ガヴドロ ホラーss その1
ガヴリール 「 私は四年前に事故で視力を失った 」
ガヴリール 「 大好きなネトゲも出来ないし、歩くこともままならない 」
ガヴリール 「 でもそんなに苦じゃなかった なぜなら… 」
サターニャ 「 ガヴリール~!今日もきてあげたわよー! 」
ヴィーネ 「 こらサターニャ!病院で大声出さないの! 」
サターニャ 「 うっ ご、ごめん… 」
ラフィエル 「 ガヴちゃん~ お土産のバナナです~ 」
ガヴリール 「 こいつらが居てくれたから 」
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ヴィーネ 「 それでマスターに相談して悪いことの練習をしたの! 」
ガヴリール 「 ヴィーネが悪いこととか無理だろ? 」
ヴィーネ 「 そ、そんな事ないわ! 」ガーン
ヴィーネはいつも自分の話や周りで何が起こったのか 楽しい話をしてくれる
サターニャ 「 ガヴリール~!今日は しりとり で勝負よ! 」
ガヴリール 「 いいよ 動物縛りな 」
サターニャ 「 わかったわ!私からね!しりとり のリンゴ! 」
サターニャはいつも私に勝負を仕掛けてきて、つまらないけど暇つぶしになる
ラフィエル 「 ガヴちゃん!うさぎの形にバナナを切りました! 」
ガヴリール 「 おおー 見えないのが惜しいなー 」
ラフィエル 「 蜂蜜塗っておきますね! 」
ラフィエルはいつも美味しいものを食べさせてくれる 至福の時である
この3人が居てくれたから私は楽しく生きていけるのだ
ガヴリール 「 皆私のために ありがとな 」
ヴィーネ 「 そんか水臭い事言わないの! 」
ラフィエル 「 そうですよ~ ガヴちゃんと居ると楽しいですから 」
サターニャ 「 ガヴリールには私がいないとダメだもんねぇ~ 」ニヤニヤ
ガヴリール 「 ああ そうだな 」
サターニャ 「 な、なによ ヤケに素直ね! 」
ガヴリール 「 ほんとに感謝してるんだお前達には 」
ヴィーネ 「 ガヴ… そうだ!手を出して 」
ガヴリール 「 ん?なんだ? 」スッ
ヴィーネ 「 ミサンガ作ったの!今付けてあげるからね 」テキパキ
ヴィーネ 「 ほら 2人のぶんも作ったから付けて付けて 」
ラフィエル 「 わぁー 凄いです! 」
サターニャ 「 ヴィネットは器用ねぇ 」
ヴィーネ 「 私のは青色でサターニャは赤色 ラフィエルは白ね! 」
ガヴリール 「 私のは? 」
ヴィーネ 「 ガヴのは黄色よ! 」
ガヴリール 「 黄色か…もっとカッコイイ色が良かったな 」
ヴィーネ 「 えっ!ご、ごめん… 」シュン
ガヴリール 「 冗談だよ ありがとう 」
ヴィーネ 「 あっ 良かったぁ… 」ホッ
ガヴリール 「 ヴィーネがわざわざ作ってくれたんだから 嬉しいさ 」
ヴィーネ 「 喜んで貰えて良かったわ! 」
ヴィーネ 「 あとミサンガだから皆外しちゃダメよ? 」
サターニャ 「 え ダメなの? 」
ラフィエル 「 外したら願い事が叶わないんですよ~ 」
サターニャ 「 へぇーそうなの… 願い事かぁ… 」
サターニャ 「 ガヴリールの目が治りますように! 」
サターニャ 「 これで私は何があっても絶対にこのミサンガを外さないわ! 」
ガヴリール 「 サターニャ… 」
ラフィエル 「 私もサターニャさんと同じ事を考えていました! 」
ヴィーネ 「 私もよ!絶対にこの願いは叶うんだから! 」
ガヴリール 「 みんな…ありがとう… 」
