ツイッターで見かけた凛がミニカーを咥えると言う、
天才としか思えない発想の画像に影響された三時創作SSです。
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凛(事務所のドアをガチャッと開けながら入ってくる)
凛「おはようございまーす…、あれ、まだ誰も居ないのかな?」
凛「珍しいな…、ちひろさんも居ないし…(部屋の周りキョロキョロ)」
凛「このソファーの周りに散らかってる年少組のおもちゃ箱の中身がソファーに散らばってるのを見ると、
子供達は居るみたいだけど……」
凛「もう…、遊んだら片づけなさいっていつも言ってるのに…」
(ブツブツ呟きながらおもちゃ箱に、積み木、みよと名前の書かれたミニカー、人形等を放り込んでいく)
凛「ふう…こんなもんかな…(片付いたソファーに座って)」
凛「ふわぁあああ……、期末テストが近いせいか昨日は夜遅くまで勉強してたからかな…?? 眠気が酷い……」
凛「花粉が出て来たせいか、花粉症で鼻が詰まって眠りが浅くて寝不足だし……」(鼻グズグズ)
凛「ちょっと横になって休ませて貰おう……(目を擦りながらソファーに横になると、ほどなく爆睡しはじめた)
凛「zzz……、zzz……」
(パタパタと賑やかに駆けて来て)薫「レッスン、早く終わって良かったねっ!!」
仁奈「うんっ! はやく遊びの続きしよー!!」
千佳「うん! …あ、待って、おもちゃ置いてた所、凛おねーちゃんが来ておやすみしてるよ??」
みりあ「あっ、ほんとだ……、お仕事一杯してるからおつかれさまなのかな……??」
仁奈「じゃましないようにしないと……おひるねさせといてあげるでごぜーますよ」
千佳「うん、じゃあ、おもちゃ箱もって移動しよっか。 ……それにしても……」
仁奈「うん…すっごいお口開いてるでごぜーます……」
凛(花粉症で鼻が詰まって口呼吸してる所為か、大口開けて爆睡中)「zzz…、zzz」
薫「のどちんこがまる見えだー! 見て見て!かおるのグーがお口に入るよ!!」(拳出し入れ)
仁奈「あはは!おもしろーい!!」
みりあ「ちょww やめなよ、かおるちゃん……w」(止めながらもクスクス笑い堪える)
千佳「他にも何か入るかなー??(おもちゃ箱ゴソゴソ)積み木!は無理そうだし……」
仁奈「お人形さんはウエッてくるからやめとくでごぜーますよ」
みりあ「赤ちゃんとかが間違えて飲み込まない様に苦くなってるんだよね、
ウチは妹が居るから気を付けないと、ってママが言ってた」
千佳「ミニカーはどうだろ…」(恐る恐る凛の口にミニカーを運んでみると、すっぽりジャストフィット)
仁奈「wwwwwwwwwwwwwww」
薫「wwwwwwwwwwwwwwww」
千佳「ちょwwwwwwwwwwwww」
みりあ「これはwwwwwwwwwww」
(凛がミニカー咥えて横になってるのを見て、声を抑えながら笑い転げる四人)
凛「う、ううん……」(その気配を感じて、僅かに身じろぎ)
四人「!!!!!!!!!!」
薫「起こしちゃったかな…??」
千佳「起きちゃって、こんないたずらしてたのバレたら怒られるよね……」
みりあ「うん……、もうやめよ??面白かったけど…」(凛が咥えてるミニカー取ろうと手を伸ばす)
みりあ「………………」
薫「どしたの?みりあちゃん??」
千佳「早く取らないと、凛おねーちゃん起きちゃうよ??」
みりあ(真っ青な顔で振り向き)「………………凛おねーちゃん、ミニカーがっちり咥えちゃって離さない……」
千佳「えーーーーっ!!??」
薫「わっ、ほんとだ……、全然とれない…」(グイグイ)
仁奈「や、やべーでごぜーます……」
千佳「ど、どうしよう……」
薫「このままだと怒られちゃう……」(ブルブル)
みりあ「そうだ!こしょこしょくすぐれば、くすぐったくて離すかも!!」
三人「それだ!!」
(四人で凛の脇や足の裏こしょこしょ)
凛「ふぅん!!ふぐっ! ふっ!んぐっ!!」(擽られて見悶えするけど増々歯を食いしばって、満面の笑みでミニカーを咥える)
薫「だ、だめだぁ…」
千佳「ますます強く噛んじゃったよぉ…」
みりあ「どうしよう……」
(四人が途方にくれていると、モバPが廊下から事務所に入ってくる)
モバP「うーす、おはようー、みんなレッスンどうだったー??………って…」
(途方にくれて立ちすくんでる四人の背後で、満面の笑みでミニカー咥えて寝てる凛を発見)
モバP「…………」
仁奈「あっ…」
薫「あっ、あのねっ」
千佳「これはっ、そのっ」
みりあ「ち、ちがうの!とにかく違うの!!」
