ようちかりこ
曜の家の前
千歌「ごほん。えー、では今から潜入しますのは、我が親友、曜ちゃんの家です」
梨子「あの、私、カメラ担当でいいの? あんまり上手く撮れないけど」
千歌「いいんです。いいんです」
梨子「それにこんな夜遅くに……」
千歌「曜ちゃんのお母さんの許可は取ってるから大丈夫だって。いざ、出陣!」
タタタタっ
梨子「あ、待ってよ千歌ちゃん」
タタタっ
千歌「覚悟しろー、曜ちゃん!」
梨子「大きな声出さないでってば」
ガチャ
梨子(というか、よく親の許可が取れたわよね)ひそひそ
千歌(すべては話してないもん)
梨子(……あとで、どうなっても知らないから)ひそひそ
千歌(あ、ずるーい。共犯のくせに)
梨子(う……)
千歌(梨子ちゃんも、見たいって言ったよね? 曜ちゃんが嬉しがる所)
梨子(言ったけど、他にもね……うん)
千歌(いいから、いくぞー!)
トタトタトタっ
ガッチャ
ガッチャ
梨子(所で、その荷物は? 重そうね)
千歌(あ、これは先輩方に頂いたありがたい……うん、ありがたいナニとかでして)
梨子(……あ)
千歌(曜ちゃん、喜ぶかな?)
梨子(たぶん、絶叫すると思う)
千歌(やっぱり?)
梨子(でも、やるんでしょ)
千歌(えへへ)ニコ
梨子(ごめんね、ほんとに、ごめんね、曜ちゃん)
ギイ――
曜「すーすー」
千歌「ふふ、ぐっすりだね」
梨子「ええ」
千歌「では、まずは……」
イソイソ――ゴソ
梨子「ちょっと、千歌ちゃん」
千歌「なんざんしょ」
梨子「どうして、曜ちゃんの足元からベッドに潜り込むのよ」
千歌「え、えー、だって顔の方からだと、顔が良く見えて恥ずかしいし……」
梨子「どうして、ここで怖気づくの……千歌ちゃんがしないなら、私がするわよ」
千歌「そ、それは、困る」
梨子「私も、カメラ係だから、千歌ちゃんにしてもらわないと困るわ」
千歌「オー、オーケイ」
ゴソゴソ
曜「う、うん? だ、誰かいるの?」
千歌「あ」
梨子「あ」
曜「え……」ゴシゴシ
千歌「ぐ、ぐっもーにん」
曜「え……え……え」パクパク
千歌「あ、あのね、あの、お誕生日おめでとう曜ちゃん!!」
曜「え、う、うそ……」
千歌「プレゼントを持ってきたの!」
曜「みんな、忘れてるのかと……」
梨子「ごめんね。夜までのサプライズにしてたのよ。寂しい思いさせたよね」
曜「サプライズって……あははっ、そうだったんだ。あははっははははっ!!」
千歌「曜ちゃんが壊れたっ」
曜「もう、びっくりするからっ、二人とも! やめ、やめて……っあははは! お腹痛い!! あははっ!」
千歌「というわけでして、曜ちゃんを、き、気持ちよくしに来ました。色々と」
曜「……ええ!?」
梨子「録画開始」
曜「梨子ちゃん?」
梨子「パジャマ姿の曜ちゃん、可愛い」
曜「もお、何言ってるのさ」
千歌「曜ちゃん、はい、寝て寝て」
グイっ
ドサっ
曜「わ……こら、何するのさ」
ギシっ
千歌「よーうちゃん」ニコ
ギシっ
曜「え、あの」ドキ
梨子(千歌ちゃんが、四つん這いに曜ちゃんを押し倒す)
千歌「いつも、ありがとう。私に付き合ってくれて……曜ちゃんいなかったら、私、前に進めてなかった。壁に背中合わせて、見ないようにしてた」
曜「改まって、もお、照れるじゃんか」ドキドキ
千歌「私の先を行く曜ちゃんがいたから、私は私の先に行けた。私は普通だったけど、普通星人だったけど、その普通が今の私たちの特別になったよ」
曜「え、ええっと、と、とりあえず、近いような」
コツン
曜「あいた」
千歌「へへ、曜ちゃんのおでこ温かい」
曜「千歌ちゃんもね……」ドキドキ
ジー
梨子(月明かりに照らされて、二人ともなんだか綺麗)
梨子(千歌ちゃん、羨ましい)
千歌「曜ちゃん、曜ちゃん……」
曜「ち、千歌ちゃん、梨子ちゃんもいるんだから、そんなに甘えてこないでよ」カアア
千歌「あ、気にしないで……、今は、私だけを見てよ、ね?」
ギュウっ
曜「う……いやいやいや、あのさ、さっきから薄々感じてたけど、今日の千歌ちゃんいつも以上に、変! 頭、ヨーソロした?!」
千歌「してないもん」
スリ
曜「どうして、頬を寄せるのかな?! うん!?」
千歌「言ったじゃん。よ、曜ちゃんを気持ちよくさせるって。まずは幸せな言葉で……」
曜「ひ、ひえ」
千歌「曜ちゃんがいるから、チカは頑張れた。曜ちゃんと同じ時間を過ごせて本当に嬉しいんだ。同じバスに乗って、学校に行って、ラブライブに向けて練習して……さいッッッこうに、楽しいのは、曜ちゃんがいるからだよ。ねえ、まだまだチカを楽しませてくれる?」
曜「そ、その……」
梨子(誰かしら、この台詞考えた人……鞠莉さん?)