ガヴリール 「 私は四年前みたいに また4人で遊びに行きたいな 」
ガヴリール 「 絶対にこのミサンガは外さないよ 」
サターニャ 「 ガヴリール…その時はゲームセンターで勝負ね! 」
ガヴリール 「 ふん 望むところだ 」
サターニャ 「 あの音ゲー? っていうの少しは練習してるんだから! 」
ガヴリール 「 音ゲーか…あれ後半体力無くなって上手くできないんだよなぁ… 」
サターニャ 「 負けた時の言い訳はそれくらいにしとくのね! 」
ガヴリール 「 お前なんかには負けん 」
サターニャ 「 なんですって! 」
ヴィーネ 「 ふふっ 楽しそうね 」
ラフィエル 「 はい!素晴らしい戦いが期待できそうです! 」キラキラ
コンコン
看護婦 「 天真さん~ 包帯を替えにきました~ 」ガチャ
ガヴリール 「 あ、いつもありがとうございます 」ペコリ
看護婦 「 天真さんいいお友達がいっぱいいるのね~ 」クルクル
看護婦 「 はい では新しいのを…え? 」
ガヴリール 「 …?どうかしましたか? 」
看護婦 「 や、やった…天真さん!あなたの目治るかもしれないわ! 」
ガヴリール 「 !!!」
看護婦 「 すぐに先生を呼んでくるわね! 」タタタ
ヴィーネ 「 が、ガヴ!今のって! 」
ガヴリール 「 わからない でも… 」
ラフィエル 「 ガヴちゃんの目が… 」
サターニャ 「 治るかもって!! 」
ーーーーーーー
先生 「 ふむ…非常に良い状態です 手術をすれば良い結果が望めるでしょう 」
ガヴリール 「 そ、それって… 」
先生 「 …視力を取り戻す事が出来ます 」
ガヴリール 「 本当ですか!? 」
先生 「 はい 手術を受けますか? 」
サターニャ 「 迷うことはないわよガヴリール!! 」
ガヴリール 「 はい!受けます! 」
先生 「 よし 早速準備をするんだ! 」
看護婦 「 はい!医療班に呼びかけてきます!! 」タタタ
ラフィエル 「 ガヴちゃん!! 」
ヴィーネ 「 ガヴ!! 」
サターニャ 「 ガヴリール!! 」
ガヴリール 「 や、やった…やったよみんな! 」
サターニャ 「 まさかこんなに早く願いが叶うなんて…! 」
ガヴリール 「 確かにな… ふふ 」
ラフィエル 「 良かったです…本当に良かったです 」グス
ヴィーネ 「 もうラフィったら泣かないの… 」グス
ガヴリール 「 お前ら泣いてるのか? 」
サターニャ 「 な、情けないわね… 」グス
ガヴリール 「 …ありがとな 」ニコ
ーーー 手術室 ーーー
先生 「 では手術を開始する 」
ガヴリール ( これで目が醒めたら見えるようになってるんだな… )
ガヴリール ( 4年ぶりにあいつらの顔…見れるな )
ガヴリール ( ん…眠なってきた……zzZ )スゥスゥ
ーーー 手術後 病室 ーーー
ヴィーネ 「 それじゃもうガヴの目は治ってるんですね? 」
看護婦 「 はい!包帯を外せばちゃんと見えるはずです 」
ラフィエル 「 とうとうガヴちゃんの綺麗な目が…! 」
サターニャ 「 ガヴリール…!早く!早く包帯を取りましょう! 」
ガヴリール ( 包帯を取られる前に3人の顔を思い出してみようかな… )
ガヴリール ( ヴィーネは…そう髪が紫色で顔が整ってて可愛いんだよな )
ガヴリール ( 優しさの塊みたいなやつだよ )
ガヴリール( 次はラフィエル… あいつは綺麗な白銀の髪に黄金の目 )
ガヴリール ( 天使のイメージにピッタリなんだよなー )
