』か『記憶の全てまたは殆どがガセってことが発覚する』かしかないんじゃないかな。電話番号はただの数字の羅列だけど、実家とその周辺の記憶は数年間そこで過ごした思い出とか色々あるだろうし、ちゃんと記憶を芸細に仕込みきるか素の記憶かしかなんじゃないかな」

赤松「なるほど…」

東条「と言うわけで…、みんなどこの出身か聞いてもいいかしら?ここから近い所、出来れば関東方面に行こうと思うのだけれど」

アンジー「アンジーはねー、オセアニア区だよー」

王馬「たはー、範囲めっちゃ広いねー!で、オセアニア区のどこ?」

最原「まさかの生物地理区で言ってきたよこの人…。まあ、アンジーさんは多分外国だろうし、そうでなくても島育ちってことからして離れ孤島だろうから今回行くことはないかな…」

百田「つーかみんなどうせ関東じゃねーのか?アンジー以外特になまってるヤツいねーしよ」

天海「地方が出身の人でも長い間関東で1人暮らししてる人とかは東京の方の喋り方に染まっちゃう人も居るらしいっすけどね。まあ俺は関東っすけど」

王馬「オレは樺太だよー」

最原(絶対嘘だ…)

赤松「王馬くん、それはボケとしてはちょっと微妙だよ」

王馬「えぇっ…、まさか赤松ちゃんにボケのダメだしされるなんて…」

赤松「てか王馬くんって顔芸したりノリツッコミしたりボケたりとお笑いに余念がないから……実は大阪出身だね!?」

最原(なんて雑な推理なんだ…)

王馬「赤松はん流石ですわー、ずばり正解でおまんがな」

最原(唐突にイントネーションも喋り方も何もかも滅茶苦茶雑な関西弁だ…。僕は関西弁のことはよくわからないけど、なんか明らかに間違ってる気がすることだけはわかるぞ…)

茶柱「……どうやらこの中に大阪出身の方は居ないようですね。もしいらっしゃったら今の王馬さんの雑な大阪弁に怒っていたでしょうし」

最原「そうだね…」

王馬「オレの中の大阪弁のイメージってこんな感じなんだよね。大体あってると思うよ」

天海「それは違う…と思うっすよ?」

東条「…話を戻してもいいかしら?」

最原(みんなに出身地を訊いた結果、アンジーさんとゴン太くん以外は関東の方の出身ということが判明した)

東条「じゃあ車だとどのお宅へ向かっても到着時間は大して変わらないでしょうし、病気の件もあることだし百田君の家から行きましょうか。天海君、後回しにしてしまってごめんなさいね」

天海「俺は別に構わないっすよ。東条さんが見てくれた限り怪我は大丈夫ってことですし」

東条「そう。それじゃあカーナビに目的地を入れたいのだけれど、いいかしら?」

百田「おう」前の席に移動カーナビポチポチ

最原「……」ジーッ

最原「解斗くんの実家、僕の実家から近いね」

百田「へー、終一はどの辺なんだ?」

最原「隣の県だよ」

王馬「近いってなんだろうね」

天海「まあ県境なら近いんじゃないんすかね」

最原「県境よりもうちょっとこっちの山側かな」地図指さし

天海「あっこれわりと遠いやつっすね」

百田「宇宙の距離考えたら全然ちけーだろ」

春川「馬鹿じゃないの?比較対象がおかしすぎるんだけど」

百田「あ?別に宇宙基準にしてもいいだろーが!」

最原「うん、ロマンがあって良いと思うよ。ところで解斗くんって今実家暮らし?1人暮らし?」

百田「実家じゃねーな」

最原「じゃあ1人なんだね。家はどの辺なの?」

百田「1人でもねーな、共同生活だぜ。宇宙飛行士の訓練生してるからずっとアメリカだな」

最原、オメーなにを企んでんだ…?

