京太郎「このプロキツい……」良子「ないないノーウェイノーウェイ」 (1000)



「私ってそんなにキツいでしょうか?」


「まあ知らない人からすればとっつきにくいと思うかもしれないですね」


「私にフレンドが少ないのはつまり……」


「でもファンはかなり多いじゃないですか」


「たしかにそれはそれでグッドですが……」


どうやら完全には納得いかないみたいだ


「ほ、ほら、良子さんみたいな人には声をかけるのにも勇気がいるっていうか……」


「つまり私が根暗だと……」


「ち、違いますよ!」


「ふぇ?」


「良子さんみたいな美人さんに話しかけるなんて男にはめちゃくちゃ勇気がいるってことです!」


「そ、そんな……」


耳まで真っ赤にして照れている


こっちまで恥ずかしくなってくるぞ……






たぶん最後のスレになると思います

とあるプロをキツいと思ったりキャラ崩壊や京太郎スレ、エロネタを苦手に感じたりする方はそっ閉じ推奨です

投下時に事前に注意はしますがエロネタが苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNGワードに指定してください

スレ内での雑談は特に制限しませんがageるのとAAを貼るのはやめてください

また投下中の合いの手も別にかまいません

むしろください

初代スレ
京太郎「このプロキツい……」(たまにエロ注意)
京太郎「このプロキツい……」(たまにエロ注意) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386763897/)

二代目スレ
京太郎「このプロキツい……」はやり「わ、私じゃないよね!?」
京太郎「このプロキツい……」はやり「わ、私じゃないよね!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390637999/)

三代目スレ
京太郎「このプロキツい……」健夜「……なんで私を見てるのかな?」
京太郎「このプロキツい……」健夜「……なんで私を見てるのかな?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401886085/)

四代目スレ
京太郎「このプロキツい……」理沙「……知らない!」
京太郎「このプロキツい……」理沙「……知らない!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413375982/)

五代目スレ
京太郎「このプロキツい……」咏「わっかんねー」



キャラクター紹介1

須賀京太郎
・このスレの主人公
・清澄高校の麻雀部員にも関わらず麻雀はかなり弱かったが少しずつ進歩中
・基本的にかなりお人好しで押しに弱い
・なので雑用も押し付けられるというよりはなかば自主的にやっている
・童貞
・ひょんなことがきっかけで牌のお兄さんとしてのアルバイトを始めた
・現在、大沼プロと南浦プロに弟子入り中
・ラッキーではすまないエロ体験をしている
・のどっちのおにいちゃんになった
・咲ちゃんだけでなくのどっちとも一緒にお風呂に入った
・もはや一緒にお風呂に入っていないキャラの方が少ないレベル
・でも童貞
・はやりんに告白したが振られた
・だったが、島根ではやりと再会して、文字通り裸の付き合いの中で彼女の真意を伝えられる
・その思いに応えるため、現在雀竜王戦に挑戦中

瑞原はやり
・牌のお姉さん
・将来の夢はお嫁さんだったため家事スキルは高い
・普段はそうでもないが結構寂しがりや
・多分現時点で好感度が一番高い
・むしろ最初の時点でかなり高くしすぎた気が……
・京ちゃんにパンツ一枚で抱きついて押しつけたことがある
・舐められたことも……
・でも処女
・京太郎に告白されたが断った
・婚約報道が出たが現在行方不明のため真偽は不明
・だったが、島根で京太郎と再会して、文字通り裸の付き合いの中で真意を伝えた

戒能良子
・麻雀プロ
・女子校ばかりだったため男性への免疫がまったくといっていいほどない
・極度の人見知りでぼっち
・生えてない
・処女
・はやりんと一緒に京ちゃんとお風呂で洗いっこしたり色々したりした
・おしっこをしてるところを見られたこともある
・現時点で攻略可能が明言された唯一のヒロイン
・ちなみにお姉ちゃん願望があるらしくたまに京太郎を弟のように扱う
・授業がなかった関係でスク水しか持ってない
・京太郎や和に麻雀のレッスンをしている





キャラクター紹介2

三尋木咏
・麻雀のプロで高火力麻雀が信条
・年齢のわりに外見が若く色々と小さい
・そのため京太郎に麻雀指導をするときは膝に座る
・自分だけ京太郎とイベントがなかったことに嫉妬?している
・生えてない
・京ちゃんに全裸でマッサージされたこともある
・京ちゃんと二人で撮った着物の写真がある
・詠という従妹がいるらしい

野依理沙
・かなり口下手な女子プロ
・そのせいで会話は単語だけになりがち
・照れ屋なので褒められるとすぐに赤くなる
・趣味は料理でかなりの腕前である
・水着は一緒に買いに行った京ちゃんとのおそろい
・京ちゃん曰く『尻がエロい』
・ミサという新道寺にそっくりの子がいてその子は京ちゃんにぬいぐるみをプレゼントしてもらった

小鍛治健夜
・アラサー実家暮らし
・元世界二位の実力者でかなり強い
・男性経験がまったくといっていいほどない
・京太郎との二人きりでのお出かけをデートだと思っている
・また麻雀意外は運が悪い
・温泉旅行チケットの存在を京太郎以外に知っている唯一のキャラ
・水着が必要なロケにスク水を持ってきた
・お弁当はお母さんが作ってくれた
・泳げなかったが京ちゃんのコーチで完全なカナヅチではなくなった
・『私のクリ』を召し上がれ
・ちなみにルートはありません
・現在牌のお姉さんの代役を務めるが色々とキツい

大沼秋一郎
・元トッププロ
・守りにはかなり定評があり、京ちゃんの打ち筋の究極形
・一戦は退いているがかなりの実力者で京ちゃんの師匠

南浦聡
・元トッププロ
・一戦は退いているがかなりの実力者で京ちゃんの師匠
・長野に孫娘がいるらしい

福与恒子
・賑やかなアナウンサー




キャラクター紹介3

宮永咲
・幼馴染
・麻雀がめちゃくちゃ強い
・ただし麻雀以外では結構ポンコツ
・つい最近まで一緒にお風呂に入っていたが、また一緒に入るようになった
・たいていのことは『あれ』で通じる程度の仲
・お互いの親公認でお泊まりしあう仲
・インターハイの決勝戦に京ちゃんのハグで緊張がほぐれた
・ぺったん娘
・ただし摘めるくらいにはある
・プロ勢以外では唯一京ちゃんの京ちゃんを見たり触ったりしたことがある

原村和
・麻雀部の同級生
・爆乳
・エトペン大好き
・雑用を進んで引き受けてくれる京ちゃんを結構気にかけている
・両親が仕事柄不在のことが多いため家事スキルが高い
・そのぶん一度惚れたらかなり甘えん坊に
・病気で寝込んだときに全裸で挿入されたことがある
・そのときに穿いていた湿ったパンツは京ちゃんが持っている
・京ちゃんの家に泊めてもらったときに一緒に入ったお風呂で妹になった
>>1の意に反して人気が出たがなぜかはしたないといわれる
・なぜか彼女の出た時だけレスが多くて>>1は困惑する
・現在は牌のお姉さんの代役を務め、好評を博している
・秋の大会では副将に入る京太郎に代わり、中堅を務める

竹井久
・麻雀部元部長兼学生議会会長
・私の後輩がこんなに可愛いわけがない
・もちろん京ちゃんも
・雑用をしてくれる京ちゃんをもうしわけなく思っている
・畜生?なんのことかしら?
・デートの際、上半身裸になったがなんやかんやあって名前で呼ばれるようになった
・ちなみに今までのお返しの第一歩としてほっぺたにキスしたことがある
・引退はしたが部室によく顔を出して京ちゃんにつきっきりで指導している
・色々と欲求不満らしい
・ナニがとはいわないが色々と激しい

片岡優希
・タコスが大好きな清澄の先鋒
・最近は京ちゃんのタコスじゃないと物足りない
・タコスを食べているときと麻雀部でみんなと過ごしている時間が大好き
・珍しく京太郎と一緒に入っていないキャラクター

染谷まこ
・かなり性格のいい清澄の現部長
・広島焼きを振る舞うなど料理は得意
・どうこういって部員思いのいい部長
・緊張している後輩を落ち着けるため背中を流してくれる




キャラクター紹介4

白築慕
・はやりの幼馴染
・麻雀が強い
・母親が失踪した関係で小学生の頃から叔父の耕介と一緒に暮らしている
・成人した今でも一緒に暮らしていて、耕介の身の回りの世話をしている
・旅館に泊まるときも一緒の部屋
・翌朝、かなり元気になっていた

白築耕介
・白築慕の母親の弟
・失踪した姉にかわって小学生の頃から慕の親代わりとして育てる
・そろそろ独立して欲しいと思ったり思わなかったり
・旅館に泊まった翌朝、目が死んでいた

石飛閑無
・はやりの幼馴染
・小学生の頃からかなりはやりをライバル視している
・彼女のCDは欠かさず3枚ずつ購入
・もちろん試合のチェックにも余念がない
・むっつり

稲村杏果
・はやりの幼馴染
・旅館の娘で現在は仲居を務める
・ツッコミ役になることが多いが、わりと率先して動くことが多い
・おーぷん

瑞原美月
・はやりの母親
・年齢を感じさせない美貌を誇る
・ダジャレを言うお茶目な一面も
・京太郎とも裸のお付き合いをして、二人の交際をかなり好意的に受け止めている
・お口とおっぱい、どっちがいい?

春日井真深
・はやりの先代のお姉さんで憧れの存在
・現在は病院で療養中
・はやりに内緒で京太郎に麻雀を教える
・がんばれ、男の子





情報整理

・時系列的に現在は10月が始まったばかりで新人戦に向けて練習中

・京ちゃんは土日は牌のお兄さんのバイト中

・スケジュール的には金曜日の夜に夜行バスへ東京へ行って一泊して日曜日の夜に夜行バスで戻ってきていました

・現在は、金曜日の夜に新幹線で東京入りし、和と一緒に一泊して仕事に臨み、日曜日の午後に新幹線で戻っています

・ケータイにはエトペンのストラップとカピバラのストラップがついてます

・同じエトペンのストラップをはやりん、良子さん、のどっちが着けています

・ちなみにのどっちはそのストラップが自分だけとのおそろいだと思っています

・カピバラのストラップは咲ちゃんとだけお揃い

・またケータイにははやりん、良子さんが抱きついている3人のプリクラが貼ってあります

・部長と撮ったプリクラも貼ってあります

・同じく咲ちゃん、のどっちと3人で撮ったプリクラもありますが貼ってはいません

・咏さんと一緒に撮った着物姿の写真がお揃いの写真立てに入って枕元においてあります

・また、のどっちの湿った下着を持っています

・同じく、戒能プロの下着も持ってます

・東京で買ったエトペンの下着はのどっちが持っています

・元々着けていた下着は洗濯されずに京ちゃんが持っています

・毎週、土曜日の午後は和と一緒に戒能プロに麻雀を教わっています





前スレの出来事

牌のお姉さんの代役となった和と一緒に牌のお兄さんを務める

番組はかなり好評

和の希望でホテルは同じ部屋に

一緒にお風呂に入ったり洗いっこしたり

俺の部活仲間がこんなにはしたないはずない

初めての団体戦となった新人戦は見事優勝を飾った

その後はやりの実家のある島根に向かうことに

ようやく再会を迎えたが感極まってそのまま倒れてしまう

療養も兼ねて一緒に暮らしながらお互いの思いを伝え合う

ついでにお互いの公認もゲット

叩きつけられた挑戦状に応えるため雀竜王戦に挑戦

現在決勝戦で師匠と激突中

大激戦は偶然も混ざったがまさかの同点延長戦

無事優勝して長野代表になることができるのか……


色々なヒロインとのイベントもあったけど詳細は読み返せばいいんじゃね

知らんけど





テンプレは以上です

1年8ヶ月ぶりの新スレです

作者であるはずの>>1自身も忘れていることがかなりあります

とりあえず完結後のネタストック
・ミサちゃんの麻雀教室(本番あり)


他にも忘れていることや誤っていることがあれば指摘していただけると幸いです


あと>>1がおもらし好きというあらぬ誤解がありますがそんなことはありません


新スレでもよろしくお願いします

おやすみなさい





「まあ座れや」


先輩とのできごとを頭の中で反芻しながら会場に入ると俺以外の3人はすでに着席していた


空いているは先ほどまでと同様だ


ただ大きく違うことが1つある


「ラス親なんてついてねえな」


そう


今回の起家は俺ではない


俺の上家が起家だ


つまり俺の対面に座る師匠はラス親になる


「これじゃあ俺の親が回ってくるまでに終わっちまうかもな」


そういって声を上げて笑う


『何点差あっても逆転してやる』


眼差しは雄弁に語る


そしてそれを可能にできる雀士だ


「ま、始めようや」


『お願いします』


4人の挨拶とともに決勝戦延長戦が開始された





「いやあ、強いねえ」


「……ありがとうございます」


東場が終わった時点で俺の点棒は50,000点以上ある


2位の師匠との差ですら30,000点以上ある


「ま、そろそろ本気を出すとしようか」


師匠のまとう雰囲気が一気に重くなる


その笑顔ですら不気味に見える


そしてその言葉にまったく偽りはなかった


「ツモ、1,000、2,000」


そういって3連続和了を決めた師匠


決して大きな和了ではない


しかし着実に俺との点差を縮めてきている


「さて、何連荘で逆転できるか」


その言葉にはまったくの疑念は混じっていなかった


できて当然という感じだ


俺の両家の二人はもはや完全に諦めムードだ


俺も諦めてはいない


そうはいいたいが……


ジリジリと埋まってくる点差に心臓はどんどん早鐘を打っていった……







「さて、これで俺が和了すれば逆転だな」


なす術なく見守るしかない芝棒


師匠の連荘の紛れもない証だ


一時は30,000点以上あった点差は立直のみの和了ですらひっくりかえるほどだ


逆にいえばまだ俺のリード


つまり師匠の親をたった一度流すだけで俺の優勝のはずだったのだ


それがいつの間にかこのありさまだ


紛れもないラストチャンス


一縷の望みを託すように配牌を終え理牌する


……うわ


声に出さなかったのはせめてもの俺のプライドだろうか


五七九159①②④⑧南北発


とてもではないがこれでは勝負にいける手牌ではない


「ほう……」


師匠の顔は笑みを消すのに精一杯だ


心の中で大きな大きなため息を吐いた






完全に流れは師匠にあるらしい


「立直」


5巡目の立直は俺の心を折るのに十分すぎた


手牌のすべてが危険牌に見えてくる


なんとか回していくのが精一杯だ


「ちっ、しけたツラしてやがんな」


「……え?」


突然の言葉に俺の理解は追いつかない


俺に向けての言葉だということに気づくのすら時間がかかったくらいだ


「俺たちが麻雀打つときはどうだったか忘れちまったのか?」


真剣に俺の目を見る師匠


「え……と……」


その真剣な視線から金縛りにあったように目が離せない


「どうなんだ」


なおも瞬きすらせず俺に視線を送る師匠


たまらず目を閉じていろいろなことを思い出す


いろいろな人との思い出が走馬灯のように駆け巡る


そして思ったこと


『このまま負けるのはいやだ』


「違います」


負けないように視線を送る


「……おせーんだよ、馬鹿野郎」


言葉とは裏腹に顔は嬉しそうだ


「だったらその言葉態度で示してみろや」


「もちろんです」


まだまだ負けてるわけじゃない


それにこのまま何もできずに帰るなんて絶対にいやだ!







「立直」


なんとか聴牌までこぎつけた


五六七45699①②③⑦⑨


とてもではないが綺麗な立直とはいえない


和あたりは非効率だと怒るだろう


とはいえ残り2巡


万が一にでも俺が和了するには立直をかけるしかないのが現状だ


「ほう、面白い、乗ってやるよ」


未だに和了できていない師匠もなぜか満足げだ


俺の両サイドの二人には申し訳ないけどな……


捨て牌やツモのたびに心臓の鼓動が早くなっていく


先ほどまではさっさと終わって欲しいとしか思わなかった感覚


だけど今は違う


この麻雀が楽しくてしかたないのだ


まるで麻雀をはじめたばかりみたいなワクワクだ








               ┏━━┓
               ┃◎◎┃
               ┃◎◎┃
               ┃◎◎┃
               ┃◎◎┃
               ┗━━┛






「ろ、ロンです!」


師匠の捨てた最後の牌


まさしく俺が欲しかった牌だ


信じられないことに直面したせいか手牌を晒すことすら手が震えてうまくいかない


何度か深呼吸をして手牌を晒す


何度もなんどもチョンボではないことを確認する


「点数は?」


「えっと……立直、海底の40符二翻で4本場は3,800です」


「ほらよ」


そういって師匠が手渡してくれた点棒を手が震えたせいて落としてしまう


いまだに現実感がわかない


もしかしたら夢じゃないのか?


だって俺が優勝だなんてありえないし……


「シャキッとしろや」


「あいた!?」


「ほら、優勝したんだからもうすこし堂々としやがれ!」


「は、はい……」


……師匠のデコピンはよく効くなあ





それからは大変な騒ぎだった


男女揃って同じ高校の同じ1年生が優勝ということで表彰式は満員だった


テンパる咲を見てなんとか落ち着けたくらいだ


そのあとのインタビューでも咲は相変わらずだったら俺も咲のことを笑えない


正直何を言われたか何を答えたか覚えていないくらいだ


父さんの運転する車の最後部座席で放心状態の咲にもたれかかられながら俺もぼーっとしてた


「お祝いしなくちゃね♪」


母さんはかなり張り切ったらしくそのままうちで簡単ではあるが祝勝会になった


優勝した咲や俺よりも他の部員たちのほうが騒いでるくらいだ


ただ相当疲れていたのかいつも以上に母さんのご飯は美味しく感じた


疲労もピークに達しかけてウトウトしかけた頃


「シャワーだけでも浴びなさい」


そんな母さんの言葉に生返事で答えシャワーを浴びてからようやく実感が湧いてきた……






今夜はここまででー

長らく間が空いてすいませんでした

筋はできていても肉付けがうまくいかなかったり両手骨折したりで書けませんでした


次回はお風呂イベント?です

キャラやシチュはまったくといっていいほどの白紙です

ただあまり間を空けないようにします


おやすみなさい





困った時の安価頼み

お風呂イベントのキャラは誰がいいですかー

①清澄高校を率いてインターハイ制覇を成し遂げた元部長

②おさげの似合う学生議会長

③勝利の女神の口づけをしてくれた美少女

④剛毛なオナニー好きのはしたない人


次回更新までの多数決にでもしましょうか

シチュとかのアイディアがあれば採用するかもです



おやすみなさい





「やっほー」


今更風呂場のドアが開いたくらいでは驚かなくなった


それはそれでどうかと思うが……


「俺今入ってるんですけど」


「知ってるわよ」


制服姿の彼女は楽しげに笑っている


「出てって……」


「イ・ヤ♪」


「さいですか」


呆れるくらい素晴らしい笑顔だ


「じゃあ寒いんでせめて閉めてくれませんか?」


「ええ、いいわよ」


当然のように中に入り後ろ手にドアを閉める


もはや何も言い返す気力もなかった






「それで何の用です?」


腰に巻いたタオルは俺なりの精一杯の抵抗だ


とはいえ上着は脱いでいても制服姿の先輩との圧倒的戦力差は明らかであるが


「そう警戒しなくてもいいじゃない」


そう言って間を詰めてくる先輩


後ろへ逃げようにもそんなスペースなどない


あっという間に密着してしまう


「勝利の女神にお礼があってもいいんじゃないかしら?」


上目遣いでいたずらっぽく微笑む


「あれって私の『ハジメテ』だったのよ?’」


そう言って自らの舌で唇をなぞっていく


妙に様になっていて記憶が鮮明に呼び起こされる


「あ、ありがとうございます」


「ふふ、どういたしまして♪」


……ウィンクは反則だと思う






「それだけかしら?」


「え?」


先輩は目を閉じている


ということは……


求めていることは一つだろう


覚悟を決めるために大きく深呼吸する


それに合わせてなのか先輩も息を吸い込む


よくよく見ると耳まで真っ赤にして小さく震えている


かわいいな


そう思うと自然に唇を重ねることができた


唇を重ねるだけのはずが舌が絡み合う


お互いの舌を、口内を卑猥な水音を立てながら貪り合う


いつまでもこうしていたい


そんな願いは


「も、もうだめ……」


その場にへたり込んだ先輩の水溜りが打ち消してしまった……






厳正なる多数決の結果久に決まりました

ご協力いただいたみなさんありがとうございました


次回更新はヤクルトの連敗が止まった日に

おやすみなさい





「あれ、もしかして先輩」


「キスだけでイッちゃったけど悪い!?」


耳まで真っ赤にしながらも精一杯の虚勢を張っているのがとてつもなく愛おしい


「そんなことないですよ」


我ながら底意地の悪い笑みを浮かべていることだろう


「もう、先輩の威厳とか台無しね」


「え?」


「どういう意味よ」


「特に深い意味はないですよ」


「まったくもう」


少なくともインターハイ以降そんなものは完全に崩壊していたように思う


「ま、いいわ、せっかくだしこのままお風呂に入るわ」


確かに水たまりのままだとあれだもんな


「じゃあ、脱がしてくれるかしら」


「はい」


うん、知ってた






へたりこんでいる先輩に手を貸して立ってもらう


滴る雫がやけに扇情的だ


ほら早く


そんな風に目で合図してくる


心の中で頷きセーラー服をめくり上げる


「白?」


想像していなかった下着の色だ


「何か文句あるの?」


ブラを晒された先輩が詰るように尋ねてくる


「いえ、なんだか意外だなって」


まさに純白という言葉がふさわしい


中央にあしらわれた小さなリボンは神々しくさえある


ただ


とてもじゃないが『清楚』というこの下着と先輩が結びつけられない





「私にだって勝負下着くらいあるわよ」


「え?」


想像しなかった答えだ


「だって今日は私の高校生活最後になるかもしれない大会だったのよ?」


「あ」


「だったら少しでも気合入れたいじゃない」


「なるほど」


忘れていたが先輩は高校最後の1年だもんな


「ま、結果はね……」


こんなときなんて言葉をかければいいんだろう


「ほらほら、しんみりするのはここまで」


「わ、わかりました」


今は先輩のこの性格がありがたかった





「先輩って本当に先輩だったんですね」


「どういう意味よ」


「いや、今の格好を見ると……」


上半身は半裸で下半身からは雫を滴らせている


「誰が痴女よ!」


「違うんですか?」


「た、確かにえっちぃことは好きだけど……」


なにこの可愛い生き物


「今もえっちぃことを期待してるんじゃないんですか?」


こんな俺の意地悪な質問に先輩は小さく頷く


「やっぱり痴女じゃないですか」


「……バカ」


そっぽを向いてしまった先輩は否定しなかった






「先輩、おっぱい見せてくださいよ」


俺のお願いに震えながら小さく頷く先輩


その震える手で白いブラを上にずらし乳房をあらわにする


「乳首勃ってません?」


「知らないもん……」


しおらしい先輩はとてもいじめがいがありそうだ


お椀型の乳房の先にはイチゴみたいに赤い乳首が勃起している


とはいえただいじるだけでは芸がないだろう


膝立ちになると目の前に乳房が来る


とがった形は色も相まってまさにイチゴだ


そこを責めたい衝動を必死に堪える


メインディッシュは最後に残しておきたいしな


両手の人差し指で綺麗な正円の乳輪を指でなぞった


「ふぇ?」


想像してなかっただろう行為に先輩が素っ頓狂な声をあげたのがなんだかおかしかった






体を震わせながらも必死に声を堪えている先輩


これでこそいじめがいがあるというものだ


指だけでは物足りなさそうなのでそろそろ舌も使おうか


とはいえすることは特に変わらない


ただ片方が指から舌に変わるだけだ


とはいえ先輩には効果抜群だったらしい


息遣いは荒くなり喘ぎ声も大きくなる


タオルの下で俺のモノの苦しくなりつつある


「ね、ねえ、須賀くん」


「はい?」


「そ、そろそろ……」


「何をどうして欲しいんですか?」


「ちょ、直接乳首をいじってください……」


声が震えているせいでやけにエロい


先輩のお願いに返事をするより先に思い切りいちごに吸い付いた


「はヒュ!?」


そんな甲高い声とともにへたりこんだ足元の水たまりが大きくなった






今夜はここまでー

書くたびに久が好きになっていく、やばいやばい


PCのデータ移行で遅くなってすいませんでした

おやすみなさい



「何回イかせるつもりよ……」


ぺたりと座り込んだ先輩が文字通り上目遣いで俺を詰ってくる


肩で息をするたびに揺れる胸が艶かしい


その姿に見とれたわけではないと思うが先輩に対する答えが出てこない


「せっかくだしこのままお風呂に入っちゃいましょうか」


そう言って立ち上がる先輩


「ほら、脱がせてよ」


「わ、わかりました」


先輩の配慮か知らないが万歳をしている


めくりあげた制服の下から現れた白いブラはもはや胸を覆い包むという役目を全く果たしていない


かなりそそるのは事実だけどな!


もうしばらくこの姿を目に焼き付けてもバチは当たらないだろう


己の欲望を満たすため先輩のスカートの中身を一気に膝までずり下げた






「ふーん……こういうのが須賀くんの好みなんだ」


しゃがみこんだ俺に文字通りの上から目線だ


「……ノーコメントで」


平静を装いながら心の中で思い切りガッツポーズだ


「ま、いいわ、せっかくだしサービスしてあげましょうか」


そう言ってスカートをたくし上げた


「おお」


思わず声が漏れてしまった


「須賀くんのえっちー」


どことなくその声色は嬉しそうだ


謝ったら負けたきがするから絶対に謝らないからな……!


美乳という言葉がしっくりくる乳房


デリケートゾーンをしっかりと守る陰毛


ピチャピチャと音を立てて滴り落ちる愛液


そして珠の差した先輩の表情



これが芸術ってやつか






「ねえ、さすがに風邪引いちゃうんだけど?」


「す、すいません」


「ま、悪い気はしないけど」


どことなく楽しそうだからセーフだろう


先輩の体を覆う布を一枚ずつ剥ぎ取っていく


隠そうとする素振りこそ見せないが恥じらいが垣間見できるのが素晴らしい


文字どおり一糸まとわぬ全裸になった先輩と向き合う
ーえt

これはこれで綺麗だから不思議だ


「これはもちろん没収よ」


そう言って心底楽しそうに俺のタオルを剥ぎ取った


「きゃーえっちー」


ピクピクと脈打つ俺の逸物を見て先輩はご満悦だ


仕方ないじゃないか、男だもの






「人に髪の毛を洗ってもらうのが気持ちいいのってなんだろうねあれ」


後輩に髪の毛を洗わせながら先輩はご機嫌だ


「確かに髪切りに行った時のシャンプーとか気持ちいいですね」


「自分でできることをあえて他人にしてもらってるからかしら?」


「なんとなくわかるようなわからないような」


先輩の髪の毛を洗いながらとりとめのない会話をする


長いせいで会話も自然と長くなる


「でも私はそれだけじゃないと思うの」


「そうなんですか?」


「少なくとも今は好きな人に洗ってもらってるからね」


そう言っていたずらっぽい笑みを俺に向けた


「な、流すので目を閉じてください」


「つれないわね」


精一杯の俺の虚勢だ






「せっかくだし洗いっこしましょっか」


「え?」


先輩に言われるままに床に座る


必然的に膝を立てる格好になる


「ほーら、足広げて」


「は、はい」


先輩に倣うように俺も足を広げる


「やっぱり濃いですね」


「えっち」


割れ目はびっしりとジャングルに守られている


ジャングルはしっとりと湿っていてかなりエロい


「ほらほら、洗いっこ始めるわよ」


そう言って両手に石鹸を泡だて始める先輩


俺も慌てて両手に石鹸を泡だてた





「まずは手からね」


そう言って俺の片方の手をとる先輩


「やっぱり男の子だけあって筋肉質ね」


手のひらで包み込むように上腕から手首まで擦っていく


普段体験しないような快感に俺の言葉はでてこない


「手のひらもちゃんと綺麗にしなくちゃね」


指を絡めるようにゆっくりと手のひらを洗っていく


俺より小さな手でゆっくりとゆっくりと洗っていく


「頼り甲斐のある素敵な指ね」


先輩から漏れる感想に俺はまさしく言葉を失ってしまった


そのまま反対の手も先輩のいいように責められてしまう


「はい。おしまい。今度は私の手を洗ってね」


「……はい」


結局、先輩のなすがままにされてしまった






「じゃあ手を」


「はーい♪」


片方の手を俺に差し出してくれる


先ほど先輩がしたように上腕から手首までゆっくりと包むように両手のひらで擦っていく


「ひゃうん!?」


何回めかの往復の時に先輩が可愛らしい声をあげた


「もしかして腋弱いんですか?」


「そ、そんにゃわけにゃいわよ!」


「ふーん……」


ここですぐに腋を責めるのは初心者だ


当たるか当たらないかのところを軽くこするようにする


ピクリと体を震わせるのが可愛らしい


しかしまだだ


先輩の指の一本一本絡めるように擦っていく


「こうしているとなんだか恋人みたいですね」


「な、何言い出すのよバカ!」


こうかはばつぐんだ


そのまま腋を責める


「ま、待って!それ以上されたらおしっこ出ちゃうから!」


そんな言葉はもちろん受け付けない


黄色がかった暖かい噴水が俺の逸物を伝っていった


……勝ったな






「ばか」


先輩はたった一言そう呟いた


「すいません」


反省しているふりくらいはするべきだろう


「もういいわ、続けましょう」


わざとらしく先輩がため息を吐いた


先輩に倣うように再び両手に石鹸を泡立てる


「次はここね」


両手のひらで精一杯俺の胸板を撫でる


石鹸のおかげで滑りが良くなっているのもあるが、やけにくすぐったい


「こーら、私の方もちゃんと洗ってよね」


「わ、わかりました」


先輩に急かされたので慌てて胸へと手を伸ばす


「ひゃう!?」


先輩の喘ぎ声に股間が反応してピクリと跳ねた





「鍛えてるだけあって男の子の胸板って硬いのね」


どうもおぼつかない俺の手つきとは逆に先輩は楽しそうに俺の胸を撫でている


そういった経験が全くといっていいほどない俺の思考力はどんどん削られていく


それを悟られないようになんとか両手で先輩の胸を撫でる


「おお……」


思わずそんな言葉が漏れてしまう


「何よその反応」


「いえ、思った以上にすごかったので」


「さっきあんなことしたのに?」


「ええ、触り方も変われば触り心地も変わるということです!」


「何よそれ」


舌先で部分的に責める


両手のひらで全体的に責める


どちらも素晴らしいものだ


「先輩は気持ちよくないですか?」


「ま、まあ悪くはないわね」


真っ赤な顔より赤い乳首の方がその快感を雄弁に物語っていた






寝落ちしかけてたので寝ます

おやすみなさい




「そういう須賀くんはどうなのよ」


「……え?」


予想していなかった質問だ


「私に胸を洗われて気持ちよくないかって聞いてるの」


なるほど?


わかるようなわからないような……


「もちろん気持ちいいですよ」


誰かに体を洗ってもらうのって気持ちいいしな


「そういう意味じゃなくて」


「じゃあどういう意味なんですか?」


「えっちな気分になったりしないのかってことよ」


「……は?」


何を言い出すんだ


とはいえ答えないのはよくないだろう


「そんなことないですよ」


「嘘ね」


そういってわざとらしくゆっくり俺の胸板を撫でる先輩


「おちんちんは正直者ね」


ピクピクと跳ねているのが恨めしい






「ふーん……男の子でも乳首勃起するのね」


局所的に俺を責める方針にしたらしい


まさに小悪魔という笑みを浮かべて俺の二つの乳首を責めてくる


「気持ちいいみたいね」


「そ、そんなことないです!」


くすぐったいというのが本音だ


「でも体は正直よ?」


もはや完全に先輩が主導権を握ってしまっている


「先輩だって乳首で感じてるじゃないですか!」


負けないように俺も先輩の乳首を責める


「本当に生意気な後輩ね」


「先輩にだけは言われたくないですね」


そういってお互いに指先で精一杯乳首を責め合う


声を必死に押し殺していても時折漏れてしまうその声がやたら艶かしい


俺にも限界というものがあるように先輩にもあるらしい


そしてお互いの限界はそろそろらしい


俺の限界と同時に先輩も絶頂を迎えたらしい


俺の股間から飛び出したものをぐったりとこちらに倒れこんできた先輩はまともに顔で受けることになった





「男の子っておちんちんを刺激しなくても射精しちゃうのねえ」


顔に精液がかかっていることよりもそちらの方に感心している先輩


なんだよこの羞恥ブレイ……


「それにしても流石に濃すぎないかしら?」


唇を汚す精液を先輩が舐め取る


その所作がいちいち色っぽい


体を下品に白く染めるそれはほとんど垂れていくようには見えない


「こんなに濃いの飲んだだけでも妊娠しちゃうんじゃないかしら?」


「え!?」


「さすがに処女懐胎じゃないしそんなことありえないわよ」


「そ、そうですか……」


楽しそうに笑う先輩


笑えねえよ……





「さすがに一回射精しただけじゃ治らないみたいね」


先輩の柔らかいお腹に固くなった俺の逸物が激しく自己主張している


「あはは……」


もう笑うしかない


なんだったらこのまま暴発しそうなくらいだ


「ま、私も割と限界なんだけどね」


腰を浮かせて俺の逸物にまたがる先輩


「ほら、すっごく濡れてるでしょ?」


「はい」


柔らかな恥肉を覆う茂みが愛液の力で優しく俺のモノを受け止める


「ふふ、ローションもいらないわね」


そういって前後運動を始める


「おちんちんとおまんこだけじゃなくって乳首同士もこすれ合ってていつも以上に気持ちいい!」


「そうですね」


そこにさらに唇も重ね合せる


お互いに絶頂に至るまでそう時間はかからなかった





「あー気持ちよかった!」


大きく伸びをする先輩は本当に気持ちよさそうだ


「ええ、俺もです」


もちろん俺も同感だ


「さて、後は……」


「あ」


俺から離れる先輩


「おちんちんも綺麗にしなくちゃね」


俺の逸物をゆっくりと扱きながら舐め上げる


先ほどの素股ほどとはいかないまでもこれはこれで気持ちいい


「ふふ、おちんちん色々な味が混じっちゃってるわね」


そういって俺のものを一気に咥え込んだ


「で、出ます!」


そんなに時間はかからなかった


その出されたものをゆっくりと音を立てて飲み干す先輩


「ごちそうさま」


そういって微笑む


かわいい






「うーん」


体を流し直して湯船に入った先輩は俺の膝の間で大きく伸びをしている


「あ、そういえば」


急に振り返る先輩


真剣な表情だ


「優勝おめでとう、須賀くん」


「あ、ありがとうございます?」


「何よ、その反応」


「いえ、まさか先輩からそんな言葉が出るなんて思わなかったので……」


「さすがに失礼じゃないかしら?」


「あ、あはは」


「もう……」


そういってほっぺたを膨らませてしまった


「でもちょっと妬けちゃうなー」


「え?」


「瑞原プロのためにそこまで頑張れたんでしょ?」


「はい」


「もう……少しは迷いなさいよ」


「すいません」


「ま、いいわ、ここまできたんだから最後まで突っ走りなさい!」


「はい!」


そういってまた唇を重ねた


「ほら、勝利の女神のキスよ」


そういって上がってしまった先輩



その後部屋に戻って一回自分でしたのは内緒だ



続く






今夜はここまででー

おやすみなさい





翌朝、みんなで朝ごはんを食べた後父さんたちがみんなを送って行くことになった


そんなみんなの見送りをした後、リビングに飾られたトロフィーを見て昨日のことが夢ではないと実感する


とはいえまだまだ100パーセント信じられているかといえば疑問符がつくが


「そういえば……」


昨日大会運営委員会から渡された封筒を確認する


予選は突破したということで今度は本戦だ


「え!?」


何気なく本戦の要綱を見ていて目を疑う


「まさか会場が島根だなんて……」


これは偶然だろうか


とはいえ全く知らない場所よりはアウェー感は少なく済みそうだ


そんな中で日程も確認しているとケータイが鳴った


「京ちゃーん……」


泣きついてきたのは幼馴染だ


どうやら咲も要綱を確認したらしい


「私ちゃんと会場に着けるかなぁ……」


「大丈夫じゃねーの…………知らんけど」


「あう……」


どうやら前途多難らしい






翌日、登校してからが大変だった


「おめでとう」


「頑張ってこいよ」


「応援してるからね」


そんな言葉を同級生だけではなく上級生や先生たちからもかけられた


そんな言葉に俺は気軽に返すことができた


問題は……


「あ、あの……えと、その……」


人見知りのある咲は完全にテンパっていた


俺がそばにいるとその被害はさらに酷くなる


だからすまん、咲、耐えてくれ


「もう!」


放課後部室で二人きりになった咲はここぞとばかりに俺を詰った


まあこれぐらいは甘んじて受け入れるべきだろう


とはいえまだまだ問題はある


「どこに泊まろうか……」


要綱にあった主だったホテルは選手だけでなく取材関係者などに先に取られてしまっていたのだ


さすがに野宿するわけにはいかないもんな……


12月の島根なんて冗談抜きで死んでしまいそうだ





思わぬところから解決策が訪れた


「京太郎、お手紙届いてるわよ」


「俺に?」


母さんから封筒を受け取って部屋に向かう


「差出人は……杏果さん?」


島根にいるはやりさんの友人の杏果さんからだ


「なになに……」


手書きの手紙には優勝したことへの祝福とともにある提案が書かれていた


『もし滞在先に困っているならうちの旅館を使いませんか?』


渡りに舟とはこのことだろうか


さらに俺だけじゃなくて咲や父さんたち、さらには他の部員たちまで格安で引き受けてくれるということだ


はっきり言ってかなり魅力的な提案だ


ただ不安があるのも事実だ


『ある条件を飲んでもらえれば』


気がかりなのはこの一言だ


とはいえ藁にもすがりたいのは事実だ


まずは電話で確認してみてからでも悪くないだろう


俺ははじめて使う番号へと電話をかけた






「あ、久しぶり、京太郎くん」


「お久しぶりです、杏果さん、今お時間大丈夫ですか?」


「うん、大丈夫だよ」


それから少し世間話をした


もちろん優勝への祝福もあったがなんだか照れくさいな


「あ、もちろんはやりちゃんも喜んでたよ」


「マジですか!」


「ふふ、一気にテンションが上がったね」


「い、いえ……」


必死にそれを否定しようとする


電話の前でガッツポーズしているのは内緒だ


「じゃあそろそろ本題に入ろっか」


「はい」


手紙のことだろう


どことなく空気が重たくなった気がする


とはいえこの機会は掴まないとな……


俺だけじゃなくて咲のためにも





「手紙を読んだから電話してくれたんだよね?」


「はい」


「もしかしてもう泊まるところとか決まっちゃってる?」


「いえ、決まってないですが……」


「それどころか決められないから藁にもすがりたいって電話してきたのかな?」


「お恥ずかしながら……」


「破格の条件だけど『条件』が不安だからとりあえず電話で確認だけしてみようって感じかな?」


「その通りです」


隠しても意味ないだろう


ピンチなのは事実なのだから


「そんなに難しい条件じゃないから深刻にならなくて大丈夫だよ」


そう言って楽しそうに杏果さんが笑う


「私から出したい条件は二つ」


「二つ……ですか」


俺にどうこうできることだったらいいんだけど……






「まずは一つ目の条件」


「はい」


ゴクリと唾を飲み干す


「大会の始まる三日前からうちに滞在して少しお手伝いして欲しいの」


「え?」


予想していなかった条件だ


「もちろんちゃんと食事も泊まるところも提供させてもらうし少ないけどお給料も出すよ」


「そんなことでいいんですか?」


「うん、こっちにもちょっとした事情っていうのがあってね」


「まあそれぐらいなら大丈夫ですけど……」


「じゃあ二つ目の条件なんだけど……大会の後のインタビューはうちの旅館で受けて欲しいの」


「え?」


「優勝した人の滞在したホテルってとてつもない付加価値と宣伝効果があるの」


「な、なるほど?」


「だからそれに協力して欲しいんだけど……」


「ええ、それぐらいなら大丈夫ですよ」


咲だって嫌とは言わないだろう


「じゃ、詳しいことはまたお手紙出すことにして、報酬の先払いをさせてもらうね」


「え?」


「と言っても封筒の中に入れてあるから是非使ってね」


「え?え?」


なんのことだ?


「じゃあ、当日楽しみにしてるね」


「はあ……」


そう言って電話が切れた


とにかく一番の懸念が解決しそうでよかった





「ふぅ……」


電話を切って一息つく


滞在先が確定したことは明日部活の時にでも話せばいいだろう


「それにしても報酬ってなんだろうな?」


手紙の入っていた封筒を確認するとまだ中には何か入っているみたいだ


「写真?」


中には数枚の写真が入っていた


裏向きのそれを表にすると


「な”!?」


旅館の服を着てこそいるがはだけているせいで胸や股間が丸見えだ


腕で目隠ししているせいでなんとなくいかがわしく感じる


目隠しこそしているが間違いなく杏果さんと閑無さんだ


「さ、さすがにこれを使うわけには……」


そう決意する


えっちぃ写真なんかに負けたりしないからな!





ちくしょう……


えっちな女将さんには勝てなかったよ……


一回だけなら……


そのまま欲望に負けて3回もしてしまうなんて


しかもいつもよりたくさん出たし


そんな自己嫌悪に苛まれているとケータイが鳴る


『いっぱい出た?』


たった一言だけの杏果さんからのメールだ


しかし今の俺に致命傷を与えるには十分すぎた


「寝よう……」


そんな敗北感とともにベッドに入った


今夜は食欲もわかないもんな……


とはいえ問題が解決したことは喜ぼうか


はぁ……


虚しさとともにため息が漏れた




続く






今夜はここまでー


おやすみなさい





「つーかーれーたー」


「確かにな……」


膝の間の幼馴染の言葉に同意する


「まさか壮行会があんなに盛大だなんて……」


「さすがに父兄や近所の人たちまで招くのはどうなんだよ……」


「副会長さんが企画って言ってたけど絶対あの人の入れ知恵だよね」


「ああ、ほぼ100%な」


今思い出しても顔から火が出るくらい恥ずかしい


「でも咲の反応は面白かったけどな」


「むー!」


膝の間のお姫様はご不満らしい


さすがに『夫婦』ってからかわれたら恥ずかしいもんな


俺以上に恥ずかしがってた咲のおかげでなんとか平静を装えたけどさ……





「でも旅館の手配ができたのは良かったね」


「ああ」


みんなには杏果さんからの提案を『条件』を除いて話した


『条件』を除けば破格の待遇ということですぐに決まった


一応親から許可を得るということだが問題はないだろう


何せ応援団すらも受け入れてくれるらしいしな……


とはいえ部員達と咲のおじさんと俺の父さん達くらいだろうけどな


「なんだったら学校全員で応援に行きましょうか?」


久先輩からのありがたい申し出は丁重にお断りした


「さすがにそこまでは迷惑がかけられませんから」


「ふーん……」


俺の横でしきりに頷く咲と俺を見渡した先輩


「ま、緊張しすぎてもよくないしね」


「「ありがとうございます」」


……どこか残念そうに見えたのは気のせいだと思いたい






「疲れたねー」


「ああ、そうだな」


今日1日を思い出しただろう咲の言葉に頷く


「そういえば京ちゃんはおじさんたちと一緒に島根まで行くの?」


「いや」


「そうなの?じゃあお父さんに頼んで一緒に行く?」


「いや、俺は先に新幹線で島根に行くんだよ」


「え?」


困惑している咲


「今回の宿の『条件』の一つなんだよ」


「どういうこと?」


咲に手紙に書かれていたことを説明する


もしも納得いかなければ実物も見せてやればいいだろう


……流石に写真のことは話せないけどな


「そうなんだ……」


そう呟いた咲


「少しくらい相談してくれてもいいのに……」


「ま、大丈夫だろ」


「ならいいけど……」


大丈夫だよな?






「そろそろ上がる?」


「ああ、そうだな」


そう言って立ち上がる咲


シャワーを浴びる姿は見慣れた光景だ


「何、人の体ジロジロ見て」


シャワーを終えた咲と目が合う


「いやあ……」


言葉が浮かばない


「どうせ和ちゃんたちに比べれば小さいですよーだ」


そう言ってほっぺたを膨らませる


「和たちは関係ないだろうが」


「でも京ちゃんは和ちゃんみたいなおっぱい大きい方が好きでしょ?」


「ああ」


「少しは迷ってよ……」


そう言って呆れたように大きくため息を咲が吐いた






「別に巨乳が好きでも咲が嫌いなわけじゃないぞ」


「そこは譲らないんだ」


「ロンオブモチ」


「殴りたくなるくらい清々しい笑顔だね……」


須賀だしな!という言葉を慌てて飲み込む


今の咲ならリアルにやりかねないしな……


「じゃあ証明してみてよ」


「咲がむっつりスケベってことを?」


「違うに決まってるでしょ!」


「わかったわかった」


なだめないと噛み付きかねないしな


「じゃあ一つ一つ説明していこうか」


「……え?」


困惑する咲


「ほら、そっち座れよ」


「う、うん……」


先ほどとは違って向かい合って椅子に座る


ひんやりとした空気が気持ちいいな






「さて、始めようか」


「お、お願いします?」


何をするかわからないせいか困惑している咲


「まずは……」


頭からつま先へとゆっくり見て行く


照れている咲はついついからかいたくなってしまう


「かわいい」


「な、なに言ってるの!?」


「事実なんだから仕方ないだろう」


「も、もう!」


口ではそう言いつつもまんざらではないらしい


そういうところがかわいい


これ以上言えば調子にのるから口には出さないけどな!






「よっと」


「京ちゃん!?」


咲を抱え上げて俺の膝に座らせる


「やっぱり柔らかいな」


そう言ってゆっくりお腹を撫でてやる


「は、恥ずかしいよ……」


鏡ごしに照れている咲の顔がよく見える


ヘソの周りを指でこすりその指をそのまま下に進めて行く


太ももから少し出っ張った鼠蹊部を念入りに撫でて行く


そのままふくらはぎから太ももへ


必死に声を抑えている咲がいじらしい


「かわいいぞ」


耳元で囁いてやる


「ふぇ?」


その瞬間咲のタガが外れたらしい


「み、見ないで……」


黄色がかった噴水とともに咲が絶頂に達した……





「こういうのって嬉ション?嬉潮?」


「知らないよバカ!」


咲はたいそうご立腹だ


「悪かったって、機嫌直せよ」


そう言って頭を撫でてやる


「ふーんだ」


完全にヘソを曲げてしまったらしい


「咲がかわいかったからさ」


「そ、そんな言葉なんて信じないんだからね!」


お姫様はご機嫌斜めらしい


「仕方ないな」


言葉だけでなく態度でも示してやらなきゃな


さりげなく足を広げて行くと咲の足も開かれる


鏡ごしに見るそこは先ほどの雫が垂れていた






「咲の胸また大きくなった?」


「……知らない」


「なんか少しだけど大きくなったように感じるぞ」


両手で包み込むように胸を撫でた感想だ


「わ、わかる?最近ブラがきつくなってきてさ!」


嬉々として語り始める咲


「ああ、そんな気がしたんだ」


残念ながら咲がいうほどではないと思うけどな……


「あとこっちも増えたんじゃないか?」


片方の指先で柔らかい陰毛を撫でてやる


「この前数えたら10本以上あったもんね!」


「おお……」


しかし割れ目を覆うには不十分だ


しっとりと雫が垂れて行くのが丸見えだ


「感じてるのか?」


「し、知らないもん……」


その言葉とは裏腹に声を抑えられなくなっている


2回目の絶頂を迎えたのは間も無くのことだった






「京ちゃんのえっち!」


ようやく人心地ついたらしい咲はご立腹だ


「咲が可愛かったからな」


「そ、そんな言葉に騙されないんだからね!」


「じゃあどうすればいいんだ?」


やおら立ち上がった咲


「……ぎゅっとして」


向かい合って俺に抱きついてきた咲


「ああ」


背中では安定しないのでお尻を支える形になる


揉みたい衝動を必死に堪える


「……私だって女の子なんだからね?」


「ああ、そうだな」


擦れる胸は確かに柔らかい


「京ちゃんは男の子だから硬いね」


「……そうだな」


結局密着したまま湯船に戻った俺たちはどちらともなく自らの手でお互いに絶頂へと導いたのだった




続く






今夜はここまでー

おやすみなさい





「ご予約ありがとうございます。皆様のお越し楽しみにしております」


事務的な対応


『申し出』を受けることを直接杏果さんに電話で伝えるとそう返事された


「閑無も来るらしいから楽しみにしててよ」


「そうなんですか?」


先ほどとはうってかわって砕けた口調になる


その方がありがたい


「そうそう、『あの写真』を再現してくれるかもねー」


「な”!?」


両手では数え切れないくらいお世話になっている写真が脳裏に浮かぶ


「その様子だとだいぶ活用してくれてるみたいだね」


そう言って楽しそうに笑う


否定できないのが悔しい


「じゃ、当日楽しみにしてるからねー」


「……はい」


楽しげな杏果さんにそう返事するのがやっとだ


その晩、夏のぶんも合わせて3回お世話になった


これが自己嫌悪ってやつか……






週末、牌のお姉さんの収録に向かう


「なんだか久しぶりな気がしますね」


「そうだな」


新幹線の隣に座る和の言葉に同意だ


「先週は大変でしたもんね」


「確かにまだ完全には俺自身信じられないもんなぁ」


雀竜王戦で優勝して長野代表に咲とともになった


インターハイ前の俺にこんなメールが来たらタチの悪い悪戯としか思わなかっただろう


「もう、少しは私たちの代表だって自覚持ってくださいよ」


「あ、ああ……」


とはいえそう言われてできれば苦労はしない


県大会自体は初めてではなかったが優勝ともなれば別だ


夢じゃないよな……?


そう思いほっぺたをつねってみたが痛かったので現実だろう






眠気と話がうまくまとまらないので寝ます

おやすみなさい




「お疲れ様です」


「ああ、お疲れ」


久しぶりの仕事だったがそつなくこなすあたりさすが和だ


俺がこうして一息ついている間に楽屋でシャワーを浴びている


俺を信頼してくれているのかは知らないが先ほどまで和を包んでいた衣装が置かれているのはある意味心臓に悪い


心臓以上に股間に悪いが……


「どうかしました?」


「な、なんでもない……」


シャワーを浴びたばかりでしっとりした和はグッとくるものがある


丁寧に畳まれた下着と相まってその魅力は天井知らずだ


「須賀くん?」


「……なんでもない」


キョトンとしている和


男にしかわからない苦しみってやつもあるんだよ……






「有名人ですね」


そう言って隣の和が笑っている


「情報早すぎだろ……」


スタッフさん達からのささやかなお祝い


「どうせなら特集番組を作ってあげようか?」


プロデューサーさんの言葉はありがたいが丁重にお断りした


あの騒動のせいでマスコミに追われるのはこりごりだ


「精一杯応援させてもらうよ」


俺が断ったのは残念がっていたがその言葉は素直に嬉しかった


スタッフさんたちだけのはずだったのに入れ替わり立ち代り人がきたせいで大規模だった気がする


「ま、本戦で首を洗って待ってな」


「迎撃!」


咏さん理沙さんたちのそんな言葉にハッと我に返った


浮かれてばかりもいられないもんな!






短いですがここまで

せっかく東京にいるんだから嘉帆さんに会わせたいと思ったり思わなかったり

ただイベントを増やしすぎて年内にスレを完結させられないのもどうかと思ったり

とりあえず少しずつでも更新していきたい所存ー


おやすみなさい




乙ー
嘉帆さんには是非会って欲しいな~(ゲス顔



「須賀くんはこの後何か予定はありますか?」


一段落ついた頃和に聞かれた


「いや、今日は特にないけど」


あとはホテルでのんびりするくらいだ


「でしたら少し付き合ってもらえませんか?」


「買い物でも行くのか?」


「ええ、そんな感じです」


「ああ、いいぜ」


ホテルでぼーっとするより和に付き合って少し街を歩く方がいいだろう


ましてや未だに受け入れきれない現実があるくらいだ


少しくらい気を抜いたってバチは当たらないはずだ


「ではよろしくお願いしますね」


「ああ、こちらこそ」


なんだか和とこうして二人で歩くのはかなり久しぶりな気がする


別に一緒に行動する機会がなかったわけではない


ただ


改めて二人でお出かけといえば少し照れてしまう


和の顔がほんのり紅潮しているように見えたのは寒さのせいだろうか?






「すっかりクリスマスムードですね」


「まあハロウィンの後から少しずつ始まってたもんな」


「ハロウィンですか……」


「……ミイラ女」


「あ、あれは忘れてください!」


久先輩の悪ノリで始まったハロウィンパーティ


要するに仮装パーティだ


「まさか本当に包帯だけでミイラ女になるなんてなぁ」


「あ、あれは私にアドバイスした人が悪かったんです!」


「わ、わかった……」


これ以上の追求は良くないだろう


包帯程度では隠しきれない体の曲線美


しっかり写真に収めて未だにお世話になっているのは内緒だ






「イルミネーション綺麗ですね」


「ああ、そうだな」


工夫を凝らしたイルミネーションが街を彩り人々を吸い寄せていく


そんな中和の希望するお店について行く


いわゆるファンシーショップというやつだ


「エトペンじゃなくても動物は好きなんだな」


「だって可愛いじゃないですか!」


うさぎのぬいぐるみを抱えていう和


そうしている和もぬいぐるみに負けず劣らず可愛い


店内を見渡してクマのぬいぐるみと目があったような気がした


「須賀くん?」


「な、なんでもない……」


ミサちゃんと来たことがある店だ


そういえばミサちゃんは元気だろうか?






特にこれといった目的があるわけでもないので必然的にウィンドウショッピングがメインになる


それでも色々なものに様々な反応を示す和を見ているのは楽しい


日もすっかり落ちてしまいイルミネーションが一段と映える


そんな視覚の変化以上に腹時計は正確だ


「そろそろ何か食べにいってホテルに行くか?」


「でしたら是非行ってみたいお店があるんですが付き合ってもらえますか?」


「ああ、いいぜ」


「すいません、お手洗いに行って来てもいいですか?」


「ああ、いいぜ」


スマホで時間を潰していると和が戻って来た


「お待ちしておりました、原村様」


「……は?」


和について行くと一台の黒塗りのベンツが止まっていた


どうみてもタクシーには見えない


「だ、大丈夫なのか……?」


運転手さんに聞こえないように小声で和に囁く


「ええ、大丈夫です」


落ち着いている和


そんな和とは対照的に街のイルミネーションが走馬灯にしか思えなかった……





「到着しました」


「ありがとうございます」


ドアを開けてくれた運転手さんにお礼を言ってさっさと降りてしまう和


車内に取り残されないように慌てて俺もそれに倣う


「ちょうどいいタイミングだったみたいね」


「急すぎるんですよ」


そう言って女性に呆れている和


どうやら和の知り合いみたいだ


「あ、牌のお兄さんの京太郎くんだ」


こんばんはと言って手を差し出してくる女性


「こ、こんばんは……」


たどたどしくなりながらも握手を交わす


「もう……少しは落ち着いてくださいよ」


「和の知り合い?」


恐る恐る尋ねる


「ほら、京太郎くんに自己紹介してください」


「はじめまして、和ちゃんのママの嘉帆です♪」


「は、はじめまして……」


和のお母さんか……


……なるほど


言われてみれば納得だ


「いいから行きますよ」


「待ってよ和ちゃん」


二人に慌ててついて行く


確かに二人は親子だろう


どこをみて信じたかは内緒だ






今夜はここまででー

これからのことはなんもかんも>>1をそそのかした>>108が悪い


おやすみなさい





知らなかった


こう言ったお店では注文はなく頃合いを見ながら着物の女性たちが料理を運んで来てくれる


時代劇でしか見たことがない一人用のお膳に見栄え鮮やかな料理が運ばれてくる


味も美味しいのだろうがあいにくよくわからない


嘉帆さんと和は親子の会話に夢中になっている


必然的に料理に神経を注ぐことになるがあまりうまく味わえていない


……同級生とその母親と食事を共にするってどんな状況だよ


顔は和に似ているのに着ている服は紺のパンツスーツ


いかにもキャリアウーマンだ


だけどその胸元は和以上に豊満で……


「もう、須賀くん、聞いていますか?」


「え?」


和の声に現実に戻される


「あらあら、和ちゃんのおっぱいに見とれちゃってたのかな?」


そう言って嘉帆さんがクスクス笑う


「い、いえ……」


「もう」


そう言って和も呆れたように笑う


見とれていたのは嘉帆さんの方だなんてとても言えないな……






「それにしても和ちゃんが彼氏を連れてくる日が来るなんてねえ」


嘉帆さんのセリフに和と同時にむせる


「あら、違うの?」


「違います!」


事実だけどそこまで否定しなくてもいいじゃないか……


「あら、残念、須賀くんならお母さんすぐにオーケー出してあげるのに」


嘘か本当かはわからない


ただ少なくとも冗談を言っているようには見えない


「須賀くんが告白を受けてくれてたら……」


「ふーん?ちょっとそのお話詳しくもらえるかしら」


「え、そ、それは……」


思わず言葉に詰まってしまう俺


「では須賀くんを好きになったきっかけから」


嬉々として語り始める和


先ほどと同じ親子の会話を聞いているのに先ほど以上に箸が進まないのはどうしてだろうな……






「なるほどねえ……」


興味深そうに娘の話に耳を傾けていた嘉帆さん


「世の中に和ちゃんの告白を断れる男の子がいるなんて思わなかったなー」


やたら視線が痛い



「全くです」


和も頷いている


「あ、あはは……」


頭が痛いのはデザートの柚子シャーベットのせいだけではないと思う


「それでどうして和ちゃんの告白を受けなかったのかなぁ?」


満面の笑みって人を殺せるんだな……


「私もぜひ聞きたいです」


和も真剣な視線だ


「えっと……」


どうやら誤魔化すことはできそうにない


素直な俺の本心をぶつけるべきだろう


大きく深呼吸をして心を落ち着ける


二人の視線が強くなった気がした


偽らざる俺の本心ってやつを話そう






「もちろん俺だって和のことが好きです」


満足げに頷く嘉帆さん


恥ずかしそうにはにかむ和


「麻雀に真剣に取り組んでいる姿も好きですしエトペンを抱えたり可愛いものを見てはしゃいだりしているところも好きです」


和は真っ赤な顔を覆ってしまっているがさらに続ける


「料理が得意なことも知っているし初心者の俺に一生懸命麻雀をわかりやすく教えてくれる優しさだって好きです」


止めようとする和を嘉帆さんが止める


「俺自身麻雀部に行く和に惹かれてなんとなくで入った麻雀部ですけど今は本当によかったと思います」


胸に惹かれてとは口が裂けても言えない


「こうして色々なきっかけになってくれた和には感謝してもしきれません」


「そ、それは……」


たどたどしく和が口を開く


「だからこそ、そんな和から告げられた思いをそのまま受け入れるんじゃなくて本当に好きって気持ちを俺から伝えたいんだ」


「は、はい……」


「そんな風に俺がなれるまで、待ってくれるか?」


「ふふ、振られても諦めきれないんですから今更どうってことありませんよ」


そう言って和がとびきりの笑顔を見せてくれる


「うん、よろしい」


そう言って笑った嘉帆さんの言葉にようやく胸をなでおろした






「和ちゃん寝ちゃったわね」


「すいません、俺の分まで出していただいて」


「元はと言えばちゃんと予定を合わせられなかった恵くんが悪いから気にしないでいいわ」


「はあ……」


「それに色々と面白い話も聞けたしね」


そう言ってウィンクをして来る


「できれば忘れてもらうわけには……」


「うん、それ無理♪」


「ですよね……」


「それにしても和ちゃん本当に気持ちよさそうね」


俺に体を預けている和の頭を撫でる


「ここまで和ちゃんが信頼してるなんてよっぽど須賀くんのことが好きなのね」


「あ、あはは……」


来た時と同じような黒塗りのベンツの後部座席に3人で座っている


とは言え行き先は違うけど


眠ってしまった和を起こさないように小声で嘉帆さんとたわいない話をしていると目的地の嘉帆さんのマンションに到着した






「いいんですか、ご飯だけじゃなくて泊めていただいて」


「ええ、こんな夜中に子供が出歩くのは良くないし何より……」


「何より?」


「須賀くんにはまだまだ聞きたいことがあるからね♪」


俺の背中で寝息を立てている和をソファーに下ろすと嘉帆さんがそんなことをいう


とは言えこれ以上嘉帆さんに話すようなことに心当たりはない


「例えばこれとかね」


そう言って封筒から1枚の紙を取り出す


「同じホテルに宿泊するのはわかるけどどうして同じ部屋なのかしら?」


「えと、それは……」


言葉に詰まってしまう


「ねえ、このバッジの意味を知ってるかしら?」


差し出したバッジを襟元につける


「いえ」


「秋霜烈日、秋の霜に烈しい日、厳しい検事の象徴なのよ」


「え?」


「さて、尋問を始めましょうか」


「はい……」


膝から頽れるように正座をしてしまう威圧感がそこにはあった……


俺……生きて帰れるのかな……







今夜はここまででー

>>1と嘉帆さんをなんだと思ってるんですか(プンスコ


おやすみなさい





「なるほどねえ」


『調書』を取り終えた嘉帆さんがしみじみ頷く


「そこまでしといてえっちしてないってどうなの?」


「あ、あはは……」


乾いた笑いしかできない


洗いざらい話した


お風呂での見せっこしたり洗いっこしたりから裸で一緒に寝たりまで根掘り葉掘りだ


「それにしても疲れたわね……」


伸びをしている嘉帆さん


和より大きな胸に思わず目を奪われてしまう


そんな俺を知ってか知らずかブラウスのボタンを外し始める


「か、嘉帆さん!?」


「さて、今度は実地検証といきましょうか」


そう言ってホックの外れたスーツが床に落ちる


上下お揃いの純白の下着は俺の股間をいきり立たせるには十分すぎた





「まずはこれからにしましょうか」


調書に目を通していた嘉帆さんが顔を上げる


「ほら、座って座って」


手を引かれてそのままソファに座る


そろそろ正座も限界が近かったのでありがたいと言えばありがたい


「うんしょ」


「か、嘉帆さん!?」


俺の足の間に腰を下ろしてもたれかかってくる


「うーん、快適快適」


そう言ってお尻を擦り付けてくる


薄布3枚では完全に遮ることは不可能なほどのボリュームがいきり立つ俺のリー棒を襲う


「ズボンの中なのに脈打ってるのがわかるわ」


もうゴールしてもいいよね……


そんな諦めの極地に至ろうとした時だ


「さて、実地検証始めましょうか」


「は……い……」


な、なんとか耐えたぞ……






「まずは後ろからおっぱいを揉んでもらいましょうか」


振り向きながら嘉帆さんがいう


「はい……」


文字通りマウントを取られている以上素直に従うしかない


決して視界に入るマウンテンにほだされたわけではない


「せっかくだからブラを外してもらえる?」


嘉帆さんの提案に無言で頷き生唾を呑み込む


緊張しながら胸を守る最後の番人を探すが見つからない


「え?」


背中側にあるはずのホックが見つからない


「ふふ、これフロントホックだから前にあるのよ」


「な、なるほど……」


恐る恐る手を前へと出していく


その手は嘉帆さんに導かれていく


「ね?」


「は、はい……」


豊満な胸のせいで手元は見えない


ただ指先は確かにホックの感触を捉え、両手にはずっしりとした重みがしっかりと伝わってきた






文字通り嘉帆さんの手を借りながらブラを外す


「上手にできました~」


バイーン


間違いなくそんな効果音とともに胸が露わになる


「形は悪いけど和ちゃんより大きいのよ?」


「な、なるほど……」


手に伝わる重みは和より確かに重い


重力に逆らえない褐色気味の乳首から見てもその大きさは明らかだ


軽く持ち上げようとしただけで吸い付いてくるような肌触り


間違いなく一級品以上の胸だ


その感触を必死に悟られないように小さな動きで堪能する


「ひとつゲームをしましょうか」


「ゲーム……ですか?」


「そう、私をおっぱいだけでイかせてくれたら尋問は終わりにするわ」


「もしもできなかったら……?」


恐る恐る尋ねる


「さーてね♪」


少なくともいい予感がしないのは確かだ


頑張らないとな……






今夜はここまででー


ルート分岐条件

とある条件を満たすと『快楽に耽る女検事』イベントが発生

さらにとある判定をクリアすると爆乳親娘丼イベントが発生


安価スレじゃないのでそんなイベントないですけどねー


おやすみなさい





とは言えこのままじっとしているわけにもいかない


人差し指で乳首を中心的に擦る


硬度を増しているらしい乳首は快感を俺に伝えてくれる


このままなら楽勝だな


そう思いさらに中指も混ぜてつまんだり挟んだり


さらに両手で思い切り鷲掴みにしてみたり


思いつく限り精一杯嘉帆さんの胸を責める


まさに吸い付いてくるような豊満な胸はいつまでも触っていられそうだ


「うーん、ダメね」


「え?」


思わず耳を疑う


「多分このままじゃ1時間経とうが2時間経とうが私をイカせることなんて絶対に無理よ」


「そ、そんな……」


そんなはずはない


「じゃあ試してみる?」


俺の両手を自らの秘所へと導く


「ね?全く濡れてないでしょ?」


柔らかい陰毛の茂みに守られた割れ目は確かに愛液を漏らしているようには思えない


なぜだ……


思考も動きもそこで完全に止まってしまった……






「ヒントをあげましょうか」


嘉帆さんの言葉で我に返る


「ぅんしょ」


体をこちらに向けてくる


膝の上に座っているせいで目の前に豊満な胸が現れている


「形が悪いのは勘弁してね?」


重力に抗い切れず垂れてしまった乳房


褐色がかった乳首


それを守ろうとする大き目の乳輪


まさに目と鼻の先にあるそれらは俺に劣情を催させるには十二分すぎた


嘉帆さんの言葉に返事ができないくらいだ


「じゃあ、続けましょうか」


「はい」


頷くが早いかむしゃぶりつき思い切り吸い付く


もう片方の乳首もしっかり指先でいじるのを忘れない


「うーん……やっぱりダメね」


上の口以上に下の口は俺が失格であることを雄弁に告げていた






何がいけないんだろう?


少なくとも俺の経験でこんなことになったことはない


もしかして嘉帆さんが特異体質なんじゃ……


「ヒントがいるみたいだね」


「ヒント?」


嘉帆さんの言葉を繰り返すと抱きしめられる


顔が柔らかい二つのクッションで完全に挟まれてしまう


「どうして人間に限らず動物はえっちをするんだと思う?」


「えっと……子孫を残すためですか?」


若干息苦しいが精一杯答える


「うん、そうだね」


この質問と答えに何の意味があるんだろう?


