穂乃果「ラブライブ!」海未「パーフェクトアンサー」 (613)

以前ラブライブとGANTZのクロスssを立て、自らの構成力不足と推敲不足からエタらせてしまった者です。
大まかな流れは変えないまま、新たにプロットを作成して書き直させて頂きます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1493011935

・GANTZに関しては原作、アニメ、実写、CG映画全要素あり
・当然グロ有り
・オリ星人多数、またオリ設定有り
・GANTZモブ総動員


『御覧くださいッ!渋谷スクランブル交差点付近では、多くの車両が炎上しているのが見えます!
街が破壊され、まるで戦場のようです!』


深夜、炎上する渋谷の上空を飛ぶ報道ヘリでナレーターが叫ぶ。

逃げ惑う人々が車両の爆発に巻き込まれ、火達磨になる様がはっきりと見えた。


『あッ、警察の特殊部隊の車両が現れました!
巨大不明生物の処理を図る模様です!』


けたたましくサイレンを鳴らし現れた黒塗りの車両から、頭にはヘルメットとバイザー、胴には防弾ベストを装備した者達が飛び出した。言うまでもなく、その肩からは特殊部隊仕様の短機関銃を提げている。彼らは、即座に爆煙の中心部へその銃口を向ける。


「撃てッ!!」


隊長らしき男が叫ぶと、一斉に全隊員の銃口が火を吹いた。


パラララララッ、というタイプライターのような発砲音が木霊するが、高レートの短機関銃がそのマガジンを撃ち尽くすまでは5秒もかからなかった。


「やッたか!?」

「油断するなッ!総員マガジンを交か------」


隊長がそう声を張り上げた瞬間だった。
黒い煙の中から、ヒトの胴ほどのサイズはあるであろう頭蓋骨が飛び出してきた。頭蓋骨、と形容するしかないソレは、かなりヒトの物とは異なっていた。下顎はクワガタよろしく左右に裂け、眼窩が二対あり、その奥は妖しく輝いている。

隊員達は、「巨大不明生物」と呼称される異形の全貌を遂に目の当たりにした。頭蓋骨に続いて飛び出したのは、腕のような形をとる骨の先に接続された、2メートル近いふた振りの巨大な鎌。さらに異常な程長い背骨からは、カシャカシャと蠢動する無数の肋骨がムカデの脚の如く伸びている。

唖然とする隊員達は、自らに向かって振るわれるその大鎌の前に、ただ立ち尽くしている事しか出来なかった。


胴体を一瞬で両断される警官隊から50メートルほど離れた所に、漆黒のラバースーツを纏った金髪の少女、絢瀬絵里は居た。


絵里「あッ…、あぁ……」


警官隊を一撃で屠った『骨ムカデ』は、もう片方の鎌を振るって彼らの乗ってきた車両を邪魔だとばかりに両断、炎上させる。

そして、絵里の元へと無数の脚を蠢かして進んできた。


絢瀬「いッ、嫌ぁぁぁぁッ!!」


彼女は反射的にその手に持った円柱状の銃身をもち、青白く発光する銃口の無い拳銃を骨ムカデに向けた。

まともに狙いもつけず引き金を引く。
すると、ギョーンという間延びしたサウンドとともに本来銃口のあるべき箇所が青白く発光した。

そのまま何度も乱射するが、3回発射したところで青白い光が赤いものに変化し、エネルギー切れを示す低いサウンドが鳴った。


------お願い、当たって!


絵里の願いが通じたのか、骨ムカデの頭部に2ヶ所、右側の鎌に1ヶ所小さな爆発が起こる。

しかし。


骨ムカデの体を構成する骨格は、青白い爆発を受けたところでビクともしなかった。

いや、その表現すら適切でない。
正確には爆発が通ってもいなかった。


絵里「そんな……」


モデル顔負けの美貌を誇る端整な顔が絶望に歪む。
両足がガタガタと恐怖に震え、逃げ出す事も叶わなかった。

骨ムカデは、警官隊同様彼女も両断すべく、自慢の鎌を振りかぶる。


絵里「いやッ…わた、しッ、死にたくな……」


丁度首元へと振るわれたその鎌が彼女の命を刈り取る寸前、黒い人影が飛び出して絵里を突き飛ばし、鎌の軌道から助け出した。

絵里とその人物はゴロゴロと転がり、アスファルトの上に折り重なって倒れた。

絵里を救ったのは、襟足の長いオールバックの若者だった。
彼も絵里同様のスーツを身につけている。


「絢瀬さん無事かッ!?」


若者の叫びに、茫然自失としていた絵里の顔がパッと明るくなる。


絵里「加藤くん!」


加藤と呼ばれた若者は起き上がると、スーツのホルスターに吊り下げたサーベルの柄のような物を手に取り、振り下ろした。すると一体どこに収納されていたのか、先端から日本刀のような刀身が滑り出る。


加藤「あいつに銃は効かない…、別の方法を使う」

絢瀬「接近戦をする気!?危険すぎるわ!」

加藤「いや、まだ他に手はあるよ」


そういうと彼は、刀の刀身を20メートル近くまで伸ばし、しっかり両手に保持して頭上に掲げた。


加藤「おおぉぉォォッ!!」


そしてそれを、雄叫びと共に眼前の骨ムカデへと振り下ろす。


骨ムカデは両腕の鎌を交差させ、その一撃を受け止める。


加藤「グッ……!」


骨ムカデの巨体に鍔迫り合いで勝てる道理は無かった。
しかし加藤はニヤリと笑い、叫ぶ。


加藤「今だッ、河内さん!岸本さん!」


すると、骨ムカデの左右両側から三角形の光るワイヤーのような物が飛び出し、その長い背骨に命中した。
2つのワイヤーはクルクルと骨ムカデの巨体に巻き付き、完全に拘束する。

火花を散らしながら骨ムカデの右側からは精悍な顔つきの男性が、左側からはショートカットの少女が出現した。
2人も加藤達同様のスーツを着用している。


「加藤くんッ!大丈夫?怪我は…!」

加藤「平気だよ、この通り無キズさ。岸本さん」


岸本と呼ばれた少女は真っ先に加藤の元へ駆け寄った。

続いてもう一方、河内もやってくる。


河内「良かった。Yガンは効いてくれるみたいだな」

加藤「流石にこれがダメだったら危ないところでしたね」


4人は拘束から逃れようともがく骨ムカデを見上げた。
いつの間にか、ワイヤーは赤く変色している。


絵里「Yガンの転送はまだなの…?」

加藤「しっかり捕まえてるし…大丈夫なハズだけど……」


バキッ!!


彼らの立つアスファルトに無数のヒビが入った。



------丁度、拘束された骨ムカデを中心として。



河内「不味いッ!ワイヤーから脱出する気かッ!?」

加藤「もう一回撃つ!」


加藤が傍らの岸本からYガンと呼ばれた銃身が3つに割かれた銃をひったくり撃つが、手遅れだった。

骨ムカデは自らを捕らえていたワイヤーを引き千切ると、先ず右の鎌で新たに放たれたワイヤーを切断。そして流れるように左の鎌も加藤へと振るった。




岸本「駄目ッ------!」


岸本は叫び、加藤の前に躍り出ると、彼に覆い被さるようにして押し倒した。




岸本「あッ……」




加藤にも、河内にも、そして絵里にも、その光景はスローモーションのように見えた。

岸本の左脇腹に鎌の先端がスルリと入り込み、そのまま滑らかに刃が彼女の体を通過していく。

加藤に抱きついていた上半身を置いて、その下半身が血飛沫を上げながら飛んでいった。


加藤「あ、あぁぁ…」


掠れるような声を上げる加藤の両目から涙が零れる。

まだ辛うじて機能を残した岸本の口が動いた。



岸本「か、とう…く、ん、…好、き……、かとう、くん……」



その言葉を最後に、岸本の身体は完全に沈黙した。

加藤は彼女の上半身を静かに降ろすと、再び刀を手にする。


河内「お、おい…、逃げるぞ……このままじゃ全員……」

絵里「無理よ!こんなの倒せないッ!」


骨ムカデは無力な彼らを嘲笑うように、裂けた下顎をカチカチと鳴らした。


加藤「だからこそ、誰かがやんなきゃならない……、逃げたところで、追いつかれて殺されるだけだ…」


加藤はそう言うと、雄叫びを上げながら骨ムカデの懐へと飛び込んだ。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー

「あーあ、早速死ンでやがんの」


ビルの屋上から加藤達の戦闘を見下ろしながら、ジャケットを着込んだ少年、西は冷ややかに呟く。
ジャケットの襟元からは彼らと同様のラバースーツの一部が覗いていた。


「おッ、おいヤバいぞ茨木!俺達も早く行こう!」

「わかッた、だが慎重にいくぞ南!」


茨木、南と互いに呼び合ったラバースーツ姿の2人の男性が屋上から飛び出す。

一方で、西にはわざわざ加勢してやる気など無かった。


西「スーツ無視か、久し振りだな…。
つーか、不可視モードとタイマーまで解除ッてのはどういう事だ?」


もともと不条理な状況がさらに不条理になったところで、どうする事も出来ない。


戦闘に視線を戻す。

懐に潜り込んだ加藤の斬撃が胴に叩き込まれるが、骨ムカデはものともせずに加藤を飛び越え、援護に入ろうとした河内に接近。その右腕を容易く斬り飛ばした。


加藤「河内さんッ!」

河内「俺はいいッ!攻撃しろ!」


そこに茨木と南が加勢に現れた。
南が牽制としてYガンを撃ち、その隙に大柄な茨木が負傷した河内の元に急行し保護する。

骨ムカデは飛来するワイヤーを今度も切断し、撃ってきた南を標的と定めた。


南「俺を狙ッてる!走り回ッて逃げるから側面か背後から攻撃してくれ!」

加藤「わかッた!」


道路の中央を全力疾走し出した南を、骨ムカデが餌を見つけた蛇よろしく体躯を左右に揺らしながら追跡する。

加藤と、河内を離脱させた茨木が刀を構え、さらにその後を追う。

西はひとり戦闘に参加せず、荒い息をする河内の腕を止血している絵里に視線を移し、鼻で嗤った。


西「手当とかいーからとッとと戦えよな」


傍観している自分を棚に上げているように受け取れる発言だが、誰が聞いている訳でもない。


加藤「茨木さんッ、斬り込むぞ!」

茨木「こッちは右をやる、反対頼む!」


2人が距離を詰め、攻撃を加えようとした時だった。

南を一目散に追いかけていた骨ムカデが唐突に体を捻り、鎌を突き出しながらその場で車輪の如く高速で回転した。


茨木「なッ…!?」


振り下ろした茨木の刀は回転する巨体に弾き飛ばされ、彼は姿勢を崩される。
そこに敵の鎌が迫った。


南「茨木ッ!」


回避は叶わず、右肩から左脇腹を斜めに一閃され、茨木は呆気なく絶命した。


南「このぉッ!!」


激昂した南が刀を持って死角から突撃する。

だがそこで、骨ムカデは予想もつかなかった動きに出た。

両方の鎌をアスファルトに勢いよく突き刺すと、それを軸にして長い胴体をしならせて地面に打ちつけ跳び上がり、宙返りのようなコトをやってのけたのだ。

一瞬で方向転換した骨ムカデの二対の眼光が南を射抜く。

彼を正面に据えた次の瞬間には、左右の鎌を大きく振りかぶり、南へと飛び掛った。


南「があぁぁァッ!?」


南の首と腹部が同時に切断される。
3つに分割された肉塊はバラバラの方向へ飛んで行った。


西「おいおい、マジかよ…」


流石の西もこれには動揺した。
歴戦の猛者が2人も、あっという間に殺されたのだ。




------気が変わった。俺がやる。



西は足下に置いていたストックのついた長柄の銃を右手に持ち、さらに左手を宙にかざした。


西「『ガンツ』。俺にZガンを転送しろ」


すると彼の左手の辺りに、黒い機械のような物が少しづつ出現していく。

完全に姿を現したそれは、人の片腕を丸ごと覆うような大型の銃だった。

そもそも銃という分類自体正確ではないのだろうが、その『Zガン』は、武器としてこの上なく強力な物ではあった。


西「銃が直接効かないからッて…、じゃあ使いませんッてのは流石にアタマわりーだろ」


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー


加藤「畜生……?だろ、あの2人まで……!」


未だに決定打を与えられず無傷の骨ムカデが遂に加藤へ標的を移した。

逃げ出したいという思いを押し殺し、加藤は己を奮い立たせる。


加藤「俺は死なないッ!俺は生きて帰るンだッ!」


ここで自分が死ねば、自らを庇って死んだ岸本の挺身はどうなる?

茨木と南の奮戦、負傷した河内は?


そして、自分の帰りを待っている弟、歩は……。



ズドンッッ!!!



加藤が特攻を仕掛けようとした寸前、轟音と共に骨ムカデの居るアスファルトが円形に沈み込んだ。

それは圧倒的な重力の一撃、しかし骨ムカデ自体はビクともしない。




ズドンッ!

ズドンッ!

ズドンッ!



しかしそれが何度も続き足場が破壊されると、流石の骨ムカデも姿勢を乱され、動きがとれなくなった。

それに加え、骨ムカデの真下のアスファルトが次々と爆発していく。
無数の破片が飛び、大きなダメージこそ無いものの骨ムカデの行動に対し確実な妨害となる。


加藤「あれは……西かッ!」


付近のビルの屋上に、両腕に黒い装備を構えた西を見つけた。

それは骨ムカデの方も同じで、足場への妨害にも慣れてしまったのか構わずに彼の居るビルへと突撃する。
コンクリートの外壁に、鎌を突き刺し、巨体に見合わぬスピードで屋上目指して登り始めた。


加藤「西ッ!逃げろ!!」


加藤が叫ぶ。
屋上の西が、ニヤリと嗤ったように見えた。


骨ムカデの頭部が屋上へと飛び出すと同時に西の姿が消失し、そして------




------円形の重力波が、骨ムカデの接していたビルの外壁を丸ごと吹き飛ばした。




ズドドドドドドドッッッ!!!!




足場を失い宙に投げ出された骨ムカデが、地球の引力には逆らう事は叶わず墜落する。
地面に叩きつけられたところを、続けて落下してきたいくつもの大きなコンクリート片が追い打ちをかけた。

この好機を逃す手はない。

加藤は刀を伸ばして突撃する。


加藤「弱点は何処だッ!?一撃で決める!」


------頭だ。首を叩き落とす。



直感でそう判断した。


だが落下の衝撃と質量によるダメージを受けてなお、敵はまだ健在だった。

加藤が刀を頭部の付け根へと突き出すのとほぼ同時に、骨ムカデも自身の鎌を振るう。


加藤「うおおォォッ!!」


加藤の剣先が骨ムカデの頭部を斬り飛ばさんとする丁度その瞬間、骨ムカデは鎌を薙ぎ、彼の刀をへし折った。


加藤「ガッ……!」


さらにその衝撃で加藤の体躯が宙を舞い、乗用車のフロントガラスへ叩きつけられる。


絵里「加藤くんッ!?」


そこに河内の手当を終えた絵里が駆け寄ってきた。


加藤「駄目だ…ッ、強すぎる!
他に何か手は無いのかッ!?」


絵里に手伝われ身を起こし、折れた刀を伸ばし直す加藤。

眼前の骨ムカデが、哄笑するように下顎を鳴らした。


加藤「西がやッたヤツも多分もう効かない…、学習したハズだ。
どうすりゃいいッ?」


焦りが加藤の思考を支配する。


絵里「一度引きましょう!
このままやッてもジリ貧だわ!」

加藤「駄目だッ!コイツを放ッておいたらまだまだ被害が拡大するッ!
------俺達でやるしか無いンだ!」


そういうと、加藤はスーツの左手首に取り付けられた小さなデバイスを起動した。


加藤「透明化を見破る能力は持っていないと思う……連携が取れなくなるのは避けたかッたけど、もう他に手はない。
…俺が懐に潜り込んで撹乱するから、絢瀬さんは出来るだけ遠くから狙ッてくれ。でも無理はするな」

絵里「無茶よ!危険すぎる!」


絵里の制止を聞かずに出現した立体映像のディスプレイを操作すると、加藤の姿が消失した。

頼んだとばかりに、見えない何かが絵里の肩をポンと叩く。


数秒後、見えない斬撃が骨ムカデを襲う。

骨ムカデは自らに取り付く何かを振りほどこうと身をよじった。


絵里「ああもうッ!」


絵里は透明化を使わず、河内から回収したYガンを骨ムカデに向け、2発続けて撃った。

敵は即座に反応し、右の鎌で2つのワイヤーを同時に切断する。

そして次の瞬間、その鎌が根元から斬り飛ばされた。

だが。



加藤「がはッ……!?」


片方の鎌が切断されると同時に、骨ムカデは残った方の鎌を躊躇なく振るう。

その一閃は、加藤の右腕を綺麗に飛ばしていた。火花を散らして透明化の効果が消えた。

刀が宙を舞う。


加藤「まだッ…、まだだァッ!!」


加藤は右腕の切断面から鮮血を迸らせながらも、残った左腕を伸ばし刀を掴み取った。




加藤「おおおぉぉォォッ!!!」



ダンッ!と地面に叩きつけられた刀身の軌道は、骨ムカデの残された鎌の付け根を、確かに捉えていた。


『グルルルォォォォッッッ!!』


双方の鎌を切断され、今まで余裕すら見せて加藤達を痛ぶっていた骨ムカデが狂ったように咆哮する。


加藤「もう少しッ…」


追撃を加えようと振りかぶった加藤だったが、そこに巨大な頭蓋骨が迫る。

左右に裂けた下顎が、彼の頭を捕らえた。


加藤「くッ、負けるかよッ!!」


加藤も負けじと刀を逆手に持ち替え、4ある発光する眼窩、その右下のものに突き刺した。

同時に、骨ムカデは加藤を咥えたまま頭部を振り下ろし、彼の体躯を硬いアスファルトに叩きつける。

加藤のスーツの所々に付属した円形のパーツから、ジェルのような物質が溢れた。


絵里「加藤くんッ!」


今ならやれる。

そう確信してYガンを何発も撃ち込む絵里だったが、ワイヤーが骨ムカデを捕らえるより僅かに早く、再び加藤が叩きつけられた。

次々とワイヤーが巻きつき、骨ムカデの巨体を拘束していく。
西による攻撃のおかげか、今度は強引に振りほどかれる事も無かった。

それを確認すると、絵里は横たわる加藤の元へ一目散に駆け寄った。

彼の両足はおかしな方向に曲がり、腹部からは黒いスーツを突き破って肋骨が見えている。


絵里「倒したよ加藤くん!これで無事に帰れる!
しッかりしてッ!」

加藤「あや、せさん…。有難う…、よかッ、た……」


加藤は口を開くのもやっとのようだった。

その時、どこからともなく間の抜けた明るい電子音が響く。

天から伸びた光線が、赤く発光するワイヤーに拘束された骨ムカデを頭頂から消していった。


絵里「ガンツ!早く加藤くんを転送しなさいッ!
早くッ!!」


叫ぶ絵里だったが、加藤の体に変化はなかった。
逆に彼女の方が、足の先から消えていく。


絵里「そんな……!?」

加藤「絢瀬、さん…」


加藤が消え入りそうな声で絵里に呼びかける。


加藤「これでッ…、自由に……なッ、て……」

絵里「馬鹿な事言わないでッ!
貴方を再生するに決まッてるじゃない!」

加藤「そンな…、こと、しなくていい……でも、歩の事だけは…忘れ、ないで……」


反論しようとした絵里だったが、言葉を発する事は叶わなかった。口まで転送が至ったのだ。

続けて視界も消失する寸前、絵里は確かに、加藤が息を引き取る瞬間を目にした。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

ここまでがプロローグという感じで、本日の投下は終了です

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
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真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」