最原「あー…、なるほど。遠いねアメリカ…。いや、地球上な分宇宙よりは近いけど」

百田「確かにちょっとばかし遠いけどよ、別に日本と頻繁に行き来するわけでもねーし不便さはあんま感じねーぜ。それに住めば都ってやつだな!まあ訓練生活が忙しすぎてあんまアメリカを満喫できてねーけどな」

赤松「じゃあさ、チームダンガンロンパのこととか色々片付けたらアメリカ観光しようよ!」

百田「観光も悪くねーけどよ、オレは1秒でも早く宇宙に行きてーんだよな」

赤松「そっか、なら仕方ないね…」

最原「…じゃあ、僕らの存在がフィクションだったらってことで…」

百田「例えオレが宇宙飛行士の訓練生ってのがフィクションだったとしても宇宙飛行士になる実力は実際あるんだし、その時はまたすぐに訓練生に応募するぜ」

最原(NASAって滅多に職員募集してないから数年応募できないとか普通にあると思うけど、…いやそれ以前に…)

最原「……僕らがフィクションだったら戸籍とか色々無いわけだから応募は無理じゃないかな?キミの年齢が応募条件に達してない可能性も充分あるし…」

最原(というか十中八九年齢達してないよね…。確かNASAは大卒して職業経験か研究経験が無いといけないとかだったと思うし…)

百田「勿論あれこれ書類偽造するに決まってんだろ!」

最原「アッハイ」

最原(アメリカなんて行っちゃったら中々会えなくなりそうだし、不正がバレて書類選考はじかれてほしいな…)

東条「…まあ未来の話は追々ということにして、そろそろ出発にしましょう。トイレに行く人は今のうちに行くのよ。勿論、長いドライブになるから途中休憩は何度か挟むけれど…」

王馬「はーいママ!」

東条「だからその呼び方はやめなさい!」

天海「あ、呼び方と言えば…カーナビが今日は10月3日って言ってたっすけど、そうだとすると俺今日誕生日なんで良かったら皆さん俺のことをお兄ちゃん呼びしてほしいっす」

赤松「天海くん、お誕生日おめでとう!幾つになったの?」

天海「あの、お兄ちゃん呼び……18?とかですかね?」

アンジー「おめでたいねー蘭太郎ー。アンジーが似顔絵を描いてやるぞー?」

天海「ありがとうございます。…プレゼントとかはいらないんで、呼び方…」

春川「そもそも誕生日もフィクション設定の可能性があるんじゃないの?」

最原「誕生日の設定なんて別に元のから弄る必要ないと思うけど…。まあ、年齢の記憶は弄られてる可能性あるけどね」

百田「でもめでてーじゃねーか。才囚学園からの脱出が1番のプレゼントみたいな感じになったな」

ゴン太「お誕生日おめでとう、天海くん!」

天海「皆さんありがとうございます。誰も呼び方に触れもしてくれないのはわざとっすかね…」

東条「その呼び方の指定は依頼なのかしら?」

天海「依頼じゃなくてただのお願いっすね」

東条「そう。じゃあお断りさせていただくわね」

天海「…そんなに嫌なもんすかね?」

茶柱「いくら世間一般的に顔が良かろうが、あまり親しくもない同年代の男死にお兄ちゃん呼びを強要されるのはなかなか気持ち悪いと思います」

王馬「わかるー、蘭太郎お兄ちゃん必死過ぎて気持ち悪いよねー」

天海「小吉君結構ノリいいっすよね。ありがとうございます、今日1日それでお願いします」

王馬「うわーマゾだね。じゃあ、やーいサノバビッチー!」

天海「罵倒されたいわけじゃなくて呼び方の方っすよ」

東条「そろそろ本当に出発するわよ。天海君は助手席でしょう?席についてくれないかしら」運転席に移動

天海「あ、すみません。すぐ移動するんで」

入間「うぅっ…、結局もしフィクションだったらこれからどうなるのぉ…?そしてその場合、アタシに彼氏作る時間と余裕はあるのぉ…?」

最原(彼氏作りの件は忘れてくれててよかったのに…。性格と言動を改めてくれないと作ってあげられる気がしないぞ……。あ、彼氏ロボットとか作ればいいんじゃないかな。入間さんなら作れそうだし)

