・デレマスSSです
・杏/奈緒/紗南/ありすがボードゲームをやるだけの番組のSSです
・あなたの中のキャライメージと違う場合があります
・ゲームのプレイングはゆるゆるです
・ゲームのルールは番組用に一部変更している場合があります
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490946875
奈緒「始まりました『ボードゲーム部活動記録』!」
杏「第2回だよー」
ありす「この番組は、私たち4人がボードゲームを遊ぶ番組です」
紗南「今回は何のゲームをやるの?」
奈緒「今回あたしたちがやるゲームは『アルゴ』だ!」
『アルゴ』
算数オリンピック委員会/東京大学数学科学生有志/ピーター・フランクル 共同開発
プレイ人数:1~4人
ありす「ブラフはサイコロを使ったゲームでしたけど、今回はカードゲームなんですね」
紗南「いろんなタイプのボードゲームがあるからねー」
杏「アルゴはどんなゲームなの?」
奈緒「アルゴの売り文句は『頭のよくなる推理カードゲーム』だな」
奈緒「アルゴでは、それぞれ0~11の数が書かれた黒と白のカード24枚を使うぞ」
奈緒「まずはこの24枚のカードを混ぜてシャッフルして、各プレイヤーが1枚ずつ引くんだ」
奈緒「というわけでみんなも1枚ずつ引いてくれ」ドロー
ありす「わかりました」ドロー
紗南「はーい」ドロー
杏「ほいさ」ドロー
奈緒「で、引いたカードによって手番が決まるぞ」
奈緒:[黒8]
ありす:[黒2]
紗南:[白9]
杏:[白10]
奈緒「引いたカードが小さい順に手番が回るぞ。今回はありす→あたし→紗南→杏→ありす→……の順番だな」
奈緒「ちなみに、『同じ数字を引いた場合は、黒のカードの方が小さい』扱いになるぞ」
奈緒「手順を決めたところで、さっき引いたカードを戻してもう一度シャッフルして、各プレイヤーに2枚ずつ配って、残った16枚を山札として中央に置くんだ」
奈緒「そうしたら、各プレイヤーは自分のカードを『左から小さい順に』伏せて並べてくれ」
奈緒「この時も『同じ数字は黒の方が小さい』扱いな」
ありす:[黒?][黒?]
奈緒:[白?][黒?]
紗南:[黒?][黒?]
杏:[黒?][黒?]
奈緒「さて、ここから相手のカードを当てていくゲームの始まりだ」
奈緒「手番のプレイヤーは、最初に『山札から1枚カードを引く』んだ。というわけでありす、1枚引いてくれ」
ありす「はい」ドロー
奈緒「引いたら、そのカードをあたしたちに見られないように確認してくれ」
ありす「……はい、確認しました」
奈緒「そうしたら、ありすはそのカードと場に出ている情報から、他のプレイヤーのカードを当てるんだ」
ありす「えっ、難しくないですか?」
奈緒「ああ、最初は殆どノーヒントだからな。ほぼあてずっぽうだな」
杏「せいぜい奈緒の白のカードが11じゃないってことぐらいだよね、現状でわかるの」
奈緒「ん?あーそうだな。で、どのカードに当てにいくかを決めたら、そのカードの前に『今引いたカード』を置いて、推理した数字を宣言するんだ」
奈緒「まずはその宣言が外れてた時の処理を説明するか」
奈緒「宣言が外れた場合、手番のプレイヤーは引いたカードを表向きにして、左から小さい順に並べるっていうルールに従って自分のカードの列に並べるんだ」
紗南「なるほど、外したら自分のカードのヒントになっちゃうと」
奈緒「そういうことだ。で、宣言が当たっていた場合、当てられたプレイヤーは当てられたカードを表向きにする」
奈緒「そうしたら、手番のプレイヤーは『続けて他のカードを当てにいく』か、『引いたカードを裏向きのまま自分の列に並べる』かを選ぶことになる」
ありす「なるほど、当てることができれば情報を与えずに自分の場のカードを増やすことができると」
奈緒「そうだな。そして、宣言を外すか自分の列に並べるかしたら、次のプレイヤーに手番が移って、同じように宣言をしていくんだ」
奈緒「これを繰り返していって、自分のカードが全て表向きになったら脱落、最後まで残ったプレイヤーの勝ちってわけだな」
奈緒「さて、とりあえず基本のルールは説明し終わったな。何か質問はあるか?」
杏「特になーし」
紗南「今のところ大丈夫だよ!」
ありす「私も大丈夫です」
奈緒「それじゃ、このまま始めるか。というわけで、ありすの宣言からだな」
※ここからははありす視点で進めていきます
ありす:[黒?(5)][黒?(11)]
奈緒:[白?][黒?]
