モバP「蚊との戦いはこれからが本当の地獄か……」 (52)

>キーンコーンカーンコーン……

P「お、昼休みか。事務所で昼過ごすのちょっと久しぶりだな」

P「……ふああ」

P「あー、ねっむ」ゴシゴシ

P「寝苦しくなってきたもんなあ最近。あまりよく眠れてないのかもな」

P「腹もそれなりに減ってはいるけど……」グゥ

P「……ふあ~あ」

P「今は食い気より眠気だなこりゃ」ゴシゴシ

P「ま、飯は3時のおやつまで我慢して……おやすみ」ツップシ

P「……ぐぅ」スヤ

  ・

  ・

  ・

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ガチャ

忍「おはよーございまーす!」

忍「……あれ?」

>シーン……

忍「あれ? 誰もいないの? Pさん?」

忍「……あ、そっか。お昼休みなんだね」

忍「なんか、がらーんってしてて、ちょっと寂しいかも」

忍「ま、とりあえず、座って待っとこうかな。2人ももうじき来るだろー」トコトコ

忍「……ん? おや?」ジー

P「……」スヤ

忍「Pさん? なんだーいたの?」トコトコ

P「……」スピー

忍「あ……寝てるんだ。お昼寝?」

忍「こんなとこですやすや寝ちゃって……腰によくないと思うよその姿勢」

P「……」クカー

忍「そうだよね。いつもお疲れさまだもんね、Pさんは」

忍「アタシたちみんなのこと見なきゃいけないんだから、そりゃ大変だよね」

>プーーーーン……ピト

忍「でも、Pさんのおかげでアタシさ……って、え? あれ?」

P「……むにゃ」ムズ

忍「これ……Pさんのほっぺにこれ……」

忍「蚊じゃん!」

P「……むーん」ムズムズ

忍「えーと、どうしよ、どうしよう」アワワ

忍「叩く? 叩いちゃっていい?」アワアワ

忍「だって叩かないと、Pさん蚊にさされちゃう。そ、そうだよ!」

忍「いやいやでも待ちなよ忍。叩いたらPさんきっと起きちゃうじゃんか」ブンブン

忍「じゃ、じゃあ横から優しくすっと撫でて追い払うのはどう?」

忍「わあこれ名案かも! ……でもなんだろ、なんかちょっと」

忍「……恥ずかしい、かも」カアア

忍「それにだよ。叩いてやっつけておかないと、二次被害が出ちゃう可能性だってあるわけだし」

P「……」ムズムズ

忍「……よし」キリッ

忍「Pさん、ごめんね。できるだけ優しく叩くからね」スーッ

忍「起きちゃったらその時は……アタシが子守唄歌ってあげるね?」タメ

P「ううーん」ムズムズ

忍「……」タメ

>ドサッ

忍「!」

??「し、忍ちゃん……?」

忍「!?」ビクッ

??「お、忍チャンいたのー? っておおーこれはいわゆる修羅場ってやつですかなっ? ほほー」

??「忍ちゃん……その、振り上げた左手は……?」

??「穂乃香チャン野暮だなぁ。どー見てもPさんのほっぺにー……ぐーぱんち! ぼこぉーっ! の直前のシーンじゃーん」ボコー

忍「ち、違う! 穂乃香ちゃん柚ちゃん違うの! これは違うの!」アタフタ

穂乃香「ち、違うって……?」

忍「ま、まずぐーぱんちじゃない! ほら!」パー

穂乃香「そ、それはわかります……」

柚「柚もー」ニパー

忍「蚊! 蚊がいたの! Pさんのほっぺに!」

柚「かー?」

穂乃香「蚊ですか?」

忍「そう! ほら見てここ!」ビシッ

穂・柚「んー」ジー

忍「ほら! ね……あれ!?」

穂乃香「いませんが……」

柚「いないねぇ」

忍「いたの! さっきはいたの!」アタフタ

柚「ま、つまりあれかー。忍チャンはそのPサンのほっぺにとまった蚊をしばこうとして」