Chapter:1
出られない迷宮はないんだ






ーーーーー

「なぁ北条、なんでお前芸能科辞めたの?」


最近は友人知人に会う度に、北条政信はこんな質問をされる。

すると、


北条「提携してる事務所が合わなかったんだよ」


と毎回答えている。


「そうか?けっこーいいカンジのとこだと思うけどな」

「ばーッか。あそこの所長モーホだぜ?」

「マジ?北条ダイジョブだった?
手ェ出されてない?」


勝手な事を言い合う友人連中だったが、すでに北条の注意は別の所に向いていた。

秋葉原のビルのスクリーンに、彼の通うUTX高校の誇るスクールアイドルグループ、『A-RISE』のライブ映像が流れている。
友人の1人が北条に問い掛けた。


「なぁ、綺羅ツバサ先輩と付き合ってたってウワサ、マジ?」


北条「誤解だっての。
------つーかそれより、後ろの電柱見ろ」

「は?」


急に神妙な顔つきになった北条を訝しむ彼らだったが、その人影を認めるとその訳を悟った。


「…ゲッ、サダコじゃん」

「まだあのストーカーに付きまとわれてんのかよ!」


白いワンピースを纏い、異常に長い髪で顔が覆い隠された女がそこにいた。
『サダコ』と例えられるのも頷ける。


北条「……振り切る。バイク貸してくれ」

「お、おう。明日返せよ?」

北条「すまん」


鍵を受け取り友人が押していたバイクに跨ると、ヘルメットをつけた北条はエンジンを掛けた。

走り出そうとしたその瞬間。


「「あ」」


猛スピードで駆け寄ってきたサダコが、北条の後ろに跨った。
あまりにも自然な、流れる様な動作に友人達も唖然とする。

北条は、それに気づかない。

ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー

「…ちょっと西君!聞いてる!?」


秋葉原。
電気屋の立ち並ぶ地区の路上で、高坂雪穂は目の前にいる少年、西へ叫んだ。


西「あ?なんだよ」


やはり彼女の話など何処吹く風だったようだ。


雪穂「西君も選ぶの手伝ってよ。
こういうのそっちの方が詳しいんだし」


2人は、2学期の始めに控えた学校祭の買い出しに来ていた。


西「知らねぇっての。学校祭とか興味ねーし。
勝手にやってろ」

雪穂「…いやちょっと西君っ!?」


そそくさと立ち去ろうとする西に、雪穂は前方に回り込んで対抗する。


雪穂「折角ここまで来たんだからさ?
ほんとお願いだって。私こういうの全っ然わからないから!」


西「ならなンで買い出し係やってんだよ。
よりによって俺も巻き込んで。
つーかあのハラショー言ってる金髪はどうした」

雪穂「亜・里・沙!いい加減名前覚えてよ。
あの子は家の用事って言わなかったっけ?」

西「聞いてねー……ん?」


西が不意に話を止め、首筋に手を当てた。


雪穂「どしたの?」

西「……用事思い出した。帰る」

雪穂「えっ?ちょっと何それ!
急すぎだってば!」


回れ右する西を雪穂が引き止めようとする。

西は溜息を吐くと、雪穂にメモの切れ端を渡した。


西「必要っぽいのは書いといた。
あとは1人でやれ」


返事も待たずに西は歩き出す。

雪穂は渡されたメモと小さくなっていく彼の後ろ姿を見比べながら、誰にともなく呟いた。


雪穂「相変わらず…、素直じゃないなぁ……」

ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー


「あったーらしーい、あーさがっきたっ」


音ノ木坂学院2年の少女、高坂穂乃果と園田海未がラジオ体操の歌を歌う少年の声を聴いたのは、帰宅途中に路地裏へ差し掛かったところだった。


穂乃果「…この声、路地裏から聴こえてるよね?」

海未「ええ。こんな薄暗い所で、一体誰が……」


不可解な歌声に2人が訝しみ、足を止めた時だった。


「やめッ…やめてくれッ!殺さッ、ないでッ!?」


やや高齢であろう男性の悲鳴が、路地裏から響く。
歌声は止まない。


穂乃果「…!海未ちゃん、これって…」

海未「誰かが襲われているんですか!?」


通報すべく携帯を取り出す海未。
一方穂乃果は、意を決したように深呼吸すると、路地裏へと歩を進めた。



海未「ちょっと……穂乃果っ!?」

穂乃果「海未ちゃんは警察呼んで!
…すぐ行かないと、きっと手遅れになっちゃう」


一人で行かせる訳にもいかず、海未もその後を追った。

同時に。


グシャッ…


気味の悪い、何かの潰れる音が微かに聴こえてきた。


穂乃果「…ッ!」


彼女の目の前に、ボロ切れのような洋服を纏い、白髪混じりの頭髪がボサボサと伸びた初老の男性が倒れこむ。

その頭蓋は陥没し、赤黒い何かがはみ出していた。

あまりの光景に絶句する穂乃果。
それは続いてやってきた海未も同じだった。


海未「この人……し、死んで…!」

穂乃果「あっ……」


同時に2人は気づく。

死体と化した男性の向こう側に、1人の少年が立っていた。
穂乃果と海未よりやや幼いだろう。
歌声の主は彼だったのだろうか?

その手には、真っ赤に汚れた金属バットが握られている。


「ちっ、違うんですよ!」


2人に気づいた途端、色素の薄い髪を振り乱しながら叫んだ。


「この人がっ、急にバットで襲ってきてっ!
それで僕怖くてっ…バット奪って抵抗したら、当たっちゃって」


声を聴いて2人は悟る。
先ほどの歌は、彼から発せられたのだ。


海未「……なら何故、歌っていたのですか?」


震える声で海未が答える。
その手にはしっかりと携帯が握られていた。


「う、歌ってなんか……いないですって!
だって僕は襲われてて、ほんと危なくて、怖くてっ!それで…」


彼の言葉は嘘に聞こえなかった。
初めて見る凄惨な光景に恐怖しながらも、穂乃果はなるべく、冷静に言葉を発する。


穂乃果「わかった。君の事は信じるよ。
でも正当防衛でも、警察に話すべきだと思う。だから私達も一緒に行くから警察に連絡…」


海未に通報を促そうと振り返る。
そして、警察の画面を操作する彼女の背後に、見知らぬ別の男性の姿を認めた。

彼は少年と同じような金属バットを、しっかりと保持していた。

そして。


穂乃果「…えっ?」


次の瞬間には、彼は金属バットを振りかぶり、海未の後頭部に振り下ろしていた。

穂乃果は、一体何が起こったのか判断する事ができなかった。

血を流してうつ伏せに倒れていく海未の姿がスローモーションのように見え、彼女の体が地面に衝突すると同時に、自分の頭に激しい衝撃が走る。


穂乃果「あ……」


ハメラレタ。

そう理解するのは、あまりにも遅過ぎた。


ぼやけていく視界の端に、自分の事を笑って見下ろす少年の姿を捉えた。


「お芝居楽しかったよ。ありがとね、お姉さん」


少年はそう言うと、金属バットを上に振りかぶり、


「さよならーっ」


穂乃果の胸部、腹部に何度も打ちつけた。


「ははっ!はははっ、あはははは!」


穂乃果は叫ぶ事すら叶わず、打撃を加えられる度に口から血反吐を吐くだけだった。

薄れる意識の中で、彼女は少年の笑い声と自らの体が陵辱する鈍い打撃音を、ただ聴いていた。

留めとばかりに顔面にバットが振り下ろされ、彼女の意識は、生命は、完全に消失した。

ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー



同時刻。



ある所で、スクーターと通行者が衝突した。


ある所で、暴力団員とその部下が敵対する組織に襲われた。


ある所で、難病に冒された元政治家の容態が突然悪化した。


ある所で、居眠り運転のトラックに高校生とそのストーカーの乗ったバイクが追突された。



黒い球体は、その全てを見逃さない。



ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー


まず穂乃果の視界に飛び込んできたのは、フローリングの上に鎮座する漆黒の球体だった。


穂乃果「…痛く、ない…」


自分は確かに、あの少年に金属バットで殴られ、死んだ筈だった。
気絶で済むとも思えない。

何より不可解な事に、体には傷ひとつ、どころか僅かな血痕や汚れすら付いていなかった。

辺りを見回すと、球体を中心に金髪の青年、眼鏡をかけた男性、柄の悪い風貌をした2人の男性、白髪頭の病衣を着た老人、ジャケットを羽織った少年------そして舌を出して荒く息をする犬が居た。

そして彼女の隣には、たった今共に襲われた親友、海未の姿。


穂乃果「海未ちゃん…ここって…」

海未「まさか、天国って訳ではないでしょうね…」


シンプルなマンションの一室。そうとしか言いようのない場所だった。
困惑する2人に、眼鏡の男性が声を掛けてきた。


「君達も、死んだのかい?」

海未「死んだ、ですか?」


確かに、あの状況では間違いなく殺されていただろう。


「ああ、まずは自己紹介をしないとね。
僕は山田雅史。スクーターに乗ってて事故っちゃって……気づいたらここに居た」


彼も、穂乃果、海未と似たような目に遭ったらしい。


山田「君達もここに来る前何があったか、教えてくれるかな」

穂乃果「えっと、ホームレスみたいな人が殺されてて、その現場を見たら犯人に…」

山田「なるほど、やっぱり2人も死んでしまったか、重症か…」

海未「ここは病院…なんかではありませんよね?」


金髪の青年も会話に加わってきた。


「天国じゃねーの?マンションっぽいけどさ。俺、全然死んだもん。
コンビニの帰りになんかに轢かれちまったみたいでさ」

山田「いや、まだ死んだとは限らないじゃないですか」


そう主張する山田だったが、そこで病衣姿の老人が青年の意見に賛同した。


「いや、少なくとも私は間違いなく死んだよ」

海未「どういう事ですか?」

「私は難病に冒されていてね…。さっき急に容態が悪化したと思ったら、ポックリ逝ってしまった。
でも今はこの通りピンピンしている。死んだから病気なんか関係ないって事さ」


確かにその通りだった。

穂乃果と海未は互いの体に視線を向ける。
明らかにバットで殴られていた箇所にも、痕跡は残っていなかった。


海未「私達が……」

穂乃果「死んだ…?」


受け入れ難い事だった。

つい先程までμ'sの仲間と練習をし、他愛もない話をしながら家路についていたというのに。


穂乃果「と、とりあえずここから出よう!」


そう言って窓の外に目を向ける穂乃果。
ビル群の中心に屹立する赤い塔、東京タワーを認め、ここが東京だと理解する。


穂乃果「ちょっと玄関見てきます!」


穂乃果に続き、海未も玄関に向かおうとする。
その様子を、山田達は苦笑しながら見ていた。



玄関に着いた穂乃果は、ドアノブに手を掛け回そうとする。

しかし接触しようとした瞬間、彼女の手は見えない何かに遮られたように滑り、宙を掻く。


穂乃果「え?嘘……」

海未「変わってください」


続けて海未も試すが、同じだった。

部屋の方に戻ると、山田が説明する。


山田「僕達も出ようとしたに決まってるじゃないか。どういう訳だか、玄関のドアも窓も、触れないんだ」

「ほんとワケわかんねーよ」


金髪の青年が吐き捨てるように続けた。

ちょうどその瞬間、一瞬球体が発光したかと思うと、二筋の光線が部屋に伸びた。


海未「えっ…?一体なにが…」

山田「まだ出てくるのか…」


それらの光線が下方にスライドする。
すると、片方からはヘルメットを被った頭が、もう片方からは長い黒髪の女性の顔が出現する。


穂乃果「ひ、人!?」


あっという間に、少年と女性の全身が部屋に形作られた。


山田「君達もこうやって出てきたんだ」


山田が説明する。

少年は周囲を見渡し女性の姿を認めると、「うおッ!?」叫び声を上げて仰け反った。


穂乃果「こんな技術、日本にありませんよね?」

山田「うん。というかどの国でも作れっこないよ、こんなの」

「な、なぁ。ここ何処なんだ?」


ヘルメットを外し、おずおずと少年が口を開く。

誰も満足な解答など持ってはいなかった。


海未「わかりません…。私達も気づいたら此処にいたんです」

「俺もバイク乗ってて追突されたと思ったら------つーかサダコ!
なんでお前が後ろに乗ってたんだよ!?」


いつの間にか廊下に出て頭だけこちらに出していた女性に少年が怒鳴る。
2人の関係は気になるところだが、とにかく彼らも『死んだ』か、それに近い目に遭ったのは間違いないようだ。


穂乃果「えっと、君も高校生だよね?
とりあえず自己紹介しない?」


ここで黙っていても埒があかないので、穂乃果はそう提案する。


海未「そうですね…では私から。
私は園田海未、秋葉原にある音ノ木坂学院高校の2年生です」

穂乃果「私は高坂穂乃果!海未ちゃんとはクラスメイトなんだ」


少年は若干驚いたような顔をした。


「秋葉原?近いな。俺は北条政信、
UTX高校の2年だ」

穂乃果「えっ、嘘!A-RISEの高校!?」


よく見れば彼の着ている服は白を基調としたブレザー。
A-RISEで見慣れたUTX高校の女子用制服を、そのまま男子用にすればこんな感じだろう。


穂乃果「北条君、ひょっとしてA-RISEと知り合いだったりするの?」

北条「一応芸能科いた時に関わった事はあるけど、そんな親しくはないぞ?」

海未「北条政信……、前にことりが言っていたような…」


彼女曰く、雑誌か何かでモデルをしている人物の筈だった。
UTX高校の生徒とは知らなかったが。

ともかく、秋葉原民という接点を持った者を見つけ安心感を得る3人。


その時唐突に、球体から一瞬雑音が漏れた。


「なんだ、何か始まんのか?」


金髪の青年が球体を覗き込む。

球体から、耳慣れた前奏が流れてきた。


海未「これは…」

北条「ラジオ体操の歌、か?」


音質は悪かったが、それは紛れもなく小さい頃の夏休みなどで嫌という程耳にする、あの歌だった。




『あ~た~らし~い、あ~さがきたっ。
き~ぼ~うの、あ~さ~だ』



薄気味悪いモノだった。


特に、先程この歌を歌っていた少年と仲間の男に襲撃された穂乃果と海未にとっては。


「ンだよこれはよぉ?」


柄の悪い男の若い方が訝しむ。

音楽が止むと、続けて球体の表面に文章が浮かび上がった。


『てめぇ達の命はなくなりました。

新しい命をどう使おうと、私の勝手です。という理屈な訳だす。』


北条「はぁ?どういう事だよ」

山田「やっぱり僕達は死んだのかなぁ」


誰ひとりとして、状況を掴めない。
当然だろう。

ジャケットの少年だけが、何の反応もせずにじっとしていた。


表示された文章が消え、今度は画質の荒いイラストが浮かび、その後に新しい文章が続いた。


『てめぇ達はこれから、この方をヤッつけに行ってくだちい。

ねぎ星人

とくちょう
・くちい・つよい

好きなもの
・ねぎ

口ぐせ
・ねぎだけで充分ですよ』


『ねぎ星人』は、奇妙に歪んだ頭蓋と緑色の皮膚を持つ生物だった。
なるほど、ねぎらしくはあるかもしれない。


「はあ?狩りでもしろってのかよ」


金髪の青年が呆れたように言った。


「ふざけやがって------よォッ!!」


柄の悪い若い男が球体を蹴飛ばすが、ビクともしない。


「やめておけ、畑中」


彼の上司らしい男が諌める。


畑中「…腹立つじゃねーですかよ吉岡サン」


畑中と呼ばれた男は反論する。

それに吉岡がさらに何か言おうとした時だった。


ガシャンッ!!


球体の両側面と背後が勢い良く飛び出した。


北条「うおッ?なんだコレ」

山田「何か仕舞われてますね…銃?」


球体に近づく山田。
彼は球体の内部を覗き込む。


山田「うわッ!?なんだこれ!
ちょっと見てください!」


そして素っ頓狂な声を上げた。

穂乃果達3人は言われた通りに球体の中を見る。
そこには、真っ白い肌をした全裸の人間が呼吸器に繋がれ、体を丸めて収まっていた。


穂乃果「な……なにこれ…?」

海未「---人、ですか…?」


その人物には体毛が一切なく、目も完全に閉じられていた。
正気は感じられないが、呼吸器によって規則正しく息をしている。


北条「気味悪いな…。なんなんだこれ」


両側面から伸びているラックには、玩具のようなデザインをした漆黒の銃と、刀の柄のような棒がいくつも格納されていた。
銃は銃身の長い物と拳銃サイズの物、2種類ある。

背後の方にはシルバーのアタッシュケースがギッシリ詰められている。

金髪の青年が、『稲森』と刻印されたケースを手に取った。


「稲森……俺の名前、いつ彫ったんだ?」


首を傾げながら、彼はケースを開け、中身を取り出す。

それを一言で表すならば、ラバー製の全身タイツだった。ところどころに金属製のパーツが取り付けられている。


稲森「コスプレか?コレ。訳わかんねーな」


彼はケースを放り出すと、短い方の銃を手に取った。


稲森「銃口が無い…タダの玩具っぽいな」

山田「でもそれにしては重いですね」


山田は長い銃を手に取る。
吉岡、畑中も続いた。

これもまた奇妙な物だった。
トリガーは上下に並んで2つあり、本来なら撃鉄のある箇所には小さな液晶が付いている。
その液晶は、銃口の前方を映し出していた。


穂乃果「なんだろこの棒?」

海未「スイッチが付いてますね」


海未はその棒を持つと、発見したスイッチを押してみる。

すると一瞬で、日本刀のような刀身が円柱形の先端から出現した。


海未「重っ…?」


同時に重量が上昇する。
海未はそれを床に置いた。


北条「この刃、本物じゃないか?
随分と物騒だな…」


刃を出現させる摩訶不思議な技術には驚かされるが、明らかに殺傷力のある道具が平然と支給されている事の方が問題だった。

恐らく銃の方にも何かがあると見ていいだろう。


稲森「なあ、ちょっと撃ってみないか?」


稲森はそう言うと、空になった炭酸飲料のペットボトルを床に置いた。


稲森「トリガーどっちも引けばいいのかな」


彼は銃をペットボトルに向け、上下のトリガーを同時に引いた。


ギョーン…


間の抜けたサウンドが響く。
それだけだった。


山田「え、これだけ?」

稲森「いや、でも反動あったし」


ただの玩具だったのか、と全員の興味が冷め出した瞬間だった。


ババンッ!


