猫「我輩は猫である。名前はまだない」【安価】 (46)

我輩は猫である。名前はまだない。どこで生まれたか見当もつかぬ。

そこで>>4
我輩の名前を決めてはくれぬかの。
我輩にはそれが必要だ。

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猫肉

ポチ

ダイゴロウ

我輩は『ダイゴロウ』であるか。
ふむ、よい名であるな。
では改めて、我輩はダイゴロウ。早速なことに我輩がいるのは暗闇である。
洞窟のような場所で我輩の声がよく響いておる。
しばらく前進してみるとしよう。

しばらく歩いてみたがここは明かりでも点いているのかね。
少し明るく、辺りが見えるのう。
まあ我輩には関係のないことだが。
おや、強い光が見えてきたのう。果たしてどこに通じているのか。


}}>>8で場所指定

闘技場のリング

保健所

銃を不法に量産する工場

}}外に出るとそこは昼間の地上。
山の中(というより山に近くて自然がある)であり、地面はコンクリートである。
目の前には保健所がある。

ふむ…山の中であるのか?
あれはなんだ。どこかで見たことあるような気がするが…
まあよい、あそこへ行ってみるか。

}}保健所は現代の作りで、入り口は自動ドアになっている。

ダイゴロウ「入るのはいいのだが、どこから入ればよいのか」


}}自動ドアの前まで歩きドアが開く

ダイゴロウ「ほわぁ!?
ほ、ほう…勝手に開くのか。これはびっくりした。初めて見る気もしないがまあよい。
中はどうなっている。」


}}中は無人であり、人のいる気配がまるでない


}}>>14何か変わったところや不自然なところはあるか(無しもあり)

ksk

人間、猫、犬の白骨死体が散乱している

}}保健所の中に「人間」はいなかったが、人間の白骨死体が数体も転がっている。
人間だけなく猫や犬の白骨死体が大量にあり、死臭が充満している。

ダイゴロウ「これは一体どうなっている。死体だらけではないか。」



}}ダイゴロウは恐る恐る進んで行き、辺りを見渡す。

ダイゴロウ「化け猫でも居たのかね。みんな食われているではないか。」


}}死体は皆完全に骨になっていて肉片のひとつもなかった。

ダイゴロウ「ここで何が起こったのか。面白そうだ、少したむろしていくか。」


}}ダイゴロウは>>19へ足を運ぶ

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地下室

とりあえず下へ降りてみるか。だいたいこんなことする奴は"根暗で穴倉が好き"だからなぁ。


}}ダイゴロウは毛並みを整えながらそんなことを考えていた。
彼は毛づくろいが終わると地下へ続く階段を降りていった。
地下1階へ着いたダイゴロウが目にしたのは上の階と同じく、人間や動物の白骨死体ばかりだった。


やれやれここもか。食いしん坊な奴であるな。

}}とりあえず地下を歩き回るダイゴロウ。
白骨死体は中学校の実験室にある骸骨の標本のようにきれいな物であり
だいたいが身体の一部がガタガタに壊れていた。
ダイゴロウはそれらの死体を舐め回すように見ながら奥へ進んでいく。

皆きれいになぶられておるな。


}}奥へ進み、突き当たった場所はケージが数十個置いてあった。
そのほとんど何者かによって破壊されたものであり、大量の猫や犬の死体があった。

ふむ、ざっと見ただけで50くらいは食っているのかの。
どんだけ腹が空いてたのか。かわいそうな奴らではあるの。こんな物で閉じ込められていたのだろう。
その上骨になるまで食われるとは。


}}ダイゴロウはその場を後にさらに階段を降りていく。
それ以上階段はなくそこが一番深い場所のようだ。
ここも上と同じような状態だった。
ここでダイゴロウが違和感を感じ取る。
>>24で指定