ガヴリール ( ラフィエルも優しそうな顔してたもんな )
ガヴリール ( 最後はサターニャ…特徴は真っ赤な髪 後ろについてるドーナツ )
ガヴリール ( 夢を見た事があるくらい記憶に残ってるぞあのドーナツ )
ガヴリール ( …顔も意外と可愛いんだよなサターニャって )
先生 「 それでは包帯を外しますね 」
先生 「 いきなり光が入ると危ないので最初は目を閉じていてください 」クルクル
ガヴリール ( 初めに目に映る人はヴィーネかな それともラフィエル? )
ガヴリール ( サターニャかもしれないし…あっ先生か 多分目の前にいるし )
先生 「 それでは…ゆっくりと目を開けてください 」
ガヴリール ( でも私は…一気に皆をみたいな )パチリ
ヴィーネ 「 ガヴ!ちゃんと見えてる? 」
ガヴリール 「 ………え? 」
ラフィエル 「 どうしました?ガヴちゃん 」
ガヴリール 「 え?え? あっ… 」
サターニャ 「 どうしたのよ? 」
ガヴリール 「 うわあああああ!!! 」
ガヴリールが見たものは…到底人とは思えない赤く不出来な肉の塊だった
先生 「 一体何が!? とにかく抑えろ! 」
看護婦 「 は、はい!! 」
ガヴリール 「 来るなあああ!!化け物!!あっちいけ!! 」
ヴィーネ 「 どうしちゃったのよガヴ… 」
ラフィエル 「 化け物って…どういう事でしょう? 」
ーーーーーーー
先生 「 原因はわかりませんが…脳に異常がある恐れがあります 」
ヴィーネ 「 そんな…今まで普通だったじゃないですか! 」
先生 「 …天真さんには何か別のものが見えているのかもしれません 」
ラフィエル 「 別のもの…ですか 」
先生 「 目が治るまでは普通だったので…そういう事かと 」
サターニャ 「 別のものってなんなのよ!ガヴリールはどうなるの!? 」
先生 「 それは分かりませんが…生活に支障を及ぼす可能性があります 」
ヴィーネ 「 治すことはできないんですか!? 」
先生 「 こちらの技術では何とも…ただ 」
ラフィエル 「 ただ…? 」
先生 「 以前の…四年前の生活をしているうちに治る事があるかもしれません 」
ヴィーネ 「 ………… 」
先生 「 あなた達3人は天真さんの友人ですよね? 」
先生 「 それまで天真さんと一緒に居てあげてください 」
サターニャ 「 そんなの…当たり前よ! 」
ヴィーネ 「 ガヴ… うぅ… 」ポロポロ
ラフィエル 「 ガヴちゃん…絶対に私達が…! 」
先生 「 私もここより優れた病院に掛け合ってみます 」
ーー ガヴリール家 ーー
ガヴリール 「 ……zzZ 」スゥスゥ
ラフィエル 「 ガヴちゃん…ぐっすり眠ってますね 」
ヴィーネ 「 そうね…ガヴには一体何が見えていたんだろう? 」
ラフィエル 「 …化け物って言ってました 」
サターニャ 「 私達が化け物…治ったら絶対謝らせてやるわ! 」
ヴィーネ 「 ………… 」
ラフィエル 「 ガヴちゃん…… 」
ガヴリール 「 ……ん… 」パチリ
ヴィーネ 「 ガヴ!目が覚めたのね! 」
あれは神ゲーだった
でもあれよりはマシな感じかな
ウェブ漫画の 肉ノ眼 を採用
ガヴリール 「 この声は…ヴィーネ…? 」チラ
ガヴリール 「 うああああ!!! 」
ラフィエル 「 やっぱり別のものに… 」
ヴィーネ 「 ガヴ!よく聞いて!!私達の事忘れちゃったの!? 」
ガヴリール 「 う、あああ… 」ブルブル
