佐天「なんの躊躇いもなく引き金を引ける能力・・・かぁ」 (65)

佐天「でもこの能力って拳銃がなきゃ意味ないし」

佐天「拳銃・・・かぁ」

御坂「あら、佐天さんじゃない」

佐天「あ、御坂さん!これからデートですか?」

御坂「なっ!違うわよ!」

御坂「佐天はこんなところで何してるの?」

佐天「実はですね」ゴニョゴニョ

御坂「なんの躊躇いもなく引き金を引ける能力ねぇ」

佐天「でも、拳銃がないと引き金を引けないんです!」

御坂「拳銃じゃなくても引き金っていっぱいあると思うけど・・・」

御坂「ちょっと待ってて!部屋にあったはずだから取ってくる!」

佐天「本当ですか!?」キラキラ

御坂「佐天さん!私にかまわず撃って!」

佐天「そんな!御坂さんを撃つことなんかできないよ!」バキューン

御坂「はい佐天さん!」

佐天「ありがとうございます御坂さん!!」

佐天「うわぁ・・・本物だぁ・・・」

御坂「ごめんね、古いのしかなくて」

佐天「いえいえ!貰えただけでも凄く嬉しいです!」

御坂「弾は入ってるから、試し撃ちしてみたら?」

佐天「はい!」

子供「ねぇねぇ、お姉ちゃんたち・・・」

佐天「?」

御坂「子供?」

子供「おうちどこ・・・僕のおうちどこ・・・?」

佐天「迷子でしょうか?」

御坂「そうだ!この子で試してみましょうよ!」

佐天「いいですね!」パンッ

子供「」ドサッ

佐天「す、凄い・・・」

佐天「なんの躊躇いもなく引き金を引けました!!」

御坂「やったわね!」

結標「あら、楽しそうなことやってるわね」

御坂「あら、あわきんじゃない」

結標「みこたん久し振り」

結標「そちらは?」

佐天「佐天涙子っていいます!」

御坂「実はこの子がー」



結標「能力に目覚めたの?凄いじゃない!」

佐天「えへへ///」

結標「でも、古い銃ね」

御坂「あたしこれしか持ってなくてさー」

御坂「そうだ!あわきんは持ってない?」

佐天「い、いいですよこの銃で!」

結標「うーん、私は持ってないけど・・・」

結標「そうだ!統括理事長に頼んでみましょう!」

佐天「統括理事長とお知り合いなんですか!?」

御坂「善は急げ!早くいきましょう!!」

アレイスター「うむ、子猫が3匹迷いこんだか」

御坂「統括理事長、お願いがあるんだけど」

佐天「(うっわー、逆さだよこの人)」

アレイスター「話は盗み聞きさせてもらっている」

アレイスター「佐天涙子の能力はこの学園都市において非常に珍しい能力を有している」

佐天「え、えーっと」

アレイスター「学園都市は、君の能力向上を全面的に支援しよう」

佐天「本当ですか!?」

結標「よかったじゃない佐天さん!」

アレイスター「その銃ではなにかと不便であろう」

佐天「い、いえ、あー、まぁ・・・」

アレイスター「そこの宝箱を開けるがよい」

佐天「宝箱・・・?」

佐天は宝箱を開けた
中には《ガンブレード》が入っていた!

佐天「これは・・・剣?」

御坂「それはまさか!?」

結標「あの伝説の・・・」

アレイスター「ガンブレードだ」

アレイスター「いけ、勇者よ。世界を滅ぼせ」

佐天「わかりました!ありがとうございました!!」




結標「この取り扱い説明書によると、結構簡単みたいよ」

御坂「モノは試しね、あたしも手伝うから試し切りしてみましょう!」

佐天「じゃああの男二人組で試してみます!!」

浜面「あー、なんか面白いことねぇかなぁ」

ステイル「まったく、君はもう少しやる気を出したらどうだ?」

浜面「やる気?やることもねぇのにやる気ってなんだよ・・・」

ステイル「まぁそうだが」

ステイル「君のその腑抜けた顔を見てると吐き気がするんだよ」

浜面「なんだよそれ・・・」

佐天「あの!すみません!」

浜面「あ?」

ステイル「ん?」

佐天「斬らせてください!」

浜面「はぁ?」

ステイル「浜面!危ない!!」

浜面「・・・え?」

ポタポタ ドサッ

浜面「あれ・・・俺の腕・・・?」

御坂「佐天さん!斬る直前に《R1ボタン》で引き金をひくの!そうすれば威力があがるわ!」

佐天「はいっ!!」

浜面「な、なんなんだよ・・・」

ステイル「浜面ーーー!!!」

バァン... ドシャ

佐天「やったー!!」

ステイル「ちっ、灰は灰に!!」

ステイル「塵は塵に!!」

御坂「させないわ!」バチバチ

ステイル「電気・・・ぐっ!!」

結標「佐天さん!今よ!!」

佐天さん「私の友達に!手を出すなぁぁ!!」

バァン

ステイル「ガハッ・・・」ドサッ

佐天「勝てた・・・男に勝てましたよ御坂さん!結標さん!」

御坂「凄いわ佐天さん!」

結標「おめでとう!もう立派な能力者ね!!」

佐天さん「いやー///」テレテレ

一方通行「・・・浜面が死ンだァ?」

上条「あぁ、さっき連絡があって・・・」

上条「ステイルっていう俺の友人も危険な状態だ・・・」

一方通行「一体誰が」

上条「わかんねえけど、お前も気を付けてくれ」

一方通行「あァ・・・」




一方通行「浜面・・・」

一方通行「ただの通り魔か」

一方通行「ただの通り魔風情に、浜面と魔術師がヤられるとは思えねェンだが」

一方通行「ン?」

打ち止め「」

佐天さん「あっははははははは!!!!」

打ち止め「」グサッグサッ

御坂「もー、その辺にしときなよ佐天さん(笑)」

結標「やっぱ大人より子供殺す方が楽しいわね(笑)」

一方通行「な・・・なな・・・なにしてやがる・・・??」

一方通行「なにしてやがンだテメェら!!!!」

結標「あら、一方通行じゃない」

御坂「オッス」

佐天「わわっ!目にもとまらないスピードで迫ってきてます!!」

結標「大丈夫よ、佐天さんならできるわ」

一方通行「死ねェェェ!!!」

バァン

一方通行「・・・は?」ボタボタ

佐天「ひゃはっ!斬れた斬れた!!」

一方通行「バカな・・・反射が効かない・・・だと?」

結標「この取り扱い説明書によると、ガンブレードは特殊な物質を用いて作られているの」

結標「あなたも知らないような、物質がね」

一方通行「未元物質・・・」

結標「第二位がこの剣に関わっていたとは思えないけどね」

御坂「ほら佐天さん、さっさととどめさしちゃって!」

佐天「はーい!!」

一方通行「うぐッ・・・ら、ラストオーダー・・・」

打ち止め「」



バァン

白井「また殺人事件ですの」

白井「もう今日だけで30件目ですわ・・・」

白井「こんな幼い少女まで・・・」

黄泉川「ほらほら、風紀委員でも立ち入りは禁止だ」

白井「あ、はい」

佐天「いやー!今日は楽しかったです!」

結標「じゃあ私こっちだから」

御坂「あたしもこっちだから、またね佐天さん!」

佐天「はい!今日はありがとうございました!!!」



佐天「さてと、取りあえず白井さんと、初春を消そっかな」

佐天「やっぱこんなことしてた友達が風紀委員ってヤバイよねー(笑)」

佐天「うーいーはーるー!!」

バァン

初春「へっ・・・」ドサッ

佐天「相変わらず弱いなー初春は(笑)」

佐天「今日のパンツは何色だぁ??」

初春「」

佐天「花柄か・・・」

佐天「よっと、さてさて、白井さんはどこかなぁ?」

白井「さ、佐天さん・・・?」

佐天「あぁ白井さん!ちょうどいいところに」

白井「貴女・・・何を持ってますの?」

佐天「これですか?ガンブレードです!かっこいいでしょ?」

白井「う、初春?初春!?」

佐天「そんなに慌てなくても、すぐに送って差し上げますよ」

佐天「初春の所へ」ニタァ

白井「!!」

佐天「あー、その消えるの超ウザいんですけど」

