オルタナティブガールズというスマホゲームのssです。
二次創作ですのでキャラに違和感がある場合など、ご注意ください。
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ある日のこと。
悠木美弥花「キャプテンキャプテン、大変だよぉーーー!!」
キャプテン「ん? どうかしたのか美弥花?」
美弥花「どうしたもこうしたも、とにかく一大事なんだよ!!」アタフタ
キャプテン「おい、とにかく一度落ち着けよ。一体何が一大事なんだ?」
美弥花「知らないキャプテン、共謀罪だよ! 共謀罪が成立しちゃったんだよーー!!」
キャプテン「……えっ」
美弥花「うわぁぁぁぁーーーー、どうしよう!! このままじゃ私たち逮捕されちゃうかもよーーー!!」
キャプテン「…………えっと、美弥花?」
美弥花「何、キャプテン?」
キャプテン「そもそも美弥花はさ、共謀罪ってなんだか知ってる?」
美弥花「もちろん知ってるよ。さっきテレビのニュースで観たもん!」ドヤァ
キャプテン「ならさ、簡単にでいいからその共謀罪がどんなものか説明してくれるか?」
美弥花「いいよ。共謀罪って今の総理大臣の……誰だったかな? まあいいや、とにかく今の総理大臣の人たちが無理矢理作ろうとしてる怖い罪なんでしょ?」
キャプテン「なんで怖いんだ?」
美弥花「だって、この共謀罪が成立しちゃうと一般の人たちも逮捕されちゃうんでしょ! たとえば居酒屋さんで『あの上司ムカつくな、○○したいな』って冗談で言っただけでも逮捕されちゃうんでしょ!?」
キャプテン「…………あのな、美弥花」
美弥花「なに?」
キャプテン「……それ、デマだぞ」
美弥花「へっ?」
キャプテンは共謀罪について説明した。
美弥花「えぇぇーーー!! 共謀罪が成立しても普通の人は逮捕されないの!?」
キャプテン「ああ、そもそも共謀罪ってのは一般市民は対象外なんだ。普通に生活してる善良な市民が共謀罪で罰せられる対象になること自体普通ならないだろ?」
美弥花「確かに、言われてみれば……」
キャプテン「共謀罪が新設されたどころで困るのはそういう悪いことする連中だけで、まあ俺や美弥花たちは今まで通り善良な市民として生活してれば逮捕なんてされないよ」
美弥花「そうなんだ……、だからキャプテンはあんなにも落ち着いてたんだ」
キャプテン「いきなり美弥花から共謀罪だなんて言葉が出てくるもんだから、少し驚いたよ」
美弥花「でもさでもさ、テレビに出てた偉い人は共謀罪が出来ると大変なことになるって言ってたよ!」
キャプテン「ああ……ちなみに美弥花、その番組ってどこの放送局?」
美弥花「えっと……確かT●Sだったかな? あれ、テ●朝だったような……」
キャプテン「わかった。まあどっちにしろ今のテレビは傾いた報道ばかりするからな。いいか美弥花、テレビに出ている偉い学者や記者のいうことが全て正しいってわけじゃないんだ。中にはおかしなことを言い出す奴もいるんだよ」
美弥花「え、そうなの!?」
キャプテン「ああ、それに共謀罪が新設されたところで捕まるのは悪い奴らなのさ。美弥花だって本来取り締まられるべき悪い奴らが野放しにされてこの街や国がめちゃくちゃにされるのは嫌だろ?」
美弥花「うん、そんなの嫌だよ!」
キャプテン「だろ? そいつらのせいでほっけ定食が食べられなくなるだなんてとんでもないだろ」
美弥花「絶対イヤ、ほっけ定食がなくなるなんて許せない!!」
キャプテン(まあほっけと共謀罪はなんの関係もないけどな……)
キャプテン「とりあえず共謀罪で美弥花が困ることはないから、ひとまず安心していいぞ」
美弥花「うん!」
メロ「あ、美弥花とキャプテン、こんなところにいたメロ~~!」