モバP「あっはっは!!!なんじゃこれ!!爆笑モンだなぁ、オイ!!」
(スマホで凛のミニカー咥えてる寝顔を連射撮影して操作しながら)
モバP「ツイッターで拡散したろwwwwwwwwコレは一大ムーブメントの予感ですぞwwwwwwwww」」
薫「あっ」
千佳「だ、大丈夫かなぁ…」
みりあ「大丈夫じゃないと思う……どうしよ……」
仁奈「何だかもうれつにいやなよかんするでごぜーますよ……」
こうしてモバPの手によってアイドル達の中に拡散された画像は、アイドル達によって瞬く間に拡散され、
そのファンから更に拡散、そして更に……、凛のミニカー咥えた画像は一日にして世界に拡散されたのだった……。
その翌日……
未央「いやー、それにしても一気に広がったねぇ、しぶりんの画像っ」
卯月「はい……あんまりおもしろかったのでつい拡散しちゃったんですが……もしかしてまずかったでしょうか……??」
未央「凄い勢いで広がってたから、もう一人がどうとか言う話じゃないから大丈夫だと思うけど……、
問題はしぶりんだよねぇ……全世界に大恥曝しちゃったから、烈火の如く怒ってると思うヨ」
卯月「はい……そうですよね……」
(二人がそう話していると、ドドドと音を立てて足音が事務所に迫る)
(蒼の剣を振りかざして事務所のドアを蹴り開けて入ってくる)
凛「プロデューサーは何処っ!?あの馬鹿プロデューサーは何処だっ!!」
未央「どうどう、しぶりん、落ち着いて」
卯月「まず、グラブルの剣は仕舞いましょう、危ないから」
凛「残念だけど二人の頼みとは言え、ソレは聞けないね……、
もうゲージは溜まってるからあの馬鹿プロデューサーにぶっぱするだけだよ……」(ギラリ)
二人(アカン)
ちひろ「プロデューサーさんなら、ジャパリパークにフレンズをスカウトしに行くって言って有給取ってますけど…」
凛「逃げやがったな、あの野郎……」
ちひろ「まぁまぁ、あの画像が拡散されたのも悪い事ばっかりじゃないんですよ??あの車を咥えてるアイドルは誰だ?
って問い合わせが海外からも殺到してるんですから。ピコ太郎現象ですね」
未央「すごーい!」
卯月「凛ちゃん、世界デビューですねっ!!」
凛「比較対象が芸人さんじゃ素直に喜べないよ……」
ちひろ「それに、ソレが原因かは分からないんですが、ニュージェネにCMの依頼も入ってるんですから素直に喜びましょうよ??」
未央「えっ、ホント??」
卯月「うわぁ……、しかも此処、国内有数の自動車会社じゃないですか!!」
ちひろ「悪名も無名に勝る、ってトコですかね??
このCMは国内にもバンバン流れますので、アイドルランクもぐーんとアップしますよ~??」
凛「………へぇ…、それはまぁ、悪くないかな…」
ちひろ「コンセプトはまず、未央ちゃんがドレスに身を包んで高級外車でエスコートされる恋人としての車のCM」
未央「おおー、アダルティですなぁ」
ちひろ「卯月ちゃんは学校の制服で父親に送り迎えされてる、家族向けのファミリーカーのCM」
卯月「普段、パパに送り迎えして貰ってる時の感じで良いんですかね??頑張ります!!」
ちひろ「凛ちゃんはそこの会社の車のミニカーを咥えて 凛「蒼の剣を受けよ……アイオライト…」(プルプル)
未央「しぶりん!どうどう!!」
卯月「落ち着いて!凛ちゃん!!必殺技はまずいですよ!!」(慌てて凛を羽交い絞めに抑える)
凛「なんで私だけミニカー咥えるんだよ!!何がそれが原因でCM来たか分からない、だよ!!間違いなくアレが原因だよ!!」
ちひろ「まぁまぁ……たとえソレが原因だとしても一流企業からのオファーで、しかも凛ちゃんがメインですから此処はグッと堪えて……」
凛「何がメインだよ!その扱いはメインじゃなくてオチ扱いって言うんだよ!!」
凛「初めて来た大手からのCMの依頼がこんな扱いだなんて…… もうやだ、あのプロデューサーを殺して私もしぬ」
未央「うーん、上げて落とされた形だから、完全にしぶりんの目からハイライト消えたねぇ」
卯月「物騒な事言い始めましたしねぇ…、しばらくプロデューサーさん帰って来れないですよ、コレ」
ちひろ「仕事溜まってるのに困るなぁ……」
その後、プロデューサーはしぶりんに対抗してガンプラを丸のみしようとしたインドのアイドルの所で、
調子こいてアドバイザーとして参加してた所をしぶりんに発見されて、ダルシムステージみたいな場所で奥義を炸裂されてしんだ。
モバP「まあ、スタドリ飲んだら治ったんだけどな」
未央(一体どうしたら死ぬんだろうな……、この人……)
【完】
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