ヴィーネ「もう貯金が底をつく…」 (20)
短いと思います
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ヴィーネ「何か悪いことしなきゃ…」
ヴィーネ「生活費も苦しいし…何かないかネットで調べてみましょうか」
ヴィーネ「へぇー、エアコンって1 キロ100円もするんだ…ってちょっと!一つ30キロとして3000円…」
ヴィーネ「けど流石に人の家のを盗る訳には…あ!廃墟とか心霊スポットとかのエアコンってもう誰も使ってないわよね?」
ヴィーネ「悪い事も出来てお金も手に入る…最高じゃない!そうと決まれば下準備しなくちゃ♪」
~数日後
サターニャ「ヴィネット、ホントに積み込みするだけでバイト代出してもらえるの?」
ヴィーネ「そうよ、ただこのワンボックスカーに荷物を積むだけの高給バイトよ!」
サターニャ「分かったわ!このサタニキア様に任せておきなさい!けどこのワンボックスカーどうしたの?」
ヴィーネ「これ?これは免許証偽装してレンタカーで借りてきたのよ」
サターニャ「え…それってSSS級悪魔行為じゃないの…」
ヴィーネ「目的のためには手段は選ばないわ!行くわよサターニャ」
サターニャ「わ、分かったわ!」
~廃旅館
ヴィーネ「あるある!お宝の山じゃない!」
ヴィーネ「よっし、まずはネットで見た通り室外機の配管を切って中のガスを抜いてっと…」プシュー
ヴィーネ「ガスが抜けたら完全に切り離して、中のエアコンを取り外すっと」ガコッ
ヴィーネ「中々いいペースじゃない!この調子でガンガン行くわよ!」
ヴィーネ「このくらいか、おーいサターニャー!」
サターニャ「私の出番ね!どれを積み込むの?」
ヴィーネ「ここにあるエアコンと室外機全部このワンボックスカーに積み込んでもらえる?」
サターニャ「結構あるわね…けど今月は魔界通販で買いすぎちゃったし頑張るわよ!」
ヴィーネ「その調子よサターニャ!」
ぼちぼち投下していきます
~~~
サターニャ「ふぅ…ヴィネット、全部終わったわよー」
ヴィーネ「サターニャお疲れ様。じゃあ行きましょうか」
サターニャ「どこに行くの?」
ヴィーネ「これを買い取ってくれる業者よ」
サターニャ「え…これって犯罪なんじゃ…」
ヴィーネ「サターニャ、私達は何だったっけ?」
サターニャ「あ、悪魔よ…」
ヴィーネ「でしょ?悪魔ならこれ位は余裕で出来なきゃ駄目なの。分かる?」
サターニャ「わ、分かったわ…そうよね私達悪魔だものね!」
ヴィーネ「分かってくれたならそれでいいの♪さ、行きましょうか」
~産廃屋
ヴィーネ「すいませーん」ブロロ
おっさん「お、美人なお客さんだねぇ」
サターニャ「おっさん分かってるじゃない!」
おっさん「だろぉ?で今日はどんなご用件で?」
ヴィーネ「エアコンを買い取ってほしいんですけど」
おっさん「おぉーこりゃまた大量だね!じゃあ重さ測るからその間にここに名前と免許証お願いね」
サターニャ「え、ヴィネットまずくない?」
ヴィーネ「大丈夫よ全て問題ないわ」
ヴィーネ「月乃瀬卯月っと…」
おっさん「うん、どっちも問題無いね。で、重量が1034キロだったから全部で103400円だけど大丈夫かい?」
ヴィーネ「そ、そんなにあったのね…」
サターニャ「ちょっとヴィネット、ホントにこれ大丈夫なの?」
ヴィーネ「た、多分大丈夫よ。多分ね…」
おっさん「まぁお二人さんはこれからもご贔屓にって事で105000円にしとくよ。はいこれ」
ヴィーネ「ありがとうございますおじさん。絶対にまた来ますね!」ブロロ
~~~
ヴィーネ「じゃあサターニャの取り分ね」つ3万
サターニャ「え!さ、三万円も貰っていいの?」
ヴィーネ「当たり前よ!サターニャはちゃんと働いたんだし相応の対価よ」
サターニャ「ヴィネット!またこのバイトあれば絶対に呼んでね!」
ヴィーネ「もちろんよサターニャ!」
~~~
ヴィーネ「ガヴー、奢ってあげるから水が800円もするイタリアン食べに行かない?」
ガヴ「おいおいヴィーネ、昨日はアホみたいに私のバイト先でコーヒー飲んでたし流石に生活費ヤバイだろ…」
ヴィーネ「何言ってるのよガヴ、私は悪魔なんだからお金なんてどうにでもなるわよ」
ガヴ「私の昨日の晩御飯なんて炒った豆だったのに」
ヴィーネ「炒った豆!?」
ガヴ「悪いけど今日は外せないイベントがあるからまた今度な」
ヴィーネ「そうなの…じゃあはい、これ上げるわね」
ガヴ「お前これ高給ヘッドセットじゃん、なんで…」
ヴィーネ「たまには友達にプレゼントをげようと思ってね」
ガヴ「ありがたく貰うけど私に見返りなんて期待するなよ」
ヴィーネ「別に何かくれって言ってるんじゃないのよ。ただもしもの時に力を貸してほしいの」
ガヴ(?)
ガヴ「まぁそんなことなら」
ヴィーネ「けど多分大丈夫よ、ちゃんと足がつかないように軽トラじゃなくてワンボックスカー使ってるし、指紋も取られてないからね」
ガヴ「お前何言ってんの?」
ヴィーネ「あ、こっちの話だから気にしないで」
ヴィーネ「しょうがないから今日の晩御飯はスーパーで黒毛和牛でも買って帰りましょうか」
ガヴ「最近のヴィーネの金遣いは私でも及ばないな」
ヴィーネ「ふふっ、なんたって悪魔ですからね」
グラサン「月乃瀬、警察の方がお前に話があるそうなんだが」
ヴィーネ「え!?」
ガヴ「なんだよお前、もしかしてヤバイ事やってるんじゃ」
ヴィーネ「べ、別にそんなこと無いわよ。多分何かの事件の聞き込みか何かよ
ガヴ「そうか、まぁ行ってらっしゃい」
ヴィーネ「ええ行ってくるわ」
ヴィーネ(だ、大丈夫よね…指紋も取られたことないし、免許証も偽装だし)
警察「あなたを窃盗の容疑で逮捕します」
ヴィーネ「いやいやいやいや!私何もしてませんし証拠はあるんですか!?」
警察「ありますよ。まずは監視カメラの映像と貴方が一致してますし、貴方の使ったボールペンの指紋と、ある喫茶店で貴方が使ったカップの指紋が一致してます」
ヴィーネ(や、ヤバい…けど大丈夫!今からガヴを読んでアリバイをでっち上げれば!)
ヴィーネ「そ、その日は友達と遊んでて…今から連れてきてもいいですか?」
警察「分かりました」
ガヴ「え、なんで私連れてこられたの?」
ヴィーネ「ほらさっきガヴがもしもの時に力を貸してくれるって言ったじゃない」
ガヴ「そうだけど、こんな事になってるとは」
警察「では天真さん、貴方はこの月乃瀬さんと一緒に居たのですね」
ガヴ「いえ、家で一人でゲームしてました」
ヴィーネ「ちょっ!ガヴ!?」
おわり
ガチで悪いことしてるヴィーネさんが見たかっただけなんです
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