トール「自家発電が見える眼鏡!」 (47)
使い古されたネタだと思いますが、暇な人はどうぞ。短いので一気に投下します。
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トール「買っちゃいました…うふふエヘカトルに頼んだ甲斐がありましたってもんです」
トール「一週間のアレの合計回数が見える眼鏡! 別名では自家発電と言うとか……なんで電気系なんでしょうね?」
トール「このメガネをかけると……あ、自分のは流石に生々しすぎて見たくありませんね。鏡の前では外しとこ……」スッ
トール「でもこれがあれば小林さんのアレをナニしてる回数を見て……その時の性欲の上下をチェック……そして、小林さんがどんな時にムラムラしてるかを計測して……その暁には」
トール「ぐふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」
小林「……トール、何変な笑い声上げてるの」
トール「ひゃ、こ、小林さん! ち、ちょっとエヘカトルからお届け物をですね!」
小林「ん? なになに……あ、果物か。ありがたいけど……こっちの世界のだよね?」
トール「は、はい! ちょっと海外に行ったついでに新鮮なのをくれたみたいで!」
トール(ナイッス! カモフラージュ品付属ナイッス! 流石エヘカトル! 文明を司る元神!)グッ
小林「ふーん、こっちも後で色々返さないとねー」
トール「あ、いえいえこちらは先日のクリスマス会とかお花見とか、そう言った諸々のお礼の品でもあるそうなので、お気になさらずとエヘカトルも」
小林「そうなんだ、でもありがたいね。夕飯の後に何か剥こうか」
トール「あ、大丈夫ですよ、私がやりますから」
小林「これくらいは私もやらないと。カンナちゃんとイルルが食べれないものとか入ってないよね?」
トール「え、ええ。そうですね、この中ですと、やっぱりリンゴから消費しとくのがいいっぽいですね。メロンは……」コンコン
トール「食べごろまではもう少しありそうですし」
小林「しっかし大量にくれたなぁ……食べきれるかな」
トール「あ、でしたらご近所さんにおすそ分けしましょうか? リンゴとか凄い一杯ですし」
小林「そうだね。じゃあお願いして良いかな。私は残りを冷蔵庫入れとくよ」
トール「はい! 了解しましたっ!」
トール(分担作業……なんだか夫婦みたいですね……フフッ)
トール「それじゃあトール、行ってきます!」
小林「はーい、ご近所さんに宜しくねー」
バタン
小林「さてと……じゃあ残りをとりあえず冷蔵庫に……メロンはこのままの方がいいかな」
小林「しっかしまだ結構あるなぁ……滝谷くんにも持ってこうかな。あ、でもフルーツ抱えてあの満員電車に乗るのはキツイ……かと言ってそれを理由にトールの背中に乗せてもらうのもトールの機嫌を損ねそうだし……」
小林「まあおいおい考えよう」
小林「……あれ? 眼鏡?」
小林「これ私のスペア……じゃないし、トールの私物かな? よく見ると不思議なデザインと言うか……」
小林「……別にメイドが眼鏡掛けること関しては全然良いんだけどトールの場合ツノ付きツインテールなんちゃってメイドの時点で属性盛りすぎなのにその上眼鏡まで付けたら更に属性過多になってパワーバランスの崩壊を引き起こすと言うかやっぱりまずトールはあのフレンチタイプのメイド服じゃなく、前に私が買ったみたいな………」ブツブツ
カンナ「コバヤシ怖い」
小林「はっ! ついうっかり別の世界に行ってた……最近凄いデスマ続きだったし……意識が……」
カンナ「コバヤシ、このフルーツ何?」
小林「ああこれ? ルコアさんが送ってくれたみたい。夕飯の後に剥いてあげるからね」
カンナ「わーい。……その眼鏡は? コバヤシもう眼鏡掛けてる」
小林「これは……トールの私物かな? ……あ、度が入ってねえ、やはりコスプレ用か……」
カンナ「あれ? でも掛けてみると私の視力にぴったり合う……異世界使用すげぇ……」
小林「おー、コバヤシかっこいい」パチパチ
カンナ「あははありがと……う?」
カンナ【5】
小林「…………」スチャ
カンナ「?」
小林「…………」スチャ
カンナ【5】
小林「? ? ?」
小林(なんで数字が……てか5って何だ……?)