紗南:[黒?][黒?]
杏:[黒?][黒?]
引いたカード:[白?(1)]
ありす「あてずっぽうって厳しいですね……」
ありす(引いたカードは白1なので外してもそこまで痛くないのが救いですね……)
ありす(場に多く出ている黒から攻めるべきなのか、それとも白から攻めるべきなのか……)
ありす(……そもそも誰から攻めるべきなんでしょうか?)
ありす(……とりあえず、手番が一番遅い杏さんから攻めましょう)
ありす「片っ端から宣言します。杏さんの一番左のカード、『0』です」
杏「……まぁ、最初は端から攻めるよねぇ。正解」
ありす:[黒?(5)][黒?(11)]
奈緒:[白?][黒?]
紗南:[黒?][黒?]
杏:[黒0][黒?]
ありす「まさか当たるとは思いませんでした」
奈緒「これは運がよかったなー。さて、どうする?このまま攻めるか?」
ありす「いえ、当たる気がしないので引いたカードを列に入れて終わります」
ありす:[白?(1)][黒?(5)][黒?(11)]
奈緒:[白?][黒?]
紗南:[黒?][黒?]
杏:[黒0][黒?]
ありす(今のところ3枚裏向きで優勢ですかね)
奈緒「次はあたしの手番だなー」ドロー
引いたカード:[白?]
奈緒「さて、どうするかなー……」
奈緒「うーん、まぁ一番多いありすか。一番右が『11』」
ありす「……0と11は引くとちょっと損ですね。あたりです」
ありす:[白?(1)][黒?(5)][黒11]
奈緒:[白?][黒?]
紗南:[黒?][黒?]
杏:[黒0][黒?]
奈緒「おっ、ラッキー。それじゃおとなしく終わるか」
ありす:[白?(1)][黒?(5)][黒11]
奈緒:[白?][白?][黒?]
紗南:[黒?][黒?]
杏:[黒0][黒?]
ありす(奈緒さんが優勢ですかね。紗南さんと杏さんに期待しましょう)
紗南「あたしのターン、ドロー!」ドロー
引いたカード:[白?]
紗南「とりあえず奈緒さんを攻めたい。というわけで一番左、『1』で」
奈緒「残念、はずれだ」
紗南「うーん、そうそう当たらないかー。痛くないのが救いだけど」
ありす:[白?(1)][黒?(5)][黒11]
奈緒:[白?][白?][黒?]
紗南:[白0][黒?][黒?]
杏:[黒0][黒?]
ありす(紗南さんは白の0でしたか。あまりヒントになりませんね……)
杏「さて、次は杏の番だね」ドロー
引いたカード:[白?]
杏「裏1枚しかないし、当てておきたいけども。奈緒の一番左『2』」
奈緒「残念、2でもないぞ」
杏「ぐぅ、これは色々と痛い」
ありす:[白?(1)][黒?(5)][黒11]
奈緒:[白?][白?][黒?]
紗南:[白0][黒?][黒?]
