安価で女装ギャルゲー風SS part12 (915)

私立SS女学院。それは名誉あるらしいどっかのお嬢様学校。

主人公の貴方は女装してこの学院に転入する事になりました。

そして貴方はこの学院で暮らしていかなければなりません。

女学院と言うからには通う生徒は全て女子、それも上から下から右から左の十人十色千差万別。

この学院で誰と出会い誰とどのような関係を持つのか。どのような生活を送るのか。どのような運命を辿るのか。

全てはプレイヤーである貴方たちの選択次第。

貴方は一生徒として学生生活を無事送れるのか、それとも誰かと……?


このスレは安価と時々コンマを使用したギャルゲー風安価スレです。
安価を使用する都合上恐ろしく進行が遅れる場合があります。
質問、文句等は進行中以外の時にお願いします。

【警告!】このスレはオリジナルキャラクターを使用して進行します。
【警告!】また地の分があるので、それらが苦手な人は注意してください。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1361382526

プレイヤーの皆さま、こんにちは。

私、このゲームを進行させて頂きます、進行システムプログラムです。
気軽にシステムさんとお呼びください。

このゲームは、簡単に言うと、ヒロインと主人公の感情値を上げてクリアしよう、そんなゲームです。
期限はゲーム時間でだいたい40週間。その間に、特定のキャラクターといい感じな関係になってください。


【!】システムさんが作ったQ&A。

Q、やっちゃいけない事ってなに?
A、スレを荒らす事と他のプレイヤーの迷惑になる事とシステムさんにえっちな質問をする事。

Q、安価が無効になる事ってあるの?
A、安価先のレス内容が選択肢、進行状況と一致しない場合、無効になる事もあります。
  その場合、安価の下、または上のレスで進行させて頂きます。

Q、性格って何?
A、主人公の性格です。性格によって、発生する選択肢が変化します。自由行動が制限される事もあるので、頭に入れておいてください。

Q、システムさんってなに?
A、設定上15歳の女性型進行システムプログラムです。ドジっ娘と言うかバカ娘です。好きな食べ物は甘いものだそうです。

Q、っていうかこのラストの項目いる?
A、正直に言うと、最近必要ないなと思ってきました。

【!】システムさんでもよく分かる! 簡単な登場人物紹介。

・主人公:貴方 性格:温和・怠惰 誕生日:8月25日 特殊設定:『超能力・心』『異形の子』
このスレの主人公。名前は伏せられているため「貴方」「——」と表示される。分かり易く言うと二代目。
心を読む超能力『読心』の持ち主にして『アザーティ』の子供。人間として平和に生きる為、学院にやってきたようだ。
虚弱(後述)を「日常の象徴」とし、自分の平和の維持する目的にしている節がある。暇な時に絵を描く習性があった。

・ヒロイン:虚弱 【よく貧血で倒れる虚弱な生徒】 誕生日:7月24日
貴方のクラスメイト。いつも貧血に苦しんでいる。保健室にいる事が多いようだ。背がでかい。最近、主人公によく懐く。
主人公の読心能力により、吸血鬼の血族である事が判明した。自分の生まれに苦しんでいるようだが、誰にも理解はさせない。
夜な夜な外を出歩き、散歩をする事が多い。そろそろ誕生日なのでなんか考えておくべし。

・ヒロイン:鉢巻 【頭に鉢巻きを巻いた少女】
三年生。いつも頭に鉢巻きを巻いている。名前だけ知った。情報なし。

・ヒロイン:愛 【愛を唱える異様な少女】 誕生日:10月17日
二年生。本人曰く愛を求めている。独特の考えを持ち、主人公の相談役として一役買っていた。

・ヒロイン:男装【転入生にして男装の麗人】
二年生。何故か男装をしている。最近、主人公の事が飽きてきたように見えなくもない。

・ヒロイン:銀鎖 【狭義では厨二病に属される変な生徒】
一年生。銀色のチェーンを腰にぶら下げている。黒魔術研究所に所属している。
その実態は得体の知れない怪物「闇」を退治する闇祓い。夜になるとパトロールを開始する。
主人公が『アザーティ』であると唯一知る人間である事から、今後の活躍が期待できると思っていたのは幻だった。

・その他:先輩 【儚げな雰囲気の美人】
三年生。主人公同様女装した男性。女装生活で困った時や聞きたい事がある時はこの人に頼ろう。

こんばんは、システムさんです。
新しいスレ一発目のレスなのに特に言う事ありません。気が利かない人は嫌ですね。

そんなわけなので早速直後のレスで天気判定

各ヒロインのいることが多い場所

虚弱 保健室
銀鎖 屋上 たまに黒魔術研究会
男装 不明 「男装のところに行く」で会える
愛 世界「愛」クラブ
鉢巻 去年は陸上部のエースだったはずだが、体育祭時に実況が
   「未だに」その脚は健在 とか言ってたから既にやめているかも(現役のエースに「未だ」なんて使う?)
   情報が少なすぎて居場所の推測すら不可能(先輩に聞いてみたらいいかもしれない)
   昼休みは食堂にいるかもしれない(コンマ判定になるが)


前スレの636に勝手に追加した
虚弱の今までに得た情報(ほかのヒロインは情報が少なすぎるので、どんな質問してもたぶん被ることはないはず)

好きなもの
淹れたての、紅茶の香り。寝てる時間、夜。
好きな色はくらーい感じの、もやもやした青色
好きな動物はアルマジロ
好きな本は百万回生きたねこ
ゲームに興味はないがチェスは得意
好きなお菓子 ポップコーン マシュマロ 和菓子
得意教科 古典 歴史
趣味 散歩 雲を見ること(本当は、晴れてる日の雲を見るのが好き)

ぬいぐるみは嫌いじゃない。
星には興味なし(好きか嫌いで言えば好き)
音楽はあまり聞かない
百万回生きたねこの「ねこ」が好きなだけで、ふつうの猫は特に興味ない。
水泳はとんかち
アクセサリーにはあまり興味がない(外に出るようになればするかも)
ニンニク・ハーブ・銀は駄目
濃い味もだめ
苦手教科 英語
7月29日から一週間ほど帰省する


これで会話内容がかぶってグダったり
せっかく昼休み・放課後の安価ゲットしたのにお目当てのヒロインじゃないのが出てきたので
何もせずに帰るなんてことが起きないといいけど

間違いとか抜けあったらごめん

あらまあ。これまたわざわざまとめてくださって、ありがとうございます。システムさん的にも、これは助かります、本当に。
と言うか、こう言う事はシステムさんが纏めておくべきなのでしょうか。
正直テンプレに入れるとしても長くなっちゃうし面倒ゲフンゲフン……なので、今までやってこなかったのですが。
あ、やってくださった軽いまとめですが、目立った間違いは見受けられません。大丈夫です。

システムさんの手間が増えるし、こっちが好きでやってるので気にしないでください

1周目からの続投ヒロイン(鉢巻・愛)の胸糞度ってそのままですか?
1周目は
鉢巻 ★★☆☆☆ 「胸糞レベル2」悲劇は別け隔てなく訪れるモノです。
愛 ★★★☆☆ 「胸糞レベル3」涙なくしては語れない。

あと男装って胸糞度いくつでしたっけ?虚弱が1、銀鎖は3だった気がするのですが

胸糞度数はですね、正直ネタばれになりかねないし、それでキャラクターを判断されたくないし……。
何より面倒ゲフゲフ……システムさんの定規がそもそも信用できないので、やめました。
いやまあ、希望されたら出しますけどね。鉢巻ちゃんと愛ちゃんの胸糞度は変わらずです。

ちょっと過ぎましたがゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 6・水)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 5・火)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 7・木)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 2・土)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 3・日)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

始める

もっと早く質問するべきでした…申し訳ありません

多数決なので決定しました。

前回の続きから再開します。

3番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

3番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/8(金)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で休む事もできる。
二年生の�内であれば、他の人の部屋に行く事もできる。
先に校舎に向かう事もできるが、今の貴方にそうする理由は無い。

貴方は

1、食堂に行く
2、虚弱の部屋に行く
3、男装の部屋に行く
4、部屋にいよう
5、先に校舎に行く
6、自由行動

↓2

2

2、虚弱の部屋に行く


貴方は虚弱の部屋に行く事にした。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

少しして、部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。

虚弱「……——さん。……おはよう」

貴方「おはようございます、虚弱さん」

虚弱「……ばあさんめしはまだかね」

貴方「はいはい、今すぐ用意しますよ。さ、行きましょう」

虚弱「よぼよぼ……」

貴方「んもう、まだ若いんですからっ」

そんな悪ふざけをしつつ、貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

昨日(七夕の会)は楽しかったですね

1、自由行動「昨日(七夕の会)は楽しかったですね」


貴方「そう言えば、昨日は楽しかったですね。七夕の会」

虚弱「あー……うん。楽しかった」

貴方「プラネタリウムも、想像以上でした……学生が作る物にしては、レベルが高いものだったと思います」

虚弱「うん……なんか、毎年そうみたい。気合い、入れてるんだって……」

虚弱「毎年、作り直してるみたいだし……だから、すごい」

虚弱のその一言に、貴方は驚きを隠せなかった。
その気になれば金だって取れるだろうあのプラネタリウムを、毎年新たに作っていると言うのか。
去年使用した物を使い回す事無く、一度使ったらお蔵入り。そんな物を、生徒たちは作っている。

一年に一度の為に、貴方には計り知れないほどの労力をもって完成させる。
だからこそ、生徒たちには思い出になるのだろうか。

考えてみれば、一度作ったノウハウや経験は上級生がちゃんと持っていて、それらは後輩に受け継がれていく。
そのサイクルがきちんと回っていれば、ある程度の苦労はカットできると言う事か。

それでも、十分にすごい事。怠け者の貴方にはできない事だろう。

貴方「へえ……そうだったんですか、あれ……」

虚弱「……演劇は、変だったね」

貴方「でも、演技はすごかったです」

演技だけは。

虚弱「……去年くらいから、学院の空気がおかしいんだよね……」

虚弱「なんて言うか……空気がまっぴんく」

貴方「真っピンク……?」

虚弱「それに影響されて……あんな風になっちゃったと思う……」

貴方「……悪影響、及ぼさないと良いですね」

虚弱「…………祈る」

そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持って虚弱の部屋に向かった。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

再び虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックする。

少しして、部屋の扉が開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。

貴方「お待たせしました」

虚弱「ううん……じゃあ、行こう」

貴方は虚弱と一緒に登校する事にした。

□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□

貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

今日は夜散歩できそう?

1、自由行動「今日は夜散歩できそう?」


貴方「虚弱さんは、いつも夜に散歩をしているんですよね?」

虚弱「ん……うん、まあ……」

貴方「今日は、散歩できそうですか?」

虚弱「…………できるけど、なんで?」

何故? 聞いた理由を何故と言われると、少し困る。特に、理由もなく聞いたのだから。

物事には全て理由や原因があるとして、貴方の今の疑問にもそれらがあるとしよう。
貴方の性格や最近の思考から、理由を推察すると……「気になったから」と言うのが、正しい。

しかし、虚弱の行動の逐一を知る権利は、貴方にはない。ましてや、貴方に関係の無い夜の事。
その上で今の質問となると……なんだか、ストーカーみたいに思えてくる。

ああ、余計な事は考えなければ良かった。貴方はただ、気になったから尋ねただけ。それで良いのだ。うん。

貴方「ええ、まあ……なんとなく気になって」

虚弱「ふうん……」

どうにか誤魔化せたようだ。貴方は、ほっと安堵の溜め息を吐く。

とりあえず、虚弱は今日も夜に散歩をするらしい。
虚弱にとっては数少ない自由な時間。一人でゆっくりさせてやるのがいいだろう。

貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、もういいや

↓2

2

10分経過したのでシステムさん判断で>>23で進行します。

2、もういいや


貴方は虚弱と一緒に登校した。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

貴方と虚弱が教室に着いた時、教室には既に殆どの生徒が登校してきていた。
貴方たちより遅く登校してきている人はどう考えても「マズイ」のだが、貴方にはどうしようもないので気にかけるだけにする。
もしかしたらトイレとかに行っているだけかもしれないし……そう思いながら、貴方は虚弱と一緒に、それぞれ自分の席に着く。

そして鞄を置き、そのままホームルームが始まるのを待った。

□————————□
|学院校舎内 ・ 廊下|
□————————□

休み時間。次の授業の準備を終えた貴方は、これからどうしようかを考える。

と言っても、やるべき事もないし、ただのんびり過ごすくらいしかないか。

貴方の隣では、虚弱がぐったりした様子で机に突っ伏している。
クラスメイトの「暑い」と言う総意によってカーテンは閉じられているので、日差しにやられているわけではない。
まあ、単純にぐったりしているだけだろう。お昼休みにでもなれば、起き上がって弁当を食べ始める。

ちょっかい……は、面倒だしやめておくべきか。

貴方は

1、自由行動
2、のんびり過ごす

↓1

1、自由行動「絵を描く」


貴方は絵を描く事にした。最近は練習ばかりだったから、久々に本気で描くのも良い。
自分に対して、何らかの刺激になるかもしれないし。

と言う事でそんなに要らないノートを取り出し、貴方はささっと絵を描いた。

……まあ、一日二日で絵は上手にならない。だから、大丈夫である。
しかしこうして並んでいるのを見ると、着実に上達している、気がする。

ちょっとだけ絵を描くのが上手になった……気がする?

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

お昼休み。腹を空かせた生徒たちは、皆一様に食堂に向かう。
今日は金曜日。食堂では「週替わり定食」が販売されている。それと合わせて、今日は食堂に行く生徒が多いだろう。

お昼休みが始まると、虚弱は鞄からお弁当を取り出して、昼食を食べ始めた。思った通りである。

貴方は

1、食堂に行く
2、虚弱と話す
3、自由行動

↓2



目指せ「絵を描くこと」に限ってレベル3

2、虚弱と話す


貴方は虚弱と話す事にした。

さて、何について話そう?

1、自由行動
2、やっぱやめた

↓2



塩だと予想

1、自由行動「目玉焼きには何をかけるか」


貴方「虚弱さん、虚弱さん」

虚弱「もくもく……うん?」

貴方「虚弱さんは、目玉焼きに何をかけますか?」

虚弱「…………食べたいの、目玉焼き?」

虚弱は中に入っている目玉焼きを見せるように、お弁当箱を差し出す。
綺麗に形が整ったそれは、確かに美味しそうだし、それを見てこの話を振ったと言うのはあるが……。

貴方「いえ、そう言うわけではなくて……単純に、何をかけるのかなーって思ったんです」

虚弱「……そう言う事。…………男は黙って、そのまんま」

貴方「……ツッコミどころはいくつかありますが、私はツッコミ役としては力不足なので一つだけにさせてもらいます」

貴方「男じゃないですよね」

虚弱「うむ……鋭さが足りない、三点」

一〇点満点評価だとしたら、点は貰えた方か。自己評価で二点だったので、マシである。

貴方「そのまんまって……何も付けないって事ですか?」

虚弱「うん……そのまま食べるか、醤油をちょっとだけ垂らす……かな」

虚弱「どばどばにすると……ちょっと……」

貴方「なるほど……中々に、乙な食べ方ですね」

虚弱は目玉焼きを食べる時、そのまま食べるか、醤油を少しだけ垂らすらしい。
その日の気分や、体の調子によって変えるのだろう。醤油は、元気な時のちょっとした刺激物。

虚弱について、これまた変な情報を獲得してしまった気がする。

そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒にお昼休みを過ごした。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

休み時間。次の授業の準備を終えた貴方は、これからどうしようかと考える。

他に何かやる事はないのかと自分でも思うが、これがとんと思い付かない。
そもそも怠け者の貴方にとって、暇と言うのは人生の相棒と言っても差し支えない。
外には出たがらないし、あまり動きたがらないし……まあ、仕方が無いのである。

虚弱はいつも通り、机に突っ伏している。
そうしているだけで、具合が悪いとか、そう言うわけではないだろう。
もしそうだとしても、貴方にちゃんと言うように伝えてある。心配無し。

さて、貴方は

1、自由行動
2、のんびり過ごす

↓1

1、自由行動「絵を描く」


うん、まあ、本当にやる事無いし、貴方は絵を描いて過ごす事にした。

前の休み時間の時に、どれだけ虚弱をモデルに描きたかった事か。
自分の下手さ加減を自覚した今では、恥ずかしいやら失礼やらで、どうにもそこが踏み出せないが……。
踏み出せないなら、踏み出せるようになるまで上手くなるべし。そう言う事である。

そんなわけで、貴方はもっと絵が上手くなるように、もっと絵を描いて過ごした。

ちょっとだけ絵が上手になった……気がする?

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

放課後。生徒たちは寮に帰ったり、部活動に向かったり……。
広場に行ったり屋上行ったり食堂行ったり図書室行ったり、各々自由に過ごしている。

その様子を横目に帰る準備をしながら「これからどうしようかな」なんて考えていた貴方に、虚弱が話しかけてきた。

虚弱「ねえ、——さん……一緒に、帰ろ?」

どうやら、虚弱は貴方と一緒に帰りたいらしい。
先に支度を終わらせていた虚弱は、やけに恥ずかしそうに、貴方にそう尋ねたのである。
思えば、虚弱から誘われると言う事は、今までなかったような気がする。
虚弱としても初めての事だろうから、今更になって照れるのも、分からない話ではない。

貴方は

1、虚弱と一緒に帰る
2、お断りする
3、自由行動

↓2

1

1、虚弱と一緒に帰る


貴方「は、はい。一緒に、帰りましょう」

虚弱「……良かった」

しかし、こうして緊張している姿をまじまじと見せられると、なんだかこっちまで緊張してしまう。
その所為か少しばかり噛んでしまったが、虚弱は気付いていない様子なので、貴方も気にしない事にする。

貴方「少し、待ってくださいね…………。はい、お待たせしました」

虚弱「うん……」

貴方は虚弱と一緒に帰る事にした。

□————————□
|学院校舎内 ・ 入口|
□————————□

貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

寮に帰ったら一緒に勉強しませんか?

1、自由行動「寮に帰ったら一緒に勉強しませんか?」


貴方「あ、そうだ。虚弱さん、これから時間ありますか?」

貴方「もしよければ、寮に帰ったら一緒に勉強しませんか?」

虚弱「あ……ごめん。今日は、ちょっと……」

虚弱「特に用はないんだけど……ゆっくりしようかなって、考えてたから……」

どうやら、虚弱はこれから予定があるらしい。暇だけど、有るのだ。
休養だって、立派な予定である。貴方だってのんびり過ごす事もあるじゃないか。

貴方「そうですか……すみません、突然こんな事を言って」

虚弱「……昨日、英語の勉強頑張って……ちょっとくたくたなんだ」

虚弱「私こそ……ごめんね。せっかく、誘ってくれたのに……」

貴方「いいえ! そう言った理由でしたら、仕方ありません。むしろ、大切な事です」

貴方「勉強は大切ですが、それ以上に健康が大事ですから。無茶だけは、いけませんからね」

虚弱「……明日なら、大丈夫だから。明日の、夜くらいかな……たぶん」

虚弱「良かったら……その時に、私の部屋に来て?」

貴方「分かりました」

虚弱と一緒に勉強する作戦は失敗してしまったが、こう言った些細な事で予定のすれ違いがあるのも、青春な感じがする。
それに、勉強は一人でもできるのだから、問題はない。

もし虚弱と勉強したければ、明日の夜に、虚弱の部屋に行けば良いだろう。
夜なのは、その時間に虚弱が元気だからだ。昼だと、まだ少し調子が悪いのだろう。

貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、もういいや

↓2

今日は(一緒に帰ることを)誘ってくれて嬉しかったです

1、自由行動「今日は(一緒に帰ることを)誘ってくれて嬉しかったです」


貴方「今日は、一緒に帰ろうと誘ってくれて、嬉しかったです」

虚弱「ああ、うん……どういたしまして……」

虚弱は、なにやら微妙な反応を示した。そんなに変な話をしただろうか……。
と思って、虚弱の顔を覗いてみると……ああなんて事はない、照れて反応が鈍っているだけだ。

虚弱「…………いつも、——さんから誘ってくるから……」

虚弱「せっかく教室に残れたから……ついでに、誘おうと思っただけで……」

虚弱「だから、その……どういたしまして……」

貴方「はい、ありがとうございます」

そんな虚弱の顔を見て、貴方は確信する。

ああ、だんだん好きになっていってしまうな、と。

貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、もういいや

↓2

2、もういいや


貴方は虚弱と一緒に寮に帰った。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込んだ。

そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 6・水)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 5・火)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 7・木)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 2・土)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 3・日)

↓2

4

4

4番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

予定のすれ違いと言うのが初めて明確に有ったような気がします。システムさんが忘れているだけですかね。

さて次の再開ですが、一日開けての2月23日の21:00を予定しています。

それではみなさま、お休みなさいませ。

ああ、夜は一人で散歩したいと言うより、散歩させたいと言う主人公の遠慮ですね。
強引に押し切ったら良いんじゃないですか? 適当に時間作ったりして。
でも、思い返してみれば……たしかに二人っきりになれる空間ってあまり無いですよね……。

そうですねー。受験勉強とかいろいろ有りますし、だいたい三年生の夏が終わったら、くらいですかね。
なんの変哲もない一般的な感じです。……運動系の部活動って、だいたそれくらいが普通ですよね?

昨日のレスは侠すれば良かったと今更思いました。こんばんは、システムさんです。
まあでも聞かれた情報の提示は早い方が良いですからね。その後話題に困っても後悔はしません。

そんなシステムさんの事情はどうでもよくて、直後のレスで天気判定ほい

予定した時間になりました。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 6・水)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 5・火)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 7・木)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 8・金)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 3・日)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

多数決なので決定しました。

前回の続きから再開します。

4番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

4番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/9(土)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

今日は休日だ。貴方は自由に行動する事ができる。

なんだかんだで、期末テストまで今日含めてあと二日しかない。
時間が過ぎるのは早いと言うが、すっとぼけていると尚早い。
非常に癪に障る話だが……そろそろ、本気を出すべきだろうか。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で過ごす事もできる。
どちらもせずに、外に出る事もできる。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、勉強する
4、他の人の部屋に行く
5、寮の外に出る
6、学生寮受付に行く
7、自由行動

↓2

3、勉強する


貴方は勉強する事にした。

貴方にだって、危機感と言うものはある。それを感じでも実行しないだけで。
ただ、やらない事によって状況が更に面倒になるなら、努力する事もやぶさかではないのだ。

そんなわけで、貴方は朝っぱらから勉強道具を引っ張り出してテーブルに向かうはめになるのである。
まあ、今になって不安を感じるのは、今まで遊び呆けていた代償と言う事で一つ……。

そう納得させて、貴方は勉強に取り組んだ。

【!】貴方の学力が上がった。24+4=28。現在学力補正「+28」

勉強が一段落したところで、貴方はちょっと休憩して過ごす。

そうしている内に、そろそろ昼食の時間だと言う事に気付く。

そう言えば、今朝は朝食を抜いてしまった。
貴方にとっては然程問題ではないが、いざという時に備えてエネルギーを補給するのも悪くはない。
いざという時と言うのが、一体どういう事態を想定しているのか。貴方自身にもちょっと分からない。

それとも、勉強の続きでもするか。今なら調子が良いので、すらすらできそうな気がする。
勉強道具は、続きをしたくなった時のためにテーブルに放置してある。決して片付けるのが面倒臭いわけではない。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、勉強する
4、他の人の部屋に行く
5、寮の外に出る
6、学生寮受付に行く
7、寝る
8、自由行動

↓2

1、食堂に行く

貴方は食堂に行く事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

休日のお昼の食堂は、貴方が知る朝の食堂よりも更に人が少なかった。
外出したり、散歩したり、校舎に何らかの用があったり、まだ寝ていたりと、自由に過ごしているが故だろうか。

昼食を取りに行った貴方は

直後のレスのコンマで判定
1234……虚弱 6789…愛 50…誰とも会わなかった

コンマ「1」


虚弱「……あ、——さん」

なんとなく席を探している時、虚弱とばったり会った。

貴方「虚弱さん。こんにちは」

虚弱「うん……今から、食べるの?」

貴方「ええ、はい」

虚弱「……一緒に食べて良い?」

貴方「もちろん。是非、一緒に食べましょう」

虚弱「じゃあ、先に座ってて……後で、探す」

貴方「分かりました。では、また後で」

貴方は一度虚弱と別れ、先に適当な椅子に座って虚弱を待った。
本当は虚弱に付いていきたかったが、昼食が乗ったプレートを持っている貴方がうろつくのは危険。
いつ、どこですっ転んでぶちまけるか分かったものではない。

それに、たぶん今日一日は日の光に当たっていない虚弱は、今のところは元気に見える。
貴方の助けは、必要ないだろう。

そうして待って、少しして、虚弱と合流し、貴方は虚弱と一緒に昼食を食べる事にした。

貴方は虚弱に、何か用があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

1、自由行動「昨日言われた通り、今日の夜に虚弱の部屋に行くことを伝える」


貴方「あ、そうそう。昨日、虚弱さん、勉強するなら部屋に来ても良いと言っていましたよね?」

虚弱「あー……? うん、言った」

貴方「やっぱり、誰かと一緒に勉強した方が捗るみたいで……夜、後でお邪魔しても良いですか?」

虚弱「ああ、うん……いいよ。だいじょぶ」

虚弱はお箸を持っていない方の手の親指と人差し指で輪を作り、了承を示す。
その反応にほっとしつつ、貴方は笑って返した。

虚弱「……じゃあ……うん。後で、来てね? 今は、まだ調子がそんなによくないから……」

貴方「わかりました」

【!】今日の夜、虚弱の部屋に行く事になりました。行動が固定されます。

虚弱「……英語以外で、お願いね……」

貴方「……私だって、英語は嫌です」

そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に昼食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋で過ごしていた貴方は、そろそろ夕食の時間も終わる事に気付く。

念の為、食堂には行かずに部屋で待っていたのだ。夕食を食べて眠くなって集中力がなくなる、なんて事になったらバカである。
貴方は腹持ちが良い方なので、一食二食や三食抜いてもへっちゃらである。
もちろん、運動などの行動をしない事が条件だ。と言うか、「腹持ち」って人の消化器官自体に言う言葉だろうか?

そんなどうでも良い疑問を抱きつつ、貴方は勉強道具を持って虚弱の部屋に向かった。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

少しして、部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。

虚弱「おー、来たね」

貴方「はい。約束しましたから」

虚弱「良い事。入って」

貴方「はい。お邪魔します」

□—————□
|虚弱の部屋|
□—————□

虚弱「座ってて。ちょっと待って」

虚弱の部屋に入った貴方は、とりあえず虚弱に言われた通り、奥の方の椅子に座る。
虚弱と言えば、貴方の目の前で鞄を漁り、貴方が持ってきた教材と同じ物を探している。

虚弱「うんとね……あった。よし、じゃあ、始めよう」

発見したらしい虚弱は、筆箱とそれを持って貴方の前に座って、一度気合いを入れる。
本当に……昼間の虚弱ばかり見ていると、夜の虚弱がまるで別人のようである。
虚弱と言う少女の性質上、夜の方が本来の虚弱である事は分かるのだが……。

それを言ってしまうと、まるで虚弱がノスフェラトゥである事を認めているようで、嫌だ。
かと言って、日中の虚弱が本当の虚弱と言うと、それもまた吸血鬼だと言っているみたいで。
つまり、何を言ったって虚弱は虚弱だから貴方は気にしなくて良いのである。

貴方「はい、頑張りましょうっ」

貴方は虚弱と一緒に勉強を始めた。

今日の教科は科学。互いに得意でも苦手でも無い。
多少の成績の違いで、貴方の方が少し上と言う感じである。

虚弱「うーん……うーん……なんでこうなるのかが分からない……」

貴方「確かに、ここは難しいですね。私も苦労しました。見てください、ここがこうなって……」

貴方は虚弱と一緒に勉強した。

【!】貴方の学力が上がった。28+5=33。現在学力補正「+33」

貴方「はー……疲れました」

一段落ついたところで、貴方と虚弱は共にペンを放り、椅子の背もたれに体を預けて背を伸ばす。
貴方も虚弱も本質はローテンションなので、こう言う所が変に似通っている。

虚弱「うん……今日は、もうこの辺にしておこうか。時間も、時間だし」

虚弱に言われて、貴方は時計を見る。時計は22:00過ぎを示していた。

貴方「あっ……もう、こんな時間ですか」

長いをし過ぎてしまった。今日は天気が良い。きっと、虚弱は今日も散歩をするのだろう。
貴方がいては、気を利かせて虚弱は自由でいられない。

貴方「すみません……もう、帰ります」

虚弱「そうだね、眠い?」

貴方「ちょっとだけ……虚弱さんは?」

虚弱「うーん……少し眠い、かな?」

そんな話をしながら、貴方は虚弱と片づけを終わらせる。
持ってきた勉強道具を小脇に抱えて、貴方は部屋の扉の方へと向かう。

貴方「今日はありがとうございました」

虚弱「うん。気が向いたら、明日も来て良いよ」

貴方「ふふ。考えておきます。無理は、いけませんから」

虚弱「……ああ、ちょっと待って」

部屋を出ようとする貴方を呼び止め、虚弱は貴方の方へと小走り気味に歩み寄る。
なんだろうと思いつつ、貴方は振り返り、虚弱と向かい合って言葉を待つ。

虚弱「おでこ」

ただそれだけを言って、要求した。
なんのこっちゃ分かるはずもない一言で、全てを理解できた事に、貴方は虚弱との親しさを明確に感じる。
その事に嬉しさを覚えつつ、ちょっとだけ虚しく思いつつ、貴方は額を晒して虚弱に差し出す。

虚弱「ん……」

久々に、額に感じる虚弱の唇。
貴方の全神経がそこに集中しているんじゃないかと思うくらいに、敏感だった。
額を始点として、電気のような鋭い感覚が、貴方の体中を走り抜ける。

一言で言ったら、快感に近しい。

三秒ほどのキスを終え、虚弱は唇を離して、貴方と見つめ合う。

虚弱「……ばいばい」

貴方「はい。お休みなさい」

そうして、貴方は虚弱と別れ、部屋を後にした。

部屋に戻るまでの最中、ちょっとした幸福感を胸に抱いて。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、勉強道具を雑に、静かにテーブルの上に置き、ベッドに倒れ込んだ。

そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 6・水)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 5・火)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 7・木)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 8・金)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 3・日)

↓2

5番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

続行するのならば、安価先のレスで天気判定を行います。(五分経過まで)

↓2

ゲームを続行しますかの一文をなぜだかすっとボケて忘れましたが、問題無いので続行します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/10(日)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

今日は休日だ。貴方は自由に行動する事ができる。

さて、期末テストは明日。いよいよ明日から始まるのである。
通常なら、明日に向けてスパートを駆けるべきなのだろう。貴方だってそう思う。
しかし、今更になって焦り始めるとは……スロースターターと言うレベルではない。

勉強をするべきだろうが、そうして無茶して体の調子を崩しては馬鹿なので、程度を考えよう。
なんて、貴方が言ってもただの逃げの一句である。そんな自分が虚しくて可愛くも思える。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で過ごす事もできる。
どちらもせずに、外に出る事もできる。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、勉強する
4、他の人の部屋に行く
5、寮の外に出る
6、学生寮受付に行く
7、自由行動

↓2

4、他の人の部屋に行く


貴方は他の人の部屋に行く事にした。

さて、誰の部屋に行こう?

1、虚弱
2、男装
3、銀鎖
4、先輩
5、やっぱやめた
6、自由行動

↓2

1、虚弱


貴方は虚弱の部屋に行く事にした。

□—————□
|虚弱の部屋|
□—————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

少しして、部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。

虚弱「……——さん……おはう」

貴方「おはようございます。ちゃんと言えていませんよ、虚弱さん」

虚弱「……どしたの?」

虚弱は、どうして貴方が部屋に尋ねて来たのかを知りたいようだ。

貴方はどうして、虚弱の部屋に来たのだろう?

