僕「んー、よく寝た」>>5「おはようございます」【安価】 (113)

僕「んー、よく寝た」

>>5
「おはようございます」

僕「え?!ここどこですか?」

僕は、見知らぬ場所で、目を覚ました。
寝る前までは確かに、自宅にいたはずだ。
暖かな陽気に守られ、清々しく目を覚ましたはずだったのに。

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OK
安価下2

女神様

酉割れ?

おいトリおかしいな。変える。


女神様「おはようございます」

僕は、二度目の声をかけられる。
慈しみの微笑。
金色の髪。純白の、大きな翼。
それは、僕が想像していた「女神」に他ならなかった。

僕「あなたは、・・・女神様?」
女神様「あなたの概念でいえば、そうなりますね。」

これは夢なのだろうか。
いや、自分の肌が、ここが現実だと教えてくれる。

僕「・・・いまいち状況が呑み込めないんですけど・・ここはどこですか?」

安価下2

女神様「ここは、天国でも地獄でもない場所」

僕「・・・はぁ。よくわかりませんね。」

僕は、あたりを見渡す。
見知らぬ場所。

敢えて言えば、神殿。
そうだ。僕のイメージする、神殿のような場所だ。
どことなく古びていて、それでいて清潔なレンガ。大理石。
周りには、月をイメージしたようなモニュメントや、屈強な男性をイメージしたモニュメントもある。

僕「それで、僕に何か、用でもあるんでしょうか。」

女神様「あなたに、してもらいたいことがあります。」

安価下2

そういうと、女神様は、おもむろに歩き出す。
僕は、促されるように、後をついていく。

着いた先には、大理石でできているであろう、テーブルとイスがある。

女神様「お茶でもいかが?・・少しお話しましょうか。」
僕「・・・いただきます。」

何の意図があるのかは不明だが、何はともあれ情報を集めよう。

その端正な顔立ちは、この世のものとは思えない。万人が描く、理想の女性の顔立ちなのだろう。
彼女が淹れてくれたハーブティーは、ほのかに甘い香りが漂い、一口飲めば、その爽やかさに驚かされる。これもまた、僕が思い描くハーブティーそのものだった。

女神様「どこからお話ししましょうか。」

不思議と、窮屈ではない。
来たことのない場所なのに、安心感がある。
ひょっとしたら、僕はこの場所に来たことがあるのかもしれない。そう思うほどに。
聞きたいことがたくさんある。でも、話を遮ってはいけない気がした。

女神様「10回目です。」
僕「はい?何がですが。」

女神様「私が、あなたに、この話をするのがです。」

しばしの沈黙。

僕「意味が分かりません。初対面だと思いましたが、違うんですか?」
女神様「いえ、正しいですよ。あなたは、私と初対面です。でも、私があなたに話をするのは、10回目です。」

疑問が増えた。僕は、女神様の話を、遮るのを止めた。

僕「続けてください。」

女神様「単刀直入に言います。あなたの世界は、これから、滅びます。突如、悪神が目覚めます。」

また、疑問が増えた。
悪の神?ファンタジーの世界でしか聞いたことがない。
目の前にいる女神様自体、意味が分からない。
分からないことだらけだ。
だが、最後まで聞く。

僕「はい。続けてください。」

女神様「9回、あなたの世界は滅びました。その度に、世界が巻き戻ります。私があなたを呼び寄せるのか、なぜこのタイミングで呼び寄せるのか。その理由は言えません。」

僕「はい。」

女神様「ただ、言えること。これからあなたは、あなたの世界に戻ります。そして、いつかのタイミングで、悪神が目覚めます。目覚めた瞬間、あなたの世界は滅びます。」

僕「はい。」

女神様「目覚める前に、悪神の転生体を見つけだし、『始末』してください。」

疑問点が、さらに増えた。

僕「・・・えっと、お話はそれだけですか?」

女神様「はい。以上です。なにか質問はありますか?」


僕「質問したいことだらけですが・・・」
女神様「私が話せることには制約があります。答えられる範囲で答えましょう。」

安価下2

疑問は多いが、疑っても始まらない。
まず、当たり前に思い描く疑問。

悪神?神様だよな。
始末できるのか?

