提督「言っている意味がよく分からないんだが」
提督「線や点を足す?引く?何からだ?そしてそれをしてどうなるんだ?」
明石「ふっふっふ~それはですね~……あら?」
※一、二週間以内に終わる予定です
※短め
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492942865
大井「それでですね、本当にあの人ってば手がかかるったら……」スタスタ
北上「ホントに大井っちは提督のことばっかり話すよねー」スタスタ
大井「そ、そんなことありません!」スタスタ
明石「百聞は一見に如かず、あそこを歩いている大井さんで実験してみましょうか」コソッ
提督「おいおい、大丈夫なのか?」コソッ
明石「勿論です、まずはこのタブレットを対象に向けてボタンを押します」カチッ
『大井』ピコン!
明石「そうすると対象の名前が表示されますので、例えばこれを……」
明石「ちょん、っと」
『太井』ピンポーン!
提督「大井が太井に……成程、点とか線ってのは名前、というか字のことか」
明石「そうすると……」
<キャァァァァアアアーーーッ!
提督「な、何だ!?」バッ
大井「嫌ぁぁああーーーっ!体が、体がーー!?」ブクブク
北上「お、大井っち!?ちょっと落ち着いて!」アセアセ
提督「うおお!?大井が太ってド○えもんみたいな体型に!?」
明石「と、まあこんな感じで名を体で表すようなことができます」
提督「呑気なこと言ってないで早く元に戻してやれ!」
提督「ガラにもなく北上が慌ててるし大井が泣いてるとことか見たことねーぞ!?」
明石「はいはいっと」カキカキ
『大井』ピンポーン!
大井「ひっく、グス、うぇ、うぇぇん……こ、こんな姿じゃ……提督に……嫌われ……ひっく」グスグス
北上「だいじょーぶだいじょーぶ!あの人はそんなに器小さくな……おろ?」
北上「大井っち、姿戻ってるよ?」
大井「えっ!?…………よ、よかった~~~うぇぇぇ……」ヘタリ
北上「おーよしよし、怖かったねー」ナデナデ
提督「ほっ……ちゃんと元に戻せるんだな、良かった」
明石「と、いう訳で提督!どうぞ!」ズイッ
提督「いや、どうぞじゃないが」
提督「こんなもん渡されても、俺にどうしろと」
明石「まぁまぁ、ちょっとした息抜きだと思って使ってみて下さいよ」
明石「ちなみに機械がある程度意味が通じると判断しないと効果は発揮しません」
明石「例えば『明右』なんかはエラー扱いですね」
『明石』ピコン!→『明右』ブブー!
明石「こんな具合で何も起きません」
明石「それと線なら1~2本、点なら3~4つくらいが限界です」
明石「ささっ提督、安全は保障しますから一つぐいっと、ぐいーっと」
提督「そんなこと言われても直ぐに思いついたりは……あっ」
明石「おっ?思いついっちゃいました?じゃあやってみましょうよーほらほらー」
提督「しかしなぁ……う、ううん…………スマン、大井」カチッ
『大井』ピコン! → 『犬井』ピンポーン!
北上「よしよしよー……お?おお?」
大井「? 北上さん?どうしました?」
北上「えっと、大井っち?落ち着いて、ちょっとこれを見て」つ手鏡
大井「はい?ええっと……!?な、なんですかこの耳!?犬!?」サワサワ
大井「って尻尾!尻尾も生えてきてます!」
北上「うーん、これじゃ艦娘って言うより犬娘だねぇ」
大井「もぉ~~っ!さっきのことといい一体なんなんで……」ピクッ
北上「大井っち?」
大井「くん、くんくんくん」クンクン
北上「えっ、どしたの?急に虚空の匂いなんか嗅いで」
大井「提督の匂い!」ダッシュ
北上「えっ、ちょ……大井っち!?」
提督「げっ!大井達がこっちに来るぞ!バレたか!?」
提督「どうする明石……っていない!?」
提督「逃げ足早いなアイツ……っと、もう来るし覚悟決めるか、なんとか誤魔化さにゃ命が危ない」
大井「提督!」バッ
提督「お、おう大井、どうした?」
大井「え?…………えっと、あれ?」
提督「ん?俺に用があったから走ってきたんじゃないのか?」
大井「いえ……提督の匂いを感じたら無意識に走ってました」
提督「え、なにそれ」
北上「完全にご主人様に駆け寄る犬そのものだねー」タタッ
提督「お、北上もいたのか」
北上「やっほー提督」
大井「北上さん!提督が主人だなんて変なこと言わないで下さい!」
大井「提督なんてちょっと頭は回るけど、基本だらしないし私がどれだけ……」ブンブンブン
北上(気づいてないみたいだけど、大井っちめっちゃ尻尾振ってる……)
大井「それだけじゃなくて提督は……ん?くん、くんくん」
提督「大井?そんなに鼻を鳴らしてどうした?」
大井「提督……さっきまでここに誰かといました?」
提督「!?な、何を証拠にそんな」ギクリ
大井「誰かは分かりませんが間違いなく提督以外の残り香があります……それに提督にも同じ匂いがついてますね」クンクン
北上(提督の匂いはすぐ分かるのに他の娘の匂いは分からないんだね、大井っち)
大井「こんな物陰で匂いが付くような距離でいたなんて……一体何をしていたんですか?」ギロリ
提督「いいっ!?べ別に、疚しいことは何もしてないぞ!」アタフタ
大井「どうだか!」プンッ
北上「でも匂いでそこまで判別するっていよいよもって犬っぽいねぇ」
提督「そ、そういえば大井のその姿はどうしたんだ?コスプレか?イメチェンか?」
北上「何か分からないけど勝手に生えてきてねー、でもさ似合うと思わない?」
提督「うん、似合うな、可愛い可愛い」
大井「か、可愛いって……そんなじゃ誤魔化されませんよ///」ブンブンブンブン
提督「いやいや、本当に可愛いって……ちょっと失礼」ナデナデ
大井「っ!?て、提督!?///」
提督「おお……耳ふわっふわだな……よーしよしよし、良い子良い子ー」ナデナデ
大井「あっ……提督……ふわぁ……」
提督「よしよーし、ここかー?ここがええんかー?」ナデナデ
大井「ふわぁ……くぅん……」ポー
北上「おおー大井っちの顔がトロトロだー、提督やるねぇ」
提督「昔犬飼ってたからな、撫でるのはお手のもんよ」
提督「ほら、大井は可愛い可愛い……ん?」
大井「はっはっはっはっ……きゅううん……」ジョロジョロ
提督「おわっ!?お、大井!?足!足元!」
大井「ぽ~~~……えっ!?」ハッ
大井「……わ、私……提督の前で漏ら……」プルプル
大井「い、嫌ぁぁああーーーっ!」ダッシュ
提督「あっ!?大井!」
北上「あちゃー、こりゃ立ち直るのに時間かかるかなー」
北上「提督ー悪いんだけどここの掃除お願いしていいー?私大井っちを慰めに行くからさ」
提督「ああ、構わないが大井は大丈夫なのか?その……突然ああなってしまったが何か体に異常でもあるんじゃ」
北上「大丈夫大丈夫、あれ多分嬉ションってやつだから」
提督「嬉……?」
北上「じゃ提督、この場はよろしくねー」ヒラヒラ
提督「あっ北上!……バケツとモップ持ってくるか……はぁ、ホントすまん、大井」
ここまでで
ぶっちゃけ変換ネタを思い付いたはいいものの思った以上に名前の変換ネタが無かったのですぐ終わる予定です
雷→蕾
金剛→金岡
天龍→夫龍、大龍
山風→山嵐
木曾→困曾
これぐらいしか思いつかん上にかなり苦しいな
点と線をくっつけたり消せるのは何画まで?
