九条カレンと学ぶ違法ダウンロード (9)

ちょっとメタいです。
アニメしか観てないにわかです。
細かい間違いとか時系列とか気にしない人向け。
あと、学べないです。

それでも大丈夫な方はどうぞ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1483814826

陽子「見てみてー、私もスマホデビューだよ! 親のお下がりだけど」
忍「わあ! 陽子ちゃん凄いです! …ところで何ですかそれ、ゲーム機ですか?」
陽子「ズコー! 知らないのかよ! 携帯電話だよ! 携帯電話が何か凄くなった奴!」
綾「大雑把な説明だわね…」
忍「携帯電話だったんですかー、でもボタンがついてないですね?」
陽子「タッチパネルだよ。液晶を押せばいいんだよ」
忍「銀行のATMみたいなものですかね?」
陽子「そうそう、詳しい仕組みは知らないけど多分そう」
綾「流石のシノも銀行のATMくらいは使えるのよね」
忍「見くびらないでください綾ちゃん! 私だって休日はATMくらい使いますよ!」
綾(平日は窓口に行ってるのかしら…)
アリス「………」

-アリス回想-
忍「銀行に口座を作るなんて成長したって感じがしますね!」
アリス「シノママの記入欄以外はシノが書いちゃっていいんじゃないかな」
忍「そうですね、先に書いておきましょう」

さらさら…

忍「暗証番号を自分で決めて良いんですか! えぇと…」

暗証番号「きんぱつ」

行員「お客様、この暗証番号はちょっと…」
忍「何故?!」

-アリス回想ここまで-

アリス「シノ! 例え全ての機械が敵でも私は味方だからね!」
忍「アリス!!」
陽子「急にどうした?!」

綾「確かカレンもスマホ持ってるわよね?」
カレン「YES! パパに買ってもらったNEW MODELデス!」
忍「陽子ちゃんのとあまり見た目は変わりませんが…?」
カレン「GAMEとかサクサク動きマース」
陽子「どんなのやってるのー? モンスト? グラブル?」
カレン「スーパーNESのROMファイルを沢山ダウンロードしまシタ!」
忍「ろむふぁいる?」
綾「カレン! それは駄目よ!!」
カレン「What′s? どうしたデス? アヤヤ」
綾「ゲームソフトの違法ダウンロードは犯罪よ!」
カレン「大丈夫デース、アップロードは駄目デスが、私はダウンロードしただけデス、それに日本じゃない所からダウンロードしてきたから平気デース」
綾「いいえ! 日本でも2010年からダウンロードも禁止になったわ!」
アリス「あわわわ…カレン……」
カレン「で、でも皆やってるデース…」
綾「皆がやってるからって犯罪を犯していいのかしら…? これは少し教え

る必要がありそうね」

-綾の著作権法講座-

綾「そうね…カレンがゲーム開発会社を営んでいるとしましょう」
カレン「プレイするの専門デース」
綾「ジロッ」
カレン「YESマム! 作るの大好きデス!」
綾「カレンの会社は何で利益を得ているのかしら?」
カレン「ゲームソフトデス」
綾「そう、従業員にシノとアリスがいるとするわ、シノ達の給料もそこから出すわけね」
シノ「私は機械苦手で…」
綾「ジロ」
シノ「ひぃ! 大得意です! DirectXでもUnreal Engineでもなんでもござれです!」
アリス「ダイレクト…?」
陽子「あんりある…?」
綾「コホン、分かりやすくするために、ゲームソフトが1本売れたら100円儲かるとしましょう、1000本売れたら10万円ね、これでも給料はたったの1人3万円弱だわ」
綾「不正にコピーされてしまうとどうなるかしら?」
カレン「給料が減るデス」
綾「そう、ともすればマイナスになるわね。しかもその減った利益はひょっとしたら不正にコピーした人が得るかもしれないわね、苦労もしないで」
アリス「シノがずっと徹夜して書いたソースが…!」
忍「アリスが何度も何度も繰り返してデバックしたプログラムが…!」
陽子「2人には何が見えてるんだ?」
綾「当然、利益を得る権利があるのはカレンの会社ね。その権利を守るのが著作権法よ」
忍「これで給料未払いがなくなりますね!」
アリス「眠眠打破とリポDとレッドブルのミックスをもう飲まなくてもいいんだね!」
陽子「カレンの会社超絶ブラックじゃねえか!」
綾「いい? 自分だけならいいだろう、他もやってるからいいだろう、そんな事を考える人が後を絶たないと作ってくれた人に失礼よ! っていうか迷惑! そして著作権法違反なのよ!」
カレン「目からウロコデース…私は間違っていまシタ…」
綾「よろしい。インターネットが発達してリテラシーやモラルが低下しているけど、一人一人の意識が大切なのよ」

-綾の著作権法講座 終わり-

カレン「これで全部消去しまシター」
綾「お疲れ様。やりたいゲームがあったら正規の手順でちゃんと購入しましょうね」
カレン「アヤヤ、これは大丈夫デスよね?」
綾「これは…そうね、ちゃんとストアから正規に購入したソフトだから大丈夫ね」
忍「私は当分スマートフォンやゲームには触らなくていい感じです…」
カレン「アリース! シノー! お許しがでまシタ! 私のsmartphoneを貸すのでこのゲームをプレイしてくだサーイ!」
忍「カレン! いいんですか?!」
アリス「でも、電話を借りるとカレンが困るんじゃ…」
カレン「私は2台持ってますからそんなに困らないデース」
陽子「わー、ブルジョワ」
カレン「pokemonみたいなゲームだから簡単に遊べると思いマース!」

-忍・アリス自室-

忍「名前ですか…では、『オオミヤシノブ』と」
アリス「白い人がでてきたね」
忍「じゃあこの人は綾ちゃんにしましょう」
アリス「こっちの人は?」
忍「陽子ちゃんでいいですかね」
アリス「こ、ここ、コイビト?! 恋人だなんて…わ、わ…!」
忍「アリスにしましょう、私たちは国境を越え、言葉の壁を超越し、もはや恋人のレベルとなりました!」
アリス「シノ…! シノー!」
忍「アリスーー!」
アリス(あれ? でも言葉の壁…シノは超えてない…)

忍「お母さんにお使いを頼まれましたね」
アリス「私とシノが隣同士…あっ、犬を飼ってるんだね! イギリスのポピーを思い出すなあ…」

数時間後…

アリス「ポピーが…ポピーが…」
忍「これが巷で話題のポケ◯ンですかね?」
アリス「違うよ、これ…」



終わり

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