1、自由行動
2、特に理由はない

↓2

1、自由行動「虚弱の様子を見て、体調が良さそうなら略」


貴方は虚弱の様子をじっと窺う。
貴方アイによると……特別悪いわけではないが、逆に良いわけではない。そんな感じ。
まあ、朝っぱらの虚弱はいつだってこんなもんである。

もし、何らかのアレがアレで元気だったのならば一緒に勉強しようと思っていたが……やめておこう。
朝の虚弱に、そう言う事を強いる事自体間違いなのかもしれないが。

貴方「いえ、一緒に、食堂に行こうと思いまして。ご飯、食べられます?」

貴方はプランを変更して、普通に虚弱と一緒に朝食を食べる事にした。

虚弱「……うん、たべられう」

貴方「じゃあ、行きましょう。あと、言えていませんよ」

貴方はぐったりした様子……ちょっとばかり演技だろうけど、の虚弱と一緒に、食堂に向かった。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

2、特にない

貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻り、そこで過ごしていた貴方は、そろそろお昼になろうとしている事に気付く。

つい癖でのんびり過ごしてしまったが、本来貴方はそんな事をしている場合の人間ではないのである。
と言っても、生まれてこの方そうして来たと言う抗いがたい癖は今すぐどうこうできる物でもなくて……。

なんて、一体誰に言い訳しているのやら。貴方は一人、自分に呆れて笑う。

さて、真面目に考えるとして、朝食を食べたからかそんなにお腹は空いていない。
今すぐご飯を食べる必要は、そんなにないだろう。

だとして、やはり勉強か。勉強道具はテーブルの上に置きっぱなしなので、今すぐ再開できる。
昨夜にほったらかしたままなのは、決して片付けるのが面倒だったわけではない。

貴方は

1、部屋にいよう
2、勉強する
3、他の人の部屋に行く
4、寮の外に出る
5、学生寮受付に行く
6、寝る
7、自由行動

↓1

2、勉強する


貴方は勉強する事にした。

そうだ、さっきまでのんびりしていたのは、この時のためなのだ。
この時、こうして勉強するために英気を養っていただけなのである。
……その結果、どうせ体の調子がいつも通りなのは、どうしようもない事なのである。

なにとも知れない何かに言い訳しつつ、貴方はテーブルに向かう。

貴方は一度溜め息を吐いて、勉強を開始した。

【!】貴方の学力が上がった。33+4=37。現在学力補正「+37」

一段落ついたので休憩がてらテーブルを離れてベッドに寝転ぶ。

そうして過ごしている内に、夕食の時間になった事に気付いた。

……ここは、悩みどころか。明日は期末テストが始まる日。
開始日に、初っ端から体の調子を崩しては元も子もない。明日に備えて、休むのが吉だろうか。

それとも、ここは勉強をしてラストスパートをかけるべきか。
もっとも、テスト期間中にでも勉強はできるので、こちらはそんなに重要ではないかもしれない。
そう言う事を言えるのは成績が良い人に限る事を、忘れてはいけないのはもちろんである。
貴方は……まあ、微妙と言える立場なのではないだろうか。少し自信が無い。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、勉強する
4、他の人の部屋に行く
5、寮の外に出る
6、寝る
7、自由行動

↓2

7、自由行動「食堂行って夕食を食べた後勉強」


貴方は、とりあえず夕食は食べておく事にした。
健康は食事から。食べておけばとりあえず体の調子が来る事はない。幾つかの条件を除いて。
その後、ちょっとだけ勉強をして……それがいいだろう、たぶん。

思い立ったが吉日、貴方はすぐに食堂に向かって、夕食を食べた。



部屋に戻ってきた貴方は、椅子に座って、テーブルの上に放置されている勉強道具を整理する。
お腹がいっぱいになって眠くなってきたが、エネルギーの補給は完了した。非常にぐっどな状態である。

明日の事を考えると、まあ、ほどほどにしておくのが良いだろう。

貴方は、ほんのちょっとだけ頑張って勉強をして過ごした。

【!】貴方の学力が上がった。37+3=40。現在学力補正「+40」

勉強が一段落ついたところで、貴方は勉強道具を片付けて、鞄の中にしまう。

そうした後、ベッドに向かい、そのまま倒れ込む。

明日の事は不安だが……成るようになるしかない。
貴方は貴方なりに努力したのだから、誰にも文句は言われまい。

そんな事を考えつつ、貴方は目を瞑り、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 6・水)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 5・火)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 7・木)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 8・金)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 9・土)

↓2

1番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

なんとなくもうお分かりかと思いますが、自由行動によって複数の行動を行うと、効率と成功率が共にだだ下がりします。
まあ、それも選択肢にある行動を複数選択した場合に限り、なのですが。
それでも、やっぱり効率的に悪いもんは悪いので、あまりオススメはしませんね。ええ、なんたってシステムさんにとって処理が大変ですから。
要するに、選択肢に無い行動を複数行えばいいんです。あまりに複雑化すると、特定の条件を除きそれでもやっぱり効率と成功率共に下がりますが。

上の理由もあって、別の行動と勉強を共に行うと、効率が悪いと判断されるのでプラスされる補正値が下がります。
具体的には(プラスされる補正値−1)となります。基本的には無いはずの+3がなんか頻繁に出るのはその所為です。

さて次の再開は、2月24日の21:00を予定しています。

それではみなさま、お休みなさいませ。

最近、息抜きでなんか他のSS書きたいなーと思ったりしています。
安価じゃなくて、普通にのんびりと。まあ、アイデアも特に浮かびませんし、今はこっちにかかりきりですから思ってるだけですけどね。
ただ時々、大好きなアルカイザーのSSを夢想していたりします。仮面ライダーBLACK×アルカイザーのヒーローオンヒーロー。
話が分からない人など気にせず置いてけぼりにする、そんなシステムさんです、こんばんは。

さっそく直後のレスで天気判定

予定した時間になりました。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/10・日)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 5・火)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 7・木)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 8・金)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 9・土)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

始める2:始めない0:思い出の部屋0:行ってらっしゃいませ1

前回の続きから再開します。

1番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

1番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/11(月)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

今日から木曜日まではテスト期間。校舎に行くのは昼前までで、その後は自由に行動できる。
とりあえず、今は目の前のテストに集中しよう。絶対に落とせないのだ。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で休む事もできる。
二年生の�内であれば、他の人の部屋に行く事もできる。
先に校舎に向かう事もできるが、今の貴方にそうする理由は無い。

貴方は

1、食堂に行く
2、虚弱の部屋に行く
3、男装の部屋に行く
4、部屋にいよう
5、先に校舎に行く
6、自由行動

↓2

3、男装の部屋に行く


貴方は男装の部屋に行く事にした。

□—————————,□
|二年生学生寮内・4階|
□,—————————□

貴方が男装の部屋に着いた時、珍しく、取り巻きたちがいなかった。
一体、どう言う事だろう。既に男装は部屋を出て、取り巻きと一緒に食堂に向かってしまったのだろうか?

とりあえず、貴方は部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

暫くして、部屋の扉が開き、男装が姿を現した。

男装「はい……ああ、——さん。まさか、もう一度貴方が来てくれるだなんて、思ってもいなかった……!」

貴方「おはようございます、男装さん」

そう返しつつ、内心「先週にも来たのだけれど」と思う。
あの時、男装が貴方に気が付かなかったのは、集団に紛れていたから。
だから男装は、貴方に気が付かなかった。

遠回しに、男装にとって貴方は周囲の女子と同じ扱いだと言われている気がする。
そう思うと、ちょっとお姫様扱いされて良い気になっていた自分が、なんとなく恥ずかしく見えてくる。

貴方「……今日は、誰もいないのですね」

男装「ああ、はい。今日からテスト期間は、僕に付いて来る必要はないと、伝えたのです」

男装「彼女たちとっても、大切な期間ですからね。僕にかまけてテストの成績を悪くしてしまうと、申し訳ない」

なるほど。男装なりに、気を利かせたと言う事らしい。
その言葉には、男装の「たまには一人になりたい」と言う意味が含まれているような気がするが、気の所為だろう。

男装「ところで、今日はどんな用でしょう?」

貴方は男装に、どんな用があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

1、自由行動「テストのヤマについて」


貴方「用、と言うほどの事ではないのですが……なんと言いますか」

貴方「今日のテスト、どこにヤマを張っていますか?」

男装「ヤマ、ですか?」

男装はきょとんとした様子で、貴方に返す。

男装「ううん……僕は、試験やテストと言ったものに、ヤマを張ると言う事をした事がありません」

男装「そこは全て、自分が学習した場所なのですから……できて当然、と言う気持ちからです」

男装「もちろん、その全てを記憶しているなんて自信はありませんから、僕は僕なりに勉強もします」

男装「ですが……やはり、そう言った「一点読み」と言うのは、肌に合わないのです」

男装「加えて言うと、僕はギャンブルの類がとことん苦手で……そう言う意味でも、合わなくて」

男装「すみません、僕では、役に立てそうにない」

貴方「いえ、気にしないでください! 男装さんが、とても誠実な人間だと言うのが分かりました」

こんな下らない疑問に真剣に悩みつつ、貴方の質問に応えようとするその紳士性。
その上で、この返答。小細工も悪あがきもなく、真正面から対抗するその姿勢。
ちらちらと見える堂々とした態度からは、芯から根付いた誠実さが窺える。
ギャンブルが苦手だと言う一言も、結構ミソである。

男装「誠実だなんて。僕はただ、不器用なだけですよ……本当に」

男装は呆れたような笑いをする。ああ、たぶん、これも本当だ。
男装、恐らく貴方と同じく不器用な人間なのだろう。

そんな話をして、貴方は男装と別れて食堂に向かった。
男装は、もう少し部屋にいてから食堂に行きたいと言った。何をするのかは分からないが、何かをしたいのだろう。

食堂に着いた貴方は、一人で朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

一度部屋に戻った貴方は、必要な物だけを詰めた鞄を持って、虚弱の部屋に向かう。

テスト期間だとしても、虚弱を迎えに行くのは忘れない。それが貴方タクシークオリティ。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

少しして、部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。

虚弱「……おはよう」

眠たげな眼差しを貴方に向けて、虚弱は一言発する。
今日も今日で普段通りに具合が悪そうだが、こんな調子でテストは大丈夫なのだろうか。

貴方「おはようございます、虚弱さん」

虚弱「……行こ」

貴方「はい」

貴方は虚弱と一緒に登校する事にした。

□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□

貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

1、自由行動「不器用な自分について」


貴方「唐突な話ですが、私って、不器用なんです」

虚弱「……うん」

貴方「昔から、指先でやる事などは本当に苦手で……折り紙とか、あやとりとか」

貴方「あと、二つ以上の作業を並行して行うのも、へたくそでした。そうすると、いつも失敗してしまいます」

貴方「不器用と言いますか、ドンくさいと言いますか……どう思いますか」

虚弱「……どう思うと、言われても……」

そりゃそうだ。いきなり「自分って不器用なんですよー」と言われてもなんのこっちゃと言う話。
そもそも、自分の弱点を話して、貴方は一体何がしたいのか。
苦手だから押しつけないでほしいと、前以て言っておくと言う事か? 貴方ならば、こんな話忘れる自信がある。

……言ってしまって、貴方は何を言っているんだろうと思った。

虚弱「……まあ、がんばれ……って言う」

貴方「あはは……ありがとうございます」

話のチョイスを、間違えてしまったかもしれない。

でも、誰かに自分の苦手な物を知ってもらうと言うのは、悪い気分ではない。
それだけ【信頼】していると自分で確認できるからだ。ちょっとばかりの恥ずかしさも付随するが。

貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、もういいや

↓2

2、もういいや


貴方は虚弱と一緒に登校した。

□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□

校舎に着いた貴方と虚弱は、真っ直ぐに保健室に向かう。
虚弱が、いつもより早く歩いてくれたおかげで、遅刻する事だけは免れたようだ。

保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡単に事情を説明する。
そして、ベッドに向かい、そこに虚弱を寝かせてやる。

貴方「……虚弱さん、テストはどうするんです?」

ここまで来て貴方はようやくその疑問に気付く。

そうだ、保健室に虚弱がいるなら、虚弱は一体、いつテストを受けるのだ?

虚弱「……頑張って、ここでやる……」

貴方「大丈夫なんですか?」

虚弱「……頑張る」

頑張れるかどうかじゃなくて、大丈夫かどうかを尋ねているのだが……。

いや、虚弱が大丈夫と言っているのだから、大丈夫なのだ。そう信じる他ない。
こうすると言う事は、去年も同じ事をしたと言う事。去年の今頃も、去年の冬頃も。
虚弱は既に、その壁を三度は乗り越えている。だから、大丈夫だろう。

まあ、ここは保健室。保健の先生もいるし、いつだって休める。
貴方が心配するほど、虚弱は危険な場所にはいないのだ。

貴方「分かりました。虚弱さん、頑張ってください」

虚弱「……——さんも……ね」

貴方「当然です」

貴方は虚弱と別れ、保健室を後にし、急いで教室に向かった。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

先生3「はぁい、みなさん。ちゃんと答案用紙と問題用紙は行き渡りましたね?」

先生3「貰っていない人は手を上げて? ……よし、大丈夫ね」

テスト特有の緊張した空気も、先生ののんびりした口調によって、どことなく和らいだように感じる。
元よりこのクラスだけ、なんとなく緊張感に欠けていたようにも感じていたが……。

先生3「制限時間は50分。みなさんちゃんと、日頃の成果を発揮してください」

先生3「悪い点数を取った子には、罰として補習が待っていますよぅ?」

ちょっとばかり寒気を感じる言葉を聞きつつ、生徒たちはじっとその時を待つ。

今日は期末テスト初日。今から三時間は、詰めっぱなしだ。
貴方も他の生徒と同じく、シャーペン二本と消しゴム一個を用意し、裏返ったテスト用紙と答案用紙を見つめる。
その状態のまま、先生によるテスト開始の宣告を待つ。

先生3「……はい、始めてください」

のんびりした先生の言葉を掻き消すような、紙をめくる音が教室を支配する。

その中に貴方が混じっているのは当然で、出遅れる事無く、シャーペンを持って問題に挑む。
その際、問題用紙をちょっとだけ破いてしまったのは、秘密だ。

直後のレスのコンマで判定。
コンマがそのまま点数。「00」は0点とする。
学力補正「+40」に従い÷2の20に知識レベル補正「+20」でコンマの数値に+40(上限100)。

コンマ「22」+40=62


テスト三教科分を終えて、貴方は両手で顔を覆って俯く。

愕然とした。別に、得意な教科でも苦手な教科でもない。それなのに、貴方は揮わなかった。
一応、全ての回答欄は埋めた。その中で合っているのは……多くて七割、少なくて六割か。
いや、赤点ラインは超えているのだから、そこまで悲観する必要はない。
ただ、思っていた自分の姿と実際の姿が、異なっていただけの事。

要するに、貴方はサボり過ぎたのだ。そうとは限らないが、そう言う事だろう。

……まあ、補習を受けずに済んだのだから、そこまで悲しむ事はない。
そう、貴方の本来の目的は補習の回避で、高得点を狙うわけではない。
しかし……ちょっとばかり、悔しいと言えば悔しい。

……虚弱はどうしているだろうか。保健室で、頑張っていると言うが……。

この後、貴方はどうするか。
今日の分のテストが終わったので、貴方は今から一時的に自由の身。
このまま帰っても良いし、校舎に残っても良いだろう。
時間的には、昼にはまだ早いが、食堂は開放されているようなので、一足先にそちらに行くのも良い。
寮に帰っても昼食は用意されているので、まあ、どちらでも良いだろう。

貴方は

1、寮に帰る
2、食堂に行く
3、保健室に行く
4、世界「愛」クラブに行く
5、男装を探す
6、屋上に行く
7、自由行動

↓2

5、男装を探す


貴方は男装を探す事にした。

探す、と言っても、今さっきテストが終わったばかりだ。
急いで男装の教室に行けば、きっとそこにいるだろう。

と言うわけで、貴方は鞄に出した物を詰め込んで、急いで教室を出た。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-B|
□————————□

貴方が2-Bの教室に着いた時、そこは、異様に空気がピリピリと鋭く、張り詰めていた。
テスト期間特有の緊張感故ではない。恐るべき闘争本能が互いに刺激し合い、空気を殺している。
その二つが合わさり、結果、なんかもう入るのも難しい事になっている。こわい。

男装の周囲に、この時間になっても取り巻きがいない事を見ると……。
この張り詰めた空気を生みだしたのは、男装に近づけない取り巻き連中だろう。

まあ、男装に取り巻きがいないこの隙を狙って、取り巻きとはまた別の「層」が、男装に接近している。
その人たちに嫉妬しているのもあるかもしれない。

……面倒臭い。頗る、面倒臭い。

今すぐ諦めて帰りたい気持ちを抑えて、貴方は男装に近寄る。

貴方「こんにちは、男装さん」

男装「——さん。こんにちは」

さて、針のむしろに侵入成功。鋭い視線を浴びつつ、貴方は

1、自由行動
2、やっぱいいや

↓2

1、自由行動「手を引いて二人きりになれる場所まで移動」


少しばかり男装に用がある……が、ここでは少し難しい。

できるのなら二人きりになりたいものだが、それもまた難しい。

もし彼女の手を引いて拉致ったものなら、怒りに震える取り巻きたちが付いて来るのは間違いない。
彼女たちの追跡を振り切る事も、容易ではないだろう。と言うか、できる自信が無い。

取り巻きたちが付いてこなかったとしても、それでもまだ難しい。
何せ相手はこの学院で今一番モテるだろう男装。彼女を連れていると言う事は、壁に耳あり障子に目あり。
どこから誰が見ているか、聞いているか、まるで分からない。

……注目される、と言う事は、自由が無くなる事でもあるのだなあと、変な事を悟ってしまう。

そんな事をしている場合では無くて。

正直、やめておいた方が良いかもしれない。
今、男装を拉致するより、後で男装の部屋を訪ねた方が良いのかもしれない。

テスト期間中は、取り巻きも男装の部屋には近寄らない。
それに、個人の部屋ともなれば、プライバシーのために壁に耳はなく障子に目もないだろう、流石に。

それでも貴方は

1、やる
2、やらない
3、自由行動

↓2

3、自由行動「問答無用で手を取り二人で走って逃げる」


……問答無用で、急いで走って逃げてしまえば良いのではなかろうか。
確かに、貴方ならば、たとえ男装を連れていたとしても逃げられる自身はある。

しかし相手は飢えた野獣も同然。そんな事をすれば、貴方が止まるまで目を付けられる。
そして追い込み漁の如く、その内捕まってしまう。その結果貴方が得るのは時間と体力を浪費した事に対する後悔。

貴方は思わず、顔を顰める。なんて面倒で疲れる話だ。嫌だ、絶対に嫌だ。
そこまでするくらいなら、もういっそ用事なんか忘れたい。

一度目をぎゅっと瞑って、全てを忘れる事にした。
たぶん、なんかの気の間違いだったのだろう。

貴方「……えっと、テスト、どうでした?」

男装「ええ、上等と言ったところです。僕にとっては苦手な教科もあったので、辛いところでしたが」

貴方「そうでしたか。それは良かった……私は、ちょっとだけ駄目でした」

男装「あはは……まあ、誰にでも調子の悪い時と言うのはあります。あまり、気にしないように」

そうして少し話をした後、いい加減視線が痛くなってきたので、話を切り上げて貴方は男装と別れた。

もし、本当に、大切な用があるのならば、やはり男装の部屋に行くのが一番良いだろう。
もちろん、その時は朝ではなく、昼や夕方頃が望ましい。男装の事を考えて、である。

教室を出た貴方は、残念に思いつつ、ちょっとだけほっとして、寮に帰った。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、鞄を置いて、ベッドに腰掛ける。

さて……こうして部屋に戻ってきたのは良いが、何をしよう。

今日のテストの事を考えて、勉強するのがよいだろうか。
今日はたまたま調子が悪かったのだろう、そう思いたい。
しかしそう思って、明日もし、テストを落としてしまったら……。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、勉強する
4、寮の外に出る
5、学生寮受付に行く
6、寝る
7、自由行動

↓2

3、勉強する


貴方は、明日に備えて勉強する事にした。

今日の事で、目が覚めた。貴方は少し、だらけ過ぎたようだ。

自己評価が高いように見えるだろうが、貴方は能力だけは一流だ。ちょっと不器用なだけで。
貴方の性格と合わせると正に「やればできる子」と言う感じ。要するに駄目な子って意味なのだけれど。

そんな貴方が本気になれば、テストなんてちょちょいのパーである。たぶん。きっと。
どうせその内気力と集中力が切れてだらけてくるだろうが、やる気のある今の内に、勉強をしてしまおう。

貴方は鞄から筆記用具を取り出し、明日のテストに備えて、その教科の教材を取り出す。
「ふん」と鼻息を吹いて気合いを入れ、貴方は勉強を始めた。

【!】貴方の学力が上がった。40+4+覚醒ボーナス「1」=45。現在学力補正「+45」

一通り終わったところで、貴方は背伸びをしてかたまった体を解す。
時間も良い頃合いだし、今日はこの辺でやめても良いだろう。

貴方は椅子から立ち上がり、ベッドに向かって、そのまま倒れ込む。

目を瞑り、今日一日の事を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/10・日)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 5・火)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 7・木)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 8・金)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 9・土)

↓2

2番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

ええまあ、自由行動するのは良いのですが、その前にちょっと主人公の性格を見てください。
その上で、その安価が成功するかどうか、ちゃんと判断してください。はんだんしてください。
だって温和で怠惰な人が意味もなく「問答無用で人を引っ張る」なんて事しますかって言う。

そんなわけで、状況と安価次第によっては、こちらの判断で確認無しで強制的にシーンを終了する事もあります。
気を付けてくださいね。え? 今更過ぎる? だってまさか性格無視してそんな事する人がいるとは思えなかったんですもん。

さて次の再開ですが、2月25日の21:00を予定しています。

みなさま、お疲れさまでした。

なんでお疲れさまって二度言ったんでしょうね。わたしゃホントにバカですね。

どうでもいい事ですが改めて、みなさまお休みなさいませ。

こんばんは、システムさんです。
すみません、今日は再開しないと言う事でお願いします。
こうして時間前に来たのに再開できないと言うのが一番心苦しいのですが、だからと言って無理をするのもアレな話なので……。
明日の21:00に今度こそ再開したいと思います。

こんばんは、システムさんです。昨日は本当にすみませんでした。
いやもうほんと色々あったらしくて、トドメにパソコン起ちあげて三秒と経たずにブルースクリーンくらってもう駄目だったそうです。
誕生日だと言うのにそんな目に会って可哀そうだとは思いますが、パソコンに住んでるシステムさんも死ぬかと思ったので許して下さい。
まあ、それで許されるとはシステムさんも思っていませんが。誰かさんも不幸自慢を聞いてもらって満足でしょう、たぶん。

そんな事はどうでもよくて、直後のレスで天気判定

誕生日おめでとう!

ちょっと遅れましたが、ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/10・日)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/11・月)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 7・木)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 8・金)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 9・土)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

多数決なので、決定しました。

前回の続きから再開します。

2番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

2番のデータを再開します

□—————□
|貴方の部屋| 7/12(火)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

今日もまた、学校で期末テストがある。
昨日はあまり良い結果とは言えなかったので、今日は注意して挑む事にする。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で休む事もできる。
二年生の�内であれば、他の人の部屋に行く事もできる。
先に校舎に向かう事もできるが、今の貴方にそうする理由は無い。

貴方は

1、食堂に行く
2、虚弱の部屋に行く
3、男装の部屋に行く
4、部屋にいよう
5、先に校舎に行く
6、自由行動

↓2

2、虚弱の部屋に行く


貴方は虚弱の部屋に行く事にした。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

少しして、部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。

虚弱「……——さん」

貴方「おはようございます、虚弱さん」

虚弱は言葉を返す代わりに、こくりと頷いて応答する。

どうやら今日の虚弱の調子はあまりよろしくないらしい。
こんな調子でテストは大丈夫なのだろうかと、人の事ながら心配になる。

貴方「大丈夫ですか? ご飯、食べられます?」

虚弱「……うん」

貴方「じゃあ、掴まってください。一緒に行きましょう」

虚弱「あうー……」

貴方はふらつく虚弱を支えつつ、一緒に食堂に向かった。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

昨日のテストはどうでした

食堂のシステム的に、と言うか主人公の腕的に無理ですね。
虚弱の分をどれだけ少なくしようと、プレート二つを持っていくわけですから……。
そんでもってこの主人公の技術レベル1ですから、まあ間違い無くどっちかひっくり返しますね。
低すぎる技術レベルは生活にも影響を及ぼすのでした、まる。

そんなわけで、多分そう言う事は望んでいないでしょうから安価上の>>171で進行します。

1、自由行動「昨日のテストどうでした」


貴方「そう言えば、虚弱さん。昨日のテストはどうでした?」

虚弱「……うーん、ふつう?」

つまり、良くも悪くも、と言う事らしい。とりあえず、どれかが赤点ライン、と言う事はなさそうだ。
保健室で一人テストを受けると言うから心配していたが、やはり無用の物だったようだ。

まあ、普段授業を受けていない彼女が、本当に大丈夫だったのか。
真の心配は、未だ尽きないと言ったところか。

貴方「そうですか……よかった。本当に大丈夫なのか、心配しました」

虚弱「……余裕だった……」

貴方「ふふ、本当ですか?」

虚弱「……ちょっと、危なかった」

虚弱「——さんは、どうだった?」

貴方「あー……あはは。私は、悪いとは言いませんが、いまいちでした……」

虚弱「ありゃりゃ……今日、頑張ろう……?」

貴方「はい、そうですね」

そんな話をして、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。


□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持って虚弱の部屋に向かった。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

再び虚弱の部屋を訪れた貴方は、部屋の扉を軽くノックする。

少しして、部屋の扉が開き、鞄を持った虚弱が部屋から出てきた。

貴方「お待たせしました」

虚弱「ううん……ありがと」

貴方「どういたしまして。では、行きましょう」

虚弱「……うん」

やはり、どこか調子が悪いらしい。まあ、虚弱だってこう言う事は慣れっこだろう。
虚弱のテストについては、心配するのはむしろ無粋と言うものか。
ただ、一緒に行く役割はしっかり果たす。テストは大丈夫でも登校が大丈夫とは限らないのである。

貴方は虚弱と一緒に登校する事にした。

□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□

貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

2、特にない

貴方は虚弱と一緒に校舎に向かった。

□————————□
|学院校舎内 ・ 入口|
□————————□

校舎の入口が見えた頃。時間もそろそろ危ないと言うのに、何故か校舎の入口に生徒が多くたむろしていた。

貴方「……どうしたのでしょうか?」

疑問に思った貴方は、虚弱に尋ねてみる。

虚弱「……笹、だと思う……」

貴方「笹? ああ、七夕の短冊ですか……えっ、今この期間に飾るんですか」

虚弱「……今じゃなかったら、見られない人とか……いるだろうから……」

虚弱に言われて、貴方は考える。
テストが終わると、すぐ夏休み。夏休みが始まって、すぐに家に帰る生徒もいるのだろう。
その人たちが見られるようにするには、なるほど、確かに今に飾るしかない。

貴方「なるほど……大変ですね、生徒会と言うのは」

虚弱「……うん」

そんな話をしている間に、貴方と虚弱も短冊が飾られている笹の前に着く。

今なら、どれか一つくらいは見る事ができるだろうか……貴方の短冊は、ちょっと見当たらない。

貴方は

1、赤色の短冊
2、桃色の短冊
3、紫色の短冊
4、緑色の短冊
5、橙色の短冊
6、水色の短冊

↓2

6、水色の短冊


貴方は近くにあった水色の短冊を手に取り、書かれている内容を見る。
見ず知らずの人の願いを勝手に見るのは趣味が悪いだろうか……。
しかしこの短冊に願いを書いたと言う事は、見られても良いと言う無言の承諾でもあると言う事で、言い訳をしておく。

『好きな人とずっと仲良くいられますように』

……あなたは、そっと短冊を戻して、その場を離れた。

そう、他人の願いを見る事こそが大きな間違いだったのである。
だから、こう言った同性愛めいたお願いは見なかったのである。

いや、同性愛と言うか、短冊に書かれていた「好きな人」と言うのがこの学院の生徒とは限らない。
もしかしたら、外か、あるいは自分の地元に残してきた思い人かもしれない。
先輩の蛮行とも言える行動のおかげでこの学院ではそう言った思考が蔓延しているようだから、そう言う風にしか見えなかっただけで。

……いや、まさか。この短冊こそ、その先輩のものだなんて……。

虚弱「……どうしたの?」

貴方「いえ……人のお願いを覗き見ると言うのは、あまり良い事ではありませんね」

虚弱「そうかな……?」

意味不明な不安を抱えつつ、貴方は虚弱と一緒に保健室に向かった。

もし短冊がもう一度見たければ、またここに来ればいいだろう。
今言った通り、貴方としては短冊を見るのをあまり良い事だとは思っていないので、通りかかっても見ようとは思わない。

□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□

保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡単に事情を説明する。
この行動も慣れてきた物だと我ながら思いつつ、ベッドに向かい、そこに虚弱を座らせる。

貴方「じゃあ、私は教室に行きます。無理しちゃ、駄目ですよ?」

虚弱「分かってる……頑張ってね」

貴方「はい。では」

貴方は虚弱を先生に任せて、保健室を後にした。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

先生3「みんな、答案用紙も問題用紙も、受け取りました? 貰ってない人は言ってくださいね」

先生3「……うん、大丈夫ね。良かったあ、今日だけは先生もドキドキしちゃうわぁ」

そんな先生の言葉に、教室の空気は一気に和らいだように思えた。
先生なりのジョークなのだろう。そのおかげか、何人かの緊張がほぐれたように見える。

先生3「じゃあ、みんな頑張ってね。制限時間は昨日と同じ50分よう」

しかしその時が近付くにつれ、生徒たちは再び緊張の色を表していく。
流石に今、茶化すわけにはいかないと、先生も黙っている様子。

昨日と同じように、貴方はシャーペン二本と消しゴム一個を用意し、テスト用紙と答案用紙を見つめる。
大丈夫、昨日だって勉強したのだから、問題はない、はず。

先生3「……はい、始めてください」

先生の言葉に被さるようにして、紙をめくる音が教室のそこら中から響く。
貴方も遅れず、急いで紙をめくって、問題を確認する。

直後のレスのコンマで判定。
コンマがそのまま点数。「00」は0点とする。
学力補正「+45」に従い÷2の22.5の小数点以下切り捨てで22に知識レベル補正「+20」でコンマの数値に+42(加算後の上限100)。

コンマ「85」+42=107(上限100に従い100とする)


今日のテストが全て終了し、貴方は深い溜め息を吐く。

昨日の様が信じられないくらいに、結果が良かった。いや、自己評価であるが、完璧だった。
これが貴方の実力……と言うには、あまりにも驕り過ぎ。
たぶん、昨日はあまりにも調子が悪くて、今日は調子が良かったのだろう。ただそれだけ。

まあ、良い結果は良い結果。貴方としては問題がなければそれで良いのだ。

虚弱はどうしているだろうか。保健室で頑張っている彼女は、ちゃんとテストは十分な結果だろうか。

この後、貴方はどうするか。
今日の分のテストが終わったので、貴方は今から一時的に自由の身。
このまま帰っても良いし、校舎に残っても良いだろう。
時間的には、昼にはまだ早いが、食堂は開放されているようなので、一足先にそちらに行くのも良い。
寮に帰っても昼食は用意されているので、まあ、どちらでも良いだろう。

貴方は

1、寮に帰る
2、食堂に行く
3、保健室に行く
4、世界「愛」クラブに行く
5、男装を探す
6、屋上に行く
7、自由行動

↓2

点数計算思いっきり間違えていますが、上限100なので見逃して下さい。一応修正。

コンマ「85」+42=127(上限100に従い100とする)

3、保健室に行く


貴方は保健室に行く事にした。

保健室には、虚弱がいる。たぶん、まだいるだろう。
テストがどうだったかも、気になる。知ったところで、貴方はどうするかと言う話だろうか。

とにかく、貴方は鞄を持って教室を出た。

□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□

保健室に着いた貴方は、先生に簡潔に用を伝える。

虚弱はソファに座り、だらしなく脱力していた。なるほど、あそこでテストを受けていたらしい。
ぐでーんとしていた虚弱は、貴方に気付くとすぐさま体を貴方の方へと向け、まるで飼い主を待つ犬のような眼差しを貴方に送った。
そんな様子にちょっとだけ笑いつつ、貴方は虚弱の元へと向かう。

貴方「大丈夫でしたか、虚弱さん?」

虚弱「うん……だいじょぶ。得意な教科だったから……」

そう言えば、今日は古典と世界史が同時にあった。
虚弱はそれらが得意だと言っていたから、そもそもテストに関する貴方の心配は不要だったと言う事だ。
でも、一つだけ別の科目もあるし、決して無駄な心配ではなかったのである。

虚弱「——さんは……?」

貴方「私は、とても良い結果が期待できそうです」

虚弱「おー……すばらしー……」

虚弱は軽い調子の感嘆の声を上げて、貴方を褒める。

虚弱「……なら褒めてあげよう」

そんな事を言って、虚弱は貴方の頭に手を乗せて、軽く撫でた。

貴方「わっ……」

虚弱「よーしよーし」

虚弱の薄い手の平が、貴方の髪の毛を滑るようにして撫でる。声と合わせて、まるで動物を宥めるような感じだ。
少し気恥ずかしいが、なんとなく、気持ちいい。

貴方「もう……」

満更でも無い、と言うのは、きっとこう言う事を言うのだろう。

ところで、貴方は虚弱に何か用があっただろうか?