曜「ほら、あの、私だけじゃないしね? 梨子ちゃんだって、みんなだっていたからこそで……」
千歌「だめなの?」シュン
曜「え、ええ?! い、いいよ! いいに決まってる! これからもずっと、千歌ちゃんとフルアヘッドだよ!」ハアハア
梨子(曜ちゃんも、良い感じに壊れてきたかしら)
千歌「うわあーい、やったああ!」
ギュゥ
曜「く、苦しいです、隊長ッ」
千歌「あ、ごめんね。嬉しくって、つい~」
曜「もう十分わかったよ。ありがとう、千歌ちゃんの愛でお腹いっぱい」
千歌「でね~、本番はこれからなんだよ」
曜「本番? 本番て?」
千歌「うん、まずは、曜ちゃんは私の事好き?」
曜「え、そりゃ、まあ」
千歌「煮え切らない返答は、ぶーです。ちゃんと言って」プクー
曜「なんでいきなり」
千歌「言わないと、嫌いになる」
曜「ええ?! なんじゃそりゃ~だよ?!」
千歌「それ、チカの台詞ッ。いいから、どっちですか?」
曜「ス、スキデス……」カアア
千歌「うんん?」
曜「わ、私、渡辺曜は、千歌ちゃんが大好きです!!」
千歌「よろしい~、これで合法じゃなくて……ご褒美だよ」
曜「ふえ?」
チュゥ
曜「ふむ?!」
千歌「チュパ……」
ドンッ
千歌「あいたッ」
曜「な、な、なんばしょっとね!?」
梨子「曜ちゃんが混乱のあまり、博多弁に……」
千歌「むー、曜ちゃん私の事大好きなんでしょ?」
曜「そうだけど、だからって、急に、キ、キスはないよね!?」
千歌「じゃあ、嫌だった?」
曜「え?」
千歌「チカとのキス、嫌でしたか?」チラ
曜「い、嫌とかじゃないけど……心の準備とか、その、心得とか、気合いとか……うん」
千歌「嫌じゃないなら、今度は曜ちゃんからして欲しいな」
曜「だ、だからね……梨子ちゃんがね、って、なんでカメラ回してるの!?」
梨子「えっと、思い出として?」ニコ
曜「ひいいいッ」
いったん休憩
こんな感じで進めるんだけど、面白いのか面白くないのかわからんから、意見求む
まだ面白いか面白くないかというところまで、進んでない気がする
でも続きは読みたいと思うから、のんびりでもいいので続けて欲しい
>>11
も少し続けてみます
千歌「はーやーくー」
曜「ええい、どうなっても知りませんぞ」
チュパッ
千歌「んッ……」
曜「ぁむ……」
千歌「はぁ……」
曜「んッ……」
梨子(千歌ちゃん、羨ましい)ゴクッ
千歌「あつ……いね」ハア
曜「唇なんて、燃えそうだよ……」ハア
チュルッ
曜「梨子ちゃんが、見てるのに……」チラ
梨子「かまわず、続けてちょうだい」ハアハア
曜(梨子ちゃんが、めっちゃ息荒いよ怖いよッ)
千歌「曜ちゃん、余所見はダメだよ。今は、千歌が気持ちよくする番だからね? 分かった~?」
曜「ひゃ、ひゃい」
曜(とか言って、私からキスしろって言うし……いったい、こんなのどこで習ってきたんだか……って、鞠莉ちゃん達以外に思いつきません)
千歌「曜ちゃん、舌、ちょーだい」
曜「へ? 舌?」
千歌「そうです」
曜「千歌ちゃん、何する気なの」
千歌「え、えっと」チラ
曜(目線を逸らした)
千歌「舌をペロペロするの」
曜(よく見たら、カンペ持ってる!?)