>>16
線や点といっても部首や繋がってる部分の追加削除はちょっと卑怯かなと思ってあまり考えて無かったです
あくまで字についてる線や点を足したり消したりで考えてます、おっしゃってる卵月みたいに
あっでも夫龍とか大龍がいいかも
これ、金剛を全剛とかには出来るんかね。いや、ムキムキマッチョなバーニングラヴ(全損)させる金剛が見たいわけじゃないが
>>21
全剛は思い付いても解釈が出来て無かったけどムキムキマッチョか……アリですね
ネコ風「神風推参!全力で提督の膝に乗りましょう!ニャア♪」ゴロン
ネコ通「あ、あのっ……その…………に、ニャア///」ゴロン
こうですか!?分かりません!
書けたら今夜の10~11時頃に続き投下します
投下します
提督「さて、明石から使ってみろと押し付けられたものの……」カチッ
『木曾』ピコン! → 『本曾』ブブー!
『羽黒』ピコン! → 『羽里』ブブー!
提督「……よく考えたらこれ、難しくないか?」
提督「使おうにも応用が利きにくいような画数が多い艦娘もかなりいるうえ、機械任せの判定もあるから対象も結構絞られちまうし」
提督「かと言って大和や大鳳みたいな大が付く艦娘を片っ端から犬にするってのも芸が無いし……誰がどの犬種になるかとかは興味あるけど」
提督「そもそも面白半分であいつらに迷惑かけること自体よくないよなぁ……」
提督「折角の機械だけどこれは使わずに封印を……ん?」 <アハハハ!
千代田「ささ、お姉、もう一杯どーぞ」トクトクトク
千歳「ありがとう千代田、んっ……」コクコク
千代田「きゃあ~!流石お姉、良い飲みっぷり!」
提督「昼間っから酒盛りとは良いご身分だな、ちとちよ」
千歳「あら提督、こんにちは」
千代田「良いご身分って、非番なんだから別にいいじゃない」
提督「駄目とは言わんが、せめて自室でやったらどうだ?隼鷹やポーラから凄い目で見られるぞ?」
千代田「ふふん、分かってないわね、そこで優越感を感じながら飲むのがいいんじゃない」
提督「……そこまで言うなら何も言わんが、精々飲み過ぎには注意を……んん!?」
提督「おまっ、これっ、俺の秘蔵のレミーマルタンじゃねーか!何でここにあるんだよ!?」
千代田「あっ、ヤバッ」
提督「千代田は場所を知らないはずだから……千歳!持ち出したのはお前か!」
提督「止めない千代田も千代田だが、まず何でこれを持ち出した!」
千歳「前に提督が持って来てくださったので今回もいいかな~って、うふふ」
提督「俺が飲ませるのと勝手に飲まれるのじゃ全然違うだろーが!こんなことするとか相当酔ってんなお前!……あああ、こんなに減っちまって」
千代田「ま、まぁまぁ提督、お姉も酔っぱらってのことだからここは一つ穏便に……」
提督「ええい、酔いのせいで事が済むならポーラは何度も罰掃除をしとらんわ!」
提督「ちとちよ!ってか特に千歳!お前らには当分の禁酒を言い渡す!当面は酒を飲めないと思え!」
提督「ついでだ、こっそり飲んだりもできないように物理的に飲めなくしといてやる!」カチッ
千代田「ちょ、提督?タブレットを向けて一体何を……」
『千歳』ピコン! 『千代田』ピコン!
提督「ちょいちょいっとな」
『十歳』ピンポーン! 『十代田』ピンポーン!
提督「よし!これで……」
千代田「提督?本当に何を……きゃあ!?」
提督「おっ効果アリ、だな」
千代田「な、何これ!?体が縮んでる!?」
提督「ふむ、千代田の場合は十代と曖昧だったからどんなもんかと思ったが見た感じ14~5歳ってところか」
提督「くくくっ、なかなか可愛いらしくなったじゃないか」
千代田「提督!これは一体どういうこと!?」
提督「ふふふ、所謂明石の発明品ってやつさ」
提督「子供になっちまえば酒も飲めないし、仮に飲んでも旨さは分からんだろ」
提督「暫くはその姿で反省するといいさ、ハーッハッハッハッ!」
千代田「くうぅ、提督!」ガタッ
千代田「馬鹿なことを言って無いでさっさと戻し……」ズルッ
提督「!!」
千代田「!……きゃあっ!」ペタン
提督(千代田のスカートがずり落ちた!?)
提督「そうか、小さくなったから体格と合わなくなってたのか」
千代田「……見た?」
提督「……いや、何も?」
千代田「……」ジーッ
提督「……身長差と裾で殆ど隠れてたが……少しだけ」
提督「その……スマン」
千代田「ううぅ~~~っ///」
千代田「もうっ!もうっ!」ポコポコ
提督「悪かった、こればっかりは俺が悪かった!スマン!」
千代田「って、はっ!お姉!お姉はどうなったの!?」
提督「そういえばずっと静かだな、おーい千歳ー?」
千歳「ぽー……」フランフラン
千代田「やだ……お姉ってばすっごく可愛い……!」
提督「真っ赤な顔で頭をグラングラン揺らしてるな、小さくなったせいでアルコール耐性が一気に弱くなったか」
提督「しっかりしろ千歳、千歳ー?」ペチペチ
千歳「ふぁ?」ズルッ
提督「うおっと!ヤバッ!」ガシッ
提督「千歳は千代田以上に服がブカブカだな……危うく全部見える所だった」
提督「まぁ子供の裸を見たところでどうと言うことは無いがな」
千代田「……お姉のを見てたら撃ってたわよ?」ガチャ
提督「だから落ちないようにちゃんと押さえたろうが」
提督「しかし、このままだとまたずり落ちるよな……」
提督「千代田、明石の所へ行って駆逐艦用の予備の服を持って来い、明石なら事情を知ってるから説明も楽だろ」
提督「ついでに自分の分も着替えてくるといい、駆逐艦用ならサイズも多分あるだろうからな」
千代田「なんで私が!お姉と二人になんてできないから提督が行ってきてよ!」
提督「俺は女の服なんぞ分からんし、自慢じゃないがファッションセンスにも自信が無い」
千代田「むう~~っ!」
提督「なんでそこまで信用が無いかね……」
千歳「ふにゃあ~~~~……くぅ」グラッ
提督「おっと、危ない……寝ちまったのか、仕方ないしこうしておくか」ポスッ
千代田「なっ!て、提督!何お姉に膝枕なんてしてるのよ!」
提督「何って、普通に寝かしてるだけだろ」
提督「そもそも千歳には時々してやってるしな、慣れたもんだよ」ナデナデ
千歳「~~~♪」ゴロゴロ
千代田「な、なんて羨ま……ゴホン、ハレンチなことしてるのよ!」
提督「はぁ……いいからさっさと服取ってこい」
提督「お前のセンスで千歳をドレスアップさせられるんだ、それはそれで魅力的だろ?」
千代田「ぐぐぐ……!お姉に何かしたらタダじゃおかないんだからね!」ダッシュ
