桃華「3人揃って!」梨沙「ももぺあ!」ありす「べりー!!!」 (34)

アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。
書き溜めあり、短めです。

前作

桃華「魔法少女マジカルモモ!」
桃華「魔法少女マジカルモモ!」 - SSまとめ速報
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梨沙「魔法少女マジカルペアー!」
梨沙「魔法少女マジカルペアー!」 - SSまとめ速報
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桃華「ふたりは」梨沙「ももぺあ!」
桃華「ふたりは」梨沙「ももぺあ!」 - SSまとめ速報
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桃華「ふたりは」ありす「ももあり!」
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ありす「魔法少女マジカルベリー!」
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の続きとなります。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1491217229

(桃華ルーム)

桃華「今週もそろそろわたくし達主演の『魔法少女マジカルモモ』が放映される時間ですわね」

ありす「そうですね…」

梨沙「気が付いたらもうクライマックスね~」

桃華「時間がたつのは早いものですわね」

梨沙「前回でモモカの屋敷にメイドとして紛れ込んでいた敵の幹部『ユカ』にモモカが攫われちゃったのよね」

ありす「そうですね、そしてモモカさんを助けるために敵の本拠地に乗り込むところです」

梨沙「今回でユカとフミカとの決戦かしらね~」

ありす「恐らく…」

桃華「ありすさん、ハンカチ要ります?」

ありす「いえ、お構いなく…」

梨沙「そろそろ始まるわよ」

リサ『ここが…「イーヴル・カルテット」の本拠地…?』


梨沙「あら、今回はOP無いのね」

ありす「こういう特殊な始まり方は最終回が近い事を感じさせてくれますね」

桃華「なかなか感慨深いものがありますわね…」

アリス『ええ、モモカさんのGPS反応はここを指しています』

リサ『前のフミカはそれを知らなかったから追跡できたけど、今回はきっと…』

アリス『誘っている、ということでしょうね…』

ハルチン『それにここまで近づけば否応なくわかるだろ…?』

コハル『悪くて大きな魔力が3つ…敵さんも勢ぞろいみたいです~』

ヒョウ君『…』

リサ『モモカが動けない状態で3対2になったら流石にキツイわね…』

アリス『そうですね…』

ハルチン『でも、ここでウダウダ悩んでてもしょうがないだろ?』

ハルチン『腹くくって出たとこ勝負するしかねーんじゃないか?』

リサ『そうよね…』

アリス『モモカさんも心配ですし』

コハル『行きましょう~!』

(本拠地・武の間)

ユカ『ようこそ、お嬢様のご学友とペットと妖精さん達』

フミカ『お待ちしておりました…』

ハルチン『なぁ…アイツ「ペット」って言った時にオレの事見なかったか…?』

リサ『まさかアンタが「イーヴル・カルテット」の一員だったなんてね』

アリス『モモカさんはどうしたんですか?』

ハルチン『なぁ…ペットって…』

ユカ『ご心配なく、お嬢様はここの最深部でお休みになっておいでですよ』

リサ『そ、じゃあアンタ達をここでブッ倒して、モモカを叩き起こして最後の一人もブッ倒して、それで帰ってオシマイね!』

ユカ『そうですね、実にわかりやすく良い案だと思います』

フミカ『それが不可能だという点に目をつぶれば…ですが』

リサ『へぇ…?』

アリス『…』

ハルチン『ペットって…』

リサ・アリス・コハル『うるさい!!!』

フミカ『!!』

(パァァァァァ…)

アリス『しまっ…!?転移!?』

フミカ『ユカさん…こちらはお任せします…』

(シュウゥゥゥゥゥ…)

ユカ『ええ、任されました』

リサ『アリス…とついでにハルチンも居ないわね』

ユカ『フミカさんは妹さんと水入らずで「お話」をしたいらしいです』

ユカ『なので…あなたはここであたしが倒します!』

(バサァッ!)

