伊織「ああ、 >>2のことね 」
P「えっ」
伊織「えっ」
コスプレ
伊織「ああ、コスプレのことね」
P「えっ」
伊織「えっ」
P「えっ」
伊織「何驚いてんのよ。あんたが私に言いたいのは、私が休日となるとあたりも構わずにコスプレしだして街を練り歩く趣味をやめろ、てことでしょ」
P「そうなの?」
伊織「まああんたが言うならしょうがないわ、」
伊織「それに、スタープラチナの人形背負って歩くのって思ったより疲れるから、やめたかった所だったのよ」
P「おまえ承太郎のコスプレしてんの?」
伊織「丁度良い機会だからやめることにするわね」
P「はい」
伊織「ふぅ、なんだかスッキリしたわ、」
伊織「スッキリしたから、兎の着ぐるみで街を練り歩いてくるわね」
P「なんと」
伊織「じゃあね(さよならだ)」
バタン
P「本当に行ってしまった、」
P「俺はやよいの誕生日パーティーの企画について話したかったんだか……」
P(たくさんはない時間で、やよいを最高に喜ばせる案を考えないといけないからな……)
あふぅ、眠いから寝るの
P(しかし一人で全て考えるのも大変だ)
P「ん?」
春香「フフフッフフーン♪」
P「あんな所で鼻歌をうたいはじめたのは紛れもなく春香」
春香「フン、フ、フ、フゥ"ン!!」
P( I Wantは鼻歌に向かないぞ春香 )
P「おはよう春香」
春香「ゲホッ……ケホケホッ…………っプロデューサーさんっ、おはようございます」
P「早速だが、例の件について話がしたい」
春香「例の件? ああ、>>9のことですよね」
P「えっ」
春香「えっ」
P「えっ」
夜の運動(意味深)
春香「例の件? ああ、夜の運動(意味深)のことですよね」
P「えっ」
春香「えっ(プロデューサーさん、何を驚いてるの?)」
P「えっ(春香は何を言ってるんだ)」
P「それってヤバい意味じゃないよな?」
春香「?」
P「例えば、ライブの直前に、終電ギリギリまで残ってダンスの練習をするとか、」
P「寝る前のストレッチだとか、」
P「春香の言う夜の運動ってのはそういうものを指すのであって、断じて男女がまぐわってアレコレすることとは関係ないんだよな?」
春香「プロデューサーさん、そういうこと言うのはセクハラですよ……」
P「すまん、俺の勘違いならいいんだ」
春香「私が言いたいのはセックスですよセックス!!!」
P「なんだと」
春香「セックス!」
春香「より具体的には、私を抱いてくれる、と言った、あの約束のことです!」
P「そんな約束したっけな」
春香「ここは一つ、わがままきいてやるって、約束しちゃって下さい♪」
P「無理言うなよ、」
P「俺はただ、やよいの誕生日パーティーについての話をしようと」
春香「やよいへのプレゼントに、私とプロデューサーさんのセックス!」
P「そうだ!」
P「逃げよう」タッタッタッ
春香「セックス!」
P「まったく、春香はどうしようもないな」
P「まともな相談をするどころか、まともな会話もできやしない」
P「誰かちゃんと話を聞いてくれる人はいないものか…………」
P「ん?」
響「いぬ美ー! ここにいるのかー!?」
P「あそこで洗濯機に首を突っ込んでいるのは響じゃないか」
響「自分が悪かったー! 謝るから出てきてくれー!」
P「オッス響、忙しいところに悪い」
響「あっ! プロデューサー! いぬ美を知らないか?」
P「俺がいぬ美について知っている唯一のことは、洗濯機の中にはいない、ということだけだ」
響「そうか、ありがとう!」
P「ところで響、あのことについてちょっと話したいんだが」
響「あのこと? ああ! あの事か!」
P「そうそう」
響「>>16のことだよな」
P「えっ」
響「えっ」
P「えっ」
プロデューサーがペットになってくれる
響「ああ、自分が日頃から抱いている願望のことだよな!」
P「……なあ響、常識を思い出してくれ、」
P「そんなことを相談しにくる人間が、本当に存在すると思うのか?」
響「でも、プロデューサーが自分のペットになるにあたって、餌の量だとか、散歩の回数だとか、そういう気になることは多くあると思うんだ」
P「俺は、響のペットにはならない」
P「偽りばかりのこの世界で、それだけは絶対真実、確実なことだ」
