かばん「一ヶ月でフレンズのみんなと仲良くなる」【安価】 (231)

巨大セルリアン討伐後


ハカセ「かばん。オマエは今後はどうするつもりです?」

助手「島から出る唯一の手段である船は沈んでしまったのです」

かばん「ボクは……」

かばん「ボクは、やっぱり人を探してみたい。今はまだ方法は思い付かないけど……きっと手段はあるはず。だから……」

ハカセ「なるほど。決意は固いみたいですね」

助手「その方法とやらが思い付くまで今はこの島でゆっくりと生活するのがいいです」

ハカセ「我々も島の長としてそれなりにサポートするですよ」

助手「だからもっと料理を作るのです。かばんがいなくなったら料理を提供できるフレンズが減ってしまうのです」

かばん「あはは……」

ハカセ「ついでにもう一つ伝えておくことがあるのです」

助手「セルリアン討伐とかばんのフレンズ判明を記念してパーティーを開くとのことです」

ハカセ「開催は一ヶ月後。主役兼料理人としてちゃんと参加するですよ」

助手「では。我々は料理を待っているですよ」


バッサバッサ……


かばん「パーティーか……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1493642218

かばん「島を出て行くって言ったらみんな悲しむのかな……」

ボス『ソンナコトハナイヨ。悲シイ気持チハアルケド、ソレ以上ニかばんガ他ノ仲間ニ会エルコトヲ望ンデイルハズダヨ』

かばん「ラッキーさん……」

ボス『別レハスルケド、ココデ作ッタ思イ出ハミンナノ心ニ残ルハズダカラネ』

かばん「……うん。ボクもここで過ごしたことは絶対に忘れないよ」

かばん「もっとみんなと仲良くなれば、別れの辛さも少しはまぎらわせるかも……」

1日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1
(アニメ版に出てきたフレンズ限定。ショウジョウトキやカピバラみたいにかばんちゃんと接点が薄いのはNG)

かばん「スナネコさーん」

スナネコ「あ、かばんじゃないですか。ボクに何か用ですか?」

かばん「もし暇だったらボクとお話でもしませんか?」

スナネコ「いいですよ。ちょうど聞きたかったことがあるんですが、そのかばんには何が入っているんですか?」

かばん「これですか? ここには道中で手に入れたいろんな物があるんです」

かばん「サバンナにある案内地図やハカセからもらった火を起こす道具なんかもあって……」

かばん「手に入れたものを見るとこんな思い出があったなーって振り返ることができるんです」

スナネコ「へー……」


スナネコ「そうですか……」

かばん「あっ、やっぱりもう興味なくしちゃってる……」


スナネコと仲良くなれた気がする……

1日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

書くの忘れてたけど連投2回までね

ジャガー「おっ、かばんじゃん。こんな夜分遅くにどうしたの?」

かばん「ジャガーさんとお話がしたくて……。いいですか?」

ジャガー「あたしは構わないよ。ちょうど退屈していたところだしね」

ジャガー「それにしても、かばんがセルリアンに食われたって聞いた時はひやひやしたよ」

かばん「あ、その節はありがとうございます」

ジャガー「いいっていいって。困ってるヤツを助けるのは当然だろ?」

ジャガー「かばんが砂漠へ行く橋を直したのだってバス以外にも他の渡れないフレンズのためってのもあったんだしさ」

かばん「ジャガーさんも他のフレンズさんのために川を渡ってるんですよね」

ジャガー「まあね。そう考えるとあたしたちって意外と似た者同士なのかも? なんて!」

かばん「あははは……」


ジャガーと仲良くなれた気がする……

2日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

かばん「なんだか視線を感じる……」


ハシビロコウ「じー……」


かばん「あ、ハシビロコウさん。こっちで一緒にお話でもしませんか?」

ハシビロコウ「! うん……」

ハシビロコウ「ごめんね……またにらみつけるだけになっちゃって」

かばん「いえ、ボクは気にしていませんから」

ハシビロコウ「動物だったころのクセってなかなか抜けないものだから……。これがなければもっとおしゃべりできると思うんだけど」

かばん「大丈夫ですよ。ハシビロコウさんにはヘラジカさんたちのような友達がたくさんいますから」

かばん「向こうもきっとハシビロコウさんがもっとおしゃべりしたいって分かってくれますよ」

ハシビロコウ「うん……。励ましてくれてありがとう」


ハシビロコウと仲良くなれた気がする……

2日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

かばん「あの……」


ツチノコ「ウワア゛アァァァァァ!!!」

かばん「うわあぁぁぁぁぁっ!!」


ツチノコ「な、なななんだよオマエ!! ……ってなんだオマエか」

かばん「うぅぅ……びっくりしたぁ……」

ツチノコ「オレに何か用か。見ての通り忙しいんだ」

かばん「えっ、ボーっとしているように見えたけど……」

ツチノコ「落ち着いてるんだよ!!」

かばん「ええ~……?」

ツチノコ「狭い所や暗い所はなぁ、オレにとっては至高の! 場所なんだ! 分かったらさっさと……」

かばん「あ、でも暗い所が落ち着くっていうのは分かる気がします」

ツチノコ「何ィッ!? ……そ、それなら話は別だ。オ、オマエもここでゆっくりしていったらどうだ?」

かばん「え? いいんですか?」

ツチノコ「二度は言わん!」

かばん「はぁ……」


ツチノコと仲良くなれた気がする……

3日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

トキ「あら、かばん。私の歌を聴きにきてくれたの?」

かばん「いえ、今日はトキさんとお話でもしようかと思って」

トキ「そう……でも、かばんが聴きたいって言ってくれれば私はいつでも歌うつもりよ。かばんは私の大切なファンだもの」

かばん「あ、ありがとうございます」

トキ「でもたまに思うの。ファンが一人だけで満足していいのかって」

トキ「私だってPPPみたいに大きなステージを用意してたくさんのファンの前で歌ってみたいって思う時もあるわ」

かばん「素晴らしい夢ですね! ボク、応援しますよ!」

トキ「ありがとう、そんなことを言ってくれるのはかばんだけだわ。この話を他のみんなにしたら必死の形相で止めようとするんだもの」

かばん「もっと歌の練習が必要なんじゃないですか?」

トキ「きっとそうよね。練習すらみんなに止められるから上達しなかったのよ」

トキ「せっかくだし練習も兼ねて今の気持ちを歌にしてみたわ。聴いて頂戴」



トキ「ああ~♪゛ 私の一番の理解者~♪゛ 一番のファン~♪゛ かばん~♪゛」ボエー



かばん(この後他のフレンズさんたちにこっぴどく叱られました)


トキと仲良くなれた気がする……

3日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

マーゲイ「PPPの名前をもっと全国的に広めるためにも……握手会? 全国行脚?」ブツブツ


かばん「マーゲイさん、ちょっといいですか」

マーゲイ「ん? ああ、かばんさん! いつぞやの件ではほんとにお世話になりました!」

マーゲイ「PPPもずっと好調が続いてて、今も次のイベントを考えている最中なんです! このままいけばきっと初代や二代目を超える動物アイドルユニットも夢ではないって感じです!」

マーゲイ「彼女たちが輝いていく様を一緒に体感できるなんて~! もうかばんさんには足を向けて寝れません!」

かばん「PPPのみなさんが頑張っていけるのは……きっとマーゲイさんのおかげでもあるんじゃないですか?」

マーゲイ「いやいや、私なんてただの一般ファンからのなり上がりですし……」

かばん「でも、イベントの企画や裏方もマーゲイさんが仕切っているんですよね?」

マーゲイ「それはもちろん! PPPのみなさんにはレッスンの方に集中してもらいたいですから」

かばん「そういうことを出来るのはもっと誇っていいと思います。他でもない、マーゲイさんだけの役割なんですから」

マーゲイ「かばんさん……」

マーゲイ「そう言われたらもっともーっとやる気を出しちゃいますよ! こんな企画よりももっといい企画を用意しなくちゃ!」ビリビリ

マーゲイ「次のイベントが決まったら真っ先にかばんさんにチケットを渡しますからね~!」


マーゲイと仲良くなれた気がする……

4日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

安価だけとって寝る。また明日
質問等があれば気軽に書いていってね



同じフレンズは何回までとか制限ってあるの?
とりあえずは全員1回ずつ?

そろそろイベントがほしいです

>>32
特にないけどあまりにも偏るようだったら少し考えるかな

>>33
一応考えてはあるよ

シロサイ「あら、かばん。こんなところで会うなんて奇遇ですわね」

かばん「シロサイさん。ここで何をしているんですか?」

シロサイ「もちろん、来たるべき次の勝負に備えて特訓中ですわ!」

かばん「勝負……ってヘラジカさんたちの?」

シロサイ「ええ。次は的にボールを当てる勝負をするそうなのでこうして……」

シロサイ「しっかりと腕を鍛えていますわ!」ヒョイ

かばん「うわあああぁぁ!! あんな大きな岩を軽々と……」

シロサイ「ふふふ。この力があれば次の勝負も勝利に終わるはずですわ」

かばん「あれ? でも的当てをするなら腕力はそんなにいらないはずじゃ」

シロサイ「え?」

かばん「ボールが重いならともかく、投げるフォームと的に当てる集中力の方が重要だと思います」

シロサイ「そうでしたの……。わたくし、全く知りませんでしたわ」

シロサイ「かばんさん! どうかわたくしに修行をつけてくださいませんか! あなたから教われば、きっと上達できるはずですの!」

かばん「は、はい! ボクでよければ……」


シロサイと仲良くなれた気がする……

4日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

かばん「こんばんは、ヘラジカさん」

ヘラジカ「おお、かばんか! どうした、私に何か用か?」

かばん「少し、お話でもできないかと思って……」

ヘラジカ「世間話か。ちょうど一人に退屈していたからな、いいぞ」

ヘラジカ「そうだ、丁度聞きたいことがあったんだ。かばん、お前の目から私はどう映って見える?」

かばん「どう……って、強くて、真っ直ぐで、情熱があって……」

ヘラジカ「うむ、そうか……」

かばん「どうしたんですか? こんなことを訊いて」

ヘラジカ「いやな、私がしっかりリーダーを務めていられるかどうかが知りたくてな」

ヘラジカ「どうにも群れの統率能力に関してはライオンの方が秀でているからな。奴と勝負しているとより顕著に見えてくる」

ヘラジカ「他のみんなにも訊いておこうと思ったが遠慮した事を言われるかもしれんし……」

かばん「大丈夫ですよ。そういう他の方に配慮できるところもリーダーに求められる能力ですし」

かばん「それにみんなを信じるヘラジカさんを、他の方は信じていますから」

ヘラジカ「……そうだな。群れを率いる以上、私がみんなを信じなければな」

ヘラジカ「遠慮なんてさせない、もっと歩み寄れる群れを作ればいいだけのこと!」

ヘラジカ「感謝するぞかばん! やはりお前に話しておいて正解だったな!」


ヘラジカと仲良くなれた気がする……

5日目


かばん「今日はどうしよう……」

かばん「そうだ、前に図書館で読んだ本に海での魚の取り方が書いてあったっけ。今日はそれを実践してみようかな」


かばん「よくしなる棒に丈夫な糸をつけて……」

かばん「餌は……ジャパリまんで大丈夫かな? フレンズさんが食い付かなければいいけど……」


かばん「できた! さっそく港に行ってみよう」


かばん「あれ? あそこにいるのは……」


港にいたのは?
下1

かばん「アルパカさん!」

アルパカ「あれぇ、どうしたのこんなところで? それにそのながぁい棒みたいなのは?」

かばん「図書館にあった餌の取り方を真似してみようかと……アルパカさんは?」

アルパカ「あたしはねぇ、新しい紅茶作ってみようと思ってるんだけど、何から手つければいいか分かんなかったからね~」

アルパカ「ハカセに訊いたら『使ってる水を変えたらどうだ』って言われたからさぁ! 海の水が使えないかな~って思って来たんだよぉ!」

かばん「そうだったんですか。新しい紅茶、できたらボクにも飲ませて下さいね!」

アルパカ「うん! 待っててねぇ、とびっきりのもの作ってみせるよ~」


かばん「さて、ボクの方も始めなきゃ」


チャポン


かばん「あとは食い付くまで待てばいいかな」




5分後

かばん「…………」



10分後

かばん「………………」



20分後

かばん「……うーん、全然成果がないや」

かばん「やっぱり、ジャパリまんを餌にするのは無理があったかな……」



<キャアアアアァァァ!