1、自由行動
2、特にないからこのまま

↓2

2、特にないからこのまま


まあ、特にないか。貴方はこのまま、虚弱の好きなようにさせてやる事にした。

虚弱「えらいぞー……」

貴方「むう……」

もしかしたら、こうされる事を貴方の方が望んでいるのかもしれない。が、それはまた別の話。

その後、貴方は虚弱と色々話をしてから、保健室を後にした。

どうやら、虚弱は保健室に残るらしい。曰く「保健室は居心地が良い」らしい。
薬品の臭いがきつく、嫌う人も多いと聞くが……住めば都と言うやつだろうか。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、鞄を置き、ベッドに腰掛ける。

虚弱と一緒に過ごしていたら、いつの間にやらお昼が終わってしまっていた。
まあ、こんな事もあるだろう。朝食は食べたので問題はない。

さて……こうして部屋に戻ってきたのは良いが、何をしよう。

今日のテストは調子が良かったが、明日がそうとは限らない。

貴方は

1、部屋にいよう
2、勉強する
3、寮の外に出る
4、学生寮受付に行く
5、寝る
6、自由行動

↓2

2、勉強する


念には念を。貴方は、勉強する事にした。
怠け者の貴方がここまで頑張るのは、たしか初めてである。
怠け者のくせに性能の良い天秤を持っているから、自分にとって本当に良い方を選べるのが原因か。

他人からすれば悪い事ではないのだろうが、貴方からすれば非常に迷惑だ。
が、生まれ持った物を後悔するのは、非常に面倒臭い事なのであまり考えないようにする。

そんな事はおいといて、貴方は鞄から筆記用具と、明日のテストと同じ科目の教材を取り出す。
「ふん」と鼻息を吹いて気合いを入れ、貴方は勉強を始めた。

【!】貴方の学力が上がった。45+4=49。現在学力補正「+49」

一通り終わったところで、貴方は背伸びをして凝った体を解す。
時間も良い頃合いだし、今日はこの辺でやめても良いだろう。

貴方は椅子から立ち上がり、ベッドに向かって、そのまま倒れ込む。

そうして目を瞑り、今日一日の事を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/10・日)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/11・月)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 7・木)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 8・金)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 9・土)

↓2

3番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

おっとすみません。コマンド確認「ステータス」

□—《ステータス画面》————————————

| 名前:—— ——(貴方) / 現在:7/12(火)

| 性格:温和・怠惰 / 誕生日:8月13日

│    肉 体 …[■|■|■|■|  |  ]
│    知 識 …[■|■|■|■|■|  ]
│    技 術 …[■|□|  |  |  |  ]
│   第六感 …[■|■|■|■|■|  ]

│ 特殊設定:『超能力・心』『異形の子』


│ [虚  弱]…感情【43/50】【好き】[Birth: 7/24]

│ [  愛  ]…感情【14/50】【友好】[Birth:10/17]

│ [鉢  巻]…感情【6/50】【未確認】

│ [ close! ]…感情【???】【???】

│ [銀  鎖]…感情【15/50】【友好】

│ [男  装]…感情【14/50】【友好】

□────────────———──——─‐

・その他情報

【!】現在学力補正「+49」

これ虚弱の方からは告白されない感じなんだろうか

お疲れさまでした。

うーん……このスレは数値系においてとことん緩いような気がします。難易度的にも管理的にも。
感情値は上がりやすいし学力補正も上がりやすいし……体育祭は別ですけど。
でもまあ、知識レベル5と言うのは秀才以上天才未満のラインですから、こんなものですかね。

さて次の再開ですが、一日開けての2月28日を予定しています。
最近、再開→休み→再開→休みが交互になってきてすみません。

それではみなさま、お休みなさいませ。

>>162
ありがとうございます。誰かさんもきっと喜ぶでしょう。
世間も運気も優しくしてくれませんでしたが、その一言で明日も頑張れるそうです。
あと、ブルースクリーンの件が無ければ誕生日だと言うつもりは無かったそうです。言ったら、「祝え」と言ってるようなものですからねえ……。

>>202
虚弱からすればまだ「友達な女の子」ですからねー。好かれたければ男だと言うか、バレなければなりません。
問題は、告白するタイミングがどこにも無いって事なんですよね。
じゃあ不慮の事故を装ってバラすのかと言えば、どうしたらいいんでしょうね、これ。

>>202 1スレ目にこうありました

感情値【ヒロイン】の説明
簡単に言えばヒロインたちの主人公に対する好感度。
主人公の行動によって上がったり下がったりします。普通のギャルゲーでもありますね。あるんでしょうか、知りません。
感情値によってどのような感情を得るのか、ざっくり説明すると、
0以下…【嫌悪】
1〜4…【興味無し】【苦手】
5〜10…【知り合い】【顔見知り】
11〜22…【友人】【友好】
23〜32…【親友】【信頼】
33〜43…【好き】
40〜49…【恋人】
50…???
となっています。感情値は通常1〜50までですが、マイナスを行く(0を下回る)事もあるので注意も必要です。
イベント次第では、一定の感情異常を取得していないと感情値が【嫌悪】まで下がる場合もあります。
その場合は、イベントを適切にこなす事で回復します。選択によっては元の感情値より高くなる事もあるでしょう。
また、【好き】の感情を得るとそのキャラクターの上限値が一時的に43に変化します。
感情値が43になった瞬間に主人公に告白してくるキャラクターもいれば、主人公に告白されるまで変動なしのキャラクターもいます。
後者の場合、告白イベントを達成するまで感情値の上限は43のままです。感情値を上げるイベントをこなしても43以上にはなりません。
ヒロインたちの感情値は通常隠しステータスとなっているので、プレイヤーが確認する事はできません。
上記の表を参照しながらキャラクターの言動の機微に注意してプレイすると、凡そは把握できるでしょう

・主人公の告白
ヒロインたちの【好き】以上の感情を得るには、主人公が男である事が発覚しなければなりません。
彼女たちにとって主人公は編入してきた女の子であり、恋愛対象にはなり得ないのです。
つまり、通常のプレイでは【親友】【信頼】までしか感情を取得できません。
そこで発動するのがこの告白システム。
これを使用する事でイベントが発生、以降告白したキャラクターの【好き】以上の感情が取得できます。
その代わり、キャラクターの元々の感情値が低い場合、感情値が一気に下がり【嫌悪】を取得する事もあります。
加えて、複数人に告白をすると、噂が広がり主人公は退学、ゲームオーバーとなります。
告白システムは諸刃の剣、無闇な使用は控え、使用する際は覚悟してお使いください。
くれぐれも「リセット&ロードを繰り返せばいいや」などと考えずに。繰り返すようならシステムさんが怒りますよ……?

>>208
そのバージョンは古いですね。情報を提示したのはそれが最初で最後だったから古いと言われても知らんがなって話なんですが。
いろいろ不都合な事が発見されたので、それを調整したんです。以下、現在のバージョンです。

0以下…【嫌悪】
1〜4…【興味無し】【苦手】
5〜10…【知り合い】【顔見知り】
11〜22…【友人】【友好】
23〜35…【親友】【信頼】 ← 数値の上限に変更あり。
36〜50…【好き】【恋人】 ← 数値の下限に変更あり。また【恋人】と統合。
その他特殊感情…【興味】 ← 感情値に関係なくこの状態になる場合あり。四週間経過で、感情値に沿った感情に変化。

主人公の告白も、ちょっとだけ変わっていますね。変わっていると言うか追加されています。※から二重カギ括弧終了まで。

告白イベントAを行った場合、以降告白したキャラクターの【好き】以上の感情が取得できます。
その代わり、キャラクターの元々の感情値が低い場合、感情値が一気に下がり【嫌悪】を取得する事もあります。
※『逆に、感情値が高すぎる場合も、一気に下がる事があります。見極めは簡単……だと思われます。
性格または人格的に普通な女の子には、感情値が高くならない内に告白するのが望ましいでしょう。
ちょっとばかり頭がおかしい感じの女の子には、感情値が高い(と予想される)時に告白するのが良いでしょう。』
加えて、複数人に告白をすると、噂が広がり主人公は退学、ゲームオーバーとなります。気を付けましょう。


>>208に対する変更は、このくらいでしょうか。まあ、その内また変更するんでしょうけどね。

言うの忘れていました。こんばんは、システムさんです。

ついでに直後のレスで天気判定ほい

予定した時間になりました。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/10・日)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/11・月)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/12・火)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 8・金)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 9・土)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

多数決なので決定しました。

前回の続きから再開します。

番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

番のデータを再開します。

ボケボケですね、嫌な予感がします。

3番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

3番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/13(水)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

……雨が降っている。道理で貴方の髪の気分が悪いわけだ。

貴方は歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替えて、ベッドを整える。

今日もまた、期末テストがある。
晴れ続きの今までに今日の雨と言うのは、脈絡もなく不安を感じてしまう。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で休む事もできる。
二年生の�内であれば、他の人の部屋に行く事もできる。
先に校舎に向かう事もできるが、今の貴方にそうする理由は無い。

貴方は

1、食堂に行く
2、虚弱の部屋に行く
3、男装の部屋に行く
4、部屋にいよう
5、先に校舎に行く
6、自由行動

↓2

2、虚弱の部屋に行く


貴方は虚弱の部屋に行く事にした。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

少しして、部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。

虚弱「……——さん。……おはよう」

貴方「はい。おはようございます」

返事をしつつ、貴方は虚弱の様子を窺う。どうやら、昨日ほど悪くはないらしい。
どちらかと言えば良い、もしくは虚弱から見て「ふつう」と言ったところだろう。
要するに、いつも通りである。

虚弱「……雨、降ったね」

貴方「そうですねー。でも、そんなに激しくないですから。たぶん、すぐ止みますよ」

虚弱「そーかな……」

そんな話をしつつ、貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

貴方は虚弱に、何か用があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

1、自由行動「今日のテストもがんばりましょうね」


貴方「今日のテストも、頑張りましょうね」

虚弱「うん、頑張る……」

貴方「今日を乗り越えたら、明日で終わりですからね。気を抜かずにしっかりと」

もっとも、貴方のやる気と集中力が明日まで持つかどうか、甚だ疑問である。
昨日までは貴方の中の天秤が上手く作用し、それに刺激されてやってきた。
しかし、そろそろそれによって自分を誤魔化すのも難しくなってくる。

なんたって貴方の本質は怠惰な姿。怠けてなんぼのそんな生き物なのである。

頑張ろう頑張ろうと自分を誤魔化すほど、だんだんとやる気が削がれていくのは自明の理。
だからと言って手を抜くと途端に転げ落ちてしまうのは世の理。
そうならないように自分を奮起するために「頑張れ」と言い、そしてやる気がなくなる。
そんな、バカバカしい負のスパイラルが出来上がる事が予測できる。もうどうしろと。

まあ、そんな事を言ったって、やるしかない事には何一つ変わりない。
要するに、張り切りすぎなければ良いのである。やり過ぎ注意、ある意味貴方のモットーでもある。

それを抜きにしても、「頑張れ」と言うのは他人を鼓舞するのにお手軽な言葉なのだ。
言い過ぎると逆にプレッシャーとなり、人によっては追い詰めてしまう事もあるのは御愛嬌と言う事にして。

虚弱「……でも、明日、英語……」

貴方「今は目の前の事に集中です。そうしましょう……」

そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄と傘を持って再び虚弱の部屋に向かった。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

再び虚弱の部屋の前に訪れた貴方は、部屋の扉を軽くノックする。

少しして、部屋の扉が開き、鞄と傘を手にした虚弱が出てきた。

貴方「お待たせしました」

虚弱「……傘が、重い」

貴方「濡れるよりマシでしょう。と言うか、梅雨の間ずっと持っていたじゃないですか……」

虚弱「…………腕が、もう、傘を持たない生活に慣れた……」

貴方「梅雨で無くとも雨が降ったら傘を持って行くでしょうに」

虚弱「……それはそれ、これはこれ」

そんな事を言いあいながら、貴方は虚弱と一緒に校舎に向かった。

□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□

貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

この私にある秘密とは? と言うかそれが分からないと性格による制限の判断ができません。

1、男である
2、怪物である
3、もっと他の秘密である(秘密記入)
4、やっぱりそんなものは無かった(他の行動記入)
5、秘密も無ければ話したい事も特になかった

↓2

1、自由行動「この私には男であると言う秘密がある」


唐突に、貴方の頭に閃きが走った。

虚弱に、貴方が男である事を白状する。そんな閃き。

以前から、時にふと思いついてはいつの間にか消えていた考え。
きっと無意識の内に、今と言うぬるま湯に使っていたいと言う気持ちで塗り潰し、押し潰していたのだろう。
そんな考えが、何故か今に、強く明確に表れたのだ。

貴方は顔を顰めて、考える。

確かに、幾度か言おうとは考えていた。
貴方は面倒な事を嫌う性格だが、根っこの部分は真面目に近い。
加えて言うなら、誰かに嘘を吐く事を良しとしない人間だと、自分を推察できる。
そんな性格を持ちながらにして、人には言えない多くの秘密を抱えているジレンマの塊でもあるのだが。

そんな貴方が一度誰かを【信頼】してしまえば、その人を騙していると言う自分からの迫害に心を苦しめるのは分かっていた話。
そう。虚弱と言う、貴方の隣で雨にうんざりしているこの少女である。

虚弱を騙していると言う自責から、ついつい、口から零したくなるのだ。

しかし……貴方はまたもや、その選択を潰し、消した。

今は、その時ではない。少なくとも、この時間、この場所で言える事ではない。
タイミングが悪すぎるのだ。今は生徒たちが登校する時間で、貴方の周囲には大勢いる。
今、それを言ってしまうと、周囲にいる人間の誰かしらに必ず聞かれてしまう。

そして……そんな状況で、どのようにして、虚弱に伝えればよいのだ。
こんな状況で虚弱に伝えて、虚弱は一体、どう思うだろう?

貴方を友達だと言った彼女は、友達が実は男でした、なんて笑えない話を、どう思うだろう。

貴方を嫌うだろうか。拒むだろうか。受け入れるだろうか。戸惑うだろうか。

どれにしたって、虚弱に有る程度の揺さぶりをかけるのは想像に難くない。
それに、今はテスト期間なのである。虚弱の心をある程度揺さぶり、その状態でテストに臨ませる事こそ、貴方は望まないはずだ。
あと、きっと貴方もテストに集中できなくなる。それを考えても、やめておいた方が良い。

……今一度確認するが、貴方は既に覚悟を終えている。決して、今は逃げたのではない。
そう、たとえば、周囲に誰もいない事が予測できる深夜などに、虚弱を発見した時こそ。
改めて腹を括り白状する事を、誓っても良い。

とにかく、今は駄目なのだ。今はテスト期間。それだけで、言わない理由に足る。

貴方は鼻から深い溜め息を吐いて、気持ちをシフトした。

貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

2、特にない


貴方は虚弱と一緒に登校した。

……内心、判断は間違っていないと思いつつも自身を「チキン」だと野次ったのは、内緒である。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

今日の虚弱は調子が「良い」らしく、珍しく教室に行くと言った。
「珍しく」と言っても、なんだかんだで一週間に一度は教室に顔を出しているような気がする。
もちろん、教室に来ない週もそりゃああるが、それは仕方の無い事である。

貴方と虚弱が教室に着いた時、教室には殆どの生徒が登校してきていた。
流石にテスト期間ともなれば、のんびりマイペースに過ごしている余裕はないらしくて。
生徒たちの多くは、テストに備えて最後の復習、及び悪あがきを試みている。

時間を見ると、結構危うい。しかし虚弱と一緒に登校する場合はいつも通りなので、気にしない。
貴方は虚弱を支えつつ、それぞれの席に向かい、座る。
虚弱は、いつも通り机に突っ伏した。こんなのでテストは大丈夫なのか。今になっても心配である。

そう思ってもどうしようもないので、貴方はそのまま、ホームルームが始まるのを待った。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

先生3「はぁい、制限時間は昨日と同じ50分です。今日は二教科分だけだけど、油断しないよぉに」

昨日と同じように、貴方はシャーペン二本と消しゴム一個を用意し、テスト用紙と答案用紙を見つめる。
今日は二教科分だけで終わり。早く終わるのであればとてもありがたい事であるが、それを理由に油断はしない。
貴方史上かつてないほど集中し、時が来るのをじっと待つ。

生徒たちの集中が教室を支配し、互いに刺激し合い、更に集中力を高めていく。
そんな渦が巻く状況の中、ただ無機質に時計の針は刻まれ、その音が耳に届く。

ちなみに虚弱は、特に緊張した様子もなくいつも通り机にぶっ倒れている。本当に大丈夫なんだろうか。

先生3「……はい、始めてください」

沈黙に近しい空気を破り、先生は合図を出す。
それを聞いた生徒たちは、一斉に問題用紙と解答用紙をめくり、急いで解答用紙に名前を記入する。
貴方も遅れず、今やすっかり慣れた手つきで用紙をひっくり返して問題に挑む。

直後のレスのコンマで判定。
コンマがそのまま結果に影響。「00」は0点とする。
学力補正「+49」に従い÷2の24.5の小数点以下切り捨てで24に知識レベル補正「+20」でコンマの数値に+44(加算後の上限100)。

コンマ「62」+44=106(上限100に従い100とする)


今日のテストが終わった貴方は、一度深呼吸して体の緊張を解す。

手応えで言えば、何の問題もなかった。
それどころか、テストに対して抱いた不安すら無駄だったと言うのが、貴方の本音だ。

それは流石に言い過ぎにしても、問題無いのは事実なのだ。
初日のアレは一体何だったのかと言うくらいに、今日の貴方も好調だった。
自己採点ではあるが、上手くいけば100点なのではないだろうか?
明確な自信は無いが、そんな気がする。

虚弱「うー……」

ちらりと虚弱を見ると、テストの緊張感から一時解放された安心感からか、それともいまいち芳しくなかったのか。
ぐったりした様子で、机に突っ伏している。まあ彼女はいつもこんな感じなので、別になんでもないかもしれない。

この後、貴方はどうするか。
今日の分のテストが終わったので、貴方は今から一時的に自由の身。
このまま帰っても良いし、校舎に残っても良いだろう。
時間的には、昼にはまだ早いが、食堂は開放されているようなので、一足先にそちらに行くのも良い。
寮に帰っても昼食は用意されているので、まあ、どちらでも良いだろう。

貴方は

1、寮に帰る
2、食堂に行く
3、保健室に行く
4、世界「愛」クラブに行く
5、男装を探す
6、銀鎖を探す
7、自由行動

↓2

はい保健室に行くっていつもの癖でやっちゃいましたね。
別に問題は無いのですが修正あんど念の為再安価。

1、寮に帰る
2、食堂に行く
3、虚弱を帰ろうと誘う
4、世界「愛」クラブに行く
5、男装を探す
6、銀鎖を探す
7、自由行動

改めて↓1でお願いします。

3、虚弱を帰ろうと誘う


貴方「虚弱さん、虚弱さん」

貴方は少し身を乗り出すようにして虚弱の方へと体を寄せ、顔を伏せている虚弱を呼ぶ。

そうされた虚弱は、ぴくりと体を震わせてから、ゆったりした動きで起き上がり、貴方を見る。
随分と眠たげな眼が貴方を見つめた。テスト終了直後はいつもこうなのだろうか。

虚弱「……なに?」

首を傾げて、虚弱は尋ねる。

貴方「今日のテストは終わった事ですし、今から一緒に帰りませんか?」

虚弱「ああ……うーん……まあ、いっか。うん、いいよ……」

一人呟き、しかし何かに納得したらしい虚弱は、貴方の誘いに頷いて応える。

もしかしたら、何かやりたい事でもあったのだろうか?
今日、虚弱はどこにも出歩いていないから、今日に突然入った予定などは無いと思われる。
そうなると、なんだかタイミングが悪かったのかもしれないが……虚弱が良いと言ったのだから、良いのである。
そこで貴方が変な考えを巡らせたり、遠慮したりする事は間違いなのだ。

貴方「良かったー。じゃあ、急いで支度しますね」

虚弱「うん……」

貴方「……うんじゃなくて、虚弱さんも支度しましょう」

虚弱「おー」

貴方は急ぎ、虚弱はマイペースに帰り支度を済ませる。

そうして、貴方は虚弱と一緒に帰る事にした。

□————————□
|学院校舎内 ・ 入口|
□————————□

虚弱「……止まない……」

激しくなる事も静まる事もなく、今朝と同様の強さでぱらぱらと降り注ぐ雨を見て、虚弱はそう呟いた。

貴方「そうですねえ。まあ、強くなるよりは良いと考えましょう」

虚弱「はー……ずっと、晴れていたら良いのに……」

そうなったら地獄を見るのは虚弱なのだが……まあ、人間として生きたいと言う気持ちだけを汲んでやろう。

諦めて傘を差した虚弱と並んで、貴方は寮に向かう。

貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

1、自由行動「この辺、雨が多いよね」


貴方「この辺、雨が多いですよね……」

虚弱「……まったくだー」

貴方「まあ、つい最近まで梅雨の時期だったと言う事を考えれば、今はまだ不思議ではないのですが……」

虚弱「……あの頃は、大変だった……」

貴方「そうですねえ。手荷物が一つ増えるだけで、すごく面倒に思えてきます」

虚弱「荷物を運んでくれる……台車とかあればいいのに……」

貴方「うーん、それにはちょっと賛同しかねます……荷物を届け間違えられたら、それこそ大変ですからね……」

虚弱「おお……そーか……。そりゃ、駄目だ……」

貴方「アイデアとしては、非常に惜しいと思いますけどねえ」

虚弱「……ああ、大丈夫。プロが、やってくれる」

貴方「プロを機械か何かと勘違いしていませんか?」

虚弱「むー…………なんの話だったっけ……?」

貴方「雨が多い、と言う話です」

虚弱「ああ、そっか……まったくだね」

貴方「そうですねえ……」

貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、もういいや

↓2

2、もういいや


貴方は虚弱と一緒に寮に帰った。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻ってきた貴方は、傘を置き、鞄を置いて、椅子に座る。

さて……寮に帰ってきたのは良いが、何をしよう。

寮の昼食まで、時間がある。何かしらで時間を潰すのが妥当か。
貴方としてはのんびりしたいところであるが……。

貴方は

1、部屋にいよう
2、勉強する
3、学生寮受付に行く
4、寝る(次の行動まで潰す)
5、自由行動

↓2

3、学生寮受付に行く


貴方は学生寮の1階にある受付に行く事にした。

□——————————□
|二年生学生寮内 ・ 受付|
□——————————□

貴方は受付で外出許可願の書類を受け取る。
書類を読む。希望する日付を記入するようだ。

希望する日付 現在:7/13(水) 一週間後:7/20(水)
↓2で記入or記入しない

うーん……前々から思っていたのですが、システムさん的には、そう言う書き方はしてほしくないんですよねえ……。
やってる事は実質リセット&ロードなわけですから……。今の時代、こう言うのは変かもしれませんが、卑怯と言いますか……。
まあ、それが悪いってわけじゃありませんし、そもそもそう言う事は先に言えって言う話でもありますから、システムさんは何とも言えないんですけどね。

とりあえず、その通りに進行します。システムさんの気持ちが汲めるなら、以降、そんな感じの書き方はしないでほしいいと言うだけです。

貴方は書類に希望する日付を記入した。

7月17日(日)。

その日は……確か、何も予定はないはずだ。
テストが終了した後、教師たちが必死に丸付けを行っている。
生徒たちからすれば地獄巡り最中のオアシスみたいな時期だ。

テストから解放された祝いに、外を出歩く事は、悪い事ではないだろう。

本当にこれで提出する?

↓1〜3まで多数決 出すor出さないor書き直し

出す2:出さない0:書き直し0


貴方は記入し終えた外出許可願を受け付けに渡した。

用事も終えた貴方は、一度部屋に戻り、そこで過ごした後、昼食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

昼食を食べた後、部屋に戻った貴方は、ベッドに腰掛けて考える。

さて、これから何をしよう。正直言って、する事が無い。

テストは明日で終わり。最後の最後で外さないために、勉強するのが妥当だろうか。
しかし昨日と今日の事を考えると、必要はないように思える。

……まあ、明日は貴方が大の苦手とする英語と数学のダブルパンチ。
無駄な足掻きは止めておくと考えるか、抵抗しようと考えるか。その程度の差である。

貴方は

1、部屋にいよう
2、勉強する
3、他の人の部屋に行く
4、寝る
5、自由行動

↓2

3、他の人の部屋に行く


貴方は他の人の部屋に行く事にした。

さて、誰の部屋に行こう?

1、虚弱
2、男装
3、銀鎖
4、先輩
5、やっぱやめた
6、自由行動

↓2

1、虚弱


貴方は虚弱の部屋に行く事にした。

最近、本当に虚弱の部屋に行く事が多いような気がする。
特に、貴方の中でほとんど義務化してしまっている、朝に迎えに行く事がそれに拍車をかけている。

だからって、今虚弱の部屋に行かないと言うのは変な話なので、あまり考えない事にする。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

少しして、部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。

虚弱「はい……あれ、——さん……?」

貴方「こんにちは」

虚弱「うん……どうしたの……?」

貴方は虚弱に、どんな用があっただろうか?

1、自由行動
2、特に理由はない

↓2

1、自由行動「もしよければ一緒に勉強しませんか」


貴方「いえ。明日で、テストが終わるじゃないですか」

虚弱「うん……」

貴方「最後の最後で気を抜かないように、勉強、一緒にしませんか?」

そう言って貴方が見せるのは、英語の教科書。
悩んだが、持ってきたのはこちら。やはり、両者が弱点とする教科だからこそ、一緒に勉強する価値があると言うもの。
そもそもお互いに苦手なのだから、効率的には最悪と言うのは言わないお約束。

それに、虚弱は貴方と違って数学が苦手なわけではない。
だと言うのに数学の教科書を持ってきたら、得するのは貴方だけ……とは限らないけれども。
それだったら、共に悪あがきする方が、もし落としたとしても諦めがつく。

虚弱「……うん、いいよ。入って」

虚弱は更に扉を開いて、貴方を部屋に招き入れる。

貴方「はい。お邪魔します」

□—————□
|虚弱の部屋|
□—————□

虚弱「……先に座ってて」

虚弱の部屋にお邪魔した貴方は、虚弱の言葉に従って先に席に座っておく。

虚弱「はあ……英語かあ……」

しまってある教科書を取り出しつつ、虚弱は大きな溜め息を吐いた。
そんなに苦手なのか、英語。まあ、ただでさえ授業は遅れ気味で、その上苦手教科ときたら、溜め息も吐きたくなる。

虚弱「……お待たせ。じゃあ、やろう」

貴方「はい。最後ですから、ちゃんとやりましょうね」

貴方は虚弱と一緒に、一学期最後のテスト勉強を始めた。

虚弱「うー…………ねえ、——さん。ここって「n」と「s」、どっちだっけ……?」

貴方「そこは……えっと、確か……「s」だったと思います。たぶん……」

まあ、調子はお察しの通りである。頑張っても分からない物は分からない。
だとしても、やらないよりはマシと言うレベルには、学習できた気がする。

【!】貴方の学力が上がった。49+4=53。現在学力補正「+53」

一段落ついたところで、貴方と虚弱は揃ってペンを放って、だらしなく脱力する。

貴方「はあぁ……疲れましたねえ」

虚弱「うん……もう、英語、いや……」

貴方「仕方ありません、学生の仕事みたいなものですから……今日はもう、お終いにしましょう」

虚弱「そだね……疲れた」

ぶつぶつとぼやきつつ、貴方と虚弱は片づけを終わらせる。

そうして、貴方は勉強道具を小脇に挟んで、部屋の扉の方へと向かう。

貴方「今日は、ありがとうございました」

虚弱「ううん……こっちこそ、ありがとう」

貴方「ふふ。では、どういたしまして。また、明日」

虚弱「うん……ばいばい」

貴方は手を振る虚弱に見送られつつ、虚弱の部屋を後にした。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻ってきた貴方は、勉強道具を机に置き、筆記用具だけ鞄にしまってから、ベッドに倒れる。

いよいよ、明日でテストは終了する。面倒な期間だっただけに、解放感もひとしお。
特に貴方は、このテスト期間は貴方からすれば異常なまでに努力した。
これで明日、赤点なんて取ろうものなら……いや、それは、考えないようにしよう。

貴方は目を瞑り、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/10・日)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/11・月)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/12・火)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 8・金)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 9・土)

↓2

4番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

>>259について、少しだけ補足させてください。若干管巻きます。
別に、悪い事ではないんですよ。状況によっては推奨します。例えば、ヒロインの様子を窺ったりするとか……ですね。
あまりに行きすぎるようでしたら、それもちょっと遠慮してほしい感じですけど、まあシロに近いグレーと言う事で。
今回のは、システム面そのものへの接触に見えたものですから……ちょっと過敏だったかもしれません。

最近、なんかピリピリしてますね、システムさん。だめですねー、こう言うのって……。
でも、まあ、欲を言えば「○○なら××、□□なら△△」のような行動は、できれば控えてほしいです。
そう言う話でした、はい。

次の再開ですが、3月1日の21:00を予定しています。2月生まれの誰かさんは2月が短い事を寂しく思っているそうです。

それではみなさま、お休みなさいませ。

普通逆じゃねぇ?

こんばんは、システムさんです。
言わなくても分かると思います。ごめんなさい、再開できません。
明日の21:00に再開したいと思います。明日は休日なので、多分大丈夫です。

>>280
何が逆なのか言ってもらわないとシステムさんは何も分かりませんし何も言えません。

流れでわかろうぜ
普通は>>278に出してる例のほうがQSQLっていうんじゃないの?

>>282
まあ、確かにそうなのですが……このスレって、システムさんが想定していた以上にヒロインの情報が表に出なかったんですよ。
だから、ちょっとばかり「ずるい」ような行動でも、ヒロインの情報を知ろうと言う気持ちがあるなら良いかな、と思ったんです。
でも、そうですよねー……。あれもダメこれもダメの駄目駄目ばかりより、明確な理由も判断ラインも無くあれは良しこれはダメの方が、理不尽に感じますよね、たぶん。

と言う事を考えた結果、「○○なら××、□□なら△△」と言うような自由行動は、やり過ぎない程度ならOKと言う事になりました。
「やり過ぎない程度」のラインは如何程か、と言うのは、みなさまの善意と良心とシステムさんを労わる心にお任せします。

しかしアレですね。なんと言うか、このスレって全然自由度が無いですよね。
今回の自由行動に関する問題とか、主人公の感情値とか、性格とかエトセトラ……。
客観的に見ると、このスレって全然面白くないですね。こんばんは、システムさんです。

それでも太陽が昇り沈むように、システムさんが天気判定するのは定めにして摂理。それやらないとゲーム再開できないので。
と言う事で直後のレスで天気判定

主人公の感情を自由にいじれたり、「熱血・冷静」とかに性格がなったらおかしいから仕方ないのではないですか?

そういえばもう主人公→虚弱の感情値が45越える(確か安価が「告白する」などだった時の再安価がなくなる)けど
主人公が温厚怠惰な性格でも関係ないですか?