響「でも、プロデューサーのPはペットのPだろ?」
P「プロデューサーのPは、」
P「プロデューサーのPだ」
P「それ以上でもそれ以下でもない」
響「そ、そんな……」
響「それじゃあ自分は、これから何を信じて、何を糧にして、何を希望に生きていけばいいんだ……」
P「俺のことは諦めて、まともな人生を歩むんだな」
響「くそっ! こうなったらやよいをペットにするしかない!」
P「ばか」
響「今度のやよいの誕生日には浅葱色の首輪を送ろ」
P「うーん…………」
P(まあ、やよいの誕生日のことを考えてくれてるなら良いか)
P「あんまり暴走はするなよ」
響「はーい」
P「なんだかアイドルに相談するのがバカらしくなってきたな」
P「まともに相談できる奴がいないし」
P「よし! 次で相談は最後にしよう!」
P(誰かいないかな?)キョロキョロ
小鳥「ブヘヘヘヘヘヘ、この薬を伊織ちゃんに飲ませれば、小鳥インパクトの第一段階は完成する……」
P「おや、あんな所に正気を失った音無さんがいる」
小鳥「そろそろプロデューサーさん用のも作り始めなきゃいけないわね」
P(誰か相談できる人はいないかな?)キョロキョロ
真美「んっふっふっ~、兄ちゃんのイスにブーブークッションを仕掛けちゃうよ~」
P「おや、世界一可愛い真美がいる」
P「おーい、真美ー!」
真美「げーっ! 兄ちゃん! べ、別に真美は怪しいことなんてしてないよ!」
P「そんなことはどうでもいいんだ、」
P「実は真美に相談があってな」
真美「相談?」
真美「あっ、もしかして!」
P「さすが真美! わかるのか!」
真美「>>25のことでしょ?」
P「えっ」
真美「えっ」
金的
真美「金的のことでしょ?」
P「えっ」
真美「えっ」
P「えっ」
真美「るぅああああああ!!!」キーン
P「ぐわああああああああああ」
真美「ク、クロコダイーン!」
P「」
真美「しっかりしろクロコダイン!」
P「な……なぜこんなことを……」
真美「実は真美の身体にはね、兄ちゃんの顔を見ると、兄ちゃんのアソコを蹴らずにはいられなくなるプログラムが予め設定されているんだよ」
P「アソコ?」
P「アソコってのはどこのことだ真美」
真美「へ?」
P「アソコとは俺のどこを指すのかを聞いているんだ真美」
真美「それは、今蹴った所だよ……///」
P「言えないなら指を指すだけでもいいぞ真美」
P「さあ、俺のアソコに、その可愛い人差し指を近づけるんだ真美!」
真美「兄ちゃん、サイッテー!」バシーン
P「ぐわああああああああああああ」
真美「ふんだ!」スタスタ
P「ビンタをされてしまった」
P「どうせなら金玉を狙ってほしいものだな」
P「しかしこれだけ相談して変わったことと言ったら、俺のHPが減ったことくらいだ」
※ステータス
HP 89→15
MP 851
ガミP 75
アサミンゴスP 72
P「やっぱり一人で考えた方がいいな、」
P「何をしたらやよいは喜んでくれるだろう……」
☆別の日
P「さて、皆に集まってもらったのは伊達や酔狂じゃあない、」
P「仕事の話でもない、」
P「やよいの誕生日パーティーについて、話したいことがあるからだ」
伊織「ああ、私や他の皆とも相談してたっていう、アレね」
P「そうだ、結局俺一人で考えることになったがな、」
P「早速俺の企画をきいてほしい」
P「やっぱり年に一度の特別な日だから、盛大にいきたい、」
P「会場は、東京ドームを用意する」
P「美希、頑張って用意してくれ」
美希「えっ」
P「えっ」
美希「いくらなんでも、無茶苦茶なの」
P「そこをなんとか」
律子「……プロデューサー、今日が何日かわかってます?」
P「3月25日だよな」
律子「やよいの誕生日は?」
P「3月25日だろ」
律子「当日に東京ドームを抑えるなんて、いくら美希でも無理ですよ」
P「そんな……」
美希「律子、もっといってやるの」
律子「せめてもっと早くに言ってくれないと……」
P「ちくしょう……俺は何てダメなんだ」
律子「もう少し現実的な案をですね……」
P「でも盛大に祝ってやりたいんだ、」
P「やよいだけじゃない、律子だって、いや、この事務所の皆が、俺は大好きだから」
P「こういう特別な日を、一生忘れられないものにしたいんだよ」