キャプテン「メロか、なにか用か?」
メロ「美弥花に頼まれて学園内で逮捕されそうな奴を見つけてきたメロ!」
キャプテン「えっ!?」
美弥花「あっ、メロ、そのことなんだけどね____」
メロ「まさか今まで苦楽を共にしてきたメンバーから逮捕者が現れるだなんて……ううっ、でもこれも仕方がないメロ」
キャプテン「おいメロ、お前も勘違いしてるぞ……」
朝比奈乃々「メロ、離してーー!」
キャプテン「乃々!? どうして乃々なんだ!?」
メロ「さっきラウンジの方で乃々が一人で『キャプテンのバカ』って言ってたのを見たメロ」
キャプテン「えっ」
乃々「それは……確かに言いましたけどだからってなんで私がこんな目に合わないといけないんですか!?」
メロ「共謀罪メロ! 上司のいないところで上司の悪口言ったらそれは立派な共謀罪になるメロ! さあ、このまま警察へ引き渡すメロ」
乃々「キャプテン、助けてくださいーー!!」
キャプテン「メロ、とにかく乃々を離してやれ!」
美弥花「そうだよメロ、共謀罪は誤解なの! あのニュース番組は偏見だったんだよ!」
メロ「メロ?」
キャプテンと美弥花はメロに説明した。
メロ「そうだったメロか!? うぅぅ……ごめんメロ」
乃々「うう、ひどい目にあったよぉ…」シクシク
美弥花「私もちゃんと理解してなかったのにメロに変なこと頼んでごめんね」
キャプテン「まあ二人も悪気があったわけじゃないし、許してやってくれ」
乃々「わかりました、キャプテンがそう言うなら」
こうして乃々は警察に引き渡されることなく済んだ。
その日の夜、ラウンジにて____
キャプテン「ちょっと喉渇いたな。なにか飲もう」
乃々「あ、キャプテン。こんな時間などうしたんですか?」
キャプテン「乃々、ちょっと喉が渇いたから寝る前に何か飲もうと思って」
乃々「奇遇ですね! 私も何か飲もうと思って。よかったら私が何か飲み物淹れますから座って待っててください」
キャプテン「お、ありがとう。それじゃお言葉に甘えるよ」
乃々「ふふっ…」
サッーー
乃々「お待たせしました。アイスティーしかなかったんですけどいいですか?」
キャプテン「ありがたくていただくよ」ゴクゴク
乃々「キャプテン……その……」
キャプテン「ん? どうした?」
乃々「私……別に、キャプテンのことを嫌いになったとかそんなわけじゃないですからね!!」
キャプテン「うお、いきなりどうした!? ひょっとして、昼間のことか?」
乃々「その……確かにキャプテンのことをバカって言いましたけど、あれはその……最近キャプテンが他の子とちょっと仲良くし過ぎというか距離が近いというか、もっと私にもかまってほしいというか……///」モジモジ
キャプテン「乃々……」
乃々「と、とにかく! 私はその……キャプテンのこと嫌いじゃないですからね!」
キャプテン「お、おう。まあ、これからもよろしくな」
乃々「はい!」ニコ
メロ「あれ? 二人してなにしてるメロか?」
キャプテン「メロか。いや、乃々と二人でアイスティーを飲んでたところだよ」
メロ「アイスティーメロか。そういえばメロもちょっと喉が渇いたメロ。メロにも一杯ちょうだいメロ」
乃々「はい、どうぞ」っ
メロ「わーーい!」
次の日、
美弥花「ねえねえ、キャプテン」
キャプテン「どうかしたか?」
美弥花「なんかメロの様子が変なんだけど」
メロ「うぅぅ……身体が痺れて動けないメロ……」
美弥花「メロ、一体どうしちゃったんだろ!?」
キャプテン「うーん……乃々、何か知ってるか?」
乃々「…………さぁ?」
終わり
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