予定した時間になりました。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/10・日)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/11・月)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/12・火)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/13・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 9・土)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

おっと失礼しました。

>>286
関係ある時もあれば、無い時もありますね。
具体的には、セクハラや無理矢理な行動の場合は「やってもいいのかな?」と確認が入ります。
それ以外……要するに相手に危害が及んだり、こちらにとって面倒にならなければ、すんなり通ります。
そんなもんです。一般常識があれば別に問題のある話ではないでしょう。

多数決なので決定しました。

前回の続きから再開します。

4番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

4番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/14(木)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

長かった期末テストも、今日でいよいよ最後となる。
貴方の雀の涙ほどの努力が実ったかどうかは、来週にならないと分からないが……。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で休む事もできる。
二年生の�内であれば、他の人の部屋に行く事もできる。
先に校舎に向かう事もできるが、今の貴方にそうする理由は無い。

貴方は

1、食堂に行く
2、虚弱の部屋に行く
3、男装の部屋に行く
4、部屋にいよう
5、先に校舎に行く
6、自由行動

↓2

2、虚弱の部屋に行く


貴方は虚弱の部屋に行く事にした。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

少しして、部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。

虚弱「……——さん」

貴方「おはようございます、虚弱さん。ご飯、食べられますか?」

虚弱「……うん、食べる……」

虚弱は力無く頷き、応える。大きく船を漕ぐように頭をカクンと落として頷かれるのは、ちょっと心臓に悪い。

今日の虚弱の様子。貴方からすればいつも通りに見えるが、果たしてどうだろう。
とりあえず、いつも通りと言う事は保健室に行く可能性が高い。

虚弱を支えながら勝手に推察しつつ、貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

貴方は虚弱と何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

1、自由行動「大切な話があるので今日の放課後私の部屋に来てください」


貴方「……あの、虚弱さん」

箸を置き、貴方は躊躇いがちに、口を開いた。
緊張の表れだろう、少しだけ声が震えている。思えば、喉が渇いたような気がする。
この後テストがあるのにこんな調子で大丈夫なのか、貴方。

虚弱「もぐもぐ……む?」

一方虚弱、普段通りあまり食は進んでいないが、至って平穏にご飯を咀嚼している。
呑気にも見えるその姿、貴方の内心なんて露ほども知らぬだろう。
その事が、逆にありがたく映る。貴方の精神に、ちょっとした安定を与えてくれる。

貴方「大切な話が、あります。今日の放課後、私の部屋に来てください」

貴方には珍しく、お願いと言うよりは命令に近い言い方。
それだけ、貴方は今、覚悟を決めている。これを失えば、もう二度と沸き起こす事ができないだろう。
だからだろう、貴方らしくもない強引な口調は、その所為だ。

虚弱「……大切な話?」

貴方「はい。とても大切な」

そんな貴方の顔と、口調と、気配に、異様な物を察したのか。
虚弱は悩む時間すら作らず、頷いた。

虚弱「……いいよ。行く」

貴方「……良かった。では、放課後……テストが終わったらに、しましょう」

虚弱「うん、分かった……」

貴方はもしかしたら、とんでもない約束をしてしまったのかもしれない。

今すぐ逃げ出したい。「さっきのやっぱ無し」と言いたい。
しかし、もう、安寧に浸かっていられない。なんとなく、そんな気がする。

……放課後、来てほしくない。

ちょっとばかりへたれてしまう貴方は、虚弱と一緒に朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックする。

少しして、部屋の扉が開き、鞄を持った虚弱が姿を現した。

貴方「お待たせしました、虚弱さん」

虚弱「ううん、別に、待ってない……」

貴方「だったら、良いのですが……では、行きましょう」

虚弱「……うん」

貴方は虚弱と一緒に登校する事にした。

□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□

貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

2、特にない


貴方は虚弱と一緒に登校した。

□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□

校舎に着いた貴方と虚弱は、真っ直ぐに保健室に向かった。

保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡潔に事情を説明……するまでもなく、先生は「はいはい」と言って虚弱をベッドに向かわせた。
先生が慣れる事で貴方が説明する手間が省けるのは良いが、それで良いのか教職員。

まあ、良いのだから良いのだろう。そう納得して、貴方は虚弱をベッドに連れていく。
思えば虚弱はソファでテストを受けるのだから、わざわざベッドに連れて行かなくても良い気がする。
しかしソファだと、虚弱の体も休まらないだろう。もしかしたら、具合が良くなるまではベッドでテストを受けているかもしれないし。

一人勝手に考えながら、貴方は虚弱をベッドに座らせる。

貴方「では、教室に行きます。頑張ってくださいね、虚弱さん」

虚弱「ん……——さんも……頑張って」

貴方「はい。頑張ります」

虚弱からのささやかな応援を受けつつ、貴方は保健室を後にした。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

先生3「今日が期末テスト最後の日だけれど、最後だからって気を抜かないように、気をつけましょうね」

先生3「今まで大丈夫だったのに今日を落としたら、泣くに泣けないわよう?」

そんな先生の笑えないブラックなジョークも、この教室の生徒からすればちょっとした弛緩剤。
ところどころから聞こえる失笑に似た笑い声を聞きながら、「やっぱりどこかずれている」と思う。
と言っても今に始まった事ではないし、第一今はそれどころではないのだ。

先生の言葉通り、確かに今日のテストは大事である。なんたって、貴方が苦手とする英語。英語。

ああ、げんなりしてしまう。来てしまったのだから仕方がないが、正直に言うと逃げたい。
逃げると追試があるので、結局今受けるしかないのだが……。

先生「制限時間は50分。…………はい、始めてください」

そんな悲観も、始まってしまえば気にはならない。
周囲で擦れる紙の音と共に、貴方は問題を睨み、そして溜め息を点く。

とりあえず、シャーペンを片手にこの砦に挑むとしよう。

直後のレスのコンマで判定。
コンマがそのまま結果に影響。「00」は0点とする。
学力補正「+53」に従い÷2の26.5の小数点以下切り捨てで26。
知識レベル補正「+20」と苦手補正「マイナス10」でコンマの数値に+36(加算後の上限100)。

コンマ「19」+36=55


テストが終わり、貴方は机に突っ伏して安堵の溜め息を吐く。

悲惨なものだ。苦手教科であると言う言いわけを持つ割には、取れた方だと言えるだろう。
しかし一昨日、昨日と並んでこの出来具合は、悲惨と言うのに相応しい。

分からない個所が多すぎて、どこが分かっていたのかが分からなかった。
何を言っているのだろうか貴方は。だけどテストを受けている時の貴方は、そう言う状態だった。

もしかしたら、赤点かもしれない……そんな不安が貴方の中を巡る。
貴方の直感曰く大丈夫らしいが、テストであんな結果を出しておいて一体貴方の何を信じれば良いのか。

先生3「はい、これで期末テストは全部終了しました。みんな、お疲れさま」

ホームルーム時、先生は生徒たちに労いの言葉をかける。
が、テストから解放された喜びに浸る彼女たちの耳に先生の言葉が届いているのか、疑問である。

まあ、他人から見れば貴方も同じようなものである。
今日のテストで絶望に震えているかどうかの違い。

先生3「そうそう。明日はお休みだから、間違って登校してきても何もありませんからね?」

とりあえず、その注意だけは聞き逃さなかった。どうやら、明日は休みらしい。
きっと、先生たちが明日と土日を消費してテストの丸付けを頑張るのだろう。
テストを頑張った生徒たちへのご褒美も兼ねているだろうから、ありがたく休ませてもらう事にする。

この後、貴方には虚弱を部屋で待つと言う義務がある。
なんたって自分で持ちかけた約束だ。義務以外の言いようがあるものか。
それは置いといて、虚弱は放課後、貴方の部屋に来る事になっている。

虚弱が部屋に尋ねてくる前に、貴方は部屋にいなければならない。
まあ、虚弱と一緒に帰る事ができたならば、それが一番良いのだが……。

貴方は

1、寮に帰る
2、保健室に行く
3、自由行動

↓2

2、保健室に行く


貴方は保健室に行く事にした。

□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□

貴方が保健室に着いた時、保健の先生は席を外しているようだった。
その代わり、虚弱ではない誰かがベッドを使用しているようだ。こんな日に大丈夫だったのだろうかと、他人事ながら心配してしまう。

一方虚弱と言えば、昨日と同じくソファに座っていた。
貴方が呼びかける前に虚弱は振り向き、貴方に気付く。

虚弱「……——さん。どうだった?」

貴方「……ちょっと、危ういです」

虚弱「あー…………まあ、そんな時もあるよ……」

貴方「虚弱さんは、どうでした?」

虚弱「うん……まあ、ダメかもね……」

なにをあっさりと言っているのだろう、彼女は。「えへへ」と笑って誤魔化しても駄目な物は駄目である。
もしかしたら、こうして英語で赤点を取るのも虚弱にとっては慣れっこなのかもしれない。
いや、そんな物を慣れてもしょうがないだろう。赤点と決め付けるのも失礼だった。

虚弱「……どうしたの? 帰るの?」

どうやら、今朝の約束について言っているらしい。

確かに、虚弱と一緒に帰る事ができたなら、待つ手間も省ける。

とりあえず貴方は

1、自由行動
2、帰る
3、特に用はない

↓2

2、帰る


貴方「そのつもりで来たのですが……帰れますか? もし、まだ優れないようでしたら、待ちますけれど……」

虚弱「ううん……だいじょぶ」

虚弱は傍らに置いてあった自分の鞄を持ち、のっそりと立ち上がる。
一瞬だけ、背高のっぽな体が真っ直ぐに伸びた。が、すぐに腰を曲げてやや猫背になった。

そして貴方を見て、一言。

虚弱「……帰ろ」

貴方「……分かりました。帰りましょう」

貴方は虚弱と一緒に帰る事にした。

貴方「ところで、いつも思っていたのですが、猫背は体に悪いと思います」

虚弱「……しょーがないんだもん……」

まあ、確かにしょうがないかもしれない。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 入口|
□,——————————□

貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

1、自由行動「愛の告白」


ここらで一つ愛の告白でも……。

……なんて、それは一体何の冗談だろう。いや、冗談にすらなっていない。

確かに貴方は虚弱が好きだ。認めよう。今更自分の中の感情を否定したところでどうにもならない。
が、それはそれ、これはこれ。

先ず、虚弱は貴方が男だと知らない。その状態で告白したところで、何がどうなるわけでも無し。
強いて言うなら、今の学院の環境が環境である事を考えて、警戒されるだろう。駄目じゃないか。
貴方の想いを伝える事ができるが、「貴方」の想いは通じない。それでは、意味が無いのだ。

ではその前に男だと告白したらどうだろう。それこそ愚の骨頂である。
こんな場所で、そんな事をするほど、貴方は愚かではない。却下だ、却下。

何度も考えてみるが……貴方に対して、メリットが何も無い。
加えて、虚弱の迷惑にもなるだろう、色々と。

やはり、それは、無しだ。

貴方は他に、虚弱に用があっただろうか?

1、自由行動
2、もういいや

↓2

2、もういいや


貴方は虚弱と一緒に寮に帰った。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

虚弱「……ふーん。これが、——さんの部屋……」

部屋に入った虚弱は、椅子に座ってきょろきょろと貴方の部屋を見回す。
人とのかかわりが少ない虚弱にとっては、他人の部屋に入る事自体珍しいのだろう。

貴方「あまり、見ないでください。恥ずかしいですから」

虚弱「ああ、うん……ごめんね……」

貴方「いえ……」

虚弱「……大切な話って、なに?」

そして、虚弱は何の遠慮もなく貴方に尋ねた。

貴方にとっては、逆にありがたい。時間が経ってちょっとだけ緩み始めた覚悟の、後押しとなる。
貴方は一度深呼吸して、溜まった唾を飲み込み、今度こそ腹を括る。

虚弱に話したかった「大切な話」とは、なんだっただろうか?

↓2

貴方「……今まで、ずっと、虚弱さんに嘘を吐いていました」

そう切り出して話し始めた貴方を、虚弱は何も言わず、頷く事もなく、ただじっと見つめる。
ただ、話は聞いている。その事だけは、よく分かった。

貴方「まあ、虚弱さんだけにではないのですが……隠している事に、心が痛みました」

貴方「でも、今日、それを白状します」

貴方は一拍置き、その間に呼吸して、気分を落ち着ける。大丈夫、なんの事は無い。
あの深夜の一週間に比べたら、生易しい。ただ真実を打ち明けるだけなのだから。

貴方「……私」

そこで、言葉が詰まる。貴方はもう一度息を吸い、吐いて、虚弱と視線を合わせる。
純真な視線が、貴方の視線と交わる。もうこれで、逃げられない。

貴方「私は……男です」

ああ、言ってしまった。遂に、言ってしまった。
現実から目をそむけるように、貴方は目を瞑る。虚弱の目と顔を見るのが恐いから。

虚弱「…………んー?」

しかし、聞こえてくるのはいまいち納得できていない様子の虚弱の声。

貴方は恐る恐る、少しだけ目を開く。
虚弱は首を傾げて、貴方を見つめていた。その顔に映るのは、明確な疑問。

虚弱「……——さん、あんまり、冗談が得意じゃないんだね」

そして、そんな呑気な言葉さえ出てくる始末。

今の貴方の言葉を聞いても、貴方の顔を見ても、貴方の姿を見ても。
虚弱はそれらを、冗談か何かだと思っていると言うのか。

虚弱「だって……女の子じゃなくちゃ、この学院にいられるはず、ないもん……」

虚弱はまだ、貴方の言葉を冗談だと思っている。今なら、引き返せる。

そんな、怯えた悪魔の囁きが聞こえる。

……貴方は

1、もう一度、言う
2、誤魔化す
3、自由行動

↓2

1、もう一度、言う


貴方「本当なんです」

貴方「……本当に、僕は、男なんです」

その一言は、完全なる現状との決別。

ここと言う居場所を無くす覚悟で吐き出す、別れの言葉。
こうする事で、貴方が得たかった物は何なのだろう。

一つしかない。虚弱に真実を伝え、一人満足したかっただけだ。
ああ、やはり自分は優しい「人間」なのだと思い込み、安心し、満足したかっただけだ。
その結果、例え虚弱が傷付こうとも、もっと傷付くよりマシだと考えて。

虚弱「……うんとね、よく、分からない……」

項垂れる貴方にかけるわけでも無く、虚弱はぽつりと、零した。

虚弱「…………どうしたら、良いのか、分からない……」

虚弱「今の——さんを見て……本当なんだって、なんとなく、思った……でも、信じられない……」

虚弱「——さんは、今まで嘘を言って……何をしたかったの……? なんのためにここにいたの……?」

虚弱「それで……どうして、今になってそんな事を言うの……?」

虚弱「内緒にしていたら良かったのに……それが、分からないの……」

その言い方は、まるでその答えを求めているようだった。

どうして虚弱に、こんな事を白状したのか。

貴方は、どうして、今になって虚弱にこんな事を言ったのだろう?

↓2

そんなもの、決まっている。

貴方は顔を上げて、虚弱を見据える。
こればかりは真実であり、いくら貴方が自身を貶そうとも、変わり無い思いだから。
だから貴方は、堂々と言える。実際に言う時は、ちょっとだけ控えめにして。

貴方「僕はもう、これ以上虚弱さんに嘘を吐きたくありませんでした。ただ、それだけです」

何度考えても、何度頭を捻っても、やはり出てくるのはこれだけ。
これを我が儘と捉えるか、優しさと捉えるか。そんな事、今になってはどうでも良い事か。

虚弱「……——さんの気持ちは、よく、分かった……」

虚弱は椅子から立ち上がり、よろよろと、部屋の扉へと向かって行く。

貴方が呼び止める直前に虚弱は足を止め、振り返る。

虚弱「……でもね、受け入れるかどうかは、別の話だよ……」

虚弱「私は——さんの……男だって言う事を、信じる……」

虚弱「でも、私もいっぱしの女の子だから……。男の人と一緒にいるのは、恐い……」

虚弱「だから……ごめんね……」

そう言い残して、虚弱は、貴方の部屋を去った。

……貴方はベッドに腰掛けて、そのまま倒れるように寝転がる。

……止めれば、良かったのか? そうして、どうする?
虚弱は、貴方の事を「恐い」と言った。ちょっと誤解はあるが、似たようなものだ。
そう言われて、どうして虚弱を呼び止められる。もっと彼女を恐がらせてまで、貴方は何をしたい。

貴方が男だと告白して、貴方の心に有るのは、満足感等ではない。果てしない後悔だけだ。
だって、貴方はまだ、幾つもの嘘を抱えている。その中の一つを、晒しただけ。
まだ貴方は、虚弱に嘘を吐き続けている。まだ、傷付け続ける。傷付き続ける。

今日、この日を境に。もう二度と、この学院における貴方の日常に安寧は無い。

貴方と言う生き物に、平穏など相応しくないのだろうか。
ならばどうして、この優しさを心に得て生まれてきた。

……虚弱に拒絶されてしまった。しかし、まだ、余地はあるだろう。
あったからと言って、どうすりゃいいのさ……。

貴方は目を瞑り、悔恨に飲まれるようにして、意識を落としていった。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/10・日)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/11・月)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/12・火)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/13・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/ 9・土)

↓1

5番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

何やら七面倒くさい事になってきましたね。システムさんの仕業ですけど。

なんかもう、めちゃくちゃですね。「男だとばれるかもしれない」系イベントをもっと作っておけば良かったと後悔しています。
でもそう言うのを考えようとすると、必ずシモかえっちな方向に向かってしまうのは、システムさんの心が汚いからなのでしょうか。
時間かかってごめんなさい、ちょっとだけ言い訳させてください。凄く難しかったんです。

次の再開は3月3日の21:00を予定しています。
あらお雛様ですね。システムさんは女の子ですが、とんと縁がありません。

それではみなさま、お休みなさいませ。

おっとごめんなさい。コマンド確認「ステータス」

□—《ステータス画面》————————————

| 名前:—— ——(貴方) / 現在:7/14(木)

| 性格:温和・怠惰 / 誕生日:8月13日

│    肉 体 …[■|■|■|■|  |  ]
│    知 識 …[■|■|■|■|■|  ]
│    技 術 …[■|□|  |  |  |  ]
│   第六感 …[■|■|■|■|■|  ]

│ 特殊設定:『超能力・心』『異形の子』


│ [虚  弱]…感情【44/50】【好き】[Birth: 7/24]

│ [  愛  ]…感情【14/50】【友好】[Birth:10/17]

│ [鉢  巻]…感情【6/50】【未確認】

│ [ close! ]…感情【???】【???】

│ [銀  鎖]…感情【15/50】【友好】

│ [男  装]…感情【14/50】【友好】

□────────────———──——─‐

開始前に質問があったのに気付かなかった事について、安定の言い訳させてください。

システムさんはいつも20:50くらいに更新して、何か質問レスが無いかどうか見るようにしているんです。
逆に言うと、それ以降に何かしらのレス(質問的な物)があっても、更新しないのでそれに返信する事ができないんです。
まあ、だったらその5分後にでももう一回更新するクセを付けろよって話なのですけれどねー……。
ですから、今後頑張りますので、許して下さい。

なんで告白イベントAなんて作ったんでしょうね。と言うかなんで男の子じゃないといけないんでしょうかね?
そもそもなんで女子高を舞台にしちゃったんでしょうね。見切り発車って本当にいけませんね。困りましたね。
言葉のわりに楽しそうに見えるのは気のせいです。こんばんは、システムさんです。

そうそう。最新のデータから再開する場合、ゲームでは金曜日ですが普段の休日と同じ扱いとします。
また、続く土曜と日曜も普通にお休みです。
尚、答案用紙返却は次の月曜日と火曜日に行い、進行方法は通常の平日と同じようになります。
それらが終わった水曜日にようやく終業式となります。前回とのちょっとした変更点ですね。
その分夏休みが減ってしまいますが、あんまり差は無いと思います。

つまり……

金曜日(7/15):休日進行
土曜日(7/16):休日進行
日曜日(7/17):休日進行
月曜日(7/18):通常進行
火曜日(7/19):通常進行
水曜日(7/20):特殊進行(テスト期間中と同じ進行方法)

と、なります。前回と異なる点ですので、ちょっとばかり説明しておきます。もっと早く言えば良かったです。
まあ、休日を潰してまで答案用紙返却ってあり得ないですよね、普通……。

さて説明を終了したところで、直後のレスで天気判定

ああ、そうそう。これも言っておきましょう。

既に主人公は虚弱に対して【好き】な感情を抱いていますが、他のヒロインに望みが無いわけではありません。
他のヒロインと接触していく内に、主人公の気持ちが揺らいでいく事でしょう。
逆に、他のヒロインとの接触を繰り返すと、その他ヒロインに対する【好き】感情は薄れ、感情値も下がっていく事だけは注意してください。
上手い事接触のつり合いを取ると、複数のヒロインに対して【好き】だと言う気持ちを抱くヘタレが出来上がります。良く言えば両手に花です。
だからと言って、特に何も無いとは思いますけどね。

以上、システムさんからの説明その弐でした。え? これによって喧嘩が誘発される?
それは各人のモラル次第なので、システムさんにはどうにもできません。残念ながら無力です。

なんだっていつもいつもシステムさんは一言多いんでしょうかね。我ながら呆れます。
期待はしてません、むしろされたら困ります。しかしそうなった場合、以前も言いましたがシステムさんにはどうする事も出来ないんです。
まあ、今のこのスレで喧嘩なんか起こるとは思えませんし、取り越し苦労だと思いますけどね。

予定した時間になりました。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/10・日)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/11・月)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/12・火)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/13・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/14・木)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

多数決なので決定しました。

前回の続きから再開します。

5番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

5番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/15(金)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、そして昨日の事を思い出す。

昨日、貴方は、自分が男である事を虚弱に告白した。夢であってほしいが、現実だろう。
その結果、貴方は虚弱に嫌われてしまった……と言うのは、被害妄想がすぎるか。
しかし、虚弱の発言とその後の行動から、これから避けられてしまうだろうと言うのは想像に難くない。

貴方は、間違った事はしていないはずだ。もし昨日の行動が間違いだと言うのなら、そもそもここに来た事自体が間違いなのだから。
だけど、正しいかどうか、その自信は無い。どっちに転んでも、虚弱を傷付け、貴方が傷付く事には変わり無かった。
貴方はどうしたら良かったのだろう。これから、どうすればいいのだろう……。

ふと外を見ると、……雨が降っている。何なのだろう、天気まで貴方の敵になると言うのか。
邪神の孫もこうなったら形無しである。まあ、そもそも貴方は人間の血の方が濃いのだろうけど。
そもそも邪神の孫である事と、現状及び天気は関係無い。とりあえず自虐したいだけである。

いつまでもぼんやりしていられない。貴方は歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替える。
そこまで普段の行動を終えて、大きな溜め息を吐いてから、今後の予定を考える。

今日は金曜日だが、休日だ。今頃、先生たちはテストの丸付けを頑張っている事だろう。

とにかく休日であるから、貴方は自由に行動する事ができる。
貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で過ごす事もできる。
どちらもせずに、外に出る事もできるが……雨が降っているこの中を、今の気分で出歩きたくない。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、他の人の部屋に行く
4、自由行動

↓2

1、食堂に行く


貴方は食堂に行く事にした。

悩んでいても仕方が無い。食欲はいまいち沸かないが、腹が減ってはなんとやら。
もしかしたら、何かしら良い案が浮かぶかもしれない。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

思えば、こうして一人で食堂に向かうのは久しぶりだ。
貴方がどれだけ虚弱に構っていたか、それがよく分かる。

ある意味、貴方は虚弱に構う事で、「優しい自分」に陶酔していたのかもしれない。
まあ、そんな事を言い始めたら、人間なんて何もできなくなってしまう。
考え方もやり方も、何事も加減が大事なのである。

……それで失敗した貴方が言っても、何の説得力もないだろうけど。

ちょっとばかりへこみつつ、朝食を取りに行った貴方は

直後のレスのコンマで判定
129…虚弱 468…愛 357…男装 0…誰とも会わなかった

コンマ「4」


愛「おや、——さんではありませんかー」

貴方は……雨の日の二年生学生寮名物、髪の毛の塊と遭遇した。
愛から話しかけられるのは非常に珍しい事であるが、そんな事より髪の毛の方に気が取られてしまう。
慣れた物と思っていたが、改めて目にすると凄まじい事には変わりない。

なんだか、今日は取り分け膨脹しているような気もしてくる。

貴方「愛さん。おはようございます」

愛「はい、おはようございまーす」

挨拶しつつ、愛はゆらゆらと体を揺らす。いつも思うが、この行動は一体何なのだろう。
髪の毛を揺らして、発生する隙間から正面を確認しているのだろうか……?

愛「……なんだか今日は、元気が無いように見えますね」

そう言われて、貴方はどきりとする。やはり、変な所で愛は鋭い。
愛の顔は未だ見えないが、その髪の毛の隙間から、鋭い視線が貴方を突き刺している気がする。

愛「まあ、食べたらきっと気分も晴れますよ。どうです、一緒に食べませんか?」

貴方「……ええ、ご一緒させて頂きます」

また、いつかのように愛に相談するのも良いかもしれない。彼女なら、何か答えをくれそうな気がする。
そんな事を考えつつ、貴方は愛と一緒に朝食を食べる事にした。

貴方は愛と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

虚弱の事を相談

10分経過したのでシステムさん判断で>>358で進行します。

1、自由行動「虚弱の事を相談」


貴方「……愛さん。話を、聞いてもらえますか?」

愛「はい、どーぞ」

愛はなんの躊躇いもなく、承諾した。興味があるようには見えないし、聞きたい様子もない。
しかし、話を聞き、叶うのなら助けになりたいと言う意思は、ありありと伝わってくる。
聞き上手と世間では言うのだろうが、貴方は、もっと別の物のような気がしてならない。

貴方「虚弱さんに、なんと言いますか……嫌われちゃって……」

愛「ふむ、虚弱さんとですか……」

貴方「私には、ちょっとした秘密があるんです。人には、言い辛い事なのですが」

貴方「その事を、虚弱さんに隠している事が心苦しくて、つい、言ってしまったんです」

貴方「想像はできていたのですが、それで嫌われてしまったんです……」

愛「ふむふむ、なるほど……」

愛は、何度か頷くような仕草をして、朝食のおかずを一口食べる。
まるで髪の中に吸い込むみたいで、ちょっとだけ不気味だ。

貴方の話は、肝心な所は全て話せていない。それだけに、ちゃんと伝わっているのかどうか、心配だ。
そもそもこんな事を他人に話すべきではないのだろうが……。

愛「…………難しい話ですが……今、怯んではいけないと思います」

愛「どんな話をされたのかは分かりませんが、——さんは優しさが理由でそれを話したのだと勝手ながら推察します」

愛「なら、大丈夫です。虚弱さんは、人の優しさはちゃんと受け止める人ですから」

貴方「……受け入れるのは別だと、言われました」

愛「拒むと、言われましたか?」

貴方は昨日の事を思い出して、首を横に振る。

愛「——さんの行いが優しさ故の物だと分かっているはずです。受け入れてくれます」

愛「しかしそれには、——さん自身の行動が共に無ければなりません」

愛「恐れず、普段通りに接しましょう。ただ、相手が拒否するようでしたら、しっかりと引くように」

愛「そこの見極めができたなら、いつの日か、お二人の仲は元通りになるでしょう」

愛「……ただ、それが正しいかどうかは、私にも分かりません……お役に立てず、申し訳ありません」

貴方「いいえ、そんな事はありません。一人では開けなかった活路が見出せました」

愛曰く、いつも通りに接すれば良いとの事。ただし、加減はちゃんと考えて。
加減するなら貴方も得意とするところだが……果たして、上手く行くのだろうか。

愛の言葉に従うかどうかは措いといて、頭の片隅には、置いておこう。

そんな話をしながら、貴方は愛と一緒に朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋で過ごしていた貴方は、そろそろお昼頃になろうとしている事に気付いた。

外では、未だ雨が降っている。この様子では、今日一日は外に出られそうにない。
余程の用事が無ければ外に出る気なんかないので、貴方に関係無いと言えば関係無い。

朝食を食べて以来、あまり動いていない。昼食は食べなくても平気だろう。
ただ、そうすると何をして過ごすか、それを考える必要があるか。

貴方は

1、部屋にいよう
2、他の人の部屋に行く
3、寝る
4、自由行動

↓2

2、他の人の部屋に行く「虚弱」


貴方は虚弱の部屋に行く事にした。

昨日の今日で、少し恐いが……怯んではいけない、その言葉を思い出して、貴方は自分を奮い立たせる。
虚弱との仲がぎくしゃくしたままだなんて、そんなのは嫌だ。

貴方は自分の意思を確認して、部屋を出た。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、扉をノックしようとして、手を止める。
一度深呼吸をして、気を落ち着かせる。ここにいるだけでここまで緊張した事が、今まであっただろうか。

貴方は腹を決め、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

少しして、部屋の扉が開き……虚弱が姿を現した。

虚弱「はい……あっ」

貴方を見るや否や、虚弱は驚き、そして嫌な物を見るような貴方に目を向ける。

虚弱「…………困るよ」

少しの沈黙の後、虚弱は貴方から顔をそむけて、呟いた。

貴方「え?」

虚弱「……まだ、気持ちの整理が付いてないのに……もう、くるなんて……」

虚弱「……帰って、くれないかな……」

貴方から顔をそむけたまま、苦々しい表情で、口をへの字に曲げて、虚弱は言った。

なんだろう、この感じ。言葉では拒まれているのに、虚弱の中に躊躇いが感じられる。
貴方の事を、完全に嫌ってはいない。今は無理でも、まだ貴方の話を聞いてくれる。

そんな余地が、そんな光明が、貴方の真上にちらちらと見え始める。

貴方は

1、自由行動
2、大人しく帰る

↓2

2、大人しく帰る


しかし、今は何もできない。無茶だけは、絶対にできないのだ。

貴方「わかり、ました……」

虚弱「……ごめんね……」

その一言を残して、虚弱は扉を閉めた。

どうして、最後に謝ったのだろう。虚弱は、悪くないのに。
貴方が余計な事をしなければ、貴方がこの学院に来なければ、貴方が、貴方が。

……貴方は大人しく、部屋に帰ってそこで過ごした。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

気が付けば、夜。部屋でぼんやり過ごしていた貴方は、夕食の時間になった事に気付く。

何もしていないが、流石にお腹が空いてきた。小さく、お腹が鳴る。
予定も特にないし、食堂に向かっても良いかもしれない。

結局、雨はずっと降り続いている。その所為か、貴方の気分は落ち込みっぱなしだ。
晴れていたとしても、貴方の気分は晴れなかっただろう事は言わないお約束。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、他の人の部屋に行く
4、寝る
5、自由行動

↓2

1、食堂に行く


貴方は食堂に行く事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

流石に夜にもなると、休日と言えども夕食を食べに来る生徒は多いらしい。

生徒の中を進み、夕食を受け取った貴方は

直後のレスのコンマで判定
37…虚弱 15…愛 26…男装 4890…誰とも会わなかった

コンマ「3」


虚弱「あっ」

貴方「あ……虚弱さん……」

貴方は、ばったり虚弱と会った。

一体、誰が仕組んだ悪戯なのだろう。これほど迷惑な物も、他に無い。
今さっき拒絶されたばかりだと言うのに、どうして今、会ってしまうのだろう。

こう言う時に限って、貴方はほとほと運が無い。

見合ったまま、互いに動かず、黙りこくる。
そんな微妙な空間が貴方と虚弱の間に流れているのも、そう長くは無かった。

虚弱は、何も言わず、貴方の隣を通り過ぎて行った。

貴方「虚弱さ……」

呼び止めようとして、やめた。我慢、我慢するのだ。
自分が楽になりたいばかりに、虚弱を苦しめる事だけは絶対にだめだ。

……貴方は虚弱と別れ、一人で夕食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。

歯痒い。いつまでこの生活が続くのか、分からない。
しかし、貴方には珍しく、諦めると言う選択肢が思い浮かばない。
この気力が続く限り、いくらでも待てるような気がする。

貴方はそのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/10・日)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/11・月)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/12・火)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/13・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/14・木)

↓2

1番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

愛ちゃんが出るといつも長くなりますね。システムさんは好きなんですけれど。
これは、愛を攻略する時、めちゃくちゃ時間がかかりそうですねー……その時が来ればの話ですけど。

次の再開ですが、3月4日の21:00を予定しています。

それではみなさま、お休みなさいませ。

こんばんは、システムさんです。
最初の頃、今の主人公は雨に降られる事が多くて、システムさんは「まるで雨男だなー」と思っていました。
そこで「「雨男」って言う変な特殊設定いいんじゃないか?」と閃いたのですが、最近は太陽に愛されるようになってきてずっこけました。
まあ、そもそも「雨男」って何に使えばいいんでしょうね。雨の日に遭遇しやすいヒロインがいたらいいんでしょうかね。

そんな事はさておき、直後のレスで天気判定

虚弱の心の整理がつくまで、他のヒロイン大躍進のチャンス!

…だけど虚弱の誕生日まで10日もなかったりする


雨の日にしか会いにくいヒロインがいたとしたら、
晴れの日は別のヒロインとの仲を深めて、両手に花状態にすれば良いということですね

予定した時間になりました。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/15・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/11・月)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/12・火)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/13・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/14・木)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

始める

多数決なので決定しました。

前回の続きから再開します。

1番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

1番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/16(土)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

今日は休日だ。貴方は自由に行動する事ができる。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で過ごす事もできる。
どちらもせずに、外に出る事もできる。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、他の人の部屋に行く
4、寮の外に出る
5、自由行動

↓2

1、食堂に行く


貴方は食堂に行く事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

休日の食堂は、平日の朝よりも人が少なかった。
休日はゆっくりと寝たい人が多いのだろう。

朝食を取りに行った貴方は

直後のレスのコンマで判定
14689…虚弱と愛 257…男装 30…誰とも会わなかった

コンマ「9」


貴方は……愛と、その隣に虚弱を発見した。

なんとなく、間が悪いと思ってしまう。
虚弱がいる事も、愛がいる事も、二人が話しているだろうその時に貴方が来てしまう事も。
せめてあと一人、誰かいなかったら、少なくとも居心地が悪いだなんて事にはならないはずだ。

貴方は足を止めて、考える。

貴方の希望含む予想では、二人は今、貴方と虚弱の事について話している。
愛はいつも通り具合が悪そうな虚弱を発見し、そのついでに昨日の貴方の話を、虚弱にも確認すると。
その事について虚弱が話すかどうかは分からないが……愛の話術を以ってすれば、あっさり口を割るだろう。
もちろん、貴方が男だと言った事は伏せて。そうである事を祈りたい。

このまま放っておけば、後で愛と会った時に確認する事で、事情を詳しく聞けるかもしれない。
たとえば、虚弱の今の気持ちだとか、貴方に対する感情だとか……。

しかし、貴方が突入する事によって、それらの話をする事は難しくなってしまう。
要するに、今の状況では貴方は邪魔者以外の何でもない。

だからここは立ち去る……のが今までの貴方だが、愛の言葉を思い出すとそれも躊躇われる。

怯んではいけない。その一言が、貴方を迷わせ、躊躇させる。

貴方はどうしたら良いものか……。

1、二人に話しかける
2、……今は我慢しよう
3、自由行動

↓2

2、……今は我慢しよう


……今は我慢しよう。愛が、何かしらのきっかけを作ってくれる事を信じて。

愛に任せきりである事を申し訳なく思う。しかし、これほどに彼女が頼もしく思える日が来るとは思わなかった。
見かけと異なり、彼女は他人に優しく凄まじいお節介焼きなのだ。
……愛の見かけで一体何を判断すれば良いのだろう。変人と言う事くらいしか分からないか。

とにかく、今は愛に任せる。そうした方が良いと、貴方は判断したのだ。

問題なのは、貴方は愛の部屋がどこであるのかを知らない事であるが……。
まあ、昼食か夕食の時にでも会えば良いだろう。その時に、探そうと思えば探せば良いのだ。

貴方はその場を離れ、一人で朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋で過ごしていた貴方は、昼食の時間になった事に気付く。

特にする事もないし、自由に過ごして良いだろう。気分転換に、外を歩くのも良いかもしれない。
貴方はあまり外を歩いたりしないので、何か新しい発見があるかもしれない。
特に、何も無いかもしれない。まあ、新たな発見を期待するために外に出るわけではないので、気にしなくていいか。

愛が何かしらの情報を得られたのか、気になる。
しかし貴方は愛の部屋がどこなのかしらない。会うなら、食堂で遭遇するしかないだろう。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、他の人の部屋に行く
4、寮の外に出る
5、寝る
6、自由行動

↓2

愛の部屋は知っているのではありませんか?