律子「プロデューサー……」キュン
P「でも無理なら仕方ない、」
P「何か別の案を考えないと……」
律子「分かりましたよ」
P「へっ?」
律子「東京ドーム、用意します」
P「でも無理なんじゃ」
律子「私ならできます、やってみせます」
美希「律子……」
律子「ほんとにっ、プロデューサー殿はしょうがないですね、」
律子「さ、会場のことは心配しないで、あなたが考えた企画の続きを、話してください」
P「律子、ありがとう!!!」
P「さて、続きを話すが、いくら会場が広くても、俺たちしか人がいないんじゃ寂しいばかりだ、」
P「そこで人をたくさん呼ぶ、」
P「1000人、少なくともそれくらいは欲しいな、」
P「頼んだぞ、真」
真「えっ」
P「えっ」
真「やる前から弱音なんて吐きたくないですけど、ちょっと無理があるんじゃないですかね」
美希「…………」
P「そこはなんとか、上手いことやってもらう感じで」
真「1000人なんて、気まずい気持ちを抑えて、あんまり仲良くない知り合いまで呼んでも無理です」
P「そんな……せっかく会場まで抑えられたのに……」
P「俺は無力だ……っ!」
美希「…………」
P「ここは仕方ない、人数を減らして……」
美希「ミキが呼ぶの」
P「えっ」
真「えっ」
美希「ミキが1000人呼ぶっていってるの」
真「美希、そんなのできっこないよ」
美希「その辺の男の子にミキが声をかければ、1000人なんてラクショーだって、思うな」
P「美希……」
美希「プロデューサーは、人数減らしたくないんでしょ? だったらミキに任せるの」
P「ありがとう!!! 美希!!」
真「……」
P「さて、律子と美希のお陰で会場と人は心配ない、」
P「そこでパーティーの内容についてだが……」
真「ちょっと待ってくださいプロデューサー」
P「ん? どうした?」
真「少し問題が生じてるんです、」
真「雪歩を見れば分かります」
P「雪歩を?」チラ
雪歩「うう……男の人ばかりが1000人も……」
P「あっ……」
真「そうです、いくら人数が集まっても、全員が男、というのではいかにもおかしい、」
真「雪歩だってそうですが、やよいだってびっくりするだろうと思うんです」
P「た、確かに、」
P「じゃあ、どうすれば……」
真「そこでボクの出番ですよ」
P「えっ」
真「ボクなら女の子を集められます」
P「そうか! 確かに真なら……」
真「ボクが女の子に声をかければ、1000人なんて朝飯前ですよ」
P「だが真、いいのか?」
真「ええ、可愛さを求めるボクにとって、このやり方はあまり楽しいものじゃない、」
P「だったら……」
真「だけど、やよい、そしてプロデューサーの為だと思えば、ボクはどんなことだってできますから!」
P「真、ありがとう!!!」
P「じゃあ、続きを話すぞ、」
P「やよいを会場に呼ぶ時のことだが、」
P「できれば会場が東京ドームだとやよいに知られたくない、」
P「サプライズの為にな」
千早「じゃあどうするって言うんです?」
P「俺が今考えているのは、抜け道を作る作戦だ、」
P「事務所の近くから東京ドームまで続く穴を掘る、」
P「この役目を頼みたいのは……」
雪歩「さ、流石に無理ですぅ!!!」
P「雪h……、?」
P「えっ、無理?」
P「雪歩ならいけるだろ」
雪歩「ここから東京ドームまで、どれだけあると思ってるんですかぁ!!!」
雪歩「シールドマシン使ったって、今日中にはむりですよ……」
P「そんな馬鹿な……」
P「いや、悩んでもしょうがないな、代替案を考えよう」
P「そうだ、ヘリコプターだ! ヘリコプターを使おう!」
P「どう思いますあずささん?」
あずさ「えぇえぇ……」
あずさ「ちょっと難しいんじゃないかな、と」
P「もういっそ、俺とやよいが東京ドームの地面から、突然発生すればいいんでしょうか」
あずさ「真面目に考えてます?」
P「だめだ、どうすればいいのかわからない、」
P「あっちの世界では、もうとっくに36日になっているというのに」
あずさ「何を言ってるんですか?」
P「俺は何て無力なんだ……」
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