フレデリカ「三位お祝い事ごっこ」 (23)
これはモバマスssです
肇ちゃんおめでとうございます!
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フレデリカ「ふんふんふふーん!ふん!」
杏「うぉぉぉぉぉぉぉお!!」
文香「……!!っ!!」
肇「…何、してるんですか?」
フレデリカ「来たぞ!かかれー!」
杏「乗り込めー!」
文香「…おはようこざいます、肇さん」
肇「おはようございますみなさん…文香さん、落ち着いた感じで振舞ってますけどその振り上げた両腕降ろしてもらって良いですか?」
フレデリカ「これが落ち着いていられるか肇ちゃん!」
杏「と、言うわけで!」
杏・文香・フレデリカ「総選挙!3位おめでとう!」
肇「…何か企んでますか?」
杏「いや今日ばかりは何も無いから」
文香「単純に、肇さんの健闘をお祝いしようと…」
肇「…本当ですよね?」
フレデリカ「もっちろーん!焼肉と事務所でパーティどっちがいーい?」
肇「…事務所でお願いします」
フレデリカ「よーし!みんな、準備開始ー!」
杏「集まれー!」
バタンッ!
茄子「肇ちゃん!おめでとうございますっ!」
朋「おめでとう!飲み物と食べ物買ってきたわよ」
美優「おめでとうございます…去年は、私がその位置だったんです」
肇「わぁ、増えた」
杏「増えたって」
文香「テーブルの準備も万端です…」
フレデリカ「室内飾り付けかんりょー!よし、飲むよー」
杏「…茄子さん、お酒買ってきて無いよね?」
茄子「この日本酒がお酒かどうかは、飲んでみなければ分かりませんよ!シュレーディンガーの一升瓶ですっ!」
杏「いや日本酒って言ってるじゃん」
文香「では…メインディッシュ…メインゲストの、藤原肇さんです」
杏「おい」
肇「えっと…この度は、私の為に色々と画策して下さってありがとうございます」
朋「画策って…」
茄子「何はともあれ、本当におめでとうございます!」
美優「…新曲も、楽しみですね…」
肇「はい、ほんと…ようやくです」
フレデリカ「じゃー、たくさんの応援を力強く感じていてその声を背にアイドルとして進み続け、自分らしさを唯一無二の形に、と意思表明したそんな肇ちゃん!今後の抱負をどーぞ!」
肇「全部今言われたんですけど」
文香「そうですね…来年こそは、私が一位に輝いてみせます」
杏「文香ちゃん少しの間本読んでていいよ」
茄子「あ、来年は私が一位でしたよっ!」
朋「あたし占いの結果で自分が一位だった、って言おうとしたけど茄子さんのその断定に勝てる気がしないわ…」
文香「…朋さん、私達二人で力を合わせれば、きっと倒せます…」
朋「それ物理的に、でしょ?しかもそれでも無理な気がするわ」
美優「…天衣無縫…知れば知るほど、自由になれるものです。肇さん、もっとのびやかに、今後も頑張って下さい」
肇「ありがたいんですけど、それも私の台詞です」
ごくごく、パリパリ
フレデリカ「…なんか、平和すぎるよねー?」
杏「…分かる、何かが欠けてる」
肇「なんでしょう?私としてはこのまま和気藹々とした雰囲気で色々と摘みたいんですが…」
文香「…危機感?」
朋「パーティで危機感って必要なの?」
茄子「何か、簡単にできるゲームでもやりますか?」
美優「ゲームは、あまり…」
フレデリカ「どーせなら最初からしりとりで会話すればよかったねー?」
杏「いやあれしんどいから二度とやりたくないかな」
文香「…やはり、駄々をこねる肇さんを説得してでも焼肉にすべきでした…」
肇「今日は気分が良いので何も聞こえません」
杏「あ、じゃーポテチ賭けてワードウルフでもやる?」
肇「名前からしてあからさまに平穏には終われそうにないゲームなので却下です」
フレデリカ「じゃーみんなで肇ちゃんの良い所を言ってくゲーム!」
肇「は、恥ずかしいですね…」
文香「良いですね…では、私から…」
フレデリカ「……」
杏「……」
茄子「……」
朋「……」
美優「……」
文香「…私の、負けのようです」
肇「出口はあちらですよ、文香さん」
文香「…あ、強い」
杏「アバウト」
フレデリカ「跳ねない!」
肇「…?」
茄子「垂れない!」
美優「そして…手につかない…!」
肇「レインボーアートデラックスじゃないですか!」
朋「あのcmの曲、やたら耳に残るわよね」
杏「ビッグストリームそうめんスライダーもね」
肇「祝う気あります?」
フレデリカ「問題イナフ!」
杏「問題しかないじゃん」
美優「あら…?肇さんは、飲まないんですか…?」
朋「酔ってるわね…茄子さんなんでお酒買ってきたの?」
茄子「おつまみに茄子の味噌炒めでも作りましょうか?」
肇「あ、私は塩ダレキャベツお願いします」
フレデリカ「フレちゃんバニラアイス!」
文香「豚バラ三人前、ロース七人前で」
杏「焼肉屋行ってこい。あとなんでバラだけ三人前なのさ」
文香「…?全て、私が食べるからですが?」
肇「…焼肉屋いきます?」
茄子「あ、こんな所に焼肉優待券が!」
杏「貰ってきたの杏なんだけどね」
茄子「六人分ほど!」
杏「誰だ使ったの!」
朋「一人、自腹になるのね」
文香「…仕方ありません、ここは…」
フレデリカ「公平に、ねー」
朋「はぁ…結局こうなるのね」
美優「…やるんですか?」
茄子「やりましょう!」
杏「ふー…」
フレデリカ「まだ16歳なのに大人びようとして、それでいて子供っぽいところ!」
文香「きれいで可愛いところ!」
杏「足長いとこ!」
茄子「私より背が高いところ!」
朋「和服が似合うところっ!」
美優「若い」
フレデリカ「目がぱっちりしてるとこ!」
文香「ファッションセンスが良い」
杏「面倒見が良いとこ!」
茄子「体力があるところっ!」
朋「ステージに立つと神々しい!」
美優「16歳」
肇「…や、やっぱり恥ずかしいですね…」
フレデリカ「…ぷくー!」
文香「…力が強いところ」
杏「…すってーん」
茄子「ぽわわわわー」
朋「…え、縁側でお茶を飲んでそう!」
美優「若さ」
フレデリカ「…私が説明しよう!」
文香「…闇もまた、一つの色です」
杏「ロマンチスト」
茄子「田植えができる!」
朋「…は、肺活量ありそう!」
美優「若々しさ」
肇「みなさん」
みんな「はい」
肇「言い訳を聞きます」
フレデリカ「…肇ちゃんかわいい!」
文香「可愛さが、私たちを狂わせました」
肇「六文字で」
みんな「ごめんなさい」
肇「それと、全員で私の分をもてばいいんじゃないですか?」
茄子「あ、すみません。優待券7枚ありました」
みんな「……」
茄子「…てへっ!」
杏「…やるか~!」
フレデリカ「乗り込めー!」
朋「コーラ用意したわ!」
美優「…メントスならあります」
茄子「あ、あのー…流石の私もそれはちょっと本当にごめんなさい!」
肇「早く焼肉屋行きますよ!ちゃんと祝って下さい!」
肇ちゃん、ほんとうにおめでとうございます
お付き合い、ありがとうございました
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