海未「マンチカン」 (39)

前作のペッパーくん海未「感情認識ヒューマノイド?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1481635998/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1483364941

海未「なぜ…部室に猫が…」

猫「みゃあ~」

海未「誰が連れてきたのでしょう」

猫「にゃ」

海未「あなたはどこから来たのですか?」

猫「…」

海未「私は何を言っているのでしょう…」

猫「にゃあ」ぴょん

海未「なっ…」

猫「みゃあ」スリスリ

海未「ど、どうしましょう…か、可愛すぎます」

猫「みゃ~」

海未「はぁぁぁぁぁ」

猫「…」じぃー

海未「え?な、何ですか?」

猫「みゃあ」スリスリ

海未「や、やめて下さい。可愛すぎて…ああ…もう、ダメです。我慢できません」ギュッ

猫「にゃあ」

海未「あなたの名前は何て言うのかにゃ~?」

猫「…」

海未「お~い。猫ちゃ~ん。返事して下さいよぉ。じゃないと、もっとギュッとしちゃいますよぉ」

真姫「…海未」

海未「え?ま、真姫?」

猫「…」

海未「い、いつから…」

真姫「海未が猫語を話し始めた辺りから…」

海未「…」カァァァァ

真姫「…あの」

海未「忘れて下さい」ダッ

猫「みゃあ」

海未「うっ…すいません」

ガチャ

真姫「海未…よっぽど恥ずかしかったのね」

猫「にゃにゃにゃ~」

真姫「え?」

猫「にゃにゃにゃ~」

真姫「もしかして…真姫ちゃんって言った?」

猫「にゃ~」

真姫「そ、そんなはずないわよね」

猫「にゃにゃにゃ~」

真姫「やっぱり真姫ちゃんって言ってるわ」

猫「にゃ」

真姫「え?何?」

猫「にゃ~」

真姫「えっと…何て言ってるのかしら」

猫「にゃ~」

真姫「か、可愛い」

猫「みゃあ」ぴょん

真姫「わっ」

猫「にゃ」ピト

真姫「お膝の上がいいの?」

猫「みゃあ」

真姫「よしよ~し。気持ちいい?」

猫「みゃあ」

真姫「それは良かったでちゅね~」

ガチャ

穂乃果「…」

にこ「…」

凛「…」

真姫「え?あ、あなた達…」

穂乃果「…良いもの見たね」

凛「そうだね…クシュン」

にこ「なによ?風邪?」

真姫「あ、あ、あの…違うわよ?私はこんな猫…」

猫「みゃあ」ウルウル

真姫「こ、こんな…こんな…」

猫「みゃあ」ウルウル

真姫「あああああ」

ガチャン

穂乃果「真姫ちゃんが壊れた」

にこ「真姫も生きづらい性格してるわよね」

凛「それはにこちゃんもにゃあ…クシュン」

猫「にゃあにゃあ」





穂乃果「しかし…可愛いねぇ…おいで?」

猫「みゃあ」スリスリ

穂乃果「あ~、いい子だね。お名前はなんて言うのかな?武蔵丸?」

猫「…」

穂乃果「違うかぁ…小錦~」

猫「…」

穂乃果「あけぼの~」

凛「穂乃果ちゃん!そんなお相撲さんみたいな名前な訳ないでしょ?クシュン。ちょっと、どいて」

穂乃果「え~」

凛「猫ちゃ~ん。お手」

猫「…」

にこ「それをやるなら犬でしょうが」

凛「そんな事ないにゃ…クシュン」

にこ「さっかからなんなのよ」

凛「凛は猫アレルギーにゃ」

にこ「はあ?あんたキャラがブレブレなのよ。かわりなさい」

凛「え~」

にこ「猫ちゃ~ん。にっこにっこに~」

猫「シャーッ」

にこ「なんでよ」

穂乃果「そりゃあ、怒るよね」

凛「うん。凛でも怒るにゃ」

にこ「はあ?」

穂乃果「ごめんね、武蔵丸。にこちゃんを許してあげて?」

猫「…」

凛「だから、武蔵丸じゃないにゃ…おいで、ねこちん…クシュン」

穂乃果「いや、ねこちんの方がないって。おもいっきり花陽ちゃんに引っ張られてるじゃん」

にこ「両方共ないわよ。ほら、にっこにっこに~」

猫「…」

にこ「にっこにっこに~」

猫「…」ジョロ~

穂乃果「あ~、おしっこしちゃった」

凛「にこちゃんがしつこいから」

にこ「関係ないでしょう」

穂乃果「え?どうするの?どうするの?ダイソン?誰か掃除機持ってきて~」

にこ「掃除機じゃないでしょ。雑巾よ。凛、雑巾」

凛「穂乃果ちゃん、雑巾持ってくるにゃ」

穂乃果「にこちゃん、雑巾持ってきて」

にこ「なんでそうなるのよ」

凛「もう、皆でいくにゃ…クシュン」

にこ「結局?」

穂乃果「ちょっと、待っててね?」