かばん「!? 今の悲鳴……アルパカさん!」

かばん「アルパカさーん! 大丈夫ですかー!」

アルパカ「あ……あうぅ……」

かばん「しっかりしてください! 誰にやられたんですか!?」

アルパカ「こ、紅茶が……」

かばん「紅茶って……新しく作ったこれですか?」

かばん「もしかしてこれに原因が?」ズズ

かばん「……う゛っ」

かばん「しょ……しょっぱい」

ボス『海ノ水ハ塩分ヲ含ンデイテ、トテモ塩辛インダ』

かばん「そういうことは先に言ってくださいよ……」

アルパカ「参ったね~、こんなんじゃお客さんに出せないよぉ……」

かばん「塩気が取れればよかったんですけどね……。あっ、道具を置いてきたままだった!」




かばん「あれ? 棒が大きく曲がっているように見えるけど」

ボス『魚ガ食イ付イタンダネ。早ク引ッ張リ上ゲナイト逃ゲチャウヨ』

かばん「ええ~っ!?」

アルパカ「あたしも手伝うよぉ!」


かばん・アルパカ「「よいしょ、よいしょ……ええええい!!」」



ザッパーン



かばん「やった!」

アルパカ「すごぉい! おっきいのが捕れたよぉ!」

かばん「ありがとうございます、アルパカさん。ボク一人じゃ絶対に無理でしたよ」

アルパカ「いいんだってぇ、あたしもこんな大きな魚初めて見たものぉ!」

かばん「確かに、すごい大きさ。一人じゃ食べきれないし、他のフレンズさんたちと一緒に食べましょうか」

アルパカ「お食事会だねぇ! じゃああたしは紅茶を淹れよっかなぁ!」

かばん「はい。お願いします!」


アルパカと仲良くなれた気がする……

6日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

サーバルちゃん……はアリ?

>>45
ありだよ
アライさんもフェネックも問題ないよ

かばん「サーバルちゃーん」

サーバル「Zzz……」

かばん「あれ? 寝てる」

かばん「そっか、サーバルちゃんは夜行性だから昼間はこうして寝てるのかな」

サーバル「んん……?」ゴシゴシ

サーバル「あれ……かばんちゃん……?」

かばん「あ、ごめん。起こしちゃった?」

サーバル「ふわぁぁ……だいじょうぶ~。ちょっと休憩してただけだから~」

サーバル「よし! もう完……ぺき……」ウトウト

かばん「そ、そうかな? だいぶ眠そうに見えるけど」

サーバル「……ハッ! 寝てない! 寝てないよ!」

サーバル「……………………」カクン

かばん「ふふっ」

サーバル「かふぁんひゃん? どうひたの~? ふわぁ~あ」

かばん「ごめん。なんか、見てて面白いから」

サーバル「ひどいよ~」

かばん「じゃあ、ボクもここでお昼寝していこうかな」

サーバル「私に無理に合わせる必要なんてないのに。もう少ししたら動けるように……」

かばん「ボクがしたいからいいの。それにサーバルちゃんと一緒だといい夢見られそうだしね」

サーバル「かばんちゃん……ありがと~……」

サーバル「Zzz……」


サーバルと仲良くなれた気がする……

6日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

複数ありならハンターたち
ダメならリカオン

>>49
複数は難しいのでリカオンだけで書くね

かばん「リカオンさん。こんなところで何してるんですか?」

リカオン「かばん、それにボスも。今は見回りをしてるんです。また前の巨大セルリアンのようなやつが出てくる前にやっつけておこうと」

かばん「そうだったんですか。いつもご苦労様です」

リカオン「とはいえ、実際に大型セルリアンが出て来ると尻込みしちゃうんですよね。ヒグマさんたちがフォローしてくれるから助かるんですが……」

かばん「でも、リカオンさんにも得意なことの役割が与えられてるんですよね」

リカオン「索敵や追跡の技術に関しては自分でもできてるとは思ってます。ヒグマさんたちも褒めてくれますからね。とにかく今は地道に力をつけていくしかないですね」

かばん「仕事を厳しいと思った事はあるんですか?」

リカオン「それは……もう。先日の巨大セルリアンの件もありますが今までにもきついオーダーは何度もこなしてきました……」

リカオン「ある時はセルリアンの巣に忍び込み、ある時は囮を買って、ある時は一日中の追跡を……」

かばん「聞くだけで大変さが伝わってきますね……」

リカオン「でも、パークを守るハンターとしては当然の務めですよ」

リカオン「かばんも困った事があったら是非頼ってくださいね。ハンターは困っている方に手を差し伸べますから!」

かばん「じゃあ……」




かばん「セルリアンに囲まれちゃっているみたいなので助けてくれませんか……?」

リカオン「えぇ~っ!! いつの間に~!」


リカオンと仲良くなれた気がする……

7日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

助手「ああ、かばん。こんなところにいたのですね」バサバサ

かばん「あれ、今日は一人なんですか?」

助手「ハカセなら今朝急いだ様子で外へ出て行ったのです。そんなことよりオマエのヒトとしての知識を貸して欲しいのです。今は緊急事態なのですよ」

かばん「緊急事態……?」

助手「これを見るのです」スッ

かばん「これは……木のプレート? 真っ二つに割れてますけど」

助手「これはハカセ愛用の料理皿なのです。ふとしたはずみで真っ二つにしてしまったのですよ」

助手「このままではハカセにネチネチと嫌味を言われ続けてしまいます。そこでオマエの力でこれを直してもらいたいのです」

かばん「新しいものを用意するのは駄目なんですか?」

助手「ダメです。グルメのこだわりはマイカップ、マイスプーン、マイ皿と決まっているのですよ」

かばん「何ですかそれ……」

助手「安心するのです。すでに解決策は調べてあります。ヒトは物と物をくっつける道具を作ってたと本にありました。オマエはそれを本の通りに再現すればいいのですよ」

かばん「そうなんですか? それなら多分お手伝いできると思います」

助手「足りないところは手も爪も貸してやるですよ。さあハカセにばれる前に作るのです」


数時間後

かばん「できました!」

助手「感謝するですよ。さっそくハカセに届けてくるのです」バサバサ





かばん「あ、戻って来た。どうでしたか?」

助手「…………」



助手「ハカセも、助手の皿を真っ二つにしていたのです……」

かばん「えぇ~……」


ミミちゃん助手と仲良くなれた気がする……

7日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1
今日はもう寝る。イベント?みたいなものは5日毎を予定して次からはそこで複数人も対応できるように考えてる
あと、書く度に文章量が多くなってるせいで最初のスナネコとジャガーが割を食ってる感が否めない。ごめんね