穂乃香「あんな風に、今にもPさんを殴りつけるような体勢になっていた、と」

忍「うんっうんっ」コクッコクッ

穂乃香「でも肝心の蚊の姿が見えないけど……」キョロ

柚「だねぇ。どこへ行ってしまったのやら」

忍「ほ、ほんとだよ。どっか飛んでっちゃったのかな」キョロキョロ

穂・柚「……」

穂乃香(柚ちゃん。最近忍ちゃんPさんと何かあったかしら)ヒソヒソ

柚(んーアタシは特に何も知らないよ。それに忍チャンは寝込みを襲うようなせこいことはしないと思うなー)ヒソヒソ

穂乃香(それは私もそう思うけど……もしPさんとの間に何かあって、辛いんだとしたら……)ヒソヒソ

柚(やれやれ穂乃香チャンは心配性ですなぁ。深読みしすぎはよくないよー?)ヒソヒソ

忍「ああーっ!」

穂・柚「!?」ビクッ

忍「いた! いたよ蚊!」

穂乃香「ほ、本当!?」

柚「どこよ?」

忍「ほらあれ! 穂乃香ちゃんの大好きなあいつ!」ビシッ

柚「お? あららーホントだ」

穂乃香「ぴ、ぴにゃこら太っ」ガーン

忍「ほらほらいたでしょ蚊!」エヘン

柚「忍チャンふんぞり返るのはおかしいよ」

穂乃香「ぴにゃこら太のほっぺに蚊が……」ガーン

忍「ほっぺ好きな蚊なのか? こりゃやっつけとかないと、アタシたちさされたら大変だよ」

柚「あ、じゃあ柚がしばくー」ニパー

穂乃香「し、しばくってぴにゃこら太を?」サーッ

柚「違うよ穂乃香チャン。蚊だよ蚊」

柚「まあ巻きぞえでぴにゃもしばいちゃうことになるけどねぇ」

穂乃香「うう……いえ、柚ちゃん。待って」

柚「えー。絶好のチャンスだよー?」

穂乃香「それなら私がやります」キリッ

忍「えっ」

柚「穂乃香チャンにぴにゃこら太をしばけるの?」

穂乃香「柚ちゃんには以前ぐさぁーってした前科があるし」ムー

柚「えへ、柚前科者。悪女でーす♪」ニパ

忍「悪女とは程遠い笑顔だけどねぇ」

穂乃香「できます。ぬいぐるみのほっぺをひっぱたくくらい」フンス

柚「おー、燃えてるね」

忍「じゃ、じゃあ穂乃香ちゃん! 蚊が飛んでかないうちに早く!」

穂乃香「ええ」キリッ

ツカツカ……

ぴにゃ「……」

穂乃香「……」キリッ

穂乃香「……」スッ

柚「覚悟完了だっ」

穂乃香「……ごめんねぴにゃこら太」タメ

ぴにゃ「……」

穂乃香「……」タメ

忍・柚「ごく」

穂乃香「……えい」フワ

ペチ

>ヒラッ……プーン……

忍・柚「……」

穂乃香「やっぱりひっぱたくなんて無理! ごめんねぴにゃこら太!」ギュッ

忍「うんわかってた」

柚「柚もー」 

穂乃香「ごめんなさい。私の覚悟が足りなかったばかりに……」シュン

柚「覚悟未完了だったねぇ」

忍「つか蚊くらいで覚悟とかそんな大袈裟な……」

忍「まあ逃げられたんなら仕方ない。3人揃ったし、編み物始めようよ」

穂乃香「ええ、でも……気になりませんか?」

忍「蚊?」

穂乃香「はい。編み物に集中している間って、さされ放題な気がして……」

忍「うーん確かにそうかもだけど、わざわざ蚊探して追っかけてやっつけるのに時間割くのもなんかなぁ」

穂乃香「……」

??『穂乃香は後悔していた。やっぱりさっき自分がちゃんとたたいていればよかったのだと』

穂乃香「!?」

ゆ?『己の甘さ、心の弱さが招いた失態のせいで、友人たちにまで迷惑をかけてしまうのではないか』

忍「……」チラ

柚『穂乃香の心を恐れという暗闇が支配していく。そう、それはまr

忍「こら柚ちゃんうるさい。何低い声出してんの」ペシ

柚「劇的な感じに盛り上がるかと思って」テヘ

忍「盛り上げなくていい」

穂乃香「……あの」