小林「またトールのやつ、変なアイテムを……でもこれ全然分からん……」
小林「カンナちゃん、5って数字に何か覚えある?」
カンナ「5?」
小林「そう、5」
カンナ「うーんと……トール様とトランプした回数」
小林「トランプ?」
カンナ「うん、スピード五番勝負」バババッ
小林(なんか違いそうだな)
カンナ「他は……才川に飴貰った回数」
カンナ「週末だから今日は特別に5個貰った」
小林「それもなんか違いそうだなー……」
カンナ「コバヤシ、どしたの?」
小林「いや、この眼鏡を掛けるとなんか頭の上に数字が出てきてさー」
小林(そいや私を見るとどうなるんだ、コレ?)スッ
小林【0】
小林「……戦闘力かな」
カンナ「コバヤシいくつだったの?」
小林「ゼロだったよ。ドラゴン版スカウターかな」
小林(だとしたら0と1の間に凄まじい壁を感じるが)
トール「たっだいま帰りました~♡ またゴリラの置物とか貰っちゃったりーーーーぃぃぃぃぃぃッ⁉」
小林「うわっ、どしたの⁉」
トール「こ、小林さんそれーー」
小林「ん?」
トール【752「そっそおおおおおおおおいいいいいゃああああ!」バシッ
小林「うわっ、何⁉ 今なんか凄い数字が見えた気がしたんだけど⁉」
トール「こ、小林さん、これが何だかお分かりですか……?」プルプル
小林「え、いや……その……」
トール「どうして……どうして勝手にぃ……」
小林(ま、まずい、私、なんかやっちゃったのか……)
小林「ご、ごめんトール……」
トール「うぅ……私、こんなもの見られたら……」
小林「……大丈夫だよ、トール。トールが凄く強いってことはもう十分すぎるくらい知ってる。今更戦闘力を数値化されたもの見たって、怖がらないよ」ポンポン
トール「へ?」
小林「え?」
トール「あ、はい、そうなんです。これ、戦闘力を表す眼鏡なんですよー」
小林「しっかし、カンナちゃんも相当だと思ったけど、トールとの差ってやっぱり凄いんだねー。カンナちゃんが5なのにトールは752「すとぉおおおおっぷ!」
トール「ドラゴンは戦闘力を数字で口に出されることはとっっっっっっっっっっっっっても恥ずかしいことなんです!」
小林「あ、うん……そうなんだ、ごめん」
トール「……と言うか、カンナが5?」
小林「え、うん、頭に5って」
トール「…………」スチャッ
カンナ【5】
トール「カンナ、あなた……」
カンナ「?」
カンナ「……あっ、もしかして」
トール「……カンナ、ちょっとトールとお話しましょうか? ええもうそれはどんなものをアレにアレしてたのかですけど」
カンナ「トール様、怖い。コバヤシー、助けてー」
小林「え、何? 何しようとしてんの?」
トール「ご安心下さい、小林さん、カンナの教育は私がしっっっっっっっっかり行うので」ニコォ
小林「……うん、よろしく」
抗えない胆力であったと言う。
◆
トール「はぁ……子供の成長は早いですねー……まあカンナも私も実年齢的には小林さんとは比べものにならないんですけど……」
トール(比べものにならない……私がこの年になるまで、小林さんは何回生まれて、何回死ぬほどの時間が流れているんだろう)
トール(今まで、時間なんて気にしたことは無かったけど、今は、明日がとても楽しみで、とても怖い)
トール(あと何回『明日』を迎えてしまうと、私の前から小林さんは居なくなってしまうんだろう)
トール「ああ……こんなアホなことで、また最悪なことを考えてしまう自分が嫌ですよもう……」
カンナ「トール様、ナイーブ?」
トール「……未来のことなんて、考えても仕方ありませんね」ポムッ
カンナ「ふみゅ」
トール「とにかく今は、欲望に忠実なトールです!」スチャッ
カンナ「トール様、下品」
トール「知ったこっちゃないです!」
トール「さあ愛しい愛しい小林さんの性事情はどっているんですかぁ?」
小林「?」
小林【0】
トール「…………えー……」
小林「何? 私の戦闘力見ても表示されないでしょ、それドラゴン使用だから人間とか計測できないんじゃないの?」
トール「……不躾ですけど、小林さんって欲求不満とかにならないんですか?」
小林「……この五日の間にんなもん考える思考すらけし飛ばされてるよ」ハッ