リサ『胴着…?』

ユカ『やはり胴着は良いですね…心身ともに引き締まります』

ユカ『そちらも変身して下さい、変身前の無力な子供を殴り倒しても何も面白くありませんし』

リサ『アンタ…礼儀正しいような言葉遣いしてるけど、結構な戦闘狂ね』

リサ『いいわ!やってやろうじゃない!変身よ!』

(本拠地・書の間)

(シュウゥゥゥゥゥ…)

アリス『…こ、ここは…?』

フミカ『…ここは私の私室…兼シェルターです…』

アリス『シェルター…?』

フミカ『「アレ」が発動してしまうと外はしばらく危険ですから…長期間籠れるようになっています…』

アリス『危険…?姉さん、あなた達は一体何を…!』

フミカ『アリス…危険な外にあなたを出すわけにはいけません…お姉ちゃんとここで…ずうっと一緒に…姉妹で仲良く暮らしましょう…?』

アリス『姉さん!ふざけているんですか!?』

フミカ『私は…いたって真面目です…』

アリス『姉さん…』

フミカ『ああ、そこの妖精はどうでも良いので…出て行って良いです…』

フミカ『出口は私の背後の扉…それ一つだけです…』

ハルチン『…』

アリス『ハルチンさんもこっちに飛ばされていたんですね』

ハルチン『ああ…でもアイツの言う通り、オレは戦いじゃ何の役にも立たねえ…』

アリス『ハルチンさん、気に病まないでください、あなたは私の大切な友人の一人です』

ハルチン『アリス…』

アリス『ちょっと派手にいきますので…ハルチンさんは巻き込まれないように私の足元に居て下さい』

ハルチン『おう!お前の姉ちゃんに派手なのかまして目を覚ましてやれ!』

フミカ『アリス…この前と違って今のあなたは一人きり…この私を抜けると思わないでください…』

アリス『そんなのやってみなければ分からないでしょう?』

アリス『…変身っ!』

(本拠地・???)

モモカ『ううん…』

モモカ『はっ!?ここは…!?』

???『あっ!目が覚めた?』

モモカ『…あなたは?』

チカ『あたし?あたしはチカだよ~!よろしくね!』

モモカ『ええ、よろしくですわ…それで、ここは一体…?』

チカ『ここは「イーヴル・カルテット」の本拠地だよ~!』

モモカ『そういえばわたくし…ユカさんに襲われて…』

チカ『あの人も乱暴だよね~!気絶したモモカちゃんを「ぽーん!」って放り投げて、そのままどこかに行っちゃうんだもん!』

モモカ『なるほど…』

チカ『ねえ!もし良かったらあたしとお話しない?』

チカ『ずっとここに居たから退屈しちゃってたんだ~!』

モモカ『ええ、構いませんわよ』

モモカ『わたくしも聞きたいことがありましたの』

チカ『なになに?』

モモカ『わたくしあなたに名乗った覚えはありませんけれど…どうしてわたくしの名前をご存じなんですの?』

チカ『あ~…』

モモカ『…チカさん?』

チカ『や~!つい口が滑っちゃった!しっぱいしっぱい!』

モモカ『イーヴル・カルテットの本拠地に居るということは…つまりあなたが?』

チカ『うん、そうだよ…マジカルチェーンジ!!!』

(ズオオオォォォォ…)

チカ『あたしがイーヴル・カルテットのリーダー…イーヴル・チカ!』

モモカ『あら…まぁ…』

チカ『ふふん、どーお?驚いた?』

モモカ『そうですわね…メンバーの一人だとは思っていましたけれど、まさかリーダーだなんて…』

チカ『でしょ~!あたしは凄いんだよ~!』

モモカ『そうでしょうね…それではチカさん?』

チカ『な~に?』

モモカ『するのではなくて?「お話」を』

チカ『…わ~!』

チカ『うん!お話しよ!』

チカ『あっ、そうだ!ついでにモモカちゃんのお友達が今どうなっているかを見せてあげるね!』

チカ『フミカちゃんとユカちゃん相手にどれだけ戦えるか楽しみだね!』

モモカ『お二人が…ここに来てらっしゃるの?』

チカ『うん、ちょっと待ってね…えいっ!』

(ブォン…)

チカ『よし!みんながいるお部屋の映像出たよ~!』

モモカ『もう戦いが始まっていますのね…』

(本拠地・武の間)

リサ『リサ・パーンチ!』

ユカ『ふっ!』パァン

リサ『くっ…イナヅマ・キィーック!!!』バリバリ

ユカ『甘いっ!』ドォン

リサ『髪の毛の腕とアタシの両腕で…おらおらおらぁ!』ドドドドド

ユカ『踏み込みが足りません!』スパパパパン

ユカ『…そこです!せいやーっ!』ズンッ…

リサ『きゃああああああっ!』

(ドガァン!)

