モバP「飛鳥に彼氏ができた!?」 (26)
※今日はエイプリルフールです。
※誰がなんと言おうとエイプリルフールです。
二宮飛鳥
http://i.imgur.com/E9T9HPB.jpg
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-4月1日-
ガチャ
飛鳥「おはよう」
モバP(以下P)「――わかりました。今日はゆっくり休んでください。お大事にー。」ピッ
P「飛鳥か、おはよう」
飛鳥「誰かお休みなのかい?」
P「ああ、ちひろさんが風邪引いたみたいだ。季節の変わり目だからお前も気を付けろよ」
飛鳥「...それは本当なのかい?」
P「嘘なんてついてどうするんだよ」
飛鳥「...そうだね。うーん」シカタナイカ
P「?」
飛鳥「それよりP、今日、時間取れるかい?」
P「今日はちひろさんが休んだ分の事務処理をしておくつもりだからその間で良ければ構わないぞ、何か相談か?」
飛鳥「そうだね、キミに折り入って話がある」
P「なんだ?また自分の在り方とかで悩んでるのか?いつもの厨n」
カレピッピ
飛鳥「実は付き合ってる人がいるんだ。俗に言う彼氏、いや共鳴者というべきか」
P「ふーん、彼氏ね...って彼氏ィ!?」
飛鳥「こ、声が大きいよプロデューサー。」
P「あ、ああすまん」
P(彼氏…?枯歯?狩死?いや彼氏だよな。というかカレピッピってなんだよ)
P「...彼氏とは通称恋人、アベックだの言われるあの?」
飛鳥「その彼氏で間違いないよ」」
P(飛鳥に彼氏...だと...。いや年頃の女の子だし色恋の問題はよくあるが飛鳥はそういうの興味ないと思ってたな)
P(待て、そういえば今さっきの飛鳥の反応に違和感があったような)
―――――――
―――――
――
P『ああ、ちひろさんが風邪引いたみたいだ。季節の変わり目だからお前も気を付けろよ』
飛鳥『…それは本当なのかい?』
P『嘘なんてついてどうするんだよ』
――
―――――
――――――――
P(わかったぞ、今日の日付は4月1日。つまりエイプリルフール)
P(ちひろさんが休みだと俺が嘘を付いてるんじゃないかと勘ぐったわけだな)
P(つまりこれは彼氏ができた振りをして俺を驚かせる演技…つまり嘘!)
P(Vi特化のSSRが出たからって演技を極めたつもりか?甘いわ、こやつ!)
P(ならこの状況を逆手に取って反撃だ)
P「・・・仕方ない、アイドルといえどやっぱり人間だからな、それが年頃の女の子ともなれば恋愛に興味が在るのも当然だ」
飛鳥「怒らないのかい?」
P「そら恋愛御法度なアイドル的には勿論宜しくないが、別にアイドルを辞めたいわけじゃないんだろ?」
飛鳥「ああ、アイドルを辞めるつもりはないよ。この話を切り出した理由はキミに隠し事はしたくなかったから…かな」
P「良かった。それに事前に話をしてくれるのも助かる、スキャンダル対策も立てれるしな」
飛鳥「...対応に慣れてるね」
P「まぁ346にも前例がないわけじゃないからな」
飛鳥「へぇ…それってうちの事務所にも恋人がいるアイドルがいるってことかい?」
P「そういうことになるな。その相手の男は俺なんだが」
飛鳥「は?」
P「お前が打ち明けてくれたんだからこれでイーブンだろ?」
飛鳥「ちなみに誰だい?」
P「それは言えないなぁ」
飛鳥「大人組かい?それとも犯罪組かい?」
P「それも言えんなぁ」
飛鳥「へぇ...ボクを信用してくれたキミには悪いがそういう態度を取るならボクにも考えがある。」
P「考えねぇ...例えば?」
飛鳥「自らがプロデュースする偶像に手を出している不届き者がいると常務に密告する」
P「飴くれるおばちゃんに報告するのだけはやめろォ!!」
P「...俺の負けだ、お手上げだよ。飛鳥の嘘に俺も乗っかっただけだ、もう種明かししてくれよ」
飛鳥「...嘘?種明かし?」
P「?今日はエイプリルフールだろ?」
飛鳥「...ああ。今日は誰もが偽りの自分を騙ることを許された日だったね.まんまとキミに欺かれたということか」
飛鳥「しかし、この件を切り出すタイミングが悪かったようだ、この話は明日にすれば良かったかな?」
P「・・・ん?いやいやいやもう恋人ができたーなんて冗談はよしこちゃんだぞ」
飛鳥「ボクの話は本当なんだが...どうも信じられないみたいだね」
P「そりゃ今日はエイプリルフールだからな、勿論」
飛鳥「では根拠を提示していくとしよう。...そうだね、手始めに彼との写真でも見せようか」
P「え?写真あんの?」
飛鳥「iPhoneに入ってる、これだ」スッ
P「どれどれ」
つ(飛鳥と銀髪イケメンのツーショット写真)
P「」
P(!??!...なんだこの銀髪イケメンは...)