提督「だから何もしないっての……」
~~1時間経過~~
提督「……千代田の奴、遅いな……何やってんだ?」
千歳「ふぁ……提督?」パチッ
提督「おう千歳、目が覚めたか」
千歳「おふぁようございます……んん、何だか体が小さくなってるような……」
提督「ああ、それはな「あっ、そっか、これは夢なんですね」……千歳?」
千歳「そうと分かれば……提督~♪」ダキッ
提督「おわっ!?千歳!?」
千歳「んん~~~♪」スリスリ
千歳「一度こうして提督に目一杯甘えてみたかったんですよね~」
千歳「普段は恥ずかしくてできなかったけど、子供なら甘えても問題ないですもんね~うふふっ」ギュー
提督「こら千歳、ちょっとくっつき過ぎだ、離れなさい」グイグイ
千歳「やーっ!ちとって呼んでくれなきゃやーっ!」ギュー
提督「まだ酔ってんのか!?……ったく、世話が焼けるな」
提督「ほらちと、すこし離れなさい」ポンポン
千歳「んん~……だっこ~~だっこして~~」
提督「…………はぁ、全く……」
提督「ほら、これでいいか?」カカエ
千歳「♪」ギュー
提督「ちとは良い子だねんねしな~ってか、よしよし」ユラユラナデナデ
千歳「はぁ……提督……ちとは幸せ、です…………すぅ……」
提督「また寝たか……しかし、千歳がこんな甘えん坊だったとはなぁ」
提督「今度素面の時にちとって呼んでやr「お姉!」……げっ」
千代田「お姉に似合う服を選んでたら遅く……て・い・と・くー?」
千代田「一体何をしてるの?ねえ?」ゴゴゴゴゴ
提督「いや……誤解、誤解だぞ千代田」
提督「千歳が起きるから……穏便に……な?」
千代田「問答無用!」ガチャ
提督「ぐおぉぉぉぉぁぁああーーっ!!」
結局その日のうちに禁酒令と年齢変化は解かれることとなった
ここまでで
ほるゆ「もぐもぐアタ~~ック!!(意味深)」
投下します
提督「イタタタ……千代田の奴、思いっきり飛行甲板で殴りやがって……俺じゃなかったら死んでるぞ」サスリサスリ
提督「それにしてもあそこまで肉体に影響を与えられるなんて、この装置かなり凄いんじゃないか?」
提督「もし上手く使えれば深海棲艦との戦いにも活かせるんじゃ「テートクー!」ぐはぁ!?」ドンッ
金剛「ただいまネー!アナタの金剛が出撃から無事帰ってきたヨー!」ギュー
提督「おいこら金剛……時間と場所はわきまえなきゃいけないんじゃなかったのか?」
金剛「ふふん、それは提督の話デース、恋する乙女にはいつでもどこでもBestTimingネ!」
提督「全く、お前は仕方の無いやつだな」ナデナデ
金剛「んぅ……提督、ナデナデ嬉しいデース……」ポワー
提督(思い返すと金剛も結構犬っぽいよな)ナデナデ
提督(犬……犬、か……)ジーッ
金剛「……提督?そんなに腰の辺りをジッと見られたら照れちゃうネ///」
提督「はっ!?す、スマン、何でもないんだ!」パッ
金剛「ああん!撫でるのはもっと続けて下サーイ!」
提督「切りが良いから終わりだ、所で他の3人は……っと、来たか」
比叡「ヒエー……お姉様、走るの速いですよぉ……」ハァハァ
榛名「あっ、提督!金剛型4姉妹、全員無事に帰還しました!」ピシッ
霧島「任務も無事完了です……おや提督、その機械は一体何ですか?」
提督「ん?これか?これは明石の発明品でな」
~~提督説明中~~
提督「……と言ったようなことが出来る装置だ」
榛名「成程……では榛名はそれでクレーンを付けて欲しいです!」
提督「いや、できないからな?」
榛名「そう……ですか……」ショボーン
霧島「では私にイとクを足して『霧島イク』に……」ワクワク
提督「君たち話聞いてた?」
比叡「ヒエー」ピッピッ
『比叡』ピコン! → 『比叡ー』ブブー!
比叡「ヒエー……」ガックリ
提督「お前は何がしたいんだ?」
金剛「んー……あっ!」
金剛「もしかしてブッキーみたいなナントカ雪みたいな娘を皆ライみたいに出来るデース?」
提督「確かに雪の字を雷には出来るかもしれないな」
提督「ふむ……あいつらが雷っぽくなる、か……」
―
―――
―――――
吹雪『司令官っ!』
白雪『司令官、あの』
初雪『ん……司令官』
深雪『しれーかぁん!』
全員『もーっと私(深雪さま)に頼っていいんですよ(だぜ)!』
―――――
―――
―
提督「……流石にあの性格が5人もいるのはちょっと重い、かな」
比叡「そうですか?」
提督「ただ吹雪や深雪に雷みたいな八重歯が付いたら可愛いかもしれんな」
霧島「ふむ、司令は八重歯フェチ……と」メモメモ
提督「うん、違うぞ?」
榛名「!!」
提督「だから違うぞ?そんな『成程!』みたいな衝撃を受けたような顔をするな」
金剛「うーん、でも私達だとそういう変換は思い付きませんネー」
榛名「私達って結構難しい漢字使ってますからね」
提督「……そう、だな」
霧島「司令?もしかして何か思いついてません?」
提督「ぎくっ、そ、そんなこと無いぞ……?」
比叡「流石にそれは誤魔化しだって誰でも分かりますよ?」
榛名「!?……そ、そうですよ提督!」
金剛「どうなんデス?提督?」
提督「あー、その……一つ思い付いたっちゃ思い付いたんだが……」
提督「これはちょっと……なぁ……」
霧島「何か問題でも?」
提督「思い付いたのは金剛ので変化内容も予想は出来てるんだが、その内容がなぁ……」
提督「女の子にとってはちょっとショックな姿になる可能性があるんだよ」
提督「だから金剛をそんな姿にするのは気が引けてなぁ」
金剛「提督ぅ、そんなに私のことを……嬉しいデース」ジーン
榛名「じゃあ早速やってみましょう!」ワクワク
金剛「榛名!?話聞いてマシタ!?」
霧島「まぁまぁ、危険なことではなさそうですし別にいいじゃないですか」
霧島「そうですよね、司令?」
提督「まぁ、そうだな」
比叡「比叡も金剛お姉様の変身を見てみたいです!」
金剛「霧島……比叡……」
提督「いや……でもしかし……うーん……」
金剛「……提督、私にそれ使って下サーイ」
提督「金剛?」
金剛「姉妹が皆見たいと言っているのに断るのは長女の名折れネー!」
金剛「それに私がどんな姿になったとしても、提督への愛も提督からの愛も変わらないって信じてマース!」
金剛「そうデショ?提督♪」ウインク
提督「金剛…………わかった」
提督「それじゃやるぞ」ピッピッ
金剛「ドンと来いデース!」ドキドキ
『金剛』ピコン! → 『全剛』ピンポーン!
