まどかの唄(12)

はじめまして
三年ぶりぐらいにSSを上げてみました
タイトル通り、某ゲーを元にしたまどほむのSSです
ホラー要素有りですが、美しい百合好きなので、良ければご覧ください
宜しくお願いします

 ――喫茶店にて

???「ttt444ttt444」

???「hhhy7777eeee8」

 耳障りな声が私の脳をかき乱す。
 その音が何を意味しているのか、全く聞きとることが出来ない。
 私に分かることは、彼らの間に会話が成立しているということだけだ。

???「44eee3333eeerrr33?」

???「000pp00pp2222!」

???「qqqq111qqq222?」

???「ake美eeeeeどう?」

ほむら「っ!」プルプル

???「来kkkにイコウゼ?」

ほむら「――ごめんなさい」ガタッ

???「a???」

ほむら(……どうして、こんな目に)

 ――8月の喫茶店にて

杏子「最近あちーなー」パタパタ

マミ「ここ最近、参っちゃうわね」タメイキ

杏子「そうだ、来週3人でプールでも行こうぜ?」ピコリン

マミ「それは良いアイデアね。魔獣狩りばかりじゃ疲れてしまうもの!」

杏子「なあ、ほむらもどうだ?」

マミ「暁美さんも一緒にどう?

ほむら「っ!」プルプル

杏子「来週、三人でプールに行こうぜ?」

ほむら「――ごめんなさい」ガタッ

マミ「暁美さんっ」

杏子「行っちまったよ。付き合いわりーな」チッ

マミ「仕方ないわ。あんなことがあったばかりだもの」

マミ「この間、美樹さんを失ってしまって…」ナミダメ

杏子「けどそれ、2か月前の話だろ。もうずいぶん経ったじゃねーか」

杏子「いい加減に立ち直っても、おかしくないと思わない?」

マミ「それは……」

杏子「それにあいつ、さやかと馬が合ってたと思わないし」

杏子「なーんか、隠している気がするんだよね」バリッ

マミ「暁美さん……」

ほむら(どこを向いても……化け物ばっかり)スタスタ

ほむら(気持ちが悪い。化け物達が私を見てる)スタスタスタスタスタ

ほむら(ずっと化け物達が、こっちを見て――)タン

ほむら(家に……家に帰らなくちゃ)ダダダッ

ほむら「うわあああああああ!」ダダダダダダダッ!


???「……おかえり、ほむらちゃん」

ほむら「神様!」

神様?「ティヒヒッ♪」

 ほむほーむ

ほむら「会いたかった、神様!」ダキッ

ほむら(私はある日、突然難病にかかった)

ほむら(この神様以外、人間として見ることができないという)

ほむら(つまり、全ての人間であるはずの物体が、醜い化け物に見えてしまう)

ほむら(いくつもの病院に通ったが、原因は分からず治療が出来ないため、今に至る)

神様?「ほ、ほむらちゃん!?」

ほむら「ううぅ……」グスッ

神様?「ほむらちゃん」カァァ///

神様?(泣いてる……なんだか嗜虐的な気分になっちゃうよぉ)

神様?「よしよし、いい子だよ。泣かないでね」

神様?「今から晩御飯作るから、一緒に作ろうね」

ほむら「……うん!」

神様?「……もう、ほむらちゃんは泣き虫だなあ」

神様?「前はもっと格好良かったよ」タメイキ

ほむら「ごめんなさいね。一日中、神様にずっと会いたかったから」

ほむら(神様以外、人間に見えないし)

神様?「――っ! そ、そうなんだ。それなら仕方ないね。ティヒヒ」

神様?「あ、私のこと神様って呼ぶのやめてね。名前はまどか、だよ」

ほむら「そうだったわね。えっと、まどか様」

神様?つツーン

ほむら「……ま、まどか」テレッ

まどか「なに~?」ティヒヒ

ほむら「可愛いわ、まどか。不思議ね、人間でないはずのあなたが、一番かわいく見える」

まどか「い、一番かわいいだなんて、そんな」テレテレ

 ――台所にて

まどか「さーて、ほむらちゃんのご飯を作るよー!」ヤルゾー

ほむら「お腹がすいたわ……ん? これは、まどかの食べ残しかしら」チラッ

まどか「あっ!」

まどか(しまった、QBの食べ残しを片づけるの忘れてたっ)

まどか(QB食べる変な子だと思われちゃうよ~)アセアセ

ほむら「ちょっと小腹がすいてたのよね」

ほむら「ほむほむ……きゅっぷい」キュピ

まどか「!!!」

ほむら「何だか不思議な味ね。マシュマロのような、ソーダのような?」

まどか「ほ、ほむらちゃん! 食べて大丈夫なの?」

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