ーーー

ーチームダンガンロンパ本社ー


男スタッフ1「……はい、本日のメンテナンス終了です。お疲れ様でした」

キーボ「…ありがとうございました」

キーボ(学園から皆さんが卒業してから数ヶ月経ちました…)

キーボ(皆さんが居なくなってしまってからたまに卒業しなかった自分を後悔していた時もありましたが、意外とスタッフの方達にも丁寧に扱われ、こうして週に1回のメンテナンスをボクは受けさせてもらっています)

キーボ(最初はこんな悪の会社の社員にメンテナンスをされると聞いて正直気が引けましたが、普通に丁寧で、ホコリを取ってくれたりパーツを磨いてくれたりシステムチェックなどもしてくれています。お陰様で不調は感じないですし、電源を切ってからしてもらっているのでボクとしては一瞬でメンテが完了してますしね)

キーボ「…それじゃあボクは学園に帰りますね」スタスタ

キーボ(こんな場所に連れてこられてしまってから半年以上が経過しましたが、未だに飯田橋博士はボクを迎えには来てくれません。博士の技術力を持ってすればとっくの昔に見つけてくれていてもいいと思うのですが…)

キーボ(……やはり、ボク達はフィクションの存在だったと考えるのが妥当でしょうか…)

ー才囚学園屋外ー


キーボ(別にボクは拘束されているわけでも見張られているわけでもないのですが、外に行き場なんてあるはずもないので最短距離で学園の敷地内に戻ってきました。何故でしょう、一瞬でも外に行ってみようかと気の迷いを起こすだけで、すぐに気が引けてしまうのです)

キーボ「……特にやることもないですし、部屋に帰りますか…」

キーボ(ボクが寄宿舎へ足を向けた時、懐かしい音が聞こえてきました)

ピンポンパンポーン

キーボ「放送…?」

モノクマ『あーあー…、マイクテスマイクテス…。オマエラ久しぶり!元気にしてるー?』

キーボ(ボクは今居る場所から1番近い位置にあるモニターの前に移動すると、とても久しぶりにモノクマの姿を画面越しに確認することができます)

モノクマ『えー、お知らせです。1週間後に第54回ダンガンロンパが開始します。ゲーム開始間近につき見知らぬスタッフが出入りする様子を見かけることもあると思うけど、まあ気にせず無視しちゃって下さいね」

モノクマ『ちなみにゲームは朝から始まる予定なので、まあ当日朝もまたアナウンスするけどオマエラ、こちらにご協力のほどお願いします』

キーボ「協力…?」

モノクマ『ああ、協力っていうのはね、オマエラが現在生活している部屋から生活感を無くす為に、軽く部屋の清掃をしたりシャンプーなんかの補充をするから、当日はいつもより早めに朝の放送を流すから、放送を聞き次第留年のオマエラは食堂に集合して待機してほしいってことなんだ』

モノクマ『まあ朝ご飯を食べたりと通常通り食堂で寛いでいてくれていいよ。食事はキーボくんには関係ないことだけど、キミも食堂に来てくれないとダメだからね。具体的に言うとエグイサルで引きずってでも食堂に連れて行くから』

モノクマ『清掃と新規生徒の配置が完了次第オマエラには体育館の方に移動してほしいんだ。で、体育館に54回目の参加者が全員揃い次第、ボクかモノクマーズ達による前口上と生徒の記憶の書き換えとお着替えが行われるよ』

モノクマ『体育館にオマエラが入った辺りから放送が開始するから、なるべく速やかな移動をお願いするよ。いつまでもちんたらしてるとエグイサルを出動させるからね』

モノクマ『…まあ、当日のゲーム開始までの流れはこんな感じだよ。その後のことは話さなくても解るよね?まあこの流れは当日にも改めてアナウンスするから覚えてなくてもいいけどね』

モノクマ『ボクは約束とルールを破ることはモノミの次に大嫌いなことなんだ。だから半年前に宣言した通り、事前のアナウンスをしてあげたよ。当時アナウンスの約束をしたのはボクじゃなくて、今やただの平社員の白銀さんだけどね!』

