美希「最近プロデューサーが全然構ってくれないの・・・」 (39)

【 765プロ 】


春香「プロデューサーさん!クッキーどうぞ!!」

P「お、ありがとう。ん・・・うまい!」

春香「えへへ・・・今回のは自信作なんです」

美希「・・・」ムー

美希「プロデューサー!!」

P「ん?どうした?」

美希「ねぇ、どう? 新しい衣装なの!!」

P「あ、駄目じゃないか! まだ、調整中なんだから勝手に引っ張り出しちゃ」

美希「そんなことどうでもいいの!!似合ってるかどうか・・・あっ」クルクル

ガチャン! ビシャ

美希「あつっ」

P「ああっ!!コーヒーが倒れて新しい衣装が!!」

美希「あ・・・」

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P「だから駄目だって言っただろう!どうするんだこれ、シミが落ちなかったら」

美希「み、美希はただ、プロデューサーに・・・」

P「はぁ・・・もう少し春香を見習ってだな・・・」

美希「っ・・・なんなのなの!? 春香、春香ってっ!!」

美希「最近のプロデューサーはミキのことを全然見てくれないの!!」

美希「もう、知らないの! アイドルなんて辞めてやるの!」

タタタタッ

P「美希っ!」

音無「美希ちゃん!」

P「くそっ・・・何やってんだ俺・・・!」

P「音無さんすいませんっ!俺、美希を探してきます!!」

ダダダダダッ

音無「美希ちゃん・・・」

春香「私達も手分けして美希を探そう!」

響「そうだな!」

伊織「まったく!何やってるのよあの二人は!」

タタタタッ

――――――――

―――――

――

【 河原 】

P「はぁっ・・・はっ・・・!!」

美希「・・・」テクテク

P「い、いたっ!」

P「おーい!美希ーーーー!!」

美希「・・・っ!!来ないで!!」

P「美希っ、少しでいい、話を聞いてくれっ」ガシ

美希「矢なのっ!!」バッ

あああやってしまったあぁぁぁぁぁ
矢なのってなんだよ・・・どこの部族だよ

春香「あれは・・・!響、こっち!!」

響「おお!居たか!!」

Pと美希の元へたどり着く春香と響。
しかし・・・美希とPをようやく見つけた春香と響はその光景に驚愕するッ。

美希「矢なのっ・・・」ギリギリ

ヒュンッ!!

春香「プ・・・」

ドシィッ!!

P「か・・はっ・・・ッ!!」

春香「プロデューサアアァァァァァァッッッ!!!」

美希の放った矢は、的確にPの心臓を捉えていた。

響「な、っなんだ!?何が起きてるんだ!?」

春香「うわああぁぁぁぁぁああぁぁぁ!!」

美希「ミキは嫌って言ったのに、しつこいからこうなるの」

春香「美希イイィィィィィ!!よくもおおぉぉぉぉぉおッ!!」

響「ま、待つんだ!春香!!」

美希「ふ・・・丸腰でミキを倒そうだなんて片腹痛いの」

ドオオォォォッ

春香「なっ、美希の背後に何かが・・・!!」

美希「へぇ、春香にも見えるの・・・?ミキのスタンド」

キラキラークイーン「・・・」

春香「あ・・・!?な・・・!?」

キラキラークイーン「・・・」

グオオオォォォッ

響「春香ッ!! 危ないッ!!」




バシィ!!




