冬馬「幼女が一番だろ!」翔太「お姉さんが一番だよ!」 (10)

冬馬「はっ!いつも年上の女性からちやほやされているからわかんねぇかもしれねぇが」


冬馬「女というのは年を取ると見た目も性格も劣化していくもんなんだよ!」


冬馬「お前がちやほやされるのはお前が媚びているのと周りが子供だからって甘やかしているからだ」


冬馬「どうせお前がでっかくなったらお前をめぐってどす黒い女同士の醜い争いが起きるに決まってる」


翔太「だから冬馬君は純粋無垢穢れを知らない幼女の方が一番だと言いたいの?」


翔太「自分より遥か年下の子を…小さな女の子を好むなんて…そんなの道徳的にどうなのさ!」


冬馬「うるせぇ!道徳とか倫理とか、そんなもんは自分たちの価値観を他者に無理やり押し付けるために使われる戯言にすぎねぇんだよ!」


冬馬「誰が何と言おうと幼女が一番だ!幼女の良さがわからねぇやつは人間じゃねぇ!」


翔太「ブーメラン投げるの速いよ!」

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翔太「お姉さんだっていいところたくさんあるよ!撫でて貰ったり甘い言葉をかけて貰ったり」


翔太「褒めて貰ったり何よりとってもいい匂いもするし」


冬馬「それ全部幼女にも当てはまるぜ」


翔太「だけどほら…幼女にないプロポーションや胸があるし」


冬馬「そんなもんには興味ないぜ」


翔太「えっと…僕のクラスの女子、物凄く腹黒い子がいるよ。他人を見下している様子がもう嫌で嫌で」


冬馬「中学生は幼女とは言わねぇ」


翔太「えぇ……」

冬馬「大人の女というのは誰かを応援して気を引いてもらいたいって思ってるもんだ、褒めて自分をもっと見てほしい、もっと近寄りたい、そういう願望が漏れている。だが幼女は違う」


冬馬「あいつらは純粋に俺を褒めていたんだ、そしてあの瞳の奥から感じた熱い眼差し」


冬馬「それを大人の女が表現できると思うか!」


翔太「表現できるよ!大人のお姉さんだって純粋に僕たちを応援してくれる人もいるよ!」


冬馬「だろうな、だが全員がそうじゃない。それに引き換え幼女は全員俺を応援してくれている」


冬馬「あいつらは自分に酔ってなんかいない、純粋故に俺たちのことを心から応援しているんだ」


翔太「滅茶苦茶だよ!幼女だって全員そうだとは限らないじゃん!」


冬馬「いいや!全員そうだぜ!」


翔太「うぅ…こんな時に北斗君はどこ行ったのさ…」

冬馬「こんだけ言ってもわかんねぇなら…お前に幼女の素晴らしさを教えてやる!」


冬馬「来い!」グィッ!


翔太「うわっ!ちょっとどこへ連れて行くの!?」


冬馬「俺の楽園だ!」


翔太「はぁ!?」

N〇K


冬馬「おはようございまーす」


スタッフ「おお、冬馬さん。いいタイミングですね」


スタッフ「そろそろ撮影が始まるところなんですよ」


冬馬「そりゃちょうどいいぜ!翔太、そろそろ始まるぞ」


翔太「何が?」


ぞろぞろぞろぞろ…


わーわー きゃーきゃー


翔太「え?」

幼女たち「わーわー!きゃーきゃー!」ぞろぞろ…


翔太「え!?ちょっ…これって…」


北斗「準備できました、いつでも構いません」


翔太「え!?北斗君!?どうして…てかこのスタジオってどうみても…」


冬馬「そうだ、日本でもっとも有名な教育番組、お兄さんといっしょだ!」


翔太「!?」


冬馬「そして北斗はそこのメインパーソナリティーだ!」


翔太「えぇ!?僕聴いてないよ!」


冬馬「お前に言ったら茶化されるだろうと思って口止めをされてたんだが」


冬馬「そろそろ頃合いだなと思ったんだ、今のお前なら冷やかす気分じゃないだろうからな」


翔太「まぁ…確かにそんな気分じゃないけど…」

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