モノクマ『……でもさ、このアナウンスに何の意味があるの?』

モノクマ『オマエラは卒業していったあいつらとは違ってただ流れに身を任せて受け身に生きているだけでしょ?当日朝突然宣言したって別に変わらないよね?抵抗しても無駄ってことを知ってるから抵抗もしないんでしょ?1週間前から怯えたり覚悟をしたりしてもどうせ思い出しライトで全部その気持も忘れちゃうんだし……』

モノクマ『まあ、ボクとしては放送機材のテスト放送が出来て丁度良かったんだけどね!半年ぶりだったけど問題なく使えてるようで良かったよ』

モノクマ『あ、そうそうキーボクン。チームダンガンロンパからのキミのメンテナンスは今日ので終わりだよ。来週からは新たなゲームが始まるから新規加入の生徒にメンテナンスやってもらうか、整備不良が目立つようだったらモノクマーズにやってもらうからね』

モノクマ『こんなこと言ったところで、どうせ思い出しライトで全部忘れちゃうんだろうけどね!』

キーボ(そう言いながらモノクマは高笑いをして、放送を切りました)

キーボ「…………」

キーボ(また、コロシアイ生活が始まる…。自分でここに残ることを決めてしまった以上、来るべくして来る当然の未来ではあるのですが……)

キーボ「…どういう未来の選択が正しかったのでしょうか…。外で明日も知れない生活を送るのと、ここで退廃的な生活を送るのと……」

キーボ「内なる声は…これで本当に正しかったと思いますか?」

キーボ(…………この半年間、何度かこうして内なる声に問いかけているものの何も返してくれず、自分の中がとても静かです。こういう自分の思考する声しか聞こえないのです)

キーボ(内なる声がここに残るように言ったから残ったのに、何故なのでしょうか……)

キーボ(もしまたボクのメンテがあったのならここに2人の仲間を残したまま単身外に出て行くことも出来たのかもしれませんが、その可能性も無い今、モノクマが言うように色々考えても無駄ということを知っているからこそ、ボクは考えるのを止めて寄宿舎の自室へ戻って行きました)

ー1週間後、チームダンガンロンパ本社ー


女スタッフ2「視聴者カメラ、体育館前廊下に到着しましたー」

男スタッフ1「間もなく放送開始です。5ー、4ー、さぁ…あああああ!!!!!????」

女スタッフ2「どうし……きゃあああああ!!!!????」



ー才囚学園体育館ー


女スタッフ1(えっ、何?どうしたの??放送開始した??)耳イジイジ

女生徒1「とにかく!いつまでもこうしているわけにはいかないと思うよ」

男生徒1「そんなこと言っても外にはあのロボットが居るし、下手に動かない方が良いと思うんだけど…」

ドアガチャッ

女生徒2「!?…ちょ、ちょっと!驚かせないでよ!またあのロボットかと思ったじゃない!!」ドキドキ…

キーボ「えっ!?あ、すみません…」

男生徒2「……見た目的にどう見ても、ロボットには違いないんじゃないかな」

キーボ「確かにボクはロボットですけど、エグイサルなんかと一緒にしないでいただきたいですね…」

男生徒3「エグイサル?」

真宮寺「キーボ君、下手なことを言って無駄に疑われるような発言をするのは得策ではないと思うヨ」

女生徒3「何ですか?貴方達は知り合い同士なんですか?」

夢野「んあー…、まあ、知り合いではあるのう…」

女スタッフ1「他のみんなは会ったことない人同士なのに貴方達は知り合いって、なんかおかしいですよね…。ロボットもいますし…」

男生徒4「本当にたまたまなんじゃないかな?ちょっと個性的な格好の人達だけど、あんまり怪しむのも良くないと思うよ」

男生徒3「ねえ、エグイサルって外をうろついていたロボットの名前のこと…っぽいよね?なんで貴方達がそんなことを知ってるの?」

女生徒4「この人達が私達を誘拐した首謀者ということかしら?」

女生徒5「ねえ、今ならキミ達があたし達を誘拐したことを許してあげるからさ、お家に返してくれないかな?」

夢野「許すも許さんも…、そもそもウチらは誘拐犯ではないわい…」

女生徒5「許してあげるって言ってるのに〜…。通報しないからお願いだよ!このままじゃママとダーリンが心配するし、何より今生きがいにしてる今夜のドラマが見れなくなっちゃう!」