提督「おっ、成功したみたいだな……どうだ金ご、おぉぉぉぉおお!?」
金剛「えっと、一体どうなったんデ……キャアアァァァァアアッ!」
比叡「ヒエー!お姉様が!」
榛名「ボディビルダーのようなムキムキのMuscleBodyになってしまいました!」
霧島「金剛冷蔵庫!」
金剛「イヤー!提督、見ないで下サーイ!」
榛名「とか言いながらダブルバイセップスをキメてますよお姉様!」
金剛「ハッ!?体が無意識にポーズをキメてマース!」サイドチェスト
霧島「カーフでかい!バリバリですよお姉様!」
金剛「うう……恥ずかしいデース……」モストマスキュラー
比叡「そんなことありません!ナイスカットです!」
榛名「そうです!僧帽筋も喜んでます!」
霧島「ナイスバルク!キレてる!キレてますよー!」
提督「お前らなんでそんなに掛け声詳しいの?」
金剛「提督ぅ……こんなムキムキの私を見ないで下サーイ……」アブドミナルアンドサイ
提督「落ち着け金剛……俺は気にしないから」
金剛「デモ……」サイドトライセップス
提督「さっき自分で言ってただろ?『どんな姿になったとしても、提督への愛も提督からの愛も変わらない』って」
提督「金剛の事を嫌いになったりするなんて絶対にないから、さ」ニッコリ
金剛「ううう……テートクー!」ダキッ
提督「こんご……ぐおぉぉぉぉおおおおっ!?」メキメキメキ
比叡「ヒエー!司令が!」
榛名「お姉様に抱き締められてまるでベアハッグのように!」
霧島「コンゴウブリーカー!しれぇ!」
提督「金剛……落ち着け、落ちつ……がぁぁぁぁああ!」バキバキバキ
金剛「テートクー!嬉しいデース!Burning Looove!」ギュー
提督「」チーン
その後気を失ってから30分後に無事解放された
ここでまでで
毎度ぶつ切りですいません
後2、3回くらいで終わりの予定です
おっと、ageてなかったので一応age
提督「空戦ができる烏海とかも考えてみたが、夜戦が出来なくなりそうだな」
提督「ってかあの恰好で空飛ばれたらヤバイ」
投下します
提督「金剛達は『長門や武蔵と腕相撲してきマース!』とか言って全員行ってしまったが、元に戻さなくて良かったのかね」
提督「まぁいつでも戻せるわけだし本人が楽しんでるならいいか」
提督「さて、少し小腹が空いたし間宮で何か摘まんでから仕事に戻るかな……この装置も何回か使ったし、もういいだろ」
提督「正直腕相撲対決も見てみたい気もするな……金剛のあれって見せ筋だったりしないのかねぇ」スタスタ
??「…………」ジーッ
??「……アレがあれば……」
提督「間宮さーん、何か軽く摘まめる物を一つ……あれ?」
古鷹「モグモグ……あっ提督、お疲れ様です」
加古「おっ、提督じゃん、お疲れー」
提督「古鷹に加古、二人とも今飯か?随分遅めだな」
古鷹「夜勤明けだったんでついさっき起きたんです、寝過ぎちゃいました」エヘヘ
加古「あたしはもーちょっと寝たかったんだけどねー」
古鷹「もうっ、加古は普段から寝過ぎだってば!」
提督「ははは、寝るのも説教もどっちも程々にな……ところで間宮さんはいないのか?」
古鷹「間宮さんならついさっき『一時間くらいで戻るからちょっとお願い』って言って伊良湖ちゃんと出ていっちゃいました」
提督「あちゃあ、タイミングが悪かったか」
加古「残念だったなぁ提督……おっ?その手に持ってるのは何だい?」
提督「これか?これは明石の発明品でカクカクシカジカ」
加古「へぇー、面白そうだな!ちょっとあたしに貸してくれよ」グイッ
提督「おわっ!?こ、コラ、加古!返せ!」
古鷹「加古!そういうことしちゃ駄目だよ!」
加古「うるさいなぁ……そうだ!古鷹、くらえい!」ピッピッ
『古鷹』ピコン! → 『口鷹』ピンポーン!
古鷹「加古ったら聞いてるの!?それを提督に……んっ、何だか喋りづらい……?」
提督「うおっ、古鷹!口、口!」
古鷹「口……?きゃっ、固っ……なにこれ!?」ペタペタ
提督「口の部分が嘴になってるな……古鷹の字を口鷹にでもしたんだろう」
古鷹「もーっ!加古!…………ってあれ!?いない!?」
提督「あいつめ逃げたな……ちょっと待ってろ古鷹、追いかけてとっちめてくる」ガタッ
古鷹「あっ、待ってください提督」グイッ
提督「古鷹?」
古鷹「加古なら大丈夫ですよ、さっきは衝動的に使っただけで他の人には迷惑かけないでしょうから」
提督「いや、しかしだな……」
古鷹「私は平気ですから……ね?」
提督「……ふぅ、わかったよ、古鷹にそう言われたら仕方がないな」
古鷹「ありがとうございます、加古には私からよく言っておきますから」
古鷹「じゃあ私はご飯の残りをいただきますね……ん……んむ?」パクッ
提督「どうした?」
古鷹「その、ご飯が食べにく……いえ、食べられなくて」
提督「んん?それは……古鷹、ちょっと口開けてくれるか」
古鷹「え?は、はい……あーん」
提督「ああ、やっぱりそうか」
古鷹「やっぱりって、どういうことですか?」
提督「最初は分からなかったんだが、唇が嘴になったんじゃなくて口自体が鳥のものになっているようなんだ」
提督「つまり今の古鷹には歯が無いんだ、鳥の食事は基本丸飲みだからな」
提督「口の中に違和感は無いか?」
古鷹「そう言われると歯が無い違和感が……さっきまで全然気にならなかったのに」
提督「装置の効果なのかもしれないな、金剛もマッチョになったら自然とポーズをとり始めたし」
古鷹「金剛さん?マッチョ?」
提督「ああいや、何でもない」
提督「しかし……このままじゃ碌に飯も食えないよなぁ」
提督「箸も咥えづらいだろうし、なにより噛まずに塊を飲み込むなんて無理だろ?」
古鷹「そうですね……うーん間宮さんには悪いですけど残させてもらいます」
提督「おいおい、そうは言っても結構残ってるじゃないか、大丈夫なのか?」
古鷹「このくらい全然平気でs『ぐ~~っ』……あうう///」
古鷹「あの……今のは聞かなかったことに……」
提督「悪いができない、体が資本なんだからしっかり食わないと駄目だ」
古鷹「でも、今の状態じゃちょっと無理ですよぅ」
提督「ふむ……」
提督「古鷹、悪いがこの飯、少し借りるぞ?」
古鷹「え?は、はい、どうぞ」
提督「ん、じゃあ少しだけ待っててくれ」スタスタ
古鷹「あっ提督……行っちゃった」
~~10分後~~
提督「お待たせ古鷹、これなら食えるだろ」カチャン
古鷹「あの……これは?」
提督「さっきの飯を雑炊にな……他のおかずも細かく刻んで柔らかくしてきた」
提督「簡易的な流動食みたいなもんだ、これなら噛まずに飲み込めると思う」
古鷹「提督が作ってくれたんですか!?」
提督「作ったっていうか手を加えただけだけどな」ハハハ
提督「適正があったおかげで今はこんなことをしているが、元々俺はそういうことをする系の人間だったんだぞ?」
古鷹「そうだったんですか」
提督「ああ、だから味の方は心配ないぞ、安心してくれ」
古鷹「提督が私の為に作ってくれたご飯……///」
提督「……古鷹?どうした?」
古鷹「いえっ!何でもありません!い、いただきます」
提督「おう、冷めないうちに食っちまえ、スプーンも持ってきたから」
古鷹「あむ……ん、ん……ごくん」
提督「おっ、大丈夫そうだな」
古鷹「んー……一応食べられますけど……これ、難しいです」
提督「何?そうなのか?」
古鷹「口に入れてから飲み込む為に喉に送るのがちょっと大変ですね」
古鷹「舌とか疲れちゃいそうです」
提督「スプーンを奥まで突っ込めばいいじゃないか」
古鷹「そ、それはちょっと怖いです」
提督「そうか……ではどうするか……」ウーム
古鷹「あ、あの……提督?」
提督「ん?なんだ?」
古鷹「その……ご迷惑で無かったらでいいんですけど」
古鷹「食べさせてくれませんか?///」
提督「え?」
古鷹「自分で喉の奥にスプーンを入れるのは怖いですけど、人にやってもらうなら平気だと思うんです」
提督「確かにその気持ちは分からないでもないな」
古鷹「だから提督にお願いしたいんですけど……駄目、ですか?」
提督「……よし、ここまで来たら乗りかかった船だ、最後まで面倒見てやるよ」
古鷹「やった!じゃあ、早速お願いします!」
提督「お、おう……スプーンで掬って……っと」
提督「ほら、あーん」
古鷹「あーーん……」
提督(嘴になってるとはいえ、大きく口を開けられてると結構舌とか艶めかしいな……いやいや、無心無心)
古鷹「……ん、ごくん」
提督「どうだ?」
古鷹「はい、これなら大丈夫です!」
提督「そっか、じゃあ次は何食べたい?」
古鷹「そうですね……お野菜お願いします」
提督「よしきた、あーーん」
古鷹「あーーん」
―――――
―――
―
加古「うーん、勢いで持って来たのはいいけどこれ使い道ねーなぁ」
加古「卯月にでもやろうかな……いやでも後ですっげぇ怒られそうだし……」
加古「まぁいいや、古鷹を戻してから執務室にこっそり返すついでに昼寝でも……ん?」
ガツン!
