【ニューダンガンロンパV3】モノクマ「オマエラには体重裁判を行って貰います!」 (30)

・ニューダンガンロンパV3のSSです

・紅鮭団基準ですが10日制限は無しです

・ネタバレ&キャラ崩壊ありです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490509436

【学級裁判場】

赤松「た、体重裁判…?」

モノクマ「オマエラには超高校級のデブが誰か、を当てて貰います!」

最原「いきなり呼び出されたと思ったらなんでそんなことを…」

モノクマ「ここに連れてきてもう3か月も経つのに、オマエラ全然進展しないから皆飽きてきてるんだよね!」

モノクマ「テコイレ…ダヨ」

モノクマ「あと裁判を楽しみにしてた人達がガッカリしちゃったってのもあってね!」

モノキッド「ヘルイェーッ!何でもいいから学級裁判をやれってうるせぇ奴らがいるんだぜ!」

白銀「そんなの私聞いてな…じゃなくて、何でそんなことしなきゃならないの!?」

百田「てか体重ってなんだよ!」

天海「要は誰の体重が一番重いか当てればいいんすかね?」

王馬「そんなの鉄で出来てるキー坊に決まってるじゃん!ゲームにならないよ!」

キーボ「ボクは小型軽量化を重ねて今のボディになったんです!鉄だから重いという先入観はやめて貰いたいですね!」

白銀「突っ込むところそこなんだ…」

星「待て、確かゴン太が一番重いんじゃなかったか?」

ゴン太「確かにゴン太はキーボくんより大きかったと思うけど…ええっ!?ゴン太がオシオキされるの?」

天海「どっちにしてもゲームにならないっすね」

王馬「モノクマ~。どうせルールに続きがあるんでしょ?早く説明してよ」

モノクマ「ハイハイ。え~、まず最初に言っておきますが今回は男子の体重は関係ありません!
     比べるのは女子の体重だけで~す!」

入間「はあー!?女子だけだとー!?」

茶柱「それでは男死はノーリスクじゃないですか!不公平です!」

モノクマ「だって男が体重のことで言い争うなんてキモいだけだも~ん。
     もちろん外れたら男子のみんなにもオシオキを受けて貰うけどね!」

モノファニー「男女平等なのか不平等なのか良く分からないルールだわ~」

茶柱「うぐぐ…確かに男死の体重なんて知りたくもないのは事実ですが…」

入間「ふ、ふざけんな!オレ様は反対だぞ!」

王馬「そうだよねー。入間ちゃんは反対しなきゃまずいもんねー」

百田「?まずいって何がだ?」

真宮寺「クックック…僕は気づいたヨ」

東条「なるほど。そういうことね」

最原(東条さん、何か見ながら頷いてるな。あれは電子生徒手帳…?)

最原「そうか!電子生徒手帳にはみんなの身長体重が載ってるんだ!」

アンジー「そういえばあったねー。どうでもいいから読み飛ばしてたよー」

最原(そうしてみんな一斉に電子生徒手帳を見始めた)

入間「ま、待て!見るな!見ないでぇーーー!!」

夢野秘密子 39kg

夜長アンジー 41kg

春川魔姫 44kg

白銀つむぎ 51kg

茶柱転子 52kg

東条斬美 52kg

赤松楓 53kg

入間美兎 56kg

王馬「にしし、これで決まりだね!」

入間「ま、待て!オレ様はアレだ、トレーニングのために50kgの重りを着けててだなぁ…!」

白銀「6kgは生きてられる体重じゃないよね…」

王馬「往生際が悪いぞ雌豚!デブに人権はないんだよ!」

入間「ぴぐぅ…!」ビクンビクン

天海「それにしてもみんなスタイル良いっすね。入間さんもこれでデブ認定するのは可哀想な気がするんすけど」

最原(確かに…それにこんなにすぐ分かるんじゃ裁判の意味が無いんじゃ…)