男生徒5「ドラマとか言っている場合ではないかと…」

男生徒6「あーーーーっ!!思い出した!!」

女生徒6「なになに?」

男生徒6「こいつらどっかで見たことあるな―って思ってたんだけど、思い出したんだよ!ダンガンロンパだよ!ダンガンロンパ!!」

女生徒2「は?ダンガンロンパ…?なにそれ」

女生徒3「…誰か他に知っていますか?」

男生徒4「ちょっとわかんないかな…」

女スタッフ1「うーん…、私もちょっと心当たりないかな」

男生徒3「……あー、なんかタイトルだけ知ってるかも。タイトルとか雰囲気がお洒落ぶってて癇に障ったから見たことはないんだよね。あれは見たら負けだと思ってる」

男生徒6「食わず嫌いは損するぜ」

夢野「なんじゃ、意外と知名度ないんじゃな。全世界のみんなが見ているとは何じゃったのやら」

真宮寺「ネット放送なら一応全世界放映ってことにはなると思うヨ」

女スタッフ1(…あれ〜?おっかしいな〜??予定だとそろそろモノクマーズが登場してくるんだけどな…。何してるんだろう……まさか段取り忘れたとか?)

男生徒2「…で、ダンガンロンパって?」

男生徒6「ダンガンロンパってのはネットで不定期に放送しているリアルフィクションドラマだな。話が終わるまで24時間1ヶ月程度ぶっ通しで中継放送してるっていう最高にイカした作品だぜ」

男生徒1「……そのドラマの出演者が何でここに?」

男生徒6「そんなこと俺が知るわけ……あれ?そういえばここ、なんか作中で見たことあるような…」

女生徒4「…まさかとは思うけど、私達は今そのドラマに出演してるってこと?」

女生徒6「わたしドラマに出る心当たりが全くないよ?」

女生徒2「アタシだってないわよ!ちょっと!スタッフどこ!?出演者手違い起こってるわよマヌケ!!」

女生徒5「ただの手違いってことなら安心だね!すぐ帰れそうで良かった〜」

男生徒3「…本当にただの手違いなのかな?じゃあ訊くけど、この中にダンガンロンパってドラマに出演する心当たりのある人って居る?」

全員「…………」

男生徒3「ほら居ない。やっぱりこれってただの誘拐じゃないかな」

男生徒5「誘拐も『ただの』ってことじゃないと思うけどね」

女生徒3「やっぱり事件じゃないですかー!やだー!!」

キーボ(集められた生徒達がそんなことを言いながら騒いでいると、それは何の前触れもなく突然現れました)

ドガッシャァアアアアンッ!!!

キーボ(衝撃で体育館のステージ部分が無くなってしまいました。皆さんが呆気に取られてステージの方を見ると、衝撃で舞い上がった砂煙が落ち着いてそれが姿を現しました)

キーボ「……武装した大型トラック…?」

真宮寺「……が、エグイサルを1体轢いてそのまま体育館の壁を突き破って入ってきたみたいだネ…」

夢野「……一体あんなのどこからこの施設に入ってきたと言うんじゃ…」

キーボ「というか、あれは一体…?」

??「よいしょっと!」運転席ガチャッ

赤松「みんなお待たせ!もう安心していいからね!私達が迎えに来たから!!」目出し帽装着済

女生徒1「あ!ついに犯人が現れたよ!?」

女生徒6「わたし家はどっちかって言うと貧乏な方だし、お金ないんです!でも命は助けてください!!」

男生徒1「僕の人生短かったな…」

男生徒2「アブラカタブラ…」

女生徒5「なんでもするから命だけは助けてください!舐められるところは全部舐めますからぁ!」エーン

赤松「違うよ!?誘拐の犯人じゃないから!!私は貴方達の味方だから!!」アタフタ

夢野「格好に説得力が圧倒的に足りておらんぞ、赤松…」

キーボ「あの…、赤松さん、これは一体どういうことなんですか?」

赤松「ああ、それはね…」

キーボ(赤松さんが事情を説明しようとしたその時、武装したトラックに轢かれたエグイサルのアームが突然動き出し、彼女に銃口が向けられたました)