加古「ぐぇ……」バタン
??「スマン、加古」
??「端っこに寝かせて……と」ズルズル
加古「」キゼツ
??「これがあれば……まずは試しに……」ピッピッ
『口鷹』ピコン! → 『古鷹』ピンポーン!
??「よしっ!使えるな……それじゃあ……」ピッピッ
『??』ピコン! → 『??』ピンポーン!
??「ふふ、ふふふふふ……これで……」
―――――
―――
―
提督「あー……ん?あれ?」
古鷹「ぱくっ……ん、ごくん」
古鷹「あーーん」
提督「古鷹?何か違和感とか無いか?」
古鷹「何がですか?それよりも続きください!ほらっ、あーーん」
提督「いや、お前元に戻っ「あーん!あーーん!」分かった!分かった!お前キャラ変わって無いか!?」
提督「ほらっ、あーん」
古鷹「あーーん♪ぱくっ……もぐもぐ……」
古鷹「もぐも……!!?」
提督「…………気づいたか?」
古鷹「えっ、あれ!?戻ってる!何時から!?」ペタペタ
提督「ついさっきだな……まぁ、なんだ」
提督「甘えたいときもあるよな、ほら、最後の一口だから食っちまえ、あーん」サシダシ
古鷹「あう……///あ、あーーん///」
古鷹「もぐもぐ……ごくん……ご、ご馳走様でした!失礼します///」ダッシュ
提督「お粗末様で、って古鷹!?……行っちまった」
間宮「あら提督、いらしてたんですか?すみません、空けてしまって」
間宮「そういえばさっき古鷹さんが真っ赤な顔で走って行ったんですけど、何かあったんですか?」
提督「ノーコメントで」
間宮「?」
ここまでで
提督「伊19を伊119にして明石みたいなことをさせられないだろうか?」
提督「……万が一救急車リスペクトで白スクにでもなられたら危険度マシマシだから却下だな」
ちょっとだけやります
―――――
―――
―
提督「さて……と、ご馳走様でした間宮さん」
間宮「はい、お粗末様でした」ニコニコ
間宮「この後はお仕事に戻られるんですか?」
提督「そうです……と言いたいんですが、加古を探さなきゃならないんですよね……」
間宮「加古さん?加古さんならさっき中庭で寝てるのを見ましたけど」
提督「本当ですか?ありがとうございます」
提督「そうと分かれば早速中庭に……」ガタッ
間宮「あっ、提督、ちょっといいですか?」
提督「はい?」
間宮「誰かが厨房を使用した形跡があったんですけど、提督は誰が使ったか御存じですか?」
提督「ああ、俺です、ちょっと色々あって古鷹の飯を雑炊にしたりしてたんですよ」
提督「勝手に使ってしまってすいません」
間宮「いえ、それはいいんですけど……提督ってお料理できたんですね」
提督「ええ、まぁ一通りは」
間宮「そうだったんですか……でも提督の手料理が食べられるなんて古鷹さんが羨ましいですね」
間宮「私も提督の手料理食べてみたいなぁ……なーんて」
提督「あはは、そのくらい全然いいですよ」
間宮「えっ、本当ですか?」
提督「勿論、間宮さんにはいつも世話になってますからね、お安い御用ですよ」
提督「まぁ間宮さんには敵わないと思いますけど、それでいいなら腕によりをかけてご馳走させてもらいますよ」
間宮「そんな!是非お願いします!…………やった♪」
提督「じゃあ今度晩御飯に招待しますよ、台所スペース使うのも久しぶりだし腕が鳴るなぁ」
間宮「て、提督のお部屋で晩御飯ですか!?」
提督「ええ……そうですけど、何かマズかったですか?」
間宮「い、いえいえ!何でもありません」
間宮(食堂の事を考えると結構遅い時間になると思うのだけれど、お部屋で二人っきり……)
間宮「期待して……いいのかしら(小声)」チラッ
提督「?」
提督「そうだ!折角ですし伊良湖も呼びm「伊良湖ちゃんはいつも早く寝ちゃいますから!」……そ、そうですか」
提督「じゃあそろそろ失礼します……いい加減加古の所に行かないといけないので」
提督「ご飯の方は改めて日取りの方を連絡しますので」
間宮「はい♪お待ちしてますね」
提督「それでは…………加古の奴、まだ中庭にいるといいが……」タッタッタッ
間宮「うふふ、提督と二人きりでお食事……しかも手料理……」
間宮「これを機に距離がグッっと縮まったりしっちゃったらどうしましょう!?」
間宮「まずは提督に敬語を止めてもらって……『間宮(キリッ)』って呼び捨てで呼ばれて『旨かったか?』なんて微笑みながら言われちゃって……」
間宮「それでそれで『食事はご馳走したんだから、デザートは間宮を頂こうかな』なーんてことになったら……」
間宮「きゃ~~~♪」イヤンイヤン
伊良湖「間宮さーん!追加の食材持って来まし……間宮さん!?」
~~中庭~~
提督「さてと……加古は何処に……おっ、いたいた」
提督「加~古~?あんなことしておいて堂々と昼寝とはいい度胸……ん?」
提督「何だか様子が変だな……加古?おい加古!」ユサユサ
提督「気絶してる……?一体どういう……っとこれは」ヒョイ
提督「明石が昔作った相手を必ず気絶させるスタンロッドじゃないか、確か『ビリットスティック』だったか?」
提督「ソフトウレタンでできてるから怪我無く安全(?)に気絶させられるけど後頭部を縦に叩かないと効果が無いってことでお蔵入りになった試作品が何故ここに……」
提督「もし加古がこれで襲われたとなると、キチンと話を聞かなきゃならんな」
提督「加古、起きろ!加古!加古!」ペシペシ
加古「う、うーーん……はっ!」パチッ
提督「おっ、気が付いたか」
加古「げ、提督!?やべっ!」ガバッ
加古「う……あ、あれ?何かクラクラする……」フラフラ
提督「気絶させられてたみたいだからな、今は説教はしないでおいてやるから少し横になってろ」
加古「うぅ~~、じゃあ遠慮なく寝かせてもらうぜ~~」ポフッ
提督「おわっ!?何で俺の腿に頭を乗せるんだよ!どけっ!」
加古「なんだよー、減るモンじゃないんだからちょっとくらいいいだろー」
加古「こっちは怪我人なんだぞー、少しは労われー」グリグリ
提督「ええい!頭を押し付けるな!……ったく、今だけだからな」ポンポン
加古「いいねぇ~そうこなくっちゃ♪」ゴロゴロ
加古「なっ、なっ、ついでに耳掃除してくれよ耳掃除!」
提督「あいにく耳かきも綿棒も持って無いから無理だ」
加古「ちぇ~、じゃあ頭で撫でるだけでいいや、ほれほれ」グイグイ
提督「なんで妙に偉そうなんだよ……ほら」ナデナデ
加古「いいねぇいいねぇ、苦しゅうないぞ~♪」ゴロゴロ