963 : ◆EEWQeQ.ZIg [saga]:2012/12/04(火) 23:18:07.51 ID:QCJhFeiN0
1、自由行動「いつも何処にいるのか」


貴方「そう言えば……愛さんは、いつもどこにいるんですか?」

愛「いつも、とは?」

貴方「校舎にいる時とか、今日のような休日とか……食堂以外では、滅多に会わないでしょう?」

貴方が探しに行こうとしないのが第一の理由だとは思うが、その問題は置いておこう。
当ても無い旅と言うのは嫌いではないが、苦手だ。愛を探すのは、そう言う事に近い。

愛「私は、いつも部室にいますよ。世界「愛」クラブです」

貴方「世界……?」

愛「世界「愛」クラブです」

……聞き覚えがある。部活の案内をしてもらっている時に、ちょっとだけ、名前を聞いたような、聞かなかったような。
その時はあまり興味を持たなかったが、ここにきて、改めて貴方の前に参上した。

貴方「その部の、部室に?」

愛「そうですよー。気が向いたら、来てくださいな。校舎の端っこの方にありますから」

貴方「そうさせてもらいます……休日も、そこにいるんですか?」

愛「そうでーすよ。いつ、誰が来るかもわかりませんからね。逆に、部屋にはずっといない事になりますか」

とすれば、愛の部屋を尋ねても無駄足である事が多い、と言う事。
無駄足を嫌う人間である貴方にとって、嬉しい情報である。

愛「そうそう。私の部屋は5階の5027号室です。念の為、教えておきますね」

貴方「では、私も教えておきましょう。6階の6011号室です」

愛「ふむふむ……わかりました!」

愛の元気な返事と共に、髪の毛の先がひょこっと跳ねた、気がした。
髪の毛が、感情を代わりに表しているのだろうか。そんな、非科学的な。
……なんて言葉、貴方に言えたものか。

貴方はそんな話をしながら、愛と一緒に夕食を食べた。

1、食堂に行く


貴方は食堂に行く事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

休日のお昼の食堂は、朝に比べて更に生徒が少ないように思えた。
休日と言う事で、外出する生徒が多いのだろう。

昼食を取りに行った貴方は

1357…虚弱 4689…愛 20…誰とも会わなかった

コンマ「9」


貴方は、既に食事を始めている愛を発見した。
いつも思うが、愛が食事している姿は……なんと言うか、食べ物を髪の中に吸収しているように見える。

それはおいといて。ちょうど良い、貴方は愛に話しかけた。

貴方「愛さん、こんにちは」

愛「む……? ああ、——さん。はい、こんにちは」

貴方「隣、座っても良いでしょうか?」

愛「はい、どうぞどーぞ」

貴方は愛の隣に座り、一緒に食べる事にした。

貴方は愛と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

1、自由行動「さっき虚弱と何を話していたのか」


貴方は、今朝の事について尋ねる事にした。。

貴方「ねえ、愛さん。……さっき、虚弱さんと何を話していたんですか……?」

ただ、いざ訪ねると少しばかり恐る恐る。まだ、今回の件について話していたとは限らないのに。
まず、愛が虚弱と何を話していたのか。今回の件で無いばかりか、そもそも何かを話してすらいないかもしれない。

愛「さっき? 今朝の事ですか?」

貴方「はい。お二人を見つけて……でも、ちょっと、話しかけられませんでした」

貴方が何を求めているか、愛は察したらしい。何度も頷く仕草をしているらしく、髪の毛がぽんぽんと揺れる。

愛「なるほどなるほど……分かりました。お話しましょう」

愛「虚弱さんは、やはり——さんの事を嫌っているのではないようですよ?」

貴方「ほ、本当ですか?」

確認すら無く、愛は本題に入る。それが貴方が望む話題なのだから、愛は本当に気が利く。
今朝、その事について話していたのは、やはり貴方のためなのだろうか。

貴方の優しささえ及ばぬ、愛する事をモットーとした愛の行動には、感服を越えて恐ろしさも覚える。

愛「はい。ただ……何を告白なさったのかは知りませんが、いわゆる「ぎゃっぷ」に驚いているようです」

愛「虚弱さんにとって、衝撃的な事だったのでしょう。それが恐れに変換されたと、言っていました」

愛「不安なのでしょうね……——さんが再び信頼に足る人間かどうかが、不安なのだと思います」

愛「ただ、虚弱さんは——さんを信じていたいようですから……その一歩か二歩が、上手く踏み出せないように見えます」

愛「ですから……やはり、接触を試み続ける事こそ、仲直りの近道だと思います」

愛「……ここから先は、——さん自身で考えるのが良いでしょう。そうしてこそ、真の愛なのです」

最後に、愛お決まりの言葉を添えて、「貴方への伝言」を終了した。
きっと、この言葉が貴方の元へ届く事を、虚弱は知っていた事だろう。
つまりこれは、貴方と仲直りしたい、虚弱からのメッセージでもある。

貴方「……分かりました。頑張ります」

虚弱は、貴方を嫌っていない。それが分かっただけ、いくらでも頑張れるだろう。

貴方は愛と一緒に昼食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋で過ごしていた貴方は、そろそろ夕食の時間になろうとしている事に気付く。

珍しく朝食と昼食を食べたからか、あまりお腹が空いていない。
これから夜である事を考えても、そんなに必要ではないだろう。

そうなると、他に何をするか。

貴方は

1、部屋にいよう
2、他の人の部屋に行く
3、寮の外に出る
4、寝る
5、自由行動

↓2

5、自由行動「虚弱の部屋に行く」


貴方は虚弱の部屋に行く事にした。

嫌われてはいないという情報を入手した矢先に早速虚弱の部屋を訪ねるのは、我ながらどうなのだろうとは思う
しかしのんびりしていられる状態ではないのもまた事実で……とにかく、会いたいのだ。

ただ、部屋を出る前に、貴方は頭に「無理な行動だけはしない」事を叩きつけておく。
そうして本格的に嫌われてしまえば元も子もない。慎重に行かなければならないのは、依然変わらないのだ。

たとえば虚弱が「もう帰って」的な事を言ったのなら、その日は諦めるべきだろう。

それを念頭に置いてから、貴方は部屋を出た。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

防音性バッチリ。しかし思ったより薄いこの扉が、今はとてつもなく分厚くて硬く見える。
たとえば、反応が無かったその時……つまりは拒絶された事と同義だろう。
そう思うと、こうして待つ事が恐ろしく感じる。貴方は拳を握り、それでも待つ。

まあ、貴方の思っていた通りには行かず。
少しして扉が開き、あっさり虚弱は姿を現した。

虚弱「……——さん」

虚弱は昨日と同じく、貴方に対して怯えたような眼差しを送る。心が痛む。

貴方「こんばんは、虚弱さん」

虚弱「……こんばんは」

虚弱は、あまり貴方と話したくないようだ。
用件は手短に伝える必要があるだろう。

貴方は何の用があって、ここに来ただろうか?

1、自由行動
2、特に理由は無い

↓2

……明日、何も無いですよね……? システムさん、なんか忘れてませんよね?

途中送信しちゃいました、ごめんなさい。

特に予定も定まっていなければ、できるかどうかも分からない事を口走るのは、やめておいた方が良いと思います。
これ言って何にも無ければ、それこそ感情値が下がる事間違い無しですし……まあ、やりますけど。

1、自由行動「明日、楽しみにしてろよ」


貴方「あ、明日っ」

焦りのあまり言葉がつっかえてしまった。
おかげで虚弱にも変な目で見られたが……貴方は落ち着いて、もう一度言う。

貴方「明日、楽しみにしてください」

虚弱は貴方をじっと見つめ……首を傾げた。

虚弱「……うん」

そして、頷いた。

虚弱「それだけ?」

貴方「え? あっ、はい……それだけ、です」

虚弱「…………分かった。じゃあ、明日」

そう言って、虚弱は扉を閉めて、ついでに鍵も掛けた。

……とりあえず明日の約束は取り付けたが……どうしよう。

ここに居てもどうにもできないし、貴方は部屋に戻る事にした。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。

そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。

ちょっと待ってください。誤解が発生したのでちょっと待ってください。

たしかに主人公は日曜日である明日に外出する事ができますが、虚弱は外出許可願を出していないので、虚弱とのデートはできません。
虚弱が外出許可願を出したとしても、前以って約束もしていないのに受け入れてくれるのか、甚だ疑問です。
まあ、主人公が外出して何かプレゼントになる物を入手、贈り物作戦という流れができますが……ちょっと不確定要素が強すぎます。
何せ、一回も外出た事ありませんからねー……。

あまりこう言う事はしたくありませんが、システムマジックで今のシーンをやり直す事ができます。

どうしますか?

1、やり直す(やり直すならついでに>>410の選択肢から改めて選択し記入)
2、やり直さない

↓2

すみません、安価じゃなくて多数決でした。なんかもうめちゃくちゃです。ごめんなさい。

↓1〜3で改めて多数決 やり直すorやり直さない

多数決なので決定しました……それでは>>410の選択肢から改めて選択してください。

1、自由行動
2、特に理由は無い

↓2

1、自由行動「絵、書かせてください」


貴方「あの……絵を、描かせてください。虚弱さんの絵を」

貴方は焦る気持ちを抑えて、虚弱に頼んだ。

自分でも、よく分からない。どうしてこんな時に、虚弱の絵を描きたいと思えるのか。
ただ、分からなくもない。そう思う理由は、貴方が書いた、虚弱がモデルの絵。

シャーペンを使い、千切ったノートに描いた、落書きに等しい貴方の絵。
あれは、貴方と虚弱が仲良くなる明確なきっかけだったと、貴方は思う。
そのきっかけに、今こそ縋りたいのだろう。こうする事によって、もう一度、あの友情を感じたいのだ。

……そんなつもりはまるでないが、そんな自分がいる事も、否定できないと思う。

だから貴方は、真剣な眼差しを虚弱に向ける。

虚弱は貴方の眼差しを受け止め、そして見つめ返す。

しかし……やがて目を逸らし、口を開いた。

虚弱「…………ごめん。それって、——さんと一緒にいるって事だよね?」

貴方「それは……」

虚弱「……だったら……ごめん。まだ、そこまでなれない」

嫌われてはいない。しかし、拒絶はされる。
貴方は、自分の認識が甘かった事を、思い知った。

虚弱「帰って、くれるかな」

貴方「……分かりました。でも、諦めません。いつか、虚弱さんと一緒に、また……!」

貴方「……また、仲良くなりたいですから」

虚弱は、答えない。貴方から目を逸らしたまま、何も言わず、部屋の中に戻っていった。

残された貴方は、閉じられた扉を見つめながら、考える。
そうだ。虚弱は、貴方に対して何かしらの不安を抱いている。
信じていた人間が男だった……か弱い彼女にとっては、恐ろしい事だ。

何らかの間違いがあるかもしれない。その可能性が、彼女の中で不信感を実らせる。

そんな人と、一緒にいられるだろうか。貴方にできたとしても、虚弱には、無理なのだろう。

だから……貴方が信用できる人間だと、虚弱が判断するまで。
貴方はひたすら誠実に、虚弱と接しなければならない。

……ここに居ても、もう何もできないだろう。貴方は、部屋に戻る事にした。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。

そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/15・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/11・月)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/12・火)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/13・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/14・木)

↓2

2番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

今日はシステムさんの進行能力の低さが改めて露呈しましたね。最悪です。

あんまり、安価を取った人を無下にするような真似はしたくないんですよね……。
ただ、今回は誤解があったようですし、そのような状態で進めてしまう事こそ、その人は納得しないと勝手に判断いたしました。
でも、今後一切「システムマジック」なんて戯けた物を使って、人が取った安価をふいにしたくは無いです。
それだけは、本当にごめんなさい。

次の再開は、一日開けての3月6日を予定しています。

それではみなさま、お休みなさいませ。

愛の部屋に行けば高確率で会えると思い、part8からコピペしてきましたが
私が間違った指摘をしたり、>>1の気分をひどく害してしまったのなら謝罪したいので
どこが間違っていたか或いは気分を害してしまったか指摘していただけないでしょうか。

えっと……それは……システムさんが……バカ、だからですね、まぎれもなく。
と言うか、決定的証拠を貼ってくださったあなたのレスに気付く事さえありませんでした。
何故か、今の今まで愛の部屋を知らないものとして進行していました。
しかもこれpart8って、始まったばかりじゃないですか。なんで、こんな物を失念していたのか自分でも不思議です。

ごめんなさい。本当にごめんなさい。次回から選択肢に加えます。

こちらが>>1の気分を害したわけではなかったのでよかったです

こちらが>>1の気分を害したわけではなかったのでよかったです

システムさんの妹ないし弟ができたとして、その子たちがいかにも出来そうなクールな子だったとします。
弟妹がシステムさんの代わりを務めたとして、その子たちもたぶんすっとこどっこいのポンコツです。
まあ、それでも希望するなら入れ替わっても良いのですけどね。どうせシステムさんの失態と現状はどうにも変わりませんし。

と言う事でこんばんは、ポンコツでスカポンタンなシステムさんです。
一昨日の出来事は衝撃的でしたが、システムさんはめげずに頑張ります! 反省はしています。

それとは別に直後のレスで天気判定

>>443
おとついのんは俺が悪い。

予定した時間になりました。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/15・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/16・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/12・火)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/13・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/14・木)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

多数決なので決定しました。

前回の続きから再開します。

2番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

2番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/17(日)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

今日、貴方は外出する事ができる。
前回は雨が降ってしまった為に中止となった。今回は大丈夫だろう。

そう言えば、もうすぐ虚弱の誕生日だ。
何かしらのプレゼントを用意したいが……虚弱は受け取ってくれるのだろうか。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で過ごす事もできる。
どちらもせずに、外に出る事もできる。
外出するのは後回しにして、とりあえず朝食を食べるのも良いだろう。

貴方は

1、食堂に行く
2、朝食後に外出
3、部屋にいよう
4、他の人の部屋に行く
5、寮の外に出る
6、自由行動

↓2

すみません。選択肢は正しくは以下でした。

1、食堂に行く
2、外出する
3、朝食後に外出
4、部屋にいよう
5、他の人の部屋に行く
6、寮の外に出る
7、自由行動

このレスから↓2で改めてお願いします。

3、朝食後に外出


貴方は、外出は後にしてとりあえず朝食を食べる事にした。

食堂に行き、朝食を食べてから外出する。
出かけるのが遅れてしまうが、少しの差である。それが良いだろう。
そう判断し、貴方は食堂に向かった。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

休日の食堂は、平日の朝よりも人が少なかった。
休日はゆっくりと寝たい人が多いのだろう。

朝食を取りに行った貴方は

直後のレスのコンマで判定
15…虚弱 247…愛 368…男装 90…誰とも会わなかった

コンマ「5」


虚弱「……あ」

貴方「あっ……」

貴方は、またもや虚弱とばったり会ってしまった。

なんなのだろうか。こう言う時に限って、本当によく、虚弱と会う。
朝の食堂はいつも人が少ないし、その分だけ虚弱と遭遇しやすいのだから、おかしな話ではないのだが……。

虚弱は困ったような顔をして、少し躊躇うような仕草をして、何かを決めて、また貴方の隣を素通りしようとする。

……前回の貴方は、このまま虚弱を行かせてしまった。
しかし、今は……今なら、何かを言える。そんな勇気が持てるような気がする。
このまま行かせてはならない、そんな気がするのだ。

貴方は

1、自由行動
2、何もしない

↓2

1、自由行動「今までのように一緒に食事したいことと略」


貴方「虚弱さん」

貴方は振り返り、虚弱を呼び止める。できるだけ穏やかに。できるだけ、警戒されないように。

虚弱は……ぴたりと止まり、振り向いて、貴方をじっと見つめた。

虚弱「……なに?」

そして、首を傾げて貴方に尋ねる。機嫌が悪そうに聞こえるが、虚弱は単純に具合が悪いだけだろう。
大丈夫、話は、とりあえず聞いてもらえる。貴方は一呼吸置いて、口を開く。

貴方「私は今までのように、したい。それが、私の望みです」

貴方「できるなら……食事くらいは、一緒にしてくれませんか?」

貴方「私は、何もしません。約束します。それに、人がたくさんいるここなら……変な事は何もできません」

虚弱は、黙る。黙って、貴方の要求をどう処理するか、考えているようだ。
周囲では、沢山の生徒が食事をし、友人との会話に花を咲かせている。そんな声が聞こえる。
今の貴方には皮肉のように聞こえて、居心地が悪い。

虚弱「…………ごめん」

そうして待った結果、虚弱の返答は、その三文字だけ。
三文字でここまで人を否定できるのだから、言葉と言うのは、極めて不思議だ。

貴方「……そうですか。残念、です」

貴方の言葉を聞いて、虚弱は何も言わず、その場を立ち去った。

その後ろ姿を見ながら、貴方は歯軋りをする。

何が、悪かったのだろう。何がいけなかったのだろう。
虚弱の身が安全である事を示したから、大丈夫な物と思っていた。
だけど、断られた。虚弱が心の内で気にしている事は、そう言う事ではないのかもしれない。

もしくは、そうして自分の信頼を得ようとした貴方に、呆れたのかもしれない。
周囲の状況で虚弱が安全でも、貴方が信頼できる人間だとは、証明できないから。

……言葉を誤ったようだ。今回の事から、一つ学んだと言う事にしよう。

貴方は諦めて、一人で朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、予定通り私服に着替え、外出する事にした。

思えば、こうして外に出るのは初めてである。
元々貴方は引き籠りの気質があった事から、貴方からすれば普通である。
常識的に判断するなら、もう少し外に出ろよ、と言う話かもしれない。それでも貴方のペースには誰にも口出しはさせない。

変な事を意識しつつ、貴方は部屋を出た。

□—————'□
|街 ・ 学院前|
□,—————□

とりあえず学院を出た貴方だが……さて、どうしようか。

貴方はこの周辺の事はまるで分からない。今日一日は、探索に費やすべきだろう。
適当に徘徊すれば、ある程度の地形は把握できるはずだ。

ところで、貴方は何のために外に出ただろうか?

1、自由行動
2、近辺地利の把握

↓2

2、近辺地利の把握


そう、貴方は周囲の地利を把握するために外出したのだ。

何より、この辺の事情が分からないとなんにもできないのである。
それだったら、ついでに誰かと一緒に外出できたら良いのだが……まあ、無い物ねだりである。

とりあえず、貴方は適当に歩き回る事にした。
昼過ぎくらいには、大体理解できるようになるだろう。

【!】学院周囲の街の情報を獲得しました。今後、「街」を歩く時にコンマの判定をせずに行けるようになります。

□—————'□
|街 ・ 学院前|
□,—————□

一通り歩き回り、珍しく外出したもんだから脚もちょっとばかり疲れてきた頃。
具体的に言うと昼下がりを過ぎ、そろそろ夕方と言う頃、貴方は学院前に戻ってきた。

思った以上に探索のし甲斐があったと言うか、なんと言うか。
予定より時間はかかってしまったが、大体の地形は把握した。
これで、万が一に迷う事もないだろう。

ただし、それは「学院周辺の街」に限りである。
電車に乗るなどして、別の場所に向かった場合は、別の話。

とりあえず、まだ時間はある。この学院の、いわゆる門限はだいたい19:00までらしい。
もう部屋に戻っても良いのだが、折角だからもう少し歩いても良い。

貴方は

1、自由行動
2、学院に戻る

↓2

すみません、ちょっと突然に色々ありまして、離れていました。今から再開します。

1、自由行動「もう少し足を伸ばす」


貴方はもう少しだけ歩く事にした。

もしかしたら、何か発見があるかもしれない。無かったら……まあ、その時はその時である。
日頃外に出ないだけに、こうして出歩く事がどこか懐かしい。もう少し味わうのも、悪くはない。

と言う事で、貴方はもうちょっとだけ街を歩く事にした。

ところで、貴方はどこか行きたい所はあるだろうか?

1、自由行動
2、特にない(選択された場合、安価先でコンマ判定)

↓2

ケーキ屋

10分経過したのでシステムさん判断で>>468で進行します。

1、自由行動「ケーキ屋」


貴方はケーキ屋に立ち寄る事にした。

少しばかり歩くが、確かどこかにケーキ屋があったはずである。

気が早いかもしれないが、虚弱の誕生日を祝うためにケーキを購入するのも悪くはない。

□——————□
|街 ・ ケーキ屋|
□——————□

貴方が辿り着いたのは、ちょっとばかり寂れたように見える、街角のケーキ屋と言った感じのお店。
言うなれば昭和のお洒落に合わせたような外装で、古臭くも思えるがどこかお店に入り易い。

お店に入った貴方は、とりあえず商品を見る。

そんなに種類があるわけではないが、かと言って少ないわけではない。
また、特別花があるわけではないが、ショートケーキやチョコレートケーキなどの一般的なケーキは揃っている。

見た目も美味しそうに見えるし、悪いお店ではないように思える。

店の奥には幾つかの椅子とテーブルがある事から、購入したケーキを店内で食べる事もできるようだ。

とりあえず、貴方は

1、普通のケーキを食べてみる
2、お洒落な感じのケーキを食べてみる
3、オリジナルらしいケーキを食べてみる
4、帰る

↓2

2、お洒落な感じのケーキを食べてみる


貴方はお洒落な感じのケーキを購入し、食べてみる事にした。

店内の奥の方にあるテーブルに着き、貴方は早速ケーキを一口食べる。

多くのフルーツで飾ったケーキは、どちらかと言えばフルーツ類の味が濃い。
リンゴ、モモ、イチゴ、パイン……だろうか。甘さを優先したラインナップに見える。
スポンジがそれらを包み、生クリームがフルーツの類の甘さを引き立てる。
生クリームも、そんなに味がしつこくない。フルーツが多いからか、むしろ爽やかなように思える。

全て食べ終えた貴方の評価は、まずまず美味しいと言ったところ。
飛び抜けて美味なわけではないが、美味しい事には違いない。そんなケーキだった。

見た目と相俟って、女の子らしい女性に受けるだろう。

ケーキを食べた貴方は、レジの女性に一言美味しかった事を伝えて、店を後にした。

□—————'□
|街 ・ 学院前|
□,—————□

とりあえず学生寮前に戻ってきた貴方。時間を見ると……あまり出歩いている時間は無い。
何かをやろうとすれば、間違いなく門限を過ぎるだろう。

確か、門限を過ぎたら二週間から一ヶ月間の外出禁止、だったような気がする。

貴方はあまり出歩かないから問題無いと言えば問題無いが、体裁を考えると、門限は守るべきだろう。

今日の所は、街の情報を獲得した事と、ケーキ屋のお洒落なケーキの情報を得た事で満足しよう。

そう納得し、貴方は部屋に戻りそこで過ごした。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋で過ごしていた貴方は、夕食の時間になった事に気付く。

今日は一日中歩き回ったから、お腹が空いた。
明日は平日である事から、食堂に向かうのが良いだろう。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、他の人の部屋に行く
4、寮の外に出る
5、寝る
6、自由行動

↓2

1、食堂に行く


貴方は食堂に行く事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

流石に夜にもなると、休日と言えども夕食を食べに来る生徒は多い。
ただ、明日返却されるテストの事を考えると、気が重い生徒も多いようだ。
貴方も浮かれてはいられないが……まあ、なるようにしかならないのだ。

生徒の中を進み、夕食を受け取った貴方は

直後のレスのコンマで判定
347…虚弱 125…愛 689…男装 0…誰とも会わなかった

コンマ「7」


貴方は遠くに、虚弱を発見した……が、今朝が今朝である。
あの手前、いけしゃあしゃあと会いに行くのは……流石に貴方でも、できない。

まず、朝食の事について弁明する事から始めた方が良いだろうか。
しかし貴方自身、何が悪かったのか分かっていない。
そこが理解できない以上、無闇に謝る事は逆効果かもしれない。

……とりあえず、今は諦めた方が良いだろう。

貴方は虚弱を見過ごし、一人で夕食を食べた。
贅沢な望みかもしれないが……本当に、そろそろ虚弱と一緒に食事くらいはしたい。

寂しいのだ、貴方は。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込む。

そのまま目を瞑り、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/15・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/16・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/12・火)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/13・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/14・木)

↓2

3番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

途中、本当にすみませんでした。本当は何か一言言おうと思っていたのですが、まあすぐ終わるだろうと高を括っていました。
その想定に加えて安価の最中でしたし、無駄ならレスする必要はないかなと思っていました。
全部甘かったです。そんな言い訳でした。ごめんなさい。

>>444
システムさんが言った一昨日の事と言うのは、「愛の部屋の情報を入手していた事を忘れていた」事についてですね。
あと、途中のごちゃごちゃはシステムさんの進行能力の低さの所為で起こった事でもあります。それの事なら気になさらないでください。

さて、次の再開は3月7日の21:00を予定しています。

それではみなさま、お休みなさいませ。

すみません、遅れました。とりあえず、再開したいと思います。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/15・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/16・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/17・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/13・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/14・木)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
それと同時に直後のレスで天気判定

始める2:始めない0:思い出の部屋0:このスレの打ち切りはいつになるんでしょうね1

前回の続きから再開します。

3番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

3番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/18(月)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

今日と明日は、答案用紙の返却にあてがわれる。
少しばかり出来の悪い科目が幾つかあっただけに、少し憂鬱である。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で休む事もできる。
二年生の�内であれば、他の人の部屋に行く事もできる。
先に校舎に向かう事もできるが、今の貴方にそうする理由は無い。

貴方は

1、食堂に行く
2、虚弱の部屋に行く
3、愛の部屋に行く
4、男装の部屋に行く
5、部屋にいよう
6、先に校舎に行く
7、自由行動

↓2

1、食堂に行く


貴方は食堂に行く事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

食堂はいつも通り、様々な顔色の生徒でごった返していた。
その中でも、憂鬱そうな顔の生徒が特に多い。
今日返却されるテストの結果が気になって、誰もが気が気で無いのだろう。

そんな中、貴方は

直後のレスのコンマで判定
36…虚弱 148…愛 579…男装 20…誰とも会わなかった

コンマ「4」


貴方は遠くに、愛を発見した。
これだけ人が多くても一目で分かる彼女の存在感は、やはり異様である。
人混みの中でも発見し易いと言えばそうなので、一長一短とも言える。

とりあえず、貴方は愛に話しかける事にした。

貴方「愛さん、おはようございます」

愛「む? ……——さん。はい、おはようございまーす」

愛の声の調子から言って、周囲の人間とは異なりテストに対する不安を抱いていないらしい。
まあ、彼女は下手すれば貴方より頭が良いだろうから、無駄な心配なのかもしれない。

貴方「ご飯、一緒に食べませんか?」

愛「はい、ご一緒しましょー」

愛の呑気な言葉は、今の貴方にとっては和みでもある。

そう思いつつ、貴方は愛と一緒に朝食を食べる事にした。

貴方は愛と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

1、自由行動「今日の朝食はいつもよりうまい」


貴方「今日の朝食は、いつもより美味しいですね」

愛「そうですか? 私はいつも通りだと思うのですが……もしや何か良い事でもありましたか?」

良い事? 良い事など、最近はめっきりないのだが。
それどころか悪い事ずくめの悪い事スパイラルに陥っている状態でもある。

貴方「いえ、特に……」

愛「ふむー……まあ、そんな時もあるでしょう。ご飯は美味しいのであれば良し、です」

良く分からなかったが、愛の言う通りである。
他の人がなんと言おうと、貴方が美味しいと思ったなら美味しいのだ。

そんな事を考えながら、貴方は愛と一緒に朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、鞄を持って部屋を出ようとして……少し考える。

虚弱の事、どうしよう……迎えに行っても、良いのだろうか。

貴方が今押しかけても、虚弱はきっと貴方の事を拒むだろう。なんとなく、そんな気がする。
しかし、一緒に食事を食べたいとお願いする作戦が失敗した今、虚弱と接触するにはそれくらいしかタイミングが無い。

それとは別に、虚弱の事が心配なのだ。虚弱はちゃんと、一人で登校できるのかどうか。
そうやって心配する度に、虚弱は今まで一人だったのだから大丈夫だと言う事を思い出すのは、貴方の中ではもはや様式美である。
そう、貴方の心配など、いつだって空中に散って無駄になる。

いかにも虚しいお節介を、貴方は繰り返すばかりなのだ。

そんな事は措いといて、貴方は真面目に考える。

貴方は

1、虚弱を迎えに行く
2、虚弱を迎えに行かない
3、自由行動

↓2

1、虚弱を迎えに行く


貴方は、虚弱を迎えに行く事にした。

こうして躊躇っていても、何も始まらない。
貴方が頼りとする人のアドバイス、「怯んではならない」。その言葉に従うなら、今こそ虚弱に会うべきなのだ。

そう言って食堂にて拒まれたのは、一体どこの誰だろうか。
まあ、あの時は言うなれば目測を誤ったのである。ちゃんと考えれば、大丈夫だろう。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

暫くして、部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。

虚弱「…………——、さん」

貴方「おはようございます。一緒に登校、しませんか?」

虚弱はじっと貴方を見つめ……いや、睨みつけ、考えるような顔をする。

虚弱「……やだ」

そして、あっさり断られてしまった。

虚弱「……先に、行って……」

貴方の返す言葉を待つ事も無く、虚弱は扉を閉めてしまった。

……怯んではならない。その言葉に従った結果が、このざまである。
貴方は一体どうすればいいのだ。怯まなくて、全然成果が無くて、だったら貴方は何をしたらいい。
焦りばかりが、貴方の心を駆け巡る。しかしすぐに、頭を冷やす。

怯んではならない。その姿勢のまま、長期間の付き合いをするのだ。
きっと、そう言う事なのだろう。一日二日で仲直りできるような話ではないのだから。

虚弱の不安が解消できるまで、貴方は付き合う……できるのだろうか、貴方に。
いつか、貴方の心が折れてしまいそうな気がする。

貴方は俯き、溜め息を扉に浴びせて、諦めて一人登校した。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

貴方が教室に着いた時、教室には既に殆どの生徒が登校してきていた。
時間を見ると、ちょっとばかり危ない。貴方は急いで自分の席に座り、鞄を置く。

隣の席には、誰もいない。今日は、保健室に行くのだろう。

貴方はそのまま、ホームルームが始まるのを待った。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

休み時間。返却された答案用紙を見ながら、貴方は溜め息を吐く。

あまり、良い結果とは言えない。まあ、赤点は回避できたから、マシと言えばマシである。
クラスの平均点を下回ってしまったが、贅沢は言っていられない。

貴方はそれをそっと鞄の中にしまいつつ、これからどうしようか考える。

次の授業まではちょっとばかり時間がある。他の教室に行く余裕くらいはありそうだ。
行ったところで、どうするわけでもないのだが……。

貴方は

1、自由行動
2、教室で過ごす

↓2

2、教室で過ごす


貴方は特に何もせず、大人しく教室で過ごした。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

お昼休み。生徒たちは昼食を求めて食堂に向かったり、広場に行ったり屋上に行ったり図書館に行ったり、自由に過ごしている。

テストの結果が悪い人だっていただろうに、誰一人としてその事を気にしていない事がこのクラスの性質を良く表している。
前向きと言うかポジティプと言うか、能天気と言うか。まあ、貴方向きの教室と言えばその通りであるのだが。

今の貴方にこれと言って予定はない。自由に過ごして良いだろう。

貴方は

1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、屋上に行く
5、自由行動

↓2

3、世界「愛」クラブに行く


貴方は世界「愛」クラブに行く事にした。

□——————————————□
|学院校舎内・世界「愛」クラブ部室|
□——————————————□

世界「愛」クラブの部室に着いた貴方は、部屋の電気が点けられている事を確認して、部屋の扉をノックする。

愛「はーい」

なんだか切羽詰まった感じの、それでも間延びした返事が聞こえた。
何かをやっていた途中なのだろうか。とりあえず、貴方は扉を開けて部室に入った。

貴方「お邪魔します」

愛「おや、——さんでしたか。良くいらっしゃいました、どーぞ、座ってくださいな」

愛はいつも通り、貴方を迎え入れ、座るよう勧める。
どうやら、お弁当を食べていたらしい。口に物を入れている最中に、貴方が尋ねてしまったようだ。

愛「すみません、食事中だったもんでして……お茶、ご用意しますねー」

貴方「ああ、はい。頂きます」

もはやお世辞すら言わなくなった当たり、貴方もこの空間に慣れてきたと言うか、図々しくなったと言うか。

愛「それで、今日はどう言った御用件でしょう?」

愛はいつも通りそう尋ねるが、今日はなんとなく、言い方の感じが違う。
裏に、「今朝のあの場では言えない事ですか?」と言われている気がする。

貴方は

1、自由行動
2、特に理由は無い

↓2

1、自由行動「虚弱にまだ避けられている事について」


貴方「……まだ、虚弱さんに避けられているのです」

貴方は素直に、相談する事にした。

愛にばかり頼るのは、正直言って変な話だと思う。だって、愛は部外者なのだ。
それに、これは貴方が起こした事。貴方自身が、始末を付けなければならない。
だと言うのに、困ったら愛の優しさに甘えてこうして相談なんてしている。

貴方に恥はないのか、自分自身でも疑わしい。

貴方「愛さんの言う通り、頑張っているのですが……もちろん、程度も考えて」

貴方「それでも、虚弱さんは私の事を、まるで相手してくれないのです……」

愛「ふむ、それは困りましたねー」

愛は湯呑にお茶を注ぎながら、まるで他人事のようにのんびりと言った。
まあ、他人事には違いないので、その対応に貴方は何も文句は言えない。

愛「と、言いたい所ですが……辛抱です。辛いのは、虚弱さんだって同じでしょう」

愛「——さんが虚弱さんに、どんな秘密を告白したのか、私は一切知りません」

愛「しかし、虚弱さんがショックを受け、——さんに不信感を覚えているのは、紛れもない事実なのです」

愛「お茶をどうぞ」

話の途中であるのに、愛は貴方に温かいお茶が入った湯呑を差しだす。
貴方は受け取り、一口啜る。その間に、虚弱は再び喋り始めた。

愛「その時、虚弱さんはどう思ったのでしょうか? 裏切られた? 恐ろしい? 悲しい?」

愛「どれにしても、虚弱さんは——さんの事を信じています。その人に不信感を抱く事は、とても辛い事です」

愛「信じたい——さんに対して不安を抱く事に、言い知れない罪悪感を覚えているのです」

愛「ですから、どれだけ拒まれても、どれだけ避けられても」

愛「虚弱さんとの仲を取り戻したいのであれば、ひたすらに耐え、虚弱さんに会い続けるのです」

愛「……何か、言いたい事はありますか?」

貴方は

1、自由行動
2、「いいえ、ありません」

↓2

1、自由行動「ありがとうございます」


言いたい事。特に、無いと言えば無い。強いて言うなら……。

貴方「……ありがとうございます」

貴方に対してここまで優しくしてくれる愛に対して、感謝を表すくらいか。

一体どうして、愛はここまで貴方に助言を繰り返すのだろう。
虚弱が自分の知り合いだから? 貴方が知人だから?