トール(死んだ魚の目をしている……)
◆
トール「はぁ……結局小林さん、一週間数値が変化しませんでしたねぇ……ネットの情報では成人女性の90%以上は最低週一でするものだとあったのですが……」
トール「仕方ありませんね、少しこの眼鏡で遊んだりしてみますか。今日は割りかしヒマですし」
トール「と言っても……道行く人を見たところであんまり面白いものでは無いですねー。しかし小林さんと同じ年頃でゼロの人ってのはまずいない……どれだけ小林さん追い詰められてんですか」
トール「今日はとびきり精のつくものでなんとか小林さんを勃たせなければ……」
「何をぶつぶつ言ってるんだお前は」
トール「その声は、ファフニールさん⁉」バッ
ファフニール「他に誰が居る」
ファフニール【0】
トール「なん……だと……⁉」
ファフニール「どうした、何をアホ面晒してる」
トール「いえ、衝撃的なものを見てしまって……ファフニールさんって男性機能無いんですか? ED?」
ファフニール「消し炭にされたいのかお前は」
トール(男性のアレはほぼ百%って聞いたんですけど……まあドラゴンだしなぁ……)
トール「と言うかそう言うファフニールさんこそいつもにも増して目つきが悪いですよ? 眠いんですか?」
ファフニール「別に、この一週間、ずっとダンジョン攻略してただけだ」
トール(ああ……もはや何も言わない方がいいですね)
ファフニール「まあドラゴンと言えど流石に少し疲れたな……俺は帰る」
トール「はい……電気代くらいは滝谷さんに払った方がいいですよー」
ファフニール「それくらいは払っている。あいつに倒れられてはたまらんからな」
トール(あれがツンデレって奴なんですかね)
◆
ルコア「おや、トール君、こんにちは。その眼鏡ずっと掛けてるんだね」
トール「あ、エヘカトルと翔太くん」
翔太「ど、どうも……」ペコリ
翔太【0】
トール(そりゃそうか)
ケツァルコアトル【0】
トール「ッ⁉」ビクッ
ルコア「どしたのトール君……あ、そっかそれ付けてるから見えてるのか。まーここの所は忙しくてねー」
トール「あ、アハハハハ……ソウデスカー」
トール(なんで⁉ 言っちゃなんだけどあんなに痴女みたいな感じで酔っ払った勢いで妹犯すくらいの人で現状サキュバス認定されてる人がなんで⁉)
翔太「お、おい、ルコア、あんまり引き止めると迷惑になるから……」
ルコア「お、そうだね。じゃあトール君、また今度ね」
トール「あ、ハイ。あの、フルーツとコレ、ありがとうございました……」
ルコア「うん、小林さんにも宜しくねー」フリフリ
トール「……マジですか」
トール「……いや、でもあの人あんな痴女コスでも文化を司る元神だし、今は翔太君の家に住んでるからそんな暇が無いかもしれないだけで!」
トール「……ちょっと小林さんの会社に行ってみよう」
トール「48のメイド技の(ry 『認識阻害』ッ! これでよし……と」ブーン
トール「さてさて……まーやっぱりちらほら数字のある人が……居るなー。まあ人間はしょっちゅう交尾のこと考えてる劣等種ですし当然ですね……フフッ」
トール「個体として弱いから積極的に交尾したくなるとか……フッ、やっぱり人間は弱いと言うことですね!」
トール「……と、ここが小林さんの部署でしたね。えーと、とりあえず……えっ、何のこの部屋」
トール「数字がゼロとか1ばっか……マジですか……」
トール「ああでもまた水曜日ですし、社会人ともなるとアレする時間も無いってことですかね」
トール「いや、それにしても少なすぎると言うか……」
滝谷「小林さん、これなんだけど……」
小林「あー、どしたの?」
トール「! 滝谷さん、貴様はいくつだ! あわよくば私の小林さんをオカズにアレコレしてねぇだろうなァ⁉」クワッ
滝谷【0】
トール「そんな気はしてました」
トール「……と言うかマジですか、成人男性でバリッバリに交尾したい年頃の男子でもそうなんですか」
トール「い、いや、コイツ……と言うかここの人たちは特殊な筈! 他にも見ればーー」
>小林さん、頼まれてたやつ出来たぞー
トール「この声は!」
トール「エルマ! 貴様の血の色は何色だァーーッ!」