曜「千歌ちゃん、あの、無理にそういうことしなくていいんだよ? ほら、それ貸しなさい」
ヒョイッ
千歌「あ!」
曜「なになに……」
『曜ちゃんを気持ちよーくさせる方法』
『1、褒める。ちかっちが曜をどう思っているかを述べる』
『2、ハグ。キス。舌を舐めてあげる』
『3、挿入』
曜「……」
グシャアッ
千歌「ど、どうどう」
曜「1と2は読めたけど、3は誰? 誰が書いた?」
グシャグシャ!
ポイッ
ボスッ
千歌「ああッ」
曜「千歌ちゃん!」
千歌「3は……」
曜「まさか、ダイヤさんなわけが」
千歌「3は、ルビィちゃんが」
曜「なんと!?」
千歌「書くわけないじゃんか、梨子ちゃんだよー」
曜「紛らわしい」
梨子「……」ソロ
曜「梨子ちゃん? あは、どこ行くの?」
梨子「ちょっと、お手洗いにね」
曜「貴様の入れ知恵かな?」ニコ
梨子「怖い怖い」
曜「私の誕生日に最高のプレゼントをありがとう」
梨子「わ、私は楽曲を提供するように、曜ちゃんの喜びそうなネタを提供しただけでね、決して実際にやろうとは思ってなくてね」
曜「ふうん?」
梨子「そ、それは、確かに書いてる時はノリノリだったけど、今は曜ちゃんの気持ちも考えずに、最低だったなって思ってるんだから……だから」
曜「だから?」
梨子「ゆ、許して欲しいの」
曜「だめ。千歌ちゃん」
千歌「い、イエス」
曜「そのリュックの中身、出して」
千歌「よ、曜ちゃん、一体、何を」
曜「いいから、早く」
千歌「は、ははあッ」
ガサガサッ
ボトトトッ
曜「うわあ……なに、これ」
ミョンミョン
曜「さいっていだね、梨子ちゃん」
梨子「ひぐッ」ビク
曜「こんなもの、私に、そ、その挿入しようとしてたの?」
ぺちん
梨子「あ、ああ、それで顔を叩かないで」
ぺちん
梨子「うッ」
千歌「や、やめて、曜ちゃん。私が、私が企画したの! 曜ちゃんの嬉しいことを一人一つ考えてって」
曜「……」
ぺちん
梨子「あうッ」
千歌「だ、だから、梨子ちゃんは卑猥なこと思いついちゃったけど、悪くないんだよ? だって、曜ちゃんのために」
ぺちん
梨子「はわッ」ゾク
曜「私のためだったら、何してもいいの?」
千歌「そ、それは」
ぺちん
梨子「うんぁ……」ゾクゾク
曜「うんん? 梨子ちゃん、千歌ちゃん? こんなの全速前進してきたら、私、壊れちゃうよ? ねえ? 分かってます?」
ぺちん
千歌「あうっ」
ドシャ
曜「それとも、何かな? 二人とも、壊れる私が見たかったの?」
梨子・千歌「「……」」
曜「……え」
梨子「いや、あの」カア
千歌「えっと」テレ
曜「ご、ごめん、そこは否定していこ? ね?」
梨子「わ、私は……正直な気持ちを言えば、曜ちゃんが善がり狂う姿が見てみたいなって。それで、私に挿入を必死に懇願して欲しいのよね」
千歌「ち、チカは……曜ちゃんに、入れて欲しいなって」
曜「ま、待って、ん? ン? 梨子ちゃんはもうだめだ。千歌ちゃん? 千歌ちゃんは、今、なんて?」
千歌「だから」
曜「だまれ!」
千歌「え、ええ?」
曜「し、信じてたのに」
千歌「落ち着いて、千歌はまだ大丈夫だよ? もうだめなのは梨子ちゃんの方で」
梨子「ちょ、ちょっと千歌ちゃんそれはないでしょ」
曜「どっちも同罪だよ?」
ぐにゅうッ
千歌「そ、そんなの握りしめないで」
曜「私は、二人のこと……やっとちゃんと見れるようになったのに。梨子ちゃんに、千歌ちゃんのことで嫉妬ファイヤーしなくなって、千歌ちゃんに求めすぎないようになったのに。なのに、どうして、二人とも普通でいてくれないの」
梨子「曜ちゃん……」
眠いのでここまで
曜「私の涙返せ……よう」
千歌「ダジャレ?」
梨子「しっ」
曜「うッ……グス」
みょんみょん
千歌「なんだか、曜ちゃんがそれ持ってると……」
梨子「え、ええ」
曜「……何?」ゴシゴシ
千歌「ねー?」
梨子「えっちよね」
曜「……あ」
ブン――ベチッボトッ
千歌「な、投げなくても」
曜「つ、つい」
梨子「そうよ、壊れたらどうするの?」
ヒョイ
曜「謝りたくないけど……ごめんなさい」
梨子「じゃあ、罰として……千歌ちゃん」
千歌「え?」
梨子「え、じゃないわ。曜ちゃん、取り押さえて」ニコ
曜「ふえ?」
千歌「へい、らっしゃい!」
ガシッ
曜「ち、千歌ちゃん?」
ジタバタ
千歌「よ、曜ちゃん、大人しくして?」
ギュウッ
曜「ぐッ」
梨子「誕生日、おめでとう」
サワッ
曜「こ、腰を撫でるなぁッ?!……ぁあわわ」ゾク
スリスリ
曜「ひ……」
梨子「曜ちゃん、私、まだ何にもしてないのに敏感ね」ニコ
スリスリッ
曜「あうっ」ビク
千歌「曜ちゃん、触る度にとビクビクしてる……」
曜「千歌ちゃん、はな、して」
千歌「だーめ」ニコ
梨子「下、脱いじゃおうか」
曜「待て待て待て待て」ブンブン
梨子「ダメなの?」
曜「状況的に、犯罪に近いよッ?」
千歌「……ち、違うもん!」
曜「どこが!」
千歌「好き合ってる同士なら大丈夫だもん!」
梨子「ああ……曜ちゃんは、私の事、やっぱり嫌いだよね?」シュン
曜「あ、いや」
梨子「千歌ちゃんと曜ちゃんの間を裂こうとか、そういう事は全く考えてなかったけど……でも、現に、一度曜ちゃんに寂しい思いさせちゃったしね」
千歌「どういうこと?」
曜「や、あれは、その」ワタワタ
梨子「私は、みんなで前へのスタンスの千歌ちゃんも好きだけど、一途に千歌ちゃんを支える曜ちゃんも美味しいなって思ったのよ」
曜「た、食べないで……」ガクガク
梨子「どうしようかな……」
グリグリ
曜「だから、その卑猥なオモチャをッ、んっ……あ、あそこに擦りつけ、ない、でよ」ゾワゾワ
バタバタっ
千歌「暴れちゃ、だめー」
曜「千歌ちゃん、やだっ、離してってば」
梨子「曜ちゃんのその情けない顔、そそるかも」
グリグリ
曜「ぅ……ぁ」ビクン
千歌「梨子ちゃん、すっごい悪い顔……」
グリグリ
曜「ひぅ……ン」ビクっ
梨子「そうかしら?」
グリグリ
千歌「曜ちゃん、力抜いて? ね?」
曜「無理に、きまって……」
千歌「大丈夫だよ~」
ちゅぅ
曜「んむっ……ッチュパ」
千歌「んちゅっ……ん」
曜「はぁっ……ぁっ」ゾクゾク
梨子「千歌ちゃんばかり、ずるい……曜ちゃん、私もキスしたい……だめ?」
ギュウっ
スリっ
眠いので寝ます
起きたので続けます
曜「だ、ダメ!」
梨子「そんなにはっきり言われると、けっこう傷ついちゃうんだけどね」
曜「これ以上は、私の体、も、もたないからっ」カアア
モジモジ
千歌・梨子「「……」」
曜「千歌ちゃんも、いい加減離れてくだしゃい……」モゾ
千歌「そう言われたら」
梨子「ますますねえ」
千歌「うん」
曜「うッ……」
グイっ
千歌「え?」
グルン――スポっ
曜「ていっ!」
ゴロゴロ!
千歌「曜ちゃんが逃げた!」
曜「へっへーん! 二人の思い通りになる曜ちゃんではないのであります!」
ゴロゴロ――ゴチ!
曜「あいた?!」
グラ――ドサササっ
曜「アダダダダっ!?」
ドスドスドスっ
梨子「よ、曜ちゃん」
曜「いったあ……ぅう」ズキズキ
千歌「大丈夫、曜ちゃんっ」
ガサガサっ
曜「なんとか一命は取り留めました」ガク
梨子「何言ってるのよ、もう」
千歌「びっくりした~……って、ここ、額の所しっかり擦りむいてるしっ」
ペロ
曜「ひぁ?!」
ガシっ
千歌「おうぶっ!?」
曜「舐める舐めるな!」
梨子「……」
ペロ
曜「梨子ちゃんまでっ」ビクっ
千歌「曜ちゃん、曜ちゃん」
曜「な、なに」
千歌「日が昇り始めた!」
やはり寝ます
曜「ええっ、いつのまに?!」
千歌「いちゃいちゃしてたら、あっという間に時間過ぎちゃったね」
曜「ほんとに、二人とも何しにきたのやら」
梨子「曜ちゃんを」
千歌「気持ちよくさせに来ました」
曜「はいはい……」
続かないのでおわり
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