杏:[黒0][黒?][白7]
ありす(奈緒さんのカードなかなか当たりませんね……。杏さんのカードはかなりいいヒントになりそうですね)
ありす「2週目ですね」ドロー
引いたカード:[黒?(8)]
ありす(パッと見は杏さんの真ん中のカードが当たる確率高そうですが、今までの情報から奈緒さんの左のカードも当てやすそうですね……)
ありす(杏さんのカードは『1』『2』『3』『4』『6』『7』の6択)
ありす(奈緒さんのカードは『3』『4』『5』『6』『7』『8』の6択)
ありす(……同じ確率なら優勢な方を攻めましょう)
ありす「奈緒さんの左のカードを攻めます。『3』です」
奈緒「うーん、ここまで連続で攻められるとなー。正解だ」
ありす:[白?(1)][黒?(5)][黒11]
奈緒:[白3][白?][黒?]
紗南:[白0][黒?][黒?]
杏:[黒0][黒?][白7]
ありす「やりました。これで終わります」
ありす:[白?(1)][黒?(5)][黒?(8)][黒11]
奈緒:[白3][白?][黒?]
紗南:[白0][黒?][黒?]
杏:[黒0][黒?][白7]
ありす(とりあえずトップになりましたが、白1はすぐに当てられてしまいそうですね……)
奈緒「よーし、あたしの番だな」ドロー
引いたカード:[黒?]
奈緒「うーん、ありすの情報が殆どないのがきついなー……」
奈緒「とりあえず、ありすの一番左、『1』か?」
ありす「あたりです」
ありす:[白1][黒?(5)][黒?(8)][黒11]
奈緒:[白3][白?][黒?]
紗南:[白0][黒?][黒?]
杏:[黒0][黒?][白7]
奈緒「うーん、もう少し攻めるか。ありすの左から2番目、『3』か?」
ありす「いえ、違います」
奈緒「あー、ダメかー」
ありす:[白1][黒?(5)][黒?(8)][黒11]
奈緒:[黒2][白3][白?][黒?]
紗南:[白0][黒?][黒?]
杏:[黒0][黒?][白7]
ありす(黒2では奈緒さんの残りの2枚のヒントにはなりませんね……。まぁ、まだ同数ですし、何とかなるでしょう)
紗南「ドロー!」ドロー
引いたカード:[白?]
紗南「うーん、これが来るかー……」
紗南「よし、それじゃあどんどん攻めよう。奈緒さんの右から2番目、『4』で!」
奈緒「当たりだな」
ありす:[白1][黒?(5)][黒?(8)][黒11]
奈緒:[黒2][白3][白4][黒?]
紗南:[白0][黒?][黒?]
杏:[黒0][黒?][白7]
紗南「よし、このまま攻めるよ。ありすちゃんの左から2番目、『4』!」
ありす「残念ながらはずれです」
紗南「ありゃ、残念」
ありす:[白1][黒?(5)][黒?(8)][黒11]
奈緒:[黒2][白3][白4][黒?]
紗南:[白0][黒?][黒?][白11]
杏:[黒0][黒?][白7]
ありす(紗南さんのカードはまたしても他のカードのヒントにならない数ですか……)
杏「さて、どうしようかなー」ドロー
引いたカード:[黒?]
杏「うーん、とりあえず、ありすの左から2番目、『5』?」
ありす「あたりですね……」
ありす:[白1][黒5][黒?(8)][黒11]
奈緒:[黒2][白3][白4][黒?]
紗南:[白0][黒?][黒?][白11]
杏:[黒0][黒?][白7]
杏「紗南のカードを暴くのは他の人に任せたー」
ありす:[白1][黒5][黒?(8)][黒11]
奈緒:[黒2][白3][白4][黒?]
紗南:[白0][黒?][黒?][白11]
杏:[黒0][黒?][白7][黒?]