そんな疑問を吹き飛ばすほど素晴らしいクッションだ





「生殖行為は生き物の本能のはずなのにどうして避妊具なんて存在するのかしら?」


「……え?」


嘉帆さんの質問の意図がわからない


「だって避妊具なんて生殖行為に矛盾するものでしょ?」


「確かに……」


言われてみればそうだ


「知ってる?好きな人とするえっちって本当に気持ちいいのよ?」


「なるほど……」


本番はともかく嘉帆さんがいうことが事実だということは想像に難くない


「つまりね、避妊具って好きな人と安心してえっちするためじゃないかしら?純粋に楽しむためにね」


「なるほど……」


和という娘がいるからこそ嘉帆さんの言葉はまぎれもない真実なんだろう


「どうせえっちなことをするなら……一緒に気持ちよくなった方が気持ちいいと思わない?」


「はい」


「じゃあ、どうすれば『一緒に』気持ちよくなれるかを考えて見ましょうか?」


そう言って嘉帆さんが解放してくれる


「はい」


よし、頑張ろうか






嘉帆さんをじっくり見る


綺麗だな


それが率直な感想だった


そんな嘉帆さんに気持ちよくなってほしい


どうすれば気持ちよくなってもらえるだろうか?


『胸だけでイかせる』


そのせいで胸しか見えていなかった


それだけでは絶対にイかないのも納得だ


ゆっくりと手のひらで胸を包み込む


豊満な乳房は俺の手には到底収まりきらない


指先でつまむようにゆっくり揉んでいく


柔らかな乳房は俺の指を受け入れるように形を変えていく


ゆっくりとゆっくりと


丁寧に乳房を揉みしだいていく






「えっと……気持ちいいですか?」


恐る恐る嘉帆さんに尋ねる


「ええ、すごく気持ちいいわ」


ほんのりと紅潮した頬


ほのかに漏れる吐息


嘉帆さんの言葉は本当らしい


「でもこれだけじゃ飽きちゃうわよ?」


「はい」


左手を乳房から離して乳首を口に含む


決して乱暴にしないように


唇で挟むように先端を舌で愛撫する


嘉帆さんの顔は見えないが漏れ出る吐息が間違っていないことを告げる


「ぅん」


そんなくぐもった声とともに嘉帆さんが俺にもたれかかってくる


「おっぱいだけでイかされちゃった……♪」


耳元で嘉帆さんが囁く


「ね?」


茂みの中から確かに湧き水が滴っていた






ちょっとしたアンケートにご協力ください

今までのどっちにしてきたことで嘉帆さんに尋問されたいことがあれば書いてください

さすがに全てを書くわけにはいきませんが、可能な限り参考にします

ご協力よろしくお願いします





「ご褒美をあげなきゃね」


「ご褒美……ですか?」


「もう、私をおっぱいだけでイかせたらご褒美をあげるって言ったでしょ!」


「そ、そうでした……」


忘れかけていたなんて言えない


「それでご褒美なんだけど……」


視線を落としていく


そこにはパンパンに張った俺のテントがある


「えい!」


ファスナーを下げて瞬く間に俺のリー棒を露出させる


「おお……」


嘉帆さんがゴクリと息を飲み込む


「あ、あの……ジロジロ見られるのは恥ずかしいんですが……」


「じゃあこれでおあいこね」


そう言って白いショーツをずり下げると黒々とした茂みが露わになる


「えい」


「か、嘉帆さん!?」


「これがご褒美ね♪」


柔肉が俺のリー棒にピタリと張り付いた






「どう?気持ちいいかしら?」


「は……い……」


愛液が潤滑油となって二つをゆっくりと滑らかに擦り合わせていく


裏筋はショーツで擦られる


そして目の前で揺れる双丘


「すいません、嘉帆さん!」


謝ったのが先か誤ったのが先か


ほとんどあっという間に嘉帆さんのショーツに盛大にぶちまけてしまった


「気持ちよかった?」


「はい……」


絶え絶えの呼吸で答える


それに気を良くしたのか楽しそうにショーツを脱ぐ嘉帆さん


「こんなに濃いの出されちゃったら妊娠しちゃうかもね♪」


そう言って指先で掬い取り舐めとる


「ふふ、また大きくなったわね♪」


……仕方ないじゃないか、男だもの






アンケートにご協力いただいた皆さんありがとうございました

可能な限り反映させようと思います


おやすみなさい





「見て、お尻の方にまで着いちゃった♪」


向いのソファに腰掛け大きく膝を立て脚を開く嘉帆さん


ショーツの中での暴発が生々しい痕跡を残していた


「綺麗な一本筋でしょ?」


「え、ええ……」


文字通りの一本筋の両脇をしっかりとした隠毛が覆っている


もっともその茂みには雪が積もっているが「


「恵くんがあまりしてくれないから」


そう言って笑う嘉帆さん


「あ、あはは……」


夫婦の営みの話をされてもどう返せばいいんだよ……


「でも笑い事じゃないわよ?」


「え?」


「例えば……座薬を入れる時別の穴に入れたりしてないわよね?」


格好はあれだが視線の鋭さは職業柄なのだろうか?


なんとなく目をそらしてしまう


「少しお勉強が必要みたいね?」


そう言って手招きする嘉帆さん


ただただ吸い寄せられ頽れるようにへたり込んだ





年内の更新予定です

27日までにこのエピソードを終わらせて年明けから島根編こと最終章をスタート

そして年度末をめどにこのスレの完結予定です

一応大筋が出来ているのであとはどう繋ぐかです


おやすみなさい





「恵くん以外の人に見られるのは流石に恥ずかしいわね……」


そうぼやきつつ自らの秘裂を指先で広げる嘉帆さん


茂みの上にはうっすらと白濁した雪が積もっている


白魚のような細指とは同じ色のはずなのにどうしてこうも印象が違うのだろうか


褐色に近い乳首とは違い秘裂の中は綺麗なピンク色だ





「だったらやめませんか?」


そう言い出すことはできそうにない


言いたくないって方が正確かもしれないけど……


「えっと……こっちはおちんちんを入れるところで座薬を入れるところじゃないからね?」


「……はい」


実際にやったことのある俺には刺さる言葉だ


「じゃあ練習しましょうか」


「練習……ですか?」


「と言っても座薬を入れる練習じゃないからね?」


「……はい」


嬉しいようなそうでないような……






「じゃあゆっくりね?」


嘉帆さんに導かれながらゆっくりと人差し指を挿入していく


「思ったより奥まで入っちゃった♪」


楽しそうな嘉帆さん


かたや俺は絡みついてくる膣圧に必死に耐えていた


……指ですらこれなら本物ならどうなるんだよ


「指先にザラザラしたところがあるのがわかる?」


「え、ええ……」


「そこが女の子の一番敏感なところだから優しく撫でみて」


「わ、わかりました……」


おそるおそる指先でそこをこする


「じょ、上手よ!」


あれほどだった嘉帆さんが口の端によだれを垂らしながら快楽に覚えている


そしてびくりと痙攣したように体を震わせた


「だ、大丈夫ですか……?」


「ふふ。Gスポットでイかされちゃった……」


肩で息をしながら満足そうに嘉帆さんが微笑んだ






「そろそろ寝たふりやめたら、和ちゃん」


「え?」


嘉帆さんの言葉に振り向くと和の体がびくりと震える


寝たふりかどうかははっきりとはわからない


「ふーん……」


嘉帆さんが不敵な笑みを浮かべている


「京太郎くん、少し手伝ってくれるかしら?」


「手伝いですか?」


どういうことだろう?


「嘘をつく悪い子にはお仕置きをしなくちゃね♪」


「はあ……」


楽しげな嘉帆さん


どうやら俺に拒否権はないらしい


お仕置きされるらしい和の体が震えているように見えるのは気のせいだろうか?


「さて、始めましょうか♪」


そう言うが早いか嘉帆さんは娘の手をタオルで縛っていた






「あの、どうして和を縛ったんですか?」


「お仕置きのためよ」


「お仕置きのためですか?」


「ええ、まずは……」


服をめくり上げていく


ヘソの後淡いピンクのブラがあらわになる


「ふふ、かわいいブラね」


そう言って和を見つめる眼差しはまさしく親のそれだ


とてもこれからお仕置きをするようには見えない


「えい♪」


そう言ってブラを捲り上げる


「あらあら♪」


娘の胸を見て心底楽しそうにしている母親


俺にはどうすることもできない


それでも和は必死にこらえている


朱に染まる頬がとてもグッとくる


……もう少し見ていよう






「じゃあ、京太郎くんの出番ね」


「え?」


俺の出番なんて全くないはずだ


「和ちゃんをおっぱいで気持ちよくしてあげて」


そう言って和の胸を持ち上げる


勃起していることが乳首はさくらんぼみたいで美味しそうだ


「さっき私としたことをちゃんと活かさないとダメよ?」


「わ、わかりました……」


和の隣に座り乳輪に沿って何度も円を書いていく


眠っているはずの和の呼吸が荒くなったのに手応えを覚える


そのまま乳首を舌先と指先で愛撫していく


ゆっくりとじっくりと


俺自身も味わうように和の乳首を責める


そして、全身を痙攣させながら和が絶頂に達してしまったらしい


「はい、合格♪」


そう言って嘉帆さんが俺たちの頭を撫でてくれた


和はまだ起きていないらしい






「まだ続けましょうか♪」


楽しげな嘉帆さん


和のスカートをめくり上げる


「ふふ、かわいいパンツね」


ブラとお揃いのショーツにご満悦みたいだ


「でもどうしてここだけ色が違うのかしら?」


わざとらしく湿っているそこを愛撫する


「あらあら、和ちゃんたら高校生にもなっておもらししちゃったのかしら?」


和の頬はピンクを通り越して耳まで真っ赤だ


それでもまだ寝ているらしい


「脱がしてあげてくれるかしら?」


そういって俺に微笑みかけてくる


「わ、わかりました……」


ここは嘉帆さんの言葉に素直に従うとしよう





和の足をソファーの上に持ち上げる


目の前に湿って色の変わったそこが来る


嘉帆さんの方を見ると急かすような視線を送ってくる


そこにコクリと頷き和のショーツに両手をかける


ゆっくりと立てた膝に向けて引き上げていく


「和ちゃんたらビショビショじゃない」


肉厚な恥丘は湧き水が滴っている


その湧き水は茂みを照らしかなり蠱惑的だ


「クリちゃんも大きくなってるみたいね」


そう言って指先で愛撫している


その度に滴る愛液は俺の股間にかなり悪い


「あらあら大変、綺麗にしてあげなきゃね」


「……え?」


「ちゃんと綺麗に舐めとってあげてよね?」


「……はい」


内心ガッツポーズしたのは内緒だ






和の股間に向き合う


ショーツの間に頭を入れているせいではたから見れば完全な不審者だろう


ほんのり酸っぱいような匂いが鼻を突く


それを不快には思わないのだから不思議だ


「デリケートだから優しくしてあげてね?」


娘を思う母親の気遣いだ


「はい」


嘉帆さんの言葉に頷く


和とこんなことをするのは初めてではない


だけど改めて向き合うと妙に緊張してしまう


とはいえ俺の理性にも限界がある


和に口づけするように俺の唇を重ねる


「……ひゃう!?」


そんな声が聞こえた


そんな声をかき消すかのようにピチャピチャと卑猥な水音を伴いながら舌で愛撫していく


和の喘ぎ声が耳に心地よい


「だ、ダメです!」


そんな和の悲痛な叫び声とともに噴水が俺の顔を襲った





「おはよう、和ちゃん」


「お、おはようございます……」


肩で呼吸しながら絶え絶えの呼吸で答える


胸のせいで顔が見えないが呼吸のたびに揺れてとてもエロい


「あらあら、和ちゃんのおしっこで京太郎くんの顔ビショビショじゃない」


そう言ってハンカチで拭いてくれる


「ち、違います!」


和が必死に否定している


「じゃあなんなの?」


満面の笑みを浮かべている嘉帆さん


「そ、それはその……えと……」


真っ赤なまま答えに困ってしまう


さらに追い討ちをかけるように俺の頬を舐める嘉帆さん


「「な!?」」


和とはもってしまう


「しょっぱいけどやっぱりおしっこじゃない?」


「ち、違います!」


こうして慌てている和は新鮮でとてもかわいい






「みんなでお風呂に入りましょうか」


「そうですね」


嘉帆さんの言葉に頷く


ブラウスを羽織っただけの嘉帆さん


手を縛られてブラとショーツを捲り上げられた和


いきり立たせたリー棒を露出させた俺


完全な変質者集団だ


「じゃあ和ちゃんを脱がせてあげてくれる?」


「あの……その前に解いてもらえませんか……?」


「ダーメ♪」


どうやらお仕置きは継続中らしい


「あの……お手洗いに行きたいので……」


和が恥ずかしそうに告げる


「あらあら、それは大変」


とてもそうは見えないのはなぜだろう






「じゃあまずはヌギヌギさせてあげなきゃね♪」


嘉帆さんに言われるがままにまずは膝にかかっていたショーツを抜き取る


「スカートもいきましょうか」


「や、やめてください……」


和が懇願してくる


「ほら、京太郎くん」


嘉帆さんから圧力がかけられる


「ごめん、和……」


嘉帆さんには逆らえない


ホックを外して一気にスカートをずり下げて抜き取る


「見ないでください……」


下半身には膝上まで覆う靴下だけになった和


「じゃあ、和ちゃんを抱えてあげてくれる?」


「はい」


両手を縛られ抵抗できない和の膝に手を入れて持ち上げる


必然的に足を広げられることになってしまう


「さて、お風呂に行きましょうか♪」





ごめんなさい

終わりそうにないので今夜完結予定にさせてください


おやすみなさい





「あの……」


和がおずおずと口を開く


「どうかしたの、和ちゃん?」


「そのカメラはなんですか……?」


「大丈夫よ!」


そういって親指を突き出す嘉帆さん


「大丈夫じゃありません!」


精一杯抵抗する和


鏡ごしに大きく足を広げた自らの姿が映し出されているのだ


しかし両手を縛られているせいで隠すことができない


「せっかくだしお手伝いしてあげなきゃね♪」


「え?」


俺のリー棒に手を添えた嘉帆さん


「こ、擦らないでください!」


先端で和の下の唇を撫でていく


和だけでなく俺もかなりきつい


「見ないでください……」


俺の暴発より先にリー棒を温かいものが伝っていった






「うん、バッチリね♪」


ご満悦の嘉帆さん


「もうお嫁に行けないです……」


今にも泣き出しそうな和


「あ、あはは……」


乾いた笑いしか出ない和


風呂場という狭い部屋はまさしく地獄というにふさわしい状態だ


「ほらほら、泣かないの」


未だに俺に抱えられている娘の頭を撫でている


「じゃあおあいこにしましょうか」


そういって和の腕を解放する


「京太郎くん、私もお願いできる?」


嘉帆さんの言葉に和も俺も困惑している


「ほらほら」


「わ、わかりました……」


嘉帆さんに促されるがままに和にしたように抱えあげる


「はい、どうぞ」


カメラを和に手渡す嘉帆さん


「……」


のと”か は こんらん している▼





「こっちがおしっこの出る穴でこっちがおちんちんを入れる穴よ」


両手で自らの一本筋を開き解説してくれる嘉帆さん


どうやら和も撮影はすることに決めたみたいだ


「ちなみに和ちゃんが産まれたのもここよ」


「い、言わなくていいです!」


下半身に靴下しか着けていない和が赤面する


「ぅん……」


そんな艶っぽい声とともに『おしっこの出る穴』から最初の一雫が垂れる


やがて水滴は水流というにふさわしい勢いで床へと流れていく


それで床に落ちきらなかったものは嘉帆さんのスジを伝って俺のリー棒へと伝わってくる


その水流もやがて雫へと戻りそして止まってしまった


「いっぱい出ちゃった……♪」


そんな声に、冷えていたせいで我慢できなかったのか俺のリー棒からも透明な噴水が迸った……






「いやー、男の子のおしっこってそんな風に出るんだねー」


心底楽しそうな嘉帆さん


「…………」


口をパクパクさせているだけの和


「あ、あはは……」


乾いた笑いしか出ない俺


お風呂場という地獄にアンモニア臭も加わった


「せっかくだしこのままお風呂にしましょうか」


嘉帆さんの提案に和とともに頷く


ちょうどお風呂もたまる頃だ


「じゃあ和ちゃんを脱がせてあげてね」


「え?」


嘉帆さんのお願いに戸惑ってしまう


「お願いできますか……?」


か細い声に上目遣いでいう和


「わ、わかった……」


かわいすぎだろ、こんなの






捲り上げたセーターを万歳をしている和から抜き取る


残りはブラと靴下だけだ


「ブラも外すぞ?」


「お願いします……」


そんな俺たちになぜかカメラが向けられている


和を抱きしめるようにして背中のホックを外す


ある意味慣れた作業だ


伸ばしてもらった手からピンクのブラを抜き取ると立派な胸が露わになる


「やっぱり形は和ちゃんの方がいいわねー」


嘉帆さんが自分のと見比べているが俺にとってはどちらも素晴らしいものだ


「じゃあ京太郎くんも脱がせてあげなきゃね」


「……え?」


自分でやるとは言えない二人の視線


「お、お願いします……」


全裸にブラウスを羽織っただけの嘉帆さん


全裸に膝上まで靴下を履いただけの和


そんなまぎれもない二人の痴女によって俺は全裸にされてしまった


そんな状況なのにいきり立つマイリー棒


もうお婿に行けない……






「ねえねえ、和ちゃん」


嘉帆さんが和に何か耳打ちしている


「そ、そんなのダメです!」


「じゃあママだけでやっちゃおうかな♪」


「そ、それもダメです!」


「じゃあせっかくなら……ね?」


「……わかりました」


和が不承不承といった様子で頷く


何が決まったんだろう?


とは言え俺には見守るしかできない


「じゃあこれお願いね」


「は、はい?」


嘉帆さんに差し出されたカメラを受け取る


何か撮影しろということだろうか?





「じゃあまずは……」


浴槽の縁に並んで腰掛ける二人


両腕を胸の下で組んで持ち上げている


ただでさえ大きな乳房がさらに強調されている


「和ちゃん、笑って笑って」


「こ、こうですか……?」


ぎこちない微笑みを浮かべる和


ここがシャッターチャンスだろう


「どうですか?」


撮影した写真を二人に見せる


「うん、バッチリね」


ご満悦の嘉帆さん


「どうしてこんな……」


恥じらいマックスの和


二人の反応はそれぞれ違う


ただ一つだけ言えること


とても素晴らしいってことだ





「じゃあまだまだ行くわよ」


「「え?」」


嘉帆さんの提案に二人揃って驚く和と俺


とはいえ二人とも嘉帆さんには逆らえない


嘉帆さんに言われるがままに和もポーズをとりそれを俺が撮影していく


二人で抱き合って胸を押しつぶすようなポーズ


お互いの胸を鷲掴みしあったポーズ


嘉帆さんの胸にむしゃぶりつく和


片手で胸を、片手で股間を隠そうにも隠し切れていないポーズ


などなどなど


「じゃあ最後はこれね」


足を開いて浴槽に腰掛け片手で目を隠し片手で自らの秘裂を広げるポーズ



「おお……」


思わずそんな声が漏れてしまう


それほどまでに背徳感がやばい


「じゃあ終了ね♪」


ブラウスを羽織っただけの母親


膝上まである靴下を履いただけの娘


そして全裸のカメラマン


そんな変質者たちの撮影会が無事終了した






「じゃあカメラマンさんにご褒美をあげましょうか」


「ご褒美ですか?」


ここまでも十分すぎるほどのご褒美なのにこれ以上があるというのだろうが?


「そろそろおちんちんも限界でしょ?」


そういって二人の視線がいきり立つマイリー棒へと向けられる


「せっかくだから和ちゃんと二人で気持ちよくしてあげましょうか」


「い、いえ流石にそれは……」


「いえ、任せてください」


立ち上がった二人と入れ替わるように浴槽に腰掛けさせられる


友人とその母親にしてもらうなんてそれなんてエロゲ


とはいえ完全に拒否しているわけではない


実際一回したとはいえ限界が近いのはまぎれもない事実だしな


ここは素直に甘えた方がいいだろう





「じゃあまずはお口からね」


そういってリー棒の横に唇を軽く当てる


それに倣うかのように和も反対側にそうしてくれる


それだけでも暴発しそうになるのを必死にこらえた


ゆっくりと舌先で根元から先端へ舐め上げていく二人


速さが違うせいで刺激が自分で扱くのとは大きく違う


元々限界が近かったせいであっという間に果ててしまった


「すいません……」


俺の白濁液に顔を汚してしまった二人に謝る


「さっきもしたのにまだまだ元気ね~」


「ふーん……」


楽しそうな嘉帆さんとは対照的にご機嫌斜めな和


何か気に触るようなことをしてしまっただろうか?




「でもまだまだいけるわよね?」


「ええ、まあ……」


お腹にくっつきそうなくらい大きく屹立している俺のリー棒


「じゃあ今度はおっぱいでしましょうね」


そういって二人の胸にすっぽり包まれてしまう


辛うじて先端が顔を出しているくらいだ


「せっかくだし乳首でしてあげましょう」


「「え?」」


和と声が重なる


「こんな風にね?」


「おう……!」


思わず声が漏れてしまった


「ね?気持ちいいでしょ?」


「は、はい……」


それを見て和も嘉帆さんに倣う


硬く勃起した乳首は舌先とは違う


何より視覚的効果がかなり強い


結局、瞬く間に二人の深い谷間に精液溜まりを作ってしまった……


俺ってこんなに早かったっけ……?





「じゃあそろそろお風呂にしましょう」


「は……い……」


絶え絶えの呼吸で頷く


射精の快感がこれほどまでとは全く思わなかった


「ほら、座って座って」


今度は椅子へと座らされる


「せっかくだしおっぱいで背中を流してあげましょう」


そういって後ろから抱きついて背中に押し付けた胸をスライドさせている


「わ、私だってできます!」


和も対抗するように俺に前から抱きついて体を動かしている


二人の爆乳が体を撫でていく感覚


乳首と乳房のギャップがかなり気持ちいい


三回抜いてなかったらやばかったな……


二人のため息が喘ぎ声に変わり始めた頃、なんとか無事に終わった……





「ねえねえ、京太郎くん?」


耳元で嘉帆さんが囁く


「は、はい……?」


「和ちゃんを気持ちよくしてあげてくれない?」


「えっと……どういうことでしょう?」


嘉帆さんに言われるがままに仰向けになる


「ほら和ちゃんも恥ずかしがらないの」


「うう……」


和は耳まで真っ赤だ


「……え?」


お互いの股間が密着するようにしゃがみ込んできた和


様々な液体のせいでぴったりと密着してしまう


クチュリという水音は静かな浴室にとても心地よく響いた





「ほらほら、手を繋いで繋いで」


言われるがままに手を伸ばすと和も伸ばしてくれて繋いでくれた


それ以上のことをしてきたはずなのに手を繋ぐという行為はなぜかとても気恥ずかしかった


「ほら、和ちゃん、動いて動いて」


「は、恥ずかしいです……」


俺の裏筋に自らの最も敏感な股間を擦り付けるように前後運動をゆっくりとしていく和


その度にクチュリクチュリという卑猥な水音が浴室に響く


「ほら頑張れ♪頑張れ♪」


最初こそたどたどしかった和の動きも徐々にスムースになっている


それに比例するように胸の揺れも大きくなっている


「き、気持ちいい……ですか……?」


「あ、ああ……」


お互いに呼吸は乱れしまっている


「わ、私そろそろ……」


「お、俺もだ……!」


最後の頑張りとばかりに腰をピストンさせる和


股間の二本の噴水とともに二人とも盛大に果ててしまった……






「イってしまいましたね……」


「ああ……」


力尽きて俺にのしかかっている和


重いというより柔らかいというのが素直な感想だ


乱れた呼吸のたびに乳首が擦れて気持ちいい


気がつけばどちらともなく唇を重ねていた


そしてそれだけでは飽き足らずお互いの舌、さらに口内を凌辱し合う


「「……プハ!」」


お互いに呼吸が苦しくなって離す


それでも繋いだ手は離していないのだから不思議なものだ


「いやあ、いいものが撮れたわ~」


嘉帆さんも満足らしい


『恥ずかしい』


そんな感情より


『気持ちいい』


そんな感想がお互いに上回っていた






「さて、そろそろお風呂に入りましょうか」


「「ダメです」」


「え?」


俺たちの返答に嘉帆さんは戸惑っているらしい


「せっかくだから嘉帆さんも気持ちよくなってください」


「わ、私は大丈夫よ……」


「いいえ、私たちと同じ目にあってもらいます」


「ま、待って……」


壁に追い詰められてへたり込んだ嘉帆さん


その胸を片方ずつ思い思いに攻める和と俺


さらに先ほどの下半身の責め方の練習も活かす


「い、イク……!」


そんな余裕のない甲高い喘ぎ声とともに潮を吹きながら嘉帆さんは絶頂に達してしまった


肩で息をしている嘉帆さんを見て和とハイタッチをしたのは何よりの勝利宣言だ





「もう……潮まで噴いちゃったのなんて何年ぶりよ……」


口ではそう言いつつも満更ではなさそうなので嘉帆さん


「でもすごく気持ちよかったです……」


頬を染める和


「疲れましたけどね……」


流石に立て続けの四回はきいた


「まあ溜め込みすぎて破裂させるより適度に発散させたほうが絶対いいわよ」


「確かに……」


「そうですね」


嘉帆さんの言葉には同意だ


手段はともかくな……


そんな和やかな会話の後、三人でベッドで一緒に寝た


二人に両サイドから抱きつかれるというのはなかなかぐっとくるものがあった


「じゃあ、また来てね」


「ええ」


翌朝、朝ごはんに親子丼を食べてから嘉帆さんと別れた


「……私だけでもちゃんと気持ちよくしてくださいね?」


ちょっと拗ねた和はとてもかわいかった……




続く






あれこれ詰め込んだら思った以上に長くなりました

タワシ洗いとかもありましたまた別の機会にでも



年内の更新はこれでラストです

今年一年お付き合いいただきありがとうございました

自分で決めた期限も守れなくてすいませんでした

年明けは最終章島根編から始めます

だいぶ終盤に差し掛かって来ましたが、後少しお付き合いいただけると幸いです



今日は餅つきの残りとか奉納神楽とかあるのでこの辺りで

おやすみなさい

良いお年を



乙です、えっちかった・・・
最終章も楽しみです

乙です
一年お疲れ様でした。この親子丼の写真が島根のエロ仲居にバレて温泉でこれ以上の事するんだろうなきっと



仕事を無事に終え、師匠達に稽古をつけてもらっての帰宅


「これ、母からです」


そういって渡された封筒はズシリと重い


中身を確かめてみると写真とDVDらしい


「これってもしかして……」


昨夜のことが頭を過る


「その……恥ずかしいので誰にも見せないでくださいね……?」


耳まで真っ赤にしていう和


十中八九中身は予想通りだろう


そして中身が『例のブツ』であるならばなおさら人のいるここで開けるわけには行かないだろう


「わ、わかった……」


新幹線の中で中身を想像しながら興奮するのを必死にこらえる


家に帰って俺がそれを早速使ったのは言うまでもない


片手で足りないほどにそれを使った後、泥のようにベッドで眠ったのだった……






翌日、部活を終え帰宅すると見慣れない靴が玄関にあった


「ただいま」


そういってリビングに入ると珍しく父さんも母さんもいた


だけどそれ以上に驚いたのは……


「おかえりなさい、京太郎くん」


「杏果さん!?」


なぜか島根にいるはずの杏果さんがリビングで父さん達に向かい合うように座っている


「こらこら、ちゃんと挨拶しなさい」


「こ、こんにちは」


父さんに促されて慌てて挨拶する


「ところでどうして杏果さんがここにいるんですか?」


「少しの間とはいえ働いてもらうんだから色々とご両親に許可をいただいたり説明しないといけないことがあるからね」


「そ、そうですか……」


確かにテーブルの上には契約書らしき書類がある


「ということでほら、着替えてきなさい」


「う、うん……」


父さんに言われて慌てて部屋で着替えてリビングに戻ってきた






専門的なことはともかく、日程的なことを確認する


「じゃあ大会の四日前にうちに来て、翌日から二日間だけ旅館でお手伝いしてね」


「わかりました」


咲は、二日前に、他のみんなは前日に旅館に来るらしい


ちなみに島根に着いたら旅館から杏果さんが迎えに来てくれるそうだ


「じゃあ、島根に来るの楽しみにしてるね」


そういって新幹線の時間もあるという杏果さんを父さん達が送って行くので留守番することになった


泊まっていくよう勧めたがどうしても今日中に東京に行かなければならない用事があるらしい


「ふぅ……」


部屋に戻って一息つく


課題に取り掛かろうとしたがどうも身が入らない


こんな時は……


昨日もお世話になった封筒を開けると、昨日はなかったはずの紙に気づいた


『楽しみに待ってるからね  杏果』


シンプルな手紙


だけどそのまま俺は膝から崩れ落ちてしまったのだった


ちゃんと隠してさえいれば……



そんな昨日の自分を呪いつつもただただうなだれるしかできなかった……



続く






あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします

今回に関してはなんもかんも>>202さんが悪い

杏果さんをエロ仲居だなんてひどい風評被害ですね!


おやすみなさい



乙だけど
京ちゃんの住んでる地域から新幹線の駅(長野・佐久平・豊橋)まで
どんなに急いでも3時間半以上かかるから東京に行くには
アニメのように岡谷で特急あずさに乗り換えか
町内にBSがある高速バスで上京するのが現実的だと思います



眠気がやばいので今夜の更新はなしにさせてください

>>208
ご指摘ありがとうございます
完全に>>1の調査不足です
ご都合主義ということでご容赦いただけるとありがたいです
お礼になるかはわかりませんが何かリクエストがあればどうぞ


雀竜王戦の日程についてちょこっと話しておきます

京ちゃんが島根入りするのは大会の四日前です

そこから二日間杏果さんの旅館のお手伝いをします

咲ちゃん達他の部員や京ちゃんの両親達は前日島根入りの予定です

初日は開会式と組み合わせ抽選会とちょっとした懇親会があります

そこから二日かけて男子一人、女子二人を選び雀竜王に挑戦する人を決めます

男子が一人なのは現雀竜王が男性だからです

予選は全国の代表とプロのシードを合わせて男女それぞれ64名で半荘2回の上位2名の勝ち抜けです

1日目に男女別にそれぞれ上位32人を、2日目に雀竜王への挑戦者を決定します

決勝戦はルールが変わりますが、それは話の中で説明します

大まかな流れはこんな感じです

何か質問やおかしなところがあれば指摘していただけるとありがたいです


おやすみなさい



>>211
エロなしでもいいから曖奈さんか由暉子登場させられますかね?

毎回楽しんで読んでますがお体や生活に無理が行かない範囲で頑張って下さい



更新が滞っていてすいません

身の回りで複数不幸が続いていてちょっと書く気になれません

気分転換のため今月いっぱい休ませてください

>>213
了解です
曖奈なら複数とですが混浴というのも一つの手ですね


失礼します




「じゃあ、行ってらっしゃい」


「稲村さんにもよろしくね?」


「うん」


学校的には冬休み初日


俺は朝から父さんたちに連れられて長野駅に来ている


目的の東京行きかがやきまではあと20分くらいだ


流石にここまで遠いということで咲やみんなの見送りは断った


別にずっと会えないってわけじゃないしな


「荷物失くしたり忘れたりしちゃダメよ?」


「お金もしっかりな」


そんな父さんたちの言葉に頷く


例年以上の積雪ということでホームは寒い


そんな中でも新幹線に乗るまで見送ってくれる父さんたちには感謝だ


寒かったホームとは打って変わって車内は暖かい


東京、岡山と乗り換えて行く間に、まだ昇っていなかった日はすっかりと沈んでしまっていた


「いらっしゃい」


「お世話になります」


わざわざホームまで出迎えに来てくれていた杏果さんに母さんからの手土産を渡すと車に乗るように促される


「お腹も空いただろうしまずはご飯にしよっか」


「はい」


日の出から日の入り以上の移動は想像以上に体力を使っていたらしい


杏果さんの提案に頷いた






「えっと俺の部屋は……」


「こっちだよ」


先導する杏果さんの後に続く


旅館というだけでワクワクしてしまう


あの時も泊まったおかげで否が応でも期待が高まる


「はい、どうぞ」


「……え?」


杏果さんの案内してくれた部屋


「ここですか……?」


以前泊まった部屋とは印象のかなり違う


少なくとも日本旅館の客間にはベッドはないだろう


「うん、私の部屋だよ」


「……え?」


どういうことだ?


「雪のせいで帰るに帰れないお客さんを放り出すわけにはいかないでしょ?」


「え、ええ……」


「だから今夜だけここか暖房のない蔵で我慢してくれないかな?」


「わ、わかりました……」


二者択一に見えて実は一択でしかない質問


「じゃあ晩御飯持ってくるから待ってて」


そう言って言ってしまう杏果さん


持って来たボストンバッグを下ろしただただ座るしかできなかった






「「ごちそうさまでした」」


二人で手を合わせる


「どうだった、うちの自慢のブリづくし御膳は?」


「めちゃくちゃ美味しかったです」


ブリの炊き込みご飯


柔らかい大根とともに煮たブリ大根


ブリの旨みを凝縮したあら汁


そして脂のノリの素晴らしい刺身


さらに着物姿の美人若女将と差し向かいなのだ


これがまずいわけがないだろう


「こっちの方ではマグロよりブリの方が好きっていう人が多いくらいだし年末のブリはまさに旬だしね」


「なるほど……」


「もちろんうちの料理人の腕もあるけどね」


「そ、そうですね」


杏果さんの言葉に偽りなし


炊き込みご飯もあら汁も二回ずつお代わりしたもんな


おかげでお腹いっぱいだ


「じゃあお風呂の前にちょっと打ち合わせしよっか」


「はい」





「明日は今いるお客様も帰ることができると思うからその見送りから手伝ってもらえるかな?」


「はい」


「そのあと来るお客様の接待をお願いしたいの」


「何の経験もないけど大丈夫なんですか?」


「むしろ京太郎くんじゃないとダメかな」


「はあ……」


どういうことだろう?


「ちなみに麻雀の時間もちゃんとあるから安心してね」


「え?」


「負けて宣伝にならなかったら困るからね!」


「な、なるほど……」


思った以上にしたたかでシビアらしい


「でも今日は疲れただろうし温泉でゆっくり疲れをとって明日から頑張ろうね」


「はい」


「ちなみに入浴時間は終わってるから男湯は京太郎くんの貸切だよ」


「おお……」


あの温泉を俺だけの貸切か……


否が応でもテンションが上がる


仕事に戻ってしまった杏果さんと別れると逸る気持ちを必死にこらえながら温泉に向かった






脱衣所で服を脱ぎ捨てタオルだけつかんで温泉に向かう


「おお!」


思わずそんな声が漏れる


あの時とは違い舞う小雪や積もった白雪が幻想的だ


立ち上る湯気がそれに拍車をかける


そんな空間を俺が独占しているのだ


今すぐにでも飛び込みたいがそんな思いをこらえて体を洗うことにする


「えっとシャンプーは……」


「はい、どうぞ」


そう言って差し出されたシャンプーを受け取る


「ありがとござい……え?」


「お背中お流ししますよ、お客様」


「え?え?」


白い襦袢に身を包んだ杏果さんが微笑んでいた


「ほらほら、座って座って」


「は、はい……」


言われるがままに座ってしまう


「それでは……たっぷり気持ちよくしてさしあげますね♪」


鏡越しの杏果さんは心底楽しそうな笑みをたたえていた




続く





いつまでも塞ぎごんではいられませんね

次回お風呂やさん(意味深)


おやすみなさい





「御髪から洗っていきますね」


「は、はい……」


椅子に座った俺の後ろに確かに襦袢だけを身に纏った杏果さんがいる


全裸だけでなくそれ以上の痴態も見たがこれはこれでそそられる


「シャンプーするので目を閉じててくださいね」


両手にシャンプーを泡立てている杏果さんの言葉に頷き目を閉じた


「痒いところがあれば言ってくださいね~」


間延びした言葉とともに頭が撫でられる


普段することはあってもされることはあまりないから妙に新鮮に思う


背中に時折擦れる襦袢が密着具合を目で見る以上に雄弁に伝えてくる


髪の毛だけでなく耳の裏側や首筋まで柔らかい手で優しく洗ってくれる


「流しますね~」


そういってゆっくりとシャンプーがシャワーとともに流れていく


疲れもあってかこのまま眠ってしまいそうだ






シャンプーが流れた後の髪の毛に優しくリンスしてくれる


「そういえば一つ相談なんだけど」


「相談……ですか?」


俺が答えられるような相談だろうか?


「背中を流してあげようと思うんだけど……」



「え、ええ……」


思っていたのとは違う相談だ


「何で洗ってほしい?」


「……え?」


どういうことだろう


「タオル?手?そ・れ・と・も……」


そう言って耳元に息を吹きかけてくる


「おっぱい?」


「な”!?」


「決まりみたいだね」


言葉とは裏腹に勢いよく勃ち上がったそこをタオル越しに撫でた


……いいじゃないか、男だもの






「でも背中の前にこっちからだね」


そういって太ももにかけられたタオルを取ってしまう


俺の身を守る唯一の装甲は瞬く間に破られてしまう


「前見たときより大きくなった……?」


四つん這いになり上目遣いの杏果さんが尋ねてくる


「さ、さあ……」


毎日目にしているが自分ではよくわからない


「ふーん……」


そのまま杏果さんが思い切り俺の逸物を奥まで咥えこんでしまう


「杏果さん!?」


俺の言葉を無視してジュルジュルという下品な音を立てながら舌先でゆっくり俺の裏筋をなぞっていく杏果さん


普段自分の手だけでは決して得られることのない刺激


濡れて張り付いた襦袢越しに丸みを帯びた杏果さんの脚線美が露わになる


ジュルジュルという卑猥な音とともに文字通り搾り取られる俺の逸物


「きょ、杏果さん!」


「う”ん”!?」


杏果さんの名前を叫びながら口の中に盛大に射精してしまった……






杏果さんの口では容量オーバーだったらしく口の端から漏れている


今日一発目ということもあってすごい量だろう


現に「ベー」と言いながら開いた口の中には先ほどまで俺の中にあったものが溢れないように懸命にとどまっていた


『吐き出してください』


というより早く上を向いた杏果さんがトクトクと喉を震わせながらゆっくりと飲み干していく


その光景は雪も相まって幻想的で、CMやドラマや映画のワンシーンと言われたら信じてしまいそうだ


AV以外の何者でもないだろうけどさ……


「ごちそうさまでした」


俺のものを堪能した杏果さんが満面の笑みとともに唇を舐める


「気持ちよかった?」


「……はい」


「じゃあもっと気持ちよくしてあげるね♪」


そういって満面の笑みを浮かべる杏果さん


「少なくとも『あの写真』は越えないとね」


そういって襦袢の前をはだける


「あ、あはは……」


力無い俺の笑みとは裏腹に、逸物はまた元気に勃ち上がっていた……






今夜はここまででー

とりあえず杏果さんをエロ仲居とかエロ女将とかはしたないとかどすけべとかいうのはやめるのです僕たち!



おやすみなさい





「お背中流しますね~」


そういって両手に石鹸を泡立てる杏果さん


一応タオルは持っているみたいだが『背中を擦る』という目的には使われそうになさそうだ


「どうやって綺麗にしてほしい?」


耳元で囁く杏果さん


「ど、どういうことでしょう……?」


耳を撫でる甘い吐息に思わず体が震えるのを必死にごまかそうとする


「手がいい?それとも……おっぱい?」


「そ、それは……」


『手でお願いします』


なんとか取り繕おうとした言葉は出てこない


「おっぱいがいいんだね?」


「……はい」


元気に反応した逸物に逆らうことはできなかった







「やっぱりはやりちゃんみたいにおっぱいが大きい方がいいの?」


耳元で囁く杏果さん


「……ノーコメントで」


「でも大きなおっぱいは好きでしょ?」


俺を追い詰めるようにわざとらしく耳元に息を吹きかけてくる


「そ、そんなことはないですよ……?」


震える声で懸命に否定する


「あの写真の姉妹はどっちもおっぱい大きかったよね?」


「は!?」


思わず驚きの声を上げてしまう


「なになに、図星をつかれてびっくりしちゃったの?」


「い、いえ……」


写真とは間違いなく嘉帆さんと和の『アレ』だろう


「あの写真に写っていたのは姉妹じゃなくて……親子ですよ……?」


「本当に!?」


「はい」


目の前で見ていた俺がいうのだから間違いない


とはいえ知らない人が見ればそう勘違いしても仕方ないのかもしれない


「そ、そうなんだ……」


図らずとも杏果さんのペースを乱すことができた


これが怪我の功名というやつだろうか……





「つまり親子丼を美味しくいただいちゃったわけだね……」


「いただいてませんよ!」


確かにあの写真の翌日の朝ごはんは親子丼だったけどさ


「おっぱいが大きければ年は関係ないってことなんだね」


「違いますよ!」


しきりに頷く杏果さんの言葉を全力で否定する


事実な気がしないでもないがそのまま素直に受け入れるわけにはいかない


「仕方ない、ここは私が一肌脱ごうか」


羽織った襦袢しかないというツッコミは野暮だろうか


「おっぱいは大きいだけじゃダメなんだよ……?」


「え?」


「美しい乳って書いて美乳だし柔らかさとか色々あるんだから」


そういって抱きしめてくる杏果さん


「……ね?」


「…………はい」


背中に押し付けられて潰れた胸はこの上なく気持ちよかった





「お背中流しますね~」


「お、お願いします……」


先ほど聞いたのと同じ台詞なのに楽しそうに聞こえるのは気のせいだろうか


後ろから俺を抱きしめたまま胸を背中に這わせていく


石鹸の滑りもあってかちょっとしたマッサージみたいだ


「こちらもマッサージしていきましね~」


「ちょ、ちょっと!?」


「ふふ、男の子でも乳首感じるんだね」


二本指で乳首を弄りながら自らの乳首を背中に滑らせる


「私も気持ちよくて乳首勃っちゃった♪」


いちいち耳元で甘い吐息とともに囁くのでかなり股間に悪い


「はい、お背中綺麗になりましたよ~」


そういって背中をシャワーが流れていく


泡は流せても煩悩までは流せないみたいだ






今夜はここまででー

皆さんもインフルエンザには気をつけてくださいね

今年は二回目もあるそうですよ


熱に魘されながら4P in 原村家とかいう戯言が浮かびました

なぜか掘られた京ちゃんに嘉帆さんと和が慰めックスしていました

40度越えって怖いですね



おやすみなさい





「どう?おっぱいは巨乳に限らないってことが少しはわかった?」


再び俺の背中に胸を押し付けながら耳元で杏果さんが囁く


「は……い……」


煩悩と戦いつつ何とか答える


「今度は腕をたわし洗いしていきましょうねー」


そう言って俺の手を持ち上げる


「あの……たわしはどこにあるんですか?」


少なくとも持っていたり置いていたりするようには見えない


「こ・こ♪」


そのまま立ち上がり俺の右手首を自らの股で挟む


「気持ちいい?」


「は、はい……」


柔らかい隠毛と湿らせる愛液


手首から肩口までゆっくりとスライドさせ始めた






「どう、気持ちいいかな?」


そんな声が上からかけられる


「は、はい……」


女性の股間で洗ってもらうという経験


柔らかく俺の腕に吸い付く恥丘


その恥丘を導くように擦れていく陰毛


わずかながらも勃起しているらしいクリトリスは程よいアクセントだ


自らの背中に回した腕で俺の腕を支えながらゆっくりと腰を前後させる杏果さん


直に触れ合っているデリケートな場所


そこから顔を上へ向けているとゆっくりと動く美乳


さらには甘い吐息を漏らす杏果さんと目が合う


「あんまりジロジロ見ないでよ……えっち……」


「ご、ごめんなさい……」


慌てて視線を落とす


そのせいで触れている感覚がより鋭敏になってしまった……






「手のひらも綺麗にしようね」


そう言って上を向いている俺の手のひらに自らの股間を擦り付けてくる


下品に足を広げ自らの股間を他人の手のひらに擦り付ける


どう見ても痴女そのものだ


「ふふ……自分で触るのと全然違う……」


喘ぎ声交じりに俺に微笑む


「もう……手を動かさないでよえっち……」


「す、すいません!」


それでもこの行為をやめるつもりはないらしい


杏果さんが自らの腰を動かしているのか


それとも俺が手のひらを動かしているのか


「はい、おしまい♪」


愛液で十分に濡れた股間と手のひら


「今度は反対の手も洗おうね♪」


そう言ってまた始めてしまう杏果さん


痛みすら覚えるほど硬く屹立した俺の逸物


その解放は、両手が綺麗になるとともにもたらされた潮吹きと同時の射精によって起こったのだった……



「一緒にイッちゃったね……」


「え、ええ……」


お互いに荒い呼吸を漏らしながら、初めて唇を重ねたのだった






「キスってこんなに気持ちよかったんだね」


「そ、そうですね……」


射精のおかげか先ほどまでの行為のおかげか


答えは定かではないにせよ気持ちよかったのは確かだ


「ねえ、せっかくだから洗いっこしない?」


「洗いっこですか?」


「うん、京太郎くんにもっと触って欲しいの……」


初めて照れたような表情を浮かべる杏果さん


なにこのかわいいおねえさん


「ええ、いいですよ」


こちらとしてもやぶさかではない


「改めて向き合うとちょっと恥ずかしいね」


「ええ、そうですね」


そう言って二人で笑い合う


文字通りの全裸となってお互いに向かい合う


先ほどのように俺の劣情を掻き立てるのも事実だ


だけど


それ以上に気品のようなものを一糸纏わぬ杏果さんは纏っていた






改めて杏果さんと向き合う


先ほどとは違いお互いに文字通りの全裸だ


「すっごくえっちな目してる……」


「杏果さんもじゃないですか」


思わず言い返す


「うん、おそろいだね」


「ええ、そうですね」


そう言って笑う


疑いようのない事実だしな


「でもはやりちゃんやあの写真の人みたいにおっぱいが大きくなくてもいいの?」


「それとこれは別問題じゃないですか……」


巨乳とは言えないまでも綺麗な半球型の乳房と色素の薄い小さめの乳輪と乳首


ほっそりとしたウェスト


肉付きの良い太もも


柔らかな茂みに守られた柔らかな秘部


美人と言って差し支えない顔立ち


バランスという観点では俺の知る限り最高峰だ


「俺は好きですよ」


「あ、ありがとう……」


か細い声で照れている姿は先ほどとは違っていてかわいい






どちらともなく石鹸を泡立てる


お互いにタオルを使うという選択肢はないらしい


「はじめよっか」


「はい」


杏果さんの言葉に頷く


どこから洗おうか考えていると杏果さんの手が俺の胸に伸びてくる


「男の子の胸板って安心するね」


そう言って円を描くように胸を擦ってくる


「ほら、私も洗ってよ」


そんな言葉に頷いて両胸に手のひらを沿わせる


先ほど背中に押し付けられていた時よりさらに柔らかく感じるのだから不思議だ


「はやりちゃんや写真の人に大きさでは負けても柔らかさでは負けてないでしょ?」


「ええ」


俺の手のひらに負けて美乳は潰れしまう


まさに吸い付くという表現がぴったりだ


「これでも閑無より大きいしね」


「……たしかに」


記憶を辿って答え合わせをする


いつまでもこうしていたいくらい気持ちいい





胸を洗う


言葉にすればそれだけだが効能はそれだけではないらしい


「また乳首勃っちゃった……」


照れたのか頬を染める杏果さん


「でーもー……京太郎くんも勃ってるからおそろいだね……」


呼吸を乱しながら俺の乳首を指先で弄ぶ


さすがにこのままされるがままは嫌だ


杏果さんに倣って乳首を指先で転がす


「もう……触り方がすごくえっちだよ……」


先ほど以上に呼吸を荒らげる杏果さん


「嫌ですか?」


ものすごく意地の悪い質問をしてみる


「……えっち」


その言葉とともに堪えきれなくなり倒れこんできた杏果さんの体を支える


……いいな


嘉帆さんの『特訓』に癪だけど感謝だ







「なんだか、安心するね」


俺に体を預けている杏果さんが耳元で囁く
まだ整いきっていない呼吸のたびに擦れる胸が気持ちいい


「はやりちゃんが好きになるのもわかる気がするなぁ」


「え!?」


予想外の名前に驚きが隠せない


「私の方が京太郎くんよりはやりちゃんとの付き合いは長いんだからね?」


囁きと乱れた呼吸の破壊力は凄まじい


「そんなはやりちゃんの初恋の人なんて気づかないと思う?」


「い、いえ……」


そう返すのが精一杯だ


「でしょ?」


そう言って俺の背中に手を回し密着させてくる
形の良い胸は二人の間で潰れまさしく二人の体を密着させる


「ええ」


俺もそれに倣うように杏果さんを抱きしめる
舌まで絡める濃厚な口付けを交わす



「軽くイっちゃった……」
「俺もです……」


軽く触れあわせた上の口も下の口も嘘偽りのない真実を物語っていた






「せっかくだから舐め合いっこしようよ……」


互いにまだ呼吸が完全には整い切っていないタイミングでの提案


「はい……」


もっと触れてほしい
もっと触れていたい


そんな想いは俺だけのものではなかったらしい


休憩のために板張りになっているそこにバスタオルを敷いて俺が寝そべる
そんな俺の目の前に先ほどまで重ねていた秘所をさらけ出してくる
俺の最も敏感な逸物も彼女の呼吸がかかるくらいほどの眼前にあった


「や、やっぱり少し恥ずかしいな……」


上の口とは裏腹に下の口はヨダレを垂らしている有様だ


「色も形も綺麗ですよ?」


「ば、バカ……」


割れ目の中腹まで覆う柔らかな茂み
その茂みの下は上の唇と良く似ていてビラビラがほんのり顔を出している
そこに唇を重ね舌をはわせた瞬間、甲高い喘ぎ声が二人きりの大浴場に響いた





「私の方がお姉さんなのに……」


「でも可愛かったですよ」


「むぅ……」


俺は事実を伝えたつもりなのに杏果さんとしては不満だったらしい


「私の方がお姉さんだって思い知らせてやるもん!」


俺に体を預けてのしかかる
お腹で潰れる胸が気持ちいい
しかしそんな感触を楽しんでばかりもいられないらしい


「きょ、杏果さん!?」


「私のテクニックに情けなく射精しちゃえばいいもん!」


その意気込みは本当らしい
片手でゆっくりと俺の逸物をしごいていく
空いた手で俺の玉袋をゆっくりと揉みしだく
そして最も敏感な亀頭は舌先で愛撫させる


「さっきからおちんちんずっとビクビクしてるよ~?」


完全に余裕を取り戻したらしい杏果さんからの3点攻撃は的確に俺に快楽という名のダメージを与えていく
とは言えされるがままというのも嫌だ


「ちょ、ちょっと!?」


柔らかなお尻を力任せに揉みしだく
そして下の唇を撫でるように舌を沿わせる
最も敏感らしいクリトリスはゆっくりと念入りに舌先で愛撫する
俺なりの精一杯の抵抗だ


「わ、私もうダメ……」
「お、俺も……」


卑猥な水音の合奏ののち、お互いの股間からの噴水が地面を叩きつけ引き分けという結果をもたらした






「あー気持ちよかったー」


そう言って伸びをしている杏果さん


「ええ、まあ……」


その気持ちには同意なんだけど……


「何?あんな勢いで射精したのに不満なの?」


「いえ、後始末のことを思うと……」


寒さを避けるために二人で露天風呂に入っている
つまり先ほどの痕跡はそのままということだ


「ま、まあそれはそれ、これはこれっていうことで!」
「ですね!」


少なくとも今は目をそらしたい現実だ


「でも本当にえっちしたらもっと気持ちいいのかな?」


「え”!?」


「ほら、共同作業の結果なんだから片付けも一緒にやるよ」


そう言ってモップを2本取り出す杏果さん


「……はい」


バイトの初仕事は、全裸でのモップ掛けになってしまった……






「なんだかどっと疲れた気がするよ……」


「そうですね……」


誤爆した後の後始末ほど虚しいものはないのに二人分ではその虚しさは言い切れない


「でも気持ちよかったでしょ?」


「はい」


「今夜はいい抱き枕もあるからよく眠れそうだしね」


そう言って俺に抱きついてくる
別々の布団に寝るという提案はとっくに却下されてしまっている
……決して薄い浴衣越しに胸の感触を味わいたいわけではない


「よし、決めた!」


「決めたって何をです?」


「もしはやりちゃんにフラれたら私が付き合ってあげる」


「……え?」


「うん、体の相性もいいしなんの問題もないね!」


そう言っておやすみと静かに寝息を立て始める杏果さん


そんな杏果さんとは裏腹に眠れない俺



こんなので大丈夫なのだろうか……




つづく






思った以上に時間がかかってすいませんでした
ただエタらせるつもりはないので安心してください


1回のお風呂でこんなに時間がかかるのに少なくとも後3回はお風呂イベントがあるなんて……


完全な余談ですが、優希とお風呂に入る口実とかシチュってありますかねー?

次回はバイト編から


おやすみなさい





翌朝、目を覚ますと部屋の主から声がかけられる


「おはよう」


「おはようございます……」


色々あって眠れなかったせいで重い瞼を精一杯持ち上げる
どうやら杏果さんは着替えているらしい


「……え?」


寝ぼけているせいかもしれないが俺の目に映るのはパンツだけ履いた痴女だ


「もう……ジロジロ見ないでよ、えっち」


「ご、ごめんなさい……」


パンツだけならまだなんとも思わなかったかもしれない
しかし杏果さんの履いているパンツはお尻が丸見えだ


「こうすれば着物から透けないからね」


そう言ってこっちを向く杏果さん
狭い布地からは黒い茂みがはみ出ていた
寝起きのせいで元気だったそこには大きなダメージだ






「せっかくだからこれ巻くの手伝ってくれる?」


そう言って一本の布が手渡される


「一人だと結構大変だからね」


そう言って両手を挙げる杏果さん
どうやら胸に巻けということらしい
そして俺には拒否権というものがないらしい
もとよりそのつもりはないのだが


「わ、わかりました……」


体を起こし杏果さんと向かい合って膝立ちになる
昨晩の記憶がありありと蘇る
その続きとばかりに吸い付きたいのをこらえて胸を覆っていく


「もう少しキツくしてくれないとずれちゃう」


「わ、わかりました……」


痛くないように気をつけつつもきつめに巻いていく


「あん……ぅん……」


頭上からの声はかなり股間にくる
ようやく播き終えたとき、俺のリー棒は完全にいきり立っていた


「……お口でいい?」


「お願いします」


お互いの濡れた股間を慰めたせいで布団のシーツ交換が今日の初仕事となってしまった
スッキリしたけど疲れたな……





「どう?午前中働いてみた感想は?」


「思った以上にハードでしたね……」


「たくさんお客様が来ていたからね」


朝ごはんを食べた後お客様を見送りして、それから部屋の掃除やシーツなどの交換
一部屋の仕事量は少ないと言っても10部屋以上あれば単純にその手間は10倍以上ということだ
手慣れた杏果さんに比べればどうしても効率が落ちてしまう
疲れた様子がほとんど見えないあたり素直にすごいと思う


「といっても忙しいのはここまでだけどね」


「そうなんですか?」


「だってお客様はそんなに来ないからね」


そういって外を示す杏果さん


「この雪だしキャンセルが結構出てるからね」


「な、なるほど……」


「ということで午後から特訓だね」


「特訓……ですか……?」


「うん、特訓相手もそろそろ来るんじゃないかな」


杏果さんについて玄関に向かうと見知った人と見知らぬ人が合わせて4人いた





「いらっしゃいませ」


バイトとは言え従業員の一人だ
お客様にはいらっしゃいませが正解だろう


「よ」


「こんにちは」


「……久しぶりだね」


見知った顔の3人が三者三様に挨拶してくれる
石飛さん、白築さん、そして白築さんのおじさん
心なしか白築さんのおじさんは前見た時よりさらにやつれて見えるのは気のせいだろうか?


「京太郎くんが会うのは初めてだよね?」


「ええ」


杏果さんの言葉に頷く


「はじめまして、森脇曖奈です」


「は、はじめまして……」


森脇さんにあわせて俺もお辞儀をする


「さてさて、まずはお部屋へごあんなーい」


そう言った杏果さんについて大部屋へと4人を案内していった





「さて、まずは1局打ってみましょうか」


俺の上家に白築さん
下家には石飛さん
そして対面には森脇さんが入る


「私が親ですね」


起家になった森脇さんがサイを振る
その瞬間温和な雰囲気が一気に張り詰める
ピリリとした緊張感が心地よい


「リーチ」


6巡目という2段目に入っていない段階から親のリーチが入る
安牌といえる牌があるので一先ずは放銃の危険はないだろう


「ツモ、リーチメンタンピンドラ1は4000オール」


2巡後に和了牌を引き当てた森脇さん
12000点のアドバンテージ
結局そのまま一度も親を流されることもなく森脇さんにトバされてしまった……


「相変わらず強えなあ……」


石飛さんが呟く


「たしかに強かったです……」


「なんたってはやりも含めて中学時代から勝てなかったしなぁ」


「え!?」


「プロになったはやりちゃんには流石に勝てないよ」


謙遜する森脇さん
とは言え石飛さんの言ったことは事実らしい


「さて、続けましょうか」


それから夕飯になる5時間後くらいまで打ってもらったが一度も森脇さんに勝つことができなかった……






「勝てなかったー!」


畳に大の字になって石飛さんが吼えている


「ほら、閑無パンツ見えてるよ」


乱れた浴衣の裾から黒いパンティが顔を出している


「勝てなかった悔しさに比べればどうでもいいし」


「おじさんは見ちゃダメだからね?」


「……はい」


白築さんのおじさんに倣って俺も目を背ける


「さて、そろそろ京太郎くんには特別なお客様の応対を頼もうかな」


「特別なお客様ですか……?」


「そうそう」


くつろぐ皆さんを尻目に杏果さんに連れられて玄関に向かうと見知った顔があった


「若い子たちの集団にマザーが混ざってごめんなさいね」


「……え?」


「来ちゃった♪」


その女性は満面の笑みを浮かべていた





「あの……美月さんがどうしてここに……?」


「あら、私が旅館に泊まりにくるのはおかしいかしら?」


「そんなことはないですけど……」


それならどうして一人なのだろう?


「色々とお話したいことがあったからね」


「な、なるほど?」


昔からの付き合いならば積もる話というやつもあるのだろう


「それよりまずはご飯にしましょうか」


「ええ、準備できております」


杏果さんが鍵を手渡す


「じゃあ、京太郎くん、荷物をお願いしてもいいかしら?」


「ええ、お任せください」


そう言って美月さんの荷物を受け取りお部屋へと案内する


「こちらになります」


「……え?」


「まずは夕食にしないとユーショックでしょ?」


「わ、わかりました?」


なぜか二人分用意されていた夕食を前に美月さんとともに腰をおろした






「あの……どうして美月さんがここに?」


向かい合って夕食に舌鼓を打っている美月さんに尋ねる


「ほら、たまには温泉でホッとしたいときもあるじゃない?」


「はあ……」


「だから来ちゃった♪」


「な、なるほど……?」


わかるようなわからないようなやっぱりわからないような……


「ちなみにはやりちゃんには内緒だからね?」


「そ、そうですか……」


「やっぱりはやりちゃんに会いたかった?」


「い、いえ……」


慌てて視線を逸らす
そうしないと全てを見透かされそうだ


「はやりちゃんは京太郎くんに会いたがってるのにな~」


「そうなんですか!?」


「京太郎くんをオカズにしておなにぃしちゃうくらいにはね♪」


「な”!?」


「さて、これ以上はお風呂で話しましょうね」


「……はい」


頷かざるをえない強みがあった……






まーたお風呂だよ

とりあえずみなさんは人をはしたないと思いすぎたと思いました、まる


悠彗さん閑無さんはぺったん娘同士で張り合わせてみたり

曖奈さんはおしとやかそうに見えて実はムッツリスケべだったり

優希がめちゃくちゃ照れていたり

のどっちはのどっちだったり


誰かそんな感じで書いてください



大人+お酒+麻雀=


とりあえず次回は美月さんとお風呂タイムです

少なくとも美月さんを入れて4回になりそうなのでカットとかも上手く活用したいです


おやすみなさい






「こちらへどうぞ」


杏果さんの案内してくれたそこには『貸切』の札がかかっていた
しかしそんなことは問題ではない


「あの……『家族風呂』ですよねここ?」


藁にもすがる思いで二人に尋ねる


「家族だけじゃなくてカップルでの利用もあるから大丈夫だよ」


杏果さんの答えはどこかピントがずれている気がする


「ほらほら、温泉に入ってホッとしましょう」


どうやら俺に選択肢はないらしい


「ごゆっくりどうぞ」


美月さんに手を引かれる俺を見送る杏果さん
心なしかその顔は楽しげに見えた


「まあまあ、こんなおばさんとは嫌かもしれないけど……ね?」


その顔は反則じゃないか……


「いえ、俺も美月さんと一緒に入れて嬉しいです」


「京太郎くんのえっち♪」


……その言葉とは裏腹に満面の笑みを湛えていた







「脱がしてもらえるかしら?」


「え、ええ……」


困惑しながらも美月さんの言葉に頷く
身に付けているのは宿泊客用の浴衣だ


「京太郎くんのえっちー」


帯を解いて袷をはだけると下着が露わになってしまう


「おばさんの裸でごめんなさいね?」


「いえ……なんというかありがとうございます」


レースのついた上下お揃いの黒
石飛さんと同じはずなのに色気という点では雲泥の差なのはどうしてなのだろう?
そんなことを考えつつ浴衣を脱がせると上下下着だけになる


「前教えてあげた外し方は覚えてるかしら?」


「はい」


美月さんを抱きしめるように背中に手を回しホックを外す
肩口から抜き取ると重力に抗えないボリュームたっぷりの双丘と褐色がかった乳首が露わになる


「手際よくなったけどいっぱいおっぱいで練習したのかしら?」


「……ノーコメントで」


誤魔化すように手早くパンティーをずり下げあげてもらった足から抜き取る
広く濃く密集した茂みからの芳香は俺の股間に大きなダメージを与えてくる





「はーい、ヌギヌギしましょうねー」


全裸の妙齢の女性に服を脱がされる
小学校に上がる前くらいぶりだろうか?


「やっぱり男の子の胸板っていいわねー」


上下こそ分かれているとは言え基本的には浴衣と同じだ
瞬く間に下着一枚にされてしまう


「ふーん……」


膝をついた美月さんの目の前には下着の上からでもわかるくらい大きくなった逸物がある
見上げてくるせいで上目遣いの美月さんと目があうのがかなり恥ずかしい
美月さんは心底嬉しそうだが


「私の裸でこんなになっちゃったんだ」


俺の答えを聞くより早く最後の1枚をずり下げてしまう
解放された逸物が跳ねてお腹に当たりパチンと小気味良い音を上げた


「なんだか癖になっちゃいそう……」


大きく息を吸い込む美月さん
正直言ってかなりキツイ


「イく前にまずはお風呂に行きましょうね」


「は……い……」


タオルで隠すこともせず俺の腕に抱きつき胸で挟み込んでくる
歩くたびにリー棒が波打ち色々とやばい





シチュエーションが思い浮かばないので大人しく寝ます

おやすみなさい




家族風呂は4人くらいでの利用を想定されているらしい
シャワー2箇所と大きな檜の温泉が一つあるくらいだ
とはいえ雪景色の中の温泉というだけありかなり幻想的である


「まずは体を洗わないとね」


「そ、そうですね……」


一刻も早く股間を解放した俺としては思惑が外れた形だ
とはいえ相手ははやりさんのお母さん
あのときはたまたまだっただけで軽々しく『あんなこと』はしてくれないだろう


「背中を流してもらってもいいかしら?」


「え、ええ……」


欲望や失望を隠しきれず生返事になってしまう
それでも美月さんのお願いを無下にはできず背中を向けて椅子に腰掛けた美月さんの後ろにそうする


「鏡ごしに比べるとやっぱり京太郎くんが大きいってはっきりわかるわね」


「そ、そうですね……」


鏡ごしの美月さんと目があう
といっても顔ではなく立派な双丘やその下にある茂みの方に視線を惹かれてしまう


「えっちー」


「すいません……」


そうは言いつつタオルで隠そうとしないあたりわざとだろう
もっともそんな美月さんの手のひらの上で転がされているわけだが






はやりさんに似てウェーブがかったロングヘアーを丁寧に洗っていく
普段から露出が少ないせいか『美肌』という言葉通りの背中も同様だ


「前より上手になったね」


「そ、そうですか……」


煩悩や雑念を振り払うため生返事が精一杯だ
俺のリー棒はさかんに頷いているけどな!