リサ『うっ…く…!アンタのそのデッカイツインテール…それも動くのね…』

ユカ『ええ、そこはあなたと同じですね』

ユカ『しかしあたしには鍛え上げられた技と肉体があります、手の数に差が無いのでしたら後は鍛錬の差が如実に出ます』

ユカ『他の魔法少女の援護が期待できないこの状況で…あなたに勝ち目はありません!』

(本拠地・書の間)

アリス『ベリー・ビット!全砲門一斉射!一点集中攻撃!』

(ドバババババババ!!!)

フミカ『対魔力障壁…着弾予測点に多重展開…』

(パキパキパッキーン!)

フミカ『…ふむ、以前に戦った時よりも威力…精度共に格段に上がっていますね…』

フミカ『アリス…すごいわ…』

アリス『涼しい顔をして…よく言いますね!』

フミカ『本当に感心しているのよ…?』

フミカ『でも…もともと防衛は私の得意分野…』

フミカ『他の魔法少女の横やりがあるならいざ知らず…この状況下でアリスが私の守りを突破することは不可能です…』

(本拠地・???)

チカ『わ~!二人ともすっご~い!』

チカ『そうだ!二人が勝ったらあの二人をここに連れてきて、モモカちゃんの目の前で怪物に変身させてあげるね!』

モモカ『怪物…』

チカ『やめて欲しい?ざんねんでした~!やめてなんかあ~げな…』

モモカ『チカさん、そういえばなのですけれど…』

チカ『…何?』

モモカ『どうしてあなた達は人を怪物に変身させるなんてことをしようと思いましたの?』

モモカ『人間界を征服…などの目的であればあなた達の実力でしたらそのような回りくどい事をする必要はありませんわよね?』

チカ『う~ん…それはもちろん、この世界の人間が許せないからだよっ!』

チカ『あたしもね、前は正義の魔法少女だったんだ!』

チカ『その時は悪い魔法使いがこの世界を征服しようとしててね、あたしも仲間と一緒にそいつと戦ってたんだ』

チカ『それで色々あってその魔法使いの脅威は去ったんだけど…その後何があったと思う?』

モモカ『ふむ…チカさん達が悪いように言われるようになった…?』

チカ『せいか~い!世界征服を企てるような魔法使いを倒せる力があるあたし達を皆怖がっちゃってね』

チカ『皆が優しくて無抵抗なのを良いことに酷い事を言ったりしたり…』

チカ『あたし達を「バケモノ」って呼びながらそんなのよりも何倍も酷いことをしてるんだもん』

チカ『だからね、あたしはアイツらを中身と同じような姿に変えてやろうって思ったの!』

チカ『直接あたし達に手を出してきた奴らも!それを止めないで見てた奴らも!』

チカ『そして…あたし達の戦いも知らないでのうのうと平和を満喫していたその他の人間たちも!』

チカ『皆醜いバケモノになってしまえば良いんだっ!!!』

モモカ『…成程』

チカ『ねえモモカちゃん、モモカちゃんは皆に魔法少女として戦っていることを隠しているよね?』

チカ『今までバケモノになって襲い掛かってきた子達に一度でも感謝された?』

チカ『折角助けてあげたのに酷い事言われたりされたりしたことはない?』

チカ『…むなしくならない?』

チカ『ねえモモカちゃん、もしよかったら…』

モモカ『…チカさん』

チカ『…何?』

モモカ『わたくしは今までなぜ戦っているのかと聞かれるたびに常に同じことを言ってきましたわ…そしてこれからも』

モモカ『わたくしはお友達や周囲の方々をみすみす見殺しにするのが嫌だからしぶしぶ戦っていますの』

モモカ『それは基本的にただの自己満足ですし、別に感謝を欲した事はありませんわ!』

チカ『そんなこと…!』

モモカ『あなたの身に昔降りかかった出来事には大いに同情いたします』

モモカ『ですが…あなたが全人類を標的にしているとおっしゃるなら…あなたと戦わざるを得ませんわ』

チカ『そっか…モモカちゃんもか…』

チカ『折角友達になれると思ったのに…!あたしを分かってくれると思ったのに!!!』

モモカ『それにもう一つ言うのでしたら』

チカ『…何よ!』

モモカ『リサさん達を舐めてらっしゃると…痛い目を見ますわよ?』

(本拠地・武の間)

ユカ『そらそらそらそら!』ドゴドゴドゴドゴ!