どれも正しいが、愛にとって、理由はただ一つでいい。
それが「愛」だから。それで、十分なのだろう。

愛「はーい。どういたしまして、——さん」

愛は、と言うより、愛の髪の毛先はぴょこんと跳ねて、喜びを表現する。
上半身を髪の毛に包まれている彼女に対して、今更毛先が跳ねた程度でなんとも思うまい。

そんな話をしながら、貴方は休み時間を愛と一緒に過ごした。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

放課後。生徒たちは寮に帰るか、他に用事がある生徒はそれを済ませるべく各々目的の場所に向かう。

先ほどの休み時間までに返却されたテストの結果と比べ、今までのテストの結果は驚くくらいに完璧だった。
教科の担当教師は名前を伏せて、貴方の事をクラス唯一の百点と褒めた科目だってある。
誇らしいが、その時の貴方は安心する事に一杯一杯で、いまいち気にしていなかった。

それは措いといて、貴方は帰る準備をしながらこれからどうしようかを考える。

今の貴方に、これと言って予定はない。自由に過ごす事ができるだろう。

貴方は

1、寮に帰る
2、保健室に寄る
3、世界「愛」クラブに寄る
4、屋上に行く
5、男装を探す
6、自由行動

↓2

2、保健室に寄る


貴方は保健室に寄る事にした。

□————————□
|学院校舎内 ・ 廊下|
□————————□

保健室に向かう途中の廊下で、貴方は虚弱とばったり会った。

いつもなら驚くついでに都合が良いと喜ぶ所だが、今日はなんとなく複雑。
嬉しいようで、ゆっくり話もできず、ちょっと困る。

虚弱「むぅ……」

虚弱も虚弱で、少し困ったような顔をする。
やはり、貴方の事を嫌っているのではない。簡単に言うなら、対応に困っているのだろう。

虚弱はまた、悩んだような顔をして、何かを決めたような顔をして。
貴方の隣を、通り過ぎようとする。

虚弱「…………ばいばい」

その途中に、ぽつりとそう呟いて。

貴方は驚き、振り返る。
虚弱は、自分から近寄ろうとしている。それを示す為、今の一言。
不甲斐ない貴方を見て腹を括ったのか、諦めない貴方を見て考えを決めたのか。

どちらでも良い。明確な進歩が、今、見えた。

貴方「は、はいっ。また明日、虚弱さん……!」

ようやく見えた光明に、心が満ちていくのを感じる。

虚弱の背中を見送った貴方は、寮に帰る事にした。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに腰掛けた。

戻ってきたのは良いが、これから何をしよう。

貴方は

1、部屋で過ごす
2、他の人の部屋に行く
3、外に出る
4、学生寮受付に行く
5、寝る
6、自由行動

↓2

6、自由行動「絵の練習」


貴方は、絵の練習をする事にした。

特にする事もないし、それが良いだろう。
今日は嬉しい事があった。その分だけ、筆も上手く乗りそうだ。
筆と言っても、貴方が持つのはせいぜいシャーペンだが。

心の中で、そんな一人ツッコミをしつつ、貴方は鞄から筆箱と、そんなに必要無いノートを取り出す。

いつの日かまた、このノートに虚弱を描ける日が来ると良い。
その時のために、貴方はもっと、絵が上手くなる必要があるだろう。

貴方は絵の練習をして過ごした。

ちょっとだけ絵が上手になった……気がする?
これくらいの練習をあと二回くらいやったら、また上達しそうだ。



ノート三ページに渡り周囲に有るもののデッサンをした貴方は、そろそろ疲れてきた事を理由に、練習を止めた。

貴方はシャーペンを放り、ふらふらとベッドへと歩き、倒れる。

そのまま目を瞑り、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/15・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/16・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/17・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/13・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/14・木)

↓2

4番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

今日は遅れてしまい、申し訳ございませんでした。
しかし昨日のなんか途中いなくなったアレに続き、今日も再開できなくなると本当にシステムさんの居場所がなくなっちゃうので、頑張りました。
まあ、頑張りましたって言うかそれがシステムさんのお仕事=義務だから普通っつったら普通なんですけどねー。

次の再開は3月8日の21:00を予定しています。

それではみなさま、お休みなさいませ。

こんばんは、システムさんです。
そう言えば、最近深夜行動なんて影も形もありませんね。まあ、効率悪いのが露呈してしまったので、当然と言えば当然なのですが。
現在の状況であっても、日中に会った方が色々と都合が良い事もありますし……あれ? 深夜行動って必要無いんじゃ……。

それはさておき、直後のレスで天気判定ほい

予定した時間になりました。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/15・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/16・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/17・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/18・月)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/14・木)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

始める

多数決なので決定しました。

前回の続きから再開します。

4番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

4番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/19(火)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

今日も昨日と同じ、答案用紙の返却と答え合わせで一日を終える。
ただし、昨日と違いちょっとだけ早く放課後が訪れる。僅かな差なので、あまり気にする必要はないだろうが。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で休む事もできる。
二年生の�内であれば、他の人の部屋に行く事もできる。
先に校舎に向かう事もできるが、今の貴方にそうする理由は無い。

貴方は

1、食堂に行く
2、虚弱の部屋に行く
3、愛の部屋に行く
4、男装の部屋に行く
5、部屋にいよう
6、先に校舎に行く
7、自由行動

↓2

2、虚弱の部屋に行く


貴方は虚弱の部屋に行く事にした。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックする。

少しして部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。

虚弱「……——、さん」

貴方を見るなり、体を引き攣るように縮こまらせ、貴方から距離を取る虚弱。
歩み寄ろうとは考えたものの、貴方から近寄られるのは、未だに恐いらしい。

となると、貴方がしつこく虚弱に付き纏うのは逆効果なのではないか、なんて思う。
しかし、貴方が虚弱と一緒にいたいと言う意思を示すからこそ、虚弱は貴方にもう一度歩み寄ろうと思えた、とも考えられる。
つまり、考えても仕方が無いのである。

貴方「おはようございます、虚弱さん」

貴方は少しばかり残念に思いながらも、とりあえずは挨拶する。

虚弱「……うん、おはよ……」

さて、貴方は何の用があって、ここに来ただろうか?

1、自由行動
2、特に理由は無い

↓2

1、自由行動「一緒に食堂に行ってもいいですか」


貴方「もしよければ、一緒に食堂に行ってもいいですか?」

貴方は「いつも通り」、虚弱と一緒に食堂に行こうとする。
そうする事で、いくらかでも虚弱を安心させられると思う。思いたい。
例え男であっても貴方は貴方。「——」である時と、なんの変りもない事を、虚弱が知ってくれれば良いのだが……。

虚弱は悩むような顔をして、悩んで、苦々しい顔をして、応える。

虚弱「……ごめん」

どうやら、まだ無理らしい。まあ、一日二日でどうにかなるとは思っていない。と、つい昨日学んだ。
昨日に虚弱が少しばかり歩み寄ったからと言って、逃げないとは限らないのだ。

今はまだ虚弱と一緒に食事ができないと言う事が分かっただけ、良しとしよう。

貴方「……分かりました。残念ですが、今日は諦めます……また、後で会えたなら、会いましょう」

虚弱は何も言わず、一度頷いて、部屋に戻っていった。
貴方がここにいる限り、虚弱は部屋から出てこられないだろう。この場に留まるのは、あまり良くない。

貴方は大人しく食堂に向かい、一人で朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、鞄を持って校舎に向かった。

本当なら虚弱を迎えに行きたい所であるが、一緒に食事する事さえ断られてしまった今では、一緒に登校なんて無理だろう。
もしかしたら、説得次第では可能なのかもしれないが……無理強いになるような真似だけは、絶対にしてはならない。

貴方は心配や不安を心から取り払い、部屋を出た。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

貴方が教室に着いた時、教室にはあまり生徒がいなかった。
虚弱と一緒に登校したいが為に遅刻を連発していた貴方にとっては、懐かしい光景ですらある。
変な事を感慨深く思いつつ、貴方は自分の席に座り、鞄を置く。

ホームルームが始まるまで、まだ時間はある。少しくらいなら、出歩けるだろう。

貴方は

1、虚弱を待つ
2、屋上に行く
3、自由行動

↓2

3、自由行動「絵の練習」


貴方は絵の練習をする事にした。

どうせやる事もないのだ。暇潰しがてら、やっても大丈夫だろう。

貴方は鞄からいつものノートと筆箱を取り出し、絵の練習をして休み時間を過ごした。

ちょっとだけ絵が上手になった……気がする?

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

休み時間。返却された答案用紙を見ながら、貴方はほっと溜め息を吐く。

貴方は、調子が良い時と悪い時が、はっきりし過ぎているのかもしれない。
とりあえず、今日返却されたテストの結果は、調子が良かった。それどころか、完璧と言って良いだろう。

まあ、貴方が本気を出せばこんなもんである。滅多に本気を出さないだけで。

貴方は答案用紙をこっそり鞄にしまいつつ、休み時間をどう過ごすか考える。

今の時間なら、他の教室に行くくらいはできそうだ。

貴方は

1、自由行動
2、教室で過ごす

↓2

たまには銀鎖のところにでも行きますか

教室知らなかったかな?

銀鎖の教室がどこなのか、たしか知らなかったと思います。最近やらかしたばかりなので自信ありません。
とりあえず、銀鎖がいそうなところを探す、と言う安価にします。

1、自由行動「たまには銀鎖のところにでも行きますか」


貴方は、たまには銀鎖のところにでも行く事にした。

貴方が最後に会った時、彼女は何故か足を負傷していた。
足の完治が腕と同じ条件ならば、そろそろ治っている事だろう。

ところで、銀鎖はどこにいるのだろう? 貴方は銀鎖の教室がどこなのか知らないのだ。
大体、屋上で発見、どこか適当な廊下で遭遇する事が多いような気がする。
前者はともかく、後者は不確定なので考えない事にする。

屋上に行ってみるのが一番良いだろうが、さて、どうだろう。
貴方の直感の赴くまま、適当に歩き回ってもそれはそれでいい。

銀鎖は昼間でもパトロールをする事があるらしい。もしかしたら、広場にいたりするのだろうか。
教室からでは姿が確認できないが……なんとなく、その可能性は低い気がする。

考えた結果、貴方は

1、屋上に行ってみる
2、廊下を探してみる
3、広場に行ってみる
4、面倒だからやっぱやめた
5、自由行動

↓2

3、広場に行ってみる


貴方は広場に行ってみる事にした。

普段とは違うところに行くのも、悪くはないだろう。
貴方の直感は「いないんじゃないかな?」と言ったのだが、もしかしたらいるかもしれないし。

もし銀鎖がいなかったとしても、他に何かあるかもしれない。

そんなわけで、貴方は席を立ち、教室を出た。

□————————□
|学院敷地内 ・ 広場|
□————————□

念の為建物の影とか、色々探してはみたものの……銀鎖の姿は、どこにも無かった。

やっぱり貴方の直感通りだったらしい。偶に信用しなかったらこのざまである。

休み時間ももうすぐ終わってしまう。貴方は諦めて、教室に戻る事にした。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

お昼休み。生徒たちは昼食を求めて食堂に向かったり、他の所に行ったり、色々である。
実質的に今日で一学期は最後である為、今日を逃せば暫くは食堂を利用できなくなる。
それを惜しんでか、食堂に向かう生徒は多いようだ。

今の貴方に、これと言って用事はない。貴方は自由に行動する事ができるだろう。

貴方は

1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、自由行動

↓2

1、食堂に行く


貴方は食堂に行く事にした。

結局あまり活用しなかった食堂であるが、暫く利用できないのであれば、少しばかり寂しい。
別に大した感情は抱かないが、最後の最後で利用するのも悪くないだろう。

□————————□
|学院校舎内 ・ 食堂|
□————————□

適当な料理を注文した貴方は、空いている席が無いかを探す。

生徒は多いが、用意されている席はそれ以上に多い為、立地の良い場所が無いか選り好みするだけである。

そうして暫くうろうろしていた貴方は

直後のレスのコンマで判定
789…銀鎖 14…鉢巻 23…男装 560…誰とも会わなかった

コンマ「2」


貴方は、取り巻きに囲まれつつ笑顔を振りまきつつ、昼食を食べている男装を発見した。
こうして改めてみると、男装とその周囲だけ別世界のように思える。

彼女が良ければ一緒に食べたい所であるが……彼女の周囲は取り巻きでいっぱいいっぱい。
無理でもしなければ、貴方の入る隙間はまるでない。

流石にそこまでして誰かと一緒に食べたいわけではないし、空いている席があればそれで良いのだ。
ちょっとだけ残念だが、今回は諦めるしかない。

それにしても、男装はいつだって人気者だ。
あんな風にちやほやされた物は、あっと言う間に飽きられるのがセオリーだと思っていた。
やはり「王子」と言うものに憧れ、飢えている女子たちがいるからか。
それとも男装の紳士的な立ち振る舞いに心を奪われるからか。

素朴な疑問だが、彼女はああして、一体何が目的なのだろう?

まあ、貴方が考えるような事ではない。余計な真似はしない、鉄則である。

貴方は男装の隣を素通りし、一人で昼食を食べた。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

放課後。答案用紙は全て返却され、これで一学期の課程は全て修了した事になる。
もっとも、成績が悪かった生徒には追試及び補習と言うものがあるが、それは例外のようなものなので除いて考える。

……まあ、赤点すれすれだった貴方が言えた話ではないのだが。
苦手科目だったという言い訳があるが、それを加えても悲惨極まりない。
あと少し貴方が馬鹿であったなら、間違いなく貴方が大嫌いな追試または補習を受けていた事だろう。

そんな末恐ろしい別の未来の事は考えない事にして、貴方は帰る準備をしながら考える。

これからの貴方に、これと言って予定はない。自由に過ごしても大丈夫だろう。

貴方は

1、寮に帰る
2、保健室に寄る
3、銀鎖を探す
4、男装を探す
5、自由行動

↓2

4、男装を探す


貴方は男装を探す事にした。

と言っても、恐らくまだ教室にいるだろう。取り巻きたちと喋りつつ、下校、そんな感じか。
そうなると貴方が入る隙間は無いように思えるが、それはそれである。

貴方は鞄を持って、男装の教室に向かった。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-B|
□————————□

貴方の予想通り、男装はまだ教室にいた。
普段通りの爽やかな笑顔を浮かべ、取り巻きたちを喜ばせている。

ああ言った生活は、貴方にはどうやっても無理だろうな。そんな事を考えつつ、貴方は男装への接近を試みる。

貴方「男装さん」

男装「うん……? ああ、——さん。こんにちは、どうかしましたか?」

取り巻きたちの視線が、今日は取り分け痛い。
ぼそっと「またアンタか」と言う言葉が聞こえた事から、もしかしたら貴方は顔を覚えられてしまっているのかもしれない。
それは困った事であるが、それとは別に男装は貴方の話を聞いてくれるようだ。

貴方は男装に、一体どんな用があっただろうか?

1、自由行動
2、特に用はない

↓2

この前は誕生日プレゼントのアドバイスありがとうございました
ところであなたの誕生日はいつですか?

1、自由行動「この前は誕生日プレゼントのアドバイスありがとうございました略」


貴方「いえ、用と言うほどではないのですが……この前は、プレゼントのアドバイスをしてくれて、ありがとうございました」

貴方「前々から言おうとは思っていたのですが、いまいち、タイミングがかみ合わなくて、遅れてしまいました」

男装「ああ、そんな事でしたか。気にしなくても良かったのに……でも、あなたの助けになれたのであれば、それは良かった」

男装の返答に、貴方はほっとしつつ、もう一つの本題に入る。

貴方「ところで、男装さんの誕生日はいつなのでしょうか?」

男装「誕生日……?」

貴方「相談したプレゼントと言うのは、誕生日のプレゼントだったんです。それで、男装さんはいつなのかなと思って」

男装「ははあ、なるほど、そう言う事ですか。僕の誕生日は12月の3日です。今からだと、少し遠いですね」

男装は困ったような笑顔を浮かべて、笑う。人懐っこく見えたのは、ちょっと貴方の目が変なだけだろう。

男装「では、僕も聞いておきましょう。——さんの誕生日は、いつですか?」

貴方が尋ね、聞いておいて、尋ね返されたら答えないと言うのは、不義と言うかなんと言うか。
男装に対してならば、別に問題にはなるまい。隠していたところで何かあるわけでもないし。

貴方「私の誕生日ですか? 8月の13日です」

男装「なるほど……では、何かを用意しなければなりませんね」

男装は貴方へと歩み寄り、貴方の手を取る。

男装「貴女の誕生日、僕に祝わせてくれますか?」

そして、そう尋ねた。一々、気障ったらしい。こんな演技をするのも、大変だろうに。

貴方「あー……期待、しています」

とりあえず、無難に返しておいた。

そうして嫉妬の視線を浴びながらも少し話をして、貴方は教室を後にした。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに腰掛けた。

戻ってきたのは良いが、これから何をしよう。
明日は休業式……だからと言って、特に何も無いか。

貴方は

1、部屋で過ごす
2、他の人の部屋に行く
3、外に出る
4、学生寮受付に行く
5、寝る
6、自由行動

↓2

4
どこかで虚弱の誕生日プレゼントを買いにいかないと
23日(前日)か24日(当日)か迷うけど

4、学生寮受付に行く

貴方は学生寮の1階にある受付に行く事にした。

□——————————□
|二年生学生寮内 ・ 受付|
□——————————□

貴方は受付で外出許可願の書類を受け取る。
書類を読む。希望する日付を記入するようだ。

7月21日から夏休みに入る。一日中出歩けるのは、その日からだろう。

希望する日付 現在:7/19(火) 一週間後:7/26(火)
↓2で記入or記入しない

貴方は書類に希望する日付を記入した。

7月23日(土)。その日は、虚弱の誕生日の一日前である。

虚弱が貴方からの贈り物を受け取ってくれるかどうかは考えない事にして、誕生日プレゼントを用意しておいて悪い事はない。
問題は、何を送るべきか、何も決まっていないと言う事だ。
じっくり悩むのであれば、できるだけ多く外出して、何があるのかを考えるべきなのだろうけれど……。

まあ、困った時には伝家の宝刀「直感任せ」がある。いまいち不安だが、どうにでもなるだろう。

本当にこれで提出する?

↓1〜3まで多数決 出すor出さないor書き直し

出す3:出さない0:書き直し0


貴方は記入し終えた外出許可願を受け付けに渡した。

これで、23日に外出する事ができる。もし目的があるのならば、今の内に明確化しておくのが良いだろう。

外出許可願を提出した貴方は、部屋に戻る事にした。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。

そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/15・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/16・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/17・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/18・月)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/14・木)

↓2

4番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

えっと……特に言う事ありませんね。楽ですが、ちょっとだけ困ります。

次の再開の予定ですが、一日空けての3月10日の21:00を予定しています。

それではみなさま、お休みなさいませ。

乙でした。>>549で手間をかけさせてすいませんでした。

安価を取れなかった自分が悪いんだけど、2人とも銀鎖に会える確率の低い3を選ぶとは…
改めてこのスレにおける銀鎖の人気のなさを思い知らされた…4を選ばれなかっただけありがたいけど


質問なんですが、「学院周辺の街」ってだいたいどんな店でもありますか?
外出当日に「その店は学院周辺の街にはない」とかになってしまうとちょっと困るので…

乙でした。>>549で手間をかけさせてすいませんでした。

安価を取れなかった自分が悪いんだけど、2人とも銀鎖に会える確率の低い3を選ぶとは…
改めてこのスレにおける銀鎖の人気のなさを思い知らされた…4を選ばれなかっただけありがたいけど


質問なんですが、「学院周辺の街」ってだいたいどんな店でもありますか?
外出当日に「その店は学院周辺の街にはない」とかになってしまうとちょっと困るので…

よーし、ではシステムさんからとっておきのお話をしましょう。

街の情報はプレイヤーの選択によってどうにでも変わります。割と真面目な話で。
こちらが用意した舞台は学院のみ。学院の外である街は、みなさまプレイヤーの手で組み立てていく事になります。
いじれない点と言えば都会である事と海と山が周辺に無い事くらいでしょうか。

まあ、余計な事も無しに簡単に言うと、「無いもの」と言うのは無いんで、心配せずやりましょう。

余談ですが、銀鎖ちゃんはストーリーに胸糞こそそんなにありませんが、彼女自体が腹立つ女なので仕方ないと思っています。

>>588を今見返すと、なんだかちょっと分かり辛かったので言い直します。

学院周辺と言うか、学院の外はプレイヤーが望む限りなんでもあります。常識をちょっとだけ外れた範疇までなら。
上限なども無いので、必要な物・お店があったらじゃんじゃか追加しましょう。

……本音を言うと、学院の外までマップを作ったら、ちょっとみなさまにとっては難しいんじゃないかと判断したのです。その分だけ、情報が増えてしまいますから。
と言うのは建前で、ぶっちゃけ街のマップを作るのが面倒だっただけです。大変ですからね、色々。

これはまた別のお話になるのですが、街を歩く時、目的地に到着するまでにかかる時間について。
あれは、どのお店や施設をどんな順番に作っても、大した違いはありません。
到着までにかかる時間は、システムさんの気分次第で決まります。あしからずご了承ください。

これで分かりやすくなったかどうかは分かりませんが、とりあえず直後のレスで天気判定

予定した時間になりました。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/15・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/16・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/17・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/19・火)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/14・木)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

多数決なので決定しました。

前回の続きから再開します。

4番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

4番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/20(水)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

今日は終業式。今日で、一学期が終了する。今日は早く寮に戻れそうだ。
貴方が転入してきたのは五月が始まる頃であるが、それでも長かったような、短かったような。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で休む事もできる。
二年生の�内であれば、他の人の部屋に行く事もできる。
先に校舎に向かう事もできるが、今の貴方にそうする理由は無い。

貴方は

1、食堂に行く
2、虚弱の部屋に行く
3、愛の部屋に行く
4、男装の部屋に行く
5、部屋にいよう
6、先に校舎に行く
7、自由行動

↓2

2、虚弱の部屋に行く


貴方は虚弱の部屋に行く事にした。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

毎朝毎朝、我ながら迷惑だと思う。
怯んではならない、諦めるには早いと思っていても、行動がストーカー染みては元も子もない。
少しくらい、遠慮すべきだったのだろうか……? 今更気付いても、もう遅いけれども。

少しして部屋の扉が開き、虚弱が姿を現す。

虚弱「……——さん」

貴方「おはようございます。一緒に、食堂に……」

虚弱「行かない……」

即答されてしまった。……まあ、昨日の朝から何も進展していないし、仕方が無いと言えば仕方ない。

貴方「……そうですか。残念です。後で会えたら、また……」

虚弱は頷き、部屋に戻っていった。

……次に会う時は、時間をずらした方が良いのかもしれない。
もしかしたら、今の状態でこうして朝に会っても、逆効果かもしれないのだ。

貴方は諦めて食堂に向かい、一人で朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

一度部屋に戻った貴方は、鞄を持って校舎に向かった。

一学期最後の一日なのだから、その日くらい、虚弱を迎えに行きたい。
しかし、虚弱は今日も貴方は拒んだ。よって、無理だろう。

まさか、こんな事になるなんて思いもしなかった……やはり男だと告白したのは、間違いだったのだろうか……?

そんな不安を抱えつつ、貴方は部屋を出た。

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

貴方が教室に着いた時、教室にはあまり生徒がいなかった。
最後の最後まで飽くまでマイペースなクラスメイト達だ。終業式の日くらい、早めに来ても良いものだが。

そんな事を思いつつ、貴方は自分の席に座り、鞄を置く。

今の時間ならば、少しくらいは出歩けそうだ。

貴方は

1、虚弱を待つ
2、自由行動

↓2

2、自由行動「絵を描く」


貴方は暇潰しに絵を描く事にした。

どうせ出歩いたって何にもないし、正直面倒臭いから嫌だし。
それなら、少しでも絵の練習をしていたい。

貴方は鞄から筆箱と、念の為持ってきておいたいつものノートを取り出し、絵を描き始めた。

少しだけ、絵が上手になったような気がする……?

□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□

終業式をさっくり終えて、貴方たちは一旦教室に戻る。思ったより短くて、貴方としてはありがたい限り。
体育館でも色々と注意は受けたが、教師たちは念を入れて各々の教室でもう一度注意をするようだ。

先生3「はい、みんな、一学期の間お疲れさまー」

先生3「明日から楽しい夏休みだけれど、絶対怪我だけはしちゃだめよ? 先生、泣いちゃうからね?」

先生3「それと、他の人の迷惑になるような事もしてはいけません。みんなの品位と学校の名誉が疑われてしまうんだから。分かったぁ?」

先生の、お願いのように見えてちょっとした脅迫にも聞こえる注意に、生徒たちは口々に「はーい」と返す。
声の調子的に分かっているんだかいないんだか。先生は分かっていると言う体で進めるらしい。

先生3「よろしーい。それと、さっきも体育館で言われた事だけれどぉ」

先生3「夏休み中に子供だけで外に出かける時は、先生やお父さんかお母さんか……必ず周囲の誰かに言う事!」

先生3「黙っていなくなっちゃったら、心配する人もいるんだから。ちゃんと、守ってね?」

先生3「あと、外出許可願を提出する時に嘘を吐くのもいけません」

先生3「事件に巻き込まれたりした時、その所為で大人たちは助けられなくなる事もあります」

先生3「みんな正直に。他人を思いやり、清く楽しい夏休みを過ごしましょうね」

先生3「じゃあ、先生からの注意は終わり。各自配られたプリントをよく読んで、分からない事があったら先生に聞いてね?」

先生3「それじゃあ……ちょっと早いけど、解散!」

こんな感じで、確かに体育館で言った事と大体同じ内容の注意が行われた。
しかし、先生の感情込みの注意だからか、何となく「守ってもいいかな」と思えてしまう。

とにかく、これでようやく一学期が本当に終了し、生徒たちは各々の目的や気の向くままに沿って散り散りになる。

貴方も今から自由の身であるが、さてどうするか。
時間はまだ10:00過ぎ。今日は本当に終業式だけなので、楽な物である。
とはいえ、昼には少し早く、少しばかり何をするか困る時間。

これから寮に帰っても良いし、校舎に残って何かをしても良いだろう。
夏休み中にも校舎に入れるようだから、急いで何かをする必要は無さそうではあるが。

貴方は

1、寮に帰る
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、屋上に行く
5、男装の所に行く
6、自由行動

↓2

2、保健室に行く


貴方は保健室に行く事にした。

終業式に虚弱は来ていないようだった。保健室で休んでいたのだろう。
「それで大丈夫なのか?」とは思ったが、どうせ終業式なんて注意して終わりなのだから別に出なくても良いのである。
ある程度の常識さえあれば、終業式で述べられる注意の言葉なんて殆ど守れるのだ。

まあ、そんな事はどうでも良いのである。貴方は鞄を持って保健室に向かった。

□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□

保健室に着いた貴方は、保健の先生に軽く用件を伝える。

虚弱は……珍しく、ベッドでは無くソファに座っていた。
しかしベッドは全て使用されている。察するに、比較的問題無い虚弱が場所を譲ったのだろう。

それにしても、保健室のベッドが全て使用されているなんて、それこそ珍しい。
そう思うと同時に、横になっている生徒は大丈夫なのか、心配になる。

それは措いといて、虚弱は貴方の声に気付くと、急いで振り返る。
そして、慌てて鞄を手にするが……ぴたりと止まり、鞄から手を離す。
恐らく、貴方から逃げようとしたのだろう。しかし、逃げられない事を悟った虚弱は、素直に諦めたと。

*「……喧嘩中なの?」

そんな虚弱の様子を見て、保健の先生は貴方の耳元で囁き、尋ねる。

貴方「いえ……ええ、まあ、そんな感じです」

*「ふうん……早く、仲直りしなさい」

それができるなら苦労はしないのだが……。

虚弱は脱力し、ソファに凭れかかる。もう、逃げるつもりは無いらしい。

貴方は

1、虚弱に話しかける
2、……帰ろう
3、自由行動

↓2

1、虚弱に話しかける


貴方は虚弱に歩み寄り、虚弱が腰掛けるソファの背凭れに手を置く。

貴方「虚弱さん」

虚弱は、答えない。だけど、貴方の話は聞いている。
貴方は虚弱の隣に座ろうとする……と、虚弱は奥の方へと逃げていく。

貴方は溜め息を吐いて、諦めて虚弱との間を空けて座る。

貴方「調子は、どうですか?」

虚弱「……ふつう、かな」

貴方「なら、良かった。明日から……今日からなんでしょうか、夏休みですね」

虚弱「……うん」

貴方「私は、なんとかテストも全部無事突破したので、夏休みを満喫できます」

虚弱「…………そう」

貴方「ああ、そうそう。虚弱さんは、テスト、どうでした?」

虚弱「…………良く、なかった」

心を開いている……わけではないが、距離感は掴めそうだ。

虚弱は貴方にとって日常の象徴。その象徴を、今になって失うわけにはいかない。
だからと言って無理に追いかければ、その時こそ真に失う。

何より、無理はしない。それを頭に置いて行動する。

貴方は

1、自由行動
2、今のところは帰る

↓2

2、今のところは帰る


貴方は、今のところは退散する事にした。

ここで貴方が信頼できる相手だと証明できるだろうか。
他に人がいる場所で、貴方が何もしないのは当然ではないか。

とは言え、そう言うところから地味な接触を始めて、大事な話をしたい時には二人きりに慣れる場所に行けばいい。
今日の行動は、決して無駄ではないだろう。

貴方「……では、私は一足先に帰ります。気を付けて、帰ってくださいね?」

貴方はソファから立ち上がり、保健室を後にする。
貴方の背中を見つめる虚弱の視線を感じたような気がしたが……気のせいだろう。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻ってきた貴方は、鞄を置いて椅子に座る。

さて、お昼まで時間があるが、何をして過ごそう。

貴方は

1、部屋で過ごす
2、他の人の部屋に行く
3、外に出る
4、寝る
5、自由行動

↓2

5、自由行動「絵の練習」


貴方は絵の練習をする事にした。

鞄から筆箱といつものノートを取り出し、絵の練習を始める。

思えば、このノートもすっかり落書き帳に変貌してしまった……最初は数学のノートだったはずなのに。
まあ、数学のノートは数学のノートで新しいのを用意すれば良いだろう。
そもそも、数学なんて真面目に受けるつもりなんて……。

貴方は変な邪念を振り払い、絵の練習をして過ごした。

結構絵が上手になった……気がする?
あと一度、このくらいの時間の練習をすれば、上達が分かり易くなるだろう。



そうして没頭していた貴方であるが、そろそろお昼になる事に気付いて、筆を止める。

ちょっとばかり、お腹が空いたような気がする……気がするだけである。

貴方は食堂に行っても良いし、部屋で過ごしても良い。
気分転換に寮の外を歩くのも良いだろう。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋で過ごす
3、他の人の部屋に行く
4、外に出る
5、寝る
6、自由行動

↓2

1、食堂に行く

貴方は食堂に行く事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

食堂には、思ったより多くの生徒が来ていた。休日と同じように少ないとばかり思っていたが……。
今日は一応登校する必要がある事から、そのまま起きてついでに昼食も食べる生徒が多いのだろう。

とりあえず昼食を受け取り、席を探していた貴方は

直後のレスのコンマで判定
3468…愛 129…男装 570…誰とも会わなかった

コンマ「2」


貴方は、既に食事を始めている男装を発見した。

校舎で囲まれたその状態のまま食堂に来たらしく、男装の周囲はしっかりがっちり取り巻きでいっぱい。
とても貴方が入れるような隙間は無い。

まあ、彼女たち本人は誰かに迷惑をかけていると言うわけではなさそうだし、問題は無いだろう。
男装と一緒に昼食を食べられないのはちょっと残念に思うが、諦めるしかない。

貴方はその場を離れ、一人で昼食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻ってきた貴方は、ベッドに腰掛けて考える。

さて、暇であるが、これからどうしよう。

貴方には特に用事もないので、自由に過ごす事ができる。

1、部屋で過ごす
2、他の人の部屋に行く
3、外に出る
4、寝る
5、自由行動

↓2

2、他の人の部屋に行く


貴方は他の人の部屋に行く事にした。

さて、誰の部屋に行こう?