撃たれたペットボトルが、粉々になって破裂した。


北条「本物…」

穂乃果「何、これ…?」


もし人に撃っていたら、取り返しのつかない事になっていた。


海未「ひょっとして、このケースに入っていた服にも何か…」


『うみちゃん』と刻印されたケースを見つけると、中身を取り出す。
中身は稲森のケースと同じだった。


穂乃果「北条くんっ!?」


海未がその服を取り出そうとした時、不意に穂乃果が叫ぶ。

北条に顔を向けると、彼の頭部が先程この部屋に送られてきた時と反対に、消失していくところだった。


山田「うっ、うわッ!?僕の腕がぁ!」


山田にも同じような事が起こっていた。

そして病衣の老人、吉岡と畑中も同様に消えていく。
廊下にいた女性も、犬もだ。


穂乃果「う、海未ちゃん…」


穂乃果も足から消えていく。


海未「何処かに送られるのですか…?」


困惑する海未の前を、ずっと口を開かなかったジャケットの少年が横切り、球体のラックから銃を取り出した。

海未は気付く。
彼のジャケットの襟から、ケースに入っていた服が覗いている事に。


海未「やはり、何か……」


海未とその少年の体も、足から消え出した。

彼女はケースと、ついでに床に置いた刀を手に取った。


それを見ていた少年が、口の端を歪めて呟く。


「あんた、生き残れるかもね」

海未「生き残る……?一体それはどういう---」


最後まで質問する事は出来なかった。

口が消えてしまったのだ。
続いて視界が反転する。


海未「此処は……?」


まず目に入ったのは、コンクリートの塀だった。


海未「ッ…、穂乃果っ!?」


そこら中を見渡すが、部屋にいた者は誰もいない。


ただのありきたりな、住宅街が広がっているだけだった。

ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

終了します。
漫画版でUTXが共学という台詞があったので、その設定を採用しました

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
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真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
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曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
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曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
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曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
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真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
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真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
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真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
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梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
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曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

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真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

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真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

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曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

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梨子「うーん…まだ、かな…
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梨子「うん…」

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梨子「そ、そうね」

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アニメ本編とは別時空です
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梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

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梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

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梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

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曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

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曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
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真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

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真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
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真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

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曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
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曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

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真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
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真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

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真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

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曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
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真姫「20分…。暇ね」

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真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

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曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
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曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

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真姫「…うん」コネコネ

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真姫「ふむふむ」

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曜「梨子ちゃん♪行こ?」
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梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
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曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

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曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
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曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
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真姫「ふむふむ」

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アニメ本編とは別時空です
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梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

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梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

荒らしが凄い事になってますが取り敢えず続けます

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」


ーーーーー


山田「いッ…1000万!?」


住宅街の中にある公園で、山田が素っ頓狂な声を上げた。


「そ。プロデューサー、うちのお父さん」


それに答えたのは、部屋ではついに一言も発さなかった少年だった。


稲森「ワケわかんね。俺らマジで死んだんだぜ?
それも企画の内だってのかよ」


傍らのベンチに座っていた稲森が言った。
隣には病衣の老人もいる。


「そーいう風に催眠をかけられてるだけだよ。
アメリカのテレビ局の番組で、『いきなり一般人がシューティングゲームの世界に放り込まれたらどうなるか』ってヤツ。
これから何起こるかわかってる連中使ってもツマンナイって事で記憶を一時的に消されてんの」

稲森「はぁ?じゃあそんな事俺らに言っちまっていいのかよ」


稲森の疑問に、少年はにこやかに返す。

2
「だってさ、コネで参加した俺だけ知ってるってやっぱ卑怯じゃん」


病衣の老人が彼の言葉を鼻で笑った。


「フンッ、何がテレビ番組だ。くだらない。
儂はそんなの同意しとらんぞ。帰る」


そう言うと彼は立ち上がり、公園を出て行った。


山田「いや、同意した記憶自体消されてるんじゃ…」

稲森「大体いーのか?あのじーさん裸足だぞ……あっ、他の奴ら来た」


老人と入れ違いに、柄の悪い男達---吉岡と畑中、続いて穂乃果と北条が公園に入ってくる。
よく見ると、そばの電柱の陰から白い服の女がこちら(主に北条)に視線を向けていた。


山田「皆さん朗報です!やっぱり僕達死んでなかったんですよ!
テレビの企画ですって!」


山田が彼らに駆け寄り、言った。


畑中「はァ?ンだよそれ」

稲森「さっきの部屋の球に表示されてた敵を倒すと、1000万円の賞金が貰えるんだってさ」

吉岡「コレで撃てッてのか」


吉岡が球体から取った銃を掲げる。

穂乃果と北条は、賞金と聞き盛り上がる大人達の輪に加わらずにいた。


北条「……なぁ、信じられるか?この話」

穂乃果「無理だよ…だって私達、本当に死にそうだったんだよ?」

北条「だよな…」


大人というモノは、受け入れやすい考えに逃げてしまう存在なのかもしれない。

しかし事実、この少年の発言以上に納得のいく説明はなかった。


北条「しかし流石に記憶消したり、あそこまで変な武器は作れねーだろ…」

穂乃果「やっぱり変だよ、あの子の言ってる事……あと気づいてる?
あの子、部屋のケースに入ってた服みたいの着てない?」


彼のジャケットの襟から、黒いピッチリとした肌着のような物が見えている。首元には金属製のリングが付いていた。


北条「本当だ…。あの服、何かあるのか?」


稲森「おっ、おい見ろよあそこ!」


不意に稲森が叫んだ。
彼は穂乃果達が来た所とは反対の出入り口を指差している。

穂乃果と北条がそちらを見ると、そこには小学校低学年くらいの身長の、緑色の肌をした人影が立っていた。

いや、それは人影と形容できる存在かはわからないが、とにかく子供のようだ。


穂乃果「『ねぎ星人』…」


緑色の肌に、奇妙に歪んだ輪郭。

確かにソレは、球体に表示されていたターゲットに他ならなかった。


山田「ターゲットだ!行きましょう、賞金はみんなで山分けですよ!」

稲森「おッしゃあ!」


ギョーンギョーン


稲森が2発続けて撃つ。

先程と同様のタイムラグを経て、ねぎ星人の手前の大気が、軽く爆ぜた。
それに気づいたねぎ星人は、回れ右をして逃げ出す。


畑中「下手だぞガキ!」

吉岡「まぁいい、追い掛けんぞ」


稲森達4人が後を追い駆け出した。


北条「なぁ、コレ本当に企画もんなのか?」


彼らを見送りながら、北条が少年に問う。


「気になるなら、自分も行ってみて確かめれば?」


やはり何かがおかしい。
穂乃果も北条も、そう確信した。

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」


穂乃果「ねえ、ほんとの事を教えてよ。
これって一体---」


穂乃果の質問を最後まで聞く事なく、少年は歩き出し4人の後を追う。

公園には穂乃果、北条と、相変わらず北条をじっと見つめている女だけが残された。


北条「怪しすぎんだろ。あの中坊」

穂乃果「とにかく、海未ちゃんと合流しないと……」



「穂乃果っ!」



噂をすれば影がさす、とはよく言ったものだ。

銀色のケースを抱えた海未が公園に入って来た。


穂乃果「あっ、海未ちゃん!良かった、近くにいたんだぁ…」

海未「他の皆さんは?」

北条「部屋にいた中坊曰く、企画なんだとさ。あいつらは『ねぎ星人』とかいうのを追い掛けてったよ」

海未「企画ですか?そんな馬鹿な…」


やはり海未も納得できないようだ。


北条「やっぱ怪しいし、参加しない方が良さげだな」

穂乃果「じゃあ帰ろうよ。ここが何処かはわからないけど、近くに駅があれば…」


そう言って時計に目を落とす穂乃果。
まだまだ本数のある時間帯だった。


北条「とりあえず俺らがいる場所を確認しないとな」


北条は携帯を開き、地図アプリを起動した。
穂乃果と海未が両側から覗き込む。


穂乃果「多摩市っ!?」

海未「と、遠い…」

北条「駅からも割と離れてるな…」


顔を見合わせる3人。

もし単なる企画だとしても、非常に迷惑な話だった。


北条「とにかくタクシー探して、駅まで行こう」

海未「そうするしか無さそうですね…」


3人は公園から出た。

ちなみに北条以外は気づいていないが、例の女も後をついて来ている。


人気のない住宅街だった。

タクシーを捕まえようにも、車ひとつ通っていない。


海未「困りましたね…」

穂乃果「大きな通りまで出ようよ」


そんな事を話しながら歩いていると、前方に病衣の老人が見えた。


北条「あの人もタクシー探してるみたいだな」

海未「声かけますか?」


少し早歩きになって彼に近づくと、次第に何処からともなく間の抜けた電子音が聞こえてきた。



『ピンポロパンポンッ、ピンポロパンポンッ』



その音は次第に大きくなっていく。
言いようのない不審さを、3人は感じた。


穂乃果「なんだろこの音。誰かの携帯?」

海未「私じゃないですよ?」


北条も首を横に振る。

ならば前にいる老人の物だろうか。
3人は彼に視線を向けた。

彼は背後の穂乃果達には気付かず、そのまま進んでいく。



彼がまた一歩、前に進む。

その瞬間だった。



ババンッ!



彼の頭部が、綺麗に弾け飛んだ。

残された胴体がノロノロと一歩、二歩と続けて進み、そのまま倒れ込む。


『ピンポロパンポンッ、ピンポロパンポンッ』


電子音は止まなかった。


穂乃果「いッ、嫌ぁぁッ!?」

海未「死んでッ、死んでますよねこれ!」

北条「おいもしかしてこの音------俺らの頭から聞こえてんじゃないかッ!?」


あまりの光景に半狂乱になりながらも悟る。

自分達の頭には、爆弾のような『何か』が仕掛けられている。


北条「戻れ!戻るぞッ!」


3人は慌てて来た方向へと駆け出した。

白い服の女も続いたのは、言うまでもない。

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」


音が聞こえなくなってからも走り、結局最初の公園に戻ってきてしまった。


穂乃果「はぁ、はぁ…。やっぱりあの子、嘘ついてた…」

北条「どうにか取っ捕まえて、全部吐かせねーと…」

海未「…そう言えばここに送られる寸前、彼が変な事を言ってました。
生き残るとか何とか……」

北条「なんだそれ…、シャレにならないッての」


普通ならばすぐにでも嘔吐してしまいそうな場面に遭遇したのだが、もはや混乱と疑問でそれどころではない。

---もしくは、ショッキングな出来事の連続で色々と麻痺してしまったのか。


海未「あ、あの…このケースに入っている服みたいな物ですが…、やっぱり何かあるんでしょうか」


穂乃果と北条が、彼女の持っている銀色のケースに目を向ける。


穂乃果「あっ、それ持ってきてたんだ」

北条「中坊が着ていた……なんかに使うのか…?」


海未はケースを開き、例の黒い服を取り出した。


海未「水着か何かですか…これ」


とても服の上から着用できそうな代物ではない。

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」


海未「これを着るのはちょっと…」


ライブ衣装のミニスカートすら着るのに躊躇した彼女だ。無理もない。


穂乃果「じゃあ貸して。私が着てみる」


そう言って受け取る穂乃果だったが、その服をしばらく矯めつ眇めつすると「あっ」と声を上げた。


穂乃果「海未ちゃん…たぶん私にはサイズ合わないや------主にむ「穂乃果?」ごめん何でもない」

北条「それにしてもヤケにピッチリしているな…。オーダーメイドなのか?」

海未「私専用、ですか…」


あり得る話だった。

海未はその服とたまたま近くにあった無人のガレージを交互に見比べ、言った。


海未「わかりました------着てきます」

北条「すまん。ここで人が来ないか見張ってる」


誰も居ないのを確認すると、海未はガレージの中に入っていった。

不法侵入、というヤツなのかもしれないが、構っていられる状況ではない。


穂乃果「ん…?なんだろ、あれ」


その時穂乃果は、こちらに走ってくる小さな人影に気づいた。

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」


北条「…あれ、『ねぎ星人』じゃないか?」


その後方から、ついさっき別れた大人達が銃を構えながら追いかけて来ている。


ギョーンッ、ギョーンッ、ギョーンッ


彼らは次々と発砲した。

ねぎ星人が穂乃果達の前を通り過ぎた瞬間、その箇所に青白い小さな爆発が続けて起こる。


稲森「あーもうッ!射程みじけーンだよッ!」

畑中「三発撃ってエネルギー切れって舐めてンのか!」

吉岡「そうカッカすンなッ、走れ走れ!」

山田「僕がこの長いのでやりますッ」


山田は一度立ち止まり、長柄の銃のストックを肩に当て、見よう見まねではあるが狙撃の体制をとる。

トリガーの上に付けられたスコープを覗き込み、撃った。


ババンッ!


今度は外さなかった。

逃げ惑うねぎ星人の右腕が破裂し、緑色の体液が撒き散らされる。


『ギィィィィッ!?』


ねぎ星人が悲鳴を上げた。

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」


穂乃果「なっ…!?」

北条「お、おい!あれマズイだろ!」


山田が叫ぶ。


山田「当たったッ!やった!」

稲森「いや、でも速度落ちてねーぞ!」

畑中「おっしゃあ!トドメ行くぞ!」


重傷を負いながらも走り続ける標的を、大人達は獰猛な笑みを浮かべながら執拗に狙い続ける。

唖然とする穂乃果達に目も向けず、彼らは走り去って行った。


穂乃果「あんな小さい子をッ…!
止めないと……行ってくる!」


穂乃果は迷わずその後を追った。


北条「あっ、オイ!」


北条も続こうとするが、ガレージの海未を思い出し踏みとどまった。


海未「ど、どうかしましたか?」


騒ぎを聞いた海未が問う。


北条「部屋にいた連中がねぎ星人とかいうのを殺そうとしてンだ!
高坂があいつらを追ってった、早くしてくれッ」

海未「えッ…いやちょっと待ってくださ…、これきつくて---あッ!」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」


どこかに引っ掛けたのか、海未の転ぶ音がした。


北条「それでどうだ、何か機能とかついてんのか?」

海未「な、何か地図みたいなものが…。
それより、下着まで脱ぐ羽目になったのですが」


なんとか着替えを終え、肌に密着した黒い服着用した海未がおずおずとガレージから出てきた。
体のラインがはっきりと強調されている。


北条「やっぱ、水着ッぽいよな…?」


かなりセクシュアルな姿だったが、何故か北条は気にも留めずに海未の姿を見つめる。

彼女の左手首から、立体映像が映し出されていた。
周囲を映す機械的なマップの上に計5つ、逆三角形の表示が載っている。そのうち3つは移動しており、また残りの2つは同じ箇所に固まっている。


北条「これ全部、ターゲットってコトか?」

海未「5体いるのでしょうか……ああ、そう言えば部屋にあった刀をしまう器具もついてました」


そう言って海未は右の腿を見せる。
ベルトに部屋で見つけてそのまま持っていた刀を提げていた。


北条「…完全に戦闘服じゃねぇかよ」


戦隊ヒーロー物、と表現するには相当地味だが、確かにそれを纏った海未は、SFか何かに出てくるキャラクターのようにも見える。

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」



「………」


スッと何者かが銀色のケースを海未に差し出す。
その人物を見て北条は、


北条「うおぉぉォッ!?」


と仰け反る。
白い服の女だった。


海未「あ、すみませんサダコさん。
着替え手伝って貰っちゃって」

北条「はぁッ!?いつの間に知り合いになってんだよ!」


視線を感じなくなったと思ったら、ガレージの方に居たらしい。

ちなみにそのケースには、海未の脱いだ制服や下着が仕舞ってある。


海未「とにかく穂乃果の後を追いましょう。
だいぶ遅れてしまいましたが…」

北条「ん、あぁそうだな。あの連中と一緒に居てもロクな事になんねーだろうし」


できれば、例の刀が必要になる状況にはならないで欲しいものだ。

そう思いつつ、3人は駆け足で穂乃果達の向かった方向に進み出した。

ーーーーー
ーーーー
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1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
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曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

スレ汚し失礼します

★★★自治スレより重要なお知らせ★★★
>>2
ラブライブ!板で違反スレの乱立、スクリプトによる保守を目的とした板荒らしに対策するため板設定の変更に関する投票を行います
賛成/反対の投票ですので投票お願いします。


投票日:2017年3月12日


詳しくは
自治スレ、荒らし報告相談 Part.5


ーーーーー

穂乃果「---あなた達、何やってるか分かってるんですかッ!?」


大人達は、ねぎ星人を住処らしい古びた二階建てのアパートまで追い詰めていた。


『ね……ねぎ、あげます……ゆる、して、くだ、さい…』


部屋の扉にもたれかかり、ねぎ星人が辿々しい日本語で命乞いする。

穂乃果の非難を鼻で笑い、稲森が言った。


稲森「バッカじゃねーの?
これは企画、ゲームなんだよ。こいつもどーせ作りモンだし。
大体さ、殺すのがルールなんだから問題ないッしょ?」

吉岡「はは、お嬢サンには刺激が強過ぎたか?
グロいもんに慣れとらンならとっとと離れとけ」


吉岡も続けた。


穂乃果「あの男の子は嘘ついてるんです!これはゲームなんかじゃないッ!
私達は帰ろうとしたあのお爺さんが殺されるのをこの目で見たんですッ!」


そう反論し、穂乃果はねぎ星人を庇うように彼らの前に立つ。


穂乃果「この子は何もしてないッ!自分達が何をしているのかわかって------」


そこまで言った時、畑中が銃を穂乃果に向けて構えた。


畑中「…どけやガキ!テメェから撃ってもいーンだぞッ!」

穂乃果「なッ---!」


その銃は間違い無く本物だった。
にも関わらず、誰も畑中を止めようとしない。
むしろ面白がっていた。

自分をバットで何度も殴りつけたあの少年と、目の前の大人達が重なる。


------こんなの、どうかしてる。



畑中「みっつ数える間にどけな。
いーち、にーい、さんッ!」

穂乃果「---ッ!」


ほとんど反射だった。

畑中がトリガーに力を込めると同時に、穂乃果は横に転がった。


ギョーンッ


そして何度も聞いた、間の抜けたサウンド。


穂乃果「あ------」


起き上がると同時に、ねぎ星人と目が合った。
助けを求めるその視線に、応える事は叶わない。


『ね…』


ねぎあげます、たすけてください。


またそう言おうとしたのだろう。

だが最初の1音を発した瞬間、ねぎ星人の頭が歪に膨張した。


次の瞬間には、ねぎ星人は緑色の体液、脳漿に頭蓋骨をその場に撒き散らした。

倒れ込んだ胴体を、畑中が穂乃果の方に蹴飛ばす。


畑中「はッ、どうだよ。ゲームクリアだ」

山田「いやー、よく出来てますねぇコレ。
あと君---高坂さんだっけ?流石に感受性高すぎないかなぁ。
僕小学校で教師してるんだけど、イマドキ小学生もそんなに純粋じゃないよ?」

穂乃果「あッ…ああぁ……」


先程の老人とは異なり眼前で起きた凄惨な出来事、そして命乞いする幼い者を好んで殺戮する彼らの残虐性に、穂乃果はただ震えている事しかできなかった。


稲森「おッ、おい見ろよ!」


稲森が叫ぶ。


稲森「この部屋の表札、『ねぎ』ってあるぜ!」

吉岡「家族が居んのか?」

山田「なら全部やりましょうよ。
じゃないとクリアにならないでしょ」


畑中が玄関の扉を蹴破る。
4人は土足のまま部屋に踏み込んだ。

そして。






稲森「はははッ!まだ2匹いるぞ!」

畑中「オラオラッ!内臓ブチ撒けろやァッ!」

山田「ちょっと、僕にも撃たせてくださいよ!」

吉岡「テメッ!きたねーモンかけんじゃねーぞネギ野郎がッ!」



銃のサウンドと、皿か何かの割れる音、さらには硬い物で肉を殴打しているような音が立て続けに聞こえた。


穂乃果「もッ、もうやだ……なんなの、これ…」


穂乃果は半狂乱になりながら目を瞑り、さらに耳も塞いで、行われる凶行を拒絶する。


どれくらい経ったか、泣き腫らした顔を恐る恐る上げると、目の前に大きな影が立っていた。


穂乃果「え……?」


長い外套を着ており、胴体だけ見れば人のようだが、その頭部は明らかに違う。

緑色の肌に、頭髪------丁度、ねぎ星人のようだった。

『それ』は穂乃果の傍らの肉塊と蹴破られた扉を察知した瞬間、部屋の中に突貫した。


そして、被虐と加虐が逆転する。





たった今殺戮の快感を享受していた4人のつんざくような悲鳴が、穂乃果の耳にも否応なく届いた。


畑中「テメェ何モン……あがッ!?
やめッ、やめろォォッ!?」

吉岡「撃ッ、撃てッ!撃て撃て撃てェッ!」


穂乃果の目の前に、緑色と赤色の液体を体中に浴びた稲森と山田が飛び出してきた。


山田「ああッ!あああッ!?あの人達死ンだッ、殺されたッ!」

稲森「チクショウッ!なンで俺達がこンな目に遭ってンだよぉ!?」


そんな彼らの前に、別の影が立ち塞がる。

エプロンを纏ったその影もまた、緑色の肌をしていた。

明らかに、ねぎ星人の仲間だ。


稲森「は、はは……。あッちが親父さんで……、これがお袋さんッ、てとこかよ…」

山田「いッ…嫌だッ、死にたくないッ……」


恐怖で歯を鳴らしながら後ずさる2人。
玄関まで戻ると、部屋から肉をグチャグチャにすり潰すような音が聞こえてくる。

逃げ場は無い。


稲森「あッ」


穂乃果の存在を目にとめた稲森は、何を考えついたのか山田を肘で小突き、耳打ちする。

2人の目に希望の光が灯ったように見えた。


稲森「こッ、こいつがヤッたンだッ!」


稲森がそう叫ぶと同時に、2人は銃を放り出して穂乃果に駆け寄り、左右から彼女の両腕を掴んだ。
そのままエプロン姿のねぎ星人に向けて突き飛ばす。


穂乃果「きゃぁッ!?」


稲森「おしッ!逃げろッ!」

山田「はッ、はい!」


穂乃果を囮に、2人が逃げ出す。

同時に、ねぎ星人が動いた。


ダンッ!!