春香「う・・・うぅ・・・?」

キラキラークイーン「・・・」

ハイサイスター「・・・」

美希「く・・・響もスタンド使いだったなんて・・・!」

響「美希・・・仲間に手をあげるなんて、もう許せないぞ!!」

春香「え!? 何が起きてるの!!? スタンドって!?」

響「・・・アイドルマスターセカンド、通称スタンド。アイドルマスターを極めることでアイドルに目覚める能力だぞ」

春香「ええぇ・・・」

響「美希!! 自分のハイサイスターはもう美希の匂いを覚えたぞ!!美希がどこに逃げようとどこまでも追尾する!!」

美希「ふーん。そうなの。・・・じゃあ美希のスタンドの能力も教えてあげるの」

キラキラークイーン「・・・」ガシ

ハイサイスター「・・・!!」

響「無駄だぞっ! ハイサイスターは力を吸い取るスタンドさー! もうすでに抵抗する力は・・・」

美希「キラキラークイーンの能力・・・」

美希「それは・・・触れたものを爆睡させる」

響「なっ・・・あっ!!」

カチッ

響「ぐぅ・・・すぅ・・・かぴ」Zzz

春香「響!!」

美希「ふっ・・・口ほどにもないの」

美希「次は春香なの!」

春香「ッ・・・!」

春香に迫るキラキラークイーンの腕!
絶体絶命のピンチ!!

キラキラークイーン「・・・」ブンッ

??「ハイ!ターッチ!!」

ガォンッ!

美希「なっ・・・!?」

危機一髪ッ!!!
キラキラークイーンが春香に触れるその瞬間ッ!!
春香はキラキラークイーンから距離をとるように瞬間移動したッ!!

??「そこまでですー!」

??「春香、大丈夫?」

春香「あっ・・・!」

春香「千早ちゃん! やよい!!」

やよい「うっうー!」

千早「間に合って良かった・・・」

春香「そ、その後ろのは・・・」

THE・タッチ「・・・」

エコーズAct72「・・・」

千早「私達のスタンドよ」

春香「ええぇーっ!!?」

春香「もしかして私が助かったのって・・・」

やよい「はい! 私のTHE・タッチは、タッチしたものを削り取ることができるんです!」

やよい「春香さんと私達の間の空間を削り取って、春香さんを引き寄せたんです!」

春香「す、すごい・・・もしかして私以外みんな使えるの・・・?」

千早「そして、私のエコーズAct72の能力は・・・」

エコーズAct72「・・・」

シュヴォン!

美希「は、速い!! いつの間に後ろに・・・ッ!!」

美希「このっ・・・!!」

キラキラークイーン「・・・ッ!」

ブォン

千早「遅い!!」

エコーズAct72「スリーサイズフリーズ!!」

ドドドドドドドドド

キラキラークイーン「・・・!!」ガガガガガ

美希「くっ・・・速い・・・けど!! ちっとも威力がないのッ!!」

美希「こんな速さだけの生っちょろいスタンドで美希に勝てるわけないと思うなっ!!」

千早「それは・・・どうかしら?」

キラキラークイーン「・・・ッ!?」ズシン

美希「ふぐぅ!?」ガクッ

千早「私のスタンドは触れたものを重くできるのよ」

美希「ぐぅ・・・油断してたの・・・」

千早「そして・・・」

シュンシュン

美希「なはぁっ!? み、ミキの胸がッ!!?」ペターン

千早「本体の胸を千早にする・・・!くっ・・・!!」

美希「ひいいぃぃぃぃ胸が軽いの!! こんなのってないの!!」ペッターンッッッ!!!

千早「さぁ、薄くて重くなりなさい!! ふふっふふふふふふっ・・・!!」

やよい「千早さん恐いですー・・・」

春香「コレ絶対に私怨入ってるよね」

美希「っ・・・!! まだ、だよ」

キラキラークイーン「・・・」バシュンッ

千早「腕から何か射出してっ・・・!?」

美希「第二の爆睡!!シュガーハートアタック!!」

はぁと「おい☆ こっちを見ろ☆」シュゴー

美希「美希のスタンドの二つ目の能力・・・自動操縦で触れた相手を全て爆睡させる!!」

美希「狙った相手は絶対に眠らせる最強の遠隔操作攻撃!!」

はぁと「こっちを見ろって言ってんだよ☆」シュゴー

千早「くっ・・・!! 私のスタンドが重くできるのは1度に1つまで・・・」

千早「エコーズAct72!!」

エコーズAct72「スリーサイズフリーズ!!」

ドドドドドドドドド

はぁと「いたいよぉ~☆」ガガガガガガガ ズシッ

美希「今なの!」ガバッ

キラキラークイーン「・・・」グオォッ

千早「くっ・・・!」

やよい「千早さん危ない!ハイ!たーっち!!」

美希「そう来ると思ってたの」

ガォンッ

やよい「・・・え?」

意外ッ!!それはブラフ!!
キラキラークイーンは千早を攻撃すると見せかけて、手が触れる直前に体の向きを変えながら素早く千早とやよいの間に割って入ったッ!!
千早を攻撃しようとすれば、きっと春香の時のようにやよいが助けにくる!
しかしッ!!美希はそれを逆手に取ったッ!!初めから狙いはやよいだったのだッ!!