僕「すみません。悪神って神様ですよね?その・・『始末』できるんですか?」

女神様「目覚めたら『始末』できません。あなたの世界は破滅です。」
僕「そうなんでしょうね。きっと、僕の世界での兵器など、無意味なんでしょう。」

女神様「そうですね。あなたの世界の兵器を使えば、あなたたちの寿命を縮めるだけですね。」

僕「今のお話ですと、目覚める前であれば、『始末』できるということですね。」
女神「はい。もし、『物』に転生していれば、破壊すれば『始末』できます。『生物』に転生していれば、その命を絶てば、『始末』できます。」

なるほど。わかりやすい。

もう一つの疑問点。

僕「お答えありがとうございます。『始末』出来ることは分かりました。転生体は、見ればわかるんですか?」

女神様「いいえ、見てもわかりません。それは、あなたの世界では、特別な外見をしていないはずです。」

絶望だった。

僕「・・・だとすると、絶望的だと思うんですが。」
女神様「ただし。」

女神様は、続けた。

女神「ただし。見てもわかりませんが、触れれば分かります。あなたは、それに触れれば、すぐに分かるでしょう。そして、あなたの世界の住人もまた、それに触れれば、あなたほどではないにせよ、そのただならぬ気配を感じ取るでしょう。」

触れれば分かる。
難易度は、高そうだ。だが、僕以外が触れても、何らかの反応があるのなら、行けるのかもしれない。

女神「他に、質問はありますか?」

安価下2

聞けることは聞いておこう。
何回かループしているということは・・・

僕「悪神が目覚めるまでの最短と最長は教えてもらえますか?」

女神様は、少し考える素振りを見せた。

女神様「それは、過去の事例ということですか?」
僕「出来れば、過去にとらわれたくはないです。純粋に、最短と最長が知りたいです。」

女神様は、いつまでも冷めないハーブティーを少し飲み、話し出す。

女神様「決まっていません。ですが、目覚めることは間違いありません。それは、ひょっとしたら、明日かもしれません。ひょっとしたら、1年後かもしれません。」

僕「うーん・・やはり、過去の事例を教えてください。」
女神様「過去。不思議な響きですが・・・そうですね。最短は、あなたにこの話をしてから、翌日に目覚めました。」
僕「翌日・・・ですか。」

女神様「最長は、あなたにこの話をしてから、1か月後に目覚めました。」

少しの沈黙。

僕「・・・つまり、それほど期間はない、という意味で受け取っておきます。」

僕「念のためですが・・・僕の他に協力者はいますか。」
女神様「あなたにしか、話せません。信じてもらえるかは疑問ですが、あなた以外の方に、この話をしていただいてもかまいません。」

そうですか・・・
絶望しかない。

僕「・・・気が重いんですが・・」
女神様「そうですか?いいお話だと思いますよ。私は。」

意外。そんな表情をする。

僕「いきなり世界を救えと言われましても。」
女神様「いえ。敢えて言えば、救わないと滅びます。滅ばない可能性があるんですよ?そのチャンスが、唯一あなたにあるんです。やらない手はないですよ。」

僕「・・・」

ここで、女神様が立ち上がる。
僕も、立ち上がる。

女神様「・・・時間のようです。では。あ、」
僕「・・・なんでしょう」

女神様「変な言い方ですが・・・特に期待してませんので。私は、何回でもチャンスはありますので。あなた方には、1度しかチャンスがなくても。」

そこで、意識が途絶えた。

ぼんやりとした意識がはっきりしてくる。
我に返ると、いつもの場所。



安価で世界観を決めます。

現代でも、過去でも。近未来でも。
魔法があっても、異世界でも。なんでも構いません。
具体的に書いていただければ、出来るだけそれに沿うようにします。


※神様という概念が空想だということが一般的になっている世界でお願いします。

安価下1~3くらいで、出来るだけ拾います。

ここでいったん纏めます。

登場人物

僕 
  一般人
  女神様に突如呼ばれ、転生したという悪神を『始末』するように依頼される。

女神様
  僕に、悪神を始末するように依頼した存在。僕に依頼するのは10回目らしい。

悪神
  僕の世界を滅ぼす存在。目覚めたら終わり。
  何かに転生しているが、何かは不明。
  僕が触れればすぐわかり、他人が触れても特別な何かを感じるらしい。

世界観
  近未来。
  遺伝子操作技術が向上し、世界はそのせいで破綻した。
  まれに突然変異の女性(無双する女性)が生まれる。
  主人公(僕)は、内紛が起きた日本に住んでいる。

一度判定します。

悪神が目覚めるまでのカウントダウン

現在 100
0になったら目覚める


↓コンマ以下で判定

【00】   ファンブル -100 終わり
【01~50】 -5
【51~80】 -2
【81~99】 ±0
【100】  今日は判定を行いません

直下↓で判定

ほいよ

00と100はどうなったら違うんだ?