ありす(裏向き1枚でほぼノーヒントの紗南さんを攻めるのはちょっと厳しいですね……)
ありす「3巡目にもなるとそこそこ情報がありますね」ドロー
引いたカード:[黒?(3)]
ありす(紗南さんのカードはどちらも出てないのほぼすべてカードがありうる)
ありす(奈緒さんのカードは『6』『7』『9』『10』の4択)
ありす(杏さんのカードは『1』『4』『6』『7』の4択と、『9』『10』の2択)
ありす「……杏さんの一番右のカードを狙います。『10』で」
杏「残念、はずれだよ」
ありす「うぅ、2択を外してしまいましたか……」
ありす:[白1][黒3][黒5][黒?(8)][黒11]
奈緒:[黒2][白3][白4][黒?]
紗南:[白0][黒?][黒?][白11]
杏:[黒0][黒?][白7][黒?]
ありす(はずれましたが、杏さんの一番右のカードは9とわかったので、次で当てましょう)
奈緒「そろそろ紗南を何とかしないとなんだけども」ドロー
引いたカード:[白?]
奈緒「うーわー、これかー……」
奈緒「……よし、紗南の左から2番目、『1』か?」
紗南「当たりだよー」
ありす:[白1][黒3][黒5][黒?(8)][黒11]
奈緒:[黒2][白3][白4][黒?]
紗南:[白0][黒1][黒?][白11]
杏:[黒0][黒?][白7][黒?]
奈緒「よし、このまま攻めるか……」
奈緒「杏の左から2番目、『4』か?」
杏「いんや、違うよ」
奈緒「あー、外したかー。できる限り当てたかったんだけどなー」
ありす:[白1][黒3][黒5][黒?(8)][黒11]
奈緒:[黒2][白2][白3][白4][黒?]
紗南:[白0][黒1][黒?][白11]
杏:[黒0][黒?][白7][黒?]
ありす(紗南さんの裏向きが1枚になって、杏さんも9がわかっているので実質残り1枚ずつですね)
紗南「だんだん見えてきたし、当てていくよ!」ドロー
引いたカード:[白?]
紗南「まず、杏さんの左から2番目、『6』だね!」
杏「正解」
ありす:[白1][黒3][黒5][黒?(8)][黒11]
奈緒:[黒2][白2][白3][白4][黒?]
紗南:[白0][黒1][黒?][白11]
杏:[黒0][黒6][白7][黒?]
紗南「次に、奈緒さんの最後の1枚、『10』だね!」
奈緒「あー、当てられたかー」
ありす:[白1][黒3][黒5][黒?(8)][黒11]
奈緒:[黒2][白2][白3][白4][黒10]
紗南:[白0][黒1][黒?][白11]
杏:[黒0][黒6][白7][黒?]
奈緒 脱落
紗南「あとはー、うん、今回は引いておこうかな」
ありす:[白1][黒3][黒5][黒?(8)][黒11]
奈緒:[黒2][白2][白3][白4][黒10]
紗南:[白0][黒1][黒?][白?][白11]
杏:[黒0][黒6][白7][黒?]
ありす(次の杏さんのターンで私のカードが当てられなければ、紗南さんとの一騎打ちですね)
杏「さーて、引くカード次第ではこのターンで決着を付けないとね」ドロー
引いたカード:[白?]
杏「ふむふむ……。それじゃまずはありすの残り1枚、『8』」
ありす「あっ……。はい、あたりです……」
ありす:[白1][黒3][黒5][黒8][黒11]
奈緒:[黒2][白2][白3][白4][黒10]
紗南:[白0][黒1][黒?][白?][白11]
杏:[黒0][黒6][白7][黒?]
ありす 脱落
杏「で、次、紗南の真ん中、『7』」
紗南「ありゃ、あたりー」
ありす:[白1][黒3][黒5][黒8][黒11]
奈緒:[黒2][白2][白3][白4][黒10]
紗南:[白0][黒1][黒7][白?][白11]
杏:[黒0][黒6][白7][黒?]