トール(どうせあのむっつりスケベのことだから数字もさぞとんでもない筈ーー)
エルマ【0】
トール「」
トール(ば、バカな、そんなバカな、何故……何故なんだ私は信じないぞ、こ、これじゃあまるで私が……私が……)
トール「淫乱ドスケベ変態ドラゴンメイドみたいじゃないですかーッ!」
ガシャーン
滝谷「と、突然ガラスが⁉」
小林(トール、来てたんだな……)
エルマ(ガラスは後で私が直しとくからトールには厳しく言っておいてくれ……)
小林(了解)
◆
トール「うっうっ……なんで……なんで……どいつもこいつも純情ぶりやがって……!」
トール「私がアレですか? 特別に変態なんですか? だって普通でしょう! 世界で一番好きな人と一つ屋根の下で暮らしてるんですよ⁉ でも小林さんとはチュッチュ出来ないなら自分で慰めるしか無いじゃないですか!」
トール「えぐっ……ひぐっ……」
「……何してんだトール」
トール「はっ……その声は……!」
トール「性欲の権化、イルーー」
イルル【0】
トール「どちくしょーーーーーーーーーッ!」ゴォォォォォォ
イルル「いきなりなんなんだお前ーーーーーッ⁉」
◆
星「ウワァァァァァァ…………」
トール「はぁ……近くまで来てしまいましたし、カンナを……迎えに行きましょうかね」
トール「今思えば……カンナは私の癒しだったんですね……てゆーか、フツーですよフツー……。だって私たちドラゴンですよ? 性も知識もオープンフレームワークスだっつーの……」
トール「なんですか、なんなんですか! みんなして私を追い詰めて……これが私の運命だとでも言うんですか、そんな運命クソ喰らえですよ、もうファックオブディステニーですよ!」
トール「……えぐっ……小林さん、私って変態なんですかぁ……?」
小林「……何言ってるのトールは」ポン
トール「こ、小林さん⁉ どうして⁉ まだ就業時間ではないんですか⁉」
小林「トールの様子がおかしかったから無理言って早引きさせて貰ったの。まあデスマ切り抜けたばっかりだったしね」
小林(本当はエルマにスイーツバイキングで取引したんだけど……)
トール「え……でも、小林さん、私のこと……」
小林「あのねぇ、いきなり会社の窓ガラスが割れたら流石に気づくよ」
トール「そりゃそうか……」
小林「ルコアさんから聞いたよ、その眼鏡……その、アレの回数が出てくるやつなんだって?」
トール「ーーひぃああああああああ!!!!」ダダダダダ
小林「ちょっ! 逃げるな!」
トール「放っておいて下さい! もうトールは死ぬしかありません!」
小林「そんくらいで死ぬとか言うな! いいから止まれ!」ガシッ
トール「!」
小林「こちとら……体力……本当に無いんだから……さ……」ゼーハー
トール「うう……ほっておいて下さい。私は、はしたないドラゴンなんです。小林さんにお見せできる顔がありません」
小林「……だーっ! こんな!」グイッ
トール「ひっ!」
小林「可愛い顔してるのに! 見せられないとか言うな、勿体無い!」
トール「うぅぅぅぅ……」カァァァ
小林「……恥ずかしいものだってのは分かるけどさ、でも、そう言うことをすることは、ある意味自然なんだからさ。……そんなことで、私の前から居なくならないでよ」
トール「小林さん……!」
小林(流石に4桁は引いたけど)
トール「ああ……私、バカでした! 小林さんはこんなにトールのことを思ってくれているのに! トールのことを想ってくれているのに!」
小林「はいはい、落ち着いたなら帰るよ。カンナちゃん迎えに行くんでしょ?」
トール「あ、そうでした。そろそろ下校時刻ですしね」
小林「ついでに、夕飯の材料も買っていこうか?」
トール「はい! 小林さん!」
◆
カンナ「あ、コバヤシとトール様」
小林「近くまで来たから迎えに来たよ」
トール「商店街で買い物して帰りましょう」
カンナ「ん、分かった。それじゃ才川、また明日ね」
才川「は、はい、また明日!」
トール「…………」スチャ
才川【59】
トール「……才川さん」
才川「は、はいっ⁉」
トール「その気持ちは、大切にしてくださいね……」キラキラ
小林(いくつあったんだこの子……?)