忍「あ、穂乃香ちゃん。アタシたち、全然迷惑とか思わないからさ! さっきの気にしなくていいんだよ?」

柚「もちろん柚もー。蚊ぐらいへっちゃら」ニパー

穂乃香「ええ、ありがとう。でも……無防備でお休みになっているPさんもいるし」

忍「あ」

柚「あ」

P「……う、飲まれるぅ…」ウーン

忍「確かに……Pさんさっきのでほっぺさされちゃってるし……」

柚「ぽちってなってる。かゆそう」

穂乃香「編み物に集中するために、というのもありますけど」

忍「……そだね。それだけじゃない。Pさんの安らかな眠りのためにも」

忍・穂「蚊をやっつけよう!(ましょう!)」グッ

柚「おー、燃えてるね2人して」

忍「柚ちゃん動体視力いいでしょ? 頼りにしてるよ」

柚「えーシャトルと蚊を一緒にしないでよ」ブー

忍「アタシたちよりはあてになるでしょ」

柚「ぶぅ。……あ、いたよ」

穂乃香「もう!?」

忍「どこさ!?」

柚「ほらあそこ。結構遠く」ピッ

忍「どこよ!?」キョロキョロ

穂乃香「指を追っても全然見つからない……」ジー

柚「……」

??『ファファファ。どこを探しておる小娘どもー』

忍・穂「!?」

??『ファファファファー見えまい見えまーい。ワガハイを人間の目で捉えるなど不可能なのだファーファf

忍「柚ちゃんうるさいってば」ポコ

柚「ばれたか」テヘ

穂乃香「今のはどういう……」

柚「ただ追っかけてやっつけるだけじゃ盛り上がりに欠けるかと思って」ニパ

忍「だから盛り上がりとか……」

柚「『実録ガチバトル ~現役女子高生アイドルVS蚊~ 吸うか吸われるか』的な。いやーファンにはたまらないねぇきっと」

穂乃香「私たちは吸いません!」

柚「そこは蚊の気持ちになるですよ」

忍「アタシはあんなに無邪気じゃないからなれないかな……」ショボ

穂乃香「邪気の有無は関係ありませんから!」

柚蚊『ファッファー小娘どもー無駄口を叩いている余裕があるのかー?』

柚蚊『ワガハイは既にお前たちの誰かの体に取りついているかもしれぬぞファファー』

忍「嘘っ!?」キョロキョロ

穂乃香「やだ!?」キョロキョロ

柚蚊『ファファファー嘘だー』

忍「くっそームカつくー」

穂乃香「なんだか私たち……蚊に、というか」チラ

柚「?」

忍「うん。柚ちゃんに翻弄されてる」

柚「えへ、友達2人を手玉に。柚ってば悪女ー♪」ニパー

忍「悪女はそんな顔しないって」

穂乃香「というか柚ちゃん、まだ蚊がどこにいるか把握できてるの?」

柚「へ? うん、もちろんっ。蚊は柚たちの近くにはいないよ」

忍「どこだー! どこにいるー!」

柚「うーんとね……」

柚蚊『ファファーファーこやつは一度ワガハイにさされたというのにのんきに寝ておるわーおたんこなすめー』

柚蚊『だがもうこやつに用はないのだー。むさいおっさんの血などもう不要ー』

忍「むさい……」

穂乃香「おっさん……」

柚蚊『若い娘の血こそ至高ー。東北出身だとなおよいー』

穂乃香「私と忍ちゃんに的を絞っていますね……」

柚「てなわけで今はPサンの周りをうろうろしてるよ」

忍「それはいいけどPさんをむさいおっさん呼ばわりはやめたげて。聞いたら泣いちゃうよ?」

柚「あ、いや今のはただの演出だよ? ほら、男より若いおなごが好きだって設定だからそれをわかりやすくするためのさ?」アタフタ

忍「……焦っちゃって」プフ

柚「あ、焦ってなんかないもんね……ちょと変なこと言っちゃったなって思ったけどさ……」

忍「焦っちゃってこいつ」ツンツン

穂乃香「かわいいですねもう」ツンツン

柚「んわーやめてやめてっ」ジタバタ