杏「さて、これなんだよねー……」
杏「……よし、残り1枚、『8』で」
紗南「はずれだよ杏さん!」
杏「あー、外したかー」
ありす:[白1][黒3][黒5][黒8][黒11]
奈緒:[黒2][白2][白3][白4][黒10]
紗南:[白0][黒1][黒7][白?][白11]
杏:[黒0][黒6][白7][黒?][白10]
紗南「それじゃあ、1枚引いて宣言!『9』!」
杏「せいかーい」
ありす:[白1][黒3][黒5][黒8][黒11]
奈緒:[黒2][白2][白3][白4][黒10]
紗南:[白0][黒1][黒7][白?][白11]
杏:[黒0][黒6][白7][黒9][白10]
杏 脱落
勝者 紗南
紗南「やったー前回のリベンジ達成!」
奈緒「紗南おめでとう。杏もおつかれー」
ありす「お疲れ様です。もう1戦やりましょう」
杏「もう1戦するぐらいの時間はありそうだしいいんじゃない?」
紗南「あ、カンペが出てるね。『2戦目はペアプレーでお願いします』……ペアプレー?」
奈緒「よし、それじゃペアプレーの説明をするぞ」
奈緒「といっても、基本ルールは今の4人プレーと同じなんだけどな」
奈緒「ペアプレーは2対2に分かれるチーム戦なんだ」
奈緒「まずはさっきと同じようにプレイヤーの手番の順番を決めるぞ」
ドロー
ありす:[黒10]
奈緒:[白1]
紗南:[黒0]
杏:[黒8]
紗南→奈緒→杏→ありす→紗南→……
奈緒「各チームが交互に手番が来るようになるぞ」
奈緒「この場合だと、紗南と杏、あたしとありすがそれぞれチームになるな」
奈緒「というわけで、よろしくなありす」
ありす「はい、よろしくお願いします」
紗南「よろしくね杏さん!」
杏「こちらこそよろしくー」
奈緒「さて、さっきは各プレイヤー最初は2枚ずつだったが、ペアプレーだと6枚ずつ配られて、山札はないぞ」
奈緒「というわけで6枚ずつ配るから、さっきまでと同じルール通りに並べてくれ」
紗南:[黒?][黒?][黒?][白?][黒?][黒?]
奈緒:[白?][黒?][黒?][白?][黒?][白?]
杏:[白?][黒?][白?][白?][白?][白?]
ありす:[白?][黒?][白?][黒?][黒?][白?]
奈緒「さて、相手のカードを当てる前に、手番のプレイヤーは『トス』を宣言することで、仲間のカードを見ることができるぞ」
奈緒「この時見せるカードは、カードを見せる側が選ぶから注意な」
奈緒「で、その後は相手のカードを当てるわけだけど、山札がないから自分の裏向きのカードを使って当てるんだ」
奈緒「もちろん外したら使ったカードを公開することになるから、どのカードを使うかも重要になるな」
奈緒「さて、これでペアプレーでのルールの説明は終わったし、早速紗南から始めてくれ」
※ここからありす視点で進めていきます
紗南:[黒?][黒?][黒?][白?][黒?][黒?]
奈緒:[白?][黒?][黒?][白?][黒?][白?]
杏:[白?][黒?][白?][白?][白?][白?]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒?(11)][白?(11)]
紗南「それじゃあまず杏さん『トス』!」
杏「あー、どれトスするか結構悩むね……」
杏「とりあえず右から3番目のこれを見せておこう」
紗南「ふむふむ、なるほどね……」
紗南「それじゃああたしの一番左のカードを使って、ありすちゃんの一番右から攻めよう。とりあえず『11』で!」
ありす「……あたりです」
紗南:[黒?][黒?][黒?][白?][黒?][黒?]
奈緒:[白?][黒?][黒?][白?][黒?][白?]