>>30
ありがとう。

悪神復活までカウントダウン

現在 【98】

【0】になったら終わりです。

節目で判定を行います。

>>31
あほんとうだゴメン
次回から【00~99】で判定します。

ご指摘ありがとう。

僕は目を覚ます。
朦朧としていた意識が、はっきりしてくる。

見慣れた部屋。
外を見る。
見慣れた、廃墟。

僕「世界の、終わりねぇ。」

世界が終わる。
そう言われても、ピンとこない。

だって、もう、世界は終わっているようなものじゃないか。
僕が生まれたときにはもう、世界は秩序を保っていなかった。

21世紀の初めだと聞いている。
人類はついに、神の領域に手をつけた。

ヒトの遺伝子の解析。そして、操作。
某先進国が秘密裏に、実験を繰り返していた。

そして、人は、病気と寿命をある程度制御できるようになった。
彼らは自分達を「人類の君主」と名乗り、国家に君臨した。

それを機に、各国が、人の遺伝子操作に踏み切ったのだ。
道徳の問題、権力の争い。各国はいがみ合い、国内もまた内紛がおこり、もはや国家も何もかもが破綻。

権力者は寿命ですら操作し、さらに長期にわたって権力を貪り、富を得たものは、さらに富を集め、貧富の差はさらに激しくなっている。

僕のように、平和を求める人も、それなりの割合で存在する。
だから内紛が起きるのだ。

この街の外を歩いているのは、遺伝子改造によって生まれた人達。
彼らは屈強で、他の地域の領地を奪いに行ったり、この領地を守ったりしている。
世界のあちこちで小競り合いが続き、安全なのは各地域の中枢だけ。

そんな中でも、僕達は希望を捨てず、毎日を生きている。

さて。

僕の職業(生業)
家族構成

安価下2

なるべく拾います。

僕は医師である父の影響もあり、医師を志したこともあった。
医療の知識は多少あり、簡単なものであれば、治療も可能だ

しかし、戦火に巻き込まれ、両親を失った。
弟と妹もいたが、バラバラに逃げたため、消息は不明だ。

今はその地域の保護の元、大規模施設の片隅で、保護者を失った子供たちの世話をしている。

僕「ふー。とにもかくにも、情報収集だなぁ。」
僕は、施設内に与えられた片隅の部屋に行き、子供たちの話を聞くことにした。

僕「よ。おはよう。」
子供たち「あ、せんせい。おはよーざざいまーす!」

うーん。
とりあえず、全員とハイタッチする。

子供たちは、ハイタッチして、不思議そうにこちらを見る。

「せんせい、どうしたの?」
僕「あ・・・いや。ハイタッチしたい気分だったんだ。」

この中には、違和感のある人物はいない。悪神とやらはいないのであろう。

僕「みんな、ちょっと聞きたいんだけど、キミ達の中で、最近、変わったものを見たり、変わった人に出会ったり、変わったことが起きたりしたことはないかな?」

子供たちの反応

安価下2

一度判定します。

悪神が目覚めるまでのカウントダウン

現在 【98】
0になったら目覚める


↓コンマ以下で判定

【00】   ファンブル -100 終わり
【01~30】 -5  今回の情報に有益なものがある
【31~60】 -2  今回の情報に有益なものがある
【61~98】 ±0  今回の情報は有益ではない
【99】   +2  今回の情報は有益ではない

直下↓で判定

a

>>42
ありがとう。

悪神復活までカウントダウン

現在 【98】

【0】になったら終わりです。

情報が有益でないという判定だったため、先ほどの情報はスルーされます。

子供たち「んー、せんせいが、へんなことくらいw」
僕「なんだそりゃ。まあ、平和なのが一番。今日は特に何もない日だから、自由に遊んでな。僕はちょっと出かけるから。」

どこに行こう。

安価下2

トリまた消えたのでテスト

では、駅前の本屋へ行きます。

かつては電車が通っていた線路。
内紛が起きてからは寸断され、電車も廃止された。
かわりに、線路上のレールは資源として回収され、その跡は舗装されてバスが走る。

そんな駅の前にある本屋。
そこは荒らされることなく、存在している。

本屋の主人は顔見知りだ。
情報通でも知られている。

何をしようか

1 主人から情報を聞く
2 週刊誌や新刊をチェックし、有益な情報がないか探す
3 その他(書き込んでください)

安価下2

すみません仕事の用事が入っていました。

2週刊誌や新刊をチェックし、有益な情報がないか探す。

安価で判定します。

悪神が目覚めるまでのカウントダウン

現在 【98】
0になったら目覚める


↓コンマ以下で判定

【00】   ファンブル -100 終わり
【01~30】 -5  今回の情報に有益なものがある
【31~70】 -2  今回の情報に有益なものがある
【71~98】 ±0  今回の情報は有益ではない
【99】   +2  今回の情報は有益ではない

直下↓で判定

おいやめろやw

かなり有益な情報があったということにしよう。

悪神復活までカウントダウン

現在 【93】

【0】になったら終わりです。


僕は、とりとめもなく週刊誌をペラペラとめくる。
週刊誌や情報誌には、特に有益な情報がなさそうだった。

しかし、新聞には、どの新聞局にも、同じ記事が書かれている。
「〇〇地区で電波の乱れ」
「テロか?」
「原因不明の電波障害」

僕「ふーむ。」
主人「どうした?」
僕「なんだか、電波障害があるらしいね。最近頻発してるのかな?」
主人「ああ、どうやらそうらしいな。昨日から、やたら電波障害が起きる。」

と、不意に店内が暗くなる。停電だ。

主人「ほらな?」
僕「本当だ。僕は電力施設内にいたから、気づかなかった・・・」
主人「電気だけじゃないぜ?蓄電式の車も、時計も、なんならペースメーカーでさえ障害が起きるらしい。テロじゃねーかと持ちきりよ。」

違和感。

僕「あれ?今、ここに住んでいる地区周辺だけ、電波障害?」
主人「ああ。この辺りだけだ。不思議だよな。」

漠然とした不安がよぎる。
もし、この付近の何かに悪神が宿っていたら・・・何らかの電波障害が起きるんじゃあ?

もう少し、辺りを探ってみるか。

どうする?
安価下2


※ちょっと仕事が詰まってきたので更新が遅れます。
安価を参考に、少し構想を練って、また出直します。

お付き合いいただきありがとうございます。

謎の判定

コンマ以下で判定

【00】ファンブル 予測不能の事態
【01~30】 悪い判定もされる
【31~60】 普通のイベント
【61~90】 良いイベント
【91~99】 良いイベント+良い判定もされる

直下↓で判定される

>>59

やるじゃん

ファンブルが出たので、予測不能の事態が起きました。

悪神復活までカウントダウン

現在 【93】

【0】になったら終わりです。

強制マイナスが起きます。

コンマ以下で判定。
出た数だけマイナスされます。

直下↓で判定される

では、-23

悪神復活までカウントダウン

現在 【70】

【0】になったら終わりです。



僕は、駅前の商店街に出向いた。
そこから、付近の変電所まで、歩くことにした。
そして、歩く途中、目の前にある、ありとあらゆるものに手を触れる。

この作業に意味があるのか。
それともないのか。

分からない。
でも、やるしかない。

僕は、途方もない時間をかけ、触れていくしかないのだ。

と、ふいに、視界が暗くなる。

僕「あ・・・う・・・」

何に触れたのか。そもそも、何かに触れていたのか。
それすらもわからない。

とにかく、急に、視界が暗くなった。
そして、激しい胸の痛み。

声も出せない。
呼吸が出来ているのかもわからない。

意識が・・・・
遠のく・・・・

どれくらいの時間が経っただろう。
僕は、意識を取り戻しつつあった。

どこからか声が聞こえる。

誰か、いるようだ。


コンマ以下で判定します。

【00】ファンブル 予測不能の事態が起きます
【01~40】僕にとって、悪い事態が起きます
【41~90】味方になりうる人物が登場します
【91~99】味方になりうる人物が登場します+5ポイント

直下↓で判定される

あれやろ。バッドエンドに行きたいんやろ。



僕は、体を動かそうとした。
しかし、うまく動かない。

激しい頭痛。
肩の痛み。

意識がはっきりしてくる。

僕は、ベッドに横たわっていた。
その腕には包帯。
かつて見慣れたような風景。

間違いない。
ここは、


病院だ。

ということは。そこにいる人物は・・・


1 看護師
2 医者
3 孤児院の子供
4 見知らぬ女性
5 その他

安価下2

OK
極力拾います。

そこには、医者と思われる人物と、見知った子供。心配そうにこちらを見ている。

子供「せんせい!きがついたの?よかった!」
僕「・・・心配かけたな・・・ありがとう。・・・頭が痛い・・」

医者「ふむ。商店街で倒れていたそうだね。打ち所が悪かったのかもしれん。しばらくは絶対安静にな。1週間は検査入院だ。」
子供「せんせい!むりしちゃだめだからね!」

なんということだ・・・
病院に拘束されてしまった・・・


だめだ。このままでは、無駄に時間が過ぎてしまう。
どうすれば・・どうすればいい?

体は思うように動かない。
病院は1週間入院と言われている。


行動をコンマ以下の数値で決めます。

【00】ファンブル 予測不能の事態が起きます
【01~20】あきらめて1週間待ちます。-20ポイント
【21~40】病院を抜け出そうとします
【41~80】医者に状況説明を試みます
【81~99】医者と子供を味方にできます


直下↓で判定される

自分で踏んでどうする
再安価

直下↓で判定

このまま1週間を無駄にするわけにもいかない。
僕は、医者に状況説明を試みる。

医者は、その話を信じるだろうか。

【00】ファンブル
【01~30】信じてもらえない
【31~70】信じてもらえる。僕の協力者になってくれる
【71~99】信じてもらえ、かつ+10ポイント

>>77
惜しい

悪神復活までカウントダウン

現在 【70】

【0】になったら終わりです。


僕は、思い切って、医者に状況説明をした。
医者は、僕の話を訝しげに聞く。

医者「・・・私は精神関係の分野には疎いもので・・・」

彼は、僕の健康状態をチェックする。
血圧を測り、頭の患部を触り、時折メモを取る。

その間、僕は懸命に、今置かれている状況を説明し、協力を仰ぐ。

協力度をコンマ以下で決めます。

【00】ファンブル
【01~70】信じてもらえる。協力してくれるかつ-10ポイント
【71~99】信じてもらえる。協力してくれるかつ+10ポイント

直下↓で判定

医者「では、あなたの言うことが確かならば、私が触れても、何か感じるものがあるということですか?」

僕「はい。そうなります。」

医者「それは、物であれば、壊せば『始末』できる。生き物であれば、命を絶てば『始末』できると。」

僕「女神さまは、そう言ってました。」

医者は、なにかぶつぶつと呟きながら、まっすぐに僕を見た。
その眼は、決意に満ちていた。

医者「・・・信じ難いですが・・・しかし・・・少し、私にも思い当たる節があります。わかりました。そのお話し、信じましょう。協力できることがあれば、協力しましょう。」

僕は、上体を起こす。

僕「本当ですか!・・・っ・・・イタタ・・・」

医者「落ち着いてください。まだ、思い当たる節があるだけです。私も、あくまで可能性の話を思い浮かべただけですので。」
僕「それでも、何か情報があるだけでも助かります!」

医者「あなたは、しばらく安静にすることだけを考えていてください。」
僕「・・・わかりました。」

医者は、いくつか箇条書きでメモを用意する。

医者「では、私の仮説を確かなものにするために、いくつか思い出していただきたいことがあります。」
僕「はい。」


そのまなざしは真剣だ。


医者「あなたが最後に触れた物を思い出せますか?または、最後に歩いていた場所を、正確に覚えていますか?」



僕は、思い出そうとする。
そうだ。ひょっとしたら、その付近にいた人物・物に触れて、僕が何かを感じ取って倒れてしまったのかもしれない。
なにしろ、電波障害が起きるほどの何かだ。付近にいただけで僕に作用してしまうのかもしれない。

