マシュ「心に剣、輝くは永遠を照らす勇気」 (36)
マシュ「2004年の東京で微弱な特異点反応……ですか?」
ロマン「そう。よく観察しないと分からない程度の物だけど、特異点である事には変わり無い。 いや、そもそも特異点に大小など関係無いか」
ダヴィンチ「そうさロマニ。 地を這う業火だろうと、ほんの小さなマッチの火であろうと、放っておけばいずれすべてを灰にする。例のごとく聖杯がその時代のその場所になにかしらの影響を与えていることに間違いはない」
ぐだ男「けど東京に人理に関わる出来事ってありましたっけ? しかも2004年に」
マシュ「東京…確か先輩の故郷ですよね」
ぐだ男「うん。 2004年だと俺は6歳ぐらいかぁ」
マシュ(6歳の先輩…ショタ……見たい…はっ! 私は何を! ~~~~っ///)
ぐだ男「マ、マシュ?」
ダヴィンチ「うーむ、マシュの乙女な顔をもっと眺めていたい所だけど説明を続けるよ。 良いねぐだ男君?」
ぐだ男「え? は、はい」
マシュ「ダ、ダヴィンチちゃん!」
ロマン「ははは…。 まぁ、確かに2004年の東京に人理に関わる出来事は確認できない。 いくら特異点が微弱と言っても、火種が無い所に炎は起きない。 例え聖杯を用いてもね」
ロマン「でも特異点があるのは事実だ。 今回も召喚された何者かが聖杯を使って何かしでかしてるのは間違いない」
ダヴィンチ「まぁ、要は情けない話だけどレイシフトしてみないと何にも分からないなーって事なんだにゃー」
ロマン「本当に申し訳ないマシュ、ぐだ男君。 でも今回の特異点は反応が微弱なおかげで特異点の中心ーーつまり聖杯の在り処が特定できた」
マシュ「なるほど。 つまり今回は聖杯に向けて最短で行動できるんですね」
ロマン「そういう事。 結局、やる事はいつもと変わらないという事さ」
ぐだ男「でもまたとんでもない事が起きてたりしてーーそれで、その聖杯がありそうな場所ってどこ?」
ダヴィンチ「喫茶ハカランダーーーって所に聖杯はあるらしい」
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マシュ「喫茶ーー」
ぐだ男「店ーー?」
ロマン「うん。 何回か計算し直したけど、結果は全て一緒だった。 聖杯は喫茶店にあるんだよ」
ダヴィンチ「その喫茶ハカランダについても調べたけどどこにでもある喫茶店さ。 聖杯なんかとは縁もゆかりもない」
マシュ「先輩、喫茶店というのは黒髭さんが仰っていた女性がメイド服を着ておもてなしをするというーー」
ぐだ男「違う違う違う。 マシュ、黒髭の言う事はこの地球上で最も無駄な言葉だから貴重な脳味噌を使ってまで覚える必要はないよ」
マシュ「は、はぁ…」
フォウ「フォウ……」
ダヴィンチ「そういうタイプの店もあるのは事実だけどねー。 特に東京はメイド喫茶発祥の地なんだぜ」
ロマン「その話は広げなくていいからねレオナルド!」
ロマン「コホンっ。 レイシフトの準備はもう進めている。 安全も考えて転移先はハカランダから離れた場所にするけど……連れて行くサーヴァントはどうするんだい?」
ぐだ男「うーん…東京かぁ…東京に詳しい英霊なんて…あっ!」
エミヤ「どうやら私の出番のようだな、マスター」
マシュ「エミヤ先輩!」
エミヤ「勝手ながら話は聞かせてもらったよ。 東京か、幸いにも私は東京に滞在した事があるからな。 カルデアにいる誰よりも土地勘はあるだろう」
マシュ「エミヤ先輩なら安心ですね! その多彩な戦闘手段と的確な戦術眼は、とても頼もしいです!」
ロマン「エミヤ君か、うん、確かに君なら安心だ」
ダヴィンチ「でもバランスを考えたらあともう1人、出来ればシンプルに強くて、エミヤのサポートを最大限発揮できるようなサーヴァントが欲しいね」
?「ならオレっちに任せてくんなァマスター! どんな敵もオレのベアー号でぶっ飛ばしてやるゼェ!」
ぐだ男「金時!」
金時(騎)「へっ、東京か…良いねェ……YAMAも良いが、やっぱりバイクはアスファルトとセメントの道路でRidingすンのが1番だぜマスター!」
ダヴィンチ「広い視野と遠距離からのサポートが出来るエミヤと、圧倒的な突進力と格闘能力を持つ坂田金時か、うん、良いんじゃあないか?」
ぐだ男「金時とエミヤが付いてきてくれるなら
ダヴィンチ「広い視野と遠距離からのサポートが出来るエミヤと、圧倒的な突進力と格闘能力を持つ坂田金時か、うん、良いんじゃあないか?」
ぐだ男「金時も付いてきてくれるならいよいよ怖いものなしだね」
エミヤ「ふむ。 そういえば君と組むのは初めてか。 彼の頼光四天王の雷霆、拝見といこうか」
金時「オウよ! オレもアンタの弓と剣、楽しみにしてるぜジャスティスマン!」
エミヤ「……ジャスティスマンというのは止めてくれないかね」
ロマン「良し! メンバーも決まったことだし、早速レイシフト開始だ! 既に場所が特定できているからといって油断は禁物。慎重に回収してくれ」
フォウ「フォーウ!」
マシュ「はい。では出発しましょう先輩」
ぐだ男「うーん……」
マシュ「先輩? どうかしましたか?」
ぐだ男「ん? いや、何でもないよマシュ。 行こうか」
マシュ「ハイ!」
ぐだ男(……何か思い出しそうな気がしたんだけどな)
ぐだ男(俺が6歳の頃に流行ってた都市伝説……確か、仮面ーーー……なんだったっけ)
とりあえずここまで
ここからの展開は2通り考えてあるのですがどちらにするかまだ決めかねています
クロス元は仮面ライダー剣です
ちょっとキリが良いところまで投下します
『 アンチサモンプログラム スタート。
霊子変換を 開始します 』
『 レイシフト開始まで あと3、2、1…… 』
『 全行程 完了【クリア】
アナザーオーダー 実証を 開始 します 』
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