猫「…」




ガチャ

希「…あれ?誰も居ないやん」

猫「にゃ~」

希「わっ、え?ビックリしたぁ。どしたん?猫ちゃん?」

猫「にゃあ~」

希「あらあら、おしっこ漏らしちゃったの?」

猫「にゃあ」

希「仕方ないね。確か…そこのロッカーに下ろし立ての雑巾を用意しといたんやけど…」カチャ

希「おっ!あった…よし、ちょっと、待っててな」フキフキ

猫「にゃあ」スリスリ

希「おっ!なあに?凄く甘えて来るやん」

猫「にゃあ」

希「よしよ~し。でもね、ここでおしっこしたらあかんよ?」

猫「にゃあ」ペロペロ

希「ん?どしたん?」

猫「にゃあ~」

希「ん~…ウチは猫とか飼った事ないからいまいちわからんなぁ」

猫「にゃ」

希「ん?なあに?お膝の上に座る?」

猫「みゃあ~」

希「よし。待っといてね…おいで」

猫「にゃあ」ぴょこん

希「んふふ。よしよ~し…将来、赤ちゃんとか出来たらこんなんかな?」



希「ふふっ、いい子やなぁ」

猫「…ZZZ」

希「あらら…寝てしまったかな」

ガチャ

絵里「ハラショー」

希「あっ、えりち…しぃ~」

絵里「え?あっ…どうしたの?私の前で凄くいい絵が出来上がってるんだけど」

希「そう?絵になる?」

絵里「なるなる。私も希の膝の上に乗りたいくらいだもの」

希「え?そっち?」

絵里「ええ。猫を膝の上に乗せるでもいいけど…」

希「残念やけど…今寝ちゃってるからどっちも無理やね」

絵里「名前はなんて言うの?って言うか…希ん家の猫?飼い始めたの?」

希「いや…部室に来たら居たんやけど…」

絵里「そうなの……それにしても、可愛いわね」

希「そうやろ?」

猫「…にゃあ」

希「あっ!起きちゃった?」

猫「…」

絵里「あら、本当。やっとお目覚めね」

希「今寝たばかりやけどね」

絵里「おいで、おいで」

猫「…」プイッ

絵里「あら?」

希「ん~、うちのお膝の上がお気に入り見たいやね」

絵里「何で?肉付きが良いのかしら?」

希「…女の子に言う事ではないやん?こう見えてもウチはスリムなんよ?出るとこが出てるだけ」

絵里「…じゃあ、この子男ね」

希「いや、それは…」

絵里「…良い事考えたわ」

希「ん?」

絵里「私が希の上に座れば良いのよ。その上から猫ちゃんを座らせれば」

希「それ本気で思ってる?」

絵里「え?どうして?」

希「…」

絵里「さっ、猫ちゃん…ちょっとどいて?」

猫「にゃ~」

希「ほらぁ、嫌がっとるやん」

絵里「お願いします。私も猫を膝の上に乗せたいの」

希「…猫ちゃん、ちょっとだけ…ね?」

猫「…にゃあ」

絵里「希の言うことは聞くのね…」

絵里「さあ、希。失礼するわね」

希「ウチの上に座る必要は全くないと思うんやけどな」

絵里「だって…希の膝の上って気持ち良さそうじゃない」

希「…」

絵里「それじゃあ、よっと。猫ちゃんおいで~」

ガララ

穂乃果「いやぁ、雑巾やっと見つかったねぇって…ええ?」

凛「絵里ちゃん何してるの?」

にこ「希の膝の上に乗って…」

絵里「いや…これは」


穂乃果「え?穂乃果達…じゃま?」

絵里「いや、そんな事は…」

にこ「じゃあ、どういう状況なのよ?」

希「ん~…えりちがウチの上に乗りたいって言い出して」

穂乃果「ええ?」

にこ「……」

凛「………」

絵里「ちょ、ちょっと…三人とも引いてるじゃない」

希「いや、事実を言ったままやん?」

絵里「そ、そうだけど」

穂乃果「そ、そうなんだ…事実なんだ…あっ!穂乃果生徒会室に用事があったんだった」

にこ「あっ…えっと…生徒会の仕事?手伝うわよ?」

凛「凛も手伝うよ」

ガチャ

絵里「………待ってぇ。誤解だからぁぁぁ」

ガチャ

希「…人の事を肉付きが良いとか言うからいけないんよね?ねえ?にゃんちゃん?」

猫「にゃあ」

希「ほら、おいで?」

猫「にゃあ」ピョコン

希「やっぱり、ウチのお膝が好きなんやねぇ」

猫「にゃ!」

希「ん?なに?」

猫「にゃあ~」グゥ~

希「お腹空いたん?」

猫「にゃ」

希「だから、さっきウチの事をペロペロ舐めてたんかな?」

猫「にゃあ~」

希「よちよち。ちょっと、待っててな?何かあるかな?…えりち用のチョコレートがあるけど…猫にチョコレートってダメよね?犬はダメやし…」


ガチャ

花陽「…希ちゃん?どうしたの?」