「このままマッサージをお願いしてもいいかしら?」


「マッサージ……ですか?」


「うん、肩が凝っちゃうの」


「はあ……」


そう言われて肩を揉んでみる


「ね?」


「たしかに……」


「じゃあお願いするわね」


「ええ」


そう答えて肩を揉んでいく
鏡越しの表情を見るに気持ち良くなってくれているらしい


「うん、上手上手♪」


美月さんもご満悦らしい






「今度はこっちのマッサージもお願いしようかしら?」


肩にある俺の手を取り『患部』へと導いていく
だけどその先には違和がある


「おっぱいもいっぱいマッサージしてね♪」


「……え」


後ろから美月さんの巨乳ではなく爆乳を鷲掴みにしている
痴漢とは違うのは鷲掴みにしている手首はその胸の持ち主に掴まれているということである


「ほらほら」


「わ、わかりました……」


促された以上従うべきだろう
試しに指に少し力を込め上下に動かしてみる


「……え?」


「あまりの柔らかさにビックリしちゃった?」


「はい」


「ハリはなくなっちゃったけど柔らかさにはまだまだ自信があるからね!」


文字通り胸を張る美月さん


「ほら、続けて続けて」


「わ、わかりました……」


少しの力でも飲み込まれてしまいそうになる
マシュマロを指先で押しているみたいだ







鏡ごしに美月さんの表情を確認しながら胸をマッサージしていく
幸い不快に思っているということはなさそうだ


「えっと……気持ちいいですか?」


恐る恐る尋ねる


「ええ、とても気持ちいいわよ」


どうやら俺は間違っていないらしい
嘉帆さんに不承不承心の中でお礼を言う


そんな中で一つ気づいたことがある
美月さんが気持ちいいとき俺の手にくる感触もいいということだ


「ほら、触ってみて……」


俺の手のひらを自らの乳首へと導く


「あんまりに上手だからいっぱい感じちゃった♪」


もう片方の指先は茂みの中の割れ目から泉が湧き出しているのを捉えている


「こんなにえっちな気分にするなんて悪い子ね……」


鏡ごしではなく直接目が合う


蕩けている


そんな表現がまさにピッタリだった






まぶたが重いのでおとなしく寝ます

おやすみなさい





「私ばっかり気持ちよくしてもらうのも悪いから……」


美月さんが俺の体で最も元気なそこに手を伸ばす


「こんなに熱くしてくれるなんてホッとしちゃうわ~」


そう言って嬉しそうに俺のリー棒を愛撫してくる
ただでさえ限界が近いのにそれがさらに加速していく


「おっぱいをいっぱいマッサージしてもらったお礼におちんちんマッサージしてあ・げ・る♪」


そう言ってされるがままに浴槽の縁へと座らされてしまう
フーッと吹きかけられる吐息にリー棒が跳ねてしまう


「ねえ、京太郎くんは自分でするときに道具とかって使うの?」


「いえ……」


オカズという意味なら写真や下着があるが……
相棒は右手だけだ


「じゃあ……挿入の経験をしてみない?」


「そ、それって……」


「もう……おまんこじゃなくってこっち」


両手で胸を抱き寄せる
そんな光景に思わず生唾を吞み込む


「試したみない?私の……おっぱいオ・ナ・ホ」



……俺に断れるはずもなかった
仕方ないじゃないか、男だもの






「はい、どうぞ」


膝立ちになり胸を持ち上げる美月さん
小柄な彼女に不似合いな乳房は両腕という支えを受け魅力が大きくなっている


「し、失礼します……」


谷間へゆっくりとリー棒を挿入していく
優しく俺のリー棒を二つの乳房が包み込んでくれる


「どう?私のおっぱいオナホ気持ちいい?」


「は……い……」


そう答えるのがやっとだ
全く動かしていないのに気張っていないとあっという間に暴発してしまいそうだ


「ほらほら、ちゃんと腰動かさないと」


そう言って自らの胸を支えていた手で俺の手に添える


「むぎゅー」


そう言って俺のリー棒への圧迫感を強める


「ほらほら、ちゃんと腰を振ってよ」


「は……い……」


たどたどしい動きで腰を上下させる
普段自分でするより緩慢な動きのはずなのにもたらされる快感は段違いだ


「み、美月さん、俺もう……!」


そんな情けない叫びとともに盛大に射精してしまった……





「匂いも濃さもすごいわね……」


「ご、ごめんなさい……」


あっけなく射精してしまったという事実
ただそれ以上に俺を失望させたもの


俺のリー棒から出た濁液が美月さんの谷間へと溜まっている
その光景が俺の劣情をもたらし、出したばかりなのに一向に衰える気配がなかった


「あ、もったいない……」


俺のミルクがトッピングされたイチゴを丁寧に舐める美月さん


「クセになっちゃいそう……」


そう言って蕩けた瞳にリー棒がまた力強く脈打ち始める


「ほら、もう一回しましょう」


今度は俺の意思ではさむ
白濁した潤滑液のおかげか抽送はスムーズだ


「がんばれ♪がんばれ♪」


そんな声に励まされるように腰を振っていく


「よくできました♪」


二回目の射精を終えへたり込んだ俺の頭を美月さんは優しく撫でてくれた
……そのおかげで残っていた濁液が軽く噴き出してしまった






「おちんちんをきちんとキレイにしましょうね」


二度の激しい射精を終え俺と同じくへたり込んでいるリー棒を優しく口に含んでくれる
あたたかい舌と口内でやさしく俺のリー棒をキレイにしてくれた


「うん、お掃除完了♪」


「あ、ありがとうございます……」


ようやく肩でしていた呼吸が整ってきた
一方の美月さんは流石に二度の射精を受け止め切ることはできなかったらしい
お腹からへそ、そして茂みへと雪化粧を施していた


「私のおっぱいオナホ良かった?」


「そ、それはもう……」


「でも勘違いしちゃダメよ?」


「……え?」


「おまんこはもっと気持ちいいからね?」


そういって俺の人差し指を雪化粧に守られたクレバスへと導く
そこは俺の指を逃すまいとヒダが絡みついてくる


「ほら、私も気持ちよくしてね……?」


「わ、わかりました……」


小柄なせいか締まりのキツい秘裂の中を指で丁寧に丁寧に擦っていく


「そう、そこよ……」


涎を垂らすくらい感じてくれているらしい美月さん
その限界は『噴水』が如実に教えてくれた






決して広いとは言えない檜風呂に二人並んで入る


「潮を噴いちゃうくらいイッちゃったのっていつぶりかしら?」


そんな美月さんの顔はかなり満足げだ
返す返すも嘉帆さんには感謝だ
……不本意だけどな


「やっぱり年上のお姉さんに教わったのかしら?」


「……え”!?」


「杏果ちゃんに聞いたけどすっごく楽しそうなことをしたみたいね~?」


楽しそうな口調とは裏腹に視線は犯人を追い詰める刑事のように鋭い


「……はい」


素直に頷くしかなかった
美月さんの大きなため息にこれから始まるお説教に対して思わず身構えてしまう


「別に怒ってないわよ?」


「……え?」


思わず素っ頓狂な声が出てしまう
ただ、美月さんの言葉は真実らしい


「色々な女の子と経験を積むのはいいことだと思うわよ」


「はあ……」


「た・だ・し……一人に決めたら絶対に裏切っちゃダメだからね?」


「……はい!」


「うん、よろしい」


満面の笑みを浮かべた美月さんに反応してしまった美月さんに口と胸でしてもらう
その後、部屋へと美月さんを送ってから、大広間へと戻ったのだった……



続く






以上です

この後確定イベントが一つある以外ほぼノープランです

なので皆さんの意見を聞いてみようと思います


4年以上続いているこのスレで好きなキャラは誰ですか?

簡単な理由と一緒に書いてくれるとありがたいです

それを今後の展開の参考にしようと思います

ちなみに3人今後の展開上登場させられないキャラがいます


なお、新キャラはオタク娘で打ち止めの予定です

予定は未定とも言いますが


仕事が一段落ついておやすみをいただいたのでゆっくり体を休めます

次回更新は来週以降ということで



おやすみなさい




一部キャラに対する風評がひどすぎませんかね……


久しぶりの現地観戦で疲れたので今夜は寝ます

曖奈さんとサシのお風呂の口実が浮かばない……

そして某オタクの登場理由も……

もう少し考えます


再開はまた明日から

おやすみなさい




「ええ……」


大広間に戻った俺の口から自然とそんな言葉が漏れ出た
この一言に全てが凝縮されたような惨状だったのだ


無造作に並んだ酒瓶
はだけられた浴衣
大広間に響く牌の音


女3人で姦しいというが5人いれば言うまでもないだろう


「……5人?」


部屋にいる女性はたしかに5人だ
先ほどいなかったツインテールの女性は白築さんのおじさんの女装というわけではなさそうだ


「おかえりなさい、京太郎くん」


「た、ただいまです……」


卓から外れていた杏果さんが俺に声をかけてくれる
そんな杏果さん以外の4人が卓を囲んでいる状況だ


「あ、終わったみたい」


顔を見る限り森脇さんが勝って石飛さんが負けたらしい


「じゃあ負けた閑無と京太郎くんが交代ね」


「チッ、しゃーねーな」


不満をあらわにしながらも卓を譲ってくれる
色々あって疲れたから今日はもう休みたいとは言えなさそうだ


はだけられた浴衣
俺の股間には十分すぎる栄養だったらしい





俺の対面に森脇さん
下家には白築さん
そして上家には初対面の人だ


「本藤悠彗よ、よろしくね」


「よ、よろしくお願いします」


「悠彗ちゃんは私の後輩なのよ」


「そして私たちの同級生なんだよ」


「な、なるほど……」


本藤さんの自己紹介に対面と下家から補足が入る
つまりはやりさんと同級生ということだ


ラス親を引いた俺
まずは様子見に徹していると7巡目に本藤さんからリーチが入る
幸いにも安牌はあるし無理をする場面でもないのでさっさとオリる


「ツモ、メンタンピンドラドラで2000, 4000」


3巡後和了牌を掴んだ本藤さんは裏ドラも1枚乗ってなかなかの先制攻撃となった
とはいえまだまだ慌てるような時間ではない


あくまで堅実に
自分の麻雀を貫くだけだ





なかなかの先制攻撃にも怯まずしっかり食らいつく二人
対して俺は聴牌までが精一杯で絶賛焼き鳥状態だ


「オーラスね」


万全とはいえないとはいえトップの森脇さんは余裕がありそうだ


「まだまだ、ここで和了すれば私がトップです」


「いつまでも先輩に負けるわけではありません」


和了一発でまだまだトップが狙える二人は元気溌剌だ


放銃こそないがツモで削られた俺は一人だけ沈んでいる状態だ
逆転は無理ではないだろうがそれが厳しいことは身に染みてわかった


「ここから京太郎くんが逆転できたらご褒美あげるね♪」


「……え!?」


杏果さんのささやきは天使のものか悪魔のものか
あるいは手にしているグラスの力か


「ああ、何でもしてやるよ」


杏果さんだけでなく石飛さんもノリノリだ
そんな二人に卓を囲んでいる3人も同調する


「お」


そんな思いが通じたのか、俺の手には絶好の好配牌が


「つ、ツモです……」


まだ捨て牌が2段目に入らないうちの親の倍満ツモ
ギリギリとはいえ逆転には十二分すぎた






寝ます

いつも感想だけでなくアイディアもくださるみなさんには感謝感激雨あられです

あまりえっちぃすぎない範囲でなにかやってみたいことがありますか?

とりあえず考えてるのは『団栗の背比べ』と『板ずり』くらいですね


おやすみなさい





「ありがとうございました……」


頭を下げてから大きく息を吐き出す
ようやく人心地つけた感じだ


「まさか本当に逆転できるなんてねー」


いつの間にか隣にいた杏果さんは楽しそうだ


「ぐ、偶然だろ!」


納得いかなそうな石飛さん


「男の子に負けるなんていつぶりかな?」


首をかしげる白築さん


「そ、そんな……」


心底ショックを受けている本藤さん


それぞれ反応は十人十色だ


「それでご褒美だけど……」


対面の森脇さんが満を持して口を開く


「……え?」


正直、頭から綺麗に抜け落ちてしまっていた


「じゃあ……こっちをスッキリさせてあげよっか?」


全員の視線が一点に注がれる
大きくいきり勃つそれを優しく撫でる杏果さんの声色はお酒のせいもあって『妖艶』というにふさわしいものだった






杏果さんのせいで否応なく意識は一点に集中してしまう


「京太郎くんはおっぱいが大好きだもんねー?」


俺の言葉を遮るように服の上からもどかしい愛撫を続けてくる


「じゃあ私のおっぱい見る?」


対面からの声に全員の視線が集まる


「さすがに自分から脱ぐのは恥ずかしいから脱がせてね?」


森脇さんのそんな提案に浴衣の上からでもしっかり確認できる谷間への期待が上がっていく
心拍数だけでなくリー棒からも明らかだ


「だ、ダメですよそんなの!」
「そうですよ!」
「こ、こいつはケダモノだからな!」


3人からなんとか踏みとどまらせようとする言葉が向けられる


「大丈夫よぅ、見られたって減るものじゃないし」


そう言っていたずらっぽく微笑む森脇さん
その微笑みはテンパっている俺とは真逆の大人の余裕すら見えてくる


「どう?私のおっぱい見たい?」


「……はい」


情けなく首を垂れる俺とは対照的に邪魔な布を突き破ろうとすらしているリー棒


「京太郎くんのえっち♪」


それもこれもいまだにもどかしい愛撫を続ける俺の上司のほんのりお酒の混じった大人の匂いのせいにしてしまいたい






「じゃあお願いするね」


「はい……」


立ち上がった森脇さんに膝立ちで向かい合う
逸る気持ちを悟られないように帯の結び目をほどき浴衣から下着を露出させる


「おお……」


そんな感想は俺の背中の方からも聞こえてきた


「み、みんなにジロジロ見られたら恥ずかしいよぅ」


浴衣の下から現れた白い肌に紅潮した顔がよく映える
決して巨乳とは言えないが出ているところは出て引っ込むところは引っ込んでいる理想的なスタイルだ
デリケートな部分を守る上下お揃いの白いレースと小さなリボンをあしらった真っ白なブラとパンツ


『清楚』


そんな言葉がぴったりだ


「失礼します……」


抱きつくようにして背中のホックを外すとブラが落ちる


「おお……」


再びそんな嘆息が漏れる
白い乳房の先端に赤みの強い一回り大きい乳輪に守られた二つの乳首が鎮座している


『美乳』


美乳とはどんなものかと聞かれたら森脇さんの胸と答える
それにふさわしい美乳の持ち主だ





「ぎゅー」


突然森脇さんに抱きしめられる
声を出せずにいると背後から驚愕の声が上がっている
大きいとは言えないが柔らかい谷間にはなぜだか癒されるオーラが漂っている


「私のおっぱい気持ちいい?」


「は……い……」


おっぱいセラピーの効果はバツグンだ


「よしよし」


さらに優しいナデナデが追加される
色々あった疲れからか心地よいまどろみがもたらされる
このままおっぱい枕に全て委ねてしまいたい


「「いい加減にしろ!!」」


青天の霹靂のような衝撃に眠気が吹き飛ぶ


「もう、乱暴しちゃダメよぅ?」


へたり込んだ俺の頭をまた撫でてくれる


「下心丸出しだったじゃないですか!」
「変態おっぱい星人め!」


……否定しきることはできないにしろさすがに酷過ぎないだろうか


「二人ともおっぱいちっちゃいもんねー」


「「そんなことない!!」


杏果さんの火の玉ストレートは効果抜群だ






「せっかくだから測ってみましょうか」


胸に俺を受け止め撫でてくれる森脇さんが提案してくれる


「京太郎くんはブラジャーのカップの決め方は知ってる?」


「いえ……」


せいぜいアルファベットが大きいほど巨乳という印象しかない


「えっとね……」


俺の手を胸の下側に添わせる


「ここがアンダー」


今度は乳頭の先端、乳首へと導く


「ここがトップ」


「な、なるほど……」


顔と手では受ける印象が大きく変わる


「で、アンダーとトップの差が10センチでAカップで2.5センチ増えるごとにカップが増えていくの」


「そうだったんですか」


これは初耳だ


「ちなみに私はCカップだよぅ」


そんな天使と悪魔の囁きに癒されていた煩悩が再び湧き上がってきた





寝ます

次回、団栗の背比べ

おやすみなさい




「さて、白黒はっきりさせましょうか」


メジャーを用意して楽しそうに微笑む杏果さん


「望むところだ!」
「ええ、そうよ!」


二人ともやる気満々だ
浴衣の上からでは区別できないなんて口にできるような雰囲気ではない


「じゃあ、はい♪」


「……え?」


「京太郎くんが測ってあげて」


「え?え?」


助けを求めるように二人を見る


「男ならさっさとしろ!」
「そうよ、往生際が悪いのよ!」


他の3人も言葉には出さないにせよ助けてくれそうにはない


「……はい」


心底嫌だったのはおっぱいセラピーが名残惜しかったからか


それとも


この後の受難をわずかながらも予期してきたからだろうか?





「失礼します」


先ほど森脇さんにしたように二人の前に膝立ちになる
間髪を入れずに帯を解き下着姿にしてしまう


「胸が小さいと下着まで子供っぽくなるんだな!」
「無駄に背伸びしても見苦しいだけよ?」


お互いの下着姿にそんな感想を言い合う


石飛さんは大人っぽいレースをあしらった真っ黒な上下
『大人の女性』ということを俺に強く印象付ける


本藤さんは子供っぽいかわいらしさを残した白と水色のシマシマの上下
『女の子』という印象を俺に与えてくる


「でも勝負はおっぱいの大きさだもんね?」


「「もちろん!」」


炊きつけないでほしい……


とはいえこうしていてもどうにもならない
ホックのない二人のブラを服を脱がせる要領で脱がせる


「……ペッタンコ」


「「うっさい!!」」


だけど杏果さんの言葉は事実だ
苦笑いをしている二人も俺と同感らしい


「じゃ、じゃあ測りますね……」


かろうじて膨らみを感じられる乳房のトップとアンダーの差を計測した





「二人とも7.7センチですね」


「じゃあAAカップだね」


トップとアンダーは違えど差は同じだった二人の結果はAAカップらしい
つまりAカップ未満ということだ


「二人ともペッタンコってことだね」


「わ、私はおっぱいだけが女の価値だとは思わないよ?」


二人を煽る杏果さんに対して白築さんがなんとかフォローを入れる
少なくとも全員で確認したのだから俺の測り間違いという可能性はかなり低い


「私たちだけ辱めを受けるなんておかしいぞ!」
「そうよ!3人とも測りなさいよ!」


「仕方ないなあ」
「……たしかに」


浴衣を脱いで杏果さんがサラシをほどき、白築さんが白地に小さな赤いリボンをあしらったブラを外す


煩悩を鎮めるために淡々と測っていく
ただしそう意識すればするほどメジャーの締め付けに漏れる声や吐息が熱を帯びてくる


結果は杏果さんが15.2センチのC、森脇さんが17.3センチのC、白築さんが13.8センチのBだった


「つまりやっぱりペッタンコってことだね♪」


自分たちより大きな胸を張った杏果さんに怨嗟の視線を向ける二人
酒の力があるとはいえパンツだけを身に纏った5人の女性


美乳と微乳が勢ぞろいだ






寝ます

次回板ずり

おやすみなさい




>>350あたりに加筆・修正


パンツ一丁という立派な二人の痴女に膝立ちになり向き合う
かたや体型に似合わないレースのついた黒いパンティ
かたや体型によく似合う白と水色のシマシマのパンツ


「失礼します」


まずは石飛さんからだ
曲面と平面が交わるそこからメジャーを巻きつけていく


「ふひゃ!?」


「だ、大丈夫ですか……?」


「冷たくてビックリしただけだ……」


そんな石飛さんを見て後ろからかわいいという声が聞こえてくる
懸命に否定いるがそんな姿が子供っぽくてかわいい


サイズを確認すると最も胸囲のある乳首へ向かいメジャーを上へとスライドさせていく


「はみゃ!?」


先ほどのようにかわいい悲鳴が上がる


「あざとい」
「かわいい」


そんなギャラリーの声は俺も同感だ





必死に強がる石飛さんに嗜虐心めいたいたずら心が湧いてくる
無機質なメジャーで乳首をくすぐる


「……ッ……ぁ」


懸命な我慢から漏れる甘い吐息


「い……いいかげんに……しろ……」


絶え絶えの呼吸からの哀願
そんなのさらにいじめたくなるじゃないか……!


「これは石飛さんのためでもあるんですよ?」


「そ、そうなのか……?」


「ええ、その方が……乳首が大きくなるんですよ……?」


懸命に神妙な表情を繕う
内心では嘘だとバレないかヒヤヒヤだ


「なるほど……」


押すならここしかない


「……辞めましょうか?」


「……いや、続けてくれ」


真剣な眼差しに罪悪感がふつふつと湧き上がってきた
背中に突き刺さる視線が冷ややかに感じるのは気のせいだと思いたい


とはいえ言質はとったのだ
石飛さんのためにも頑張らないとな!





彼女を縛り付けている鎖を取り払う
色の薄い一円玉くらいの乳輪の上に小さな乳首が鎮座している


「始めますね」


咲の乳首を弄ぶのと同じように指先で撫でていく
ポイントはどれだけ焦らすことができるかだ


「な、なあ……」


「何でしょう?」


「もう少し強くてもいいぞ……?」


耳まで真っ赤にするほど彼女には屈辱的らしい
その表情にゾクゾクしてしまう


「ええ、わかりました」


我ながら悪い笑顔を浮かべていたことだろう
下品な音を立てながら乳首に吸い付く


「そ、そこまでしなくても……!」


そんな言葉は無視だ


「ば、バカ!」


黒いパンティにはっきりとしたシミを作ってへたり込んだ石飛さん
そんな彼女のトップとアンダーの差は7.7センチだった






寝ます

こんな感じで少し補完する予定です

おやすみなさい





「今度は本藤さんの番ですね」


へたり込んだままの石飛さんからもう一人の本藤さんへと視線を移す


「わ、私は大丈夫……」


石飛さんの惨状を目の当たりにしたせいか声が震えている
だからと言って『はい、そうですか』とはならない
いや、したくないという方が正確だろうか?


「こーら、そんなのじゃダメよぅ」


思いもよらないところから現れた援軍


「は、離して曖奈ちゃん!」


「閑無ちゃんだけ測ってもらって悠彗ちゃんが逃げるなんてダメに決まってるでしょ?」


逃げようとして足をもつれさせた本藤さんを受け止める
頭がちょうどおっぱいの間にすっぽり挟まってしまう


後ろからお腹の前で手を組まれては逃げ出すことはもはや不可能だ
そもそもおっぱいセラピーから逃げ出すことが不可能だ


「京太郎くん、お願いね」


せめてもの抵抗に首を横に振る本藤さん
かえっておっぱい枕の効果が高まる


まんざらでもなさそうな表情
おっぱいセラピーの効果だろうか?
それとも俺に好意を抱いてくれているからなのだろうか?





おっぱいマッサージチェアの虜になってしまった本藤さん
そんな体にメジャーを巻きつける


かなりいかがわしい行為をしている気分だ
メジャーの巻きつきに漏れる悩ましげな吐息がそれに拍車をかける


「京太郎くん」


「はい?」


突然森脇さんから声がかけられる


「悠彗ちゃんのおっぱいも気持ちよくしてあげてくれる?」


「あ、曖奈ちゃん!?」


突然の『お願い』に現実へと引き戻されたらしい本藤さん
俺としては願ってもないことだが本藤さんにとってはそうではなさそうだ


「こんなの絶対おかしいよ!」


「でもね、悠彗ちゃん?」


「な、なに……?」


「このままだと閑無ちゃんに負けちゃうけどいいの?」



「……よろしくお願いします」


震えるか細い声
負けず嫌いな気持ちが勝ったらしい






本人のお墨付きをいただいたので行動に移る
幸い先ほどの石飛さんでの経験が役立ちそうだ


「痛くないですか?」


指先で乳首を撫でながら尋ねる


「もう少し……強くていい……」


おっぱいマッサージチェアは頭を撫でている
そんなリラックス効果に下劣なものを混ぜ合わせる


「こんな感じですか?」


引っ込むくらいに強めに押してみる


「その……普段自分でするときはもう少し強くやるから……」


「……なるほど」


これは天啓を得たようなものだ
先ほどの石飛さん以上に下品な音を立てて乳首に吸い付く


「そ、そこまでしなくていいから!」


とは言え硬度を増す乳首が本音を物語っている


「だ、ダメぇ!」


じんわりとした暖かい泉が足元に形成されるとともに口からは涎が垂れる
完全に絶頂に達した彼女のアンダーとトップの差は石飛さんと同じ7.7センチだった……





寝ます

悠彗ちゃんの曖奈ちゃん呼びはかわいいと思います

おやすみなさい





ようやく二人が一段落ついたらしい


「私たちばっかり恥ずかしい思いをするのはおかしい」
「そうだそうだ!」


「つまり私たちもおっぱい測れってこと?」


「「うん!」」


力強く声を揃えて頷く二人


「いいわよぅ」


すでに測るべきものをさらけ出している森脇さんはあっさりと承諾する


「私も」


……杏果さんについてはノーコメントだ
あっさりとサラシまで外して胸を露出させてしまう
潔いというかなんというか……


必然的に視線が一人に向かう


「ねえ、京太郎くん」


その視線を集めていた女性が俺に言葉を投げかける


「な、なんでしょう……?」


「……私って魅力ないのかな?」


「そ、そんなことはないと思いますが……」


「じゃあ……どうしておじさんは私に手を出してくれないの?」


酒の力を借りたおかげか訥々と語り始める白築さん
仕事のために帰ってしまったおじに対する愚痴だ
ただ……聞いているこちらが赤面してしまうような内容ばかりだった


……あの人がやつれてたのは侍だったからか






「どうせならおっさん以外の男に確認してもらえばいいんじゃねーの」


「たしかに閑無のいうことにも一理あるね」


石飛さんと杏果さんの言葉に他の二人も頷いている


「じゃあ……確認してくれるかな……?」


お酒の力で赤らんだ頬
身長差のせいで必然的な上目遣い
潤んだ瞳


「……はい」


こんな顔で頼まれてしまえば従わないわけにはいかない


「じゃあ……よろしくお願いします」


丁寧に三つ指をついて頭を下げる白築さん


「こ、こちらこそ」


慌てて俺もそれに倣う


「えへへ……なんだか恥ずかしいね……」


足を崩さないままの白築さんが浴衣をはだけると黒い小さなリボンをあしらった真っ白なブラとパンツがあらわになる


「どう……やっぱりどこかおかしいかな?」


「すっげぇキレイです」


俺の貧弱な語彙ではこれが精一杯の感想だった






「私の体……見てくれる……?」


「見せてください」


白築さんの言葉に力強く頷く


「もう……すっごくえっちな目してる」


そう言ってからかうように笑う


「いいよ」


その言葉に突き動かされるように白築さんに抱きつくようにしてブラのホックを外す
両腕から抜き取ると名前に負けない小ぶりながらも白くキレイな乳房があらわになった


「ちっちゃくてごめんね」


「いえ、そんなことないです」


少なくともふくらみはしっかりと確認できる
その頂上部に鎮座する赤みの強い二つの乳首は健気に上を向いている


「おじさん以外の男の人に触られるのは初めてだから……やさしくしてね?」


目元を潤ませての上目遣いでのお願い


何だろう、この背徳感は






背徳感とともに湧き上がる感情


罪悪感とでも言えばいいのだろうか


小刻みに震える白築さんになかなか触れる踏ん切りがつかない


「やっぱり私って魅力がないんだ……」


今にも泣き出しそうな白築さん
そんな白築さんに申し訳なさが湧き出してくる


ただそれ以上に


「そんなことないですよ」


そう言って小さめの乳輪を指先と舌先でそれぞれゆっくりなぞっていく


あるときは唇を這わせるように

あるときは回転を変えながら


ただただ指や舌先、さらには唇で乳輪を愛撫していく


決して痛々しいまでに尖り触れて欲しいと哀願する乳首に触れないように


ゆっくりとゆっくりと


白築さんをじっくりじっくりと焦らしていった






「十分みたいですし測りましょうか」


「……え?」


目を見開いている白築さん
俺の言葉がかなり予想外だったらしい


「だって乳首は十分大きくなってるじゃないですか」


「そ、そうだけど……」


納得はいかないらしい
そんな白築さんの期待を裏切るようにメジャーを巻いていく


「すいません、緊張しちゃって」


そう言ってメジャーで乳首を擦っていく


「だ、大丈夫……」


漏れ出る甘い吐息や涎はその言葉が真実ではないことを高らかに叫んでいる
どうやら想像以上に気持ちいいらしい


「はい、13.8センチですね」


「……ふぇ?」


中途半端に取り上げられた快楽に素っ頓狂な声を漏らす


「終わりましたよ」


かなり意地の悪い笑みを浮かべていることだろう


「ね、ねえ……京太郎くん……」


「何でしょう?」


「……もっといじって欲しいな」


「え?」


「その……もっと気持ちよくしてください……」


消え入りそうなか細い声と涙目になっての哀願


「ええ、いいですよ」


それを聞きたかった






「どうすればいいんですか?」


こうなったらとことん行けるところまで行こう


「えっと……それは……」


答えに詰まってしまっている
必死に目をそらしているのがかわいらしい


「言ってくれなきゃわからないです」


「……いじわる」


こんなにかわいいのだ
いじめたくなったって仕方ないじゃないか


ギャラリーから性格悪いという声が聞こえてくるが気のせいだ


「……仰向けになってくれる?」


意を決したように口を開く
その言葉に頷いて上を向いて寝そべる


「えっとね……寝てるおじさんの前でおっぱいを出して舐めてもらうの……」


耳まで真っ赤にして恥じらいながら告白する
俺に覆いかぶさり差し出されるそれはまさに目の前に小ぶりながら『美乳』と呼ぶに差し支えない


「お願いします……」


俺を見下ろしながら白築さんがお願いしてくる
頷くように痛々しいまでに固く尖った乳首を口に含むとかわいらしい喘ぎ声が上がった





唇を使って乳首の側面を愛撫していく
メジャーでの刺激よりも気持ちいらしいことが頭上からの声で伝わってくる


「ま、待って!」


そんな哀願を無視して口内にない乳首の側面を人差し指でなぞっていく
先ほどより嬌声は甲高くなるが最も敏感らしい乳頭への刺激が外れているせいか絶頂には至らないらしい


「も、もう少し強くてもいいよ……?」


少し余裕が出てきたらしい


「ええ、わかりました」


今日、最も悪い笑みを浮かべていただろう
ジュルジュルと下品な音を立てつつ乳首に吸い付く


「ま、まって!そこまでつよくなくていいから!」


そんな声を下品な音でかき消す
舌先と指先による最も敏感であろう箇所への口撃は効果抜群だ


「そ、そんなにされたら、いっちゃう!いっちゃうからあ!」


文字に表せられない甲高い嬌声とともに倒れ込んでくる白築さん
先ほどの言葉が事実であるように俺のリー棒に覆いかぶさったかわいらしいパンツはじっとりと湿り雫を垂らしていた


「ばか……」


そんな言葉とは裏腹に満足げに見えたのは気のせいだろうか





1時なので寝ます


ちょっとした相談です

生え揃っている杏果さん、薄めの閑無ちゃんまでは確定として

他の3人はどんな感じだと思いますか?

イマイチ決めかねているので意見をもらえると嬉しいです


まあみんなでお風呂に入ったりしない限り役に立たないと思いますけどねー


おやすみなさい





なんとなくシノチャーが薄いのと曖奈さんが濃いのは共通認識みたいですね

悠彗ちゃんに関してはツルツルをからかわれるのと濃さでマウントを取りに行くのとどちらが美味しいんでしょうかねー


リアルが色々と立て込んでいるのと妄想を言葉にするのに苦労しています

なのでもうしばらく1日1レスペースになりそうです

可能な限り毎日続けていきたい所存ー


今日は疲れすぎたので寝させてください

おやすみなさい




「おじさんでおなにぃするより気持ちよかったぁ」


体を起こした白築さんは満足げに笑っている
俺もやりがいがあるというやつだ


「でも京太郎くんはビショビショだね」


まだあおむけのままの俺を見下ろしながら杏果さんが笑う


「ほら、脱がせてあげないと風邪引いちゃうかもよぅ」


「た、たしかに!」


森脇さんの言葉に慌てて白築さんが俺の帯をほどく
そのままの勢いではだけさせてしまう


「おお……」


そんな声がどこからか漏れてくる
その視線は一様に俺へと向けられている


流石に恥ずかしいぞ……


「ほら、起きて起きて」


白築さんに手を借りて体を起こす
男女6人パンツ一丁


美乳と微乳が勢ぞろいだ





「私のも測ってもらえるかな?」


おずおずと森脇さんが手を挙げる


「え、ええ……」


「ちなみにもう十分濡れてるからね?」


そういって俺の手を唯一身を守るショーツの中へと導く


「ね?」


「は、はい……」


指先ではっきりと感じ取れるほど生い茂った茂み
そこに守られた泉は湧き水を湛えクチュリと卑猥な音を立てる


「これでいい?」


両手を挙げて万歳をした森脇さんの上向きの乳首にメジャーを巻く


「えっと……17.3センチですね」


「いつもよりちょっぴり大きくなっちゃった♪」


いたずらっぽい笑みを浮かべる森脇さん
少し、いやかなりグッときた


「私のもどうぞ」


どことなく不機嫌そうな杏果さんの胸を測る


「えーっと……15.2センチですね」


「そう」


どうして杏果さんは不機嫌なんだろう?






「それ……痛くないの……?」


一仕事終えて一息ついている俺に本藤さんが尋ねる
指差す先にはいきり勃ちすぎて先端が顔を出しているリー棒がある


「え、ええ、まあ……」


「せっかくだから閑無にスッキリさせてもらいなよ!」


「な、なんで私が!?」


先程までの不機嫌は何処へやら
杏果さんの提案に石飛さんは不満げだ


「だって経験豊富でしょ?」


「は、はあ!?」


「ほら」


そういって机の上に数枚の写真を並べる
『あの時』の写真だ


「うわ……」「大胆だね……」「すごい……」


男の逸物を満足げに咥え込む友人の姿に言葉を失う3人


「私だけじゃなくて杏果だってしただろうが!」


なんとか矛先を変えようとするが杏果さんはあくまで知らんぷりだ


「だったら本でいっぱい勉強してる悠彗ちゃんにしてもらえば?」


「な、何いってるの曖奈ちゃん!?」


「予習ばっかりで実践は経験なかった?」


「け、経験豊富だもん!だいたい男なんてちんこを突っ込むやおい穴を責めればイチコロだもん!」


部屋の中の空気が完全に凍りついた






「えっとね……悠彗ちゃん、一旦落ち着きましょうか」


凍りついた室内で一人だけ鼻息が荒い本藤さんを森脇さんがなだめる
俺たちはそれを見守ることしかできない


「うーん……言葉で説明してもわからないと思うから……」


申し訳なさそうに俺を見つめる森脇さん


「私がなんでもしてあげるから京太郎くんのを見せてもらってもいいかな……?」



……うん?



「わ、わかりました」


少し考えて頷く

…………決して『おかえし』を期待したわけではない

だからそんな冷たい視線はやめてください


「じゃあ仰向けになってくれる?」


「はい」


先程までしていたように仰向けになる


「じゃあ脱がせていくわよぅ」


脱がした経験はあるが脱がされるのはなんだか新鮮な気がする
両手が最後の砦に伸ばされると腰を浮かせる

わずかに顔を出していた先端から徐々に森脇さんの手によってリー棒が露わになっていく
森脇さんの顔が赤いせいなのか不思議と恥ずかしいという感情はそれほど湧いてこない

むしろ、大きく勃起してお腹にくっつきそうなほどまでに反り返った俺のリー棒を見つめられてどこか誇らしい気持ちすらある


「え、えっと……見やすいように膝を立てて足を広げてくれるかな……?」


「こうですか?」


言われた通り膝を立て足を広げる


「わ、すごい……」


どこからか聞こえた声にびくりと跳ねる俺のリー棒


小さな悲鳴はちょっとした歓声だ







「見て、悠彗ちゃん」


なぜか正座をしている森脇さんと本藤さん


「ね?少なくともおちんちんを入れるような穴はないでしょう?」


「たしかに……」


どうやら納得してくれたみたいだ


「じゃ、じゃあこっちの穴に!」


そういって俺の尻穴を指先で擦る
予想外の刺激に腰が跳ねてしまう


「ほら、やっぱりお尻にちんこを突っ込まれるのは気持ちいいんじゃない!」


「ちょっとビックリしただけですよ……」


呆れたように目を爛々と輝かせている本藤さんを諭す


「少なくとも俺にはそっちのケはないです」


「ふーん……」


完全には納得してくれてないみたいだ


「はいはい、この話はこれでおしまい」


興奮している本藤さんをなだめてからいう


「京太郎くんは私になにをして欲しいの……?」


照れている表情が素晴らしい


「俺は……」






こんばんは

明日から出張なので1週間ほどおやすみします

次回は帰宅してからにさせてください


曖奈さんにしてもらいたいことがあれば書いておいていただければ拾うかもです
さすがに限度がありますが

とりあえずメガネ悠彗ちゃんにBUKKAKEはありだと思います


おやすみなさい





「えっと……気持ちよくしてください」


「うん……がんばるわよぅ……」


そういって身に纏う最後の1枚をずり下げていく
逆三角形に密集した黒々とした茂みがあらわになっていく


「見てるだけなのにこんなに濡れちゃったの……」


『濡れている』


そんな事実をごまかすかのように舌を出して笑う
その姿に反応してまたリー棒が跳ねた


「男って舐められると気持ちよくなるらしいわよ」


いつの間にか真っ赤なフレームのメガネをかけている本藤さんは清々しいまでのドヤ顔だ
リムを指で持ち上げる姿はまさに『女教師』だ


「確かに乳首とか舐められるの好きだもんねー」


杏果さんからの援護射撃にますます得意げな本藤さん
少なくともその情報の出所はロクでもないことは間違いないだろう


「えっと……それでいいかな……?」


「お願いします……」


頷いた俺に体を預けて覆いかぶさってくる森脇さん
お腹で潰れる胸の感触が素晴らしい






「はむ……」


そうひとりごちて俺の乳首を唇で挟む
その唇のレールに導かれるように舌が滑っていく


「ひもひいい?」


「は、はい……」


上目遣いで微笑みまた俺の乳首を舌で愛撫する
もう片方の乳首もほんのり冷たい指先で愛撫される


身長差の関係でピクピクと跳ねる俺のリー棒はちょうど森脇さんの愛液が湧き出す源泉に当たる
知ってか知らずかわからないがリー棒全体をブラシで磨くように股間で擦る


「や、ヤバイですって!」


さすがに止めなければならないだろう
……残念ではないわけではないが


「おねえさんにまかせなさい♪」


そういって俺の口を自らの口で塞ぐ
呼吸のために口を開くとねじ込まれた舌によって口内すらも陵辱されていく

絡み合う舌と舌

擦れ合う乳首と乳首

ブラシで磨かれていく陰茎


焦らされたことも相まって2本の噴水が勢いよく覗き込んでいた本藤さんを襲った





「やりすぎよ、ばかぁ……」


今回最大の被害者と言える本藤さんが呟く
彼女の惨状は間違いなく森脇さんと俺のせいだ


「ごめんごめん」


そういって体を起こし本藤さんを抱き寄せ頭を撫でる森脇さん


「でもたまには男の子同士じゃなくて男女の営みにも触れるべきだと思うわよぅ?」


「な”!?」


慌てふためく本藤さん


「ほら、笑って笑って」


いつの間にかカメラを構えていた杏果さんが被害者にカメラを向けシャッターを切る


「何撮ってるのよ!」


「初めて三次元に触れた記念みたいな?」


「そんな記念いらないわよ!」


「でも京太郎くんはこういうの好きでしょ?」


「え?」


なぜか俺に向けられる矛先


「『陵辱された女教師』」


「……嫌いではないです」


「ちっぱいだけどね~♪」


悪びれる様子もなく笑う杏果さん


「おっぱいは関係ないでしょ!」


「まあまあ」


興奮する本藤さんをなだめる森脇さん
そんな清濁合わさった光景にまた俺のリー棒は天を目指していくのだった





「またおちんちん大きくなってるわよぅ」


目敏く見つける森脇さん


「せっかくだから今度は悠彗ちゃんも一緒にやってみましょうか」


「え?」


「ほら、百聞は一見にしかずって言うじゃない」


「そ、そうだけど……」


「じゃあ汚れちゃったパンツも脱いじゃいましょうか」


「ま、待って!」


そんな本藤さんの言葉を無視して一気にずり下げる
現れるはずの黒い茂みはそこにはない


「……え?」


「だから見せたくなかったのに……」


涙声の本藤さん


「でも私みたいにお手入れしなくていいから楽じゃない」


「……見せる人もいないくせに」


森脇さんへのフォローに精一杯の強がりを見せる本藤さん


「……お仕置きが必要みたいね」


満面の笑みなのにどうしてこんなに怖いんだろう……






「ほら、京太郎くんにちゃんと見せてあげないと」


本藤さんの膝の間に膝を入れ強引に足を広げさせる


「赤ちゃんみたいにツルツルでキレイ~」


シャッターを切る杏果さんも感心している


「京太郎くんもそう思うわよね?」


満面の笑みを浮かべているはずなのに怖い森脇さん


「そ、そうですね……」


必死に視線に入れないように答える


「バカ……」


陵辱された女教師がせめてもの抵抗を試みる
今の俺には逆効果だ


「でもクリちゃんは大きいわよぅ」


「や、やめて……」


一本筋の頂点に位置する森脇さんより大きな陰核
後ろから弄ばされるたびに本藤さんが甘く切ない声を漏らす


「み、見ないで……」


そんな切なる願いとは裏腹にもたらされた絶頂
俺のリー棒を復活させるには十二分すぎた






「せっかくだから今度は一緒に京太郎くんを気持ちよくしてあげるわよぅ」


「う、うん……」


森脇さんの提案に本藤さんが頷く
「この幸せ者ー」なんて声がカメラマンから聞こえてくるがスルーだ


「痛かったら言ってね?」


広げた足の間に四つん這いになった二人が頭を突っ込んでくる
両サイドからリー棒を舌で愛撫される


「気持ちいい?」

先ほどのおかげで慣れたのかスムーズな森脇さん


「こ、こうすればいいの……?」

見よう見まね、恐る恐る舌を這わせる本藤さん


「そ、そこまでしなくていいですって!」


「たまたまよぅ♪」


楽しげな笑みを浮かべつつジュルジュルという卑猥な水音とともに玉に吸い付く


「ほら、悠彗ちゃんも」


「う、うん……」


たどたどしいが力の限り空いている玉に吸い付く本藤さん


連射したせいで時間がかかったうえに量も少ないが二人の顔を汚すには十分な吐精がもたらされる


「はい、チーズ♪」


満足げな微笑みとはにかむような笑顔
そんな記念写真が撮影されたのは言うまでもない





「さすがにおちんちんも限界みたいね」


「はい……」


硬度こそ保っているが立ち上がるほどの力は残っていない


「せっかくだしみんなでお風呂に行きましょうか」


「賛成」


森脇さんの提案に本藤さんも頷く


「せっかくだし皆様を大浴場にご案内しますね」


いつの間にかパンツを脱いで全裸になっていた杏果さんは仲居モードだ
普段からこんな格好なら間違いなく警察のお世話になることになるだろうが


「……カメラは必要ねえだろ」


パンツ一丁というすっかりマイノリティになった石飛さんが突っ込む


「そ、そうだよ!」


唯一のマイノリティ仲間の白築さんも同調する


「記念写真は大事よぅ」


「そうそう」


ある意味被害者の本藤さんが強く頷く


「はーい、お客様4名様ごあんなーい」


全裸の男女4人とパンツ一丁の女性二人という奇妙な一行が大浴場へと連れ立っていった





「あ、トイレに寄って行ってもいいですか?」


いくら暖房が効いているとはいえ12月だ
廊下に素っ裸でいればすっかり体も冷えてしまった


そんな俺の言葉に5人で何かひそひそ話を始める
完全に蚊帳の外だがあまり良い予感がしないのは何故だろう


「せっかくだから連れて行ってあげるわよぅ」


「……え?」


両腕に本藤さんと石飛さんが抱きついてくる
ささやかな感触がなんだか悲しい


「あ、あの……」


二人に連行されるように男子トイレに到着する
見慣れた光景なのに女性の方が多いのは何故だろう


「だって精液とおしっこが同じところから出るなんて実際に確かめないと信じられないわよぅ」


森脇さんの言葉に4人も強く強く頷く


「あの……見ても楽しいものとは思えませんが」


せめてもの抵抗を試みる


「そんなのはこっちで決めるわよ」


「……はい」


こんな状況でも先生の言葉には逆らえないらしい
たとえ唯一身につけた赤いフレームのメガネすらも白く汚されていてもだ






『一歩前へ』


見慣れた朝顔型の便器に書かれている注意に逆らって一歩下がる
おかげで普段の姿勢が両サイドからは丸見えだ


「やっぱりちゃんと根元に手を添えるのね」


女教師がしきりに頷いている
汚れを拭うという発想はないらしい


見られながら用を足すという経験は初めてだ
そのせいか知らないがなかなか出ない
そのせいかリー棒に注がれる視線はますます強くなる


「あ、出た」


硬度を保っているおかげで照準はつけやすい
最初こそ弱かった勢いも噴水と呼ぶにふさわしく強まっていく
便器にある緑色の的に正確な射的を軽快な水音とともに決めながら噴水は無事に完了した


「おお……」


最後の滴を払うようにリー棒を振ると
そんな声とともに誰からともなく拍手が始まる


「や、やめてくださいよ……」


そんな俺の悲痛な願いとは裏腹になかなか拍手が止まらなかった
もうお嫁にいけない……







「なるほど……」


「つまりホースの役割をおちんちんが果たすからちゃんと狙えるってわけね」


「おじさんもこうやってしてるんだ」


「たしかに両方とも同じ穴から出てたわね」


「つまり『俺のケツの中で小便しろ』ってあながち間違いでもないってことね!」


口々の感想が聞こえてくる
だけど一人は無視したほうが良さそうだ


「でもこれなら私たちもできるかもしれないわよぅ」


『え?』


森脇さんの言葉に4人の声が重なる


「要するにおしっこをちゃんと便器に操作できれば良いってことでしょう?」


「ええ、まあ……」


そこまで深く考えたことはないが理屈的には合っていると思う


「せっかくだし私たちもやって見ましょうか♪」


満面の笑みの森脇さんの提案に程度の差はあれど4人も頷いている
これがお酒の力ってやつか……





寝落ちしかけていたので素直に寝ます

>>1がおしっこ好きという根も歯もない噂はやめてください


おやすみなさい




今回は4人いるからどんなマニアックな放尿シーンになるのか楽しみだ



「最初は私からいくわよぅ」


そういって普段は決して向かうことのない朝顔に向かい合う
全裸にスリッパだけでもアレなのに向かい合う対象がそれにさらに拍車をかける


「でもおちんちんがないからどんな風にすればいいのかしら?」


唯一の経験者であろう俺に視線が集まる
とはいえ俺だって当たり前のことを考えたことなんてない


「えっと……出口を正確に向ければいいんじゃないですか……?」


知らんけど


「ふんふむ……こうかな?」


そういって両手で茂みをかき分ける
小さな小さな果実の下からは『銃口』があらわになっている


「ちなみにこっちは入れる穴で出す穴はこっちだからね……?」


そういってまざまざと俺に見せつけてくる
垂れているのは先走りか愛液か


少なくとも『記念写真』の撮影は順調らしい


「やってみるわよぅ」


そういって先ほどの俺に倣って朝顔に向き合う
がに股も相まってかなり間抜けな格好に見えるが本人の真剣な表情をみるに茶化すのはよくないだろう






「そ、そろそろ出るわよぅ……」


か細い声に比例するように漏れ出す弱々しい泉
朝顔の花弁をかろうじて撫でるくらいだ


とはいえいつまでもそうではない
吹っ切れたのか箍が緩んだのか
勢いづいた水流は正確に緑色の的に命中していた


排泄という人にさらすことが最も憚られるものの一つであるはずの行為
事実当事者である森脇さんは緩めることもできない水流に完全に戸惑っている様子だ
そんな様子を俺たちはただただ無言で見守ることしかできない


とはいえ人間の膀胱に貯蓄できる量には限りがある
徐々に弱くなりやがては茂みを濡らすのが精一杯になり太ももを伝わっていく


「おしっこがこんなに気持ちよかったなんて……」


そんな森脇さんのやり遂げた表情はどこか神聖ですらある
やっていることは真性のバカと唾棄されてしかるべき行為のはずなのにだ


「汚れちゃうのは欠点だけどクセになっちゃうかもしれないわよぅ……」


そんな達成感に満ちた表情
排泄には一種の快楽を伴うというがそれが事実であろうことは森脇さんをみるに間違いないようだ


誰かから始まった拍手
どんな想いが込められた拍手なのかはわからない
ただ、狭い狭い男子トイレにおよそ似つかわしくない女性の拍手はしばらく鳴り止まなかった





「ほら、曖奈さんをキレイにしてあげて」


耳元で誰かに囁かれた
その声に導かれるように森脇さんの前に跪く


「ほぇ……?」


間の抜けた声を上げる森脇さん
そんな彼女の太ももを伝い膕へと至る水筋を下から丹念に舐め上げていく
ツンとしたアンモニアが鼻につくが不思議と不快感はそれほどない


「ちょ、ちょっと待って!」


突然の出来事に狼狽する森脇さん


「まあまあまあまあ」


おそらく杏果さんがなだめているのだろう
そんな声をBGMにまだキレイになっていない方の膕からも丁寧に丹念に舐め上げていく
そうしていくと『源泉』へとたどり着く


ジュルジュル、ジュルジュル


溢れる一滴すらもこぼさないように下品な水音に構わず強く吸い付く


「そ、そこは敏感だからッ!」


茂みに守られた果実を弄ばれ悲痛な叫びをあげる森脇さん


「だ、ダメッ!また出ちゃうッ!出ちゃうからぁ!」


先ほどのアンモニア臭とは違う匂いの噴水が源泉から俺へと噴出されたのだった


へたり込みそうになっていた森脇さんを慌てて抱きかかえ受け止めた





寝ます

>>432
誰ハブ


おやすみなさい





「男の子っておしっこのたびにこんな気持ちいい思いをしてるのね……」


ようやく人心地ついたらしい森脇さんが呟く


「そ、そんなことはないと思いますけど……」


抱きかかえているせいで色々と擦れてヤバイ


「クセになっちゃうかもしれないわよぅ……」


そんな悪魔の囁きに体に電流が走ったような錯覚に陥る


「あ、あはは……」


ただただ笑うしかできない


「せっかくだらみんなも経験してみるといいわよぅ」


そういって他の4人も巻き込もうとする
だからと言っておいそれと参加できるようなことでもないのだが


「せっかくだからやってみようかな……」


そんな声が上がる


「白築さん?」


ある意味最も意外な人物から声が上がった


「おじさんと連れションとかする機会があるかもしれないし……」


「そ、そうですか……」


そんな機会は未来永劫ないことにわりと大金を賭けたいと思う







「まずはパンツを脱がなきゃね……」


黒い小さなリボンをあしらった真っ白なパンツをゆっくりと膝までずり下げていく
全部下ろし切ってしまわないのがかえって扇情的だ


「毛薄いからあんまり見ないでほしいな……」


そうは言いつつも隠そうとするそぶりは見えない
指一本分ほどの幅に柔らかそうな産毛が生えているくらいだ


「えっと……こう……だよね……」


先ほどの森脇さんを見よう見まねで再現している
膝に枷があるせいで窮屈そうにガニ股になって自ら秘部を広げている
横から見える本藤さんのものよりさらに小ぶりなクリトリスがかわいらしい


「あ、そろそろ出そう……」


その言葉の通り雫が割れ目から漏れ始める
やがて放物線を描いて朝顔に……


「あ、あれ!?おしっこが前に飛ばないよ!?」


前にとんで便器に吸い込まれるはずの放物線
しかし描いているのはとても放物線からはかけ離れている
一直線に膝にかかるパンツを濡らしていく


守りきれなくなったダムは決壊し、足元に湯気のでる水たまりを生み出してしまったのだった






「こ、こんなはずじゃなかったのに……」


へたり込んだ白築さんは涙ぐみ嗚咽を堪えている
『おもらし』をしてしまった彼女に誰も言葉をかけられずにいる


偶然か必然か視線が俺に集まる
とはいえ俺にはこんな経験なんてない
せめて咲にしたのと同じことしかできない


「大丈夫か、慕」


そういって鼻をすすっている白築さんを抱きしめる
少なくとも嫌がって突き飛ばされるようなことはなさそうだ


「キレイにしたいから脱がせるぞ?」


俺の言葉に頷いて立ち上がる白築さん
膝でせめてもの抵抗を続けていたダムに最大限の敬意を払いながらゆっくりとずり下げる
片足ずつ持ち上げてもらい産まれたままの姿になってもらう


「これ、使ってあげて」


杏果さんから差し出された温かいおしぼりをお礼を言って受け取る
少し広げた足の付け根からかかとへかけて痛くないようにゆっくりおしぼりで撫でていく


「痛かったり痒かったりしませんか?」


「う、うん……」


恥ずかしさからか真っ赤な顔でかすかに頷く白築さん
丁寧に丁寧に
彼女を濡らす水滴を拭き取っていく


「はい、キレイになりましたよ」


「あ、ありがとう……」


その微笑みにかなりドキリとさせられた






「床もキレイにしておいたわよ」


モップを片手に微笑む杏果さん
全裸でさえなければ……


「パンツも一応洗っておいたわよぅ」


手洗いした下着を片手に微笑む森脇さん
全裸でさえなければ……


「みんなありがとう」


落ち着いたらしい白築さんがペコリと頭を下げる
言われた方はまんざらではなさそうだ


「そういえば呼び捨てにしちゃってすいません」


とっさのことととはいえ呼び捨てにしてしまったことを謝る


「ううん、おじさんにしてもらってるみたいでドキドキしちゃったから大丈夫だよ」


そう笑って許してくれる


「むしろこれからも白築さんじゃなくて慕って呼んでほしいな」


「さ、流石にそれは……」


「……ダメ?」


「じゃ、じゃあせめて慕さんで……」


「うん、いいよ♪」


せめてもの妥協に笑って頷いてくれる慕さん
おじさんのスゴさを改めて実感した






シノチャーにえっちぃことをするビジョンが浮かばないので寝ます

おやすみなさい




「せっかくだしお近づきに一つお願いしようかな」


「お願い……ですか……?」


そこはかとなく嫌な予感がするが気のせいであってほしい


「私も曖奈ちゃんみたいに気持ちよくしてほしいな♪」


そういって微笑む慕さん
キレイにしたはずの秘裂からは愛液が沁み出している


「……はい」


満面の笑みに抗う術を知らない


「起きてる人にいじってもらえるなんてはじめてだからワクワクしちゃうな♪」


よろしくといって俺の眼前に秘部をさらけ出した慕さんはご機嫌だ
盛り上がりの頂上には先ほどより大きくなっている
それでもまだまだ本藤さんのモノより小さい


「慕ってここはまだまだ子供なんだな」


そういってゆっくりとなだらかな丘を舌で登っていく
せっかくだから一矢くらいは報いてやろうじゃないか


かわいらしい嬌声は取っ掛かりとしては上々だ





目一杯手を伸ばしてBカップに手をかける
痛々しいまでに乳首は尖っている


「なんだ、感じてるのか?」


「ち、違……!」


「そのわりにはまた漏らしてるみたいだぞ?」


最も弱いらしい乳首とクリトリスを重点的に責める
ガクガクと震える膝は倒れ込むのを必死にこらえている
どうやら限界が近いらしい


「ガマンしなくてもいいんだぞ?」


立ち上がり耳元で囁く
最後の一線を越えてしまったらしい


「ま、またみんなのまえなのに……!」


弱々しく呟き俺にしなだれかかってくる
そんな慕さんを抱きとめ頭を撫でる
その足元では先ほどとは違う色の泉ができている


「気持ちよかったですか?」


「うん……」


俺の質問に頷いた慕さんは胸に顔を埋めてくる
そんな彼女を安心させるように何度も何度も頭を撫でたのだった……





寝ます

この場に一人だけパンツ一丁の人がいるらしい

おやすみなさい





「あー気持ちよかったー」


そういって大きくのびをする慕さん
満足してもらえたのならばなによりだ


「一つきいてもいい?」


「なんでしょう」


「どうして私のこと呼び捨てにしたの?」


「えっと……」


しっかりと見つめてくる視線からは逃がさないという強い意志を感じる
少なくとも適当なことを言ってやり過ごすというのは無理そうだ


「その方が好きかなって思いまして……」


『なんとなく』というなんとなくこの場では最悪だろう答えを回避する
少なくとも最悪の結果ではないだろうはずだ


「うん、正解」


「正解……ですか……?」


「あれだけ気持ちよくなれたんだから正解じゃないわけないよ」


「えっと……ありがとうございます?」


「でも一つだけ困っちゃうな」


「……え?」


「おじさんとだけじゃなくて京太郎くんともえっちしたくなっちゃったから♪」


そんな満面の笑みの慕さん
寒さを感じたのは裸のせいだと信じたい






「次は誰の番?」


慕さんが視線を巡らせる
森脇さんは除外するとして候補は3人だ


「せっかくだから私がしようかな、ちょうど出そうだし」


「ああ、バッチリ撮影してやるよ」


自ら立候補した杏果さんから奪うようにカメラを受け取る石飛さん
先ほどの復讐をする気満々らしい


「こんな感じかな」


「……え?」


構える杏果さん
だがそれはかなり違和感のある格好だ


「向き逆じゃないんですか?」


朝顔に背を向ける杏果さん
少なくともそういった格好でする人を見たことはない


「まあまあ、見てなって」


そう言って俺たちに見せつけるかのごとく秘裂を指で広げる杏果さん
ほんのり顔を出した茂みに守られたビラビラの中まで丸見えだ


……本当に大丈夫なのか?






「あ、そろそろ出そう」


その言葉の通り茂みから顔を出す木苺の下からレモンジュースが滴りはじめる
そのまま放物線を描いて便器の外へ……


「……え?」


ほぼ垂直落下していく奔流は無事便器に吸い込まれていく
先ほど慕さんがパンツで受け止めていたものがしっかりと便器に吸い込まれていっているのだ


同じようなことなのに異なる結果
ただただ固唾を呑んで見守ることしか出来ないままに奔流は止まった


「ああスッキリしたー」


そういってのびをしながら余韻に浸る杏果さん


「どうしてあの体勢だったんですか……?」


おそるおそる尋ねる
他の人も興味ありげだ


「私のおめんちょって下付きだからね」


「どういうことですか?」


「おしっこしたときに前じゃなくて下の方に飛ぶからこっちの方がいいの」


「な、なるほど?」


「昔失敗したから慕も同じようにすれば連れション出来るんじゃない?」


「なるほど……」


杏果さんと慕さん、そして俺たちの温度差はなんなんだろうな





「キレイにしてくれるんでしょ?」


満面の笑みが向けられる
どうやら先ほどの二人と同じことをご所望らしい
頷いて了承の意思を見せる


「じゃあお願いね」


そういって壁に手をつきお尻を突き出してくる
前も後ろもどちらの穴も丸見えだ


導かれるように茂みに守られた秘裂へと舌を這わせる
茂みと擦れるショリショリという音が小気味良い


「おマメの方もなめて……」


そんな言葉に言葉で返さず態度で示す
勃起したクリトリスを軽く歯で挟み舌先で愛撫する


「うわ、エッロ……!」


ピチャピチャという水音とこらえきれずに漏れる喘ぎ声
少なくとも先ほどまで撮影を楽しんでいた姿はそこにはない
ただただ快楽に溺れる『メス』の本能に従順になっているだけだ


「お尻も揉むといいと思うわよぅ」


軽く掴むと柔らかく俺の指を受け入れ沈み込む
ヒクヒクと蠢く姿も相まってかなりかなり扇情的だ


「も、もうむり……」


壁を支えていた手は力を失い倒れこむ
そんな彼女を辱めるように大きな卑猥な音を立てつつ湧き水を飲み干したのだった






「ねえ、一つお願いしてもいい?」


本藤さんが手を挙げる
視線を見るに俺に対してらしい


「なんでしょう?」


聞くだけは聞いてみよう


「ちょっとやってみたいシチュエーションがあるから協力してくれない?」


「嫌です」


「まだ何も言ってないわよ!?」


「嫌です」


少なくともロクでもないのは間違いないだろう


「まあまあ、聞いてあげないと悠彗ちゃん泣いちゃうから……ね?」


森脇さんの胸に抱きしめられ頭を撫でられるなんて逆らえるわけないじゃないか……


「……聞くだけなら」


「最近読んだ本の再現に協力して欲しいの!」


満面の笑みに助けを求めるように周囲を見渡す
……どうして誰も目を合わせてくれないんだ






「ちなみにどんなシチュエーションなんです?」


「後ろからおちんちんを扱かれながらおしっこするの」


「……は?」


「そしてそのまま動けないところに無理やり挿入されて嫌がりつつも最後は思いっきり射精するっていう……」


「一応聞きますけど男同士の話ですよね……?」


「当然じゃない」


「ええ……」


周りを見渡しても誰も助けてくれそうにない
撮影係だけは満面の笑みでサムズアップだ


「さすがに挿入は怖いから思いっきりクリトリスを責めてくれればいいわ!」


それが彼女なりの妥協点らしい
そもそもが間違っているというのは野暮な指摘なのだろうか


「……わかりました」


盛大なため息とともに頷く
こうでもしないとどうにもなりそうにないしな……






眠くて筆が乗らないのでおとなしく寝ます

好きなキャラと見たいシチュでも書きながら気長にお待ちください

おやすみなさい



調子に乗りまくってる悠彗におもちの小ささをネタに言葉責めしてやろう



朝顔に向かい腰を突き出す本藤さんの背後に立つ


「なんかトイレで誰かが背後にいるってだけで新鮮な感覚ね」


無理難題の出題者は無邪気に楽しんでいる
少しくらいは反撃してもバチは当たらないだろう
いや、きっとそうに違いない


「ま、待って!おっぱいは関係ないわよ!」


後ろから抱きしめる要領で摘んだ乳首を強めに引っ張る
そのままつられて前進しそうになっているのを必死になって耐えているらしい


「男同士ならよくあることですよ」


耳元でそう囁く


「せっかくの機会じゃないですか」


「そ、そうね……」


完全には納得してくれないが少なくとも信じようとはしてくれているらしい
こうなればこちらの思う壺だ


「胸は小さいしやっぱり男なんじゃないですか?」


「わ、私にはチンコなんてついてないわよ!」


俺の言葉を必死になって否定している


「でもちゃんとついてるじゃないですか」


そういって乳首よりも大きく勃起したそれを指で挟み扱き始めた







どうせならもう一押しだ


「ちょ、ちょっと待って!流石にお尻はダメだって!」


復活しつつあるリー棒の先をお尻の割れ目に添わせていく
先走り汁のおかげか思ったよりはスムーズだ


「こっちの方がさらにリアルですよ?」


「そ、そうかも知れないけどそこまでしなくていいわよ!」


そんな声は震えている
どうやらかなり効いているらしい


「ほーら、ヒクヒクさせて欲しいんじゃないんですか?」


入り口にあてがうとヒクヒクと蠢いているのがはっきりと感じ取れる
とはいえ侵入は簡単には許さないだろうしそのつもりもない
それでも漏れる喘ぎ声は俺にとっては十分すぎる戦果だ


「そ、それ以上されたら出ちゃう!出ちゃうからあ!!」


プシュッと炭酸飲料を開いたような音の後にジョボジョボとある意味聞きなれた音が立ち上がる
表情こそしっかり見えないが周囲の反応をみるに俺の期待以上なのだろう
透明だった奔流がおさまった後、独特の匂いを伴ったおしっこののち本藤さんはへたり込んでしまった……






「どうでしたか?気持ちよかったですか?」


間違いなく悪人顔を浮かべているだろう
一矢どころなく報いられたらしい


「ここまでやれなんて言ってないわよ……!」


絶え絶えの口調で精一杯強がっているらしい
全裸で男子トイレにへたり込んでいるというのはフィクションでもなかなかない光景だろう


「でも気持ちよかったでしょ?」


「…………うん」


様々な葛藤を抱えつつも小さく頷く本藤さん
そんなしおらしさに思わずグッと来てしまう


「やっぱり男と女じゃ違うってことね」


「……え?」


「少なくともそんなのいきなり突っ込まれたら痛さで死んじゃうわよ!」


「そうみたいですね」


「だからやるときはちゃんと準備してからすること!」


「ええ……うん?」


「どうかしたの?」


「い、いえ……」


気のせい……だよな……


「まずはお尻の中をキレイにしてローションで滑りをよくして指からゆっくり慣らして……」



メッチャ早口で言っているが気のせいだと信じたい






「ほら、キレイにしなさいよ……」


ヨロヨロと立ち上がり壁に体を預け腰を突き出す
雫こそ滴っていないが不毛の大地は聖水でたっぷりと湿っている


「はい」


跪くようにしゃがみ込み太ももを支える


「まだここは大きいままですよ?」


「……知らないわよ」


そう言ってそっぽを向いてしまった
乳首より大きいとは言わなかったのはせめてもの慈悲か憐れみだろう


垂れそうになっている雫を舌ですくいとりそのまま果実にしゃぶりつく
先ほど乳首ではできなかったことをクリトリスにしていく
態とらしくチュパチュパと音を立て思い切り吸い付く


「待って!もうキレイになってるから!なってるからあ!」


イヤイヤと拒絶するように俺の頭を両手で押してくる
力が入らないのか完全に振り払うことはできない
そんな言葉に抗うようにさらに水音は大きくなっていく


「また出ちゃう!出ちゃうからあ!」


流石に量と勢いこそ弱かったものの朝顔ではなく俺に弱々しいながらもあたたかな噴水が襲いかかったのだった……






「さて、最後は……」


必然的に一人に視線が集まる
黒いレースのパンティを身につけた『服を着る』最後の人類だ


「私はやらないからな!?」


「えー、閑無乗りわるーい」


あからさまな不満を漏らす杏果さんに慕さんたちもしきりに同調している
それでも石飛さんは頑なだ


「どうせ度胸もないんだしさっさとお風呂に行きましょうよ」


ようやく回復したらしい本藤さんが言う
ツルツルの底にキラリと光る雫が眩しい


「はあ?できるに決まってるだろ!」


「どうせ口だけでしょ、そんなんだからおっぱいも小さいのよ」


「お前にだけは言われたくねーよ!」


「じゃあやってみなさいよ」


「ああ、やってやるよ!」


売り言葉に買い言葉
どんぐりならぬまな板の背比べ


「しっかり撮っとけよ!」


「ロンオブもち♪」


撮影係の杏果さんはたいそう楽しげだ






「ほら、こうやるんだろ」


体型に似合わないレース付きの黒いパンティを膝まで下ろすと猫の額ほどの産毛が露わになる


「アンタだってツルツルじゃない」


「パイパンじゃないだけでマシですー」


「……寝てる隙に剃ってやろうかしら」


……冗談だよな?


「でもそれじゃあみんなと一緒で面白くないわよぅ?」


「閑無ちゃんならまだまだできるよね!」


蚊帳の外だった二人からの口撃


「あ、当たり前だろ!」


そう言って一気にずりおろしてしまう


「ほら!よーく見とけよな!」


そう言って片足を便器の上にかける
わずかに顔を出している花弁までしっかりと晒されてしまう
かかとにかろうじて残る黒い布切れは俺的にポイントが高い


「確かに真似できないわね……」


呟く本藤さん
真似できないじゃなくて真似しないの間違いなんじゃないのだろうか……






「あ、出る……」


開いた脚のちょうど真ん中から湧き上がった噴水が朝顔に吸い込まれていく
不安定な体勢のせいで倒れそうになるのを慌てて支える


密着したおかげか排尿に伴う体のわずかな動きもはっきりと感じ取れる
こんな経験は確かに誰にも真似できないな……


「ど、どうだ……」


足を掛けたままだが無事終えた石飛さんが強がる


「じゃあキレイにしてもらわないとね」


「……は?」


間の抜けた声を出す石飛さんの足元に潜り込む
倒れてこないように便器にかけた方の足を手で支え思い切り湧き水にしゃぶりつく


「ま、待て!そこまでしなくていいって!」


引き放そうにも安定しない姿勢ではうまくいかない
むしろ倒れこみ俺に体を預ける結果になってしまう
かなりかなりわずかではあるが確かな柔らかな膨らみが頭に当たって心地よい


「ば、ばか!やめろって!」


精一杯の強がりも言葉だけが精一杯らしい


「出る!出るからあ!」


匂いのない透明な噴水が足元へと泉を作っていく


「閑無ったらワンちゃんみたい」


「み、見るなバカ……」


そんな言葉は無情にも果たされずただただ足元に広がる泉を見ていることしかできなかった……





寝ます

好きでもないおしっこネタで5人分も書き分けなんて無理です

そんなことをする奴がいたらよっぽどのバカぐらいです


そんなことばかりしてるから更新が遅くなるんだよ……


次回からはお風呂編です

>>467-471でのネタ提供ありがとうございました

本編内ではできそうにないものは番外編行きになると思います

ミサちゃんとのネタも番外編でやります


お風呂は軽めに仕上げて行きたい所存ー



おやすみなさい



全裸でトイレ掃除
しかも5人は女性という異質な空間
それでもさほど違和感を覚えないのは先ほどまでの行為のせいだろうか


「風邪ひいちゃう前にお風呂に行きましょうか」


中居さんの提案には全員賛成だ
全裸ではあるが決してエロ仲居ではないと思う


「そういえば石飛さんは穿き直さないんですか?」


アクシデントのせいで穿きなおせないだろう慕さんはともかく石飛さんは手に持つくらいなら穿いても良さそうだ


「どうせ脱がされるんだし別にこれでいいだろ」


「な、なるほど……?」


わかったようなわからなかったような……
とはいえ無理に否定するほどのことでもないだろう


「あ、着替えとかはあるから安心してね」


当たり前のように全員で同じ更衣室へ入ると仲居さんからそんな説明が入る
本来脱いだはずのカゴには2枚の女物のパンツだけ
各々手にしたタオルで特に隠す様子もなく浴場へと向かっていった






「な、なんだか緊張するね……」


「そ、そうですね……」


仰向けになった俺の上に寝そべる慕さんが恥ずかしそうにいう
俺の眼前で脚を開いて秘所をさらけ出した慕さん
そんな彼女が横を向いた先には完全復活を遂げた俺のリー棒が屹立している


『どうすればおじさんは私を見てくれるのかなぁ……』


浴槽に浮かべられた徳利の中身は色々とゆるくしてしまうらしい
ついつい愚痴も出てくるのが酒というものらしい
尤も未成年ということもあり俺はそれを眺めているだけなのだが


「他の男とイチャイチャしてるところを見せつければいいんじゃないの?」


お酒に弱いのか赤くなった顔で本藤さんがいう
みんなも頷いているのは酒のせいだと信じたい


「そうと決まれば善は急ぐわよぅ」


バスタオルの上に仰向けにならされる俺


「硬かったらごめんなさいね?」


「いえ、すっごく気持ちいです!」


森脇さんのおっぱい枕に支えられる


「じゃあ撮影するよー♪」


撮影係はノリノリだ
……酒のせいだよな?