キーボ「!赤松さーー…」

キーボ(無意味と知りながらも思わず反射的に腕を伸ばして声をかけたものの、ボクの声は銃声にかき消されてしまい、硝煙の臭いが辺りに漂います)

春川「……油断するなって言ったでしょ」

キーボ(どうやらエグイサルが撃つより先に、いつの間にかボクの背後に居た春川さんがエグイサルに向かって撃ち、どうやらエグイサルは未発砲に終わったようでした。ちなみに春川さんも目出し帽を被っています)

赤松「春川さん!ありがとう!」

春川「何度でも言うけど、エグイサルは中のモノクマーズを破壊するまで油断すべきじゃないよ」ツカツカ…

春川「ふんっ!」エグイサル蓋バキッ

キーボ(どんな腕力してるんですか……)

夢野「あれは魔法……ではなくただのゴリラじゃな…」ボソッ

モノキッド「ぐっ…。頼むよォ…、モノダムのことは殺してくれてもいいがミーの命だけは助けてくれよォ…。ミーには田舎に残してきたまだ幼い子供が…」

春川「うるさい、ロボ死んで」バンバンバンッ

キーボ「ヒエッ…」

春川「万が一にも他のモノクマーズがこれに乗り込まないようにコックピットも壊しとこうかな…」バキバキッブチッ

女生徒3「……なんだかよくわかりませんけど、今のうちに皆さんどこかに逃げませんか?」コソッ

男生徒1「その意見に賛成するよ…」ボソッ

春川「ねえ、そこの高校生達」

女生徒2「ひえっ!?な、なんかアタシに文句でもあるの…?」

春川「あんた達はどんな超高校級なの?」

男生徒4「超高校級…?」

女生徒6「な、なんのことかよくわかりません…。少なくともわたしの高校は普通の偏差値の県立高校です…。なので県立高校級?です…」オドオド

男生徒6「俺も超高校級の能力なんて何も持ってない普通の高校生です……。でも殺さないで下さい…」ビクビク

女生徒1「えっ!一般高校生だと殺されちゃうの!?やだ…どうしよう…えっと…えっと……」

春川「超高校級じゃないならいいよ。まだ記憶が消されてないってことだし。あと私は誘拐犯じゃないから怯えなくても良いから」

真宮寺「キミの見た目が怪しいから警戒されているんだヨ」

夢野「春川の奴も、普段から目出し帽同然の格好のお主には言われとうないと思っておると思うぞ」

キーボ「あの、そろそろ説明してもらってもいいですか?なんだかさっきから他の場所でも銃撃戦?のような音も聞こえるんですけど…」

春川「私はあんたらを守る担当だから他の奴らを加勢しに行く必要はないの」

真宮寺「……赤松さん、代わりに状況を説明してもらってもいいかな?出来れば詳しくお願いするヨ」

赤松「えっとね、私達は文字通りダンガンロンパを潰しに来たんだよ」

夢野「本当に文字通りじゃな。確かに卒業する時潰す潰す言っておったが、まさか物理で潰しに来るとは思わなかったぞい。体育館のステージが見事に潰れておるぞ」

赤松「そりゃあ私達だって最初はこんなことするつもりなんてなくて、もっと温厚にネットで地道にロンパのネガキャンしたりとか、ダンガンロンパ被害者の会作ったりとか、チームダンガンロンパのお偉いさんを脅しに行ったりとかしてたんだけどさ、どれもイマイチ効果がなくて…」

春川「そうこうしているうちに次の54回目のダンガンロンパの放送日が発表されたから、このままだとまた新たな犠牲者が出ると思って仕方なく強硬手段に出たんだよ。ちなみに警察はチームダンガンロンパのスポンサーと癒着してるから多分使えない」