地面を蹴り跳び上がる。

もはや飛んでいると言える程あっさりと宙を舞い、そして。


稲森と山田の進行方向、彼らの目の前に着地した。


山田「ひッ!?ひぁぁァァァッ!!」


ねぎ星人の指先から鋭利な刃が滑り出る。
ソレは、甲高い悲鳴を上げる山田の腹部に突き立てられた。


山田「ごプッ…!?」


引き抜くと同時に肉や内臓が抉り取られ、彼は一瞬で絶命した。

続いて、ガタガタ震えて山田の最期を見ていた稲森に視線を向ける。
怒りに燃えるねぎ星人の両目からは、真っ赤な血涙が流れていた。


稲森「いやだぁ……嫌だぁぁァッ!」


アパートの方へ回れ右をし駆け出した稲森の背を、ねぎ星人の刃が容赦なく斬りつける。

へたり込んでいる穂乃果の目の前へ、稲森は無様に転がった。


穂乃果「はッ…、はッ…、はッ…」


遂に、穂乃果が標的となる。


穂乃果「も、もう…、駄目ッ、だ…」


ここで終わるのか。


自分の意志で始めたスクールアイドルをやり遂げる事も無く。

母校を廃校の未来から救う事も無く。

両親より先に逝き、妹も置いて。

こんな所で、訳のわからない殺し合いで。


穂乃果「死にッ……たく、ない……」


彼女の脳裏に、家族や親友、学校での出来事や遠い昔の思い出が次々と浮かび上がってきた。

走馬灯、などというモノだろうか。

思考を諦めが支配しようとする。


だが。






------なンで、やる前からできねーッて言ッたりすンだよ?



そんな言葉を、思い出した。


穂乃果「……計、ちゃん?」


まだ小学校に入学もしていない、幼い頃。
近所の公園で、とある男の子に言われた台詞だった。

雨上がり、公園にできた大きな水溜り。
穂乃果はそれを跳び越えてみたい、という衝動に駆られた。

だがいざ助走をつけ跳ぼうとしても、踏み込む寸前で止まってしまう。

服を汚して母親に叱られる事。
また、転んで痛い思いをする事。

そんな想像が彼女を縛っていた。

その様子を見ていた同い年位の少年がそう言ったのだ。

彼はこう続けた。


------お前さ、やる前から失敗するかも、とか思ッてンだろ。
負けるかもッて思うから、負けンだよ。

------ほら、見ててやるから飛べよ。
自分なら絶対できるッて思ッて、やッてみろよ。



その後、自分はどうしたんだっけ?


跳べた?


跳べなかった?






穂乃果「そうだ……、負けるかもッて------死ぬかもなんて、思うから駄目なんだ…」


溢れんばかりの殺意を発しつつ近づいてくるねぎ星人を臆せず凝視し、穂乃果は立ち上がった。

足元に転がっている黒い銃を拾い上げる。


穂乃果「私は死なないッ!
------生きて帰るんだッ!!」


ギョーンッ


前方に向けて一発撃つ。

ねぎ星人は射線から逃れようと横に跳んだ。
何もない空間に小さな爆発が起こる。

そのたった一瞬の隙を逃さず、穂乃果は駆け出した。


逃げる為に。


つまりは、生き残る為に。



穂乃果「やッてやるッ!
------計ちゃんみたいに!」




ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

とりあえず終わりです。
ねぎ星人編はそんなに時間かけずに終わると思います

もう読者つかなそうですが続けます


ーーーーー

海未「こっちです、残されたターゲットの一つが……」

北条「さっき急に3つも減ったよな。
まさかあいつら、本当に殺しやがったのか?」

海未「わかりません……あッ、あそこ…!」


角を曲がった所に、古びた二階建てのアパートが建っていた。
その前に、複数の人影が倒れ込んでいる。


北条「おッ、おいアレ!」


その一つは、右腕と頭部を失ったねぎ星人だった。

ひと目でわかる。死んでいた。


海未「なッ、なんて酷い事を------あッ…!?」

「…!」


海未と、サダコと彼女に名乗った(?)女は別の人影の正体にも気付く。

ねぎ星人の惨殺死体の近くには、背中に裂傷を負い仰向けのままピクリとも動かない稲森。

その奥には、腹の中身を撒き散らした山田。


北条「誰にやられたンだよ…!?
…あ、あのヤクザっぽいオッサン2人は何処だ!」


北条の問いに答えるかの如く、ねぎ星人の死体の横にある扉の蹴破られた玄関から足音が響いた。

そこから出てきたのは、緑色の肌を持つ大男。

ナイフのように鋭利な爪が生えた両手には一つずつ、丸い何かが握られている------それらが部屋に居た柄の悪い男達の頭だと悟るのに、さほど時間はかからなかった。


海未「いッ------!?」

北条「なッ、ンだよコイツ!
これもねぎ星人だッてのか!?」


大男が、息を呑み動揺を隠せずにいる3人を察知する。


『グオオオオォォォォッッ!!!』


大男は咆哮を上げ、両手の拳を掲げ、固く握り締めた。

吉岡と畑中の生首が音を立てて握り潰され、中身がそこら中に飛び散る。

付着した肉塊を振り払いながら、大男は北条、海未、サダコという順に睥睨する。


北条「もしかしなくてもさ……俺達、敵だと思われてるんじゃ…」

海未「ど、どうしましょう…」


一体どうするのが正解なのか。

初めて向けられる明確な殺意に、誰ひとりとしてまともに思考する事が叶わない。


硬直する3人に、猛スピードで緑色の巨体が迫る。

反射的に刀へ手を伸ばす海未だったが、遅かった。


海未「あ------」


両腕を大きく広げラリアットのような体勢を取った大男の突進が、海未達全員の体を一瞬にして吹き飛ばした。

何が起こったのか理解する事もなく、あっさりと宙を舞った3人はコンクリートの塀に叩きつけられる。


北条「がッ…、あァ!?」

サダコ「うッ……!」


激しい衝撃と共に体を襲った激痛に悶絶する北条とサダコ。


一方で。


海未「痛く、ない……?」


ただ一人海未は、『苦痛』に分類される感覚を一切感じていなかった。

塀に激突して倒れ込んだ体を起こす。
その動作にも何ら支障は出なかった。


海未「え?…えぇッ?」


たった今ぶつかった塀を振り返る。

そして愕然とする。


------逆に、コンクリート製の塀がバラバラに砕けていた。


海未「まさかッ…!」


傍らの2人は違った。

北条は吐血しながら荒い息を立て蹲り、サダコの両足はおかしな方向に折れ曲がっている。


海未「北条さんッ…、サダコさんッ!」


返事はない。

海未は、身に纏った服の金属製パーツから聴こえる甲高い音を耳にし、悟る。


海未「この服の……力ですか…!」


部屋に居た少年は知っていたのだ。

この黒い奇妙な服が、この状況下において生存の鍵になる事を。


『ガアァァァッ!!』


無傷の海未に、再び大男が咆哮する。

その10本の指先から、ナイフのように鋭利な爪がスルリと伸びた。


海未「たッ…、戦えッて……事ですか…」


部屋の黒い球体は、『やっつけろ』という指示を出してきた。

そうしてアレから支給されたのは、オーバーテクノロジーとしか言えない装備。



海未「------サバイバルゲーム」



ようやく、自らの置かれた状況を理解した。

敵を倒さねば------否、殺さなければ帰れない。

何より負傷した北条とサダコも、このゲームが終わらなければ病院に連れて行く事が出来ない。


海未が震えながら刀に手をかけたところで。


「ママー、あの家の塀が壊れてるー!」


能天気な、子供の声を聞いた。


海未「なッ!?」


すぐ近くの民家。その2階のベランダから、小学校低学年位の少年がこちらを見ている。

にも関わらず、その子が触れたのはグロテスクな死体でも負傷した人々でも、怪物のような大男でもなく、海未が激突し砕けた塀。


「あら、どうしたのかしら?
警察呼んだ方がいいかしらねぇ…」


子供の声に反応し出てきた母親も同じだった。

海未を始めとするこの状況の当事者達を、認識していない。

その母子はすぐにベランダからいなくなった。


海未「まさか……そんなッ…!」


これではまるで、自分達が本当にこの世の存在でなくなったかの様ではないか。

衝撃と絶望に呆ける海未だったが、振り下ろされる五本の刃で我に返る。


海未「くッ…!」


咄嗟に左腕を掲げて受けた。
やはり痛みは感じない。

空いた右手で刀を抜き、刀身を出す。

それを見た大男は後ろに跳び退き間合いを取った。


海未「はあぁぁぁッ!!」


突きの体勢を取った海未が攻勢に出る。
『殺る気』も何もあったものではない、追い詰められた挙句の行動だった。

だがこの服は防御力だけでなく、身体能力全体を上昇させてくれる代物らしい。

そのアシストを存分に受け、彼女は一瞬にして大男との距離を詰めた。

大男の腹部に向けて刀を突き出す海未だったが、そう大人しく攻撃を受けてはくれない。

大男は両手の爪で刀身を掴んだ。
火花が散る。


『グルルァァッ!!』


そのまま刀身を真横に薙ぎ払い、海未ごと吹き飛ばした。


海未「くぅッ…!?」


数メートル飛ばされ、地面を転がる海未。
辛うじて刀は手放さず保持できた。

即座に跳び起き、体勢を立て直すと同時に気付く。
大男の出てきたドアの手前に、部屋で支給された銃の長柄の方が落ちていた。


海未「あれがあれば…」


接近戦よりは有利にコトが進むだろう。
だがその前には、大男が立ちはだかっている。

一度退くという選択肢は存在しない。
海未がいなくなれば、この大男は即座に北条とサダコに留めを刺すに違いない。


『オオォォッ!』


大男がまた攻勢に出る。
自慢の爪で再び海未を捉えようと走り出した。

海未は刀を一度仕舞い、迫り来る大男に真っ向からぶつかるかのように駆け出した。


海未「ふッ---!」


そして相互の距離が僅かになったところで、地を蹴る。

ここでもやはり、服のアシストは働いた。

アスファルトを軽く陥没させ、海未の体は大きく跳び上がる。


海未「ふッ---!」


大男を越え、銃のすぐそばに着地。
そのまま銃に飛びつき、大男へと銃口を向ける。
いや、実際は銃口など無いのだが、ともかく。


海未「撃ッて……いいん、ですか…?」


しかし、躊躇なくトリガーを引ける程、海未はこの状況に順応できてはいなかった。

大男がこちらを振り返る。


海未「撃ッ…!撃ちますよッ!
動かないでくださいッ!」


言葉は通じてくれなかった。
向けられる銃口に構わず、大男がまた迫る。


海未「ひッ---」


ギョーンッ、ギョーンッ、ギョーンッ


ほとんど無意識だった。
咄嗟に目を下に背けつつ3発撃った。

次の瞬間、意外に強い反動で跳ね上がった銃の感触が消える。



海未「えっ?」


顔を上げた海未の目と鼻の先に、血走った眼でこちらを睨みつける大男の姿があった。

その右手で、たった今彼女が撃った銃を取り上げていた。
大男が拳を握り締めると、銃身がポキリと折れる。

それと同時に、大男の右腕が弾け飛び、生温い体液が海未の顔に飛び散った。

痛みにのたうち回る事もなく、大男は残った左腕で海未の首を掴み、持ち上げる。

大男が海未の首をへし折らんと締め上げる。
黒い服に血管のような筋が浮かぶ。

圧倒的な防御力だったが、無限である訳がなかったのだ。

攻撃を受け続けた場合、いつまで持ってくれるのかわからない。




キュイイイィィィィ…


所々に取り付けられた金属パーツから甲高い音が響く。


海未「やはりッ……限界がッ?」


依然として殺意しか感じない大男と、不穏な音を出す戦闘服。

このままでは死ぬ、殺される。
はっきりわかった。


------迷ってなどいられない。


海未「死ぬッ---ものですかッ!!」


そう叫び、ジョイントから逆手で刀を抜き取ると同時に刀身を伸ばす。

今度は一切躊躇う事なく、切っ先を大男の胸部に突き立てた。


海未「はあぁぁぁぁッ!!」


大男が呻く。
拘束する力が弱まった。

海未はそのまま、大男の首元へと刀を押し上げようとする。

徐々にその刀身が動く。


海未「あとッ!少ッしッ…」


戦闘服のアシストが効くにつれ、手応えが軽くなっていく。
刀の斬れ味が増したような錯覚を、海未は感じた。


そして------


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー

穂乃果「はッ、はッ、はッ------」


自分に出せる限界の速度で走る穂乃果の後方から、エプロン姿の怪物が迫る。


『オオォォォッ!!』


憤怒と悲嘆の入り混じった咆哮を聞くのも何回目だろうか。


穂乃果「死なないッ……、生きてッ、帰るんだ!」


単なるスピード勝負で勝てるとは思っていない。
そもそも、ある程度距離を詰められると先程の大人達の様に跳躍で抜かれ、終わりだ。

故に彼女は、入り組んだ路地裏を何度も曲がって進み、その度に部屋の銃で牽制を行なっていた。


ギョーンッ、ギョーンッ、ギョーンッ------ブブッ…


エネルギー切れを示すサウンドが鳴る。
連射するとすぐこれだ。

命中の確認もせず、次の曲がり角を探し、そこに飛び込む。


だが。



穂乃果「行き……止まり…」


ついに、ハズレを引いた。

振り返る穂乃果の視界に、ちょうど緑色の体躯が写り込んだ。
こちらを脅す様に、鋭い爪をカチカチと鳴らしてくる。

ねぎ星人は穂乃果に逃げ場が無い事を理解すると、緑色の顔を歪め、笑みの様な表情を作った。


ゆっくりと近づく脅威に対し、穂乃果は叫ぶ。


穂乃果「死ぬッ…もんかぁッ!!」


そして、ねぎ星人に向かって駆け出した。

流石に予想がつかなかったのか、動揺したねぎ星人が右腕を雑に振るう。

その瞬間、穂乃果はスライディングの要領で攻撃を潜り抜けた。


穂乃果「よしッ!」


ギョーンッ


すれ違うと同時に銃をねぎ星人の右腕に向け発射。

当然命中の確認はまた行わず、立ち上がってその場から逃走を図る。

路地裏から抜け出した時、背後から何かの弾ける音がした。


穂乃果「当たッた…!?」


どれ程のダメージになったかは分からないが、多少の足止めにはなったと信じたかった。


------しかし、逆だった。


『グオオオオォォォッッ!!』


激しい咆哮が響く。

反射的に後方へ目を向けると、右手を手首から失って鮮血を迸らせるねぎ星人が、今までより明らかに速いスピードで接近していた。


穂乃果「そんッ、な…」


無駄かもしれないという考えを振り切り、穂乃果も走る。




『オオォォォォォッ!!』


次第に大きくなっていく足音と咆哮に恐怖しながらも足を動かす穂乃果------だったが、バァン、という硬い何かが激突する音を聞き、立ち止まった。


穂乃果「えッ?」


足音も咆哮も止んでいた。

ねぎ星人を確認しようと振り返る。


まず目に入ったのは、車体の前方が大きく凹み、フロントガラスが粉々になった黒塗りのセダン。

そのすぐ前に、地面に倒れ伏したねぎ星人がいた。


「オイオイ、なんか轢いたのかよ」


セダンからスーツ姿の男性が出てくる。


穂乃果「そこの人、逃げてッ!」


穂乃果はそう叫ぶが、何故か男性は反応しない。


「なんもねぇなぁ…。車がこんなんなッてんのによぉ」


状況を不審がりながらも車の大破を嘆く男性の傍らで、ねぎ星人がゆっくりと身を起こした。

それにも、男性は一切気づく素振りを見せない。


穂乃果「見えて……ないッ!?」


ねぎ星人の残された左手の爪が、男性の胴を薙いだ。


「えっ?」


綺麗に5枚切りされた男性の残骸が地面を転がった。


------また、人が死んだ。


この男性は何もしてなかった。
ただ車に乗り、通りかかっただけ。

そして、殺された。



穂乃果「……私の、所為だ」


自分が、街中であんな怪物を引き連れて逃げ回らなければ。

あるいは、殺す事、殺される事に怯え、戦闘を避けなければ。


穂乃果「こンな事にッ…!ならなかッたッ…!」


右手首からの激しい出血と車両との激突で相当なダメージを受けたねぎ星人が、それでも尚穂乃果に向けて進んでくる。


穂乃果「決着ッ…つけるッ!」


銃を構え、トリガーに指をかける。

今度は外す気など無い。
銃身の後方のディスプレイを覗き、射程圏内へ入ったねぎ星人に狙いをつける。


穂乃果「はッ---、はッ---」


トリガーに触れさせた指に力を込めた。

ねぎ星人は避けようともしない。
体を左右に揺らしながら、操り人形の如く機械的に穂乃果へと進む。


穂乃果「ごめん…なさい」


穂乃果は固く目を瞑った。
震える指を、無理矢理トリガーへ押し込もうとする。


------だがそこで、彼女の真横を何かが高速で横切った。


それに続いて、ねぎ星人の呻き声と硬い物の打ち込まれる乾いた音が聞こえた。


穂乃果「な---」


目を開けた穂乃果の眼前で、ねぎ星人は光るワイヤーにグルグル巻きにされていた。


「よォ、生きてたンだな」


何もない空間から少年の声が響く。



穂乃果「誰ッ!?」


叫ぶ穂乃果の前で火花が散った。
次第にそこから人影が見えてくる。


穂乃果「君は---」


その正体は、公園で大人達を扇動していた少年だった。


「すぐ死ぬと思ッてたンだけどな……スーツ着てねぇし。ま、運が良かッたな」


ねぎ星人を拘束しているワイヤーが赤く変色し、レトロなゲームで流れるような明るいサウンドが響いた。

すると、遥か上空から光線がねぎ星人の頭頂へと伸び、その体を穂乃果達の経験した『転送』のように消去していく。


穂乃果「これッて…?」

「送ッたンだ」


『送った』などと言われてもよく分からなかった。

他にも訊かねばならない事は山ほどあるのだが、多過ぎて逆に言葉にできない。


「もうそろ時間無くなッてきたな……。
もう一体の方も…、あ?」


左手首から表示された立体映像を見ていた少年が声を上げる。


「---あの女、やりやがッたか」


そして、口の端を歪めて笑った。

戸惑う穂乃果だったが、そこで少年の体がねぎ星人同様に頭頂から『転送』されている事に気づく。


「終わッたな」


「何が?」と言おうとしたところで、不意に視界が変わり、人工の照明に目が眩んだ。

視界には、漆黒の球体。

あの部屋だった。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー

海未「ほ、北条さん!?サダコさんも!」


不意に球体の部屋に戻され困惑する海未の目の前に、北条とサダコが転送されてきた。


五体満足で。


北条「えッ?あれ?」

サダコ「……」


2人も自分の体をくまなく確認するが、おかしな所は見当たらなかった。

攻撃を受けた際に傷付いたり血で汚れた筈の衣服も、綺麗に元通りだ。


「みんな!無事だったんだ!」


明るい声が部屋に響く。

先程別れた穂乃果が、上半身まで転送されていた。

隣には公園で企画物だと語っていた少年。


海未「穂乃果っ!」


ひとまず穂乃果の無事に安堵する海未。


北条「おい中坊……こんなのが企画だッて言うのかよ」


鋭い口調で問い詰める北条を、当の少年は軽く無視する。

続けて何か言おうとする北条の制服の裾を誰かが引いた。


北条「なんだよ……ッてうわぁぁッ!?」


サダコだった。

彼女は部屋のある箇所を指差している。

そこには、見覚えのある金髪の頭がうつ伏せで転送されてきていた。


穂乃果「この人……」


それを見て穂乃果が顔を顰め、海未の背に隠れる。



海未「あの人は…、確か稲森とかいう名前の…」

北条「無事だったのか」


転送が終わり、稲森が身を起こす。


稲森「え?俺、確か斬られたよなぁ?」


彼は背中に手を回しまさぐった。


稲森「はは、治ってる…、生き残った!」


歓喜の叫びを上げる稲森だったが、背後の穂乃果と目が合った途端に表情を凍りつかせた。


ともかく、負傷した全員が無傷の状態に戻っていた。
最初に死にかけ、この部屋に送られた時と同じだ。


海未「穂乃果、あの人と何かあったんですか?」

穂乃果「…ううん、なんでもない」


理不尽にも程がある仕打ちを受けたが、ここで言い出しても無意味だった。


北条「おいこの球、タイマーみたいのが動いてるぞ」


北条の言葉に、穂乃果達は鎮座する球体へ目を向ける。


『00.12.51』


カウントが止まった。


チーンッ


電子レンジのようなベルが鳴る。
数字が消えて別の文章が映し出された。


『それではちいてんをはじぬる』


穂乃果「採点?」


穂乃果が首を傾げた。
他の者達も同様だった。

未だに名も知れない少年だけは、静かに次の表示を待つ。



『ぱつきん
1てん total1てん
あと99てんで終わり』


あまり出来のよろしくない似顔絵と共に、『採点』なるものは表示された。


稲森「はぁ?1点って何の点数……あッ」


大方予想はついた。


北条「『ねぎ星人』とかいうのを殺した点数か?」

穂乃果「…うん、そうだと思う」


アパートでの凶行を思い出した穂乃果が表情を暗くする。


『サダコ
0てん
ホモに付きまといすぎ』


海未「え……ホ、ホモって…」

北条「しッ、死んだ奴にいたんだろ」


海未から向けられる視線を躱しつつそんな事を言う北条だが、球体は容赦しなかった。
北条の似顔絵が球体に映る。


『ホモ
0てん
サダコにビビりすぎ』


ただでさえ重かった部屋の空気が凍りついた。


北条「ちッ、違ッ…!俺はホモじゃッ……誤解だ!」

稲森「離れろや!きめーンだよ!」

北条「ちげーッつッてんだろ!
そもそもお前なンかッ…!」

海未「大丈夫ですよ北条さん、私はそういうのに偏見は…むしろその気持ちも分かるというか」

北条「お前は何言ッてンだ!?」

穂乃果「『ホモ』…何それ、ホルモンみたいなやつ?」


騒ぎ出す面々に構わず、球体は次の表示を出した。


『ホッノ
0てん
わめきすぎ。うるさい』


海未「あとは、私と…貴方ですか」


海未が、球体から目を離さない少年に声をかけた。



「おいガンツ、0点の連中なんてどーでもいーから早くしろ」


少年が球体に言った。


海未「『ガンツ』って名前なんですか?」

「誰が名付けたのかは知んねーけどな。
俺がここ来る前から、皆そう言ッてた」


続いて、海未の番がやってくる。


『ウッミ
5てん total5てん
あと95てんで終わり』


海未「5点……」

穂乃果「点数、入ってる…」


表示を見つめる2人。

穂乃果は理解する。
つまり、海未はねぎ星人を仕留めたという事だった。


「はッ、やッぱお前がブッ殺したのか」


少年が面白そうに言った。


「大きな生きモン殺すのとか初めてか?
それても慣れてたりすンのか」

海未「違ッ…私はただ…!」


煽るような事を言う少年に、海未は食ってかかった。


『西くん
3てん total34てん
あと66てんで終わり』


最後は少年の番だった。
彼は西という名前らしい。


西「たッた3点かよ。
ま、あの程度じゃこんなもンか」

北条「なぁおい、これ一体何なんだよ」


北条が率直な疑問をぶつけた。
西と球体に表示された少年があっけらかんと答える。



西「何ッて、採点だよ採点。
ガンツが今回のミッションの点数を発表してんだ」

穂乃果「ミッション?」


この少年が今の状況の事情を知っているのは明白だった。

全員の視線が彼に向けられる。


西「最初に指示されたろ、星人をやっつけろッてさ。
そーゆーゲームなンだよ、コレ。
倒したらその分点数が貰える。何もしなけりゃ0点」

北条「お前…こんなミッションに何回も参加してんのか?
点数、結構貯まッてたろ」

西「ん?ああ、何回もやッてる
……もう1年くらいか?」


やはり彼は、全ての事情を知っていた。
だとしたら、今一番問わねばならない事はこれだ。


穂乃果「な……なんで最初から、本当の事を言ってくれなかったの?」


全員の疑問を、穂乃果が代弁した。

しっかりと説明が行われていれば、あそこまでの惨劇が起こる事もなかっただろう。


海未「そうです。こんな危険なミッションの事を、何故テレビの企画だと偽ったのですか?」


海未が続ける。

西が、フンと鼻で笑った。


西「どーせ馬鹿共に何言ッても無駄だろ?
そンならテキトーな理由つけて囮にでもした方が使えるじゃねーか。
お前ら見てねーか?帰ろうとした奴が頭吹っ飛ばされンの。無駄死にさせるよりは活用しなきゃな」


そんな台詞が、微塵の罪悪感も滲ませずに発せられた。


穂乃果「なッ---!」

海未「貴方は…なんて事を!」

北条「お前ッ…!」

稲森「テメッ、舐めてンのか!!」


訳も分からず危険な殺し合いに送り込まれた側からすれば、たまったものでは無かった。

非難の視線を無視し、西はただ一人得点した初心者、海未に近づく。



西「でもお前だけは違ッた---。
ほぼ直感でスーツの重要性に気づいて、星人をブッ殺した」

海未「殺した……」


海未の手に、無我夢中で刀を振るった時の感触が蘇る。

思わず顔を引攣らせる彼女へ西が続けた。


西「オイオイ、責めてる訳じゃねーッて。
殺すのがルールなンだから当たり前だろ?
---そンでどうだ、気分は良かッたか?」

海未「そンな訳ッ…!」


西は意地悪く笑う。


西「まぁそのうち慣れるッて。
けッこーいるンだ。このミッションを楽しめる連中。
お前も------」

穂乃果「やめてッ!!」


穂乃果が西の言葉を遮って叫ぶ。


穂乃果「えっと……西くん、だよね?
海未ちゃんに、もう変な事言わないで------それと、教えて欲しいの。
こんなミッションを、また何度もやらなきゃいけないの?私達、家には帰れる?」

西「要求ばッかしてンなよ図々しい。
…まぁ帰れるぜ。見ろよ」


西が球体を指差した。


稲森「は?またなんかあンのか?」

北条「帰れるッて……」


不意に球体から光線が伸び、部屋にいた全員の頭頂を捉えた。


海未「転送…」


瞬く間に転送が目に至り、またも視界が反転した。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー

穂乃果はハッ、と目を覚ました。

背中に感じる、慣れ切った柔らかい感触。
自室のベッドだった。


穂乃果「私の部屋…」


服装は制服のままだった。

困惑しながらも、とにかく着替えようと身を起こす。
そこで気になって時計を見た。

時刻は深夜零時を過ぎていた。


穂乃果「もうこんな時間…!
お母さん心配してるんじゃ……」


部屋を飛び出す。
階段を駆け下りて居間に向かうが、既に灯りは消えていた。

メールに何か文句の一つでも送られていると思い、制服のポケットから携帯を取り出して開く。


穂乃果「あれ、ことりちゃんからの連絡だけだ。
お母さんからは何も来てない…」


着信も無かった。

年頃の子供が断りもなく深夜まで帰宅しなければ、親というものは心配したり怒ったりするのが普通だ。

少なくとも穂乃果の両親はそうだった。


穂乃果「夢だったのかな…、でも寝た記憶ないし…」


共にあの状況を経験した海未に連絡しようと、携帯の電話帳をタップする。

『海未ちゃん』という連絡先の電話番号に発信した。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー


♪Big shooter 生き急いで blazing
♪Beat you up 切り開いてbreak


海未「…電話?」


胸元から聞こえる着信音で目を覚ます。


海未「制服のまま寝てましたか…皺にならないといいのですが」


発信先は『穂乃果』。
携帯を取り出し通話に出た。


穂乃果『あ、もしもし海未ちゃん。起きてる?』

海未「今、起きたところです。どうかしましたか?」

穂乃果『海未ちゃんは覚えてるよね?
路地裏で襲われて…気づいたらおっきな黒いボールのある部屋にいてさ…』


忘れる筈がなかった。

自分がつい今まで体験していた不条理なゲーム。
それが終わって、気づけば自室で寝ていたのだ。


海未「も、勿論覚えています!
穂乃果も無事に帰れたのですか?」

穂乃果『うん、気づいたら部屋で寝てた。
でもこんな遅く帰ってきたのに家族から連絡のひとつも来てなくて…』


そういえば海未も、電話に出ようとした時にひとつの通知も見つけなかった。


海未「私も、多分そうです。気づかれていない、という事でしょうか…」

穂乃果『変だよね…』


通話しながら部屋を出て、居間や両親の寝室を確認する。

灯りは無い。
寝てしまっているようだ。


海未「とにかく、今日はもう寝ましょう。
詳しくは明日の練習の後に…」

穂乃果『うん、そうだね…。おやすみ』


そう言って穂乃果が通話を切る。

海未は部屋に戻り携帯を置くと、寝巻きに着替えるべく制服を脱いだ。


海未「そういえば、私の荷物は…」


スクールバッグもあの部屋から戻されていたらしい。
部屋の端に置かれていた。

中身を確認しようとして、気づく。
バッグの裏に、銀色の四角いケースが隠れていた。


海未「これは…!」


あの戦いで自分が身に付け、その命を救った戦闘服の入ったケースだった。

中には刀も押し込められていた。


海未「くッ……」


思い出す。

自分を襲ってきた大男---ねぎ星人を、首元から頭頂まで真っ二つにした感触を。


海未「はッ---はッ---」


動悸が激しくなり、眩暈がする。


あの大男が球体に表示された子供のようなねぎ星人の親であろう事は明らかだった。

子供のねぎ星人は、稲森達大人が殺してしまったのだろう。


子供を殺されたなら、親はどうする?


海未「違うッ…私はッ…」


何もしていないのに襲われた。

北条とサダコは重傷を負い、一刻も早くその場を切り抜けねば危険だった。


海未「仕方…無かったんです」


歯を食い縛り己に言い聞かせる海未。

だが多少の落ち着きを取り戻した彼女の脳裏に、西の台詞が蘇る。


『---そンでどうだ、気分は良かッたか?』


良い筈がない。

殺し合いに恐怖以外の感情を感じる訳が無いのだ。



海未「怖かった---それだけの、はず…」


記憶を手繰り、思い出したくもないあの瞬間を思い浮かべる。

自分の振るう刀が、徐々に大男の顔を滑っていく光景。

あの時自分は、何を感じていたのか。


------恐怖だけじゃない。


------今まで経験の無い危険な昂揚を、感じていたのではないか?


海未「違う……違うん、です…」


間違った事はしていない。
それは事実だった。

北条とサダコを見捨てて逃げる事など出来ないし、話し合いに応じてくれる相手ではなかった。


だが---だが本当に、ああするしか選択肢は残っていなかったのか?


限界だ。

海未は頭を圧迫する思考を振り払う。


海未「もう考えるのはやめましょう……疲れました…」


自室に転送された際寝かされていたが、その時間は数分か数十分だろう。

寝るべきだ。


布団に潜り込む海未だったが、結局一睡も出来なかったのは言うまでも無い。

尤も、寝直したところで今夜の出来事を夢に見かねない為、寝不足のまま朝を迎える方がマシかもしれないが。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

次からは田中星人編いきます

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」







Chapter:2
だッて戦争終わらない




ーーーーー

やや古びた、ありきたりなデザイン。

そんな木造二階建てアパートの一階、『加藤』という表札の掛けられた部屋の前に、金髪の少女、絢瀬絵里は立っていた。

手には野菜など食品の入った買い物袋を提げている。
ちなみに部活帰りのため制服だ。

チャイムを鳴らす。

すぐに扉が開き、小学校高学年くらいの少年が顔を出す。


絵里「久しぶりね、歩くん。変わったことは無い?」


歩と呼ばれた少年が答える。


歩「久しぶりッて……絵里サン5日前にも来たじゃん」

絵里「それでも久しぶりなの」


そう言って絵里は部屋に入る。

勝手知ったるとはこの事で、彼女はテキパキと買い物袋の中身を冷蔵庫に入れ、反対に賞味期限の近づいた物から取り出していく。


歩「いーよ、そこまでして貰わなくても。
だいたい俺だって料理できるし」

絵里「はいはい。じゃあ一緒にしましょ」


そう言って、絵里はバッグからエプロンを取り出した。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


調理を終え、生姜焼きに豆腐の味噌汁という夕食を2人で食べていると、歩が不意に訊いた。


歩「なぁ、結局絵里サンッて、兄ちゃんの彼女なの?」


絵里が『ブッ』と味噌汁を噴き出す。

賢い可愛いエリーチカ、などと言えたものではない。


絵里「ち、違うわよ!大体私は---」


---彼の事、覚えていないんだから。


思わずそう言いかけて、咄嗟に口を噤む。


歩「…私は?」

絵里「あ、いや…私は、じゃなくて。
確か加藤くん、彼女みたいな人いた気がするのよ」

歩「え、嘘。どんな人?」


それも、覚えていなかった。


歩「そーだッたんだ。前から絵里サンのコトたまに連れて来てたから、てッきり彼女だと思ッてた」


そんな記憶も、無い。


あるのは、『加藤勝』という人物と、自分が彼と何らかの形で関わっていたという曖昧なイメージだけ。

少なくとも恋仲ではない。
それとも、『なれなかった』のか。

そこでぼんやりと、ショートカットの少女の姿が脳裏に浮かぶ。

名前は確か、岸本---



歩「絵里サン…?」


思索に耽りかけた絵里だが、歩の声で我に帰る。


絵里「あ…ごめんなさい、ぼけッとしちゃッて。冷めないうちに食べないとね」


週に何回かこうして彼が一人ぼっちで暮らすアパートを訪問する生活も、もう数ヶ月になる。

まだ幼い少年が一人で暮らしているのにも事情があった。

彼の両親は数年前に他界し、その後共に暮らしていた兄、勝も行方不明になっているのだ。
親戚は、お世辞にも彼の事を歓迎しているとは言えないらしい。


絵里(…そう。歩くんの事、頼まれた。
---でもいつ?どこで?)


肝心な事を思い出せない。
記憶が抜け落ちているのだ。

1年ほど前から、一人でこの部屋に来るようになった辺りまでの記憶が。

家族や友人にその時期の事を訪ねても、変わった様子は無かったと言われた。
また病院にも行ったが、原因は判らず仕舞いだった。


絵里(本当におかしい……一体何が…)


ただ一つ覚えているのは、『加藤勝』との約束だけだった。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー

家路の途中にあるファストフード店のボックス席に、穂乃果と海未は浮かない顔で座っていた。


海未「眠れましたか…」

穂乃果「ううん、全然…」


寝不足のまま行う事になった練習は散々なものだった。


海未「今日の事はともかく、状況を整理しましょう」


海未の提案に、穂乃果はコクリと頷く。


海未「まず、昨夜私達が行ッたゲームは本物で…『星人』などと言う生物も実在する」


海未がテーブルに新聞を広げた。

『多摩市の路上で男性のバラバラ死体』
『同市住宅街で破壊痕、爆弾か!?』

そんな記事が載っていた。


穂乃果「やッぱり、あの人…」


『ねぎ星人』との戦いに巻き込まれ、唐突に命を奪われた男性。

人体が容易く切り刻まれるあの光景を思い出し、穂乃果は歯噛みした。


海未「こういッた原因不明の破壊痕や殺人の類は、かなり前から全国で頻発しているみたいです。
正確にいつ頃からは分かりませんが…」

穂乃果「誰かに話す訳にもいかない……頭に爆弾が埋められてる」

海未「その通りです。あのミッションの最中に帰ろうとした人が殺されてましたが、恐らくは情報を拡散しようとしても同じかと」


家族や友人、警察に相談するという選択肢も封じられている。


穂乃果「…逃げ出す事ができないなら、あのミッションを繰り返すしかない。
大事なのは、どうすれば解放されるかッて事なんだけど---」


ミッションの後に行われた『採点』。

あれが鍵だろう。


海未「あと何点で終わりなどと言われていました。
ミッションで『星人』を倒して点数を貯めれば、自由になれるのかも…」

穂乃果「うん。私はあと100点、海未ちゃんは確か95点……だったと思う」


一体何回のミッションをこなし、何体の星人を殺せばいいのか。

考えただけで嫌になる。


海未「あの西とかいう人が色々と詳しい筈です。どうにか連絡を取れればいいのですが」

穂乃果「流石に無理だよ。学校もわからないんだし」


歓迎できる事ではないが、次のミッションであの部屋に呼ばれた時に探りを入れる他無い。


穂乃果「あッ、そういえば」


穂乃果が何かを思いつき、声を上げた。


穂乃果「昨日部屋にいた北条くんはUTXだよね?」

海未「確かに…そう言ッてました」

穂乃果「会いに行ッてみよう!」


少なくとも無意味ではないだろう。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー



海未「色々と大変な事が続いていますが、もう一つ重要な問題があります」


UTXへと向かう道中、海未が言った。


穂乃果「……あの人達のこと?」


ミッションや星人以前の、そもそもの元凶である者達。

穂乃果と海未を路地裏で襲った少年と男の事だ。


海未「ええ、私はすぐに意識を失ッてしまったのでよく分かりませんが、恐らくホームレス狩りの類ですよね?
放置しておく訳にはいきません」


だが、文字通り爆弾を抱えた2人には警察に名乗り出る事など不可能だ。


穂乃果「…うん、そうだね。
ああいッた事件を起こす人達ッて、何度も繰り返すから…」

海未「それでも爆弾がある以上、ひとまず放置するしかありませんね…」


自分達を殺しかけた者を見逃さぜるを得ないのはあまりにも気分の悪い話だが、どうしようもない事だった。


そんな会話をしている間に、秋葉原お馴染み、『A-RISE』の『Private Wars』が大音量で聞こえてくる。

UTXのスクリーンにいつも流されている曲だった。


穂乃果「『A-RISE』…」

海未「着きましたね」


すでに夜だが、部活や遊びで残っているかもしれない。

流石に直接探すのは無謀なので、周囲の生徒達に聞き込みを行う事にした。



穂乃果は校舎から出てきた数人の女子グループに駆け寄った。


穂乃果「あッ、すみませーん。
北条政信ッていう男の子を知りませんか?
身長がこのくらいで、あと芸能科にいた」


名前だけでは分かりようがないので、手を上げて大まかな身長を示す。
そして、芸能科にいたというのは大きな手掛かりだ。


「北条?確か最近芸能科やめた子にいなかッたッけ。
モデルやッてたよね」

「あ、見た事ある!超イケメンだよね~」


一発目から当たりのようだった。


海未「ちょッと用事があるのですが…、今どちらにいるかわかりますか?」

「いや、友達ッて訳じゃないし…。
ちょッとわかんないかなぁ」


無論そこまでの期待はしていない。

女子達に礼を言い、別れる。


穂乃果「やっぱりUTX生だッたんだ」

海未「間違いないですね。次は男子に聞きましょう。
友人なら居場所が分かるかもしれません」

穂乃果「そうだね」


男子生徒はあまり見かけず、数分間そのまま待つ事になったが、やがて付近のファミレスの前でたむろしているグループを見つけた。


穂乃果「行ッてみよう」

海未「ええ」


話しかけようと彼らに近づいた時。

そのファミレスの自動ドアが開き、見知った男子生徒が出てくる。

丁度彼女達が探し求めていた、北条政信その人だった。


北条「え?」


ファミレスの前の少女2人を発見し、唖然とする北条。


「おい北条、どーしたンだ?」


男子生徒の1人が不審がる。


北条「わりぃお前ら。ちょっと用がある」

「は?これからカラオケ行くッて---」

「え、ナニ?彼女?」


北条はそういい放つと、穂乃果と海未の手を引いてたった今出てきたファミレスの中へと戻る。


海未「き、昨日ぶりですね北条さん。
まさかこんな早く見つかるとは…」

穂乃果「元気だッた……?」


苦笑しながら発せられた穂乃果の問いかけに、北条は「ンな訳ないだろ」と即答する。


北条「あぁチクショウ……やっぱ夢じゃないのか…」


1分も間を空けずに再入店した北条に目を丸くした店員が、3人をボックス席に案内した。

席に着くなり、北条が切り出す。


北条「お前らもあの後、自分んちに戻されたのか?」

海未「そうです、気がついたら自室で寝かされていました」

穂乃果「私もだよ」


どうやら北条も帰宅できたらしい。


海未「北条さんは、家族の人に何か気づかれましたか?」

北条「いや、深夜までいなかッた事にも気づかれてなかッた…」

穂乃果「それも私達と一緒なんだね」


そう言いながら、穂乃果がメニュー表を開く。
時間的に夕食を済ませてしまった方がいいという判断だ。

穂乃果と海未はリーズナブルな価格設定で人気のパスタを、既に食事を終えていた北条はコーヒーのみを注文した。


穂乃果「ちょッと待ッてね。家に連絡入れるから」

海未「あ、私も…」


携帯を取り出す2人に北条が問う。


北条「なぁ、俺の事探してたのか?」

穂乃果「うん、昨日のこと話した方がいいかなッて。
学校も近いみたいだしね」

北条「よく会えたよな…どンな確率だよ」


北条は呆れたように笑った。


海未「一応地元が同じですし、高校も分かッているので」

穂乃果「色々と話しておいた方がいい事だしね」


それには北条としても異論は無かった。

あの部屋は何なのか、またあのゲームは行われるのか、それはいつなのか。


そして、どうすれば抜け出せるのか---。


話さねばならない事は山ほどある。


海未「さッき穂乃果には見せましたが、これを…」


海未が例の新聞を北条に差し出す。


北条「多摩市に男性の死体と破壊痕…。
死体ッて何だ?ねぎ星人に殺された部屋の連中か?」

穂乃果「ううん、違う。偶然ねぎ星人の近くにいた人」

海未「ミッションで死んだ人の死体は発見されてませんね」

北条「あの黒いボールが処理したンじゃないか?たぶん」

穂乃果「うん、そうかも…」


『転送』なる超技術を持つ球体だ。
死体を綺麗さっぱり消してしまうのも造作無い事だろう。


海未「『ガンツ』、ですか…」


西が言っていた、球体の名。

由来も言語も分からないが、言いようのない不穏さを感じる。


穂乃果「あ、そういえば……2人は気づいてた?
ミッションの最中、私達やターゲットは他の人達に見えてないみたいなの」

海未「確かに…そうでした」

北条「は?それッてマジかよ…。
道理で誰も警察とか呼ばなかった訳だ」


被害は反映されるのに、無関係の人々は危険な戦闘に気づく事はない。


つまり。


穂乃果「場合によッては、大勢の人が巻き込まれちゃうかも…」


まさにそういう事だった。


北条「…だからッて、どうすンだ?」


北条が返す。


北条「俺達だって命懸けなんだ。
星人とかいう連中から他の人守ッてる余裕なんて皆無だぞ?」

海未「それはその通りですが…」

穂乃果「それでも、覚悟は決めるべきだと思う」


穂乃果が毅然と言った。


穂乃果「星人を倒さなきゃ帰れない。
なら、襲ッてくる星人に躊躇するべきじゃないと思う。逃げていても、被害が広がるだけなんだから」

北条「まぁ、その通りだよな。
タイマーみたいなの動いてたし、制限時間とかあるのかも…」

海未「制限時間、ですか。
もしリミットまでに敵を倒せなければ---」


何らかのペナルティが発生するのだろう。


例えば---


穂乃果「頭の、爆弾が…?」


自分達の生殺与奪は、完全にあの球体に握られている。
命令に従えなければ、容易く切り捨てられかねない。

穂乃果の発言を最後に、気味の悪い沈黙がテーブルを支配した。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー

「おい氷川、女釣れたから飯だぞーッて、まだやッてンのか」


派手な装飾の施されたホストクラブ風の広間。
それを見下ろす二階部分へ、黒い縮れ毛を伸ばしたラテン系の男が叫ぶ。

そこの豪奢なソファで何事か作業をしていた青白い髪の美男子が手を止めた。
氷川と呼ばれた彼の前に置かれたテーブルには、頭を切り開かれ絶命している犬が横たえられている。


氷川「先食ッてろ」

「ッたく。よく飽きねェなそンなの」

氷川「『ハンター』を根絶やしにする手掛かりがあッかもしれない。
手を抜く理由はねーだろ」


犬の血肉に汚れた氷川の手は、百円玉サイズの機械部品のような物を保持している。


「しッかし運が良かッたな。『転送』直前に確保できるとは」

氷川「結構前に試した事はあッたが、そン時は抵抗されて失敗したしな。
ジーンズの連中が襲ッてこなけりゃ、多少は上手くいッてたかもしれねーけど」

「ンで、結局わかッたのか?それが何なのか」


氷川がラテン系の男にソレを投げる。


氷川「発信機兼、爆弾ッてとこだな。
こッから俺らの五感を刺激する信号も出てるし、逃げようとしたハンターのアタマを吹ッ飛ばすのもコレらしい」


「ふーン」とその機械を眺めていた男だったが、やがて興味を無くしたように氷川へ投げ返した。


「まァ細けー事はいい。連中を根絶やしにする手はありそうか?」

氷川「お前らは血の気が多過ぎンだよ。
コレからゴキブリ共の巣を逆探知できッかは微妙だし、東京にも『岡』や『前嶋』のよーな奴がいないとも限らねぇ」


「それはいッぺンやり合えば分かる事じゃねーか」


その時、別の人物が2人現れた。

発言した方は丸刈りの頭にサングラスをかけた男。
もう1人は白髪の大柄な老人。


「あンなねぎ一家に殺されてるよーな連中だ。大した事ねーとは思うがな」


と、丸刈りの男が続ける。


「俺達だけでも動くぜ、氷川。
連中が狩りに出てきたとこで---こッちが狩ッてやる」


ラテン系の男が言った。


氷川「好きにしろ」


氷川の了承を得ると、他の3人は広間へと降りていく。

そこでは大勢の黒服の人物が、若い女の生首から滴る鮮血を享楽的に浴びていた。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー


------うおぉ!?コレほんとに俺と同じ高校生かよ!
どーやッたらこんなデカくなるんだ!?


昼休みの教室。

これといって特徴の無い私立高校に通う少年---玄野計の目は、雑誌の扉絵を水着姿で飾るおっとり系巨乳美少女、優木あんじゅへと釘付けになっていた。

これは別に如何わしい代物ではなく、ごく一般的な情報誌である。

たまたまスクールアイドル界のトップグループ、『A-RISE』の特集が組まれただけなのだ。


「やッぱ玄野はあんじゅちゃんかー、童貞くせー」


隣の席でパソコンをいじっていた友人が言う。


玄野「うッせーな!つーか誰が童貞だよ」


実際、こう見えて玄野は彼女持ちだったりする。


「そーいや最近は『A-RISE』ばッかだけどさ、秋葉原にもう一ついい感じのグループできたッぽいぞ。
コレ見てみろよ」


玄野はパソコンを覗き込んだ。

スクールアイドルによる投稿が盛んな動画サイトの新着に、『μ's』というグループ名が載っている。


玄野「『μ's』?」

「ああ。音ノ木坂学院ッてとこのスクールアイドルらしい」


友人が最初の投稿をクリックする。

曲名は『START:DASH!!』。


「最初はこの3人組だけだッたンだと。
今は9人だな」

玄野「あッれ…この真ん中の奴、見覚えあンな…」


桃色の衣装を纏いセンターで踊る少女に、どこか見覚えがあった。


玄野「昔どッかで会ッて…?あれ?」

「お、新しいのアップされてンじゃん」


μ'sの新曲、『僕らのLIVE 君とのLIFE』の動画が投稿されていた。

オープンキャンパスの際に校庭で披露されたものらしい。


「何見てるンだ?」


動画を再生しようとした時、長身長髪の男子生徒が2人に話しかけてきた。


玄野「お、和泉。スクールアイドルの動画だッてさ」

「お前も観るか?」


和泉と呼ばれた少年は誘いを受け、近くの椅子を引いてきて腰かけた。


和泉「最近何処でも流行ッてるな…。
これはどこのヤツだ?」

「秋葉原の音ノ木坂学院だな」

和泉「ああ…少子化の影響をモロに受けて大変なとこらしいな」


動画が読み込まれ、再生が開始される。

軽快なリズムに合わせ、9人の少女達が息ピッタリに踊っていた。


玄野「すげー。ほんとに新しいグループなのか?」


曲、衣装、ダンス。
どれを取ってもかなりのクオリティだ。


「プロフィール見たけどさ、作曲できるピアノ経験者と衣装製作がそーとー得意な子がいるらしいぜ。
あ、この金髪の子はロシアで本場のバレエやッてたンだとさ」


和泉「---絢瀬、絵里?」



その少女を目にした途端、和泉がそう呟いた。


玄野「え、この子知ッてンの?」

「なンだ、和泉ッてμ'sファンなのか」

和泉「…いや、違う…どッかで見た気がすンだよな」

「昔の知り合いとかか?サイン貰ってくれよ~」


などと冗談めかして言われるが、和泉本人は至って真剣に考えていた。


和泉「中学の時か…?いや、そもそも男子校だッたし…」


曲が終わるまで『絢瀬絵里』を凝視していた和泉だったが、結局思い出す事は叶わなかった。


玄野「このグループいいな…。
次どッかでライブしたりすンの?」

「えーと、アキバで何かやるみたいだな。
うわ、俺この日行けねーし」


ならば、と玄野は和泉に目を向ける。


玄野「なぁ和泉、俺達4人で行かないか?
多恵ちゃんもけッこースクールアイドル好きだしさ」

「おいおい羨ましーなリア充共!」


和泉が首肯する。


和泉「涼子もこの日空いてたし、いいぞ」

玄野「じゃあ決まりだな」

「お前らライブ行くなら、プロフィールくらい見とけよ?」


そう言うと、彼はパソコンの画面が切り替える。


玄野「えッと…、リーダーの子は高坂穂乃果……やッぱ昔会ッたよなぁ。
どこでだろ……あッ!」


ようやく思い出した。

幼い頃、家が近所でよく遊んでいたのだ。


「アイドルと面識あンのか、すげーじゃンか」

玄野「いや、ほんとに小さい頃だし。
向こうは俺の事なンか忘れてンじゃね?」


パソコンの前で駄弁っているうちにチャイムが鳴り、昼休みの終わりを告げた。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー

穂乃果「いやー、それにしてもまさか、ことりちゃんがメイドカフェでバイトしていたとは…」

海未「結構有名だッたのですね。通称ミナリンスキー……でしたっけ?」


『あの日』から数日後。

部活動等で多忙な生活を送っている中で、段々と例のゲームに対する意識は薄れてしまっていた。

ひょっとすると、もう呼ばれる事は無いのかもしれないとまで2人は考えている。


「ほんッとにお母さんには内緒にしてね、絶対!」


秘密を知られた親友2人にそう懇願するのは、共通の部活動で衣装製作を担当している少女、南ことりだ。


海未「大丈夫ですよ、μ's内での秘密にしておきます」

穂乃果「そうそう。
あ、それよりも…歌詞、決まりそう?」

ことり「うん、あのアドバイスのお陰で何とかなりそう!」

穂乃果「そッか~、楽しみにしてるね」


近日中に控えた秋葉原でのライブ。

全員がメイド服を着用する事は確定しているが、新曲の用意が遅れていた。


海未「しかし、μ'sほど新曲のペースの速いグループも珍しいですよね」


海未がふとそんな事を呟く。

事実、彼女達の創作頻度はスクールアイドルの中でも稀に見るレベルだった。


穂乃果「それは海未ちゃんと真姫ちゃんのお陰かな?
ね、ことりちゃん」

ことり「ほんとだよね。あんなにたくさん作れるなんて、尊敬しちゃう」


ちなみにことり自身も、平然とライブごとに衣装を新調できる程の実力者だったりする。


海未「いえいえ、大した事では……あ、私はここで失礼しますね」

穂乃果「うん、またねー」

ことり「じゃあ、明日ね」


そう言って親友達と別れ、自宅へ向かう海未。

連れがいないと自然に歩く速度も上がり、数分で家が視界に入る。


海未「さて。明日も早いことですし、すぐに寝ますか」


両親とも用事で遅くなるようだった。
食事を一人で済ませ、入浴の準備をする。

そこで、シャンプーが切れている事に気付いた。

ストックがあるかもしれないと思い洗面所を探すが、見つからない。


海未「仕方ありませんね、近くの薬局まで行きましょう」


面倒ではあったが、無い以上買う他ない。
財布と鍵だけ持ち、家を出る。

外はすでに暗くなり、街頭が灯っていた。

多少雲行きが怪しく、濡れたくはないので小走りで薬局へと向かう。



その時だった。


ゾク------


首筋に、強い悪寒が走る。


海未「…風邪でもひきましたか?
気味が悪いですね…」


そこに手を当てて見るが、何かが付いている様子はない。

首を傾げながら薬局へ入店した。


目当ての物を購入し、そそくさと店を出る。

小走りで家へ戻ると、財布と鍵を置きに自室の扉を開ける。




------すると、目の前に漆黒の球体。




海未「---ッ!?」


あまりにも脈絡無く視界に飛び込んできたソレに、海未は絶句する。

そして気づく。

ここは自室などではなく、『あの日』の部屋だった。


海未「私はッ、いつの間に……!」

視線を真下に向けると、自分の下半身が転送の真っ最中だった。


転送が完了し歩けるようになると、海未は部屋の周囲を見渡した。

海未の後方、玄関へ続くドアの近くに、ガラの悪い4人の青年と高齢の女性、そして彼女の孫らしき幼い少年が立っていた。


海未「新しい人が呼ばれたのですか…」


球体側に視線を戻すと、丁度2つの光線がそこから伸びていた。

片方からは金髪、もう一方からは見慣れた明るい茶髪が出現する。

稲森と、先ほど別れた穂乃果だ。


稲森「うわッ!またこの部屋かよ…」

穂乃果「あッ、海未ちゃん!」

海未「穂乃果…。どうやらまたミッションのようですね」


穂乃果は稲森を見ると、対し恐れと軽蔑の入り混じった表情を形作ったが、その訳は海未の預かり知るところではない。


さして間を空けず、北条とサダコ、西も部屋へと転送されてきた。

計12人。
これが今回の参加者だ。


穂乃果「また、始まるんだ---」

北条「前回ッきりで見逃して貰えるとか、期待してたンだけどなぁ…」

海未「私もです。甘い考え、でしたね…」


ともかく、これから起こる事を新たな参加者達に説明せねばならない。

特に小さな子供と老婆については、要注意だ。


「オイ、ここ何なンだよ!」

「なぁ鉄ちゃん!俺達襲われて---大ケガしたよなッ!?」


青年達が叫び出す。

北条が彼らに歩み寄り、口を開いた。


北条「この黒いボールみたいのが、俺達をここに送り込んだンだ。
怪我を治したのもコイツ。
…ま、そんな事より大事な話があるンだ」


彼の言葉を穂乃果が引き継ぐ。


穂乃果「急に言ッても信じてくれないかもしれませんけど、聞いてください。
私たちはこれからこの球体に、訳の分からない怪物と戦うように命令されます。
拒否する事はできません」


「はぁ!?何言ッてンだよお前」

「冗談抜かすなや、こッちは死にかけてたンだぞ!」


当然、強い反発を受けてしまう。


穂乃果「嘘じゃありません!
これからラジオ体操の歌が流れて、武器が支給されます。そして---」


---殺し合いに送り込まれる。


そう言いかけたところで、球体から穂乃果の言った『ラジオ体操の歌』が流れ出す。

彼女の発言通りになったので、青年達も多少は話を信じてくれるだろう。


「おばあちゃん…」


少年が、不安げに老婆の裾を掴んだ。
老婆は彼の頭を優しく撫でる。



『てめえ達の命は、なくなりました。
新しい命をどう使おうと私の勝手です。
という理屈なわけだす』


「はッ、俺らいッぺん死ンだッてよ」


青年の1人が鼻で笑う。


『てめえ達は今からこの方をヤッつけに行って下ちい』


海未「今回は…何星人でしょうか」

北条「わかンねーけど、何にせよやるッきゃないだろ」


前回の戦いを経験している者達が緊張した面持ちで見つめる中、球体が標的を発表する。


『田中星人
特徴 つよい (・8・)
好きなもの チョコボール
口ぐせ 雄三くん?』


『田中星人』などと称された今回の敵は、一昔前の露店か何かで売られていそうな、パッとしない人形の様な姿をしていた。


「お前ら、コレが宇宙人で、俺らと殺し合うッてのか?」


青年達の中でもリーダー格らしい、鋭い目付きの男が穂乃果達に問う。


穂乃果「そうです。これから本当に、危険な戦いをする事になるんです」


球体の両側面と背面が音を立てて開く。


「なンだ、これ」

「オモチャかぁ?」


球体の内部に格納されている大量の銃を、青年達は興味深げに取り出した。


北条「俺達も、今回はちゃんと持って行こう」

穂乃果「そうだね。
あ、あの黒いツナギみたいな服も着た方がいいよね、海未ちゃ---」


ギョーンッ


唐突に、銃の発射音が部屋に鳴り渡った。


穂乃果「なッ…!?」


青年の1人が、球体に近づき銃を取ろうとしている西に撃ったのだ。


北条「お前ッ!何してンだッ!!」


北条が青年を張り倒し、銃を取り上げる。


「痛ッ!オモチャで何騒いでンだよ!?」

北条「オモチャじゃねーよッ!
これはなぁッ---」



西「---説教はいらねー、どけよホモ」


冷たい声が響く。

タイムラグは、とっくに過ぎた筈だった。
だが西は平然としており、銃を北条と揉み合う青年に向けている。

彼の首元から2つほど覗く円形の金属パーツから、キュィィィと甲高い音が鳴っていた。


穂乃果「やっぱり、その黒い服---」


前回の『採点』が終わった後、西が海未に言っていた事を思い出す。


『スーツ』の重要性。


ミッションを生き残る上で不可欠な要素の一つが、この服だったのだ。


西「『オモチャ』なら当たッてもいーンだよな……死ね」

北条「おいッ、落ち着けよッ!」


西がトリガーに指をかける。


穂乃果「待ッて!」


穂乃果は彼に飛びついた。


ギョーンッ


銃が明後日の方向に発射される。


西「テメッ、何しやがンだ!」

穂乃果「殺すのはやめてッ!お願いッ!」


ポンッ!