キタキツネ「あ。かばん」

かばん「こんばんは、キタキツネさん。何か考え事ですか?」

キタキツネ「考え事というよりは……暇してた、かな」

キタキツネ「対戦用のゲームをみんなに紹介したら最初は面白がって遊んでくれてたんだけど……」

キタキツネ「だんだんと数が減っていって……すっかりボクしかやらなくなっちゃったんだ。みんな外で遊ぶ方が好きだって」

キタキツネ「ゲームは一人ででも遊べるけど、今はそういう気分じゃないっていうのかな……」

かばん「……よかったらボクにもやらせてくれませんか?」

キタキツネ「うん、いいよ。こっちに来て」



キタキツネ「こっちのレバーで回避して、このボタンで攻撃して、このボタンでガードして……」

かばん「お、覚えられるかなぁ……?」

キタキツネ「じゃあ、1回やってみよっか」



かばん「手も足もでないや……」Lose

キタキツネ「むふー」Win

キタキツネ「でもかばんはすごいね。すぐに操作を覚えちゃうんだもん。きっと磨けば実力が光るよ」

かばん「そ、そうですか?」

キタキツネ「本当はもっと練習したいけどあまり遅くまでゲームしてるとギンギツネに怒られちゃうし……。かばんがよかったらまた来てくれる?」

かばん「はい! また機会があればぜひ!」


キタキツネと仲良くなれた気がする……

8日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

かばん「あ、トキさん。今日は何をしてるんですか?」

トキ「今日はイメージトレーニングをしてたの。これなら声を出さないから周りに迷惑をかけないわ」

かばん「前は……大変でしたね」

トキ「あれから少し考えたんだけど、私自身もあまり歌い過ぎると喉を痛めるから歌う回数を減らすようにしたの」

トキ「だからこのイメージトレーニングを活用してみようと思って」

かばん「イメージトレーニングで歌が上手くなれるんですか?」

トキ「自分がイメージする最高の自分……それを真似して歌えばきっと上手くなれるはずよ」

トキ「大きなステージ、その前で私の歌を待つ大勢のファン、そして満を持して登場する私……」

トキ「これだけ想像できれば自然に喉も最高の状態に……」



トキ「私から~♪゛みんなに~捧げる~♪゛私の歌~♪゛」ボエー



トキ「どうだった?」

ボス『イメージト現実ガ乖離シスギテヨリ酷ク聞コエタヨ』

トキ「」

かばん「ちょっとラッキーさん!?」


トキとさらに仲良くなれた気がする……

8日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

スナネコ「かばんじゃないですか。かばんもお散歩ですか?」

かばん「そういうわけじゃないですけど……」

スナネコ「では一緒にどうですか? 夜はいろんな発見がありますよ」

かばん「はい。といっても夜にしかない発見ってどういうものがあるんですか?」

スナネコ「そうですね。まずなんといっても景色が違います」

スナネコ「昼間歩いた道も夜には暗くなって視界が利かなくなるんですね」

かばん「それって危ないだけなんじゃ……」

スナネコ「ボクは猫の仲間なので夜目が利くから問題ないですよ。危ないものがあったらかばんにその都度知らせるので」

スナネコ「でも暗いのは悪いことばかりじゃないですよ。暗い中で光るモノはとーっても綺麗で!」

かばん「へえー。いつか見れればいいな」

スナネコ「そうですね……あ! あそこにキラキラしたものが落ちてますよ」

かばん「うわぁ……。確かに夜だとこんなに小さいカケラでもひときわ綺麗に見えますね」

スナネコ「ね? 新鮮な発見があって面白いでしょう?」

かばん「他にももっと教えてくれませんか? 夜の発見について!」

スナネコ「そうですね……」



スナネコ「後は自分で探してください……」

かばん「説明を飽きないでください!」

スナネコ「あとこのキラキラもいらないのであげます」


スナネコとさらに仲良くなれた気がする……

9日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

かばん「あそこにいるのは……フルルさんかな?」

フルル「あれ~? あなたは確か~……かばさん?」

かばん「カバじゃなくてかばんですよ」

フルル「あ、ごめんね~。大事なファンなのに名前忘れちゃって」

フルル「かばんさんもご飯食べに来たの? ここで食べるご飯は美味しいんだよね~」

かばん「ご飯ですか……? そういえば今日はまだ食べてなかったっけ」

フルル「じゃあはい。私のジャパリまんあげるよ~」

かばん「え、いいんですか?」

フルル「うん。レッスンの後はお腹がたくさん減るからジャパリまん多めに持ち歩いてるの」

フルル「えへへ、ファンと食べるご飯も美味しいね~。こういうのを次のライブの企画に提案してみようかな~?」

かばん「そうですね、ボクも誰かと食べるご飯は大好きです」

かばん「それに、いつも5人一緒にいるイメージがあったのでこうやってフルルさんとお話できるのも珍しいことですし」

フルル「…………?」キョロキョロ

フルル「あれ? 他のみんなはどこにいるんだっけ?」

かばん「ええっ! も、もしかしてフルルさん……迷子なんじゃ」

フルル「え~っと……道にあった石が卵に似てたからそれを拾おうとして~」

フルル「落として転がっちゃったからそれを追いかけてきただけだよ?」

かばん「間違いなく迷子ですよ~。……よし、ボクがみんなのところまで案内します!」

フルル「わー、ありがと~」


フルルと仲良くなれた気がする……

9日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

ヤマアラシ「あ、かばんさん、ですぅ……」

かばん「ヤマアラシさん。何か悩み事ですか?」

ヤマアラシ「はい……。私、みんなから怖がられてるんじゃないかと思って……」

かばん「怖がられてる?」

ヤマアラシ「最近はちほーを越えた交流も増えてきて友達も増えてきたと感じているんですぅ……」

ヤマアラシ「でも、みんなこの針を恐れて距離をおいてるんじゃないかと!」

かばん「たしかにすごい針ですよね……」

ヤマアラシ「動物の頃なら外敵から身を守ったり攻撃をしかけれたこの針ですが……」

ヤマアラシ「いざ他のみんなと触れ合おうと思っても怖がる原因にしかならないんですぅー!」

ヤマアラシ「これじゃお互いに身体を温め合うこともできないですぅー!」

かばん「でも、ヘラジカさんたちとは仲良くしているんですよね?」

ヤマアラシ「あれはヘラジカ様の性格もあってできたことなので……」

かばん「きっと大丈夫ですよ。ヤマアラシさんはその針を使ってフレンズさんたちを襲うわけじゃないですし」

かばん「それに、ボクはヤマアラシさんを怖いとは思いません。ちゃんと周りのことを考えることのできる優しい方ですから」

ヤマアラシ「かばんさん……」

ヤマアラシ「あ、ありがとうですぅー! 感極まって針も逆立ってますぅー!」

かばん「うわぁっ!! びっくりした……」


アフリカタテガミヤマアラシと仲良くなれた気がする……

10日目


かばん「巨大セルリアン討伐時にサーバルちゃんが紙飛行機を投げてボクの救出に一役買ってくれたそうだけど……」

かばん「その影響かフレンズさんたちにボクが紙でいろんなものを作れるって噂が広まっちゃったみたい」

かばん「作り方を教えてほしいって言ってたフレンズさんもいたし……」


折り紙に興味があるのは?
下1~3
ダブったらその分安価下

ハカセ「さあ、かばん。オマエが1枚の紙から別のモノを作り出す様をハカセに見せるのです」

ハシビロコウ「じー……」

カワウソ「わーい! おもしろそー!」

かばん「はい。じゃあサーバルちゃんに教えた紙飛行機ですけど……」

かばん「ここを折って、ここをこうすれば……」

カワウソ「すっごーい! 形が全然ちがーう!」

ハシビロコウ「わぁ……」

ハカセ「なるほど。大体わかったのです。ハカセにかかればちょいちょいで出来あがるのです」

かばん「それじゃあみんなで作ってみましょうか」



かばん「ハシビロコウさん、そっちじゃなくて逆に折るんですよ」

ハシビロコウ「あっ、本当だ」

かばん「あああ、そんなにしわを作ったら飛べなくなっちゃいます!」

ハカセ「ちょ、ちょっと力が入りすぎただけなのです」

かばん「スゴいですね、完璧にできてます!」

カワウソ「ふっふーん! 手先には自信があるんだ!」



かばん「次は作った飛行機を飛ばしてみましょう」

かばん「まずはお手本を見せますね。親指と人差し指で紙を持って、力を入れずに前に」シュッ

ハシビロコウ「あんなに遠くまで飛ぶんだね」

ハカセ「さすがヒト。投擲に優れた生き物なのです」

カワウソ「わーい! 私もやってみよーっと!」



カワウソ「えーい!」ペチン

カワウソ「きゃはは! 墜落しちゃった!」

かばん「力を入れすぎですよ。もっと緩めて」

ハカセ「なかなか前に飛ばないのです。かばん。コツを教えるですよ」

かばん「風向きを考慮してみたらどうでしょうか?」

ハカセ「追い風ですか。我々も空を飛ぶ時は気を使っているのです。翼を持つもの同士、似たようなところがあるのですね」

ハシビロコウ「……………………」

かばん「フォームはできてますね。あとは投げるだけです」

ハシビロコウ「……………………」

かばん「ハシビロコウさん?」

ハシビロコウ「あ、ごめん! 機を伺っちゃってて……」



かばん「どうでしたか? 初めての折り紙」

ハカセ「中々奥が深いのです……。かばん! もっと遠くまで飛ばせる飛行機の作り方を教えるですよ!」

カワウソ「とーっても楽しいよー! ねえねえもっと色んなモノ折って見せてー!」

ハシビロコウ「良ければ私にも見せて欲しいな。かばんちゃんが何を作ってるか考えるの、とってもワクワクするから……」

かばん「ありがとうございます! それじゃ次は……」


みんなと仲良くなれた気がする……

プレーリー「~~~~~!!」ジタバタ


かばん「あれって……プレーリーさん!?」


かばん「よっこらっしょ……っと!」スポッ

プレーリー「ふぅ~。毎度毎度ありがとうであります!」

かばん「今日は一体どうしたんですか?」

プレーリー「土の質を調べていたでありますよ。ちほーを越えた移動をすれば新しい発見がありますから」

プレーリー「土の感触、掘り心地、調べるものはいっぱいありますよー!」

プレーリー「そうだ! かばん殿も一つ掘ってみてはいかがでしょうか? 気持ちいいでありますよ~!」

かばん「ボクは……そんなに掘るのは得意じゃないので」

プレーリー「そうでありますか……。あ! でもハカセたちが言ってたであります! ヒトは道具を使えばこーんなに大きな穴を! 簡単に! 掘ることができると!」

かばん「道具ですか……」

プレーリー「穴掘りをする者としてはとても興味深いであります! 一体どんな道具なんでしょう!」

プレーリー「やっぱり、こう……大きなツメがついていたりとか?」

プレーリー「それとも、土を吹き飛ばす何かがあったり?」

プレーリー「ま、まさか、土を食べたりとかー!?」

かばん「さすがにそういうことをする道具は見たことないです……」

プレーリー「うむむ……考えれば考えるほど無限に可能性が広がっていくであります」

プレーリー「かばん殿! ぜひとも土を掘れる道具を手に入れたら自分に見せてほしいでありまーす!」


プレーリーと仲良くなれた気がする……

11日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

かばん「カメレオンさーん」

カメレオン「あ、ど、どうも……でござる。よく拙者がいると分かったでござるね」

かばん「え? 確かに暗かったですけど、そこまで見分けるのが難しいわけじゃ」

カメレオン「いや、拙者も忍び。夜の手助けもあり周りと同化できていると思っていたのでござるが……」

カメレオン「それがこうもあっさりと……敵わぬ相手でござる」

かばん「あれから隠密行動の成果は出ているんですか?」

カメレオン「バッチリでござる! ヘラジカ様の戦いを影から支えるのはまさに忍びにふさわしい働き!」

カメレオン「みんなも拙者の活躍には驚かされると言っているでござるよ」

かばん「良かったです。カメレオンさんが満足しているみたいで」

カメレオン「いや、これも拙者の能力の活躍方を教えてもらったおかげでござる。改めて御礼を言わせて欲しいでござる」

かばん「そんな、ボクはそんな大したことは……」

カメレオン「謙遜する必要はないでござる。これからももっともっとこの能力を磨いていくでござる!」

カメレオン「そうそう、最近は能力を使わずとも日常的に気配を消せることもできているでござる」

カメレオン「話しかけると驚きはされるでござるが、拙者の特訓の甲斐あってのことだと思うと……」

カメレオン「あ、でも拙者が来ないうちに試合を始めてたことがあったでござる。あれはちょっと悲しかったでござるよ」

かばん「カメレオンさん、それって単に存在感が薄くなってるだけなんじゃ……」

カメレオン「えっ……」

カメレオン「えぇ~!? 忍びと言えどさすがにそれは嫌でござる~!!」


パンサーカメレオンと仲良くなれた気がする……

12日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

ギンギツネ「あら、かばんじゃない。ちょうど良かったわ、少し知恵を貸してほしいの」

かばん「知恵、ですか?」

ギンギツネ「ええ。今、雪山地方の温泉をもっと多くのフレンズに広められないかと思って」

ギンギツネ「雪山に住む子たちには人気で、新しい温泉が湧く度に多くが訪れるんだけど……」

ギンギツネ「やっぱり、他の地方から来る子は雪山自体が苦手な子も多くて。サーバルも寒いのは苦手だって言ってたでしょ?」

かばん「はい。そう言ってました」

ギンギツネ「そういうわけだから何とか考えを巡らせてはいるんだけど……」

かばん「確かに難しそうですね……。でも、どうして温泉のこと広めようと?」

ギンギツネ「あなたたちが温泉に入ってたときの顔がとっても幸せそうだったから。それに、服を脱げることを知らない子も多いでしょう? それを知ったらもっと気持ち良く浸かれるはずよ」

ギンギツネ「それで、まずは口伝えに温泉のことを話してみたけど、どうも効果がないみたい」

ギンギツネ「移動の手間かしら? あなたたちはバスで来たけど、みんながみんなバスで来れるわけじゃないし……」

かばん「お湯を引っ張ってくるのはどうでしょうか」

ギンギツネ「温泉のお湯を運んでくるってこと? 時間がかかって冷めちゃわないかしら」

かばん「えっと、何か筒みたいなものを地下に埋めてそこにお湯を流すんです。あとは流した先でお湯を汲めば別の地方でも温泉が楽しめるんじゃないかと」

ギンギツネ「温泉は高い位置にあるから流すのは難しくなさそうね。あとは道具だけど……」

ギンギツネ「多分、装置の近くに使われなくなった部品があるからそれで賄えるかもしれないわね」

ギンギツネ「ありがとう、かばんのおかげで前進したわ。いい報告を待っててね」

かばん「頑張ってくださいね!」


ギンギツネと仲良くなれた気がする……

12日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

アルパカ「あ~! 待って、待ってぇ~!」



かばん「あれはアルパカさん……? それに転がってきたこれは……」

アルパカ「あぁよかった~。誰かが取ってくれなきゃ延々と走るとこだったよ~」

かばん「はいどうぞ。何があったんですか?」

アルパカ「いやねえ、ハカセのとこから果物貰って帰ってくる途中で落っことしちゃってさあ!」

かばん「すごい量を持ってますね。いくつか持ちましょうか?」

アルパカ「いやあこれくらいどうってことないよぉ! 荷物持ったまま山登るのは大変でしょ?」

かばん「でもどうして大量の果物を?」

アルパカ「紅茶に使えないかなって思ってねぇ。一緒に出せばよりおいしく感じられるんじゃないかな~?」

かばん「いいですね、それ! 小さく切って飾りみたいに付けるのもいいかもしれません」

アルパカ「おぉ~! それならお客さんも見ただけで楽しんでくれるはずだよぉ!」

かばん「見た目なら注ぐカップなども変えてみるとまた違った反応が楽しめるんじゃないでしょうか」

アルパカ「すごいね~、どんどん素敵なアイデアが思い付いていくんだもの!」

アルパカ「いいアイデアが湧いてくると早く作りたくなるね~! 新作の味見、お願いできないかなぁ?」

かばん「はい、喜んで!」


アルパカとさらに仲良くなれた気がする……

13日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

オオカミ「やあ、かばん。暇なら少し話し相手になってくれないかな?」

かばん「オオカミさん。ボクでよければいいですよ」

オオカミ「ありがとう。執筆に一息ついて退屈していたからね。一匹狼とは言うが、私は大人数で話す方が好きなんだ」

かばん「オオカミさんは漫画を描いているんですよね。ボクもいつか読んでみたいです」

オオカミ「漫画は私の想像したことを端的に表してくれるからね。ハカセたちには感謝しているよ。私の漫画本が世に出ているのも彼女たちのおかげさ」

かばん「漫画って具体的にはどうやって描くんですか?」

オオカミ「描くこと自体は難しくないよ。ペンを握って描きたいものを描くだけだからね」

オオカミ「でも、他人に見せるとなると話は別だ。絵は分かりやすくしなきゃいけないし、読者が読みやすい構図を作らなきゃいけない」

オオカミ「それに、他人に違和感のある動きを指摘されちゃうこともあるからね。事前の下調べも徹底的に行わなきゃ」

かばん「工夫をしてるんですね。大変じゃないんですか?」

オオカミ「大変だよ。でもそれ以上に私の漫画を楽しみにしてくれている子がいるからね」

オオカミ「体調を崩さないようにしながら、早めに次の漫画を届けられるようにしているよ」

オオカミ「かばんも漫画に興味があるなら一度描いてみるかい?」

かばん「ぼ、ボクには無理ですよ~」

オオカミ「こんな話があるんだ。夜中にペンと原稿を置いておくと朝になったら勝手に漫画が出来あがっていてね」

オオカミ「親切なオバケが描いてくれたのかな? って思うけど、実は犯人はこの世に未練を持ったオバケが描いたと言われ最後のページには真っ赤な……」

かばん「うわああぁぁぁ~!!」

オオカミ「……なんて冗談だよ。いい顔いただきました!」


タイリクオオカミと仲良くなれた気がする……

13日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

プリンセス「~♪ ……ん? かばんじゃない、どうしたの?」

かばん「すみません。鼻歌が聞こえてきた方に来たら、プリンセスさんがいて。気持ち良く歌ってたので邪魔するのもどうかと思って……」

プリンセス「気にしないで話かけてくれてもよかったのに」

かばん「海を、見てたんですか?」

プリンセス「ええ。動物だったころの名残なのかしらね、海を見てると自然と心が落ち着くの」

プリンセス「自分からアイドルをやろうって言い出した身だけど、たまには全部忘れて泳いでいたいって思う時もあるのよね~」

かばん「マーゲイさんに泳ぐことをパフォーマンスの一部として入れてもらったらどうです?」

かばん「みなさん、泳ぎはとっても上手ですし、絵としてはとっても映えると思います!」

プリンセス「なるほど……。そういうのもアリかもね!」

プリンセス「ちなみに、かばんは泳ぐのは得意なの?」

かばん「一応は、泳げますけど……。服が張り付いてどんどん沈んじゃうんですよね」

プリンセス「じゃあその服が無ければ早くなれるの?」

かばん「楽にはなりますけど……さすがに恥ずかしいですよ!」

プリンセス「うーん。泳ぐのには向いてないフレンズなのかしら」

プリンセス「でも、泳げるなら一緒に水泳を楽しむことはできそうね!」

プリンセス「うちのジェーンなんかもうすっごい速さで泳ぐんだから! メンバーでは誰も追い付かないの!」

かばん「ボク、置いていかれないですかね……?」

プリンセス「その時はかばんに合わせるから大丈夫よ。私たちがレクチャーすればフレンズ界一も夢じゃないわ!」


プリンセスと仲良くなれた気がする……

14日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

ヒグマ「ん、かばんか。何の用だ」

かばん「ヒグマさんとお話がしたくて……今は大丈夫ですか?」

ヒグマ「まあ、今は特別仕事中ってわけでもないからな。その辺に適当に腰かけててくれ」

かばん「あ、はい」

ヒグマ「ハンターも年がら年中動かなきゃいけないが、個人の活動には限界があるからな。たまには休憩も必要になる。ほら、ジャパリまんだ」

ヒグマ「私が休んでてもキンシコウやリカオンが何とかしてくれるだろう。並程度のセルリアンなら簡単に討伐してくれる」

かばん「信頼してるんですね、お二人のこと」

ヒグマ「まあな。二人にもしっかりした実践演習が必要だからこういうのはいい機会となる。私だけが強くても私が倒れた時が大変になるし」

ヒグマ「まだまだセルリアンは多いが前ほどデカイやつはこの先当分は出てこないはずだ。お前たちも安心して生活するといいぞ」

かばん「ありがとうございます。こうして安全に生活できるのもハンターのみなさんのおかげですもんね」

ヒグマ「そのセルリアンと戦うやつの近くにいるってことは最も安全から離れた場所だって自覚できてるのか?」

かばん「あはは……」

ヒグマ「ったく、次取り込まれても本当になんとかできないかもしれないんだからな。もっと危機感を持ってくれよ」

ヒグマ「さて、話はこれくらいにしてトレーニングでもするか」

かばん「どんな内容なのか教えてもらってもいいですか?」

ヒグマ「中身は素振りに腕立て、腹筋、滝行、発声練習、その他諸々……見てても面白いものじゃないぞ」

かばん「ひえぇ……そんなメニューをこなしているんですか!?」

ヒグマ「今日は話しこんでいつもより半分の時間しか取れないが、それでも手を抜かないのがサイキョーの道なんだ!」


ヒグマと仲良くなれた気がする……

14日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1
おやすみなさい

フェネック「や、かばんさーん。元気してるー?」

フェネック「前のセルリアン騒動は散々だったからねー。記憶に関する後遺症とか大丈夫?」

かばん「はい。今のところ問題は見受けられません」

フェネック「そりゃよかったよ。せっかく無事だったのに記憶が無かったら後味悪いし」

フェネック「それにしても……」ジロジロ

かばん「……?」

フェネック「ヒトって不思議な生き物だねー。セルリアンに食べられた後だからこれが本当の姿なんだって?」

かばん「ハカセたちもそう言ってました。ボク自身はあまり自覚はないですけど」

フェネック「それじゃここから別の島にかばんさんの様な姿をしたヒトがたくさんいるのかなー?」

かばん「かもしれませんね。いつか会えるといいです」

フェネック「あ、でもみんなが同じかばんを背負ってたらかばんさんって呼べなくなっちゃうかもだね」

かばん「確かに。せっかくサーバルちゃんに名付けてもらったのに、なんか申し訳ないや」

フェネック「個体ごとに異なる特徴があればいいんだけどねー。いざとなったらサーバルかアライさんが新しい名前を付けてくれるよ」

かばん「そのためにも早く新しい船の代わりを見付けなきゃいけませんね」

フェネック「きっと見つかるよー。かばんさんの力になりたいって思ってるフレンズもいるからね」

フェネック「それじゃあ夜も更けてきたし、私はアライさんを拾ってお休みしようかなー」

かばん「そういえばアライさんの姿が見えませんけど……」

フェネック「道を踏み外して崖から落ちちゃったんだ。多分下の方でのびてると思うけど」

かばん「悠長に話してて良かったんですか!?」

フェネック「大丈夫大丈夫。アライさんだからねー。ばいばーい」


フェネックと仲良くなれた気がする……

15日目


かばん「雪山地方の温泉宿でフレンズの数人とお泊り会をすることになりました」

かばん「早く来すぎたのかまだ誰の姿も見えないけど……」

かばん「あ、あれがそうかな?」


お泊り会の参加者は?
下1~4
ダブったらその分安価下

サーバル「かばんちゃん! 今日はいーっぱい遊ぼうね!」

アミメキリン「旅館……事件の匂いがするわ! この名探偵アミメキリンの出番のようね!」

アライグマ「ふっふっふ……! アライさんがこの旅館で伝説を作ってやるのだ!」

トキ「温泉……喉に効く温泉はないかしら」

かばん「それじゃあ荷物を置いたら外で遊びましょう!」



アライグマ「ふははははー! 見るのだ! これほどに大きい雪だるまはアライさんにしか作れないのだ!」

アミメキリン「よく見ると顔が描いてあるわね……。分かったわ! これはシマウマを模したものね!」

アライグマ「全然違うのだ! これはアライさんの顔を真似して作ったのだ!」

アミメキリン「いいえこれはシマウマよ! 隠すとためにならな……ぶっ」ベチャ


サーバル「ごめーん! そっちに雪玉飛んでっちゃったー?」


アライグマ「雪合戦なのだ? アライさんも交ぜるのだー!」

トキ「苦手な雪原なのにサーバルは随分早い動きをするわね」

かばん「動けば温かくなるって言ってたし……二人がかりでも捉えられないですね」

サーバル「ふっふーん! そう簡単には当たらないよー! みゃみゃみゃみゃみゃみゃー!」

アライグマ「サーバルの動きはとっても早いのだ! 何か動きを止める方法はないのだ?」

トキ「じゃあ……」


トキ「私は~トキ~♪゛仲間を探して~♪゛」ボエー

サーバル「うぎゃああああぁぁ!」


かばん「すごい突破法だね……」

アライグマ「でも味方まで動けなくなるのだ……」

アミメキリン「あ、雪だるま壊れた。恐るべし、トキ……!」

サーバル「うぅ……ひどい目にあったよ……。まだ頭がクラクラする……」

かばん「ごめんね。こうやって温泉に浸かってれば落ち着けると思うけど」

アライグマ「ふ~、ごくらくなのだ~!」

トキ「あ~、あ~。温泉は声がよく通るわね。ここで歌えばもっと上手く聞こえるかも」

サーバル「そ、それは私が困るよ!」

トキ「心配しないで。私も今は温泉の方を楽しんでいたいから……」

アライグマ「かばんさん。アライさんが体を洗ってあげるのだ。アライグマは洗うのが得意なのだ!」

かばん「そうですか? お願いします」

アライグマ「そ~れ! なのだ!」ゴシゴシ

かばん「あ、泡が……もごもご」

サーバル「うわ~! かばんちゃんが泡だらけに! 私も交ぜて交ぜて!」

アミメキリン「温泉は様々な効能があるみたいね。どれどれ、頭が冴える温泉は、っと……」

トキ「それならあっちに頭に効くと噂の温泉があったわ」

アミメキリン「本当に!? さっそく行ってみるわ!」

かばん「ぷはっ。そんな温泉あったっけ……?」



『効能:頭痛』



かばん(確かに頭は冴えるけど……)

アミメキリン「これでますます探偵としての活躍が期待できるわね♪」

サーバル「すっかり夜になっちゃったねー」

アライグマ「アライさんはまだまだ遊べるのだ!」

トキ「あなたたちはいいけれど私やかばんはもう厳しいわ……」

かばん「ふわあ……」

アミメキリン「疲れた時は寝るのが一番よ。寝れば頭が冴え渡るもの!」

かばん「それじゃ、おやすみなさい……」






<……ダー!

<……コレガ……デ

<……キット……ネ!


かばん(何か聞こえる……?)

かばん「サーバルちゃん……? あれ、いない」

かばん「どうしよう……」

かばん「……よし!」



かばん「だ、誰かいますか~?」





サーバル・アライグマ・アミメキリン「「「あっ」」」


かばん「な、何してるの……?」

サーバル「かばんちゃんか……びっくりした~」

アライグマ「遊び足りないからここにあったゲームで遊んでいたのだ!」

アミメキリン「わ、私は起きたら二人がいなかったから事件の匂いがすると踏んで調べてたのよ!」

トキ「その割には一緒に遊んでるように見えたけど」

サーバル「トキ! いつの間に」

かばん「もう~、ちゃんと寝なきゃダメだよ?」


みんなと仲良くなれた気がする……

16日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

ごめん、ツキノワグマはセリフが少な過ぎるのとキャラを把握するのが難し過ぎるのでパスで
代わりに下のアリツカゲラ書く

アリツカゲラ「こんにちは~、かばんさん」

アリツカゲラ「突然で申し訳ないのですが、いくつか質問をさせてもらってもよろしいでしょうか?」

かばん「はい、何でしょうか」

アリツカゲラ「かばんさんはヒトのフレンズだとお伺いしておりますが、ヒトとはどんなお家を好むのですか?」

かばん「基本、野宿かバス内の睡眠でしたから……どこを好むとかそういうのはあまり考えたことはないですね」

アリツカゲラ「そうでしたか……。でしたら、土の上と草の上、どちらの方が寝心地いいと感じますか?」

かばん「それでしたら、草の上の方が好きですかね」

アリツカゲラ「なるほどなるほど」

かばん「あの、一体どうしてそんなことを?」

アリツカゲラ「私、フレンズのみなさんには快適に過ごしてもらえるように努めてますので~」

アリツカゲラ「それはヒトのフレンズであっても例外ではありません。ですからパーク内唯一のヒトであるかばんさんにお話をお伺いに」

かばん「ヒトなんてボクしかいないのに……わざわざありがとうございます」

アリツカゲラ「いえ~、きっと島の外にたくさんのヒトがいるはずですよ。そしてその方々に訪れてもらい、快適に過ごしてもらいたいんです」

アリツカゲラ「そのために、私ももっとヒトについて色々知る必要があるんですよ~」

かばん「分かりました。そういうことならボクも協力します!」

アリツカゲラ「ありがとうございます~。それでは次の質問です、高い所と低い所、どちらを好まれますか?」

かばん「木登りのおかげで高い所には慣れたけど、ヒトってみんな高いところが好きなのかな? でも、まだ高い所から落ちたら怖いって気持ちもあるし……」

アリツカゲラ「つまりどっちでも問題無いってことですかね~?」


アリツカゲラと仲良くなれた気がする……

16日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

かばん「あれ、なにか転がってきた」

ライオン「あ~、かばん~、それとって~」

かばん「ライオンさん。はい、どうぞ」

ライオン「さんきゅさんきゅ~。いやあボール遊びってさー、楽しいけどボールが遠くいっちゃうと取りにいくのがめんどくさくてねー」

ライオン「こうねー、ごろごろごろーってねー。一日中やってても飽きないよ~」

かばん「一日中って……」

ライオン「だらだらしてー、ぐうぐう寝てー、平和っていいねー」

かばん「ライオンさんはのんびりと過ごすのが好きなんですね」

ライオン「そだよー。ごろごろしてれば体力も使わずすむからねー。有事の際に動けなきゃってヤツ?」

ライオン「あ、でも食事はたくさん取るよ。栄養がないと死んじゃうからね」

ライオン「かばんも一緒にごろごろする? うちの部下やヘラジカはそういうのあんま好きじゃないみたいだからさ」

かばん「ど、どうやるんですか?」

ライオン「簡単だよー! 地べたに転がってー後はぐうたらするだけ」

かばん「こうですか?」

ライオン「固くなりすぎないようにね。はい、ボール」コロコロ

かばん「あ、はい。こうやって返すのかな?」コロコロ

ライオン「おおー、うまいうまい。じゃ、もう一回!」コロコロ


コロコロ……


かばん「明後日の方向に行っちゃった……」

ライオン「取りに行くのめんどいし、後ででいっかー」


ライオンと仲良くなれた気がする……

17日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

ハカセ「これは……参りましたね。非常に参っているのです」

かばん「はあ……」

ハカセ「長の危機はパークの危機。かばん、オマエはこれをどう見るですか」

かばん「どう、と言われても……」



かばん「ハカセが壺にすっぽりと収まって頭だけ出ているこの状況をですか……?」

ハカセ「状況を十分に理解できているようですね。フレンズ助けだと思って早くするのです」

かばん「状況は理解できてても頭が追いついてませんよ。どういうことですかこれは」

ハカセ「助手が留守のために空中で本を読んでいたら本を壺の中に落としてしまったのです。それを取ろうとしてこんなことに」

ハカセ「このままでは長としての威厳が保てないのです。たまたま通ったのがオマエで助かったですよ。オマエは口が堅そうですからね」

かばん「とりあえず引っこ抜いてみますか」

ハカセ「優しく扱うですよ。ハカセはデリケートなので」

かばん「ふんっ……!」グググ

ハカセ「イタタタ! やめるのです! ダメですね、これは」

かばん「壺も硬いし手元の道具じゃ壊せそうにないや……。食べ過ぎなんじゃないですか?」

ハカセ「失礼な! ハカセは例え食べてすぎていても一瞬でスリムになることができるのです!」

かばん「……それを使えば脱出できるんじゃ」

ハカセ「……細くなるには刺激を受ける、つまり驚くことなのです。長として、そのような姿を見せるわけにはいかないですよ」

かばん「今も十分見せられない姿だと思いますけど……」


かばん(結局無理やりビックリさせて細くなったところを引っこ抜きました)


コノハ博士と仲良くなれた気がする……

17日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

キンシコウ「はぁっ! やぁっ!!」ブン


かばん「うわぁ~、すごい棒捌きですね」

キンシコウ「かばんさん。まだまだですよ、このレベルでは」

キンシコウ「前の戦いで私は途中で倒れてしまって……自分の力不足を実感しました」

キンシコウ「ヒグマさんやリカオンの足を引っ張るわけにもいかないし、もっともっと己を鍛えなきゃと」

かばん「でも、あまり自分を追い詰め過ぎない方が」

キンシコウ「……そうですね。やっぱり今はまだあの二人の背中を追うことになりそうです」

キンシコウ「二人はすごいんです。ヒグマさんは自分より大きい相手にも先陣を切り、リカオンはチームプレーのいろはを備えています」

かばん「キンシコウさんがボクたちを助けてくれた時もすごかったじゃないですか」

キンシコウ「ありがとうございます。私もまだまだ未熟ですがみなさんを守れるように奮闘しますので!」

かばん「良ければもう少しハンターさんたちについて教えてもらえませんか?」

キンシコウ「ヒグマさんは強くて頼れる方です。彼女あってのハンターチームだと私は思っていますよ」

キンシコウ「ただ、ちょっと人当たりが強いのが……。悪い方じゃないんです、私の方でももう少し言い方を優しくしてもらえるようには言っているのですが……」

かばん「大丈夫ですよ、ヒグマさんの優しさは理解しています」

キンシコウ「リカオンは私たちの戦闘をよく支えてくれています。縁の下の力持ちというやつですかね」

キンシコウ「難点としてはちょっと臆病な点でしょうか……。戦闘以外ではそういうところに和まされますけどね」

かばん「お二人のこと、よく見ているんですね。息が合うのも納得です」

キンシコウ「お互いのことをよく知り尽くすことが大事ですからね。かばんさんもサーバルさんや他のフレンズともっと仲良くなれることを祈っていますよ」


キンシコウと仲良くなれた気がする……

18日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1
今日はこの辺で

かばん「こんにちは、ビーバーさん」

ビーバー「かばんさん。こんにちはッス」

かばん「何か描いてるんですか?」

ビーバー「ああ、これは遊園地の復興イメージ図ッスよ。先の戦いで遊園地も破損部分が出てきちゃったんでオレっちが修理を任されたんです」

ビーバー「とは言え、実行するのは指示だけで実際の労働は他のみんなに任せることになっちゃうッスけど……」

ビーバー「大変な力仕事に加われないのは申し訳ないッス……。こんな性格じゃなければ……」ガジガジ

かばん「みなさんはビーバーさんの知識を求めてますから。そう落ち込まなくても」

ビーバー「かばんさんは前向きッスね。オレっちも見習いたいッス」

ビーバー「決めたッス! オレっちもかばんさんみたいになって心配事に負けない性格になるッス!」

かばん「ええっ!? ボクなんかを真似する必要はないと思いますけど」

ビーバー「いえ! きっとかばんさんの生き方にはオレっちを変える何かがあるはずッス!」

ビーバー「というわけでかばんさん、まずは簡単に物を作ってほしいッス。オレっちがその振る舞いを真似すればコツを掴めるんじゃないかと」

かばん「うーん。とりあえずやれるだけやってみようか……?」


かばん「ここをこれくらいに切って……」

ビーバー「大きさは大体あれくらい……。ではさっそく……でもズレたら完成にも影響が。それなら大きめに切って後で調整を……いや途中で木材が足りなくなる可能性も」

ビーバー「ううううう……」ガジガジ

かばん「前途多難だなあ……」


アメリカビーバーと仲良くなれた気がする……

18日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

かばん「あ、コウテイさんだ。コウテイさーん!」

コウテイ「ん、かばんか。……かばんにも意見を求めるのもいいかもしれないな」

かばん「どうしたんですか?」

コウテイ「今、リーダーについて考えていたんだ。リーダーは群れを束ねる者だ、私も3代目PPPを引っ張る身として考えないわけにもいかなくてね」

コウテイ「そのためにオオカミやライオンみたいに群れを作るフレンズにリーダーとしてのアドバイスを訊いて回っているんだ」

コウテイ「ハカセから聞いたけどヒトは群れを作って生活する生き物だったらしいじゃないか。かばんも群れを生きるフレンズとして、アドバイスをくれないか?」

かばん「実際に群れを作ったことはありませんが……。統率力、気遣いみたいなところがあげられるんじゃないでしょうか」

コウテイ「なるほどな。リーダーたるもの下の状況を把握するのは常か」

かばん「あとは責任面の問題とかもついてきますね。相手からの信頼を得るためにも切っても切れないものだと思います」

コウテイ「う……そ、そうだな。皆がついてこれるようにするには多少の覚悟もないと」

コウテイ「しかし、何かしら問題を起こして辞職騒動になったらそのときは……」

コウテイ「一躍パークの有名人になってしまう……別の意味で」

コウテイ「そうだ! 今から謝罪会見の練習を!」

かばん「お、落ち着いてください! まだ問題が起きるって決まったわけじゃ」

コウテイ「はっ、そうだった。情けない、群れのトップだと言うのにこんな簡単に取り乱してしまうとは」

かばん「でも、今までもずっと困難を乗り越えてきたのも事実ですよ。頼れる仲間は周りにたくさんいるんですから」

コウテイ「ありがとう。確かに、多少の困難ならフレンズ化の前から味わってきているからね、へこたれてもいられないな。また何かあったら相談にのってくれないか」

かばん「はい。任せてください」


コウテイと仲良くなれた気がする……

19日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

オリックス「どうした、私に何か用か」

かばん「いや、その、立ったままでずっと動かないから何をしているのか気になって……」

オリックス「今は精神を集中させていたんだ。来るべき合戦に備え、足を引っ張るわけにはいかないからな」

かばん「合戦って……もう危ない武器は使わないからそんなおどろおどろしい言い方をしなくても」

オリックス「分かっていないな。形は変われど勝負は勝負。私が腑抜けた姿を見せたら大将の顔に泥を塗ることになるからな」

オリックス「私が己を鍛えることは大将のためでもあるということだ!」

かばん「な、なるほど。ライオンさんを想ってのことなんですね」

オリックス「部下である以上、大将には最高の形で満足してもらいたいからな」

かばん「でも、それならもっと楽しんで遊んだ方がライオンさんも喜ぶと思いますけど」

オリックス「そうだろうか。確かに大将は勝ち負けには拘らないが、それなら負けるより勝った方が気分がいいだろ」

かばん「負けた後に作戦を練って、それから勝てばライオンさんも成長を感じてくれるんじゃないでしょうか」

オリックス「大事なのは敗北から何を学ぶか……ということか」

オリックス「もしかしたらヘラジカたちがまたお前たちから入れ知恵を貰う可能性もある。そうなるといつまで経っても向こうの作戦に気付けないまま敗北を重ねるかもしれん」

オリックス「このアラビアオリックス、常に戦場は変化を伴うことを忘れていた。お前の言葉がなければきっとがむしゃらに敗北に抗い続けていただろうな」

オリックス「敗北すらも糧とするその心意気……ぜひ参考にさせてもらおう」

かばん「お役に立てたようでよかったです」

オリックス「よーし、次は勝ち負けにこだわらず真面目に楽しんでやる!」


アラビアオリックスと仲良くなれた気がする……

19日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

オーロックス「おう! ちょうどいいとこに通ってきやがったな。おい、ちょっとツラ貸せよ」

かばん「え? ええええぇぇ!!?」


かばん(ど、どどどうしよう……人気のないところまで連れてこられちゃったけど……)

オーロックス「さて、そろそろ頃合いだな。よっと」ガシッ

かばん(ひえええ! も、持ち上げられた!?)

かばん「あ、ああああの、ま、まさか、食べ、食べたり……?」

オーロックス「はぁ? なに言ってんだ。うん、やっぱりちょうどいい重さだな」

かばん「え?」

オーロックス「お前を背負って運動すればいい筋トレになるんじゃないかと思ってな。その通りでよかったぜ」

オーロックス「重りになるものを探してたんだよ。この辺は誰も通らねえから多少うるさくしても困らねえんだが、逆に重りになるような物も無くてな」

かばん「そ、そうだったんですか……。よかったぁ……」

オーロックス「んじゃさっそく、かかるとすっか! こいつを括り付けて……」


オーロックス「まずは高速腕立てだ!」

オーロックス「続いて反復横飛び!」

オーロックス「仕上げにランニングぅ!!」


オーロックス「ふぅー。やっぱり一工夫してやる筋トレは一味違うぜ。助かったよ、ありがとな!」

かばん「こ、光栄でふぅ……」クラクラ


オーロックスと仲良くなれた気がする……

20日目


ボス『かばん。今日ハフレンズタチノ間デスポーツ大会をヤルミタイダヨ』

かばん「スポーツ大会か。フレンズさんたちの運動神経はすごいし、参加できなくても見てるだけで面白そう!」


かばん「いっぱいいるなー。あそこにいるのは何の集まりなんだろう?」


かばんちゃんが見たフレンズは?
下1~3
ダブったらその分安価下

かばん「ここでは何のスポーツをしてるんですか?」

キタキツネ「今はかけっこをしてるんだ。みんな早くてすごいんだよ。ボクは動きたくないから審判してる」


アライグマ「カバが相手なら楽勝なのだ! アライさんが金メダル間違いなしなのだ!」

カバ「あら、カバだからって舐めてると痛い目に合いますわよ?」


キタキツネ「よーい、どーん」


アライグマ「うおおおお! アライさんの先制ダッシュなのだー!」

アライグマ「ふっふっふー、もうカバの姿が見えなくなったのだ。このままぶっちぎりなのだ!」


カバ「だってもうゴールしてますもの」

アライグマ「ふええええぇ!?」

かばん「すごい速さでしたね、びっくりしました!」

カバ「うふふ、ありがとう。何事も見た目で判断してはいけないものよ?」

キタキツネ「あんな速さで走ったらボク、一瞬で疲れちゃうよ……」

アライグマ「ぜーぜー、こ、今回は大人しく負けを認めるのだ……。でもアライさんは金メダルを諦めないのだ……」

キタキツネ「お疲れ様ー。はい、ジャパリまん」

カバ「力を使う競技でも私は負けるつもりはありませんわよ。さあ、次へ向かいましょう」

アライグマ「どうせならかばんさんも参加してみるのだ! 飛び入り大歓迎なのだ!」

かばん「でも、ボクは他のみんなについていけるような身体能力はないし……」

キタキツネ「それならいいものがあるよ」


かばん「これは何ですか? 白と黒の丸い石?」

キタキツネ「これを間にはさめば色が変わるんだ。交互に置いて盤上が埋まった時の数の多さで勝負を決めるんだよ」

カバ「フレンズの中には頭を働かせるのが得意な方もいますわ。そういった方も参加できるよう体を動かさないものもいくつかありますの」

ボス『マインドスポーツ、ト呼バレルヤツダネ』

アライグマ「アライさんはルールを覚えるだけで手いっぱいなのだ。フェネックはこういうのは得意みたいなのだ」

かばん「これならできそうです! キタキツネさん、お相手してもらえますか?」

キタキツネ「うん。ゲームで鍛えた腕前、見せてあげるよ」


かばん「ここに置けばたくさんとれるけど、次の手が……」ブツブツ

キタキツネ「角を取るにはあと何手必要なんだろう……」ブツブツ

かばん「あっ、さっきのとこ間違えてたかも。あそこに置けばなあ……」ブツブツ

キタキツネ「この2択はきっと勝敗を分けるはず……!」ブツブツ


アライグマ「すごいのだ。全然ついていけないのだ」

カバ「邪魔をするのも悪いし、終わるまで他の方の競技でも見に行きましょう?」

かばん「うう、惜しくも負けちゃった……」

キタキツネ「ぶい。でも、初めてにしてはすごいプレーだったよ」

カバ「あら、ちょうど終わったみたいね」

アライグマ「次の競技は4人必要なのだ! みんなで参加するのだ!」


カバ「この平たく丸いものを使うんですの? この長方形に伸びたところを握るのかしら」

キタキツネ「それを振ってボールを相手の陣地に打ち返すんだ。落としたら相手の点になっちゃうよ」

アライグマ「任せるのだ! アライさんは打つのは得意なのだ。天まで飛ばしてやるのだ!」

かばん「ちゃんと相手の陣地に入れてくださいね……」

キタキツネ「じゃあ行くよー。えい」パコーン

アライグマ「とりゃー! なのだ」

カバ「それっ!」

かばん「やあっ!」

キタキツネ「ごめん、ボクもう体力持たない……」ペタン

カバ「ちょっと、早すぎません?」


カバ「ふぅ……体力に自信があるとはいえ、二人相手はさすがに厳しかったわね」

アライグマ「んまーい! 勝利の後のジャパリまんは格別なのだー!」

キタキツネ「かばん、次の勝負も楽しみにしてるよ。今度は別のゲームもやってみたいな」

かばん「はい、次は負けませんからね。みなさん、今日はありがとうございました!」


みんなと仲良くなれた気がする……

21日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

ポツ……ポツ……


かばん「あ、雨? どこかに雨宿りしなきゃ」


かばん「この木の中で止むのを待つしかないか……」

ジャガー「あれ、かばん? かばんもここで雨宿り?」

かばん「ジャガーさん!」

ジャガー「お互い災難だね。あーあ、これじゃ今日は川を渡れそうにないな」

かばん「早く止めばいいですね」

ジャガー「そうなんだよねー。どしゃぶりにでもなれば川が氾濫するかもしれないし。いつも使ってる道具も流されてないといいけど」

ジャガー「ま、これも自然現象の一つ。それに、悪いことばかりじゃないしね。耳をすませてみな」

かばん「……? あ!」

かばん「葉っぱから落ちる滴の音が独特なリズムを生み出して、一つの曲みたいになってます!」

ジャガー「それだけじゃない。雨の日になると活発になる動物もいるからね。そいつらの鳴き声も合わさってまるで一つの合唱団のようさ」

かばん「自然にはこんなに素敵な音が隠されていたんですね」

ジャガー「雨の強さ、動物の生息地、葉っぱの数……場所が変わればそれだけ多くの音がある。雨の日は暇になりがちだからこういうのを楽しむにはうってつけだよ」

かばん「こんな素晴らしい情報を教えてくれるなんて……ありがとうございます、ジャガーさん!」

ジャガー「いいっていいって。こういうのはみんなで共有した方が楽しめるだろ?」

ジャガー「かばんからもみんなに教えてやってあげてよ。雨の日は何日も続く時があるからね、毎日変わる音に興味を持ってくれると嬉しいな!」


ジャガーとさらに仲良くなれた気がする……

21日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

かばん「ようやく雨も小降りになってきたけど……おかげでぬかるみが出てきて動きづらいや」


バシャバシャ


カワウソ「いやっほー! ぬるぬるしててたのしー!」

かばん「カワウソさん!」

カワウソ「あー、かばんだー! 見て見てー! 水の跳ね具合がすごいんだよ!」

かばん「相変わらず元気そうですね……」

カワウソ「雨の日はいつもと違う遊びができるからねー! あ、でも川に近付いたらダメだよ。流されちゃうからね!」

カワウソ「私も泳ぎには自信があったんだけどねー。他のフレンズが助けてくれなかったら永遠に流されてたかも。それはそれで面白そうだけど!」

かばん「実体験なんですか!?」

カワウソ「そんなことよりかばんも一緒に遊ぼうよ! 滑り台が水の勢いもあっていつもよりすっごく滑るんだ!」

かばん「でも、服が汚れちゃうんじゃ……」

カワウソ「えー、そんなこと気にしなくてもいいと思うけどなー? じゃあじゃあ、水たまりに飛び込もうよ! こうやってジャンプするとザッパーンて水しぶきが!」

かばん「それならボクでもできそうですね」

カワウソ「それじゃあ行ってみよー! ホップ、ステップ、ジャーンプ!!」バシャバシャ

カワウソ「ほらほらかばんー! そっちの水たまりでやってみてー!」

かばん「は、はい。よっ、とっ、そーれっ!」ピョーン


ザッパーン


かばん「ぶくぶくぶく……」

カワウソ「あ、そっち底が深いんだった」


コツメカワウソとさらに仲良くなれた気がする……

22日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1
本日はここまで
まだ登場してないかつ書けそうなフレンズはジェーン(ジェンツーペンギン)、イワビー(イワトビペンギン)、オオアルマジロくらい

助手「ああ、かばん。いいところにきたのです。助手に料理を恵むのです。お腹がペコペコなのです」

かばん「出合い頭にそんなこと言われても……」

助手「今日もここへ知恵を借りに来るフレンズがたくさんいたのです。頭を使うとお腹も減る。当然の原理だと思いませんか」

助手「島の長も楽ではないのです。さあさあ」

かばん「そもそも、島の長って言っても具体的にどういう仕事をしているんですか?」

助手「それはもう、すごーく大変なのです。サーバルが100匹いても我々の真似はできませんよ」

かばん「そんなになんですか?」

助手「まず、調べものをしに来たフレンズたちに手を貸すこと。我々はかしこいので」

助手「そしてパークの管理を務めているラッキービーストから定期的に情報をもらうことです。パークに異常が無いかを知るのも長の務めです」

助手「……あとは本を読んだり、ジャパリまんを食べて適当に過ごしているのです」

かばん「へぇ。みなさんのために頑張っているんですね!」

助手「今『島の長を名乗る割には思ったより大した仕事してないんじゃないか?』って目で見ましたね?」

かばん「えっ! そ、そんな」

助手「分かってはいるのです。パークは平和な日の方が多いし、図書館までやってくるフレンズも波のように多いわけでもないですから」

助手「しかし、我々がいなければパークに知恵が回らないのは事実。我々と賢さで勝負できるフレンズなど一握りしか存在しないのです」

助手「我々はそんな希少な役目を背負っているのですよ。これはまさに島の長と呼ばれる我々にしかできないことではないでしょうか」

助手「ゆえにかばんはそんな助手を敬って料理を提供するべきなのです」

かばん「なるほど……って結局料理作る流れに持っていくんですか」


ミミちゃん助手とさらに仲良くなれた気がする……

22日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

アミメキリン「突然だけど、探偵に必要なものって分かるかしら?」

かばん「うぇえ!? いきなりなんですか?」

アミメキリン「ジャパリパークには今も数多の謎が眠っているわ。悔しいけど私一人ではそんな数を解くことなど不可能に近い」

アミメキリン「つまり! 探偵に、今の私に必要なものは助手よ! というわけであなたを私の助手第1号に任命するわ!」

かばん「はいいいえどころか質問の内容すら答えてませんよ!?」

アミメキリン「さあ! 島中の謎を私たち二人で解き明かしましょう!」

かばん「ええええ……」


アミメキリン「私の方でいくつか気になる謎を選んでおいたわ。まず、雪山地方で定期的に目撃される噴水事件!」

アミメキリン「これはきっと誰かが口の中にお湯を含んで吹き出すことで通ったフレンズを驚かそうとたくらんでいるに違いないわ! つまりの犯人はイタズラ好きのフレンズ!」

かばん「あ、それは間欠泉と言って地面からお湯が吹き出す自然現象の一つだそうです」

アミメキリン「……え? そ、そうなの? じゃあ次! 大量の侵略者事件!」

アミメキリン「夜の空には高速で移動する星があるわ。そしてそれが大量に発見されたとの噂が! これはもうパークの外から飛来してきた別の生命体という他ないわね!」

かばん「それは流星群と言って非常に珍しい光景なんですよ。いいなぁ~、ボクも見たかったです」

アミメキリン「あ、あなた物知りなのね……」

かばん「はい。図書館でそういう本を読んだんです。自然現象は印象に残りやすいものが多くて」

アミメキリン「むむむ……。まだ! まだよ! これほどたくさんある謎ならどれか一つくらいは私の推理があってるはず!」

アミメキリン「私が名探偵だってことを証明してやるんだからーっ!!」


アミメキリンとさらに仲良くなれた気がする……

23日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

アルマジロ「ふむ。ふむむ……?」

かばん「アルマジロさん? どうしたんですか?」

アルマジロ「おっと、変なとこ見られちゃったね。いやはや、実は自分のことをもっと知ろうと実験してたワケ!」

かばん「実験……?」

アルマジロ「そそ。私ってものすごく固いじゃん? でも、かばんに教えてもらうまでそのこと知らなかったからさ、きっと自分でも知らない秘密がまだあるんじゃないかって!」