東条「モノクマ、ちょっと聞きたいのだけれど」

モノクマ「ハイハイ何かなー?」

東条「この電子生徒手帳のデータは現在の体重なのかしら?」

モノクマ「うぷぷぷ、いいところに気がついたね。
     そう!そのデータは電子生徒手帳を作った時点での体重なのです!」

星「じゃあ今の体重は分からねえってことか…」

入間「ほれ見ろ!オレ様は無実じゃねーか!」

王馬「うるさいなあ。他の女子にも可能性が出てきただけで
   元が一番重い入間ちゃんが最重要容疑者なのは変わらないよ」

最原「問題はみんなが元の体重から今まで何kg太ってるかってことか…」

百田「けどよ、体重なんてそんなにすぐ変わるもんじゃねえだろ?」

東条「甘いわね百田君。運動不足や不摂生が重なればすぐに太ってしまうものよ」

モノクマ「うぷぷ。まあ今回はそれだけじゃないんだけどね」

赤松「どういうこと?」

モノクマ「誰も気づかなかったのかなぁ?この裁判のために1ヵ月前から色々仕込んでたんだよね!」

最原「ハッ!?そういえばモノモノマシーンの中身が妙に食品系に偏ってたような…!」

夢野「そういえばモノクマーズがラーメンやらタコ焼きやら屋台を出しておったな」

茶柱「食堂にスイーツコーナーが出来てたのもそのせいですか!?」

東条「…私はみんなが満足するように食事を作っていたつもりだけど物足りなかったかしら?」

赤松「うーん…東条さんの料理はもちろん最高なんだけどその辺りは別腹というか…」

白銀「分かる分かる!ああいうのはお腹一杯でも目の前にあったらつい手を出しちゃうよね!
   だから東条さんのせいじゃないと思うよ!」

春川「結局誰も怪しまかったってことでしょ。全く不用心だね」

百田「ハルマキだってトレーニング終わったらラーメン食ってたじゃねえか」

春川「あ、あれはアンタがいつも誘ってくるから…!」

天海「とにかく、電子生徒手帳のデータはあてにならないってことっすね」

最原「よし、それなら女子のみんなは今の体重を教えてくれるかな。そうすればこの裁判もすぐに終わ…」

赤松「…」

春川「…」

白銀「…」

茶柱「…」

最原「あ、あれ…?」

最原(みんなの冷ややかな視線…僕の印象が悪くなったみたいだ…!)