1、虚弱
2、愛
3、男装
4、銀鎖
5、先輩

↓2

すみません、ちょっとした違いではありますが、正しくはこちらでお願いします。

1、虚弱
2、愛
3、男装
4、銀鎖
5、先輩
6、やっぱやめた

この選択肢で改めてこのレスから↓2でお願いします。

1、虚弱


貴方は虚弱の部屋に行く事にした。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

……暫くしても、反応は無い。念の為、もう一度扉をノックする。
が、やはり反応は無い。今まで虚弱が来客を無視した事は無いので、もしかしたら、部屋にいないのかもしれない。

考えたくはないが、部屋で倒れていると言う可能性も否めない……。

貴方は万が一の事を考えて、念の為もう一度扉をノックする。

それでも、やはり反応は無い。貴方の考え過ぎだとは思うが、少し心配になる。
貴方の直感曰く「完全に気のせい」らしいが、果たしてどうだろう。最近、貴方は自身の直感を蔑ろにする節がある。

恐らく、まだ校舎の保健室にいるのだろう。外では未だに日が照っている。
虚弱にとっては、まだまだ少し厳しい感じ。それなら、日が落ちるまで保健室で待っていた方が良い。
保健の先生は優しいから、きっとそれを許したのだろう。

となると彼女は昼食を食べていない事になるが……まあ、虚弱は小食だから、一食抜いた程度ではどうにもなるまい。

少し歯車が違ってしまったが、一つ虚弱について勉強になったと考えよう。

貴方は諦めて、部屋に戻った。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。

そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/15・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/16・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/17・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/19・火)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/14・木)

↓2

4番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

次から夏休みですね。楽しみですね。その前に虚弱どうにかしないといけませんから面倒く……げふん。

さて、次の再開は3月11日を予定しています。

それではみなさま、お休みなさいませ。

最近早めに終わっても2日目行かないし、なんか夏休みの宿題とかの説明も忘れてるし
システムさん疲れてるんじゃない?正直心配…
こっちの勘違いだったり余計なお世話だったらごめん

一応一週目の貼っておきます

開始前に、ゲーム時間で明日から夏休みに入るので、夏休み中の説明をさせていただきます。
説明と言っても、普段の休日となんら変わりありません。
ただ、絶対の決まりとして、行動は【朝】【昼】【夕方】の三回限りです。きっかりです。
休日もそうしようかとおもっていたのですが、なんか、ほら……ですね。
あ、いつももそうなのですが、「部屋で過ごす」行動は、「何もしない」とは別物の選択です。
ただ、何も起こらないと何事も無く過ごすだけで……。

あと、夏休み中の帰省について。これは主人公にもできます。
まあ、帰省と言うか、ほにゃらら休み中は必ずできる長期外出です。
簡単ですね。いつものように学生寮受付に行って、外出したい日付を二つ以上記入するだけです。
例1:「8/7、8/8、8/9」「8/7〜8/9」「8/7 8/9」←これらはすべて、8/7から8/9の三日間を希望する、と判断します。
このように、通常とは異なる記入の仕方になりますね。

上のように記入された場合、その休み中にどこに行くか、と言うのを記入する必要があります。
「帰省」「自宅」「家」「実家」など、要するに家に帰ると記入した場合はすんなり通ります
が、その他の場所、例えば「海」「山」などの場合は、保護者または監督者の許可のサインが必要となります。
平たく言えば、保護者か先生に「海行かせろ」と言ってサインをもらう、です。これは責任能力があると認められる証なので、どうしても必要です。
サインをもらえなくても保護監督者同伴が確定するのなら、海や山などの場所に行く事ができます。
……でも、ヒロインと行くのならば、やっぱりサインをもらうのが望ましいですね。

以上、ちょいと面倒ですが、夏休み中に可能な行動をざっくり説明させてもらいました。
無いとは思いますが、何か質問等、ありますでしょうか?
11 : ◆EEWQeQ.ZIg [sage saga]:2012/10/19(金) 20:37:04.89 ID:8XvGxQkM0
忘れていました。夏休みの宿題です。
夏休み中は「宿題をする」と言う選択が新たに加わります。それを選択する事で、宿題を進行する事ができます。
逆にそれをやらないと、一切進みません。当然ですね。
今の主人公の状態ですと、大体18回選択されれば夏休みの宿題は完了するでしょう。
毎日同じペースが続けばたった6日で終了です。クラスの女子って、そんな奴がいませんでした?
なお、あと何回選択すれば良いかは、選択肢の隣に書いておくので、計算不要です。時々ミスります、絶対ミスります。

システムさんは、夏休みと夏休みの説明は二週目だから必要ないかなー、って思ってたんです。
特に変更点もないですし、やるとしても、簡単にちょいと説明するくらいにして。何度もやると、くどいですからね。
いざとなったら以前に説明したスレのURLを張り付けるだけにしようとか考えていたり。

あと最近早めに終わるのは、臆病者の判断です。
以前にもちょっと言いましたが、私たちは生意気にもクリエイター気取りなんです。
どちらかと言えば「作品を公開している」と言う意識が強くて、転じて、付きあわせるのが申し訳ないと言う気持ちも強くなる時だってあるんですね。

集中できない、文の調子が悪い、等々そうでない理由もあるんですが……あまり言いたくないですが、昨日はオランダ戦に気を取られました。
そう言うわけで、システムさんは特に疲れていませんね。一ヶ月に一度のメンテナンスも欠かしたことはありませんから、特に問題はありません。
心配してくださり、ありがとうございます。あと、コピペしてくださってありがとうございます。

いつもいつもシステムさんは話が長いですね。こんばんは。愛嬌とも言えますがどうにかしたいと思っています。

それとは別に、直後のレスで天気判定

予定した時間になりました。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/15・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/16・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/17・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/20・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/14・木)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

始める

多数決なので決定しました。

前回の続きから再開します。

4番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

4番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/21(木)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

……雨が降っている。夏休みの初日だと言うのに、幸先の悪い。

貴方は歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替えて、ベッドを整える。

今日から夏休みだ。待ちに待っただけに……まあ、なんとも思わないか。
宿題以外に何の責任もないと言うのは、気持ち的に非常に楽でいい。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で過ごす事もできる。
どちらもせずに、外に出る事もできるが……この天気では遠慮したい所である。
厄介な物は先に片付けると言う事で、宿題をしても良い。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、宿題をする(あと15回)
4、他の人の部屋に行く
5、自由行動

↓2

1、食堂に行く


貴方は食堂に行く事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

夏休みと言えば、生徒たちにとっては自由に過ごせて非常に良い期間である。
だからと言って、朝食も食べずにぐーすかしていても良いわけではない。

この学院の生徒は思った以上にだらけているなあと思いつつ、人が少ない食堂の中を歩き、貴方は朝食を受け取る。

そうして、なんとなく席を探してふらふらしていた貴方は

直後のレスのコンマでで判定。
138…虚弱 679…愛 245…男装 0…誰とも会わなかった

コンマ「0」


貴方は、誰とも会わなかった。まあ、そんな時もある。
貴方は一人で朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋で過ごしていた貴方は、お昼の時間になった事に気付く。

朝食もしっかり食べた事だし、そろそろ宿題にでも手を付けようかと考える。
……ああ、面倒くさい。テストを越えてもまだ努力しなければならないとは。貴方は一体何を頑張っているのだろう。

貴方は

1、部屋にいよう
2、宿題をする(あと15回)
3、他の人の部屋に行く
4、自由行動

↓2

すみません、一個忘れてました。

1、部屋にいよう
2、宿題をする(あと15回)
3、他の人の部屋に行く
4、寝る
5、自由行動

この選択肢で改めて↓1でお願いします。

3、他の人の部屋に行く


貴方は他の人の部屋に行く事にした。

さて、誰の部屋に行こう?

1、虚弱
2、愛
3、男装
4、銀鎖
5、先輩
6、やっぱやめた

↓2

1、虚弱


貴方は虚弱の部屋に行く事にした。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。

少しして、部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。

虚弱「…………——さん」

貴方「こんにちは、虚弱さん」

虚弱は扉に隠れるようにして、貴方を見つめる。対応は、未だ変わらず、か。

虚弱「うん……どうしたの?」

何の用か、貴方に尋ねているらしい。

貴方は何か虚弱に用があっただろうか?

1、自由行動
2、特に理由は無い

↓2



1、自由行動「もしよければ一緒に宿題をしませんか」


貴方「もしよければ、一緒に宿題をしませんか?」

そう言って、貴方は持ってきた筆箱と宿題を見せる。

虚弱「…………ううん、やらない」

しかし、虚弱は断った。首を横に振り、躊躇いがちに言った。

まあ、ちょっとばかり、わざとらしいか。
夏休みが始まったから夏休みの宿題をやる。普通の流れであるが、別に虚弱と一緒にする必要はないのである。
宿題にかこつけて二人きりになろうとしている貴方の邪念が、これでもかと言わんばかりに見えている事だろう。

断られてしまったが、その代わりある程度の情報は獲得した。
返事が、「ごめん」で無くなったのだ。有無を言わさず断るのではなく、多少の理由を付けて断った。
それが事実であるかどうかは些細な問題である。貴方の事を心から拒んでいるわけではない事が分かったのだから。

「一緒に行動する」もしくは「二人きりで行動する」事は、まだ難しいか。
偶然を装える状況であるならば、二人きりになるのも不可能ではないのだろうが……そんな状況あるのだろうか?

貴方「そうですか……分かりました。一緒に宿題、やりたくなったら言ってくださいね?」

虚弱「うん……じゃあ、ばいばい……」

貴方「はい」

貴方は虚弱と別れ、自室に戻った。
大した進展は無かったが、有益な情報を獲得したと言えるだろう。
ただ、まだまだ慎重に行動する必要はありそうだ。そこだけは、気を抜かずに行く。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋で過ごしていた貴方は、そろそろ夕食の時間になる事に気付いた。

結局、雨は止まずじまいである。期待はしていなかったが、ちょっとだけ煩わしい。

貴方は夕食を食べに食堂に向かっても良いし、部屋で過ごしても良い。
部屋で過ごす場合は……気が向かないが、宿題でもするか。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、宿題をする(あと15回)
4、他の人の部屋に行く
5、寝る
6、自由行動

↓2

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

深夜。貴方は、降り頻る雨音でふと目を覚ます。

起き上がり、外を見てみると……なんだか、眠る前より激しくなっているような気がする。

普段なら散歩にでも行こうかと考える所であるが、こんな雨の中を歩き回るくらい元気なら宿題をするというもの。

貴方は

1、外に出る
2、寝る

↓2

おっとすみません、忘れ物です。安価は改めてこちらのレスからにしてください。

5、寝る


貴方は、少し早いが寝る事にした。

気張ったところで仕方なし。宿題やら何やらは明日の貴方に任せて、今日の貴方はもう休むとしよう。
この思考自体が駄目人間である事は、考えない事にする。

貴方は寝巻に着替えて、部屋の明かりを消し、ベッドに潜り込む。

そのまま目を瞑り、眠りに落ちるのを待った。



□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

深夜。貴方は、降り頻る雨音でふと目を覚ます。

起き上がり、外を見てみると……なんだか、眠る前より激しくなっているような気がする。

普段なら散歩にでも行こうかと考える所であるが、こんな雨の中を歩き回るくらい元気なら宿題をするというもの。

貴方は

1、外に出る
2、寝る

↓2

2、寝る


貴方は、もう一度眠る事にした。こんな外の中を歩いていられるか、僕は部屋に閉じこもる。

まあ、こんな雨の中でも歩き回っている人はいるのだけれど。
……彼女は、ちゃんと傘を差しているのだろうか。

そんな事を思いながら、貴方は目を閉じ、再びまどろみに落ちていった……。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/15・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/16・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/17・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/20・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/14・木)

↓2

5番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

ゲームを続行しますか?

続行するのならば、安価先のレスで天気判定を行います。

↓2

続行する

□—————□
|貴方の部屋| 7/22(金)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

今は夏休みだ。宿題を考えなければ、貴方は自由に行動する事ができる。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で過ごす事もできる。
どちらもせずに、外に出る事もできる。
厄介な物は先に片付けると言う事で、宿題をしても良い。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、宿題をする(あと15回)
4、他の人の部屋に行く
5、寮の外に出る
6、自由行動

↓2

宿題は虚弱が帰省してるときにまとめてやればいいんだよね
この好感度の伸びるスピードだと絶対にいっしょには行けないだろうし

1、食堂に行く


貴方は食堂に行く事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

夏休みである事に気が抜けているらしい生徒たちは、朝だと言うのに眠りこけている人が多いようだ。
その所為か、食堂は普段の休日以上に人が少ない。

もしくは、実家に帰省している人も多いのだろうか。
夏休みが始まった昨日の時から、家に帰っている。だから今、この時間は人が少ない。
そっちの方が、理由としてはしっくりくるか。

そんな事を考えつつ、朝食を受け取った貴方は

直後のレスのコンマで判定。
123…虚弱 456…愛 789…男装 0…誰とも会わなかった

コンマ「9」


貴方は、既に食事を始めている男装を発見した。
いつもより周囲に取り巻きが少ない。どうやら、取り巻きの中にも帰省している生徒がいるらしい。
涙ながらに男装に別れを告げているその情景が思い浮かぶようだ……。

なんて、そんな事を思いつつ、貴方は男装に話しかける事にした。

貴方「男装さん、おはようございます」

男装「——さん。はい、おはようございます」

休日の朝っぱらから女性をオトすこの笑顔を作れるのは、本当に称賛に値する。
既に男装の顔に張り付けられているのだろうか。まるで癖のように。

貴方「ご一緒しても良いですか?」

男装「もちろん、どうぞ!」

貴方は男装と……その取り巻きたちと一緒に、朝食を食べる事にした。

貴方は男装と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

好きなお菓子とか

1、自由行動「好きなお菓子とか」


貴方「男装さんは、何か好きなお菓子ってありますか?」

男装「好きなお菓子ですか? 僕は……そうですね、甘いものであれば、何でも好きですね」

男装「あ、でも、いくら甘くってもあまりごちゃごちゃした物は、少し……遠慮したいですね」

貴方「ごちゃごちゃしたもの?」

男装「ほら、やたら、装飾が派手なケーキとかあるじゃないですか。もしくは、色々混ぜ込んだり」

男装「ああ、パフェ! そう、パフェは、味は好きなのですが、食べる時に大変だから、そんなに食べたいと思えないんです」

男装「自分でも、我が儘だとは思うのですが……」

*1「そんな事無いですよ! ねえ、邪魔よね、色々!」

*2「そうですね、無闇な飴細工とか、食べ辛くて大変です!」

*3「見た目が綺麗なのは良い事だけれど、食べる時に大変だったら元の木阿弥だわ!」

……取り巻きも、大変である。信仰対象のフォローを欠かさない精神は、認めてやろう。

とにかく、男装は単純な見た目のお菓子が好きらしい。
お菓子と言うよりスイーツに限定されているような話の内容は、やはり男装も女の子だと語っているようではある。
もしかしたら、駄菓子の類は食べた事が無いのだろうか……無きにしも非ず。

その後、貴方の好きなお菓子を教えるなど、男装と話をしつつ一緒に朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋で過ごしていた貴方は、そろそろお昼の時間になる事に気付く。

朝食を食べた後あまり動いていないからか、そんなにお腹は空いていない。
昼食を食べる必要は、そんなに無いだろう。

貴方は部屋で過ごしても良いし、ちょっとばかり外に散歩に出かけても良い。
気まぐれだが、宿題に手を付けても良いだろう。

貴方は

1、部屋にいよう
2、宿題をする(あと15回)
3、他の人の部屋に行く
4、寮の外に出る
5、寝る
6、自由行動

↓2

2、宿題をする


貴方は宿題をする事にした。

正直に言って億劫であるが、やらなければ何にもならない。
また、宿題をやらなければその先に待っているのは……やってない分の宿題をやらされる時間。
要するに、時間の先延ばしである。肝心なのは、先延ばしした時、貴方の意思でそれを回避できない事。

どうせいつか宿題をやらなければならないのならば、今やった方が断然良いに決まっている。
その考え方が、できる怠け者とできない怠け者の差を分けるのだ。

……なんつって、どっちにしたって怠け者なのには変わりないのだが。

【!】夏休みの宿題を進行しました。残り14回で完了。

一段落ついたところで、貴方は休憩がてら椅子から離れ、部屋で過ごしていた。

そうしている内に夕食の時間になっている事に気付いた貴方は、どうしようかを考える。

一応、宿題をやった状態でそのまま放置している為、続きをそのまま行う事ができる。
万が一貴方がもう一度やる気を起こした場合の準備の手間を省いたのである。流石貴方。

集中していた所為かお腹が空いた事を考えると、まあ、今日はもう宿題は良いかもしれない。

貴方は食堂に行っても良いし、部屋で過ごしても良い。
散歩ついでに外に出るのも良いだろう。もしくは、宿題をもう一度行うか。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、宿題をする(あと14回)
4、他の人の部屋に行く
5、寮の外に出る
6、寝る
7、自由行動

↓2

1、食堂に行く


貴方は食堂に行く事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

貴方が食堂に着いた時、食堂には思っていたより人がいた。
と言っても、少なくなっている事には変わりない。やはり、帰省している人が多いと考えるのが妥当か。
こうなると、なんだか寂しくも思えるが……まあ、騒がしさも花の内と言う事だったのだろう。

そんな事を考えつつ、夕食を受け取った貴方は

直後のレスのコンマで判定
189…虚弱 236…愛 57…男装 40…誰とも会わなかった

コンマ「6」


貴方は、既に食事を始めている虚弱と会った。
顔が見えないためこう言うのも変な話だが、美味しそうに食べている。

とりあえず、貴方は愛に話しかける事にした。

貴方「愛さん、こんばんは」

愛「む? まうまう……——さんですか。はい、こんばんは」

貴方「隣、座っても良いですか?」

愛「はい、どーぞ。やはり二人で食べるご飯と言うのは美味しいものですからー」

まあ、確かにそう思う事もある。人の気分と言うのは、味覚にまで影響を及ぼすのだろうか。

貴方は愛と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

明後日は虚弱の誕生日なんだけど、まだ信頼されてないのにプレゼントを受け取ってもらえるだろうか?
ってことを相談

1、自由行動「明後日は虚弱の誕生日なんだけど略ってことを相談」


貴方「ねえ、愛さん……」

愛「はい、なんでしょー?」

貴方「明後日は、虚弱さんの誕生日なのです」

愛「そうですねー。プレゼントは、もう用意したのですか?」

貴方「その事で、相談があるのです……」

愛「ふむ、聞きましょーう」

貴方「……まだ、私はきっと虚弱さんに信頼されていません。その状態で、プレゼントを受け取って貰えるのでしょうか……?」

愛「受け取ってくれると思いますよ、たぶんですが」

愛は特に悩む様子もなく、貴方に言い返した。どうでもいい……という様子ではない。
そもそも愛は、かからの相談をどうでも良いなんて思うような人ではない。
誰かの助けになれるのならば、その人に厄介だと言われても遂行する人。

愛「受け取ってもらえないと思うのならば、用意しなければいいのではないでしょうか?」

愛「そう、それとこれとは話が別です」

愛「受け取ってもらえないから用意しないのでは無く、受け取ってもらいたいから用意するのです」

愛「——さんが誕生日プレゼントをあげたい。その気持ちに、誰かの信頼は必要なものだと、思いますか?」

愛は一息つき、更に言葉を続ける。

愛「——さんは、意外と臆病な人ですね。もう少し、自分の感情に従う事をした方が良いと思いまーす」

貴方「……そうでしょうか。その結果、誰かを傷付けてしまう事だって、あるのに」

愛「そうなる事はやらない。だけど、そうしてでもやりたい事がある」

愛「愛は、必ずしも誰かのために存在するわけではないのですよー」

……愛は、つまり、「渡したいなら渡せばいい」と言っている。

虚弱は受け取らないかもしれない。受け取った結果、捨てるかもしれない。
だったら、貴方はプレゼントを用意しなくても良いのだろうか?

断じて、違う。

……不安は拭えないが、勇気は湧いてきた気がする。

そんな話をしながら、貴方は愛と一緒に夕食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。

そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/15・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/16・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/17・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/20・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/21・木)

↓2

1

1番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

夏休み中は、何事も無く進めば二日分、上手くいけば三日分は進められそうですね。
明日は外出、明後日は虚弱の誕生日と、同日に連続進行はちょっとできなさそうですが……。
まあ、システムさんだってやる気を出しゃあこんなもんですよ、ほら、褒めて褒めて……はい、冗談です。

あと遅ればせながら唐突にお話しますが、眼鏡ちゃんはあの子は若干ヤンデレ入ってますから。
「最初はツンツン後にデレデレ」方式のツンデレの土台はヤンデレです。ちょろいのは当然ですね。
彼女はキャラ付けをする際に「イイ女とヤンデレの中間」を目指していましたから……まあ、イイ女になっているかは甚だ疑問ですが。

そんな事はさておき、次の再開は3月12日の21:00を予定しています。

それではみなさま、お休みなさいませ。

こんばんは、システムさんです。そしてごめんなさい、今日は再開しないと言う事でお願いします。
明日の21:00に再開したいと思っています。すみませんが、お願いします。

こんばんは、システムさんです。
本当はシステムさんだって、再開できない日は前以って再開できませんって言いたいんですけどねー……なかなか、見極めができません。
何が言いたいのかと言いますと、素直に謝罪します。昨日はごめんなさい。

謝ったところで直後のレスで天気判定

予定した時間になりました。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/22・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/16・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/17・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/20・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/21・木)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

多数決なので決定しました。

前回の続きから再開します。

1番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

1番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/23(土)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

今は夏休みだ。宿題を考えなければ、貴方は自由に行動する事ができる。

今日、貴方は外出する事ができる。
よりにもよって今日に、またもや雨でも降ろうものなら不貞寝でもしようかと考えていたが、良かった。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で過ごす事もできる。
どちらもせずに、外に出る事もできる。
厄介な物は先に片付けると言う事で、宿題をしても良い。

貴方は

1、食堂に行く
2、外出する
3、朝食後に外出
4、部屋にいよう
5、宿題をする(あと14回)
6、他の人の部屋に行く
7、寮の外に出る
8、自由行動

↓2

3、朝食後に外出


貴方は朝食後に外出する事にした。

何をするにしても、とりあえず腹を満たさなければ始まらない。
腹は減っては何とやら、そう言う事なのだ。

とりあえず、貴方は食堂に向かう事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

食堂には、あまり人がいなかった。夏休みと言う事で、帰省したり、この時間もぐっすり寝たりしている人が多いのだろう。
なんだか寂しくなった食堂の中を進み、朝食を受け取った貴方は

直後のレスのコンマで判定。
13478…虚弱と愛 259…男装 60…誰とも会わなかった

コンマ「3」


貴方は、既に一緒に朝食を食べている虚弱と愛を発見した。

以前も、こんな事があった。あの時は、愛に任せようとか言って思わず逃げてしまった。
今回は……どうしよう。貴方が話しかけたところで、何にもならないような気がする。

まあ、特に何もせず、ただ一緒に食べたいだけと言うのなら……もしかしたら、受け入れてくれるかもしれない。

愛が今回の件に関して何らかの情報を得てくれる事を期待するなら、話しかけるべきではないだろう。
とにかく虚弱と接触したいのであれば、話しかけても良いだろう。
どちらにしても、良い方向に事態が転がる、なんて事は無さそうであるが……。

貴方は

1、話しかける
2、やめておこう
3、自由行動

↓2

3、自由行動「二人の談笑に聞き入る」


貴方は、二人の話に聞き入る事にした。

と、物は良いようで、実際は彼女たち二人の近くで死角になる場所に座って、二人の話を盗み聞きするという行動である。
でもまあそうでもしないと二人の話は聞こえないだろうし、仕方が無いと言えば仕方が無い事だろう。

なんて言い訳しつつ、貴方は耳を澄まし、二人の話を聞く。



…………暫く聞き耳を立てていたが、虚弱と愛は全く、全く何も話さない。

期待はずれなんて物ではない。二人とも、黙って朝食を食べているのだ。
普段は、何も話さないのだろうか……?

虚弱はあまり喋る方ではないし、愛は具合が悪い人間を無理に喋らせるような人間ではない。
その二つが合わさる結果、無言が完成するのだ。そう言う事だったらしい。
虚弱が何かを話せば、その限りで無いのかもしれないが……。

その後も待ってみたが、結局二人は黙り通して朝食を食べていた。

貴方もがっかりしながら、一人で朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、予定通り外出する事にした。

制服から私服に着替え、必要な物を詰めた鞄を持って、貴方は部屋を出た。

□—————'□
|街 ・ 学院前|
□,—————□

とりあえず学院から出てきた貴方は、とりあえず今後の予定を考える。

そもそも貴方は、一体何の用があって外出したのだろうか?

1、虚弱の誕生日のプレゼントを探す為
2、特に理由は無い
3、自由行動

↓2

1、虚弱の誕生日のプレゼントを探す為


そう、虚弱の誕生日のプレゼントを探す為に外出したのだ。

この一日で見つかる物とは思っていないが……まあ、どうにでもなるだろう。

虚弱の好きなものについて、貴方はこれと言って役に立ちそうな情報を知らないと言っても良い。
だって虚弱、いつだって返答が雑に聞こえるんだもの。いまいち信憑性に欠けると言うかなんと言うか。

代わりに、虚弱の嫌いなものと言うのは、大体想像が付く。
とりあえず、吸血鬼が苦手とする物は選択肢から除外するべきだろう。
もっとも、吸血鬼が苦手な物で贈り物に相応しい物なんか無いようなものだが。
強いて言うなら、香草かクロスか……悪魔そのものの対策として魔除けとか?
まあ、選択肢から除いておく事に越した事は無いだろう。

そうなると……困ったものだ。

虚弱は、心の底ではまだ普通の女の子。だから、女の子が喜びそうな物をあげれば良いのでは?
問題は、貴方にそれの判断ができるかどうかと言う話だ……そこは、頑張るしかない。

まず、貴方は虚弱に何を贈りたいだろう?

↓1〜3でプレゼント候補

とりあえず、贈りたい物の候補はこんな感じ。

指輪。とりあえず、指輪。何でもいい、指輪だ。
女の子が喜ぶものと言ったら大きな宝石が付いた指輪と昔から決まっている。
……と言うのは半分冗談。まあ、候補としては悪くない。

ティーカップ。虚弱は淹れたての紅茶の香りが好きだと言っていた。
紅茶の香りを贈る事はできないが、その代わりにティーカップをプレゼント。
我ながら、悪くは無い発想だ。

古典文学の名作。虚弱は古典や世界史が好きな科目だと言っていた。
好きか嫌いかで言えば、嫌いではないだろう。喜んでくれるかどうかは別として。
どの作品を贈るかが悩みどころであるが……面倒だから全部贈ってしまえ。

まあ、こんなものだろうか。

この場で考えるのも良いが……貴方は

1、指輪
2、ティーカップ
3、古典文学の名作
4、少し歩き回る
5、自由行動

↓2

2、ティーカップ


貴方は、ティーカップを買いに行く事にした。

ティーカップを売ってそうな店ならば、この間に探索した時に発見した。
そこに無かったら……その時は、探せばいいか。

とりあえず貴方は、ティーカップが置いてありそうな店に向かった。

ところでどんな感じのティーカップを贈ったら良いだろう?
参考までに、今の内に考えておいても良い。

貴方は

1、渋い感じの
2、お洒落な感じの
3、普遍的な感じの

↓2

2、お洒落な感じの


ティーカップと言えば、やはりお洒落な感じの物が良いだろう。
無難な感じで、ちょっとばかり色が無いが……無難こそ一番である。

□—————————□
|街,・インテリアショップ|
□—————————□

目当ての店に着いた貴方は、目的の品の前に到着する。

陶器製の白い表面に、金色の模様が一本、波を描いている。
念の為持ってみると……持ち易く、思ったより軽い。これならば、いくら虚弱でも問題無く持てるだろう。

貴方は本当に、これを買う?

1、買う
2、他のを買う
3、自由行動

↓2

1、買う


貴方はお洒落なティーカップを購入し、店を後にした。

□—————'□
|街 ・ 学院前|
□,—————□

とりあえず目的を果たした貴方は、学院前に戻ってきた。

虚弱へのプレゼントは購入したが、もし望むのならば、まだ外に出ていてもいい。
このまま学院に戻ってしまうと、今日はもう外出できなくなってしまうからだ。

他に目的があるのならば、まだ外を歩いても良いだろう。

貴方は

1、自由行動
2、学院に戻る

↓2

1、自由行動「まだもう少し」


貴方はまだもう少し、外にいる事にした。

せっかく珍しく外出したのだから、もう少しいても良い。
思ったより早く用事が終わったためか、昼までにはまだまだ大分遠い。

さて、そうなると貴方は、どうしよう。

貴方は

1、自由行動
2、やっぱ学院に戻る
3、ぶらぶらする

↓2

3、ぶらぶらする


貴方は暇潰しに、少し街の中をぶらぶらする事にした。

もしかしたら、何か発見があるかもしれない。



暫く街の中を歩いてみたが……途中、頭に鉢巻きを巻いた女性を発見した。
その女性は、よく憶えていないが……たしか、鉢巻と言う名前だったか。
貴方がもし知り合いであれば話しかけても良かったのだが、貴方は彼女の名前しか知らない。
そんな人に突然話しかけられるのも困るだろうから、止めておいて正解だっただろう。

今後、このように適当に街の中を歩いていたら、外出している知り合いと遭遇する事もあるかもしれない。
……だったらどうした、と言う話だろうか。

それ以外には、特に何も無かった。

時間を見ると……思ったより、歩いてしまったらしい。時計は既に、お昼頃を示していた。

まだ外に居ても良いが、貴方は

1、学院に戻る
2、自由行動

↓2

1、学院に戻る


貴方は学院に戻る事にした。

目的は既に達成したし、これ以上外にいる理由は無い。
夏休みはまだまだ長いのだから、一日の外出をケチる必要はないだろう。
……貴方が今後、外出する気になるかどうかは、また別の話である。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、購入したプレゼントを安全な場所に確保する。
虚弱はこれで、喜んでくれるだろうか……?

不安を抱えつつ、貴方は私服から制服に着替えて、椅子に座る。

貴方が学院に戻ってきた時、既に昼食の時間は終わってしまっていた。
まあ、そんな事もあるだろう。お腹は空いたが、諦めるしかない。

さて、そうなると今度は夕食まで時間がある。
今日はもう外出できないが、寮の外に出るくらいなら可能だ。
と言っても、今日はもう満足したので、散歩の必要はない。

夏休みの宿題を片付けても良い。面倒だが、後に残して置く方が更に面倒だ。

貴方は

1、部屋にいよう
2、宿題をする(あと14回)
3、他の人の部屋に行く
4、寮の外に出る
5、学生寮受付に行く
6、寝る
7、自由行動

↓2

3、他の人の部屋に行く


貴方は他の人の部屋に行く事にした。

さて誰の部屋に行こう?

1、虚弱
2、愛
3、男装
4、銀鎖
5、先輩
6、やっぱやめた

↓2

6、やっぱやめた


貴方はやっぱりやめる事にした。

そうすると、どうしよう。

貴方は

1、部屋にいよう
2、宿題をする(あと14回)
3、寮の外に出る
4、学生寮受付に行く
5、寝る
6、自由行動

↓2

2、宿題をする


貴方は宿題をする事にした。

「休み」と呼称しておきながら宿題を用意する学校側には多分な文句を言いたいが、決まりなのだから仕方が無い。
夏休みの間遊び呆けて、夏休み明けに馬鹿になって困るのは自分、と考えれば、少しばかりやる気も沸いて来る。

貴方は筆箱と宿題を用意して、暫く頑張る事にした。

【!】夏休みの宿題を進行しました。残り13回で完了。



宿題を良いところまで進めたところで、貴方は休憩がてら椅子を離れ、ベッドに寝転がっていた。
そのまま過ごしていたら、いつの間にか夜になっていたと言うのは、良くある話。

ちょうど良い時間だ。お腹も空いたから、食堂に向かっても良い。
宿題は未だにテーブルの上に散らかって……ではなく広げてあるから、癪ではあるがいつでも再開できる。
部屋で過ごしても良いし、気分転換に散歩に行っても良い。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、宿題をする(あと14回)
4、他の人の部屋に行く
5、寮の外に出る
6、寝る
7、自由行動

↓2

1、食堂に行く


貴方は食堂に行く事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

食堂には、朝と比べれば人が多いが、それでも普段よりも人がいなかった。
夏休みを利用して帰省している生徒がそれだけ多いのだろう。静かで過ごしやすいが、少し寂しい。

夕食を受け取った貴方は

直後のレスのコンマで判定
126…虚弱 389…愛 457…男装 0…誰とも会わなかった

コンマ「8」


貴方は、既に食事を始めている愛を発見した。

貴方の行動が遅いだけなのだろうが、貴方が発見する時、愛はいつも一足早く食事している気がする。
そうでない時は、虚弱を支えながら歩いているか……。

とりあえず、貴方は愛に話しかける事にした。

貴方「こんばんは、愛さん」

愛「む? ああ、——さん。はい、こんばんは」

貴方「隣、座ってもいいですか?」

愛「はい、どうぞ」

貴方は愛のお言葉に甘え、愛の隣に座り、一緒に夕食を食べる事にした。

貴方は愛と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

2、特にない


貴方は愛と一緒に夕食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。

そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/22・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/16・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/17・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/20・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/21・木)

↓2

2番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

進行中にちょっくら説明しましたが、もう一回言っておきますね。

一人で外出している時に「ぶらぶらする」的な選択肢を選択すると、街中で誰かと遭遇する事があります。
知り合いだったり、全然知らない人だったり……あんまり仲が良いわけじゃない人だと、スルーします。
まあ、だからと言って特に何かあるわけでもないので、本当にやる事が無い時に戯れにやる程度でいいでしょう。

次の再開は3月14日の21:00を予定しています。

それではみなさま、お休みなさいませ。

本当は、昨日に再開して、「一日開けて3月16日に再開したいと思っています!」とか言おうと思っていたんですよ。
そしたら、落ちてるではあーりませんか。せめて報告だけでもと思って結構遅くまで粘ったんですけどね、例によって治らず。
結局、見た目的にはシステムさんは二日連続でサボった、みたいになるわけですね、嫌ですね。まあ、似たようなもんですけれど。

と言う事でごめんなさい。今日も再開できません。
既に言いましたが、3月16日の21:00に再開します。良ければ、お願いします。

昼寝してたら寝坊しかけたそうです。以前もありましたね、こんな事。こんばんは、システムさんです。
システムさんのメンテナンスデーは第三金曜日か第四金曜日、19・20・21に近いどちらかに行うようにしています。
まあ昨日がシステムさんのメンテナンスデーだとしても、それでも報告できなかったでしょうから、気が重くなるのは変わらずです。
ですから、そう言う事を言ってシステムさんからメンテナンスデーを剥奪仕しようとするのはやめてくださいお願いします。

それとは別に直後のレスで天気判定

予定した時間になりました。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/22・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/23・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/17・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/20・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/21・木)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

始める3:始めない0:思い出の部屋0

前回の続きから再開します。

2番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

2番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/24(日)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

今は夏休みだ。宿題を考えなければ、貴方は自由に行動する事ができる。

今日は虚弱の誕生日だ。貴方はプレゼントを用意しているので、それを渡しに行く時間を作るべきだろう。
渡すのはいつでも良いだろうが、虚弱の事を考えると、昼か夜が望ましいか?

