【モバマス】筆箱スワッピング【赤城みりあ】 (19)

※注意事項
・Pは出てきません
・無名ですがオリキャラ含みます。
・エッチな意味のスワッピングじゃないです。


 簡単に登場人物紹介。
赤城みりあ:今回のヒロイン とても可愛い。可愛いのでクラスの皆に人気 アイドルになる前の話がメイン。とても可愛い。
モバ   :Pではない みりあの同級生。周りを見下しがちな生意気なヤツ。みりあが好き。
女の子ABC :モブ よくいるキャーキャーいうのが好きな女子小学生。みりあと仲がいい。
男の子ABC :モブ よくいる生きてて楽しそうなアホな小学生。みんなみりあが好き。
先生   :モブ 怒ると怖いと評判の先生 クラスのみんなが好き。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1491692833


~放課後の小学校~

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira133227.jpg


女の子A「あっ!みりあちゃんの筆箱、新しくしたの?」


赤城みりあ「うん!買ってもらっちゃった!」


女の子A「前のやつ、女の子っぽくなかったしねー」


女の子B「ここのオレンジのボタンとかチョーかわいい!」


みりあ「えへへー!そこ、お気に入りなんだっ」



女の子B「いいな!アタシもお母さんにおねだりしよーっ」


みりあ「今使ってるやつ汚れちゃってるもんね……」


女の子B「そうなんだよねー!」


女の子C「今度みんなで買いに行かない?」


女の子A「いいねー!いつ行くいつ行く!?」

ワイワイキャイキャイ…


男の子A「あー!女子ってすぐこういう話でうるさくなるよなー!」


男の子B「なー!ほんっとうっせー!筆箱とかどうでもいいだろ!!俺なんかビニール袋に入れてるわ!」


男の子C「いやそれはダセーだろ!どういうセンスだよ!」


ワイワイガヤガヤ…


モバ「はぁ、うるさ…どっちもうるせぇだろ。静かにしろよな。」


なんだかんだ言いながらどっちも筆箱の話で盛り上がってることに違いはないし。すごくどうでもいい。




男の子A「な!モバもそう思うだろ!!」


モバ「何が?」


男の子A「いやだから赤城の筆箱そんなに可愛いか?って話だよ。ちゃんと聞いとけよなー」


モバ「あーー?」


そういわれて赤城の方を見る。嬉しそうにはにかむ赤城は……可愛い。


モバ「……知らねー。俺帰るから、じゃあな。」


男の子B「あーー!まーたお前そうやって!ほんとつまんねー奴だな!!」


男の子C「ていうか筆箱見るにしてはやたら時間かかってたよな!!!おまえ赤城のことずっと見てたんじゃねえのーー??」


モバ「は!?そんなんじゃねえし!!!」


男の子A「メッチャあやしいじゃん!!!ビンゴでしょ!!!」


男の子BC「ヒューヒュー!」




気が付くと男子がはやし出し、女子も楽しそうにこっちを見ながらこそこそと話をしている。


肝心の赤城は……


みりあ「///」


顔を真っ赤にしてうつむいてる、そりゃあこんなさわぎの的になったら誰だって恥ずかしい。てか図星な俺が一番恥ずかしい。


モバ「っるせぇよ!!別に赤城なんか好きじゃねえって言ってんだろ!!!!」


自分が帰ろうとしてたことを忘れ、怒りと恥ずかしさでついつい手を振り回してしまい、しまった!と思うよりも先に体操服入れがガラスを割った。





ガッシャーーーン!!!!!