赤松「放送日の発表が1ヶ月前だったから、流石に色々凄く準備がバタバタしちゃったんだよね。だから多少雑なのは許してね」

真宮寺「ちなみにこの強襲の為に色々武器が用意されているみたいだけど、どうやって入手したんだい?」

キーボ「凄くお金もかかってそうですけども…」

春川「そんなこと別にどうだっていいでしょ」

赤松「武器調達の為の軍資金はみんなで集めたんだけど、大体東条さんが稼いでくれたんだよね。武器の入手ルートはよくわかんないんだけど、春川さんが頑張って色々集めてくれたんだよ!それで武器の扱い方とかはみんなで中国で練習したんだよ。春川さんと東条さんが教えてくれたんだ〜。銃はちょっと重いけど、結構撃つの楽しいんだよね」

春川「赤松、喋りすぎ。一応ここは敵地なんだから、どんな情報でもあまり曝け出さない方がいいよ。誰がどこで聞いていて、そこから何がバレるかわかったもんじゃないんだから」

赤松「そ、そっか。ごめんね素人で…」

真宮寺「どうやってそれらを日本に持ち込んだのかとかも気になるけど、まあそういうことならここから出た後でまた色々尋ねさせてもらうとするヨ」

春川「うん、そうしてもらえると助かるよ」

男生徒6「なんつーか…、さっきから聞いてると、ダンガンロンパマジヤバイってことか?」

赤松「うん、そうだよ!」

春川「あんたらはラッキーだよ。もう少しで記憶を消されて別の人物にさせられて、ここに居るやつらでコロシアイ軟禁生活をさせられるところだったんだから」

男生徒1「こ、コロシアイ軟禁生活だって…!?」

女生徒4「でも、貴女の言っていことは本当に真実なのかしら?貴女達の意見だけを聞いてそれを鵜呑みにすることは出来ないわ」

春川「じゃあ、あんたは好きにすればいいよ。私の話を信じる信じないは好きにしていいし、この体育館を出て行こうと私は引き止めないからさ。でもここから出て行ったあんたの生死は保証できないよ。ただ、ここに居るって言うなら私はあんたらを守ってあげる。それが私の役割だから」

女生徒4「…………」

男生徒2「今はこの目出し帽の女性方が敵か味方なんてのはわからないけど外でもなんかドンチャンやってるみたいだし、守ってくれるって言うならそれに賭けてここに残った方が得策だと思うよ。あくまで俺の意見だけど」

男生徒3「うん、ボクもそれに同意かな。というわけでお姉さん方宜しくね!」

女生徒3「超高校級だとかダンガンロンパだとか……何が何だかイマイチよくわかりませんけど、私のことも宜しくお願いしますね…?」

女生徒1「…私が理解出来るかはわかりませんけど、この戦いが終わったら全部説明してくださいね」

赤松「うんうん!この戦いが終わったらみんなで打ち上げに行こうね!そこで色々説明するからさ!」

夢野「『この戦いが終わったら〜』はフラグだからやめい…、縁起でもないわ…」

キーボ「ところで、何をもって終わりになるんですか?」

春川「それも誰が聞いてるかも知らないから言えないってば」

女スタッフ1「…………」

女スタッフ1「あの、ここを出て行っても止めないんですよね?じゃあ私はここを出ていこうと思います。貴女達のことはイマイチ信用なりませんし」

春川「そう、じゃああんたとはここでさよならだね。どうぞ好きな所に行きなよ。オススメは学園を囲っている壁の一部が開いてるハズだからそこからなら外に出られるよ」

女スタッフ1「そうですか、じゃあそうしますね。…ただ、流石に丸腰っていうのはキツイんで何か武器を貰えますか?」

春川「素人が武器を扱うと逆に危険だから止めといた方がいいよ」

女スタッフ1「だ、大丈夫です!拳銃ならハワイで親父に習ったことがあるんで扱えます!」

真宮寺「フーン、信用ならない相手から銃を借りるんだネ…。壊れている銃とかをわざと渡されたら…とかは考えないのかい?」

女スタッフ1「人は信用出来ませんけど銃は信用できるんで。それにこんなところに乗り込んでくるのにわざわざ壊れた武器を用意しておくとも思えませんし」

春川「……まあ、いいよ。じゃあこれを使いなよ」スッ

女スタッフ1(…SIGザウエルP220か…、ザ・9mm拳銃ね)貰う

春川「使い方はわかる?」

女スタッフ1「ええ、わかります。こう使うんですよね?」

女スタッフ1(私はこの場で1番やっかいな彼女に向かって、そのまま引き金を引いた)