キラキラークイーン「・・・」スッ

やよい「わ・・・わわわ」

とっさのことに反応が追いつかないやよいッ!
そして、THE・タッチは千早を助けるために腕を振り切った状態であり、身を守る時間など無かったッ!!
対するキラキラークイーンは、読みどおりッ!!すでにやよいに手を伸ばしていたッ!!

美希「チェックなの」

カチッ

やよい「ふわぁ・・・くぅ・・・くぅ・・・」

千早「高槻さん可愛い」(よくも高槻さんを!!)ダラダラ

春香「千早ちゃん!逆ですよ、逆!そして鼻血!!」

美希「次は春香なの」ザッ

春香「ぐっ・・・!」

美希「終わりなの!」

キラキラークイーン「・・・」スッ

ガシッ

エコーズAct72「・・・」

美希「なっ・・・大人しくしてれば良いものを・・・!往生際が悪いのッ!!」

キラキラークイーン「ッ・・・!ッ・・・!」

千早「春香ッ!!今のうちに逃げて!!」

春香「千早ちゃんっ!」

カチッ

千早「あ・・・く・・・」

春香「ち、千早ちゃ・・・ッ!!」

千早「スタンドは・・・アイドルの精神パワー・・・きっと春香も、めざ・・・」

千早「くぅ・・・くぅ・・・」

春香「あ、千早ちゃんの寝顔可愛い」パシャ

美希「ふぅ・・・さすが不眠症気味の千早さんなの。キラキラークイーンですぐに寝ないなんて」

春香「みいいいいいぃぃぃぃきいいいぃぃぃぃぃッッ!!」

美希「今度こそトドメなの!」

キラキラークイーン「・・・」スッ

春香「あああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨ッ!!

ゴォッ!!

アイドルマスタープラチナ「のわぁ!!」

キラキラークイーン「!?」ゴシャァ

美希「へぶぅッ!?」

ドンガラガッシャーン!!

春香「これはッ!私のスタンドッ・・・!?」

アイドルマスタープラチナ「・・・」ゴゴゴゴ

美希「げほっ・・・くっ・・・このタイミングで春香もスタンドを身に着けるなんて予想外だったの」

美希「だけど、スタンドの扱いは美希の方が上!! 能力を把握される前に眠らせるのっ!!」

キラキラークイーン「・・・」ググッ

ビュン

春香「く、来るッ・・・!!」

アイドルマスタープラチナ「のわぁ!!」バキィ

キラキラークイーン「!!」ゴシャ

美希「ごふっ・・・は、速いっ・・・!?」

アイドルマスタープラチナ「のわのわのわのわのわのわのわのわ!!」ドゴゴゴゴ

キラキラークイーン「」ボコボコボコボコ

美希「がっはああぁぁぁぁぁぁぁぁ」

ドッシャアアァアァァァァ!!

美希(時を止めたかのような速さッ!? そしてこのパワー!!強いのッ!!)

春香「っはぁ・・・はぁ・・・」

春香「す、すごい・・・私のスタンド・・・一瞬だけど、時を止められた・・・!」

美希「がはっ・・・はぁ・・・!!」

春香「美希ッ!! もう美希は私には勝てないッ!!」

美希「ぜぇ・・・ふ、この程度で勝った気なんて、お笑いなの」ヨロ

春香「なっ・・・!」

はぁと「こっちを見ろ☆」

春香「いっ、いつの間に後ろにっ!!」

美希「今なの!!」ダダダッ

キラキラークイーン「・・・」シュバ

春香「っ!?」

春香(背後にはシュガーハートアタック、前方からはキラキラークイーンがっ!!)