白井「佐天さん!どうしてしまいましたの!?」

佐天「?」

佐天「私、なにか変ですか??」

佐天「いいからぁ、黙って斬られてください」

佐天「じゃないと私」

佐天「本気出しちゃいますよ?」

白井「・・・っ!!」

佐天「ソニックブーム!ソニックブーム!」

白井「あぅ!!」ドサッ

佐天「終わりです、白井さん」ジャキ

白井「さ、佐天さん・・・」



バァン

佐天「ハァハァ・・・」

佐天「ホントすばしっこい人だったなぁ」

パチパチパチ

佐天「!?」ジャキ

土御門「いやー、見事なお手並みだにゃー」パチパチパチ

佐天「誰?斬られたいの?」

土御門「おーっと、違う違う」

土御門「俺は土御門元春」

佐天「土御門・・・?」

土御門「あんたに殺しの依頼をしたい」

上条「白井まで・・・」

上条「殺ったのはこの佐天涙子って奴か」

土御門「あぁそうだ」

土御門「今夜アイツはお前を殺しに来る」

上条「・・・俺を?」

土御門「そういう依頼をしたからにゃー!」

土御門「迷惑だったか?上やん」

上条「いや、ありがとよ土御門」

上条「向こうから来てくれるんだったら、探す手間も省ける」

土御門「」ニタァ

佐天「ごめんなさい!待ちましたか!?」

上条「!?」

佐天「あのー?上条さん・・・ですよね?」

上条「あ、はい」

上条「(この子が・・・?そうは見えないけど)」

佐天「合っててよかったです!違う人だったらどうしようかと」

上条「えっと・・・」

佐天「じゃあ早速ですが、死んでください」

上条「え・・・?」

ブォン

上条「あっぶねっ」

佐天「ちっ、外したか」

佐天「(当たらない・・・!!)」

上条「(くっ、かわすので精一杯だ!このままじゃ・・・!!!)」

佐天「!」

佐天「もらったぁ!!」

上条「くそっ!!」キューン

メキメキメキパリーン

佐天「え・・・ガンブレードが」

佐天「砕けた・・・?」

上条「うおぉぉぉぉ!!」




パンッ

パンッ パンッ パンッ パンッ

上条「あがっ・・・」

パンッ パンッ パンッ パンッ

上条「いっ、がぁ・・・!!」

上条「・・・」ドサッ

パンッ パンッ パンッ

上条「」

佐天「御坂さんから貰った銃、捨てなくてよかった!」

佐天「でも、ガンブレード破壊されちゃうなんて・・・」

佐天「この人一体何者・・・??」

佐天「さーてと!帰ろっ」

佐天「ガンブレード気に入ってたのになぁ」

佐天「まぁでも、この銃でもいいかぁ」

ステイル「待て・・・」

佐天「・・・あー、昼間の」

ステイル「・・・イノケンティウス!!」

佐天「うわぁ・・・凄い炎ですね」

ステイル「そいつを焼き尽くせ!!」

ステイル「あの武器を持っていない貴様には勝ち目はない」

佐天「はぁ・・・やれやれだぜ」

佐天「ガンブレードがなければ私はなにもできないとでも?」

ステイル「現にそうだろう・・・ガハッ」ビチャビチャ

佐天「昼間の傷も癒えてないのに無茶するからですよ」

佐天「まぁ良いです」

ステイル「いけイノケンティウス!!」







ステイル「な、なぜ・・・」

ステイル「なぜイノケンティウスの炎が・・・効いてない?」

佐天「」ニタァ

佐天「ぬるいですね、えっと・・・バーコードさん?」

ステイル「な、なんなんだ・・・何者なんだ貴様は!!!」

佐天「佐天涙子です。それ以上でもそれ以下でも」

佐天「ないですよ?」ニコッ

パンッ

ステイル「」ドサッ

佐天「あははっ!」

佐天「弱い人だなぁ」

佐天「でも、イノケンティウスを使える人がいるなんて」

佐天「世の中は広いなぁ」

佐天「まぁいいや、帰ろ帰ろ」








佐天「ハァ、しつこいですね?もうそろそろ帰りたいんだけど・・・」

上条「・・・」

上条「・・・」

佐天「なんか死人が歩いてるみたい(笑)」

佐天「もしかしてゾンビかなにかですか?」

上条「・・・」

佐天「はー、喋る体力もないのに立ち向かってくるとか」

佐天「どんだけ正義を気取ってるんですか?」

上条「」タッタッタ

佐天「だる・・・」

パンッ

上条「・・・」タッタッタ

佐天「ち、外したか」

パンッ パンッ

佐天「・・・!?」

パンッ パンッ

佐天「当たらない・・・?」

パンッ カチャ カチャ

佐天「!!?」

上条「・・・っ!!」

上条「そげぶ!」

佐天「のわー!」

佐天「ぬぐぐー貴様」

上条「お前の敗けだ」

佐天「さ、最後は・・・」ペラ

佐天「ぐふっ・・・」

飲みすぎて頭痛くなってきたのですよ

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