モバ「やっべ……」

クラスメイト「……。」

男の子A「お、俺悪くねーからな!!ガラス割ったのはモバだからな!!!!!」


モバ「あ!?お前それはずりーぞ!!お前がバカなことを言うから……

先生「コラァ!!!!!!!!ガラス割りやがったな!!!!!職員室に来いこの野郎!!!」


モバ「ア!!!待てって!!話を聞い……引っ張んな!!!」


先生「!!!。もしかしてお前以外が割ったのか?」


男の子ABC「「「いや、モバが割りました」」」


先生「ほら見たことか!!!!!大体いつも遅刻とか居眠りとか……今日という今日はきっちりお話してやるからな!!!!!!」


モバ「くそっ……覚えてろよーーー!!!」




みりあ「……。」





~~~数時間後~~~


先生「ったく!もう割るんじゃないぞ!あともう夕方だからさっさと帰れよ!」


結局、1時間以上もみっちりと怒られた。むしろ体感的には6時間くらいあった気がする。


モバ「くそっ…………あいつらマジで今度会ったらタダじゃおかねえ……。」


モバ「てかランドセル教室じゃん……取りに行かねぇと。」







モバ「はぁーーーーーかったるいわーーー!」ガララッ


女の子ABC「「「……。」」」

みりあ「っ!」

みりあ「じゃあっ!」ガララッ


モバ「あっ、おい。どこ行くんだよ」


モバ「ってかこの状況は何なの?赤城泣いてたっぽいけど」


女の子A「あのね……」




モバ「赤城の筆箱が壊された!?」


女の子A「うん……。男子がね、『こうなったのもお前の筆箱のせいだぞ』って言ってみりあちゃんの筆箱をとりあげちゃって。みりあちゃんも返して!って言ってたんだけど、みんなで投げ合ったりして遊びだして……。」


モバ「それでこうなったと。どんな扱い方したんだよ」


新品だった筆箱はなんというか、無残な形になってしまった。


付いてたボタンは取れてるし、チャックも外れてる。ストラップをつける部分なんか千切れてどこかに消えてしまった。


モバ「これじゃあ、使えないよなぁ。」


女の子B「うん……みりあちゃん買ってもらったって言ってたから、多分また頼むのは気が引けちゃうだろうし。」


モバ「ってか、これ持って帰らないとそもそも明日から筆箱どうすんだよって話だよな。」


女の子C「ほんとにかわいそう……。」


女の子A「ていうか許せないのは男子だよね!!!何あの態度!それにみりあちゃんに謝りもせずに逃げちゃうし!!」


女の子B「そうだわ!!!ほんと信じらんない!!!」


あーなんか女子が男子の悪口をいう流れになってきつつある。こういうのは生産性もないし苦手だ。




モバ「とりあえず。この筆箱は赤城に返さないとだし。俺、お前らと違って家が同じ方向だから、俺が渡すわ。」


女の子A「モバ君任せていい?」


女の子B「みりあちゃん、落ち込んでるだろうから、気を付けてね?」


モバ「おん、じゃあ俺帰るから。お前らも早く帰らねーと先生に怒られっぞ。」


じゃーな、と手を振り。上履きを履き替えると。


モバ「っし!」


全速力で家まで走って帰った。






モバ「母ちゃん!!明日はいつもの30分早く起こして!!!あと部屋には入んないでくれ!!!!」


母「なに?珍しいね。ご飯はどうすんの?」


モバ「ご飯ができたらその時は呼んで!!でも部屋には入んなよ!!!」ドタドタドタ


母「はいはい、お母さんは息子の一人の空間を邪魔するほど無粋じゃないですよー。」



母「もういないじゃないの」





モバ「さてと、正直家庭科の裁ほうなんて男が聞いてどうするんだと思ってたが、まさかこんなとこで役に立つとは……。」

裁ほう箱と家庭科の教科書を机に広げて考え込む、人生って何があるかわからない。

モバ「さて、いっちょやりますか!!!!」