杏:[白?][黒?][白?][白?][白?][白?]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒?(11)][白11]
紗南「おっ、ラッキー!それじゃもう1つ!右から2番目も『11』!」
ありす「それもあたりです」
紗南:[黒?][黒?][黒?][白?][黒?][黒?]
奈緒:[白?][黒?][黒?][白?][黒?][白?]
杏:[白?][黒?][白?][白?][白?][白?]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
紗南「この流れで行くよ!右から3番目、『10』!」
ありす「いえ、違います」
紗南「あー、流石にそこまで続かないかー」
紗南:[黒0][黒?][黒?][白?][黒?][黒?]
奈緒:[白?][黒?][黒?][白?][黒?][白?]
杏:[白?][黒?][白?][白?][白?][白?]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
ありす(そうそうに2つ開けられたのは痛いですね……。紗南さんのカードは確定していたカードですし……)
奈緒「それじゃありす、『トス』だ」
ありす「わかりました」
ありす(どれを渡せば奈緒さんの役に立ちますかね……)
ありす(黒1を見せれば白0もわかってくれますね、これにしましょう)
ありす「左から2番目のこれを渡します」
奈緒「なるほど……」
奈緒「よし、一番右のカードを使って、まずは杏の一番右、『9』だな」
杏「せいかーい」
紗南:[黒0][黒?][黒?][白?][黒?][黒?]
奈緒:[白?][黒?][黒?][白?][黒?][白?]
杏:[白?][黒?][白?][白?][白?][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
奈緒「それじゃこのまま、杏の右から2番目、『8』で」
杏「それも当たりー」
紗南:[黒0][黒?][黒?][白?][黒?][黒?]
奈緒:[白?][黒?][黒?][白?][黒?][白?]
杏:[白?][黒?][白?][白?][白8][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
奈緒「続けて杏の右から3番目、『7』」
杏「連番だとこれが辛いねー、あたりだよ」
紗南:[黒0][黒?][黒?][白?][黒?][黒?]
奈緒:[白?][黒?][黒?][白?][黒?][白?]
杏:[白?][黒?][白?][白7][白8][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
奈緒「この調子で左から3番目、『6』で」
杏「そこまで続かないなー、はずれ」
紗南:[黒0][黒?][黒?][白?][黒?][黒?]
奈緒:[白?][黒?][黒?][白?][黒?][白10]
杏:[白?][黒?][白?][白7][白8][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
奈緒「……あー、そうかー」
ありす(奈緒さんが開けてくれたおかげで逆転しましたね)
ありす(杏さんの左から3番目が6でないのなら白6は持っていない)
ありす(奈緒さんが6を持っているのならそもそもその宣言しませんね)
ありす(そして私は白6を持っていない)
ありす(ということは紗南さんの唯一の白が6ですね)
ありす(であれば、その右2枚は7,9,10のいずれかですが、紗南さんはさっき私の黒に10を宣言したので、7と9ですね)
ありす(……あれ、奈緒さんの右から3番目が6でないのなら、最大4ですよね)
ありす(同じく杏さんの左から3番目も4以下なので、2人とも黒の5と6は持っていない)
ありす(つまり、紗南さんの残り2つは5と6ですね)
ありす(……この勝負もらいましたね)
杏「へい紗南、『トス』!」
紗南「うーん、あたしの白のカード見せておこうっと」
杏「……はいはい、なるほどね」
杏「それじゃ一番左のカードを使って、奈緒の右から2番目、『10』だね」
奈緒「当たりだな」
紗南:[黒0][黒?][黒?][白?][黒?][黒?]
奈緒:[白?][黒?][黒?][白?][黒10][白10]
杏:[白?][黒?][白?][白7][白8][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
杏「それじゃこのまま右から3番目、『5』かな?」
奈緒「いや、違うな」
杏「ありゃ、外したかー」
紗南:[黒0][黒?][黒?][白?][黒?][黒?]