西を撃った青年の斜め後方に、青白い爆発が起こる。


北条「これで分かッたろ!本物なンだよこの銃は!」


北条が叫んだ。


「いーから中島離せや!」

「ゾク舐めてンのかコラッ!」


他の青年達が北条を取り囲んだ。
彼らも銃を手にしている。


北条「ゾクッておい……そんなのまだいンのかよ…」


とにかく、かなりマズい状況になった。

いつ過酷なミッションが開始されるかわからないにも関わらず、準備どころか仲間割れをしているのだ。


西「オイ、お前から殺されたいのか?
俺はそこの馬鹿にスーツの耐久力を削られた。生存率がだいぶ下がッたンだよ」

穂乃果「だからッて殺す必要はない!」

西「テメェが指図してンなよッ!!」


穂乃果を振り払い、銃を突き付ける西。


海未「やめなさいッ!」


さらに、海未が球体から素早く銃を取り出し、西へ向けた。


西「ははッ、撃てンなら撃てよ」

海未「くッ…」


そもそも西は『スーツ』なる物を着ている為、撃たれてもまだ余裕はあるだろう。

一方、穂乃果と海未に防御手段は無い。


「うわぁぁん!おばーちゃぁん!」

「亮太!大丈夫だからね、おばあちゃんが守るから…」


泣き叫ぶ少年を老婆が抱き締め、互いに凶器を向け合う惨状を見せまいとする。


稲森「あーあ。どーすんの、これ」


稲森は我関せずといった様子だ。


「鉄ちゃん!こいつボコるぞッ!」

「ヤキ入れてやるッ!」


『鉄ちゃん』と呼ばれたリーダー格が北条に歩み寄り、右の拳を上げ---突如として襲来した黒い影に吹き飛ばされた。


「がぁッ…!?」

「鉄ちゃんッ!」

「なンだよこの女!?」


顔まで覆い隠す長い黒髪---サダコだ。

彼女はいつの間にか、前回海未が着用したのと同じ黒い服を纏っている。


「いッてぇなぁ!」


『鉄ちゃん』なる青年がサダコの腹に右ストレートを叩き込む。

が、次の瞬間には彼の方が拳を抑えて蹲った。


「かッてェ…コンクリかよこのアマ…」

北条「た、助かッたぜサダコ…」


ひとまず、こちらの騒動は収まった。


穂乃果「初めての人が囮なら…、殺したらそれこそ生存率が下がる。
そうだよね?わかッてるでしょ」


穂乃果がそう言うと、西は舌打ちして銃を下ろした。


西「お前らよく聞け。次俺を撃ッたりしたらソッコー殺す。
俺の足を引ッ張ッたりしても殺す」


本気なのは間違いなかった。

沈黙する人々に、穂乃果が呼びかける。


穂乃果「これでわかッた筈です!
この武器も服も本物ッ…私達はこれから殺し合いをしに行くンです!」


彼女は球体後方のラックから、次々と銀色のケースを取り出していった。


穂乃果「自分の名前が書かれたのを取ッていッて、中の服を着てください!
時間がない、早くッ!」

「コレ、何だよ。コスプレか?」


『鉄男』と刻印されたケースを手に取ったのは、サダコに撃退されたリーダー格。

ゾクを自称する他の面子も、『沼田』『西川』『中島』と刻印された物をそれぞれ開ける。


北条「そこのお婆さん、お孫さんにも着せてやッてくれ」

「は、はい…」


北条が老婆と少年にもケースを渡し、玄関へと誘導した。


北条「よし、女は玄関の方行ッて…男はここだ。早く着替えてくれ」

稲森「うッわ、コレ裸になンねーと着れないのかよ」

「水着みてーなモンかぁ?」


稲森とゾク達が黒い服を不思議そうに眺めている。

男性陣の着替えのため、既に済ませたサダコも玄関に向かった。


穂乃果「私のは…あ、あッた。
海未ちゃんも早く行こ、転送が始まッちゃうよ?」

北条「おい園田、お前も早くあッちに---どうした?」


着替えの話になってから無表情で立ち尽くしている海未へ、北条が不審そうに問いかけた。


海未「穂乃果…北条さん……」


海未が2人に向き直る。
その声は震えていた。


海未「…スーツ、家に置いてきちゃいました……」


突然の告白。


穂乃果と北条が絶句する。

その一方で先ほどの剣幕は何処へ行ったのやら、西が「ふッ」と吹き出した。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

終わります

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

ダイヤ「ルビィ……手を握りましょう、少しは安心できるかもしれませんわ」ギュ

ルビィ「ありがとう、お姉ちゃん」プルプル

ダイヤ(やはり……怖くないなんてことありませんわよね……)


果南「ルビィ、難しいとは思うけど……身体を強張らせてると余計に辛くなるから」

果南「できる限りリラックスした状態でいてね?」

ルビィ「は、はい……」
果南「……話は済んだかな?」ゴムソウチャク

ルビィ「…………」ビク...


鞠莉「ルビィ……膝枕、ここに頭を乗せて?」ポンポン

ルビィ「はい……」スッ...


果南「ダイヤ……そんな遠くにいないでルビィの傍で励ましてあげてよ」

ダイヤ「……わかりました」スタスタ

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

ダイヤ「ルビィ……手を握りましょう、少しは安心できるかもしれませんわ」ギュ

ルビィ「ありがとう、お姉ちゃん」プルプル

ダイヤ(やはり……怖くないなんてことありませんわよね……)


果南「ルビィ、難しいとは思うけど……身体を強張らせてると余計に辛くなるから」

果南「できる限りリラックスした状態でいてね?」

ルビィ「は、はい……」
果南「……話は済んだかな?」ゴムソウチャク

ルビィ「…………」ビク...


鞠莉「ルビィ……膝枕、ここに頭を乗せて?」ポンポン

ルビィ「はい……」スッ...


果南「ダイヤ……そんな遠くにいないでルビィの傍で励ましてあげてよ」

ダイヤ「……わかりました」スタスタ


ーーーーー

海未「こッ…ここは…?」


転送されてまず視界に入ったのは、コンクリートのフロアに整然と並ぶ無数の乗用車だった。


海未「デパートか何かの駐車場、でしょうか…」


しかし周りに店舗への入り口は見られず、人影もない。
単なる立体駐車場のようだ。

ともかく、他のメンバーと合流しなければならない。


海未「穂乃果ぁ!
北条さん、サダコさん!」


呼び掛けるが返事はない。
建物の構造上、かなり響く筈だった。

柱に掛けられた案内図を確認する。


海未「…5階建て、ですか」


さらに屋上まである。

今彼女がいるのは1階。
他のメンバーの転送先が上階だった場合、声はそう届かないだろう。

敵が潜んでいるのはこの建物の内部であろうから一度外に出るという手もあるが、禁止エリアの存在が躊躇わせる。

銃を構え、周囲を警戒しつつ上階へ続くスロープを目指す。
部屋着のポケットには、予備の銃の他に刀も押し込んでいた。

もっとも、『あの服』無しで接近戦が出来るとは考えていないが。


海未「私はともかく……初めての人達が孤立していたら大変ですね」


特に注意すべきは老婆とその孫だ。

部屋で支給された戦闘服を着せ、また老婆には銃を持たせたとはいえ、実際に戦えるとは思えない。

あの青年達は------まだ大丈夫だろう。
見るからに修羅場を経験していそうな集団だった。

そもそもゾクとは何なのか。


海未「そういえば、あの服がないとディスプレイも使えません…」


『ねぎ星人』の時は、あれで大まかな標的の位置を確認できた。

今の彼女には防御手段に加え、索敵手段も無いのだ。

転送直後に仲間の名を叫んだのは、本当に失敗だった。

物音を立てぬよう、神経を張り詰めさせて移動する。


海未「ん……?」


キョォォォォォッ!


ふと、何処からともなく甲高い音が聞こえてきた。

周りの車両を見ても、特に音を発していそうなものは無い。
そもそも、どれもエンジンはかかっていないようだった。

上のフロアから、だろうか。

訝しむ海未の耳に、続いてバシュッ!という音が届く。


海未「まさかッ、星人の…!?」


誰かが襲われたのか。

小走りでスロープへと向かう。
彼女は一番端にあるミニバンを越え---


ドンッ


---そこから飛び出してきた人影と衝突した。


海未「痛ッ…」


尻餅をつく海未。

このフロアにも転送されてきた者が居たのか。
顔を上げる。



『雄三くん?』



人影の正体は、『人』ではなかった。


無機質なボディに、安っぽいペイントで描かれた服。

そして不気味な笑みを形作る、胡桃割り人形のような顔。


海未「……田中、星人」


今回の標的、田中星人そのものだった。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー

立体駐車場、2階フロア。

黒いラバースーツのようなモノを纏った老婆とその孫である少年が、コンクリートの床に倒れ伏していた。

その服の所々に取り付けられた円形の金属パーツからは、ジェル状の物質が溢れ出している。


「お、ばあ、ちゃ……」


目、耳、鼻---顔中の穴から血を流しながら、幼い少年は隣の祖母へと手を伸ばす。
視覚も聴覚も嗅覚も、殆ど残っていなかった。


グチャ


老婆の頭に何かが振り下ろされ、彼女の脳漿を撒き散らす。


「ひッ、ひッ、ひッ---」


発狂し痙攣を起こす少年。
だがそれも長く続かなかった。


ドンッ!


少年の胴に、重たい何かが着地する。

破裂した腹部、また口から、赤黒い臓器が吐き出された。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー

立体駐車場、3階フロア。


穂乃果「そッちッ!
なるべく広いとこで戦おうッ!」

北条「ちッくしょッ!なンでこいつら飛んでンだよッ!?」


転送先の目の前にいた、3体の田中星人。

足の裏からジェットエンジンよろしく推力を出して飛び、迫る来る彼ら(?)に、穂乃果も北条も逃げ惑うしかなかった。


北条「がぁッ!?」


急に加速した田中星人の1体が北条に突っ込み、車のボンネットへ押し倒した。


穂乃果「ほッ、北条くん!」


咄嗟に助けようとする穂乃果だが、彼女の前に残った2体が着地する。


『雄三くん?』

『雄三くん?』


などと、訳の分からない言葉を発した。


穂乃果「こんなのが、星人---宇宙人だッての…?」


回答に迷っていると、田中星人達の見るからに硬質な顔面の表情が、作ったような笑みから目を剥いて『怒り』へと切り替わった。


ガチャリ、と田中星人達の口が上下に開いたかと思うと、その奥が発光し出した。

攻撃が来る。


穂乃果「ふッ…!」


自分でも信じられない程に素早く、黒い戦闘服のジョイントから銃を抜き出した。


ギョーンギョーンギョーンッ


より近い方の田中星人の胴に突き付け、迷わず撃った。


バババンッ!!


タイムラグを経て1体目の田中星人が爆散するのと、残りの個体の口から不可視の衝撃波が放たれるのは、ほぼ同時だった。


穂乃果「ぐッ…!?」


バシュッ、と風を切るような音と共に、穂乃果の体が後方へと吹き飛ばされる。


北条「おッ、おい高坂!?」


車の上で別の田中星人と揉み合っていた北条が叫ぶ。

その一瞬の動揺を突き、星人が北条の肩を押さえつけた。


コオォォォッ…


この個体も衝撃波を放とうと、口内にエネルギーを溜め始める。


北条「こンッ、のォッ!」


北条の戦闘服が、血管のような筋を浮かばせ膨張する。


北条「らァッ!!」


拘束を振り解き、北条の右拳が星人の?を捉えた。

星人は回転しながら斜め上に飛んでいき、天井の梁に激突して落下する。

北条は銃を抜き出し、四肢がおかしな方向に曲がり動かなくなった標的に撃った。

撃破を見届けるや否や、穂乃果と交戦する最後の1体へと駆ける。


北条「無事かッ!?」

穂乃果「なんとか!」


起き上がった穂乃果と北条で、星人を前後から挟撃する形になる。


穂乃果「お互いを撃たないように!」

北条「わかッてる!」


星人の頭部が180度回転し、北条の側を見た。
そして再度正面、穂乃果を向くと、その作ったような顰め面を元に戻す。


ダンッ!


そして足の裏からのジェット噴射で飛び上がり、駐車場の奥へと消えた。


穂乃果「逃げた…」

北条「追うか?」

穂乃果「ううん、こッちから攻める必要は無いと思う。
それより他のみんなと合流しないと…」


周囲を見渡すと、長髪の女性、サダコがこちらへ向かってきていた。
戦闘の騒音を聞きつけたのだろう。


北条「うわ…」


ストーカーされている北条としてはあまり嬉しくないが、あの部屋でも助け船を出された以上ぞんざいには扱えない。


穂乃果「サダコさーん」


穂乃果で手を振ると、サダコも応じた。


北条「なぁ高坂、奴らの死体見てみろよ」


北条が、銃撃を受け爆散した2体の田中星人を指差した。

ロボットのように見えたが、その残骸からは血肉が飛び出し、また毒々しい色合いの羽毛や嘴まである。


穂乃果「何、これ……」

北条「鳥か?気味悪いな…」


こんな妙な連中が、地球を侵略する宇宙人だとでも言うのか。

訳が分からない。

それはともかく、まずは他のメンバーを探さなければならない。
特に新入りと戦闘服を着ていない海未は危険だ。


そして当然、他の星人も全滅させねば、帰る事は叶わない。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー

立体駐車場、4階フロア。


鉄男、沼田、西川、中島---『ゾク』と称する4人の若者達は、部屋の球体に映っていた奇妙な人型の何かと対峙していた。


沼田「鉄ちゃん、こいつ田中星人だぜ」

西川「よくできてンなぁ」

中島「ンだよコイツ。撃ッていーの?」


余裕ぶって銃を突きつける3人と異なり、このグループのリーダーである鉄男は露骨に警戒心を露わにした。


鉄男「なンかおかしーッてそいつ。
離れた方がいーんじゃねェか?」

中島「何ビビッてンだよ、コイツ殺せばクリアなンだろ?」

西川「こーいうの興奮するぜホント」


この面々で唯一、長柄の銃を持ってきていた沼田が前に出る。


沼田「おッし、俺が殺る」


彼は銃口を田中星人の額に押し当てた。


沼田「あ、引き金2つあンだけどコレ」


そのまま振り返り、仲間に問う。

田中星人の口が開き発光し出した事には気づかない。


中島「どッちも引いたら出たぜ」

沼田「そーなの?ンじゃ、撃つわ」


バシュッ!!


引き金に指をかけた、その瞬間。

4人の中でも一番大柄な沼田の体が宙を舞う。


鉄男「ぬッ、沼田ッ!?」

西川「コイツッ、何か撃ッたぞ!」

中島「おッ、おい撃てよ!
撃て撃て撃てッ…!」


中島と西川が銃を撃とうとするも、寸前に田中星人は飛び上がっていた。

何もない空間を2つの銃口が照らす。


西川「さッ、3発で弾切れかよ!?」


乱射するとすぐに青白い照明が赤く変わった銃を見て西川が叫んだ。


鉄男「そンな事いーだろ!あいつ沼田んとこ飛ンでッたぞ!」

中島「やべッ、マジかよ!?」


床に転がる沼田のすぐ横に、田中星人がズンと着地する。

そして再び、その口内を発光させた。


沼田「じゅッ…銃落としたッ!
助けてくれッ!」


沼田が震えながら叫ぶ。


鉄男「テメッ!!」


鉄男が田中星人の背後から飛びついた。

彼のスーツが膨張し、急激に筋肉が発達したかのように見える。

田中星人の硬質な体がミシミシと音を立てるのを、鉄男は感じた。


沼田「テッ、鉄ちゃんヤベーよ!
攻撃翌来るぞッ!」

鉄男「はァッ!?」


田中星人の頭部が180度回転し、その目は鉄男を見据えていた。
その口から、光るエネルギーが溢れ出る。


鉄男「ヤッベッ…!?」


鉄男が照準から逃れるべく首を捻ったその瞬間、田中星人の口内から不可視の衝撃波が放たれる。

それはコンクリートの床に命中し、反動で鉄男と田中星人が組み合ったまま宙を舞った。


鉄男「うおォッ!?」

西川「おッ、おい大丈夫かよ!」

中島「ンな訳ねーだろッ!加勢すンぞ!」


そう言って西川と中島が駆け寄り、銃を回収した沼田も続く。


鉄男「お前ら撃つなよッ!?
俺も巻き込むッて!」


倒れ込みながらも田中星人を離さずに、鉄男が叫んだ。


鉄男「おッ…おおォォォッ!!」


バキッ…


鉄男の締め上げが効き、ついに田中星人の胴に亀裂が入る。


沼田「鉄ちゃん…すげ…」

中島「やッ、やれるぞォッ!」


沼田達が見守る中。

パカり、と田中星人の頭頂が展開した。


鉄男「…は?」


唐突に抵抗が無くなる。


西川「なンか…見えてンぞ」


西川が、田中星人の頭部に見える空洞を指差した。


『ギィエエェェェッッ!!』


そこからズルリと飛び出したのは、毒々しい色の体毛を持つ二足歩行の鳥類。
羽は無かった。


鉄男「ンだよコイツ!?」

中島「逃げてくぞ!」


『ヒューッ、ヒューッ』


その鳥は荒く空気を吸いながら、ヨタヨタとその場を離れようとする。


鉄男「アイツ、息できてなくねェか?」

沼田「どーでもいーッて。
つーか、今なら殺せンじゃね?」


沼田が長柄の銃を拾い上げ構えても、鳥は反応しなかった。

スコープらしき物を覗いて照準を定め、2発続けて撃つ。


ギョーンッ、ギョーンッ


沼田「当たッたか?」

西川「さァ?」


バババンッ!


