シャア「ホモか……」(15)
シャア「まさか鉄血で明確なホモ描写をするとは」
アムロ「ああ、それも小説版ならまだしもアニメでだ」
シャア「フラウロスがピンク色だったのも今なら納得がいく。あれは二人だけの花園というわけか」
アムロ「実際、二人で入ってたしな。というかシャア、お前だって機体の色がピンクよりじゃないか」
シャア「私のは関係ない。それに私はゲイではない。しかし今さらだがマクギリスめ、羨ましい」ギリ
アムロ「まあガエリオが生きてると知った以上、今後彼女との関係がどうなるかは分からないけどな」
シャア「だが私だって、母性の有無はともかくあんな年端も行かない少女を抱っこしてお股をすりすりしながらイチャイチャしたいさ」
アムロ「うわ……」
アムロ「しかし、こうも明確にホモ描写を出して良かったかは分からないな。臭わせるだけならまだしも」
シャア「どうやら制作スタッフも知らなかったらしい」
アムロ「初めてじゃないのか? 同性愛は?」
シャア「いや、初めてじゃないぞ。我々富野ガンダム作品だってホモ描写はあったじゃないか。∀のグエン卿がそうだ」
アムロ「ロラン、いや、ローラか。そうだったな。既にやっていたな」
カミーユ「いいえ、鉄血はガンダムシリーズ初のホモ描写をしましたよ」
アムロ「カミーユ」
シャア「それはどういう事だ?」
カミーユ「説明する前に一つ言わせてください。ガチホモは止めろよ!! 気持ち悪いんだよ! 何てもの流してくれたんだ! 仮にも子供が観る番組だぞ! そういうのは深夜枠だろ!!!」
カミーユ「ハァ、ハァ、すみません。それでは説明します」
メタル刹那「ちょっと待ってくれ」
アムロ・シャア・カミーユ「刹那さん!?」
刹那「カミーユ、お前の気持ちは理解できる。親子で観ている可能性があるから少しばかり変な空気にはなるだろう」
刹那「だが同性愛はそんなにいけない事だろうか? 人と人が理解し合えるなら、性別など関係ないじゃないか」
刹那「確かに未だに同性愛に拒絶反応を示す人は多い。だがこうも露骨に拒絶するのは同性愛差別の様で俺は見逃せない 」
刹那「押し付けに聞こえるかもしれないが、そういう人達もいるという事を理解して欲しい」
カミーユ「すみません刹那さん、俺の言葉が足りなかっです。俺、決して同性愛を否定してるつもりは無かったんです」
カミーユ「むしろゆるゆりとかは肯定派です。ただ、鉄血のホモ描写があまりにも露骨過ぎて気持ち悪かったんです。2ちゃんねるでもブーイングの嵐でしたし」
刹那「そうか……俺も対話の生き方をしておきながら少しばかりむきになってしまった。すまない」
アムロ(そもそもカミーユはホモ描写を否定しただけで同性愛そのものは否定してないんだけどな)
シャア「話がそれてしまったがカミーユ、鉄血がガンダムシリーズ初のホモ描写とはどういう事だ? ∀で既にやったではないか?」
カミーユ「その事なんですけど大尉、そもそもホモ描写の仕方が根本的に違うですよ」
シャア「何?」
カミーユ「鉄血は腐女子に媚び媚びなんですよね。それがまた気持ち悪くてガンダムシリーズ初なんですよ」
アムロ「それならグエン卿も」
カミーユ「うーん、∀とかはどっちかっていうと『アッー!』ですね」
刹那「アッー?」
カミーユ「あくまでも個人的な感想なんですけど、アナザーを含めた今までのガンダムシリーズのホモホモ描写はくそみそテクニック的なものだと思ってるんです。まあ臭わせる程度でしたし」
カミーユ「監督、脚本も理由なんですけどグエン卿のホモ描写出しても話の流れ的に『デデーン!』や『アッー!』な感じしかなかったんですよ」
カミーユ「富野ガンダムなら違和感ないというか、ぶっこんできたなあとしか思わないんです」
カミーユ「けど鉄血は違うんです! ホモの流れが違うんです! くそみそのような『アッー!』な感じじゃないんですよ!」
