Ｐ「なんだなんだ。なんの真似だこれ」ｶﾞｻｶﾞｻ

忍「へへ。クリスマスも遅くまでお仕事のプロデューサーさんに」

忍「アタシと晶葉ちゃんからねぎらいをねー」ﾊﾟｧﾝ

Ｐ「言いつつクラッカーを鳴らし続けないでくれ」ﾜｻｰ

晶葉「うむ。単純な構造だからこそ心惹かれる、ということもあるわけだな」ﾊﾟｧﾝ

Ｐ「うん。台詞は冷静なのに珍しくうきうきだよね晶葉さん」ﾜｻｧｰ

Ｐ「…」

ｺﾞﾁｬ

Ｐ（キーボードが…仕事にならん）

Ｐ「ったく…」

忍「シャンメリーって振ったらシャンパンみたいになるのかな？」

晶葉「元々音は鳴るようにできているだろうが…やってみるか！」

Ｐ「やってみるな」ﾍﾟﾁ､ﾍﾟﾁ

忍「あう」

晶葉「あう」

忍「いたい」

Ｐ「これ以上汚してどうするつもりだ…本当に」ﾊｧ

晶葉「あぅ…あ、頭は叩くものではないぞ。馬鹿になったらどうしてくれる。もー…」ｻｽｻｽ

Ｐ「お前は頭がいいから大丈夫だろ」

晶葉「そ、それはそうだが…へ、へへん♪それもそうだな！」

Ｐ（ちょろいぞ大丈夫か）ﾍﾟﾁ

晶葉「あうっ」

忍「…へへへ」ｻｽｻｽ

Ｐ「？」

忍「どうするつもりかって？プロデューサーさんっ。それはもちろんっ」

忍「プロデューサーさんには仕事をさせないつもりだよ！」ﾋﾞｼｯ

Ｐ「…いや、なん」

忍「えいっ」

Ｐ「むぐ」

忍「ふふっ。クリスマスの夜くらいはさ。お休みしてもいいと思う」

忍「ケーキ、おいしいでしょ」

Ｐ「……」ﾓｸﾞ

Ｐ「…うん。おいしい」

忍「そっか。よかった」

Ｐ「…うん」

晶葉「……？」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

晶葉「？おおっ」ﾎﾟﾝｯ

晶葉「お、おい助手よ！あ、あわが！あわわ…」

Ｐ「なにやってんだ」ﾊｧ

忍「…」ｸｽｸｽ

ﾌｷﾌｷ


Ｐ「はい。飲んでいいぞ」

晶葉「う、うむ。すまない…ふふ。助かる」

Ｐ「いえいえ」

忍「…それにほら」

Ｐ「ん？」

忍「うん。アタシ今度は年が変わるまでプロデューサーさんに会えないからさ」

忍「今年最後のアタシもちゃんと見て欲しかったし、アタシも、プロデューサーさんに会っておきたかったし」

忍「邪魔だった？」

Ｐ「…いや」

Ｐ「…」

Ｐ「うん。俺もこんな日に仕事はうんざりだった」

Ｐ「ありがとう。助かったよ」

忍「うん。そっか。よかった。へへー助けちゃったー」

Ｐ「うん」

Ｐ「それにこれならさぼりも忍のせいにできるしな」

忍「あれっそれひどい！」

Ｐ「はは。冗談だよ」

晶葉「…」ｼｭﾜｼｭﾜﾀﾞ…

晶葉「…」ﾁｮｯﾄｺﾜｲﾅ　つんつん


Ｐ「よし。じゃあケーキ食べるか」

忍「うん。食べよ」ﾆﾍ

ぱく

Ｐ「あ、そうか、ハッピークリスマスとか、セイントクリスマスって」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

忍「お、ばれたかー。そうそう。ハッピーニューイヤーなことも先に言っておこうと思って！合体させてみたのです」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

Ｐ「分かり辛い」

忍「な、なんだとー」

晶葉「」ｵｿﾙｵｿﾙ…

晶葉「こくこく…、んむっ」ﾋﾟｰﾝ

晶葉「これは――おいしいな！」

Ｐ「そりゃよかった」

晶葉「うむ」ｺｸｺｸ

忍（可愛いなー）

ぽん


忍「？」

Ｐ「忍はいつも頑張りすぎだし、そうだな」

Ｐ「今日くらい、いいかな。気を抜いても」

忍「…うん。いいと思う。えへへ」

忍「プロデューサーさんもね！」

Ｐ「はい」

忍「はいっ」ﾆｺ

忍「へへっ。がんばり屋さんコンビも年の瀬はちょっとのんびりだーぽふんっ」

Ｐ「おー。べつにわざわざソファに飛び込まなくてもいいけどな…」

晶葉「おい助手よ。チキンも買って来てあるのだぞ。せっかくだから開けようはやく開けよう」ﾕｻﾕｻ

Ｐ「お前が食いたいんだろ、それ」

忍「ふふ」ﾆｺﾆｺ

忍「ね。ハッピークリスマス、プロデューサーさん」

Ｐ「うん。ハッピークリスマス」

晶葉「もぐもぐ」

Ｐ「…なんか食いしん坊みたいだけどそれでいいのか」

忍「あははは」

おしまい

ありがとうございました

過去作ってある？
柚Pと別人かな