かばん「そうだったんですか。それで、何か発見しましたか?」

アルマジロ「まずね、これ。体が意外と柔らかい!」ペタン

かばん「わあ。ボクならそこまでできそうにないです」

アルマジロ「でしょでしょ。次ね、穴掘るのが得意! 素早くざっくざっく掘れちゃうの!」

かばん「次から次へと得意なことが見つかってるみたいですね」

アルマジロ「フレンズ化してからこっちの体の方に慣れちゃってたのかな? いやー、動物の頃はよく生きてこられたもんだ」

アルマジロ「やっぱしこの防御力のおかげ? 並の攻撃なら簡単にはじいちゃうもんね!」

かばん「どれくらい硬いんですか?」

アルマジロ「いや、そこまで調べてないんだわ、これが。失敗してケガしたらと思うと怖くて手出せなくて」

ボス『種類ニモヨルケドアルマジロノ甲羅ハ猛獣ノ爪スラ弾イテシマウンダ』

アルマジロ「おお! そいつはすごい! って自分のことをベタ褒めしてるから恥ずかしいね、これ」

かばん「よかったですね、アルマジロさん。もっと自分のことを好きになれたんじゃないですか?」

アルマジロ「いやいや、自分もすごいけどこれを教えてくれたかばんもすごいよ! もっともっと私の新しい発見をしたら教えてほしいな!」


オオアルマジロと仲良くなれた気がする……

23日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

かばん「あ、イワビーさん。ダンスの練習ですか?」

イワビー「お、かばんじゃん。まあ、そんなトコだぜ」

イワビー「最近みんなの調子が良くてさ、このままだと置いてかれそうだから一人で自主練してたんだ」

イワビー「きっと前見せた時よりもキレがいいこと間違いなしだ! 心も体も前より熱くなってるからな!」

かばん「次のステージも楽しみにしてます」

イワビー「サンキュー。先代にも負けないロックな気持ちひっさげてガンガン飛ばしていくぜー!」

かばん「あの、イワビーさんの言うその『ロック』って一体どんな気持ちなんですか?」

イワビー「えー? ロックは……ロックだよ!」

イワビー「こう……心にドーン! と響いてワァーッ! ってなる感じの!」

かばん「……?」

イワビー「あー、そう! 感じるんだ! かばんが心で感じたもの、それがロックになるんだ!」

かばん「それだと、全部の音楽がロックになるんじゃ……」

イワビー「うーん、ロックって難しいな。他の音楽とジャンル分けされてるから説明できないはずはないんだが」

イワビー「そうだ、先代のイワトビは楽器を使ってロックを表現してたらしいぜ!」

イワビー「ギュイーンって響いて派手な音を出し、観客をシビれさせるんだ!」

イワビー「ただ、今はそういう道具も無いからかばんに教えるのは難しいかもな……」

かばん「でも、イワビーさんのおかげでロックにちょっと興味が湧いてきました。ボクの方でもいろいろと調べてみようかな」

イワビー「本当か!? いやー、ロック仲間が増えるのは嬉しいぜ! いつか二人でロックについて語り合おうな!」


イワビーと仲良くなれた気がする……

24日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

ジェーン「ふふ、これで今日もバッチリ」

かばん「こんにちは、ジェーンさん。あれ、その道具は?」

ジェーン「これはメイクの道具です。私もアイドルとして見た目には気を遣おうかと」

ジェーン「これは髪をとかす櫛。こっちはまつげを整えれて、これは顔に塗ると肌のハリがよくなって……」

かばん「お、多くてとても覚えきれないです……。これを毎日やってるんですか?」

ジェーン「見た目もアピールポイントですからね。私も最初は覚えるのに苦労しました」

ジェーン「それに、メンバーの一人一人で使う道具も違うんです。誰かの荷物が混じると大変で……」

かばん「すごいですね。やっぱり努力の積み重ねって言うんでしょうか」

ジェーン「かばんさんもどうですか? 私がサポートしますよ」

かばん「えっ、でも、申し訳ないですよ。ジェーンさんの私物ですし……」

ジェーン「その私がいいって言ってるので大丈夫です。それじゃここに座ってくださいね」


ジェーン「どうです? これが今のかばんさんの顔です」

かばん「こ、これがボク? 道具だけでここまで変わるなんて……」

ジェーン「あまり時間を取らせないようにしたのでこれでもまだ簡単な方ですよ?」

かばん「こ、これ以上手を加えたら自分が自分じゃないみたいで怖いや……」

ジェーン「これで外を歩けば注目間違いなしですよ!」

かばん「ご、ごめんなさい。それはちょっと恥ずかしいので落としてきていいですか?」

ジェーン「そうですか、残念です。でも、私だけがメイクしたかばんさんを見られたのはラッキーだったかも。興味があったらまた来てくださいね」


ジェーンと仲良くなれた気がする……

24日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

ジャガー「ああ、かばん! ちょうどよかった。ちょっと手伝ってくれないか?」

かばん「いいですよ。ボクにできることなら何でも言ってください」

ジャガー「実は先日の雨で仕事道具が壊れちゃってさ。程度は軽いから直せなくはないんだけどね」

ジャガー「それにほら、かばんって手先が器用だし。あたしがやるといびつになっちゃうんから」

かばん「分かりました。修復の道具はどこにあるんですか?」

ジャガー「ついて来て。こっちにあるからさ」


かばん「見たところ確かに大きなキズは確認できませんね。これなら何とかなりそうです!」

ジャガー「助かるよ。こういうことはたまに起きるからコツメカワウソにも手伝ってもらってるんだけどね。今日はどこ行っちゃったんだか」

かばん「それにしてもだいぶ長く使われているのが分かりますね」

ジャガー「ああ、これは元々そういうものだったんだ。乗せて使えそうなものを探してたら偶然見つけただけで」

ジャガー「これもかばんが作った橋の一部? なのかな。もしかしたらあたしが生まれる前からあったのかも」

ジャガー「でもそうなるとここまでなるのに相当の時間が流れてるのかもしれないね。ジャパリパークの年齢はいくつなんだ?」

ジャガー「なんにせよ、こいつとは長い付き合いだ。まだまだ無理をさせてもらうからね!」

かばん「はい。できました!」

ジャガー「ありがとう! 疲れたろ、ジャパリまんでも食ってくかい」

かばん「あ、ありがとうございます」

ジャガー「へへ、かばんもこいつと同じ様に長い付き合いになれるといいね。改めて、今後ともよろしく!」


ジャガーとかなり仲良くなれた気がする……

25日目


かばん「最近、ジャパリパーク内で奇妙な横穴が発見されたって聞いたけど……」

かばん「ちょっと気になるな。行ってみよう!」


かばん「何人か噂を聞きつけてやってきたみたい。あそこにいるのは……」


やってきたフレンズは?
下1~4
ダブったらその分安価下

スナネコ「あー。かばんもここの噂を聞いて来たんですか?」

ヘラジカ「これほどの穴を掘るとは……きっと強いフレンズが中にいるに違いないな!」

ジャガー「いや、こんな大きいのを一人で掘るのは無理だろ……」

オオカミ「洞窟はホラーの題材にピッタリだからね。現地取材も欠かさないよ」

かばん「それでは入りましょうか」


かばん「中は暗いな……。明りをつけておこう」ボッ

スナネコ「おおう。ビックリしたー」

ジャガー「なんか危なっかしいけど大丈夫なのか?」

かばん「みなさん、火が苦手なんでしたっけ。すみません、今消しますので」

ヘラジカ「心配することはない。あまり見慣れていないものだから本能的に警戒してしまうだけだ」

オオカミ「少し経てばみんな慣れると思うよ。それまでかばんには先頭を歩いてもらうけどね」

かばん「はい、分かりました」

ジャガー「にしてもこれ、どこに繋がってるんだろうね」

オオカミ「誰かが作ったっていうのも考えられなくはないけど、その場合は結構な時間と労力を使うことになるね」

かばん「フレンズさんの住処だったらたくさんの方が住んでいるはずですね」



スナネコ「おー、おっきい岩ー。こっから先は行き止まりみたいですねー」

ジャガー「なんだ、探検も意外とあっさり終わっちゃったね」

ヘラジカ「なんの! これくらいなら私に任せておけ!」


ヘラジカ「ぬぅおおおおお!!」ドゴォ


ヘラジカ「これくらいなら朝飯前だ。さあ、行こう!」

オオカミ「こいつはすごい。これで先に進めるね」

かばん「ありがとうございます、ヘラジカさん」

スナネコ「すごいすごーい! ……でも騒ぐほどでもないか」

ジャガー「冷めるの早っ」

スナネコ「洞窟の中って、綺麗な石がいっぱいありますねー。こっちはキノコ?」

スナネコ「ふぅー。まんぞく……」

ジャガー「いや、こんな中途半端なとこで飽きられても!」

オオカミ「ん? みんな、向こうに何かあるみたいだよ」



オオカミ「これって……」

かばん「泉、ですね。それに辺りにある石は……」

ボス『コレハ石英ダネ。中デモ色ノ無イ物ヲ水晶ト呼ブヨ』

スナネコ「うわー。キラキラが一面を覆ってるー! ……まあ一度見れば十分か」

ジャガー「石の仲間なのか。確かに硬い」コンコン

ヘラジカ「どうやら、ここの水は飲んでも問題無いみたいだな」

かばん「じゃあここで一旦休憩を取りましょうか」

オオカミ「不思議なものだね。こんな多くの数、どうやって作られたんだろう」

かばん「分かりません……けど、この光景を見ていたら考えるのを忘れていたいくらいです」

ジャガー「確かに。ここなら何時間いても飽きそうにないや。……一人を除いて」チラッ

スナネコ「洞窟の中はひんやりしてて気持ちいい~。水もあるし最高~」

ヘラジカ「心が落ち着くな。ここから出たらライオンや部下たちにもぜひ教えたいものだ」

かばん「どこまで続いているんだろう……」

ヘラジカ「見ろ、明かりだ。出口が見えたみたいだぞ」



ジャガー「ここは……?」

オオカミ「途中曲がった道はなかったし、ちょうど入り口の反対側にあたるんじゃないかな」

かばん「ということはここはトンネルだったってことですか?」

ヘラジカ「泉付きのトンネルか。途中疲れても休憩ができるから通路としては文句ないな」

スナネコ「でも、大岩が邪魔して向こうからは通れなかったんですよねー。通路としての機能は出来損ないだったんじゃないでしょうか」

オオカミ「こっちから入るフレンズからすればただの泉にしかならないわけだし、さほど疑問に思ってなかったのかもね」

ジャガー「そして向こうじゃ発見すらされない、てわけか。つまりあたしたちがこのトンネルの開通に一役買った感じかな?」

かばん「このトンネルは結局誰に作られたものなんでしょうか」

オオカミ「自然によって作られたとは考えにくいし……。図書館で調べてみれば何か分かるかもしれないね」

ヘラジカ「大きくて穴を掘るのが得意なフレンズか……。さぞかし太い腕を持っていたのだろう!」

ジャガー「いや、フレンズによるものなのか? でもパーク内にこれほどでかいものを掘れる道具もないし……分からん」

スナネコ「難しいことは考えずに綺麗な石があったってことでいいんじゃないでしょうかー?」

かばん「そうですね。今後はここを利用する方も増えると思いますし、きっと多くの人たちにあの泉を見て貰えますね」

オオカミ「うん。私もあそこを舞台とした漫画を描いてみようかな」

ジャガー「川を渡る時にする話のネタには持って来いだしね!」

ヘラジカ「今日はいい土産話が出来たな。みなと一緒にいたからこそできた体験だ。感謝するぞ!」


みんなと仲良くなれた気がする……

26日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1
今日はもう寝る

ツチノコ「ふ、ふくく……」ニヤニヤ

かばん「ツチノコさん? 何かいいことでもあったんですか?」

ツチノコ「のぉっと! い、いきなり話しかけんな! ビックリするだろうが」

かばん「す、すみません……」

ツチノコ「ま、まぁ、今のオレは機嫌がいいからな。水に流してやらんこともない。何せこいつを見つけたんだからな!」

かばん「なんですか、これ?」

ツチノコ「これはな、当時パークに住んでいたヤツらが字を書くのに使っていたものだ!」

ツチノコ「この上についているボタンを押すと、尖った部分が出てきて、それを紙に当てれば文字が書けるってわけだよ! ……ハッ!」

ツチノコ「コホン。と、とにかくだ。こいつは歴史的発見なんだ」

かばん「実際にこれで文字を書いたんですか?」

ツチノコ「簡単な絵を描いてみたがどうやらまだ何かを書くことはできるみたいだ。オマエにも特別に書かせてやってもいいぞ。ほれ、紙だ」

かばん「じゃあ……。『かばん』と」カキカキ

ツチノコ「初めて使う割にはしっかり書けてるな。ヒトのフレンズであるオマエが簡単に扱えるということはこいつは昔のヒトが使ってたものかもしれないな」

かばん「昔の人の道具か……」クルクル

ツチノコ「!? な、なんだ、オマエ、その、動き……!?」

かばん「あ、なんかこれを持ってたらつい回しちゃって」クルクル

ツチノコ「お、おお……おおおほおおお!! こ、こいつは……こいつはすごいっ!」

かばん「あの……。そんなに近くで見てると顔にぶつかっちゃいますよ?」

ツチノコ「ハッ! ……な、なんだよー! 文句あっかー!」キシャー


ツチノコとさらに仲良くなれた気がする……

26日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

ジャガー「よっ、かばん」

かばん「ジャガーさん。よかった、今から一緒にお話しよう思って探しにいこうとしてたんです」

ジャガー「実はあたしもかばんと話がしたくてね。探す手間が省けたろ?」

かばん「それじゃどんなお話をしますか?」

ジャガー「そうだね……。やっぱかばんのことだね!」

かばん「えっ、ボク?」

ジャガー「今までずっとあたしの周りのことばっか話してた気がするからさ。たまにはいいだろ?」

ジャガー「でさ、かばんって木登りは得意? あたしはこう見えて結構自信あるんだ」

かばん「はい。最初はできなかったけど、サーバルちゃんと一緒に練習してできるようになりました」

ジャガー「じゃあさ、泳げるの? あたしはネコ科じゃ珍しいって言われるけどそれ以外だとどうも詳しくなくてね」

かばん「一応、泳ぐには泳げます。でもそんなに早くはないですし、長い距離も難しいです」

ジャガー「ほうほう。手先の器用さは前見せてもらったけど、もっとすごいのとか作れたりするの?」

かばん「どうなんでしょう……。あまり力を使わない細かいものなら何とかなるんじゃないでしょうか」

ジャガー「すごいね。あたしにはとても真似できないよ。フレンズによって得意なことは違うのは分かっているけど、自分ができないものを見ると憧れちゃうね」

かばん「そんな。ジャガーさんだって泳ぎは上手いし、狩りも上手だし、それに優しいし……」

ジャガー「あはは、照れるな。それなら、かばんにも泳ぎや狩りのコツを教えてあげるよ」

かばん「本当ですか? お願いします!」

ジャガー「その代わり、あたしにもその手先が器用になるコツ、教えてよ! お互いのいい所を教え合えば怖いものなしさ!」


ジャガーとすごく仲良くなれた気がする……

27日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

カバ「あら、かばん。これから水浴びに行く予定なの。一緒にどうかしら?」

かばん「はい。ご一緒させてもらいます」


カバ「ん~! やっぱり冷たいは水は気持ちいいわ。かばんもこっちに来て一緒に浴びましょ?」

かばん「いえ、ボクは見てるだけで十分です……」