ヴィーネ 「 私はヴィネット!さっきもヴィーネって呼んでくれたじゃない! 」
ラフィエル 「 私はラフィエルです!天界にいた時からのお友達です!! 」
サターニャ 「 この大悪魔サタニキアの事が分からないのガヴリール! 」
ガヴリール 「 …だ、黙れ!! 」
ガヴリール 「 あいつらと同じ声で… 」
ガヴリール 「 私の親友達の名前を語るな!!! 」
ガヴリール 「 早く出ていけよ化け物!! 」
ヴィーネ 「 ガヴ…そんな… 」ポロポロ
ラフィエル 「 ヴィーネさん…一旦引きましょう… 」ポロポロ
サターニャ 「 なんで信じないのよ!さっきまで普通に… 」ポロポロ
ガヴリール 「 ああああ!!気持ち悪い気持ち悪いぃ!!! 」
ーーーーーーー
ガヴリール 「 化け物は…居なくなったか… 」
ガヴリール 「 …ここは私の部屋か? 」
ガヴリール 「 …私のPC…全然使わなくなった机… 」
ガヴリール 「 ちゃんと見えてる…治ったんだ私の目…でも 」
ガヴリール 「 あの化け物達はなんだ… 」
ガヴリール 「 …外もみてみよう 」シャッ
ガヴリール 「 今はまだ昼か…? 青い空に白い雲に…ん…あそこに何か… 」
近所のおばさんa 「 あそこのお野菜安いのよ~ 」
近所のおばさんb 「 そうなの~今度行こうかしら 」
ガヴリール 「 うわあああ!! あの化け物だっ!!」シャッ
ガヴリール 「 あれはなんなんだよ… まさか…人…なのか? 」
ガヴリール 「 私の目に映る人はあんな…気持ちの悪い… 」
ガヴリール 「 あっ そうだ!鏡!! 」ダッ
ーーー 洗面所 ーーー
ガヴリール 「 …普通だ 金髪で目が青くて少し痩せてるけど これが私 」
ガヴリール 「 私は普通なのに…他の人は肉の塊みたいな… 」
ガヴリール 「 …ん、この手についてるのは…ミサンガ? 」
ガヴリール 「 っ ヴィーネが作ってくれたミサンガ… 」
ガヴリール 「 そういえばさっきまで私の部屋にいた化け物達… 」
ガヴリール 「 青に赤に白…付けてたなミサンガ… 」
ガヴリール 「 じゃあ本当にあいつらは…」
ガヴリール 「 ヴィーネにラフィエルに…サターニャ… 」
ガヴリール 「 私は親友になんて酷いことを… 」ジワ
ガヴリール 「 …全部この目が悪いんだ 」
ガヴリール 「 この目があるから…この目がある限り… 」
ガヴリール 「 私はあいつらと生きてはいけない… こんな目…! 」
ラフィエル 「 明日も…ガヴちゃんに会いますか? 」
サターニャ 「 当然よ!毎日会えばきっと…! 」
ブーブー
ヴィーネ 「 あっメール… え! ガヴからだわ!! 」
ヴィーネ 「 今から私の家に戻ってきて欲しいって! 」
ーーーーーーー
ヴィーネ 「 ガヴ!!」ガチャ
ガヴリール 「 ヴィーネ…へへ…お前達を化け物にしたこの目は… 」ボタボタ
サターニャ 「 そ、そんな… 」ブルブル
ガヴリール 「 もう取ったから…大丈夫だよ… 」ボタボタ
ラフィエル 「 嘘です…ガヴちゃん… 」
ガヴリール 「 もう…前みたいに何も見えないけど… 」ボタボタ
ヴィーネ 「 い、いや…いやあああ!! 」
ガヴリール 「 ずっと友達でいられるよ…ね? 」ニコ
終わり
有名なやつだから使い回されてるとは思う
ガヴドロssでもし似たようなのあったらスマン
その2は明日にでも
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