~~~~~



母「ねぇ」


モバ「なんだよ」


母「なんであんたの指、そんなに絆創膏だらけなの」


モバ「これは、その、アレだよ。己と戦ってたんだ」


母「はぁ?何意味わかんないこと言ってんのよ。」


父「ハハハ、まぁまぁ、男には秘密にしなきゃいけないことだってあるんだ。そうだろう?」


モバ「ま、そんな感じだ。ごっそさん!!!」


母「ちょっと!器片づけていきなさいよ!!」


モバ「後でな!!!」ドタドタドタ


母「はぁ、ちっとも言うこと聞かない。誰に似たんだか」


父「はっはっは、僕を見ないでくれよ。」




モバ「さて、チャックは治せた。ボタンもつけれた。問題は……。ここだよなぁ。」


ちぎれてしまったストラップをつける布の部分。パーツがないから直すことができないでいる。


モバ「素材がないとどうしようもねえよなぁーー。」


モバ「…………待てよ、素材ならある。素材ならあるが。」

モバ「……。母ちゃん怒るだろうなぁ。」


~~~翌日~~~



赤城母「ホントに大丈夫?いじめられてない?」



みりあ「心配しすぎだよ~そういうのじゃないから大丈夫!いってきます!」


バタン!


みりあ「ふぅ。」


モバ「よっ。」


みりあ「ひゃあ!?」


モバ「そんな驚かなくても……。」


みりあ「あ、ごめんね!?……その、珍しいね、こんな時間に登校してるの。」


モバ「用があったからな。」


みりあ「用?」


モバ「ああ……ほらこれ、お気に入りなんだろ、もっと大事にしろよな」


みりあ「あっ、みりあの筆箱……直ってる……」



モバ「ん、もとからそんな壊れてなかったぞ。」


みりあ「でも、ストラップのところとか……あれ、オレンジだったのに青色に……」


モバ「……もしかして青色嫌だったか?」


みりあ「ううん、そんなことないよ!でもこれどこかで……。あっ、モバ君の筆箱の……」


モバ「うぐ、よく見てんなお前」


みりあ「えっと、モバ君の筆箱は?」


モバ「んぁ、その紐とるのに苦戦してな。分解した。」


みりあ「ええっ!じゃあ授業中どうするの!?」


モバ「そもそも真面目にノートとかとってねぇし、大丈夫大丈夫。俺もBみたいにビニール袋に入れるわ」


みりあ「でもそれじゃ不便だよ……。ちょっと待ってね!」


赤城は自分の持ってきた筆箱、前の筆箱から筆記用具を取り出した。


みりあ「はいっ!みりあのお古だけど……無いよりましだと思うし……。」


モバ「え、いいってそんなん。悪いよ。」


みりあ「それはこっちのセリフだよ!というか……ごめんね…?嫌いな人相手に……もしかして、みりあの筆箱使うの嫌とか……」

 
モバ「あーーーーわかった!わかったよ受け取るから!。」





モバ「ってかなに、嫌いって。」


みりあ「え、モバ君が昨日 みりあなんか嫌いだー!って……」


モバ「あーーー。いや、好きじゃねえとは言ってしまったけど。別に嫌いとは言ってねえよ」


みりあ「そうなんだ、安心した~」


モバ「ってか、好きでもない奴にそんな面倒な……出来るかよ……」


みりあ「え?なんて?こしょこしょ言われても聞こえないよー?」


モバ「あぁぁぁぁぁぁ!!!!!別にいいんだよ!!!俺遅刻するから先行くわ!!!じゃぁな!!筆箱ありがとな!!」


みりあ「ええっ!まだ20分は余裕あるよ!?って、いっちゃった…………」


みりあ「ふふっ♪」







~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

諸星きらり「うっきゃーーーーー!!!!あまあまな青春だにぃ~~~~!!!」


城ヶ崎莉嘉「それでそれで!?その男の子とはどうなったのーー!?!?」


赤城みりあ「う~ん、アイドル初めてからは忙しくてお喋りする機会もすくなくなっちゃったの」


莉嘉「えーー!!!なにそれつまんない~~~~!!!」


きらり「むぅ~~、残念だけど。きらりたち、アイドルだもんね、しょうがないにぃ」


みりあ「そうだよね、今はレッスンとかお仕事とか、やること沢山だもんね!」


莉嘉「じゃあさじゃあさ!もうその男の子のことは好きじゃないの?」


みりあ「えっとね~~~~秘密!」


莉嘉「えええ~~~~!みりあちゃんのケチーー!」


きらり「まぁまぁ、莉嘉ちゃん。乙女のはーとは簡単に覗いちゃめっ!だよぉ?」


莉嘉「はーい……」


きらり「それにぃ、今でもその筆箱を大事そうに使ってるみりあちゃんを見てると、なんとなーく。わかっちゃうもんねっ」


みりあ「きらりちゃん!言っちゃだめだよぉ~!///」


莉嘉「え~~どゆことどゆことーー!!!」


みりあ「ひみつっ!!!!秘密なのーーっ!!!!!」



以上です。ご付き合いいただきありがとうございました。
「筆箱をお題に一本のSSを書く」というお話を頂き一番槍を務めさせてもらった次第です。
どこかで筆箱が題材のSSを見たらちょっと覗いていただけるとこれ幸いです。



じゃあ!HTML化して寝るわ!赤城みりあちゃんぐうかわ!!バイナラ!!!

モブとアイドルの過去作 モバ男「派遣バイトと一冬の恋」 (http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1480348784
一番新しい過去作 渋谷凛「未知なる事務所に夢を求めて」 (https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488394353

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