カバ「そうですの? せっかく来たのにもったいない気がしますわ」

かばん「カバさんは泳げないのに水の中にいるんですよね?」

カバ「ええ。私はすぐに肌が乾燥するから水を浴びて潤わせないといけないの」

かばん「そんな理由があったんですね。大変じゃないんですか?」

カバ「フレンズ化の影響なのかしら、動物の頃よりは日中を長い時間移動できるようになりましたわ」

カバ「それに水場は多くのフレンズが来てくれますの。おかげで話し相手にも困りませんわ」

カバ「だから、セルリアンが出てきて水場に誰も来なくなった時は寂しい思いをしましたの……」

かばん「カバさん……」

カバ「まあ、いざとなったら自分で倒しに行けばみんな戻ってきてくれますわ。私、腕力には自信がありますの」

カバ「水場の平和を荒らす悪い子はたとえフレンズでもしっかりとオシオキをしなくちゃ」

カバ「もちろん、あなたも例外じゃありませんわよ?」

かばん「……………………」サーッ

カバ「うふ。冗談ですわ♪」


カバとさらに仲良くなれた気がする……

27日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

サーバル「あ、かばんちゃん!」

かばん「サーバルちゃん、今日は何をしてたの?」

サーバル「今日はね、みんなと一緒にジャパリまんを集めに行ってたんだ!」

サーバル「道中でセルリアンが出てきたけどみんなで力を合わせてやっつけたんだよ! かばんちゃんにもみんなのすごい所見せたかったなー」

かばん「サーバルちゃん、あんまり無理しないでね。また何かあったらボクだって気が気じゃないよ」

サーバル「へーきへーき! 私だってしっかり学習してるんだよ」エヘン

かばん「ほんとに? 今日もまたドジ踏んじゃったりしてない?」

サーバル「ひどいよー。ちょっとだけだって!」

かばん「踏んでるんだね……」

サーバル「も、もう! 私のことよりもかばんちゃんのことを聞かせてよ」

サーバル「どう? フレンズのみんなとは仲良くできてる?」

かばん「うん。みんなボクに優しくしてくれて……それに楽しい話もいっぱい聞かせてくれるんだ」

サーバル「みんなかばんちゃんのことが大好きだからね。私だってその思いは負けないよ!」

かばん「今まで旅した出会いがこうやって形になってるのもサーバルちゃんと旅したおかげだよ。ボク一人じゃこうはいかなかったもん」

かばん「だから、サーバルちゃんに改めてお礼を言いたいんだ。ありがとう」

サーバル「えへへ。でも、まだまだ私はかばんちゃんにいーっぱいお話したいこともあるし、遊びたいこともあるよ! もちろんお礼もね!」

サーバル「だからね、これからもずーっと友達でいてね!」

かばん「……うん!」


サーバルと仲良くなれた気がする……

28日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

かばん「アルパカさん。今日はお店の方はどうしたんですか?」

アルパカ「あ~、今日はねあたしの方で予定があるから休業してるんだよ」

かばん「予定?」

アルパカ「毛がね~、すっごい伸びてきちゃって。そろそろ前が見えにくくて困ってたんだよ」

かばん「確かに、いつもより毛が多く感じるような」

アルパカ「これ切らないと仕事にならないからさ~」

アルパカ「ほい、ちょきちょきちょきと……」

かばん「たくさん毛が取れてますね」

アルパカ「あたしの毛、周りより伸びるのが早いみたいでさ~。温かいんだけどね~」

かばん「この毛はどうするんですか?」

アルパカ「ああ、これね。編み物が好きな子に渡すんだよ~。あたしじゃどうしようもできないからね」

アルパカ「そんでね、作品を作ったら暇な時に見せてもらうんだよ~。あたしの毛が役に立ってるのを見ると嬉しいからね~」

かばん「へぇ、ボクも見てみたいなぁ」

アルパカ「よいしょと、これでおしまい!」

かばん「わぁ、すごくさっぱりしましたね!」

アルパカ「これでお仕事再開できるよぉ! あ、ついてにどう? あたしが髪切ってあげるよ?」

かばん「うーん、ボクはそれほど伸びてないので遠慮しておきます」

アルパカ「そぉ? 伸びてきたらいつでもあたしに言ってね~」


アルパカとかなり仲良くなれた気がする……

28日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

かばん「フルルさーん。こんばんは」

フルル「あ~、え~っと……かばんさん! うん、しっかり覚えれたよー」

かばん「ここで何をやっているんですか?」

フルル「う~ん……ボーっと?」

フルル「今日はね、レッスンが一段と厳しかったからここで休んでるの」

フルル「ここでジャパリまんを食べていれば辛いことも疲れも全部吹っ飛んじゃうよ~」

かばん「レッスン、辛くないんですか?」

フルル「今日のレッスンが厳しいのはみんながお客さんを喜ばせようとしてるからだもん。こんなとこでへこたれていられないよ~」

フルル「だから応援よろしくね~」

かばん「はい。みなさんの努力、きっと実りますよ!」

フルル「ところで~、かばんさんはPPPの中で誰を一番応援してるの~?」

フルル「推しメンバーって言うの? 教えて教えて~」

かばん「ええっ!? い、いや、みなさん全員素敵ですし……」

かばん「だ、誰が一番とか決められないですっ!」

フルル「そっか~。みんなのことを好きになってくれてるんだね~」

フルル「じゃあ次の握手会は全員に会いに来てね~。みんなもかばんさんのこと待ってると思うよ~」


フルルとさらに仲良くなれた気がする……

29日目 朝


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

プリンセス「空は~♪ 飛べないけど~♪ ……ダメね。少し声量が足りないかしら」

かばん「プリンセスさん? 歌の練習中ですか?」

プリンセス「かばん。まあ、そんなところよ。でも、成果は全然」

かばん「そんな。いい歌声でしたよ」

プリンセス「声は良くても音が小さいと遠くのファンまで聞こえないの。その声量を維持したままさっきの歌声を出さなきゃいけないから」

プリンセス「そこに踊りまで加わるとなると……体力的な問題も考えなきゃ」

かばん「……アイドルってボクが想像しているものよりもだいぶ辛いんですね」

プリンセス「まあ辛そうな顔はファンは求めてないからね。常に笑顔を忘れないように!」

プリンセス「かばんは歌とかダンスとかは得意? 案外、アイドルのセンスがあるかもしれないわ!」

かばん「ぼ、ボクは無理ですよ! 歌も全然歌わないし、ダンスだって……」

プリンセス「初めは誰だって素人よ。ちょっとだけでいいから! ね?」

かばん「じゃ、じゃあ……」


かばん「空は~♪ 飛べないけど~♪」


かばん「……ごめんなさい、やっぱり恥ずかしいです」カァァ

プリンセス「いや、悪くないわ! きっと磨けばアイドルとしてふさわしいものになるかも!」

プリンセス「PPP初の6人&ペンギン以外のアイドル……話題性としては十二分?」

かばん「やりませんよぉ~!」


プリンセスとさらに仲良くなれた気がする……

29日目 夜


かばん「誰に会いに行こう……?」

下1

ズゥゥゥン


かばん「うわっ! い、今の音は……?」

かばん「あっちの方から聞こえたけど……」


かばん「ヘラジカさん!」

ヘラジカ「ああ、かばんか。こんなところまで何しに来たんだ?」

かばん「この辺ですごく大きな音がしたんですけど、何か知ってますか?」

ヘラジカ「多分、それは私が出した音だろうな」

かばん「ヘラジカさんが、ですか?」

ヘラジカ「うむ。ライオンとの遊びの最中に部下からもっと頭を使ってくれと言われてしまってな」

ヘラジカ「確かに私の頭にはこんな大きい角が生えているんだ。これを使ってもっと戦略の幅を広げてくれと言うことなのだろう!」

ヘラジカ「だからこうして頭突きをしながら角を鍛えてやっていたわけだ!」

かばん「それ、意味が違いますよ! もっと考えて動いてほしいってことだと思います」

ヘラジカ「…………」

ヘラジカ「考えた上でこれを思いついたんだ! うん、それなら問題無いはずだ」

かばん「えぇ……」

ヘラジカ「実際、私はさらなるパワーを手に入れたぞ! 次の遊びは私の未知なる動きに翻弄されるライオンたちの姿が目に浮かぶな!」

かばん「それ、味方が一番翻弄されるんじゃ……」


ヘラジカとかなり仲良くなれた気がする……

30日目


かばん「明日はパーティーの日だっけ」

かばん「みんなともだいぶ多くの思い出を作れた気がするな」

かばん「こうやって遊べる日もいつかは終わりを迎えちゃうんだよね……パーティーの前にとびっきり大きな思い出を作っておきたいな」

かばん「今日はみんなを遊園地に誘ってみよう!」


誰を誘う?
下1~5
ダブったらその分安価下

最後の安価だけとって今日は終わり

サーバル「すっごーい! どれから遊ぼうか迷っちゃうよー!」

スナネコ「わー。ボクの興味を惹くものがこんなにたくさーん」

ジャガー「あんまりはしゃぎすぎないように……って遊ぶとこだから別にいいか」

トキ「素敵な場所ね。ここでお客さんを集めて歌えばいつもよりよく歌えるかもね」

ヘラジカ「なかなかに広い場所だな。今日はたくさん楽しむとしようじゃないか!」

かばん「それじゃあまずは……あれに乗りましょうか!」


サーバル「なにこれー? あ、これバスにもついてるやつだね!」

かばん「これを回せば乗り物自体も回るという仕組みみたいです」

トキ「なんだか力が要りそうだけど大丈夫かしら」

ヘラジカ「力か! それなら私に任せておけ! よし、いくぞ!」

ジャガー「え、あ、あたしぃ……?」

スナネコ「じゃあボクはトキと乗りますので~」

サーバル「それじゃあ私が回してあげる! かばんちゃん、一緒に乗ろう!」


サーバル「みゃみゃみゃみゃみゃみゃー! すごいすごーい! めちゃくちゃ回ってるよー!」グルグル

かばん「うわあああぁぁぁ! さ、サーバルちゃんやりすぎだよおおぉぉ!!」グルグル

ヘラジカ「ぬおおおおぉぉ!! こいつは楽しいなあ!」グルグル

ジャガー「うぇ……。こ、こっちもちょっとやばいかも……」グルグル

トキ「……向こうは大変そうね。それに比べてこっちは」

スナネコ「もう回すのいいやー」ポケー

かばん「はぁ……はぁ……。ちょっと、休憩を……」

ジャガー「お、お互い苦労するね……」

サーバル「ふみゃみゃ……。私もちょっとやりすぎたかも……」

ヘラジカ「うむ。腕を鍛えられた上に楽しめた。遊園地とはいい場所じゃないか!」

スナネコ「休むついでにジャパリまんでも食べますー? ところでトキはどこに?」


トキ「見て! これはきっとステージよね!」

ジャガー「ん……? ああ、イベントとかで使われるやつじゃないか」

サーバル「じゃあ、ここでPPPのライブが見れたりするの!?」

かばん「向こうが考えていればやるんじゃないかな? あとは、みんなで考えた出し物をするのにも使えるかも」

ヘラジカ「出し物か。それならこの壇上で力比べをしよう! 誰かが見ている前でやればさぞ盛り上がるだろう!」

かばん「ぼ、ボクは見てるだけでいいです……」

スナネコ「ボクも同じですー。サーバル、頑張ってくださいね」

サーバル「なんか私が参加する流れになってる! ジャガー、何とかしてよ!」

ジャガー「いや、無理だろう……。相手ヘラジカだぞ?」

ヘラジカ「私は二人同時に相手に来ても構わないぞ! 一緒に盛り上げよう!」

トキ「じゃあ私は応援歌を歌うわね。今日はアルパカのお茶を飲んできたからサーバルも耳を痛めなくて済むわ」

サーバル「こんな時は気絶してた方がマシかもしれないよー!」

ジャガー「……さっきからやたらと疲れてる気が」

ヘラジカ「いいパフォーマンスだったぞ。もっと強いヤツを呼べばさらに盛り上がるだろうな!」

ジャガー「その時はあたしは呼ばないでくれると助かるよ……」

トキ「私の歌、どうだった?」

かばん「着実にいい方向に向かっていますよ。次は何に乗ろうかな……」

スナネコ「ボク、あれに乗ってみたいなー」

サーバル「私も私もー! きっと面白いよ!」

かばん「あのレールにしかれている乗り物かな? じゃあみんなで……」


サーバル「わーい!」ピョン

スナネコ「おー。高いたかーい」スタコラ


かばん「サーバルちゃん!? そこ、レールの上だよ!?」

サーバル「かばんちゃんも来てみてよー! すっごい見晴らしいいよー!」

かばん「落ちたら危ないよー!」

サーバル「へーきだって! これくらいなら大丈夫だよー」

スナネコ「そもそもサーバルはこれより高い所から落ちてそうだから心配するのもどうかと」

サーバル「確かにガケから落ちたことはあるけど、何とか立て直したもん!」

スナネコ「結局落ちてるんですねー。……うん、満足したのでサーバル、降ろしてくれません?」

ジャガー「このタイミングで冷めるのか……」

ヘラジカ「よーし、飛び降りるんだ! 私が受け止めてやる!」

トキ「普通に私が運んだ方が安全だと思うけど」

サーバル「う~ん! 遊んだなー! かばんちゃんが誘ってくれたおかげだよ!」

スナネコ「そうですねー。かばんといると飽きてもすぐ新しい発見が見つかる気がしますー」

トキ「今日が終わるのが寂しいくらいね。できることならもっとかばんと遊んでいたいわ」

ジャガー「あたしもそう思うな。でも、かばんにはかばんの生活もあるし、仕方ないか」

ヘラジカ「なに、フレンズ同士の絆は永遠だ! 私たちとかばんは離れていても心で通じ合う仲だからな!」

かばん「ボクも今はみなさんとこうしてお話していたいです。変ですよね、明日になればみんなとまた会えるのに。またお話できる日が来るのに」

サーバル「……………………」


サーバル「ねえみんな! 今日はかばんちゃんのためにもう少しだけお話していかない?」

ヘラジカ「私は構わないぞ」

ジャガー「むしろ願ったりだよ」

トキ「たとえ夜が更けてもかばんと付き合うわ」

スナネコ「ボクが満足した分かばんを満足させればいいんですね~」


かばん「サーバルちゃん、みんな……!」

かばん「本当にありが……」

サーバル「……お礼は、また明日。だから、ね? 今は楽しんじゃおう!」

かばん「……うん!」


みんなと仲良くなれた気がする……

かばん「パーティー、大盛況でしたね。話の途中でハカセたちが料理を食べ始めたりしたけど……」

かばん「何より、サーバルちゃんたちがこんなにいい船を作ってくれてたなんて。ボクのためだと思うと、本当に嬉しいな」

ボス『予定ヨリ早ク島ヲ出ルコトニナッタケド、大丈夫ダッタ?』

かばん「はい。みんなの顔を見るとここ一ヶ月で作った思い出が蘇って……それがボクを前に進ませてくれました」

かばん「それにまた戻ってくるって決めたんだ。別のエリアでもたくさんの思い出を作って……それをみんなに聞かせてあげたいから」

ボス『ミンナモキット待ッテテクレテルヨ。ダカラ、早ク戻レルトイイネ』

かばん「それじゃあ次のエリアまで案内お願いします!」

ボス『……ト言イタイケド電池ガモウ無イヨ。アワワワワ……』

かばん「えーっ!? ど、どうするんですか!?」





ドンッ


かばん「……え? あっ……!」



かばん「サーバルちゃん!」

サーバル「えへへ、やっぱりもうちょっとついて行こうかなって!」



今まで付き合ってくれてありがとう
特定のキャラに集中するかと思ったけどのけものを作らない精神に感動
だからこそツキノワグマ書けなかったことが若干ゃ悔やまれる

9割以上がその場で考えたネタなので設定などといろいろ矛盾が生まれるかもだけどその辺はけものですもの多めに見てねってことで

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