リサ『きゃあああああああああっ!!!』

(ズザザザ…)

ユカ『良いですね…!あたしを相手にここまでもってくれたのはあなたが初めてです!』

ユカ『あなた達を倒して計画が完了したら世界中にバケモノが沢山…もっともっと戦ってあたしはもっと強くなれる…!』

ユカ『本当に…本当に楽しみです!』

リサ『…あら、あたしにトドメも刺さずにもう先の事を考えてるの?』

リサ『その余裕…後で痛い目を見るわよ?』

ユカ『ふん…既に満身創痍のあなたに何か出来るわけでもないでしょう?』

リサ『ふふっ…そうね、悔しいけどもうアンタの攻撃を捌く力は残ってないと思うわ』

ユカ『でしたら…心静かに己の運命を受け入れなさい、無駄に苦しめるつもりはありません』

リサ『今のあたしが出来るのは…そう』

リサ『「髪の毛一本」を動かす位よ』

ユカ『…なっ!?』

(プチッ)

ユカ『あっ…あああ…』バサァッ…

リサ『アンタは自分の魔法で髪の毛を操作してるんじゃなくて、その髪留めで髪の毛を操ってるんでしょ?』

リサ『それを壊してしまえば…って、アンタどうしたの?』

ユカ『あああ…ダメです…こんな…あたしは…自分を律して…強くないと…!』

リサ『なにいきなりしおらしく…手で髪の毛束ねても動いたりしないわよ?』

ユカ『しおらしくなんて…あたしは…わたしは…戦わないと…負けたら…』

リサ『なんだか分からないけど…決めさせてもらうわよ!』

リサ『ペアー…フラーッシュ!!!』

(ズバァァァァァァァ…)

ユカ『ああああああぁぁぁ…ユ………カ……r……』

(ドオオオォォォォォン…)

(本拠地・書の間)

アリス『私のありったけの魔力を…!』

(ズドバババババ…)

フミカ『無駄です…』

アリス(ベリー・ビットの一つで姉さんの頭上を崩して…!)

(パシュッ)

フミカ『物理防御…上部方向に集中展開…』

アリス『くっ…!』

フミカ『ふふふ…アリス…疲れたでしょう?』

フミカ『諦めてお姉ちゃんと一緒にお休みしましょう?』

フミカ『お姉ちゃんに任せておけばもう何も心配ないから…ね?』

アリス『…ハルチンさん』

ハルチン『な、なんだ?』

アリス『サッカー…お好きでしたよね?』

ハルチン『あ、ああ』

アリス『私もやってみたいです、付き合って…もらえますか?』

ハルチン『お、おう!ここを出たらいくらでも付き合って…』

(ドカッ!)

アリス『…いいえ、今すぐです』

ハルチン『うぎゃあああああああああ!!!』ビューン

フミカ『なっ…!物理防御を…しまった!先ほどの落石がまだ頭上に…!防御…不能…!?』

(ゴスッッッッッッ!)

アリス『「…トモダチはボール」…こちらの世界の伝説的なサッカー選手の言葉だそうです…』

ハルチン『ち…ちげえ…』ガクッ

フミカ『ううっ…こ、この程度で…まだ…!』

アリス『…いいえ、終わりです』

フミカ『…アリス…!』

アリス『この距離なら障壁は張れませんね?』

フミカ『…しかし…そちらも、攻撃することは出来ませんよ…?』

アリス『それはどうでしょう』スウウゥゥゥ…

フミカ『…!』

アリス『お姉ちゃんなんか………大っっっっっっっっ嫌い!!!!!!!』

(きらい……きらい………らい…………らい………い……)

フミカ『…………コフッ』(吐血)

(ドサッ)