P(え?こんなイケメンが彼氏なの?普通にジャ◯ーズにいそう)
P(待て待て、早合点はよせ。写真くらいどうにでもなるじゃないか)
飛鳥「これで信じてもらえたかい?」
P「...ツーショット取るくらい恋人じゃなくてもできるからノーカン。というか業界人?」
飛鳥「いや一般人だよ、ハーフらしいから日本人の見た目ではないけどね」
P「ふーん、そう」
飛鳥「信じてないね、なら彼とのL◯neの履歴を見せようか」
P「◯ine...だと...」
3/31
―ゆうま
今何してる?
―飛鳥
既読:捨てた譜面を拾ってるとこだね
―ゆうま
なにそれ笑
明日、映画でも見に行かね?
―飛鳥
既読;悪いね、明日は午後からレッスンがあるんだ
―ゆうま
そっか、レッスンがんば(^^)/
ゆうま
じゃあ日曜はどう?
―飛鳥
既読;大丈夫だと思う
―ゆうま
じゃあ映画見た後、うちくる?
―飛鳥
既読;そうだね、考えておく
4/1
―ゆうま
ひまだー
―ゆうま
やっぱり今日行きたかったー
―ゆうま
ひまだなー!
P「」
P(ゆうまって誰だよ!…飛鳥をさらっと家に誘ってるし…」
P(というかゆうまくんちょっとチャラくない?それに暇そう)
P(え?これもしかしなくてもマジな奴なの?...でもその前に一つ聞かないと)
P「関係ないけどまた譜面ばらまいてたのかお前...もしかして気に入ったのか?」
飛鳥「...少しだけ。」
飛鳥「そ、それはもういいだろう。で?これで信じてくれたかい?」
P「いやlineなんて捏造しようと思えばできるから…」
P(まだだ...まだ、俺は可能性を追い続ける!)
飛鳥「キミも中々強情だね…もう他に証明できることはこのペンダントだけだね
P「ペンダント?」
飛鳥「...彼が誕生日にくれたものなんだ、太陽と月で対になってるいわゆるペアルックって奴だね。ボクが持ってるのが月だね。最初に見せた写メにも写ってるよ」
P「ふあ!?」
P(誕生日プレゼントにペアルックゥ!?...エイプリルフールのためにここまでするか?)
P(それはわからないが,,,もう信じるしかないのか...)
P「じゃあ彼氏ができたってのは本当なのか…そうか…」
飛鳥「……幻滅したかい?」
P「幻滅なんてしてないさ、ただ個人的な理由で落ち込んでるだけだ」
飛鳥「個人的な理由かい?」
P「こう娘が嫁ぐことになった父親の気持ち…とは少し違うか。いっつもべったりだった歳の離れた従姉妹が思春期に入って急に素っ気なくなったみたいな?」
飛鳥「フフッ、なんだいそれ。キミは例えがヘタだね」
P「うるせえ、つまり落ち込んでるってことだ。...どうせちひろさんいないと仕事も進まないし今日は早めに上がるか...」
飛鳥「あー、プロデューサー。追い討ちをかけるようで悪いがキミにちゃんと紹介するために彼に来てもらってるんだ」
P「はぁ!?彼ってゆうまくんか!?」
ブー
飛鳥「ん、ちょうど着いたみたいだね。入っていいよ」
ガチャ
P「おい...」
P(待て待て待て、心の準備がまだ。『うちの飛鳥がお世話になっております』)
P(いやいやなんで飛鳥の彼氏に敬語なんだ、逆に『おうおう!よくもうちの担当に手を出してくれたなぁ?』とか?)