加古「~~♪~~~♪」
提督「ふむ……」ナデナデ
提督「ちょい、っとな」サラッ
加古「わっ、何だよ提督、急に髪なんか梳いて」
提督「いや、改二になっていきなり髪を下し始めたもんだからちょっと気になってな」
提督「左目に何かあって隠してるんじゃないかとか、もしかしたら形見分けのつもりでヘアピンをやったんじゃないか……とか、な」
加古「えー?何だよそれ?あたしがそんなことする訳ねーだろー」ケラケラ
加古「ってか少しイメチェンしたくらいでそんな心配するなんてさ、提督ってばちょっとあたしのこと好き過ぎなんじゃねーのー?」ニヤニヤ
提督「心配するに決まってるだろ、当り前じゃないか」
提督「大事(な部下の一人)なんだから」
加古「うぇ!?///」
提督「それに加古の目って綺麗だからさ、それが片っぽしか見られないのは少し勿体ないというか何というか」
加古「きれっ!?へ、変なこと言うんじゃねーよ!」
提督「そうだ、今度俺がヘアピンを買ってきてやろうか?」
提督「絶対に似合うのを選べる自信があるんだが……どうだ?」ニコッ
加古「あう……ううう……///うわあぁぁぁっ!」グルッ
提督「うおっ、急にうつ伏せになるなよ、ビックリするだろうが」
加古「うっせーうっせー、黙って枕になってろこの変態ヤローが」
提督「ふふふ……」ナデナデ
加古「今は撫でんなよぉ……バカ……」
少ないですけどここまでで
変換機出番なし
おかしい……間宮とか加古とか全然出番なかったはずなのに……
まてうつ伏せってことは加古はいま股間に顔うめてるのか
>>108
膝枕のイメージとしてはあぐらをかいてるところに内側(膝の間)から腿に頭を乗せて斜めに寝てるような感じです
そしてうつ伏せとは書きましたが腕を胴に回しつつ腹に顔を埋めてバタバタしてるような感じで股間に顔は埋まって無いです(おっぱいはメッチャ当たってるけど)
と、どうでもいい説明をしつつ投下します
~~30分後~~
提督「流石にそろそろ回復しただろ、ほら起きろ加古」ユサユサ
加古「え~~、後5分~~」ギュー
提督「駄目だ、というか何でお前はずっと俺の腹に顔を埋めているんだ?」
提督「ボタンも当たるし息苦しいだろうに」
加古「別にあたしの勝手だろー、これがいいんだよ」
加古「提督だってこの方が嬉しいだろ?あたしのおっぱい当たるし」ニヤリ
提督「んなっ!?い、いいから起きろ!」グイッ
加古「い~や~だ~!後5分~~!」ギュー
提督「くそ、加古が変なことを言うから意識が……こうなったら…………おりゃ!」コチョッ
加古「うひゃああぁぁああ!な、何すんだよ!」バッ
提督「何って腋をくすぐっただけだろ、そんな超反応されるとは思わなかったけど」
提督「ほら、離れたんだし立った立った」
加古「ちぇ~~、腋を攻めるとかこのセクハラテクニシャンめ」
提督「謂われの無い中傷は止めろ……さて、本題に入るが」
提督「加古、お前変換機持ってないよな?」
加古「変換機……?あっ!そういえば無い!何処いった!?」キョロキョロ
提督「あー、やっぱりか……ってことは犯人が加古を襲った目的は変換機で間違いないな」
加古「そうだ!確か後ろから何かで頭をぶん殴られて……!」
加古「畜生!探し出してとっちめてやる!」
提督「気持ちは分かるが今は駄目だ、そもそも加古が変換機を持って行かなきゃ襲われなかったわけだしな」
加古「それってつまりあたしが持って行かなきゃ提督が襲われてたってことだろ!?尚更許せないね!」
提督「ははは、そんな事言ってくれるなんて上司思いの部下で俺は幸せだよ」ナデナデ
加古「んぅ……って笑いごとじゃないだろ!もしかしたら鎮守府に侵入者がいるかもしれないってのに!」
提督「多分その線は無い……というか犯人は艦娘の誰かだと思うぞ」
加古「へ?何でだよ?」
提督「外部からの侵入者ならまず真っ先に狙うのはあんなヘンテコな機械じゃなくて艦娘だろ、機密の塊なんだから」
提督「それに加古を襲うのに使われたのは明石の発明品で、しかも相手に怪我を負わせないタイプだ」
提督「明石の発明品を知っていて、かつ気絶した加古を連れて行かないとなったら十中八九内部犯だろうよ」
加古「なるほどねぇ」
提督「兎に角、艦娘の不始末なら俺の管轄だからな、キチンと責任は取らせるから今は我慢してくれ」
加古「……わかったよ」
提督「それで加古、襲われたときに何か気づいたこととか無いか?」
加古「うーん……後ろからいきなりだったしなぁ……わかんねぇ」
提督「そうか……それじゃああちこちを探してみるしかないな、何に使うか分からんが乱用されたら堪ったもんじゃない」
加古「あたしも手伝おうか?」
提督「そうだな……悪いが頼む」
提督「加古は明石の所へ行ってくれるか?もしかしたらGPSみたいな物を内蔵させてるかもしれないからな、確認してきてくれ」
加古「了ー解、何か分かったら連絡するわ、そんじゃな!」タッタッタッ
提督「頼んだぞ……さーて、俺は何処から探すかね……」
―――――
―――
―
提督「隠れられそうな場所を探してるつもりなんだが……いないなぁ……」
提督「というか全然騒ぎらしい騒ぎも起きてないってことは機械も使われていないってことだし……おっ?」
電「うーん、困ったのです」
暁「ねー!開けてー!」ガンガン
雷「もう、暁ったら、シャッター叩いちゃ駄目よ!」
響「しかしこのままだと埒が明かないね……どうしようか」
提督「おうお前ら、揃いも揃ってこんな倉庫の前で何をしてるんだ?」
電「あっ司令官さん、こんにちはなのです」
響「実は倉庫に入りたいんだけど鍵がかかっててね、困っていたんだ」
提督「鍵って……ここは第三倉庫じゃないか」
提督「那珂のステージ用具やら秋刀魚焼いた七輪やら潜水艦達が好き勝手海で拾ってくるガラクタやら大した物は無いから鍵なんてかけて無いはずなんだが」
雷「それは雷達も知ってるわ、だから開かなくて困ってるの」
暁「もう!開いてなくちゃ木を持って行けないじゃない!」プンスカ
提督「木?そういえばお前たちは倉庫に何の用があるんだ?」
響「私達は今工作に嵌っていてね、今度は流木を使って木工をしようってなったのさ」
雷「まずは小さい本棚を作るの!」
提督「ああ、そういえばここには流木も保管されてたっけな」
提督「しかし日曜大工とは意外だな、鋸とか金槌とかちゃんと使えるのか?」
暁「失礼ね!レディは何でも出来るんだから!ほらこれ!」ジャーン!
提督「ん?何だこれは……?ただの木の板に見えるが面取りやニス塗り(塗りムラは凄いが)はされているようだし……本棚の壁部分か?」
暁「司令官ったら知らないの?代本板よ代本板!暁が作ったんだから!」エッヘン
提督「代本板……(そういや昔あったなぁ、そんなの)」
提督「まぁヤスリもちゃんとかかってるし出来としては悪くないか」
提督「本棚が出来たら是非見せてくれよ、そうしたら次は俺用にマガジンラックでも作ってもらおうかな」ハハハ
電「はいなのです!」
雷「期待しててね!」
提督「ああ……さて、話を戻すか、倉庫に鍵がかかってるんだったな」
電「そうなのです、それでここの鍵は普段倉庫内の壁にかけられているので……」
響「中に誰かが入って内側から鍵をかけているじゃないかなと思ったんだ」
雷「それでさっきから声をかけてるんだけど全然反応が無いの」
提督「成程な、確かに誰かが中にいる可能性は高い……ん?」
提督「響、お前が持ってるそのタブレット……どうした?」
響「これかい?すぐそこに落ちていたのを拾ったんだ、後で提督か大淀さんに届けようと思ってね」
提督「…………ふむ」
提督「なあ皆、すまないんだが倉庫のことは俺に任せて、今日の所は木材は諦めてくれないか?」
暁「えー!?そんなー!」
雷「まぁまぁいいじゃない」
電「でも司令官さん、鍵も開かないのに一体どうするのです?」
提督「俺はこの施設の責任者だぞ?マスターキーくらい持ってる」チャラ
暁「じゃあ私達も入れてくれれば!」
提督「中にいる奴と二人で話がしたいんだ……すまん暁、聞き分けてくれないか?」
暁「仕方ないわね、あんまり我儘言うのはレディに相応しくないし、今日の所は我慢するわ」
提督「ありがとう皆、詫びと言っては何だがこれを使ってくれ」ゴソゴソ
雷「わぁ、間宮券!」
響「ハラショー」
暁「ありがとう司令官!じゃあ皆、早速行きましょう!」ダッシュ
電「あっ!暁ちゃん!待って欲しいのです!」タッタッタ
雷「誰が先に着くか競争ね!負けないんだから!」タッタッタ
響「そうだ、司令官……これも近くで拾ったんだ」ヒョイ
提督「これは……!」
響「落とした人に渡しておいてくれるかい?私が渡すより良いと思うんだ」ウィンク
提督「ああ、ありがとうな響」ナデナデ
響「ふふっ、じゃあ私も行くから……間宮券スパスィーバ、司令官」タッタッタ
提督「響は本当に聡くて助かるな……よし、行くか」カチャカチャ……カチリ
提督「よい……しょっと」ガラガラ
??(か、鍵が開けられた?何でだ!?)ビクッ
提督「うぐ……滅茶苦茶埃っぽい……後で絶対に掃除しないと駄目だなこりゃ」ゴホゴホ
提督「ふむ……ざっと見ても見当たらないな、何処かに隠れてるのか?」キョロキョロ
提督「おーい!ネタは上がってるぞー!出てこーい!」
??(て、提督!?何で提督が!?)
??(マ、マズイマズイマズイ!何とかしないと……ってしまっ!?)ガタッ!
提督「おっ、そこか?」スタスタ
??「こ、来ないでくれ!」
提督「その声……やっぱり犯人はお前だったか」
提督「天龍」
天龍「っ!」ビクッ
天龍「な、なんでバレて……?」
提督「響にお前の眼帯を貰ったんだよ、近くで拾ったってな」
提督「そしてタブレットもそれに近い位置に落ちてたとなればまぁ一応はな……確信したのは今の声だけど」
提督「さ、年貢の納め時だぞ天龍」スタスタ
天龍「く、来るな!頼むから来ないでくれ!」
提督「悪いが加古を襲っている以上そう言う訳にもいかないんだ、きっちりと罰を受けてもらわなくてはな」
天龍「罰でも何でも受けるから!今だけは嫌だ!止めてくれ!」
提督「往生際が悪いぞ天龍!さぁ一緒に加古の所に行く……ぞ……」
天龍「ううう…………」ブルブル
提督「……お前何でブルーシートで亀みたいに体を覆っているんだ?それに心なしかシルエットが大きいような……?」
天龍「来るなって言ってるだろぉ……」
提督「此方も駄目だと言っているだろう、ほら行くぞ」グググ
天龍「い、嫌だ!引っ張らないでくれ!」グググ
提督「ぐっ、流石艦娘だけあって力が強い……!だが!海の男をなめるなよぉぉおおお!」グイー!
天龍「こ、これを取られるわけには……ぐぐぐぐ……!」
シート<ビリィィイイイ!
提督「おわっ!?」ドタッ
天龍「うわぁ!?」
提督「っつつ……まさかシートが裂けるとは……古くなってたか?」
提督「大丈夫か天ry……ぶっ!?」
天龍(全裸)「いててて……平気平気……って、うわぁぁぁあああっ!見るなぁああっ!」バッ
提督「す、すまん!ほら、上着貸してやるからとりあえずこれ着ろ!」バサッ
天龍「くうっ!」ゴソゴソ
提督「着られたか?……って」
天龍「……」プルプル
提督「何で顔を隠しているんだ!?体を隠せ体を!」
天龍「見んなよぉ……」
提督「天龍……!いい加減ふざけるのも大概にしろ!」
提督「もう我慢ならん!きっちりとこっちの顔を見て話して貰うぞ!」バサッ
天龍「ああっ!」
提督「さあ!こっちを向、け……!!」
天龍「あ、ああああ……」
提督「天龍、お前……その左目……」
天龍「うわぁぁぁああ!見られたぁぁぁああっ!」バッ
天龍「もう駄目だ……こんな、こんな顔を見られたら……俺は……グスッ」
提督「て、天龍……」
天龍「へへへ……気持ち悪いだろ?こんなズタズタな目はさ」
天龍「提督には、提督にだけは見られたくなかったのに……う、ううぅぅ」ボロボロ
提督「っ!天龍!」ギュウ
天龍「うあ……?提督……?」
提督「悪かったな……無理に暴き立てるようなことをして」ポンポン
天龍「いや、元はと言えばオレがあの機械を奪ったりしなければこんなことにはならなかったんだ、自業自得さ」
天龍「提督も愛想が尽きたろ?こんな醜い女にはさ……はは、ははは……」
提督「なぁ天龍、加古から機械を奪ってから何があったんだ?というか何故機械を奪ったんだ?」
提督「こうやって俺の胸で顔を隠してりゃ顔は見えないし、話は出来るだろ?教えてくれ」
天龍「……強く、なりたかったんだ」
提督「?」
天龍「あの機械で姿が変わるのを見て思ったんだよ、『上手く名前を変換できれば強くなれるんじゃないか』って」
提督(戦闘に役立てないかってのは俺も少し思ったな)
天龍「それで機械を奪って……人気の無いこの倉庫前でオレの名前を変換したんだよ」
天龍「『大龍』ってさ、大きくなれば強くなるって単純に考えてな」
天龍「結果的に体は大きくなったよ……3~4mくらいだったかな?」
提督「それは凄いな、艤装も合わせて大きくなっているなら戦力自体は確実に強くなるだろうな」
天龍「元々オレ自信身長は低いほうだからさ、それも合わせて嬉しかったよ……でも……」
提督「でも……?」
天龍「大きくなったのは身体だけだったからさ、眼帯が外れて吹っ飛んじまったんだよ」
提督(ああ、それで服を着て無かったのか……破れちまったんだな)
天龍「それで眼帯が無くなってパニックになって……慌てて身体を戻して探してたら誰かがこっちに来る声が聞こえてきて……」
提督「この倉庫に隠れて閉じこもったと言うことか」
天龍「へへへ……それでこの様さ、間抜けだよなぁ……」
天龍「せっかく……せっかくもっと提督の役に立てるチャンスだと思ったのによぉ……」ボロボロ
提督「天龍……」
天龍「さて……罰だったよな、いいぜ、何をすればいいんだ?」
天龍「謹慎か?懲罰房か?別にもう解体処分でも……」
提督「天龍……ちょっとこっちを向け」グイッ
天龍「嫌だっ!もうこんな醜い目を提督に見られたくな「ちゅっ」……!!」
提督「まぁ落ち着け、天龍」
天龍「な、なななな……」ワナワナ
天龍「て、提督……いいい今、オレの目に……なな何を……!?」
提督「いいか天龍、確かに最初は驚いたが別に俺はその目を醜いだなんてちっとも思わんぞ」
天龍「え……?」
提督「艦娘として生まれたときから眼帯だったということは、艦時代の名残ということだろう?」
天龍「ああ、ソロモン海戦で探照灯を破損してな……それでだと思う」
提督「傷が勲章だとは言わんが、仲間の為に、国の為に戦ってできたその傷はとても誇らしいものだと思うぞ」
提督「艦娘になってからだって天龍は勇ましく戦っているし本当に色々助けて貰っている」
提督「誓って言うぞ天龍……お前のその目は美しい、誇れとまでは言わないが卑下はするな」
提督「だからそう落ち込むな、普段の自信あふれた態度の方がお前らしいぞ?」
天龍「あ、あう……///し、信じられるかそんなもん!」プイッ
天龍「勇ましく戦ってるだ?オレなんか旧式だし最近は遠征任務ばっかりじゃねーか!」
提督「うぐ、それはすまん……だが遠征でも会敵した時は率先して駆逐艦を庇って矢面に立っていると聞いているぞ?流石は天龍だ」
天龍「あー!うるさいうるさい!そんなおべっか聞こえねーよ!」
提督「参ったな……じゃあどうしたら納得してくれるんだ?」
天龍「…………もう……回……」ボソッ
提督「ん?」
天龍「もう一回……目に……き、キスして、抱きしめてくれたら……信じて、やる……///」
提督「天龍、お前……」
提督「意外と乙女なんだな」
天龍「だぁー!うるせえ!いいからはっきりしろ!」
天龍「するのか!しないのか!」
提督「勿論、喜んでさせて貰うさ」
提督「ほら、こっち向け」
天龍「提督……んっ……」
―――――
―――
―
提督「少しは落ち着いたか?」
天龍「ああ、大分頭も冷えた……悪かったな、みっともなく取り乱しちまって」
提督「コンプレックスなんてそんなもんだろ、気にするな」
提督「ほら、眼帯付けてやるよ」クイッ
天龍「んん……あ、ありがとよ」
提督「さて、落ち着いたところで……」
提督「天龍、お前に今回の件の処分を言い渡す」
天龍「ああ、何でも受け入れるぜ……自棄でも何でもなく、な」
提督「まず加古にキチンと謝罪すること、それとこの倉庫を綺麗に掃除すること」
提督「以上だ」
天龍「へ……?」
提督「ああ、それと今日ここであったことは他言無用ってのも付け足すか」
提督「流石に俺もアレを他人に知られるのは恥ずかしいからな」ハハハハ
天龍「ちょ、ちょっと待ってくれよ!そんなのでいいのか?」
提督「ま、怪我人が出た訳でもないしな……不満か?」
天龍「不満と言うか何というか……まぁサンキュ」
提督「ははは、ちゃんと加古に許しをもらうんだからな?」
天龍「分かってるよ……うし!そうと決まったら謝りに行くとするかな!」スクッ
提督「おわっ!?」
天龍「んだよ提督、急に変な声だし……て……」ミオロシ
提督「……///」メソラシ
天龍「わあぁぁぁぁああっ!見んなぁぁぁぁああっ!///」シャガミ
提督「正直それは今更……ゴホンゴホン、ほらもう一度上着貸すから、今度はちゃんと着ろ」パサッ
天龍「うああ……ぜ、全部見られ……提督に全部……」グルグル
提督「天龍……?」
天龍「せ……」
提督「せ?」
天龍「責任取ってもらうからな!バカヤロー!」ダダダダ
提督「あ、おい!?……行っちまった」
提督「はぁ……責任ねぇ、どうしたもんか」ポリポリ
龍田「ホント、天龍ちゃんには困ったものですね~」
提督「全くだ……って、おわっ、龍田!?いつからそこに!?」
龍田「提督が天龍ちゃんを最初に抱き締めたところくらいからかしらね~?」
提督「」
提督「い、いや龍田……違う、違うぞ、誤解だ……あ、いや誤解と言うのも語弊があるが……」シドロモドロ
龍田「うふふ、大丈夫ですよ提督、ちゃーんと分かってますから」
龍田「天龍ちゃんのこと……ありがとうね」
提督「へ?」
龍田「あら~?何ですかその顔は?これでも感謝してるんですよ~?」
龍田「天龍ちゃんのコンプレックスにちゃんと向き合って、キチンと解決してくださったんですから」
龍田「だから~天龍ちゃんの裸を見たことは、一応チャラにしてあげます♪」
提督「あ、ああ……ありがとう?」
龍田「クスクス、何ですそれ」
龍田「ね、提督」
提督「ん?なんだ?」
龍田「これからも天龍ちゃんのこと、ちゃんと見ててあげてくださいね?」
提督「ああ、勿論だ」
龍田「それじゃあ私は天龍ちゃんの所に行きますから~」スタスタ
提督「……龍田っ!」
龍田「はい~?」クルッ
提督「天龍だけじゃなくて、お前のこともちゃーんと見てるからなー!」
龍田「あ、あら……うふふ♪ありがとうございます」
龍田「では失礼しますね」タッタッタ
提督「今度こそ終わったか……なんやかんや大変だったなぁ」
提督「ま、機械も手元に戻ってきたしこれにて一件落着……」
大井「とはいかせませんよ!」バッ
提督「大井!?って、機械が!」
大井「うふふふ……提督、さっきはよくも恥をかかせてくれましたね……?」
大井「聞けばこのヘンテコな機械のせいだっていうじゃないですか、ムキムキな金剛さんが教えてくれましたよ?」
提督「げっ……い、いや大井、誤解だ、話を聞いてくれ」アセアセ
大井「私もあんなに恥ずかしいことされたんですから提督も同じように受けないとフェアじゃありませんよね?」
提督「ま、まさか……」
大井「確か提督の名前は○○でしたよね?」ニッコリ
提督「くっ、ここは逃げ……「おっとそうはいかないよ?」き、北上!?離せ!離してくれ!」ジタバタ
北上「ゴメンね提督……離したいのはやまやまだけど、大井っちの気持ちもわかるからさー」
北上「っていうかあれから大井っち慰めるの大変だったし」ボソッ
提督「おまっそれが本音だろ!?」
大井「さて……提督?覚悟は出来ましたか?」ピッピッ
『○○』ピコン!
提督「ま、待て……止めてくれ……頼むから……!」
大井「大丈夫ですよ、提督」
提督「何?」
大井「提督がどんな姿になっても、ちゃーんと可愛がってあげますから♪」ニッコリ
提督「や、やめ……」
大井「えいっ」
『××』ピンポーン!
提督「うわぁぁぁぁああああっ!!」
おわり
以上となります
読んで下さった方ありがとうございました。依頼出してきます
このSSまとめへのコメント
面白そう。色々ネタ考えるの大変そうだが。