◆
イルル「まったく……酷い目に遭った」
トール「流石に悪かったですよ、反省してます」
小林「まーこの眼鏡のことはもう忘れなよ? 知り合いのアレの回数とか生々しいにも程があるし」
トール「はい……肝心の小林さんのは全然面白くなかったですし」
小林「悪かったな。私はもう諦観の領域に入っちゃってるの」
イルル「生やした時はキツかった癖に」
小林「あれは不可抗力だ! いつもの私はんなこと思わん!」
トール「……もし小林さんが一週間生えっぱなしだったら、回数に変動があるってことなんですかね?」ボソッ
カンナ「!!!」
イルル「!!!」
トール「いや、『!!!』じゃないからね?」
イルル「コバヤシ……このままじゃいけない。やっぱり私と生殖すべきではないだろうか?」
トール「このままじゃどういけないの⁉」
トール「ちょっと! 一番乗りは! 正妻は私ですからね!」
トール「全部違う!」
カンナ「コバヤシ……私も……仲間はずれはや……」
トール「カンナちゃん落ち着こうか」
トール「と言うかもう一度私にアレを生やしてみろ! 絶交! 絶交だからな!」
イルル「むぅ……コバヤシにそう言われると……」
トール「引き下がるしかありませんね……」
カンナ「むー」
小林(なんで女でありながら童貞喪失の危機を感じてるんだ私は……)
トール「ま、過ぎたことは仕方ありませんね。夕飯にしますよ!」
カンナ「おー」
イルル「お、おー!」
小林「……賑やかになったなぁ、我が家も……」
◆
小林「さて、明日も早いしもう寝るかな……」
コンコン……
小林「ん? 誰?」
トール「……あの、ちょっと、いいですか?」
小林「トール? どしたの?」
トール「その……夕方はあんな風に流しちゃいましたけど……やっぱり、私、おかしいですよね? だって、多い人でも10回とか20回とかなのに……私……凄い回数で」
トール「でも、小林さんのことを考えるとすぐに疼いて……」
トール「私……気持ち悪くないですか……?」
小林「……そうだね、回数はちょっと引いた」
トール「ッ!」
トール「……やっぱり」
小林「でも、別に気持ち悪いとかは思わないよ」
トール「えっ……」
小林「結構長く一緒に暮らしてるんだからさ。別に嫌とかも思わない。……それだけ、私のことを大切に想ってくれているってことでしょ?」
トール「小林さん……」
小林「柄にもないこと言っちゃったね……もう寝るから、トールも寝なよ?」
トール「今日だけ、ここで寝てもいいですか?」
小林「……しょうがないな、おいで」
トール「……~~~~~コバヤシサーーーーンッ!」ガバッ
小林「だーっ! 抱きつくなーーッ!」
イルル「あ、やっぱり抜け駆けしてたなトール! ずるいぞ! 私にも寄越せ!」ガバッ
カンナ「私もー」
小林「私はものじゃねぇ……ああもう好きにしな、私は寝るからね」
トール「はーい、お休みなさい」
イルル「うん、お休み、コバヤシ」
カンナ「コバヤシ、お休みー」コテン
トール「Zzz……」
イルル「Zzz……」
カンナ「Zzz……」
小林「寝つきいいなお前ら⁉」
小林「ったく、寝る前に散々騒いでおいて……」
ーー小林さんって欲求不満とかにならないんですか?
小林「……はあ」
小林「こんな楽しい生活してるのに……欲求不満になんか、なるわけないでしょ」ポンッ
トール「小林さん、だぁいすきですぅ……」
小林「はいはい、私も好きだよ」
小林「それじゃ、お休み」パチン
おしまいです。ここまで読んでくれた方ありがとうございます。
メイドラゴンSSもっと増えて欲しいですね。
良かった...ドラゴンレズレイプなんてなかった...
>>30
ここミスってね
>>37
指摘ありがとうございます。
正しくは
カンナ「!!!」
イルル「!!!」
小林「いや、『!!!』じゃないからね?」
イルル「コバヤシ……このままじゃいけない。やっぱり私と生殖すべきではないだろうか?」
トール「このままじゃどういけないの⁉」
トール「ちょっと! 一番乗りは! 正妻は私ですからね!」
小林「全部違う!」
カンナ「コバヤシ……私も……仲間はずれはや……」
小林「カンナちゃん落ち着こうか」
小林「と言うかもう一度私にアレを生やしてみろ! 絶交! 絶交だからな!」
です。名前をコピペしてるとこう言うミス多くありますねー……
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