希「おっ!花陽ちゃん。良いところに!なんか食べ物持ってない?にゃんちゃんが食べれるやつ」

花陽「え?………おにぎりなら」

希「ちょっと、貰っていい?凄くお腹空いてるみたいなんよ」

猫「にゃあ」

花陽「………うん。この猫ちゃんどうしたの?」

希「さあ?部室におったよ」

花陽「そうなんだ」

猫「にゃあ」

花陽「か、可愛いです」

希「そうやろ?」

猫「みゃあ~」グゥ

花陽「あっ、お腹空が」

希「うん。そうなんよ」

花陽「………食べて?」ガサゴソ

猫「にゃあ~」パクパク

希「花陽ちゃんありがとな?どう?美味しい?」

猫「にゃあ」パクパク

花陽「………」グゥ~

希「え?」

花陽「お、美味しそう」

希「は、花陽ちゃん?」

花陽「お、おに…ぎり…」

希「あの?大丈夫?」

花陽「だ、大丈夫。ちょっと、今日は体育があったからお腹空いてるだけで」グゥ~

猫「みゃあ~」



花陽「な、なんだか…猫ちゃんがおにぎりに見えてきました」

希「あ、あかんあかん。食べれんよ?ほら、チョコレートあるから?これで我慢して?」

花陽「あ、ありがとう…あっ!美味しい」パクっ

希「それは良かったやん」

猫「みゃ~」

ガチャ

絵里「だ、だからね?違うのよ?誤解なの」

穂乃果「うん。もう、わかっから。絵里ちゃんは気を張りすぎなんだよね?」

にこ「希ほど母性に溢れてないけど私達にも甘えていいから…だから…ね?他所であんな事をしちゃダメよ?」

絵里「だから~」

凛「猫ちゃん~!可愛いにゃ~。クシュン」

真姫「だから…大丈夫よ?」

海未「本当ですか?本当にですか?」

真姫「うん。私も…あれだから…お互い…ね?」

海未「え?お互い」

穂乃果「あっ!海未ちゃん!それから、真姫ちゃん」

凛「あっ!真姫ちゃんにゃ。クシュン」

真姫「な、なによ」

猫「にゃあ」

希「ん?どしたん?」

猫「にゃにゃにゃ~」

真姫「や、やっぱり真姫ちゃんって言ってるわ」

猫「にゃにゃにゃ~」

真姫「は~い。真姫ちゃんですよぉ。はっ!?」

海未「真姫?」

穂乃果「ふふっ」ニヤニヤ

希「これはこれは」ニヤニヤ

凛「にゃあ」ニヤニヤ

真姫「ち、違うのよぉ」

花陽「し、仕方ないよ。可愛すぎるもん…そう言えば、凛ちゃん大丈夫?猫アレルギーだよね?」

海未「え?そうなのですか?」

猫「にゃあ」

凛「大丈夫にゃ…クシュン」

穂乃果「猫アレルギーって…ライオンは大丈夫なの?」

凛「ライオンはダメにゃ」

真姫「さわった事ないでしょ」

穂乃果「虎も?」

凛「ダメにゃ~」

穂乃果「プーマは着れない?」

凛「それは大丈夫にゃ」

穂乃果「キティちゃんは?」

凛「う~ん…大丈夫」

穂乃果「猫耳は?」

凛「付けれるにゃ」

穂乃果「なるほど~」

にこ「何を言ってるのよ…希の上にばかりいないでこっちおいで~にこっ」

猫「シャー」

にこ「なんでよ」

絵里「猫ちゃん。こっちにおいで?」

猫「…」プイ

穂乃果「絵里ちゃんは自分が希ちゃんの上に座りたいだけでしょ?」

海未「え?そうなんでちゅか?」

穂乃果「え?」

海未「え?」

真姫「あっ」

海未「違っ」

穂乃果「今のって…」

海未「あの…」

ガチャ

ことり「お疲れ様で~す」

穂乃果「あっ!ことりちゃん。見て見て?猫ちゃん」

ことり「あっ!部室に居たんだね」

絵里「え?ことりは何か知ってるの?」

ことり「校舎の前に捨てられてたからとりあえずお母さんの部屋で預かって貰ってたんだけどね。理事長室から出てきちゃったんだね」

希「なるほど。そう言う事やったんやね。にゃんちゃん良かったなぁ」

ことり「うん。今校内で飼い主を募集しててね」

真姫「そうなの?部室で飼うとかは…」

海未「それはいい考えです」

凛「凛も賛成にゃ…クシュン」

花陽「でも、アレルギーが…」

ことり「それはだめだよ。夜は誰がお世話するの?」

真姫「あっ…」

海未「…確かに」

穂乃果「ん~、穂乃果ん家は無理だし」

希「ウチも飼いたいのは山々だけど」

絵里「私も…無理かも」

にこ「私は何故か嫌われてるし」

ガチャ

理事長「ちょっと、いいかしら?」

穂乃果「あっ!理事長」

理事長「誰かこの猫ちゃんを…あら?」

穂乃果「え?」

希「もう…居るんやけど…」

理事長「え?」

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