「はーい、笑って笑ってー」


撮影係からの指示が飛ぶ


「う、うん……」


はっきりとは見えないがはにかむように浮かべる慕さん
左手で握るものが違えば映画かドラマのワンシーンみたいだ


「じゃあ今度は気持ちよくしてあげよっか♪」


「う、うん……がんばります……」


か細い声でつぶやき握りしめたものをしごき始める
ほぼ全快状態のリー棒には心地よい刺激だ


「京太郎くんも慕ちゃんを気持ちよくしてあげなくちゃね♪」


おっぱいからそんな指示が出る


「はい」


おっぱいの言うことには逆らえない


「じゃあ今度は舐めてみようか」


監督の指示とともに始まる舌先での愛撫
慣れているせいかツボをよく押さえている


「こっちも始めるわよぅ」


「はい」


おっぱいの言うことは絶対なのだ





「ほら、慕ちゃんのおまんこわかる?」


「はい」


「私みたいに分厚くないけど普段おなにぃとかしないの?」


リー棒に舌を這わせている慕さんにおっぱいが尋ねる


「その……おじさんに触ったり妄想したりするだけどイっちゃうから……」


「じゃあ誰かにおまんこ触られるのも初めてなの?」


「……はい」


監督とおっぱいからの卑猥な尋問
それにいちいち顔を赤くしながらも答えていく慕さん


「ほら、ここにキレイに処女幕があるわよぅ」


人差し指と中指で浅めの割れ目を広げると白い膜に覆われているのがはっきりと見えた
そんな光景に思わずリー棒が跳ねてしまう


「お、おちんちんも喜んでるね♪」


「今度はおまんこも気持ちよくしてあげるわよぅ」


監督とおっぱいは心底楽しそうだ






「じゃあまずは優しく指でなぞってあげるわよぅ」


頭上からの指示を続行する
『丘』というほどの起伏はないがプニプニした感触は確かに心地よい


「上の方の皮をむいてクリトリスも出してあげるわよぅ」


さらに広げると小さなクリトリスがぴょこんと顔を出す


「じゃあ今度は舌でしてあげるわよぅ」


「はい」


ギャラリーたちにも見守られつつお互いの秘所を舌で愛撫しあう
先ほどトイレでもしたことだが先ほど以上に愛おしいと思うのはなぜだろう


「わ、私そろそろ限界……」


「お、俺もです……」


初めてではなくとも限界はくる
しかもほぼ同時に迎えそうだ


「じゃあラストスパート行ってみよっか♪」


「たっぷり気持ちよくするわよぅ」


俺と慕さん以外の箇所からもクチュリという音が聞こえてくる
現におっぱい枕は振動機能が実装されたらしい


お互いに言葉に言い表せない嬌声とともに絶頂に到達した
……背中にはジャグジーが当てられていた






寝ます

お風呂でのイベントはあと一つ書いて終わりの予定です

おやすみなさい





「みんなイっちゃったね」


「え、ええ……」


出てきたのはほとんど水だったが快感には変わりがない
さすがに残弾は少なくせいぜい甘勃起くらいだ


「せっかくだし最後までスッキリさせてあげましょうか」


おっぱいが提案してくる


「賛成」


監督もノリノリだ


「じゃあせっかくだしおっぱいでしてあげるわよぅ」


その時だった


「待った、私たちだっておっぱいでできるわ」
「ああそうだ」


「…………え?」


とてもではないがAAカップの二人では無理だ
そもそも挟むものがないし……


「じゃあせっかくだし任せてみよっか」


「ええ、そうね♪」


……される俺に選択権はないらしい





「ほら、さっさと来いよ」


「絶対仕返ししてやるんだから」


そういってアピールしてくる二人
胸をアピールしているらしいがかろうじて感じ取れる膨らみは悲しみより虚しさがこみ上げてくる
胸が無しさで虚しさなのだろうか?


「じゃあ……」


立ち上がり甘勃起状態のリー棒を差し出す
少なくとも挟み込めるような谷間は存在していない


「でも挟める谷間がないじゃない」


監督は不満げだ


「こうすればいいんだろ」


そう言って二人が抱き合う
クッションがないおかげで簡単に密着できてしまう


「この間に挟んでみ」


少し離れて隙間を作る


「せっかくだしやってみましょうよ♪」


おっぱいさんは楽しげに俺のリー棒に手を添える
かなりキツいそこを無理やりこじ開けるように進んでいく


「入っちゃったね♪」


「そ、そうですね……」


圧迫感が強すぎて痛いくらいだ






「こうやって動かせば……」


二人で体を左右にスライドさせる
動きがぎこちないせいもありあんまり気持ちよくない


「そのままじゃ滑りが悪いんじゃないかな?」


回復したらしい慕さんが呟く


「なるほど……」


「一理あるな」


ベーと言いながら舌を出し唾液を垂らしてくる
潤滑液としては十分すぎるおかげで先ほどよりスムーズな動きで刺激を与えてくる


「でもこれじゃあパイずりじゃなくて板ずりね」


「だ、だったらもっと気持ちよくしてやるわよ!」


そう言って二人で唇を重ね舌を絡ませ合う
抱き合っていた手はお互いの最も敏感な箇所を責めているらしい


美少女の二人が絡み合う姿はおかずに十分だ
硬くなった乳首はただするのとは違う快感を味わわせてくれる


「や、やばいですって!」


逃げ出そうにも強すぎる圧迫感と背後から俺の乳首を責める森脇さんのせいで叶わない


結局、ほぼ粘りもない液体を足元にできた二つの泉へと落としただけだった……






溜まっていたものを全て出したせいか妙に頭が冴えてしまう


「風邪引く前に体を洗って入りましょうよ」


互いに体を洗いっこして一番大きな浴槽に全員に浮かぶ
にごり湯ではないせいですべて丸見えだが今更隠すこともないだろう


昔の思い出を肴に進んでいく酒宴
とはいえ俺は炭酸飲料だ


「未成年者への飲酒がバレたら色々とヤバイからね……」


冗談では済まない問題があるらしい
俺の知らないことばかりだが不思議と聞いていて苦にならない


「まさか慕がおっさん以外の男に裸を見せる日がくるなんてなー」


「さすがに日本じゃおじさんと結婚できないもん」


「日本じゃなきゃ結婚するの?」


「…………ノーコメント」


そう言って露骨に目をそらされた
少なくとも冗談だと信じたい


そんな感じで誰かが湯あたりしそうな頃まで楽しい宴は続いた






浴衣を羽織り大部屋に戻る
下着がないせいで全員浴衣一枚だが誰も帯を締めようとしない
締められないのか、締めないのかはわからない


大部屋に戻ると色々と疲れたのか布団を敷き我先に潜り込み寝息をたて始める
暗がりに瞼が落ち始めた頃起こされた


「京太郎くん、起きてる……?」


「慕さん?」


「おトイレ行きたいんだけどついて来てくれないかな……?」


「ええ、いいですよ」


さすがに我慢は辛いしな


「ありがとう」


暗がりではっきりとは見えなくても笑顔とわかる顔で二人でトイレに向かう
どうせなら俺もついでに済ましてしまおう


「せっかくだから一緒にしない……?」


「ええ」


浴衣を脱ぎ小便器に背中を向ける慕さん
そんな彼女に向き合い銃口を股の間へと向ける
冷えたせいかほぼ同時に出始める


斜め前に向かおうとする俺の水流と真下に落ちようとする慕さんの水流
ぶつかり合った二つは一緒に混じり合い落ちていく
言葉のない部屋に水音がやけに大きく響いたのだった






「これが連れションってやつなんだね」


感慨深げな慕さん


「さすがに同じ便器は二人で使いませんからね?」


「そうなの?悠彗ちゃんの見せてくれたマンガだと後ろからもしてたよ?」


「そんなこと普通はしません」


とりあえず説教が必要だな


「これでおじさんともできますね」


「さすがにこんなことおじさんとはできないかな」


「そ、そうですか」


正常な思考を保ってくれていたらしく一安心だ


「京太郎くんとしかこんなことしないよ」


「……え、それって」


「い、いいからおまんこキレイにして!」


「わ、わかりました……」


お互いの銃口を口で清め大部屋に戻る
同じ布団に入り抱きついてくる慕さん


「なんだかずっとこうしていたくなっちゃうね」


「それって……」


答えを聞くよりも先に静かな寝息をたて始めてしまった


その晩、思い出せないが幸せな夢を見ながらしっかり休めたのは言うまでもない




続く







寝ます

やっぱりシノチャーはかわいい

板ずりがかけたので満足です



おやすみなさい





翌朝、雪明かりとともに目を覚ますと昨晩の惨状がありありと見てとれる
えっちなお姉さんたちのあられもない肢体はリー棒にクリティカルダメージだ


「まずはちゃんと着替えなさいな」


「わ、わかりました……」


カメラを回している上司に言われ慕さんの名残を惜しみつつ引き剥がし体を起こす
浴衣を脱ぎ下着を身につけしっかりと仕事着に着替える


「ゆうへ”はおたのしみて”したね」


からかわれるのを避けるように洗面所に向かい顔を洗う
雪景色の中での冷たい水は体を起こすのに最高だ


「おはようございます」


「うん、おはよう」


俺に返事をしつつもカメラを回す手を止めようとはしない


「瑞原様が朝食の後みんなを起こして大掃除をしたら午前中に一人、午後からは京太郎くんのお友達が到着予定よ」


「わかりました」


「じゃあ朝食の準備ができたらお部屋にお呼びに向かってね」


「はい」


今日も慌ただしい1日になりそうだ






「おはようございます、朝食の準備が整ったのでお呼びに参りました」


美月さんの部屋で襖の前で呼びかける


「開いてるからどうぞ」


中から呼ばれたのではいることにする


「失礼します」


「失礼するなら帰ってちょうだい」


「わかりました……って呼んだのは美月さんじゃないですか」


「おお、模範解答」


手を叩いて喜んでいる美月さん
どうやら正解らしい


「あの、それで朝食ですが……」


「ええ、行くわ、朝食を食べられないて超ショックだもんね」


「……そうですね」


美月さんは朝から絶好調らしい
緩んだ浴衣は俺のリー棒をも絶好調にしたけどな!






「じゃあ着替えるから……」


「わかりました」


邪魔にならないように出ようとしたときだ


「手伝ってくれるわよね?」


質問ではなく確認
それも答えは決まりきったものだ


「はい」


これしかない


「じゃあお願いね♪」


そういって立ち上がった美月さんの前で膝立ちになり帯をほどく
身に着けている浴衣を脱がせると残るは昨日も見たパンティーだけだ


「おちんちんおっきくなってるね」


「……すいません」


「私のだらしないおっぱいそんなに好きなの?」


「……はい」


大きさは今この宿にいる女性の中で俺が知る限りトップだ
昨夜の出来事と比較してその大きさは申し分ないものだ


「じゃあ……後で一緒にお風呂で気持ちよくしてあげるから我慢してね♪」


「……はい」


小悪魔めいた笑みにかき立てられる期待を振り払うように頷くのが精一杯だ
パンティーとお揃いの柄のブラをつけただけでまた浴衣を身にまとう


「じゃあ行きましょうか」


「はい……」


暴発しないように懸命にこらえつつ朝食の食堂へと向かった






「いただきます」


全員で声を揃えて挨拶する
浴衣での朝ごはんはいかにも旅行先のご飯らしい


「朝食を食べられずに超ショックなんてことにならなくてよかったわ~」


空気が重いのは気のせいだと思いたい
箸が進んでいないようなのも昨日のお酒が残っているからだろうか?


「それにしてもみんないるなんてねぇ」


美月さんたちはやはり親交があるらしくどちらかといえば俺はアウェイだ
それでもそこまで居心地の悪さを感じないのは空気の華やかさのおかげだろう


「せっかくだしこの後みんなで温泉で体をホットさせましょう」


美月さんの提案にみんな賛成らしい


「もちろん京太郎くんもよ」


「……え?」


確かに一緒にお風呂に入るのは初めてではない
だけど公序良俗的にはアウトなような……


考えあぐねている俺に全員の視線が集まる


「……はい」


少なくとも断れるような雰囲気ではなかった






お風呂シチュエーションが浮かばないのと仕事が忙しいので今週いっぱい休ませてください

次回はヤクルトが楽天に3連勝したらじっくりお風呂を書きたいと思います


おやすみなさい





すわほー

約束どおりじっくりお風呂を書きます

ただ美月さん+誰かみたいな感じで構想しています

悠彗ちゃんにお仕置きみたいな感じがいいんでしょうか?

何かアイディアとかあればお願いします


ではまた次回更新で

おやすみなさい





「最近は下着を着けないのがブームだなんて知らなかったわぁ」


脱衣所で美月さんが呟く
だがそれも無理からぬ話なのかもしれない


一応仕事着である杏果さんと俺はともかく、慕さんたちは昨夜のままなのだ
帯を締めていてくれたのはせめてもの救いと言えたのかもしれない
ただ一枚しか身につけていないという事実は誤解を招くには十分すぎるだろう


「閑無はえっちだもんねー」


「私限定かよ!?」


マイノリティの杏果さんからの口撃に慌てて反撃する
少なくとも『痴女』という誹りは免れたいのだろう


「まあまあ、寒いんだし温泉でホッとしましょう」


発端であるはずの美月さんの言葉に全員頷く
暖房が入っているとは言え文字通り一糸纏わぬ姿というのはなかなか辛いものがある
当然のようにこの場にいる俺が言えたセリフではないかもしれないが、隠そうというそぶりすらないのは流石にいかがなものだろうか


「せっかくだし美月ママのスペシャルレッスンをしましょうか」


「スペシャルレッスン……ですか?」


俺の質問に微笑んで答える美月さん


「男の子を気持ちよくしてあげるためにね♪」


唯一の脱出口であるはずの出入り口が塞がれている
ありありと受諾の意思を示す視線に縛られたりしていないはずなのに一歩も動くことができなかった……






体を洗うための椅子を並べて車座になる
講師となる美月さんの隣は実験対象の俺が座る
輪自体はそれほど大きくないので手を伸ばせば対面の相手ですらお互いの体に触れそうだ


「まずは気持ちよくなるスポットから勉強して行きましょうか」


美月さんの言葉に生徒全員が頷く


「じゃあまずはスポッと当ててもらいましょう」


そういって生徒に応えるように求めると口々に答えが出る
その度に美月さんが指先で撫でてくる


「ね?反応を見れば一目瞭然でしょう?」


リー棒はもちろんのこと乳首や鎖骨、さらには耳といった場所まで優しく愛撫される


「お尻は!?お尻の穴はどうなんですか!?」


今にも立ち上がりそうな勢いの熱心な生徒からの質問


「うーん……それは人それぞれじゃないかしら?」


「少なくとも俺にその気はないです」


「口ではそう言いつつも一度体験してしまえば……」


なにやら自分の世界に沈み込んでしまったらしい


……そっとしておこう






「まずは基本となる指での愛撫からね」


そういって指先を俺の体にはわせていく


「まずは軽く指でなぞってみましょうか」


先生の言葉に頷き体に指が這わされる
くすぐったさもあり思わず体をよじらせる


「じゃあ少しずつえっちな場所も触ってみましょう」


そういって俺の乳輪を指先でゆったりと縁取っていく


「他にも指だけじゃなくて舌先も効果的よ」


指先に倣うように舌先で乳輪を縁取る


「ね?少しは気持ちよくなってきた?」


「え、ええ……」


事実とはいえ素直に認めるのは気恥ずかしい
それでも体は正直でピクピクと軽く痙攣してしまう


「まだ乳首だけなのにおちんちんは準備万端みたいね♪」


「そ、そうですね……」


釘付けになる視線を誤魔化すように笑うのが精一杯だ






「まずは手で反動をつけながらシゴいてあげるのが基本ね」


優しく握った俺のリー棒を上下させていく
普段自分がやり慣れている行為でも他人にされるとなれば快感は段違いだ


「気持ちいい?」


「は……い……」


全員の視線が集まる前で情けない声を漏らさないように必死にこらえる
それでもビクビクとした痙攣までは堪えられない


「おちんちんがビクビクしてるのがわかるわよね?」


寸止めするように手を離し全員に触られる
シチュエーション的には最高だが必死に最後の防波堤でこらえる


「出してもいいわよ」


耳元で美月さんに囁かれ息を吹きかけられると同時にタガが外れた


おおという完成とともに今日の一発目が飛び出す
目の前にいて直撃を受けたその人は妄想の世界から現実に引き戻された


「勢いも量も合格ね♪」


その言葉に自然と拍手が起こるが面映ゆい


「……さすがにこんなに出されたらやばいわね」


立て板に白く濁った水が垂れていた





「ちなみにおちんちんを気持ちよくしてあげる方法は手だけじゃないわよ」


全員の顔を見渡して答えを聞いている


「舌で舐めてあげるとか?」


「おっぱいで挟んであげるわよぅ」


「髪の毛を巻きつけるのが好きな男もいるらしいわよ?」


そんな回答が出てきたのに満足げな先生


「お股で挟んであげたり脇や膝裏なんかで挟んであげたりも出るわよ?」


そういって俺と向かい合って抱き合う
必然的にクッションとなるべき胸が程よく潰れて心地よい


「ほらね?」


そのまま体を俺に預けるようにして足を締めると最もデリケートな箇所同士が触れ合う


「おっぱいとお股と両方で気持ちよくできるでしょ?」


そういってゆっくりと体を動かし始める
体に胸と股間という最も柔らかい箇所が愛液という潤滑油のおかげでスムーズに擦り付けられて行く


「み、美月さん、俺また!」


「私のお股とおっぱいでまたいっぱいイっちゃいなさい♪」


よわめるどころかさらに速くなる動き
不幸な被害者は2回目の直撃を受けてしまったのだった……






「じゃあみんなでおちんちんをペロペロする練習からしていきましょう」


さすがに2回目ということで若干しぼみかけている俺のリー棒を手で包み込みながら美月さんがいう


「誰からやりたい?」


もはや美月さんの所有物らしい
……決して悪い気はしないが


「私がお姉さんとして気持ちよくしてあげるわよぅ」


そういって森脇さんが手を挙げる


「せっかくだし二人一緒に気持ちよくなっちゃいましょうね♪」


そういって休憩スペースのすのこの上にバスタオルを敷いただけの官位ベッドへと俺を誘導に仰向けにさせる


「曖奈ちゃんも京太郎くんの上に寝そべってみて」


「こ、こうですか……?」


森脇さんが『重かったらごめんね?』と謝りつつ俺の上に寝そべる
互い違いの体勢になっているので必然的にお互いの性器がお互いのまさに目の前にくる体勢だ


「うん、バッチリね♪」


大勢の人に見られている
そのせいか萎えかけていたリー棒にまた力が蘇る
決して俺はMではないはずなのに……






今日は飲み会なので今夜の更新は休みます

何か美月先生に教えてもらいたいことがあったら書いておいてください

可能な限り善処します


また、悠彗ちゃんのアナル調教ですがかなりソフトなものですがやろうと思います

一応スワローズの交流戦最高勝率記念ということで

ただ、実際には事前の準備が必要ですが悠彗ちゃんが『なぜか』普段から準備をしていたということで書きます

多分きっとおそらくメイビーそういった願望からではないと思います



おやすみなさい





「女の子はデリケートなんだから優しくしてあげなきゃダメよ?」


俺の頭の下に足を通して正座をしている美月さんがいう
いわゆる膝枕というやつだ
もっとも重力に抗いきれないおっぱいクッションも合わさって魅力は倍増以上だ


「それにしても羨ましくなっちゃうくらいキレイなおまんこね♪」


俺の顔の前で大きく広げられまさにあけっぴろげのそこに対して美月さんが褒める


「あの……あまりジロジロ見ないでください……」


みんなのおねえさんも美月さんの前ではかたなしだ


「興奮しちゃうからかしら?」


「ち、ちがいます……」


そう言いつつも整った茂みは熱帯雨林やマングローブに進化を遂げている


「見られているだけじゃもどかしいみたいだしそっとソフトにいじってあげてね?」


「わかりました」


「うう……」


表情こそよく見えないが恥じらいに紅潮しているのはよくわかる


「赤くなっちゃってるからレッドゴー♪」


……空気が重くなった気がしたが気のせいだと思いたい






いつまでもこうしていたい気もするがそういうわけにもいかない
目の前で女性があられもない姿をさらしているのだ
もはや完全回復したリー棒を下から丁寧にしごきあげてくれている


「ほらほら、女の子だけに任せっきりにするのはダメよ?」


美月さんのいうことも尤もだ
とはいえ俺にできることは極々限られているのだが


「そうそう、そこが一番敏感なところだから丁寧に丁寧にしてあげなきゃね」


小ぶりながらも勃起して姿を現した突起物を舌先で愛撫する
体同士が密着しているせいで小刻みに震えその快感を俺にも伝えてくる
それでも淫らな声を必死にこらえているのはせめてもの年上の矜持だろうか


「舐めるだけじゃなくて吸ってあげるのも効果的よ?」


目の前に垂れ下がるおっぱいのアドバイスに従い吸い付く
声を漏らす代わりにピクピクと震える体がありありとその快感を伝えてくる


そんな森脇さんと俺にギャラリーからも歓声にも似た声が聞こえてくる
だからと言って止めるわけにもいかない


「そ、そろそろ私限界よぅ……」


震える微かな呟きが俺に伝わってくる


「お、俺もです……」


これ以上つまらない意地を張る必要はないだろう


「じゃあ二人ともラストスパートね♪」


お互いの上の口からは漏れなかった声は下の口から噴水という形で勢いよく噴き出し互いの顔を汚したのだった






「気持ちよかった、曖奈ちゃん?」


「は……い……」


顔こそはっきりとは見えないが絶え絶えの呼吸の中で上下する胸は確かに満足げだ


「女の子をちゃんと気持ちよくしてあげられたわね♪」


合格詔書の代わりか美月さんが撫でてくれる
不思議と嫌な気持ちにはならない


「やっぱり男の子はおっぱいが好きなの?」


膝枕のせいで真上から俺を見下ろす慕さんとバッチリ目が合う


「ええ、まあ……」


下手に誤魔化すより素直に答えたほうがいいだろう
まぎれもない事実でもあるしな


「ふーん……」


「あら?おっぱいでお互いにいっぱい気持ちよくなれる方法があるわよ?」


「教えてください!」


「は~い♪」


すさまじい生徒からお願いに先生はただただ満足げだった






「そうそう、そうすればお互いのおっぱいを舐め合うことができるでしょ?」


俺の顔の前に覆いかぶさる慕さん
目の前に慎ましくも形の良い胸がある


「男の子ってこんなに鍛えてるんだ……」


上下こそ違えど同じ状態の慕さんが呟く
水着の時に見られることはあるとはいえ、まじまじと見られたうえに感想まで述べられるのは流石に恥ずかしい


「おっぱいはデリケートだからいっぱい時間をかけてしてあげないとダメよ?」


先生の言葉に従うように俺の乳首を優しい感触が包み込む


「ちょっとしょっぱいね」


雪が降るほど寒いとはいえ汗ばむようなことをしているのだ
それでも耳から伝わる情報は俺を辱めるとともに興奮させるには十分すぎる


「京太郎くんのおっぱいはもう一つあるしおちんちんだって空いてるわよ?」


膝枕の上のおっぱいからそんな声がかかる
返事もせず舌で3ヶ所を同時に責められるというのは3回出した後とはいえなかなか来るものがある


せめてもの抵抗に目の前の胸にわざとらしく下品な音を立ててムシャぶりつくとともに必死に手を伸ばす
かたや柔らかな陰毛の茂みにふれ片や不毛地帯に触れる


3対1ではかなり分が悪いがそれでも3ヶ所に反撃はできている
結局、俺一人の犠牲は二人の道連れという結果に終わった
ただ、こういうのも悪くはないと思ったのは内緒だ






「慕ちゃんだけじゃなくて閑無ちゃんまでイかせちゃうなんてすごいわね」


先生からお褒めの言葉とともに頭を撫でられる
しっかり揺れる胸はやっぱり絶景だ


「これならおじさんともできそう……」


満足げな慕さん


「少しは手加減しろよバカ」


流れ弾の犠牲になった形の石飛さんもまんざらではなさそうだ


「今度はちゃんと私のおまんこも舐めてね?」


一方的に勝利を収めた杏果さんは不満げだ


「あとは……」


全員の視線が一人に集まる


「わ、私はいいわよ……」


その視線から逃れるように顔を背ける


「あら、お尻を使った特別なレッスンをしようと思ったのに」


「やります!」


……こういうのを満面の笑みって言うんだろうなぁ







「まずは観察するところからスタートよ」


「わ、わかりました……」


ヘッドレストの持ち主の言葉に頷く
目の前にある観察対象こそ正しければ立派な自然科学の第一歩だろう


「やっぱりこれっておかしいわよね!?」


被観察対象は不満げだ
とはいえその体勢を崩すことは到底できそうにない


観察部位である股間を突き出す形で四つん這いになっている本藤さん
体を支える手や足は4人自由を奪われこの体勢を保たざるを得ないのだ


「生えた形跡もない天然のパイパンさんなのね」


「み、見ないでください……」


「クリトリスは大きめだけどキレイなスジマンね」


冷静な観察報告に本藤さんは耳まで真っ赤だ


「これから開いて観察するけどデリケートだから優しくしてあげなきゃダメよ?」


「わ、わかりました……」


先生の指示は絶対
全員の共通認識だ






「外の観察が終わったら次は中の観察よ」


「はい」


「デリケートだから優しく広げてね」


「わかりました」


失礼しますと言って親指を軽くあてがい左右に広げていく


「くぱあ」


「余計な効果音つけないでよ!」


「ごめんごめん」


音響担当に不満げだ


「じゃあ一つずつ解説しながら観察していきましょうか」


「お願いします……」


ワレメの中に逐一解説を加えてくれる美月先生
男の俺はもとより同性である生徒たちも興味深げだ


「断裂すらないキレイな処女膜ね♪」


「もうお嫁に行けない……」


「あ、あはは……」



慰めの言葉も浮かばず笑ってごまかすのが精一杯だ







「せっかくだし中も触ってみましょうか」


「「え?」」


「でもせっかくだから比較したほうがいいわよね」


そういって頭を収めていたおっぱい枕が離れて行く
自由を抑えていた手が片方離れお尻が二つに増える


「私はいいけど悠彗ちゃんは優しく入れて上げないとダメよ?」


「わ、わかりました……」


板場にいつの間にか自然に正座をしてしまう
恐る恐る美月さんへ人差し指を伸ばすとそのまま最もデリケートな穴へと導かれていく


「さすがにパパのおちんちんよりは細いわね」


それでも逃すまいと指に膣壁が絡みついてくる
少なくとも簡単に引き抜かせてくれるつもりはなさそうだ


「お腹側をゆっくりこすってみてくれるかしら?」


「こ、こうですか……?」


「ええ、そこよッ」


途端に声のトーンが一段階上がる


「もっとホットにしてッ!」


「わ、わかりました……」


俺の指の動きに合わせて身をよじらせ喘ぐ美月さん
友達の母親というある意味最も身近と言える大人の見せる『大人の女』の部分


観察対象であるはずの本藤さんすらも固唾をのんで見守る


「い、イっちゃう!」


文字通りホットな噴水とともに先生は生徒たちの前で絶頂に達してしまったのだった







「うん、これで最終試験を受験できるわね♪」


いまだに快楽に浸っている美月さんがいう


「ちゃんと悠彗ちゃんも気持ちよくしてあげなきゃダメよ?」


そんな言葉に悠彗さん以外みんな頷いている


「は、はじめてなんだから優しくしてよね……?」


当の本人もノリノリだ


「が、がんばります……」


逃げ場を完全に塞がれてしまった俺にはそういうのが精一杯だ
戻ってきてくれたおっぱい枕の柔らかさに少し安堵する


「うーん……いきなり人差し指は痛いと思うから小指からがいいみたいね」


「わかりました」


おっぱい枕からの指示には従わなければならない


「失礼します」


小指をあてがいゆっくりと挿入していく
異物を拒むように狭まってくる膣壁だが愛液のおかげか進めること自体はできないことはない


「痛くないですか?」


「う、うん……」


そうは言いつつも気持ちいいという感情からはかなり程遠い
さすがにこれはダメだよな……






「うーん……この方法はあんまりオススメできないんだけどなぁ」


そういって美月さんが俺に耳打ちをしてくる


「……マジですか?」


「マジもマジ、大マジよ」


「わ、わかりました……」


驚きの指示内容だが従わなければならないことには変わりない


「失礼します」


先ほどと同じように小指をあてがいゆっくりと挿入して行く


「ま、待って!そっちは違う穴だから!」


そんな言葉とは裏腹に思ったよりするすると飲み込まれていく俺の小指
さすがに第二関節までが精一杯だが前より入れやすいのは気のせいではないはずだ


「……やっぱりね」


「え?」


「……悠彗ちゃん、自分でも触ったことあるでしょ?」


「な、ないです!」


「ふーん……」


「な、なんですか……」


二つの穴に他人の小指を挿入されつつ必死に何かに耐えている本藤さん


「反応を見るためにもしばらくこのままにしておきましょう♪」


「「え?」」


その言葉に俺の指に対する締め付けが強くなったような気がした







「あの……そろそろ指が限界なんですが……」


そろそろ両手の小指の限界が近い
締め付けてくれる感覚も慣れてしまえばちょっと痛いだけだ


「うーん……じゃあ抜いちゃいましょうか」


「え!?」


美月さんの言葉に頷くより先に本藤さんが素っ頓狂な声をあげた


「素直に話す気になったかしら?」


「……週2回クリだけで満足できないときにお尻の方も触ってます」


「はい、良くいえました」


そういって森脇さんに撫でられる本藤さんは心底恥ずかしそうでいじめたくなる不思議な魅力がある


「正直に言ったんだから動かしてよ……」


「ええ、いいわよ」


おっぱい枕からの許可もおりたので小指を少しずつ動かしてみる


「ひゃい!?ま、待って!」


愉快な喘ぎ声とともに体を震わせ始めるのを見ていると楽しくなる


「どう?楽しい?」


「ええ、とても」


「ば、バカ!」


薄い壁越しに俺の小指がかき回していく
その度に上がる喘ぎ声に様々な反応が出てくる


「イッちゃう!イッちゃうから!」


その言葉に合わせて指を引き抜くと下品な音とともに熱い噴水とともに痙攣を伴いながら絶頂へと達したのだった






「誰かに触ってもらうのも気持ちいいでしょ?」


お尻を撫でながら先生が尋ねる


「ええ、まあ……」


歯切れは悪いが明確には否定できないらしい


「うん、合格よ♪」


そういってお尻を撫でていない方の手で撫でてくれる


「ありがとうございます?」


よくわからないがどうやら褒められてはいるらしい


「それにしても……」


全員の視線が一箇所に注がれる
ただそれも当たり前のことだろう


「杏果ちゃん、ちょっといいかしら?」


俺の頭上でされるひそひそ話
おっぱいヘッドホンのせいで内容はよく聞き取れない


「ええ、ぜひ」


「じゃあよろしくね♪」


なぜかノリノリな二人
……嫌な予感がするのはどうしてだろ






「え?え?」


突然の出来事に我ながら間抜けな声を出してしまう
後ろにあったおっぱい枕は顔の前に来て後ろには杏果さんが抱きついていた


「なるほど……これが男の子のおなにぃなんだ」


抱きついたまま股間のリー棒を握りしめてくる
普段自分が使うのとは反対の手なのは不思議な感覚だ


「せっかくだしもっとえっちな気分になってもらいましょうか」


「……え?」


前にはおっぱい後ろからは手コキ
逃げ出せないのは物理的な事情だけではないのは内緒だ


「フェロモンってね、ここからも出るのよ?」


頭の上で腕を組み脇をアピールしてくる美月さん
股間と同じように生え揃った茂みが大人らしくいやらしい


「思いっきり匂いを嗅いでみて?」


深呼吸をしてみるとほんのり汗のせいか酸っぱいが嫌ではない匂いが出てくる
これがそうなのかはわからないがフェロモンというのは事実らしい


「おちんちん硬くなってるね♪」


美月さんの脇に顔を埋める俺のリー棒を楽しそうに扱く杏果さん
極上のおかずとテクニックのおかげでかなりの快感を伴った射精を迎えたのだった






エロエロもとい色々とあった体をシャワーでキレイにして全員で露天風呂に浸かる
体を隠そうという人間は一人もいない
水面にたゆたう体が様々ではあるがみんなキレイで扇情的だ


「いよいよ明日からだね」


「はい」


「といっても明日は開会式とレセプションだけだけどね」


「京太郎くんの部活仲間の皆さんにも島根のいいところをたくさんを知ってもらわなくちゃね」


杏果さんは完全なおもてなしモードだ


「ま、一回戦で無様に負けないくらいには応援してやるよ」


「閑無ちゃんは素直じゃないなー」


「は、はあ!?」


「まあまあ、せっかくの経験なんだし楽しんだ方が気楽よぅ」


「ま、なるようになるんじゃないの?」


「そ、そうですね……」


とはいえほとんど緊張だけでとても楽しむという心境にはなれそうにない


「もう、しかたないわね」


「み、美月さん!?」


「おっぱいにいっぱい包まれて余計なことはグッバイよ」


そういって胸の間に抱きしめられると落ち着けるのだから不思議なものだ


風呂から上がると家に帰る美月さんを見送り旅館に残るみんなで清掃をし、杏果さんは今日最初のお客様を迎えにいったのだった




続く





バリエーションを出すのってむずいですね

次回はとあるキャラが登場です
すでに登場済みの人なので予想してみてもいいかと


おやすみなさい





ちょっとした幕間


「お風呂上がりは牛乳もいいけどアイスもいいわよねー」


お風呂上がりにアイスを食べながら美月さんはご満悦だ
バスタオルで隠そうともせず時折扇風機でなびく髪が艶っぽい


「冬のアイスってだけも魅力倍増ですもんね」


かくいう俺も美月さんに向かい合ってアイスに舌鼓を打っている
さすがに股間にはバスタオルをかけてはいるが
ちなみに脱衣所には他にはいないので美月さんと文字通り裸の付き合いというやつだ


「でもアイスといったらやっぱりバニラじゃないかしら?」


「抹茶も捨てがたくないですか?」


「そこまでいうなら食べてみればわかると思うわよ?」


そういって差し出してくれるスプーンをお礼を言って口に含む


「こちらもどうぞ」


先ほどの美月さんにならうと美月さんもありがとうと言って口に含む


「やっぱりアイスをあいする人と一緒に食べるのなんて贅沢ね」


「え?」


「はやりちゃんはそんなあいする人とアイスを食べられるのかしら?」


心底楽しそうな顔を向けてくる美月さん


「が、頑張ります……」


そう答えるのがせめてもの精一杯だ


「ま、期待はしているわ」


「はい……」


「ところで……おっぱいに垂れちゃったんだけど……キレイにしてくれる?」


「わ、わかりました……」



このあと、俺のアイスバーが搾り取られたのjはいうまでもない……




カンッ


ちなみに正解はまだ出ていないです





真深さんが来ても面白い



そろそろお客様が来られるという連絡が杏果さんから入った
出迎えや車から荷物の運び出しなどのために駐車場へと向かう


「いらっしゃいま……せ?」


そこにいるお客様に驚いてしまう


「来ちゃった♪」


「師匠!?どうしてこちらに!?」


春日井真深さん
大沼プロ、南浦プロとともに俺の師匠の一人だ
とはいえ病院にいるはずだからここにいるのはおかしいのだが……


「お仕事半分休養半分だね」


「え?」


「春日井様は今回の雀竜王戦の解説者の一人なの」


杏果さんの紹介にVサインを作る春日井さん


「はやりちゃんへのサプライズだからね」


「な、なるほど?」


わかったようなわからないような……


「ほらほら、こんな寒いところで立ち話もなんだからお部屋へ行きましょう」


「わ、わかりました」


荷物を受け取り宿へと向かう
お部屋へ案内している間も心底楽しそうだ






こんばんは

>>581さんのいう通りまふふが正解でした
小学生のはやりんが横浜まで会いに行ったのでまふふが会いに来てもいいですよね!


>>581さんは何か小ネタのリクエストがあればどうぞ
内容が酷すぎない限り可能な限りお答えします


おやすみなさい





>>581です、真深さんがきましたか~
じゃあ小ネタのリクは雀竜王戦の決勝前日に真深さんと京ちゃん二人でお風呂に入って
真深さんに、はやりんの事を本気で頼まれるっていうのは可能ですか?



「あの……どうしてわざわざ島根まで来られたんですか……?」


部屋に案内されお茶を飲みながら一息ついている師匠に尋ねてみる


「さっきも言った通りお仕事半分休養半分だよ」


「え、でも病院にいないといけないんじゃ……」


「だって病院なんて退屈じゃん」


「……え?」


師匠の言葉に思わず間の抜けた返事をしてしまう


「確かにサポートとかを考えると病院はいいんだけどそればっかりが人生じゃないからね」


「な、なるほど?」


わかったようなわからなかったような……


「まあ、細かい話はお風呂でしよっか」


「……え?」


「私がお風呂で体調を崩して溺れちゃったり怪我をしたりしてもいいの?」


「よくないです」


「よろしい、私と混浴する権利を授けよう」


「ありがとうございます?」


どうやら俺に拒否権はないらしい






>>585
了解です
100%の形でお答えはできませんが、お風呂はこの後書きます


暑かったり忙しかったりしますが年内完結を目指してのんびりやって行くのでよろしければおつきあいください


おやすみなさい





「いやあ、脱がせてもらえるなんてお姫様になった気分だわー」


部屋にコートこそ脱いできたがそれでもまだ身にまとう枚数は多い
一枚ずつ丁寧に脱がせつつ折りたたみカゴへとしまっていく


「ずいぶん手際いいねー」


「ありがとうございます」


上下1枚ずつ、お揃いの黒い下着だけになると褒められた
褒められて悪い気はしない


「ふふん、お姉さんの魅力にメロメロになっちゃった?」


「ええ、とてもよくお似合いです」


「はやりちゃんみたいにおっぱいは大きくないのに?」


「……胸だけが女性の魅力ではありませんから」


「ふーん……ちなみに私の魅力は?」


いたずらっ子のような視線を向けてくる
とはいえそらして逃げることはできそうになさそうだ


「えっと……スレンダーながらも丸みを帯びたキレイな体だと思います」


「ま、及第点だね」


「あ、ありがとうございます……」


褒められているはずなのに印象が違うのはどうしてだろう……






「ブラもちゃんと外せるかな?」


「大丈夫です」


今まで練習してきた通り抱きしめるようにしてホックを外し手から引き抜く
もはやお手の物だ


「ふーん……はやりちゃんで練習したのかな?」


「はやりさんだけじゃないです!」


「つまり練習したことは否定しないんだ……」


これがジト目というやつか
語るに落ちた俺はええ、まあ……と曖昧な返事を返すのが精一杯だ


「元とはいえ牌のおねえさんのおっぱいを見て感想はないのかな?」


もはや抗う意思すら折れてしまった俺にさらに追い打ちをかけてくる
たしかにボリュームには乏しい
それが幸いしたおかげか垂れている様子は見られない
色素の薄い乳輪に俺の小指の先ほどもない小ぶりな乳首だ


「美乳だと思います」


「ちなみにこれでもBカップあるからね♪」


両手で胸を挟んで持ち上げている
それほど力は加わっていないだろうが程よく潰れていて気持ち良さそうだ


「水着グラビアは何度かあるけど下着の中まで見せた男の子は京太郎くんが初めてだね♪」


「……え」


「見たがる人は多かったけどね♪」



いたずらっぽい笑顔は俺より年下と言われても信じてしまいそうだ






「あと一枚だね」


「失礼します」


跪くように正座をしてブラとお揃いのパンティに両手をかける
そのまま下へとずり下げていくと女性の最もデリケートな部分があらわになる


「あまりに濃くてビックリした?」


「い、いえ……」


「これでもグラビアをやってた頃はお手入れ大変だったんだからね」


「そ、そうですか……」


面積はそれほど大きくないながらも密度の濃い茂みはワレメを完全に覆ってしまっている
下部の方は茂みに覆われていないおかげでワレメがしっかりと見てとれる
あまり盛り上がりはなくあまり触られたような形跡も見てとれない


「ちなみに処女だからね♪」


「え”!?」


「む、それはどういう意味の『え”』なのかな?」


見下ろされつつ詰問される俺
正座までしているせいで完全に裁判官と被告だ


「その……てっきりそういった経験は豊富なのかと……」


「アイドルと女の子は違うってこと」


「え?」


「ほら、さっさといくよ」


「ま、待ってください!」


タオル片手に浴場へと向かった師匠を慌てて服を脱ぎたたむのもそこそこに追いかけた







「いやあ、洗ってもらうなんて悪いねえ」


「いえいえ」


「いっつも看護師さんに洗ってもらうことはあるけど流石に若い男の子はないなあ」


風呂に入る前には体を洗う
だけど相手は師匠でありお客様である
俺が体を洗うのは必然と言える


腰にタオルを巻いている俺と違い全く隠すそぶりのない師匠
ボリュームこそ乏しいがメリハリのある体は目にたいへんよろしい


「やっぱり男の子の方が力があるおかげで気持ちいいわね」


「そういうもんですか?」


「ふふ、介助ソムリエをなめちゃダメだよ!」


「わ、わかりました……」


よくわからないが逆らわない方が良さそうだ
最近のことを話しながら体を洗っていく
と言っても俺の学校生活を師匠が聞いているというのがメインであるが


「じゃあ今度は私が背中を洗ってあげるよ」


「わ、わかりました、お願いします」


「私と一緒にお風呂に入りたがる人はいても一緒に入ってあげるのは京太郎くんだけだからね♪」


「あ、ありがとうございます……?」


よくわからないが深くは追求しないほうが良さそうだ







「洗ってもらうのはいつものことだけど洗ってあげるのははじめてかも」


シャンプーで髪を洗いながら師匠が言う
目を閉じているのでわからないが声色から察するに機嫌はよさそうだ


「私のはじめて、よく味わいなさい♪」


「ありがとうございます」


不慣れというわりに手つきはスムーズだ
細い指に髪をかき分けられる感触はなかなかいいものだ


「私にも子供がいたらこんなことしてあげたのかなぁ」


しみじみ呟く声がする


「さすがに高校生にもなって母親と一緒に風呂に入らないと思いますよ」


「じゃあ、恋人ってことかな?」


「え!?」


予想外の返答だ


「なーんてね、冗談よ、冗談」


「そ、そうですか……」


「少なくとも……恋人の裸を前にしておちんちんが勃たないなんておかしいもんね?」


「あ、あはは……」


さすがに朝からあれほど搾り取られたらな……


前は自分で洗い浴槽へと向かったのだった







「いやー足を伸ばせるお風呂って最高だねー」


浴槽に浸かるなりのびを始める師匠
頭はタオルでまとめており上げた脇からはうっすらとした茂みが除く


「たしかに大きなお風呂っていいですよね」


「さすがに病院で贅沢は言えないからね」


「なるほど」


なんとなくイメージだが病院のお風呂は広いイメージはない
その分感動も大きいのだろう


「それとも密着した方がよかった?」


「そんなことないですよ」


「そうだねー」


視線が一部に向けられる
朝の反動はいまだに大きいらしい


「ま、せっかくだし思い出話でもしよっかな」


「思い出話……ですか?」


「そう、京太郎くんの知らないはやりちゃんのこと」


「お願いします!」


「こらこら、そんなに勢いよく頭を下げたら溺れちゃうよ?」



笑いならがそんなことを言いつつも色々と話してくれるらしい







『シノハユ』参照


「そんなことがあったんですね……」


「そうなの」


一通り話し終えた師匠がふうと一息入れる
杏果さんたちからも聞けなかった新鮮な話だ


「私を目標にしてくれてるのは嬉しいんだけどねえ……」


また大きく息を吐いた


「そのせいで自分が幸せになれないなんてダメじゃない」


「ダメ……ですか?」


「少なくとも私はそう思うわね」


「はあ……」


俺の思いと師匠の想いは違うらしい
少なくとも年上だからこその考えなのだろう


「お風呂入ってたらおトイレ行きたくなっちゃった」


「えっとトイレは……」


指差そうとしたその時


「急に立ち上がって倒れちゃったらどうしましょう?」


「えっと……ご案内いたします」


「よろしくね~」





「いやあ、お姫様抱っこなんて照れちゃうなあ♪」


言葉とは裏腹に心底楽しげだ
完全に俺に体を預けてきていて重くはないが緊張してしまう


「あ、でも昔ドラマでしてもらったかも」


「そうなんですか?」


「と言ってもそのときはちゃんと服は着てたけどね」


「でしょうね」


「このままトイレじゃなくてベッドか布団に連れて行ってくれてもいいのよ?」


「さすがにそれは杏果さんに怒られますよ……」


そんな軽口を叩きあっているとトイレに到着した
男女で入れ替わることもあるので小便器と個室が一つずつのシンプルな作りだ
暖房が効いているとはいえ文字通りの全裸なので若干肌寒い


「京太郎くんもしたくなっちゃったの?」


「ええ、まあ……」


便座に腰掛けた師匠の質問に頷く
生理現象だししかたないことだ


「せっかくだから見せっこしよっか」


「え?」


なにがせっかくなのだろう?


「あ、おちんちんがピクってなった」


「……気のせいだ」


生理現象だししかたないことだ






「なんか変な感じだね」


「ええ、そうですね……」


足を広げて便座に跨る師匠に向かい合う
硬くなっているおかげで狙いを定めやすくなっているのは感謝だ


「あ、出ちゃう」


ポタポタと垂れ始めた雫は勢いを得て噴水になる
水に当たる音に触発されたのか俺のもあわさり噴水が2本になる


お互いの視線は下に向き噴水の出どころへ向かう
とはいえ無限ではない
噴水は弱々しくなりそして雫が垂れるのも終わってしまった


「気持ちよかったね」


「ええ」


排泄行為には快楽を伴う
この状況はその快楽をさらに高めてくれている


「男の子のおちんちんってそんな風に大きくなっていくんだね」


「……はい」


「おしっこした後はキレイにしてあげなくちゃね♪」


お姉さんに任せなさいと小さな胸を張る師匠
……微かな揺れにまたリー棒が跳ねた







「実戦はないけど予習はバッチリだから安心してね」


ちゃんと便器に腰を下ろすと目の前に俺のリー棒が現れる
甘勃起状態のそれを優しくシゴいていくと徐々に硬さを得ていく


「やっぱり自分で触ってみると違いもわかるね」


そう言いながらゆっくりとシゴいていく
ゆるやかな快感に体が小刻みに震えてしまう


「おしっこってこんな味なんだ……」


先端に残ったものを舌先で掬い取る


「汚いですって……」


そんな俺の言葉を聞いて意地になったのだろうか
そのまま根元まで咥えると軽くえずいてしまう


「だ、大丈夫ですか……?」


俺の質問に無言でサムズアップを返すと頭を前後させながら舌と唇で刺激を与えていく
さらにサムズアップしていた手で袋の方まで揉みしだいてくる


「や、やばいですって!」


せめて口の中で出すのだけは避けようと引き抜こうとするがそれもできない
結局、思い切り口の中で果ててしまった……


「ね?」


「はい……」


口の端から溢れつつも俺のものを飲み干して笑う師匠
この人には勝てそうもない……






「やっぱり予習と実戦は違うわね」


トイレから出て再び浴槽に浸かった師匠が言う


「あの……どうして予習なんてしてたんですか……?」


「芸能界に入るのに必要だったからよ」


「……え?」


「『それ』を求められることもあるって聞いてたからね」


はっきりとは言わないがなんとなくは想像がつく


「ま、結局使うことはなかったんだけどねー」


「そ、そうですか……」


「でも、無理やりやらされるより自分からする方がやっぱりいいわね」


「そうなんですか?」


「そう、だからはやりちゃんにも辛い思いをさせちゃダメよ?」


「……はい!」


風呂から上がり開設のための資料に目を通すと言う師匠と別れて部屋に戻ると妙に気分が高まってきた


「京太郎くん、お友達を迎えに行くわよ」


「わかりました」


車内で体が熱かったのは湯上りのせいだけではないだろう
いよいよ明日から雀竜王戦が始まる


つづく






こんばんは

世間的にはお盆休みということで>>1もお休みします
来週の月曜日くらいまでおやすみします


次は清澄メンバーが合流して雀竜王戦が始まります
いよいよラストへ向かっていきますがおつきあいいただけると幸いです


旅館でできるイベント案があればください
可能であれば取り入れていきたい所存ー


おやすみなさい





「そろそろ電車が着く頃だね」


「ええ、そうですね」


幸い雪に負けず運行していた電車の間も無くの到着を告げるアナウンスが響く
赤々と照っているストーブは雪景色の中で温かみをもたらしてくれる


「あ、電車がついたみたいだね」


まばらな人通りの後に見知った顔が5人いた


「遠いところをようこそ、女将の稲村杏果と申します」


和服を着こなししっかりと決めた挨拶にみんなは戸惑っているみたいだ


「お、お世話になります、清澄高校麻雀部部長の染谷まこです」


たどたどしいながらも染谷部長の挨拶に慌てて他のみんなも頭を下げる
緊張した面々の中でたった一人笑いを必死にこらえている人もいる


「さあさあ、積もる話もあるでしょうがまずは暖かい宿に向かいましょう」


そんな杏果さんの言葉に荷物を積み込みワゴンが走り出す
助手席に座った俺以外のみんなは緊張しているのか小声で会話をしている


そんな中でも『美人の女将さん』と言う言葉に相好を崩すのを俺は見逃さなかった
約1名を除いたみんなの不安は旅館についてからの『お姉さん方の』お出迎えにさらに高まってしまうのだった……






こんばんは

たくさんのすばらしいアイディアをありがとうございます
すべてにお答えできない文才のなさを恨むばかりです

翌日に開会式と記念レセプションがあり翌々日から本戦開始で初日のベスト16が二日目に男子一人女子二人に絞られ三日目が決勝戦の予定です

まあ麻雀はあくまでおまけの一つくらいの認識で問題ないです
もう少しだけお付き合いください


おやすみなさい






「まさかあんなに盛大にお迎えされるなんて思わなかったよ……」


俺と迎えに出ていた杏果さん以外のメンバーに入り口で三つ指をついて迎えられる
インパクトは十分すぎるだろう


「さすがに男女同部屋ってどうなんだ?」


「私は問題ないよ?」


「そういう問題じゃないと思うんだけどなぁ」


新旧二人の部長、和と優希という部屋割りは理解できる
ただ咲と俺が同じ部屋ってどうなんだろう


「咲ちゃんを襲ったら地獄よりも辛い目に合わせてやるじぇ!」


半ば察していなかった優希だけは妙に殺気立っていた


『……羨ましい』


そんな言葉は聞き間違いだと信じたい


「まあまあ、細かいこと気にしてたら禿げるよ?」


そんな咲のほっぺたを引っ張ってやる
柔らかさは自慢してもいいほどのものだ


「ほら、さっさと飯に行くぞ」


「うん」


殺気立っていた優希もタコスのおかげで一気に静かになった
それを除いてもすばらしい夕食だった
年の差はあれど和気藹々と会話も弾んでいるようで何よりだ







お腹を満たすと次は温泉だ
『温泉旅館』の名に恥じないことは身に染みて知っている


「タコスだけじゃなくて温泉まであるなんてここは天国に違いないじょ!」


薄いがとてつもなく厚い壁
その向こうには裸の女性が10人以上いるのだ
尤もほぼ全員の裸やそれ以上を見たことがあるのだが……


「虚しい……」


流石に倫理的に問題があるということで男女別だ
そして俺しかいない大浴場は虚しさを覚えずにはいられない


「せっかくだから京ちゃんも一緒に入る?」


「そんな獣を放つわけにはいかないじぇ!」


「見られても減るものではないですし……」


「むしろ私たちの魅力で困っちゃうかもよ?」


「そういう冗談は大概にしんさい」


部員それぞれの反応はそれぞれだ
流石に全員冗談だと信じたい


いたたまれなくなった俺は力を取り戻しつつあるリー棒を庇いつつ一足先に部屋へと戻ったのだった……






「お風呂気持ちよかったねー」


「……そうだな」


しっかり温まったのか咲の体は火照っている
朱のさす頬は妙に色っぽい
はだけかけた浴衣から覗く素肌がその色気をさらに掻き立てる


「湯冷めする前に寝ないとね」


「ああ」


当然のように一組しかない布団に二人で入る
当然のように抱きついてくる咲を抱き枕がわりに抱きしめると思った以上に温かい


「……キレイなお姉さんたちがいっぱいだね」


腕の中で咲が呟く


「……そうだな」


まぎれもない事実だ


「いっぱいエッチなこともしたんだね」


「……ノーコメントで」


「もう……美少女抱き枕があるのにエッチな気持ちにならないのはどうかと思うよ?」


「バカなこと言ってないでさっさと寝るぞ?」


「はーい、おやすみー」


翌朝見事に復活した俺のリー棒は浴衣美少女の餌食になったのだった……






翌朝、目がさめると同衾相手も起きたらしい


「おはよう」


「お、おはよう……」


起きたとはいえまだ寝ぼけ気味らしい
目元を頻りにこすっている


「……おちんちん大きくなってるね」


「起き抜けの一言がそれかよ……」


そんな俺の言葉を聞いてか聞かずか布団に潜り込む
帯を解きトランクスをずり下げリー棒を露出させるとそのまま咥え込んだ


浴衣にパンツ一枚という条件は対等だ
現に目の前の浴衣の袂をめくるとお尻全面を守る白いパンツがあらわになる
両手でずり下げてやるとデリケートゾーンが丸見えだ


俺の行動に抗議するためか知らないが動きが速くなる
ぴったりと閉じている下のかろうじて両手を超える茂みから割れ目を舌先でなぞっていく
声こそ漏れていないがよだれは垂れている
目の前で揺れるものを両手で揉みしだくとさらによだれが垂れる


「……お風呂はいろっか」


「……そうだな」


かろうじて暴発を避けた俺たちは備え付けの露天風呂で盛大に色の違う噴水を出したのだった……







大浴場ほど充実していないとはいえ二人で足を伸ばして浸かるには十分だ
ましてや同じ方向に足を伸ばすのならなおさらだ


「女の子を膝の間に座らせておちんちん大きくするなんて京ちゃんは変態さんなのかな?」


「ほーん」


「ま、待って!謝る!謝るから!」


流石に敏感な箇所同時ぜめは効果抜群だ


「京ちゃんのせいでどんどんえっちにされちゃうよ……」


「……元々じゃね?」


「違うもん!」


俺の言葉を必死に咲が否定する
すっかりいつもの調子だ


「予行演習とはいえ人が多くて大丈夫かな……」


「さすがに大丈夫だろ……」


「ずっと京ちゃんと一緒にいればなんとかなるよね?」


「……たぶんな」


のちに咲はこの選択を大いに後悔することになる


「京ちゃん……」


お湯のせいか上気させた顔を向けてくれる咲
そんな咲と唇を重ね舌を絡めあう
お互いに敏感になっている下の口もこすり合わせ同時に絶頂を迎える


ほんのり熱いお湯がそのまま動きたくなる気持ちをゆっくりと奪い去っていく
その誘惑に争うように白い栗の花の咲いた湯船からお姫様を抱え上げて逃げ出したのだった






風呂から上がりバスタオルで体を拭いてやる
風邪をひかないようにドライヤーで髪を乾かしてやるのも忘れない
体がキレイになると制服を身にまとっていく


「制服着ていく姿なんて見てて楽しい?」


「まあそれなりには」


水色のパンツにお揃いのスポブラ
膝まであるスカートにセーラー服
そして靴下に上着を羽織る
先程までのことと比べるとなんとなくおかしい


「ほら、朝ごはん行かないと遅れちゃうよ?」


「ああ、そうだな」


咲の言葉に頷き手早く制服を身にまとう


「そっちだって見てるじゃん」


「それなりには面白いよ?」


「へいへい」


そんな咲と連れ立って大部屋へ向かうとみんな準備万端だ
宿から出ないせいか浴衣のままではあったが


「遅いじぇ!」


そんな優希はタコさんウィンナーを口いっぱいに頬張ってご満悦だ
和気藹々とした空気なのはありがたい
変に重苦しい空気だとかなり緊張しただろうしな






「じゃあ終わったくらいに迎えに来るね」


「はい、お願いします」


「ありがとうございます」


今日は明日の開会式に合わせての予行演習と組み合わせ抽選だ
その後レセプション兼インタビューだ
開会式の後一回戦をスムーズに進められるようにとの配慮だ


「「お願いします」」


二人で並んでエントリーし会場に入る前に軽く説明を受ける
幸いなことに選手入場は基本的に都道府県の代表者ごとということで咲と一緒だ
ホッとしたが咲は俺以上にそう感じているだろう


そのまま一通り通して流れを確認すると抽選会に入った
男女別ということで一人ずつ舞台の上でくじを引いていく
男子からということで俺からだったが少しどころでなく向けられるカメラに緊張してしまう


「緊張したよう……」


弱々しく咲が呟く
それもそのはずだろう
インターハイ王者というだけでも十分なのに数少ない『制服組』ということで注目するなというのは無理な話だろう


しかし咲の本当の災難はそこではなかった
雀龍王のあの発言のせいで注目の的になっている俺と一緒にいるのだ
インタビュアーには格好の的だろう


「嫁さん違います!」


そんな咲のセリフは見事その年の流行語大賞に輝いたのだった……







そんな感じで旅館でのイベントを挟んで本戦開始です
といっても何を書こうかまだ決まってしませんが


どうでもいいですが瑞原家vs原村家とか面白そうですね
熟練の親同士の対決とウブな娘同士の対決
そんな感じのを誰か書いてください!



おやすみなさい





「いやあ、笑わせてもらったよ」


俺たちを迎えに来てくれた杏果さんはご機嫌だ


「バッチリ録画もしてあるからね!」


そういって手だけで後部座席の俺たちにサムズアップをしてくる


「け、消してください……」


咲がか細い声で懇願する


「ええ、どうしようかなー」


消さないんだろうなあ……


「ところで二人ともレセプションでちゃんと食べられた?」


「いえ、ほとんどインタビューばかりで」


「私もです……」


「じゃあ明日から頑張れるように美味しいものを食べなちゃね」


そんな杏果さんの言葉に偽りなし
軽めながらもしっかり栄養が取れる夕食が用意してあった


ちなみに優希はといえばタコライスを食べてご満悦だ


「あ、そういえば大浴場の調子が悪いから時間交代して使ってね?といっても京太郎くんが女湯の時間に来なきゃ大丈夫なんだけどね」


「わ、わかりました」


女性陣の入浴後が俺の時間らしい
間違えないようにしないとな……






本編が思い浮かばないので没ネタの方で


「ふう」


先ほどまで裸の女性がたくさんいた空間
いい匂いがしているのは気のせいではないだろう
そんな空間で全裸になると妙な高ぶりを覚えてしまう


「……さっさと入るか」


誰かに聞かせるわけでもない呟き
その時周囲を確認することができればこの後の惨劇は回避できただろう


『オトナ』ということをこれでもかと主張してくるレース付きの真っ黒な下着
大きさを想像するにかたくないサイズの下着
少なくとも持ち主に気づいてしまえばいくらでも対処のしようがあっただろうに


「きゃーえっちー」


そんなセリフとは裏腹に全く隠そうとしていない豊満というには十二分すぎるその肢体
目にするのは初めてではなくとも思わず生唾を嚥下してしまう
……たとえそれが同級生の母親であったとしてもだ


「あの……どうしてこちらに……?」


とっさにタオルで股間を覆ったのはせめてもの誇りか羞恥心か


「久しぶりの旅行でやっとできるエッチを楽しみにしてたのにお酒に飲まれちゃう旦那の話でもしましょうか?」


「……いえ」


「お酒のせいで一夜限りの過ちっていうのも燃えるシチュエーションよね~」


そういってわざとらしく舌なめずりをする
蛇に睨まれたカエルとはこんな気持ちなのだろう……




没理由
嘉帆さんまできたら流石に捌き切れないから




つづかない








「ただいまー」


部屋でくつろいでいると咲が帰ってきた


「そろそろ交代の時間でしょ?」


「たしかにな」


時計を見るとそろそろ交代の時間だ
といっても利用者が俺だけになるのだが


「みんなあがったのか?」


「うん、大丈夫だと思うよ」


「そっか」


「明日に備えて早く入ってきたら?」


「ああ、そうするよ」


咲の言葉に従うように大浴場へと向かう
のれんの向こうから話し声がしないところをみると誰もいないらしい


「すう……はあ……」


特に意味もなく深呼吸をして身に纏うものを脱ぎ捨てていく
タオルを片手に大浴場へ向かう


「いらっしゃい」
「こんばんは」


見覚えのある赤みがかったおさげとピンク髪
少なくとも着替えがなかったのは軽くではあるが確認したので綿密な計画に基づいての犯行だろう


「あ、痴女だ」


踵を返そうとしたが両サイドから抱きつかれ連行されてしまえば為す術もない






「やっぱり男の子の背中って大きいわね」


「胸板も厚いです……」


声色から察するにしみじみと呟く先輩とは対照的に頬を上気させている和
俺には一切の選択権はなく前から後ろから体を洗われている
選択権があったからといって拒否するかどうかは別問題だが


「……せめてタオル使いません?」


俺なりの精一杯の譲歩だ


「おちんちんそんなにおっきくしながら言っても説得力ないわよ?」


「母もこうすれば男性が一番喜んでくれると言っていました」


嘉帆さんぇ……


「それとも美少女ふたりのおっぱいに不満があるとでもいうの?」


「ないです……」


「よろしい」


「ではお互いにウィンウィンですね♪」


鼻歌が口をついてくるような二人に前から後ろから上半身を擦られる


「おなかがあついです……」


そのあつい砲身から精が飛び出さないように懸命に耐えたのだった







「次は手ね♪」


やおら立ち上がった先輩が俺の右腕を股間に挟み込む
その意思を察したのか和が空いている左腕を同じように股間に挟み込んだ


「自慢のタワシでキレイにしてあげるわ」


「母に教わった成果をさっそく試す機会ですね」


色々と突っ込みたいことはあるがそんな機会はなさそうだ


右腕を滑っていくツンツンした大きめのタワシ
左腕を滑っていく柔らかで小さめのタワシ
毛先だけでなく柔肉の感触も申し分ない
石鹸は使っていないはずだが潤滑駅には事欠かないらしい


時折頭上から降り注ぐふたりの甘い吐息に反応するように俺のリー棒が跳ねる
そんな様子にふたりともたいそうご満悦みたいだ
声を出してしまえばそれ以外のものも出てしまいそうなので懸命にこらえる


「指ね……」


「はい……」


「さ、流石にそれはダメですって!」


そんな俺の制止を無視して親指を最もデリケートな場所に淀みなく挿入していく
精子を漏らさなかったのはせめてもの意地だろうか


結局、俺の10本の指がふやけるまで『スペシャルコース』は続いた
気持ち良さそうに潮を噴いてへたり込む二人とは対照的にただただ俺の不満が募っていくのだった





「やっぱり自分でするのとは大違いね~」


自ら作り出した泉にへたり込んでいた先輩がのびをしながらいう


「そうですね……」


まだどこか上の空の和も同意している


「あら、和がこんな話題に乗ってくれるなんて意外ね」


「私だってそういった気分になることもあります、きっかけは須賀くんなのは事実ですが」


「ふーん……」


心底楽しくそして悪魔のような笑みを俺に向けてくる先輩
乾いた笑みを返すのが精一杯だ


そんな俺を知ってか知らずか和は楽しそうに先輩に説明を始めてしまう
こうなってしまっては俺の立つ瀬はない
勃つモノはあるけどもだ


「さて、そろそろ須賀くんのそれも気持ちよくしてあげなきゃね」


「たしかに辛そうですね」


「ええ、まあ……」


本音を言えば今すぐにでもしごいてしまいたい
美少女ふたりというシチュエーションにおかずに困るということはありえないだろう


「ちょっと作戦立てましょうか」


「ええ、そうですね」


ふたりで内緒話をしてしまう
放置されているはずの俺の股間は期待に踊らせるように跳ねているのだった






「特製タワシの洗い心地はどうかしら?」


「わ、わるくはないですね……」


そう返すのが精一杯だ


抱き合った二人によって作られたタワシホール
左右で毛の密度が違うことで異なった刺激を与えてくれる
微妙なズレによってその効果が倍増するのはいうまでもない


体を上下させながら二人が震える声を合わせて数を数える
今10を超えたところだが俺の限界は近い


『俺が何回我慢できるか』


そんな賭けをしているらしい
二人が何回かはわからないが少なくともあまり大きな数字でなさそうなことは容易に想像がついた


散々お預けを食らってきた俺にそんな耐久力はなかった


「15回ですか……」


「思ったより頑張ったわね♪」


射精後の虚無感からぼーっとしている俺を見下ろしながら胸まで精液が飛び散った二人が笑う
少なくとも二人の想定を超えていたらしいことに俺のちっぽけなプライドは満足した






「せっかくだしもったいないわね」


シャワーに手をかけていた和が俺と同じようにきょとんとしている


「せ、先輩!?待ってください!」


突然お腹をなめられてしまえば誰だってそんな反応になるだろう
とはいえそんな和の制止をきくそぶりはまったくなさそうだ
むしろ目の前の白いお腹を汚す白く濁った精子に夢中らしい


「ま、まってください……」


軽く押し倒され先輩のなすがままになっている和の制止はどんどん弱くなっている
上から丁寧に舐め取られへその中を舌で愛撫されるたびに甘い声が漏れる


「だ、だめです……」


和の哀願はもはや先輩を駆り立てるだけだ
……俺も人のことは言えないけどさ


「あら?どうしてここには雪解け水があるのかしら?」


「し、しりません……」


もはや制止する力すら残らないほどの快楽に耽っているらしい
女同士だからこそ気持ちいいポイントがわかるのかもしれない
甘い喘ぎ声とともに絶頂に達した和は先ほど俺の指でした以上の勢いで潮を噴き出した


「ごちそうさまでした♪」


楽しげに唇の端を舐めた先輩が掬い取ったのは誰が出したものだろうか






「……納得いかないです」


「こういうのは先手必勝ってね♪」


「むう……」


色々と満喫した先輩と色々と満喫された和
同じ釜のお湯に浸かっているのにその反応は真逆だ


「でも須賀くんにお姫様抱っこしてもらえたじゃない」


「それは……嬉しかったですけど……でもそれとこれとは違います!」


コロコロと表情を変える和はかわいいなあ
まあ俺だってエロエロもとい色々いい思いをさせてもらったしおあいこだろう


「まあまあ、せっかくの温泉でケンカなんてもったいないじゃない」


その原因の張本人がカラカラと笑っている


「……そうですね」


色々と言いたいことはあるらしいが飲み込んだらしい
仲良きことは美しきかな





「それにしてもあいかわらずすごいおっぱいね」


「そうですか?」


「少なくとも和より大きい人なんて全国でも数えるくらいしかいないんじゃない?」


「そうですね」


先輩の言葉に頷く


「何を食べればそうなるのかしら?」


「母からの遺伝でしょうか?」


「たしかに……」


その可能性はかなり高そうだ


「……どうして須賀くんが和のお母さんもおっぱいが大きいって知ってるのかしら?」


「えっと……」


先輩からの質問に対する答えを考えるがいい考えが浮かんでこない


「東京でのお仕事の時に偶然会ったんですよ、ね?」


「そ、そうです」


和からの助け舟に大きく頷く


「ふーん……」


完全ではないにしろ先輩は納得してくれたらしい
……さすがに嘉帆さんとしたことまでは勘付かれてないよな?






「でもやっぱり羨ましいわね」


「そうですか?」


「だっておちんちんを挟むだけじゃなくて包み込んであげられるじゃない」


「「え?」」


和と声が重なった


「だって……」


先輩に促されるように縁に腰掛け足を広げる
リー棒はもちろん臨戦態勢だ


「ほら、私のだったら挟むのが精一杯だもの」


自らの胸を両手で寄せて俺のモノを挟み込んでくれる
先輩に促され倣うように俺のモノを和が挟み込んでくれる


「やっぱり包み込まれた方が安心感とかあるのかしら?」


「ええ、まあ……」


和だからというのもゆるぎない事実であるが


「せ、先輩!?私の胸を乱暴にしないでください!」


「いいじゃない、サービスよサービス♪」


両手で和の胸を揉みしだきながら俺のモノに刺激を与えていく
少なくとも普段の和には到底望めない激しさに興奮してしまっているのは事実だ


「の、和ごめん!」


情けない謝罪とともに和の顔に射精してしまったのだった……






「いやあ、たしかにこれは男の子が顔にかけたくなるのがわかるかりエロいわねえ」


「しみじみ言わないでください……」


直撃を受けた和がえっちぃのは事実だ
とは言え先輩の言葉に頷くわけにはいかないがな


「またキレイにしなくちゃね♪」


「だ、大丈夫ですから!」


必死に否定する和の胸に飛び込むように顔を埋めてしまう先輩
顔だけでは受け止めきれなかった精液だまりから先端の練乳のかかったイチゴまで丁寧に愛撫していく


「和のおっぱいおいしい」


「そ、そんなこと言わなくていいですから!」


とは言え今回はまんざらでもなさそうで強く否定しようとしているようには見えない
わざとなのかジュルジュルと下品な音を立ててイチゴを丹念に味わっていく先輩
練乳の正体を知っている俺としては決して真似できない行為だ


「ふふ、ごちそうさま♪」


さすがに耐性がついたのかダメージこそあるものの決壊までは至らなかったらしい和


「……ずるいです」


そんなつぶやきはどうやら本心からではなさそうだった






「ごめんごめん、つい魔が差しちゃったんだって」


「……知りません」


和はご立腹らしいがそれもある意味当然だろう
少なくともあんなことをされて喜ぶのはよほどのマゾヒストぐらいだろう


「じゃあお詫びに和も私に一つ好きなことしてもいいから」


「……いいましたね?」


「といってもさすがに命に関わったり旅館に迷惑をかけたりすることはダメよ?」


「大丈夫ですよ、ただ先輩にちょっと恥ずかしい思いをしてもらうくらいですから」


「あら、それは楽しみね♪」


呑気な先輩とは対照的な表情の和


「須賀くんにも協力してもらいたいですが構いませんか?」


「ええ、大丈夫よ」


「では須賀くん、いいですか?」


そういって俺に作戦を伝えてくる和


「……マジで?」


「マジです」


俺の質問に力強く和が頷く


「二人掛かりでどんな恥ずかしい目に合わされちゃうのかしら~」


知らぬが仏ってこのことなんだな……






「さ、さすがにこの格好は恥ずかしいわね……」


四つん這いになりお尻を俺たちに突き出す格好の先輩
遮るものなどなくデリケートな箇所があらわになっている
もっとも茂みに守られてしまっているのだが


「も、もう戻ってもいい……?」


「何を言ってるんですか?むしろここからですよ」


「……え?」


「お尻の穴のシワの数を数えなきゃいけないんですからね♪」


「……冗談よね?」


「そう思います?」


「……いいえ」


「といっても毛が邪魔なのでまずは剃らないとダメですね♪」


「え?え?」


「ということで須賀くん、お願いしますね」


「わかりました」


思わず敬語になってしまう
そんな威圧感が今の和を覆っていたのだ






寝ます

お休みなさい





「うええ……」


お尻にクリームを塗られた先輩はあまり気持ちよくなさそうだ


「そうですか?キレイですよ」


「そ、そうかしら……?」


和に褒められて満更でもないらしい
白いお尻に人工的なクリームの白のコントラストはたしかにキレイだ


「ねえ、一応聞きたいんだけどどれくらい剃られるのかしら?」


「少なくともお尻のは剃るべきだと思いますよ」


「……そうね」


「希望があればツルツルでもいいですが」


「さ、さすがにそれはやめて欲しいなって」


「優希とおそろいもかわいいですよ?」


「せ、せめてまことは言わないでも和とおそろいくらいにしてください……」


「ま、しかたないですね」


どうやらお客様のオーダーは決まったらしい
それにしてもやっぱりというかなんというか優希ってツルツルなんだな……






「見えないところに刃物を当てられるって怖いわね……」


「たしかにそれは怖そうですね」


「そもそもこんな場所お手入れなんて必要ないじゃない」


「私は必要ないですが先輩には必要です」


きっぱりと言い放たれては先輩も引き下がるしかないらしい


「あの……そろそろ始めますね……?」


普段自分がしているようにホットタオルで温まった頃合いを見計らって先輩に合図する
普段使い慣れているT型のカミソリとは形が違うがたぶん大丈夫だろう
ケガだけはさせないようにしないとな……


先輩の頷きを確認して肌にカミソリを添わせていく
旅館の備品だが使い心地の良さは普段俺が使っているものとは段違いだ


「キレイになりますね」


そんな感想が和から漏れた
それには同意だ


「お尻の穴ってヒクヒクするって本当なんですね」


「好き勝手いうのやめて……」


そんな哀願を受け入れられないほど集中して剃っていくとキレイな穴があらわになってくる


「これなら数えられそうですね」


「や、やっぱりやるのね……」


「もちろんです♪」


こんな和を見てどきりとしない男はいないだろうなぁ
もっとも状況が状況なのだが






「そのままワレメの方もお願いしますね」


「わ、わかりました」


「あの……和とおそろいってどれくらい剃られるのかしら……?」


「少なくともこのあたりは剃りましょう」


そういってワレメを指先で擦っていく和
恥丘までおそろいにさせないのはせめてもの慈悲なのかもしれない


「……はい」


色々と言いたいのかもしれないがおとなしく先輩は頷いた
こんなおそろいなんていやというぼやきは聞かなかったことにしよう


和に言われたようにワレメの方も剃っていく
毛の量が多いこともあり何度も手間がかかる


「これが発達した小陰唇ですか……」


「冷静に指摘しないで……」


そんな二人のやりとりをしている間にワレメもツルツルになった


「うわあ……」


自らの秘所を鏡で確認した先輩がつぶやく


「じゃあもう一度四つん這いになってお尻を突き出してください」


「「え?」」


「そうしないとお尻の穴のシワを数えられないじゃないですか♪」


「……はい」


たどたどしい動きで四つん這いになった先輩のお尻の穴のシワを和が嬉々として数えていく
……結果はこの3人の心の内に秘めておくのが先輩のためだろう






一連の出来事が終わりまた湯船で温まろうという流れに自然となる


「あら?どこに行こうとしてるの?」


「体が冷えてきたのでちょっとトイレに行ってこようと思いまして」


そういってトイレに行こうとした時だ


「あの……離してくれませんか?」


また二人に両サイドから捕まってしまう


「せっかくだからここでしましょうよ」


「……え?」


「3人で連れションというのも楽しそうじゃないですか」


「え?え?」


「さすがに最初が男子トイレだとハードルが高いしね」


「自分のがどう飛んでいくのか見当もつきませんしね」


「あの……もしかして聞きました……?」


俺の質問に二人とも満面の笑みで頷いた時全てを察したのだった……






「うーん、毛がないからスースーするわねー」


「立ってするってこんな感じなんですね」


3人で輪になり真ん中に向かって放尿する
はっきりいって異常な光景だがそう思うのはこの場ではマイノリティらしい


「出すときにはちゃんと言ってよね?」


「そうしないと意味がないですもんね」


自らワレメを広げる二人はやる気まんまんらしい
我慢しようと思っても冷えてくるせいでそうもいかず限界がやってきた


「あの……俺そろそろ……」


そう言い終わらないうちに先端から染み出してくる
当たり前の行為のはずなのにこの状況はやっぱり恥ずかしい


「あ、私も……」


「私もです」


そう言って二人のワレメからも噴水が出てくる
徐々に勢いを増していく奔流は地面にあたり跳ねお互いの足へと散っていく
不潔な行為なのにどこか尊いと感じたのはなぜだろう


全員の奔流が終わったとき妙な満足感に包まれていたのだった







「これなら次は男子トイレでもいけそうね」


「ええ、ちゃんと狙いを定められるように少し練習は必要ですけどね」


再び温泉で温まる中で二人は満足げに会話をしている
そんな様子をただただ乾いた笑いとともに見ているしかできない


「でも安心したわ」


「……え?」


「緊張しすぎてガチガチになってないか心配だったからね」


「おちんちんはガチガチでしたもんね」


「ええ……」


「さ、遅くなる前に上がって寝ましょうか」


「寝坊しちゃダメですよ?」


「わ、わかった……」


そんな二人の言葉に頷いてお風呂から上がろうとしたときまた大きくなっているのを見咎められた
口で二人でしてくれたが虚脱感より満足感の方が大きかった
セックスが好きな人の気持ちがちょっとだけわかったような気がした






「おかえりなさい」


二人と別れて部屋に戻ると咲は布団の中に入っていた


「……知ってただろ?」


「どうだろうね」


少なくとも否定はしないらしい


「緊張してるよりいいと思うよ?随分お楽しみだったみたいだし」


「……まあな」


「ほら、さっさと寝ないと明日起きられないよ?」


「ああ」


咲の言葉に頷いて俺も同じ布団に入る
咲が入っていてくれたおかげか温かい


「明日から楽しみだね」


「ああ、そうだな」


「……楽しみだからっておちんちん大きくする必要なくない?二人にしてもらったんじゃないの?」


「ああ、まあ……」


「もう……一回だけだよ?」


「ああ、わかった」


あれほど出したはずなのに咲とのシックスナインではお互いに信じられないほど出て気持ちよくなれた


「明日から頑張ろうね、京ちゃん」


「ああ、そうだな」


浴衣を着直すのも億劫で全裸のまま抱き合って寝たがとても気持ちよく眠れたのはいうまでもない……



つづく







以上です

次回から雀龍王戦開始です

おやすみなさい





「おはよう、京ちゃん」


「おはよう、咲」


翌朝目を覚ますと隣の全裸のままの咲もちょうど目覚めたところらしい


「いよいよ今日からだね」


「ああ、がんばらないとな」


「……おちんちん当たって痛いんだけど」


「生理現象だししかたないだろ?」


「もう、しかたないなあ」


そういって布団に潜り込んでいく咲
まさしく頭隠して尻隠さず状態で俺の前には小ぶりで真っ白なお尻があらわになっている
口と手で俺のモノを鎮めようとお尻も振っているのを見ているとちょっとした好奇心が湧いてくる


咲の吸い付くくらい柔らかいお尻を両手で鷲掴みに広げる
かろうじて両手で足りないほどの恥丘から伸びる一本スジの先に俺の目当てのモノがある


「いち、に、さん……」


咲に聞こえないように小さな声でその数を数え始める
もちろんバレないように指でいじるのも忘れない
咲の弱点は目を瞑っていても的確に責められる自信がある


先輩より数が少ないことが実証できたとき二人同時に絶頂を迎えたのだった






「もう……朝から出しすぎじゃないかな?」


「ある意味お互い様だろ?」


「まあそうだけど……」


シャワーで体をキレイにして制服に着替えていく
不満げな咲とは対照的に俺は謎の満足感に包まれていた


「寝てる間に間違えて入って赤ちゃんできちゃうかもよ?」


「……マジで?」


「でもそんな初体験はイヤだね」


「そうだな」


そんな軽口を叩きつつみんなと朝食をすませ会場に向かう
開会式のある俺たちは先に会場に送ってもらい応援のみんなは後から来るらしい


「いってらっしゃい」


杏果さんに見送ってもらい開会式会場に咲と向かう
ともに長野県代表ということもあり席は隣同士だ
不安と緊張のせいか手を重ねてくるが特に拒むことはない
触れた手ごしでも伝わる緊張の中開会式は無事終了した


「じゃあ、今日負けておしまいなんてダメだよ、京ちゃん?」


「ああ、お互いにな」


そういってかっこよく別れたときだった


「ねえ、京ちゃん?」


「うん?」


「おトイレどこ……?」


わざとらしくため息をつきつつもトイレへと連れていってやる
いつも通りの咲に安心すると同時に緊張が程よく解れたらしい
実際、午前中圧倒的とは言えなくとも着実に1位で勝ち上がることができたのだった







寝ます

次回たぶんお昼やすみ編です


おやすみなさい





昼休み
控え室に戻ってみると咲もすでに戻ってきていた
表情を見るに順調みたいだ


「おかえりなさい」


出迎えてくれた杏果さんについて部屋に戻ると部員たちだけでなく慕さんたちまで来てくれているみたいだ


「ま、色々と話したいことはあるでしょうがまずはお昼にしましょう」


先輩の言葉に従い椅子に座る


「おお」


思わず声に出してしまうくらい見栄えのいいお弁当だ


「うちの旅館自慢のお弁当だからね」


「先ほど取材の人も来てたぐらいなんですよ?」


「なんでもモグモグタイムとかいうのの二番煎じらしいじぇ」


杏果さんの言葉を和と優希が補足してくれる
確かに絶好のチャンスだろうしな


「さあさあ、積もる話も後にして食べましょう」


全員で声を合わせていただきますをして食べ始める
冷めても美味しいものをしっかり選んでいて彩りも味も文句なしだ
和やかな雰囲気のまま進み咲をしっかりトイレに連れていってから午後の戦いに向かう


初日、俺も咲も無事にベスト16に入り準決勝に進むことができたのだった






長野から来た男女高校生ペアがプロも参加する大会でベスト16に入賞した
これは想像以上にセンセーショナルな話題になったらしい
現に控え室に戻ってタブレットで見せてもらっただけでもニュースサイトのトップページに俺たちの記事があるのがわかった


「さ、さすがにやりすぎじゃないかな……?」


「そ、そうだな……」


咲の言葉にただただ頷くしかできない
会場から控え室に戻る途中ですらマスコミの人らしき人にインタビューを求められた
係員の人が制止してくれていなかったらどれほどだったかは想像もしたくない


「しかたない、奥の手を使いましょうか」


「「奥の手ですか?」」


杏果さんの言葉に咲とハモった


「二人とも、これに着替えてくれるかな?」


そういって出された服は俺には見覚えのあるものだった


「さすがに二人が旅館スタッフに変装するなんて思わないでしょう?」


「なるほど……」


「さ、時間がないからさっさと着替えて脱出しましょう」


みんながいる中とはいえ緊急事態だ
咲と慌てて着替えをすませる
……誰も覗いていないよな?


『こちらが長野県代表の二人の控え室となっております』


そんな声が聞こえて来る頃になんとか着替え終わった


「すいません、選手を迎えに行くので通してください」


先頭を行く森脇さんについて俺と咲もついていく
変装は思った以上に効果的だったらしく無事に人混みをかき分けて車へと乗り込むことができた


「いやあ、宣伝できてよかったわー」


「ちょっとしたスパイ気分ね」


口々に楽しんでいるが当事者はそうでもないらしい
現に、俺にしなだれかかってきた咲の笑いはこの上なく乾いたものだった
俺も同意だ





「じゃあ夕飯まで少し休憩ね」


杏果さんの言葉に頷いてめいめいの部屋に戻っていく
咲の手を引いて戻るがよほど疲れているのか足取りが思い


「ほら、ついたぞ」


「つーかーれーたー」


そういって倒れ込んでしまう咲


「そんなに相手が強かったのか?」


「それもあるけどマスコミの人が……」


「ああ……」


咲の気持ちはよくわかる
疲れたのは俺も同感だ


「とりあえず着替えようぜ」


さすがに借りた服のまま横になるのはよろしくないだろう


「脱がせて」


「はいはい」


咲の言葉に答えて抱えあげるようにして体を起こしてやる
そのまま脇の下に両手を入れて立ち上がらせ帯をほどき前をはだけさせると朝も見た上下お揃いの白い下着があらわになった


「……えっち」


「脱がさせたのは咲だろ」


「ま、そうなんだけどね」


そういった咲は楽しそうだ
白い肌と下着のコントラストは息をのむほど艶かしかった





「いいよ?」


「……え?」


「私だってエッチな気分になることもあるもん……」


「そうか」


「京ちゃんだってしたいでしょ?」


「……まあ」


羽織っていた服を脱がしスカートを履かせる
膝下まである丈のおかげで露出度は下がってしまう


「こう?」


壁に体を預けた咲がスカートをたくし上げるともちろん白いパンツがあらわになる
少しずつずり下げていくとかすかな茂みと呼ぶのがおこがましいほど薄い隠毛があらわにある


「さ、さすがに恥ずかしいよぅ……」


そんな声が聞こえてきたが聞こえないふりだ
さらにずり下げていくと小さな小さなクリとリスが顔を出した


文字通り愛しく撫でるように舌先で愛撫をしながら両手の指先をブラの中に潜りこませ小さいながらもかたく勃起した乳首も愛撫してやる


「そ、それ気持ちよすぎるからだめぇ……」


絶え絶えの呼吸から甘い声が漏れている
下着がしっとりと湿っていくのを感じつつ愛撫を続けると絶頂に達したらしい咲が倒れ込んできたのを受け止めてやったのだった


「バカ……」


そんな言葉とは裏腹に咲は満足げな笑みを浮かべていた……





「今度は私の番だよね?」


「……え?」


咲の眼差しは有無は言わせないという強い意志が込められている


「今度は私の番だよね?」


「はい……」


そう頷く以外の選択肢はない
言われるがままに制服に着替え仰向けになる
咲はといえばずれていた下着を直し制服を着ている


「一回やってみたかったんだ♪」


そういって俺の上に腰を下ろしてくる
長いスカートに覆われて視界が一気に暗くなる
何が起こるかわからないが体を起こして逃げ出すこともできない


「こんな状況なのにおちんちんは大きくなっちゃんだね」


チャックを下ろしトランクスから俺のリー棒を取り出す
声色から察するに満面の笑みを浮かべていることだろう


「朝より大きくない?」


疲れているせいだと言い返したいが湿っているせいでパンツが張り付いて呼吸をするだけで精一杯だ


「もう、くすぐったいよ♪」


お尻をふりわざとらしくお尻を顔に擦り付けてくる
ジュルジュルと下品な音を立てながら全身で俺のリー棒を貪ってくる


「さ、咲!俺もう!」


そう叫んだつもりでも言葉にならなかったらしい
ただ、ありがたいことに咲が抜いてくれた瞬間に射精してしまった


「もう……女の子の顔を汚しちゃう悪い京ちゃんにはお仕置きが必要だね♪」


「……え?」


結局、俺が勃たなくなるまで3回も搾り取られてしまったのだった……


「ごちそうさまでした♪」


夕食へ向かうには咲に手を引いてもらわなければならないほどだった……






ちょっと遅くなったけど咲ちゃん誕生日おめでとう
最近原作も新刊が発売になったみたいですね
買うだけ買ってまだ読めていませんが


女の子が長いスカートを恥ずかしがりながらたくしあげるのはかわいいと思いました

おやすみなさい




アラフォー軍にやられる前に今のうちに搾りとっておかなきゃね



今日の夕食も和やかなムードだ
結果を出せた俺たちは言うまでもないしそれは他の人たちもだろう


「いやあ、問い合わせの連絡がたいへんたいへん」


現状一番ホクホクなのは杏果さんだろう


「といっても取材とか試合に影響が出そうなのはカットしてるから安心してね」


「「ありがとうございます」」


咲と声を合わせてお礼を言う
こういった気配りや配慮こそが女将になるための資質なのだろう


「二人が頑張れば頑張ってくれるほど宣伝にもなるしね♪」


心なしか昨日より夕飯のおかずも豪華な気がする
そんな和やかなムードのまま夕食を終えるとお風呂タイムだ
といっても昨日同様俺は後なのだが


「よく来たな、京太郎!」


「なにしてるんだ、優希?」


「ククク、お主に勇気があるならばそのラケットを持ってそっちに立つがいいじょ!」


要するに卓球がしたいらしい


「おう、かかってきな!」


食後の腹ごなしには最適だろう
ラケットを握りしめ優希と向かい合うのだった






こんばんは

どうでもいいですが優希と相性の良さそうなこの場にいる大人組のキャラって誰ですかね?
コミュ力が高そうなんで誰とでもいけそうな気が……
あと、本当にどうでもいいですが汗をかいた後のお風呂って気持ちいいですよね!
深い意味はありませんが

>>676
アラフォーなんてすこやんだけじゃないですかー


おやすみなさい




ご意見いただいた皆さんありがとうございました

まふふはアリですね
閑無、悠彗の二人とダブルスをまふふが観戦して……みたいな
さすがにリチャは無理です、ごめんなさい

季節の変わり目で体調があまり良くないのでおとなしく寝ます


おやすみなさい





「ほう……なかなかやるな、小僧!」


「そっちこそな!」


シェークハンドから繰り出されるサーブを器用にペンホルダーで返してくる優希
ラリーの小気味良い音が卓球場にこだましている


「楽しそうなことしてるじゃん」


「私たちもまぜろよ」


「おねーさんたち!?」


「よし、俺の勝ちだな!」


石飛さんと本藤さんに気を取られた優希にドライブを叩き込み勝利をおさめた


「こんなのノーカンに決まってるじぇ!」


敗者の遠吠えが心地よい


「どっちもやれそうだし相手してやるよ」


「全力でかかってきなさい!」


そういってラケットを手にする二人


「京太郎、ここは本気を出さなきゃダメみたいだじょ」


「ああ、そうだな!」


先ほどまで敵対していた優希と即席のチームを組む
こうして、卓球対決が幕を開けたのだった……





「ま、まさかブーメランスネイクを使ってくるとは……!」


「ふふん、卓球だって所詮はテーブルテニスだからね!」


「つ、強すぎるじぇ……」


「散々練習に付き合わされたしなぁ」


変則的な軌道に翻弄される優希と俺のペア
せめてものハンデなのか交互に打たなくてもいいということだがハンデとして機能していない


「これで決まりよ!」


ラブゲームを回避するのがやっとで2セット連取された
得点も全部合わせても片手で十分なくらいだ


「好きこそ物の上手なれってね♪」


ない胸を張っている本藤さん


「おまえの場合カップリングの方だろうが」


石飛さんがツッコミを入れる


「カップリングってなんだじょ?」


「興味あるの!?なんだったら今からでも……」


「優希を変な道に引き込もうとしないでください」


そんな俺に不満げだ


「なあ、京太郎、私はこのまま負けるなんていやだじぇ」


「ああ、俺もだ」


「だから……」


そういって俺をしゃがませると作戦を耳打ちしてきた


「いけるか?」


「やれるだけやってやるさ」


「その意気だじょ!」


優希がない胸を叩く
はだけかけた浴衣から覗く小さなピンクの乳首にかけてもがんばらないとな!





優希のサーブを石飛さんがレシーブしてくる


「行け!京太郎!」


「おう!」


全力でラケットを振り抜く
卓球台で弾んだスマッシュが本藤さんに向かっている


「ちょ、ちょっと!?」


慌ててラケットで体を守るとそこに命中し大きく跳ねた
明後日の方向に球は飛び俺たちの先制打だ


「ちょっと!?さすがにズルくない!?」


「俺はスマッシュしただけですよ?」


「絶対やり返してやる……!」


そらしたくなるくらい鋭い視線を送ってくる
それでも怯むわけにはいかない


その後、わずかな隙を見つけては打ち込んでいく
こうなってくると男女の差が出てくる


「やったじぇ!」


満面の笑みを浮かべる優希とハイタッチを交わす


「ぐぬぬ……!」


本当に悔しそうな本藤さん


「もう1ゲームやるわよ!」


とはいえこちらはヘトヘトだ







「いやあ、いい試合だったわね」


そんな拍手の音に張り詰めた空気が緩んだ


「師匠?」


そこには俺の師匠である春日井真深がいた


「どうしてこちらに?」


「明日の準決勝の解説をするための打ち合わせや選手のデータチェックをしてたらこんな時間になっちゃったの」


「そうでしたか」


「いくら勝つためとはいえ女の子の体めがけてスマッシュを打ち込むのはどうかと思うよ?」


「はい……」


師匠に言われて石飛さんと本藤さんに謝る


「お姉さんは誰だじょ?」


蚊帳の外の優希が尋ねる


「はじめまして、はやりちゃんの先代の牌のおねえさんで京太郎くんの師匠の春日井真深です」


「あの春日井真深!?」


衝撃を受けている石飛さんと本藤さんとは対照的に優希はピンと来ていないみたいだ
俺もそうだったのだからある意味当然のことだろうが


「色々とお話したいことはあると思うけどまずはお風呂に入らない?」


卓球の後で汗をかいていて反対する人は誰もいない


「じゃあ京太郎くんは今日も介助をお願いね?」


「わ、わかりました……」


「「「え!?」」」


3人の呼吸がぴったり合った瞬間である






なぜか5人で一緒に風呂に入ることになる
俺はといえば見事なまでの黒一点だ
いつもと違うことはといえばしっかりタオルでガードしてることだろうか


「あくまでも京太郎が手を出さないように見張るためだからな!」


「へいへい」


混浴初体験の優希が言う


「こんなおばさんなんて襲ったりしないわよ」


そういって師匠が笑う


「こいつは女ならば誰彼構わず手を出す獣だじぇ!」


「きゃーこわーい」


「さっきから執拗に私を狙ってきたのも……?」


「どんな設定ですか……」


真剣な優希とそれに凄まじいまでの棒読みで応える石飛さんたち


「まあまあ、いつまでも素っ裸でいたら風邪ひいちゃうわよ?」


そんな師匠の言葉に同意し体を洗い始めるのだった






「いやあ、苦労をかけるわね」


「いえいえ、俺にはこれぐらいしかできませんから」


楽しそうに笑う師匠の髪を洗っていく
そんな様子に隣に陣取った優希が文字通り刺すような視線を送ってくる


『こいつはだれかれ構わず手を出す犬だから見張りが必要なんだじょ!』


とのことだ


「お姉さん全然嫌じゃないじょ?」


「ええ、とっても気持ちいいしなんだったら優希ちゃんも洗ってもらうといいんじゃないかしら?」


「お、お姉さんがそういうなら……」


「京太郎くん、お願いしてもいいかしら?」


師匠に言われれば断るわけにもいくまい


「私の髪を洗えることに感謝するがいいじぇ!」


「へいへい」


その後自分たちの髪の毛もあらわせようとするあたり優希の向こうに座る二人ともちゃっかりしている






師匠の髪の毛をシャワーで流し終え椅子ごと優希の後ろに移動する


「この優希様の髪の毛に触れられることを感謝するがいいじぇ!」


「へいへい」


ない胸を張る優希
髪の毛を下ろしている姿は新鮮だ


「痒かったり痛かったりしたら言ってくれよ」


「そんなことしたら許さないじょ!」


「はいはい、努力しますよ」


そんな軽口を叩きあいながらシャンプーを泡だてた手で髪の毛を洗ってやる
こうしていると大型犬みたいだな……


「かゆいところはございませんか?」


「ございませーん♪」


くすぐったそうに目を細めているのを見るに満足しているみたいだ
トリートメントまで済ませ優希に尋ねる


「いかがでしたか、お客様」


「うむ、結構なお手前、褒めてつかわすじょ」


「ありがたき幸せ」


なにやらおかしい気もしたけど満足してくれたみたいだし大丈夫だろう


「はーやーくー」


「待ちくたびれて風邪引いちまうぜ」


今夜は大繁盛だ





ちゃっかり頼まれつつもしっかり二人の髪も洗い終えた


「じゃあ、体もお願いね」


「はい」


そういってバスタオルを外した師匠は文字通りの一糸纏わぬ姿だ


「おねーさんさすがにそれはまずいじょ!」


慌てて優希がバスタオルを拾い上げる


「アイドルの頃ならともかくこんなおばさんの裸を見てもなんともないわよ」


そう言って笑う師匠


「年中発情期のコイツの前では関係ないじょ!」


そう言ってせめて前だけでも隠そうとしているのはなんだか健気ですらある


「大丈夫よ、京太郎くんに洗ってもらうの初めてじゃないもの」


「……え?」


手にしていたバスタオルがはらりと落ちる


「なんだったら私たちもあるわよ?」


「そーそー」


そういって二人もバスタオルを取り去ってしまう


「ま、まさか京太郎がそこまで見境のない犬だったなんて……」


マイノリティになってしまった優希から力が抜けると同時にバスタオルも落ちる
それは優希の最後の自尊心だったのだろうか
大平原の小さな胸があらわになったのだった……






「ねえ、優希ちゃん」


呆然としている優希に師匠が水を向ける
言葉こそ出ないが胡乱な眼差しを師匠に向けている


「百聞は一見に如かずっていうことわざを知ってるかしら?」


小さな子供をあやすように問いかける
そんな問いに無言で頷く優希


「せっかくだから京太郎くんに一回洗ってもらうのはどうかな」


「え?」


「少なくとも私は京太郎くんに洗ってもらうのは気持ちいいし好きよ」


そういって微笑みかける


「そーそー、される前から否定するのはどうかと思うぞ」


「それに今なら部員で唯一っていうプレミアもつくわよ?」


石飛さんと本藤さんからも援護射撃だ


「だから……まずは私が洗われているのを見てそれから決めるのもいいんじゃないかしら?」


「なんだったら私たちのも見ればいいしな」


「そーそー」


師匠はともかく二人はちゃっかりしている


「わ、わかったじょ……」


不承不承ながらも頷く優希


「じゃあ、お願いするわね」


「わかりました」


師匠の背中に向き合うのだった






「おねーさん、痛かったり気持ち悪かったりしないじょ?」


「ええ、とっても気持ちいいわよ♪」


鏡越しの表情を見るに師匠の本心だろう
その言葉を嘘にしないためにも泡だてた両手で丁寧に師匠の体をなでるように洗っていく
華奢だとかスレンダーだとかいう言葉を文字通り体現している師匠を傷つけないように細心に細心の注意を払う
そんな俺たちに向けられる視線は警戒と羨望の2種類があるみたいだ


「背中流しますね」


「ええ、お願い」


師匠の言葉に頷き背中を流していく
背中を覆う人工的な白い石鹸から雪のように白い天然の柔肌があらわになっていく
この光景を目の当たりにするのは初めてではないが色々と来るものがある


「じゃあ次は……」


「「「「え?」」」」


体を後ろに向けてきた師匠に4人の声が重なった


「後ろだけだと片手落ちじゃない?」


「そ、そうかもしれませんが……」


「ね?」


「わ、わかりました……」


誰が俺を咎められようか
雪より白い肌に浮かぶ薄めの乳首と黒々としたきれいな逆三角形の陰毛
そんな師匠に見とれていたのだから







「はやくしてくれないと風邪ひいちゃって明日のお仕事に支障が出ちゃうかも」


「わ、わかりました……」


改めて両手に石鹸を泡立てる
師匠の仕事に支障が出たら失笑を買うのは火を見るよりも明らかだもんな


「失礼します」


「失礼されます♪」


楽しそうに笑う師匠
そんな俺たちに背後から熱いまなざしが向けられているのは間違いないだろう


いくら本人の了承済みとはいえ俺だって色々考える
特に最も熱い視線を向けているだろう優希のことだ
少しでもいかがわしい行為があれば非難轟々なのは火を見るよりも明らかだ
まさに烈火のごとく怒るだろう


そんなわけで俺の取れる数少ない選択肢がこれだ


お腹


余計な脂肪がないが俺の手にほんのり抵抗してくる腹筋
それを感じるようにのの字を書くように両手を動かしていく


後ろはともかく目の前の師匠は多少くすぐったそうにしつつも不快感は覚えていないみたいだ
少なくとも最初から地雷を踏み抜くことはなかったらしい






地雷こそ踏み抜かなかったもののいつまでもおなかだけを洗い続けるわけにもいかない
少なくともおなかだけを洗っている現状は問題を先延ばしにしているにすぎないのだ


「さすがにおなかだけじゃなくてほかのところも洗ってほしいな」


師匠の言葉は至極当然のものだ


「そ、そうですね……」


口ではそう返しつつもそうはいかない
実行するとしたら手を上げるか下げるかだ


ここで冷静になって考えてみる
上がった場合は慎ましいがキレイな胸へと行くことになる
触りたいか触りたくないかでいえばもちろん触りたい
そう思わない奴はいないだろう
おそらく師匠に咎められることはないだろう
……尤も後ろの3人もそうとは言い切れないのが問題である


では下がった場合はどうだろうか
黒々とした逆三角形の茂みに向かうだろう
そこを触るのは初めてではないし師匠がどうなのか関心がないわけではない
だが、後ろの3人からの非難は上とは比較にならないだろう


となると……
再び師匠の体を見てみる





窮地を脱する天啓が訪れた


「御御足失礼します」


そういって師匠の足を取る
下がダメでもさらに下に行けばよかったんだ


「……ヘタレ」


そんな声は俺の迷いから現れた幻聴だと信じたい






両手で輪っかを作るようにして師匠の足を片足ずつ擦っていく


「私の足はどうかな?」


「えっと……気持ちいいです」


「私も気持ちいいからお揃いだね♪」


そういって師匠が楽しそうに微笑む


普段病院生活のせいかほとんど筋肉は衰えて細くなっている
とはいえまだ柔らかさを失っていない
またムダ毛は生えた形跡すらなくその滑らかさに拍車をかける


「さすがにつま先の方はくすぐったいね」


時間稼ぎも兼ねて指と指のまたまで丁寧に洗っていく
指同士を絡めると意味もなくどきりとしてしまう


尤もどきりとしてしまう原因はそれだけではないのだが……


「で?足を洗いながらチラチラ見てた私の体はどうなの?」


足を伸ばしてもらう関係上広がるせいで茂みの下まで見えてしまう
程よく膨らんだ恥丘にある秘裂は茂みに守られつつ存在している
しかしワレメが一本あるだけで茂みを除けばある意味優希とそっくりだ


「……キレイです」


「ふーん……」


その笑みにはどんな感情が込められているんだろうか






「私は羨ましいじぇ」


そんな声が背後からする


「どういうことだ、優希」


振り向いて声の主に尋ねてみる


「だって……おねーさんは私と違ってツルツルじゃないじょ……」


優希がどこのことを指しているのかは聞くまでもないだろう


「あら?別に生えてなくてもいいんじゃないかしら?」


「たしかに優希ちゃんより10歳以上上なのにツルツルな人もいるしねー」


「はあ!?そっちだって似たようなもんだろ!」


「私はゼロじゃないですー、一緒にしないでくださいー」


まさに不毛な言い争いだ


「やっぱりツルツルは恥ずかしいことなんだじょ……」


目に見えて落ち込んでしまう
それに引け目を感じてかバツの悪そうな二人


「大丈夫よ、優希ちゃん」


「……ふぇ?」


「ツルツルだからって嫌いになっちゃうわけないじゃない、ねえ?」


その質問は俺に対してだろう


「ああ、そうだな」


俺が頷くと優希も頷いた
少なくとも最悪の事態は避けられたみたいだ






「そろそろ他のところも洗ってもらえるかな?」


「はい」


師匠の言葉に頷き向き合う
二者択一だがある意味選択肢はないみたいなものだ


となると選択肢は一つ
次に洗う箇所を軽く観察する


お椀型の美乳の先端に薄めの乳首が下の方に垂れ下がっている
比較対象がアレではあるが間違いなくこの場で一番の美乳だ
そんな美乳を傷つけないように洗っていくのだ


「失礼します」


一言断りを入れて手を伸ばしていく
両手でパンをこねるように胸を洗っていくのだ


「おねーさんきもちいいじょ……?」


優希が恐る恐る声を上げる


「ええ、とっても気持ちいいわよ」


その微笑みには一切の虚飾や外連味のない真実の言葉だろう


「京太郎くんは私のおっぱい気持ちいい?」


「……はい」


たしかにボリュームは物足りないが程よく抵抗してくれる弾力
延々と続けていられそうだ


……そういうわけにもいかないんだけどな







白雪のような柔肌が石鹸の白で染まる頃残るは一ヶ所だけになった
積もる白雪よりも白い体の中に黒々と坐す茂み
あとはそこだけだ


「改めてジロジロ見られるのは恥ずかしいわね……」


おおよそはしたないと言われるほどに足を広げると黒い茂みとその下の秘裂が露わになった
ほんのりと朱く色づいているのが扇情的だ


「……失礼します」


とは言えいつまでも眺めているわけにもいかない
気合いを入れるように石鹸を泡だて直し茂みから秘裂へと撫でるように洗っていく
ツンツンとした感触が心地よく毛並みの良い犬や猫を撫でているような気分だ


「触り方がエッチだね」


耳元でのささやきに思わず体に震えが走った


「でも……すっごく気持ちいいよ」


さすがに指を突っ込むわけにはいかないだろう
それでも茂みに雪が積もるくらいこすれば大丈夫なはずだ
シャワーで積もった雪を洗い流せば一層綺麗になった師匠の出来上がりだ


「とても気持ちよかったわ、ありがとう」


「い、いえ……」


その微笑には思わず恐縮してしまう
それと同時に師匠に褒められた喜びに耽ってしまう


だけど、そんな余韻は催促するように両肩を叩く二人によって壊されてしまったのだった……






催促してきた二人も洗い終えあとは一人だけだ
視線を向けてみればバスタオルでいつの間にかしっかりガードしている


「どうする?優希ちゃんも洗ってもらう?」


師匠が尋ねる


「えっと……」


対する優希は悩んでいるみたいだ
少なくともこんな優希は見たことがないので珍しく感じる


「せっかくなら洗ってもらえばいいんじゃね?」


「そうそう、気持ちよくなかったらそのときはそのときでさ」


直前まで洗っていた二人が決断の後押しをする


「じゃ、じゃあ……おねがいするじょ……」


「ああ、わかった」


ついに優希が折れた
おそらく決断にはかなりの勇気が必要だっただろう
精一杯気持ちよくしてやらないとな


そんなことを考えつつイスに腰掛けた優希の背中に向かい合った






「痛かったらすぐ言えよ」


「言われなくともわかってるじょ!」


俺の忠告に力強く返すがどことなくその声が震えているように思うのは気のせいだろうか
背中こそ出しているが前はバスタオルで完全ガードだ


「ふう」


両手に石鹸を泡立て一度大きく呼吸して落ち着かせる
我ながらかなり緊張しているらしい


ゆっくりと背中をなでるように洗っていくと優希の体がピクリと跳ねた


「大丈夫か?」


「ちょ、ちょっとビックリしただけだじぇ!」


そう強がる優希


「ならいいけど……」


それでもなでるたびに時折ピクピクと跳ねる体
幸いだったのは優希の背中が思った以上に小さかったことだ
この小さな体のどこにあれだけの元気があるんだろう……


そんなことを考えつつ背中をキレイにすることができたのだった






「さて……」


背中が終わった今、残るは前だ


「どうする?あとは自分でやるか?」


背中越しに問いかける
しっかりと役目を果たしているタオルを見るにおそらく返事はノーだろう


「……やるじょ」


「え?」


「ここまできたら最後までするがいいじょ!」


「わ、わかった……」


思わぬ事態にたじろぐ


「あ、このままの体勢がいいじょ……」


「あ、ああ……」


背後から人の前半身を洗う
個人的にはより悪いと思うが本人の要望とあらばしかたないだろう






「取るぞ」


一声かけて優希を守る最後の砦に手を掛ける
小さな声が上がったが特に抵抗のつもりはなさそうだ
わずかな抵抗を受けつつもこれから洗うべき箇所の露出に成功した


「あまりジロジロ見るんじゃないじょ……」


そんな声が上がるが隠そうとする意思は見受けられない
ついに観念したのだろうか
そんなことを思いつつまた石鹸を泡立てる


「痛かったり気持ち悪かったりしたらすぐいえよ?」


先ほどもした注意を再びする
優希はといえば無言で頷いただけだ


息を大きく吐いておなかから撫でていく


「大丈夫か?」


「くすぐったいじょ」


笑い声すら漏れている
少なくとも悪印象は抱かれていないみたいだ


どうみても高校生には見えない少女のおなかを背後からまさぐる
鏡越しの光景は間違いなくアウトだ
それでも、優希が不快に思っていないのならばセーフだと思いたい





そのままおなかを洗っていた手を上へとスライドさせていく
触ってみてもふくらみを感じることが困難な胸の先端に俺の指先よりも小さな乳首がある


「痛くないか?」


「くすぐったいじょ」


胸の柔らかさよりも硬さのほうが顕著だ
敏感な指先で触っているので尚更だ


たしかにこの場で最も小さいのは優希だ
少なくとも全員のを見比べたのだから間違いないだろう
つまり未発達なためこれからさらに成長の余地があるということなのだろうか


「なにか失礼なことを考えてないか?」


「そ、そんなことないぞ……?」


一瞬図星を突かれそうになってどきりとした


「それにしてもくすぐったいだけだし京太郎にはいやらしい目で見られるし散々だじょ」


「ご、ごめん……」


少なくとも優希に対しては嘉帆さんの教えも俺の経験も役立ちそうにない
これ以上続けても不毛だしさっさと次にいくとしよう


といっても次の目的地も不毛だけどな!






「じゃあ足開いてくれるか?」


「はーい」


くすぐったさにいいかげん辟易してきたのか優希の反応はなおざりだ
とはいえ優希の反応にまったく納得できないわけでもない
逆の立場だったら俺もそう思うだろう


優希が足を開くと最もデリケートな場所があらわになる
恥丘と呼ぶのもおこがましい平野に一本スジが通っているだけだ


「じゃあ洗っていくぞ」


一声かけて太ももから付け根へと手を滑らせていく
あいもかわらず優希はといえばくすぐったがるだけだ


異変が起きたのはそんなときだ


「ふひゃん!?」


突然の甲高い嬌声


「だ、大丈夫か……?」


「つ、続ければいいじょ……」


普段の優希とはうってかわった艶かしい声
どうやら唯一の性感帯らしいが本人はよくわかっていないみたいだ
とはいえ突破口さえ見つかればこちらのものだ


「ま、待つじょ!トイレ!トイレに……」


そんな悲痛な叫びを無視して続けると盛大な噴水が上がる
おそらく人生はじめての絶頂であろう
ただ想定外だったのは……


「ひ、ひどいじょ……」


そういって優希が号泣しはじめてしまったことだ







「えっと……」


想定外の事態にどうすればいいかわからない
泣いている女の子を宥める手段なんてまったく浮かばない
せいぜい抱きしめるくらいだろうが今は逆効果だろう


「よしよし」


俺を助けてくれたのは師匠だった


「ふぇ?」


いつの間にか師匠が自分の胸に優希の顔を埋めて撫でている
埋めるというには足りないが撫でられて優希が安心しているのはたしかだった


「落ち着いたかしら?」


「その……おねーさん……」


「そこきたないじょ……」


「きたない?どうしてかしら?」


「その……私がおしっこしちゃったから……」


「ふふ、そんなことなら気にしてないわ」


「……え?」


「私だっておしっこはするしそれに……」


「それに……?」


「こんなにかわいい優希ちゃんのおしっこがきたないわけないじゃない」


そういってまた優希を抱きしめた


「おねーさん……」


すっかり優希は安心してしまったらしい
とにかく一件落着らしい






「ねえ、優希ちゃん」


「なんだじぇ?」


「せっかくだから一緒に京太郎くんにしかえししない?」


「「しかえし?」」


「そう、京太郎くんにもおしっこさせちゃいましょう♪」


「え!?」


「おもしろそうだじぇ!」


「しかも普通のおしっこじゃなくて特別な白いおしっこよ」


「ほほう……」


楽しそうな視線を向けてくる二人
少なくともこの場をさっさと立ち去るべきだろう
そう思い立ち上がろうとした時だった


「へぇ、たしかにおもしろそう」


「私も見てみたいなぁ♪」


「は、離してください!」


そんな思いも虚しく4人に取り押さえられてしまった……







地面に仰向けにされ両腕に石飛さんと本藤さんに乗られる
さらに優希にお尻を顔の前に突き出して馬乗りになられてしまえばさすがに脱出は難しい


「おちんちんから白いおしっこを出させるには特別な手順が必要なの」


「おねーさんはその方法を知ってるのじぇ?」


「ロンオブモチ♪」


「さすがだじぇ!」


こぶりなお尻を振りながら楽しそうに優希は談笑している
股間はまさに不毛の平野で一本のスジが通っているだけだった
同じ不毛地帯でも丘と平野の違いがあるのはおもしろい


「じゃあやってみましょうか」


「わ、わかったじょ……」


俺が優希の股間を見ながら現実逃避している間に説明が終わったらしい
両腕では二人が股間を擦り付けている
普段なら苦労するはずの前後運動は潤滑油のおかげかやたらスムーズだ


「痛!?」


突然の痛みに体が跳ねる
両腕に重しがなければ優希を跳ね飛ばしていたかもしれない
そういった意味では二人に感謝だ


なんだか釈然としねえけどさ……






「だ、大丈夫か……?」


「あ、ああなんとか……」


不安げに尋ねてくる優希
気を失うことなくなんとか答えられたのは賞賛に値するだろう


「おちんちんはデリケートなんだから優しくしてあげないとダメだよ?」


「ご、ごめんだじぇ……」


「だ、大丈夫だ……」


とはいえ二度と味わいたくない痛みだけどだな


「今度は優しくやってあげてね?」


「わかったじょ」


そういって再び俺のリー棒を握りなおす優希


「こ、こうか……?」


「そうそう、上手上手」


師匠に褒められて気を良くしている優希が俺のモノをシゴいている
とはいえ普段自分がするのとは比べものにならないくらい気持ちよくない
先ほどのこともあってか力も弱いうえに動きもたどたどしいししかたないのかもしれない
両腕の二人は俺の指まで使いはじめた






「次は舐めてあげましょうか」


「だ、大丈夫なのじぇ……?」


「ええ、私もいっしょににするから……ね?」


「わかったじょ」


とはいえさすがにいきなりは厳しいらしい
そんな優希を思いやってか師匠が裏スジに舌をゆっくりと這わせた


「ね?効いてるでしょ?」


「たしかに……」


あまりの気持ち良さに体が跳ねそうになった俺を見て優希も納得したらしい
おずおずと舌を這わせてくる


そんな二人からの刺激に言葉に言い表せられないほど気持ちよくなる
そうなれば二人はノリノリだ


師匠はともかくこのまま優希に負けるのは嫌だ
懸命に優希の股間に向かって首を持ち上げ吸い付く


「んな”!?」


そんな優希の声を無視して音を立てるくらい強く吸い付くととめどなく愛液が垂れてくる


「や、やめるじょ……!」


とはいえこちらも必死なのだ


「こうなったら……」


互いに敏感だった優希と俺
そしてそんな俺たちを見ながら自ら慰めている両腕の二人


「おお、圧巻だねえ」


そんな師匠の言葉通り4本の噴水はさぞや壮観だっただろう……






「どう?機嫌は直った?」


「まあ許してやってもいいじょ」


「へいへいありがてーでごぜーますよ」


噴水の後体を洗い流し5人で露天風呂に浸かる
俺の指はふやけてしまっていた
優希はといえば師匠の膝に抱えられてご機嫌だ


「でもあんなこと私以外にやったらダメだじょ」


「…………わかった」


むしろ他の4人にはすでに経験済みだなんて口が裂けても言えないな……


「でも安心したわ」


「安心……ですか?」


「そう、明日私が解説するのにその前に京太郎くんが負けてなかったから」


「そ、そうですか……」


「もちろん私の前で無様な麻雀を打ったらダメよ?」


「そうそう、咲ちゃんに迷惑をかけるような麻雀は私が許さないじょ!」


そんな二人にそーだそーだと両サイドの二人が囃し立てる


「が、がんばります……」


たしかにプレッシャーを感じたのも事実だが気合が入ったのも事実だ
その後取り留めのない話をしながらたっぷり温まり船を漕いでいた優希を部屋へと送り届けたのだった





「ただいまー」


「おかえりー」


部屋へ戻ると咲もそろそろ寝ようとしているところらしい


「ずいぶん卓球盛り上がったみたいだね」


「まあついでに風呂も入ってきたからな」


「……で、優希ちゃんとえっちなことしてきたんだ」


「ゆ、優希以外にもいたからな!?」


「それってより悪いんじゃないかな?」


「う……」


「ほら、明日も早いんだしさっさと寝るよ?」


「わ、わかった……」


そういって照明を落とし同じ布団に入る


「……おちんちんが当たっていたんだけど」


「ご、ごめん……」


「優希ちゃんとしたんじゃないの?」


「その……不十分だったみたいで……」


「もう……時間ないんだからさっさとしてね……?」


お互いのモノを舐め合い発散してスッキリと眠ることができたのだった……



続く






以上です

結局年内に終わらせられなくてすいませんでした
ただ一ヶ月ほど速報が落ちていたのでそれはロスタイムということに……


次回は男女それぞれ16人から準決勝に向かうそれぞれ4人を決める戦いです
とは言え例のごとく闘牌描写はカットですが


本年もおつきあいいただきありがとうございました
来年もよろしくお願いします


好きなシチュエーションとか書いておいてくださると>>1が喜びます


ありがとうございました
よいお年を





翌朝, 圧迫感とともに目を覚ますと見慣れた顔がそこにあった


「おはよう, 京ちゃん」


「……おはよう」


少なくとも昨夜のまま着の身着のまま抱きついてくる相手は一人しかいないだろう


「今何時だ?」


「えーっとね……」


咲の言葉に胸をなでおろす
少なくとも寝過ごしたということはなさそうだ


「ほら, だからって二度寝していいってわけじゃないんだからね?」


「ああ, それもそうだな」


どけてくれそうにない咲を振り落とさないように体を起こす
大きく伸びをすると全身に血液が流れていく感じがする


「よく寝てたね」


「そうか?」


「うーん……二ヶ月半くらいかな」


「さすがにそれは冗談だろ……」


冗談だよな?






「ねえ京ちゃん」


「んー?」


「私トイレ行きたい」


「行けばいいだろ」


「連れてって」


そういって俺の背中に手を回してくる
クッションがないぶん密着感は強めだ


「なにか失礼なこと考えてないかな」


「ないない」


とはいえ下手に否定するより速やかに任務を遂行するほうがいいだろう


「いきなりお尻を揉みしだくなんてえっちー」


「やっぱり自分で行くか?」


「ごめんごめん」


「まったく……」


抱えあげられると足まで絡めてくるあたりちゃっかりしている
そんな咲を連れて個室へと向かった





咲を座られてやると自然と向かい合う形になる
座っている咲と立ったままの俺とでは高低差があるわけだが


「いっつも思うけど寝起きのおちんちんすごくない?」


「そうか?」


「誰かと比べたことはないからわからないけど絶対普通じゃないよ」


「といっても俺も誰かと比べたことなんてないしなあ……」


まさしく目と鼻の先にある俺のリー棒
それを見つつの他愛のない会話だ


「あ, そろそろ出そう」


広げた足の付根からの奔流が大きな水音を立てる


「その, できれば見たり聞いたりしてほしくないんだけど……」


「それだけじゃなくて嗅ぐこともできるけどな」


「京ちゃんのバカ……」


とはいえ自分の意志で止めるのは不可能らしい
ポタポタと滴が収まるまで羞恥に身を震わせる咲を堪能したのだった






「京ちゃんって悪趣味だよね」


「そうか?」


「しかもさっきよりおちんちんおっきくなってるし……」


「咲がかわいかったからじゃねーの」


「もう……」


とはいえ満更でもないらしい


「じゃあ私が責任取らなくちゃね」


そういって俺のリー棒の先端を咥える
暖房がそこまできいていないひんやりと個室との温度差に体が震えてしまう


「これだけで感じちゃったの?」


「なわけねーだろ」


そういって虚勢を張るが咲にはお見通しらしい
舌先で最も敏感な割れ目を愛撫し唇で優しくこすってくる
派手さこそないが的確な責めだ


上目遣いのドヤ顔がかわいいがしゃくに触る
せめてもの仕返しに寒さのせいか別の要因かわからないが固くなった乳首を指先で摘んでやる


「むー」


咲の闘争心に火をつけるには十分だったらしい
片方の手で竿をしごき片方の手で袋をもてあそぶ


「あ、やば!」


そういったが時すでに遅し


「うぇぇ……」


涙目の被害者がそこにはいたのだった……







「さすがに出し過ぎじゃないかな!」


「悪かったって, そろそろ機嫌直してくれよ」


「ふーんだ」


丁寧に洗い流してやって湯船に浸かってもお姫様はご機嫌ななめだ
ちょっとやそっとのことでは許してくれそうになさそうだ


「その……咲のがあまりにも気持ちよかったからさ……」


認めるのは悔しいが抗いようのない事実であるのは事実だ


「……そうなの?」


「ああ」


慣れというのもあるのかもしれないが実際この場で咲はかなり上手い
さすがにそこまで言うわけには今後のことを考えるといかないがな


「ふーん……」


神妙そうな顔をしているがニヤけているのを隠しきれていない
せめてもの仕返しにほっぺたをつまんで引っ張ることにする


「ほら, 着替えて朝ごはんに行くぞ」


「ま, 待ってよー」


風呂から上がった咲の体を拭いて髪も乾かしてやる
膝の上に座っている姿はとても麻雀を打っているときと同一人物とは思えない
これも女は化けるってやつなのだろうか?






今日の咲はシンプルな黒いリボンのついた白の上下らしい
ショーツを履いてホックのいらないブラをつける
これはこれでいい姿だ


「……え?」


スカートを履く前に違和感が生まれる


「どうしたの?」


「……それはなんだ?」


「タイツだよ」


「昨日までは履いてなかったよな?」


「うん, 竹井先輩が履いたほうがいいって貸してくれたの」


「なるほど……」


「どう?似合うかな?」


「ああ, いいと思うぞ」


「えへへー」


実際黒いタイツ越しの白いショーツはいいものだ


「京ちゃん, 朝ごはん行こう」


「あ, ああ」


いつの間にか身支度を終えていた咲と連れ立って朝食へと向かった






「よし, 着いた」


到着した場所は昨日とは違う


「間違ってませんか?」


助手席ということで俺が質問するが後ろのみんなも同じ気持ちだろう


「ううん, 運営さんからの指示だよ」


「運営さんからの……ですか?」


「今をときめく高校生コンビを一目見たいって人が殺到したら危ないでしょ?」


「な, なるほど?」


「それにみんながみんなマナーを守ってくれるとは限らないしね」


「なるほど……」


少なくとも実体験済みの咲にも俺にも心当たりは往々にしてある
それを避けようというのは至極当然だろう


「こうして裏口から入れば少しはマシでしょ?」


「ありがとうございます」


「ほら, 遅刻する前にちゃんと受付を済ませておいで」


一旦宿に戻る杏果さんにお礼を言って裏から入る
人見知りのする咲にとってもそうではない俺にとってもベストといえた



杏果さんが運営に掛け合ってくれたおかげだとは大会が終わるまでわからずじまいだった






咲と二人で受付を済ませみんなが待っている控室へ向かう


「ちゃんとルールを確認するようにいわれたけどどうしてだろうね?」


「さあな , ただ少なくとも昨日とは違うみたいだ」


「そうだね」


お互い左腕につけた腕時計型端末
少なくとも昨日まではこんな道具は使っていなかった


「咲も無事に迷子にならずに来れたみたいで安心したわ」


控室に入ると竹井先輩がいたずらっぽく笑う


「私だって一人で大丈夫ですよ!」


「じゃあ一人でおトイレ行ってここまで帰ってこられる?」


「た, たぶん……」


「そこは自信持ってほしかったのう……」


和も優希も染谷部長に同意みたいだ


「京ちゃーん」


「あ, あはは……」


「どうして目を合わせてくれないの!?」


現実とは非情である






「とりあえず今日のルールを確認したほうがええんじゃないかの?」


部長の言葉はもっともだ
端末とともに渡されたファイルに入っている書類に目を通していく


「今日は全部で半荘を午前2局, お昼休憩を挟んで午後から3局打つみたいですね」


「その腕時計は打つ対局室を指示するのに使うらしいじぇ」


「遅刻して失格になっちゃう選手も出るかもしれないわね」


「どうしてみんなして私を見るんですか!?」


「なにかあったら部員全員でサポートするけえ安心しんさい」


「嬉しくないです……」


「ほ, ほら続けるぞ」


「半荘は1時間半経った時点でそのときの対局が自動的にオーラスになるみたいですね」


「テレビ中継的な都合かしら?」


「どういうことだじぇ?」


「あまりにも時間に差が出すぎたら対局数がこなせず有利不利が出てくるじゃろ?」


「なるほど……」


「対局時間を決めてインターバルを30分設定してあればそのあたり調整しやすいでしょうしね」


「万が一迷子になっても探しに行く猶予があるってことよ」


「だからどうして私をみんなして見るんですか!」


「まあまあ……半荘5回終了時点での成績上位4人が明日の準決勝に進めるみたいだな」


「つまりそこに入るのが目標ってことだね」


そんな話をしていると二人分の端末が同時に起動した


「私は『B』だね」


「俺は『D』だ」


「開始までまだ少しあるみたいじゃがゆとりを持って移動しといたほうがええじゃろ?」


染谷部長の言葉に二人でうなずく
実際, トイレから出たあと反対に向かおうとしたやつがいたしな……





午前中の半荘2回を終えて控室に戻る
1位と2位でどちらもプラス収支だから及第点といえるだろう


「ただいま戻りました」


どうやら咲はまだ戻ってきていないみたいだ
おかえりという挨拶の後俺の疑問に優希が答えてくれる


「咲ちゃんならのどちゃんが迎えに行ってるから心配いらないじぇ!」


「先輩たちは?」


「おねーさんと一緒に取材を受けに行ってたけどそろそろ来ると思うじょ」


「なるほど」


机の上にはお重が並べられている
ちなみに優希がすでに手を付けているタコスは杏果さんお手製らしい


「ただいま戻りました」


「おかえりだじょ」


「やっぱり取材いうんは合わんのう……」


そうこうしていると先輩たちも戻ってきた
といっても二人の表情には天と地ほどの差があるのだが


「杏果さんならまだ取材受けてるから先に食べててって」


「1時間とはいえ制限はあるしの」


先輩たちの言葉に昼食を食べ始める
作りたてを持ってきてくれたのかまだあたたかい
本当にありがたいことだ


ちなみに午前中終了時点で, 咲は3位俺は5位だった





第3局, 第4局ともに1位で勝ち上がるとこの時点では3位になっていた
ちなみに咲は暫定とはいえ2位だ
つまり『この時点ならば』二人揃って準決勝に勝ち上がることができている


「次の相手はたぶんこの人だよな」


「私の相手はたぶん……」


端末に表示された部屋
おそらくそこには咲も俺もまだあたっていないそれぞれの『暫定1位』がいることだろう


「勝ち上がるためにはいかにこの人達から失点しないで稼ぐかが大切ってことだね」


「ああ, そうだな」


敗退ラインまで咲は親の跳満1回分, 俺に至っては親の満貫1回分の猶予すらないのが事実だ


「でも私負けないから京ちゃんも負けちゃダメだからね?」


「なあ, 咲」


「なに?」


「パンツだけじゃなくてスカートまで脱いでそんなこと言ってもかっこつかないぞ?」


ここは多目的トイレの中だ


「だって……スカート脱がないとタイツが脱げないんだもん……」


「お, おう……」


そんな咲の姿にホッとしたのは事実だ


「ほら, 頑張ってこいよ」


「京ちゃんもね」


そういってハイタッチを交わして咲と別れる


「よう, 3位なんて立派じゃねーか」


「1位の人に褒められるなんて光栄ですね」


大沼秋一郎
俺の師匠でもあり『暫定1位』がそこに座っていたのだった





そんな話をしているとともに卓を囲むことになる二人も入ってくる
俺の上家の人は暫定11位, 下家の人は暫定13位
おそらく勝ち上がることは不可能に近いだろう


「いきなり北家なんてついてねえな」


俺の対面の暫定1位は微塵もそうは思っていなさそうだ
俺の上家が起家で今日最後の半荘が始まった


といっても大きな波乱があるわけでもない
師匠が東ドラ1とメンタンピンを, 俺がメンタンピン一盃口を和了したくらいだ


そして迎えた東場第4局
師匠の親
ここで俺は現実を突きつけられることになる


「ほい, リーチ」


7巡目にかかったリーチ
トップは俺だが親リーということでオリてもいいだろう
二人も俺と同じ考えらしい


「ほい, ツモ」


そういって倒した師匠の和了役はリーチ, ツモのみの700オール
親の和了とはいえ打点の低さに胸をなでおろした


だがこれが大きな間違いだったのだ


「さて, こっから二翻縛りだな」


5本目の芝が積まれたとき, 俺たちは現実を突きつけられたのだった






「八連荘がなくて残念だったな」


きっちり二翻で連荘しさらに芝を3本重ねて師匠がつぶやく
俺たちの有効牌をきっちり握り込んだうえで和了しているのだからタイトルホルダーの実力は伊達ではない


「いやあツモるだけでリー棒一本おまけなんて悪いね」


さらに連荘を重ねる
少なくとも芝をリー棒で積むという光景なんて見たことがない
きっちり二翻という打点の低さにかろうじて救われている感じだ


「ツモ, これで終いだな」


11本分の芝, つまり1,000点棒と100点棒が一本ずつ積まれて起家がトび決着がついた
和了で稼いだ点数は低打点だったこともあり25,000点足らず
それよりも驚異的だったのは11本分の芝での6,600点を3人分
つまり芝だけでおよそ20,000点を稼ぎ出したということだ


「明日はせめて止めてみせろよ」


そういって去っていく師匠の背中を見送ることすらできなかった


「須賀くん, おめでとうございます!」


「京太郎の割には頑張ったほうだな!」


「……え?」


控室に戻って和と優希からかけられた言葉は予想外のものだった


「自分の目で確かめてみんさい」


そういって染谷部長が今日の結果を見せてくれた


「四位……?」


芝2本分の差でしかなかった
それでも首の皮一枚つながっていてくれたらしい
気が抜けたせいか夢現のせいかソファーにへたり込みしばらく立ち上がれないほどだった……






「つーかーれーたー」


朝と同じように裏口から脱出して旅館に戻り部屋に戻ると咲は畳に寝転んでしまった
へたり込みつつも倒れ込まなかったのはせめてもの意地だろうか


「パンツ見えてるぞ」


「京ちゃんのえっちー」


黒いタイツ越しの白いパンツに特に頓着しているようには見えない


「せめて皺にならないように制服は脱いだほうがいいぞ」


「はぁい……」


そういってけだるげに体を起こし両手を挙げる咲
どうやら脱がせということらしい


「はいはい」


まずは上着のボタンを外し脱がせハンガーにかける
横のジッパーを開け上へと引き抜けば着替えは完了だ


「ブラまで取る必要はないんじゃないかな」


「ほらおまけってやつだ」


「京ちゃんのえっちー」


パンツとスカートとタイツに守られた下半身とは対称的にあらわになった上半身
まんざらでもなさそうに見えるのは気のせいだろうか





学ランを脱いでハンガーにかけると咲はまた仰向けになっていた


「パンツ見えてるぞ」


「ブラまで取っておいて今更じゃないかな」


うなずきそうになってしまったのを懸命にこらえた


スカートを上にあるタイツ
そのタイツ越しに見える白いパンツ
そしてあらわになっている上半身


ボリュームやメリハリの面で不満がないわけではない
それでもやたら扇情的なのはなぜだろうか


「乳首勃ってね?」


「寒いからですー」


たしかに暖房を入れているとはいえ突然裸になれば寒いだろう
言われてみればほんのり肌寒い


「どこか行くの?」


「トイレだけど」


「私も行きたい」


「はいはい」


もはや体を起こそうとする素振りすら見せなくなっている
そんな咲の背中と膝下に手を入れいわゆるお姫様だっこで朝と同じように個室へ入っていった






スカートのホックとジッパーを外し3枚一気に膝までずりさげる
見慣れているといっても過言ではない咲の両手で足りるほどの産毛とぴったり閉じた割れ目があらわになった


「どうして膝までなの?」


「そのほうがエロいから」


「ごめん, よくわかんない」


膝上をあらわにし便座に腰掛けた少女には男のロマンはわからないみたいだ
そんな少女は俺の社会の窓を開きリー棒を取り出した


「朝よりおちんちん大きくなってない?」


「そうか?疲れてるときはこんなもんだぞ」


「ふーん……」


「いろいろとハードだったからな, おもに最後だけどさ」


「たしかにちらっと聞いたぐらいだけど大沼プロすごかったみたいだね」


「あの人と明日も戦うなんて今から頭が痛いぞ……」


「男子は1位じゃないと勝ち上がれないから大変だね」


「女子は2位までだから確率的には女子のほうがいいな」


「でもこんな大きなおちんちん生えてる女の子はいないと思うな」


「そもそも俺の女装なんて誰も見たくないだろうが」


「え?」


「え?」


これ以上深入りするのは得策ではなさそうだ






「そろそろ我慢の限界かも」


「じゃあここにすればいいと思うな」


そういって足を広げる咲
太ももとパンツという卑猥な三角形の完成だ


「ああ, わかった」


普段ならばためらうところだが背に腹は代えられない
それほどまでに限界が近いのだ


幸いなことに狙いをつけるのは造作もない
左手で狙いをつけると勢いよく奔流がはじまる


「おお」


そんな声とともに咲も限界を迎えたらしい
おおよそ上品とはいいかねる水音が2つになる


「男の子のおしっこって回転するのってほんとうだったんだね」


ようやく奔流が水滴へと姿を変えつつあるときに咲がポツリと呟いた
さすがにそこまでしみじみといわれるのは恥ずかしいものだ


「……ふーん, こうやって勃起していくんだ」


咲の声色が心なしか冷たく感じる
先程まで狙いをつけるのは容易かった砲身は完全に天を衝き使い物になりそうになかった……






「もう, しかたないなあ」


「すまん」


口から出た言葉とは裏腹に口へとリー棒を咥えてしまう
咥えるというよりも皮からはみ出た部分を口で包み舌先で敏感な先端を愛撫してくる


『これが気持ちいいんでしょ?』


そういわんばかりの視線を上目遣いに送ってくる
悔しいが事実なので抗えない
だが, 素直に認めないのはせめてもの俺の矜持だ


そんな俺をさらにもてあそぶかのように袋の方も手の中で転がし始める咲
わざとらしく音を立てつつ顔を前後に動かせば的確に俺へと快感が与えられる


「咲にばっかりさせるのも申し訳ないし俺も手伝うよ」


そういって『尖っている』といっても過言ではない乳首に手を伸ばし指先で愛撫してやる
抗議の視線を送ってくるが取り合うつもりは毛頭ない
むしろさらに敏感な卑猥な三角形の頂点へも侵攻する


先ほどとは違う2つの卑猥な水音が本来は一人きりの空間に響いている
勝負はあっけなく終わってしまう


「出し過ぎじゃないかな……」


飲みきれずにむせた咲が噴水を滴らせつつつぶやく


「ごめん……」


そう謝った瞬間, 残弾が咲の顔へと盛大に放たれたのだった……





「……もしかして怒ってる?」


おそるおそる問いかける


「怒られるような心当たりがあるのかな?」


「ごめんなさい……」


俺の言葉に咲が大きくため息をついた
もちろん申し訳ない気持ちもあるが俺の心はそれだけに占められていたわけでない


「……どうしてスマホを私に向けてるのかな」


「ほら, 咲がすっげぇえっちくてかわいいから保存しておきたくってさ」


「ひょっとしなくても京ちゃんってバカじゃないかな」


「すまん……」


「撮ってもいいけど顔は写さないでよ?」


そういって左手で目隠しをしてしまう


「わ, わかった……」


一応許可をとった上での撮影だ
目隠しのせいでいかがわしさがマシマシになっているのは言わないほうがいいだろう


「満足したんだったらシャワー浴びて晩ごはん行くよ?」


「あ, ああ……」


体が冷えたのか再びの放尿シーンというおまけ付き豪華特典付き個人撮影会を終え急いでシャワーを浴びて晩御飯に向かうのだった


余談だが, この写真たちは長きに渡って俺のおかずランキングのトップランカーにとどまるのであった……





「……あれ?」


夕食を終え部屋に戻り明日の大会要項を確認していた俺たち二人は転寝してしまっていたらしい
目の前の咲も寝ぼけてるみたいだ


「すいません, 取材は苦手なんで……」


夕食中に流れたたどたどしいインタビューが夢にまで出てきているみたいだ


「おはよう」


「……ふぇ?」


まだ眠いのかしきりに目をこすっている咲


「こんな時間だけど風呂どうする?」


時計を示すと女子の大浴場使用時間はすぎていた
つまり俺の貸し切りというわけだ


「せっかくだから大浴場に行こうかな」


「咲ちゃんのえっちー」


「京ちゃんにだけには言われたくないかな」


からかうとそういって冷たい視線を向けられた
着替えを手にして大浴場に向かうと誰もいないはずの風呂場には先客が二人いた


「杏果さんと……染谷部長?」


俺たちが二人を確認したのと同様に二人も俺たちを確認したみたいだ





一応の礼儀というわけではないがそれぞれにタオルで体を隠し浴場へと入る
どうやら向こうもこちらに気づいたらしく声をかけてくる


「もしかして交代時間すぎてるかしら?」


「はい」


杏果さんの問いにうなずく
ちなみにふたりもタオルで最低限前だけは隠している
全裸だけでなくそれ以上の姿も見たことがあるがそれは今は内緒にしておいたほうがいいだろう


「ほんならあがったほうがええのう」


染谷部長の言葉に杏果さんも同意している


「じゃあ咲もあがらんとのう」


「え?」


水を向けられた咲が困惑している


「たしかに京太郎くんとの混浴は好ましくないわね」


「えっと, それは……」


言いよどむ咲にさらに追い打ちをかける杏果さん


「それとも……一緒にお風呂に入ること以上のことまでしちゃってるのかしら?」


「してません!私は処女です!」


咲の盛大な自爆によって場が完全に膠着してしまった






なにこの状況……


膠着状態は年長者である杏果さんの提案によって崩れた


「せっかくだからみんなでいっしょに入ればいいんじゃない?」


タオルだけで小雪の舞う大浴場というのは限界がある
その提案には是も否もなくうなずいた
と, ここまではなにも問題はないはずだった
しかし……


「じゃあ背中流してあげるね♪」


そういって向かい合わせに座らされた咲の後ろには杏果さんが, 俺の後ろには染谷部長がいてシャンプーを泡立てているのだ


「痒かったら言ってね?」


「は, はい……」


杏果さんに髪の毛を洗ってもらう
人見知りの咲にはかなり高いハードルであることは想像に難くない
体が震えているように見えるのは寒さのせいだけではないのだろう
向かい合っているせいで必死に助けを求める視線を送ってきているのがありありと見て取れる


「そろそろ助けるかの?」


「いえ, もう少し見ていましょう」


「賛成じゃ」


俺の髪の毛を洗ってくれている部長と意見が一致した
他人の不幸は蜜の味とはこのことだ





そうしていると頭を洗い終えたらしく背中を流すことに決めたらしい
というのもおおよそ背中を流すような体勢には見えないからだ


「咲ちゃんかわいい」


「あ, ありがとうございます……」


唯一体を守っていたタオルを取り払い全裸の二人
膝に乗せられた咲は杏果さんに合わせて脚を強引に広げられている
密着しているせいで胸には杏果さんの美乳が押し付けられていることだろう


「咲ちゃん感じちゃってかわいい♪」


「あう……」


頬を紅潮させ必死に声をこらえようとする咲
同じ女性同士なせいか小さな乳首とクリトリスへの愛撫はてきめんらしい
自分で触るのと客観的に見るのとでは大きく異なるみたいだ


「咲のえっちぃ姿をみて興奮したんかの?」


息を荒げつつバスタオルを取り払い俺のリー棒をしごき始める染谷部長


「部長だって……」


手探りで文字通り茂みに守られた秘裂に指を這わせると想像以上にあっさりと俺の人差し指を受け入れてしまう
俺だけでなく部長にとっても咲の痴態はいいおかずみたいだ


「あらら. 3人ともイッちゃったみたいね」


卑猥な3重奏は3本の噴水によってフィナーレを迎えたのだった……






「いやあ, いいもの見れたわー」


三重奏を特等席で鑑賞できた杏果さんはご満悦だ
4人で一つの浴槽に浸かっている
俺の両サイドの二人の顔が紅潮しているのはお湯のせいだけではないのだろう


「いっそのことまこちゃんも咲ちゃんもうちにずっといてほしいくらい」


そういって両サイドの二人を抱き寄せようとしている
俺の方に寄ってきてくれているのは信頼の証なのだろうか


「咲ちゃんって敏感だけど普段おなにぃとかしないの?」


「し, しません!」


「でもえっちな気分になっちゃったらどうしてるの?」


「その……京ちゃんにしてもらうだけで十分なので……」


「え!?」


衝撃のカミングアウトだ


「ふーん……」


「アツアツじゃのう」


いろいろと含みのある視線が向けられる
目の端に映る咲がやけにかわいく見えるのは気のせいだと思いたい






「そういうまこちゃんはどうなの?」


「ワシ!?」


突然矛先を向けられた部長は驚いているみたいだ


「そうそう, やっぱりまこちゃんもしないの?」


「週に2, 3回くらいじゃの……」


「ふーん……」


咲もどうやら興味津々らしい


「自分でするのと誰かにしてもらうんだったらやっぱり自分でするほうがいいの?」


杏果さんの容赦ない質問攻めが続く


「してもらうほうが……」


「喬太郎くんに?」


意地悪な笑みを浮かべる杏果さんの質問に部長は力なくうなずいたのだった


「だったらもっと気持ちよくしてもらわなくちゃね♪」


「「「え!?」」」


驚愕の三重奏が大浴場に響いたのだった……






「さすがにこれは恥ずかしいのう……」


「ええ……」


浴槽の縁に部長と隣り合って腰掛ける
部長との混浴自体ははじめてではないが観客がいるのははじめてだ


「ちゃんとまこちゃんを気持ちよくしてあげなきゃダメよ?」


杏果さんの言葉にもうひとりの観客である咲もしきりにうなずいている


当の部長はといえば目を閉じているが上目遣いになっている
メガネを外しているせいでいつもとは違う雰囲気は思わずくるものがある


「あ……」


誰かからそんな声が漏れた
部長の唇に唇を重ねる


どちらからともなく舌を出しお互いの腔内へと這わせていく
唇とはまた違う歯や歯茎やほっぺたの感触を舌先で丁寧に味わっていく


チュプ……チュプ……
ピチャ……ピチャ……


そんな卑猥なBGMとともにお互いの腔内を貪り終えると部長の目はすっかりとろけてしまっていた






口の端によだれを浮かべて悦楽に耽る部長
そんな部長をさらに快感へと導きたい


「ま, 待ちんさい!」


とろけそうな声で拒絶する部長の乳首へとむしゃぶりつく


「これ!離しんさい!」


そういって俺の頭を押してくるが力が入っていないみたいだ
俺を受け入れようとしてくれているのだと思ってしまうのは傲慢だろうか?


「部長」


「なんじゃ……?」


上目遣いになった俺の言葉に耳を傾けてくれるらしい


「咲より乳首大きいんですね」


「な, なにいうとるんじゃこのあんごう!」


すばらしいツッコミに観客達もしきりに同意している


「今だけは……わしだけを見とりんさい……」


耳まで真っ赤にしてそっぽを向く部長にグッとこないやつはいないだろう







部長の言葉に沿うように向かい合う
もはや隠そうという考えすらお互いに浮かばない


「あいもかわらず大きいのう……」


そういう部長の視線は俺の下腹部へと向けられている


「部長だって見せてくださいよ」


それほど力を加えずともあっさり開いてしまう


「これ, ジロジロ見るんはやめんさい……」


緑がかった陰毛の茂みがしっかりと覆う秘部があらわになっている


「やっぱり部長って毛濃いですよね」


下向きの大きな三角形の広い範囲に密集して生えている
さすがにそれほどではないが割れ目の両サイドも同様だ


「これでも久よりは薄いけえの」


「……そうですね」


少なくとも現時点では部長のほうが間違いなく濃い
もっともその原因を作ったのは和と俺なのだが


そんな茂みはマングローブといったほうがふさわしい
ビラビラが少し顔を出しているが「グロい」というのはふさわしくない





「こ, こうかの……?」


膝を立て脚を広げる部長
いわゆるM字開脚になっているせいですべて丸見えだ


「もう感じてません?」


「やかましいわ……」


草露はゆっくりと湧き出しおしりの穴で2つに別れていく
思わずシワの数を数えようとしたが慌ててやめた


「どうしてほしいですか?」


おそらく今の俺はおそろしく悪い笑顔をしてることだろう
それほどまでに俺の心は高ぶっているのだ


「お, おんしが決めんさい……」


精一杯の抵抗らしい
その評定にますます俺の心が高ぶっていくのを感じる


「では……」


「ちょ, ちょっと待ちんさい!」


静止にためらうことなく部長の茂みへとむしゃぶりついた


「はなしんさい!」


必死に頭を叩いて来るが力は感じられずかえって心地よいエッセンスになる始末だ






ゆっくりと味わうように茂みの上に舌が滑らせていく
少なくとも咲では体験できないことだ


「こ……れ……」


絶え絶えの呼吸から懸命に声を絞り出している
少なくとも責め方は間違っていないみたいだ


チクリとしたワレメを守る茂み
ふんわりとした丘を守る茂み
一度で二度美味しいとはまさにこのことだ


「やめ……ッん……さいッ」


頭を押す力はほとんどないに等しい
湿っているのは愛液のせいか唾液のせいか
そんな茂みから痛々しいほどに抵抗jしてくる勃起したクリトリス


なるべく卑猥な音をたてるように強く吸い付く


「ふみゃ!?」


下品な水音と部長の喘ぎ声の奏でるハーモニーはさぞ観客も満足だろう
それでも必死に声を抑えようとしているのは部長としてのせめてもの矜持なのかもしれない
とはいえ声に出さないだけで快楽は確実に部長を絶頂へと導いていく


「も, もう……むり……」


力なくしなだれかかってきた部長の股間からは勢いよく噴水が噴き出した
しずくは永遠とも思えるほど滴り落ちていくのだった


「……ふぅ」


とろけきった部長の顔を見るに目的は無事果たせたみたいだ






俺にもたれかかって方で呼吸している部長
たまらなく愛おしく感じるのはなぜだろう


「おかえしせんとの」


「……え?」


俺の胸に預けていた体を下へと潜り込ませてくる


「部長!?」


あわてて静止しようとするがそうはいかない


俺の屹立したリー棒を思い切り咥え込む
根元までくわえ込んだせいで鈴口は喉奥にくっついてしまうほどだ


「だ, ダメですって!」


俺が頭を押したくらいではビクリともしない力強さだ
引きちぎられるのではないかというほど強く吸い付かれ部長の頬はくぼんでしまっているほどだ


「ほうじゃ?」


上目遣いで尋ねてくる部長


「……きもちいいです」


くやしいがみとめざるをえない
満足気に微笑んだ部長が下品な音を立ててさらに俺のリー棒に吸い付く


「ぶ, 部長!」


口の中で盛大に射精しただけでは飽き足らずさらに顔へも射精してしまったのだった……


「これでおあいこじゃの?」


「……はい」


勝ち誇った部長の姿はとてつもなくかわいかった






ふと俺たちに拍手が送られていることに気づいた
観客から送られているものだ


「いやあ, おねえさん感動しちゃった」


「私もだよ」


口々に賛辞が俺たちに送られる
共演者である部長は照れくさそうにはにかんでいる


「せっかくだから私も気持ちよくしてほしいな」


これまで被害者もとい当事者にはなっていなかった杏果さんがポツリと呟いた
どうやらそれは失言だったらしい


「せっかくなら京太郎に頼めばええと思うの」


「え?」


「じゃあせっかくだしお願いしようかな」


楽しそうに言われれば断る理由も特にない


「ええ, わかりました」


「せっかくじゃしわしらも手伝おうかの」


「そうですね」


楽しそうに笑う3人の女性
その笑みの理由がそれぞれ違うなんて俺は想像だにしていなかった







「雰囲気を出すために目隠ししますね」


「あら, なにされちゃうのかしら」


咲にタオルで目隠しされるのを杏果さんは拒むどころか自ら催促すらしているようにすらみえる


「あ, 床がひんやりしてて気持ちいい」


仰向けになった杏果さんの膝が立てられ脚が広げられる


「もう十分濡れとるみたいじゃの」


「とってもえっちでかわいいまこちゃんたちを見たからね」


その表情にはまだまだ余裕が感じ取れた


「でははじめるかの」


「そうですね」


二人が杏果さんとは違う笑みを浮かべる
俺には手を出すなということらしい


「あら, なにをされちゃうのかしら」


期待に満ちた笑みを浮かべる杏果さんの乳首に二人がむしゃぶりついた
二人が下品な音を立てたと同時に杏果さんからかわいらしい嬌声があがった





左乳首に吸い付き力強くしゃぶる部長
右乳首に吸い付き優しく愛撫する咲
2つの異なる刺激は杏果さんの予想外のものだったみたいだ


「ま, まッて!」


少なくとも今の杏果さんに大人の余裕は感じられない
ときおり脚をけいれんさせつつ快楽にただただ身を委ねるだけだ


茂みのないワレメからは泉がとめどなくあふれてくる
水たまりを超えつつあるような気がしないでもない


有り体に言えばエロい
その中心にあるクリトリスへと自然に舌が伸びるのはある意味では不可抗力だといえるだろう


「ふみゅ!?」


視覚を奪われたまま最も敏感であろう箇所を責められる
痛々しいほどに勃起したクリトリスを丁寧に丁寧に舌で愛撫していく
そのたびにあがる水音と喘ぎ声が心地よくさえあるのだ


「だ, ダメ……」


一際甲高い声とともに絶頂を知らせる噴水が噴き出した
だからといって誰も止める気配はない


「も, もうゆるして……」


杏果さんへの責めが終わり視界が解放されたのはちょうど片手で数えられなくなる絶頂を迎えたときだった
肩で息をしながら自らの絶頂の証に頬を染める杏果さんに……
これ以上ないほどに大きく固く勃起したのだった


「京太郎くんのえっち」


そう言いつつも丁寧に俺のリー棒をなめあげ射精を一滴たりともこぼすことなくすべて受け入れてくれたのだった


これが大人の余裕ってやつか……






すべてを終えシャワーで軽く体を流し四人でまた同じ浴槽に浸かる
雀卓を囲むような形だがもはや誰にも隠すという発想すらないみたいだ


「そういえば杏果さんたちはどうしてこんな時間までお風呂にいたんですか?」


もとはといえば二人が交代時間を守らなかったことからはじまったことだ


「インタビューを受け取ったからの」


「インタビュー……ですか?」


部長の言葉に咲が聞き返す


「ええ, 明日の準決勝の前の選手紹介に使うインタビューよ」


「「……え?」」


咲と声が重なった


「こういうのはワシより久のほうが得意じゃろうにのう」


そういって部長がため息を一つついた


「ちなみに今日までの分もバッチリ録画してあるから安心してね♪」


咲はといえば乾いた笑みを浮かべていた……


ひとしきり温まり部屋へと戻りいつものように浴衣を脱いで同じ布団に潜り込んできた


「なんか変なプレッシャーがかかっちゃったね」


「ま, ここまで来たらなるようにしかならないさ」


「……おちんちん固くしながらのセリフじゃなかったらかっこいいのになあ」


「……生理現象だ」


「はいはい」


咲に鎮めてもらったおかげかお互いに安心してたっぷり眠ることができたのだった





翌朝, 目が覚めるとまだ暗い
手探りでスマホを探り当て時間を確認するとアラームにはまだ一時間以上あった


「フミィ……」


俺に抱きついている咲はといえば気持ちよさそうに寝息を立てている
そんな咲の隣で俺はといえば苦しそうに股間を勃てているのだが


「さすがにこれはまずいよな……」


咲を起こさないように注意して布団から這い出しパンツと浴衣を着る


「寒ッ!」


暖房がきいているとはいえロうかは肌寒い
ただ一部に集まりすぎている血液を冷ますにはちょうどいいかもしれない


「せっかくだし朝風呂を独占してみるか」


誰かに宣言するわけでもなく独りごちる
明かりの灯っていない薄暗い廊下を探検気分で目的地へと歩き始めた


「……え?」


フロントに電気がついているのは別におかしなことではない
なにかあったときに対処するためでもあるからだ


それよりも不可解だったのは


「おはよう, 京太郎くん」


慕さんに倣って久先輩と和が挨拶をしてきたことだった






「えっと……三人は何をしているんですか?」


ソファーで談笑していたらしい三人におそるおそる尋ねる


「朝ごはんの準備が終わって休憩してたところだよ」


慕さんが答えてくれた


「先輩たちもですか?」


「ええ, 大会に出場してる二人はともかく私達もほとんどタダ同然で泊めてもらってるんだからそれぐらいしなきゃね」


「プロの厨房を使わせていただくなんて貴重な経験です」


「だったら俺たちも……」


「そしたらせっかくの気遣いが無駄になっちゃうからやめたほうがいいと思うな」


慕さんの言葉にうなずく二人を見ていれば素直にお礼を言って引き下がらざるを得なかった
咲には内緒にしておいたほうがいいだろう


「ま, 私や優希みたいに味見専門だっているしね~」


そういって先輩がケラケラと笑った


「で, でもまずは胃袋から掴めっていうじゃないですか!だから味見だって大切なんですよ!」


「和はフォローしたいの?けなしたいの?」


「すいません……」


シュンとしてしまった和を慕さんが優しくなでていたのを羨ましいと思ったのは内緒だ






「ところで京太郎くんはどうしたのかな?」


和を撫でながら慕さんが尋ねてくる


「早く起きちゃったので散歩してから朝風呂でも浴びに行こうかなと思いまして」


「遠足前日に興奮して眠れない小学生みたいね」


そういってまた先輩がケラケラと笑った


「興奮ってそういう……」


そういって三人の視線が一点に注がれている


「おちんぽ大きくしておさんぽは辛いんじゃないかな」


「……ほっといてください」


ゆるめの浴衣からのぞく谷間や太ももに対する正常な反応といっても過言ではないだろう


「私達もお風呂に行くから一緒に行こっか」


「朝ごはん当番のちょっとした特権みたいなものだしね」


そういって三人が立ち上がった


「えっと……だったら俺はトイレでもいって部屋の風呂に入りますよ」


「「「トイレ?」」」


俺は自ら墓穴をほってしまったらしい
三人の目がらんらんと輝いている
獲物を襲う獣とはこんな目をしているのかもしれない






ここって男子トイレだよな?


なぜか男のはずの俺がマイノリティと化している異常事態だ


マジョリティの三人はといえば興味深そうに男子トイレを観察している
俺にとっては当たり前でも三人にとってはそうではないらしい
少なくともはじめてではない人もいるのに不思議な話だ


「こんなかんじかしら?」


服はそのままで先輩が普段俺がするように小便器に立つ


「ええ, そんなかんじですね」


今更隠すことでもないだろう
風呂場でチャレンジもしてることだしな……


「私の場合はこうだけどね」


「慕さん!?」


小便器に背を向けて立っている慕さん
それだけならなにも問題はない
だけど問題なのは……


「どうしてやる気満々なんですか……」


「体が冷えちゃったからね」


さも当然というように慕さんが答えた
少なくとも浴衣をはだけて白いパンツを膝までずり下げていい理由にはならないと思うのは俺だけなのだろうか?


しきりにうなずく二人を見るにどうやら間違っているのは俺の方みたいだ……






あらためて現実を受け入れようと目の前を観察してみる


夜はブラを着けない主義なのか美乳といって差し支えない胸があらわになっている


真っ白なパンツはさりげないレースに縁取られておりおしゃれを演出している
本来は下向きの三角形なのだろうが今は膝までずり下げられ上向きの三角形を作っている


その白い三角形に守られていただろう黒い下向きの三角形
柔らかそうな茂みの下側にはほんのりとワレメが顔をのぞかせている


「この間を通せば一緒におしっこできるんじゃないかな?」


俺にとっては冗談だとしか思えないが慕さんにとってはそうではないらしい
少なくともふざけているようには見えない


「たしかに楽しそうね」


顔こそ見えないが先輩の表情はありありと想像できた


「待ってください!脱がすのはやめてください!」


とはいえ二人を強引に振り払うことはできない
結局なされるがままに帯を取られ浴衣をはだけトランクスを膝までずり下げられてしまった


「ペアルックなんてちょっと照れるね」


「……そうですね」


少なくとも照れるポイントはそこではないと思うが
そんなことを思っていると後ろから掴まれた俺のリー棒は照準を白黒2つの矢印の間を指し示していた


「先輩, やめてください!」


「あら, それはひどい濡れ衣じゃないかしら」


「え?」


「おちんちんが私の手の中で脈打ってます……」


「の, 和……?」


うっとりと頬を紅潮させた和が俺のリー棒を愛おしそうに握り込んでいた






12月ということもあり館内は暖房がバッチリだが24時間フル稼働というわけにもいかない
現にここまで来る廊下も肌寒かったし暖房機器すらないトイレ内ならばなおさらだ
そんな空間でほとんど裸でいるわけなのだから……


「あの……そろそろ離してくれないか?」


「いやです」


一縷の望みはあまりにもあっけなく打ち砕かれてしまった


「出しちゃえば楽になると思うわよ?」


他人事だと思って先輩が笑っている
そうしたくないからこそお願いしているわけなのだが……


「私もそろそろ限界だし……ね?」


身長差だけでなくお尻を後ろに突き出しているせいでさらに下からの上目遣い
はやりさんほどではないにしろ童顔美乳の慕さんからのお願いは効果バツグンだ


「……はい」


とうとう観念してしまった
そうなればあとは簡単だ


「これが連れションというやつですか……」


「うーん……さすがに難しいかな」


しっかりと白と黒の三角形に示されたゴールにしっかり注ぎ込まれていく黄色がかった本流
便器の中でその二本はぶつかりかい下へと壁を伝っていった


その水流が止まったとき
二人の観客からは惜しみない拍手が送られたのだった……






水流は止まり目的は果たしたはずなのに居住まいを正そうとはしない
火照った体にひんやりとくる冷気が心地よくさえある


「おしっこを出したあとに体が震える現象ってシバリングっていうらしいわよ」


震えた俺を見て先輩がいう
こんなときでも感心してしまうのだから不思議だ


「久ちゃんと和ちゃんもおしっこしたいの?」


ふいに慕さんが声をかける
しゃがみこんで俺の一部を凝視している二人を見下ろしてみるとかなり限界に近いらしい


「せっかくだから二人もしてみたらいいんじゃないかな?」


おねえさんからの優しい提案
それに抗うような余裕は二人には残っていなかったらしい


どちらからともなく立ち上がり便器に向かう


「……え?」


個室に入らず先程俺がしていたように胸をはだけショーツをずり下げている
先輩がオレンジで和がピンクか……
そんな感慨めいたものに浸っている場合ではない


「二人ともなにしてるんですか……?」


「何事も経験よ経験」


「ええ, 百聞は一見にしかずとも言いますし」


しきりにうなずく慕さんを見るに間違っているのは俺の方らしい
理不尽だ






はっきり言って異常な光景だ
前をはだけた女性が男子便器に向かっているのだ


かたや校内一の美少女で顔だけでなく豊満な肢体にも定評のある少女
かたや学生議会長を務め顔も悪くなくとある性癖の持ち主に抜群の支持を誇る少女


本人たちは知らないが隠れファンクラブが存在するほどだ
もっとも麻雀部員5人は会員の層こそ違えど隠れファンクラブが存在するわけだが


「でもそのままの体勢だったらおしっこがパンツに垂れちゃわないかな?」


後ろに飛ばせる慕さんならともかく前に飛ばそうとする二人ならば慕さんの言うとおりになるだろう
それがわかったのか二人もうなずいている


「やっぱり京太郎くんが脱がせてあげるべきじゃないかな♪」


「え!?」


しかしどうやら納得できていないのは俺だけらしい
納得できているらしい二人は俺の方を向いて脱がせてもらう気満々らしい


「わ, わかりました……」


三人から無言の圧力をかけられれば逆らうことができない
しかししゃがみこんでわかったこともある


これはこれでアリだな






近い先輩の方から脱がすことにする


「私のパンツはどうかしら?」


俺がまさに手をかけたものへの質問が頭上から降ってきた


「ちなみにこれお気に入りなのよ」


「だから似合ってるんですね」


「あら, うれしいこと言ってくれるじゃない」


「いえいえ」


やり取りこそひょうひょうとしたものだが声が震えているのがかわいい
黒黒とした茂みがしっとりと湿っているのも良いものだ


「なんでゆっくり脱がすのよ」


「こっちのほうがエロいじゃないですか」


「……須賀くんってえっちね」


「お互い様ですよ」


「……バカ」


脚を上げてもらい抜き取った下着を先輩に見せてみる


「なんだか湿ってません?」


「……知らないわよ, バカ」


そういってそっぽを向いてしまう先輩
こんな姿を見れば新たなファンクラブの会員層も増やせそうだが
誰にも見せたくないし見せるつもりもないけどな!






「私のパンツが嬉しいのはわかるけどそろそろ和のほうにいったほうがいいんじゃないかしら?」


「え?」


「ほら, もう我慢出来ないみたいだしね」


そういっていたずらっぽくウィンクをしてくる
指差す先はこれから俺の手が伸びるだろう箇所だ


「和ってばそんなに濡れちゃうなんてえっちねぇ」


「ち, 違います!」


そういって必死に否定する和
クロッチ部分だけでは受け止められないほど愛液が染み出していては説得力は皆無だ
そんな和に思わず生唾を飲み込む


「いいから早くしてください!」


「お, おう……」


和の言葉に気圧されつつもゆっくりとずり下げていく
ピンクのはずのショーツは一色ではなくなっていた


「せっかくなら素っ裸になっちゃおうよ」


そんな背後からの声とともに視界が真っ白になった


「私のパンツで目隠ししてる間に脱いじゃおうよ」


返事こそ聞こえないが衣擦れの音から察するに3人が最後の一枚に手をかけているらしい
なんとかお尻部分をずらして視界を取り戻したとき


「……え」


そこには全裸で連れションしようとしている二人がいたのだった






なにこの状況……
これを異常事態といわずしてなんというのだろうか


二人の美少女が全裸で下品に脚を広げ腰を突き出して小便器に向かっているのだ
まさしく異常事態だ


少女が男子トイレにいるのがおかしいのか
全裸で小便器に向かっているのがおかしいのか
今の俺にはわからない


「はーい, 笑って笑ってー」


俺が考え込んでいる間に撮影会が始まったらしい
被写体たちのぎこちない笑顔は妙にそそるものがある


「あ, そろそろ……」


「わ, 私もです……」


羞恥心からか消え入りそうなほどか細い声でつぶやく二人
茂みを指で広げられあらわになった尿道からは我慢していたせいか声色とは裏腹に力強い水流が生じている


すべてが異常と言えるこの状態
そんな中でもっとも下品ともいえる放尿という行為
そこにはエロチシズムやフェチズムとは違うどこか気高さすら感じられるのは気のせいだろうか


美少女たちの放尿を小便器が受け止め静謐な空間で
いつの間にか俺は拍手を送っていたのだった






「余韻に浸っているところ悪いんだけどそろそろお風呂に移動したほうがいいんじゃないかな?」


慕さんの提案はもっともだ
さすがに暖房もきいていないトイレで素っ裸というのはよくない


「じゃあ……」


預かっていた浴衣を返そうとしたときだ


「せっかくだからこのままお風呂に行っちゃおっか」


楽しげに提案している慕さんには悪いがさすがにそれは……


「え?」


どうやら乗り気ではないのは俺だけらしい
ほとんど逡巡なくうなずく二人を見てしまえば俺の意見ではどうにもならないだろう
まだ温もりの残る浴衣を抱え大浴場へと向かうことになった


「さすがに誰も来ないだろうけど裸で廊下を歩くなんて変態さんみたいだね」


「でもこれはこれでアリかもしれないです」


紛れもない変態の言葉にうなずく先輩とは対称的に和は無言でいろいろと噛み締めているみたいだ


幸い誰にも出会わずに目的地へと到着できた
服を脱ぐ手間のいらない3人は一目散に浴場へと向かっていく
太ももから足首へと伝っていた愛液はまさしく欲情の証だ


このまま部屋に戻ってしまうというのがおそらく最善手だろう
だけど, そうはできなかった
エロエロもといいろいろと妄想してしまったのは内緒だ





「ふぅ……」


ようやく顔にかぶせられていた慕さんの下着を外すことができた
すっぱいような『メスの匂い』から解放されたのだ


3人分の浴衣を畳みみっつのかごにそれぞれの下着と一緒に入れていく
白とオレンジとピンクのショーツはいろいろなものが染み込んだせいか重みを感じる
それが視界に入らないように上に浴衣を重ねた


「……ふぅ」


一息ついて浴衣とトランクスを脱ぐ
3人のかごから一つ開けたのには特に意味はない
軽く畳んでなんとなくトランクスの上に浴衣を重ねた


「……よし」


一度深呼吸して浴場へのドアに手をかける
欲情しているのを隠すにはあまりにも力不足だが腰のタオルはせめてもの抵抗だ


「遅いよ, 京太郎くん」


「すいません」


「まあまあ, 座って座って」


「え?え?」


よくわからないままに導かれるままに椅子に腰掛けさせられてしまう


「たくさん気持ちよくなってくださいね……」


俺を取り囲む3人の股間からは愛液がとめどなくたれているのだった……






慕さんがシャンプーを久先輩と和が石鹸を両手に泡立てる
そもそもタオルは俺が持ち込んだ1枚しかないのだから当然といえるのかもしれないが
そのタオルはとっくに役割を放置してしまっている


「かゆいところはありませんかー」


シャワーで濡れた髪の毛が慕さんの手で洗われていく


「だ, 大丈夫です……」


そう
髪の毛は問題ないのだが……


「あの……くっつきすぎじゃないですか……?」


「こっちのほうがあったくていいと思ったんだけど……京太郎くんはこうされるのいやなのかな……?」


「……いやじゃないです」


「よかった~」


そういって先程より強く押し付けられた気がするのはきのせいだろうか
背中で潰れている慕さんの胸の感触がいいから問題はないのだが……


「須賀くんのおっぱい好きには困ったものね~」


「ええ, そうですね」


そういって二人も体を密着させてきた
和の場合は包み込むといったほうが正しいのだが



両手に花以上の快楽
これはこれで素直に喜ぼう





いつの間にかスポンジは手のひらから胸に変わっていたらしい
和の爆乳, 慕さんの巨乳, 先輩の美乳
六つの胸が俺の体に押し付けられ潰れ擦り付けられている
これが至福というやつか……


キレイになっているかはわからないが気持ちよくはなっている
石鹸まみれになっていく体にスポンジが擦り付けられているから効果はあるのだろう
柔らかい乳房だけでなく固くなった乳首もいい刺激になっているしな


「あとは……」


3人の視線が一点に注がれている
自分でも荒々しく脈打つのが感じられているそこに注目が集まるのは当然だろう


「誰のおっぱいでしてほしいかな?」


耳元でとろけそうな声で囁いてくる
押し付けられる胸の強さがより一層強くなる
もはや抱きしめるというよりもからみつくというくらいだ


「私のおっぱいがいいわよね……?」


右側から腕を抱きしめつつ囁いてくる先輩


「私のおっぱいもオススメですよ……?」


左側から腕を胸で包み込みつつ囁いてくる和


はっきりいって一人に決めることなどできるわけもない


「えっと……全員で……」


なんとか声を絞り出すと3人は嬉しそうに微笑んだのだった……






こんばんは
>>1です

なにやら本編にもシノチャーらしき人がおもちもちで出たらしいですね
どうやら他の大人組もおもちの上方修正が必要みたいですね


なにがとはいいませんが現状
嘉穂さん > 和 = 美月さん > はやりん > 戒能さん > 曖奈さん > シノチャー > 久 = まふふ = 杏果さん >> 咲 >> ぺったんこ組

くらいで設定しています

なにか変更したほうが良い箇所があればアドバイスください

ただすこやんが最強なのはかわらないですしすこやんルートがないのもかわりません
亀更新なのに恐縮ですがよろしければアドバイスお願いします


おやすみなさい




こんばんは
>>1です


おもちはカップだけでなく体積が大事だと紳士の友人が言っていました
なので基本的には>>781で今後は書いていく予定です

おやすみなさい



「まずは私からですね……」


消え入りそうなとろける声で和がささやく
左腕を包み込んでいた豊満な乳房はわずかな移動にもかかわらず大きく揺れる


「失礼します……」


しっかりと正対し三つ指をついてお辞儀をする
その対象がそれに値するほど高尚なものかはわからないが


コクリと軽くうなずき先程お辞儀をしたものを両乳房で挟み込んでいく
そして俺の視界が残っていたのはここまでだった


「せっかくだから味も見てもらわないとね♪」


「大きさじゃ勝てないけど味じゃ和に負けないわよ?」


そういっておっぱいアイマスクと2つのおしゃぶりが当てられたからだ
柔らかさだとか味だとか形だとかの違いを味わう余裕などない
窒息しないように懸命に吸い付くのが精一杯だ


「二人共ずるいです……」


かろうじて外気を感じ取れる亀頭を優しく舌先で愛撫してくれる和
懸命に乳房を両腕で動かしながら俺を気持ちよくしようとしてくれている


そんな健気な和を自ら汚してしまうことに罪悪感と優越感めいたものを覚えてしまう


『ごめん, 和』


おしゃぶりで言葉にならないが心の中で誤りつつ思い切り射精してしまったのだった……






ようやくおっぱいアイマスクから解放されて視界が戻ってくる
目の前の惨状は紛れもなく俺が引き起こしたものだ


「ごめん, 和」


先程は心の中でつぶやいた言葉を今度は直接口に出した


「謝らないでください」


そういって微笑む和にどきりとしてしまう
その顔から胸にかけて白濁液で汚されていることにわずかばかりの罪悪感とそれを大いに上回る優越感を覚えてしまう


「それにしてもすっごい量ね」


「さすがにおじさんでもこんなに出たことないかなあ」


和の大きな胸の谷間すらあふれるほどだったのだ
出したのはたしかに俺だが俺だってこれほど出た経験はそうそうない


「私が気持ちよくしてあげられたのなら嬉しいですから」


どこか勝ち誇ったような表情の和


「たしかに和のおっぱいは美味しそうよね」


「今ならクリームのトッピングだもんね」


「お二人とも……目が怖いですよ……?」


そんな和の胸は俺の精液ということに目をつむればたしかに美味しそうだ


「「いただきます」」


「ま, 待ってください!」


二人に地面に押し倒され卑猥な音を立てながら文字通りむしゃぶりつかれるのだった






「や, やめてください……」


悩ましい声で哀願する和
それではかえって嗜虐心を掻き立ててしまうらしい


「どうして激しくなるんですかぁ……」


『自業自得』


和には申し訳ないがこれほどまでにふさわしい言葉はないだろう
いや違うか


『上の口ではそう言いつつも下の口は正直だなあ』


これもまた今の和にふさわしい言葉だ
マングローブには白濁した雪が積もっているような有様だ


「ふみゃん!?」


和の下の唇に口づけするとかわいらしい喘ぎ声が上がった


「おしっこの匂いがするぞ?」


「そんな……オカルト……ありえません……」


和の代名詞ともいえるセリフだがいつもの凛とした印象はまったくない
精一杯の虚勢に嗜虐心を掻き立てられたのは俺だけではなかったらしい


「まってください……」


さすがに3人には勝てなかったらしい
弱々しいつぶやきのあと最後の力を振り絞るような力強い奔流が俺を襲った
だけど不思議なことに嫌な気持ちはしなかった






だらしなく足を広げて仰向けになっている和
肩で呼吸するたびに震える体がとてつもなく艶っぽい


「「「ごちそうさまでした」」」


3人の挨拶が自然と重なった
和にはもはやなにも言い返す気力すらなさそうだ


快楽に溺れきった表情
呼吸にあわせて上下する豊満な乳房
なにかで濡れていてきらめく乳首
呼吸を感じさせるくびれた腰回り
そしてサラサラと愛液が染み出してくるワレメ


有り体に言えばエロい
そうすれば当然……


「京太郎くんのおちんちんまた大きくなってるね♪」


「和のおまたなめながら感じちゃうなんて変態さんみたいよ?」


「お二人には言われたくないです」


せめてもの俺の反撃だ


「まあまあ, 和ちゃんみたいにはできないけど気持ちよくしてあげるから」


「そうそう……ね?」


期待してしまうあたり我ながらかなりちょろい
……そのせいでこのあと大変な目にあうなんて想像だにしていなかったが





「私の膝枕どうかな?」


「気持ちいいです」


「おじさんにもしてあげたいんだけどねえ……」


そういってため息をついたのに合わせて胸が揺れた
2つの乳房は重力に逆らい俺の目の前で揺れている


「やっぱり授乳手コキプレイって憧れるのかな?」


「ええ, まあ……」


興味が無いといえば嘘になる
実際に経験したことはないが見たことはある
それに興味を抱くのは至極当然だろう


「じゃあせっかくだからやってみよっか♪」


そういって精一杯に腕を伸ばし俺のリー棒を小さな手で包み込む
押し付けられる胸にもたらされる圧迫感とわずかな窒息感が心地よい


「ちゃんと私のおっぱいを舐めなきゃダメだよ?」


半強制的に口にねじ込まれた乳首に懸命に吸い付く
慕さんに対して横になっていないおかげだろう


「私も気持ちよくしてあげなきゃね」


俺のリー棒を包み込む手がゆっくりと上下運動をはじめた








「男の子ってこんな感じでおなにぃするんだよね」


身長差のせいで目一杯手を伸ばしてリー棒をしごく慕さんがきいてくる
しかし授乳中なので答えることができない
せめてもの反応に一層強く吸い付いた


「もう, 甘えん坊さんなんだからぁ」


視界がおっぱいアイマスクのせいで奪われていて表情はわからないが声色は楽しそうだ


「またおちんちんがビクってなったね♪」


俺の息子は正直者らしい
とはいえ感じているのは慕さんも同じみたいだ


クチュ……


今敏感になっている俺の耳はその音を聞き逃さなかった
普段自分でしていることを他人にしてもらうと気持ちいいのはシャンプーに似ている
気持ちいいの意味が違うかもしれないが……


「そろそろ限界みたいだしラストスパートだよ」


リズミカルなピストンに射精感がどんどん高まっていく
限界を迎える前にせめてもの抵抗に強く吸い付いた


「そ, それは反則だよ!」


俺の射精が終わったあと背中がじんわりと温かくなっていくのだった






「おねーさんのいげんがだいなしだよ……」


ようやく視界を取り戻した俺の目に映る慕さんは目に見えて落ち込んでしまっていた
足元に広がる黄色がかった水たまりがより幼い印象を与え悲壮感をいっそう強めている


言葉に困り先輩と和に助けを求めるが二人共俺の力になってくれそうにない
だからといって俺にどうにかすることができるわけでもないが


「キレイにしてほしいな♪」


震える声で精一杯明るい慕さんの言葉
そんな言葉に3人で顔を合わせてうなずいた


仰向けになった慕さんの脚を広げその間に顔を近づけていく
精液というクリームのトッピングを受けた豊満な乳房は二人が担当してくれるみたいだ


「なんだか緊張しちゃうね」


先程まで口で愛撫していた乳首もサラサラと液体が湧き出す秘裂も劣情を駆り立てるには十二分すぎた
そしてそれは俺が男だからというわけではなく同性である二人にとっても同様らしい


『上の口はともかく下の口は正直だな』


二人揃って四つん這いになっているせいであけっぴろげになっている股間からはしっとりと愛液が湧き出している
ほんのりと水音が奏でるハーモーニーをかき消すように吸い付くとツンとしたアンモニアの匂いが鼻をついた
それすらも愛おしいと感じられるのだから不思議なものだ






「……ぁんッ……ひゃぅッ!」



必死にこらえているだろう喘ぎ声がところどころ漏れる
せめて年上としての矜持だけは守ろうという決意の現れなのだろうか


最も敏感であろう箇所を同時に責められ情けない声を懸命にこらえている
それに嗜虐心を掻き立てるのはどうやら俺だけではないらしい
クリームに彩られたいちごに吸い付く音がさらに卑猥になりさらに卑猥な声があがるようになった


不思議なことに俺の興味は慕さんに対しては弱くなっていた
目の前で愛液を垂れ流しつつヒクヒクと蠢く膣口をさらしている二人がいるのだ
自然とあてがわれた指がするりと飲み込まれた


「「ひゃうん!?」」


様々な感情が綯い交ぜになった喘ぎ声が重なった
そしてそれはおねーさんのプライドを取り戻す最大の好機になったらしい


「「はうッ!?」」


せめてもの抵抗に思い切り胸を揉みしだいたらしい
まったくの無抵抗なところに上下からの攻撃
効果はバツグンみたいだ


とはいえ二人共やられっぱなしというわけにはいかない
懸命に自らの最大の反撃に転じたのだろう
あがる水音が先程より卑猥に感じるのは気の所為ではないだろう







女同士のプライドを賭けた戦いを指と舌で盛り上げる俺
六つの口という卑猥な楽器を操るさながら指揮者といったところだ


手段こそ違えど胸と股間という弱点を同時に責められているのだ
さすがにそうそう長くもちそうにないらしい


声色と水音に限界が感じられた頃


「おお……」


一番の特等席で3人の絶頂を眺め思わず感嘆の声が漏れた
全身の力が抜け肩でかろうじて息をしている3人からはまだ愛液が染み出している
このまま飾っておきたいほど妖艶で美しい


とはいえそうしておくわけにもいかない
さすがに湯気のおかげで温かいとはいえこのままでは間違いなく風邪をひいてしまうだろう
そうなった場合責任の大部分は俺だ


「失礼します」


慕さんの膝下と背中に手を入れて抱えあげる
いわゆるお姫様抱っこで湯船へと浸からせる
少なくともそのままにしておくよりはいいだろう


沈み込んでいないのを確認しつつ先輩と和も浴場へ浸からせた
湯気のせいか朱の差したほほに思わず欲情してしまったのは内緒だ


「ふぅ……」


一仕事終え一息つくと3人も人心地ついたらしく一安心だ






「やっぱりおっぱいって浮くのね」


なんとなくの静寂を打ち破ったのは久先輩のそんな言葉だった
眼の前の立派な4つの浮袋を見ればそんな感想が出るのも当然だろう


「でも大きくても肩が凝ったり胸が凝ったりして大変だよ?」


「それに大勢の人に視線を向けられてしまいますし……」


「ふーん……」


美乳ではあるが巨乳ではない先輩と紛れもない巨乳の二人では意識の差があるものらしい
といっても俺がまざれるような話題ではないのだが


「私も須賀くんにおっぱいを揉んでもらったら大きくなるかしら?」


「え?」


「せっかくだからお願いするわね?」


とびっきりの笑みを浮かべながら俺の膝に座ってくる
振り向いてのウィンクには拒否を許さない無邪気さがいっぱいだ


「合法的にセクハラできるんだからちゃんと気持ちよくしてくれないと訴えちゃうんだからね♪」


「あ, あはは……」


嘘かホントかわからないが先輩の言葉にうなずくしかなかった……







「じゃあ私がやり方を教えてあげるね」


ようやく慕さんが大人のプライドを取り戻したらしい


「知ってるんですか?」


「閑無ちゃんと悠彗ちゃんが詳しくて教えてもらったからね」


「な, なるほど……」


「経験者からのレクチャーなら効果がありそうね」


「そんなことはないと思いますが……」


期待が高まる先輩と懐疑的な和
二人の現状を知っている俺としては和の方を持ちたいところだ


「えっと……まずは下から持ち上げるように揉み込んでいくの」


そういって自分の胸の下に手を入れ持ち上げる真似をしている
パチャパチャという水しぶきが効果がありそうだと思わせてくれる


「はやくはやく」


「わ, わかりました……」


慕さんとは違い持ち上げるほどはない先輩の胸を持ち上げるようにこね回していく


「えっと……痛くないですか?」


「もう少し強くてもいいわよ」


「わかりました」


とりあえずおとなしく従ったほうがいいだろう
実際, Mっけのある先輩には効果覿面みたいだしな






体を震わせているのが水中だとよくわかる
先程もそうだが二人きりのときはともかく今この場で感じている素振りを見せるのは恥ずかしいらしい
そんな澄ました態度は壊したいと思ったっていいじゃないか


慕さんに言われるままに先輩の胸を揉んだりこねたり引っ張ったり刺激したりする
効果のほうはともかく気持ちよくはなっているらしい
もはや喘ぎ声を我慢すらできていないのがその証左だ


先輩が限界に近づくにつれて俺にも限界が迫っていた
できるかはともかく我慢しようがある上の口
対してある意味生理現象とすら思える愛液が染み出してくる下の口
体の震えとともに潤滑液となってリー棒を的確に責め立ててくる


そしてついに訪れた限界
先輩の甲高い声を号砲として水中から勢いよく二本の噴水が飛び出した


たっぷりの潤滑液と柔らかな恥肉
剃ったばかりのチクチクした毛の感触
悔しいけれど理性では抗えないほどとても気持ちよかったのだ……


「こんなの……クセになっちゃいそう……」


絶え絶えの呼吸で絞り出す先輩


「……はい」


そう返すのが精一杯だった


「またおねがいね?」


「はい」


自分でも驚くほど自然にそう答え互いに酸素を求めあうように濃厚な口づけを交わしたのだった






「あー気持ちよかった」


膝の上で気持ちよさそうに伸びをしている先輩の言葉に同意した


「でもこれじゃダメね」


「なにがですか?」


「だってこういうマッサージとかって続けないと意味ないと思わない?」


「なるほど……」


たしかにマッサージとかは続けないと効果がないような気がする


「じゃあこれからも定期的にお願いね」


「「え?」」


驚きの声を上げたのは俺だけでなく和もらしい


「それとも須賀くんは私のおっぱいをマッサージするのはいやなのかしら?」


「そんなことはないですけど……」


「だったら問題はないわね」


ツンと上を向いた乳首は胸を張ったせいかさらに上を向いていた
どうやら納得いかないのは和も同感みたいだ






「だったら和ちゃんもマッサージしてもらったほうがいいんじゃないかな?」


3人の視線が慕さんに向けられる


「だっておっぱいは凝っちゃうしさっき京太郎くんに触ってもらったら気持ちよかったんでしょ?」


「たしかにそれならしかたないですね」


声と声色がこれほどまで食い違うとは……


「あら?須賀くんに頼んだら須賀くんがセクハラになっちゃうんじゃないかしら?」


「される私が嫌がっていなければセクハラには当たりません」


「でも須賀くんが嫌な場合はどうかしら?」


意地悪な視線とウィンクを振り向いて送ってくる
居を突かれたらしい和とは余裕の差がありありと見て取れる


「そんなことないですよ」


「そうですよね!そんなオカルトありえませんもんね!」


「よかったわね, 和」


「はい!」


満足げな和を見つつ白いクラゲが漂う湯船で他愛もない会話をしながらしっかり温まったのだった






下着を着けずに浴衣を着た3人と別れて部屋に戻る
さすがに咲も起きたみたいで布団の中に姿はない


しかしそんなことは問題ではない
最大の問題は『尿意』だ
かなり限界に近いがあの場でするよりよっぽどましだっただろう


「いきなり何!?」


部屋にいなかった咲はそこにいたらしい
突然の乱入者に戸惑っているみたいだが今はかまっている暇も余裕もない


「何してるの!?」


浴衣をはだけトランクスからリー棒を取り出す
座っている咲にかからないように照準を合わせるとすぐに始まった
それが呼び水になったのかはわからないが2本の水流が便器内で跳ねる音が狭い空間に響き渡った


「ふぅ……」


一仕事終えて一息ついても咲のほうは終わらないらしい
それほどまでに我慢していたのだろうか?
ともかく一仕事終えたリー棒を降ってトランクスの中に戻した


そうこうしていたら咲の方も終わったらしい
とはいえワレメからはまだしずくが滴っている


「なんで撫でてくるの?」


「なんとなくな」


「わけわかんない……」


少なくとも今朝の出来事を鑑みればこうしたくなるのはある意味当然かもしれない
咲には内緒だけどな







「それより京ちゃんのおしっこかかっちゃったんだけど」


「ごめん……」


無意識だったが思ったより散ってしまっていたらしい


「私のをなめてキレイにしてくれたら許してあげてもいいかな」


そういっていたずらめいた笑みとともに足を広げる咲
それでも顔を出さない小さなワレメはたしかに濡れている


「ああ, わかった」


そう答えてひざまずく俺に驚いたような声を咲があげた
どうやら咲が想定していたリアクションとは違っていたみたいだ


「少し臭うぞ」


「そんなことないもん!」


鼻をツンと突くアンモニアの臭いに若干辟易しつつワレメに残るものを舐め取っていく


「ま, まって……」


普段の咲とは違う艶っぽい声
そんな声に俺が奏でる下品な音を重ねていく


「まって!きれいになった, なったかぁ……」


そんな咲の弱々しい哀願とは対称的な力強い奔流
咲はといえば肩でかろうじて呼吸をしているような有様だ


『キレイになっただろう?」


「う, うん……」


そう答えた咲の姿は……エロかった






その後咲と風呂に入って着替え朝ごはんに向かった
先程の三人もそれぞれしっかり着替えていた
さすがに下着はつけているだろう


3人が作ってくれた朝ごはんを食べて杏果さんの運転で会場に向かう
裏口から入るのはもはや当たり前になりつつある


「軽く今日のルール確認をしとくかの」


染谷部長の言葉に咲とうなずく


「準決勝は半荘5回でその合計ポイントで競うんじゃ」


「男子は上位1名が女子は上位2名が決勝に進むことになるわね」


「半荘ごとに30分の休憩があるならエネルギー補給はこのタイミングだじぇ」


「ただし2回目の半荘が終わった段階で昼食休憩が1時間入りますね」


「席順は各半荘ごとに決め直すの」


「オカもウマもないからその点は注意よ」


「そして咲ちゃんは会場に迷わないように注意だじょ」


「さ, さすがに大丈夫だよ……」


「咲さん……」



若干の不安要素こそあるがさすがにそこは咲を信じるしかないだろう
お昼ご飯はまた杏果さんたちが届けてくれるみたいだ


「ま, 細かいこと考えずに気楽に行ってきんさい」


控室で応援してくれる4人と別れ会場に向かう
もちろん咲をトイレに連れて行って会場まで送り届けたのは言うまでもないのだが







こんばんは
>>1です


スレタイになっているのに出番がないプロがいるらしい
例のごとく闘牌描写はできないのでカット気味にお送りします


いつものように感想とか好きなシチュエーションとかあると思います
ただ>>1がおもらし好きというデマを流すのはやめましょう



おやすみなさい





咲と別れて会場に入るとすでに他の3人は場決めを済ませて座っている


「重役出勤とはいいご身分じゃねえか」


そういって対面になる師匠が起家である俺に笑いかける


「どこぞの剣豪といっしょですよ」


俺なりの精一杯の抵抗だ
笑った師匠を見るにお気に召してくれたらしい


重々しい雰囲気に飲まれないようにしていると試合開始のブザーが鳴った
挨拶をしてさいを振ると7が出た
師匠の山に手を伸ばして配牌を始める


「お」


出親で配牌二向聴は悪くないだろう
現に5巡目にはテンパイしリーチから3巡目には和了できた


「ツモメンタンピンドラは4,000オールです」


裏ドラこそ乗らなかったものの先制攻撃としては十分だろう
16,000点のアドバンテージは大きくそのままリードを守って最初の半荘はトップだった
2半荘めこそ師匠にトップを譲ったがほぼ原点を維持して午前中を終わった僅差ではあるがトップに立っていたのだった







「ただいま戻りました」


2回目の半荘が終わったということで昼休みのために控室に戻る
僅差とはいえ1位という現状は予想外らしくみんなの反応もいろいろだ


「まあまあ, 積もる話もあるじゃろうがまずは腹ごしらえからじゃ」


染谷部長の言葉にテーブルを見るとすでにお昼の用意は整っていた
正直言ってお腹も空いているので部長の提案はありがたい


空いていた咲の隣に座ると和が俺の分を用意してくれた
挨拶をして蓋を開けてみると思わず声が出てしまった


「基本的には私達が作ったのよ」


「火の通すのは白築さんにお願いしました」


朝ごはんを用意してくれた二人は得意げだ


「取材陣の評判もよかったしのう」


「さすがのどちゃん, 私の嫁だじぇ!」


「私は優希のお嫁さんになった覚えはありませんよ」


「そんな!?あの約束はどこにいったんだじょ!」


「そんな約束ありません」


「あ, あはは……」


咲も現状2位ということで勝ち残り圏内ということでどこか表情に余裕がある
ちなみに対局相手が誰かはやっぱり教えてくれないみたいだ


「じゃあ……行ってくるね」


「おう」


進行が男子よりはやい咲をちゃんとトイレに行かせて会場に送り届けて自分の会場に向かう
最後だった午前中とは違い今度は一番乗りだった
おかげで心地よい緊張感とリラックスの中で午後の対局を迎えられたのだった






「悪いね, 待たせちまって」


「いえ, まさしく重役出勤がふさわしい方ですから」


師匠の軽口に答える余裕もある
愉快そうな師匠が座ったのを確認して席決めだ


「チッ, ラス親か」


わざとらしい対面に座った師匠の舌打ち
少なくともその言葉を額面通りに受け取る人間はこの場にいないだろう


そして, 悪い想像は得てして当たるものだ


「ま, こんなもんだな」


オーラス
積み上げた芝棒をあわせて卓のほぼすべての点棒を独占した師匠
ゆうゆうと引き上げる師匠を呆然と見送るしかない


とはいえいつまでもこうしているわけにはいかない
約2時間半も戦い抜いて疲労はピークだ
いつの間にか空は暗くなっていた


「はあ……」


なんとかソファに座って一息つく
僅かだった俺のリードはとうに消し飛んでいた


順位としては2位
ただ1位との間にはあまりにも深い深い溝があった






控室に戻る前にトイレに寄ることにした


「あら, 須賀くんもトイレ?」


「ここ男子トイレですよ」


「ほら, 連れションっていうじゃない?」


「……そうですか」


先輩に反応する気力すらも残っていないのが本音だ


「暗示放尿って知ってる?」


「……は?」


「悪いことなんておしっこにして出しちゃえばいいのよ」


ね?と微笑みかけてくるが生返事が精一杯だ


「なんなら見本を見せましょうか?」


「え?え?」


入り口に立っていた先輩が俺の隣の小便器に向かいあう
そのまま一思いにスカートを脱ぎショーツごとタイツを足元までずり下げた


よかった, さすがに制服を着るときは下着を着けたんだ
そんな現実逃避じみた感想を思い浮かべていると下半身を露出した痴女が俺の隣にいたのだった






「私だけこんなかっこうなんてまるで変態みたいじゃない」


みたいじゃなくまんま変態の痴女です
そうつっこみたいのを我慢する


「わかりました」


とはいえ下半身を露出する必要はない
いつもしているようにチャックをおろしトランクスから一物を取り出すだけだ


「男の子って楽でいいわね……」


俺にとっては当たり前のことでも先輩にとってはそうではないらしい
とはいえ下半身を凝視されるのは恥ずかしいものがある


「私のえっちなかっこうを見てるのにおちんちん固くしてないなんて失礼じゃない?」


「知りませんよ……」


さすがにそれは言いがかりだろう


「でも男の子ってお互いのおちんちんの大きさを見比べて見栄を張るためにわざわざ大きくするんじゃないの?」


「どんなイメージですか……」


お互いに男子トイレで下半身を露出しているという奇妙な状況
話している内容もとても健全とはいいかねるものだ


それでもなんとなくリラックスできているような気がするのだから不思議なものだ






「そろそろ限界なんだけど」


「……俺もです」


トイレで下半身を露出しているというこの状況
体が冷えてくれば当然尿意は促される


下半身丸出しの先輩と対局を終えたばかりの俺
限界はほぼ同時に訪れたらしい


あ, という小さなつぶやきとともに先輩の噴水が始まる
朝顔に受け止められる水音に触発されたのか俺からの噴水も始まる


おおよそ上品とはいいかねる水音による二重奏が男子トイレに響き渡る
ポタポタという余韻を残したフィナーレにスタンディングオベーションで答えた観客がたった一人だけいた


「私がいうのもなんだけどおしっこ姿にそんなに興奮するのはどうなの?」


「……不可抗力です」


「ま, そういうことにしておいてあげるわ」


そういって先輩が便器と俺の間にしゃがみこむ
まだ先端にしずくが残るリー棒をためらいなく咥えこんだ


「ま, 待ってください!」


俺の静止など先輩の精子への渇望の前には無意味なものでしかなかった






俺のモノを口いっぱいに頬張り満足気に笑みを浮かべる先輩
そんな先輩を止めてしまえばまるで俺が悪者ではないか
お互いに『せいし』を求めているという意味ではお互い様なのかもしれないが


「や, やめてください……」


「ろうして?」


上目遣いの先輩は自らには一切の非がないと信じて疑っていないみたいだ
本能では俺も気持ちよくなりたいのだから先輩の行動に非があるとはいえない
だけど理性ではそれはダメだと全力で警告してくれている


「誰か……来てしまうかも……しれませんしッ!」


俺の物言いが気に入らなかったのか一際強く先輩が搾り取ってくる
それだけでは飽き足らず自らの秘部もいじっているらしい


「グチュリグチュリ」


「ヌチャヌチャ」


先ほどとは異なる水音での二重奏がトイレで奏でられる
五感を責めてくる先輩の作戦は効果てきめんだ


「で, 出ますッ!」


せめてもの俺の心づもりのはずだったがどうやらそれは逆効果だったらしい
飲み込みきれなかった精液を顔で受け止めつつ先輩は満面の笑みを浮かべていた
その足元には小さな泉ができていたのだった






「こんなに出すなんてよっぽど私におちんちんなめられて気持ちよかったのかしら?」


「……はい」


清々しいまでのドヤ顔に苦々しくもうなずくしかない
気持ちよかったのは覆しようのない事実だしな……


「でももう大丈夫ね」


「え?」


どういうことだろう?


「おしっこだけじゃなくってザーメンだって私にたっぷり出したんだから悪いものは全部出たんじゃないの?」


「な, なるほど……?」


「タイトル戦の準決勝の休憩時間っていう大事な時間に私みたいな美人の先輩にこんなことしてもらう余裕があるんだったら大丈夫に決まってるじゃない」


「…………なるほど」


「なにか引っかかる間があったけど許してあげるわ」


「ありがとうございます」


未だに俺の足元にしゃがみ込む先輩にお辞儀をしてお礼をいう


「じゃあ, 先に戻って第4局に行ってらっしゃい」


「先輩はどうするんですか?」


「……えっち」


どうも口にするのは恥ずかしいことをするみたいだ
先輩にもまだ恥じらいが残っているらしいがその基準はよくわからない
とはいえ気持ちが軽くなったのは事実だ


『ありがとうございました』


心の中でもう一度お礼を言ってから下半身全裸の先輩と別れて部屋に戻ってから第4局へと赴いたのだった







会場へと戻ると他の3人はすでに揃っていた


「あのまま逃げ出したんじゃないかって心配になったぞ」


トップの師匠が楽しそうに笑いかけてくる


「通算では2勝1敗で俺が勝ち越してるんですから勝者の余裕ってやつですよ」


「だけど総合順位は俺のほうが上だけどな」


「オーラス終了時点までその席預けておきますよ」


「はっ, 抜かせ」


口調とは裏腹に師匠は心底楽しそうだ
余裕かはともかく精神的にリラックスできているらしい
先輩のおかげだろうか?
その先輩は結局俺の休憩が終わるまで戻って来なかったのだが


「まあいい, 始めるか」


「ええ」


時計の針が真っ二つに両断する頃本日4半荘目の火蓋が切って落とされたのだった







「お, 今度は独占できるかな」


また俺の対面になった師匠が不敵に微笑む
それもそうだろう


点棒を独占するという宣言
凡人ではそれはトラッシュトークでしかない
しかし俺の対面に座るこの人にはそれができる
それをまざまざしく見せつけられたのが前局だ


「だったらその前に俺が独占してやりますよ」


「ほう, やれるもんならやってみな」


「ええ」


この場は圧倒的に師匠が有利だ
おそらく中継の解説者でなくてもはっきりわかるだろう
だが可能性はゼロではない
だったら悪あがきだろうがベストを尽くすだけだ


先程の出来事が功を奏したのかはわからない
だけど流れは俺の方に来ているみたいだ


東1局から数えて師匠の喰いタンに流されるまでまさかの5連荘
さすがに点棒を独占とまではいかないが圧倒的に有利に場が進んでいた


「さて, 巻き返すか」


いずれも安い手とはいえ自らの連荘で東場の親番を迎えた師匠
芝を積ませるわけにはいかない
おそらく今日一番の勝負どころだ






「つ, ツモ……3,900, 2,000は4,600, 2,700です」


ようやく師匠の連荘が止まった
積まれた芝の差はそのまま師匠と俺たちの実力差だ


「いやあ俺ばっかりいい思いさせてもらっちゃって悪いね」


言葉とは裏腹にまったく悪びれている様子はない
勝負である以上そんな必要は皆無である


とはいえ師匠の親を流してこれから南場だ
逆転はともかく点差を縮めていくしかないだろう


「あの, 少々よろしいでしょうか?」


大会実行委員会の人がおずおずと入ってくる
なにかあったのだろうか?


「実は須賀選手に関してなのですが……」


「なんですか?」


なにかルール違反でもしてしまったのだろうか?
委員の人が説明を続ける


「実はプロでない須賀選手がこれ以上参加するのは条例違反になってしまいまして……」


「えっと……つまり俺はここで失格ってことですか?」


「さすがにそれは良くないのでこの半荘終了時点の順位をもって準決勝終了という決定になりました」


俺以外の3人が納得している以上俺もうなずくしかない
つまり, 残り4局で師匠をうわまわれということだ


「15分の休憩を挟んでから南場1局0本場から再開をお願いします」


そういって出ていった委員の人に続くように部屋を出ていってしまい会場には俺だけが取り残されたのだった






一人でここにいても悪い方向にばかり考えが進んでいく
少なくともこの場にいないほうがいいだろう


「ふぅ……」


悪い空気を吐き出すように深呼吸して外へ出る
とはいえ控え室に戻る気にもならない
適当にぶらぶらして戻るか


「逃げるんだったら車出してあげようか?」


「杏果さん?」


「そろそろ咲ちゃんのほうが決着がつきそうだからみんなを一足先に迎えに来たの」


「そうですか……」


杏果さんの口ぶりから察するに咲のほうは俺とは違って勝ち上がれそうなのだろう


「どうする?今だったらみんなといっしょでもいいし気まずいんだったら一足先に旅館に連れて帰ってあげるよ」


「そうですか……」


「はやりちゃんに無様な負けざまを見せるくらいなら潔く逃げちゃえば?別にはやりちゃんじゃなくても京太郎くんのことを好きな人はいっぱいいてくれるみたいだよ?」



「それは……」


「それが嫌だったら頑張るしかないんじゃないかな」


「……え?」


「だってさ, 大沼プロを止められるのってもう京太郎くんしかいないんだよ」


「たしかに……」


「だったらさ, せっかく祝勝会のためにごちそう用意してるんだからそれを無駄にしないためにももう少しだけ頑張っておいで」


「……はい!」


手を振ってくれている杏果さんと別れトイレに寄って会場へと戻る
少なくとも『諦める』という選択肢は完全に消え去っただろう






南場1局0本場からの再開
6巡目に3,900をツモって俺の親番になる
さらにそこから2連荘してさらに師匠との差を縮めた


「だが本当に難しいのはここからだな」


「ええ」


あいかわらず師匠との差はまだまだある
だが, それより大きな問題がある


「誰かがツモったら終局のこの状態でどうやって点差を詰めていくつもりだ?」


師匠の言うとおりだ
俺の上家と下家の二人はもはやリーチすらかけられないほど点棒が残っていないのだ
つまり, 俺が師匠に勝つには誰にも和了させずに師匠から直撃を奪い続けるしかないのだ
俺の親番が終了したと同時に師匠の勝ち上がりが確定するのも同然なのだ


「全員がテンパった状態で流局して芝棒を積み重ねていけばできるんじゃないんですかね?」


「ま, できるもんならやってみな」


「言われなくてもそのつもりですよ」


状況は圧倒的不利
99.99%ここからの逆転は不可能だろう
でもだからといって諦めようというつもりはまったくない


そんな俺に麻雀の神様が微笑んでくれたのか唯一にして最後の大きな大きなチャンスが舞い降りたのだった






配牌で四四八九①⑤東東東南南西西という絶好のものだ
しかしこのままではダメだ
せめて北を引き込んで小四喜, あわよくば大四喜まで見えている


そんな希望はたやすく打ち砕かれた
3巡目までに北が2枚切られてしまったのだ
それでも8巡目に待望の北を引き込んだ


そしてそこから2巡後西を引き込んで


四四四九東東東南南南西西北西


四暗刻単騎小四喜のトリプル役満
和了すれば師匠すらもトバして俺がトップだ
もちろんリーチをかける必要はまったくない
しかし, このあと誰かがテンパったときの迷いを消してしまいたい


「リーチです」


九萬を横にしてリーチを宣言する
順当にいけばあと7枚ツモるチャンスがある
この7枚でツモれなければ逆転の機会は二度と来ないだろう


しかし世の中はそううまくいかないらしい
6枚ツモっても残り1枚の北を引き込むことができない
このまま終わるのか……


否が応でも諦めという気持ちが押し寄せてくる
そして迎えた俺にとってのラスヅモは


北ではなかった……






「え……」


引いてきた牌は東
俺の当たり牌ではないが


「か, カンです!」


3枚の東と暇引いてきた東を晒して嶺上牌へと手を伸ばしていく
しかし手が震えてしまうのだ
この嶺上牌ですべての運命が決まる
そう思うとたった1枚の嶺上牌に自分の運命を託すのが怖くなったのだ


伸ばしたてを胸に当てて深呼吸する
おそらく咲なら確実に当たり牌を持ってくることができるだろう
そんな咲と決勝で戦うために


もう一度大きく深呼吸する
もう右手は震えない
親指で感触を確かめる


「ツモ四暗刻単騎小四喜トリプル役満は48,200オールです」


この瞬間
俺の決勝進出が決まったのだった





対局を終えた会場に記者たちがなだれ込んでくる
口々に質問をしてくるが同時に聞き分けられそうもない
運営の人が注意や制止をしても聞く耳を持たないらしい


「ちょっといいか」


そんな師匠の一言で会場に静寂がもたらされる
この場にいる記者にとって一言一句聞き逃がせないのだろう


「この和了をまぐれとか棚からぼたもちだなんて思うんじゃねえぞ」


「え?」


どういうことだろう?