アリス『…さあハルチンさん、いつまでも寝てないでモモカさん達を探しますよ』

ハルチン『お前…ここから帰ったらサッカーについて一からみっちりと叩き込んでやるからな…!』

アリス『ふふっ、楽しみにしています』

桃華「わたくしはこちらは撮影現場で見ていなかったのですけれど…このような形で決着していたのですね」

梨沙「それぞれの決戦だからなかなか派手だったわね~」

ありす「…あの後が大変でしたけど」グスッグスッ

桃華「そういえばフミカさんの吐血、血糊にしてはいやにリアルですわね?」

梨沙「あっ、それアタシも思った!」

ありす「…あれは…その…本物です」

桃華「ええっ!?」

梨沙「…よっぽどショックだったのかしら」

桃華「お芝居だとしても、ありすさんに面と向かって『大嫌い』だなんて言われてしまったら…」

ありす「本当に…本当に大変だったんですから…」グスッグスッ

桃華「なるほど…」

梨沙「その結果が…」

ありす「はい…」

桃華「ありすさんの後ろにぴったりと抱き着いている文香さんなのですわね…」

文香「アリス…ありすちゃん…ゆるして…ぐすっ…」

ありす「大丈夫ですから!あれはお芝居ですから!」

文香「…」ギュウウウウウウ

ありす「ここしばらくはずっとこんな感じでして…」

梨沙「ちっちゃい子が夜に出くわしたら泣くわよ、これ…」

(本拠地・???)

チカ『…』

モモカ『さて…次はわたくし達の番でしょうか?』

チカ『…』

モモカ『あら?チカさん?戦意喪失ですの?』

チカ『うるさいなぁ…』ヒュッ

モモカ『なっ…!』

(ドガァァァァン!)

モモカ(変身後)『くっ…不意打ちだなんて…!』

チカ『それじゃあモモカちゃん、遊ぼうか』

チカ『でも…遊ぶにはもっといいところがあるねっ!』シュッ

(ガシッ!)

モモカ『うぐっ…!?』

チカ『いちめいさま、ラストバトルにごあんな~い!』

(パァァァァァ…)

モモカ『これは…転移の魔法ですの…!?』

(タッタッタッタッ…)

リサ『モモカ!』

アリス『ご無事ですか!?』

モモカ『あっ…お二人と』

(シュンッ!)

リサ『消えた!?』

コハル『これは…転移魔法ですね~』

ハルチン『くそっ!ここまで来て…!』

アリス『どこに向かったかはわかりますか!?』

コハル『移動先は…えっ!?』

(シュウウウウゥゥゥン)

チカ『とうちゃ~く!』ブンッ

モモカ『きゃあっ!』ドシャッ

モモカ『こ、ここは…学校…!?』

チカ『そうだよ!モモカちゃん達が通っている学校!』

チカ『これからモモカちゃんをお友達の前で…ぼっこぼこにしてあげるね♪』

<つづく>

ありす「友人たちの前で、最強の敵を相手に孤立無援…どうなるんでしょうか…!」

梨沙「最後の辺りは一緒に撮影したけど、チカとの戦いはアタシ達居なかったからよくわかんないのよね」

桃華「うふふ、それは来週のお楽しみですわ」

ありす「ううう…気になります!」

梨沙「とりあえず、予告を見てみましょ」

『チカの転移魔法により、学校で戦うことになってしまったモモカ』

『見慣れたはずの場所で、最後の戦いが始まってしまう』

『次回、最終話:別れ』

モモカ『いつか…また!』


ありす「情報が少ないです…!」

梨沙「もったいぶるわね~!」

桃華「うふふ、モモカの最後の活躍に乞うご期待、とだけ言っておきますわ!」

文香「…ありすちゃん、知りたいのでしたら…先の展開を…」

ありす「文香さん!それを言ったら本当に怒りますよ!」

文香「ああっ…その…ご…ごめんなさ…ふえぇ…」ジワッ

ありす「ああっ!そ、その…ネタバレは無しで放送で楽しみたくてですね?ちゃんと文香さんの事は大好きで…」オロオロ

梨沙「まだまだ文香が安定するまでには時間がかかりそうね」

桃華「それでは、気分転換にお茶にしましょうか」

桃華「文香さんのために気分の落ち着く香りのお茶を淹れましょう」

梨沙「そうね、それじゃあ食堂に行きましょ!」

ありす「そうですね…文香さん、行きましょう」

文香「はい…」

(バタン)

おわりです、お付き合いありがとうございました。

次回でこの「魔法少女桃華シリーズ」は一区切りの予定です。

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