森では絶対に嗅げない(薬の)強烈な臭い

「ここが一番したのようだな。やれやれここも上とおな…ぐしゅぅ!?」

ダイゴロウはその階に充満していた臭いに衝撃を受けた。
自分が今まで嗅いだ事もないような強烈な臭い。
ダイゴロウは鼻がもげるような薬品の激臭に足を止めていた。

「この臭いはなんだ。人間が作った薬品か。まったくとんでもないもんを使いよって」

ダイゴロウはそう思案して上へ帰るかと迷っていた。
人間や動物の白骨死体と薬品が入っていただろうスプレーや変わった機械が至る所に散乱しているその階は
あまりダイゴロウは好きじゃなかった。

「上へ帰るか、ここは気分が悪くなる」

その場を後にしようとしたダイゴロウ。
しかし、彼が後ろへ振り返ったとき何か物音がしたのだ。

ペチャ…ヌチャ…

その音は地下の奥から聞こえてくる。
ダイゴロウは気になった。あの音は何なのか。何かがいるのか。
気になったのと同時に悪寒が彼の身体を震え上がらせる。
何か獣でもいるのではないかと思いダイゴロウは急いで階段を上がった。

「何かいたな。ここはちょっと危ないのかもしれない。こんなところで何があったんだ。」

ダイゴロウは1階まで上がり入り口まで来ていた。
本能が"あそこへ進んではならない"と警報を鳴らし、とりあえず逃げてきたが
もう少しここを探検してみたいという気持ちもあった。

「上に昇る所もあるようだがどうするかの」

ダイゴロウは悩んだ末あと"一回"だけこの建物を見てみよう2階へ続く階段へ昇っていった。
2階へ上がる途中踊り場にも案の定人間の死体があった。
服が食い破れて骨もまるでデカイ口をした化け物が口の中で咀嚼しながら食べていったかのように
骨がバラバラになっている。

そう思っていたダイゴロウは2階へ昇り、辺りを見渡した。
なんとも奇妙なことに2階はどの階のそれとは違い白骨死体がなかったのだった。
その代わり紙やダンボールや薬品が入っているのだろう瓶が散乱している。



今後の展開に期待

荒れ放題になっているが死臭や薬品の臭いがしない2階の広間を
ダイゴロウは戸惑い無く足を進めた。
人間の作った人工物特有の部屋の臭いに少しワクワクしながら辺りを見渡す。

広間には廊下がいくつかあり、ダイゴロウはざっと確認してみた。
廊下にある扉はいずれも開けっ放しである。

廊下は全部で3つある。
どの廊下も似たような状態。

正面の廊下、右隣の廊下、左奥の廊下
>>31でどこに進むか指定

かほく

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右隣の廊下

}}>>32を指定

ダイゴロウはなんとなく自分に一番近い右隣の廊下を進んでいった。
部屋を覗いてみれば誰かが荒らしていった形跡があり、印字された紙が灰色の床を覆っていた。

「めぼしい物がないと逆に奇妙であるな。恐ろしいものだ。」

ダイゴロウは地下にいた謎の存在に心の片隅で恐怖を覚えていた。
"もしかしたら2階に上がってきて、我輩を食ってしまうのではないのか"
そんなことを考えながらも彼は好奇心に負けてここに来てしまった。
いざとなったら速歩で逃げるなり、高い所まで逃げるなりすればいい。
そんなことを勝算の内に入れて彼はそれでも不安を感じて廊下を探索していく。