「おまえは落ちてきたぼたもちを取ることのできる場所でしっかり準備してたってことだろうが」


「はい」


「だったら, 男子たった一人の代表としてこのまま優勝しちまえよ」


「はい!」


ありがとうございましたと師匠に頭を下げてお礼をいう
運営の人の指示にしたがって移動をはじめると杏果さんが手を振ってくれている


「みんなは先に咲ちゃんと帰ってるから」


「じゃあ明日の決勝まで会わないほうがいいんですかね」


「そのことなんだけどね……」


重々しい口調で杏果さんが告げる咲の結果


「咲が……オーラスでまくられて3位……?」


にわかには信じられない結果だった……







旅館に到着する
晩ごはんより今は咲のほうが心配だ


部屋に戻ると暖房がついていないのかかなり寒い
そして電気もついていないせいで真っ暗だ


「咲!」


部屋にいるはずの幼馴染の名前を読んで部屋にはいる
手探りで電気をつけるとたしかに咲はそこにいた


「咲!」


もう一度強く呼びかけるがやっぱり反応はない
うつろな目に俺は映っていないらしい


「咲!」


さらに叫んで体を揺すってみるがまったく反応はない
むしろそのまま消えてしまうんじゃないかと心配になるくらい冷たい


このまま咲が死んじゃうんじゃ……
そんな悪い予感すらよぎってしまう


「ごめん!」


一言謝って咲の服を脱がしていく
自らの肌がさらされているというのにまったく反応はない


脱がし散らして素っ裸になった咲を抱えあげて風呂場へと向かう
かけ湯もそこそこに咲を湯船へと浸からせたのだった






しゃがみこんで咲をつぶさに観察していると少しずつだが顔に朱が差していく
少なくとも雪みたいに白かった危険な状態は脱したようだ


「大丈夫か?」


人心地ついたらしい咲におそるおそる尋ねてみる
無言ではあるが小さくうなずいてくれる
少なくとも俺の言っていることがわかるみたいだ


「私ね……負けちゃったの……」


湯の音でかき消されそうなほどか細い声で咲がつぶやいた


「嶺上開花で和了しようとしたら……槍槓されてまくられたの……」


「そうか……」


皮肉なことに俺の逆転の決め手になった嶺上開花が咲にとっては敗北の引き金となってしまったのだ
そのダメージは計り知れないだろう


「決勝で戦えなくてごめんね……」


そういって涙を流し始める咲
そんな咲を俺は抱きしめてやることしかできない
制服の胸元が濡れてしまったがそんなことは気にせず咲を抱きしめて頭をなでてやることしかできなかった……






「大丈夫か?」


ひとしきり泣いて落ち着いた咲に尋ねる


「うん, 制服汚しちゃってごめんね?」


「まあ替えも持ってきてるし大丈夫だろ」


「そっか」


そういって咲が笑みを作った


「ところでこんなに遅くなったけどやっぱり京ちゃんも負けちゃったの?」


「たしかに圧倒的不利だったけど逆転勝ちしたっての」


「あの状況から!?」


「ああ, 最後は嶺上開花でな」


「むう……つまり私の能力は京ちゃんに取られちゃったってこと?」


「そんなオカルトありえないだろ……」


「でも今朝京ちゃんに精液飲ませてもらってない」


「関係ないだろ……」


「ううん, 一流のアスリートはルーティーンを大事にするっていうもん」


「ええ……」


話している状況や内容こそアレだが咲が元気になってくれたみたいで一安心だ
そんなときお腹の音が鳴り二人してまた笑ったのだった






露天風呂から戻りお互いに浴衣に着替える
咲が下着を着けていなかった気がするが気のせいだろう
着替え終わるとそのまま連れ立って食堂へ向かった


「見事になにもないね……」


「だな……」


夕食の残りにでもありつこうという俺達の目論見はまんまと外れてしまったみたいだ


「とりあえずなにか作るしかないみたいだね」


「そうだな」


厨房になにかないか確認してみる
本格的なものは無理でも今お腹を満たすには十分なものが作れそうだ


「私京ちゃんのあんかけチャーハンが食べたいな」


「俺が作るのか?」


「うん, 夏に作ってくれるって約束したでしょ?」


「そんなこともあったな……」


つい最近のことのように思えるから不思議だ


「ほら, 私も手伝うから, ね?」


「わかったよ」


決して咲の笑顔にほだされたわけではないことだけ言っておく






「こっちのシュウマイはお弁当の残りだよね?」


「なんでも慕さんたちの手作りらしいぞ」


「しかもそれをわざわざ直前に蒸してもってきてくれたんだよね」


おそらく昼も使っただろう蒸し器をつかってシューマイを蒸す
さすがに直接火にかけるようなことはしない


「じゃあ私はスープを作るね」


「じゃあ俺はあんかけチャーハンのあんから作るか」


お誂え向きにあった2枚のおそろいのエプロンをそれぞれ着ける
浴衣の上だからまさしくペアルックだがあえて触れないでおく


「エビとカニでいいか?」


「うん」


もしかしたら明日なにかに使うためなのか下ごしらえのしてあったエビとカニを使わせてもらう
オイスターソースと中華スープの素を使ってかきたま汁の要領で水溶き片栗粉でとろみをつける
厨房らしく火力は強くにんにくと醤油が香るパラパラチャーハンが手早く作れた


「こっちもそろそろできるよ」


青梗菜を使って咲のほうもたまごスープが完成したみたいだ


「「いただきます」」


たった二人の夕飯がはじまった






「ここのお料理もとっても美味しいんだけどやっぱり京ちゃんの料理は一味違うね」


「ほめてもなにも出ないぞ?」


「ほら, 食べ慣れた味のほうが美味しいって感じるらしいからそれだって」


「たしかに一理ある気がするな」


「でしょー」


あんかけチャーハンに青梗菜のたまごスープにお昼の残りのシューマイ
献立自体はここでの普段と比べれば貧相だ
ただ味自体に遜色ないように感じるのは食べ慣れた味だからなのかもしれない


あたたかくて美味しいものを食べると元気が出る
ただ, 今日の場合はその元気が1箇所に集中している


「食欲のあとは性欲って欲望に忠実すぎないかな」


咲が俺のリー棒を見て呆れたようにつぶやく


「少なくともその原因の咲にいう資格はないと思うぞ」


「私?」


「さっきからチラチラ色々と見えて結構ヤバい」


「ふーん」


緩めの胸元やはだけるたもと
下着を着けていないせいでさらに効果抜群だ


「仕方ないなあ」


口ぶりとは裏腹に心底嬉しそうな咲に導かれるように大浴場へと向かう
なんとなくムカついたのでほっぺたをムニーってしてやって溜飲を下げた





もはや『女』とかかれた暖簾をくぐるのになんの違和感も抱かなくなってしまっている
それほどまでにこの生活に慣れてしまった


「やっぱり先におちんちんスッキリしたほうがいいよね?」


質問の体こそしているが回答は求めていないらしい
さも当然というように俺の足元にひざまずき袂をはだけトランクスを膝まで一気にずり下げた
ボロンという擬音がピッタリの勢いで飛び出したそれはお腹にあたりペチリと小気味よい音を立てた


「疲れてるときにこうなるのは知ってるけどさすがに限度があるんじゃないかな?」


口調こそ呆れているが表情はお手本のような満面の笑みだ


「ちなみに今日これが何回目なの?」


「……はじめてだ」


「私に嘘を吐き通せると思う?」


「……5回め……です」


「誰にしてもらったかは聞かないでおいてあげるから感謝してね?」


「あ, ああ……」


意図的か偶然か緩められた胸元
なだらかではあるがたしかにあるふくらみが的確に俺に劣情を催させていく


「いただかまーす♪」


そんな俺の限界が近いことを知ってか知らずか咲は俺の逸物を咥えこんだのだった






喉奥に亀頭が届くのがわかるくらい深く咥え込む咲
ゆっくりと顔を前後させることで的確に俺のものに刺激を与えてくる


窄めた唇による全体への愛撫
そこへ咥えられる歯の甘噛によるメリハリ
さらに舌での裏筋をゆっくりと丁寧になぞってくる


「ひもひいいへほ?」


質問ではなく確認
俺を気持ちよくしているという確信があるのだ


「あ, ああ……」


チラチラと見えるなだらかな乳房とツンととがり存在を懸命にアピールする桜色の乳首
すべてを使って俺を射精へと導こうとしているのだ


ヤバい……
せめてもの抵抗に肛門を締める


「ふーん……」


かえって咲の嗜虐心を掻き立てるものだったらしい


「知ってる?私だっておっぱいでしてあげられるんだよ?」


「……え!?」


思いも寄らない咲の発言に戸惑ってしまう
そんな俺をあざ笑いながら正座から膝立ちになる咲


「おちんちん乳首に挟まれて感じちゃうんだ」


唾液か我慢汁かはわからないが潤滑液のおかげで咲が楽しそうに乳首で両サイドから刺激してくる


「ま, 待ってくれ!」


そんな俺の願いが届くことはない
咲の顔に受け止められた精液はむき出しになっていたなだらかな双丘を伝っていくのだった……






へたり込みそうな俺の浴衣を脱がせて浴場へと手を引いていく咲
嬉々として浴場へと向かう咲に抗える力はもはや残っていない


「あ, 雪」


両手を広げて手のひらで雪を受け止める咲
そこに振ってくる雪のように白い肌
そこを伝うのは白濁液なのだが


「やっぱり私の裸じゃおちんちんおっきくならない?」


どことなく不満げに見えるのは気のせいだろうか


「いや, その……見とれちゃってさ」


「ふーん?」


降り積もる雪のように白い肌
ほんのりと上気した頬のように赤い乳首
そんな肌や乳首を汚す白濁液を柔らかく受け止める産毛のクッション
可能なことならいつまでもこうして眺めていたいくらいだ


「へくち」


「……とりあえず体洗って入るか」


「うん」


俺の提案に賛成する咲
さすがにこのままでは寒いしな……


お互いの体を洗い合う
そのまま隣り合って湯船へと浸かったのだった







「やっぱりお風呂って気持ちいいね~」


「そうだなー」


気持ちよさそうに伸びをする咲に倣って俺も伸びをする
伸ばした腕に積もる雪が心地よい


「さっき私がしてあげたのとどっちが気持ちいい?」


「な”!?」


耳元で囁かれた予期せぬ質問に戸惑う


「京ちゃんに聞くよりおちんちんに聞いたほうがいいかな」


そういって柔らかく包み込んでくる咲
俺が制止したとしても聞かないだろう
精子を奪おうとしているのだからある意味当然なのかもしれないが……


「さっきみたいにおっきくないの?」


「当たり前だろ……」


硬さこそあれど大きさが十分でないのが不満らしい
だからといってどうこうできる問題でも無い気がするのだが






「もしかして欲求不満なのか?」


「な, なにいってるの!?」


反応をみるに図星らしい


「そういえば朝しなかったもんな」


「セクハラだからね!?」


「そんなに欲求不満なら自分ですればよかったのに」


「自分でしたことなんてないもん!」


「……まじで?」


「だって……京ちゃんにしてもらうより気持ちよくなれないから……」


「そ, そうか……」


さすがに面と向かってこんなことを言われるのは面映ゆい
ただまっすぐな視線を向けてくれる咲から目をそらすことができない


「私を……気持ちよくしてほしいな……」


俺のリー棒を握っているのとは反対の手で俺の手を自らの秘部へと導いていく
お湯の中なのにしっかりと濡れていることが伝わってくる


「ああ」


そう答えるのに合わせるように俺のリー棒がピクリと跳ねて咲が笑った
かわいい





すのこの上にバスタオルを敷いて俺が仰向けになる
先ほどまでの熱が吸い取られていく感触が心地よい


「お, 重くないよね?」


「もう慣れてるしな」


四つん這いになった咲が俺に覆いかぶさってきた
かわいらしいお尻が目の前にくる


「もう濡れてるぞ」


「私そんなにエッチじゃないもん」


さらさらとした愛蜜が秘裂から染み出している
一雫たりともこぼさないようにたっぷりと時間をかけて舐め取っていく


「ま, 待って……」


かわいらしい喘ぎ声とともに哀願が聞こえてくる


「気持ちよくしてほしいっていったのは咲だろ?」


「そ, それはそうだけど……」


「だったらもっと気持ちよくしてやらないとな!」


そういって舌での愛撫を再開した
甲高い喘ぎ声と盛大な潮吹きとともに咲が絶頂に達したのはまもなくのことだった






「京ちゃんのいじわる……」


「俺は咲に頼まれた通りにしただけだけど?」


「いいもん, だったら仕返しするもん」


そういってしっかりといきり立っているリー棒を咥えこんだ


「返り討ちにしてやるよ」


小さいながらもしっかりと存在をアピールしているクリトリスを唇で挟んだ
舌先で愛撫してやるとまた咲がかわいらしくあえいでくれる


「ま, 負けないもん!」


片手で袋の方を弄び始める
握り, 転がし, 撫で, そして舐める
普段自分ではしない刺激は効果抜群だ


「そっちがその気なら……」


「お, おっぱいはダメ……!」


両手で両乳首を責めてやる
挟み, 摘み, 引っ張り, 押し込む
別々の刺激に咲からかわいらしい声が上がる


そんなある意味最も下品な戦いは
両者の顔への噴水という引き分けという決着に終わったのだった……





「気持ちよかった~」


「だなー」


気持ちよさそうに伸びをしている咲
俺もそれに倣って伸びをする


「あーあ, 明日京ちゃんと決勝で戦えると思ったんだけどなー」


「槍槓なんてめったに出る役じゃないんだろ?」


「少なくとも私がされたのは加治木さん以来かな」


「なるほどなぁ……」


「やっぱりトッププロだけあって一筋縄じゃいかなかったね」


「だろうな」


「他人事みたいに言ってるけど明日京ちゃんが戦う相手だからね?」


「う……」


「あ, じゃあお守りをあげよっか」


「お守り?」


「うん, 少なくとも放銃はしなくなるんじゃないかな?」


「そんな都合のいいお守りがあるのか?」


「うん, 部屋に戻ったら渡してあげるね」


「お, おう……」


その後たわいない話をして体を温めて二人であがったのだった






脱衣所に上がって体を拭いてやると咲は浴衣を羽織る


「前締めないのか?」


「見られたって減るもんじゃないもん」


「減るほどないしな」


「たしかにAカップだけどまだまだ可能性はあるもん!」


「はいはい」


咲に倣ったわけではないが俺も浴衣を羽織る
おかげでお互いに前半身が丸見えだ


「やっぱりちょっと寒いね」


「まあ, そうなるな」


自然と体を寄り添わせて部屋に戻る
ありがたいことに誰にも出会うことはなかった






「それでお守りってなんだ?」


「えっとね……」


「……え?」


足を広げた咲が自分の陰毛を一本引き抜いたのだ


「処女の陰毛って日本海軍で弾除けのお守りとして重宝されたらしいよ?」


「そ, そうなのか」


「私が処女なのはもちろん知ってるだろうしいいと思わない?」


「うーん……」


「まあまあ, ほら巾着に入れておくから持ってって」


「わ, わかった……」


なかば強引に押し付けられたお守りだが一応受け取っておく
効果があるかどうかはともかく信じたほうが心が楽だ


「体冷えちゃったからおしっこ行きたい」


どちらともなく全裸になりトイレに向かう
おかげでもう一回シャワーを浴びる羽目になったのだがスッキリした気分で眠りにつくことができたのだった





つづく





こんばんは
>>1です
あとは決勝戦だけです


明日から出張という旅行に一週間ほど行ってきます
なので更新はおやすみします
今までの好きなシーンなどを書いておいていただけると>>1が喜びます


ちなみに咲ちゃんとの慰めックスからの嬉ションでのお嫁さんルートとか考えてましたが自重しました
おしっこ好きとかいうあらぬ誤解をされてしまいますしね!


決勝の相手ですが実はまだ一人しか決めていません
プロ勢の誰かの予定です
なにか意見とかあったらください



おやすみなさい





翌朝, 下半身の極一部の違和感に目を覚ますと目の前にはお尻があった
そのおしりの持ち主は俺が起きたことにまだ気づいていないらしい
そんなおしりはいつか染谷部長のお宅の雀荘で見たエプロンドレスで体を彩られていた


「おふぁよう」


口に含んだモノをそのままに挨拶をしてくれる持ち主


「お, おう……」


寝起きでまだはっきりしていないせいか中途半端な生返事が精一杯だ
そんな俺に怒ったのかわからないが全身を大きく震わせながら俺のリー棒に刺激をしごいていく
反撃のチャンスを完全に失った俺はただただメイドさんの導くままに射精してしまうのだった


「やっぱり朝一番は元気だね」


「もう少し起こし方ってもんがあるんじゃないのか?」


ようやくまとまりはじめた頭で俺のリー棒を押しつぶすお尻の持ち主に抗議してみる


「でもこんなシチュエーション好きでしょ?」


「……まあな」


裸エプロンの奥さんに朝勃ちを処理してもらう
男なら一度は憧れるだろうシチュエーションだ


「だからってわざわざ部屋に戻ってきて脱ぐ必要ないだろ」


布団の脇に咲が身につけていただろう服が丁寧にたたまれていた


「さすがに旅館の中を下着を着けずに歩くような変態さんじゃないもん」


「お, おう……」


それをやった人間がいるとは言わないほうがいいだろう……



エプロンドレスを着たままの咲を抱えあげて浴室へ向かう
いわゆる駅弁という体勢だ


「脱がなくていいのか?」


「こっちのほうがえっちでしょ?」


あっけらかんと答える咲


「まあ……そうだな」


少なくとも否定はできない事実だ


「えへへー」


勝ち誇ったように笑う咲
かわいい


「おかげんはどうですかー?」


全裸の俺の背中を流してくれるエプロンドレス姿の咲
新妻にしてもらいたいこと間違いなく上位に入るシチュエーションだ


「咲はいい嫁さんだなー」


「もう, 褒めてもなんにも出ないからね?」


そんな咲は上機嫌だ
このままだったら咲にされるがままだ


「だったら今度は咲も気持ちよくしてやらないとな!」


「ふぇ?わ, 私は大丈夫だよ!」


油断していた咲を膝に座らせてエプロンドレスの中に手を滑り込ませる
咲を気持ちよくさせることなんてまさしく朝飯前だ


「なるほど……咲は褒めたらおしっこを漏らすんだな」


「きょ, 京ちゃんのバカ……」


俺の膝の上で盛大に失禁した咲が快楽に耽りながらそうつぶやいたのだった……






「京ちゃんっていじわるだよね」


「藪から棒になんだよ」


「私だからいいけど女の子にあんなことさせたら普通に犯罪なんだからね?」


「お, おう……」


「……してるんだ」


「…………ノーコメント」


「でもそれぐらい余裕があるほうがいいのかもね」


「え?」


「だって勝ちたい勝ちたいって思い続けるより部員とみんなとえっちなことするくらい余裕があるほうが強そうじゃない?」


「たしかに……」


「人間としては最低だけどね」


「はい……」


「あ, でも安心して」


「え?」


「誰かに刺されちゃったらちゃんと看病してあげるから」


「いやな約束だな……」


「もっとも私が刺しちゃった場合はごめんね♪」


「あ, あはは……」


かわいく舌を出して笑ってこそいるがとても冗談には聞こえなかった……


「じゃあ朝ごはん食べに行こっか」


「そ, そうだな……」







風呂から上がりいつもどおりの制服姿に着替える


「今度はエプロンドレスは着ないのか?」


「さすがにビショビショのまま着たら風邪引いちゃうからね」


「なるほど……」


そんな他愛ないをしている間に身支度がととのった
朝ごはんを食べようと思うとちょうど配膳も終わったところみたいだ


「おはようございます」


空いている俺の隣に座った咲とは反対側に座る和が挨拶をしてくるので俺も返す
和も朝風呂を浴びたのかしっとりと濡れた髪の毛が妙に艶っぽい


『いただきます』


みんなで声を合わせて挨拶をしてからまずは味噌汁に手をのばす


「……うん?」


「どうかしましたか?」


和が心配そうに声をかけてくる


「いや……咲の味付けだったからちょっとびっくりしてさ」


「せっかくの決勝戦だったら朝は食べ慣れたもののほうがいいでしょ?」


「なるほど」


「それに昨日のお返しもあるし……」


「ふーん……昨日はいったいなにがあったのかしらね~」


とてつもなく不敵な笑みを浮かべる咲
昨夜のことは根掘り葉掘り聞き出されてしまうのは間違いないだろう
一緒にお風呂に入ったことはなんとかごまかせたのは不幸中の幸いだろうか






みんなで会場に送ってもらう
珍しく雪は降っておらず清々しい朝だ


さすがに決勝の日ぐらいはと正面から入っていくと無数のフラッシュが眩しいが心地よい
いよいよここまで来たのだという実感がわいてくる


「選手の入場の妨げになるような取材はお控えくださーい」


係員さんの声に珍しく従っている記者たち
先頭を歩く俺はさながらお殿様気分だ


「すごかったね」


控室へとたどり着くだけで咲は疲れてしまったらしい


「でも今日は咲ちゃんに全然取材がなかったじょ!」


「たしかに須賀くんに注目したいのはわかりますが咲さんだって十分すぎます!」


「まあまあ, 視聴率を考えると仕方ないじゃろ」


「それともここに咲がいるってアピールしたほうがよかったかしら?」


「やめてください!」


咲のその言葉こそが久先輩の言葉の正しさを雄弁に物語っていた







「ところで今日ってどんなルールなんですか?」


「まだ発表されてないわよ?」


俺の質問に久先輩が答えてくれた


「まだ……ですか?」


「雀竜王戦は毎年決勝戦開始時にルールが発表されるのが恒例じゃからの」


「そうだったんですか……」


染谷部長の言葉にうなずく


「選手用の資料の中になにか入ってないんですか?」


「いや, 控室の場所と禁止事項くらいしか書いてなかったぞ」


「特に変わった条件はないじぇ」


優希と和がざっくりと確認してくれる


「ただそんな変なルールはないんじゃないかな」


「だといいんだけど……」


ある意味当事者になりえた咲も気にはなっていたみたいだ


「とりあえず待つしかないですね」


そういってお茶でも飲もうと思ったときだった


「やあみんな!雀竜王だよ!」


突如ついたモニターにやたらテンションの高い雀竜王が映っていた







「麻雀ブームが続いてるみたいだけど一番わかりやすい『強さ』ってなにかな?」


カメラの向こうに問いかけているみたいだ


「答えは単純だ, 最も点棒を稼げる雀士が最も強い雀士だ」


「なるほど」


多少の温度差こそあるもののある程度納得いく答えだ


「だったら一番点棒を稼げる雀士こそが雀竜王にふさわしいってことだ」


思わず生唾を飲み込む


「持ち点十万で初めて誰かがトブまでのサバイバル, そのとき最も点棒を持っている雀士が雀竜王だ」


そういって雀卓に無造作におそらく10万点分だろう点棒を広げた


「誰かがトブまで半荘ではなく全荘, つまり西入, 北入までしていく」


「そして全荘ごとに30分の休憩を挟んでまた起家を決めて誰かがトブまで打っていく」


「火力とタフさを最も持つ雀竜王に最もふさわしい雀士を決めようじゃないか」


「では最初の全荘は今から30分後に開始とする!」


「性根を据えてかかってくるがいい!雀竜王として返り討ちにしてやろう!」


そういってモニターが消えたのだった……







「さて, 行ってきますね」


みんなの声に見送られて一人で決勝戦会場へと向かう


「須賀京太郎選手ですね, こちらでお待ち下さい」


「はい」


そういって個室に通される
なんでもテレビの実況の都合で順番に入場していくらしい
仰々しい選手紹介つきということだが, 自分がどんなふうに紹介されるのか楽しみでもあり不安でもある


といっても俺本人が生でみることはできないんだけどな……


「それでは入場してください」


「はい」


今の俺の姿が映されていると思うと面映い
とはいえ突っ立っているわけにもいかない


「西か」


めくった牌に描かれた椅子へと腰掛ける
どうやらトップバッターだったらしくこの部屋の中には自分ひとりだ


「……ふー」


心を落ち着けるために一度大きく深呼吸した
心なしか落ち着けたような気がする





そうしていると扉が開き二人目の挑戦者が入ってきた


「お, 北だねい」


そういって着物姿の女性は俺の右側, すなわち下家に腰を下ろした


「本当にここまで来るなんて思わなかったねい」


そういって扇子で口元を隠しケラケラと笑う女性
言いたいことはあったがその前に扉が開き次の挑戦者が入ってきた


「南!」


そういった女性は俺の左側, すなわち上家に腰をおろした


「驚愕!」


プンスコと怒ったような表情で一言だけ
俺の知る限りそんな女性は一人しかいない


「え?え?」


咲を倒す程の実力者ということに疑いの余地はまったくない
だからといって目の前の現実をすべて受け入れられるかといえばそれとこれとは別問題だ


そんな現実に戸惑っていると扉が開き一人のシルエットが現れた


「東とは縁起がいい」


唯一空いていた席に腰掛けた男性


「さて, 今最も点棒を稼げる雀士を決める戦いを始めようか」


現雀竜王 向村雄一が重々しく決勝戦の開始を告げたのだった






「大丈夫?京太郎くん?」


もはや声すらも出せない
それほどの満身創痍だった


全荘3回を終えて俺の手元には1万点棒は一本も残っていなかった
5千点棒が一本だけでも残ったのは奇跡としか言いようがない


それほどまでの惨敗だったのだ


『プロの前に無様な姿を晒したマグレ野郎』


時間のおかげで往生際悪く生き延びた俺に興味を示す記者は一人もいない
拮抗する3人の誰が俺の首を斬り飛ばすのか
そんなことにしか興味がなさそうだ


「とりあえず疲れたと思うからまずは少しでも寝て」


そのまま布団に倒れ込んだ俺に杏果さんが布団をかけてくれる


「今は食欲がないかもしれないけどお腹が空いたら言ってね?お粥ぐらいだったらすぐ作ってあげるから」


ありがとうございます


そういったつもりが声にならなかったらしい
制服のままだということすら気にしないまま
そのまま夢の世界へと沈み込んでいったのだった……




つづく






以上です

2019年もおつきあいありがとうございました
かなり遅くなっていますが最後までプロットはできているのでエタることなく完走できそうです


次回は励まし編です

せっかくなのでアンケートをとっていきます

1. スーツが似合うクールビューティーのおねえさん

2. 時々英語が交じるちょっとおちゃめなおねえさん

3. 陥没乳首に天然のパイパンというおねえさん

4. スレタイになっているのにここまで名前すらも出てきていないおねえさん

見たい人の番号と一緒に感想的なものがあると>>1が喜びます


年内の更新はここまでです

おやすみなさい
良いお年を






「……ぅん」


手探りでスマホを見つけ時間を見る
ちょうど日付が変わった頃らしい


「気持ち悪……」


汗のせいでベタつく体がかなり不快だ
せっかくさっぱりするなら誰もいないだろう大浴場がいいだろう


先程より軽くなった体で最低限の照明しか灯っていない廊下を大浴場へと進む
仮にこの照明がなかったとしても多分夜目が利きはじめた今なら迷わず大浴場くらいたどり着けるだろう


『女湯』


そんな暖簾は少なくとも今はなんの意味もない
ここから先は立入禁止であろう唯一の宿泊客でもある俺すら自由に出入りできるのだ


かごにタオルと浴衣があるのを確認してぱっぱと服を脱ぎ捨てる
制服の煩わしさから一刻もはやく解放されたかったのだ


このとき脱衣所を確認する余裕が少しでも俺にあれば……


開放感にあふれた俺がそんな気が回す余裕などなかったとしてもしかたないだろう


「グッドイブニング, 京太郎くん」


「良子……さん……?」


舞い始めた雪と見紛うほどの白い肌
その持ち主を認めた途端, 慌てて右手のタオルで股間を隠したのだった……







あけ
おめこ
とよろ


今年もよろしくお願いします
アンケートで決まったんだからしょうがないですよね!


おやすみなさい






「失礼します」


かかり湯をしてひとこと良子さんに断りをいれて同じ湯船に浸かる
特に深い意味はないがなんとなく向かい合うかっこうだ


そうなると必然的に目の前の良子さんが視界に入ってしまう



十人が十人間違いなく美人だと認める整った顔立ち
雪かと見紛うほどの白い肌
そして湯船に浮いてしまうキレイな球型の豊満な乳房
眼福とはこういうことをいうのだろう


いつまでもこうしていたい
そうすれば今日の出来事は雪と同じように溶けて消えてなくなってしまうだろう


「少しお話しませんか?」


「お話……ですか……?」


「イエス」


そういって良子さんが抱きしめてくる
いや包み込むというべきだろうか


「このままで聞いていてください」


顔を胸に包まれながら優しい声が降り注いできたのだった







「プロとアマの違いってなんだと思いますか?」


俺を自らの胸に抱き寄せたまま良子さんが尋ねてくる
心地よい感触のせいか頭が回らず答えが思い浮かばない


「答えは『安定感』です」


「え?」


「運という最大の不確定要素がある以上まったくの初心者にもグランドマスターを倒すチャンスがあります」


うなずく


「しかし勝ち続けることはインポッシブルです, 少なくとも和了ならともかく1位で半荘を終えるのは絶望的です」


悔しいが今日1日身をもって実感したことだ
疑いようのない事実だ


「たとえ調子や運が悪くてもチャンスが来るまでしのぎきり, 最終的に勝利する, それができるのがプロフェッショナルです」


「はい……」


そう絞り出すのが精一杯だった……


「そんななか……ナイスファイトでした, よく頑張りましたね」


そういって頭をなでてくれる


「は……い……」


いつの間にか涙が溢れてとめられない


「今は見られる心配もナッシングです, 私の胸を貸すくらいしかできませんが思い切り泣いてください」


一層強く抱きしめられたその瞬間俺の中の最後の堤防が決壊した……







「スッキリできました?」


俺を抱きしめて頭をなでながら良子さんが尋ねてくる


「はぃ」


そう振り絞るのが精一杯だ


胸に顔をうずめて泣きじゃくる
はっきり言って今の俺はかなりかっこ悪いな……


「かっこ悪くなんてないですよ」


「……え?」


ひょっとして声に出てたのだろうか?


「好きな女の子の前で精一杯カッコつけるのはグッドですが……そればかりだと疲れちゃいますよ」


「……はい」


「幸い私達だけのシークレットにできるのでどんなにかっこ悪くたってノープロブレムです」


そういってまた抱きしめてくれる
収まったはずの涙がまた溢れてきたのだった






「だいぶクールダウンできましたね」


「はい」


上から聞こえる優しい声に頷く


「では今度はこちらですね」


そういって完全にいきり立つ俺のリー棒を優しく右手で包み込んでくれる


「すいません……」


「ノープロブレムです, むしろ安心しました」


「え?」


「少なくとも帰ってきたときよりはだいぶマシになってますから」


「もしかして……」


「イエス」


優しい声色なのに今の俺にとってはある意味死刑宣告だった……







「あの……この体勢はさすがに恥ずかしいんですが……」


「リラックスにはこれがベストです」


「そうでしょうか?」


「大阪に実例がいますからね」


そう目の前のおっぱいが揺れた


足湯状態の良子さんの太ももに頭を乗せる
いわゆる『膝枕』というやつだ


バスタオルを敷いているとはいえひんやりとした床
ただその冷たさがなお一層熱を持つそこを鎮めるにはちょうどいいかもしれない


「あとは……」


「え?」


豊満な乳房でのしかかってくる良子さん
太ももとおっぱいというある意味夢のサンドイッチだ


「気持ちよくなってくださいね」


そういって俺のリー棒をゆっくりとしごき始めるのだった







「気持ちいいですか?」


小刻みに体を揺らしながらしごいてくれる良子さん
ほんのり顔を出した恥ずかしがりやのち首の程よい刺激がアクセントになって気持ちいい


だけど高校生にもなってこれはどうなのだろうか?
そんなことを考えられるだけの理性は残っているはずだった


「おねえさんに甘えてくださいね?」


そういって耳に息を吹きかけられた瞬間俺の中の理性は崩れ落ちた


「大きなベイビーですね♪」


完全に顔を出した乳首に夢中になってむしゃぶりつく
チュパチュパという下品な水音がどんどんを俺を掻き立てていく


「……ぅん」


喘ぎ声をこらえながらかたや頭をなでながらかたやリー棒をしごいてくれる
そんな快感のまま射精に導かれていった


「気持ちよかったですか?」


「はい……」


紛れもない俺の精液が良子さんの胸を伝って滴っていた






子供をあやすように頭をなでてくれている良子さん
嬉しくもあるがさすがになされるがままというのもなんとなく悔しいと思ってしまう


「良子さん」


「ワッツ?」


「喉乾きました」


「たしかに結構バスにいましたもんね」


頷くたびに胸が揺れている


「なにかドリンクを……」


取りに行こうと立ち上がろうとした良子さんの腕を掴む


「俺, 良子さんのジュースがいいです」


「さすがにそれは……」


「だめですか?」


「わ, わかりました……」


湯の音にかき消されてしまいそうな儚い返事だった






「こ, こうですか……?」


椅子に腰掛け足を広げてくれる良子さん
なんとなくだが正座して正対する


前のめりになりながら『飲み口』へと顔を近づけていく
そして改めて『飲み口』をしっかり観察する


「おお……」


思わずそんな声が漏れてしまう


ビラビラの気配すらない一本筋
ぽってりと膨らんだ美味しそうな土手
サラサラと染み出している『ジュース』


俺の興奮を掻き立てるには十二分すぎるくらいだ


「失礼します」


サラサラと流れてくる愛液を舌先ですくい取っていく


「……うん」


僅かではあるが漏れ出る喘ぎ声


そんな声は俺が舌を沿わせるたびに漏れ出る控えめな喘ぎ声がとても耳障りが良いのだ







とはいえいつまでもなめるだけというのも味がない
よだれを垂らしているぽってりと膨らんだ厚みのある唇に唇を押し付ける


「ひゃう!?」


不意の口づけにかわいらしい喘ぎ声とも悲鳴ともとれる声があがる
そんな声をもっと聞きたいと思いつつも唇に吸い付いていく


「ふりーず!ふりーずです!」


どうやら良子さんも気持ちよくなってくれているらしい
もっともっとと懇願してるれるのははっきり言って嬉しい


ジュルジュルと下品な音を立てながらさらに唇に吸い付いていく
湧き水をすくい取るというよりも搾り取っているみたいだ


かなり気持ちいいのか次第に前かがみになってくるせいで頭が心地よいクッションに包まれる
喘ぎ声が甘い息とともに降り掛かってきてますます興奮をかきたててくれる


「ダメ!ダメです!」


そんな悲痛な叫びに唇を離したときだった


「見ないでください……」


「え?」


唇から勢いよく放たれる噴水が俺の顔を襲う
ツンと鼻をつく独特の匂い
そして足元にできていく黄色がかった泉


声を押し殺して泣き出してしまう良子さん
『おもらし』という事実は泣き出すには十二分すぎるだろう







とりあえず俺にできることをしよう


四つん這いになり犬さながらに良子さんの股間にむしゃぶりつく
ツンとした刺激臭が鼻をつくが不思議と苦にならない


「ふ, ふりーず……」


そんな声が聞こえる気がした
しかしそんな声に耳を傾ける余裕はない


だんだん硬度を帯びてきた俺のしっぽが地面に擦れて気持ちいい
小刻みに腰を振りながら舌で唇を舐め取っていくのだ


「わ, わかりました!わかりましたから!」


俺の頭を胸に抱え込み甘い声を漏らしながら懸命に哀願してくる良子さん
そんな声はかえって俺の興奮をかきたててくるのだ


「その……私また……」


先ほどとは明らかに違う噴水が
しかし先程と同じ場所から上がった


「ふぅ……」


奇しくもそれは……同時に噴き出した俺の白濁液と混ざっていったのだった






「そろそろあがりませんか?」


「そうですね」


無言で床を掃除したあと湯船で他愛のない話をして体を温めた
さすがにこれ以上はいろいろな意味でのぼせそうだ
良子さんも同様らしい


「……あ」


バスタオルで体を拭いていた良子さんが声をあげた


「どうかしました?」


「着替えをフォゲットしました……」


「……あ」


着の身着のまま大浴場へとやってきたのだ
制服こそあるものの替えの下着や浴衣など持ってきていない


「どうしましょう……」


少なくとも予備の浴衣があるというラッキーはなかった


「上だけでも羽織ってさっさと部屋に戻るしかなさそうですね」


「イエス」


こうしてボタンすら留めていない露出魔が出現したのだった……







なんとか誰にも会わずに薄暗い廊下から部屋へと戻ることができた
もしも出会ったとしたらその人は被害者か加害者かはわからないのだが……


襖を開けると電気も暖房もつけっぱなしだったらしい
一刻も早く暗くて寒い廊下から避難できたことは感謝だ


「なんでしょう?」


後ろ手に襖を閉めた良子さんが怪訝な顔をしている


「いや, その……」


「あまりジロジロ見られるのは恥ずかしいのですが……」


「……すいません」


雪の薄明かりの中で見た姿と今見た姿
そんなギャップから目を反らせる人間はいるだろうか


「とにかく今は少しでも寝てリカバリーを図りましょう」


そういって痴女スタイルのまま布団に潜り込み俺を手招きしている


「そうですね」


たしかに眠気には抗えない
電気を消して布団に潜り込んだ


「グッナイ, 京太郎くん」


「おやすみなさい……」


俺の頭を胸で受け止めて優しく頭をなでてくれる良子さん
心地よい眠りへと落ちていったのは当然だろう……







翌朝, 目を覚ますと閨には俺だけだった
昨晩の感触を思い出しつつまだ寝ぼけたままでトイレへと向かった


「あの……」


「す, すいません!」


袖を通してこそいるがボタンを留めていないブラウス姿
用を足すためか腰掛けた彼女の均整の取れた肢体は顕になっている


半ば習慣化しつつあったが少なくともこの状況はよろしくない
あわてて逃げ出そうとしたときだ


「それ……大丈夫ですか……?」


同じように羽織っただけの俺のカッターをつまんだ良子さんが尋ねてくる
少し下に向けられた視線の先には俺より一足早く目を覚ましたリー棒がある


「ええ, まあ……」


なんとかお茶を濁してその場から離れようとする


「私に任せてください」


そう言うが早いか口いっぱいに俺のものを咥え込み上下にしごき始める


「ま, 待ってください!」


せめてもの俺の抵抗だったが快楽に抗うことはできない
結局なすすべなく放尿が始まった良子さんの顔をその肢体を白く濁してしまったのだった






さすがにそのままというわけにもいかず部屋に備え付けの露天風呂に二人で入る
痴女スタイルと全裸の違いにまた興奮をかきたてられるのは仕方ないだろう


「あいかわらずビッグですね……」


「すいません……」


そうは言いつつも寝そべった俺の顔の前でお尻を振りながら丁寧に胸で挟んでしごいてくれる良子さん
ひんやりとしたバスタオル越しの床と温かい良子さんの舌の対比が気持ちいい


「……私のはなめなくて大丈夫です!」


怒ったようにいうのがかわいらしい
上の唇で俺のリー棒を気持ちよくしてくれるのならば下の唇は俺が面倒みてあげなければならないだろう


「もう……」


そう言いつつも満更でもないみたいだ
ほとんど同時に絶頂に達し洗い流して湯船で冷えかけた体を温める


「あ……」


問題は風呂から上がったときだ


「どうかしました?」


「その……着替えが……」


「あ」


荷物のある俺とは違い良子さんはブラウスを羽織っただけでこの部屋に来たのだ


「とりあえず予備の浴衣で戻るしかなさそうですね」


「イエス……」


下着すら着けない全裸に浴衣を着る良子さん
しっとりと張り付くのがまた色っぽい


「京ちゃん, 起きてる?」


どうやら朝ごはんに迎えに来てくれたらしい咲
そんな咲が部屋を見て察したかのように大きなため息をついたのだった






『いただきます』


食堂へつくとみんなが揃っていて準備万端だ
幸いなことにあまり待たせてはいなかったらしい


咲と良子さんの間に挟まれて朝ごはんを食べる
とはいえ他愛のない会話もなく重苦しい空気だ


「いやあ, 昨夜は何も食べなかったからお腹ペコペコですよ」


なんとか場を和ませようと明るく振る舞おうとするが効果はないらしい
それもそうだろう
昨日の無残な結果
気を遣うなというのは到底無理な相談だろう


「ノープロブレムですよ」


そんな重苦しい空気を打ち破ってくれたのは俺の隣の良子さんだった


「少なくとも点棒が残っている限りリザインはまだアーリーです」


「はい」


「少なくともまだそんなのノーウェイですよね?」


「おふこーすのーうぇいです」


そんな俺の中途半端に笑いが起きた
和気藹々とはまではいかなくとも重苦しい空気の払拭には成功したのだった








朝食を終え出かけるための準備をするために一旦部屋に戻る
解説の仕事があるらしい良子さんも俺たちと一緒に出かけるみたいだ


「あ, 良子さん」


先程のお礼を言おうと思って声をかける
どうやら聞こえなかったらしい


「良子さん」


もう一度呼びかけて肩を叩こうとしたときだ


「はい?」


振り返ったせいで空振った手首が帯を解いてしまう


「「あ」」


はらりと落ちる帯
ひらりと開かれる浴衣


「……見ました?」


「……すいません」


慌てて浴衣を戻すが後の祭り
下着を着けていないせいで均整の取れた裸体がばっちり見えてしまったのだった






良子さんの裸体に名残を惜しみつつ部屋へと戻る


「きゃー京ちゃんのえっちー」


襖を開けると浴衣をはだけた咲がいた
良子さんと違ってパンツは穿いていたが


「なんだその棒読みは」


「うーん……お約束?」


そういって首をかしげる咲
かわいいのは事実だが先程の良子さんと比べてしまうと……


「まあその……ドンマイ」


「さすがに失礼すぎないかな?」


理由はわからずとも咲はむくれてしまった


「そのわりにはおちんちんおっきくなってるじゃん」


良子さんのあんな姿を見たからとはいろいろな人の名誉のために黙っておこう


「もう, 京ちゃんはしかたないなあ」


微塵もそうは思えない楽しそうな口調で手慣れた様子でトランクスをずり下げた咲は甘勃ちのモノを楽しそうに咥えこんだ







甘勃ち気味だったはずなのにしっかりと咲の口の中で大きくなってしまう
時折見せる勝ち誇ったような咲の上目遣いがかわいいと思ってしまったのが悔しい


そんな俺の気持ちを知ってか知らずかさらに強く吸い付く咲
小さな口に懸命に咥え込む健気な姿にどんどん射精感が高まっていく


「咲, ごめんそろそろ……」


引き抜こうとした俺の足にしがみつきがっしりとホールドする咲
とどめとばかりの強い吸い込みにそのまま根本から引き抜かれるのではないかと思ったほどだ


3回目とは思えないほどの量と粘度に思わず咲がむせてしまう


「大丈夫か……?」


「うーん……さすがにこれは予想外だったかなぁ……」


ケホケホと咳き込みながら咲が答える
口の端から漏れ出している精液は粘度のせいでなかなか垂れていかない


それでも重力には逆らえず起伏に乏しい咲の体をゆっくりと伝っていく
色素も膨らみも薄い乳首の先端に達したとき俺の中の何かが外れた気がする


「シャワー浴びなきゃ……」


「……そうだな」


「ふぇ!?」


予想外の行動だったらしい
足首までパンツをずりさげられ仰向けにされたせいで身動きをうまく取れない咲
しっとりと湿った割れ目に下品なまでに音をたてながらむしゃぶりついてやった






「結局シャワー浴びなきゃいけなくなったじゃん……」


むくれている目の前の咲の髪の毛を洗ってやる


「咲が漏らしたもんなー」


「漏らしてないもん!」


見事な噴水のカウンターを受けたのでドローだ


「こんなことしてていいのかなあ……」


「今更ジタバタしたってどうにもならなしなー」


「それはそうかも知れないけどさ……」


「とりあえずトバされない限りチャンスはあるだろ」


「かなり絶望的だと思うよ?」


「まあなんとかなるって」


「京ちゃんがそういうんだったら私も信じるよ」


「おう」


膝に座らせた咲の乳首をいじりながら湯船で体を温める
せめてもの抵抗なのか自分の割れ目を俺の股間にこすりつけてくる


「きょ, 京ちゃん!」


限界が近い咲の両膝の下に手を入れて抱えあげ思いっきり股を開いた状態で同時に絶頂に達した
そのまましばらくへたり込んでしまったせいで準備がギリギリになってしまったのだった……






「逃げずにちゃんとくるなんて感心だねい」


「立派!」


杏果さんに会場まで送ってもらい控室に向かおうとすると咏さんと理沙さんに出会った


「まだまだトバされてませんからね」


「たしかに諦めないことは大事だねい」


そういってケラケラ笑う咏さん


「大事!」


しきりに頷く理沙さん


そんな二人は俺は眼中にないみたいだ
現状で10万点以上差があるのだからある意味当然だろう


「ま, せめて東場くらいはもってくれないと盛り上がらないぞ」


3人の視線が一斉に声の主の方に向く
暫定1位でもある現雀竜王だ


「しぶとくあがいてやりますよ」


そういって控室へと戻っていった
心臓の鼓動が速くなっていたのはどうしてだろう
ただ, 顔はふてぶてしく笑っていたことは自分でもよくわかった






「京太郎の生還にーかんぱーい」


『かんぱーい』


染谷部長の音頭に合わせて部屋中のいたるところからグラス同士のぶつかる音が聞こえる
ちょっとしたお祭り騒ぎだ


「まさか須賀くんが今日も生き残るなんてね~」


元部長がケラケラと笑いながらいう


「さらに言えば今日だけの収支ならトップですよ」


「といってもまだまだ3万点ぽっちじゃ勝利にはほど遠いじょ」


「まあまあ, トバされなかっただけでも上出来なのにさらに増やせたんだから」


気心の知れた1年生トリオは容赦があるのかないのかよくわからない


「まあ和了の仕方を考えなくて言い分楽っちゃ楽だな」


「でもその中で少しずつでも点棒を拾っていくのは大切だと思うな」


「ただ世間的には京太郎くんは眼中にないからあんまり宣伝ができないんだよねえ……」


「いっそのこと負けて立ち直れなくなったところを助けに入るとかいいんじゃない?」


「しかし少しでもホープがあるならばギブアップはまだまだですよ」


大人たちの言っていることも尤もだ
ただ, 何も食べられなかった昨夜と違って今夜はしっかりご飯を食べられたのは大きな一歩だ







部屋に戻り咲を膝にのせてテレビを見る
といっても特にみたい番組があるわけでもないのでザッピングしているのだが


「あ」


適当にチャンネルをいじっていた咲の手が止まる


「かえようか?」


「いや大丈夫」


不安げに振り向いて聞いてくる咲の答えを制する
映っていたのは昨日からの雀竜王戦特集だ


街行く人々にインタビューをしてワイプの芸能人が反応をしている
まさか挑戦者がその番組を見ているとはつゆとも知らないのだろう


そしてついに咲がテレビのスイッチを切った
怒っているだろうことは簡単に想像がついた


「京ちゃんのことなにも知らないくせに……」


ポツリとつぶやく咲
その気持ちは痛いほどよくわかるし言い返したい気持ちがないわけではない
たとえ言い返しても一笑に付されるのが関の山だろうが


「しかたないさ, 俺が期待はずれだったのは俺が一番痛感してるしな」


「でも……」


「注目が低いときに華麗に逆転劇を決めるほうがかっこいいんじゃね?」


「うん, そうだね」


「さっさと風呂に入って寝るか」


「そうだね, せっかくだし大浴場に行こっか」


「お, そうだな」


「いくら私と一緒に入れるからってエッチなことしちゃダメだからね?」


「寝言は寝ていえ」


「むー!」


ぷっくりとほっぺたをふくらませる咲
かわいい








二人で連れ立って大浴場に向かう
今日はちゃんと着替えも忘れずに持っている


「誰もいないみたいだね」


「そうだな」


暖簾をくぐって脱衣所に入ったが誰もいないみたいだ
つまり貸し切りだ


ロッカーに着替えを置くと咲がバンザイをしている


「まったく……」


口では呆れつつも制服を脱がしてやる
シンプルなブラとスカートの上にはみ出した黒いタイツが現れた


「あいかわらずちっちゃいな」


「ちゃんと大きくなってるもんねー」


そういってあっかんべーをしてくる
生意気なのでスポブラをずりあげて貧相ながらも膨らみのある旨を露出させてやる


「きゃーえっちー」


今更これぐらいではお互い動じないらしい
そのままスカートのチャックを外しパンツまで膝までずり下げる


「なんでそこで止めるの?」


「なんかエロい」


「たまに京ちゃんのことがわかんなくなるよ……」


しかたないだろう脱ぎかけには脱ぎかけの良さがあるのだから








「そろそろ寒いんだけど」


「おう」


そう言ってくる咲を脱がしてやる


「寒いって言ってるのに脱がせるなんて変な話だよな」


「そもそも一緒にここにいるのが変なんだからね?」


「それもそうだな」


そんな軽口を叩きながらカッターを脱いでいると咲が手間取りながらもベルトを外しズボンを脱がしてしまう


「眼の前にすっぽんぽんの私がいるのに大きくなってないって失礼じゃない?」


「疲れてるときはこんなもんだぞ」


「ふーん……」


「とにかく寒いし入ろうぜ」


「そうだね」


空調があるとはいえ裸では寒い
一刻も早く温まりたかった



「きゃー須賀くんのえっちー」


脱衣所から浴場に入った瞬間そんな間の抜けた黄色い声が上がった





なんだよこの状況は……


足だけを湯船につけて浴槽の縁に腰掛けてひざ掛け代わりにタオルをかけた竹井先輩
同じように座っているが前半身をタオルで覆っている染谷部長
肩までしっかり浸かって温まっている和と優希


「えっと……」


突然の状況を飲み込めないがとりあえずタオルで股間だけは隠す


「そがん寒いところに突っ立っとらんでこっち来んさいや」


「ほら, 行こう」


染谷部長の手招きに合わせるように咲に手を引かれる


「私達と一緒にお風呂なんて身に余る光栄だと思い知るがいいじょ」


そういって優希がない胸を張っている


「それとも須賀くんは私達とお風呂なんていやかしら?」


小悪魔めいた竹井先輩の質問に首を横に振る


「……恥ずかしいのでジロジロ見ないでくださいね」


股間をチラチラ見ながら言っても説得力は皆無だぞ, 和


「ま, ご褒美だと思えばいいんじゃないかな」


「そうだな」


どうやら咲にはめられたらしい
釈然としない気持ちもあったが熱いかけ湯と温泉に溶けて流れていってしまった







さすが杏果さんが旅館の自慢だという露天風呂
6人で足を伸ばして入ってもかなり余裕がある


「せめて胸は隠しんさい」


「あら?見られても減るものじゃないわよ?」


呆れたような染谷部長にケラケラと笑いながら答える竹井先輩


「ま, 私の自慢のおっぱいだしついつい見ちゃってもしかたないわね♪」


そういって自分の胸を下からわざとらしく持ち上げてみせる
そちらに目が行ってしまうのはある意味当然だと言えるだろう


「京ちゃん……」


「ごめんなさい……」


呆れたような視線を向けられ思わず謝ってしまう


「まったく……私のないすばでーで我慢するがいいじぇ」


無い袖が触れないように無い胸は張れないし持ち上げられない


「い・ら・ねー」


「ぐぬぬ……だったらこっちにも考えがあるじょ!」


「ほう?」


「私の魅力で白いおしっこを出すがいいじぇ!」


「…………は?」


何言ってるんだこのツルペタタコス娘は








なんだよこの状況は……


曰く


「白いおしっこだなんてそんなオカルトありえません」


「京ちゃんとは付き合いが長いけどそんな特技があるなんて知らなかったなー」


「百聞は一見にしかずっていうし見せてもらえばいいんじゃないかしら」


「たしかにのう」


この場にいるのは嘘つきばっかりだ


「ふふん, とくと見るがいいじょ!」


得意げにない胸を張る優希


浴槽の縁に腰かけいわゆる足湯状態の俺の前に優希が座る
段差のせいで目の前にリー棒がある状態だ
そのまわりをギャラリーが取り囲むという奇妙な状況だ


「私のないすばでーをみたらこうなるのも当然だじぇ!」


少なくともこうなった原因は優希にはないことだけがこの場での真実だった







「じゃあいくじぇ!」


そういって俺のリー棒の裏筋に舌を這わせてくる
思わぬ刺激に体が震えてしまう


「震えるほど気持ちいいのか?」


「ちげーし」


「減らず口もそこまでだじょ!」


そんな俺達の『勝負?』を4人のギャラリーはじっと見守っている


「そろそろ出そうか?」


「いや」


「ふふん, 強がりなんてみっともないじぇ!」


別に強がりでもなんでもない事実だ
たしかに優希が舌先で俺のリー棒を舐めてくれている
だけどそれだけなのだ
多少のくすぐったさはあるものの気持ちいいかと言われれば答えはノーだ


「体を震わせながら言っても説得力はないがな!」


「お, おう……」


こんな寒い中で体感10分くらい座っていたら誰でも震えるくらい寒いと思うが……


ギャラリーに助けを求めるが露骨に目をそらされてしまった……





「なあ, 優希, 一つ提案があるんだけどどうだ?」


「なんだ, 負け惜しみか?」


勝ち誇ったように優希がいう


「一方的に片方だけが攻撃するなんて不公平だと思わないか?」


「ほう?」


「自分以外誰も和了しないことが確定してる麻雀なんて楽しくないだろ」


「たしかに一理あるじょ」


「だからさ, お互いに攻撃できるようにしたほうがいいと思わないか?」


「よかろう, 逃げも隠せもせず受けて立つじぇ!」


「そうこなくっちゃな!」


優希が単純で助かった
今のままだととてもではないが射精は無理だ
こちらからさっさと攻撃してイカせてしまうのが得策だろう


なによりも寒かったから体勢を変えたかったしな







仰向けになった俺の上にのしかかってきた優希
予想通り軽いが温かい
子供は体温が高いというが事実らしい


「私のお尻に魅了されるがいいじぇ!」


表情こそ見えないがさぞや自信に満ちた表情を浮かべていることだろう


「へいへい」


わざとらしく誘惑するためかお尻を振っている優希
貧しいそこをわしづかみにしてやる


「さ, さすがに積極的すぎるじょ……」


しおらしくなる優希
かわいいとは思うがエロいとは思えない


試しにお尻を揉んでみるが筋が一本あるだけだ
同じ不毛地帯なのにほんの1日前の光景との違いはなんだろう
ここまで子供じゃなくてもいいと思うが……


「おいたはそこまでだじょ!」


そういって再び舌先でリー棒を舐め始める優希
敏感な先端なおかげで先程までとはダンチだ


「ふふん, 体が震えてるじょ」


完全に調子に乗り始めた優希
そんな優希も慣れない股間への刺激にあえなく失禁してしまったのだった……






「こうなったら……」


なんとか復帰した優希


「のどちゃんのおっぱいに敵を討ってもらうじぇ!」


わざわざ和の背後にまわり両胸をわしづかみにしている
しかし文字通り手に余り頂上にまで届いていない
恐るべしのどぱい……


「な, なにをするんですか!」


突然の出来事に講義の声をあげる和
もはや隠す気はなかったらしいのに今は懸命に隠そうとしているのがかえってエロい


「のどちゃんがこっそり見てる動画みたいにすればバッチリだからな!」


「え?」


4人の声が重なった


「違います, それは間違いでそう間違ってタップしてしまったので……」


色々といっぱいいっぱいらしい和


「毎晩誤タップなんてたいへんだな!」


「ええ, 気をつけないといけませんね……」


これに突っ込むのは野暮だろう
おっぱいには突っ込むんだけどな!


想像してピクンと俺のリー棒が跳ねた







「とりあえず須賀くんも優希も体を洗ったほうがいいんじゃないかしら」


「そうです, そのほうがいいです!」


竹井先輩の提案に食い気味で乗る和
話題をそらそうと必死みたいだ


「たしかに……」


不承不承気味ではあるが優希も頷く


体を起こし洗い場の椅子に腰掛けると右に咲が左に優希が腰掛けた


「せっかくだし背中流してあげましょうか」


「え?」


「そういえばのどちゃんの見てた動画だとおっぱいで背中を洗ってたじょ」


「へえ……それはぜひ見てみたいわね」


竹井先輩が底意地の悪い笑みを浮かべているのが鏡越しに見える


「たしかに前哨戦にはちょうどいいじぇ!」


「人の胸をなんだとおもってるんですか……」


口ではそう言いつつも満更でもない和みたいだ







「はじめますよ?」


たっぷりと時間をかけて胸に石鹸を泡立てた和
鏡を通して俺の背中越しに見える和の胸は爆乳というにふさわしいボリュームだ


「さすがLカップのおっぱいだじぇ!」


興奮気味に優希がいう


「言わないでいいです」


そんな和を横目で見ながら悲しげに指折り数える咲


「私だってCカップあるから形には自信あるわよ」


「なにを張り合うとるんじゃ……」


「あら?まこのおっぱいだって頑張ればBくらいには慣れるわよ」


「揉むな!」


そういって竹井先輩がデコピンを食らっていた



「もう……」


呆れたように和が俺に体重を預けてくる


「おお……」


思わずそんな感嘆の声が漏れたのだった







「動きますね?」


耳元で和がささやく
それと同時に和がゆっくりと体を動き始める


「気持ちいいですか?」


「あ, ああ……」


奥歯を食いしばり情けない声が漏れそうになるのを懸命にこらえる
柔らかく豊満な乳房としっかりと硬さをもった乳首のコントラスト
2つのものが俺の背中をうごめいているのだ


「おお……」


誰からかはわからないがそんな声が漏れる
見ている方ですらそんな声が漏れるのだから実際にされている俺ならばなおさらだ


「なんだかえっちな気分になってしまいます……」


そんな甘いささやきを確かめさせるように俺の右手を最も敏感な芝生へと導いていく


「わかりますか……?」


甘い吐息とあいまった切なげなささやき
俺の背中と指を使って自らを慰める和


「すごいじぇ……」


そんな優希の言葉がまさにすべてだ








石鹸が泡立ってきたのか和が慣れてきたのか動きがどんどんなめらかになっていく
そしてそのたびに俺の指に和の内壁が強く弱く絡みついてくる


「限界か?限界なんだな?」


ワクワクと楽しそうに質問してくる優希
悔しいがそのとおりなのでなにも言い返せない

「私も……そろそろ……限界です……」


俺だけに聞こえるように和が甘く切なく儚く囁いてくる
その言葉が事実なのは手のひらに絡みつく愛液がなによりの証拠だ


「いっしょに……イキましょう……」


そんな言葉とともにラストスパートに入る和
和が体を動かすたびに俺のリー棒もビクビクと脈打つ


「い, イキます!」


その場の全員に宣言するように甲高い声を上げた和


『おお……』


誰からともなくそんな声があがった


「言ったとおり京太郎は白いおしっこを出したじょ!」



そんな優希の腹が立つほどのドヤ顔にツッコミ返す気力さえ起きない
ぐったりと俺に体を預けてくる和の体と足に広がってくる暖かさを感じながら射精後の快感に沈み込んでいったのだった……







「くそ……」


毒づきながら掃除をする
和とは相打ちだと思うが審判はそうは判断しなかった


「責任もってキレイにするじょ!」


「……ああ」


腹立たしいまでの優希の宣告にただただ頷くしかできなかった


「あの……私も手伝いますね……?」


責任の一端を感じているらしい和がありがたい提案をしてくれた


「いや, 大丈夫だ……」


ただそれ以上は惨めになりそうだから断った
浴槽に戻ってしまったみんなを尻目に自ら射精したものを掃除している


思った以上に粘りが強いせいか鏡をなかなか伝ってこないそれをブラシでこすり流していく
こんなものを飲ませていたのかと申し訳ない気持ちすら芽生えてくる
今度はちゃんと謝って吐き出してもらわないとな……


「ふぅ……」


掃除を終えて冷え切った体を湯船に沈めたとき極楽ってこういうんことなんだとしみじみ思った
そんな俺に同意するように甘勃起したリー棒もピクンと跳ねた







寒かったせいもあるか少し熱めの温泉が本当に気持ちいい
それも美少女たちとの混浴ならばなおさらだ


「今夜の肉じゃがどうでしたか?」


隣でおっぱいを浮かべている和が尋ねてくる


「美味しかったぞ」


「私の指導の甲斐があったね」


和とは反対側で咲が慎ましやかな胸を張っている


「食べ慣れてるからかなんかホッとしたもんな」


そういって咲の頭を撫でてやる


「えへへー」


まんざらでもなさそうだ
かわいい


「作ったのは私ですよ?」


「和もありがとうな」


「い, いえそれほどでも……」


そういって照れている和
かわいい







そんな感じで他愛のない会話が続いた
いつの間にか一週間以上滞在しているしな


そんなこんなで場も体も温まってきたときだ


「あとは京太郎が優勝すればすべてよしだな!」


優希の口から出てきた言葉
おそらくこの場のみんなの本音でもあり願いでもあるだろう


「そ, そうだな……」


みんなはともかくそれがとてつもなく難しいことは誰よりも俺が痛感している
現に二日間戦い抜けた事自体が奇跡といっても過言ではないくらいだ


「少なくとも直撃を受けんようにせんとのう……」


染谷部長のいうことは尤もだ
みんなも頷いている


「あら?だったらいいお守りがあるわよ」


「本当ですか!?」


藁にもすがる思いで竹井先輩に問いかける


「処女の陰毛って戦争のときに弾除けのお守りにされたくらい価値があるらしいわよ?」


そうあっけらかんと言い放つ


『え?』


様々な思いを重ねながらみんなの声が重なった








「だったら私と元部長には無理だな」


沈黙をそういって優希が打ち破る


「どうしてかしら?」


名前を出された元部長こと竹井先輩が優希に問いかける


「私はこの通りツルツルだからだじょ」


そういって浴槽の縁に腰掛けて脚を広げて見せる優希
キレイな一本筋があるだけの不毛の地だ


「私は優希と違ってちゃんと生えてるわよ」


そんな言葉にみんな大なり小なり頷いている


「でも処女じゃないじょ」


「……どういうことかしら?」


声色が低くなる


「清澄だけじゃなくて他の学校にも愛人がいっぱいいてやりまくりってもっぱらの噂だじぇ」


『ああ』


「なんでみんな納得しかけてるのよ!」


鋭いツッコミだが効果は薄そうだった







「私は処女よ!」


そういって優希と同じように浴槽の縁に腰掛けて脚を広げてみせる竹井先輩
2日前に手入れしたはずのワレメの縁はひっそりと生え始めている


「処女膜だって残ってるんだから!」


そういってワレメを自ら広げてみせる
いわゆるくぱあ状態だがどこが処女膜なのかよくわからない


「どう, わかった!?」


俺に問いかけてくる竹井先輩


「は, はい……」


曖昧ながらも頷いたほうがいいだろう


「それじゃあ須賀くんには私の貴重な陰毛を一本あげるわ」


「え……?」


「なによ, お守りにならないっていうの?」


「いえ, そんなことはないですけど……」


「だったら抜かせてあげるわ」


「ありがとうございます……」


そう言わなければさらに面倒なことになりそうだった








「さあ, いつでもいいわよ」


勝ち誇ったような笑みを浮かべる先輩


湯船から完全に上がり縁に両膝を立てていわゆるM字開脚だ
何日か前には濃い黒い茂みに守られていた最もデリケートな部分も丸見えだ


「失礼します」


せっかくくれるというのならばいい感じのところを選びたい
なにがいい感じなのかはよくわからないが……


面積自体は狭くなったとはいえ固く長めの今まで手つかずだろう濃い茂みに覆われた上部
割れ目との境目ではすでに勃起しているのだろうクリトリスがしっかりと存在を主張している


そこから厚ぼったい唇を守るタワシのように短く硬い毛
そこでリー棒をしごいたらどれほど気持ちいいだろうか


サラサラと染み出している愛液がゆったりと伝っていくお尻
すぼまった27本の筋を一本一本伝っていくのはちょっとしたスペクタクルだ


「その……そんなにお股を凝視されたらさすがに恥ずかしいんだけど……」


そんな普段のサバサバした姿とはかけ離れた健気な声がさらに俺の劣情を掻き立てる


「それに……鼻息があたってくすぐったいし……」


ドクドクと湯の中で強く激しく脈打つリー棒
そんな俺のとった行動は……


「ま, 待って!いきなりおまんこに指2本は入らないわよ!」


そんな悲痛な叫びとは正反対に拍子抜けするほどあっさりと俺の指2本を咥えこんでしまったのだった







ザラザラとした膣壁をゆっくりと指を出し入れしながらこすっていく
さすがに2本ともなると動かすだけども困難だ


「フー……フー……」


奥歯を噛み締めて荒々しい呼吸をしながら懸命に声を漏らさないようにしている先輩
後輩たちの前で無様に喘ぐ姿を晒したくないのだろう


我慢しなくてもいいのに……


目にうっすらと涙を浮かべながらも懸命に堪えている先輩
健気ですらある先輩を見ていると俺の中の嗜虐心がますます掻き立てられてしまう


「ふみゃ!?」


前のめりになりつつもツンと天を衝く乳首を甘噛する
逃げ道を失った乳首を舌先で焦らすようにゆっくりと愛撫していく


「ら, らめぇ……」


時折小さな喘ぎ声が漏れてくる
それに伴い2本の指を締め付けてくる


とどめとばかりに親指でクリトリスを愛撫したときだった


「も, もうダメ……」


気の抜けそうに倒れ込みそうな先輩の体を慌てて空いている手で支える
抜けてしまった気は勢いよく俺の手のひらへと噴き出されていたのだった……






ようやく噴水がおさまった先輩をそのまま横たえる
荒々しい呼吸のたびに形の良い胸が揺れているのがエロい


「先輩がこのままだと風邪ひいちゃいますしあがりましょうか」


俺の提案にみんな無言でうなずく
目の前の光景をいまだに受け入れられていないみたいだ


あの竹井先輩が潮を噴きながら絶頂している
しかも他ならぬ俺の手によってだ


「先輩あがりますよ」


小さくうなずいた先輩をいわゆるお姫様抱っこで持ち上げる
そんな俺達に向けられる視線は四者四様だ


「体拭きますね」


「ああ, 頼む」


文字通り両手が塞がっている先輩と俺を和が拭いてくれる
ただバスタオルの上からとはいえ一部を念入りに拭きすぎな気がするのだが……


「とりあえず久が落ち着いたら着替えさせて連れてきてくれればええわ」


「ちゃんと最後まで責任とって面倒みなきゃだめだからな!」


「……えっちなことしちゃダメだからね?」


先に着替え終わった染谷部長, 優希そして咲が念を押して脱衣所から部屋へと戻っていった
後に残されたのは全裸で横たわったままバスタオルをかけられた先輩
パンツに浴衣を羽織っただけの和と俺だけだった






「あー気持ちよかったー」


ようやく落ち着いたらしい先輩が体を起こした


「さすがにみんなの前でおもらしまでさせちゃうのはどうなのかしら?」


「まあなりゆきというかなんというか……」


「おかげで私のクールな生徒議会長っていうイメージがおもらししちゃったえっちでかわいい先輩になっちゃったじゃない」


そういってほっぺたを膨らませている
何いってんだこの痴女


「まあ, 須賀くんの情けない射精も見れたからチャラってことね」


わざとらしくウィンクしてくる先輩


「たしかにあれはすごかったです……」


思い出したのか和が頬を染めている


「二人とも思い出して興奮してるんだ」


「「してません!!」」


「ふーん?」


やおら立ち上がった先輩が俺たち二人のパンツを一気にずり下げた


「う・そ・つ・き♪」


そういった先輩はやけに楽しそうだった






「……で?一時間近くもなにをしてたのかな?」


エロエロもとい色々あった後
自室へと戻った俺は満面の笑みを浮かべた咲に正座をさせられている


「ほら, 先輩が裸のままだったから湯冷めしちゃうだろ?だから……」


「和ちゃんもつきあったの?」


「……はい」


満面の笑みを浮かべているのに怖い


「ちなみに何回射精したのかな?」


「……一回です」


「ふーん……?」


咲も正座をしていてせいで目線の高さは俺のほうが上のはずなのに威圧感がとてつもない


「……3回です」


「そう……」


「あの……ごめんなさい……」


「なにか京ちゃんは私に謝らなきゃいけないことをしたのかな?」


「えっとその……ごめんなさい」


「もう, 謝ってばっかりじゃわかんないでしょ?」


「……はい」


「別にえっちなことをするのは構わないけど明日だってあるんだし少しは加減しないとダメだよ?」


「……はい」


布団に入ってしまった咲を抱きしめる
不思議と温かくてゆっくりと眠ることができたのだった







翌朝
もはやモーニングルーティンと化している咲とのトイレとお風呂
違和感を覚えなくなってしないことに違和感を覚えかねない


『いただきます』


和気藹々としたみんなでの朝食
少なくとも昨夜のことは話題にのぼることはなさそうだ


「そういえば京太郎くんにプレゼントがあるの」


「プレゼントですか?」


「そう, お守り」


「お守り?」


「放銃しないための特製の弾除けのお守りだよ」


そういって杏果さんが渡してくれる


「ちなみに中身は見ちゃダメだからね?」


「効果がなくなるからですか?」


「色々と事情があるから詮索はダメ」


「わ, わかりました……」


「特に悠彗ちゃんに聞いちゃダメよ~」


「先輩!内緒にしといてって言ったじゃないですか!」


「わ, わかりました……」


知らぬが仏というやつだろう







「後で私のルームに来てもらえますか?」


朝食を終えて自室にもどろうとしたところで良子さんに声をかけられた


「はい」


特に断る理由もないので咲に良子さんの部屋に寄っていくことを伝えて向かう
来たことを告げるといつものスーツ姿の良子さんに部屋へと迎えいれられた


「先ほどのお守りの中身はなんだと思いますか?」


「わかりません」


あいにく神様のことには詳しくないのでお守りの中身なんて想像もつかない


「ヴァージンのアンダーヘアーには弾除けのおまじないがあります」


「……うん?」


そんな話を昨夜聞いた気がする
そのせいで一波乱あったこともだけど……


「なんとなく察しはつきましたか?」


「……はい」


「私も差し上げたいのですが……」


そういってスーツより淡い紫のレースがついた上品なパンツを膝までずり下げる
言葉を失っている間にスカートをたくし上げてしまった


「あいにく私にはヴァージンですがアンダーヘアーがないのです……」


「わ, わかりましたからしまってください!」


キレイな一本筋は名残惜しいがいつまでもそんな格好をさせているわけにもいかないだろう
尤も良子さんがまだ見せてくれていたのだが







「私にも京太郎くんにしてあげられることがあります」


「いえ, そこまでしていただくようなことも……」


期待していないわけではないが断ろうとする俺


「女性のクリトリスを触るとラッキーになれるそうです」


そういって押し倒した俺の顔に跨る良子さん
股間をこすりつけられるせいで肉厚な唇と熱い口づけを交わしているみたいだ


「バッドなものは私が吸い出します」


はだけた浴衣から取り出した俺のリー棒を一気に喉奥にまで咥えこんでしまう
唇や舌, そして歯すらも使って俺のリー棒にゆっくりとしかしながら丁寧にしっかりと快感に包み込んでくれる


目の前のお尻を思い切り揉みしだく
存在感はしっかりあるが弾力も負けないくらいある


「お尻までは許してません……」


絶え絶えの声にもかかわらずリー棒への快感はさらに高まっていく
下品な二人分の水音にスーツというギャップがさらに興奮を高めていく


ヤバい!