王馬「あちゃー、やっちゃったね最原ちゃん」

ゴン太「女性に体重を聞くなんて紳士的じゃないよ!」

真宮寺「僕もさすがにそれはどうかと思うヨ」

最原「男子のみんなまで!?僕そんなに酷いこと言ったかな!?」

キーボ「ボクには最原クンが責められる理由が分かりません。
    皆さんの体重を把握しなければ話が進まないと思うのですが」

東条「一般的に女性に体重を聞くのは失礼にあたるものよ」

真宮寺「性別に関係なく年齢や身長・体重とかコンプレックスを刺激する話題はあまり良くないよネ。
    女性と体重だけは特にタブー視されているけどサ」

王馬「まあそれって人間だけの価値観だからロボットには理解できなくても仕方ないよね~!」

キーボ「うぐっ…」

東条「それに自己申告ではそれが本当の体重だとは限らないわ」

モノスケ「サバ読んどるヤツもおるっちゅーわけやな」

天海「でもそれじゃ本人しか知らないんじゃないっすか?
   体重なんて普通教え合ったりしないっすよね」

モノクマ「うぷぷ…ボクは知ってますよ。
     学園内の体重計のデータは全てボクに送信されるようになってるからね!」

赤松「あっ!じゃあ個室にあった体重計に乗った時にデータを取られてたの!?」

茶柱「プールや体育館の更衣室にもありましたよ!」

モノクマ「あれもこの企画のために設置したものなんだけどね!」

百田「じゃあ他人の申告ならどうだ?一緒に計った奴もいるんじゃねえのか?」

王馬「計ったとしても数字まで教え合うことはしないんじゃない?」

入間「そこまでやりそうなのはそこのレズコンビぐれえだろ!」

茶柱「誰がレズコンビですか!!」

入間「ひぃぃ!」

茶柱「た、確かに夢野さんとなら人に言えない秘密を共有することもやぶさかではありませんが…」モジモジ

夢野「キショい言い方をするな。ウチは嫌じゃぞ」

王馬「聞きそびれてたんだけどさ。この裁判でクロになった人はどうなるの?」

白銀「ま、まさか処刑されるんじゃ…!?」

モノクマ「ボクも鬼じゃなくてクマだからね。たかが体重で命に関わるようなオシオキは用意しないよ」

モノクマ「クロになった人には元の体重に戻るまでこのダイエット食品『モノクマ飯』を食べて貰いまーす!」

春川「モノクマ飯?」

天海「見た目は白い米に黒い海苔が巻いてあるだけのおにぎりっすね」

赤松「あ、耳がついてるよ。ちょっと可愛いかも」

モノクマ「モノクマ飯はこの企画が終わったら一般に売り出す予定なんだよ!」

モノクマ「ほら、最近ガル〇ン弁当とか箱にキャラの絵が描いてあるだけで売れたりするでしょ?
     さらにダイエット効果もつければ大ヒット間違いなしだと思うんだよね!」

モノスケ「さすがおとうやん!エゲツない商売しよるでー」

モノキッド「さらにクロになったデブにはパッケージに載る権利もくれてやるぜ!」

茶柱「そんな権利いりませんよ!不名誉なだけじゃないですか!」

モノタロウ「わーい!オイラおにぎり大好きー!」パク

モノファニー「あっ!ダメよモノタロウ!」

王馬「あれ?キー坊、ロボットは食事しないんじゃなかったの?」

キーボ「知りませんよ。あっちは残飯回収機能でも付いてるんじゃないですか?」

モノタロウ「…」


バァンッ!

モノファニー「キャアアアッ!モノタロウーー!!でろでろでろでろ」

最原(ば、爆発した…?)

モノクマ「とまあこんな風に一気に脂肪を燃焼させるわけだね!」

夢野「燃焼しすぎて爆発しておるではないか!」

モノクマ「まあまあ、モノタロウはエンジンやら燃料やらのせいで爆発しただけで人間じゃこうはならないよ……多分」

夢野「んあああっ!一番あてにならん語尾がついたぞ!」

モノクマ「うぷぷぷ…もちろんクロを間違えたらクロ以外の全員にモノクマ飯を食べて貰うよ」

キーボ「待ってください!それではボクが食べたら確実に爆発するんじゃないですか!?」

王馬「平気だよ。爆発しても頭だけ残ってプロペラ生やして飛べるでしょ?」

キーボ「そんな機能は付いていません!」

真宮寺「人間の僕らが食べてもタダじゃ済みそうにないけどネ」

星「ふん、昔の仲間にこういうのを作るのが得意な奴がいたな。
  嫌なことを思い出しちまった」

白銀「地味に真面目に裁判やらなきゃいけなくなっちゃったね…」

赤松「と、とにかくこうしていても仕方ないよ!少しでも話を進めないと…」

天海「でもどうやって進めればいいんすかね?今の話で女子の皆さんはさらに口が堅くなると思いますし」

最原「そうだね…分かる範囲で可能性を潰していくしかないと思う。
   そこから新しい情報も出てくるかもしれない」

夢野「か、可能性という話ならウチは大丈夫じゃな!」

赤松「まあ元々一番小柄だからね」

白銀「いくら太ったとしても他の全員を越えるのはちょっと考えられないよね…」

入間「ケケッ幼児体型が初めて役に立ったな!」

王馬「ふーん…ところで夢野ちゃんお腹出てない?」

夢野「んあ!?」ササッ

王馬「あれ?ちょっと言ってみただけなんだけどもしかして気にしてた?」

茶柱「誘導尋問は卑怯ですよ!夢野さんは成長期だからたくさん食べる必要があるんです!」

白銀「それフォローになってないと思う…」

東条「いえ、茶柱さんの言ったことはあながち間違いではないわ」

最原「え?」

東条「夢野さん、ひょっとしてあなた背が伸びてないかしら?」

夢野「おお!流石は東条じゃ!実はこの前計ったらここに来る前より3cmも伸びておったんじゃ!」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom