モバP「マジでストレイトなお嫁」 (24)


注意
アイドルを嫁にしています
だいたい4年後設定です

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事務所


ちひろ「Pさん、次のライブについての資料です」

モバP「ああ、ありがとうございます...ふうっ、仕事が山積みだなあ」

ちひろ「ですね...まあそれだけ、うちも大きくなったってことなんでしょうか?」

モバP「ははっ、そうですね。俺が入った頃よりも一回り大きくなったような」

ちひろ「まあ、事務所はずっと変わってませんけど...」

モバP「...う、うちは量ではなく、質で勝負なんですよ!」

ちひろ「ふふっ、そうですね♪」

モバP「...おっと、そういやもうお昼ですね」

ちひろ「ああ、そういえば...」

モバP「ちょっと休憩しましょうか。さってと...」

トン

ちひろ「お弁当...いいですねえ、愛妻弁当ってやつですか?」

モバP「ははは...そうですね」

ちひろ「うう、羨ましいですね...」

モバP「まあ、ね。うん...えっと、なんていえばいいのかわかりませんが」

ちひろ「その配慮が心に来るんです!」シクシク

モバP「ご、ごめんなさい」

ちひろ「...あの子も、元気にやっていますか?」

モバP「ええ、もちろん...アイドルを辞めてからも、元気にやってますよ」

ちひろ「なら、よかった♪Pさんが苛めてないか、心配だったんですから」

モバP「そ、そんなことするわけないでしょう!」

ちひろ「ふふっ、冗談ですよ♪」

モバP「...でもどうなんでしょう。まだもしかしたら...アイドルに未練があったかもしれない」

ちひろ「...」

モバP「まあ、わかりませんがね。...さって、ごはん食べてお仕事しましょうか!」

ちひろ「...そうですね、はい!」


帰路


モバP「うう...疲れた」

モバP(ちょっと仕事残っちゃったな...まあ、すぐ終わらせよう)

モバP(早く帰って...癒されよう。今日の疲れもふっとばさないと)






ガラッ

モバP「ただいまー」

♪~ トントントン...

モバP(おっ、ちょうど料理中か)


モバP(嬉しそうに、鼻歌まで歌って...ふふっ)スタスタ

翠「♪~」トントン

モバP「ただいま、翠」

翠「あっ、おかえりなさい。Pさん♪」

モバP「おいおい...二人の時は違うだろ?」

翠「はっ...失念しておりました」

翠「では...おかえりなさい。あなた♪」

モバP「ああ、ただいま翠」チュッ

翠「んっ...うふふ♪もう少しでお料理ができますので、待っていてくださいね」

モバP「ああ...楽しみだな。翠の料理もすっかり上手くなって」

翠「褒めていただいて、ありがとうございます♪」

モバP「んん、じゃあできるまでどうしてようかな...」

翠「...ええと、あの...」

モバP「ん?」

翠「今、手が離せないので...私とおしゃべりしてくれれば、いいと思いますよ?」

モバP「...ふふっ、翠はかわいいなあ...!」ギュッ

翠「あっ...もう、邪魔はしちゃだめですって」クスッ

モバP「ああ、ごめんごめん。...でもな、翠がそうやって甘えてくるから仕方ないじゃないか」

翠「お家であなたを待つのは...とっても、寂しかったんですから。私だって甘えたくもなりますよ?」ニコッ

モバP「翠...」

翠「ふふっ...なんだか、まだ恥ずかしいですね。もう一年にもなるのに」

モバP「ああ...一年かあ。なんだかあっという間だな」

翠「楽しい時間は、あっという間に過ぎていくものですから...あなたとの生活は楽しくて、心地よくて」

モバP「俺もだよ...翠。ずっと翠と一緒にいる生活なんて、これ以上ないくらい幸せだ」

翠「うふふ...♪さて、そろそろご飯が作れそうですから準備の方をお願いします」

モバP「おう、了解了解」


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モバP「最近まーた忙しくなってきてな。仕事が山積みで...」

翠「まあ、それは...嬉しいことですね?」

モバP「ははっ、そうだな。やっぱり忙しくてもやりがいのあるお仕事だから」

翠「あなたの頑張ってる姿、私は大好きです...ですが、無理だけはしないようにしてくださいね?」

モバP「ああ、大丈夫大丈夫。ちひろさんや事務所のみんなも凄く手伝ってくれるからさ」

翠「ふふ...それなら、よかったです。...でも」

モバP「?」

翠「私がいるのに、他の女の人のお話をしちゃ...妬いちゃいます」ぷく

モバP「あ、ああ...その、なんかごめんな」アセアセ

翠「ふふ、じゃあお詫びとして...その」

モバP「な、なんだ?」

翠「あーんを...して、貰えないでしょうか」


モバP「ああ、それくらいなら...って、そもそもいつもしてるじゃないか」

翠「それもそうですが...その...」

翠「このやり取りが夫婦らしいと、その、ドラマでみたもので...試したくなりまして」

モバP「...」

翠「で、ですので、ちひろさんにそんなやましいことは思っていませんし、むしろ感謝してましてその」アタフタ

モバP「ほーら翠。口あけてー」スッ

翠「あっ...あー」パク 

モバP「まったく、翠は不器用だなあ...」

翠「んっ...あなただから、甘えたくなるんですよ...」

モバP「ふふっ...」

翠「では、私からも...はい、あーん?」

モバP「あー」パク

翠「いかがでしょうか?」

モバP「そんなの、おいしいに決まってるじゃないか...翠が作ってくれたんだ、当たり前だろう?」

翠「うふふ...とても、うれしいです」


モバP「そうそう、料理で思い出したんだが...美由紀がまた、遊びに来たいってさ」

翠「美由紀ちゃんが...それは、楽しみですね」

モバP「『翠ちゃんがちゃんとしてるか見に行くから!』ってさ」

翠「もう、美由紀ちゃんったら...」クス

モバP「あいつもさ、また大きいライブ控えてるのに来ようとするもんだからな...ほんとパワフル盛りだよ」

翠「相変わらず、元気そうで何よりですね♪」

モバP「元気すぎてな...はは、良いことなんだが体力ないおっさんにはなかなかつらいさ」

翠「ふふ...」

モバP「しかも最近はませてきてな、冗談だろうけど早く子供の顔見せろ...って...」ハッ

翠「?」キョトン

モバP「ハ、ハハハ!ごはん冷めちゃうし、食べちゃおうか!」

翠「...はい、そうですね?」

モバP(うう、こういうときは天然でよかったけど...恥ずかしいな)


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モバP「さて、ごちそうさまでした...と」

翠「はい、ごちそうさまでした。食器は浸けておいてくださいね」

モバP「...いや、たまには俺が洗ってあげよう」

翠「いえ、そんな...あなたはお仕事でお疲れでしょうから、私がやります」

モバP「いやいや、翠だって家事で疲れてるだろうからさ...」

翠「いえいえ、ですが...」

モバP「...」

翠「...」

翠、モバP「「...ふふっ」」

モバP「じゃあ...そうだな。二人で洗い物しようか」フフッ

翠「もう、それじゃあ狭いじゃないですか」フフ

モバP「たしかにな...ほら、狭いからもっと寄って寄って」ギュッ

翠「あ...うふふ、あなたの腕...あったかいですね」

モバP「翠は、か細いけど力強い腕だな...翠らしいよ」

翠「そんな...ありがとうございます」

モバP「ほら、俺が洗っていくから翠は拭いていってくれ」

翠「はい♪」


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リビング



TV『ーーすっきりさわやか、マダゼスチンサイダー!』

翠「はあ...」

モバP「ふう、こたつはいいなあ」

翠「ええ...そうですね、もはや生活必需品です」ふにゃ

モバP「ふにゃふにゃした顔しちゃって...ほら、みかんでも食べるか?」むきむき

翠「ありがとうございます」アーン

モバP「はいっ。ふふ、なんか鳥に餌付けしてるみたいだな」

翠「みずのみどり、だけに...いえ、今は水野ではありませんが」フフ

モバP「あー...今の台詞、ちょっとクるものがある」ハハ

翠「そうなのですか?」

モバP「そうなんだよ。はい、もうひとつ」スッ

翠「あー」ぱく

モバP「うん、いい食べっぷりだぞ」

翠「もう...」フフ


TV『ーーーでは登場していただきましょう、本日のゲストは...黒川千秋さんです!』

モバP「おっ、翠。千秋がテレビに出てるぞ」

翠「Pさんが持ってきた仕事なんでしょう?もう...」フフ

モバP「まあそうだが、やっぱテレビで見るとなんかうれしくなってさ」

翠「千秋さん...本当に、より美しくなってますね」

モバP「ほんとにな...」

翠「...」

モバP「...なあ翠、もう一度千秋の隣に立ちたくないか?」


翠「...そうですね、やはり...こうして千秋さんを見ると、いつも思います」

モバP「...」

翠「ですが、今はあなたの妻として...私は誠心誠意、この身を尽くしたいと。そう思っています」

モバP「でも...」

翠「ふふっ、そんなに申し訳なさそうな顔をしないでください...私は私の意志で、貴方の隣にいると決めたんですから」

モバP「...翠」

翠「あなた...心の底から、だれよりも、愛しています」

モバP「俺だって...翠。お前のことを、何よりも愛してるよ」チュッ

翠「んっ...んふ...」チュッ

モバP「んっ...ふっ」スッ

翠「はあっ...」

モバP「...さ、せっかく千秋がゲストなんだ。一緒に見ような」

翠「はいっ♪」


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モバP「ーーうん、さすが千秋...もう何をやらせても様になるなあ」

翠「流石です...御見それしました」

モバP「さてっと...もういい時間だしな。お風呂入って寝ようか」

翠「はい...では、お先にどうぞ?」

モバP「あー...すまないけどな、ちょっと仕事がまだあって...それやってるから、先に翠から入ってきてくれ」

翠「でしたら...わかりました。お先に失礼しますね」ガチャ

モバP「さってと...サクッと、終わらせちゃいますか」


十数分後


モバP「んー...っよしっと。これでいいかな」

ガチャ

翠「ふう......気持ちよかった」

モバP「」ドキッ

翠「申し訳ありません...時間がかかってしまって。上がりましたので、どうぞ?」

モバP「...」ジー

翠「? どうされました?」

モバP「あ、ああ...いやうん。そうだな、俺もお風呂入ってくるよ」

翠「ええ、では...おふとんの用意をしていますね」

モバP「うん...ありがとうな、翠」


風呂


チャポン

モバP「...」

モバP(...やばいやばい、いつみても風呂上がりの翠は...ドキッと、してしまうな)

モバP(あんなに...火照った顔、降ろした髪。そんなの...耐えられんよ)

ジャバ

モバP(...そもそも、その...夫婦としての、あの...そういうことも、あんまりしてないからかな。まだすっごくドキドキする)ゴシゴシ

モバP(いかんいかん。煩悩退散...いや、でも...うーん)ジャー

モバP(...しかし、この風呂...翠が入った後、なんだよな)

モバP(って、そんなの当たり前じゃないか...ああ、でも意識したらいい匂いな気が)

モバP(うう...のぼせてしまいそうだ。...とりあえず、上がるか)

ガラガラ

モバP「ふぅ...」

モバP「...下着も、パジャマも用意してくれてるし。ああ、翠の細かいやさしさが染み渡るよ」


寝室


ガチャ

モバP「ふぅ...」

翠「あなた、上がりましたか。お布団の用意はすでにすんでいますよ」

モバP「うん、ありがとう翠」チラッ

翠「いえいえ...」

モバP「...よくみると翠、今日は可愛い感じのパジャマなんだな」

翠「あ...気づいて、くれましたか」

モバP「ああ、さっきはその...うん、とにかく可愛いじゃないか」

翠「そうなんです...その、この前偶然見つけまして」

翠「着たら、あなたがかわいいって褒めてくれるかな...と、その」テレテレ

モバP(布団の上で、髪をまとめてて、照れてる翠...)

モバP「...ふふ、やーっぱり翠は可愛いな」

翠「その...ちょっと恥ずかしくなってきましたが、そういってもらえるなら...正解でしたね」ニコッ

モバP(正直、我慢の限界が...うう、照れてる翠かわいいかわいいかわいい)

翠「...あの、Pさん。こっちへ来て...もらえますか」

モバP「ん?...ああ、どうした」ぽすっ

翠「...」ギュー

モバP「お、おい翠...?」

翠「...美由紀ちゃん、すっかり大人になって...でも、ちょっとおませさんですね」ギュー

モバP「も、もしかして飯の時の、わかってて...?」

翠「私だって、女で、妻ですから...そういう知識がない訳ではないのです」ギュー

翠「Pさん...」



翠「......」




翠「......二人だけじゃ、少し寂しいと思いませんか...?」



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翌日


事務所


ガチャ

モバP「おはようございます」

美由紀「おはようございます!Pさん!」

モバP「おう、おはよう美由紀」

美由紀「ねえPさん、昨日翠ちゃんのどうだった?」

モバP「えっ!?あ、いや...その」

美由紀「美味しかったでしょ?」

モバP「お、おいしかったって...何をいってるんだ、こらこら」

美由紀「え?翠ちゃんが昨日の料理、とっても喜んでくれたって言ってたからさ、その感想聞きたかっただけなんだけど」

モバP「あ、ああ...なんだ、そういうことね。うん」

美由紀「...まあ、もう察したけどさ」

モバP「うぐぐ...」

美由紀「これからはもーっともーっと、大事にしてあげなきゃ...だね?」

モバP「...ハイ」

美由紀「まあ、みゆ...あたしも何かあったら手伝ってあげるから」

モバP「ああ、ありがとうな...美由紀」

美由紀「いいっていいって!あ、生まれたらあたしにだっこさせてね!」

モバP「はは、ははは...」

モバP(...その後、皆に色々聞かれまくったのは...まあ、別の話)



終わりです。依頼に行ってきます

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