奈緒:[白?][黒?][黒?][白?][黒10][白10]
杏:[白1][黒?][白?][白7][白8][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
紗南「……んー?あー……」
ありす(とりあえず私の手番で紗南さんを脱落させましょう)
ありす「奈緒さん、『トス』をお願いします」
奈緒「あいよ、左から2番目のこれ見せとくかな」
ありす(なるほど、黒の5ですか……)
ありす「……えっ?」
ありす(なんで奈緒さんが黒の5を持ってるんですかね……?)
ありす(どこかで間違えた……?)
ありす(いったいいつ間違えたんですかね……)
ありす(……いえ、今は確定している情報から、紗南さんと杏さんの手札を考えるのが先ですね)
ありす「……すみません、少し時間を下さい」
杏「んー?私ははいいよー。紗南は?」
紗南「あたしも少し時間が欲しいからいいよ」
ありす「ありがとうございます」
紗南:[黒0][黒?][黒?][白?][黒?][黒?]
奈緒:[白?][黒?(5)][黒?][白?][黒10][白10]
杏:[白1][黒?][白?][白7][白8][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
ありす(奈緒さんの左から2番目が5ということは、真ん中2つは両方6以上)
ありす(白の7以上は全て公開されているので、白黒両方6で確定ですね)
ありす(……奈緒さんの杏さんへの6宣言はブラフでしたか)
ありす(私と奈緒さんが持っていなくて、公開されていない黒のカードは、2,3,4,7,9の5枚ですか)
ありす(杏さんの黒のカードは2,3,4はありうるけど、7,9はありえないので、紗南さんの右2枚は7と9ですね)
紗南:[黒0][黒?][黒?][白?][黒?(7)][黒?(9)]
奈緒:[白?][黒?(5)][黒?(6)][白?(7)][黒10][白10]
杏:[白1][黒?][白?][白7][白8][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
ありす(まずは確定したものから開けていきましょう)
ありす「一番左のカードを使って、紗南さんの一番右のカード、『9』です」
紗南「あたりだよー」
紗南:[黒0][黒?][黒?][白?][黒?(7)][黒9]
奈緒:[白?][黒?(5)][黒?(6)][白?(7)][黒10][白10]
杏:[白1][黒?][白?][白7][白8][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
ありす「そのまま右から2番目、『7』です」
紗南「それもあたりー」
紗南:[黒0][黒?][黒?][白?][黒7][黒9]
奈緒:[白?][黒?(5)][黒?(6)][白?(7)][黒10][白10]
杏:[白1][黒?][白?][白7][白8][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
ありす(さて、ここから残りがどういうパターンがありうるのか整理しましょう)
※確定しているカード省略
パターン1
紗南:[黒2][黒3][白3]
奈緒:[白2]
杏:[黒4][白4]
パターン2
紗南:[黒2][黒4][白4]
奈緒:[白2]
杏:[黒3][白3]
パターン3
紗南:[黒3][黒4][白4]
奈緒:[白2]
杏:[黒2][白3]
パターン4
紗南:[黒3][黒4][白4]
奈緒:[白3]
杏:[黒2][白2]
ありす(ありうるのはこの4パターン……だけのはずです)
ありす(なので、3パターンで4の紗南さんの白を狙いましょう)
ありす「続けて紗南さんの右から3番目、『4』」
紗南「うわー、それも当たり」
紗南:[黒0][黒?][黒?][白4][黒7][黒9]
奈緒:[白?][黒?(5)][黒?(6)][白?(7)][黒10][白10]
杏:[白1][黒?][白?][白7][白8][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
ありす「では、左から3番目も『4』です」
紗南「当たりだよー。まずいねこれ」