鳥の体、その上半分が体液を撒き散らして吹き飛んだ。


中島「すッげ、倒したじゃンか」

沼田「どーだよ!俺がヤッてやッた!」

鉄男「つーかアレ何もんなンだよ?
地球にいるか、あンな鳥」

西川「作り物にしちゃァ出来過ぎだよな」


田中星人の正体である鳥の死体に近付き観察する。
やはり見覚えなど無かった。


沼田「写真撮ッとこ……あ、ケータイあの部屋に置いてきた」

鉄男「時間もわかンねーな。
中島、西川…お前らは持ッて---」


振り向いて、気づいた。


並ぶ車両の間から、複数の人影らしき何かが顔を出している。


『雄三くん?』

『雄三くん?』

『雄三くん?』

『雄三くん?』

『雄三くん?』


たった今倒した田中星人が、5体。


鉄男「お前らぁッ!!
------まだ終わッてねーぞッ!!」


鉄男は咄嗟に叫んだ。


西川「どンだけいンだよ!」

中島「おい!どーする鉄ちゃん!?」

沼田「全部殺すッきゃねーだろッ!」


田中星人達の口が一斉に開く。

攻撃する気だ。


鉄男「ゾク…舐めンじゃねェぞォッ!!」


雄叫びを上げ突貫する鉄男に、全員が続いた。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー

立体駐車場、5階フロア。


安っぽい塗装のされた金属の破片と羽毛の混じった血肉が、コンクリートの床中に散らばっていた。

そこで無傷で佇むのは、メンバー随一のベテランたる西と、前回は子供のねぎ星人を一方的に殺戮しただけの稲森。


西「ンでお前、何で俺に付いて来てンの」

稲森「まァ、そー言うなッて。一人よりか効率いいだろ?
足引ッ張ッたりしないからさ」


同じ階層に西を見つけるや否や、稲森は常に彼の後に付いていた。

分かりやすい生存戦略である。


稲森「てかさ、さッきのアレどーやッたのか教えてよ。姿消すヤツ」

西「教える義理とかねーし…つーか今、1匹獲物横取りしたよな?」


カチャリ、と長柄の銃の先を稲森に向ける西。

稲森は作り笑いを浮かべ、「いやいや」と反論する。


稲森「今の奴、例の見えないビーム出そうとしてたじゃん。
助けるつもりだッたンだッて」

西「余計なマネすンな。助けとか俺には要らねー」


攻撃の予備動作には気づいており、助けが要らないのは事実であるが、西としても稲森を遠ざける気はさして無かった。

戦力としてはおこぼれに与るだけの無能だが、敵の数が多い今回のミッションにおいて囮は居るに越した事はない。


西「このフロアの連中は片したか…」


戦闘服の左手首から立体映像を表示し、確認する。

敵影はゼロだった。


稲森「どーすンの、上行く?下行く?」

西「まず上、屋上だ」


西がスロープへと進み、稲森も続く。

屋上の駐車場にも、屋内フロア同様多くの車両が停められていた。

しかし田中星人は見当たらない。


稲森「屋上にはいないのか」

西「いや、来るぞ」


立体映像に逆三角形で表示される敵影。
駐車場を表しているであろう四角形のエリアの外から、ソレが一つ、高速で近付いていた。


西「…飛ンでやがる」


これまで撃破した田中星人とは、恐らく性質の違う相手だろう。


稲森「飛ンでるッて……あッ!」


頭上を見上げた稲森が声を上げた。

巨大な何かが風を切り進む音が、西の耳に届く。


西「ははッ、来やがッたッ!」


西は歯を剥き、獰猛に笑った。

そして遂に、上空から漆黒の存在が飛来する。


『グルルルァァァァァッッッ!!!』


全長5mは軽くあるだろう。
強靭な翼に、鋭い歯の並んだ嘴。

ファンタジー作品に登場するような怪鳥が、田中星人のボスだった。


稲森「おッ、オイオイオイッ!?」

西「随分とでッけーカラスじゃねーか」


動揺する稲森とは対照的に、西は平然と銃のスコープを覗いていた。


稲森「こッンなのッ、どーやッて倒すンだよッ!?」

西「別に…、ふつーに殺ればいンだよ」


漆黒の怪鳥が2人を睥睨する。

視線を向けられた途端、稲森は西と同じ銃を震えながら構えた。


『許…すまじ……小さき者共……』


地の底から響くような低い声が、怪鳥から発せられた。
不思議とソレは、女声であるように感じられる。


西「喋ンのかコイツ。珍しーな」


相変わらず西は動じなかった。


『我が子らを殺めた者共……この身滅ぶまで滅してくれよう…ッ!』


怪鳥が翼を大きく広げ、飛び上がる。
突風が西と稲森を直撃した。


『覚悟せよッ!!小さき者共ッ!!』


咆哮しながら、怪鳥が迫り来る。


西「じゃーな」


ほぼ同時に、パチパチと火花を散らしながら西がその姿を消した。


稲森「えッ…?はあぁぁぁッ!?」


当然の事だが、怪鳥の狙いは稲森に絞られてしまう。


『グラァッ!!』


稲森「あッ、あぁッ、チクショォッ!?」


ギョーンギョーンギョーンッ


錯乱しながら銃を乱射する彼の目の前に、怪鳥の嘴が突き出された。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ーーーーー

『雄三くん?』

『雄三くん?』

『雄三くん?』


気づけば、囲まれていた。


海未「えッ、と……」


立ち尽くしたままの海未だったが、銃だけは固く握り締めて離さなかった。


ところでこの問い、どう返すのが正解なのだろうか?


『雄三くん?』


また同じ質問。

意を決し、海未は答える。


海未「は、はい……そうです…」


肯定すれば見逃して貰えるかもしれない、などという思いがあった。


『スイカの名産地?』


しかし、さらに意味不明な質問を投げかけられる。


海未「すッ、スイカ…!?」


3体分の視線が突き刺さる。


海未 (何処ですかソレ!?)


全く、本当に全く知らなかった。


海未「や…、山梨」※正解:熊本等


勘で答え、恐る恐る田中星人達の顔色を伺う。

いつの間にか、作ったような笑みが顰め面へ豹変していた。


海未「ちッ、違ッ…!本当は…えッと…」


慌てて訂正を図る海未だが、もう遅い。

田中星人達の口が一斉に開き、甲高い音と共に発光し出す。


海未「ちょ…!?嘘ですよね!?」


戦闘は避けられない。

一か八かで銃を1体に突きつけた。


海未「やッ、やめなさい!
撃ちますよッ!?」


だが、田中星人達には通じなかった。
そもそも銃が何なのか理解していないのかもしれない。


海未「------!」


ならば、やられる前に。


ギョーンギョーンギョーンッ


1体目に銃撃を浴びせ、同時に星人達の間を縫って飛び出し、脇目も振らずに駆け出した。

そして背後から爆発音が響く。


海未「やりましたかッ!?」


距離を取り背後を振り返ると、銃撃した田中星人の上半身が消失し、残された下半身から鮮血が噴き出して残り2体を濡らしていた。


海未「やッた…」


その2体の口内もいつの間にか発光しなくなっていた。
両目を見開き、驚いたような表情を形作っている。



ギロッ…



次の瞬間、先ほどよりも数段険しい2つの『顰め面』が海未に向けられる。


海未「あ---」


前回戦った巨大なねぎ星人と同程度に痛烈な殺気を感じた。


海未「だッ…!誰かッ!!」


つい助けを求めてしまう。

そんな海未の目の前で2体の田中星人がロケットの如く飛び上がった。


海未「はッ、はぁッ!」


回れ右して逃亡を図るが、あの服のアシスト無しでまともに立ち回れるはずがない。

文字通りの一瞬で追いつかれ惨殺されるのがオチだろう。


海未「こうッ、なッたらッ!」


手近な車両のボンネットに跳び乗る。
制服より多少は動き易い部屋着なのが幸いした。
予備の銃を左手で掴む。


海未「燃料は…この辺ですねッ!」


ギョーンギョーンギョーンッ

ギョーンギョーンギョーンッ


車両の上を伝いながら銃を車体に乱射し、そのまま飛び降りた。

今出せる限界の速度でその場を離脱する。
銃の照明はどちらも赤くなっていた。


ドゴォォォォッ!!


銃撃とは比べ物にならない爆音がフロア中に轟く。

直接撃った車両が、両隣のものも巻き込んで爆発したのだ。




『ギェェェェッ!?』


田中星人1体が爆発に巻き込まれて吹き飛び、転がる。

頭部がスライドし、毒々しい体毛の鳥が叫び声を上げて飛び出す。


海未「なんですかアレッ!」


二足歩行をしており、翼は無い。
喘ぎながら周囲を走り回るが、目に見えて衰弱していっていた。


『ヒューッ、ヒューッ…』


最後の星人が海未の前に着地した時、その鳥は倒れ込み、そのまま動かなくなった。


海未「呼吸ができない…のですか」


ともかく、ついに一対一に持ち込めた。

チャージを終え撃てるようになった二丁の銃を目の前の田中星人に向け---


バシッ


海未「---えッ?」


彼女の動体視力を遥かに超えるスピード。

一歩踏み出し距離を詰めた田中星人が右腕を振るい、両手に握った銃を瞬時に払い落としたのだ。


海未「いッ、たッ…!」


手首にビリビリと激痛が走る。
捻挫したかと感じるほどだ。

確かに海未は2体の星人を仕留めた。
だが、1体目は単なる不意『撃ち』に過ぎず、2体目も似たようなものだ。


---つまり、こちらが手を晒したここからが本番である。


海未「忘れて、いました……星人は……」


人間より、強い。


ブンッ!


ボクシングでいうところのコンビネーションよろしく、右腕を戻す動きと合わせて左腕が振るわれる。


海未「くぅッ…!」


反射的にバックステップをとる海未。

膂力はともかく、彼女の運動神経はそこいらの高校生と比べ数段上である。

武道の経験が活きた。


ブンッ、ブンッ、ブンッ!


顔の向きだけは海未を見据えたまま一切変えずに同じ動きが繰り返される。
単純な動作だが、一発で相当なダメージになるであろう。

油断はできない。



コオォォォッ…!


田中星人の口内が再び発光する。

先ほどは仲間を撃って中断させたが、間違いなく強力な攻撃を放つのだろう。


海未「そンッ、な…」


パンチの回避で手一杯の海未に、対策する余裕は無い。

武器はポケットの刀のみ。


海未 (…そういえばこの刀、どこまで伸ばせるのでしょうか)


不意にそんな事に思い至る。


海未 (ボタンを押せばいくらでもいけるなら…!)


何度目か分からないパンチを、今までより大きく跳び、避ける。
ポケットに手を入れ、刀を素早く取り出した。

後方へ移動しながら円柱形の鍔を星人へ突き出す。


海未 (狙うなら……体内ッ!)


発光する口に狙いを定め、握りと鍔の間にあるボタンを押した。

高い音を出し滑らかに伸びていく刀身。
一般的な長さを超えても止まらなかった。

比例して質量が増大する。


海未「おッ、もい…!」


金属製である以上、刀とは重い物である。

取り落とさぬよう気を張りながらも、切っ先を星人の口にかける。


海未「---はぁッ!!」


そこからは一切躊躇なかった。

仲間を銃撃された時同様に目を見開く田中星人の体内へ、柄頭に右手を添えて刀を押し込む。


海未「らああァァァッ!」


ブチブチと肉の裂ける音が聞こえる。

田中星人の四肢はもう動いていなかった。


『ギッ、ギェェッ!?』


海未「早ッくッ…!
死になッ…、さいッ…!」


田中星人の口から血液が溢れる。


キュゥゥゥン…


そして遂に、機械仕掛けの体がその機能を停止した。


海未「---ふッ」


星人に背を向け、一気に刀身を引き抜く。


ビシャァァッ!


鮮血が勢いよく飛び出し、海未の背中を濡らした。


海未「やッた…」


勝利と同時に、激しい脱力感に襲われる。
無理もない事だった。

周囲に新たな敵影がないのを確認し、海未は手近なセダンのボンネットに座り込む。


海未「…穂乃果と、合流する前に…少し、休憩を---」


荒い呼吸を整える。

そういえば、星人に飛ばされた銃も回収せねばならなかった。
また敵と遭遇する直前に上層から聞こえた攻撃らしい騒音も気にかかる。


だが今は、疲労に勝つ事は叶わなかった。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

終わります

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

>>569
9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

>>568
穂乃果「ベイスターズファイトだよっ!」 Part69 [無断転載禁止]©2ch.net

ダイヤ「ルビィ……手を握りましょう、少しは安心できるかもしれませんわ」ギュ

ルビィ「ありがとう、お姉ちゃん」プルプル

ダイヤ(やはり……怖くないなんてことありませんわよね……)


果南「ルビィ、難しいとは思うけど……身体を強張らせてると余計に辛くなるから」

果南「できる限りリラックスした状態でいてね?」

ルビィ「は、はい……」
果南「……話は済んだかな?」ゴムソウチャク

ルビィ「…………」ビク...


鞠莉「ルビィ……膝枕、ここに頭を乗せて?」ポンポン

ルビィ「はい……」スッ...


果南「ダイヤ……そんな遠くにいないでルビィの傍で励ましてあげてよ」

ダイヤ「……わかりました」スタスタ

穂乃果「ベイスターズファイトだよっ!」 Part69 [無断転載禁止]©2ch.net


ーーーーー

穂乃果「5体…あと5体いる」


戦闘服の左手首から表示される立体映像を見て穂乃果が言った。


北条「どうする高坂、全員で行ッて倒しちまうか?」

穂乃果「そうしたいとこだけど、初めての人達や海未ちゃんと合流しないと。
他にも敵はいるだろうし」

北条「つッても制限時間があッたろ。
1時間で全部倒さなきゃなンなくて、もう15分は経ッてる」


北条も立体映像を出し確認する。

西あたりが他の敵を全て殲滅してくれれば有難いが、それは甘い認識だろう。


穂乃果「なら私は他の人を探してくる。
2人はこのフロアにいる敵を、1体でいるのから各個撃破してくれない?」

北条「おい、1人で行動する気かよ?」


ストーカーと組む事以上に、単独行動を許すのは乗り気になれない。


穂乃果「戦闘はできるだけ避けるから大丈夫…。
やっぱりあのお婆さんと小さい子や、この服着てない海未ちゃんが心配だから」


よろしく、と言うと、穂乃果は他のフロアへと続くスロープへ走って行った。
こちらを振り返り、人差し指を立て下に向ける。
1・2階から回るつもりのようだ。


北条「大丈夫かなアイツ…、とにかく俺らも動くぞサダコ」


立体映像を今一度確認すると、手近な位置にいる光点が別のものへ接近していた。

恐らく先ほど逃げた星人だろう。
仲間と合流し北条達の存在を伝える気だ。


北条「ちッ、5体同時に来られたら流石にやべーッて…!」


まずはこの2体を排除すべきだろう。

そう判断し、北条はサダコを手招きして進んだ。


サダコ「……」


相変わらず何も喋らない不気味な女であるが一応戦闘に参加する意思はあるのか、長柄の銃をしっかりと保持していた。


北条「なぁ、そッちの銃ッてなんか機能付いてンのか?」


言葉は無い。
まさか照れているのか。

ともかく、武器については把握しておきたいところだ。

北条や穂乃果が使った拳銃サイズの物とは違い、サダコの持つ銃の長い銃身にはポンプアクションショットガンのようにスライドが付いている。

一方で、側面からはスコープが突き出し、またストックもある。

散弾銃なのか狙撃銃なのかわからない。


北条「…あ」


そのような事を考えているうちに、空いた駐車スペースに立つ2体の田中星人が視界に入った。


ギョーンッ


不意に銃のサウンドが鳴る。


北条「サダコ?」


北条の後ろに続いていたサダコがスコープを覗き撃ったのだ。


バンッ!


発射から間を開け、田中星人の1体が爆散する。


北条「すッげ……当てやがッた」


いちいち感嘆している余裕は、勿論ない。

残りの一体はしばし目を丸くし驚いていたが、北条達に気付くと即座に行動に出た。


ガチャンッ


田中星人の右腕と左足が90度曲がる。

その次の瞬間には、滑稽さすら感じる機械的な姿勢を保持したまま駆け出してきた。


北条「おッ、おいおい!?
コイツ走れンのかよッ!」

サダコ「ッ…!」


ギョーンッ


サダコが再び狙撃するも、田中星人は速度は維持したままクルリと方向転換し、その射線から逃れていた。


ドンッ!


コンクリートの太い柱が銃撃を食らい抉られる。
飛んだ破片が周囲の車両を凹ませた。


北条「動き回られちゃ銃はダメだ!
下がッてろッ!」


北条が前に出て仁王立ちする。

田中星人は彼に向け真っ直ぐ進んだかと思うと、床を蹴って滑空に移行した。


北条「ぐぅッ…!?」


頭から突っ込まれるも、北条は辛うじて田中星人を受け止めた。


コォッ!


田中星人も負けじとばかりに推力を上昇させる。


北条「うッ、おォッ!?」


力負けし、北条の足が床を離れた。

咄嗟に田中星人から手を離すが、逆に向こうが北条の胴に組みついていた。

田中星人は北条を拘束したままフロアを滑空しつつ、何度も高度を下げて彼を硬い床に叩きつけた。


ガンッ! ガンッ! ガンッ!


衝撃を受け、戦闘服の円形パーツから甲高い音が響く。


北条「やッべッ!壊れるッ、てッ…」


留めとばかりに、田中星人が口内を発光させ出した。


北条「こッンのッ、離せッ…つのォッ!」


血管のような筋を浮かべ、北条の右腕が膨張する。


北条「はあぁぁッ!!」


今にも何かを発射しようとしていた田中星人の顔面に、北条は渾身の力で拳を叩き込んだ。

金属製の無機質な顔が潰れ、ヒビ割れた箇所から体液が溢れる。

続いて、ポンッと田中星人の頭部が丸ごと吹き飛んだ。


北条「うわッ!?」


田中星人の残骸と共に落下し、北条はコンクリートの床に仰向けに倒れる。


北条「いッてー…急に爆発しやがッて、エネルギー充填してたッてとこか?」


食らっていたらマズかっただろう。

動かなくなった敵を押し退け起き上がる。
サダコが駆け寄って来るのが見えた。


北条「あと3体だ。とッとと済ませよう」


立体映像を確認する。

残りの星人はバラバラにこのフロアを動き回っており、近い位置にも1体いた。


北条「やれそうだッたら狙撃してくれ」


そう言うと、サダコはコクリと頷く。


北条 (なんつーか、段々コイツに慣れてきてねぇか?俺)


などと思いながら、北条は歩き出した。


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

(・8・ )

( ・8・)

( ・8・ )わかった、この話はやめにしよ?はいチュンチュン

>>580
穂乃果「ベイスターズファイトだよっ!」 Part69 [無断転載禁止]©2ch.net

ダイヤ「ルビィ……手を握りましょう、少しは安心できるかもしれませんわ」ギュ

ルビィ「ありがとう、お姉ちゃん」プルプル

ダイヤ(やはり……怖くないなんてことありませんわよね……)


果南「ルビィ、難しいとは思うけど……身体を強張らせてると余計に辛くなるから」

果南「できる限りリラックスした状態でいてね?」

ルビィ「は、はい……」
果南「……話は済んだかな?」ゴムソウチャク

ルビィ「…………」ビク...


鞠莉「ルビィ……膝枕、ここに頭を乗せて?」ポンポン

ルビィ「はい……」スッ...


果南「ダイヤ……そんな遠くにいないでルビィの傍で励ましてあげてよ」

ダイヤ「……わかりました」スタスタ

穂乃果「ベイスターズファイトだよっ!」 Part69 [無断転載禁止]©2ch.net

>>580
9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

真姫「さっきのハンバーグの肉汁を無駄なく利用するためね」

曜「フライパンにトマト缶、水、コンソメを加え、煮立てる」

真姫「このために深めのフライパンを使うのね」

曜「煮立ったらハンバーグ、エリンギを加え、再び煮立たせる」

曜「煮立ったら弱火だよ」

曜「このとき砂糖、ソースを加え、塩、ブラックペッパーで味を調えておこう」

曜「アクを取りながら弱火で約20分煮込む」
http://imgur.com/6IvFaq1

真姫「20分…。暇ね」

曜「煮込み時間は長くすると濃厚になるけど、煮込みすぎるとハンバーグがカチカチになるから様子を見ながら気を付けてね」

>>585
(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

荒らしのせいでイマイチ見辛い
エタった前スレの方が見やすいならURL知りたい

>>591
穂乃果「ベイスターズファイトだよっ!」 Part69 [無断転載禁止]©2ch.net

穂乃果「ベイスターズファイトだよっ!」 Part69 [無断転載禁止]©2ch.net


>>591
(数分後)

曜「粘りが出てきたね。それくらいでいいかな?」

曜「それを4等分にして、空気を抜き小判型に丸め、真ん中を少しへこませておいて」

真姫「…うん」コネコネ

曜「ハンバーグ(タネ!)完成」
http://imgur.com/C3GvPwb.jpg

曜「その間にフライパンに油を少しひいて暖めるね」

曜「このときフライパンは深めなのを使うとあとあとの処理が捗るよ」

曜「充分に暖まったら、並べ強火で焦げ目が付くまで焼く」ジュー
http://imgur.com/QusePK0.jpg

真姫「ふむふむ」

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