「おや、あそこの扉はしまっているな。」

廊下の突き当たりは窓があり、その近くに扉があるのだが
多くの扉が半開きやそれ以上に開いているのに対し、その扉は僅かに開いている状態だったのだ。

「何かありそうな匂いがするのう。ちょっと入っていみるか」

ダイゴロウは扉に足を掛けて半開きにする。

ぎぃぃ…と音がなるその扉が開くと同時に部屋の中から音が聞こえてきたのだ。
中に何者かがいるようでドタッ!と音を鳴らしている。

ダイゴロウはその音にびっくりして飛び上がってしまった。

「ぬぉ!?誰かおるな!下におったやつか?」

扉から距離をとったダイゴロウは数秒の間、扉をじっと観察している。
音はしなくなったが、静寂が支配する不安の空気はジリジリとダイゴロウの心を締め付けていた。

「どうするかの…やはり戻るか。だが、下の奴のような気配はせぬな。」

思案に辛れながらもダイゴロウは勇気を持って部屋に侵入する決意をする。
音と気配を殺して一歩ずつ忍び寄るダイゴロウ。不安が優っていたが、この脚に追いつけぬ奴などいないと考えており
中の様子を覗ってみる。

}}中には何者かがいる。
>>36で指定できる。

研究者の亡霊

ダイゴロウが恐る恐る部屋を覗いてみた。
部屋は先ほど見てきた部屋と同じような状態であった。
しかし、部屋の窓に人影がある。
逆光で暗い影を落とすそのシルエットは白衣のような物を着た男ようなものだとダイゴロウは見えた。

「お…お前は…」

近づいてよく見ると男の着ている白衣は何かに引き裂かれたような風貌であり
その体と部屋のあちこちに血の跡があることに気がついたダイゴロウは警戒心を強めた。

「なんだこの人間は」

ダイゴロウはその男に何か感じた。
それは何なのか検討がつかず、もし鏡を見ていればまぬけな顔をしているだろうと彼が感じるような、ひょとんとした表情をしていた。

やがてダイゴロウはあることに気が付く。
白衣の男の体は不均等な間隔で透けているのだ。
さらに重症を負っているにも関わらず男は疲労や苦痛の表情を見せていない。
ここでダイゴロウはあることを思いつく。

「もしかしてこれが幽霊というやつか」

ダイゴロウは興味津々な顔をして男を見ていた。
「これが人間たちが話す幽霊というやつではないのか。聞いている通りに体は透けていて如何にも幽霊みたいな顔をしておる。」

ダイゴロウは男を凝視している。
初めて会った亡霊の存在にダイゴロウは興味を惹かれていた。

そうやってダイゴロウが見つめている間も
白衣の男はこちらを見つめたままである。
ダイゴロウには恐怖心はなかった。彼に敵意がないことを感じているからである。興味深く自分を見つめているダイゴロウにに白衣の男は歩み始めた

安価待機

「なんだただの猫か」
白衣の男はそうつぶやき、安堵のため息を吐いた。
それでもまだ少し緊張の糸は切れてないのか、少しだけ顔に恐怖の色を取り戻しつつあった。

「どうしようかの。此奴(こやつ)が本当に幽霊なのか確かめてみたい」
ダイゴロウはいたずらに男の正体を暴いてやろうと思案していた。
彼にとっては初めて「幽霊なのかもしれないもの」に出会ったのだ。もしそうであれば感激ものだと、
彼の心はワクワクとした躁病の太鼓を鳴らしていたのだ。

「さて、此奴のことをどうしてくれようか。」
ダイゴロウはウキウキに鼻をくすぶりながら考えている。

}}>>45でダイゴロウが幽霊の証明するための行動を指定

遠くない?
安価↓

先ずは飛び付いて触れられるか

ジャンプ&猫パンチ

「そうじゃ。確か幽霊は人や物をすり抜けるのだったな。」
ダイゴロウは背筋を伸ばしてゆらゆらと体を揺さぶり男に狙いを定める。

ニャー!

ダイゴロウは思い切り男に飛びついた。
すると予想通りに男の体をすり抜けてしまったのだ。

「ほうこりゃ面白い。本当にすり抜けるのだな。」
目に見えてるのにすり抜ける幽霊の存在に益々興味を抱き
ダイゴロウは男に駆け寄り、脚に猫パンチを食らわせる。
彼の猫パンチは何度もすり抜けその様を楽しんでいた。

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