紗南:[黒0][黒?][黒4][白4][黒7][黒9]
奈緒:[白?][黒?(5)][黒?(6)][白?(7)][黒10][白10]
杏:[白1][黒?][白?][白7][白8][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
杏「ん?……あー、してやられたねこれ」
ありす(紗南さんの最後の1枚は2/3で3ですね……)
ありす「紗南さんの最後の1枚、『3』ですか?」
紗南「……当たりー。いやー、まいったなー」
紗南:[黒0][黒3][黒4][白4][黒7][黒9]
奈緒:[白?][黒?(5)][黒?(6)][白?(7)][黒10][白10]
杏:[白1][黒?][白?][白7][白8][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
紗南 脱落
ありす「やりました。では杏さんの左から2番目、『2』です」
杏「当たりー」
紗南:[黒0][黒3][黒4][白4][黒7][黒9]
奈緒:[白?][黒?(5)][黒?(6)][白?(7)][黒10][白10]
杏:[白1][黒2][白?][白7][白8][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
ありす「杏さんの最後の1枚は私にはわからないので、奈緒さんに任せて終わります」
奈緒「よーし任せろ!杏の左から3番目、『2』だ!」
杏「はーい正解」
紗南:[黒0][黒3][黒4][白4][黒7][黒9]
奈緒:[白?][黒?(5)][黒?(6)][白?(7)][黒10][白10]
杏:[白1][黒2][白2][白7][白8][白9]
ありす:[白?(0)][黒?(1)][白?(5)][黒?(8)][黒11][白11]
杏 脱落
勝者:奈緒・ありすペア
ありす「お疲れ様でした」
奈緒「おつかれー」
紗南「お疲れ様!」
杏「おっつー」
ありす「やりました、この番組で初勝利です」
奈緒「おめでとさん」
紗南「おめでとー!」
杏「おめでとー。いやー、それにしても奈緒のブラフに見事に引っかかったね」
奈緒「ん?あたしなんかやったっけ?」
紗南「杏さんの白に対して6を宣言したやつだよね」
ありす「トスで気が付いて驚きました」
杏「あれがなかったら奈緒の白に6で宣言してたからねー」
奈緒「あー、あれかー。あれ単純にあたしが6持ってるの忘れてただけなんだよなー」
杏紗南ありす「えっ」
奈緒「9、8、7と続いたからその勢いで6って言っちゃってさー。あたしのカード公開してから思い出した」
紗南「なんだろう、ブラフだったら奈緒さんが上手かったってなるけど、うっかりだと無性に悔しくなるね」
杏「怪我の功名だねー」
ありす「奈緒さん前回もそういううっかりというか慢心みたいなことしてませんでしたか?」
奈緒「うぐ。そういうことがないように気を付けてはいるんだけどなぁ……」
紗南「なんというか、奈緒さんらしいよね」
杏「うっかりしても最終的には勝ってるしいいんじゃない?結果が全てだよ」
奈緒「うーん、うっかりしないに越したことはないんだよなぁ……」
ありす「あ、奈緒さん、『そろそろ締めてください』ってカンペが出てますよ」
奈緒「よーし、それじゃ締めるぞー」
奈緒「えー、今回のアルゴは、番組の尺の都合で『1ラウンド制』『チップなし』にルールを変更してプレイしました」
奈緒「公式ルールは、全員が1回ずつ親をやる複数ラウンド制で、付属のチップを使ったポイント制になります」
奈緒「付属の説明書やアルゴ公式ホームページで詳しく説明されていますので、そちらでご確認ください」
奈緒「というわけで今回はここまで」
奈緒「前回と今回でプレイ時間が中時間のゲームが続いたので、次回は短時間で1試合が終わるゲームをやるらしいぞ」
奈緒「それではまた次回お会いしましょう」
杏奈緒紗南ありす「ばいばーい」
終わりです
数字の大小がわかればプレイできるので、小学生でもプレイできるのがいいですね
小学校でプレイして盛り上がったので、かなり思い入れがあるゲームですね
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