カミーユ「何か、その、ヌチョヌチョしてるんです。腐女子に媚びたヌチョヌチョした感じが」
カミーユ「よく分からないオイルだかローションだかを体に塗りたくってテカテカしてる筋肉質の男達がサンドイッチのように襲いかかって来て俺の体を擦ってくるような、そんな気持ち悪さがあるんです!」
カミーユ「そして岡田麿里の、まるで自分の趣味を、自己満足をぶちまけてる感じがまた腹が立つんですよ!」
アムロ「確かに、腐女子に媚びた感じはするな」
刹那「数人のラッセ・アイオンが精液ローションでサンドイッチ攻撃してくる感じか……」
カミーユ「ですから、腐女子寄りの明確なホモ描写は鉄血が初めてなんです!」
刹那「待て、それはおかしい。それなら00も、リボンズ・アルマークの事後らしき描写がある」
カミーユ「あれはあくまでもらしきなのでセーフです」
刹那「ドラマCDもだ」
カミーユ「あれは笑えるホモです」
シャア「少年時代のマクギリスの事後らしき描写はどうする?」
カミーユ「あれもプ~ンと臭わせてるだけでしたから一応は大丈夫です」
カミーユ「というか、もしグラハムさんとかが刹那さんに愛の告白してもなんとなく笑えるホモで済みそうなんですよね」
刹那「何故だ?」
カミーユ「ああいう人達ってどこか頭のネジが外れてたり変態的だったりするじゃないですか? まともな俺達とは全然違う」
カミーユ「ですから、そこまで気持ち悪くないし仮に腐に媚びてても笑えるホモで済みそうなんですよ」
カミーユ「Gガンでホモ描写があってもあの濃いキャラだらけなら勢いで済みそうですし、Wもよくてトレーズくらいですし、Xもフロスト兄弟くらいです」
カミーユ「でも今回は相手が違いました」
カミーユ「ヤマギとシノは性格が普通なんです。シノも割とぶっとんだ性格ですけどそれでも周りと比べたら普通です」
カミーユ「そこがいけなかったんです。普通だからこそ、ヌチョヌチョしたホモ描写が目立ったんです」
カミーユ「キ●ガイキャラならまだ笑えたでしょう。ですが、話の流れや場の雰囲気、完全にBLなんですよ! くそみそテクニックじゃないんです! LOVE STAGE !!なんです」
カミーユ「だから拒絶してる人が多いんです。玄人ならあの二人の関係はガンダムの良いところを凝縮してるっていうけど……無理だ」
シャア「まあ、ある意味初の試みでもある」
アムロ「といっても制作スタッフは知らなかったけどな」
カミーユ「描写するにしてもちゃんとした理由とかが欲しかったですね。唐突ですし」
刹那「確かに描写不足は否めない」
カミーユ「次はガエリオさんがガチホモになるんでしょうか? 彼氏に振られた元カノみたいなホモホモしさが妙にあるし」
シャア「岡田麿里ならやりかねないな。ヤンホモになるのか? 」
アムロ「それは分からない。というかそもそも鉄血自体ホモホモしいガンダムだしな。オルガの台詞とか特に。小説版ならゲイでなくても大半がバイとかありえるぞ」
刹那「がゆんガンダムは可愛いレベルだった」
カミーユ「それと、彼らは今後生き残れるんでしょうか? バエルは本当に何も無さそうですし」
アムロ「必要以上に格闘メインだしなぁ。電磁砲も使いづらそうだし」
刹那「新しい終わり方のようだから決して良い結末とは言えないだろう。三日月達の、彼らの踏ん張りしだいだ」
シャア「次の話までまだ時間がある。これからアニメ観賞会をしないか?」
刹那「残念だが俺はマリナ・イスマイールの介護があるから遠慮しておく」
アムロ「分かった。よし、何を観賞するんだシャア?」
シャア「まずは録画しておいたけものフレンズを一気に観るぞ」
終わり
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