歯止めが効かず思い切り口の中にぶちまけてしまった
そんな俺のものをこぼすことなくゆっくりと嚥下していく良子さん



その姿はどこか神々しくすらあった







どこか恍惚としている良子さんにお礼を言って部屋に戻る


「戒能プロとえっちなことしてきたの?」


すっかり着替え終わっていた咲が満面の笑みで尋ねてくる


「おまじないをしてもらってた」


「ふーん?」


怪訝そうな咲
方法はともかくおまじないをしてもらってたのは嘘ではない


なにか考えているような咲を横目に急いで着替える
先ほどもらったお守りも忘れないようにしっかりと胸ポケットにしまう


「そういえばそのお守りの中身って見た?」


「いや, 見てない」


「じゃあ中身がなんだか知らないんだ」


「俺は神社とかに詳しくないしな」


「だったら……」


水色のしましまパンツを膝下までずり下げた咲が長いスカートを胸元までたくし上げる


「昨日はあげられなかった私の貴重な毛も一本追加するいいんじゃないかな……?」


耳まで真っ赤にしていう咲


「ああ, ありがたくもらうよ……」


そんなかわいい咲をいつまでも見ていたい気もしたがさすがにそれは悪趣味だろう
なんとなく一番ワレメに近い毛を一本だけもらってお守りの中へと大切にしまった







「京太郎, ちょっと来んさい」


廊下に出ると染谷部長に声をかけられる
腕を引っ張られてついていくと先輩たちの部屋だ


「さっきのお守りは持っとるんか?」


「ええ, ここに」


胸元からお守りを取り出してみせる


「ほんなら……」


俺に背を向けてペールグリーンのおパンツを脱ぎ始める部長


「わ, ワシのもやるけえはよう抜きんさい……」


恥ずかしいのか壁に手をついてお尻を突き出したまま部長が言う


「わ, わかりました……」


好意は素直に受け取ろう
ロングスカートをめくり上げるとこぶりながらも形の良いお尻が顕になる
そのままお尻を広げるとワレメを守るようにびっしりと両サイドを茂みが覆っている


「失礼します」


「ふみゃ!?」


ワレメの先端の毛を一本抜くと普段からは想像もつかないようなかわいらしい声を部長があげた


「さ, さっさと行きんさい!」


耳まで真っ赤にしていう部長
最後まで顔は見せてくれなかったがかわいかった








「ありがとうございます」


会場まで送ってくれた杏果さんにお礼を言って会場入りする
3日めともなるともはや慣れた道だ


「忘れ物はないわね?」


「大丈夫です」


男子トイレにいた痴女二人のものも追加されたお守り
なぜか代金と称して二人に一回ずつ搾り取られた


左胸に手を当ててお守りの感触を確かめる


「さて, 逃げ帰らなかったことは褒めてあげよう」


すでに対面に座っている雀竜王
両サイドの二人も小さくだがうなずいている


「俺のことも応援してくれている人もいますからね」


「それが言葉だけにならないでくれるとありがたいね」


「ま, 今日は派手に点が動くからせいぜい振落されないでほしいねい」


「え?」


「割目!」


「なるほど……」


3日めから導入される特殊ルール
ドラが増えるだけでなく割目のときの点棒の授受が倍になる


「つまり割目の君が誰かの親倍満に振り込んだ時点でジ・エンドってことさ」


「……はい」


プレッシャーはかかる
だけど左胸の上からお守りの感触を確かめるとなぜか不思議と恐怖心は薄らいでいった







「ふむ, 全荘したけど午前中では決着がつかなかったか」


そういって対局場を出ていく雀竜王
それに続いて俺の両サイドの二人も出ていく


「ふぅ……」


やっと人心地つくことができた
場の進行自体は早かったが疲労は昨日までの比ではなかった


「おつかれさま」


「おう……」


誰もいなくなった部屋に迎えに来てくれた咲
迷わず来れたことをからかう余裕すら残っていない


「お守りの力で直撃はなくてよかったんじゃないかな?」


「そうだな」


割目の立直にはベタオリ
自分が割目なら積極的に立直
そしてさらにプロ同士は可能ならば差し込みもしていたらしい


とにかく割目に点を渡さないこと
そんな共通の考えが浸透した結果の高速の進行だった
そのぶん思考力が極限まで求められたがゆえの疲労だった






「ただいま戻りました」


挨拶もそこそこにソファーにへたり込む
このまま横になってしまいたかったがなんとか踏みとどまる


「昼飯は食べられそうかの?」


「いえ, 食欲があまりなくて……」


「ただなんでもええから少しだけでもつまみんさい」


「はい……」


杏果さんたちが差し入れてくれたお弁当
間違いなく美味しいだろう
なのに残念ながら食指が動かない


「これを食べるといいじぇ!」


そういって優希がなにか口に突っ込んできた


「からっ!?」


「私特製の辛さマシマシスペシャルタコスだからな!」


「なんてもん食わせやがる……」


「スパイスはパワーの源だじぇ!それ食べて気合い入れてとっとと東場で全員吹き飛ばしてくるがいいじょ!」


「優希, そんな非現実的な……」


「食べ終わったらのどちゃんのおっぱいぱふぱふサービスもあるからな!」


「やりませんよ!」


ただでさえ呆れていた和がさらに呆れる
妙に自信満々の優希に苦笑いしか起こらなかった



結局和は生乳ぱふぱふをしてくれた
悔しいことに疲労が軽くなった気がした







まだ半分くらい昼休みは残っている
気分転換に少し会場の中を歩いてみる
といってもあまり遠出をするわけにはいかないが


「なんだ, 逃げる準備か?」


「師匠……」


大沼プロ, 南浦プロ


「暗い表情だとせっかくの運も逃げちゃうよ?」


春日井真深さん
元牌のおねえさんであり俺の師匠だ


「せっかくここまで来たのに諦めるのかい?」


「……いえ」


「無理そうって顔だな?」


悔しいが図星だ


「男には歯を食いしばって耐えなきゃいけねえときがあるんだ」


「ただ俺たちに勝ってここまで来れたんなら派手に吹っ飛ぶまでふてぶてしく笑ってりゃいいだよ」


そういって心底楽しそうに笑いながら俺の両肩をそれぞれ叩いて行ってしまう
思ったより痛い


「あの二人なりの精一杯のエールだよ」


「もう少し手加減してくれてもいいような……」


「でも気合は入ったでしょ?」


「はい」


「じゃあ私からも一つアドバイス」


「はい」


「あの『お守り』の中には私のも入ってるんだよ?」


「……え?」


「ということで最後まで頑張れ, 男の子」


耳元で囁いた後頬に口づけをしてくれた師匠
耳まで真っ赤にしたまま去って行くのをただ呆然と立ち尽くして見送るしかできなかった







昼休みを終えて会場に戻る
朝とは違って今度は一番乗りだ


「さて, 午後は派手に場が動いてほしいね」


「そのときトップだったらなおいいねい」


「優勝!」


まもなく3人も入ってきた
ちょうど全荘を終えて昼休みに入ったので場決めからだ


「私が起家だねい」


北家になった俺の対面に雀竜王が
そして上家には理沙さんだ


「お, 自9」


一気に緊張感が走る
親の割目だ


「でっかく稼いでこのまま決着と行きたいねい」


そんな咏さんに天が味方したのか


「立直」


4巡目早々の立直
4向聴の俺とは大違いだ


「さて, かっこよく優勝を決めたいねい」


ケラケラと楽しそうに笑う咏さん
少なくとも俺を飛ばすには十分らしい口ぶりだ







「ふむ, 結局流局だったか……」


ベタオリに徹した三人を前に咏さんは和了り牌を掴むことはないまま流局した


「さすがにそれを喰らいたくはないですね」


低く見積もって倍満
裏ドラも絡めばそれ以上だ


「ま, 和了できなきゃ意味ないけどねい」


「發暗刻落としまでして和了をゼロにするよりはマシだけどね」


雀竜王が見ているのは俺の河だ


「作戦!」


理沙さんが擁護してくれるがそんなことはない
ただただ安全策をとっただけにすぎない


「作戦ならいいけど運まで捨ててたら世話ないよね」


悔しいがなにも言い返せない
現に運を完全に手放してしまったのか直撃こそないもののジリジリ点棒を削られていった


点棒だけでなく精神も削られきった中俺のラス親
北家四本場を迎えたのだった








訂正 北家四本場→北場第4局


サイコロを振ると3と6
つまり……


「親をトばすには絶好の機会だね」


3人の目の色が変わる
いかにして流れのない俺を狩り取るかの算段をしているのだろう


自分の山から配牌を始める


「……え?」


14枚の牌を手にしたとき


二二三七八東東東南南西西白白


思わず自分の目を疑った
七対子に混一色, さらにドラが乗れば跳満以上も見えてくるかなりの好配牌だ
少なくとも俺が連荘を続ける限り俺の負けはないのだ


三七八がくればかなり早い順目で親リーで他家の牽制もできるだろう
しかし俺のそんな目論見通りになるほど現実は甘くないのだった






南と白が入って6巡目にはテンパイだ


二二東東東南南南西西白白白


混一色対々和に東と白で跳満確定
さらにツモれば親の役満で少なくともワレメをあわせて96,000点で一気に原点復帰だ


「ずいぶんいい手みたいだね?」


「……いえ」


対面からの問いにポーカーフェイスを作ろうとするがどうしてもにやけてしまう


「だったらこの手に勝てるくらいいい手なのかな?」


「え?」


「オープンリーチ」


そういってリー棒を出すと同時に手牌を倒す


「ルールにはないけど君の心を折るには十分だろう?」


2333345677778


3と7以外の7面待ち
俺の心を折るには十分すぎるオープンリーチだった……







そうなってしまえば脆いものだ
テンパイをしているはずなのに追い詰められている


自分の和了牌を願わずに安牌が来ることを願う
そんな俺に和了牌が来ないのは当然だろう


「立直!」


理沙さんからの立直
ただでさえ狭い俺の逃げ道がさらに狭まっていく


引いてきた九萬はスジですらない
安牌とはいえない


「これで……」


悔しいがテンパイを崩して二萬を落とす
少なくとも立直をかけている二人への安牌だしうまく行けば安牌がもう1枚増やせる


そしてその目論見が成功したらしい
少なくとも誰かが和了することもなく俺の手番がまわってきた


「え?」


この対局は驚くことばかりだ
引いてきたのは西


九二東東東南南南西西白白白西


つまり
四暗刻単騎のダブル役満をテンパイしたのだった





しかし立直をする度胸はない
運に見放された今, 俺にできるのは安牌の二萬を切るくらいだ


そして大きな動きもないまま訪れた2巡後


俺が引いてきたのは生牌の北だった


九東東東南南南西西西白白白北


四暗刻単騎のダブル役満だけでなく字一色と小四喜が乗って4倍役満
一気に勝負を決めるには十分すぎる手だ


ただそのためには……


左端の九萬に手をかける
この牌を落とすしかないのだ


一度掴んだ九萬を右端に移動させる
そして左胸ポケットからお守りを取り出す


目をつむりお守りを握りしめる


『放銃だけはやめてください』


心のなかでそう念じる


そして大きく深呼吸をして一拍おく


「立直, オープンです」


その日
3日間で初めて俺以外の3人の驚きの声が対局場にあがった






ここからはめくりあいだ


「いやあ, 3人に立直で一人はとんでもない手だなんて怖いねえ」


いつものように飄々とした様子の咏さんだがその笑いは空笑いだ


場は重々しい空気が支配し膠着状態だ
牌をツモり確認しそのまま切る
立直をかけていない咏さんまでもがそうなのだ


そして重々しい空気に神経をすり減らしながらの全員のラスヅモを迎える


「違うねい」


上家の咏さんはツモれず


「和了できませんでしたか……」


俺も和了できず


「違う!」


下家の理沙さんも同じだ


「つまりツモれる権利は僕だけだな」


大きく息を吸い込む雀竜王
その気合は5枚目の三筒や七筒すらもツモってこれそうだ


「え……」


雀竜王の顔色が真っ青になる
そしてすべての憑き物が落ち諦めたようにツモ切りをした


『北』


どうやら勝利の女神たちは俺に微笑んでくれたらしい


「「「ロン」」」


史上最高得点での史上最年少の雀竜王誕生は
史上初の三家和によって果たされたのだった


四暗刻単騎, 字一色, 小四喜の四倍役満にワレメをあわせて384,000点
この記録は破られることはないのであった






勝ったというのに実感がわかない
どこか浮ついた気持ちのまま立ち上がることすらできない


他の3人から言葉をかけられるが耳に入ってこない
そのまま表彰式になるがそんな感じのままだ


表彰式が終わると福与アナからのインタビューだ
だけどなにを言ってるか自分でもよくわからない


「今の気持ちを誰に伝えたいですか?」


そんな質問が来た
応援してくれたみんなへの感謝の気持ちだろうか?
たしかにお守りのおかげだろう


だけど俺が一番伝えたい気持ちは……


「瑞原はやりさん!大好きです!俺と付き合ってください!」


俺の言葉になぜかドン引きされている
場の空気が重くなったのがありありと感じ取れた


「えーっと……」


福与アナですら言葉に詰まっていたときだった


「京太郎くん!」


対局場に現れたのははやりさん


「はやりさん……」


なんとか立ち上がる


「私も京太郎くんが大好きだよ!」


そういって飛びついてくるはやりさんを受け止められるず地面にへたり込む
そんな俺を押し倒しつつキスしてくるはやりさん
そのあまりの強い口づけに色々なことがどうでもよくなってくる


このプロキツい……


意識を手放す前, はっきりとそう思いつつ意識を緩やかに手放していった……





カンッ






あけ
おめこ
とよろ


これにて本編完結です

本当は年内に完結の予定でしたが色々あってできませんでした
すいませんでした


あとは蛇足がもうちょっとだけ続くんじゃ


1日1レスずつ出すのとまとめて投下するのどちらがいいんですかね?


蛇足へのおつきあいもよろしくおねがいします
おやすみなさい





目が覚めるとどうやら見慣れた天井らしい
左目が捉えるのは見慣れた天井だが右目はよく見えない


顔の右半分を覆うそれをどかそうと掴んでみる


「はやや!?」


「え?」


「その……おっぱいをわしづかみにするのはやめてくれるとありがたいな……」


「すいません!」


慌てて両手を引っ込めて体を起こそうとする
が, うまくいかない


「色々と疲れてるみたいだから無理しなくてもいいよ☆」


「ありがとうございます」


どうやら色々あって気を失ってしまったらしい


「あの……どうしてこうなっているか教えてもらってもいいですか?」


おそるおそる膝枕をしてくれている人に尋ねてみる


「えっとね……」


膝枕の主
はやりさんとのキスのあと俺は気を失ってしまったらしい
そのまま寝入ってしまった俺を元雀竜王がここまで運んでくれたそうだ


「彼氏くんの面倒を頼むよ?」


そういって彼は帰っていったそうだ
全国生中継の中で俺は何をしていたんだろう……







だいぶ体に力が戻ってきたので体を起こす
目の前の胸と頭を支えてくれる膝枕は惜しいがしかたない


膝枕をしてくれていたおかげで正座をしていたはやりさんに倣うわけではない
倣うわけではないがなんとなく自然と正座をして向かいあう形になる


「「えっと……」」


なにかしゃべろうかと思うと二人の声が重なってしまう
悪いことをしたわけではないがなんとなく気まずくなってしまう


「えっと……もしかして告白のことかな……?」


おずおずと尋ねてくるはやりさん


「……はい」


「ちゃんと言わなきゃダメ?」


「ちゃんと聞かせてください」


俺の言葉に観念したのかはやりさんが大きく一度深呼吸した


「私も京太郎くんが大好きです」


そういってとびきりの笑顔を見せてくれるはやりさん


「俺もはやりさんが大好きです」


お互いの気持ちを確認しあった俺たち
どちらともなく腔内を貪りあうような濃厚な口づけを交わしたのだった







名残惜しいがいつまでもそのままではいられない
だけどいつまでも呼吸も続かない


唇をはなしてお互いに一息つく


「「おお……」」


二人からそんな感嘆の声が漏れた
それもそうだろう


「糸引いちゃってるね」


「ええ」


お互いをつなぐ赤い糸のように唾液の橋がかかっていた
そんな光景を見て二人で笑いあった
その笑顔に見送られるように儚く橋は切れてしまった……


「そういえばどうして今日は牌のおねえさんのかっこうなんですか?」


「だって……私達が初めて会ったときの格好だから……」


そういわれてはやりさんに初めて会ったあの夏の日のことを思い出す
たった4ヶ月前の出来事のはずなのにもう7年以上昔のことのような懐かしさもあるから不思議だ


「それに……私が初めて好きになった日の格好だもん……」


「もしかして……一目惚れってことですか……?」


「好きじゃない人と一緒にお風呂に入ったりしないもん……」


耳まで真っ赤にして恥ずかしがるはやりさん
そのかわいさに思わず抱きしめてまた唇を重ねた






こんばんは

ちょっとした相談です

はやりんの牌のおねえさんの格好ですがワンピースにエプロンドレスという印象ですがどうでしょうか?
>>1が間違っていたりなにか他の意見があったりすればよろしくお願いします


次レスからえっちぃのが入ってきます
苦手な人は「えっちぃの」でNG登録しておいてください



おやすみなさい





『いいですか?』


そんな俺の視線にコクリと小さくうなずくはやりさん
抱きしめたまま背中をほどいてエプロンドレスを脱がせる


「おお……」


水色のワンピース越しでもしっかりわかるほど膨らんでいる胸
そんなワンピースを脱がせてバンザイをしてくれているはやりさんから脱がせる


「その……あんまりジロジロ見られると恥ずかしいんだけど……」


真っ白なレースをあしらった下着ははやりさんの白い肌に筆舌に尽くしがたいほど似合っていた
言葉を失うってこういうことなんだな……
そのままホックを外してブラジャーを脱がせる


「おっぱいを拝むのはやめて!」


重力に精一杯抗おうとしても抗いきれないボリューム満点の乳房
その先端で薄くピンクの大きめの乳輪
そして吸い付き甲斐のある乳首
拝まないのは失礼だろう


「私だけ裸だと恥ずかしいから京太郎くんも脱いで……」


急いで脱ごうとするとうまくいかない
そんな俺の制服のボタンをゆっくり外しベルトをゆるめてくれる
脱いだものを畳んでくれるのはなんだかおかしくすらある


「やっぱりパンツ一枚だと寒いね」


「ええ」


パンツ一丁どうして抱き合いまたキスをする
唇だけでなく胸同士が擦れ合うのがまた気持ちよかった







そのままお互いの手は最後の1枚に守られた秘部へと伸びていく


「パンツ越しでもわかるくらいカチカチだね☆」


「そっちだってビショビショじゃないですか」


そんなふうによくわからないつまらない意地を張り合う
お互いに布越しの刺激がもどかしいのかあっさり内部へと指を入れていく


「あれ……?」


「どうかしたの?」


下着の中に指を潜り込ませた俺が感じたふとした違和


「はやりさんってこんなに毛濃かったですか?」


少なくとも俺が知っている限り今指で愛撫しているあたりは茂みがなかったはずだ


「えっとね……ママにお手入れしちゃいけないって言われてて……」


「え?」


「その……アイドルとしてじゃなくて一人の女の子としてみてもらいなさいって……」


「なるほど……」


「その……脇も生えてるから撫でるのはやめてほしいんだけど……」


「ふわふわで気持ちいいですよ?」


「いじわる……」


耳まで真っ赤なはやりさん
美月さんには感謝だ








「そろそろいいですか?」


「うん……はやりも京太郎くんに挿れてほしくなっちゃった」


まずは立ち上がった俺のパンツをはやりさんがずりさげ足首から抜き取る


「やっぱりおっきいね」


そういって先端にキスをしてくる
その刺激だけで射精しそうになったのを懸命にこらえた


そして仰向けになるはやりさん
腰を軽く浮かせてもらい一気にずりさげる


「どうして足首にかけるの?」


「こっちのほうがえっちぃじゃないですか」


「京太郎くんのえっち……」


そうは言いつつもはやりさんも満更でもないみたいだ


いわゆるM字開脚になり挿入する箇所を自ら広げてくれるはやりさん
入り口らしきところに先端をあてがう
あとはそのまま奥へと……


「あ」


「え?」


挿入がうまくいかなかった
そのせいで何度か入り口にこすりつけてしまい……


「大丈夫だよ, はやりはきにしてないから☆」


精液まみれで微笑むはやりさん
鬱だ, 死のう







俺の醜態を晒したのを目の当たりにしてもなお優しく笑ってくれるはやりさん
そんなはやりさんに申し訳無さすら湧いてくる


とにかくまずは勃たせないと……


そう思うがうまくいかない
目の前に全裸でM字開脚のはやりさんという最高のおかずがある


だけど勃たない


振ったり揉んだりしごいたり
おかずなんてなくても普段なら勃つのに今はそうはいかない
焦れば焦るほど色々ともどかしくなってくる


「大丈夫だよ☆」


「はやりさん……」


俺の誤爆したものを浴びたまま体を起こしてくる
そのままの勢いで俺を押し倒してきた


「えへへ……」


照れくさそうに笑ってすっかりしなびた俺のモノを口の奥まで咥えこんでくれる
そして口の中でたっぷりと俺のモノを愛撫してくれる


「がんばれ☆がんばれ☆」


そういってそのたわわな乳房で挟み込んでしごいてくれる


「おっきくなったね☆」


「はい……」


楽しそうなはやりさんとは対称的に恥ずかしい気持ちでいっぱいだった








再び仰向けでM字開脚をするはやりさん
膝立ち気味になり入り口へとあてがう


今度こそちゃんと成功させないと……


幸い誤爆の可能性は低いだろうがあまりモタモタもしてはいられない
少しでも早く挿入しないと……


「だいじょうぶだよ☆」


そういって俺のリー棒を優しく握ってくれるはやりさん


「おちんちんがはいるのはここだよ☆」


恥ずかしいのか今更緊張しているのか声が少し震えている
それでもおねえさんとしての矜持なのか俺を導こうとしてくれる


「いれますね?」


「うん, きてほしいな☆」


腰を突き出しながらはやりさんのワレメを突き破っていく


「ひう!?」


「だいじょうぶですか!?」


漏れ出た悲鳴と布団を染める鮮血
これ以上続けるのは無理だ


「ちゅーとはんぱはだめだよ……」


そういって足を絡めて続けるよう促してくる
そんなはやりさんの気持ちを俺が裏切るわけにはいかない


「入りましたよ……」


はやりさんを傷つけないようにゆっくりと
それでもしっかりと俺のモノを根本までしっかりと受け入れてくれたのだった


「も, もうむり……」


緊張がとけたのか
はやりさんの鮮血が黄色がかった泉へと覆われてしまった






色々と解放されたらしいはやりさん
肩でしていた呼吸も人心地つくことができたみたいだ


「えっと……だいじょうぶですか?」


「やっぱりいたいね」


「すみません……」


目に涙を浮かべたはやりさんに申し訳なくなってしまう
せめてものできることといえば……


「ぬいちゃダメだからね?」


「わ, わかりました……」


足を絡めて抜けないようにして釘を刺される
実際に挿しているのは俺なのだが


「ひとつだけおねがいしてもいいかな?」


「俺にできることならなんでもしますよ」


「えっとね……」


「はい」


「はやりがはじめてのえっちでおしっこもらしたのはないしょにしてよね?」


「はい」


耳まで真っ赤にしているはやりさん
かわいい







「それより……うごかなくてもいいの?」


「えっと……」


小柄なはやりさんに合わせてかかなり締め付けがキツい
なめられたり挟まれたりしたときの比ではない


その締め付けに加えて絡みついてくるような襞
奇跡的に一番奥までピッタリ咥えこんでくれているのをさらに吸い込もうとしているのかと錯覚してしまうくらいだ


「ゆっくり動くんで痛かったら言ってくださいね……?」


「うん……」


不安げなはやりさんを少しでも安心させてあげたい
くびれている腰をつかみまずはゆっくりと引き抜いていく


そのままある程度まで行くとまた差し込んでいく
お互いに初めてのせいか動き自体もたどたどしい


「はやッ……んあッ……!」


それでも時折あがる甘い声
少なくともお互いに気持ちよくなっているみたいだ


たどたどしくても動いているせいで快感の波が襲ってくる
限界を目で訴えるとはやりさんもうなずいてくれた


ラストスパートとばかりに頑張って動きを早めてみる
はやりさんが喘ぐたびに大きく揺れるおっぱいがエロい


お互いに声にならない声でお互いの名前を呼びながらら絶頂に達した
ボロンという音が聞こえそうなほどゆったりと俺のリー棒が抜けたあと
その精液と混じり合うようにはやりさんが潮を噴いたのだった






「すごいことになってるね……」


「ええ……」


落ち着いた二人で改めて惨状を確認する
ここ数日咲と使った布団はもはや布団の役を果たせないだろう


汗, 涙, 血液, 鼻水, おしっこ, 愛液, 精液などなど
おおよそ人から排出されるであろうすべての液体をたっぷりと布団は受け止めていた



「とりあえず杏果ちゃんに謝らなくちゃね」


「弁償しないといけないでしょうね」


布団の弁償だけですめばいいな……


「私達もシャワー浴びない?」


「そうですね」


うなずいて立ち上がろうとしたときだ


「ひとつ提案があるんだけど……」


「はい?」


「えっとね……おちんちんを入れたまま大浴場まで行きたいなって……」


「……どういうことでしょう?」


「その……京太郎くんとえっちしたままお風呂に行きたいなって……」


「つまりお風呂に行くまで我慢できないくらいはやりさんはえっちなんですね」


「京太郎くんはえっちなおねえさんは嫌い?」


「大好きです!」


えっちなおねえさんが嫌いな男なんていないだろう








「じゃあまたおちんちん大きくしなくちゃね☆」


そのままの勢いではやりさんに押し倒された


「重かったらごめんね?」


そういって俺にまたがってくる
俺のお腹に垂れているリー棒に自らの股間のタワシを当ててきている


「ゴシゴシ☆ゴシゴシ☆」


そういって腰を前後に動かす
程よい硬さの陰毛が俺のリー棒を丁寧に擦り上げていく


「お, おっぱい揉むのは反則だよ☆」


重力に逆らえず垂れ下がるおっぱい
思い切り揉みしだくとどこまでも潰れそうなほどに柔らかい


「もう!えっちな京太郎くんにはおしおきだからね☆」


そういって入り口へとあてがう


「や, やっぱりおっきいね☆」


ゆっくりゆっくりと
2回めだというのに凄まじい締め付けと吸引力で俺のリー棒を受け入れていったのだった


「軽くイッちゃった……☆」


そういっておちゃめに舌を出すはやりさん
射精しそうになったのを懸命にこらえた自分を褒めてやりたい







挿入したまま体を起こす


「立てる?」


「ええ, 大丈夫です」


体を起こすと必然的に二人の体が密着する
そのまま首に手を回してくれたはやりさんのお尻に手をかける


「京太郎くんのえっち~☆」


お尻を揉まれているのに随分と余裕みたいだ


「はやりさんお尻おっきくなりました?」


小柄なはやりさんには不似合いなくらい大きなおっぱい
それとは対象的にこぶりなお尻
そのアンバランスさもはやりさんのチャームポイントだ


「その……2キロくらい太っちゃって……」


目をそらして言い訳を始めるはやりさん
正直俺は気にしないどころか歓迎だ
抱き心地は確実にアップしてるしな!


「じゃあ落ちないようにちゃんとしがみついてくださいね?」


言い訳に言い訳を重ねているはやりさんに一応忠告する
背中に足を絡めてきたので多分伝わっているのだろう


はやりさんのお尻の揉み心地を楽しみながら持ち上げた瞬間


「はややー!?」


絶頂に達したはやりさんによってしっかりとつながった二人の茂みはマングローブへと進化を遂げた
そこに雪を降らさなかったのはせめてもの俺の意地だ
かなりギリギリだけどな……






「じゃあ行きますか」


「出ちゃいそうなの?」


「違いますって, お風呂まで行きますよ」


「出してくれてもいいのに……」


残念そうなはやりさん
実際かなりギリギリだけど俺の矜持のためになんとか耐える


そのままはやりさんを抱えて大浴場へと向かう
密着しているとはいえ全裸なのでやっぱり寒い


「やっぱり寒いですね」


「はやりは京太郎くんとギューってしてるからあったかいもんねー☆」


そういって無邪気に笑うのがまたかわいい


「これ想像以上にヤバいね」


「ええ……」


歩くたびにはやりさんの体が揺れる
そのたびにはやりさんの体を突き上げることになり俺のリー棒に絡みついてくる


「そろそろ出ちゃいそうかな☆」


「だ, 大丈夫です……」


お尻をキュッと締めて懸命に射精をこらえる


「ふーん……」


どうやらはやりさんはお気に召さないみたいだ






「京太郎くんは私が感じちゃってるの気づいてるかな?」


耳元で囁いてくるはやりさん


「もしかして答えられないくらいはやりのおまんこきもちいいのかな?」


吐息と囁きと時折交じる喘ぎ声
そのどれもが俺の快感を掻き立てるには十分すぎる


「歩くたびにおまんこ突かれちゃってえっちなおつゆがあふれちゃうの」


「固くなった乳首どうし擦れちゃってきもちいいね☆」


「こんなことしちゃうなんてわたしたちとってもえっちだね」


頻度があがってくる喘ぎ声と吐息
そんなはやりさんの口撃に懸命に耐える


「結局出してくれないままお風呂までついちゃったね」


なんとか懸命に耐えてみせた俺
脱衣所をスルーして大浴場へとはいったときだった


「いいよ, 京太郎くんの全力全開せーんぶだしちゃえ☆」


その一言で俺の中のすべてが崩壊した
耐えに耐えてきた濃厚でいつも以上の量の精液をぶちまけた


「しゅごい……」


へたりこんだ俺に体をあずけたはやりさんが何回目かわからない潮を噴きながらつぶやいたのだった








こんばんは

あとひとつプレイ内容が決まらないのでアイディアをください

お礼に完結後にはやりんとのバレンタインネタを書きます

よろしくおねがいします


おやすみなさい





「むぅ……」


いわゆるペタンコ座りではやりさんが唸る


「なんかごめんなさい……」


その原因は紛れもなく俺だ


「やっぱりおちんちんおっきくならないんだ……」


なめたりもんだりしごいたり
はさんだりこすったりすいついてみたり


思いつく限りの方法を試したが一向に俺のリー棒が硬さを取り戻さない
あれほど出せば当然だと思うんだけど……


「とりあえず寒くなってきたしお風呂に入りませんか?」


「うん……」


雪こそ降っていないがさすがに年の瀬に素っ裸は寒い
お互いに洗いっこをして浴槽に浸かる


「きもちいいね~」


「ええ~」


膝の間に座ってきたはやりさんを抱きしめながらしみじみ幸せだと思った







「ねえ, 京太郎くん」


「なんでしょう?」


「おっぱい揉むの上手になったよね?」


「なんですか藪から棒に……」


「はじめて会った頃は気持ちよくなかったけど今はずっと揉んだり吸ったり舐めたりしてもらいたいもん☆」


「男はイメトレと予行演習には余念がないので……」


「そうなんだ……」


少なくとも嘉帆さんとの特訓がきっかけだってばれないようにしないとな……


「私も興味あるわね」


「「え?」」


二人で声のした方に振り向く


「ママ!?」
「美月さん!?」


「来ちゃった♪」


お義母さんもとい美月さんが一糸まとわぬ姿で立っていた
雪明りに照らされる姿は神々しくすらあった






「どうしてママがここにいるの?」


「京太郎くんのお祝いをするからおみやげを持ってきたの」


「「おみやげ?」」


「でも二人のお部屋を見てママビックリしちゃった」


「「う」」


あの惨状を目の当たりにしたということだろう


「もしかして今もお風呂の中でえっちしようとしたけど京太郎くんのおちんちんが勃たなくなっちゃったんじゃないの?」


見てきたように美月さんがいう


「おおかたはやりちゃんが独りよがりなえっちをしちゃって先に京太郎くんに限界が来ちゃったってところね」


「……うん」


「大きなおっぱいでおおむね満足させてあげられないのはもったいないわよ」


「いえ, さすがに俺が限界なので……」


「ママがかわいい二人のためにすっぽんぽんだけど一肌脱ぎましょうか」


「「え?」」


そういった美月さんはとても楽しそうだった







「ママのおっぱいいっぱいすってね~?」


そんな声が聞こえてくるが答えることはできない


「療法いっぺんになんてえっちなあかちゃんですね~」


正座をした膝の上に俺の頭を乗せた俺に覆いかぶさる美月さん
柔らかい太ももとおっぱいという最高のサンドイッチ状態だ


あまりの圧迫感に窒息しそうになっているが……
だが, そんな死に方もある意味本望かもしれない


「えっちな京太郎くんのおっぱいはいっぱい舐めちゃうもんね~」


乳首を舐められるという今までにない経験
思わず体が反応してしまう


「ほらほら, はやりちゃんもちゃんとおちんちん気持ちよくしてあげないと夜が終わっちゃうわよ」


「わはってうもん」


まったく見えないがはやりさんがずっと俺のリー棒を舐めてくれているみたいだ
視界がないせいで帰って敏感になってしまう


「おちんちんおっきくなってきた☆」


嬉しそうなはやりさん
二人のおかげで甘勃起と言えるくらいには回復したのだった








「どっちのお股が気持ちいいかしら?」


「もちろん私だよね……?」


「でもまたお股に入れられるようにまずは回復しなきゃダメよ」


美月さんのおっぱい枕を失い仰向けになった俺
甘勃起してきたリー棒を二人が挟んでくれている


「みんなの股間で交歓できるなんていいじゃない」


二人が手を後ろについて股間同士を擦り合わせる
その間で甘勃起しているリー棒をしごいているのだ


両サイドからの不規則な動き
腰を動かすたびに大きく揺れる立派なおっぱい
そして時折漏れる二人の喘ぎ声
正直言ってかなりくるものがある


「これぐらいにしておきましょうか」


「「え?」」


「せっかく準備万端なのにおちんちん入れないなんてもったいないでしょ?」


「「たしかに……」」


「そうと決まったらはじめましょうか♪」






「京太郎くんのおちんちんにおまんこ擦りつけて感じちゃったの?」


「ち, 違うもん……」


「乳首もクリトリスもこんなに勃起させながら言っても説得力ないわよ」


「ちがうもん……」


「正直にいわないとおちんちんいれてもらえないわよ」


「え, えっちなきぶんになったので……はやりのおまんこに……きょうたろうくんのおちんちんいれてください……」


「はい, よくいえました」


おっぱい枕で後ろからはやりさんをしっかりと受け止める美月さん
おっぱいをしっかりホールドされ下から膝を入れられ無理やり足を広げれているはやりさんは為す術もない


リー棒の先で焦らすようにワレメを擦ってみる


「おお」


そんな声が漏れるくらい愛液が俺のリー棒を伝ってくる
準備完了なのは間違いない


グチュグチュという下品な音に性欲を掻き立てられながらリー棒をスライドさせ


「わ, 私じゃないわよ!」


同じく下品に足を無防備に広げていた美月さんのワレメへと一気に突き立てた







「お願い抜いて!抜いて~!」


美月さんが悲痛な声をあげる
どことなく艶っぽく聞こえるのは俺の勘違いではなさそうだ


「ちょっと京太郎くん!?なにを……んむ!?」


はやりさんの抗議を無理やり口で塞ぐ
強引に舌をねじ込むとありがたいことに絡めてきてくれる


親娘それぞれの上の口と下の口を同時に責め立てる
最初こそあがっていた抗議もいつの間にか快楽を懸命にこらえようとする喘ぎ声にかわっていた


「え……」


自分の一番デリケートな部分を蹂躙していた凶器が引き抜かれたことに困惑の声があがる
そんな疑問を差し挟む暇も与えずに上だけでなく下の口をも一気に蹂躙していく


「んむ!?」


あげようとした喘ぎ声を無理やり封じ込める
上の口を封じられた報復なのか下の口の締りは一層強くなったみたいだ


襞の一本一本が絡みつき俺から搾り取ろうとするはやりさん
細かいツブツブが程よく愛撫してくれる美月さん


そんな二人をたっぷりと焦らしながら快楽を貪っていく
賢者になってみれば聞こえはいいが実際は二人をなんとか満足させようと交互に挿入しながら懸命に腰を振っていた
一際甲高い二人のユニゾンとともに湧き出した泉は俺へのちょっとした賞品らしかった






「それでどうしてママにおちんちん入れちゃったのかな☆」


「えっとですね……」


「ママが魅力的だったからよねー?」


「ママは黙ってて!」


傍から見れば仁王立ちした男のリー棒を美人二人が仲良く舐めあっているという光景
だが現実は『尋問』あるいは『拷問』という表現のほうが正しいのかもしれない


「その……ちょっとしたイタズラ心というか好奇心というかですね……」


「ふーん……」


上目遣いの視線が背中に当たる壁よりもさらに冷たい
これがまさに股間が縮み上がる思いというやつなのだろう


「あのね, はやりちゃん」


「……なに?」


「はやりちゃんは京太郎くんを信じてあげられないの?」


「そんなことないもん!」


「たぶん今一番注目されてる雀士の京太郎くんがモテないと思う?」


「それは……」


「少なくとも今この旅館にいる人で程度の差はあるだろうけど京太郎くんを好きな人ばっかりだと思うわ」


「うん……」


「京太郎くんがそんな可愛い子たちとえっちなことをしちゃったとしてはやりちゃんはそれに負けちゃうの?」


「そんなことないもん!」


「そんなときにはおっぱいでいっぱいはやりちゃんを感じさせて思い出させちゃいましょう?」


「うん……」


「京太郎くんだって他の女の子に目移りしちゃうのはしかたないけどちゃんとはやりちゃんをそれ以上に愛してあげなきゃダメよ?」


「はい, わかってます」


「じゃあ寒いお外じゃなくてあったかいお風呂でエロエロなこともいろいろなことも洗いざらいはなしてもらわなくちゃね♪」


そういってウィンクしてきた美月さんは心底楽しそうな目をしていた







「じゃあまず二人の出会いから聞きたいわ」


「どうしても話さなきゃダメ?」


「素敵な思い出を期待してるからぜひ聞きたいわ」


膝の上に座ったはやりさんはどうしようか迷ってるみたいだ


「私も興味あるなー」


「須賀くんはインターハイの途中にどうやって出会ったのかは私も気になるわね」


「「え?」」


入口の方へ振り向くとなぜか今この旅館にいる人が全員そこにいた
タオルで隠す人はおらず必死に手で隠しているのがかえってえっちくなってる人もいた


「はじめてのエッチで興奮してるだろうけどさすがにあれはやりすぎだと思うの」


「「ごめんなさい……」」


布団や廊下の惨状を思えばただただ謝るしかできない


「怒ってないけど……ちゃんと話してくれるとうれしいな」


「「はい……」」


わずか4ヶ月くらい前のことなのに7年以上前のように思える出会いを洗いざらい話すことしかできなかった








「聞いてて思ったけど京太郎くんってわりとクズだよね?」


閑話休題といったところで杏果さんがおもむろに口を開いた


「たぶんエッチなことははやりちゃん以外ともしてるでしょ?」


全員の視線が集まる
悔しいが事実なのでうなずくしかできない


「そんなことばかりしてるといつか誰かに刺されちゃうかもねー」


「そんなことはないですよね……?」


おそるおそるみんなに目を向けてみたが露骨に視線をそらされた
……冗談だよな?


「もし結婚してもはやりちゃんも苦労するかもね」


「京太郎くんがはやりを裏切るなんてありえないもん!」


「でも二人が結婚できるようになるまでは最低でもまだ2年あるわよ?」


なにげなく美月さんの言った一言
その言葉にみんなの目が輝き出したような気がするのは気のせいだろうか……


「だったらはやりじゃないと満足できないってみんなに証明するもん!」


わずかに腰を浮かせて回復しつつあった俺のリー棒を一気に挿入するはやりさん
激しく湯を揺らせながら全員に見せつけるように俺のリー棒を貪っていく


「み, みたか……」


絶頂を迎え俺の今日最後の射精を受け止めたはやりさんは満足げに上下両方の口からよだれを垂らしながらぐったりと俺に体を預けてきた
そんな光景にどこからか起こった拍手に力なく笑っていたのだった……







「そろそろお開きにしましょうか」


女将さんの一言に誰ともなく湯船から出ていく
目を擦り始めるには十分なくらい夜は更けている


さすがに全員が同時に入るには脱衣所は手狭だ
みんなが出ていくのを見ているといつの間にか最後の方になってしまっていた


「そろそろ私たちも出ましょうか」


「はい」


美月さんに杏果さん, それにはやりさんと俺だ


「そういえば帰りも裸で帰るの?」


「「あ」」


「京太郎くんには予備の浴衣があるけど……」


そういって杏果さんが俺の浴衣を出してくれた
はやりさんに渡そうかとも思ったがサイズが全然合わないだろう


「はやりちゃんはこれを着てね♪」


楽しそうに渡す美月さん


「本当に着なきゃダメ……?」


「素っ裸で帰りたいなら着なくてもいいわよ?」


「……着ます」


はやりさんの手にした福にグッときたのは内緒だ







「ど, どうかな……?」


「すっげぇいいです!」


「でも28歳にもなって中学校の制服はどうなの?」


「杏果ちゃんは黙ってて!」


「太ももとおへそが強調されるのがセクシーよね?」


「はい!」


制服を持ってきてくれた美月さんには感謝感激だ


「でもノーブラノーパンに制服ってキツくない?」


「はやりちゃんはちゃんと黒いパンツを履いてるから大丈夫よね」


そういってスカートをめくりあげる美月さんさん


「なるほど……」


「ジロジロ見ないでよ!」


やっぱり美月さんには感謝だ







「ところで二人に言いたいことがあるんだけど……」


杏果さんがおもむろに口を開いた


「二人がダメにしちゃった布団のことなんだけどね?:


「「あ」」


今まですっかり忘れていた


「そういえば弁償しなきゃダメだよね……」


「えっと……いかほどでしょう……?」


「別にお金じゃなくてもいいわよ?」


「「え?」」


そういうと水色のパンツを膝までずり下げる杏果さん
浴衣をずらして乳首と茂みを露出させる


「私を気持ちよくさせなさい」


「……はい」


「はいじゃないよ!」


思わず跪いた俺に後ろから抱きついてはやりさんが止める


「ふふ, 冗談よ, 冗談♪」


楽しそうに見下ろす杏果さんの目はとても冗談には聞こえない


「明日の記者会見でちょっと宣伝に協力し・て・ね♪」


そういってウィンクをしてきた


「はい……」


素直にうなずくしかなかった


「それじゃあおなにぃして寝るから……おやすみなさい」


そういって出ていった杏果さんをただただ見送るしかできなかった







美月さんとも別れて部屋へと戻る


「「おお……」」


先程までの惨状はどこへやら
二人でも十分入れそうな大きな布団が枕を並べて敷かれていた


「脱いじゃうんですか?」


「さすがにこの格好で寝るのもね……」


「むう……」


「また着てあげるから……ね?」


「はい……」


名残惜しいが我慢も大切だ
とはいえ楽しみが増えたのはありがたいことだ


「えへへー」


浴衣と制服を脱ぎ捨てて裸になって布団に入る
そのままはやりさんが俺に乗ってきた


「このまま寝るんですんか?」


「うん, 島根まで追いかけてくれたんだから逃さないようにしなくちゃね☆」


「今度は逃げ出したりしないでくださいよ?」


「京太郎くんこそ他の子とえっちとかしても最後にははやりのところに連れ戻しちゃうからね☆」


「あはは……」


このプロキツい……
満面の笑みのはやりさんを見つめながら幸せなまどろみへと沈んでいったのだった




カンッ












もっとはやく終わる予定でしたが長々続いてしまいました
うちのスレのダラダラしたペースでもおつきあいいただきありがとうございました


少々あっさりした結末かもしれませんがこれはこれでいいと思います
しかしまさか美月さんまでも処女だとは思いませんでしたねー


だからといってこのスレでその設定が使われたことはなかったんですが……
けれど処女同士の親娘丼というのもそれはそれでおもしろいかもしれませんね


続行不能になりそうなアクシデントもなんどかありましたが無事完結までいけてよかったです
きっとここまで長く続くだろうと思った人もいないでしょうし自分でも思いませんでいた


またかわいいプロの話とか書きたいです
すこんぶ






「はふ……」


彼が後ろから抱きしめてくれます
二人で並んで座るのもいいですが膝の間に座らせてもらうのもまたよいものです


「私は猫じゃないんですよ?」


頭だけでなく後ろから顎まで撫でてくる須賀くんに抗議の意思を示します


「別にやめてほしいとはいってないじゃないですか……」


そんな私を見て笑っています
むぅ……
そんなに笑わなくてもいいじゃないですか


顎を撫でていた手がいつの間にか少しずつ下がってきています
必然的に私の最も目立つであろう部分へと手が伸びてきます


ひと目につきやすいそこへは必然的に視線が集まります
純粋な好奇ならばともかく下卑たその視線は不快を催させます


現にあなたとの初対面もそうでした
自己紹介もそこそこに対局になればどこか上の空で私の胸に下卑た視線を送ってきている
たまに目が合いそうになると慌ててそらす
まさに今まで出会ってきた男性そのものでした


麻雀で完膚なきまでに叩きのめせばいつの間にか退部してくれる
そして校内で顔を合わせることがあっても完全に無視をする
それでもダメなら父と母に頼んで然るべき手段を取ってもらう



しかし今まで私が知っている男性とは大きく違っていました







早々に全国を目指すという目標を定めた私たちにとって須賀くんは『足手まとい』にすぎませんでした
しかしあなたは本来であれば1年生みんなで分担するべき雑用を一手に引き受けてくれたのです


あるときは全自動卓を合宿所まで運んでくれたり
またあるときは優希のためにタコスを見つけたり作ってきてくれたり


私個人がお世話になったこともあげていけばきりがないくらいです
そしてそんなあなたに徐々に惹かれていったのはある意味当然のことかもしれません


父以外に男性と関わってこなかった私にとってはじめてもっと知りたいと思える男性でした
世間ではそういった思いを抱くことを『恋』と呼ぶのでしょう
私にとってまさしく『初恋』でした


とはいえどんな話をすればいいのでしょう?
幸い私ができる話といえば麻雀とエトペンくらいです
家ではカピバラを飼っていることを知っていれば動物の話題で仲良くできたかもしれません
といっても後の祭りでしょうが


そして私たちが全国大会に出場しているとき
そんなときに瑞原プロと出会ったそうですね


思えば『異変』はその頃からはじまっていたのでしょう
麻雀を楽しいと思っていなかっただろうあなたが麻雀のことを楽しそうに話している


そんな異変を感じ取れなかったのは今思えば明らかなミスです
ですがそうする余裕がなかったのもまた事実です


インターハイ団体の部優勝


あのときはそれ以上の喜びなんてありえないと信じて疑っていませんでした







ですがそんな考えは間違いだったとまもなく覆されたのでした
6年くらい前のように感じますが(2スレ目>>200くらいから)ほんの4ヶ月くらい前の出来事
団体戦で優勝した直後の出来事でした


もともと体がそんなに強くない私は慣れない環境と暑さのせいもあって体調を崩してしまいました
咲さんの個人戦直前という大事な時期に無用な心配をかけてしまう
そう思うだけで体調はさらに悪化してしまったのでした


そんなときつきっきりでの看病を申し出てくれましたね
申し訳無さや恥ずかしさといった不思議な気持ちになったのを覚えています


そのときは病気のせいで朦朧としていてとんでもないことを口走ってしまったと思いました
現に汗を拭いてもらうために肌を見せたとき襲われてしまうという恐怖がまったくなかったわけではありません


ですがそんな懸念は杞憂でした
私の汗を拭き取る手付きは思っていたような乱暴なものとは対局の慈しむような優しいものでした
タオル越しとはいえ須賀くんに触れてもらうたびに誤解が氷解していきました


体調が悪かったせいで不安な気持ちでいっぱいだったのがどんどん安心していける
気持ちのうえではそうでも熱は下がってくれません
むしろ上がっていったのかもしれません


一応いただいていたお薬の中に熱を下げるお薬もありました
これを使えば私を楽にしてくれる


ですがそのお薬こそが最大の問題でしたね


『座薬』


少なくとも自分ではどうしようもなくすべてを託すしかありませんでした
それも私の知りうるもっとも屈辱的な格好をしたうえででした








私が男性器について詳しくなかったようにあなたも女性器に詳しくありませんでした
2つある穴のうちのどちらに座薬を入れるべきか
彼はその2分の1の賭けに負けてしまったのでした


知識として男性器を受け入れるということは知っていました
性教育の授業でそれがどういった行為かもわかっていたつもりでした


ただ百聞は一見にしかず
座薬とはいえ挿入されたという事実が予想以上だったのです


とにかく座薬を一刻も早く摘出しなければなりません
指を直接挿入して座薬をかき出していく


今になって冷静に考えればこれって完全に『おなにぃ』ですね……
意識が朦朧としていたとはいえほぼほぼ素っ裸で最も敏感なワレメを指でかきまわす
改めて客観的に考えてみれば完全に変態じゃないですか


知ってたってどういう意味ですか!
た, たしかに完全には否定し難いといいますか……


い, 今はともかくあのときは恥ずかしかったんですからね!?
そんなことを感じる余裕はありませんでしたけどね!


そもそもあなたが間違えたのが悪いんですからね?
残って看病していただいたことには感謝していますけど……


お尻というのはなにかを入れるべきところではありません
それにお, おまんこだって入れるところであって……


と, とにかく!
私がいやらしい女の子って思われたらあなたの責任ですからね!
お, おなにぃを意識的にするようになったのだってそうですからね!


私がいやらしい女の子だなんてそんなオカルトありえません!







そんなふうに追憶していると下着が顕になってしまっていました
犯人はお腹と太ももをゆっくりと撫でています


膝を立てめくりあげたスカート
大胆にめくられもはや覆っている部分のほうが少なくなってしまっているセーラー服


もはや明確に着ていると言えるのは上下おそろいの下着と靴下くらいのものです
そして私が最も触れてほしいと思っている場所こそがその覆われている部分でもあります


そんな私を知ってか知らずか新たに露出された場所を楽しむように撫でています
もちろん嬉しいことではありますがそれ以上にもどかしくもあります


それを察してもらうために靴下を脱いでしまいましょう
そうすれば残りは自ずと脱がしてくれるでしょう


靴下を脱ぐ
日常の一動作にしかすぎないこの好意がなぜかどことなく卑猥に感じてしまいます


「そ, そういえば今日の下着はあのときプレゼントされた一番のお気に入りなんですよ?」


大きく目立つようにあしらわれたペンギンのキャラクター
子供っぽいと母は笑いますが私にとっては一番のお気に入りであり勝負下着というものでもあります


「あの頃(3スレ目>>700くらい 2014年8月中旬ころ)のサイズにはピッタリだったんですが最近キツくなってきてしまいまして……」


そうやって自分自身だけでなく私を撫でている人の興奮をも掻き立ててようとします
決して下着欲しさにスリーサイズを提供するようなはしたない女の子ではありません


そんな目論見はものの見事に外れ撫でられながらもどかしさと興奮とがさらに掻き立てられてしまうのでした







そちらがそのつもりならこちらにも考えがあります
自由な右手で背後を探ると目当ての場所に届きました


「私の体を触りながらおちんちんこんなに大きくしちゃうなんて変態さんですね♪」


ズボン越しではありますが大きく勃起しているそこは力強く私の手のひらを押し返してきます
硬く立派なものを思い出しただけで思わず生唾を飲んでしまいました


今でこそ見慣れつつありますが最初はそうではありません
はじめて彼のモノを目の当たりにした夜
私にとって大きなパラダイムシフトが起こった夜でもありました


あの日私は父と口論になりその勢いのまま家を飛び出してしまいました (2014年10月初旬頃 3スレ目>>885あたりから)
頼れる人もいなかった私がおしかけたとき迷惑がらずに受け入れてくれましたね


特に事情を聞くこともなく一緒に宅配ピザを食べましたね
生まれてはじめてだったんですよ?


ですがそれ以上に大きな決心をすることにもなりました


『一緒にお風呂に入って洗いっこをする』


男性からのいやらしい視線にさらされてきました
そんな私にとって男性という存在は自然に忌避するべきものでした


現に入部したときから私の胸ばかり見てましたよね?
麻雀はそっちのけで私の胸だけを目当てにしている
これが誤解だったということには気づいていました


そしてそんな人に触れられるだけでなく自分から触れてみたい
今までの私にとって決して考えられないようなことでした





テレビ等で痴漢のニュースを聞くたびに嫌悪感を覚えていました
もしも自分が被害者になってしまったとしたら……


弁護士の父と検事の母
二人の力でどのように社会制裁を与えるか妄想したことは一度や二度ではありません


男性に向けられる下卑た視線
好き放題に弄られてしまう体
今ですら見知らぬ人にされることを考えると嫌悪感を禁じえません


そんな私が自分から触ってほしいと思った男性
それがあなたです


不可抗力という言い訳は使えません
自分から触ってほしいというのはある意味変態的な行為です


ですが私の乏しい想像力では好意を寄せる男性にしてもらいたいことはそれぐらいしか思いつきません
尾籠な話を忌避してきた私にとって思いつく限りで最大の好意を示す行為です


石鹸で滑りやすくなった手が私の体を優しく滑っていきます
好奇心から触ろうとしてきた同性はいますが自分から異性に触ってほしいと思っての行為


体を拭いてもらってから自分を妄想で慰めるようになりました
その妄想の中で快感は青天井に増幅されていきます


百聞は一見にしかず
その言葉の通り実際に体を洗ってもらうという行為は私の想像以上の快楽だったのです
お尻を突き出してさらなる痴態をさらけだすことすらいとわないほどだったのです


そして私の話を聞いてもらったとき
『おにーちゃん』として甘えたいのだと思いました


ですが今は『恋人』として甘えたいのだと自信をもって断言できます
それは男性を忌避していた私が『初恋』というものをおぼろげながらも感じた一夜だと思えます






物思いに耽っていると慣れた手付きでブラジャーのホックを外されてしまいました
手慣れている理由にひっかかるものはありますが, 直接触れてもらえるという期待の前には些細なことです


「触ってもいいんですよ……?」


あくまでも主導権はこちらが握っている
しかたなく触らせてあげるのだ


そんな立場を明確にするための一言のはずでした


そんな私の思惑を知ってか知らずか
ただ彼の行動が予想外だったのは事実です


「あの……もっと強く触ってもいいんですよ……?」


同級生よりも大きな乳房
その先端に鎮座する乳輪も乳首も大きめになってしまいます


そして丁寧に乳輪の外縁部を人差し指でなぞっているのです
触れるか触れないかギリギリの力加減なのがまたもどかしさを掻き立てます


自分でもはっきりと感じ取れるほど痛々しいまでに乳首が勃起しています
そこに決して触れないように乳輪の外縁部だけを丁寧になぞっているのです


「もっと……乳首のほうも触ってください……」


ついに自分からそうお願いしていました
ですが, そうしないとあのときのように自分の思い通りになりそうになかったのも事実でした






私にとって大きな変化が起こったのは文化祭のときです(4スレ目>>141あたりから)
良かった思い出でもありそうでなかったともいえる思い出です


メイドお好み焼き屋さんという斬新なのか今となってはよくわかりません
ただありがたいことにとても繁盛したのは事実です
お好み焼きのおかげだけでないような気もしますが……


ですが最大の問題はそこではありません
二日目の飛び入りゲストこそが最大の問題だったのです


プロの方々の訪問
竹井先輩や染谷先輩は事前に知っていたみたいですが


プロとしての実力だけでなくルックスも兼ね備えているみなさい
思わず握手をお願いしてしまったくらいです


今となってはそんな甘い考えを抱いていた当時の自分を叱りつけたいくらいです
みなさんの似合っていた制服姿は裏を返せば同じ学校にいれば勝ち目がないことの現れでもあったのです


そしてその夜お宅にお邪魔しておもいがけないお泊り会になりました
お友達のお宅にお泊りすることすら私にとって初めての体験でした
それが男の子のお宅ともなればなおさらです


もともと転勤族だった両親の影響で深いつきあいになる友人にはなかなか恵まれませんでした
現に今年ですら東京に転校する危機があったほどです


幸いインターハイのおかげでその危機は去りました
ですがその危機の一因に対して父の風当たりがさらに強くなってしまったのは事実ですね……


そんなお宅にお邪魔したなんて父に口が裂けても言えません
母に話したらなぜか褒められましたが







そして翌日のことです
この日は私の人生において最大のターニングポイントといっても過言ではありません


前日に引き続き模擬店でメイドお好み焼き屋さんです
ありがたいことに前日からのリピーターさんやご新規さんのおかげでお店は繁盛です


ですが営業時間中ずっと賑わっているわけでもありません
特に食べ物だと食事時間を外せばそれほど混雑するわけではなかったのです


焼く担当と接客担当で二人で十分対応できる時間のことです
そんな時間を二人きりで担当することになったのです


ある意味初めての二人きりでの共同作業です
焼いてもらったお好み焼きにトッピングをしていく
私達二人でなければ商品を提供できないのです


そんな様子をからかわれてしまいました
ですが不思議と不快には思いません
むしろもっともっといってほしいと思ったほどです


あなたがそれをどう思ったかはわかりません
ですが私はそれを嬉しいと思いました


そしてそれを二人で共有したいと思いました
いつまでもその気持ちを共有していきたいと思いました


今までの思いの積み重ねが私に筆を執らせたのです
下駄箱に入れるだけなのに何度も何度も深呼吸しました


やましいことではないはずなのに妙に緊張したのをよく覚えています








ですがそんな私の思いが受け入れられることはありませんでした








自分でいうのも憚られますが私はモテます
男女問わず告白された回数は両手の指では足りないほどです
それを受けた回数はゼロですが……


そんな私が初めて自分からした告白
ですがそれは受け入れられませんでした
それは私の初恋が失恋という形で終わったことも意味していたのです


涙が零れそうになるのを必死にこらえます
少なくとも目の前で涙を見せるわけにはいきません


そしてその姿が見えなくなったとき
溢れ出る涙を止めることはできませんでした


正直その後どうやって家に帰ったかすら覚えていません
ただ覚えているのは


「おかえりなさい」


なぜか東京にいるはずの母が家にいたことです


「とりあえずお風呂に入っちゃいなさい」


色々察してくれたのか私にお風呂を勧めてくれました
顔を合わせて話したい気分ではなかった私にとっては渡りに船でした


「あの……どうして私がいるのにお風呂に入ってくるんですか……?」


「ほら, 裸のお付き合いって大切でしょ?」


「な, なるほど……?」


今思えばこのあとのセクハラを正当化するための詭弁にすぎなかったのでしょう
ですがエロエロもとい色々聞いてもらって気持ちが楽になれたのは事実です





たしかに諦めるにはまだ早いのです
少なくとも転校する必要がなくなった私にはまだ2年も時間が残されています
私に振り向かせるには十分すぎる時間でしょう


そして私に強烈な追い風が吹いてきたのです


『瑞原プロの失踪』


告白失敗という二人の共通点が生まれたのです
その悲しみを私は埋めてあげることもできるのです


最大の幸運は瑞原プロの代理で牌のおねえさんになったことです
夏休みからアシスタントとして確固たる地位をものにしていたため共演ができたのです


金曜日の夜に新幹線で出かけて日曜日の午後に戻ってくる
その日程自体はたしかにきついものがあります


ですがそれ以上のメリットがあるのも事実です


ホテルにいる間だけは私が二人だけの時間を独占できるのです


部屋にチェックインしたらまずは服をすべて脱がせてもらいます
そして生まれたままの姿になって抱き合うのです


お互いの敏感な部分をなめ合う
一緒にお風呂で洗いっこをする
抱え上げられて鏡に映しながら一緒におしっこをする


あげていけば枚挙にいとまがありませんが二人だけのえっちで素敵な思い出です







「このように今までの思い出を振り返りながら気持ちを高めての初体験が理想ですね」


そう告げると背後から呆れたようなため息が聞こえました
どういう意図でのため息かわかりません


「私はもう準備万端なんですからね?」


いつまでも脱がせてくれないお気に入りのパンツを自ら立てた膝までずらします
あらわになった私の秘所に彼の指をあてがうとクチュリと卑猥な音を立てます


「据え膳食わぬは男の恥とも言いますよ?」


精一杯の甘い声で誘惑します
お尻の下でリー棒がビクンビクンと跳ねているのが伝わってきます


「え?俺より先にイカなかったらなんでもいうことを聞く?」


耳元で甘美な声で囁いてきます


「いいですよ!望む所です!」


そう意気揚々と振り返ろうとしたときです
敏感な乳首とクリトリスを弄ばれ土俵にあがるまでもなくあっけなく絶頂させられてしまいました


「つ, 次スレ(京太郎「このプロキツい……」 はやり「責任とってね☆」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1625495527/))ではこうはいきませんからね……」



誰に対してかわからない負け惜しみをなんとか絞り出したのでした



カンッ





このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年09月02日 (土) 12:27:15   ID: 721MK5mf

やっとおいついたー

2 :  SS好きの774さん   2018年12月02日 (日) 11:41:25   ID: Lue7qIDh

とりあえずコイツが主人公なら何でも星5にする京豚、内容ちゃんと読んでんの?

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