ハイテクアリアリな架空戦記です。よければどうぞ
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そう遠くない未来。
様々な技術革新によって、人々の生活に大きな変化が生じた。
拡張現実。仮想現実。人工知能。
新たな技術にもたらされた犯罪やトラブルに対処するため、旧警視庁はサイバー犯罪対策課を
一新、軍事的行動力をもつ特殊部隊を組織した。
<電脳事象対策チーム>
通称、仮想隊の誕生だった。
廊下を足早に進む。
角を曲がり、エレベーターを降り、さらに進む。
すでに予定時刻をオーバーしている、止まることなど出来はしない。
ドアを押し開けた。
「遅くなりました。シンジ·スガヌマであります」
「はい、いらっしゃい。課長のゴトウ·ハジメだ、よろしく」
「······自分の小隊は、まだ未集結なのでしょうか」
「まあね。そう肩肘張りなさんな、力を抜きなさいって」
こうして、シンジの波乱に満ちた小隊長生活は始まった。
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