忍「ふうちょっと仕返しできた感」スッキリ

穂乃香「遊ばれてましたからね」スッキリ

柚「くそぅ」

穂乃香「それにしても、女性を好む蚊ですか……血を吸うのは基本的にメスだと聞きましたけど……」

柚「え、ホント?」

穂乃香「そうらしいです」

柚「……」

柚蚊『オーフォフォフォーさあ東北の若い娘どもワラワに生き血をよこすザマスよー』

忍「対応早いなあんた」

柚蚊『そなたらの生き血でワラワは永遠の美を手に入れるザマスー』

柚「……」

穂乃香「?」

柚「……うーんいまいち乗り切れないや。男設定でいい?」

忍「もう好きにして……」

柚「そうするー。ところで2人とも、蚊ほっといていいの?」

穂乃香「あ、そうでした!」ハッ

忍「ダメだ結局柚ちゃんにペース握られてる!」ハッ

柚蚊『ファッファファーあんぽんたんな小娘どもめーこれではワガハイの毒牙にかかるのも時間の問題ー』

柚蚊『さてどちらの娘からいただくとしようかーファファー』

忍「腹立つー」キョロキョロ

穂乃香「ゆるい口調なのが余計に心を逆なでしますね」キョロキョロ

柚「あ、2人ともそのへんそのへん」

忍「どこだ!?」キョロ

穂乃香「見当たらな……あっ」

忍「上!?」

柚蚊『ファファよくぞ見つけたほめてつかわすー。だが小娘ではこの高さ届くまいー』

忍「くそー卑怯もーん」ギリ

穂乃香「でもあれくらい、ジャンプすればっ」

柚「お。穂乃香チャンがアグレッシブ」

穂乃香「たあっ」ピョイパチッ

柚蚊『ファファッ』スカ

穂乃香「やあっ」ピョイパチン

柚蚊『ファファー』スカ

穂乃香「だ、ダメ……やっぱり私なんかじゃ……」ハァハァ

忍「ほ、穂乃香ちゃんはよくやったよ!」

柚蚊『あきらめが早いわーもっとワガハイと踊ろうぞファファッファー』

忍「蚊ー! 降りてこーい!」

柚蚊『ファファー威勢はいいがお前は一番おチビさんではないかせいぜいおちょくってやろうー』

忍「なっ」カッチーン

忍「くそー、なんか武器になるものないかな」キョロ

穂乃香「私も探してみます!」トコトコ

柚蚊『ファファファファファーファファファファー』

柚「……」

柚「疲れてきたかも」

忍「おおよしっ、チャンス! 降りて、いやいっそ落ちてこい蚊!」

柚「あ、蚊じゃなくてね、柚がね。はー疲れた」フゥ

忍「あんたか! もー!」

穂乃香「忍ちゃん! これ! こっちに!」テマネキ

忍「どったの穂乃香ちゃん? なんか使えそうなのあった?」トコトコ

穂乃香「ほら、ちひろさんのデスクにこんなのが」

忍「え、バドミントンのラケット?」

穂乃香「にも見えるけど、でもこの名前を見てください!」チョイチョイ

忍「? 『蚊取リーヌ』? ふざけてる?」

穂乃香「ふざけてるように見えるけど、ちゃんとした蚊取りグッズかもしれませんよ」

柚「……お疲れ柚はソファでのんびりしとこ」コテン

カツン

柚「痛。んもー何?」ヒロイ

柚「……?」

柚「あー、これ使えるんじゃん?」ニカ

忍「ちゃんと説明書読んでみるか。えーとなになに? 『電気ショックで蚊を駆除』。怖っ」

穂乃香「な、なんだか凄そうですね……」

忍「でもアタシたちに足りないリーチも補えるし、使ってみる価値はあるよ!」

穂乃香「ええ! じゃあ早速」

忍「電池を探そう!」

穂乃香「えっ」

忍「これ電池がないとただのバドミントンのラケットみたい……」

穂乃香「あら……」

柚「2人とも! これを使うんだ! とりゃ!」ブン

忍「わあ! いきなり投げないでよもう!」パシッ

穂乃香「! それは……」

忍「こ、これは!」

