鹿島「堀ちゃん先輩にあだ名で呼ばれたい!!」 (19)

佐倉「あだ名で?」

鹿島「うん! だってあだ名で呼ばれるってことは……それだけ距離が近いってことでしょ!? 可愛がられてるってことでしょ!?」

佐倉「うん、確かに……」

佐倉「ところであだ名って……『鹿島くん』?」

鹿島「そうだね」

佐倉(堀先輩が『鹿島くん』って呼ぶのは……想像できないなぁ)

鹿島「呼ばれてみたいなぁ~」

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佐倉「でも……呼ばれた側は凄い嬉しいよね!!」

鹿島「でしょ!? 千代ちゃんも野崎に言われたら嬉しいよね!?」

佐倉「!!! そうだ!! 私ね、この間千代ちゃんって呼ばれたの!!!」←原作80号参考

鹿島「ええっ!!? 本当!!?」

佐倉「うん!! すっごく嬉しかったの!!///」

鹿島「いいなぁ……」

鹿島「……よーし!! 私も頑張るぞ!!」ダッ

佐倉「頑張ってね鹿島くん!!」

御子柴「……何を頑張んだよ」

鹿島「どうやってあだ名で呼ばせるか……」

鹿島「こうなったら方法は一つ……」













鹿島「私をあだ名で呼んでください!!」

堀「呼ばねえ」

鹿島「ええっ!? なんでですか!?」

堀「……お前のことだからあだ名で呼んだ瞬間、すぐに調子に乗りそうだからな」

鹿島「えー……」

男「ねぇ堀ちゃん」

堀「! 鹿島、ちょっとわりい」

鹿島「あ、はい」

堀「どうしたまっちゃん」

鹿島「!!!」

男「この間の国語のプリントだけどさ……俺、その日休んじゃって……」

堀「ああ分かった。 後でコピー渡すな」

男「サンキュー!!」

鹿島「……」

堀「そうだ、タミちゃんって今日休みだったけか?」

鹿島「!!!!」

男「いや、今日は学校来てたよ」

堀「分かった、サンキュー」

スタスタ……

堀「……んで、なんの話だったけな」

鹿島「……」

堀「……鹿島?」

鹿島「あだ名で呼ばれたい!!」

堀「ちょ……いきなり大声だすからびっくりしたじゃねえか」

鹿島「堀先輩!! 今の男の人とは友達ですか!?」

堀「まっちゃんか? まぁそうだな」

鹿島「タミちゃんって人とは!?」

堀「タミちゃんも友達だけど……どうした急に」

鹿島「ほ、ほかに……先輩があだ名で呼んでる人って何人いますか!?」

堀「えっと後は……」

堀「……とまぁそんな感じだな」

鹿島「先輩にあだ名で呼ばれてる人が羨ましい……」

堀「急にどうしたんだよお前」

鹿島「先輩!! 私に特別なあだ名つけてください!! とびっきりのあだ名を!!」

堀「なんだよとびっきりのあだ名って……」

鹿島「『鹿島くん』以外のあだ名でお願いします!! 堀先輩しか使わない私だけのあだ名が欲しいんです!れ」

堀「だから呼ばねえっつってんだろ!!」ドゴォン!!!

鹿島「ごほぉ!!?」

堀「……ったく、そんなこと言ってる暇あったらちゃんと部活に来い」

鹿島「!!! じゃあ部活に来たらあだ名つけてくれますか!?」

堀(! これは……部活にちゃんときてもらうチャンスじゃねえか?)

堀「……おう、考えてやるよ」

鹿島「やったぁ!!」

次の日

鹿島「部活に行ってこよーっと!!」

御子柴「珍しいな、お前が進んで行こうとするなんて」

鹿島「うん! 部活に来たら堀ちゃん先輩があだ名で呼んでくれるって!!」

御子柴「そんなに呼ばれたいのかよお前……」










その後……

鹿島「こんにちはー!!」

堀「!! マジで来たのか……」

鹿島「当たり前じゃないですか!!」











鹿島「今日で一週間連続で来てますよ!! そろそろ……」

堀「いや、まだだ」
















鹿島「今日で一か月ですよ先輩!!!」

堀「……分かった、呼んでやるよ!!」

鹿島「やったあああああああああ!!!」

鹿島「じゃあこの中から選んでください!!!」

『鹿島様』『鹿島王子』『鹿島先生』『鹿島大臣』

堀「なんで全部俺が下の立場なんだよ」

鹿島「じゃあ先輩の好きなあだ名でお願いします!!」

堀「……つってもなぁ、別にあだ名なんて」

堀(……まぁ部活に来てくれたんだし見返りがねぇとな)

堀「分かった、じゃあ……」

鹿島「……」ニコニコ

堀「……ブリーフ」











鹿島「ブリーフって呼ばれた!!!」

佐倉「なんで嬉しそうなの!!?」

鹿島「だって私、普段は『鹿島くん』って呼ばれてるんだよ!?」

鹿島「その中で唯一変わったあだ名……ブリーフ!! ってことは……」

鹿島「私だけ特別あt佐倉「絶対違うよ」

堀「……」

堀(背景マークが頭の中でポッと出てきたから思わず言っちまったけど……)

堀(……俺自身もそんなあだ名で呼びたくねぇな)












鹿島「……」

鹿島(そっかぁ……ブリーフは蔑称なんだ……)

鹿島(でも先輩がつけてくれたあだ名だしなぁ)

鹿島「……」スタスタ……

堀「……」スタスタ……

鹿島・堀「……!!」

堀(こいつのことだからブリーフっつったら喜ぶだろうけど……しょうがねぇ)

鹿島(蔑称で呼ばれる……蔑称で呼ばれる……)

堀「……なぁ鹿島」

鹿島「わああああああい!!!」

堀「!!?」

鹿島「でも先輩はなんでブリーフってあだ名を……?」

鹿島「……あっ!!!」












佐倉『堀先輩ってブリーフなんですか!?』

堀『まさかお前も!?』

佐倉『はいっ!!』

堀『うんうん……やっぱブリーフだよな』

佐倉『はい! ブリーフですよね!?』













鹿島「……そっか!!!」

堀「……ん? 下駄箱ん中に何か入って……」











『今日は先輩の大好きなブリーフも入れました!!』

堀「鹿島あああああああ!!!」

終わり

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