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で過ごす事もできる。
どちらもせずに、外に出る事もできる。
厄介な物は先に片付けると言う事で、宿題をしても良い。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、宿題をする(あと13回)
4、他の人の部屋に行く
5、寮の外に出る
6、学生寮受付に行く
7、自由行動

↓2

1

おうふ、なんじゃこりゃー。システムさんにどうしろと。

どうすりゃいいのか分からないので、とりあえず安価上の>>789で進行します。

1、食堂に行く


貴方は食堂に行く事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

食堂には、あまり人がいなかった。夏休みと言う事で、帰省するとか、この時間もぐっすり寝ている人が多いのだろう。
なんだか寂しくなった食堂の中を進み、朝食を受け取った貴方は

直後のレスのコンマで判定。
368…虚弱 124…愛 579…男装 0…誰とも会わなかった

コンマ「7」


貴方は取り巻きたちと一緒に食事をしている男装を発見した。
やはり、夏休み前より取り巻きの数は少ない。これはもう、何人かは学院にいないと考えて良いだろう。

とりあえず、貴方は男装に話しかける事にした。

貴方「おはようございます、男装さん」

男装「——さん。はい、おはようございます」

最近、男装に接触する事が多いからか。
すっかりマークされてしまったらしい貴方に、取り巻きたちの痛い視線が突き刺さる。
とは言え、実害を被る事は無いだろう……そう思いたい。

貴方「一緒に食べても、良いですか?」

男装「はい、もちろんどうぞ」

貴方は男装と一緒に、朝食を食べる事にした。
……まあ、彼女より一番遠い席に座らされてしまったのだが、気にしない。

貴方は男装と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

1、自由行動「怪しい視線を感じませんか?」


貴方「ところで、男装さん。なにか、怪しい視線を感じませんか?」

男装「怪しい視線? ……いいえ、僕は特に。僕は常に見られる立場なので、気にした事はありませんね」

まあ、よくも言ってくれる。ちょっとしたお試しのつもりで尋ねたのだが、まさか自慢をされるとは思いもしなかった。

男装ほどの美貌であれば、誰かしらにストーキングされる事もあるだろう。
そう思い尋ねてみたならば、ストーカー行為に会う事すら当然と見なし、気にする事すら無いとは。
それほどの肝と感覚を持っていなければ、取り巻きなんて率いられないと言う事か。

男装「誰かが、僕を見ているのですか?」

貴方「いえ、気にならないなら、いいんです」

誰かが、と言うより、このテーブルの全員が見ているといっていい。

ついでに言うと、貴方もひしひしと感じている。
「なに男装さんと慣れ慣れしく喋っているアバズレ」と言わんばかりの、敵意剥き出しの視線を。
表面上は笑っているだけに、恐ろしさも倍増である。

男装「——さんが言うのなら、そうしましょう。案外、僕に見惚れているだけかもしれませんし」

……まあ、男装のようなポジションは、多少なりともナルシストでなければやっていられない。
そう考えよう、うん。

貴方は男装と一緒に朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋で過ごしていた貴方は、お昼の時間になった事に気付いた。

朝食を食べてからあまり動いていないからか、そんなにお腹が空いていない。
昼食を食べる必要は、そんなに無いだろう。

貴方は部屋で過ごしても良いし、気分転換に寮の外に出て散歩するのも良い。
厄介な物は先に片付けるとして、宿題をやってもいい。面倒だけれど。

そろそろ、虚弱にプレゼントを渡しに行くべきだろうか。それともまだ早いだろうか。
未だ受け取ってくれるかどうか、その不安が拭えない所為で、いまいち勇気が沸いてこない。

貴方は

1、部屋にいよう
2、宿題をする(あと13回)
3、他の人の部屋に行く
4、寮の外に出る
5、学生寮受付に行く
6、寝る
7、自由行動

↓2

4、寮の外に出る


貴方は寮の外に出る事にした。

□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□

人が少なくなってしまった学院の敷地内は、どこか寂しいように感じる。
ただ、まばらながらも人の姿は多く見える。その事から、この学院の生徒の多さがよく分かる。

貴方は学院の敷地内であれば、どこにでも行く事ができる。

貴方は

1、校舎に行く
2、広場に行く
3、校舎裏に行く
4、噴水に行く
5、やっぱり部屋に戻る
6、自由行動

↓2

2、広場に行く


貴方は広場に行く事にした。

□————————□
|学院敷地内 ・ 広場|
□————————□

貴方はあまり外に出歩かない。この広場に来るのでさえ、授業を除けば二回か、三回くらいしか立ち寄った事が無い。
見るからに過ごしやすそうな場所であるだけに、少し勿体ないような気もするが……。
気が向かないのだから、仕方が無いのだ。

なんて、言い訳しつつ貴方は周囲の様子を窺う。

広場には、思ったより生徒が多かった。今朝の食堂からは想像できないくらいに。
今はお昼時であるが、そんな事より遊びを優先だ、なんてスタイルの生徒が多いのか。
よく見たら、貴方のクラスメイトもいるではないか……マイペース過ぎる。

……加えて、銀色のチェーンが揺れるのが見えた。
彼女は、何をする事も無く、ただ広場を歩き回っているだけ。
何も知らなければ「何をしているのだろう?」と思うところであるが、あれでパトロールでもしているのだろう。

みれば、脚の怪我は完治している様子。
ああやって、一見して大怪我も一週間とちょっとで治ってしまうから、某病気だと思われるのだろうか。

このままここに居ても良いが、貴方は

1、銀鎖に話しかける
2、広場で過ごす
3、校舎に行く
4、校舎裏に行く
5、噴水に行く
6、やっぱり部屋に戻る
7、自由行動

↓2

6、やっぱり部屋に戻る


貴方は部屋に戻る事にした。

銀鎖に話しかけようかとも、一瞬だけ、ちらっとだけ思ったが、彼女の邪魔をするのも悪い。
と言うのは建前で、本当は関わりたくないのだ。あまり、言いたくはないけれど。

貴方は踵を返し、寮に帰ってそこで過ごした。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋で過ごしていた貴方は、そろそろ夕食の時間になる事に気付く。

貴方は食堂に向かっても良いし。部屋で過ごしても良い。
やる気は沸かないが、宿題をやるのも良いだろう。

そろそろ、虚弱にプレゼントを渡しに行くべきだろうか。
今を逃せば、きっと今日中には渡せなくなる。その瞬間、誕生日プレゼントと言うのはがくっと価値を落とすだろう。
受け取ってくれるだろうが……誕生日当日に渡すより、良い印象は与えられない。

貴方は

1、虚弱にプレゼントを渡しに行く
2、食堂に行く
3、部屋にいよう
4、宿題をする(あと13回)
5、他の人の部屋に行く
6、寮の外に出る
7、自由行動

↓2

1、虚弱にプレゼントを渡しに行く


貴方は覚悟を決め、虚弱にプレゼントを渡しに行く事にした。

こうして悩んでいても、何も始まらない。傷付きもしないが、癒せもしない。
そんなもの、安寧や平穏とは言えない。貴方が望む物ではない。

おかしな話だ。傷付く事を嫌がる貴方が、面倒事を嫌がる貴方が、それに属される事柄に自ら突っ込んで行くなど。
理由は、ある。だってそうしないと、もっと傷付くのは自分と、相手だから。
だから、貴方は、自分の優しさに従い、行動する。

まあ、でも、本音の所は、もっと独り善がりに違いない。
虚弱と一緒にいたいから。きっと、そんな感じで単純にして純粋な欲望だろう。

貴方はしまっておいたプレゼントのティーカップを取り出し、指先で撫でる。
虚弱が受け取ってくれるように、念を籠めて。

貴方はそれを持って、部屋を出た。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、一呼吸してから、部屋の扉を軽くノックする。

少しして、部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。

虚弱「……——、さん」

貴方「こんばんは、虚弱さん」

普段通りの挨拶の後、虚弱が何用かと貴方に尋ねる前に、貴方は後ろ手に隠していたティーカップを差し出す。

貴方「そして、ハッピーバースデイ」

虚弱は貴方を見て、貴方の手に乗っている物を見て、もう一度貴方を見て、もう一度手に乗っている物を見て。
貴方とプレゼントをそれぞれ二度見して、首を傾げた。

虚弱「誕生日、プレゼント」

貴方「はい。誕生日、おめでとうございます」

貴方「色々、考えたんです、虚弱さんに、これを渡すべきか。私……僕に、その資格があるかどうか」

貴方「でも、そう言う事は、プレゼントを渡す事に関係無いですよね」

貴方「私は、あなたを祝福したい。私も、僕も、関係無く……」

貴方「我が儘かもしれませんが、受け取ってくれると、嬉しいなあ……って」

貴方はぎこちない笑顔を浮かべて、虚弱の答えを待つ。
不思議と、言葉がすらすらと出てきた。貴方は本番に強い人間だっただろうか、知らない。

虚弱は、驚いたような、困ったような、ちょっとだけ口角が緩んでいるような、そんな複雑な顔をする。

そうして、頷き、貴方の手から、ティーカップを受け取った。

虚弱「……ありがとう」

貴方「どういたしまして」

表面では平常を装い、内心大きな安堵の溜め息を吐く。
受け取ってくれた。その喜びが、貴方の心を激しく支配する。

貴方「では、私はこれで失礼します。もう少しいたいですけれど……用は済みましたから」

虚弱「あ……うん」

貴方「お休みなさい、虚弱さん」

虚弱「…………うん、ばいばい」

虚弱は、久しぶりに。先ほどの貴方と同じく、ぎこちないながらも、笑顔を見せてくれた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。

虚弱は、貴方のプレゼントを受け取ってくれた。まだ、その喜びで胸がいっぱい。
緊張で不自然な脈動をしていた心臓は、今や興奮によって音を立てている。

……虚弱の笑顔が、頭に張り付いて離れない。貴方は今、どれだけ嬉しいのだろう。

喜びを抱いたまま、そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/22・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/23・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/17・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/20・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/21・木)

↓2

3番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

時間的に余裕があるのでまだ続きができるのですが、ここまでにさせてください。
せっかく特に何もなく誕生日イベントを上手く終えたので、綺麗なまま終わらせてください。

おめでとうございます、これでもう虚弱の主人公に対する感情値はウナギ登りですよ。ちょっと大袈裟ですけど。
これで、色々許されるようになるでしょう。多分。それでも、無茶はしないようにしてくださいね。

さて、次の再開は3月17日の21:00を予定しています。

それではみなさま、お休みなさいませ。

こんにちは、システムさんです。
そう言えば、先月のバレンタインに「ホワイトデーのお返しは当日の進行で」とか言っていたのに、ある事情で進行できなくなっていましたね。
バレンタインデーと言いホワイトデーと言い、図らずもリア充イベントを二つ潰しましたね。だからなんだと言う話ですね。

さて、システムさんがこんな時間に来る、と言う事でなんとなく察しがつくと思います。ごめんなさい、今日も再開できなくなりました。
なんか、本当に……一ヶ月に二度くらい、一日おきの進行になっていて、嫌です。こう言う事は、できれば無くしたいのですが……。
3月18日の21:00に、今度こそ再開します。でも、そう言うとなんだかフラグのような気がします。

>>824にて、システムさんは「一ヶ月に二度くらい、一日置きの進行〜〜〜」と言いました。
正しくは「一ヶ月に二度くらい、一週間の間ほど一日置きの進行〜〜〜」でした。
訂正したところで、システムさんに名誉なんてあろうもんかと思いますけどね……。
と言う事でこんばんは、システムさんです。

早速直後のレスで天気判定

あっとすみませんコマンド確認「ステータス」

□—《ステータス画面》————————————

| 名前:—— ——(貴方) / 現在:7/25(月)

| 性格:温和・怠惰 / 誕生日:8月13日

│    肉 体 …[■|■|■|■|  |  ]
│    知 識 …[■|■|■|■|■|  ]
│    技 術 …[■|□|  |  |  |  ]
│   第六感 …[■|■|■|■|■|  ]

│ 特殊設定:『超能力・心』『異形の子』


│ [虚  弱]…感情【45/50】【好き】[Birth: 7/24]

│ [  愛  ]…感情【16/50】【友好】[Birth:10/17]

│ [鉢  巻]…感情【6/50】【未確認】

│ [ close! ]…感情【???】【???】

│ [銀  鎖]…感情【15/50】【友好】

│ [男  装]…感情【13/50】【友好】[Birth:12/ 3]

□────────────———──——─‐

予定した時間になりました。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/22・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/23・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/24・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/20・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/21・木)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

多数決なので決定しました。

前回の続きから再開します。

3番のデータを読み込んでいます。

読み込みが完了しました。

3番のデータを再開します。

□—————□
|貴方の部屋| 7/25(月)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

今は夏休みだ。宿題を考えなければ、貴方は自由に行動する事ができる。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で過ごす事もできる。
どちらもせずに、外に出る事もできる。
厄介な物は先に片付けると言う事で、宿題をしても良い。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、宿題をする(あと13回)
4、他の人の部屋に行く
5、寮の外に出る
6、学生寮受付に行く
7、自由行動

↓2

1、食堂に行く


貴方は食堂に行く事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

食堂には、あまり人がいなかった。夏休みと言う事で、帰省するとか、この時間もぐっすり寝ている人が多いのだろう。
なんだか寂しくなった食堂の中を進み、朝食を受け取った貴方は

直後のレスのコンマで判定。
256…虚弱 489…愛 137…男装 0…誰とも会わなかった

コンマ「7」


貴方は、既に食事を始めている男装を発見した。
昨日と同じく取り巻きに囲まれての食事である。毎朝、ご苦労な事だ。
思うのだが、ああしていつも取り巻きと一緒にいて、彼女にはプライベートと言うのが無いのだろうか?

……まあ、アイドルはテレビに映る姿が全てではないように、男装もああいう姿が全てではないのだろう。
どこかで自分の時間は作っているだろうし、休憩くらいはしているはずだ。
もしそれをしていないのだったら……ちょっとした恐ろしさを感じると同時に感服するだろう。

そんな事はおいといて、貴方は男装に話しかける事にした。

貴方「男装さん、おはようございます」

男装「ああ、——さん。おはようございます。この頃、貴女と会う事が多くて、僕は嬉しいです」

貴方「まあ、またお世辞を言って」

男装「お世辞だなんて、僕はいつだって真剣ですよ」

まあ、そうだろう。真剣に、同性である女性をオトしにかかっている。
……本当に、彼女は同性愛者だったりするのだろうか?

男装「どうぞ、座ってください」

貴方は男装の言葉に甘え、一緒に食べる事にした。

貴方は男装と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

どうでもいいですけど、コンマ間違えてました。男装なのは同じなので見逃して下さい。

2、特にない


貴方は男装と一緒に朝食を食べた。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋で過ごしていた貴方は、お昼の時間になった事に気付いた。

朝食を食べてからあまり動いていないからか、そんなにお腹が空いていない。
昼食を食べる必要は、そんなに無いだろう。

貴方は部屋で過ごしても良いし、気分転換に寮の外に出て散歩するのも良い。
厄介な物は先に片付けるとして、宿題をやってもいい。

貴方は

1、部屋にいよう
2、宿題をする(あと13回)
3、他の人の部屋に行く
4、寮の外に出る
5、学生寮受付に行く
6、寝る
7、自由行動

↓2

3、他の人の部屋に行く


貴方は他の人の部屋に行く事にした。

さて誰の部屋に行こう?

1、虚弱
2、愛
3、男装
4、銀鎖
5、男装
6、自由行動

↓2

1、虚弱


貴方は虚弱の部屋に行く事にした。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

虚弱の部屋の前に着いた貴方は、一呼吸してから、部屋の扉を軽くノックする。
昨日の緊張がまだ残っているらしい。プレゼントで喜んでくれたかどうか、気になって仕方ないのもある。

少しして、部屋の扉が開き、具合が悪そうな虚弱が姿を現した。

虚弱「…………あ……——、さん」

貴方「こんにちは……大丈夫ですか? 具合でも……」

虚弱「……なんでもない…………なんでも」

虚弱は首を振り、貴方の心配を否定する。しかし、この姿はどこかで見た事がある。と言うか、以前に見た事がある。
……ああ、そうだ。アレだ、アレ。なんと言うか、女の子の日。

そう言えば、そろそろそんな時期か。もしかしたら、貴方はとんだタイミングに尋ねてきてしまったのかもしれない。

貴方「そう、ですか……」

虚弱「うん……」

そして、沈黙。気まずい、頗る気まずい。

虚弱は、貴方が男であると知ってしまった為に、アレである事を伝えるのに抵抗を覚えているはずだ。
下品な話になるが、たとえば貴方が勃起してしまったとして、それを女子に伝えられるだろうか?
無理だ。次元、レベル、程度が異なるとは言え、そう言う話。

でも、貴方は既に知ってしまっている。虚弱も、その事を分かっている。
だから、気まずい。なんて声をかけたら良いだろうか、貴方は悩む。どうしたらいいのか分からず、虚弱は悩む。

そんな沈黙が続く事、どれくらいか。一分は経っていないだろうが、とても長く感じられた時間。

虚弱「あ……昨日の、あれ……プレゼント……」

貴方「え? あ、はい。はい、あれ。どうでした? 気に入ってくれましたか?」

虚弱「うん…………ありがとう。うれしい……」

気を利かせたのか、話題に困ったのか、沈黙を破るべく虚弱が出した話題は、それ。
でも、その場しのぎの内容ではないのは分かる。虚弱は、本当に喜んでくれている。

たとえば、今の虚弱が今の貴方を、お世辞などで喜ばせる理由なんて無いのだ。だから、本心に違いない。

貴方「……そう言ってくれると、私も嬉しいです」

虚弱「…………それで、何の用?」

その流れで、虚弱は貴方に尋ねた。話に関連性は無いが、それに繋がれば何でも良いのである。
貴方にとっても助かるので、ここは便乗しておくに限る。

貴方は虚弱に、何か用があっただろうか?

1、自由行動
2、特に理由は無い

↓2

現在、勉強してもあんまり意味無いので、宿題と言う体で進行してもよろしいでしょうか?

1、自由行動「一緒に勉強(宿題)しないか」


実は、貴方は虚弱と一緒に宿題をしようと思って来たのである。
その為に、勉強道具まで持ってきたのだ。

昨日の今日で、少し焦っているようにも思えるが……挑戦をしないと、加減など分からないのだ。

そう思っていたのに、まさかあの日に突入してしまうとは、なんと間が悪い。
まあ、生理現象に文句を付けても仕方ないし、間が悪いのは貴方の方なのだ。

正直、口惜しいが……諦めるしかないだろう。

貴方「いえ、一緒に宿題をと思っていたのですが……やめておきます」

貴方「虚弱さんに無理をさせるのは、嫌ですからね。今日は、諦めます」

虚弱「……そう、なんだ……。わかった……」

貴方「私は部屋に戻りますけれど、虚弱さん。ちゃんと、休んでくださいね? 夜な夜な歩いたりしちゃあ、駄目ですよ?」

虚弱「…………そうする」

力無く頷く虚弱を見て、貴方はこれなら大丈夫そうだと判断する。
貴方の事を避けていても、貴方の事を一度は信用していた。貴方の優しさを、知っていると思いたい。
貴方が純粋にそう思い、心配し、そう言った事を、虚弱は分かっていると思いたい。

まあ、そもそも具合が悪いって言うのに散歩するような馬鹿がどこにいるのかと言う話か。
もしかしたら余計な一言だったのかもしれないが言っておいて悪い事ではない。

貴方「では、部屋に戻ります」

虚弱「うん……」

貴方は予定を諦め、部屋に戻り、そのまま部屋で過ごした。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋で過ごしていた貴方は、そろそろ夕食の時間になる事に気付く。

いつもの事ながら、お腹が空いてきた。それはそうと、お昼を抜く食生活は、止めた方が良いのだろうか。
まあ、今の所問題もないので、深く考えなくていいだろう。

貴方は食堂に行っても良いし、部屋で過ごしても良い。散歩ついでに寮の外を歩いても良いだろう。
夏休みの宿題を進めるのも良い。でも、もう夜だし、今日はもうやめておこうか。これ、駄目人間の思考。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、宿題をする(あと13回)
4、他の人の部屋に行く
5、寮の外に出る
6、寝る
7、自由行動

↓2

4、他の人の部屋に行く


貴方は他の人の部屋に行く事にした。

さて誰の部屋に行こう?

1、虚弱
2、愛
3、男装
4、銀鎖
5、男装
6、自由行動

↓2

あれ……? なんで男装が二人いるんでしょう。これ、上からコピペしてきたやつなのでそれも男装二人ですね。
念の為、もう一度お願いします。

1、虚弱
2、愛
3、男装
4、銀鎖
5、先輩
6、自由行動

この選択して改めて↓2でお願いします。

5、先輩


貴方は先輩の部屋に行く事にした。

□—————————,□
|三年生学生寮内・4階|
□,—————————□

先輩の部屋の前に着いた貴方は、緊張しつつ部屋の扉をノックして反応を待つ。
正直、記憶に自信が無い。先輩の部屋は、たしかここだったはずだ……。

少しして、部屋の扉が開き、先輩が姿を現した。

先輩「はい……うん、——さん? こんばんは、どうしたの?」

いつ見ても、先輩はとても男には見えない。まあ、それを行ったら貴方もきっと同じだろう。
まあ、そう言うなら、貴方は少し異質だ。「天然物」であろう先輩は、本当にすごいと言える。

そんな事は措いといて、貴方は先輩に何の用があっただろうか?

1、自由行動
2、特に理由は無い

↓2

1、自由行動「夏休みは何か予定でもあるんですか」


貴方「用と言うには、なんですけれど。先輩さんは、夏休み中にはなにか予定があるのでしょうか?」

先輩「予定ですか? うーん……8月の1日から一週間ほど、私の実家に帰って……」

先輩「帰ってから一週間ほど後に三日間、眼鏡さんのお家にお邪魔して……」

先輩「それくらい、ですね。他は、突発的に予定を思いつくので、この日と具体的には言えません」

貴方「そうですか……」

つまり、先輩は唐突に学院を離れる事があるらしい。
とりあえず、8月1日から8月8日までと、その一週間ほどの後……大体15〜17日から3日間、学院にいないのは判明している。

それにしても……。

貴方「……やはり、眼鏡さんと一緒に、ですか?」

先輩「はい」

先輩はなんら恥じる事も、躊躇う事も無く、なんて事無いようにあっさり言った。
……どれだけ、デレデレなのだろう。

貴方「分かりました、ありがとうございます。用はそれだけなので」

先輩「はい。では、お休みなさい」

眼鏡「先輩さん、まだー?」

先輩「……あはは」

貴方「……お邪魔だったようですね。失礼します」

貴方はその場を離れ、部屋に戻った。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。

そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/22・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/23・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/24・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/20・水)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/21・木)

↓2

4番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

ゲームを続行しますか?

続行するのならば、安価先のレスで天気判定を行います。(五分経過まで)

↓2

□—————□
|貴方の部屋| 7/26(火)
□—————□

貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。

そして窓に近寄り、天気を確認する。

うん、いい天気だ。

貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。

今は夏休みだ。宿題を考えなければ、貴方は自由に行動する事ができる。

貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で過ごす事もできる。
どちらもせずに、外に出る事もできる。
厄介な物は先に片付けると言う事で、宿題をしても良い。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、宿題をする(あと13回)
4、他の人の部屋に行く
5、寮の外に出る
6、学生寮受付に行く
7、自由行動

↓2

4、他の人の部屋に行く


貴方は他の人の部屋に行く事にした。

さて誰の部屋に行こう?

1、虚弱
2、愛
3、男装
4、銀鎖
5、先輩
6、自由行動

↓2

2、愛


貴方は愛の部屋に行く事にした。

□—————————,□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□

愛の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
思えば、愛の部屋に行くのは初めてか……何故か今まで、貴方の脳内選択肢に出てこなかった。

少しして、部屋の扉が開き、髪の毛の塊が姿を現した。

愛「はーい……むー? ……おや、——さん。おはようございますー」

貴方「はい、おはようございます」

愛「私の部屋にお客様が来るとは、珍しいですね。部室に人が来る以上に珍しいです」

ああ、なんか悲しい話を聞いてしまった。

愛「それで、どんな御用でしょう?」

貴方は愛に、何か用があっただろうか?

1、自由行動
2、特に理由は無い

↓2

1、自由行動「虚弱と話せるようになったお礼」


貴方は一歩後ろに下がり、その場で頭を下げた。

貴方「ありがとうございました、愛さん」

愛「も? はて、何かお礼を言われるような事をしたでしょうか?」

愛は首を傾げるような仕草をして……髪の毛が僅かに動いただけだが、そう言った。

貴方「ようやく、虚弱さんとまともに話せるようになりました」

貴方「愛さんが、私に諦めない事を言ってくれたからこそ、私はめげずに、虚弱さんと接する事ができました」

貴方「きっと、愛さんのあの言葉が無ければ、私は……諦めていたと思います」

愛「ふむふむ、その事でしたか。では、どういたしまして、——さん」

愛「そうですかー、虚弱さんと仲直り、できたと言う事ですね?」

貴方「いえ、それはまだ……でも、もっと頑張れそうです」

愛「そうですかそうですか。それは、良かったです」

愛「気を抜かずに、頑張ってください。まだまだ、焦りは、禁物という時期でしょう」

貴方「はい、分かりました」

貴方は、すっかり貴方の相談役兼助言役と化した愛の言葉を心に刻んだ。

その後、貴方は愛と別れ、部屋に戻ってそのまま過ごした。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋で過ごしていた貴方は、そろそろお昼の時間になる事に気付く。

朝食は……思えば、抜いてしまっている。気が付いてしまうと、ああ、お腹が空いた。
考えてみれば昨日のお昼から何も食べていないのだ、貴方は。まあ、それでもまだ大丈夫そうではあるけれど。
とはいえお腹が空いた事には変わりない。今後の行動に支障が出そうな事も考えて、食堂に行くべきだろう。

貴方は

1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、宿題をする(あと13回)
4、他の人の部屋に行く
5、寮の外に出る
6、学生寮受付に行く
7、寝る
8、自由行動

↓2

1、食堂に行く


貴方は食堂に行く事にした。

□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□

夏休み中の食堂は、更に人が少なくなっていた。
帰省している生徒が多い事も含めて、後は普通に外出したり遊んだりと、自由に過ごしているのだろう。
もしかしたら、今の時間も宿題をしている人がいるのかもしれない。

そんな事を考えながら、昼食を受け取った貴方は

直後のレスのコンマで判定。
678…虚弱 125…愛 349…男装 0…誰とも会わなかった

コンマ「1」


貴方は、既に食事を始めている愛と会った。
さっきの今と言う事で、これだったら別にさっき会いに行く必要は無かったと思ってしまう。
まあ、それとそれは別だし、前以て感謝しておく事で、今に心おきなく他の話ができると言う事にしておこう。

そう考え、貴方は愛に話しかける事にした。

貴方「愛さん」

愛「ほ? おや、——さん。先ほどぶりです」

貴方「そうですね。偶然です。一緒に食べても良いですか?」

愛「もちろん、どうぞー」

貴方は愛と一緒に昼食を食べる事にした。

貴方は愛と、何か話したい事があっただろうか?

1、自由行動
2、特にない

↓2

1、自由行動「好きなお菓子について」


貴方「愛さんは、好きなお菓子ってありますか?」

愛「好きなお菓子ですか? ふむ、好きなお菓子」

愛はうんうん唸りながらも、箸を使ってご飯の髪の中へと吸い込んでいく。
……髪の毛に、食べ物がひっついたりしないのだろうか。いや、絶対にしているはずだ。
しかし、一見して汚れているようには見えない。深く考えない方が、良いのだろうか。

愛「うーん……好きなお菓子は、これと言ってありませんねー」

愛「強いて言うなら、あったかいお茶に合うお菓子が好きですね」

愛「お茶は、良いものですねー」

それは、お菓子が好きと言うよりお茶が好きなのではないだろうか?
つい、そんな事を思う。でも愛の事だから、たぶんどんなお菓子を差しだされてもありがたく頂戴して、美味しそうに食べるのだろう。

愛は、要するにお菓子は何でも良いらしい。変な物でなければ喜んで受け取ってくれるだろう。

貴方「お茶に合うお菓子と言えば……やっぱり、和菓子とかでしょうか?」

愛「ああ、良いですね、和菓子。渋めのお茶が、控えめな甘さと合わさってべりーぐっどなんですねー」

貴方「確かに。やはり、お茶は良いですね」

その後、貴方は愛とお茶について談義をしつつ、一緒に昼食を食べた。
……話が逸れていた事に気付いたのは、部屋に戻って数分後の事だった。

□—————□
|貴方の部屋|
□—————□

部屋で過ごしていた貴方は、夕食の時間になった事に気付く。

昼食を食べたおかげでエネルギーの補給は完了している。
今なら張り切って宿題ができそうだ。もちろん、作業効率は変わりないし、面倒なのは変わらない。

貴方は部屋で過ごしても良いし、気分転換に寮の外に出ても良い。
そろそろ宿題をやっても良いだろう。

貴方は

1、部屋にいよう
2、宿題をする(あと13回)
3、他の人の部屋に行く
4、寮の外に出る
5、学生寮受付に行く
6、寝る
7、自由行動

↓2

2、宿題をする


貴方は宿題をする事にした。珍しくやる気のある内にやらないと、今後いつやるか分かった物ではない。
夏休み終了間際になって間に合わない宿題にヒーコラ言うのだけは、絶対に勘弁したい物である。

貴方はしまっておいた宿題と筆記用具を取り出し、机に広げ、椅子に座り、いざ宿題に挑んだ。

【!】夏休みの宿題を進行しました。残り12回で完了。

宿題を切りの良いところまで進め、貴方は満足して宿題をしまった。
もう今日はこれで良いだろう。貴方は頑張ったのである。嗚呼面倒くさかった。

宿題を片付けた貴方は、椅子から離れてふらふらとベッドに向かい、無気力に倒れる。

ベッドに横たわると、そのまま目を瞑り、今日一日を振り返った。

一日を終了します。

これまでの行動を記録します。

データをセーブする位置を決定してください。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/22・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/23・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/24・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/25・月)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/21・木)

↓2

5番に貴方のデータをセーブしています。

セーブが完了しました。

これまでの行動をシステムにセーブしています。

セーブが完了しました。

お疲れさまでした。

今日はガールズ&パンツァーの第11話放送日、と言う事でシステムさん。ガルパン見ながら張り切りました。
ええ、本当は今日のために先週一週間を休まず頑張って、今日に休みをふんだくろうと企んでいました。
悪い事は出来ないものですね。図らずも進行できない日が続き、システムさんの評価は下がり、そしてガルパンは進行しながらの観賞と相成りました。
でもガルパンを見ていたからと言って手は抜きませんでしたよ。あと面白かったです。

さてそんなシステムさんの話は措いといて、次の再開は3月19日の21:00を予定しています。

それではみなさま、お休みなさいませ。

こんばんは、システムさんです。
普通のギャルゲーって、説明書にヒロインたちの簡単な説明が乗ってたりしますよね。
そうでなくても、公式サイトだとかにちょっとした人物紹介があったり。

今更な話なのですが、このスレでも用意するべきですかね? 一応、作ってはあるんです。
問題はどこに入れるかと言う話でして、>>3のテンプレにぶちこむとしても一人三〜五行ほど増えちゃうんですよね。
まあ、そんなこたー大した問題じゃないと言えばないんですけどね。

例として、既に攻略済みのヒロインである眼鏡の簡単な説明。※の場所から獲得した重要と思われる情報を追加。

・ヒロイン:眼鏡【眼鏡を掛けた無愛想な少女】
私立SS女学院二年生。眼鏡越しに見える彼女の目つきは鋭く、威嚇に近いからかクラスでも孤立している。
近寄る者全てを敵のように睨む彼女は、孤高と言うより怯える獣のように見えなくもないと言う。
洒落っ気は全くないが、お洒落の価値性は理解しているようだ。
※(近況報告、主人公にとっての存在、扱いなどの追記)

こんな感じでしょう。あってもなくてもどうせ変わりっこないので、あんまり気にしなくても良いです。
初期情報がいくらかあるか、みたいな感じですね。些細なネタばれさえ嫌、と言うなら引っ込めておきます。
システムさん的には、見やすさも考えて無い方が良いと思うのですけれどねー……。

それとは別に、直後のレスで天気判定

すみません少し遅れました。

ゲームを再開します。

1.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/22・金)
2.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/23・土)
3.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/24・日)
4.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/25・月)
5.貴方     温和・怠惰 [Birth: 8/25] (7/26・火)

データがセーブされています。

最後にセーブしたデータの続きから始めますか?

また、思い出の部屋に行く事ができます。

思い出の部屋に行きますか?

↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom