男「安価で俳句の吟行をしよう」 (25)
男「まず俳句に一番大切な物といえばそれは季語」
男「今の季節は>>3だ」
※全くの俳句初心者です。添削、アドバイス大歓迎
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秋
男「季節は秋」
男「ところで「秋」という言葉ももちろん大きな時候の季語になる」
[秋]秋、素秋、金秋、三秋、九秋
立秋(8月8日ごろ)から立冬(11月7日ごろ)の前日までが秋になる。
陰暦では7・8・9月にあたるが、気象学的には9・10・11月が秋にあたる。
穀物が豊かに実り、空は高く澄み、木々は紅葉して色づく。
三秋は初秋・仲秋・晩秋の総称。九秋は秋90日間をいう。
「野路の秋」「秋の旅」「秋の宿」などと用い方は極めて広い。
※歳時記と聞きかじった知識を頼りに進行します
男「春夏秋冬の4つは細かく分けると初・仲・晩の3つがあり全部で12」
男「さらに年の初めと終わりには新年と暮、2つの季もある」
男「今俺たちが使っている太陽暦だとおよそではあるが初秋が8月頃、仲秋が9月頃、晩秋が10月頃にあたるらしい」
男「俺は秋らしさを見つけるため>>9へ行くことに」
森林
―森林―
男「秋の森林にやって来たぞ」
男「どんな秋があるのか、とりあえず歳時記を見てみよう」
男「ふむ。季語は7種に分類されるのか」
男「時候、天文、地理、生活、行事、動物、植物」
男「俺は気になった>>13の項目を開いた」
地理
男「なるほど確かに秋らしいものが並んでいる……というより秋とついてるものが多い」
男「地理の季語をいくつか挙げてみると」
男「秋の山、秋の野、秋の田、秋の水、水澄む、秋の川、秋出水、不知火」
男「>>16の解説を見てみよう」
↑
[秋]不知火、竜燈
陰暦8月1日ごろの夜中、九州の有明海や八代海の沖合で見られる光。
無数の光が明滅し、横に広がり、燈火のように現れるさまは、古くから
「千燈万火明滅離合」と形容され、その神秘さと詩的な情景に関心がもたれてきた。
光の原因についても様々な説があったが、現在は漁火などの光が温度差のある空気の塊を通る時、
屈折して無数の光の明滅となるという説が有力である。『日本書紀』には、景行天皇が筑紫行幸の際、
この火の主は誰かと尋ねたところ誰も知らなかったことから「不知火」の名がついたとある。
男「なるほどよくわかった」
男「よくはわかったがここは森林。不知火など見られるはずもなく……」
男「季語秋の海、秋の潮、初潮も同じ理由で使えそうにない」
男「ちなみに「不知火」の横の「竜燈」というのは傍題といって主題の仲間のようなものらしい」
男「意味は完全に一致せずその使い分けも腕の見せ所」
男「と、独り歳時記を眺めていると視界の隅に人影が……」
>>20
ヤクザみたいな顔の登山客
男「うわ、なんと厳つい顔をした登山客だろう。こっちへ近づいてくる」
ヤクザ「おう!あんちゃんこんにちは!」
男「……こ、こんにちは」
男「山では知らない人だろうがすれ違えば挨拶をする。それがマナーだ」
男「登山ですか?」
ヤクザ「登山とちゃう。これは紅葉狩や」
男「紅葉狩?」
ヤクザ「登山は夏の季語。せやからこれは紅葉狩」
※関西弁も初心者です
男「歳時記をめくってみると確かに登山、山登りは夏の季語になっていた」
男「しかし夏だろうが冬だろうが人が山に登っていればそれは山登りだろう」
ヤクザ「見てみいこの色づいた木々を。俳句には持ってこいや」
男「ええ、良い題材が見つかりました」
ヤクザ「気持ちが高揚してくるやろ」
男「ちなみに俳句に駄洒落を入れると一気に陳腐になる。相当な技術がないとやってはいけない」
男「もちろん掛詞はOK」
色々考えた結果やはり俳句を詠むのは難しかったみたいです。
真に勝手で申し訳ありませんがこのスレはここで終わりにします。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
俳句を題材にしたカードゲームSSを立てる予定なのでよろしければそちらをお願いします。
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