僕「・・・思い出せません。申し訳ありません。」

僕は、少し考えていたが、どうも記憶があやふやだ。
まだ意識がはっきりしないのかもしれない。

医者「では、また時間をおいて同じ質問をします。それまでに、何か思い出したことがあれば教えてください。」
僕「倒れた付近に何かあった/誰かいた可能性も十分にありますものね。わかりました。頑張ります。」

医者「私は、あなたが倒れていたと言われている場所付近にこれから出向きたいと思います。あなたのところの子供さんがついていてくれると思いますので、安静になさっていてください。」
子供「ぼく、せんせいをみているね。おいしゃさん、いってらっしゃい」
医者「うん。行ってきます。くれぐれも無茶をさせないようにね」
子供「わかった!」

そう言うと、医者は足早にその場を去った。
協力者。頼もしかった。

さて・・・

コンマ以下で判定
【00】ファンブル
【01~50】倒れる前、どこにいたか思い出したが、何を触っていたかまでは思い出せなかった-5ポイント
【51~70】倒れる前、何に触っていたか思い出した。
【71~99】何も思い出せず、疲れて寝てしまった+10ポイント

直下↓で判定


今日はここまで。お疲れ様でした

悪神復活までカウントダウン

現在 【75】

【0】になったら終わりです。


医者が出かけている間、僕は何度も思い出そうとした。
いったい、最後に何を触ったのか。
しかし、思い出せなかった。

思い出せたこと。
それは、商店街の中心部。そこまで歩いて、・・・うーん・・ベンチに座り・・・・

だめだ。そのあたりまでは覚えている。きっと商店街の中心部にあるベンチ付近で倒れた。


子供「せんせい?だいじょうぶ?」
僕「・・・ああ。すまない。大丈夫だ。」

子供が、僕を心配そうに見ている。
こんな子供にまで迷惑をかけている自分が情けない。

子供「ぼくにも、なにか、できること、ある?」

僕は少し考えた。
小さな子供に、手伝わせていいものか。
どうしよう。判断しかねる。

すると・・・


コンマ以下で判定

【00】ファンブル
【01~50】子供が、自主的に行動する-10ポイント
【51~80】子供が行動を起こす前に、看護士が様子を伺いに来る
【81~99】医者が忘れ物を思い出し、戻ってくる+5ポイント

直下↓で判定

悪神復活までカウントダウン

現在 【65】

【0】になったら終わりです。


僕が押し黙っていると、子供はこう言った。

子供「ぼくね、みんなを呼んでくるね!みんなとあくしゅしてね!」

それだけ言うと、どこかに行ってしまった。
つまり、僕が触れれば悪神かどうかがわかるから、手当たり次第に誰かを連れてきて、僕と握手させようということだろう。

子供ならではの、無礼極まりなく、かつ安直で、かつ純粋な考えだった。


※ここから、重要な局面を迎えます。

コンマ以下で判定

【00】ファンブル
【01~60】子供が、それなりの人数の人を引き連れてくることに成功し、かつ協力者が現れる。-5ポイント
【61~80】今後重要なカギを握る人物が現れる
【81~90】医者が戻ってくる
【91~99】医者が戻ってくる+10ポイント

直下↓で判定

ジーザス

悪神復活までカウントダウン

現在 【65】

【0】になったら終わりです。





子供は、病院内にいる、ある程度の人数を引き連れてくることに成功した。

子供「ぼくの、せんせいに、あくしゅ、してあげて!」

怪訝な大人たちも、子供の純粋な気持ちを無下にするわけにもいかず、僕と握手してくれた。
皆、僕を励ますかのように、しっかりと握手をする。

その中でも、この行動に何か意図を感じた人物がいたようだ。

協力者を判定します。

【00】ファンブル
【01~50】地元の発信力のある有力者
【51~80】地元の発信力のある有力者+女騎士
【81~99】地元の発信力のある有力者+女騎士+医者も合流する

いいね。

僕「はぁ・・・はぁ・・・」

動悸がまだ収まらない。少し、脂汗も出てきている。

「貴公、大丈夫か?」

僕のベッドの横には、いつの間にか、凛々しい女性が佇んでいた。
その隣には、壮年の男性。

男性には見覚えがある。
地元の有力議員だ。

僕「・・・はぁ。。はぁ・・すみません。ちょっと気分がすぐれないもので・・・確か、議員さん・・でしたか。子供の無茶を聞いていただいて申し訳ありません・・」

議員「いやいや。市民のみなさんの声を聴くというのは、私のライフワークですから。」

僕「・・・そうでしたか・・・えっと・・・お隣の方は?」
女騎士「私は、・・・女騎士と言われているものです。」

ああ、最近、女騎士がこの街に来ているという噂があったが、まさか実物に会えるとは思わなかった。

まあ、病院には内戦で怪我をしている市民も多くいる。
議員さんが女騎士を連れて慰問に訪れるという可能性もなくはないか。

2人は、子供に促されて、僕と握手をした。

女騎士は、慣れないのか、握手をしてすぐに手を放す。

議員は、何かを感じ取ったのか、僕の目を見て話しかけてくる。

議員「あの子は必死に、あなたと握手してくれと頼んできた。このことに、何の意味があるのですか?もしよろしければ、教えていただきたい。」


僕は感じていた。
えも知れない、焦燥感。

女神様からお告げを聞いて、わずか1日も経っていないのに、悪神の存在が近づいているような気分。

もう迷ってなんかいられない。
僕は、医者にしたように、議員と女騎士にも同じ話をした。

議員「・・・つまり、この突発的な電波障害もその原因だと?」
僕「信じていただけないでしょうが、そうなります。」
女騎士「・・・私でも、悪神に触れれば、何か感じるものがあるのでしょうか。」
僕「恐らくは。」

議員「ふむ・・私が協力すれば、情報網が一気に広がることは間違いないでしょう。女騎士もいますし、求心力もある。ただ・・」
僕「こんなバカげた話を、議員さんが信じるかどうかですね。」

女騎士「質問よろしいか」
僕「はい」

女騎士「仮にその話が本当だとして、誰かが破壊を試みた瞬間、危険を察知した転生体が、突如目覚める可能性は?」
僕「・・・わかりません。ただ、そう言われると、察知されると目覚める可能性は・・・あるんじゃないでしょうか。よくわかりません。」

女騎士・議員はお互いの目を見る。


コンマ以下で判定します

【00】ファンブル
【00~50】 議員・女騎士ともに話を信じてくれる。協力者になる-10ポイント
【51~89】 議員・女騎士ともに話を信じてくれる。+医者が合流
【90~98】 議員・女騎士ともに話を信じてくれる。+医者が合流+10ポイント
【99】ミラクル

直下↓で判定

悪神復活までカウントダウン

現在 【65】

【0】になったら終わりです。


議員「ふむ。私は、あなたの言うことを信じることにしましょう。」
女騎士「私も同意見です。気になることがありますので。」

僕の思いが通じたのだろうか。信じてくれるという。

そこに、医者が帰ってきた。

医者「おや?議員さんに、・・・女騎士さん?・・・これはどういう・・・」

僕は、医者に、状況を説明する。


議員「医者さんは、彼の理解者ということでよろしいでしょうか?」
医者「・・・理解者というべきかは疑問ですが、彼の話は信用に足るると思っています。」

女騎士「医者殿。あなたの見解を、お聞かせ願いたい。」

医者「では、あちらで私・議員さん・女騎士さんの3人でお話ししましょう。」
僕「僕抜きでですか?」

医者「私が外出して、少し調べたことがあります。議員さんと女騎士さんの意見もお聞きして、話をまとめてから報告でもいいですか?」
僕「わかりました。少し休みます。」


3人は部屋を出て行った。

僕は考える。
医者は、何の調べ物をしたのだろうか。

僕には知られたくない事項でもあるのだろうか。

医者は、思い当たる節があると言った。
そして、僕の理解者とは言わなかった。

彼は、本当に僕の味方なのだろうか?

ひょっとして、何か知っているのでは?

疑問が、少しの不安に変わる。

さて、3人は何の話し合いをしたのだろう。

ここで、謎の判定をします。


コンマ以下で判定

【00】ファンブル
【01~50】???
【51~98】???
【99】ミラクル

都合により、3回判定します。

直下↓の3つでお願いします。

はあっ

>>97
惜しい


僕は、胸の鼓動を抑えられずにいる。
苦しい。

やはり、倒れる直前に、僕は悪神に触れたのだろうか。
その衝撃で倒れたと考えるのが妥当だ。

遠くから、医師の大きな声が聞こえる。
それに負けぬほどの、議員と女騎士の怒鳴り声。

明らかに、言い争いをしている。
それはつまり、それぞれが真剣に何かを主張しているということなのだろう。

ふいに、静寂が支配する。
どうやら、話し合いは終わったようだ。


カツカツ・・・
誰かが僕の部屋に近づいてくる。

僕は疑問に思った。

なぜ静寂?
なぜ言い争い?

僕は・・・何に巻き込まれているんだ・・・?

身動きの取れない僕は、ひょっとして、危険な状況なのでは?


コンマ以下で判定します。

医者の意見が通る可能性
下1レス目
【数値】×1

議員の意見が通る可能性
下2レス目
【数値】×2

女騎士の意見が通る可能性
下3レス目
【数値】×2

直下↓3つでお願いします。

3つ目自分で

グッバイ医者フォーエバー医者


病室に現れたのは、議員と女騎士だった。

女騎士「申し訳ない。我々と一緒に来ていただきたい。私がお世話になっている施設の方が安全かつ機密事項に詳しい。」
議員「時間がない。あなたの身の安全は、議員である私が保証する。一緒に来ていただけないだろうか?」

2人は急いでいるように思える。

僕「えっと・・・医者さんは?今どちらに?」

女騎士は、それを無言で返す。
状況が緊迫感を帯びている。そう感じた。

訳も分からず、女騎士に担ぎ上げられる。

議員「医者は、あなたにとっての脅威になりうるでしょう。今のうちに移動しましょう。彼は、悪神に対する情報を持っていると見ていい。」
女騎士「あなたはキーマンです。あなたの安全を確保するのが第一事項です。」

そう言うと、女騎士は議員も軽々と抱きかかえ、僕と議員を抱えたまま病室の窓を蹴破り、そこから飛び降りた。


僕「え?ちょっと!マジで?!」

アクションシーンのように、宙を舞う。
その高さからは信じられないような、ふわりとした着地。

そのまま、女騎士は疾風の如く走る。
車?バイク?

いや、それにも負けないほどのスピード。

あっという間に都市の中枢にある施設へとたどり着いた。

施設に入ると、女騎士はそのまま医療施設らしきブースに直行し、そこの主任と思われる人物に用件だけ伝える。

女騎士「このお方は要警護。負傷しておられる。早急に、丁重にもてなせ。」
主任「はい。かしこまりました。」


よくわからないが、僕の身の安全を保障してくれるようだ。

議員「とりあえず、この施設にいる間は、あなたに危害は加えられないでしょう。」

僕「・・・ありがとうございます。イマイチ状況が呑み込めませんが・・」

議員「簡単に言えば、医者は、あなたの敵になりました。」

僕「なぜですか?」

女騎士「あの医者殿は、あなたのお話を聞き、自分の都合の良いように解釈し、あなたを利用しようと画策したのです。」

僕「画策・・?ということは、医者さんが外出していたのは・・・」

女騎士「あなたを利用するため、医者と同じ考えを持つ同士を募っていたと考えられます。」

そんなこと・・・そんなことが考えられるのか?

議員「3人で話をした時、彼は私たちに言いました。『同士にならないか』と。」

それで口論となり、危険を察知して僕を助け出したということか。
そんなことが本当にあるのだろうか。

女騎士「同士を集めていた場合、あの場所にとどまれば、最悪あなたは捕らえられ、利用されたかもしれません。」

僕は、女騎士に連れられ、施設に来てしまった。
負傷している且つ保護(監視)されているため、自由に動けない。

このままでは、闇雲に時間だけが過ぎてしまう。
今、この施設にいる人物。

女騎士×1
議員×1
主任×1
施設で働いているであろう人たち(人数不明)

施設の規模は、中学校の体育館くらいの大きさだろうか。
施設の周辺はそれなりの大きさの土地があり、施設内・外を仕切るのは、人ではよじ登れないであろう高さの塀。
外敵から守るのに適している反面、中から抜け出すのは容易ではないと推測される。

何か、何か策はないか?
何をしよう?


安価下2つ。極力拾います。

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