柚「それなら高いところでも、遠いところでもだいじょーぶ!」グッ

忍「でかした柚ちゃん! よーし武器は手に入れた! 蚊はどこだー!」

穂乃香「忍ちゃんあそこ! 天井の近くに!」

柚蚊『ファファーまだ抵抗するつもりか小娘どもー』

穂乃香「まだ余裕を見せていますよ」

忍「つーか疲れたんじゃなかったの?」

柚「最期の瞬間まで演じ切らなきゃと思った」

穂乃香「柚ちゃん……プロですね。立派です」

忍「そういうことなの? まあいいや。こら蚊! これを見なさい!」ババーン

柚蚊『な、それはー! そ、そんなものをワガハイに向けるでないー!』

忍「散々おちょくってくれたけど、あんたとはもうおしまいだよ」

柚蚊『と、飛び道具など卑怯だぞー。人間とはいつもこうなのだー』

穂乃香「最期の言葉ですね……」

柚蚊『剣から銃へ、銃からミサイルへ。貴様らは己が手を血で汚すことなく命を奪い……命を奪う重みを、罪の意識を忘れていくー』

忍「……ちょ、柚ちゃん?」

柚「ん、なに?」

忍「心にずしんと来るよ。これあんたが今考えたセリフ?」

柚「パクリー」ニパー

穂乃香「ですよね……柚ちゃんがこんなことを考えながら生きているのかと」

柚「最期ぐらいかっこよく逝かせてあげたいじゃん」

忍「蚊にそんな情けは無用だよ! さっさとボタン押すよ!」

柚「おっしちゃえ~! 必殺必中ハエ蚊ハンター! ぶしゅーっ!」

忍「ぶしゅーっ!」ポチ

穂乃香「ぶ、ぶしゅーっ!」

>ブシューーーーーーーーーーー

柚蚊『ぬわー』

忍「や、やったー!」

穂乃香「効きました!」

柚蚊『こ、小娘どもめー。勝ったと思うなよー。例えワガハイを倒しても、ワガハイの同胞は五万といるのだー』

柚蚊『必ずやワガハイの恨みを晴らしにやってくるぞー。震えて眠れーファファファファー……ぐは』

>ヒューーーーーーーポトリ

忍「……」

穂乃香「……」

柚「……」

三人「……!」グッ

  ・

  ・

  ・

P「んが」パチ

P「……うーん」ムク

P「……」ボー

P「寝過ぎたか……? あ、大丈夫か。ふあ~」ノビー

P「……」ボー

P「あれ? なんかほっぺかゆ。あ、ぽちってなってる」ポリポリ

P「うわー寝てる間に蚊にさされたか。しまったなあ蚊がいなくなるスプレー吹いとくの忘れてた」

P「ああいう予防系のはどうも使いこなせないなあ……」ポリポリ

P「まあとりあえず今からでも……」トコトコ

P「……?」

忍「……」モクモク

穂乃香「……」モクモク

柚「~♪」フンフン

P「……そういや」

P「なんか愉快な夢を見てた気がするんだよな。バトルものみたいな……」

P「うーん」ボー

P「ダメだもう内容思い出せん。まあそれより蚊取り線香を」トコトコ

忍「……」モクモクモク

穂乃香「……」モクモクモク

柚「~~♪ ……お?」フンフン

柚「へぇ~ハエ蚊ハンターって3メートルも射程あるんだねぇ……ん? あ、Pさん起きてきてる」

P「……」ゴソゴソ

柚「んー……3メートルって、こっからPさんが今いるとこくらいかな?」

P「……これでよし」フゥ

柚「……どれどれ。案ずるより生んでみよっ」スッ

P「柚ー、おはよ……お前、何持ってんだそれ?」

柚「強力ジェット噴射のハエ蚊ハンターっ」

P「おいやめろそんなもんこっちに向けるな!」

柚「ヤブ蚊にも効く!」

リアルで蚊の季節はこれからが本番だけど、ステマのネタも尽きてきたのでこれにてきっと終わり
読んでくれた人ありがとうでした

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