P(威圧してどうする...確かに言いたい気分ではあるが。ま、普段通りでいいか)
ゆうま?「...」
P(写真に写ってた通り、すっげえイケメンだな)
P(.....ん?なんか小さくね?飛鳥と身長が変わらないような…)
ゆうま?「…煩わしい太陽ね!」
P「は?…え?」
P「 は ? 」
飛鳥「クク..フフフッ..ハハハハ!!」
蘭子「此度は虚言渦巻く宴の日よ!(今日はエイプリルフールです!)」
蘭子「そして、大魔王たる我が飛鳥の共鳴者で在る!(私が飛鳥ちゃんの彼氏でした!)」
飛鳥「というわけで大成功かな?」
蘭子「大成功!」
P「...」
飛鳥「...プロデューサー?」
蘭子「我が友…おこ?(プロデューサー、もしかして怒ってます?)」
P「...滅茶苦茶怒ってると言ったら?」
飛鳥「っ...す、すまない。イタズラにしては過度な物だったと思う」
蘭子「あっあの,,,ごめんなさい...」
P(口調は捻くれてるのにこういうとこはほんと素直なんだよなこの二人)
P「...騙されたな?怒ってるなんて冗談だ。飛鳥には二度目の嘘だがこれでお愛顧ってことで」
P「それに飛鳥と蘭子がアイドル辞めるなんて展開にならなかっただけ嘘のがマシだ...一応聞くが辞める予定とかはないよな」
蘭子「言うまでもない!我が覚醒魔王への道は始まったばかりよ!(当然です!辞めるつもりなんてありませんよ!)」
P「よしよし、飛鳥は?」
飛鳥「ボクも辞めるつもりはないよ。今は偶像を演じ、キミと共に過ごす時間だけでボクは十分満たされているからね」
蘭子「なんか告白みたい?」
P「...どうも?」
飛鳥「ち、ちが......言葉がぬけていたね。キミとそしてアイドルの皆と、だ。」
蘭子「私も!飛鳥ちゃんや皆といるの、好き!」
P「蘭子、さっきから言葉言葉」
蘭子「ん゛ん゛...それより緑の天使の姿が見えぬが?(んんっ!…ところでちひろさんは?)」
飛鳥「ちひろさんなら風邪で休みらしいよ」
蘭子「火種である彼の者がおらぬとは...(企画の発案者が休みなんですね...)」
P「火種?つまり元凶はあの人だってことか?」
蘭子「うむ!原初の薪を焚べたのは緑の天使よ!(うん!このドッキリを提案したのはちひろさんです!)
飛鳥「ちなみに例のl◯neもちひろさんだね...今日凄い暇そうにしてたね、ふふっ」
P「あー、今日行きたかったは出勤して俺の騙されてるとこを見たかったてことか...明日覚えてろよあの人」
―――――――――
―――――――
――――
――
ちひろ「ぶえっくしょん!蘭子ちゃんと飛鳥ちゃん上手くやれてますかね」
ちひろ「あー私もプロデューサーさんのリアクション見たかったなー」
後日、放置された事務処理に追われ発狂する緑の事務員がいたらしい
おわり
おまけ
みく「Pチャン!大事な話があるのにゃ...」
P「なんだ?」
みく「実はみく...彼氏がいるのにゃ」
P「...そう」
みく「あれ?反応薄くない?写メもあるよ?」
P「どれどれ...これはりーなだな?」
みく「なんでわか...あっ」
P「やっぱりか、すまんなみく。もう飛鳥と蘭子が同じネタ使ったんだ、言うとネタ被りだな」
みく「に゛ゃ゛」
おわれ
エイプリルフールに間に合ったので初投稿です。
そして蘭子ちゃんと桃華ちゃん、誕生日おめでとうございます。
蘭子の誕生日にエイプリルフールネタを書いてる莫迦がいるらしい。
こんなSSを読んでくださった皆様ありがとうございました。
初投稿の過去作です。
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