野崎「この間は下半身も脱いでしまったんだ」

御子柴「お前それ、変態じゃねえか……下手したら捕まるぞ……」

佐倉「！！ そうだ、変態と言えば……」

佐倉「私の中学にも変態がいたなぁ」

野崎「中学？」

佐倉「うん、私ね……中学の時も美術部だったんだ」

御子柴「マジか、初めて聞いたぜ」

佐倉「それでその部活に入ってた男の子が入部した理由が『最高の2次元の嫁を描く』って理由なんだ」

野崎「なるほど……」

佐倉「その2次元の嫁を描く為に私もよくモデルになってたなぁ」

御子柴「へえ……会ってみてえな」

野崎「そうか、じゃあ佐倉はモデル慣れしてるのか」

佐倉「えっ！？」

野崎「というわけでセーラー服を……」

佐倉「イヤだ！！///」

佐倉「そういえばみこりんは何か部活やってたの？」

御子柴「俺か？ 俺はまぁ……高1の時にバレー部に入ってたな」

野崎「意外だな……どうしてバレー部に？」

御子柴「まぁなんかスポーツやんねえと陰キャラって思われそうってだけなんだけどな」

野崎「ポジションは？」

御子柴「リベロだよ」

佐倉「リベロ！？ それって確か……結構重要なポジションだよね！？」

御子柴「まぁな」

野崎「どうして今はやんないんだ？」

御子柴「俺はな……気づいちまったのさ。 部活なんかやってると……俺のアタックでみんな正気じゃならなくなるからな☆」

野崎「なるほど、ギャルゲーをやる時間が減ってしまうからか」

佐倉「みこりんらしい理由だね！」

御子柴「うるせえ！！///」

別の日

御子柴「とまぁ、昔の話で盛り上がったわけよ」

鹿島「へー、千代ちゃんは中学の時から美術部なんだぁ……」

鹿島「……あっ！ 中学で思い出した！！」

御子柴「何をだよ？」

鹿島「私、中学の時に怪しいマグカップ屋さんで買った青いマグカップがあるんだ」

御子柴「マグカップ？」

鹿島「うん。 なんでも願いが叶うらしいんだけど……全然叶わないんだよね」

御子柴「どんなやつだよ？」

鹿島「これ」

御子柴「持ってんのかよ」

鹿島「これに願いごとを言いながらココアを淹れると妖精が現れて願いを叶えてくれるらしいんだけど……」

御子柴「ちなみにどんな願い事だよ？」

鹿島「堀先輩に一番可愛がられている後輩になりますようにって」

御子柴「へー……このマグカップがねぇ」

御子柴「……！！」

御子柴（『恋の』願い事って書いてあるじゃねえか……）

御子柴「お前さ……堀先輩と付き合いたいとかは？」

鹿島「いや、それは別に」

御子柴「……だろうな」

鹿島「？？」

野崎「……という風に部活の話で盛り上がったわけです」

堀「なるほどな……」

若松「堀先輩は中学の時は何かやってたんですか？ やっぱり演劇とか……」

堀「いや、俺はデュエルばっかやってたな」

野崎「デュエル……？」

堀「ああ、遊戯王な」

若松「意外ですね」

堀「そうか？ まぁ今は全然やってねぇけどよ。 昔は遊戯王やってねぇと満足できなくてな」

野崎「じゃあ友達の家の中でやってたんですね」

堀「いや、バイクに乗りながらだ」

若松「犯罪じゃないですかそれ！！？」

若松「あ、中学で思い出したんですけど」

野崎「なんだ若松」

若松「瀬尾先輩、中学の時に早乙女学園を受験したらしいですよ」

堀「早乙女学園！！？」

野崎「あの芸能専門学校か？」

若松「はい、作曲家志望だったらしいです」

野崎「あいつが入学できたら世も末だな」

若松「ですよね」

堀「言い過ぎだろお前ら」

若松「歌が下手くそなんだから作曲もできなくて当たり前ですよ」

堀「ん？ 瀬尾って歌下手なのか？ 確か話だとあいつって……」

野崎「は、はい！！ そうです！！ 歌が下手くそなんです！！！」

堀「？ そ、そうか」

野崎（ローレライ＝瀬尾が若松にバレては困る）

野崎「受験といえば若松は大蝦夷農業高等学校を受験しようとしてたんだよな」

堀「……エゾノーか？」

若松「はい！！」

堀「農業に興味でもあったのか？」

若松「いや、ただ単に実家暮らししなくていいなって……」

堀「いや、それだけの理由だったらもっと近いところがあんだろ」

若松「まぁそうなんですけどね」

野崎「そこでだ若松」

若松「なんですか？」

野崎「今度はマミコが農業高校に行くエピソードを書こうと思うんだが……」

若松「急展開にも程がありませんかそれ！？」

堀「また担当の人にボツ食らうぞ……」

佐倉「こんにちはー！！」

若松「あ、佐倉先輩」

佐倉「今日剣さんくるんだよね！？ だったら速くベタしないと……」

野崎「いや、剣さんは急に来られなくなった」

佐倉「ええっ！？ なんで！？」

野崎「ヒーロー活動があるそうだ」

佐倉「あっそっか……そういえばそうだったね」












「オールマイトよ！！」

宮前「とりあえず今すぐ帰りてえ」

野崎「しかしまぁ……あれだな」

野崎「俺がこうして漫画描けてるのも……」

佐倉「私がアシスタントできてるのも……」

堀「俺が演劇部の部長をやってるのも……」

若松「俺がバスケ部でスタメン入りしてるのも……」










御子柴「そういやよ、俺らがこうしてみんなにモテモテなのってよ……」

鹿島「うん、言うまでもないよ」












瀬尾「私が完璧な女なのって……」








宮前「俺がヒーロー活動してるのも……」








都「私が美里家のメイドとして働けるのも……」

「「「「「全部前野さんのお陰だな（ね）！！！」」」」」









前野「僕のお陰って僕のアイディアですよね！？」

～終わり～