美希「一瞬時間を止められるとしても、その一瞬じゃこの挟み撃ちは捌ききれないの!!」

春香「と、時よ止まれっ!!」

ギュウウウウウゥゥゥン

アイドルマスタープラチナ「のわぁ!!」ドゴッ

はぁと「」バキィ

春香(この一瞬じゃこいつを吹き飛ばすので精一杯・・・!)

春香「も、もうだめ・・・時が」

ギュウウウウゥゥン

美希「最後には才能のある者が勝つのッ!!トドメなのッ!!」

キラキラークイーン「・・・!!」ゴォッ

ピタッ

美希「な・・・体が・・・動かない!?」

美希「春香は一瞬しか時を止められなかったはずなのに、なんでなの・・・!?」

ザッ・・・

春香「あっ・・・!!」

ザッ・・・ザッ・・・

P「・・・俺が時を止めた」

THE・アイドルマスターPラチナ「・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

春香「プロデューサーッ!!」

春香「プロデューサーッ!!」

美希「な、なんで・・・プロデューサーは、さっき矢で」

P「あぁ・・・あの矢を受け、一命を取りとめたことで、俺にも目覚めたんだ」

ザッ・・・ザッ・・・

P「スタドリ超人労働者に稀に発言する能力・・・略してスタンド」

ザッ・・・ザッ・・・

P「そして、俺のスタンド能力は時を・・・世界を支配する能力」

ザッ!!

P「チェックメイトだ、美希!」

美希「あっ・・・あぁ・・・」

ギュウウウウゥゥン

春香「あ・・・動けるように・・・」

P「美希。俺は攻撃するつもりは無い・・・だから、俺の話を聞いて欲しい」

美希「・・・」

P「すまなかった!! 俺・・・最近、美希のこと・・・しっかり見てやれてなかった」

美希「・・・そうなの! 最近のプロデューサーは美希によそよそしくて春香ばっかり・・・!」

美希「春香の事が好きなの!? 美希なんてもうどうでもいいの・・・?」

P「そ、それは・・・」

春香「プロデューサー・・・」

春香(そっか・・・プロデューサー、私のことが好きだけど美希にハッキリ言えなくて、それでこんなことに・・・)

春香「プロデューサーさんッ!ここははっきりと告白して、白黒つけるべきですよ!」

春香(これで私とプロデューサーさんははれて恋人になれるし、美希も諦めがつくはず・・・)

P「そうだな・・・」

美希「・・・っ」

P「美希っ・・・愛してる!」

春香「あ?」

美希「えっ・・・ええっ・・・!?」

P「美希のことを見てるとドキドキしてしまって・・・でも、プロデューサーとしてこんな感情は持っていたら駄目だから・・・」

P「それで、自分のために距離を置こうと、ついつい美希を避けてしまった・・・」

美希「・・・」

P「だけど!!もう自分の気持ちに嘘はつけない!!」

P「美希!お前がトップアイドルになったらその時は・・・俺と結婚してくれないか!!」

美希「嬉しいの・・・プロデューサー・・・ううん、ハニー・・・!」

美希「ミキも好き・・・大好きなの・・・!!」

美希「絶対、トップアイドルになってみせるから! 待っててほしいの!」

P「ああ!!」

春香「プロデューサーの心の中に居たのは美希だった!? 今、私が心のフタを開けたハズなのにィ~ッ!?」



その後、Pと美希は最強のスタンド使いコンビとなる。
後に、364プロの銀の戦車(シルバーチャリオッツ)、無口な車輪(ホイールオブクワイエット)と共にイギリスへ赴き死闘を繰り広げることになるが、それはまた別の物語である。

終わり

終わりです。見てくださった方ありがとうございました。そしてごめんなさい。
本当は喧嘩仲直りからのあまあまないちゃラブ書くつもりだったんです。
皆さんも、誤字には気をつけましょう。

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