カチッ

女スタッフ1「!?えっ…」

春川「ふんっ!」腕固め

女スタッフ1「イタタタタタ!!!!??痛い!!痛いです!!折れる!!!ギブ!!ギブです!!!」

キーボ「な、何故春川さんに向かって撃とうとしたんですか!?」

赤松「…決まってるよ。その子が今回のコロシアイの首謀者…チームダンガンロンパの社員だからってことだよね」ガムテ拘束する

女スタッフ1「くっ…、何故わかったんですか?直前までボロは出してなかったハズですけど」

春川「いや、あんたが首謀者だなんて正直わからなかったよ。チームダンガンロンパの社員の顔は全員分確認済みだったけど、髪型や化粧で人って幾らでも印象が変わるからね」

女スタッフ1「だったら何故…」

赤松「私達は過去のリアルフィクションでのダンガンロンパを全部チェックしたんだけど、どれも参加者の生徒の中に首謀者役の社員が居たんだよね。だから、この中の誰かが首謀者ってことなら事前にわかっていたんだよ」

春川「だから別にあんたが首謀者だろうがそうでなかろうが、今回の新規生徒から武器を要求されたら絶対に弾の入ってない銃を渡す予定だったんだよ」

女スタッフ1「そのせいで罪のない高校生がその辺で死んじゃったらどうするつもりだったんですか…」

春川「ここを出たら生死は保証しないって事前に言ったでしょ」

女スタッフ1「なかなか外道ですね……」

春川「勿論、首謀者が私達から武器を借りようとしない可能性や、自分で持ち込んだ武器を使う可能性も考えてたよ」

女スタッフ1「その時はどうするつもりだったんですか?」

春川「私か赤松なら絶対に私から潰したいと思うだろうし、私がわざと生徒達の近くに居れば自ずと私を狙うと思ってた。後は狙われた後にそれを避けて捕まえるだけだから簡単だよ」

キーボ「簡単ってなんでしょうか…」

真宮寺「ククク…、中々に脳筋な作戦だネ…。だけどそんな作戦でも成立させてしまうだけのものが、”超高校級の暗殺者”の設定を植え付けられた彼女にはあったのだろうネ」

春川「皮肉だよね。チームダンガンロンパが用意した設定でチームダンガンロンパの首を絞めているんだから」

夢野「それにしても春川はやたらと誰かに情報が漏れるのを警戒しておったが、こやつを警戒しておったのじゃな」

春川「高校生に紛れ込んだ首謀者の存在もそうだけど、この辺を飛び回って情報をマザーに伝えているとかいうカメラにも警戒してだよ。モノタロウが教えてくれたんだけど、モノチッチとかいう目に見えないほど小さい虫みたいなカメラがそこら中を飛び回ってるんだってさ」

夢野「目に見えないほど小さいカメラじゃと!?うぅっ…、知らん間に口の中とか鼻の中に吸い込んでしまってそうで嫌じゃのう……」

キーボ「呼吸って不便な機能ですね…、同情します…」

本日終了です、ありがとうございました
次回更新時かその次辺りに次スレ行くと思います
多分次回までこのスレ使います
新スレ建てた時のタイトルは

赤松「マッド赤松とヤバイ原くんのif1章その3!」【ロンパV3】

で行きます
終盤なので安価は今後無い気がするのでタイトルから外しました
まだしばらくはエピローグにはならないと思いますが、みんなが何して稼いだのかとかはエピローグで入れれたらなと思います
以下コメ返し


>>924
親しい人間にどこに住んでるかとか1人暮らしなのかとか訊くだけで何か企んでる認定される、この主人公の信頼の無さよ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom