希「全く手の掛かる妹やなぁ」凛「え?」 (104)

希「それでなここで代入すると答えが出る訳なんよ」

凛「あ~なるほど」

希「凛ちゃん本当に分かってる?」

凛「うん。希ちゃんのおかげでばっちしにゃ」

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希「本当にバッチリかな?それじゃ次は英語の勉強をしようか?」

凛「え~…英語はまた明日でいいよぉ」

希「ウチ、明日も凛ちゃんに教えなきゃいけないの?」

凛「お願いします」

希「仕方ないなぁ」

凛「やったにゃ~。それじゃあ帰ろうよ」

希「ウチはえりちを待たなきゃいけないから凛ちゃん先に帰ってもいいよ?」

凛「それじゃあ凛も一緒に待つよ」

希「今日は花陽ちゃんと真姫ちゃんと約束があるんやろ?待たせたらあかんよ?」

凛「はーい。明日は一緒に帰ろうね?」

希「うん。勉強もな」

凛「それは言わないで欲しいにゃ」

希「ふふっ。全く手の掛かる妹やなぁ」

凛「え?凛って希ちゃんの妹なの?」

希「え?あっ…ごめん。冗談や冗談」

凛「だよね?凛と希ちゃんは姉妹じゃないもんね?」

希「う、うん」

凛「そっかそっか。そうだにゃ」

希「……」

凛「じゃあ凛は帰るね?」

希「…うん」

凛「でもねここだけの話凛も希ちゃんみたいなお姉ちゃんが欲しいって思ってたにゃ」ボソッ

希「え?」

凛「じゃあね」

ガチャ

絵里「………」

凛「あっ、絵里ちゃん!びっくりしたぁ。なんで部室の前でボーッとしてるの?希ちゃんが部室で待ってるよ?もう帰るの?」

絵里「ち、ちょっとだけまだ用事が」

凛「じゃあ凛は帰るよ?」

絵里「う、うん。気をつけて帰ってね」

凛「バイバーイ」

絵里「…………二人の会話…可愛らしかったからこっそり聞いてたけど…希…凛に妹じゃないって言われてたわね」

絵里「希は一人っ子だから…凛を妹の様に見てたのね。落ち込んでないかしら?」ヒョイ

希「はあ…急に一人になると…寂しくなるなぁ」

絵里「…やっぱり落ち込んでる」

ガチャ

希「……おっ!えりち」

絵里「待った?」

希「ううん。凛ちゃんに勉強教えてたから」

絵里「そう。ところでお姉ちゃん」

希「はあ?」

絵里「お姉ちゃん」

希「……ウチの事?」

絵里「そ、そうよ。他に誰もいないでしょ?」

希「…どしたん?何か悪いものでも食べた?」

絵里「何も食べてないわよ?お姉ちゃん」

希「えっと…それじゃあ何かの罰ゲーム?」

絵里「ち、違うわよ。希が凛に妹じゃないって言われてショックを受けてそうだったから」

希「あっ、聞いてたん?」

絵里「二人が可愛らしかったからつい」

希「それでえりちが代わりに妹になろうと?」

絵里「妹がほしいのかと」

希「なるほど。別にショックなんてうけてないよ?ウチみたいなお姉ちゃんが欲しかったって凛ちゃん言ってくれたし」

絵里「え?そうなの?それは聞こえなかったわ」

希「全く…えりちが妹って無理があるやん」

絵里「そんな事はないわよ。お姉ちゃん?」

希「やっぱり無理があるやん。えりちの気持ちは嬉しいけど」

絵里「ならいいじゃないお姉ちゃん」

希「もぉ、わからんちんな妹やなぁ。ふふっ」

絵里「仕方ないわよ。お姉ちゃんに似たのかしら?」

希「ウチはそんなんじゃありませんよーだ」

絵里「えー」

にこ「な、何を言ってるのよあんた達…」

絵里「え?」

希「え?」

希「に、にこっち…」

絵里「い、いつからいたの?」

にこ「絵里が希をお姉ちゃんと呼び始めたところから」

希「それって最初から?」

にこ「いや、どこからが最初からかわからないけど…」

絵里「あの、違うのよ?希が妹が欲しいって言うから…」

希「はあ?違う違う。違うんよにこっち?えりちが急にウチの事をお姉ちゃんって言い出したんよ?ウチは言ってへんからな?」

絵里「言ったようなものじゃない」

にこ「あの…大丈夫よ?なるべく…そう言う人の趣味にとやかく言うつもりはないから…理解する様努力するから…あの…どうぞ続けて…それじゃあ」

がちゃ

絵里「ち、違うのよ。本当に違うのよ」

希「何でウチまでぇ」

「フォロー」

真姫「…」ペラ

穂乃果「ひーまーだーなー」

真姫「…」ペラ

穂乃果「早く練習したいなぁ。皆んなまだかな?」

真姫「…」

穂乃果「真姫ちゃんお話しようよ」

真姫「…」ペラ

穂乃果「何の本読んでるの?面白い?海未ちゃんに借りたの?穂乃果でも理解出来そうなやつ?」

真姫「…」

穂乃果「ねえってば、真姫ちゃん!相手してくれないと抱きついちゃうよ?」ダキッ

真姫「ちょ、ちょっと」

パサッ

真姫「あっ」


海未「ごきげんよう」ガチャ

真姫「バカ穂乃果」

穂乃果「ご、ごめん」

真姫「ごめんじゃないわよ。しおり挟んでなかったのに…拾った拍子に犯人まで分かっちゃったじゃない」

穂乃果「そ、それは穂乃果のせいなの?」

真姫「穂乃果が抱きついて来なかったら本を落とさなかったのよ」

海未「あ、あの?」

真姫「なによ?」

海未「どうしたのですか?」

真姫「穂乃果のせいで読書が台無しになったのよ」

海未「そうなんですか」

穂乃果「ごめんてば」

真姫「最悪よ。あほのか」

海未「まあ真姫。確かに穂乃果はガサツでズボラでお馬鹿で大雑把でめんどくさがり屋で単純な上にお馬鹿ですが…」

真姫「いや、そこまでは言ってないけど」

穂乃果「海未ちゃん…フォローになってないよ」

海未「真姫、許してあげてください。私からもよく言っておきますから」

真姫「ま、まあ…海未がそこまで言うなら」

海未「真姫が許してくれて良かったですね」

穂乃果「う、うん。ありがとう海未ちゃん」

海未「私にありがとうではなく真姫にごめんなさいでしょう?」

穂乃果「う、うん」

真姫「もういいわよ」

海未「しかし穂乃果?あなたは普段からもう少し物事を考えてから行動をしてください」

穂乃果「は、はい」

海未「本当にわかってますか?返事なら誰でも出来ます。こないだだって私が貸してあげたノートを持って来ないで。だいたい授業中にノートを取らないから後で困るのですよ?」

穂乃果「う、うん」

海未「だいたい授業中に居眠りをしているとは何事ですか?学生の本分はあくまで勉学なのです」

穂乃果「そ、それはこないだも聞いたよ」

海未「口答えをしない」

穂乃果「は、はい」

真姫「ちょ、ちょっと海未?もういいんじゃない?そこまで言ったら穂乃果が」

海未「大丈夫です。いつもの事ですから」

穂乃果「真姫ちゃん助けて」

真姫「え?ちょっ」

海未「ちゃんと話しを聞きなさい」

穂乃果「だって」

ガチャ

花陽「お疲れ様です」

海未「まったく」ガミガミガミ

穂乃果「ごめんなさいってばぁ」

花陽「あの…何かあったの?」

真姫「なんか…穂乃果を取られちゃって」

花陽「え?どう言う事?」

「ベタ」

絵里「………」

穂乃果「絵里ちゃん…大丈夫?本当にごめんね?」

凛「悪気はなかったの」

絵里「………」

穂乃果「本当だよ?気づいたら床に落ちちゃってたの」

凛「ポイ捨てとかそう言うのじゃないよ?」

絵里「もういい。もういいわ。でもこれからはゴミはすぐに片付けるのよ?」

穂乃果「はい」

凛「気をつけます」

絵里「ならもういいわ。この話はこれで終わり!怪我もないし私は大丈夫だから二人ともそんな落ち込んだ顔をしないで?」

穂乃果 凛「うん」

絵里「さあ練習に行きましょうか?」

穂乃果「うん」

凛「はりきっていくにゃー!」

絵里「うん、その意気よ!」

凛「でもあれだね?バナナの皮で滑って転ぶ人って初めて見たね?」

穂乃果「そうだね。衝撃的だったね?こんなの今後も絶対ないよね?動画撮っとくべきだったかな?」

凛「ね?さーて練習行くにゃー」

穂乃果「うん!」

絵里「…ちょっと」

穂乃果「どうしたの?」

凛「早く練習に行くにゃ」

絵里「いや…反省したのよね?」

穂乃果「え?」

絵里「あなた達が食べたバナナの皮で私が滑って転んで…反省したのよね?」

凛「うん」

絵里「そうよね?そうなのよね?」

穂乃果「やっぱり怒ってるの?」

絵里「ううん。怒ってない。怒ってないわよ?ただ…ただね?」

穂乃果「ただ?」

絵里「いえ…本当に反省してるならいいわ。ごめんなさい?私がやめようって言ったのに蒸し返しちゃって」

穂乃果「いや…こっちこそ」

凛「ごめんなさい」

絵里「いえ…今度こそあれね?気持ちを切り替えて練習に行きましょうか?」

穂乃果「うん!」

凛「がんばるにゃー」

絵里「そうね!がんばりましょーハラショーよ!」

凛「あー、絵里ちゃん駄洒落言ったにゃ」

絵里「あら?うっかりだわ」

穂乃果「もぉ~スベってるよ絵里ちゃん」

絵里「ふふっ、ごめんなさい?」

穂乃果「本当だよ~。もぉスベるのはバナナの皮だけにして欲しいよ。ね?」

凛「ね~?さっ練習行くにゃ」

絵里「ストップ。ちょっとストップ!」

穂乃果「え?どうしたの?」

凛「何?」

絵里「反省したのよね?」

穂乃果「え?う、うん」

凛「反省してるにゃ」

絵里「本当にしてる?」

穂乃果「…」

凛「…」

絵里「え?何?」

凛「いや、この話終わったんじゃなかったっけと思って」

穂乃果「ちょ、凛ちゃん…」

絵里「いや、そうね?うん。一回終わったんだけど…」

凛「だよね?」

絵里「ええ。でも…ね?」

凛「え?」

絵里「ほら、早くないかしら?切り替えるの」

凛「だって絵里ちゃんが切り替えろって」

絵里「それはあくまで元気を出してって事であってバナナの事をなんて言うの?いじるのはまだ早くないかしら?」

凛「…まあ」

絵里「そうよね?」

穂乃果「えっと…ごめんね?」

凛「ごめんなさい」

絵里「正直よ?怒らないから正直今どう言う気持ちなの?」

穂乃果「いや、本当に悪いと思ってるし絵里ちゃんに怪我がなくて良かったと思ってるよ。ね?」

凛「うん。悪いと思ってるし」

絵里「し?」

凛「正直な気持ちを言うと絵里ちゃんの髪がバナナの皮に見えてきたにゃ」

穂乃果「くっwwwちょっと凛ちゃんwww.」

絵里「それよ。それの事を言いたいのよ。いじるの早すぎなのよ」

凛「だって正直に言えって言うから」

絵里「そうだけど。そうなんだけど…なんて言うか…」

凛「え~どうすればいいのぉ?」

ガチャ

海未「遅い。いつまで部室で遊んでいるのですかぁ!」

凛「絵里ちゃんのせいで怒られたにゃあ」

絵里「ええ?私のせいなの?」

「真姫×雪穂×あんじゅ」

真姫「はあ…凛遅いわね…いつまで待たせる気かしら」

雪穂「こんにちは」

真姫「え?…あっ、雪穂ちゃん」

雪穂「待ち合わせですか?」

真姫「え?どうして?」

雪穂「いえ、凛さんが遅いって」

真姫「私そんな事口に出して言ってた?」

雪穂「はい。割と大きな声で」

真姫「そ、そう」カァァ

雪穂「あの…盗み聞きするつもりはなかったんですけど…すいません」

真姫「い、いえ?大丈夫よ?それよりも雪穂ちゃんも待ち合わせか何か?」

雪穂「はい。亜里沙と待ち合わせを」

真姫「そ、そうなんだ」

雪穂「はい。それじゃあ私は」

真姫「あっ…えっと、どうせ待つなら一緒の席で待てば?」

雪穂「あっいいんですか?」

真姫「え、ええ」

雪穂「そ、それじゃあ御一緒させて頂きますね」

真姫「どうぞ」

真姫「………」

雪穂「………」

真姫「………」

雪穂「………」

真姫(どうしよう…会話が…ない)

雪穂「あの…真姫さんは何を飲んでるんですか?」

真姫「え?コーヒーよ?」

雪穂「そうですか……好きなんですか?」

真姫「いえ…別に」

雪穂「そうですか…」

真姫(ああ…なにやってるのよもう。会話が終わっちゃったわよ。せっかく雪穂ちゃんが気を使ってくれたのに)

雪穂「………」

真姫(よく考えたら私って雪穂ちゃんとあんまり会話した事なかったんだわ)

雪穂「………」

真姫(どうしよう……私が引き止めたのに…とっても気まずい…凛お願いだから早く)

「あら?こんにちは」

真姫「凛!?遅かったわね?」パァァ

あんじゅ「え?」

雪穂「あっ、アライズの…」

真姫「あんじゅ…さん」

あんじゅ「ふふっ、こんにちは。こんなとこで会うなんて奇遇ね?西木野さんと…」

雪穂「あ、初めまして。高坂穂乃果の妹の高坂雪穂です」

あんじゅ「あら?穂乃果さんの?初めまして」

雪穂「はい」

あんじゅ「二人でお茶してたの?」

雪穂「はい…たまたま二人とも待ち合わせしてて」

あんじゅ「あら奇遇ね。私も待ち合わせなの」

雪穂「そうなんですね」

あんじゅ「迷惑じゃなかったら私も相手が来るまでご一緒してもいいかしら?」

真姫「え?あっ…どうぞ」

あんじゅ「それじゃあ」

真姫「………」

雪蛍「………」

あんじゅ「………」

真姫「………」

雪穂「………」

あんじゅ「あの…」

真姫「はい」

雪穂「なんでしょう?」

あんじゅ「二人は…仲が良いの?」

真姫「え?」

雪穂「えっと…」

真姫「悪く…はないですよ?」

雪穂「………」

あんじゅ「そう…なの」

真姫(しまった。こんな言い方じゃ仲良くはないって言ってるようなものじゃない)

プルル

雪穂「あっ、電話。ちょっと、失礼しますね?もしもし?あっ、亜里沙?え?うん…大丈夫大丈夫。うん、待ってるね。気をつけて」

真姫「亜里沙ちゃん?」

雪穂「はい。なんか…絵里さんが出先で携帯をなくしちゃったみたいで…亜里沙も探しに行くから少し遅れるそうで」

あんじゅ「絵里さんって…絢瀬絵里さん?」

真姫「雪穂ちゃんの友達の亜里沙ちゃんは絵里の妹なんです」

真姫(こう言ってはなんだけど…絵里のせいで気まずい時間が長引くじゃない)

あんじゅ「ところで絵里さんは携帯なくしたのにどうやって妹さんに連絡したのかしら?わざわざ家に帰ったの?」

雪穂「確かにそうですね」

あんじゅ「そうなの」

雪穂「はい」

真姫「………」

雪穂「………」

あんじゅ「………」

真姫「そういえb あんじゅ「それにしても」

あんじゅ「あっごめんなさい」

真姫「あ、いえ…」

あんじゅ「えっと…」

雪穂「………」

真姫「………」

あんじゅ「………」

真姫「あっ!」

あんじゅ「どうしたの?」

真姫「凛と亜里沙ちゃんとツバサさんが一緒にこっちに来てる」

雪穂「本当だ。なんか凄く楽しそう」

あんじゅ「羨ましい性格してるわね」

真姫「え?」

「おさがり」

にこ「なんで私と凛が海未の家に呼ばれたのかしら?」

凛「凛達怒られるのかな?」

にこ「何もしてないのに怒られるわけないじゃない。って言うか海未はどこ行ったのよ?」

凛「さあ?ちょっと待っててくれって言われてもう十分以上経つね」

海未「お待たせしました」ニコッ

にこ「今日は何のようなの?」

凛「凛達怒られるわけじゃないよね?」

海未「何かしたのですか?」

凛「何もしてないよ」

海未「実はですね昨日整理整頓をしてたのですがもう着ない服が何着かあったので捨てるのも勿体無いですしお古ですがどうかなと」

凛「え?海未ちゃんのお古を凛に?」

にこ「良かったじゃない。で?にこは何で呼ばれたわけ?」

海未「え?それはにこにもお下がりをと」

にこ「はあ?あんたのお古を私に?」

海未「はい」

にこ「あのね私はあんたより歳上なのよ?なんで歳下からお下がりを貰わなきゃならないのよ」

海未「捨てるの勿体無いですし」

にこ「だからなんでにこなのかって聞いてるの。真姫と花陽ていいじゃない」

海未「まあ…なんとなくにこと凛が浮かんできたので。」

凛「まあいいじゃん。タダでくれるって言うんだしさ」

にこ「まあ」

海未「そうですよ。これなんですけど」

ドサッ

にこ「結構あるわね」

海未「はい。私が中学生の頃着ていた服です」

にこ「あんたやっぱりケンカ売ってるでしょ?」

海未「?」

にこ「本気でキョトンとするのやめなさいよ」

海未「まあいいです。お茶を淹れて来ますから二人で分けてください」

凛「うん」

にこ「………」

凛「せっかくだし貰って行こうか?」

にこ「何が悲しくて後輩のお下がりを貰わなきゃならないのよ」

凛「μ'sは先輩禁止なんだし気にすることないにゃ」

にこ「そういこと言う事じゃないのよ全く。で?どんなのがあるのかしら? 」

凛「…ねえにこちゃん?」

にこ「………何よ?」

凛「どうしよう?」

にこ「………」

凛「欲しいのがないよ」

にこ「………」

凛「ねえ?にこちゃんはあったの?」

にこ「いや…にこの趣味に合うのがないって言うか…」

凛「だよね?」

にこ「凛が今持ってるのなんてちょっとおばさんくさいわよね?」

凛「…正直ね。にこちゃん貰っていきなよ?」

にこ「いや、あんたが貰えばいいじゃない」

海未「どうですか?何か欲しいものありました?」

凛「あっ…えっと…」

海未「おや?凛が今右手に持っているその服」

凛「え?」

海未「とっても似合うと思います」

凛「え?そ、そんな事は…」

にこ「うんうん。とってもいいと思うわ」

凛「に、にこちゃん?」

海未「にこに」

にこ「え?」

海未「にこに似合うと思うんです。良かったら持って帰って下さい」

にこ「いやぁ…えっと」

凛「うん。凛もにこちゃんに似合うと思うにゃ」

にこ「なっ」

海未「にこが着れなくなっても妹さん達も着れますし」

にこ「いやぁ…」

海未「あっ、にこの持っているそれは…」

にこ「え?」

海未「それもとっても可愛いと思うんです」

にこ「え?そ、そうね?凛にぴったりじゃないかしら?」

凛「ちょっ、にこちゃん」

海未「いえ、それもにこに」

にこ「なんでまた私なのよ!!」

海未「え?…気に入りませんでした?」

にこ「え?あっ、いや」

凛「いいなぁにこちゃん。羨ましいにゃ」

海未「凛もそれが良かったですか?」

凛「うん。凛も欲しかったけど諦めるにゃ~」

海未「そうですか?にこにと思ったのですが…にこ?凛に譲っても?」

にこ「え?あっ、うんうん。いやぁ、残念だけどにこの方がお姉さんだもんねぇ。うん、にこは我慢するわ」

凛「で、でも悪いし…」

海未「それならじゃんけんで勝った方にと言うのはどうでしょう?」

凛「え?じゃんけん?」

にこ「いや、いいわよ。私が我慢して凛に譲るわ」

凛「いやいや凛が我慢するよ」

海未「二人とも偉いです。互いの事を思って譲り合うなど…ですがいつまで経っても平行線なのでやはりじゃんけんにしましょう?」

にこ「わ、わかったわ。恨みっこなしよ?」

凛「仕方ないにゃ」

海未「それではじゃーんけーん」

ポン

にこ「ぐー」凛「ぐー」

にこ「あっぶない。良かったぁグーにしといて」

凛 「もっかいだにゃ」

じやーんけーん

凛「タイム!」

にこ「な、なによ?」

凛「三回戦!三回戦にしようよ?」

にこ「なんでよ?」

凛「一回で決まるのは嫌にゃ」

にこ「わかったわよね」

じゃーんけーんぽん

にこ「ぐー」 凛「パー」

凛「あー、しまったにゃ」

にこ「やったわね」

凛「三回!三回勝負だもん」

にこ「いい?三回勝負なのよ?三回勝った方が勝ちではないからね?」

凛「そんなのわかってるにゃ」

にこ「これであんたが勝ったら終わりよ」

じゃーんけーん

凛「行くにゃ」

ぽん

凛「パー」にこ「チョキ」

にこ「あ~しまったぁ」

凛「これで一対一にゃ」

海未「あの…」

にこ「なによ?」

凛「もう直ぐ決まるから待っててよ」

海未「いえ…先ほどから負けた方が喜んでいるような気がするんですが」

にこ「え?」

凛「えっと…」

海未「そんな事ないですよね?二人とも欲しいんですものね?」

凛「う、うん。物凄く欲しいにゃ。ね?」

にこ「そ、そうね」

海未「そうですか」

凛「う、うん。そんな事より早くじゃんけんしようよ」

にこ「そ、そうね。あ~早く勝って持って帰りたいなー」

凛「ねー?じゃあいくよ?」

じゃーんけーん

凛「絶対に勝つにゃ」

にこ「私こそ」

ぽん

凛「パー」 にこ「チョキ」

にこ「あーーーー、やってしまった…」

凛「やったにゃー」

にこ「はあ…」

海未「あの…やはりおかしくないですか?」

にこ「え?」

海未「負けた凛が喜んでいる様に見えますしにこは嬉しそうには見えないですし」

にこ「それは…」

凛「あの…」

海未「もしかして…いらないですか?私が着た後の服なんて…」

にこ「いや…そうじゃなくって」

海未「ありがた迷惑でした?」

凛「そ、そんな事は」

海未「ではただの迷惑でした?ありがたくもない迷惑でした?」

凛「嬉しい嬉しい!嬉しいにゃ」

海未「でも二人の様子…」

にこ「いや、本当よ?あー、もうあれかな?来て帰っちゃおうかな?」

海未「え?」

にこ「いや、本当よ!来て帰っちゃおう。うん、そうしよう。今着替えちゃおう」

海未「…もう。いくら気に入ったからって今ここで着替えるなんて破廉恥ですよぉ。もう」

ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

にこ「………」トボトボ

凛「………」トボトボ

にこ「……」

凛「その服サイズぴったりだね」

にこ「………」

凛「にこちゃんは良いことしたんだよ。海未ちゃん嬉しそうだったし」

にこ「………」

真姫「あら?にこちゃん?それに凛?」

凛「あっ、真姫ちゃん!?」

真姫「二人でお出掛けしてたの?」

凛「うん。そだよ」

真姫「そうなの……私も誘ってくれれば良かったのに」ボソッ

凛「え?何?」

真姫「いえ、別に…あら?にこちゃんそんな服持ってたのね?あんまりにこちゃんらしくないチョイスね」

にこ「放っといてよ」

真姫「え?………私そこまで酷い事言った?」

凛「…今日は誰も悪くないにゃ」

「興味あるの」

梨子「…」ペラ

曜「へ~凄いね千歌ちゃん」

千歌「でしょ?」

曜「うん」

千歌「梨子ちゃんはさっきから何してるの?」

梨子「見ての通り本を読んでるだけなんだけど」

千歌「へ~梨子ちゃん本なんて読むんだね。流石都会の子は違うなぁ」

梨子「それは関係ないと思うけど」

千歌「そうかなぁ?」

曜「千歌ちゃん。読書の邪魔しちゃ悪いよ」

千歌「え?あっ、そうだよね?ごめんね?」

梨子「大丈夫だけど…」

梨子「………」ペラ

千歌「でね、なんて言ったかなぁ?壁…壁…壁バン?」

梨子「え?」

曜「壁バン?」

千歌「だったようなぁ」

梨子「………」

千歌「う~ん。なんか違うなぁ…えっと…梨子ちゃん?」

梨子「え?な、何?」

千歌「梨子ちゃん知ってる?なんか…少女漫画とかで壁をバーンとするやつ」

梨子「え?さ、さあ?」

千歌「だよねぇ?梨子ちゃん漫画とか読みそうにないもんね」

千歌「ごめんね?読書の邪魔しちゃって」

梨子「いえ…別に」

千歌「えーと思い出せない。イライラする~」

曜「なんだろうね?」

梨子「んー…ゴホン、ゴホン…ドン…ドホン」

曜「梨子ちゃん風邪?」

梨子「え?いや…」

曜「大丈夫?熱ない?風邪薬なら私持ってるよ?」

梨子「だ、大丈夫。大丈夫よ」

曜「本当に?」

千歌「あ~思い出した!壁クイだ!」

梨子「違うわよっ!」

曜「え?」

千歌「何?」

曜「あっ…ごめん。しつこかったかな?」

梨子「」

梨子「ち、違うの。曜ちゃんに言ったんじゃなくて」

曜「え?」

千歌「…あっ…壁クイだよ!曜ちゃん壁クイ!」

曜「壁クイ?」

千歌「うん。凄くキュンキュンするんだよ」

曜「へ~そうなんだ」

千歌「うん…ん?」

梨子「………」

千歌「梨子ちゃんも興味あった?」

梨子「え?ないない。全然ないわよ。壁ドンなんて全然興味ない」

千歌「そっかぁ」

梨子「うん」

曜「ドン?」

梨子「え?」

曜「え?今梨子ちゃん壁ドンって」

梨子「言ってないわよ?」

曜「でも…」

梨子「言ってません」

曜「そう?」

梨子「うん」

千歌「きっと曜ちゃんの聞き間違いだったんだよ」

曜「そう…だね。その壁クイってどう言う物なの?」

千歌「えっと…なんか相手を壁に追い詰めて手で壁をドンってやるの」

曜「え?ドンってやるの?」

千歌「うん」

梨子「…」

曜「ドンってやるんだ?壁クイ」

梨子「…」

千歌「うん」

曜「そっか」

千歌「うん。あれはやられたらドキッとすると思うよ」

梨子「…」コクコク

曜「へえ」

千歌「あと何だっけ?顎を…顎をね」

曜「顎?」

千歌「うん。壁クイをした後に顎をクイッとあげるんだけど…」

梨子「ゴホン…ゴホン…クホン…クイゴホン」

曜「やっぱり風邪なんじゃない?」

梨子「いや…大丈夫だから」

千歌「あっ!思い出したよ。顎ドンだよ」

曜「顎ドン?」

梨子「逆よ。脳しんとう起きるわよ」

千歌「え?」

梨子「あっいや」

曜「やっぱり梨子ちゃん知ってるんじゃ」

梨子「ほ、本当に知らないわよ?」

曜「本当に?」

梨子「ほ、本当よ?」

千歌「知ってたとしても隠す必要ないもんね?本当にしらないんだよ」

曜「そっか。そうだね」

千歌「で、とにかく壁クイからの顎ドンが凄くいいんだ」

梨子「………」ムズムズ

曜「やっぱり梨子ちゃんも興味あるんじゃないの?」

梨子「な、ないから。本当にないから大丈夫よ?」

曜「本当かなぁ?本当は興味あるんでしょ?」ドンッ クイッ

千歌「そう!それだよ曜ちゃん」

梨子「あ、ありがとうございます」

曜「え?なんで?」

「プラモデル」

絵里「穂乃果…あの…ごめんね?」

穂乃果「………」

凛「元気を出して?穂乃果ちゃん」

絵里「あの…私も悪気があったわけじゃないの」

穂乃果「…穂乃果がわるいんだもんね?仕方ないよ。学校に関係ないものを持って来た穂乃果が悪いんだから。絵里ちゃんはそれを注意しようとしただけだから…毎日コツコツ作ったから嬉しくって持って来た穂乃果が悪いんだよ」

絵里「あ、あの」

穂乃果「宿題をやる間も惜しんで作ったんだけどなぁ…海未ちゃんに怒られるのを覚悟で…」

凛「頑張ったんだね穂乃果ちゃん」

絵里「本当にごめんなさい」

真姫「なんで絵里が謝るのよ。そんなもの持って来た穂乃果が悪いんじゃない」

絵里「いや…でも」

真姫「そうでしょ?穂乃果が抵抗するから壊れたんだし…だいたいチョコレートのプラモデルって何なのよ?初めて見たわよ」

穂乃果「だって…たまたまお店で見かけて絵里ちゃんチョコレート好きだから喜ぶかなって…大学合格のお祝いに」

絵里「え?」

真姫「それだったら本物のチョコレートを買えばいいじゃない」

穂乃果「食べたら終わっちゃうじゃん」

真姫「思い出に残ればいいじゃない」

穂乃果「絵里ちゃん忘れちゃうよ」

絵里「そ、そんな事はないわよ?」

真姫「いくらしたのよ?」

穂乃果「800円だよ!」

真姫「800円?普通のチョコレートが沢山買えるじゃない」

凛「真姫ちゃんこう言うのはお金じゃないんだよ?」

穂乃果「そうだよ。一生懸命組み立てたんだよ?」

真姫「組み立てた?どこを?なんでよりにもよって板チョコなのよ?どこをどう組み立てるのよ?」

穂乃果「凹凸の部分があるでしょ?」

絵里「ま、真姫もうその辺に…穂乃果が落ち込むと私の心が痛いから」

真姫「だって意味わからないじゃない」

穂乃果「真姫ちゃんには分からないよ。真っ二つだよ?真っ二つ!絵里ちゃんを喜ばすどころか気まで使わせちゃったんだよ」

真姫「真っ二つだから何なのよ?板チョコなんだからいいじゃない。そっちの方がリアル感あるわよ」

穂乃果「あー、そう言う事言っちゃうの?」

真姫「だってそうじゃない」

凛「それは言っちゃいけないにゃ」

真姫「なによ」

穂乃果「真姫ちゃんの意地悪」

真姫「なっ」

穂乃果「真姫ちゃんの分からず屋」

凛「真姫ちゃんなんてトマトにゃ」

穂乃果「真姫ちゃんのツンデレ」

凛「真姫ちゃんなんてピアノにゃ」

真姫「な、何なのよ二人して…」

穂乃果「真姫ちゃんのバカァ」

真姫「そ、そんなに言う事ないじゃない」ウルッ

穂乃果「あっ、ちょっ…」

絵里「あ、あー!まだ大丈夫そうだわ」

穂乃果「え?」

真姫「な、なによ」

絵里「見て穂乃果?まだ全然大丈夫よ?うん。全然平気ね」

穂乃果「え?いや、真っ二つだよ?」

絵里「真姫もありがとね?私の事を思ってくれたのよね?」

真姫「え?」

絵里「うん。平気よ。美味しそうだわ。穂乃果?いただきます」

穂乃果「え?ちょっと?何してるの?」

絵里「大丈夫!落として3秒は過ぎてるかもしれないけどルールは適用されるわ」

凛「絶対10分以上経ってるにゃ」

絵里「大丈夫!穂乃果の気持ちを無下にはしない。こう見えても胃は強い方なんだから」

真姫「いや、そう言う事じゃ…」

ことり「………」

希「あれ?ことりちゃん?部室の前でなにしとるの?」

ことり「絵里ちゃんが…おもちゃのチョコレートを間違えて食べてる…」

希「また?」

「焼肉」

花陽「お腹空いたねぇ」

希「今日はぎょうさん食べような?」

海未「あまり食べ過ぎると太りますよ?」

凛「まったまにはいいにゃ」

店員「お待たせしました。カルビ、ハラミ、ロース、野菜盛り合わせです」

凛「さあ、どんどん焼くにゃ~。先ずはカルビから」

希「あかん」

凛「え?」

希「あかんよ凛ちゃん。いきなりカルビから焼いたら網がすぐに焦げてまうやん」

凛「え?そうなの?」

希「そうやよ?先ずはタレも少なく油も少ないタンから焼くんよ」

凛「あれ?でもまだタンは来てないよ?」

希「あれ?ほんまやね。珍しいなぁ」

凛「仕方ないから他のから」

希「あかん。それはあかんよ。焼肉は妥協したらあかん」

凛「え~なんでー」

海未「仕方ありません。野菜から焼きましょう?」

凛「うん」

じゅ~

凛「なんで焼肉に来てお肉を目の前にして野菜しか焼けないのぉ」

花陽「凛ちゃん。美味しい焼肉を食べる為だよ?我慢しよ?」

凛「かよちんがそう言うなら」

じゅ~

店員「お待たせしました。こちらタンと…中ライス、大ライスです」

凛「やっと焼けるお肉が来たにゃー」

希「ふふっ、そうやね」

凛「さあ、どんどん焼くにゃ」ヒョイヒョイ

海未「待ちなさい凛」

凛「え?」

海未「そんなにホイホイとお肉を網に乗せて。お世話出来るのですか?」

凛「で、出来るよ?」

海未「無理でしょう?野菜だって焼いてるのですよ?少しにしなさい」

凛「やだ。凛お世話出来るもん」

海未「凛!ワガママ言わない」

凛「やだ。出来るったら出来る」

海未「言う事聞きなさい」

希「なんか…まるでペットショップにいるお母さんと子供みたいな会話やね」

花陽「そうだねぇ。白米美味しいよぉ~」

凛「え?かよちんまだお肉焼けてないのに白米食べてるの?」

花陽「うん。ご飯だけでも美味しいよ?」

凛「かよちんは本当にご飯大好きなんだね」

じゅー

海未「ほら凛。お喋りに夢中になってお肉の事を忘れているでしょう?」

凛「うっ、それは」

海未「時間制限はないのですからゆっくり焼きましょう?はい!凛の分の野菜とお肉ですよ」

凛「ありがと」

希「ん~美味しい」

凛「それじゃあ凛も。焼肉を一度ご飯の上に乗せてタレがご飯をご飯につけると美味しいんだよね」

花陽「凛ちゃん!」

凛「え?か、かよちん?」

花陽「いくら凛ちゃんでもその食べ方は許せないよぉ」

凛「え?凛何かダメだった?」

花陽「せっかくの白いお米を汚すなんて私は許せません」

凛「ご、ごめんね」

花陽「ううん。美味しく食べよ?」

凛「う、うん」

希「よーし。そろそろ次のお肉行こうか」

凛「じゃあローズを焼くね?」

じゅー

凛「もういいかな?」ヒョイ

希「凛ちゃんまだ早いんやない?」

凛「…もういいかな?」

希「凛ちゃん!そう何度も何度もお肉を触ったらあかん!あかんよ凛ちゃん」

凛「え?ご、ごめんなさい」

希「基本的に一度しかひっくり返しちゃいけないんよ?それが美味しく食べるコツやね」

凛「えー。それじゃあ焼けたか分からないにゃ」

希「じっくり辛抱強く待つんよ。分かった?」

凛「…わかったよ」

ジュー

凛「さあ、焼けたからお肉食べるにゃ~」

海未「凛!」

凛「今度は何?」

海未「先ほどからお肉ばかり食べて。野菜もバランスよく食べなさい」

凛「たって焼肉だよ?お野菜は焼肉の肉じゃないからそんなにいらないにゃ」

海未「屁理屈言わない。バランス良く食べないと健康を損ないますし太りますよ?花陽や穂乃果の様になりたくはないでひょ?」

花陽「私?」

凛「だってぇ」

海未「だってじゃありません」

凛「もう凛の好きにさせてほしいにゃ」

海未「いいですか?凛が憎くて言ってる訳ではないのですよ?あなたが可愛いから言うのです。花陽もですよ?」

花陽「は、はい」

凛「……」

海未「ああ、もう。ほっぺにご飯粒がついてますよ?」

凛「…うん」

じゅー

凛「そろそろカルビを焼こうかな」

希「あかんよ。網が焦げてきてるやん。一回網を替えて貰ったからやね」

凛「え~」

じゅー

凛「さあ、網を替えたからいいよね?」

希「まだ網があったまってないやん」

凛「ダメなの~?」

海未「もお、少し落ち着きなさい」

凛「だってぇ」

海未「はあ、私の分のお肉食べていいですよ?私の器に乗せてしまいましたがそれでもよければ」

凛「ほんとう?」

海未「仕方ありません」

凛「やっぱり海未ちゃん大好きにゃ~」

海未「全く現金ですね」

凛「パクっ…美味しいにゃ~」

海未「凛!」

凛「え?今度は何?」

海未「先程から思ってましたがもっとよく噛んで食べなさい」

凛「噛んでるよ~」

海未「もっとしっかりです。花陽を見なさい」

花陽「よく噛んで食べるとお米の甘味がよく分かるよ」

凛「かよちんの場合はまた違うと思うんだけど」

海未「もお、いちいち口答えしない」

凛「はーい」

海未「返事は伸ばさない」

凛「はい」

希「凛ちゃん焼けたよ」

凛「え?いつの間に?」

ドナドナドナ~ドナ~子牛を乗せて~

凛「え?何?」

お客「あっ、もしもし?」

希「向こうの席の人の携帯の着信みたいやね」

凛「最悪にゃ。なんでよりにもよってドナドナなの?焼肉屋さんでドナドナって一番やっちゃいけないにゃー。もう今日最悪にゃ。怒られてばっかだし凛も穂乃果ちゃん達とスイーツの方に行けば良かったにゃーーーーーーー」

海未「凛…少し厳しくし過ぎでしたか…」

希「ウチはお肉を美味しく食べる事に意識し過ぎて楽しく食べる事を忘れていたんや…こんなの最低や…」

花陽「凛ちゃん…」

凛「もう嫌にゃー」

店員「ラーメンのお客様」

凛「あっ!凛です!美味しそうだにゃ~」

うみのぞぱな「え~」

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